JPH08116790A - 植物の自動診断方法及び装置 - Google Patents
植物の自動診断方法及び装置Info
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- JPH08116790A JPH08116790A JP6263359A JP26335994A JPH08116790A JP H08116790 A JPH08116790 A JP H08116790A JP 6263359 A JP6263359 A JP 6263359A JP 26335994 A JP26335994 A JP 26335994A JP H08116790 A JPH08116790 A JP H08116790A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G7/00—Botany in general
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
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- Forests & Forestry (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
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- Cultivation Of Plants (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
きる植物の自動診断装置を得ることを目的とする。 【構成】 植物のカラー画像データを画像メモリ部1が
読込んで表示部5に表示させ、背景色削除部7が表示さ
れた被検体のカラー画像から背景色を削除し、植物の一
つの葉面画像を得、この植物の葉面画像より、葉色推移
算出部11が葉面画像色具合を示す数値を求めて、撮影
月日毎に分けてメモリ19に記憶した後に、撮影月日毎
に、その葉画面の色具合の数値をグラフで、表示部5に
表示させる。
Description
関し、特に色の推移を自動的に知らせる自動診断装置に
関する。
(例えば、マンガン、カルシウム、マグネシウム等)の
欠乏、過剰による障害は、その欠乏、過剰している肥料
要素(以下単に要素という)の種類によって、植物の変
化色、色変化の植物全体に対する発生部位、葉面に対す
る発生部位等の病状が異なることが知られている。
の緑色を残し、葉脈間が淡緑化し初め、やがて葉全体が
淡黄緑化する。
淡緑化を示し、下葉の葉脈間には白色のネクロシスを生
じる。また、果実がついている付近の葉の葉脈間が黄色
化し、暗褐色の斑紋が形成され、やがてかれる。
ョコレート色に変色し、葉脈間に同色の小斑点が生じ
る。
物を観察し続け、どのような要素障害が発生しているか
を判断していた。
察より、診断を行うためには、各植物毎の病状に対する
豊富な知識と長年の経験を必要とする。
に変色を確認できた時点では、すでに障害が進行してお
り、早期発見、早期対策を図ることは実質的に困難であ
るという問題点があった。
なされたもので、容易に植物の病状を早期に知らせるこ
とができる植物の自動診断装置を得ることを目的とす
る。
診断方法は、撮影された植物のカラー画像を読み込ん
で、葉面画像を抽出する工程と、抽出された葉面画像よ
り、順次各画素の色の数を求めて蓄積する工程と、蓄積
した色の数を抽出された葉面全体の画素数に基づいて、
その色合いを求め、抽出時期に対応させて記憶する工程
と、記憶に伴って、過去に記憶された葉の色合いと今回
記憶された葉の色合いとを所定の第1び表示形式で共に
表示させる工程とを備えたものである。
された植物のカラー画像を読み込んで、葉面画像を抽出
する工程と、抽出された葉面画像より、順次各画素の色
の数を求めて蓄積する工程と、蓄積した色の数を抽出さ
れた葉面全体の画素数に基づいて、その色合いを求め、
抽出時期に対応させて記憶する工程と、植物のカラー画
像が読込まれたとき、葉の正常部及び病斑部の画像を抽
出する工程と、抽出された葉の正常部の画素数及び病斑
部の画素数に基づいて、葉の正常部と病斑部との面積比
率を求め、抽出時期に対応させて記憶する工程と、記憶
に伴って、過去に記憶された葉の色合いと今回記憶され
