JPH08125412A - 伝送線路,及びその製造方法 - Google Patents
伝送線路,及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH08125412A JPH08125412A JP6253631A JP25363194A JPH08125412A JP H08125412 A JPH08125412 A JP H08125412A JP 6253631 A JP6253631 A JP 6253631A JP 25363194 A JP25363194 A JP 25363194A JP H08125412 A JPH08125412 A JP H08125412A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission line
- dielectric
- manufacturing
- groove
- metal film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P3/00—Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
- H01P3/02—Waveguides; Transmission lines of the waveguide type with two longitudinal conductors
- H01P3/08—Microstrips; Strip lines
- H01P3/081—Microstriplines
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L23/00—Details of semiconductor or other solid state devices
- H01L23/58—Structural electrical arrangements for semiconductor devices not otherwise provided for, e.g. in combination with batteries
- H01L23/64—Impedance arrangements
- H01L23/66—High-frequency adaptations
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P3/00—Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
- H01P3/02—Waveguides; Transmission lines of the waveguide type with two longitudinal conductors
- H01P3/08—Microstrips; Strip lines
- H01P3/088—Stacked transmission lines
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2223/00—Details relating to semiconductor or other solid state devices covered by the group H01L23/00
- H01L2223/58—Structural electrical arrangements for semiconductor devices not otherwise provided for
- H01L2223/64—Impedance arrangements
- H01L2223/66—High-frequency adaptations
- H01L2223/6605—High-frequency electrical connections
- H01L2223/6616—Vertical connections, e.g. vias
- H01L2223/6622—Coaxial feed-throughs in active or passive substrates
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2223/00—Details relating to semiconductor or other solid state devices covered by the group H01L23/00
- H01L2223/58—Structural electrical arrangements for semiconductor devices not otherwise provided for
- H01L2223/64—Impedance arrangements
- H01L2223/66—High-frequency adaptations
- H01L2223/6605—High-frequency electrical connections
- H01L2223/6627—Waveguides, e.g. microstrip line, strip line, coplanar line
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/161—Cap
- H01L2924/1615—Shape
- H01L2924/16152—Cap comprising a cavity for hosting the device, e.g. U-shaped cap
- H01L2924/1617—Cavity coating
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/19—Details of hybrid assemblies other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/1901—Structure
- H01L2924/1903—Structure including wave guides
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/30—Technical effects
- H01L2924/301—Electrical effects
- H01L2924/3011—Impedance
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Waveguides (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高アイソレーションを有するマイクロ/ミリ
波集積回路用伝送線路を提供する。 【構成】 誘電体基板もしくは半絶縁性基板1上に、溝
10,10aを設け、該溝内に第1の金属膜4によるサ
イドグランドウォールを形成し、この中に第1の埋め込
み誘電体5を埋め込んだ後、上部に導体線路3を形成す
る。 【効果】 電磁波の閉じ込め効果に極めて優れた構造が
得られ、近傍に設置された他の線路との電磁波干渉が非
常に小さい。よって、線路を高密度形成することがで
き、小型、軽量マイクロ波/ミリ波集積回路を得ること
ができる。又、超高周波で使用する際の電磁波高次モー
ドの発生は、上記埋め込み誘電体厚を制御することによ
り基板1の厚みは任意のままで回避できるので、集積回
路の製造歩留り及び信頼性を向上させることができる。
波集積回路用伝送線路を提供する。 【構成】 誘電体基板もしくは半絶縁性基板1上に、溝
10,10aを設け、該溝内に第1の金属膜4によるサ
イドグランドウォールを形成し、この中に第1の埋め込
み誘電体5を埋め込んだ後、上部に導体線路3を形成す
る。 【効果】 電磁波の閉じ込め効果に極めて優れた構造が
得られ、近傍に設置された他の線路との電磁波干渉が非
常に小さい。よって、線路を高密度形成することがで
き、小型、軽量マイクロ波/ミリ波集積回路を得ること
ができる。又、超高周波で使用する際の電磁波高次モー
ドの発生は、上記埋め込み誘電体厚を制御することによ
り基板1の厚みは任意のままで回避できるので、集積回
路の製造歩留り及び信頼性を向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は伝送線路に関し、特に
マイクロ波/ミリ波集積回路用の高アイソレーションを
有する伝送線路に関するものである。
マイクロ波/ミリ波集積回路用の高アイソレーションを
有する伝送線路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図42は従来のマイクロ波ミリ波集積回
路用の伝送線路を示したもので、ここで、例として一般
的に良く用いられるマイクロストリップ線路を挙げてい
る。図42において、1は誘電体もしくは半絶縁性半導
体基板、2は該基板1の裏面に形成された地導体、3は
上記基板1の表面上に形成されたマイクロストリップ導
体である。このように形成された伝送線路は、製造が容
易である長所を有するものの、開放構造をとっているた
め、電磁波の閉じ込め効果に乏しいものであった。
路用の伝送線路を示したもので、ここで、例として一般
的に良く用いられるマイクロストリップ線路を挙げてい
る。図42において、1は誘電体もしくは半絶縁性半導
体基板、2は該基板1の裏面に形成された地導体、3は
上記基板1の表面上に形成されたマイクロストリップ導
体である。このように形成された伝送線路は、製造が容
易である長所を有するものの、開放構造をとっているた
め、電磁波の閉じ込め効果に乏しいものであった。
【0003】図43は従来のマイクロ波ミリ波集積回路
用の伝送線路の問題点を説明するための模式図であり、
図中矢印は電界を示す。図43(a) に示すように、複数
の線路を近接して形成すると、該線路間で電磁波干渉、
いわゆるクロストークが発生することが知られている。
そこでマイクロ波/ミリ波集積回路の配線は、図43
(b) に示すように、線路3間の距離を充分にとって形成
することが一般的に行なわれている。
用の伝送線路の問題点を説明するための模式図であり、
図中矢印は電界を示す。図43(a) に示すように、複数
の線路を近接して形成すると、該線路間で電磁波干渉、
いわゆるクロストークが発生することが知られている。
そこでマイクロ波/ミリ波集積回路の配線は、図43
(b) に示すように、線路3間の距離を充分にとって形成
することが一般的に行なわれている。
【0004】また、マイクロストリップ線路は超高周波
帯になると電磁波高次モードが発生することが知られて
おり、この電磁波高次モードの発生を回避するために
は、基板厚,ストリップ導体幅を小さくする必要があ
る。しかしながら、例えば500GHZ帯においてはG
aAs基板の場合、基板厚を30μm以下にしなければ
ならないが、30μm以下の基板厚の製造は極めて困難
であり、また製作した場合でも集積回路の信頼性は著し
く劣化してしまう。
帯になると電磁波高次モードが発生することが知られて
おり、この電磁波高次モードの発生を回避するために
は、基板厚,ストリップ導体幅を小さくする必要があ
る。しかしながら、例えば500GHZ帯においてはG
aAs基板の場合、基板厚を30μm以下にしなければ
ならないが、30μm以下の基板厚の製造は極めて困難
であり、また製作した場合でも集積回路の信頼性は著し
く劣化してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイクロ波/ミ
リ波集積回路用伝送線路は以上のように構成されていた
ので、 複数の線路間を近接すると、電磁波干渉、いわゆるク
ロストークが生じ、これを避けようとすると、チップサ
イズが増大し、コストの上昇を招く、 超高周波帯の伝送線路として使用する際、電磁波高次
モードの発生を回避する為には基板厚を極めて薄くする
必要があり、これにより製造歩留り及び集積回路の信頼
性を著しく劣化させる、という問題点があった。
リ波集積回路用伝送線路は以上のように構成されていた
ので、 複数の線路間を近接すると、電磁波干渉、いわゆるク
ロストークが生じ、これを避けようとすると、チップサ
イズが増大し、コストの上昇を招く、 超高周波帯の伝送線路として使用する際、電磁波高次
モードの発生を回避する為には基板厚を極めて薄くする
必要があり、これにより製造歩留り及び集積回路の信頼
性を著しく劣化させる、という問題点があった。
【0006】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、複数の線路間を近接して配置して
も電磁波干渉を生じることなく、又超高周波で使用する
場合でも基板厚は任意の厚みで電磁波高次モードの発生
を回避することができる高アイソレーションを有する伝
送線路、及びその製造方法を提供するものである。
めになされたもので、複数の線路間を近接して配置して
も電磁波干渉を生じることなく、又超高周波で使用する
場合でも基板厚は任意の厚みで電磁波高次モードの発生
を回避することができる高アイソレーションを有する伝
送線路、及びその製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高アイソ
レーションを有する伝送線路は、通常のマイクロストリ
ップが有する地導体に加えて側面にグランドウォールを
持つ構造とし、かつ伝送線路を構成する配線導体を、該
地導体に接して誘電体基板もしくは半絶縁性半導体基板
と同一の、または異なる誘電率を持つ電磁波閉じ込め用
誘電体の上に形成する構造とすることにより、電磁波の
閉じ込め効果に優れたものとし、かつ任意の基板厚で上
記電磁波閉じ込め用誘電体の厚さを制御することにより
電磁波高次モードの発生を回避するものとし、さらにマ
イクロ波/ミリ波の他のデバイスとの接続については、
従来の線路と同等に容易なものを得ることができるよう
にしたものである。
レーションを有する伝送線路は、通常のマイクロストリ
ップが有する地導体に加えて側面にグランドウォールを
持つ構造とし、かつ伝送線路を構成する配線導体を、該
地導体に接して誘電体基板もしくは半絶縁性半導体基板
と同一の、または異なる誘電率を持つ電磁波閉じ込め用
誘電体の上に形成する構造とすることにより、電磁波の
閉じ込め効果に優れたものとし、かつ任意の基板厚で上
記電磁波閉じ込め用誘電体の厚さを制御することにより
電磁波高次モードの発生を回避するものとし、さらにマ
イクロ波/ミリ波の他のデバイスとの接続については、
従来の線路と同等に容易なものを得ることができるよう
にしたものである。
【0008】即ち、この発明(請求項1)にかかる高ア
イソレーション伝送線路は、誘電体基板もしくは半絶縁
性基板上に配線導体を有してなる伝送線路において、上
記基板の主面に溝を形成し、該溝の底部,及び側面部の
各表面に第1の金属膜を形成し、上記溝内に上記第1の
金属膜に接して上記基板と同一の、または異なる誘電率
を持つ誘電体を埋め込み、該誘電体の最上部に配線導体
膜を形成し、上記基板の裏面に接地用金属膜を形成した
ものである。
イソレーション伝送線路は、誘電体基板もしくは半絶縁
性基板上に配線導体を有してなる伝送線路において、上
記基板の主面に溝を形成し、該溝の底部,及び側面部の
各表面に第1の金属膜を形成し、上記溝内に上記第1の
金属膜に接して上記基板と同一の、または異なる誘電率
を持つ誘電体を埋め込み、該誘電体の最上部に配線導体
膜を形成し、上記基板の裏面に接地用金属膜を形成した
ものである。
【0009】またこの発明(請求項2)にかかる高アイ
ソレーション伝送線路は、請求項1に記載の伝送線路に
おいて、上記溝の底部の表面に形成した第1の金属膜
を、上記基板の裏面から形成した貫通孔を介して接地し
たものである。
ソレーション伝送線路は、請求項1に記載の伝送線路に
おいて、上記溝の底部の表面に形成した第1の金属膜
を、上記基板の裏面から形成した貫通孔を介して接地し
たものである。
【0010】またこの発明(請求項3)にかかる伝送線
路は、請求項1記載の伝送線路において、1つの上記基
板上に、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線導体
からなる伝送線路を複数設け、上記基板の裏面に1つの
接地用金属膜を形成し、上記複数の各溝内に埋め込む誘
電体材料として、溝間で相互に異なる、2種類以上の誘
電体材料を設けたものである。
路は、請求項1記載の伝送線路において、1つの上記基
板上に、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線導体
からなる伝送線路を複数設け、上記基板の裏面に1つの
接地用金属膜を形成し、上記複数の各溝内に埋め込む誘
電体材料として、溝間で相互に異なる、2種類以上の誘
電体材料を設けたものである。
【0011】またこの発明(請求項4)にかかる伝送線
路は、請求項1に記載の伝送線路において、上記埋め込
み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体
を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面
に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記
第1の金属膜と接続したものである。
路は、請求項1に記載の伝送線路において、上記埋め込
み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体
を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面
に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記
第1の金属膜と接続したものである。
【0012】またこの発明(請求項5)にかかる伝送線
路は、請求項2記載の伝送線路において、上記埋め込み
誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を
形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に
接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記第
1の金属膜と接続したものである。
路は、請求項2記載の伝送線路において、上記埋め込み
誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を
形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に
接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記第
1の金属膜と接続したものである。
【0013】またこの発明(請求項6)にかかる伝送線
路は、請求項3に記載の伝送線路において、上記埋め込
み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体
を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面
に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記
第1の金属膜と接続したものである。
路は、請求項3に記載の伝送線路において、上記埋め込
み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体
を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面
に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記
第1の金属膜と接続したものである。
【0014】またこの発明(請求項7)にかかる伝送線
路は、請求項4ないし6のいずれかに記載の伝送線路に
おいて、上記第2の誘電体を空気層により置き換えたも
のである。
路は、請求項4ないし6のいずれかに記載の伝送線路に
おいて、上記第2の誘電体を空気層により置き換えたも
のである。
【0015】またこの発明(請求項8)にかかる伝送線
路は、請求項1に記載の伝送線路において、該伝送線路
の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上面部
の一部に変えて導電性を持つ誘電体を設け、該伝送線路
端部の導電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上記伝送線路
の特性インピーダンス値に一致させたものである。
路は、請求項1に記載の伝送線路において、該伝送線路
の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上面部
の一部に変えて導電性を持つ誘電体を設け、該伝送線路
端部の導電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上記伝送線路
の特性インピーダンス値に一致させたものである。
【0016】またこの発明(請求項9)にかかる伝送線
路は、請求項1に記載の伝送線路において、上記溝内に
埋め込んだ誘電体の上面部の一部に代えて金属を設け、
該伝送線路端部の金属部により、上記配線導体膜と上記
第1の金属膜を電気的に短絡させたものである。
路は、請求項1に記載の伝送線路において、上記溝内に
埋め込んだ誘電体の上面部の一部に代えて金属を設け、
該伝送線路端部の金属部により、上記配線導体膜と上記
第1の金属膜を電気的に短絡させたものである。
【0017】またこの発明(請求項10)にかかる伝送
線路は、請求項1に記載の伝送線路において、上記配線
導体膜の長さを上記溝の長さよりも短くしたものであ
る。
線路は、請求項1に記載の伝送線路において、上記配線
導体膜の長さを上記溝の長さよりも短くしたものであ
る。
【0018】またこの発明(請求項11)にかかる伝送
線路は、請求項1に記載の伝送線路において、上記溝,
第1の金属膜,誘電体,及び配線金属膜をT型に分岐さ
せたものである。
線路は、請求項1に記載の伝送線路において、上記溝,
第1の金属膜,誘電体,及び配線金属膜をT型に分岐さ
せたものである。
【0019】またこの発明(請求項12)にかかる伝送
線路は、請求項1に記載の伝送線路において、その近傍
に配置したマイクロストリップ線路と、それとの間に、
1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は埋め込
み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマイクロス
トリップ線路の特性インピーダンス)なる特性インピー
ダンスを持つマイクロストリップ線路を介して、接続し
たものである。
線路は、請求項1に記載の伝送線路において、その近傍
に配置したマイクロストリップ線路と、それとの間に、
1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は埋め込
み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマイクロス
トリップ線路の特性インピーダンス)なる特性インピー
ダンスを持つマイクロストリップ線路を介して、接続し
たものである。
【0020】またこの発明(請求項13)にかかる伝送
線路は、請求項1に記載の伝送線路において、上記溝の
内部に埋め込んだ上記誘電体を、均一に導電性を持つも
のとしたものである。
線路は、請求項1に記載の伝送線路において、上記溝の
内部に埋め込んだ上記誘電体を、均一に導電性を持つも
のとしたものである。
【0021】またこの発明(請求項14)に係る伝送線
路は、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に配線導体を
有してなる伝送線路において、上記基板の主面上に金属
層を形成し、上記金属層の表面に溝を形成し、上記溝内
に上記基板と同一の、または異なる誘電率を持つ誘電体
を埋め込み、該誘電体の上面に配線用導体膜を形成した
ものである。
路は、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に配線導体を
有してなる伝送線路において、上記基板の主面上に金属
層を形成し、上記金属層の表面に溝を形成し、上記溝内
に上記基板と同一の、または異なる誘電率を持つ誘電体
を埋め込み、該誘電体の上面に配線用導体膜を形成した
ものである。
【0022】またこの発明(請求項15)にかかる伝送
線路は、請求項14記載の伝送線路において、上記基板
の上部に形成した金属層を、該基板の裏面から形成した
貫通孔を介して接地したものである。
線路は、請求項14記載の伝送線路において、上記基板
の上部に形成した金属層を、該基板の裏面から形成した
貫通孔を介して接地したものである。
【0023】またこの発明(請求項16)にかかる伝送
線路は、請求項14記載の伝送線路において、1つの上
記金属層内に、上記溝,誘電体,及び配線導体からなる
伝送線路を複数設け、上記基板の裏面に1つの接地用金
属膜を形成し、上記複数の各溝内に埋め込む誘電体材料
として、溝間で相互に異なる、2種類以上の誘電体材料
を設けたものである。
線路は、請求項14記載の伝送線路において、1つの上
記金属層内に、上記溝,誘電体,及び配線導体からなる
伝送線路を複数設け、上記基板の裏面に1つの接地用金
属膜を形成し、上記複数の各溝内に埋め込む誘電体材料
として、溝間で相互に異なる、2種類以上の誘電体材料
を設けたものである。
【0024】またこの発明(請求項17)にかかる伝送
線路は、請求項14記載の伝送線路において、上記埋め
込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電
体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表
面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上
記金属層と接続したものである。
線路は、請求項14記載の伝送線路において、上記埋め
込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電
体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表
面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上
記金属層と接続したものである。
【0025】またこの発明(請求項18)にかかる伝送
線路は、請求項15記載の伝送線路において、上記埋め
込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電
体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表
面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上
記金属層と接続したものである。
線路は、請求項15記載の伝送線路において、上記埋め
込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電
体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表
面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上
記金属層と接続したものである。
【0026】またこの発明(請求項19)にかかる伝送
線路は、請求項16記載の伝送線路において、上記埋め
込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電
体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表
面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上
記金属層と接続したものである。
線路は、請求項16記載の伝送線路において、上記埋め
込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電
体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表
面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上
記金属層と接続したものである。
【0027】またこの発明(請求項20)にかかる伝送
線路は、請求項17ないし19のいずれかに記載の伝送
線路において、上記第2の誘電体を空気層により置き換
えたものである。
線路は、請求項17ないし19のいずれかに記載の伝送
線路において、上記第2の誘電体を空気層により置き換
えたものである。
【0028】またこの発明(請求項21)にかかる伝送
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、該伝送
線路の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上
面部の一部に代えて導電性を持つ誘電体を設け、該伝送
線路端部の導電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上記伝送
線路の特性インピーダンス値に一致させたものである。
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、該伝送
線路の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上
面部の一部に代えて導電性を持つ誘電体を設け、該伝送
線路端部の導電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上記伝送
線路の特性インピーダンス値に一致させたものである。
【0029】またこの発明(請求項22)にかかる伝送
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、該伝送
線路の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上
面部の一部に代えて金属を設け、該伝送線路端部の金属
部により、上記配線金属膜と上記金属層を電気的に短絡
させたものである。
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、該伝送
線路の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上
面部の一部に代えて金属を設け、該伝送線路端部の金属
部により、上記配線金属膜と上記金属層を電気的に短絡
させたものである。
【0030】またこの発明(請求項23)にかかる伝送
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、上記配
線金属膜の長さを上記溝の長さよりも短くしたものであ
る。
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、上記配
線金属膜の長さを上記溝の長さよりも短くしたものであ
る。
【0031】またこの発明(請求項24)にかかる伝送
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、上記
溝,誘電体,及び配線金属膜をT型に分岐させたもので
ある。
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、上記
溝,誘電体,及び配線金属膜をT型に分岐させたもので
ある。
【0032】またこの発明(請求項25)にかかる伝送
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、その近
傍に配置したマイクロストリップ線路と、それとの間
に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は埋
め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマイク
ロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特性イン
ピーダンスを持つマイクロストリップ線路を介して、接
続したものである。
