JPH08110709A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH08110709A JPH08110709A JP24376494A JP24376494A JPH08110709A JP H08110709 A JPH08110709 A JP H08110709A JP 24376494 A JP24376494 A JP 24376494A JP 24376494 A JP24376494 A JP 24376494A JP H08110709 A JPH08110709 A JP H08110709A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像形成動作中断後の再開時、現像装置と転
写装置の間の感光体ドラム上に存在するトナ−によっ
て、クリ−ニング装置のクリ−ニング負荷が増大するの
を防止して、クリ−ニング不良が無く画像品質の向上し
た画像形成装置を提供する。 【構成】 画像形成動作中断後の再開時、接触式転写手
段に画像形成動作中とは異なる電圧を印加することで、
感光体ドラム上のトナ−の一部を接触式転写手段に移動
させる。
写装置の間の感光体ドラム上に存在するトナ−によっ
て、クリ−ニング装置のクリ−ニング負荷が増大するの
を防止して、クリ−ニング不良が無く画像品質の向上し
た画像形成装置を提供する。 【構成】 画像形成動作中断後の再開時、接触式転写手
段に画像形成動作中とは異なる電圧を印加することで、
感光体ドラム上のトナ−の一部を接触式転写手段に移動
させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真プロセスを
用いたレ−ザプリンタ等の光プリンタ,複写機,フアク
シミリ装置等の画像形成装置に関する。
用いたレ−ザプリンタ等の光プリンタ,複写機,フアク
シミリ装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レ−ザプリンタ等の電子写真方式の画像
形成装置においては、ドラム状又はベルト状の感光体
(像担持体)の表面を帯電装置によって帯電した後、露
光装置により露光して静電潜像を形成し、その潜像を現
像装置からの現像剤により顕像化した後、それを転写装
置を用いて給紙装置からの転写材(転写紙,OHPシ−
ト等)上に転写し、定着装置によって定着するようにし
ている。そして、転写後の像担持体表面は次回の画像形
成プロセスに備えてクリ−ニング装置によって付着した
残留現像剤が除去されるように構成されている。
形成装置においては、ドラム状又はベルト状の感光体
(像担持体)の表面を帯電装置によって帯電した後、露
光装置により露光して静電潜像を形成し、その潜像を現
像装置からの現像剤により顕像化した後、それを転写装
置を用いて給紙装置からの転写材(転写紙,OHPシ−
ト等)上に転写し、定着装置によって定着するようにし
ている。そして、転写後の像担持体表面は次回の画像形
成プロセスに備えてクリ−ニング装置によって付着した
残留現像剤が除去されるように構成されている。
【0003】このような画像形成装置においては、画像
形成動作中に転写部への転写材の不送り等によって動作
の中断が多々発生する。このような場合、画像形成動作
中断の原因が除かれた後に画像形成動作が再開される
が、この時現像装置と転写装置の間の像担持体表面には
現像装置により現像された現像像が存在する。そして、
この現像像は転写材には転写されずに転写部を通過させ
られるため、クリ−ニング装置には多量の残留現像剤が
到達する。そして、この現像剤の量がクリ−ニング装置
のクリ−ニング能力を越えクリ−ニング不良を生ずるこ
とがあった。
形成動作中に転写部への転写材の不送り等によって動作
の中断が多々発生する。このような場合、画像形成動作
中断の原因が除かれた後に画像形成動作が再開される
が、この時現像装置と転写装置の間の像担持体表面には
現像装置により現像された現像像が存在する。そして、
この現像像は転写材には転写されずに転写部を通過させ
られるため、クリ−ニング装置には多量の残留現像剤が
到達する。そして、この現像剤の量がクリ−ニング装置
のクリ−ニング能力を越えクリ−ニング不良を生ずるこ
とがあった。
【0004】ところで、近年オゾンレス、転写材の搬送
性向上を目的として接触式の転写装置が広く用いられる
ようになってきた。これは、電圧が印加された導電性の
転写部材を像担持体に圧接させ、像担持体と転写部材に
よって転写材を挾持搬送しながら転写を行うものであっ