た葉の色合い、並びに過去の面積比率と今回の面積比率
とを第2の表示形式で共に表示させる工程とを備えたも
のである。
出体のカラー画像データを読込んで、撮影月日毎に分け
て記憶し、撮影月日毎にそのカラー画像データを読み、
カラービデオ信号に変換して表示部に表示させる画像メ
モリ部と、表示された被検体のカラー画像から設定され
ている3原色を減算して、背景色を削除し、植物の葉面
画像を得る背景色削除部と、葉の色具合を求める指示が
あったときは、植物の葉の各画素の3原色と明度を計測
し、それぞれの計測総数を画素数で平均化し、このそれ
ぞれの平均値を葉の色具合を示す数値として、撮影月日
毎に分けて記憶し、これらのデータに基づいたグラフを
作成して、表示部に出力する葉色推移算出部と、各部を
起動させるための判定データを備え、操作部が操作され
たとき、判定データに基づいて、各部を起動させるモー
ド判定部とを備えたものである。
体のカラー画像から植物の葉面画像を抽出する。
求められ、読込んだ葉面全体の画素数に基づいて色合い
が求められる。
過去に記憶された葉の色合いと今回の色合いが所定第1
の表示形式で表示される。例えばグラフで表示される。
検出体のカラー画像から植物の葉面の色合いが求めら
れ、抽出時期に対応させられて記憶される。
出され、その画素数からそれぞれの面積が求められた後
に、面積比率が求められて、抽出時期に対応されて記憶
される。そして、過去に記憶された葉の色合いと今回記
憶された葉の色合い、並びに過去の面積比率と今回の面
積比率とが第2の表示形式で表示される。例えばグラフ
で表示される。
検出体のカラー画像データを画像メモリ部が読込んで表
示部に表示させる。
カラー画像から背景色を削除して植物の葉面画像の画像
を得る。そして、葉の色具合を求める指示があったとき
は、葉色推移算出部により、表示されている植物の葉の
総画素数及びこの各画素の3原色と明度の分布数がそれ
ぞれ計数され、この3原色と明度の平均値を葉の色具合
の数値として求めれて撮影月日毎に分けて記憶され、そ
の葉の色具合の数値を示すグラフが作成されて表示部に
表示される。
画像メモリ部である。画像メモリ部1は、カラー写真、
フロッピィ、ビデオテープ等の記憶媒体に記憶されてい
るカラー画像データを読込んで表示編集部3に出力す
る。
そのカラービデオ信号をデジタル変換して植物診断装置
の卯表示編集部3に出力する。また、画像メモリ装置1
にはキーボードが接続され、植物診断装置の表示部を用
いて画像を表示させたり、その一部をクリックして拡大
又は縮小し、その画像のRGB値を表示する機能を供え
ている。
認識データ収集メニュー、背景色削除画面、葉面病斑解
析画面を作成するための情報が記憶され、背景色削除画
面を表示部5に表示したときに、RGB値が入力される
と、そのRGB値をVRAMの所定領域に表示させ、背
景削除実行指示があると、表示している背景色削除画面
に代えて、画像メモリ部1が読込んだ画像を表示させ、
背景色削除部7からの指示に基づいて表示部5を制御す
る。
きに、病斑部抽出終了の指示があるときは、後述する病
斑部色平均化手段からの制御に基づいた画像を表示さ
せ、また病斑部解析結果の画像表示の指示があると、解
析結果表示画面を表示させ、また終了の選択、取消しキ
ーの押下があると葉面病斑解析画面を表示させる。
によって、常に一定になるようにされている。さらに、
表示されている植物の映像を拡大、縮小、抽出、明度調
整する機能を備えている。また、表示部5の表示は、全
てVRAMに一旦書込んでから表示している。
背景色削除指示の入力に伴って起動し、表示編集部3を
制御して背景色削除モード設定画面を表示させ、この画
面に表示した背景色削除のためのRGBしきい値設定が
選択され、RGB値が入力されたときは、そのRGBし
きい値を表示編集部3に出力して内部レジスタに設定す
る。また、背景色削除モード設定画面の実行が選択され
たときは、画像メモリ部1から植物の一画像を入力し、
その画像の画素毎に、設定されたRGB値を減算した画
像を表示編集部3に出力する。
出部11は葉面全体色平均化手段13、病斑部色平均化
手段15、平常部色平均化手段17、色グラフ算出手段
22を備え、葉面病解析の指示の入力に伴って起動し、
表示編集部3を制御して表示病斑解析画面を表示させ
る。
て、表示編集部3のVRAMから葉面画像の画素毎のR