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、その近
傍に配置したマイクロストリップ線路と、それとの間
に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は埋
め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマイク
ロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特性イン
ピーダンスを持つマイクロストリップ線路を介して、接
続したものである。
【0033】またこの発明(請求項26)にかかる伝送
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、上記溝
の内部に設置した上記誘電体を、均一に導電性を持つも
のとしたものである。
線路は、請求項14に記載の伝送線路において、上記溝
の内部に設置した上記誘電体を、均一に導電性を持つも
のとしたものである。
【0034】またこの発明(請求項27)にかかる伝送
線路の製造方法は、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上
に配線導体を有してなる伝送線路を製造する方法におい
て、上記基板の主面に溝を形成する工程と、該溝の底
部、側面部の各表面に第1の金属膜を形成する工程と、
上記溝内に上記第1の金属膜に接して上記基板と同一の
または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程と、該
誘電体の最上部に配線導体膜を形成する工程と、上記基
板の裏面に接地用金属膜を形成する工程とを含むものと
したものである。
線路の製造方法は、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上
に配線導体を有してなる伝送線路を製造する方法におい
て、上記基板の主面に溝を形成する工程と、該溝の底
部、側面部の各表面に第1の金属膜を形成する工程と、
上記溝内に上記第1の金属膜に接して上記基板と同一の
または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程と、該
誘電体の最上部に配線導体膜を形成する工程と、上記基
板の裏面に接地用金属膜を形成する工程とを含むものと
したものである。
【0035】またこの発明(請求項28)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項27記載の伝送線路の製造方
法において、上記溝の底部の表面に形成した第1の金属
膜を、上記基板の裏面から形成した貫通孔を介して接地
する工程を含むものとしたものである。
線路の製造方法は、請求項27記載の伝送線路の製造方
法において、上記溝の底部の表面に形成した第1の金属
膜を、上記基板の裏面から形成した貫通孔を介して接地
する工程を含むものとしたものである。
【0036】またこの発明(請求項29)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項27記載の伝送線路の製造方
法において、1つの上記基板上に、上記溝,第1の金属
膜,誘電体,及び配線導体からなる伝送線路を複数形成
する工程と、上記基板の裏面に1つの接地用金属膜を形
成する工程と、上記複数の各溝に溝間で相互に異なる誘
電体材料を埋め込む工程とを含むものとしたものであ
る。
線路の製造方法は、請求項27記載の伝送線路の製造方
法において、1つの上記基板上に、上記溝,第1の金属
膜,誘電体,及び配線導体からなる伝送線路を複数形成
する工程と、上記基板の裏面に1つの接地用金属膜を形
成する工程と、上記複数の各溝に溝間で相互に異なる誘
電体材料を埋め込む工程とを含むものとしたものであ
る。
【0037】またこの発明(請求項30)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項27記載の伝送線路の製造方
法において、上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接し
てその上に第2の誘電体を形成する工程と、該第2の誘
電体の上部,及び側面部の各表面に接して第2の金属膜
を、上記第1の金属膜と接続されるよう形成する工程と
を含むものとしたものである。
線路の製造方法は、請求項27記載の伝送線路の製造方
法において、上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接し
てその上に第2の誘電体を形成する工程と、該第2の誘
電体の上部,及び側面部の各表面に接して第2の金属膜
を、上記第1の金属膜と接続されるよう形成する工程と
を含むものとしたものである。
【0038】またこの発明(請求項31)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に
埋め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、
該除去した部分に、その抵抗分が上記伝送線路の特性イ
ンピーダンス値と一致する導電性を持つ誘電体を埋め込
む工程とを含むものとしたものである。
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に
埋め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、
該除去した部分に、その抵抗分が上記伝送線路の特性イ
ンピーダンス値と一致する導電性を持つ誘電体を埋め込
む工程とを含むものとしたものである。
【0039】またこの発明(請求項32)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に
埋め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、
該除去した部分に、上記配線導体膜と上記第1の金属膜
を電気的に短絡させる金属を埋め込む工程とを含むもの
としたものである。
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に
埋め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、
該除去した部分に、上記配線導体膜と上記第1の金属膜
を電気的に短絡させる金属を埋め込む工程とを含むもの
としたものである。
【0040】またこの発明(請求項33)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、上記誘電体の最上部に配線導体膜を形成
する工程は、上記誘電体の最上部に上記溝の長さより短
い配線導体膜を形成する工程とするものである。
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、上記誘電体の最上部に配線導体膜を形成
する工程は、上記誘電体の最上部に上記溝の長さより短
い配線導体膜を形成する工程とするものである。
【0041】またこの発明(請求項34)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配
線導体膜を形成する工程は、上記溝,第1の金属膜,誘
電体,及び配線導体膜をT型に形成する工程とするもの
である。
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配
線導体膜を形成する工程は、上記溝,第1の金属膜,誘
電体,及び配線導体膜をT型に形成する工程とするもの
である。
【0042】またこの発明(請求項35)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、その近傍に配置されたマイクロストリッ
プ線路と、それとの間に、1/4λの線路長でZc=√
Z01×Z02(Z01は埋め込み誘電体線路の特性インピー
ダンス、Z02はマイクロストリップ線路の特性インピー
ダンス)なる特性インピーダンスを持つマイクロストリ
ップ線路を形成し、該線路を介して接続する工程を含む
ものとしたものである。
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、その近傍に配置されたマイクロストリッ
プ線路と、それとの間に、1/4λの線路長でZc=√
Z01×Z02(Z01は埋め込み誘電体線路の特性インピー
ダンス、Z02はマイクロストリップ線路の特性インピー
ダンス)なる特性インピーダンスを持つマイクロストリ
ップ線路を形成し、該線路を介して接続する工程を含む
ものとしたものである。
【0043】またこの発明(請求項36)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、上記溝内に上記第1の金属膜に接して上
記基板と同一のまたは異なる誘電率を持つ誘電体を埋め
込む工程は、上記溝内に上記第1の金属膜に接して均一
に導電性を持つ誘電体を埋め込む工程とするものであ
る。
線路の製造方法は、請求項27に記載の伝送線路の製造
方法において、上記溝内に上記第1の金属膜に接して上
記基板と同一のまたは異なる誘電率を持つ誘電体を埋め
込む工程は、上記溝内に上記第1の金属膜に接して均一
に導電性を持つ誘電体を埋め込む工程とするものであ
る。
【0044】またこの発明(請求項37)にかかる伝送
線路の製造方法は、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上
に配線導体を有してなる伝送線路を製造する方法におい
て、上記基板の主面上に金属層を形成する工程と、該金
属層の表面に溝を形成する工程と、該溝内に上記基板と
同一または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程
と、該誘電体の最上部に配線用導体膜を形成する工程
と、上記基板の裏面に接地用金属膜を形成する工程とを
含むものとしたものである。
線路の製造方法は、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上
に配線導体を有してなる伝送線路を製造する方法におい
て、上記基板の主面上に金属層を形成する工程と、該金
属層の表面に溝を形成する工程と、該溝内に上記基板と
同一または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程
と、該誘電体の最上部に配線用導体膜を形成する工程
と、上記基板の裏面に接地用金属膜を形成する工程とを
含むものとしたものである。
【0045】またこの発明(請求項38)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項37記載の伝送線路の製造方
法において、上記基板の上部に形成した金属層を、該基
板の裏面から形成した貫通孔を介して接地する工程を含
むものとしたものである。
線路の製造方法は、請求項37記載の伝送線路の製造方
法において、上記基板の上部に形成した金属層を、該基
板の裏面から形成した貫通孔を介して接地する工程を含
むものとしたものである。
【0046】またこの発明(請求項39)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項37記載の伝送線路の製造方
法において、1つの上記基板上に、上記溝,誘電体,及
び配線導体からなる伝送線路を複数形成する工程と、上
記基板の裏面に1つの接地用金属膜を形成する工程と、
上記複数の各溝に溝間で相互に異なる誘電体材料を埋め
込む工程とを含むものとしたものである。
線路の製造方法は、請求項37記載の伝送線路の製造方
法において、1つの上記基板上に、上記溝,誘電体,及
び配線導体からなる伝送線路を複数形成する工程と、上
記基板の裏面に1つの接地用金属膜を形成する工程と、
上記複数の各溝に溝間で相互に異なる誘電体材料を埋め
込む工程とを含むものとしたものである。
【0047】またこの発明(請求項40)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項37記載の伝送線路の製造方
法において、上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接し
てその上に第2の誘電体を形成する工程と、該第2の誘
電体の上部,及び側面部の各表面に接して第2の金属膜
を、上記金属層と接続されるよう形成する工程とを含む
ものとしたものである。
線路の製造方法は、請求項37記載の伝送線路の製造方
法において、上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接し
てその上に第2の誘電体を形成する工程と、該第2の誘
電体の上部,及び側面部の各表面に接して第2の金属膜
を、上記金属層と接続されるよう形成する工程とを含む
ものとしたものである。
【0048】またこの発明(請求項41)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に
埋め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、
該除去した部分に、その抵抗分が上記伝送線路の特性イ
ンピーダンス値と一致する導電性を持つ誘電体を埋め込
む工程とを含むものとしたものである。
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に
埋め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、
該除去した部分に、その抵抗分が上記伝送線路の特性イ
ンピーダンス値と一致する導電性を持つ誘電体を埋め込
む工程とを含むものとしたものである。
【0049】またこの発明(請求項42)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に
埋め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、
該除去した部分に、上記配線導体膜と上記金属層を電気
的に短絡させる金属を埋め込む工程とを含むものとした
ものである。
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に
埋め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、
該除去した部分に、上記配線導体膜と上記金属層を電気
的に短絡させる金属を埋め込む工程とを含むものとした
ものである。
【0050】またこの発明(請求項43)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、上記誘電体の最上部に配線金属膜を形成
する工程は、上記誘電体の最上部に上記溝の長さよりも
短い配線金属膜を形成する工程とするものである。
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、上記誘電体の最上部に配線金属膜を形成
する工程は、上記誘電体の最上部に上記溝の長さよりも
短い配線金属膜を形成する工程とするものである。
【0051】またこの発明(請求項44)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、上記溝,誘電体,及び配線導体膜を形成
する工程は、上記溝,誘電体,及び配線導体膜をT型に
形成する工程とするものである。
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、上記溝,誘電体,及び配線導体膜を形成
する工程は、上記溝,誘電体,及び配線導体膜をT型に
形成する工程とするものである。
【0052】またこの発明(請求項45)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、その近傍に配置されたマイクロストリッ
プ線路と、それとの間に、1/4λの線路長でZc=√
Z01×Z02(Z01は埋め込み誘電体線路の特性インピー
ダンス、Z02はマイクロストリップ線路の特性インピー
ダンス)なる特性インピーダンスを持つマイクロストリ
ップ線路を形成し、該線路を介して接続する工程を含む
ものとしたものである。
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、その近傍に配置されたマイクロストリッ
プ線路と、それとの間に、1/4λの線路長でZc=√
Z01×Z02(Z01は埋め込み誘電体線路の特性インピー
ダンス、Z02はマイクロストリップ線路の特性インピー
ダンス)なる特性インピーダンスを持つマイクロストリ
ップ線路を形成し、該線路を介して接続する工程を含む
ものとしたものである。
【0053】またこの発明(請求項46)にかかる伝送
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、上記溝内に上記基板と同一または異なる
誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程は、上記溝内に均一
に導電性を持つ誘電体を埋め込む工程とするものであ
る。
線路の製造方法は、請求項37に記載の伝送線路の製造
方法において、上記溝内に上記基板と同一または異なる
誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程は、上記溝内に均一
に導電性を持つ誘電体を埋め込む工程とするものであ
る。
【0054】
【作用】この発明(請求項1)においては、誘電体基板
もしくは半絶縁性基板上に配線導体を有してなる伝送線
路において、上記基板の主面に溝を形成し、該溝の底
部,及び側面部の各表面に第1の金属膜を形成し、上記
溝内に上記第1の金属膜に接して上記基板と同一の、ま
たは異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込み、該誘電体の
最上部に配線導体膜を形成し、上記基板の裏面に接地用
金属膜を形成したので、サイドグランドウォールが電磁
界の横方向への漏洩を防ぐこととなり、これにより隣合
う線路間の距離を極めて小さくでき、なおかつ上記埋め
込み誘電体厚を制御することにより、基板厚は任意のま
ま電磁波高次モードの発生を回避することができる。
もしくは半絶縁性基板上に配線導体を有してなる伝送線
路において、上記基板の主面に溝を形成し、該溝の底
部,及び側面部の各表面に第1の金属膜を形成し、上記
溝内に上記第1の金属膜に接して上記基板と同一の、ま
たは異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込み、該誘電体の
最上部に配線導体膜を形成し、上記基板の裏面に接地用
金属膜を形成したので、サイドグランドウォールが電磁
界の横方向への漏洩を防ぐこととなり、これにより隣合
う線路間の距離を極めて小さくでき、なおかつ上記埋め
込み誘電体厚を制御することにより、基板厚は任意のま
ま電磁波高次モードの発生を回避することができる。
【0055】またこの発明(請求項2)においては、上
記請求項1に記載の伝送線路において、上記溝の底部の
表面に形成した第1の金属膜を、上記基板の裏面から形
成した貫通孔を介して接地したので、理想的なグラウン
ド特性が得られる。
記請求項1に記載の伝送線路において、上記溝の底部の
表面に形成した第1の金属膜を、上記基板の裏面から形
成した貫通孔を介して接地したので、理想的なグラウン
ド特性が得られる。
【0056】またこの発明(請求項3)においては、請
求項1記載の伝送線路において、1つの上記基板上に、
上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線導体からなる
伝送線路を複数設け、上記基板の裏面に1つの接地用金
属膜を形成し、上記複数の各溝内に埋め込む誘電体材料
として、溝間で相互に異なる、2種類以上の誘電体材料
を設けたので、これにより線路特性の異なる伝送線路
を、線路間距離を極めて小さく設けることができる。
求項1記載の伝送線路において、1つの上記基板上に、
上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線導体からなる
伝送線路を複数設け、上記基板の裏面に1つの接地用金
属膜を形成し、上記複数の各溝内に埋め込む誘電体材料
として、溝間で相互に異なる、2種類以上の誘電体材料
を設けたので、これにより線路特性の異なる伝送線路
を、線路間距離を極めて小さく設けることができる。
【0057】またこの発明(請求項4)においては、請
求項1に記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電
体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成
し、該第2の誘電体の上部,及び側面部ノ各表面に接し
て第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記第1の
金属膜と接続したので、該伝送線路は該金属膜により密
閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーションが
得られ、伝送効率を良くすることができる。
求項1に記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電
体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成
し、該第2の誘電体の上部,及び側面部ノ各表面に接し
て第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記第1の
金属膜と接続したので、該伝送線路は該金属膜により密
閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーションが
得られ、伝送効率を良くすることができる。
【0058】またこの発明(請求項5)においては、請
求項2記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電体,
及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成し、
該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接して第
2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記第1の金属
膜と接続したので、理想的なグラウンド特性の状態で、
電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより良く防ぐこと
となり、これにより高アイソレーションが得られ、伝送
効率を良くすることができる。
求項2記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電体,
及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成し、
該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接して第
2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記第1の金属
膜と接続したので、理想的なグラウンド特性の状態で、
電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより良く防ぐこと
となり、これにより高アイソレーションが得られ、伝送
効率を良くすることができる。
【0059】またこの発明(請求項6)においては、請
求項3に記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電
体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成
し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接し
て第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記第1の
金属膜と接続したので、該伝送線路は該金属膜により密
閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーションが
得られ、線路特性の異なる伝送線路の各々の伝送効率も
よくすることができる。
求項3に記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電
体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成
し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接し
て第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記第1の
金属膜と接続したので、該伝送線路は該金属膜により密
閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーションが
得られ、線路特性の異なる伝送線路の各々の伝送効率も
よくすることができる。
【0060】またこの発明(請求項7)においては、請
求項4ないし6のいずれかに記載の伝送線路において、
上記第2の誘電体を空気層により置き換えたので、該伝
送線路は誘電率が小さくなり電磁波の減衰を小さくする
ことができる。
求項4ないし6のいずれかに記載の伝送線路において、
上記第2の誘電体を空気層により置き換えたので、該伝
送線路は誘電率が小さくなり電磁波の減衰を小さくする
ことができる。
【0061】またこの発明(請求項8)においては、請
求項1に記載の伝送線路において、該伝送線路の端部に
おいて、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上面部の一部に
変えて導電性を持つ誘電体を設け、該伝送線路端部の導
電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上記伝送線路の特性イ
ンピーダンス値に一致させたので、超高周波伝送線路用
終端抵抗を構成している伝送線路を得ることができる。
求項1に記載の伝送線路において、該伝送線路の端部に
おいて、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上面部の一部に
変えて導電性を持つ誘電体を設け、該伝送線路端部の導
電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上記伝送線路の特性イ
ンピーダンス値に一致させたので、超高周波伝送線路用
終端抵抗を構成している伝送線路を得ることができる。
【0062】またこの発明(請求項9)においては、請
求項1に記載の伝送線路において、上記溝内に埋め込ん
だ誘電体の上面部の一部に代えて金属を設け、該伝送線
路端部の金属部により、上記配線導体膜と上記第1の金
属膜を電気的に短絡させたので、超高周波伝送線路用シ
ョート回路を構成している伝送線路を得ることができ
る。
求項1に記載の伝送線路において、上記溝内に埋め込ん
だ誘電体の上面部の一部に代えて金属を設け、該伝送線
路端部の金属部により、上記配線導体膜と上記第1の金
属膜を電気的に短絡させたので、超高周波伝送線路用シ
ョート回路を構成している伝送線路を得ることができ
る。
【0063】またこの発明(請求項10)においては、
請求項1に記載の伝送線路において、上記配線導体膜の
長さを上記溝の長さよりも短くしたので、超高周波用伝
送線路オープンスタブを構成している伝送線路を得るこ
とができる。
請求項1に記載の伝送線路において、上記配線導体膜の
長さを上記溝の長さよりも短くしたので、超高周波用伝
送線路オープンスタブを構成している伝送線路を得るこ
とができる。
【0064】またこの発明(請求項11)においては、
請求項1に記載の伝送線路において、上記溝,第1の金
属膜,誘電体,及び配線金属膜をT型に分岐させたの
で、T型分岐回路を構成している伝送線路を得ることが
できる。
請求項1に記載の伝送線路において、上記溝,第1の金
属膜,誘電体,及び配線金属膜をT型に分岐させたの
で、T型分岐回路を構成している伝送線路を得ることが
できる。
【0065】またこの発明(請求項12)においては、
請求項1に記載の伝送線路において、その近傍に配置し
たマイクロストリップ線路と、それとの間に、1/4λ
の線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は埋め込み誘電体
線路の特性インピーダンス、Z02はマイクロストリップ
線路の特性インピーダンス)なる特性インピーダンスを
持つマイクロストリップ線路を介して、接続したので、
線路インピーダンス整合回路を構成している伝送線路を
得ることができる。
請求項1に記載の伝送線路において、その近傍に配置し
たマイクロストリップ線路と、それとの間に、1/4λ
の線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は埋め込み誘電体
線路の特性インピーダンス、Z02はマイクロストリップ
線路の特性インピーダンス)なる特性インピーダンスを
持つマイクロストリップ線路を介して、接続したので、
線路インピーダンス整合回路を構成している伝送線路を
得ることができる。
【0066】またこの発明(請求項13)においては、
請求項1に記載の伝送線路において、上記溝の内部に埋
め込んだ上記誘電体を、均一に導電性を持つものとした
ので、超高周波用線路型減衰器を構成する伝送線路を得
ることができる。
請求項1に記載の伝送線路において、上記溝の内部に埋
め込んだ上記誘電体を、均一に導電性を持つものとした
ので、超高周波用線路型減衰器を構成する伝送線路を得
ることができる。
【0067】またこの発明(請求項14)においては、
誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に配線導体を有して
なる伝送線路において、上記基板の主面上に金属層を形
成し、上記金属層の表面に溝を形成し、上記溝内に上記
基板と同一の、または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め
込み、該誘電体の上面に配線用導体膜を形成したので、
上記金属層に設けた溝側面部が電磁界の横方向への漏洩
を防ぐこととなり、これにより隣合う線路間の距離を極
めて小さくでき、なおかつ上記電磁波閉じ込め用誘電体
厚を制御することにより基板厚は任意のまま、電磁波高
次モードの発生を回避することができる。
誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に配線導体を有して
なる伝送線路において、上記基板の主面上に金属層を形
成し、上記金属層の表面に溝を形成し、上記溝内に上記
基板と同一の、または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め
込み、該誘電体の上面に配線用導体膜を形成したので、
上記金属層に設けた溝側面部が電磁界の横方向への漏洩
を防ぐこととなり、これにより隣合う線路間の距離を極
めて小さくでき、なおかつ上記電磁波閉じ込め用誘電体
厚を制御することにより基板厚は任意のまま、電磁波高
次モードの発生を回避することができる。
【0068】またこの発明(請求項15)においては、
請求項14記載の伝送線路において、上記基板の上部に
形成した金属層を、該基板の裏面から形成した貫通孔を
介して接地したので、理想的なグラウンド特性が得られ
る。
請求項14記載の伝送線路において、上記基板の上部に
形成した金属層を、該基板の裏面から形成した貫通孔を
介して接地したので、理想的なグラウンド特性が得られ
る。
【0069】またこの発明(請求項16)においては、
請求項14記載の伝送線路において、1つの上記金属層
内に、上記溝,誘電体,及び配線導体からなる伝送線路
を複数設け、上記基板の裏面に1つの接地用金属膜を形
成し、上記複数の各溝内に埋め込む誘電体材料として、
溝間で相互に異なる、2種類以上の誘電体材料を設けた
ので、これにより線路特性の異なる伝送線路を、線路間
距離を極めて小さく設けることができる。
請求項14記載の伝送線路において、1つの上記金属層