て、転写材が間に存在しないときには像担持体と転写部
材が直接接触することとなる。
性向上を目的として接触式の転写装置が広く用いられる
ようになってきた。これは、電圧が印加された導電性の
転写部材を像担持体に圧接させ、像担持体と転写部材に
よって転写材を挾持搬送しながら転写を行うものであっ
て、転写材が間に存在しないときには像担持体と転写部
材が直接接触することとなる。
【0005】特開昭55−76368号公報には、この
接触式転写装置の特徴を利用して上述の像担持体のクリ
−ニング不良という問題を解決した発明が記載されてい
る。これは、画像形成動作中断後、これを再開するとき
に接触式転写装置に画像形成時と同一の転写バイアスを
印加し像担持体上の現像像を転写装置に転写すること
で、クリ−ニング装置に到達する残留現像剤を通常の画
像形成時と同レベルに抑えてクリ−ニング装置の負荷を
低減させるものである。そして、その接触式転写装置は
転写部材上の現像剤をクリ−ニングする転写部材クリ−
ニング装置を備えている。
接触式転写装置の特徴を利用して上述の像担持体のクリ
−ニング不良という問題を解決した発明が記載されてい
る。これは、画像形成動作中断後、これを再開するとき
に接触式転写装置に画像形成時と同一の転写バイアスを
印加し像担持体上の現像像を転写装置に転写すること
で、クリ−ニング装置に到達する残留現像剤を通常の画
像形成時と同レベルに抑えてクリ−ニング装置の負荷を
低減させるものである。そして、その接触式転写装置は
転写部材上の現像剤をクリ−ニングする転写部材クリ−
ニング装置を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術における画像形成装置においては、転写部材上に
多量の現像剤が転移付着するため、今度は転写部材クリ
−ニング装置がクリ−ニング不良を生ずるという問題を
有していた。そして、この転写部材のクリ−ニング不良
により転写部材上の現像剤が転写材の裏面に付着して転
写材の裏汚れが発生していた。この発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、画像品質が向上した画像形成
装置を提供することを目的とする。
来技術における画像形成装置においては、転写部材上に
多量の現像剤が転移付着するため、今度は転写部材クリ
−ニング装置がクリ−ニング不良を生ずるという問題を
有していた。そして、この転写部材のクリ−ニング不良
により転写部材上の現像剤が転写材の裏面に付着して転
写材の裏汚れが発生していた。この発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、画像品質が向上した画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、像担持体と、前記像担持体に潜像を形成
する潜像形成手段と、前記像担持体上に形成された潜像
を現像剤によって現像する現像手段と、前記像担持体に
接触し前記像担持体上に形成された現像像を転写材に転
写する電圧の印加された接触式転写手段と、前記像担持
体上の未転写現像剤を除去するクリ−ニング手段を有す
る画像形成装置において、画像形成動作中断後動作を再
開する際に、上記接触式転写手段には、画像形成動作中
に印加される電圧と同極性であって画像形成動作中に印
加される電圧とは異なる電圧が印加されるものである。
達成するため、像担持体と、前記像担持体に潜像を形成
する潜像形成手段と、前記像担持体上に形成された潜像
を現像剤によって現像する現像手段と、前記像担持体に
接触し前記像担持体上に形成された現像像を転写材に転
写する電圧の印加された接触式転写手段と、前記像担持
体上の未転写現像剤を除去するクリ−ニング手段を有す
る画像形成装置において、画像形成動作中断後動作を再
開する際に、上記接触式転写手段には、画像形成動作中
に印加される電圧と同極性であって画像形成動作中に印
加される電圧とは異なる電圧が印加されるものである。
【0008】また、この発明は、像担持体と、前記像担
持体に潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体上
に形成された潜像を現像剤によって現像する複数の現像
手段と、前記像担持体に接触し前記像担持体上に形成さ
れた現像像が順次重ねて転写される中間転写体と、前記
中間転写体に接触し前記中間転写体に上に形成された複
数の現像像を転写材に転写する電圧の印加された接触式
転写手段と、前記中間転写体上の未転写現像剤を除去す
るクリ−ニング手段を有する画像形成装置において、画