GBV数をカウントし、全葉面分をカウントしたとき
に、画素数に基づいて平均化し、その平均的な色を葉全
体の色合いとしてメモリ19に記憶する。
色平均化手段15は、起動に伴って、入力された病斑部
を抽出するためのRGBのしきい値範囲を読み、表示編
集部3のVRAMの葉面画像からしきい値範囲のRGB
値をカウントし、その病斑部の画素数に基づいて平均化
し、この値を病斑部の色合いとしてメモリ19に記憶す
る。
色平均化手段17は、葉面画像から病斑部を抽出するた
めのRGBのしきい値範囲以外のRGB値をカウントし
て平均化し、正常葉面部の色合いとしてメモリ19に記
憶する。
の明度Vをカウントしてメモリ19に記憶する。
21には、予め基準となる植物の明度が記憶され、常に
この明度になるように補正する。
算出手段22は、起動に伴って、メモリ19の月日毎の
各色合いの数値を読み、それぞれを経過日数軸とRGB
I軸に対応させて作成したグラフを表示編集部3を制御
して表示部5に表示させる。23はモード判定部であ
る。モード判定部23は、操作部25からの指示により
各部を起動させる。例えば、表示編集部3に対して葉面
認識データ収集メニュー画面を表示させる命令を出力し
たり、背景色削除部7を起動させたりする。
モード判定部の動作を説明するフローチャートである。
図3は実施例1の表示の内容を説明する説明図である。
た後に、ROMに格納されている本発明のプログラムを
RAMにロードし、モード判定部23は図3のAに示す
葉面認識データ収集画面を表示制御部を制御して表示さ
せる(S201)。
している背景色削除、葉面病斑解析等のメニューの選択
があるかどうかを判断し(S203)、メニュー選択が
あったときは、選択メニューが何かを判断し(S20
5)、メニュー選択が背面色削除のときは図3のBの背
面色削除画面を表示させて背面色削除部7を起動させる
(S207)。また、葉面病斑解析のときは図3のCの
葉面病斑解析画面を表示させて葉面病斑解析部11を起
動する(S209)。そして、終了かどうかを判断し
(S211)、終了でないときは、制御をステップS2
01に移す。
ーチャートである。背景色削除部7は起動に伴って、図
3のBの背景色削除モード画面を表示編集部3を制御し
て表示し(S401)、図3のBに示したしきい値のセ
ット、背景色削除の実行等のメニューの選択があるかど
うかを判断する(S403)。
されたメニューが何かを判定する(S405)。そし
て、背景色を削除するためのR.G.Bしきい値の設定
の選択のときは、RGB値の入力があるかどうかを判定
し(S407)、入力があったときは、そのRGB値を
背景色を削除するためのR.G.Bしきい値として内部
レジスタに設定する(S409)。
値とは、縁が黒っぽい色のときは被検出体である植物の
緑面のRGBより小さく、白っぽい色では緑面のRGB
より大きい値となり、このような関係が例えば予めユー
ザ等に背景を削除するためのRGB値として、植物に応
じた対応表で渡されている。
選択されたときは、背景色削除部7は、画像メモリ部1
が読み込んだカラー画像から設定したRGBしきい値を
減算して葉面のみの画像を得る背景色削除処理を実施し
(S411)、得られた葉面のカラー画像を年月日時刻
に分けて記憶し(S413)、その映像を表示編集部3
のVRAMに書込んで表示させ、制御をステップS40
3に移す。また、終了が選択されたときは、図3のAの
初期画面に戻して、本処理を出る(S415)。
説明するフローチャートである。葉色推移算出部11
は、起動に伴って、図3のCの葉面病斑解析モードの画
面を表示する(S501)。次に、葉面病斑解析モード
の画面におけるメニューが選択されたかどうかを判断し
(S503)、選択されたときは、その選択メニューを
判断する(S505)。そして、選択メニューが病斑部
を抽出するためのRGBのしきい値範囲の選択のとき
は、しきい値範囲のRGB値が入力したかどうかを判断
し(S507)、入力があったときは、そのしきい値の
範囲を病斑部色平均化手段15が内部レジスタに設定し
て(S509)、制御をステップS501に移す。
の実行のときは、病斑部色平均化手段15が表示編集部
3の画VRAMから葉面のカラー画像を読み、そのカラ
ー画像から設定されたしきい値範囲を順次引く(S51
1)。そして、得られた画像を病斑部の画像として表示