内に、上記溝,誘電体,及び配線導体からなる伝送線路
を複数設け、上記基板の裏面に1つの接地用金属膜を形
成し、上記複数の各溝内に埋め込む誘電体材料として、
溝間で相互に異なる、2種類以上の誘電体材料を設けた
ので、これにより線路特性の異なる伝送線路を、線路間
距離を極めて小さく設けることができる。
【0070】またこの発明(請求項17)においては、
請求項14記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電
体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成
し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接し
て第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記金属層
と接続したので、該伝送線路は該第2の金属膜により密
閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーションが
得られ、伝送効率も良くすることができる。
請求項14記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電
体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成
し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接し
て第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記金属層
と接続したので、該伝送線路は該第2の金属膜により密
閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーションが
得られ、伝送効率も良くすることができる。
【0071】またこの発明(請求項18)においては、
請求項15記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電
体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成
し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接し
て第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記金属層
と接続したので、理想的なグラウンド特性の状態で、電
磁界の横方向及び上方向への漏洩をより良く防ぐことと
なり、これにより高アイソレーションが得られ、伝送効
率も良くすることができる。
請求項15記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電
体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成
し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接し
て第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記金属層
と接続したので、理想的なグラウンド特性の状態で、電
磁界の横方向及び上方向への漏洩をより良く防ぐことと
なり、これにより高アイソレーションが得られ、伝送効
率も良くすることができる。
【0072】またこの発明(請求項19)においては、
請求項16記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電
体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成
し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接し
て第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記金属層
と接続したので、該伝送線路は該第2の金属膜により密
閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーションが
得られ、線路特性の異なる伝送線路の各々の伝送効率も
よくすることができる。
請求項16記載の伝送線路において、上記埋め込み誘電
体,及び配線導体に接してその上に第2の誘電体を形成
し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接し
て第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を上記金属層
と接続したので、該伝送線路は該第2の金属膜により密
閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーションが
得られ、線路特性の異なる伝送線路の各々の伝送効率も
よくすることができる。
【0073】またこの発明(請求項20)においては、
請求項17ないし19のいずれかに記載の伝送線路にお
いて、上記第2の誘電体を空気層により置き換えたの
で、該伝送線路は誘電率が小さくなり電磁波の減衰を小
さくすることができる。
請求項17ないし19のいずれかに記載の伝送線路にお
いて、上記第2の誘電体を空気層により置き換えたの
で、該伝送線路は誘電率が小さくなり電磁波の減衰を小
さくすることができる。
【0074】またこの発明(請求項21)においては、
請求項14に記載の伝送線路において、該伝送線路の端
部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上面部の一
部に代えて導電性を持つ誘電体を設け、該伝送線路端部
の導電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上記伝送線路の特
性インピーダンス値に一致させたので、超高周波伝送線
路用終端抵抗を構成している伝送線路を得ることができ
る。
請求項14に記載の伝送線路において、該伝送線路の端
部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上面部の一
部に代えて導電性を持つ誘電体を設け、該伝送線路端部
の導電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上記伝送線路の特
性インピーダンス値に一致させたので、超高周波伝送線
路用終端抵抗を構成している伝送線路を得ることができ
る。
【0075】またこの発明(請求項22)においては、
請求項14に記載の伝送線路において、該伝送線路の端
部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上面部の一
部に代えて金属を設け、該伝送線路端部の金属部によ
り、上記配線金属膜と上記金属層を電気的に短絡させた
ので、超高周波伝送線路用ショート回路を構成している
伝送線路を得ることができる。
請求項14に記載の伝送線路において、該伝送線路の端
部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の上面部の一
部に代えて金属を設け、該伝送線路端部の金属部によ
り、上記配線金属膜と上記金属層を電気的に短絡させた
ので、超高周波伝送線路用ショート回路を構成している
伝送線路を得ることができる。
【0076】またこの発明(請求項23)においては、
請求項14に記載の伝送線路において、上記配線金属膜
の長さを上記溝の長さよりも短くしたので、超高周波用
伝送線路オープンスタブを構成している伝送線路を得る
ことができる。
請求項14に記載の伝送線路において、上記配線金属膜
の長さを上記溝の長さよりも短くしたので、超高周波用
伝送線路オープンスタブを構成している伝送線路を得る
ことができる。
【0077】またこの発明(請求項24)においては、
請求項14に記載の伝送線路において、上記溝,誘電
体,及び配線金属膜をT型に分岐させたので、T型分岐
回路を構成している伝送線路を得ることができる。
請求項14に記載の伝送線路において、上記溝,誘電
体,及び配線金属膜をT型に分岐させたので、T型分岐
回路を構成している伝送線路を得ることができる。
【0078】またこの発明(請求項25)においては、
請求項14に記載の伝送線路において、その近傍に配置
したマイクロストリップ線路と、それとの間に、1/4
λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は埋め込み誘電
体線路の特性インピーダンス、Z02はマイクロストリッ
プ線路の特性インピーダンス)なる特性インピーダンス
を持つマイクロストリップ線路を介して、接続したの
で、線路インピーダンス整合回路を構成している伝送線
路を得ることができる。
請求項14に記載の伝送線路において、その近傍に配置
したマイクロストリップ線路と、それとの間に、1/4
λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は埋め込み誘電
体線路の特性インピーダンス、Z02はマイクロストリッ
プ線路の特性インピーダンス)なる特性インピーダンス
を持つマイクロストリップ線路を介して、接続したの
で、線路インピーダンス整合回路を構成している伝送線
路を得ることができる。
【0079】またこの発明(請求項26)においては、
請求項14に記載の伝送線路において、上記溝の内部に
設置した上記誘電体を、均一に導電性を持つものとした
ので、超高周波用線路型減衰器を構成している伝送線路
を得ることができる。
請求項14に記載の伝送線路において、上記溝の内部に
設置した上記誘電体を、均一に導電性を持つものとした
ので、超高周波用線路型減衰器を構成している伝送線路
を得ることができる。
【0080】またこの発明(請求項27)にかかる製造
方法においては、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に
配線導体を有してなる伝送線路を製造する方法におい
て、上記基板の主面に溝を形成する工程と、該溝の底
部、側面部の各表面に第1の金属膜を形成する工程と、
上記溝内に上記第1の金属膜に接して上記基板と同一の
または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程と、該
誘電体の最上部に配線導体膜を形成する工程と、上記基
板の裏面に接地用金属膜を形成する工程とを含むものと
したので、サイドグランドウォールにより電磁界の横方
向への漏洩を防ぐことができ、これにより隣合う線路間
の距離を極めて小さくできる。なおかつ上記埋め込み誘
電体厚を制御することにより、基板厚は任意のまま電磁
波高次モードの発生を回避することができる高アイソレ
ーションを有する伝送線路を得ることができる。
方法においては、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に
配線導体を有してなる伝送線路を製造する方法におい
て、上記基板の主面に溝を形成する工程と、該溝の底
部、側面部の各表面に第1の金属膜を形成する工程と、
上記溝内に上記第1の金属膜に接して上記基板と同一の
または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程と、該
誘電体の最上部に配線導体膜を形成する工程と、上記基
板の裏面に接地用金属膜を形成する工程とを含むものと
したので、サイドグランドウォールにより電磁界の横方
向への漏洩を防ぐことができ、これにより隣合う線路間
の距離を極めて小さくできる。なおかつ上記埋め込み誘
電体厚を制御することにより、基板厚は任意のまま電磁
波高次モードの発生を回避することができる高アイソレ
ーションを有する伝送線路を得ることができる。
【0081】またこの発明(請求項28)にかかる製造
方法においては、請求項27記載の伝送線路の製造方法
において、上記溝の底部の表面に形成した第1の金属膜
を、上記基板の裏面から形成した貫通孔を介して接地す
る工程を含むものとしたので、理想的なグラウンド特性
の、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
方法においては、請求項27記載の伝送線路の製造方法
において、上記溝の底部の表面に形成した第1の金属膜
を、上記基板の裏面から形成した貫通孔を介して接地す
る工程を含むものとしたので、理想的なグラウンド特性
の、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
【0082】またこの発明(請求項29)にかかる製造
方法においては、請求項27記載の伝送線路の製造方法
において、1つの上記基板上に、上記溝,第1の金属
膜,誘電体,及び配線導体からなる伝送線路を複数形成
する工程と、上記基板の裏面に1つの接地用金属膜を形
成する工程と、上記複数の各溝に溝間で相互に異なる誘
電体材料を埋め込む工程とを含むものとしたので、線路
特性の異なる複数の伝送線路を、その線路間距離を極め
て小さく設けることができる、高アイソレーションを有
する伝送線路を得ることができる。
方法においては、請求項27記載の伝送線路の製造方法
において、1つの上記基板上に、上記溝,第1の金属
膜,誘電体,及び配線導体からなる伝送線路を複数形成
する工程と、上記基板の裏面に1つの接地用金属膜を形
成する工程と、上記複数の各溝に溝間で相互に異なる誘
電体材料を埋め込む工程とを含むものとしたので、線路
特性の異なる複数の伝送線路を、その線路間距離を極め
て小さく設けることができる、高アイソレーションを有
する伝送線路を得ることができる。
【0083】またこの発明(請求項30)にかかる製造
方法においては、請求項27記載の伝送線路の製造方法
において、上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接して
その上に第2の誘電体を形成する工程と、該第2の誘電
体の上部,及び側面部の各表面に接して第2の金属膜
を、上記第1の金属膜と接続されるよう形成する工程と
を含むものとしたので、該伝送線路は該第2の金属膜に
より密閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩
をより良く防ぐことができ、これにより伝送効率の良
い、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
方法においては、請求項27記載の伝送線路の製造方法
において、上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接して
その上に第2の誘電体を形成する工程と、該第2の誘電
体の上部,及び側面部の各表面に接して第2の金属膜
を、上記第1の金属膜と接続されるよう形成する工程と
を含むものとしたので、該伝送線路は該第2の金属膜に
より密閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩
をより良く防ぐことができ、これにより伝送効率の良
い、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
【0084】またこの発明(請求項31)にかかる製造
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に埋
め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、該
除去した部分に、その抵抗分が上記伝送線路の特性イン
ピーダンス値と一致する導電性を持つ誘電体を埋め込む
工程とを含むものとしたので、超高周波伝送線路用終端
抵抗を構成する、高アイソレーションを有する伝送線路
を得ることができる。
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に埋
め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、該
除去した部分に、その抵抗分が上記伝送線路の特性イン
ピーダンス値と一致する導電性を持つ誘電体を埋め込む
工程とを含むものとしたので、超高周波伝送線路用終端
抵抗を構成する、高アイソレーションを有する伝送線路
を得ることができる。
【0085】またこの発明(請求項32)にかかる製造
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に埋
め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、該
除去した部分に、上記配線導体膜と上記第1の金属膜を
電気的に短絡させる金属を埋め込む工程とを含むものと
したので、超高周波伝送線路用ショート回路を構成す
る、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に埋
め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、該
除去した部分に、上記配線導体膜と上記第1の金属膜を
電気的に短絡させる金属を埋め込む工程とを含むものと
したので、超高周波伝送線路用ショート回路を構成す
る、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
【0086】またこの発明(請求項33)にかかる製造
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、上記誘電体の最上部に配線導体膜を形成す
る工程は、上記誘電体の最上部に上記溝の長さより短い
配線導体膜を形成する工程としたので、超高周波用伝送
線路オープンスタブを構成する、高アイソレーションを
有する伝送線路を得ることができる。
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、上記誘電体の最上部に配線導体膜を形成す
る工程は、上記誘電体の最上部に上記溝の長さより短い
配線導体膜を形成する工程としたので、超高周波用伝送
線路オープンスタブを構成する、高アイソレーションを
有する伝送線路を得ることができる。
【0087】またこの発明(請求項34)にかかる製造
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線
導体膜を形成する工程は、上記溝,第1の金属膜,誘電
体,及び配線導体膜をT型に形成する工程としたので、
T型分岐回路を構成する、高アイソレーションを有する
伝送線路を得ることができる。
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線
導体膜を形成する工程は、上記溝,第1の金属膜,誘電
体,及び配線導体膜をT型に形成する工程としたので、
T型分岐回路を構成する、高アイソレーションを有する
伝送線路を得ることができる。
【0088】またこの発明(請求項35)にかかる製造
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、その近傍に配置されたマイクロストリップ
線路と、それとの間に、1/4λの線路長でZc=√Z
01×Z02(Z01は埋め込み誘電体線路の特性インピーダ
ンス、Z02はマイクロストリップ線路の特性インピーダ
ンス)なる特性インピーダンスを持つマイクロストリッ
プ線路を形成し、該線路を介して接続する工程を含むも
のとしたので、線路インピーダンス整合回路を構成す
る、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、その近傍に配置されたマイクロストリップ
線路と、それとの間に、1/4λの線路長でZc=√Z
01×Z02(Z01は埋め込み誘電体線路の特性インピーダ
ンス、Z02はマイクロストリップ線路の特性インピーダ
ンス)なる特性インピーダンスを持つマイクロストリッ
プ線路を形成し、該線路を介して接続する工程を含むも
のとしたので、線路インピーダンス整合回路を構成す
る、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
【0089】またこの発明(請求項36)にかかる製造
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、上記溝内に上記第1の金属膜に接して上記
基板と同一のまたは異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込
む工程は、上記溝内に上記第1の金属膜に接して均一に
導電性を持つ誘電体を埋め込む工程としたので超高周波
用線路型減衰器を構成する、高アイソレーションを有す
る伝送線路を得ることができる。
方法においては、請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、上記溝内に上記第1の金属膜に接して上記
基板と同一のまたは異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込
む工程は、上記溝内に上記第1の金属膜に接して均一に
導電性を持つ誘電体を埋め込む工程としたので超高周波
用線路型減衰器を構成する、高アイソレーションを有す
る伝送線路を得ることができる。
【0090】またこの発明(請求項37)にかかる製造
方法においては、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に
配線導体を有してなる伝送線路を製造する方法におい
て、上記基板の主面上に金属層を形成する工程と、該金
属層の表面に溝を形成する工程と、該溝内に上記基板と
同一または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程
と、該誘電体の最上部に配線用導体膜を形成する工程
と、上記基板の裏面に接地用金属膜を形成する工程とを
含むものとしたので、サイドグランドウォールにより、
電磁界の横方向への漏洩を防ぐことができ、これにより
隣合う線路間の距離を極めて小さくできる。なおかつ上
記埋め込み誘電体厚を制御することにより、基板厚は任
意のまま電磁波高次モードの発生を回避することができ
る、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
方法においては、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に
配線導体を有してなる伝送線路を製造する方法におい
て、上記基板の主面上に金属層を形成する工程と、該金
属層の表面に溝を形成する工程と、該溝内に上記基板と
同一または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程
と、該誘電体の最上部に配線用導体膜を形成する工程
と、上記基板の裏面に接地用金属膜を形成する工程とを
含むものとしたので、サイドグランドウォールにより、
電磁界の横方向への漏洩を防ぐことができ、これにより
隣合う線路間の距離を極めて小さくできる。なおかつ上
記埋め込み誘電体厚を制御することにより、基板厚は任
意のまま電磁波高次モードの発生を回避することができ
る、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
【0091】またこの発明(請求項38)にかかる製造
方法においては、請求項37記載の伝送線路の製造方法
において、上記基板の上部に形成した金属層を、該基板
の裏面から形成した貫通孔を介して接地する工程を含む
ものとしたので、理想的なグラウンド特性の、高アイソ
レーションを有する伝送線路を得ることができる。
方法においては、請求項37記載の伝送線路の製造方法
において、上記基板の上部に形成した金属層を、該基板
の裏面から形成した貫通孔を介して接地する工程を含む
ものとしたので、理想的なグラウンド特性の、高アイソ
レーションを有する伝送線路を得ることができる。
【0092】またこの発明(請求項39)にかかる製造
方法においては、請求項37記載の伝送線路の製造方法
において、1つの上記基板上に、上記溝,誘電体,及び
配線導体からなる伝送線路を複数形成する工程と、上記
基板の裏面に1つの接地用金属膜を形成する工程と、上
記複数の各溝に溝間で相互に異なる誘電体材料を埋め込
む工程とを含むものとしたので、線路特性の異なる複数
の伝送線路を、その線路間距離を極めて小さく設けるこ
とができる、高アイソレーションを有する伝送線路を得
ることができる。
方法においては、請求項37記載の伝送線路の製造方法
において、1つの上記基板上に、上記溝,誘電体,及び
配線導体からなる伝送線路を複数形成する工程と、上記
基板の裏面に1つの接地用金属膜を形成する工程と、上
記複数の各溝に溝間で相互に異なる誘電体材料を埋め込
む工程とを含むものとしたので、線路特性の異なる複数
の伝送線路を、その線路間距離を極めて小さく設けるこ
とができる、高アイソレーションを有する伝送線路を得
ることができる。
【0093】またこの発明(請求項40)にかかる製造
方法においては、請求項37記載の伝送線路の製造方法
において、上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接して
その上に第2の誘電体を形成する工程と、該第2の誘電
体の上部,及び側面部の各表面に接して第2の金属膜
を、上記金属層と接続されるよう形成する工程とを含む
ものとしたので、該伝送線路は該第2の金属膜により密
閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐことができ、これにより伝送効率の良い、高ア
イソレーションを有する伝送線路を得ることができる。
方法においては、請求項37記載の伝送線路の製造方法
において、上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接して
その上に第2の誘電体を形成する工程と、該第2の誘電
体の上部,及び側面部の各表面に接して第2の金属膜
を、上記金属層と接続されるよう形成する工程とを含む
ものとしたので、該伝送線路は該第2の金属膜により密
閉される為、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐことができ、これにより伝送効率の良い、高ア
イソレーションを有する伝送線路を得ることができる。
【0094】またこの発明(請求項41)にかかる製造
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に埋
め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、該
除去した部分に、その抵抗分が上記伝送線路の特性イン
ピーダンス値と一致する導電性を持つ誘電体を埋め込む
工程とを含むものとしたので、超高周波伝送線路用終端
抵抗を構成する、高アイソレーションを有する伝送線路
を得ることができる。
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に埋
め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、該
除去した部分に、その抵抗分が上記伝送線路の特性イン
ピーダンス値と一致する導電性を持つ誘電体を埋め込む
工程とを含むものとしたので、超高周波伝送線路用終端
抵抗を構成する、高アイソレーションを有する伝送線路
を得ることができる。
【0095】またこの発明(請求項42)にかかる製造
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に埋
め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、該
除去した部分に、上記配線導体膜と上記金属層を電気的
に短絡させる金属を埋め込む工程とを含むものとしたの
で、超高周波伝送線路用ショート回路を構成する、高ア
イソレーションを有する伝送線路を得ることができる。
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、該伝送線路の端部において、上記溝内に埋
め込まれた誘電体の上面部の一部を除去する工程と、該
除去した部分に、上記配線導体膜と上記金属層を電気的
に短絡させる金属を埋め込む工程とを含むものとしたの
で、超高周波伝送線路用ショート回路を構成する、高ア
イソレーションを有する伝送線路を得ることができる。
【0096】またこの発明(請求項43)にかかる製造
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、上記誘電体の最上部に配線金属膜を形成す
る工程は、上記誘電体の最上部に上記溝の長さよりも短
い配線金属膜を形成する工程としたので、超高周波用伝
送線路オープンスタブを構成する、高アイソレーション
を有する伝送線路を得ることができる。
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、上記誘電体の最上部に配線金属膜を形成す
る工程は、上記誘電体の最上部に上記溝の長さよりも短
い配線金属膜を形成する工程としたので、超高周波用伝
送線路オープンスタブを構成する、高アイソレーション
を有する伝送線路を得ることができる。
【0097】またこの発明(請求項44)にかかる製造
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、上記溝,誘電体,及び配線導体膜を形成す
る工程は、上記溝,誘電体,及び配線導体膜をT型に形
成する工程としたので、T型分岐回路を構成する、高ア
イソレーションを有する伝送線路を得ることができる。
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、上記溝,誘電体,及び配線導体膜を形成す
る工程は、上記溝,誘電体,及び配線導体膜をT型に形
成する工程としたので、T型分岐回路を構成する、高ア
イソレーションを有する伝送線路を得ることができる。
【0098】またこの発明(請求項45)にかかる製造
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、その近傍に配置されたマイクロストリップ
線路と、それとの間に、1/4λの線路長でZc=√Z
01×Z02(Z01は埋め込み誘電体線路の特性インピーダ
ンス、Z02はマイクロストリップ線路の特性インピーダ
ンス)なる特性インピーダンスを持つマイクロストリッ
プ線路を形成し、該線路を介して接続する工程を含むも
のとしたので、線路インピーダンス整合回路を構成す
る、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、その近傍に配置されたマイクロストリップ
線路と、それとの間に、1/4λの線路長でZc=√Z
01×Z02(Z01は埋め込み誘電体線路の特性インピーダ
ンス、Z02はマイクロストリップ線路の特性インピーダ
ンス)なる特性インピーダンスを持つマイクロストリッ
プ線路を形成し、該線路を介して接続する工程を含むも
のとしたので、線路インピーダンス整合回路を構成す
る、高アイソレーションを有する伝送線路を得ることが
できる。
【0099】またこの発明(請求項46)にかかる製造
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、上記溝内に上記基板と同一または異なる誘
電率を持つ誘電体を埋め込む工程は、上記溝内に均一に
導電性を持つ誘電体を埋め込む工程としたので、超高周
波用線路型減衰器を構成する、高アイソレーションを有
する伝送線路を得ることができる。
方法においては、請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、上記溝内に上記基板と同一または異なる誘
電率を持つ誘電体を埋め込む工程は、上記溝内に均一に
導電性を持つ誘電体を埋め込む工程としたので、超高周
波用線路型減衰器を構成する、高アイソレーションを有
する伝送線路を得ることができる。
【0100】
実施例1.図1は本発明の第1の実施例による高アイソ
レーションを有する伝送線路を示す図である。図におい
て、1は誘電体または半絶縁性半導体基板、2は該基板
1の裏面に形成された地導体、3は上記基板1の表面上
に形成されたマイクロストリップ導体線路(以下、導体
線路という)、4は上記基板1に形成された溝の表面に
沿って形成された第1の金属膜、5は該溝内に形成され
た埋め込み誘電体である。なお、図中の矢印Eは電界を