像形成動作中断後動作を再開する際に、上記接触式転写
手段には、画像形成動作中に印加される電圧と同極性で
あって画像形成動作中に印加される電圧とは異なる電圧
が印加されるものである。
持体に潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体上
に形成された潜像を現像剤によって現像する複数の現像
手段と、前記像担持体に接触し前記像担持体上に形成さ
れた現像像が順次重ねて転写される中間転写体と、前記
中間転写体に接触し前記中間転写体に上に形成された複
数の現像像を転写材に転写する電圧の印加された接触式
転写手段と、前記中間転写体上の未転写現像剤を除去す
るクリ−ニング手段を有する画像形成装置において、画
像形成動作中断後動作を再開する際に、上記接触式転写
手段には、画像形成動作中に印加される電圧と同極性で
あって画像形成動作中に印加される電圧とは異なる電圧
が印加されるものである。
【0009】
【作用】この発明によれば、画像形成動作中断後これを
再開するときに、現像手段と転写手段の間の像担持体上
に存在する現像剤の一部が接触式転写手段に転写される
ため、像担持体及び接触式転写手段のいずれにおいても
クリ−ニング手段に対する過負荷が発生しない。
再開するときに、現像手段と転写手段の間の像担持体上
に存在する現像剤の一部が接触式転写手段に転写される
ため、像担持体及び接触式転写手段のいずれにおいても
クリ−ニング手段に対する過負荷が発生しない。
【0010】また、この発明によれば、画像形成動作中
断後これを再開するときに、中間転写体上の現像剤の一
部が接触式転写手段に転写されるため、中間転写体及び
接触式転写手段のいずれにおいてもクリ−ニング手段に
対する過負荷が発生しない。
断後これを再開するときに、中間転写体上の現像剤の一
部が接触式転写手段に転写されるため、中間転写体及び
接触式転写手段のいずれにおいてもクリ−ニング手段に
対する過負荷が発生しない。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て具体的に説明する。図1は、この発明の画像形成装置
の一実施例を示す要部構成図である。
て具体的に説明する。図1は、この発明の画像形成装置
の一実施例を示す要部構成図である。
【0012】図1において、光導電性の感光体ドラム1
は像担持体であり矢印A方向へ回転する。画像形成時、
電圧が印加された帯電ロ−ラ2の作用により感光体ドラ
ム1はマイナスに帯電され、露光装置3により非画像部
の電位が除去されて静電潜像が形成される。次に、感光
体ドラム1の表面の静電潜像はプラスの現像バイアスが
印加された現像装置4の作用により、画像部がプラスに
帯電したトナ−で現像され、現像の終了した感光体ドラ
ム1の表面はトナ−像が次工程で転写され易いように転
写前露光装置5によって除電される。一方、図示しない
給紙装置からは転写材である転写紙6が感光体ドラム1
上の像とタイミングを合わせて給紙され、搬送ガイド7
によってガイドされて転写ロ−ラ8が感光体ドラム1に
圧接した転写部へ搬送される。
は像担持体であり矢印A方向へ回転する。画像形成時、
電圧が印加された帯電ロ−ラ2の作用により感光体ドラ
ム1はマイナスに帯電され、露光装置3により非画像部
の電位が除去されて静電潜像が形成される。次に、感光
体ドラム1の表面の静電潜像はプラスの現像バイアスが
印加された現像装置4の作用により、画像部がプラスに
帯電したトナ−で現像され、現像の終了した感光体ドラ
ム1の表面はトナ−像が次工程で転写され易いように転
写前露光装置5によって除電される。一方、図示しない
給紙装置からは転写材である転写紙6が感光体ドラム1
上の像とタイミングを合わせて給紙され、搬送ガイド7
によってガイドされて転写ロ−ラ8が感光体ドラム1に
圧接した転写部へ搬送される。
【0013】転写ロ−ラ8は、導電性芯金上に導電性弾
性部材をロ−ラ状に設けたものであって適度な圧力で感
光体ドラム1に圧接している。上記導電性芯金には制御
装置13の制御により電源12から画像形成時の転写に
好適なマイナスの電圧が印加され、この電圧の形成する
電界によって感光体ドラム1上のトナ−は転写紙6に移
動して転写が終了する。そして、転写を受けた転写紙6
は図示しない定着装置の作用を受けて転写紙6上には定
着像が形成される。一方、転写を終了した感光体ドラム
1表面は、感光体ドラム1に圧接されるブレ−ドを有す
る感光体クリ−ニング装置9の作用により未転写トナ−
が除去され、次に除電露光装置10による光照射を受け