させる(S513)。
5)、終了のときは制御をステップS501に移す。
が選択されたときには、葉面全体の色合いを算出し、葉
全体色平均化手段13が年、月日に分けて記憶する(S
517)。この葉面全体の色合いの算出は、表示されて
いる葉面の画素のR.G.Bと明度Vをすべての画素毎
にカウントし、このカウント数を画素数で割ることによ
って求める。次に、病斑部色平均化手段15が病斑部の
色合いを算出し、年、月、日に分けて記憶する(S51
9)。この病斑部の色合いの算出は、設定されたRGB
のしきい値範囲のRGB値を葉面の画素より引くことに
よって算出し、その引いたRGB値のドット数を画素数
で割ることによって病斑部の平均R.G.Bを求め、病
斑部の色合いとして、年月日に分けて記憶する。さら
に、この病斑部の明度Vをカウントして年月日に分けて
記憶する。
色合いを算出して、年月日に分けて記憶し(S52
1)。この正常部の色合いの算出は、設定されたRGB
のしきい値範囲のRGB値以外のRGB値を葉面の画素
より引くことによって算出し、その引いたドット数を画
素数で割ることによって正常部の平均R.G.Bとして
求め、正常部の色合いとして、年月日に分けて記憶す
る。さらに、この正常部の明度Vをカウントして年月日
に分けて記憶する。
示すように表示して制御をステップS515に移す。
色グラフ算出手段22が記憶されている複数の年月毎の
色合いを示すRGBVの平均値を読み、グラフ表示ソフ
トに基づいて、例えば図7又は図8に示すように表示さ
せる(S525)。
図8に示すように、経過日数に応じた葉面の色合いがR
GBVのグラフで表示される。
推移グラフについて説明する。例えば、トマトのマンガ
ン欠乏症は、中上葉の間葉脈の緑色を残し、葉脈間が淡
緑化する。
緑色を残し、葉脈間が淡緑化し初め、やがて葉全体が淡
黄緑化する。
淡緑化を示し、下葉の葉脈間には白色のネクロシスを生
じる。また、果実がついている付近の葉の葉脈間が黄色
化し、暗褐色の斑紋が形成され、やがてかれる。
ョコレート色に変色し、葉脈間に同色の小斑点が生じ
る。等が知られており、葉色に応じて植物の病状を知る
ことができるものある。そこで、上記の構成によって、
葉のカラー画像から画素の色を構成するRGBをカウン
トし、その葉全体の画素数より、平均値を求めると葉の
色合いがわかる。
かれば上記の病状が分かる。例えば図7の(a)はマン
ガン欠乏症のときの葉の色の推移をRGBと明度Vを収
集してグラフで現したものであり、標準水耕液をマンガ
ン欠乏液に交換した日をスタート日(図7の(a)では
0日)として、収集したときのグラフである。
らマンガン欠乏液に戻すと、二十日目頃からR値が上昇
し始め、このときの葉はマンガン欠乏特有の網目模様が
葉面にはっきり現れてきた。そして、28日頃からさら
にR値が上昇すると、葉脈間がさらに淡緑化してきた。
Bと明度Vの推移グラフを示したものであり、標準水耕
液を鉄欠乏液に交換した日をスタート日(図7のbでは
0日)として、収集したときのグラフである。
らR値が上昇し、葉脈間が淡緑化し初め、葉全体が淡黄
緑化してきた。
の推移グラフを示したものであり、標準水耕液からマン
ガン過剰液に交換してから約25日頃からR値が上昇
し、下葉の葉脈がチョコレート色に変色し、葉脈間に同
色の小斑点が生じてきた。
り、葉面画像のみ得て、葉全体の色具合を求める指示が
あったときは、表示されている植物の一つの葉全体の3
原色と明度の平均値を葉全体の色具合の数値として求め
て記憶し、このデータに基づいてグラフを作成して表示
するので、現在までの色具合と明度の推移が一目で分か
るので、作業者はグラフの推移より、植物がどんな病気
にかかっているのか、どのような肥料が不足しているの
か、または過剰かもしくは気象条件はよいか、あるいは
どのように対処すればよいかが早期に分かる。
あったときは、設定されている病斑部を抽出するための
3原色の範囲の値で、葉面画像の色を減算して、病斑部
を抽出し、この病斑部の3原色と明度の平均値を葉面画
像の病斑部の色具合の数値として記憶し、このデータよ
り病斑部の色具合の数値を示すグラフを作成して表示す
るようにしたことにより、病斑部の色具合と明度の推移
が一目で分かるので、作業者はグラフの推移より、より
顕著に植物がどんな病気にかかっているのか、どのよう
な肥料が不足しているのか、または過剰かもしくは気象