示している。また図2は図1中のA−A面における断面
図の一部であり、図中の数字は図1のものと同一のもの
を表す。この線路構造は導体線路3と第1の金属膜4の
底部4aとの間ではマイクロストリップ線路と同様な電
磁波モードで伝搬し、また導体線路3と第1の金属膜4
の側面4bとの間ではコプレーナ線路の伝送モードをと
って伝搬する。この第1の金属膜4の側面部4bの存在
により電磁波の横方向向けの漏洩が抑制されることが容
易に推定できるが、これを実際に数値計算で確認したと
ころ、極めて高いアイソレーションが得られることが判
明している。図3(a) に、この線路構造を有する2線路
間のカップリング量を、“Analysis Method for Genera
lized SuspendedStrip Lines " ,IEEE Transaction on
Microwave Theory and Techniques, vol. MTT-34, N
O., 12, December 1986 に紹介されている方形境界分
割法により準TEM 波解析した結果を示す。数値解析に用
いた線路の各部寸法を図3(b),(c) に示した。これらの
グラフにおいて、横軸は2ストリップ線路間の距離s、
縦軸は2線路間のカップリング量(結合係数)kを示
し、ストリップ導体の埋め込み深さdをパラメータとし
てプロットしてある。またこのグラフにおいて、比較の
ためマイクロストリップ線路のそれについても示した。
図3(a) から明らかなように、本実施例1による伝送線
路は埋め込み距離d=0のときにおいて、約−20dB
だけマイクロストリップ線路に対して大きなアイソレー
ションを持ち、これは埋め込み距離dを増加させるに従
い、さらに大きくなることが分かる。
レーションを有する伝送線路を示す図である。図におい
て、1は誘電体または半絶縁性半導体基板、2は該基板
1の裏面に形成された地導体、3は上記基板1の表面上
に形成されたマイクロストリップ導体線路(以下、導体
線路という)、4は上記基板1に形成された溝の表面に
沿って形成された第1の金属膜、5は該溝内に形成され
た埋め込み誘電体である。なお、図中の矢印Eは電界を
示している。また図2は図1中のA−A面における断面
図の一部であり、図中の数字は図1のものと同一のもの
を表す。この線路構造は導体線路3と第1の金属膜4の
底部4aとの間ではマイクロストリップ線路と同様な電
磁波モードで伝搬し、また導体線路3と第1の金属膜4
の側面4bとの間ではコプレーナ線路の伝送モードをと
って伝搬する。この第1の金属膜4の側面部4bの存在
により電磁波の横方向向けの漏洩が抑制されることが容
易に推定できるが、これを実際に数値計算で確認したと
ころ、極めて高いアイソレーションが得られることが判
明している。図3(a) に、この線路構造を有する2線路
間のカップリング量を、“Analysis Method for Genera
lized SuspendedStrip Lines " ,IEEE Transaction on
Microwave Theory and Techniques, vol. MTT-34, N
O., 12, December 1986 に紹介されている方形境界分
割法により準TEM 波解析した結果を示す。数値解析に用
いた線路の各部寸法を図3(b),(c) に示した。これらの
グラフにおいて、横軸は2ストリップ線路間の距離s、
縦軸は2線路間のカップリング量(結合係数)kを示
し、ストリップ導体の埋め込み深さdをパラメータとし
てプロットしてある。またこのグラフにおいて、比較の
ためマイクロストリップ線路のそれについても示した。
図3(a) から明らかなように、本実施例1による伝送線
路は埋め込み距離d=0のときにおいて、約−20dB
だけマイクロストリップ線路に対して大きなアイソレー
ションを持ち、これは埋め込み距離dを増加させるに従
い、さらに大きくなることが分かる。
【0101】次に製造方法について説明する。図4(a)
〜(e) は、本実施例1の高アイソレーションを有する伝
送線路の製造方法を説明する図である。
〜(e) は、本実施例1の高アイソレーションを有する伝
送線路の製造方法を説明する図である。
【0102】まず、基板1,例えばGaAs,Si等の
半導体基板やサファイア等のセラミック基板に図4(a)
のように主平面側から溝(例えば深さ20〜50μm)
を形成する。このとき半導体基板ならば湿式エッチング
やRIE法(Reactive Ion Etching) を用い、セラミッ
ク基板の場合はダイシングソー等の加工機を使用し機械
的に削る。次に図4(b) のように上記溝内及び主平面上
に第1の金属膜4をAu,Cu,Ag等の良導体をスパ
ッタリング,メッキ法等(例えばAuメッキなら厚さ2
〜5μm)を施すことにより形成する。その後、図4
(c) に示すように埋め込み誘電体5(例えばポリイミ
ド,SiO,SiN膜、またチタン酸バリウム(BaT
iO3 ,εr=5000)等の強誘電体も使用すること
ができる)を全面に堆積させる。次に図4(d) に示すよ
うに上記埋め込み誘電体5にRIE法等による全面エッ
チングを施し、所望の膜厚を残す。最後に該埋め込み誘
電体5上に金属膜による導体線路3、前記基板1の裏面
に金属膜による地導体2をメタライズする(図4(e))。
該導体線路3となる金属膜は、例えばTi/Au2層金
属層(例えば幅10〜200μm、厚さ2〜5μm)を
蒸着リフトオフ法により形成し、上記地導体2となる金
属膜は、基板裏面に例えばAu,Cu,Ag等の良導体
(例えば厚さ2〜5μm)をスパッタリング、蒸着法等
により形成して得られる。ここにおいて上記地導体2は
電磁波の伝送には特に必要とされないが、作製された配
線基板をキャリア等に接着せしめるときに、主にはんだ
を用いるため、はんだの濡れ性を良くするためにここで
は形成している。
半導体基板やサファイア等のセラミック基板に図4(a)
のように主平面側から溝(例えば深さ20〜50μm)
を形成する。このとき半導体基板ならば湿式エッチング
やRIE法(Reactive Ion Etching) を用い、セラミッ
ク基板の場合はダイシングソー等の加工機を使用し機械
的に削る。次に図4(b) のように上記溝内及び主平面上
に第1の金属膜4をAu,Cu,Ag等の良導体をスパ
ッタリング,メッキ法等(例えばAuメッキなら厚さ2
〜5μm)を施すことにより形成する。その後、図4
(c) に示すように埋め込み誘電体5(例えばポリイミ
ド,SiO,SiN膜、またチタン酸バリウム(BaT
iO3 ,εr=5000)等の強誘電体も使用すること
ができる)を全面に堆積させる。次に図4(d) に示すよ
うに上記埋め込み誘電体5にRIE法等による全面エッ
チングを施し、所望の膜厚を残す。最後に該埋め込み誘
電体5上に金属膜による導体線路3、前記基板1の裏面
に金属膜による地導体2をメタライズする(図4(e))。
該導体線路3となる金属膜は、例えばTi/Au2層金
属層(例えば幅10〜200μm、厚さ2〜5μm)を
蒸着リフトオフ法により形成し、上記地導体2となる金
属膜は、基板裏面に例えばAu,Cu,Ag等の良導体
(例えば厚さ2〜5μm)をスパッタリング、蒸着法等
により形成して得られる。ここにおいて上記地導体2は
電磁波の伝送には特に必要とされないが、作製された配
線基板をキャリア等に接着せしめるときに、主にはんだ
を用いるため、はんだの濡れ性を良くするためにここで
は形成している。
【0103】このような本実施例1の伝送線路では、第
1の金属膜4によるサイドグランドウォールが電磁界の
横方向への漏洩を防ぐため、他の導体線路が近接設置さ
れた場合にでも互いに干渉を起こすことがなく、その結
果、隣合う線路間の距離を極めて小さく配置、即ち高密
度配線をしても高アイソレーションを得ることができる
ので、低コスト、及びチップサイズの縮小という効果が
得られる。
1の金属膜4によるサイドグランドウォールが電磁界の
横方向への漏洩を防ぐため、他の導体線路が近接設置さ
れた場合にでも互いに干渉を起こすことがなく、その結
果、隣合う線路間の距離を極めて小さく配置、即ち高密
度配線をしても高アイソレーションを得ることができる
ので、低コスト、及びチップサイズの縮小という効果が
得られる。
【0104】又、超高周波では先に述べたようにマイク
ロストリップ導体線路の場合、電磁波高次モードの発生
を抑えるために基板厚を30μm以下にすることが必要
となるが、本実施例1の構造では埋め込み誘電体5の厚
さが基板厚に相当するため、該埋め込み誘電体5の厚さ
を30μm以下にすれば良く、このため基板1の厚さは
全く任意に選択しても電磁波高次モードの発生を回避す
ることができるので、製造歩留り、及び集積回路の信頼
性を向上できるという効果が得られる。
ロストリップ導体線路の場合、電磁波高次モードの発生
を抑えるために基板厚を30μm以下にすることが必要
となるが、本実施例1の構造では埋め込み誘電体5の厚
さが基板厚に相当するため、該埋め込み誘電体5の厚さ
を30μm以下にすれば良く、このため基板1の厚さは
全く任意に選択しても電磁波高次モードの発生を回避す
ることができるので、製造歩留り、及び集積回路の信頼
性を向上できるという効果が得られる。
【0105】実施例2.図5は本発明の実施例2による
高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図で
ある。ここにおいて、9は基板1の裏面から開口された
貫通孔(バイアホール)である。
高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図で
ある。ここにおいて、9は基板1の裏面から開口された
貫通孔(バイアホール)である。
【0106】つまり本実施例2は、上記実施例1におい
て、バイアホール9を介して上記基板1の溝の底部に形
成した第1の金属膜4と該基板1の裏面に形成した地導
体2を電気的に接続したものである。
て、バイアホール9を介して上記基板1の溝の底部に形
成した第1の金属膜4と該基板1の裏面に形成した地導
体2を電気的に接続したものである。
【0107】次に製造方法について説明する。図6(a)
〜(c) は、本実施例2による高アイソレーションを有す
る伝送線路の製造方法を説明する図である。
〜(c) は、本実施例2による高アイソレーションを有す
る伝送線路の製造方法を説明する図である。
【0108】まず、上記実施例1における図4(d) の状
態から、図6(a) に示すように埋め込み誘電体5上に導
体線路3となる金属膜を形成した後、図6(b) に示すよ
うに基板裏面から第1の金属膜4の底部に向けて直径5
0μm以上の貫通孔(バイアホール)9を形成する。こ
れは基板1が半導体の場合に有効な方法であり、ウェッ
トもしくはドライエッチング技術を用いて容易に形成で
きる。最後に図6(c)に示すように裏面からスパッタリ
ング、メッキ法などの手法を用いてバイアホール9内、
及び上記基板裏面をメタライズする。
態から、図6(a) に示すように埋め込み誘電体5上に導
体線路3となる金属膜を形成した後、図6(b) に示すよ
うに基板裏面から第1の金属膜4の底部に向けて直径5
0μm以上の貫通孔(バイアホール)9を形成する。こ
れは基板1が半導体の場合に有効な方法であり、ウェッ
トもしくはドライエッチング技術を用いて容易に形成で
きる。最後に図6(c)に示すように裏面からスパッタリ
ング、メッキ法などの手法を用いてバイアホール9内、
及び上記基板裏面をメタライズする。
【0109】このような本実施例2の高アイソレーショ
ンを有する伝送線路では、上記第1の金属膜4を上記基
板裏面の地導体2と接続することにより、理想的なグラ
ンド特性を持つことができるので、より安定な伝送を行
うことができる。
ンを有する伝送線路では、上記第1の金属膜4を上記基
板裏面の地導体2と接続することにより、理想的なグラ
ンド特性を持つことができるので、より安定な伝送を行
うことができる。
【0110】実施例3.図7は本発明の実施例3による
高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図で
ある。図7において、5’は溝10a内に設けられた、
溝10に設けられた埋めこみ誘電体5とは異なる誘電体
材料である。
高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図で
ある。図7において、5’は溝10a内に設けられた、
溝10に設けられた埋めこみ誘電体5とは異なる誘電体
材料である。
【0111】つまり本実施例3は、上記実施例1におい
て上記溝に埋め込む誘電体5として、溝10,10aご
とに異なる誘電体材料5,5’を設けるようにし、その
上に導体線路3を形成するようにしたものである。
て上記溝に埋め込む誘電体5として、溝10,10aご
とに異なる誘電体材料5,5’を設けるようにし、その
上に導体線路3を形成するようにしたものである。
【0112】次に製造方法について説明する。図8(a)
〜(e) は、本実施例3による高アイソレーションを有す
る伝送線路の製造方法を説明する図である。図8におい
て、20は保護膜である。
〜(e) は、本実施例3による高アイソレーションを有す
る伝送線路の製造方法を説明する図である。図8におい
て、20は保護膜である。
【0113】まず、上記実施例1における図4(d)の状
態から、図8(a) に示すように溝10a部以外を被うよ
うにレジスト等の材料で保護膜20を形成し、図8(b)
に示すように溝10a部の埋め込み誘電体5をエッチン
グにより除去した後、異なる誘電体5’を全面に形成す
る。次いで図8(c) に示すように適当なエッチング技術
を用いて所望の厚さになるまで、該異なる誘電体5’を
エッチングする。次に上記保護膜20を除去する(図8
(d))。保護膜20の除去は、レジスト除去液に浸漬する
こと等により行う。最後に導体線路3と地導体2を形成
することにより本実施例3の伝送線路が得られる(図8
(e) )。
態から、図8(a) に示すように溝10a部以外を被うよ
うにレジスト等の材料で保護膜20を形成し、図8(b)
に示すように溝10a部の埋め込み誘電体5をエッチン
グにより除去した後、異なる誘電体5’を全面に形成す
る。次いで図8(c) に示すように適当なエッチング技術
を用いて所望の厚さになるまで、該異なる誘電体5’を
エッチングする。次に上記保護膜20を除去する(図8
(d))。保護膜20の除去は、レジスト除去液に浸漬する
こと等により行う。最後に導体線路3と地導体2を形成
することにより本実施例3の伝送線路が得られる(図8
(e) )。
【0114】このような本実施例3の高アイソレーショ
ンを有する伝送線路では、同等の形状、サイズを有し、
かつ線路特性の異なる伝送線路を、同一基板上に容易,
かつ高密度に配線することができる。
ンを有する伝送線路では、同等の形状、サイズを有し、
かつ線路特性の異なる伝送線路を、同一基板上に容易,
かつ高密度に配線することができる。
【0115】実施例4.図9はこの発明の第4の実施例
による高アイソレーションを有する伝送線路を示す図で
ある。図9において、6は第2の誘電体、8は第2の金
属膜である。
による高アイソレーションを有する伝送線路を示す図で
ある。図9において、6は第2の誘電体、8は第2の金
属膜である。
【0116】つまり本実施例4の構造は、上記実施例1
の構造において第1の誘電体5と導体線路3の上に第2
の誘電体6をさらに形成し、また該第2の誘電体6の上
部及び側面に第2の金属膜8を形成し、該第2の金属膜
8を先に形成した第1の金属膜4に接続してなるもので
ある。
の構造において第1の誘電体5と導体線路3の上に第2
の誘電体6をさらに形成し、また該第2の誘電体6の上
部及び側面に第2の金属膜8を形成し、該第2の金属膜
8を先に形成した第1の金属膜4に接続してなるもので
ある。
【0117】次に、製造方法について説明する。図10
(a) 〜(c) は、本実施例4の高アイソレーションを有す
る伝送線路の製造方法を説明する図である。
(a) 〜(c) は、本実施例4の高アイソレーションを有す
る伝送線路の製造方法を説明する図である。
【0118】まず、上記実施例1における伝送線路にお
いて、図10(a) に示すように上記第2の誘電体6をC
VD法により全面堆積し、溝の上部に堆積した部分をマ
スクをした後、RIE法により他の領域の上記第2の誘
電体6を除去する(図10(b) )。次に形成した第2の
誘電体6の上面及び側面に上記第2の金属膜8をスパッ
タリング等で形成する(図10(c))。
いて、図10(a) に示すように上記第2の誘電体6をC
VD法により全面堆積し、溝の上部に堆積した部分をマ
スクをした後、RIE法により他の領域の上記第2の誘
電体6を除去する(図10(b) )。次に形成した第2の
誘電体6の上面及び側面に上記第2の金属膜8をスパッ
タリング等で形成する(図10(c))。
【0119】このような本実施例4の高アイソレーショ
ンを有する伝送線路では、上記第2の金属膜8を設けて
導体線路3を密閉したことにより、さらに電磁界の閉じ
込め効果に優れたものとなり、横方向のみならず上方向
への漏洩も防ぐことができるので、これにより該伝送線
路の伝送効率を大きく向上させることができる。
ンを有する伝送線路では、上記第2の金属膜8を設けて
導体線路3を密閉したことにより、さらに電磁界の閉じ
込め効果に優れたものとなり、横方向のみならず上方向
への漏洩も防ぐことができるので、これにより該伝送線
路の伝送効率を大きく向上させることができる。
【0120】実施例5.図11は本発明の実施例5によ
る高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図
である。つまり本実施例5の高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例2記載の伝送線路において、
上記埋め込み誘電体5,及び導体線路3に接してその上
に第2の誘電体6を形成し、該第2の誘電体6の上部,
及び側面部に接して第2の金属膜8を形成し、該第2の
金属膜8を上記第1の金属膜4と接続したものであり、
これにより電磁界の横方向、及び上方向への漏洩を防ぐ
ことができ、該伝送線路の伝送効率を大きく向上させる
ことができる。
る高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図
である。つまり本実施例5の高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例2記載の伝送線路において、
上記埋め込み誘電体5,及び導体線路3に接してその上
に第2の誘電体6を形成し、該第2の誘電体6の上部,
及び側面部に接して第2の金属膜8を形成し、該第2の
金属膜8を上記第1の金属膜4と接続したものであり、
これにより電磁界の横方向、及び上方向への漏洩を防ぐ
ことができ、該伝送線路の伝送効率を大きく向上させる
ことができる。
【0121】実施例6.図12は本発明の実施例6によ
る高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図
である。つまり本実施例6の高アイソレーションを有す
る伝送線路によれば、上記実施例3記載の伝送線路にお
いて、第1の埋め込み誘電体5、及びこれと異なる材料
よりなる誘電体5’と導体線路3の上に第2の誘電体6
を形成し、さらに該第2の誘電体6の上部及び側面に第
2の金属膜8を形成し、該第2の金属膜8を先に形成し
た第1の金属膜4に接続するようにしたので、該伝送線
路は該金属膜により密閉される為、電磁界の横方向、及
び上方向への漏洩を防ぐことができ、これにより該伝送
線路の伝送効率を大きく向上させることができる。
る高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図
である。つまり本実施例6の高アイソレーションを有す
る伝送線路によれば、上記実施例3記載の伝送線路にお
いて、第1の埋め込み誘電体5、及びこれと異なる材料
よりなる誘電体5’と導体線路3の上に第2の誘電体6
を形成し、さらに該第2の誘電体6の上部及び側面に第
2の金属膜8を形成し、該第2の金属膜8を先に形成し
た第1の金属膜4に接続するようにしたので、該伝送線
路は該金属膜により密閉される為、電磁界の横方向、及
び上方向への漏洩を防ぐことができ、これにより該伝送
線路の伝送効率を大きく向上させることができる。
【0122】実施例7.図13は本発明の実施例7によ
る高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図
である。図13において、7は空気層である。本実施例
7における高アイソレーションを有する伝送線路は、上
記実施例4の伝送線路を、第2の誘電体6のみを溶解す
るエッチング液に浸漬し選択的に除去することにより、
空気層7に置き換えたものである。
る高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図
である。図13において、7は空気層である。本実施例
7における高アイソレーションを有する伝送線路は、上
記実施例4の伝送線路を、第2の誘電体6のみを溶解す
るエッチング液に浸漬し選択的に除去することにより、
空気層7に置き換えたものである。
【0123】このような本実施例7の高アイソレーショ
ン伝送線路では、空気層7の誘電率が上記第2の誘電体
6の誘電率より小であるため、上記実施例4の伝送線路
に比して上記導体線路3を伝搬する電磁波の減衰を小さ
くすることができる。
ン伝送線路では、空気層7の誘電率が上記第2の誘電体
6の誘電率より小であるため、上記実施例4の伝送線路
に比して上記導体線路3を伝搬する電磁波の減衰を小さ
くすることができる。
【0124】実施例8.図14は本発明の実施例8によ
る高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図
である。本実施例8における高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例5の伝送線路を、第2の誘電
体6のみを溶解するエッチング液に浸漬し選択的に除去
することにより、空気層7に置き換えたものである。
る高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図
である。本実施例8における高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例5の伝送線路を、第2の誘電
体6のみを溶解するエッチング液に浸漬し選択的に除去
することにより、空気層7に置き換えたものである。
【0125】このような本実施例8の高アイソレーショ
ン伝送線路では、空気層7の誘電率が上記第2の誘電体
6の誘電率より小であるため、上記実施例5の伝送線路
に比して上記導体線路3を伝搬する電磁波の減衰を小さ
くすることができる。
ン伝送線路では、空気層7の誘電率が上記第2の誘電体
6の誘電率より小であるため、上記実施例5の伝送線路
に比して上記導体線路3を伝搬する電磁波の減衰を小さ
くすることができる。
【0126】実施例9.図15は本発明の実施例9によ
る高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図
である。
る高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示す図
である。
【0127】本実施例9における高アイソレーションを
有する伝送線路は、上記実施例6の伝送線路を、第2の
誘電体6のみを溶解するエッチング液に浸漬し選択的に
除去することにより、空気層7に置き換えたものであ
る。
有する伝送線路は、上記実施例6の伝送線路を、第2の
誘電体6のみを溶解するエッチング液に浸漬し選択的に
除去することにより、空気層7に置き換えたものであ
る。
【0128】このような本実施例9の高アイソレーショ
ン伝送線路では、空気層7の誘電率が上記第2の誘電体
6の誘電率より小であるため、上記実施例6の伝送線路
に比して上記導体線路3を伝搬する電磁波の減衰を小さ
くすることができる。
ン伝送線路では、空気層7の誘電率が上記第2の誘電体
6の誘電率より小であるため、上記実施例6の伝送線路
に比して上記導体線路3を伝搬する電磁波の減衰を小さ
くすることができる。
【0129】実施例10.図16は本発明の実施例10
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。図16において11は抵抗成分をもつ誘電
体である。つまり本実施例10における高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路は、上記実施例1の伝送線路にお
いて、該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込ま
れた埋め込み誘電体5の上面部の一部を、抵抗成分を持
つ誘電体11に置き換えたものである。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。図16において11は抵抗成分をもつ誘電
体である。つまり本実施例10における高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路は、上記実施例1の伝送線路にお
いて、該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込ま
れた埋め込み誘電体5の上面部の一部を、抵抗成分を持
つ誘電体11に置き換えたものである。
【0130】次に製造方法について説明する。図17
(a)〜(c) は、本実施例10による高アイソレーション
を有する伝送線路の製造方法を説明する図であり、図1
6におけるB−B線による断面図である。図中11a
は、上記伝送線路端部の位置である。
(a)〜(c) は、本実施例10による高アイソレーション
を有する伝送線路の製造方法を説明する図であり、図1
6におけるB−B線による断面図である。図中11a
は、上記伝送線路端部の位置である。
【0131】まず、図17(a)に示すように、上記実施
例1における図4(d)の状態から、上記伝送線路端11
a部以外の領域をマスクした後、RIE法により上記伝
送線路端部11aの上記埋め込み誘電体5を除去する。
次に図17(b)に示すように該伝送線路端部11aに抵
抗成分を持つ誘電体11(例えばNiCr,WSiNや
金属粉をまぜた誘電体)をCVD法により堆積する。最
後に導体線路3と地導体2を形成する(図15(c))。
例1における図4(d)の状態から、上記伝送線路端11
a部以外の領域をマスクした後、RIE法により上記伝
送線路端部11aの上記埋め込み誘電体5を除去する。
次に図17(b)に示すように該伝送線路端部11aに抵
抗成分を持つ誘電体11(例えばNiCr,WSiNや
金属粉をまぜた誘電体)をCVD法により堆積する。最
後に導体線路3と地導体2を形成する(図15(c))。
【0132】このような本実施例10の高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路では、上記抵抗成分を持つ誘電体
11の抵抗値を該伝送線路の特性インピーダンスに一致
させることにより、超高周波伝送線路用終端抵抗を構成
する伝送線路を得ることができる。
ョンを有する伝送線路では、上記抵抗成分を持つ誘電体
11の抵抗値を該伝送線路の特性インピーダンスに一致
させることにより、超高周波伝送線路用終端抵抗を構成
する伝送線路を得ることができる。
【0133】実施例11.図18は本発明の実施例11
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。図18において12は良導体である。本実
施例11における高アイソレーションを有する伝送線路
は、上記実施例1の伝送線路において、該伝送線路の端
部において、溝内に埋め込まれた上記埋め込み誘電体5
の上面部の一部を、良導体12に置き換えたものであ
り、上記実施例10と同様の方法で上記伝送線路端部1
1aの上記埋め込み誘電体5を除去した後、該伝送線路
端部11aに良導体12(例えばAu,Cu)を蒸着、
リフトオフにより設け、最後に導体線路3と地導体2を
形成することにより得られる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。図18において12は良導体である。本実
施例11における高アイソレーションを有する伝送線路
は、上記実施例1の伝送線路において、該伝送線路の端
部において、溝内に埋め込まれた上記埋め込み誘電体5
の上面部の一部を、良導体12に置き換えたものであ
り、上記実施例10と同様の方法で上記伝送線路端部1
1aの上記埋め込み誘電体5を除去した後、該伝送線路
端部11aに良導体12(例えばAu,Cu)を蒸着、
リフトオフにより設け、最後に導体線路3と地導体2を
形成することにより得られる。
【0134】このような本実施例11の高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路では、該伝送線路3と第1の金属
膜4を良導体12により電気的に短絡させるようにした
ので、超高周波伝送線路用ショート回路を構成する伝送
線路を得ることができる。
ョンを有する伝送線路では、該伝送線路3と第1の金属
膜4を良導体12により電気的に短絡させるようにした
ので、超高周波伝送線路用ショート回路を構成する伝送
線路を得ることができる。
【0135】実施例12.図19は本発明の実施例12
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例12の高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例1の伝送線路において、導体
線路3の長さが下方にある埋め込み誘電体5及び第1の
金属膜4の長さより短くなるようにしたもので、これに
より超高周波用伝送線路オープンスタブを構成する伝送
線路を得ることができる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例12の高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例1の伝送線路において、導体
線路3の長さが下方にある埋め込み誘電体5及び第1の
金属膜4の長さより短くなるようにしたもので、これに
より超高周波用伝送線路オープンスタブを構成する伝送
線路を得ることができる。
【0136】実施例13.図20は本発明の実施例13
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例13では、上記実施例1の伝送線
路において、該伝送線路をT型に分岐したものである。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例13では、上記実施例1の伝送線
路において、該伝送線路をT型に分岐したものである。
【0137】本実施例13は、上記実施例1において、
溝を形成する際、湿式エッチングやRIE法の場合はマ
スク開口部をT型にする、ダイシングソー等の機械加工
の場合はT型に切削すること、及び蒸着、リフトオフに
より導体線路3を形成する際はマスクをT型にすること
により、容易に形成することができる。
溝を形成する際、湿式エッチングやRIE法の場合はマ
スク開口部をT型にする、ダイシングソー等の機械加工
の場合はT型に切削すること、及び蒸着、リフトオフに
より導体線路3を形成する際はマスクをT型にすること
により、容易に形成することができる。
【0138】このような本実施例13では、該伝送線路
をT型に分岐したので、T型分岐回路を構成する伝送線
路を得ることができる。
をT型に分岐したので、T型分岐回路を構成する伝送線
路を得ることができる。
【0139】実施例14.図21は本発明の実施例14
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。図21において13は接続用マイクロスト
リップ線路,14は通常のマイクロストリップ線路であ
る。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。図21において13は接続用マイクロスト
リップ線路,14は通常のマイクロストリップ線路であ
る。
【0140】本実施例14の高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例1の伝送線路と通常のマイク