て均一な低電位とされて、一連の画像形成動作が終了す
る。尚、転写ロ−ラ8の周囲には、転写ロ−ラ8の表面
に接触してトナ−を除去するブレ−ドを有する転写ロ−
ラクリ−ニング装置11が設けられている。
性部材をロ−ラ状に設けたものであって適度な圧力で感
光体ドラム1に圧接している。上記導電性芯金には制御
装置13の制御により電源12から画像形成時の転写に
好適なマイナスの電圧が印加され、この電圧の形成する
電界によって感光体ドラム1上のトナ−は転写紙6に移
動して転写が終了する。そして、転写を受けた転写紙6
は図示しない定着装置の作用を受けて転写紙6上には定
着像が形成される。一方、転写を終了した感光体ドラム
1表面は、感光体ドラム1に圧接されるブレ−ドを有す
る感光体クリ−ニング装置9の作用により未転写トナ−
が除去され、次に除電露光装置10による光照射を受け
て均一な低電位とされて、一連の画像形成動作が終了す
る。尚、転写ロ−ラ8の周囲には、転写ロ−ラ8の表面
に接触してトナ−を除去するブレ−ドを有する転写ロ−
ラクリ−ニング装置11が設けられている。
【0014】ここで、転写紙6が転写部に到達する以前
にジャムを起こした場合には、図示しないセンサにより
これを検出し画像形成装置の動作は停止する。そして、
ジャムをおこした転写紙6を操作者が除去した後、再度
画像形成動作が行われることとなるが、この時、現像装
置4と転写部との間の感光体ドラム1表面上には多量の
トナ−が存在する。従って、画像形成動作再開時に、感
光体ドラム1上のトナ−がそのまま感光体クリ−ニング
装置9に到達すると感光体クリ−ニング装置9のクリ−
ニング負荷が増大しクリ−ニング不良を発生する恐れが
あり、一方、上記トナ−の通過時に転写ロ−ラ8に画像
形成時と同一の転写バイアスを印加した場合には、高い
転写効率によって多量のトナ−が転写ロ−ラ8に移動す
るため転写ロ−ラクリ−ニング装置11のクリ−ニング
負荷が増大してクリ−ニング不良を発生する可能性があ
る。
にジャムを起こした場合には、図示しないセンサにより
これを検出し画像形成装置の動作は停止する。そして、
ジャムをおこした転写紙6を操作者が除去した後、再度
画像形成動作が行われることとなるが、この時、現像装
置4と転写部との間の感光体ドラム1表面上には多量の
トナ−が存在する。従って、画像形成動作再開時に、感
光体ドラム1上のトナ−がそのまま感光体クリ−ニング
装置9に到達すると感光体クリ−ニング装置9のクリ−
ニング負荷が増大しクリ−ニング不良を発生する恐れが
あり、一方、上記トナ−の通過時に転写ロ−ラ8に画像
形成時と同一の転写バイアスを印加した場合には、高い
転写効率によって多量のトナ−が転写ロ−ラ8に移動す
るため転写ロ−ラクリ−ニング装置11のクリ−ニング
負荷が増大してクリ−ニング不良を発生する可能性があ
る。
【0015】そこで、本願発明においては、図2に示す
ように画像形成動作中断後の再開時には、転写部におい
て画像形成時に形成される電界よりも弱い電界が形成さ
れるように、画像形成時よりも絶対値で小さい電圧が制
御装置13の制御によって電源12から転写ロ−ラ8に
印加される。そして、感光体ドラム1上のトナ−の一部
が転写ロ−ラ8に移動して転写ロ−ラクリ−ニング装置
11によって転写ロ−ラ8から除去される。また、感光
体ドラム1上に残ったトナ−はクリ−ニング装置9によ
り除去される。従って、感光体ドラム1上のトナ−が感
光体クリ−ニング装置9と転写ロ−ラクリ−ニング装置
11とに分担されてクリ−ニングされるため、両者のク
リ−ニング不良が防止されることとなり、また、このた
めにクリ−ニング能力を強化する必要も無いためコスト
の上昇が防止される。
ように画像形成動作中断後の再開時には、転写部におい
て画像形成時に形成される電界よりも弱い電界が形成さ
れるように、画像形成時よりも絶対値で小さい電圧が制
御装置13の制御によって電源12から転写ロ−ラ8に
印加される。そして、感光体ドラム1上のトナ−の一部
が転写ロ−ラ8に移動して転写ロ−ラクリ−ニング装置
11によって転写ロ−ラ8から除去される。また、感光
体ドラム1上に残ったトナ−はクリ−ニング装置9によ
り除去される。従って、感光体ドラム1上のトナ−が感
光体クリ−ニング装置9と転写ロ−ラクリ−ニング装置
11とに分担されてクリ−ニングされるため、両者のク
リ−ニング不良が防止されることとなり、また、このた
めにクリ−ニング能力を強化する必要も無いためコスト
の上昇が防止される。
【0016】ここで、上記実施例は画像形成時、転写ロ
−ラ8に画像の転写に好適な所定の電圧が印加される場