条件はよいか、あるいはどのように対処すればよいかが
早期に分かる。
推移も表示しているため、データを収集したときの、天
候の状況も推測可能である。
を除いて1〜25は上記図1と同様なものである。葉色
推移算出部12は葉全体色平均化手段13、病斑部色平
均化手段15、正常部色平均化手段17の他に色推移グ
ラフ作成手段34を備えている。
部面積比率算出部32は、葉色推移算出部12で、病斑
部のRGB値がカウントされる毎に、そのカウント数を
蓄積し、蓄積数を病斑部の面積として求め、また葉面全
体のRGB値のカウント数を蓄積し、その蓄積数を葉全
体の面積として求める。そして、両方の比率を求め、こ
の比率を病斑部面積比率としてメモリ36に年月日毎に
分けて記憶して表示編集部3のVRAMに書き込んで表
示する。
移グラフ作成手段34は、RGBIのグラフを表示させ
るとき、病斑部面積比率算出部32を制御して記憶され
ている過去の病斑部面積比率を表示させる。
動作を説明するフローチャートである。同図に示すよう
に、ステップS1001〜S1023は上記のステップ
S501〜S523と同様であり、葉色推移算出部12
は背景色を削除して、病斑部のRGBのしきい値範囲が
設定されると、葉面全体、病斑部、正常部のRGBの平
均値を求めて記憶すると共に、その各RGB値を表示す
る。
病斑部面積比率算出部32は葉全体色平均化手段13で
求めた葉全体の平均RGB値をカウントして蓄積する
(S1027)。また、病斑部の平均RGBがカウント
されたとき、そのカウント数を蓄積する(S102
9)。そして、両方の蓄積量の比率を求め、病斑部の比
率として求めて図11に示すように表示させると共に記
憶する(S1031)。
グラフ作成手段34はメモリ19のRGBIの推移とメ
モリ36の面積比率の推移を読み、例えば図12に示す
ように表示する(S1033)。
GBと病斑部面積との推移を(a)のグラフに示し、鉄
欠乏葉面病斑部RGBと病斑部面積との推移を(b)の
グラフに示し,マンガン過剰葉面病斑部RGBと病斑部
面積との推移を(c)のグラフに示している。図12の
(a)は標準水耕液をマンガン欠乏液に交換した日をス
タート日(図12のaでは0日)としたもので、約15
日頃から病斑部面積が増加し初めている。
と病斑面積が増加してきている。また12図の(c)
は、25日頃よりR値が増加、B値が減少傾向になると
病斑部の面積も増加していることを示している。
部の色具合の数値とが求められたときは、病斑部と葉全
体の面積比率を求めて記憶し、この記憶した現在までの
面積比率のグラフを病斑部のグラフ又は葉全体のグラフ
が表示されるに伴って、合わせて表示することにより、
色具合の推移と合わせて病斑の進行具合が一目で早期に
分かる。
の推移をグラフで見ることができるので、明度の関係と
障害の度合いが分かる。
〜34は上記と同様なものである。38はデータベース
である。データベース34には植物のpH環境データ、
肥料過多又は欠乏時の植物の種類に応じた障害パターン
データ、どのような対処をするかの対処データ等が複数
記憶されている。
処判定部40は、色推移グラフ作成部34の各部のRG
BVの推移と病斑部面積比率算出部32が求めた面積比
率推移を読み、データベース38の各データとのマッチ
ング度により、病気の種類を判定し、またその種類に応
じた対処法のメッセージを判定し、表示編集部3のVR
AMに判定結果のメッセージを書込み表示させる。
の動作を説明するフローチャートである。同図に示すよ
うに、ステップS1401〜1433は、図10のステ
ップS1001〜S1033と同様なものであり、背景
色を削除して、病斑部のRGBのしきい値範囲が設定さ
れると、葉面全体、病斑部、正常部のRGBの平均値を
求めて記憶すると共に、その各RGB値を表示し、かつ
病斑部の面積比率を求め、グラフ表示の指示があるとR
GBIの他に面積比率のグラフを表示させる。
算出部12が求めた葉面全体のRGBIの推移と、病斑
部のRGBIの推移と病斑部面積比率算出部32の面積
比率の推移とを読み(S1435)、データベース38
の各種データとのマッチングをとり、マッチング度を判
定する(S1437)。
処方を判定し(S1439)、この判定結果を図15の
ようにメッセージとして表示させる(S1441)。
な原因で病気になっているかがわかると共に、どのよう