ロストリップ線路14とを接続するための構造である。
Z01を該高アイソレーション伝送線路の特性インピーダ
ンス,Z02を接続すべきマイクロストリップ線路の特性
インピーダンスとすると、Zc=√Z01×Z02なる特性
インピーダンスを持ち、長さが1/4λの接続用マイク
ロストリップ線路13で両者を接続したものである。
る伝送線路は、上記実施例1の伝送線路と通常のマイク
ロストリップ線路14とを接続するための構造である。
Z01を該高アイソレーション伝送線路の特性インピーダ
ンス,Z02を接続すべきマイクロストリップ線路の特性
インピーダンスとすると、Zc=√Z01×Z02なる特性
インピーダンスを持ち、長さが1/4λの接続用マイク
ロストリップ線路13で両者を接続したものである。
【0141】本実施例14は、まず図21中の高アイソ
レーション領域Dに上記実施例1と同様の方法で、溝を
形成し、該溝内及び主平面上に第1の金属膜4を形成
し、その後埋め込み誘電体5を該溝内に埋め込む。最後
に、伝送線路を設置する際に導体線路3、接続用マイク
ロストリップ線路13及び通常のマイクロストリップ線
路14を蒸着、リフトオフにより同時に形成する。
レーション領域Dに上記実施例1と同様の方法で、溝を
形成し、該溝内及び主平面上に第1の金属膜4を形成
し、その後埋め込み誘電体5を該溝内に埋め込む。最後
に、伝送線路を設置する際に導体線路3、接続用マイク
ロストリップ線路13及び通常のマイクロストリップ線
路14を蒸着、リフトオフにより同時に形成する。
【0142】このような本実施例14では、線路インピ
ーダンス整合回路を構成する伝送線路を得ることができ
る。
ーダンス整合回路を構成する伝送線路を得ることができ
る。
【0143】実施例15.図22は本発明の実施例15
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。図22において15は均一に導電性をもつ
誘電体である。本実施例15の高アイソレーションを有
する伝送線路は、上記実施例1の伝送線路において、上
記溝に埋め込む埋め込み誘電体5を均一に導電性を持つ
誘電体15としたものであり、例えばNiCr,WSi
Nや金属粉をまぜた誘電体を用いることにより容易に形
成することができる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。図22において15は均一に導電性をもつ
誘電体である。本実施例15の高アイソレーションを有
する伝送線路は、上記実施例1の伝送線路において、上
記溝に埋め込む埋め込み誘電体5を均一に導電性を持つ
誘電体15としたものであり、例えばNiCr,WSi
Nや金属粉をまぜた誘電体を用いることにより容易に形
成することができる。
【0144】このような本実施例15では、線路が損失
を持つ超高周波用線路型減衰器を構成する伝送線路を得
ることができる。
を持つ超高周波用線路型減衰器を構成する伝送線路を得
ることができる。
【0145】実施例16.図23は、本発明の第16の
実施例による高アイソレーションを有する伝送線路を示
す。図23において、16は基板1の主面上に形成され
た金属層である。つまり本実施例16は、上記基板1の
主面上に形成した上記金属層16の表面上に溝10,1
0aを形成し、該溝10,10a内に埋め込み誘電体5
を埋め込み、さらに該埋め込み誘電体5の上面に導体線
路3を設けたものである。
実施例による高アイソレーションを有する伝送線路を示
す。図23において、16は基板1の主面上に形成され
た金属層である。つまり本実施例16は、上記基板1の
主面上に形成した上記金属層16の表面上に溝10,1
0aを形成し、該溝10,10a内に埋め込み誘電体5
を埋め込み、さらに該埋め込み誘電体5の上面に導体線
路3を設けたものである。
【0146】次に、製造方法について説明する。図24
(a) 〜(d) は、本実施例16の高アイソレーションを有
する伝送線路の製造方法を説明する図である。
(a) 〜(d) は、本実施例16の高アイソレーションを有
する伝送線路の製造方法を説明する図である。
【0147】まず図24(a) に示すように金属層16
(例えばCu/W合金など)を半導体基板(例えばGa
Si,Si)や誘電体基板1(例えばセラミック)にS
i系接着剤等を用いて接着する。次に図24(b) に示す
ように該金属層16の上面からヨウ素系エッチングまた
はイオンミリング、溝幅が大きい時はダイシングソー等
の機械加工により溝を形成する。次に、上記実施例1と
同様の方法で、埋め込み誘電体5を埋め込み(図24
(c))、最後に、導体線路3となる金属膜と地導体2とな
る金属膜を形成することにより本実施例16の伝送線路
が得られる(図24(d))。
(例えばCu/W合金など)を半導体基板(例えばGa
Si,Si)や誘電体基板1(例えばセラミック)にS
i系接着剤等を用いて接着する。次に図24(b) に示す
ように該金属層16の上面からヨウ素系エッチングまた
はイオンミリング、溝幅が大きい時はダイシングソー等
の機械加工により溝を形成する。次に、上記実施例1と
同様の方法で、埋め込み誘電体5を埋め込み(図24
(c))、最後に、導体線路3となる金属膜と地導体2とな
る金属膜を形成することにより本実施例16の伝送線路
が得られる(図24(d))。
【0148】このような本実施例16の高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路では、図23から明らかなよう
に、上記実施例1と同様の効果が得られる。
ョンを有する伝送線路では、図23から明らかなよう
に、上記実施例1と同様の効果が得られる。
【0149】実施例17.図25は本発明の実施例17
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。つまり本実施例17は、上記実施例16に
おいて、バイアホール9を介して上記基板1の上部に接
着した金属層16の底部と該基板1の裏面に形成した地
導体2を電気的に接続したものである。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。つまり本実施例17は、上記実施例16に
おいて、バイアホール9を介して上記基板1の上部に接
着した金属層16の底部と該基板1の裏面に形成した地
導体2を電気的に接続したものである。
【0150】次に製造方法について説明する。図26
(a) 〜(c) は、本実施例17による高アイソレーション
を有する伝送線路の製造方法を説明する図である。
(a) 〜(c) は、本実施例17による高アイソレーション
を有する伝送線路の製造方法を説明する図である。
【0151】まず、上記実施例16における図24(c)
の状態から埋め込み誘電体5上に導体線路3となる金属
膜を形成(図26(a))した後、上記基板裏面から金属
層16の底部に向けて直径50μm以上の貫通孔(バイ
アホール)9を形成する(図26(b))。これは該基板
1が半導体の場合に有効な方法であり、ウェットもしく
はドライエッチング技術を用いて容易に形成できる。最
後に図26(c) に示すように裏面からスパッタリング、
メッキ法などの手法を用いてバイアホール9内、及び上
記基板裏面をメタライズする。
の状態から埋め込み誘電体5上に導体線路3となる金属
膜を形成(図26(a))した後、上記基板裏面から金属
層16の底部に向けて直径50μm以上の貫通孔(バイ
アホール)9を形成する(図26(b))。これは該基板
1が半導体の場合に有効な方法であり、ウェットもしく
はドライエッチング技術を用いて容易に形成できる。最
後に図26(c) に示すように裏面からスパッタリング、
メッキ法などの手法を用いてバイアホール9内、及び上
記基板裏面をメタライズする。
【0152】このような本実施例17の高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路では、上記金属層16を上記基板
裏面の地導体2と接続したので、理想的なグランド特性
を得ることができるので、より安定な伝送を行うことが
できる。
ョンを有する伝送線路では、上記金属層16を上記基板
裏面の地導体2と接続したので、理想的なグランド特性
を得ることができるので、より安定な伝送を行うことが
できる。
【0153】実施例18.図27は本発明の実施例18
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例18は、上記実施例16において
上記溝に埋め込む誘電体5として、溝10,10aごと
に異なる誘電体材料5,5’を設けるようにし、その上
に導体線路3を形成するようにしたものである。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例18は、上記実施例16において
上記溝に埋め込む誘電体5として、溝10,10aごと
に異なる誘電体材料5,5’を設けるようにし、その上
に導体線路3を形成するようにしたものである。
【0154】次に製造方法について説明する。図28
(a) 〜(e) は、本実施例18による高アイソレーション
を有する伝送線路の製造方法を説明する図である。
(a) 〜(e) は、本実施例18による高アイソレーション
を有する伝送線路の製造方法を説明する図である。
【0155】まず、上記実施例16における図24(c)
の状態から、図28(a) に示すように溝10a部以外を
被うようにレジスト等の材料で保護膜20を形成し、図
28(b) に示すように溝10a部の埋め込み誘電体5を
エッチングにより除去した後、異なる誘電体5’を全面
に形成する。次いで図28(c) に示すように適当なエッ
チング技術を用いて所望の厚さになるまで該異なる誘電
体5’をエッチングする。次に上記保護膜20を除去す
る(図28(d))。保護膜20の除去は、レジスト除去液
に浸漬すること等により行う。最後に導体線路3と地導
体2を形成することにより本実施例18の伝送線路が得
られる(図28(e) )。
の状態から、図28(a) に示すように溝10a部以外を
被うようにレジスト等の材料で保護膜20を形成し、図
28(b) に示すように溝10a部の埋め込み誘電体5を
エッチングにより除去した後、異なる誘電体5’を全面
に形成する。次いで図28(c) に示すように適当なエッ
チング技術を用いて所望の厚さになるまで該異なる誘電
体5’をエッチングする。次に上記保護膜20を除去す
る(図28(d))。保護膜20の除去は、レジスト除去液
に浸漬すること等により行う。最後に導体線路3と地導
体2を形成することにより本実施例18の伝送線路が得
られる(図28(e) )。
【0156】このような本実施例18の高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路では、同等の形状、サイズを有
し、かつ線路特性の異なる伝送線路を同一基板上に容
易,かつ高密度に配線することができる。
ョンを有する伝送線路では、同等の形状、サイズを有
し、かつ線路特性の異なる伝送線路を同一基板上に容
易,かつ高密度に配線することができる。
【0157】実施例19.図29は本発明の実施例19
による高アイソレーションを有する伝送線路を示すの構
造を示す図である。つまり本実施例19の構造は、上記
実施例16の構造において第1の誘電体5と導体線路3
の上に第2の誘電体6をさらに形成し、また該第2の誘
電体6の上部及び側面に第2の金属膜8を形成し、該第
2の金属膜8を金属層16に接続してなるものである。
による高アイソレーションを有する伝送線路を示すの構
造を示す図である。つまり本実施例19の構造は、上記
実施例16の構造において第1の誘電体5と導体線路3
の上に第2の誘電体6をさらに形成し、また該第2の誘
電体6の上部及び側面に第2の金属膜8を形成し、該第
2の金属膜8を金属層16に接続してなるものである。
【0158】次に製造方法について説明する。図30
(a) 〜(c) は、本実施例19の高アイソレーションを有
する伝送線路の製造方法を説明する図である。
(a) 〜(c) は、本実施例19の高アイソレーションを有
する伝送線路の製造方法を説明する図である。
【0159】まず、上記実施例16における伝送線路に
おいて、図30(a) に示すように上記第2の誘電体6を
CVD法により全面堆積し、溝の上部に堆積した部分を
マスクをした後、RIE法により他の領域の上記第2の
誘電体6を除去する(図30(b) )。次に形成した該第
2の誘電体6の上面及び側面に上記第2の金属膜8をス
パッタリング等で形成する(図30(c))。
おいて、図30(a) に示すように上記第2の誘電体6を
CVD法により全面堆積し、溝の上部に堆積した部分を
マスクをした後、RIE法により他の領域の上記第2の
誘電体6を除去する(図30(b) )。次に形成した該第
2の誘電体6の上面及び側面に上記第2の金属膜8をス
パッタリング等で形成する(図30(c))。
【0160】このような本実施例19の高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路では、上記第2の金属膜8を設け
て導体線路3を密閉したことにより、さらに電磁界の閉
じ込め効果に優れたものとなり、横方向のみならず上方
向への漏洩も防ぐこととができるので、これにより該伝
送線路の伝送効率を大きく向上させることができる。
ョンを有する伝送線路では、上記第2の金属膜8を設け
て導体線路3を密閉したことにより、さらに電磁界の閉
じ込め効果に優れたものとなり、横方向のみならず上方
向への漏洩も防ぐこととができるので、これにより該伝
送線路の伝送効率を大きく向上させることができる。
【0161】実施例20.図31は本発明の実施例20
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。つまり本実施例20の高アイソレーション
を有する伝送線路は、上記実施例17記載の伝送線路に
おいて、上記埋め込み誘電体5,及び導体線路3に接し
てその上に第2の誘電体6を形成し、該第2の誘電体6
の上部,及び側面部に接して第2の金属膜8を形成し、
該第2の金属膜8を金属層16と接続するようにしたも
のであり、これにより上記実施例5と同様の効果が得ら
れる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。つまり本実施例20の高アイソレーション
を有する伝送線路は、上記実施例17記載の伝送線路に
おいて、上記埋め込み誘電体5,及び導体線路3に接し
てその上に第2の誘電体6を形成し、該第2の誘電体6
の上部,及び側面部に接して第2の金属膜8を形成し、
該第2の金属膜8を金属層16と接続するようにしたも
のであり、これにより上記実施例5と同様の効果が得ら
れる。
【0162】実施例21.図32は本発明の実施例21
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。つまり本実施例21の高アイソレーション
を有する伝送線路は、上記実施例18記載の伝送線路に
おいて、第1の埋め込み誘電体5、及びこれと異なる材
料による誘電体5’と導体線路3の上に第2の誘電体6
を形成し、さらに該第2の誘電体6の上部及び側面に第
2の金属膜8を形成し、該第2の金属膜8を先に形成し
た金属層16に接続するようにしたものであり、これに
より上記実施例6と同様の効果が得られる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。つまり本実施例21の高アイソレーション
を有する伝送線路は、上記実施例18記載の伝送線路に
おいて、第1の埋め込み誘電体5、及びこれと異なる材
料による誘電体5’と導体線路3の上に第2の誘電体6
を形成し、さらに該第2の誘電体6の上部及び側面に第
2の金属膜8を形成し、該第2の金属膜8を先に形成し
た金属層16に接続するようにしたものであり、これに
より上記実施例6と同様の効果が得られる。
【0163】実施例22.図33は本発明の実施例22
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例22は、上記実施例19の伝送線
路を、第2の誘電体6のみを溶解するエッチング液に浸
漬し選択的に除去することにより、空気層7に置き換え
たものであり、上記実施例7と同様の効果が得られる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例22は、上記実施例19の伝送線
路を、第2の誘電体6のみを溶解するエッチング液に浸
漬し選択的に除去することにより、空気層7に置き換え
たものであり、上記実施例7と同様の効果が得られる。
【0164】実施例23.図34は本発明の実施例23
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例23は、上記実施例20の伝送線
路を、第2の誘電体6のみを溶解するエッチング液に浸
漬し選択的に除去することにより、空気層7に置き換え
たものであり、上記実施例8と同様の効果が得られる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例23は、上記実施例20の伝送線
路を、第2の誘電体6のみを溶解するエッチング液に浸
漬し選択的に除去することにより、空気層7に置き換え
たものであり、上記実施例8と同様の効果が得られる。
【0165】実施例24.図35は本発明の実施例24
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例24は、上記実施例21の伝送線
路を、第2の誘電体6のみを溶解するエッチング液に浸
漬し選択的に除去することにより、空気層7に置き換え
たものであり、上記実施例9と同様の効果が得られる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例24は、上記実施例21の伝送線
路を、第2の誘電体6のみを溶解するエッチング液に浸
漬し選択的に除去することにより、空気層7に置き換え
たものであり、上記実施例9と同様の効果が得られる。
【0166】実施例25.図36は本発明の実施例25
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例25における高アイソレーション
を有する伝送線路では、上記実施例16の伝送線路にお
いて、上記実施例10と同様の方法で該伝送線路端に位
置する埋め込み誘電体を抵抗成分を持つ誘電体11(例
えばNiCr,WSiNや金属粉をまぜた誘電体)にお
きかえ、該抵抗成分を持つ誘電体11の抵抗値を上記伝
送線路の特性インピーダンスに一致させるようにしたの
で、超高周波伝送線路用終端抵抗を構成する伝送線路を
得ることができる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例25における高アイソレーション
を有する伝送線路では、上記実施例16の伝送線路にお
いて、上記実施例10と同様の方法で該伝送線路端に位
置する埋め込み誘電体を抵抗成分を持つ誘電体11(例
えばNiCr,WSiNや金属粉をまぜた誘電体)にお
きかえ、該抵抗成分を持つ誘電体11の抵抗値を上記伝
送線路の特性インピーダンスに一致させるようにしたの
で、超高周波伝送線路用終端抵抗を構成する伝送線路を
得ることができる。
【0167】実施例26.図37は本発明の実施例26
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例26における高アイソレーション
を有する伝送線路は、上記実施例16の伝送線路におい
て、上記実施例11と同様の方法により、該伝送線路の
端部において、溝内に埋め込まれた上記埋め込み誘電体
5の上面部の一部を良導体12(例えAu,Cu)に置
き換え、該伝送線路3と金属層16を電気的に短絡させ
るようにしたものであり、超高周波伝送線路用ショート
回路を構成する伝送線路を得ることができる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例26における高アイソレーション
を有する伝送線路は、上記実施例16の伝送線路におい
て、上記実施例11と同様の方法により、該伝送線路の
端部において、溝内に埋め込まれた上記埋め込み誘電体
5の上面部の一部を良導体12(例えAu,Cu)に置
き換え、該伝送線路3と金属層16を電気的に短絡させ
るようにしたものであり、超高周波伝送線路用ショート
回路を構成する伝送線路を得ることができる。
【0168】実施例27.図38は本発明の実施例27
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例27の高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例16の伝送線路において、上
記実施例12と同様に該伝送線路3の長さが下方にある
埋め込み誘電体5及び第1の金属膜4の長さより短くな
るようにしたものであり、これにより超高周波用伝送線
路オープンスタブを構成する伝送線路を得ることができ
る。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例27の高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例16の伝送線路において、上
記実施例12と同様に該伝送線路3の長さが下方にある
埋め込み誘電体5及び第1の金属膜4の長さより短くな
るようにしたものであり、これにより超高周波用伝送線
路オープンスタブを構成する伝送線路を得ることができ
る。
【0169】実施例28.図39は本発明の実施例28
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例28は、上記実施例16の伝送線
路において、上記実施例13と同様の方法で該伝送線路
をT型に分岐するようにしたものであり、これによりT
型分岐回路を構成する伝送線路を得ることができる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例28は、上記実施例16の伝送線
路において、上記実施例13と同様の方法で該伝送線路
をT型に分岐するようにしたものであり、これによりT
型分岐回路を構成する伝送線路を得ることができる。
【0170】実施例29.図40は本発明の実施例29
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例29の高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例16の伝送線路と通常のマイ
クロストリップ線路16とを接続するための構造であ
る。Z01を該高アイソレーション伝送線路の特性インピ
ーダンス,Z02を接続すべきマイクロストリップ線路の
特性インピーダンスとするとZc=√Z01×Z02なる特
性インピーダンスを持ち、長さが1/4λの接続用マイ
クロストリップ線路13で両者を接続したものである。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例29の高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例16の伝送線路と通常のマイ
クロストリップ線路16とを接続するための構造であ
る。Z01を該高アイソレーション伝送線路の特性インピ
ーダンス,Z02を接続すべきマイクロストリップ線路の
特性インピーダンスとするとZc=√Z01×Z02なる特
性インピーダンスを持ち、長さが1/4λの接続用マイ
クロストリップ線路13で両者を接続したものである。
【0171】本実施例29は、まず図40中の基板1の
高アイソレーション領域D部を適当なエッチング技術に
より除去し、該除去した部分に金属層16を接着する。
その後、高アイソレーション領域Eにおいて、上記実施
例16と同様の方法で、溝を形成し、該溝内に埋め込み
誘電体5を埋め込む。最後に、伝送線路を設置する際に
導体線路3、接続用マイクロストリップ線路13、及び
通常のマイクロストリップ線路14を蒸着、リフトオフ
により同時に形成する。
高アイソレーション領域D部を適当なエッチング技術に
より除去し、該除去した部分に金属層16を接着する。
その後、高アイソレーション領域Eにおいて、上記実施
例16と同様の方法で、溝を形成し、該溝内に埋め込み
誘電体5を埋め込む。最後に、伝送線路を設置する際に
導体線路3、接続用マイクロストリップ線路13、及び
通常のマイクロストリップ線路14を蒸着、リフトオフ
により同時に形成する。
【0172】このような本実施例29では、線路インピ
ーダンス整合回路を構成する伝送線路を得ることができ
る。
ーダンス整合回路を構成する伝送線路を得ることができ
る。
【0173】実施例30.図41は本発明の実施例30
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例30の高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例16の伝送線路において、上
記実施例15と同様の方法で、上記溝に埋め込む埋め込
み誘電体5を均一に導電性を持つ誘電体15としたもの
であり、これにより線路が損失を持つ超高周波用線路型
減衰器を構成する伝送線路を得ることができる。
による高アイソレーションを有する伝送線路の構造を示
す図である。本実施例30の高アイソレーションを有す
る伝送線路は、上記実施例16の伝送線路において、上
記実施例15と同様の方法で、上記溝に埋め込む埋め込
み誘電体5を均一に導電性を持つ誘電体15としたもの
であり、これにより線路が損失を持つ超高周波用線路型
減衰器を構成する伝送線路を得ることができる。
【0174】
【発明の効果】以上のようにこの発明(請求項1)にか
かる伝送線路によれば、誘電体基板もしくは半絶縁性基
板上に配線導体を有してなる伝送線路において、上記基
板の主面に溝を形成し、該溝の底部,及び側面部の各表
面に第1の金属膜を形成し、上記溝内に上記第1の金属
膜に接して上記基板と同一の、または異なる誘電率を持
つ誘電体を埋め込み、該誘電体の最上部に配線導体膜を
形成し、上記基板の裏面に接地用金属膜を形成したの
で、サイドグランドウォールが電磁界の横方向への漏洩
を防ぐこととなり、これにより隣合う線路間の距離を極
めて小さくでき、なおかつ上記埋め込み誘電体厚を制御
することにより、基板厚は任意のまま電磁波高次モード
の発生を回避することができる効果がある。
かる伝送線路によれば、誘電体基板もしくは半絶縁性基
板上に配線導体を有してなる伝送線路において、上記基
板の主面に溝を形成し、該溝の底部,及び側面部の各表
面に第1の金属膜を形成し、上記溝内に上記第1の金属
膜に接して上記基板と同一の、または異なる誘電率を持
つ誘電体を埋め込み、該誘電体の最上部に配線導体膜を
形成し、上記基板の裏面に接地用金属膜を形成したの
で、サイドグランドウォールが電磁界の横方向への漏洩
を防ぐこととなり、これにより隣合う線路間の距離を極
めて小さくでき、なおかつ上記埋め込み誘電体厚を制御
することにより、基板厚は任意のまま電磁波高次モード
の発生を回避することができる効果がある。
【0175】またこの発明(請求項2)にかかる伝送線
路によれば、上記請求項1に記載の伝送線路において、
上記溝の底部の表面に形成した第1の金属膜を、上記基
板の裏面から形成した貫通孔を介して接地したので、理
想的なグラウンド特性が得られる効果がある。
路によれば、上記請求項1に記載の伝送線路において、
上記溝の底部の表面に形成した第1の金属膜を、上記基
板の裏面から形成した貫通孔を介して接地したので、理
想的なグラウンド特性が得られる効果がある。
【0176】またこの発明(請求項3)にかかる伝送線
路によれば、請求項1記載の伝送線路において、1つの
上記基板上に、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配
線導体からなる伝送線路を複数設け、上記基板の裏面に
1つの接地用金属膜を形成し、上記複数の各溝内に埋め
込む誘電体材料として、溝間で相互に異なる、2種類以
上の誘電体材料を設けたので、これにより線路特性の異
なる伝送線路を、線路間距離を極めて小さく設けること
ができできる効果がある。
路によれば、請求項1記載の伝送線路において、1つの
上記基板上に、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配
線導体からなる伝送線路を複数設け、上記基板の裏面に
1つの接地用金属膜を形成し、上記複数の各溝内に埋め
込む誘電体材料として、溝間で相互に異なる、2種類以
上の誘電体材料を設けたので、これにより線路特性の異
なる伝送線路を、線路間距離を極めて小さく設けること
ができできる効果がある。
【0177】またこの発明(請求項4)にかかる伝送線
路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、上記
埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の
誘電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部ノ
各表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜
を上記第1の金属膜と接続したので、該伝送線路は該金
属膜により密閉される為、電磁界の横方向及び上方向へ
の漏洩をより良く防ぐこととなり、これにより高アイソ
レーションが得られ、伝送効率を良くすることができる
効果がある。
路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、上記
埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の
誘電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部ノ
各表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜
を上記第1の金属膜と接続したので、該伝送線路は該金
属膜により密閉される為、電磁界の横方向及び上方向へ
の漏洩をより良く防ぐこととなり、これにより高アイソ
レーションが得られ、伝送効率を良くすることができる
効果がある。
【0178】またこの発明(請求項5)にかかる伝送線
路によれば、請求項2記載の伝送線路において、上記埋
め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘
電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各
表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を
上記第1の金属膜と接続したので、理想的なグラウンド
特性の状態で、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をよ
り良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーション
が得られ、伝送効率を良くすることができる効果があ
る。
路によれば、請求項2記載の伝送線路において、上記埋
め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘
電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の各
表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜を
上記第1の金属膜と接続したので、理想的なグラウンド
特性の状態で、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をよ
り良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーション
が得られ、伝送効率を良くすることができる効果があ
る。
【0179】またこの発明(請求項6)にかかる伝送線
路によれば、請求項3に記載の伝送線路において、上記
埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の
誘電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の
各表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜
を上記第1の金属膜と接続したので、該伝送線路は該金
属膜により密閉される為、電磁界の横方向及び上方向へ
の漏洩をより良く防ぐこととなり、これにより高アイソ
レーションが得られ、線路特性の異なる伝送線路の各々
の伝送効率もよくすることができる効果がある。
路によれば、請求項3に記載の伝送線路において、上記
埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の
誘電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部の
各表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属膜
を上記第1の金属膜と接続したので、該伝送線路は該金
属膜により密閉される為、電磁界の横方向及び上方向へ
の漏洩をより良く防ぐこととなり、これにより高アイソ
レーションが得られ、線路特性の異なる伝送線路の各々
の伝送効率もよくすることができる効果がある。
【0180】またこの発明(請求項7)にかかる伝送線
路によれば、請求項4ないし6のいずれかに記載の伝送
線路において、上記第2の誘電体を空気層により置き換
えたので、該伝送線路は誘電率が小さくなり電磁波の減
衰を小さくすることができる効果がある。
路によれば、請求項4ないし6のいずれかに記載の伝送
線路において、上記第2の誘電体を空気層により置き換
えたので、該伝送線路は誘電率が小さくなり電磁波の減
衰を小さくすることができる効果がある。
【0181】またこの発明(請求項8)にかかる伝送線
路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、該伝
送線路の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の
上面部の一部に変えて導電性を持つ誘電体を設け、該伝
送線路端部の導電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上記伝
送線路の特性インピーダンス値に一致させたので、超高
周波伝送線路用終端抵抗を構成している伝送線路を得る
ことができる効果がある。
路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、該伝
送線路の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電体の
上面部の一部に変えて導電性を持つ誘電体を設け、該伝
送線路端部の導電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上記伝
送線路の特性インピーダンス値に一致させたので、超高
周波伝送線路用終端抵抗を構成している伝送線路を得る
ことができる効果がある。
【0182】またこの発明(請求項9)にかかる伝送線
路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、上記
溝内に埋め込んだ誘電体の上面部の一部に代えて金属を
設け、該伝送線路端部の金属部により、上記配線導体膜
と上記第1の金属膜を電気的に短絡させたので、超高周
波伝送線路用ショート回路を構成している伝送線路を得
ることができる効果がある。
路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、上記
溝内に埋め込んだ誘電体の上面部の一部に代えて金属を
設け、該伝送線路端部の金属部により、上記配線導体膜
と上記第1の金属膜を電気的に短絡させたので、超高周
波伝送線路用ショート回路を構成している伝送線路を得
ることができる効果がある。
【0183】またこの発明(請求項10)にかかる伝送
線路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、上
記配線導体膜の長さを上記溝の長さよりも短くしたの
で、超高周波用伝送線路オープンスタブを構成している
伝送線路を得ることができる効果がある。
線路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、上
記配線導体膜の長さを上記溝の長さよりも短くしたの
で、超高周波用伝送線路オープンスタブを構成している
伝送線路を得ることができる効果がある。
【0184】またこの発明(請求項11)にかかる伝送
線路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、上
記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線金属膜をT型に
分岐させたので、T型分岐回路を構成している伝送線路
を得ることができる効果がある。
線路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、上
記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線金属膜をT型に
分岐させたので、T型分岐回路を構成している伝送線路
を得ることができる効果がある。
【0185】またこの発明(請求項12)にかかる伝送
線路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、そ
の近傍に配置したマイクロストリップ線路と、それとの
間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は
埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマイ
クロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特性イ
ンピーダンスを持つマイクロストリップ線路を介して、
接続したので、線路インピーダンス整合回路を構成して
いる伝送線路を得ることができる効果がある。
線路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、そ
の近傍に配置したマイクロストリップ線路と、それとの
間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は
埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマイ
クロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特性イ
ンピーダンスを持つマイクロストリップ線路を介して、
接続したので、線路インピーダンス整合回路を構成して
いる伝送線路を得ることができる効果がある。
【0186】またこの発明(請求項13)にかかる伝送
線路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、上
記溝の内部に埋め込んだ上記誘電体を、均一に導電性を
持つものとしたので、超高周波用線路型減衰器を構成し
ている伝送線路を得ることができる効果がある。
線路によれば、請求項1に記載の伝送線路において、上
記溝の内部に埋め込んだ上記誘電体を、均一に導電性を
持つものとしたので、超高周波用線路型減衰器を構成し
ている伝送線路を得ることができる効果がある。
【0187】またこの発明(請求項14)にかかる伝送
線路によれば、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に配
線導体を有してなる伝送線路において、上記基板の主面
上に金属層を形成し、上記金属層の表面に溝を形成し、
上記溝内に上記基板と同一の、または異なる誘電率を持
つ誘電体を埋め込み、該誘電体の上面に配線用導体膜を
形成したので、上記金属層に設けた溝側面部が電磁界の
横方向への漏洩を防ぐこととなり、これにより隣合う線
路間の距離を極めて小さくでき、なおかつ上記電磁波閉
じ込め用誘電体厚を制御することにより基板厚は任意の
まま、電磁波高次モードの発生を回避することができる
効果がある。
線路によれば、誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に配
線導体を有してなる伝送線路において、上記基板の主面
上に金属層を形成し、上記金属層の表面に溝を形成し、
上記溝内に上記基板と同一の、または異なる誘電率を持
つ誘電体を埋め込み、該誘電体の上面に配線用導体膜を
形成したので、上記金属層に設けた溝側面部が電磁界の
横方向への漏洩を防ぐこととなり、これにより隣合う線
路間の距離を極めて小さくでき、なおかつ上記電磁波閉
じ込め用誘電体厚を制御することにより基板厚は任意の
まま、電磁波高次モードの発生を回避することができる
効果がある。
【0188】またこの発明(請求項15)にかかる伝送
線路によれば、請求項14記載の伝送線路において、上
記基板の上部に形成した金属層を、該基板の裏面から形
成した貫通孔を介して接地したので、理想的なグラウン
ド特性が得られる効果がある。
線路によれば、請求項14記載の伝送線路において、上
記基板の上部に形成した金属層を、該基板の裏面から形
成した貫通孔を介して接地したので、理想的なグラウン
ド特性が得られる効果がある。
【0189】またこの発明(請求項16)にかかる伝送
線路によれば、請求項14記載の伝送線路において、1
つの上記金属層内に、上記溝,誘電体,及び配線導体か
らなる伝送線路を複数設け、上記基板の裏面に1つの接
地用金属膜を形成し、上記複数の各溝内に埋め込む誘電
体材料として、溝間で相互に異なる、2種類以上の誘電
体材料を設けたので、これにより線路特性の異なる伝送
線路を、線路間距離を極めて小さく設けることができで
きる効果がある。
線路によれば、請求項14記載の伝送線路において、1
つの上記金属層内に、上記溝,誘電体,及び配線導体か
らなる伝送線路を複数設け、上記基板の裏面に1つの接
地用金属膜を形成し、上記複数の各溝内に埋め込む誘電
体材料として、溝間で相互に異なる、2種類以上の誘電
体材料を設けたので、これにより線路特性の異なる伝送
線路を、線路間距離を極めて小さく設けることができで
きる効果がある。
【0190】またこの発明(請求項17)にかかる伝送
線路によれば、請求項14記載の伝送線路において、上
記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2
の誘電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部
の各表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属
膜を上記金属層と接続したので、該伝送線路は該第2の
金属膜により密閉される為、電磁界の横方向及び上方向
への漏洩をより良く防ぐこととなり、これにより高アイ
ソレーションが得られ、伝送効率も良くすることができ
る効果がある。
線路によれば、請求項14記載の伝送線路において、上
記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2
の誘電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部
の各表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属
膜を上記金属層と接続したので、該伝送線路は該第2の
金属膜により密閉される為、電磁界の横方向及び上方向
への漏洩をより良く防ぐこととなり、これにより高アイ
ソレーションが得られ、伝送効率も良くすることができ
る効果がある。
【0191】またこの発明(請求項18)にかかる伝送
線路によれば、請求項15記載の伝送線路において、上
記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2
の誘電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部
の各表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属
膜を上記金属層と接続したので、理想的なグラウンド特
性の状態で、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーションが
得られ、伝送効率も良くすることができる効果がある。
線路によれば、請求項15記載の伝送線路において、上
記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2
の誘電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部
の各表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属
膜を上記金属層と接続したので、理想的なグラウンド特
性の状態で、電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより
良く防ぐこととなり、これにより高アイソレーションが
得られ、伝送効率も良くすることができる効果がある。
【0192】またこの発明(請求項19)にかかる伝送
線路によれば、請求項16記載の伝送線路において、上
記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2
の誘電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部
の各表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属
膜を上記金属層と接続したので、該伝送線路は該第2の
金属膜により密閉される為、電磁界の横方向及び上方向
への漏洩をより良く防ぐこととなり、これにより高アイ
ソレーションが得られ、線路特性の異なる伝送線路の各
々の伝送効率もよくすることができる効果がある。
線路によれば、請求項16記載の伝送線路において、上
記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2
の誘電体を形成し、該第2の誘電体の上部,及び側面部
の各表面に接して第2の金属膜を形成し、該第2の金属
膜を上記金属層と接続したので、該伝送線路は該第2の
金属膜により密閉される為、電磁界の横方向及び上方向
への漏洩をより良く防ぐこととなり、これにより高アイ
ソレーションが得られ、線路特性の異なる伝送線路の各
々の伝送効率もよくすることができる効果がある。
【0193】またこの発明(請求項20)にかかる伝送
線路によれば、請求項17ないし19のいずれかに記載
の伝送線路において、上記第2の誘電体を空気層により
置き換えたので、該伝送線路は誘電率が小さくなり電磁
波の減衰を小さくすることができる効果がある。
線路によれば、請求項17ないし19のいずれかに記載
の伝送線路において、上記第2の誘電体を空気層により
置き換えたので、該伝送線路は誘電率が小さくなり電磁
波の減衰を小さくすることができる効果がある。
【0194】またこの発明(請求項21)にかかる伝送
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電
体の上面部の一部に代えて導電性を持つ誘電体を設け、
該伝送線路端部の導電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上
記伝送線路の特性インピーダンス値に一致させたので、
超高周波伝送線路用終端抵抗を構成している伝送線路を
得ることができる効果がある。
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電
体の上面部の一部に代えて導電性を持つ誘電体を設け、
該伝送線路端部の導電性を持つ誘電体部の抵抗分を、上
記伝送線路の特性インピーダンス値に一致させたので、
超高周波伝送線路用終端抵抗を構成している伝送線路を
得ることができる効果がある。
【0195】またこの発明(請求項22)にかかる伝送
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電
体の上面部の一部に代えて金属を設け、該伝送線路端部
の金属部により、上記配線金属膜と上記金属層を電気的
に短絡させたので、超高周波伝送線路用ショート回路を
構成している伝送線路を得ることができる効果がある。
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込んだ誘電
体の上面部の一部に代えて金属を設け、該伝送線路端部
の金属部により、上記配線金属膜と上記金属層を電気的
に短絡させたので、超高周波伝送線路用ショート回路を
構成している伝送線路を得ることができる効果がある。
【0196】またこの発明(請求項23)にかかる伝送
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
上記配線金属膜の長さを上記溝の長さよりも短くしたの
で、超高周波用伝送線路オープンスタブを構成している
伝送線路を得ることができる効果がある。
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
上記配線金属膜の長さを上記溝の長さよりも短くしたの
で、超高周波用伝送線路オープンスタブを構成している
伝送線路を得ることができる効果がある。
【0197】またこの発明(請求項24)にかかる伝送
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
上記溝,誘電体,及び配線金属膜をT型に分岐させたの
で、T型分岐回路を構成している伝送線路を得ることが
できる効果がある。
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
上記溝,誘電体,及び配線金属膜をT型に分岐させたの
で、T型分岐回路を構成している伝送線路を得ることが
できる効果がある。
【0198】またこの発明(請求項25)にかかる伝送
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
その近傍に配置したマイクロストリップ線路と、それと
の間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01
は埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマ
イクロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特性
インピーダンスを持つマイクロストリップ線路を介し
て、接続したので、線路インピーダンス整合回路を構成
する伝送線路を得ることができる効果がある。
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
その近傍に配置したマイクロストリップ線路と、それと
の間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01
は埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマ
イクロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特性
インピーダンスを持つマイクロストリップ線路を介し
て、接続したので、線路インピーダンス整合回路を構成
する伝送線路を得ることができる効果がある。
【0199】またこの発明(請求項26)にかかる伝送
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
上記溝の内部に設置した上記誘電体を、均一に導電性を
持つものとしたので、超高周波用線路型減衰器を構成し
ている伝送線路を得ることができる効果がある。
線路によれば、請求項14に記載の伝送線路において、
上記溝の内部に設置した上記誘電体を、均一に導電性を
持つものとしたので、超高周波用線路型減衰器を構成し
ている伝送線路を得ることができる効果がある。
【0200】またこの発明(請求項27)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に配線導体を有して
なる伝送線路を製造する方法において、上記基板の主面
に溝を形成する工程と、該溝の底部、側面部の各表面に
第1の金属膜を形成する工程と、上記溝内に上記第1の
金属膜に接して上記基板と同一の、または異なる誘電率
を持つ誘電体を埋め込む工程と、該誘電体の最上部に配
線導体膜を形成する工程と、上記基板の裏面に接地用金
属膜を形成する工程とを含むものとしたので、サイドグ
ランドウォールにより電磁界の横方向への漏洩を防ぐこ
とができ、これにより隣合う線路間の距離を極めて小さ
くできる。なおかつ上記埋め込み誘電体厚を制御するこ
とにより、基板厚は任意のまま電磁波高次モードの発生
を回避することができる高アイソレーションを有する伝
送線路を得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に配線導体を有して
なる伝送線路を製造する方法において、上記基板の主面
に溝を形成する工程と、該溝の底部、側面部の各表面に
第1の金属膜を形成する工程と、上記溝内に上記第1の
金属膜に接して上記基板と同一の、または異なる誘電率
を持つ誘電体を埋め込む工程と、該誘電体の最上部に配
線導体膜を形成する工程と、上記基板の裏面に接地用金
属膜を形成する工程とを含むものとしたので、サイドグ
ランドウォールにより電磁界の横方向への漏洩を防ぐこ
とができ、これにより隣合う線路間の距離を極めて小さ
くできる。なおかつ上記埋め込み誘電体厚を制御するこ
とにより、基板厚は任意のまま電磁波高次モードの発生
を回避することができる高アイソレーションを有する伝
送線路を得ることができる効果がある。
【0201】またこの発明(請求項28)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27記載の伝送線路の製造方法において、上記溝
の底部の表面に形成した第1の金属膜を、上記基板の裏
面から形成した貫通孔を介して接地する工程を含むもの
としたので、理想的なグラウンド特性の、高アイソレー
ションを有する伝送線路を得ることができる効果があ
る。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27記載の伝送線路の製造方法において、上記溝
の底部の表面に形成した第1の金属膜を、上記基板の裏
面から形成した貫通孔を介して接地する工程を含むもの
としたので、理想的なグラウンド特性の、高アイソレー
ションを有する伝送線路を得ることができる効果があ
る。
【0202】またこの発明(請求項29)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27記載の伝送線路の製造方法において、1つの
上記基板上に、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配
線導体からなる伝送線路を複数形成する工程と、上記基
板の裏面に1つの接地用金属膜を形成する工程と、上記
複数の各溝に溝間で相互に異なる誘電体材料を埋め込む
工程とを含むものとしたので、線路特性の異なる複数の
伝送線路を、その線路間距離を極めて小さく設けること
ができる、高アイソレーションを有する伝送線路を得る
ことができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27記載の伝送線路の製造方法において、1つの
上記基板上に、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配
線導体からなる伝送線路を複数形成する工程と、上記基
板の裏面に1つの接地用金属膜を形成する工程と、上記
複数の各溝に溝間で相互に異なる誘電体材料を埋め込む
工程とを含むものとしたので、線路特性の異なる複数の
伝送線路を、その線路間距離を極めて小さく設けること
ができる、高アイソレーションを有する伝送線路を得る
ことができる効果がある。
【0203】またこの発明(請求項30)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27記載の伝送線路の製造方法において、上記埋
め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘
電体を形成する工程と、該第2の誘電体の上部,及び側
面部の各表面に接して第2の金属膜を、上記第1の金属
膜と接続されるよう形成する工程とを含むものとしたの
で、該伝送線路は該第2の金属膜により密閉される為、
電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより良く防ぐこと
ができ、これにより伝送効率の良い、高アイソレーショ
ンを有する伝送線路を得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27記載の伝送線路の製造方法において、上記埋
め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘
電体を形成する工程と、該第2の誘電体の上部,及び側
面部の各表面に接して第2の金属膜を、上記第1の金属
膜と接続されるよう形成する工程とを含むものとしたの
で、該伝送線路は該第2の金属膜により密閉される為、
電磁界の横方向及び上方向への漏洩をより良く防ぐこと
ができ、これにより伝送効率の良い、高アイソレーショ
ンを有する伝送線路を得ることができる効果がある。
【0204】またこの発明(請求項31)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、該伝
送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘電体
の上面部の一部を除去する工程と、該除去した部分に、
その抵抗分が上記伝送線路の特性インピーダンス値と一
致する導電性を持つ誘電体を埋め込む工程とを含むもの
としたので、超高周波伝送線路用終端抵抗を構成する、
高アイソレーションを有する伝送線路を得ることができ
る効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、該伝
送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘電体
の上面部の一部を除去する工程と、該除去した部分に、
その抵抗分が上記伝送線路の特性インピーダンス値と一
致する導電性を持つ誘電体を埋め込む工程とを含むもの
としたので、超高周波伝送線路用終端抵抗を構成する、
高アイソレーションを有する伝送線路を得ることができ
る効果がある。
【0205】またこの発明(請求項32)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、該伝
送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘電体
の上面部の一部を除去する工程と、該除去した部分に、
上記配線導体膜と上記第1の金属膜を電気的に短絡させ
る金属を埋め込む工程とを含むものとしたので、超高周
波伝送線路用ショート回路を構成する、高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路を得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、該伝
送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘電体
の上面部の一部を除去する工程と、該除去した部分に、
上記配線導体膜と上記第1の金属膜を電気的に短絡させ
る金属を埋め込む工程とを含むものとしたので、超高周
波伝送線路用ショート回路を構成する、高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路を得ることができる効果がある。
【0206】またこの発明(請求項33)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、上記
誘電体の最上部に配線導体膜を形成する工程は、上記誘
電体の最上部に上記溝の長さより短い配線導体膜を形成
する工程としたので、超高周波用伝送線路オープンスタ
ブを構成する、高アイソレーションを有する伝送線路を
得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、上記
誘電体の最上部に配線導体膜を形成する工程は、上記誘
電体の最上部に上記溝の長さより短い配線導体膜を形成
する工程としたので、超高周波用伝送線路オープンスタ
ブを構成する、高アイソレーションを有する伝送線路を
得ることができる効果がある。
【0207】またこの発明(請求項34)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、上記
溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線導体膜を形成する
工程は、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線導体
膜をT型に形成する工程としたので、T型分岐回路を構
成する、高アイソレーションを有する伝送線路を得るこ
とができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、上記
溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線導体膜を形成する
工程は、上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線導体
膜をT型に形成する工程としたので、T型分岐回路を構
成する、高アイソレーションを有する伝送線路を得るこ
とができる効果がある。
【0208】またこの発明(請求項35)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、その
近傍に配置されたマイクロストリップ線路と、それとの
間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は
埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマイ
クロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特性イ
ンピーダンスを持つマイクロストリップ線路を形成し、
該線路を介して接続する工程を含むものとしたので、線
路インピーダンス整合回路を構成する、高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路を得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、その
近傍に配置されたマイクロストリップ線路と、それとの
間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は
埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマイ
クロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特性イ
ンピーダンスを持つマイクロストリップ線路を形成し、
該線路を介して接続する工程を含むものとしたので、線
路インピーダンス整合回路を構成する、高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路を得ることができる効果がある。
【0209】またこの発明(請求項36)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、上記
溝内に上記第1の金属膜に接して上記基板と同一のまた
は異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程は、上記溝
内に上記第1の金属膜に接して均一に導電性を持つ誘電
体を埋め込む工程としたので超高周波用線路型減衰器を
構成する、高アイソレーションを有する伝送線路を得る
ことができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項27に記載の伝送線路の製造方法において、上記