合について説明したが、転写ロ−ラ8に所定の電流を印
加して転写を行う場合には、画像形成動作中断後の再開
時には、転写ロ−ラ8に画像形成時よりも絶対値で小さ
い電流が印加されるようにすれば良い。
−ラ8に画像の転写に好適な所定の電圧が印加される場
合について説明したが、転写ロ−ラ8に所定の電流を印
加して転写を行う場合には、画像形成動作中断後の再開
時には、転写ロ−ラ8に画像形成時よりも絶対値で小さ
い電流が印加されるようにすれば良い。
【0017】次に、この発明の第2の実施例について説
明する。本実施例においては、図3に示すように、第1
の実施例とは転写装置が相違し、接触式転写手段として
転写ベルトを使用する画像形成装置が記載されている。
図3において、中抵抗の弾性体材料から形成される転写
ベルト20は、駆動ロ−ラ21、従動ロ−ラ22に巻き
掛けられて図中矢印方向に回動する。感光体ドラム1上
には前記第1の実施例と同様に現像像が形成され、転写
ベルト20が接触する転写部へ送られる。これにタイミ
ングを合わせて図示しない給紙装置から転写紙が給紙さ
れ、転写ベルト20上に吸着されて転写部へ搬送され
る。そして、転写ベルト20には、制御装置25の制御
により電源24から電極23を通して画像形成時の転写
に好適なマイナスの電圧が印加され、この電圧の形成す
る電界によって感光体ドラム1上のトナ−像が転写紙に
転写される。
明する。本実施例においては、図3に示すように、第1
の実施例とは転写装置が相違し、接触式転写手段として
転写ベルトを使用する画像形成装置が記載されている。
図3において、中抵抗の弾性体材料から形成される転写
ベルト20は、駆動ロ−ラ21、従動ロ−ラ22に巻き
掛けられて図中矢印方向に回動する。感光体ドラム1上
には前記第1の実施例と同様に現像像が形成され、転写
ベルト20が接触する転写部へ送られる。これにタイミ
ングを合わせて図示しない給紙装置から転写紙が給紙さ
れ、転写ベルト20上に吸着されて転写部へ搬送され
る。そして、転写ベルト20には、制御装置25の制御
により電源24から電極23を通して画像形成時の転写
に好適なマイナスの電圧が印加され、この電圧の形成す
る電界によって感光体ドラム1上のトナ−像が転写紙に
転写される。
【0018】ここで、本実施例においても第1の実施例
と同様に、図2に示すように画像形成動作中断後の再開
時には、転写部において画像形成時に形成される電界よ
りも弱い電界が形成されるように、画像形成時よりも絶
対値で小さい電圧が制御装置25の制御によって電源2
4から電極23を通して転写ベルト20に印加される。
そして、感光体ドラム1上のトナ−の一部が転写ベルト
20に移動して転写ベルトクリ−ニング装置26によっ
て転写ベルト20から除去される。また、感光体ドラム
1上に残ったトナ−はクリ−ニング装置9により除去さ
れる。従って、感光体ドラム1上のトナ−が感光体クリ
−ニング装置9と転写ベルトクリ−ニング装置26とに
分担されてクリ−ニングされるため、両者のクリ−ニン
グ不良が防止されることとなり、また、このためにクリ
−ニング能力を強化する必要も無いためコストの上昇が
防止される。
と同様に、図2に示すように画像形成動作中断後の再開
時には、転写部において画像形成時に形成される電界よ
りも弱い電界が形成されるように、画像形成時よりも絶
対値で小さい電圧が制御装置25の制御によって電源2
4から電極23を通して転写ベルト20に印加される。
そして、感光体ドラム1上のトナ−の一部が転写ベルト
20に移動して転写ベルトクリ−ニング装置26によっ
て転写ベルト20から除去される。また、感光体ドラム
1上に残ったトナ−はクリ−ニング装置9により除去さ
れる。従って、感光体ドラム1上のトナ−が感光体クリ
−ニング装置9と転写ベルトクリ−ニング装置26とに
分担されてクリ−ニングされるため、両者のクリ−ニン
グ不良が防止されることとなり、また、このためにクリ
−ニング能力を強化する必要も無いためコストの上昇が
防止される。
【0019】次に、この発明の第3の実施例について説
明する。本実施例は、多色画像形成装置に本願発明を適
用したものであって、実施例1と同一の手段に関する説
明は省略する。図4において、現像装置4はイエロ−、
マゼンダ、シアン、ブラックの各色のトナ−で感光体ド
ラム1上の静電潜像を現像するリボルバ−式現像装置で
あって、矢印方向に回転自在に設けられている。そし
て、感光体ドラム1上に形成される静電潜像は、まず現
像装置4によってイエロ−色のトナ−で現像され、電源
33によって中間転写に好適な電圧が電極32を通して
印加された中間転写ベルト31に転写される。次に、感