な対処をすればよいがが直ぐに分かる。
部1をパソコンの内部に設けたが、内部を改造しないで
外部に設けてもよい。
断方法は、被検出体のカラー画像から植物の葉面画像を
抽出し、読込んだ葉面全体の画素数に基づいて色合いを
求め、抽出時期に対応させて記憶し、過去に記憶された
葉の色合いと今回の色合いとを表示することにより、植
物の葉の色合いの推移を分からせることができるので、
葉が明らかに変色する前に、画面を見ている園芸者はど
のような病気か又は肥料の程度がよいかどうかが容易に
判断できるという効果が得られている。
の葉面の色合いを求めて、抽出時期に対応させて記憶す
ると共に、植物の葉面の病斑部と正常部とを抽出し、そ
の画素数からそれぞれの面積を求めて、面積比率を求
め、抽出時期に対応させて記憶した後に、過去に記憶さ
れた葉の色合いと今回記憶された葉の色合い、並びに過
去の面積比率と今回の面積比率とを表示するようにした
ことにより、葉の色合いの推移と病斑部の面積推移が園
芸者にわかるので、葉が明らかに変色する前に、さらに
どのような病気か又は肥料の程度がよいかどうかが容易
に判断できるという効果が得られている。
出体のカラー画像データより、葉面画像のみ得て、葉の
色具合を求める指示があったときは、表示されている植
物の一つの葉全体の3原色と明度の平均値を葉の色具合
の数値として求めて記憶し、このデータに基づいてグラ
フが作成して表示するので、現在までの色具合と明度の
推移が一目で分かるので、作業者はグラフの推移より葉
が明らかに変色する前に、植物がどんな病気にかかって
いるのか、どのような肥料が不足しているのか、または
過剰かもしくは気象条件はよいか、あるいはどのように
対処すればよいかが早期に分かるという効果が得られて
いる。
ーチャートである。
る。
である。
ローチャートである。
ある。
フローチャートである。
る。
ある。
フローチャートである。
る。
が選択されたときには、葉面全体の色合いを算出し、葉
全体色平均化手段13が年、月日に分けて記憶する(S
517)。この葉面全体の色合いの算出は、表示されて
いる葉面の画素のR.G.Bと明度Vをすべての画素毎
にカウントし、このカウント数を画素数で割ることによ
って求める。次に、病斑部色平均化手段15が病斑部の
色合いを算出し、年月日に分けて記憶する(S51
9)。この病斑部の色合いの算出は、設定されたRGB
のしきい値範囲のRGB値を葉面の画素より引くことに
よって算出し、その引いたRGB値のドット数を画素数
で割ることによって病斑部の平均R.G.Bを求め、病
斑部の色合いとして、年月日に分けて記憶する。さら
に、この病斑部の明度Vをカウントして年月日に分けて
記憶する。
色合いを算出して、年月日に分けて記憶する(S52
1)。この正常部の色合いの算出は、設定されたRGB
のしきい値範囲のRGB値以外のRGB値を葉面の画素
より引くことによって算出し、その引いたドット数を画
素数で割ることによって正常部の平均R.G.Bとして
求め、正常部の色合いとして、年月日に分けて記憶す
る。さらに、この正常部の明度Vをカウントして年月日
に分けて記憶する。
らR値が上昇し、葉脈間が淡緑化し始め、葉全体が淡黄
緑化してきた。
り、葉面画像のみ得て、葉全体の色具合を求める指示が
あったときは、表示されている植物の一つの葉全体の3
原色と明度の平均値を葉全体の色具合の数値として求め
て記憶し、このデータに基づいてグラフを作成して表示
するので、現在までの色具合と明度の推移が一目で分か
るので、作業者はグラフの推移より、植物がどんな病気
にかかっているのか、どのような肥料が不足しているの
か、または過剰かもしくは環境条件はよいか、あるいは
どのように対処すればよいかが早期に分かる。
あったときは、設定されている病斑部を抽出するための
3原色の範囲の値で、葉面画像の色を減算して、病斑部
を抽出し、この病斑部の3原色と明度の平均値を葉面画
像の病斑部の色具合の数値として記憶し、このデータよ
り病斑部の色具合の数値を示すグラフを作成して表示す
るようにしたことにより、病斑部の色具合と明度の推移
が一目で分かるので、作業者はグラフの推移より、より
顕著に植物がどんな病気にかかっているのか、どのよう
な肥料が不足しているのか、または過剰かもしくは環境
条件はよいか、あるいはどのように対処すればよいかが
早期に分かる。