溝内に上記第1の金属膜に接して上記基板と同一のまた
は異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程は、上記溝
内に上記第1の金属膜に接して均一に導電性を持つ誘電
体を埋め込む工程としたので超高周波用線路型減衰器を
構成する、高アイソレーションを有する伝送線路を得る
ことができる効果がある。
【0210】またこの発明(請求項37)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に配線導体を有して
なる伝送線路を製造する方法において、上記基板の主面
上に金属層を形成する工程と、該金属層の表面に溝を形
成する工程と、該溝内に上記基板と同一または異なる誘
電率を持つ誘電体を埋め込む工程と、該誘電体の最上部
に配線用導体膜を形成する工程と、上記基板の裏面に接
地用金属膜を形成する工程とを含むものとしたので、サ
イドグランドウォールにより、電磁界の横方向への漏洩
を防ぐことができ、これにより隣合う線路間の距離を極
めて小さくできる。なおかつ上記埋め込み誘電体厚を制
御することにより、基板厚は任意のまま電磁波高次モー
ドの発生を回避することができる、高アイソレーション
を有する伝送線路を得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に配線導体を有して
なる伝送線路を製造する方法において、上記基板の主面
上に金属層を形成する工程と、該金属層の表面に溝を形
成する工程と、該溝内に上記基板と同一または異なる誘
電率を持つ誘電体を埋め込む工程と、該誘電体の最上部
に配線用導体膜を形成する工程と、上記基板の裏面に接
地用金属膜を形成する工程とを含むものとしたので、サ
イドグランドウォールにより、電磁界の横方向への漏洩
を防ぐことができ、これにより隣合う線路間の距離を極
めて小さくできる。なおかつ上記埋め込み誘電体厚を制
御することにより、基板厚は任意のまま電磁波高次モー
ドの発生を回避することができる、高アイソレーション
を有する伝送線路を得ることができる効果がある。
【0211】またこの発明(請求項38)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37記載の伝送線路の製造方法において、上記基
板の上部に形成した金属層を、該基板の裏面から形成し
た貫通孔を介して接地する工程を含むものとしたので、
理想的なグラウンド特性の、高アイソレーションを有す
る伝送線路を得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37記載の伝送線路の製造方法において、上記基
板の上部に形成した金属層を、該基板の裏面から形成し
た貫通孔を介して接地する工程を含むものとしたので、
理想的なグラウンド特性の、高アイソレーションを有す
る伝送線路を得ることができる効果がある。
【0212】またこの発明(請求項39)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37記載の伝送線路の製造方法において、1つの
上記基板上に、上記溝,誘電体,及び配線導体からなる
伝送線路を複数形成する工程と、上記基板の裏面に1つ
の接地用金属膜を形成する工程と、上記複数の各溝に溝
間で相互に異なる誘電体材料を埋め込む工程とを含むも
のとしたので、線路特性の異なる複数の伝送線路を、そ
の線路間距離を極めて小さく設けることができる、高ア
イソレーションを有する伝送線路を得ることができる効
果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37記載の伝送線路の製造方法において、1つの
上記基板上に、上記溝,誘電体,及び配線導体からなる
伝送線路を複数形成する工程と、上記基板の裏面に1つ
の接地用金属膜を形成する工程と、上記複数の各溝に溝
間で相互に異なる誘電体材料を埋め込む工程とを含むも
のとしたので、線路特性の異なる複数の伝送線路を、そ
の線路間距離を極めて小さく設けることができる、高ア
イソレーションを有する伝送線路を得ることができる効
果がある。
【0213】またこの発明(請求項40)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37記載の伝送線路の製造方法において、上記埋
め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘
電体を形成する工程と、該第2の誘電体の上部,及び側
面部の各表面に接して第2の金属膜を、上記金属層と接
続されるよう形成する工程とを含むものとしたので、該
伝送線路は該第2の金属膜により密閉される為、電磁界
の横方向及び上方向への漏洩をより良く防ぐことがで
き、これにより伝送効率の良い、高アイソレーションを
有する伝送線路を得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37記載の伝送線路の製造方法において、上記埋
め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第2の誘
電体を形成する工程と、該第2の誘電体の上部,及び側
面部の各表面に接して第2の金属膜を、上記金属層と接
続されるよう形成する工程とを含むものとしたので、該
伝送線路は該第2の金属膜により密閉される為、電磁界
の横方向及び上方向への漏洩をより良く防ぐことがで
き、これにより伝送効率の良い、高アイソレーションを
有する伝送線路を得ることができる効果がある。
【0214】またこの発明(請求項41)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、該伝
送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘電体
の上面部の一部を除去する工程と、該除去した部分に、
その抵抗分が上記伝送線路の特性インピーダンス値と一
致する導電性を持つ誘電体を埋め込む工程とを含むもの
としたので、超高周波伝送線路用終端抵抗を構成する、
高アイソレーションを有する伝送線路を得ることができ
る効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、該伝
送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘電体
の上面部の一部を除去する工程と、該除去した部分に、
その抵抗分が上記伝送線路の特性インピーダンス値と一
致する導電性を持つ誘電体を埋め込む工程とを含むもの
としたので、超高周波伝送線路用終端抵抗を構成する、
高アイソレーションを有する伝送線路を得ることができ
る効果がある。
【0215】またこの発明(請求項42)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、該伝
送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘電体
の上面部の一部を除去する工程と、該除去した部分に、
上記配線導体膜と上記金属層を電気的に短絡させる金属
を埋め込む工程とを含むものとしたので、超高周波伝送
線路用ショート回路を構成する、高アイソレーションを
有する伝送線路を得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、該伝
送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘電体
の上面部の一部を除去する工程と、該除去した部分に、
上記配線導体膜と上記金属層を電気的に短絡させる金属
を埋め込む工程とを含むものとしたので、超高周波伝送
線路用ショート回路を構成する、高アイソレーションを
有する伝送線路を得ることができる効果がある。
【0216】またこの発明(請求項43)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、上記
誘電体の最上部に配線金属膜を形成する工程は、上記誘
電体の最上部に上記溝の長さよりも短い配線金属膜を形
成する工程としたので、超高周波用伝送線路オープンス
タブを構成する、高アイソレーションを有する伝送線路
を得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、上記
誘電体の最上部に配線金属膜を形成する工程は、上記誘
電体の最上部に上記溝の長さよりも短い配線金属膜を形
成する工程としたので、超高周波用伝送線路オープンス
タブを構成する、高アイソレーションを有する伝送線路
を得ることができる効果がある。
【0217】またこの発明(請求項44)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、上記
溝,誘電体,及び配線導体膜を形成する工程は、上記
溝,誘電体,及び配線導体膜をT型に形成する工程とし
たので、T型分岐回路を構成する、高アイソレーション
を有する伝送線路を得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、上記
溝,誘電体,及び配線導体膜を形成する工程は、上記
溝,誘電体,及び配線導体膜をT型に形成する工程とし
たので、T型分岐回路を構成する、高アイソレーション
を有する伝送線路を得ることができる効果がある。
【0218】またこの発明(請求項45)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、その
近傍に配置されたマイクロストリップ線路と、それとの
間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は
埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマイ
クロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特性イ
ンピーダンスを持つマイクロストリップ線路を形成し、
該線路を介して接続する工程を含むものとしたので、線
路インピーダンス整合回路を構成する、高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路を得ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、その
近傍に配置されたマイクロストリップ線路と、それとの
間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z01は
埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02はマイ
クロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特性イ
ンピーダンスを持つマイクロストリップ線路を形成し、
該線路を介して接続する工程を含むものとしたので、線
路インピーダンス整合回路を構成する、高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路を得ることができる効果がある。
【0219】またこの発明(請求項46)にかかる高ア
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、上記
溝内に上記基板と同一または異なる誘電率を持つ誘電体
を埋め込む工程は、上記溝内に均一に導電性を持つ誘電
体を埋め込む工程としたので、超高周波用線路型減衰器
を構成する、高アイソレーションを有する伝送線路を得
ることができる効果がある。
イソレーションを有する伝送線路の製造方法によれば、
請求項37に記載の伝送線路の製造方法において、上記
溝内に上記基板と同一または異なる誘電率を持つ誘電体
を埋め込む工程は、上記溝内に均一に導電性を持つ誘電
体を埋め込む工程としたので、超高周波用線路型減衰器
を構成する、高アイソレーションを有する伝送線路を得
ることができる効果がある。
【図1】 本発明の第1の実施例による高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路を示す斜視図。
ョンを有する伝送線路を示す斜視図。
【図2】 本発明の上記実施例1による高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路を示す断面図。
ョンを有する伝送線路を示す断面図。
【図3】 上記実施例1の有効性を確認するために行な
った数値計算結果,及びその数値計算に使用したモデル
を示す図。
った数値計算結果,及びその数値計算に使用したモデル
を示す図。
【図4】 本発明の上記実施例1による高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフロー
図。
ョンを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフロー
図。
【図5】 本発明の第2の実施例による高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路を示す断面図。
ョンを有する伝送線路を示す断面図。
【図6】 本発明の上記実施例2による高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフロー
図。
ョンを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフロー
図。
【図7】 本発明の第3の実施例による高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路を示す断面図。
ョンを有する伝送線路を示す断面図。
【図8】 本発明の上記実施例3による高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフロー
図。
ョンを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフロー
図。
【図9】 本発明の第4の実施例による高アイソレーシ
ョンを有する伝送線路を示す断面図。
ョンを有する伝送線路を示す断面図。
【図10】 本発明の上記実施例3による高アイソレー
ションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフロ
ー図。
ションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフロ
ー図。
【図11】 本発明の第5の実施例による高アイソレー
ションを有する伝送線路を示す断面図。
ションを有する伝送線路を示す断面図。
【図12】 本発明の第6の実施例による高アイソレー
ションを有する伝送線路を示す断面図。
ションを有する伝送線路を示す断面図。
【図13】 本発明の第7の実施例による高アイソレー
ションを有する伝送線路を示す断面図。
ションを有する伝送線路を示す断面図。
【図14】 本発明の第8の実施例による高アイソレー
ションを有する伝送線路を示す断面図。
ションを有する伝送線路を示す断面図。
【図15】 本発明の第9の実施例による高アイソレー
ションを有する伝送線路を示す断面図。
ションを有する伝送線路を示す断面図。
【図16】 本発明の第10の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図17】 本発明の上記実施例10による高アイソレ
ーションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフ
ロー図。
ーションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフ
ロー図。
【図18】 本発明の第11の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図19】 本発明の第12の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図20】 本発明の第13の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図21】 本発明の第14の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図22】 本発明の第15の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図23】 本発明の第16の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
【図24】 本発明の上記実施例16による高アイソレ
ーションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフ
ロー図。
ーションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフ
ロー図。
【図25】 本発明の第17の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
【図26】 本発明の上記実施例17による高アイソレ
ーションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフ
ロー図。
ーションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフ
ロー図。
【図27】 本発明の第18の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
【図28】 本発明の上記実施例18による高アイソレ
ーションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフ
ロー図。
ーションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフ
ロー図。
【図29】 本発明の第19の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
【図30】 本発明の上記実施例19による高アイソレ
ーションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフ
ロー図。
ーションを有する伝送線路の製造方法を説明する為のフ
ロー図。
【図31】 本発明の第20の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
【図32】 本発明の第21の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
【図33】 本発明の第22の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
【図34】 本発明の第23の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
【図35】 本発明の第24の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
ーションを有する伝送線路を示す断面図。
【図36】 本発明の第25の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図37】 本発明の第26の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図38】 本発明の第27の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図39】 本発明の第28の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図40】 本発明の第29の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図41】 本発明の第30の実施例による高アイソレ
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
ーションを有する伝送線路を示す斜視図。
【図42】 従来のマイクロストリップ伝送線路を示す
図。
図。
【図43】 従来のある例のマイクロストリップ線路の
問題点、及び従来の他の例のマイクロストリップ線路の
問題点を示す図。
問題点、及び従来の他の例のマイクロストリップ線路の
問題点を示す図。
1 誘電体基板もしくは半絶縁性基板、2 地導体、3
マイクロストリップ導体線路、4 第1の金属膜、5
第1の埋め込み誘電体、5’異なる材料による第1の
埋め込み誘電体、6 第2の埋め込み誘電体、7 空気
層、8 第2の金属膜、9 バイアホール、10,10
a溝、11 抵抗成分をもつ誘電体、11a 導体線路
端の位置、12 良導体、13 接続用マイクロストリ
ップ導体線路、14 マイクロストリップ導体線路、1
5 均一に導電性をもつ誘電体、16 金属層、20
保護膜。
マイクロストリップ導体線路、4 第1の金属膜、5
第1の埋め込み誘電体、5’異なる材料による第1の
埋め込み誘電体、6 第2の埋め込み誘電体、7 空気
層、8 第2の金属膜、9 バイアホール、10,10
a溝、11 抵抗成分をもつ誘電体、11a 導体線路
端の位置、12 良導体、13 接続用マイクロストリ
ップ導体線路、14 マイクロストリップ導体線路、1
5 均一に導電性をもつ誘電体、16 金属層、20
保護膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01P 1/26 5/02 A 11/00 G C27-46
Claims (46)
- 【請求項1】 誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に配
線導体を有してなる伝送線路において、 上記基板の主面に溝が形成され、 該溝の底部,及び側面部の各表面に第1の金属膜が形成
され、 上記溝内に上記第1の金属膜に接して上記基板と同一
の、または異なる誘電率を持つ誘電体が埋め込まれてお
り、 該誘電体の最上部に配線導体膜が形成され、 上記基板の裏面に接地用金属膜が形成されており、 高アイソレーションを有することを特徴とする伝送線
路。 - 【請求項2】 請求項1記載の伝送線路において、 上記溝の底部の表面に形成された第1の金属膜が、上記
基板の裏面から形成した貫通孔を介して接地されている
ことを特徴とする伝送線路。 - 【請求項3】 請求項1記載の伝送線路において、 1つの上記基板上に、上記溝,第1の金属膜,誘電体,
及び配線導体からなる伝送線路が複数設けられ、 上記基板の裏面に1つの接地用金属膜が形成されてお
り、 上記複数の各溝内に埋め込まれた誘電体材料として、溝
間で相互に異なる、2種類以上の誘電体材料が設けられ
ていることを特徴とする伝送線路。 - 【請求項4】 請求項1記載の伝送線路において、 上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第
2の誘電体が形成され、 該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接して第
2の金属膜が形成され、 該第2の金属膜が上記第1の金属膜と接続されているこ
とを特徴とする伝送線路。 - 【請求項5】 請求項2記載の伝送線路において、 上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第
2の誘電体が形成され、 該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接して第
2の金属膜が形成され、 該第2の金属膜が上記第1の金属膜と接続されているこ
とを特徴とする伝送線路。 - 【請求項6】 請求項3記載の伝送線路において、 上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第
2の誘電体が形成され、 該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接して第
2の金属膜が形成され、 該第2の金属膜が上記第1の金属膜と接続されているこ
とを特徴とする伝送線路。 - 【請求項7】 請求項4ないし6のいずれかに記載の伝
送線路において、 上記第2の誘電体が、空気層により置き換えられている
ことを特徴とする伝送線路。 - 【請求項8】 請求項1に記載の伝送線路において、 該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘
電体の上面部の一部に代えて導電性を持つ誘電体が設け
られ、該伝送線路端部の導電性を持つ誘電体部の抵抗分
が、上記伝送線路の特性インピーダンス値に一致してお
り、 超高周波伝送線路用終端抵抗を構成していることを特徴
とする伝送線路。 - 【請求項9】 請求項1に記載の伝送線路において、 該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘
電体の上面部の一部に代えて金属が設けられ、該伝送線
路端部の金属部は、上記配線導体膜と上記第1の金属膜
を電気的に短絡するものであり、 超高周波伝送線路用ショート回路を構成していることを
特徴とする伝送線路。 - 【請求項10】 請求項1に記載の伝送線路において、 上記配線導体膜の長さが上記溝の長さよりも短く、超高
周波用伝送線路オープンスタブを構成していることを特
徴とする伝送線路。 - 【請求項11】 請求項1に記載の伝送線路において、 上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線導体膜からな
る伝送線路がT型に分岐しており、 T型分岐回路を構成していることを特徴とする伝送線
路。 - 【請求項12】 請求項1に記載の伝送線路において、 その近傍に配置されたマイクロストリップ線路と、それ
との間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z
01は埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02は
マイクロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特
性インピーダンスを持つマイクロストリップ線路を介し
て、接続されており、 線路インピーダンス整合回路を構成していることを特徴
とする伝送線路。 - 【請求項13】 請求項1に記載の伝送線路において、 上記溝の内部に埋め込まれた上記誘電体を、均一に導電
性を持つものとし、 線路が損失を持つ超高周波用線路型減衰器を構成してい
ることを特徴とする伝送線路。 - 【請求項14】 誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に
配線導体を有してなる伝送線路において、 上記基板の主面上に金属層が形成されており、 上記金属層の表面に溝が形成され、 上記溝内に上記基板と同一の、または異なる誘電率を持
つ誘電体が埋め込まれており、 該誘電体の上面に配線導体膜が形成されており、 高アイソレーションを有することを特徴とする伝送線
路。 - 【請求項15】 請求項14記載の伝送線路において、 上記基板の上部に形成された金属層が、該基板の裏面か
ら形成された貫通孔を介して接地されていることを特徴
とする伝送線路。 - 【請求項16】 請求項14記載の伝送線路において、 1つの上記金属層内に、上記溝,誘電体,及び配線導体
からなる伝送線路が複数設けられ、 上記基板の裏面に1つの接地用金属膜が形成されてお
り、 上記複数の各溝内に埋め込まれた誘電体材料として、溝
間で相互に異なる、2種類以上の誘電体材料が設けられ
ていることを特徴とする伝送線路。 - 【請求項17】 請求項14記載の伝送線路において、 上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第
2の誘電体が形成され、 該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接して第
2の金属膜が形成され、 該第2の金属膜が上記金属層と接続されていることを特
徴とする伝送線路。 - 【請求項18】 請求項15記載の伝送線路において、 上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第
2の誘電体が形成され、 該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接して第
2の金属膜が形成され、 該第2の金属膜が上記金属層と接続されていることを特
徴とする伝送線路。 - 【請求項19】 請求項16記載の伝送線路において、 上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第
2の誘電体が形成され、 該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接して第
2の金属膜が形成され、 該第2の金属膜が上記金属層と接続されていることを特
徴とする伝送線路。 - 【請求項20】 請求項17ないし19のいずれかに記
載の伝送線路において、 上記第2の誘電体が、空気層により置き換えられている
ことを特徴とする伝送線路。 - 【請求項21】 請求項14に記載の伝送線路におい
て、 該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘
電体の上面部の一部に代えて導電性を持つ誘電体が設け
られ、該伝送線路端部の導電性を持つ誘電体部の抵抗分
が、上記伝送線路の特性インピーダンス値に一致してお
り、超高周波伝送線路用終端抵抗を構成していることを
特徴とする伝送線路。 - 【請求項22】 請求項14に記載の伝送線路におい
て、 該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘
電体の上面部の一部に代えて金属が設けられ、該伝送線
路端部の金属部は、上記配線金属膜と上記金属層を電気
的に短絡するものであり、 超高周波伝送線路用ショート回路を構成していることを
特徴とする伝送線路。 - 【請求項23】 請求項14に記載の伝送線路におい
て、 上記配線導体膜の長さが上記溝の長さよりも短く、超高
周波用伝送線路オープンスタブを構成していることを特
徴とする伝送線路。 - 【請求項24】 請求項14に記載の伝送線路におい
て、 上記溝,誘電体,及び配線金属膜がT型に分岐してお
り、 T型分岐回路を構成していることを特徴とする伝送線
路。 - 【請求項25】 請求項14に記載の伝送線路におい
て、 その近傍に配置されたマイクロストリップ線路と、それ
との間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z
01は埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02は
マイクロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特
性インピーダンスを持つマイクロストリップ線路を介し
て、接続されており、 線路インピーダンス整合回路を構成していることを特徴
とする伝送線路。 - 【請求項26】 請求項14に記載の伝送線路におい
て、 上記溝の内部に設置された上記誘電体を、均一に導電性
を持つものとし、 線路が損失を持つ超高周波用線路型減衰器を構成してい
ることを特徴とする伝送線路。 - 【請求項27】 誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に
配線導体を有してなる伝送線路を製造する方法におい
て、 上記基板の主面に溝を形成する工程と、 該溝の底部、側面部の各表面に第1の金属膜を形成する
工程と、 上記溝内に上記第1の金属膜に接して上記基板と同一の
または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程と、 該誘電体の最上部に配線導体膜を形成する工程と、 上記基板の裏面に接地用金属膜を形成する工程とを含
み、 高アイソレーションを有する伝送線路を製造することを
特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項28】 請求項27記載の伝送線路の製造方法
において、 上記溝の底部の表面に形成した第1の金属膜を、上記基
板の裏面から形成した貫通孔を介して接地する工程を含