光体ドラム1上に形成されたマゼンダ色のトナ−による
現像像はイエロ−色の現像像が既に中間転写された中間
転写ベルト31上に重ねて転写される。そして、同様に
シアン色、ブラック色の現像像が順次中間転写ベルト3
1上に転写され、フルカラ−の転写像が中間転写ベルト
31上に形成される。この時、中間転写ベルトクリ−ニ
ング装置34、転写ロ−ラ35は中間転写ベルト31か
ら公知の方法で離間されている。
明する。本実施例は、多色画像形成装置に本願発明を適
用したものであって、実施例1と同一の手段に関する説
明は省略する。図4において、現像装置4はイエロ−、
マゼンダ、シアン、ブラックの各色のトナ−で感光体ド
ラム1上の静電潜像を現像するリボルバ−式現像装置で
あって、矢印方向に回転自在に設けられている。そし
て、感光体ドラム1上に形成される静電潜像は、まず現
像装置4によってイエロ−色のトナ−で現像され、電源
33によって中間転写に好適な電圧が電極32を通して
印加された中間転写ベルト31に転写される。次に、感
光体ドラム1上に形成されたマゼンダ色のトナ−による
現像像はイエロ−色の現像像が既に中間転写された中間
転写ベルト31上に重ねて転写される。そして、同様に
シアン色、ブラック色の現像像が順次中間転写ベルト3
1上に転写され、フルカラ−の転写像が中間転写ベルト
31上に形成される。この時、中間転写ベルトクリ−ニ
ング装置34、転写ロ−ラ35は中間転写ベルト31か
ら公知の方法で離間されている。
【0020】そして、中間転写ベルト31上に形成され
たフルカラ−転写像にタイミングを合わせて不図示の給
紙装置から転写紙6が給紙され、この時導電性芯金に制
御装置38の制御により電源37から画像形成時の転写
に好適なマイナスの電圧が印加された実施例1と同様な
転写ロ−ラ38が中間転写ベルト31に接触し、上記電
圧の形成する電界によって感光体ドラム1上のトナ−は
転写紙6に移動して転写が終了する。
たフルカラ−転写像にタイミングを合わせて不図示の給
紙装置から転写紙6が給紙され、この時導電性芯金に制
御装置38の制御により電源37から画像形成時の転写
に好適なマイナスの電圧が印加された実施例1と同様な
転写ロ−ラ38が中間転写ベルト31に接触し、上記電
圧の形成する電界によって感光体ドラム1上のトナ−は
転写紙6に移動して転写が終了する。
【0021】そして、このような多色画像形成装置にお
いては、転写紙6の不給紙により中間転写ベルト31上
にフルカラ−転写像が形成された状態で画像形成動作が
中断する事態が発生する。そしてこのような場合にこの
フルカラ−転写像が中間転写ベルトクリ−ニング装置3
4に直接導かれた場合には、4色のトナ−がまとまって
侵入するため中間転写ベルトクリ−ニング装置34のク
リ−ニング負荷は多大なものとなる。しかして、本実施
例においては、実施例1と同様に図2に示すように画像
形成動作中断後の再開時には、転写部において画像形成
時に形成される電界よりも弱い電界が形成されるよう
に、画像形成時よりも絶対値で小さい電圧が制御装置3
8の制御によって電源36から転写ロ−ラ38に印加さ
れる。そして、中間転写ベルト31のトナ−の一部が転
写ロ−ラ38に移動して転写ロ−ラクリ−ニング装置3
6によって転写ロ−ラ38から除去される。また、中間
転写ベルト31上に残ったトナ−は中間転写ベルトクリ
−ニング装置34により除去される。従って、中間転写
ベルト31上のトナ−が中間転写ベルトクリ−ニング装
置34と転写ロ−ラクリ−ニング装置36とに分担され
てクリ−ニングされるため、両者のクリ−ニング不良が
防止されることとなり、また、このためにクリ−ニング
能力を強化する必要も無いためコストの上昇が防止され
る。
いては、転写紙6の不給紙により中間転写ベルト31上
にフルカラ−転写像が形成された状態で画像形成動作が
中断する事態が発生する。そしてこのような場合にこの
フルカラ−転写像が中間転写ベルトクリ−ニング装置3
4に直接導かれた場合には、4色のトナ−がまとまって
侵入するため中間転写ベルトクリ−ニング装置34のク
リ−ニング負荷は多大なものとなる。しかして、本実施
例においては、実施例1と同様に図2に示すように画像
形成動作中断後の再開時には、転写部において画像形成
時に形成される電界よりも弱い電界が形成されるよう
に、画像形成時よりも絶対値で小さい電圧が制御装置3
8の制御によって電源36から転写ロ−ラ38に印加さ
れる。そして、中間転写ベルト31のトナ−の一部が転
写ロ−ラ38に移動して転写ロ−ラクリ−ニング装置3