Claims (10)
- 【請求項1】 撮影された植物のカラー画像を読み込ん
で、葉面画像を抽出する工程と、 前記抽出された前記葉面画像より、順次各画素の色の数
を求めて蓄積する工程と、 前記蓄積した色の数を前記抽出された葉面全体の画素数
に基づいて、その色合いを求め、前記抽出時期に対応さ
せて記憶する工程と、 前記記憶に伴って、過去に記憶された葉の色合いと今回
記憶された葉の色合いとを所定の第1び表示形式で共に
表示させる工程とを有することを特徴とする植物の自動
診断方法。 - 【請求項2】 前記第1の表示形式は、前記抽出時期と
前記色の値とを対応させたグラフにして表示させること
を特徴とする請求項1記載の植物の自動診断方法。 - 【請求項3】 撮影された植物のカラー画像を読み込ん
で、葉面画像を抽出する工程と、 前記抽出された前記葉面画像より、順次各画素の色の数
を求めて蓄積する工程と、 前記蓄積した色の数を前記抽出された葉面全体の画素数
に基づいて、その色合いを求め、前記抽出時期に対応さ
せて記憶する工程と、 前記植物のカラー画像が読込まれたとき、前記葉の正常
部及び病斑部の画像を抽出する工程と、 前記抽出された前記葉の正常部の画素数及び病斑部の画
素数に基づいて、前記葉の正常部と病斑部との面積比率
を求め、前記抽出時期に対応させて記憶する工程と、 前記記憶に伴って、前記過去に記憶された葉の色合いと
今回記憶された葉の色合い、並びに過去の面積比率と今
回の面積比率とを第2の表示形式で共に表示させる工程
とを有することを特徴とする植物の自動診断方法。 - 【請求項4】 前記第2の表示形式は、前記抽出時期と
前記色の値と前記面積比率を対応させたグラフで表示さ
せることを特徴とする請求項3記載の植物の自動診断方
法。 - 【請求項5】 前記葉面画像の抽出は、葉全体又は病斑
部又は正常部であることを特徴とする請求項1又は3記
載の植物の自動診断方法。 - 【請求項6】 前記色の値はRGB値又は該RGB値と
明度よりなることを特徴とする請求項1又は3記載の植
物の自動診断方法。 - 【請求項7】 被検出体のカラー画像データを読込ん
で、撮影月日毎に分けて記憶し、撮影月日毎にそのカラ
ー画像データを読み、カラービデオ信号に変換して表示
部に表示させる画像メモリ部と、 前記表示された被検体のカラー画像から設定されている
3原色を減算して、背景色を削除し、植物の葉面画像を
得る背景色削除部と、 葉の色具合を求める指示があったときは、前記植物の葉
の各画素の3原色と明度を計測し、該それぞれの計測総
数を前記画素数で平均化し、このそれぞれの平均値を葉
の色具合を示す数値として、前記撮影月日毎に分けて記
憶し、これらのデータに基づいたグラフを作成して、前
記表示部に出力する葉色推移算出部と、 前記各部を起動させるための判定データを備え、操作部
が操作されたとき、前記判定データに基づいて、各部を
起動させるモード判定部とを有することを特徴とする植
物の自動診断装置。 - 【請求項8】 前記葉色推移算出部は、 葉の病斑部の色具合を求める指示があったときは、設定
されている前記病斑部を抽出するための3原色の範囲の
値で、前記葉面画像の色を減算し、得られた病斑部の総
画素数及び病斑部の各画素の3原色と明度の分布数をそ
れぞれ計数し、該計数した3原色と明度の、それぞれの
分布総数を前記病斑部の総画素数で、それぞれ平均化
し、この3原色と明度の平均値を前記病斑部の色具合の
数値として記憶することを特徴とする請求項7記載の植
物の自動診断装置。 - 【請求項9】 面積算出の指示があったときは、前記葉
全体の色具合の数値とその病斑部の色具合の数値とが求
められたとき、その比率を前記病斑部の面積比率として
前記撮影日毎に分けて記憶し、前記いずれかのグラフが
表示されるに伴って、記憶された前記病斑部の面積比率
を示すグラフを作成して、前記表示部に出力する面積比
率推移算出部とを有することを特徴とする請求項7記載
の植物の自動診断装置。 - 【請求項10】 前記葉全体の色具合のグラフと面積比
率又は病斑部の色具合のグラフと面積比率に基づいて、
前記植物の障害状況、対処方のメッセージを前記表示部
に出力する障害・対処方判定部とを有することを特徴と
する請求項7記載の植物の自動診断装置。
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