むことを特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項29】 請求項27記載の伝送線路の製造方法
において、 1つの上記基板上に、上記溝,第1の金属膜,誘電体,
及び配線導体からなる伝送線路を複数形成する工程と、 上記基板の裏面に1つの接地用金属膜を形成する工程
と、 上記複数の各溝に、溝間で相互に異なる誘電体材料を埋
め込む工程とを含むことを特徴とする伝送線路の製造方
法。 - 【請求項30】 請求項27記載の伝送線路の製造方法
において、 上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第
2の誘電体を形成する工程と、 該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接して第
2の金属膜を、上記第1の金属膜と接続されるよう形成
する工程とを含むことを特徴とする伝送線路の製造方
法。 - 【請求項31】 請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、 該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘
電体の上面部の一部を除去する工程と、 該除去した部分に、その抵抗分が上記伝送線路の特性イ
ンピーダンス値と一致する導電性を持つ誘電体を埋め込
む工程とを含み、 超高周波伝送線路用終端抵抗を構成する伝送線路を製造
することを特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項32】 請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、 該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘
電体の上面部の一部を除去する工程と、 該除去した部分に、上記配線導体膜と上記第1の金属膜
を電気的に短絡させる金属を埋め込む工程とを含み、 超高周波伝送線路用ショート回路を構成する伝送線路を
製造することを特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項33】 請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、 上記誘電体の最上部に配線導体膜を形成する工程は、 上記誘電体の最上部に上記溝の長さよりも短い配線導体
膜を形成する工程とし、 超高周波用伝送線路オープンスタブを構成する伝送線路
を製造することを特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項34】 請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、 上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線導体膜を形成
する工程は、 上記溝,第1の金属膜,誘電体,及び配線導体膜をT型
に形成する工程とし、 T型分岐回路を構成する伝送線路を製造することを特徴
とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項35】 請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、 その近傍に配置されたマイクロストリップ線路と、それ
との間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z
01は埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02は
マイクロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特
性インピーダンスを持つマイクロストリップ線路を形成
し、該線路を介して接続する工程を含み、 線路インピーダンス整合回路を構成する伝送線路を製造
することを特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項36】 請求項27に記載の伝送線路の製造方
法において、 上記溝内に上記第1の金属膜に接して上記基板と同一の
または異なる誘電率を持つ誘電体を埋め込む工程は、 上記溝内に上記第1の金属膜に接して均一に導電性を持
つ誘電体を埋め込む工程とし、 損失を持つ超高周波用線路型減衰器を構成する伝送線路
を製造することを特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項37】 誘電体基板もしくは半絶縁性基板上に
配線導体を有してなる伝送線路を製造する方法におい
て、 上記基板の主面上に金属層を形成する工程と、 該金属層の表面に溝を形成する工程と、 該溝内に上記基板と同一または異なる誘電率を持つ誘電
体を埋め込む工程と、 該誘電体の最上部に配線用導体膜を形成する工程と、 上記基板の裏面に接地用金属膜を形成する工程とを含
み、 高アイソレーションを有する伝送線路を製造することを
特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項38】 請求項37記載の伝送線路の製造方法
において、 上記基板の上部に形成した金属層を、該基板の裏面から
形成した貫通孔を介して接地する工程を含むことを特徴
とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項39】 請求項37記載の伝送線路の製造方法
において、 1つの上記基板上に、上記溝,誘電体,及び配線導体か
らなる伝送線路を複数形成する工程と、 上記基板の裏面に1つの接地用金属膜を形成する工程
と、 上記複数の各溝に、溝間で相互に異なる誘電体材料を埋
め込む工程とを含むことを特徴とする伝送線路の製造方
法。 - 【請求項40】 請求項37記載の伝送線路の製造方法
において、 上記埋め込み誘電体,及び配線導体に接してその上に第
2の誘電体を形成する工程と、 該第2の誘電体の上部,及び側面部の各表面に接して第
2の金属膜を、上記金属層と接続されるよう形成する工
程とを含むことを特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項41】 請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、 該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘
電体の上面部の一部を除去する工程と、 該除去した部分に、その抵抗分が上記伝送線路の特性イ
ンピーダンス値と一致する導電性を持つ誘電体を埋め込
む工程とを含み、 超高周波伝送線路用終端抵抗を構成する伝送線路を製造
することを特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項42】 請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、 該伝送線路の端部において、上記溝内に埋め込まれた誘
電体の上面部の一部を除去する工程と、 該除去した部分に、上記配線導体膜と上記金属層を電気
的に短絡させる金属を埋め込む工程とを含み、 超高周波伝送線路用ショート回路を構成する伝送線路を
製造することを特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項43】 請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、 上記誘電体の最上部に配線金属膜を形成する工程は、 上記誘電体の最上部に上記溝の長さよりも短い配線金属
膜を形成する工程とし、 超高周波用伝送線路オープンスタブを構成する伝送線路
を製造することを特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項44】 請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、 上記溝,誘電体,及び配線導体膜を形成する工程は、 上記溝,誘電体,及び配線導体膜をT型に形成する工程
とし、 T型分岐回路を構成する伝送線路を製造することを特徴
とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項45】 請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、 その近傍に配置されたマイクロストリップ線路と、それ
との間に、1/4λの線路長でZc=√Z01×Z02(Z
01は埋め込み誘電体線路の特性インピーダンス、Z02は
マイクロストリップ線路の特性インピーダンス)なる特
性インピーダンスを持つマイクロストリップ線路を形成
し、該線路を介して接続する工程を含み、 線路インピーダンス整合回路を構成する伝送線路を製造
することを特徴とする伝送線路の製造方法。 - 【請求項46】 請求項37に記載の伝送線路の製造方
法において、 上記溝内に上記基板と同一または異なる誘電率を持つ誘
電体を埋め込む工程は、 上記溝内に均一に導電性を持つ誘電体を埋め込む工程と
し、 損失を持つ超高周波用線路型減衰器を構成する伝送線路
を製造することを特徴とする伝送線路の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6253631A JPH08125412A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 伝送線路,及びその製造方法 |
US08/544,196 US5652557A (en) | 1994-10-19 | 1995-10-17 | Transmission lines and fabricating method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6253631A JPH08125412A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 伝送線路,及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08125412A true JPH08125412A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17254034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6253631A Pending JPH08125412A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 伝送線路,及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5652557A (ja) |
JP (1) | JPH08125412A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001177240A (ja) * | 1999-12-21 | 2001-06-29 | Toyo Kohan Co Ltd | 多層プリント配線板及びその製造方法 |
JP2001358140A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2012222182A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Sony Corp | 半導体装置 |
JP2016014697A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-28 | 株式会社フジクラ | 高周波回路及び光変調器 |
JP2019114689A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 京セラ株式会社 | 高周波基体、高周波パッケージおよび高周波モジュール |
WO2020009146A1 (ja) * | 2018-07-06 | 2020-01-09 | 株式会社フジクラ | 高周波受動部品、および、高周波受動部品の製造方法 |
Families Citing this family (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5929728A (en) * | 1997-06-25 | 1999-07-27 | Hewlett-Packard Company | Imbedded waveguide structures for a microwave circuit package |
KR100308871B1 (ko) * | 1998-12-28 | 2001-11-03 | 윤덕용 | 동축 구조의 신호선 및 그의 제조 방법 |
JP3219067B2 (ja) * | 1999-01-08 | 2001-10-15 | 日本電気株式会社 | 集積回路 |
US6545338B1 (en) | 1999-10-28 | 2003-04-08 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Methods for implementing co-axial interconnect lines in a CMOS process for high speed RF and microwave applications |
US6569757B1 (en) | 1999-10-28 | 2003-05-27 | Philips Electronics North America Corporation | Methods for forming co-axial interconnect lines in a CMOS process for high speed applications |
JP2001230606A (ja) * | 2000-02-15 | 2001-08-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロストリップ線路と、これを用いたマイクロ波装置 |
SE522650C2 (sv) * | 2000-10-31 | 2004-02-24 | Ericsson Telefon Ab L M | Anordning på ett mönsterkort och förfarande för tillverkning av en sådan anordning |
US9614266B2 (en) | 2001-12-03 | 2017-04-04 | Microfabrica Inc. | Miniature RF and microwave components and methods for fabricating such components |
US7195989B2 (en) * | 2003-05-07 | 2007-03-27 | Microfabrica Inc. | Electrochemical fabrication methods using transfer plating of masks |
US20080121343A1 (en) * | 2003-12-31 | 2008-05-29 | Microfabrica Inc. | Electrochemical Fabrication Methods Incorporating Dielectric Materials and/or Using Dielectric Substrates |
US7239219B2 (en) | 2001-12-03 | 2007-07-03 | Microfabrica Inc. | Miniature RF and microwave components and methods for fabricating such components |
US20050202667A1 (en) * | 2001-12-03 | 2005-09-15 | University Of Southern California | Electrochemical fabrication methods incorporating dielectric materials and/or using dielectric substrates |
AU2002360464A1 (en) | 2001-12-03 | 2003-06-17 | Memgen Corporation | Miniature rf and microwave components and methods for fabricating such components |
JP3862633B2 (ja) * | 2002-08-14 | 2006-12-27 | 東京エレクトロン株式会社 | 非放射性誘電体線路の製造方法 |
TWI220070B (en) * | 2002-12-31 | 2004-08-01 | Advanced Semiconductor Eng | High-frequency substrate |
US20040135218A1 (en) * | 2003-01-13 | 2004-07-15 | Zhizhang Chen | MOS transistor with high k gate dielectric |
KR20040073131A (ko) * | 2003-02-13 | 2004-08-19 | 엘지전자 주식회사 | 포토닉 밴드갭 코플래너 웨이브가이드 및 이를 이용한전력 분배기 제조 방법 |
US10297421B1 (en) | 2003-05-07 | 2019-05-21 | Microfabrica Inc. | Plasma etching of dielectric sacrificial material from reentrant multi-layer metal structures |
JP4148069B2 (ja) * | 2003-08-28 | 2008-09-10 | ソニー株式会社 | マイクロストリップライン構造を有する基板、マイクロストリップライン構造を有する半導体装置、及びマイクロストリップライン構造を有する基板の製造方法 |
US20050156693A1 (en) * | 2004-01-20 | 2005-07-21 | Dove Lewis R. | Quasi-coax transmission lines |
DE102004022176B4 (de) * | 2004-05-05 | 2009-07-23 | Atmel Germany Gmbh | Verfahren zur Herstellung von passiven Bauelementen auf einem Substrat |
US7889031B2 (en) * | 2004-11-24 | 2011-02-15 | Banpil Photonics, Inc. | High-speed electrical interconnects and method of manufacturing |
US7499124B2 (en) * | 2005-05-05 | 2009-03-03 | Industrial Technology Research Institute | Polymer dispersed liquid crystal device conditioned with a predetermined anchoring energy, a predetermined polymer concentration by weight percent and a predetermined cell gap to enhance phase separation and to make smaller and more uniform liquid crystal droplets |
ATE519359T1 (de) * | 2005-06-15 | 2011-08-15 | Bae Systems Plc | Übertragungsleitung |
US8970328B2 (en) | 2006-09-22 | 2015-03-03 | Intel Corporation | TEM mode transmission line comprising a conductor line mounted in a three sided open groove and method of manufacture |
TWI328413B (en) * | 2007-02-14 | 2010-08-01 | Advanced Semiconductor Eng | A device for impedance matching on substrate |
US7855623B2 (en) * | 2007-06-22 | 2010-12-21 | Tessera, Inc. | Low loss RF transmission lines having a reference conductor with a recess portion opposite a signal conductor |
US7932179B2 (en) * | 2007-07-27 | 2011-04-26 | Micron Technology, Inc. | Method for fabricating semiconductor device having backside redistribution layers |
US20090032964A1 (en) * | 2007-07-31 | 2009-02-05 | Micron Technology, Inc. | System and method for providing semiconductor device features using a protective layer |
KR20090078287A (ko) * | 2008-01-14 | 2009-07-17 | 삼성전자주식회사 | 전기기기 |
SE532390C2 (sv) | 2008-03-19 | 2010-01-12 | Powerwave Technologies Sweden Ab | Transmissionsledning och ett förfarande för tillverkning av en transmissionsledning |
MX2010010233A (es) * | 2008-03-19 | 2011-03-15 | Aurimmed Pharma Inc Star | Compuestos novedosos utiles en el tratamiento de afecciones y trastornos del sistema nervioso central. |
JP2015111649A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-06-18 | 京セラ株式会社 | 金属体付きサファイア構造体、金属体付きサファイア構造体の製造方法、電子機器、および外装体 |
JP6499804B2 (ja) * | 2016-03-18 | 2019-04-10 | 日本電信電話株式会社 | 光変調器 |
US12082336B2 (en) * | 2020-09-14 | 2024-09-03 | Lumentum Japan, Inc. | Differential circuit board and semiconductor light emitting device |
CN112739031B (zh) * | 2021-03-30 | 2021-06-08 | 四川英创力电子科技股份有限公司 | 一种具有侧面金属化凹槽的印制电路板及其加工工艺 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3225351A (en) * | 1962-03-09 | 1965-12-21 | Maurice G Chatelain | Vertically polarized microstrip antenna for glide path system |
US4482873A (en) * | 1982-09-16 | 1984-11-13 | Rockwell International Corporation | Printed hybrid quadrature 3 dB signal coupler apparatus |
JPS60103904U (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-16 | 三菱電機株式会社 | 方向性結合器 |
US4673904A (en) * | 1984-11-14 | 1987-06-16 | Itt Corporation | Micro-coaxial substrate |
JPS61216448A (ja) * | 1985-03-22 | 1986-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 集積回路装置 |
JPS61224436A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-06 | Toshiba Corp | 半導体装置とその製造方法 |
US4772864A (en) * | 1987-02-09 | 1988-09-20 | Harris Corporation | Multilayer circuit prototyping board |
JPH01125101A (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 超高周波用共振器 |
US4918049A (en) * | 1987-11-18 | 1990-04-17 | Massachusetts Institute Of Technology | Microwave/far infrared cavities and waveguides using high temperature superconductors |
US5304959A (en) * | 1992-10-16 | 1994-04-19 | Spectrian, Inc. | Planar microstrip balun |
JP3241139B2 (ja) * | 1993-02-04 | 2001-12-25 | 三菱電機株式会社 | フィルムキャリア信号伝送線路 |
-
1994
- 1994-10-19 JP JP6253631A patent/JPH08125412A/ja active Pending
-
1995
- 1995-10-17 US US08/544,196 patent/US5652557A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001177240A (ja) * | 1999-12-21 | 2001-06-29 | Toyo Kohan Co Ltd | 多層プリント配線板及びその製造方法 |
JP2001358140A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
JP4693959B2 (ja) * | 2000-06-13 | 2011-06-01 | Okiセミコンダクタ株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
JP2012222182A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Sony Corp | 半導体装置 |
JP2016014697A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-28 | 株式会社フジクラ | 高周波回路及び光変調器 |
US9423667B2 (en) | 2014-06-30 | 2016-08-23 | Fujikura Ltd. | High-frequency circuit and optical modulator |
JP2019114689A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 京セラ株式会社 | 高周波基体、高周波パッケージおよび高周波モジュール |
WO2020009146A1 (ja) * | 2018-07-06 | 2020-01-09 | 株式会社フジクラ | 高周波受動部品、および、高周波受動部品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5652557A (en) | 1997-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08125412A (ja) | 伝送線路,及びその製造方法 | |
JP3241139B2 (ja) | フィルムキャリア信号伝送線路 | |
Maloratsky et al. | Reviewing the basics of microstrip | |
EP1149469B1 (en) | Wideband impedance coupler | |
Sobol | Applications of integrated circuit technology to microwave frequencies | |
US6674347B1 (en) | Multi-layer substrate suppressing an unwanted transmission mode | |
EP0975043B1 (en) | High-frequency circuit device and communication apparatus | |
US5387547A (en) | Process for adjusting the impedance of a microwave conductor using an air bridge | |
CA1323913C (en) | Broadband microstrip to coplanar waveguide transition by anisotropic etching of gallium arsenide | |
US6995457B2 (en) | Wiring structure and manufacturing method therefor, semiconductor device including wiring structure and wiring board | |
US6441697B1 (en) | Ultra-low-loss feedthrough for microwave circuit package | |
US5428327A (en) | Microwave feedthrough apparatus | |
US7348865B2 (en) | Impedance-matching coupler | |
US4288761A (en) | Microstrip coupler for microwave signals | |
US9324612B2 (en) | Shielded coplanar line | |
US4085390A (en) | Symmetrical stripline package | |
GB2040593A (en) | Microstrip isolator | |
JPH08139503A (ja) | 高周波半導体装置用基板 | |
JP2002185201A (ja) | 高周波用配線基板 | |
JPH0287701A (ja) | 高周波集積回路用パッケージ | |
JP3409767B2 (ja) | 高周波回路基板 | |
JP3158031B2 (ja) | マイクロストリップ線路の結合構造 | |
JPS61216448A (ja) | 集積回路装置 | |
EP0814532B1 (en) | Monolithic Semiconductor Component | |
US3519962A (en) | Microwave transmission line |