6によって転写ロ−ラ38から除去される。また、中間
転写ベルト31上に残ったトナ−は中間転写ベルトクリ
−ニング装置34により除去される。従って、中間転写
ベルト31上のトナ−が中間転写ベルトクリ−ニング装
置34と転写ロ−ラクリ−ニング装置36とに分担され
てクリ−ニングされるため、両者のクリ−ニング不良が
防止されることとなり、また、このためにクリ−ニング
能力を強化する必要も無いためコストの上昇が防止され
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、画像形成動作中断後これを再開するときに、現像手
段と転写手段の間の像担持体上に存在する現像剤の一部
が接触式転写手段に転写されるため、像担持体及び接触
式転写手段のいずれにおいてもクリ−ニング手段に対す
る過負荷が発生しない。従って、クリ−ニング不良が発
生せず、また、クリ−ニング手段のクリ−ニング能力を
強化する必要も無いため、画像品質が向上しコストの低
減した画像形成装置を提供できる。
ば、画像形成動作中断後これを再開するときに、現像手
段と転写手段の間の像担持体上に存在する現像剤の一部
が接触式転写手段に転写されるため、像担持体及び接触
式転写手段のいずれにおいてもクリ−ニング手段に対す
る過負荷が発生しない。従って、クリ−ニング不良が発
生せず、また、クリ−ニング手段のクリ−ニング能力を
強化する必要も無いため、画像品質が向上しコストの低
減した画像形成装置を提供できる。
【0023】また、この発明によれば、画像形成動作中
断後これを再開するときに、中間転写体上の現像剤の一
部が接触式転写手段に転写されるため、中間転写体及び
接触式転写手段のいずれにおいてもクリ−ニング手段に
対する過負荷が発生しない。従って、画像形成動作中断
後の再開時特にクリ−ニング負荷が多大となる中間転写
体のクリ−ニング手段においてもクリ−ニング不良が発
生せず、また、クリ−ニング手段のクリ−ニング能力を
強化する必要も無いため、画像品質が向上しコストの低
減した画像形成装置を提供できる。
断後これを再開するときに、中間転写体上の現像剤の一
部が接触式転写手段に転写されるため、中間転写体及び
接触式転写手段のいずれにおいてもクリ−ニング手段に
対する過負荷が発生しない。従って、画像形成動作中断
後の再開時特にクリ−ニング負荷が多大となる中間転写
体のクリ−ニング手段においてもクリ−ニング不良が発
生せず、また、クリ−ニング手段のクリ−ニング能力を
強化する必要も無いため、画像品質が向上しコストの低
減した画像形成装置を提供できる。
【図1】この発明の第1の実施例を示す要部構成図であ
る。
る。
【図2】この発明における転写手段への電圧印加のタイ
ミング及びレベルを説明する説明図である。
ミング及びレベルを説明する説明図である。
【図3】この発明の第2の実施例を示す要部構成図であ
る。
る。
【図4】この発明の第3の実施例を示す要部構成図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 感光体ドラム 8、35 転写ロ−ラ 9 クリ−ニング装置 11 転写ロ−ラクリ−ニング装置 12、24、37 電源 13、25、38 制御装置 22 転写ベルト 26 転写ベルトクリ−ニング装置 31 中間転写ベルト 34 中間転写ベルトクリ−ニング装置
Claims (2)
- 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体に潜像を形成
する潜像形成手段と、前記像担持体上に形成された潜像
を現像剤によって現像する現像手段と、前記像担持体に
接触し前記像担持体上に形成された現像像を転写材に転
写する電圧の印加された接触式転写手段と、前記像担持
体上の未転写現像剤を除去するクリ−ニング手段を有す
る画像形成装置において、画像形成動作中断後動作を再
開する際に、上記接触式転写手段には、画像形成動作中
に印加される電圧と同極性であって画像形成動作中に印
加される電圧とは異なる電圧が印加されることを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項2】 像担持体と、前記像担持体に潜像を形成
する潜像形成手段と、前記像担持体上に形成された潜像
を現像剤によって現像する複数の現像手段と、前記像担
持体に接触し前記像担持体上に形成された現像像が順次
重ねて転写される中間転写体と、前記中間転写体に接触
し前記中間転写体に上に形成された複数の現像像を転写
材に転写する電圧の印加された接触式転写手段と、前記
中間転写体上の未転写現像剤を除去するクリ−ニング手
段を有する画像形成装置において、画像形成動作中断後
動作を再開する際に、上記接触式転写手段には、画像形
成動作中に印加される電圧と同極性であって画像形成動
作中に印加される電圧とは異なる電圧が印加されること
を特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24376494A JPH08110709A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24376494A JPH08110709A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08110709A true JPH08110709A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17108637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24376494A Pending JPH08110709A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08110709A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19730730A1 (de) * | 1996-07-18 | 1998-01-22 | Ricoh Kk | Bilderzeugungsapparat mit einer Vorrichtung zum Aufbringen eines Lösemittels auf die Oberfläche einer Übertragungsrolle |
JP2001166609A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-06-22 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2008292727A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2016218423A (ja) * | 2015-05-14 | 2016-12-22 | 株式会社リコー | 画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2021128244A (ja) * | 2020-02-13 | 2021-09-02 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP24376494A patent/JPH08110709A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19730730A1 (de) * | 1996-07-18 | 1998-01-22 | Ricoh Kk | Bilderzeugungsapparat mit einer Vorrichtung zum Aufbringen eines Lösemittels auf die Oberfläche einer Übertragungsrolle |
DE19730730C2 (de) * | 1996-07-18 | 2001-01-25 | Ricoh Kk | Bilderzeugungsapparat mit einer Vorrichtung zum Aufbringen eines Lösemittels auf die Oberfläche einer Übertragungsrolle |
JP2001166609A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-06-22 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2008292727A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
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JP2021128244A (ja) * | 2020-02-13 | 2021-09-02 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
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