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JPH08116790A - 植物の自動診断方法及び装置 - Google Patents

植物の自動診断方法及び装置

Info

Publication number
JPH08116790A
JPH08116790A JP6263359A JP26335994A JPH08116790A JP H08116790 A JPH08116790 A JP H08116790A JP 6263359 A JP6263359 A JP 6263359A JP 26335994 A JP26335994 A JP 26335994A JP H08116790 A JPH08116790 A JP H08116790A
Authority
JP
Japan
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color
leaf
plant
lesion
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6263359A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3468877B2 (ja
Inventor
Yasushi Kono
靖司 河野
Keiko Okamura
圭子 岡村
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP26335994A priority Critical patent/JP3468877B2/ja
Priority to FR9512697A priority patent/FR2726367B1/fr
Priority to US08/549,207 priority patent/US5841883A/en
Publication of JPH08116790A publication Critical patent/JPH08116790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3468877B2 publication Critical patent/JP3468877B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G7/00Botany in general

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に植物の病状を早期に知らせることがで
きる植物の自動診断装置を得ることを目的とする。 【構成】 植物のカラー画像データを画像メモリ部1が
読込んで表示部5に表示させ、背景色削除部7が表示さ
れた被検体のカラー画像から背景色を削除し、植物の一
つの葉面画像を得、この植物の葉面画像より、葉色推移
算出部11が葉面画像色具合を示す数値を求めて、撮影
月日毎に分けてメモリ19に記憶した後に、撮影月日毎
に、その葉画面の色具合の数値をグラフで、表示部5に
表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物の自動診断装置に
関し、特に色の推移を自動的に知らせる自動診断装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】植物の病害は、特に栽培地の肥料要素
(例えば、マンガン、カルシウム、マグネシウム等)の
欠乏、過剰による障害は、その欠乏、過剰している肥料
要素(以下単に要素という)の種類によって、植物の変
化色、色変化の植物全体に対する発生部位、葉面に対す
る発生部位等の病状が異なることが知られている。
【0003】例えば、トマトの鉄欠乏症は、上葉の葉脈
の緑色を残し、葉脈間が淡緑化し初め、やがて葉全体が
淡黄緑化する。
【0004】また、マグネシウム欠乏症は、葉は全体が
淡緑化を示し、下葉の葉脈間には白色のネクロシスを生
じる。また、果実がついている付近の葉の葉脈間が黄色
化し、暗褐色の斑紋が形成され、やがてかれる。
【0005】また、マンガン過剰症は、下葉の葉脈がチ
ョコレート色に変色し、葉脈間に同色の小斑点が生じ
る。
【0006】このような、症状を早期に得るために、植
物を観察し続け、どのような要素障害が発生しているか
を判断していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その観
察より、診断を行うためには、各植物毎の病状に対する
豊富な知識と長年の経験を必要とする。
【0008】また、人間の目による診断のため、明らか
に変色を確認できた時点では、すでに障害が進行してお
り、早期発見、早期対策を図ることは実質的に困難であ
るという問題点があった。
【0009】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたもので、容易に植物の病状を早期に知らせるこ
とができる植物の自動診断装置を得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の植物の自動
診断方法は、撮影された植物のカラー画像を読み込ん
で、葉面画像を抽出する工程と、抽出された葉面画像よ
り、順次各画素の色の数を求めて蓄積する工程と、蓄積
した色の数を抽出された葉面全体の画素数に基づいて、
その色合いを求め、抽出時期に対応させて記憶する工程
と、記憶に伴って、過去に記憶された葉の色合いと今回
記憶された葉の色合いとを所定の第1び表示形式で共に
表示させる工程とを備えたものである。
【0011】第2の発明の植物の自動診断方法は、撮影
された植物のカラー画像を読み込んで、葉面画像を抽出
する工程と、抽出された葉面画像より、順次各画素の色
の数を求めて蓄積する工程と、蓄積した色の数を抽出さ
れた葉面全体の画素数に基づいて、その色合いを求め、
抽出時期に対応させて記憶する工程と、植物のカラー画
像が読込まれたとき、葉の正常部及び病斑部の画像を抽
出する工程と、抽出された葉の正常部の画素数及び病斑
部の画素数に基づいて、葉の正常部と病斑部との面積比
率を求め、抽出時期に対応させて記憶する工程と、記憶
に伴って、過去に記憶された葉の色合いと今回記憶され
た葉の色合い、並びに過去の面積比率と今回の面積比率
とを第2の表示形式で共に表示させる工程とを備えたも
のである。
【0012】第3の発明の植物の自動診断装置は、被検
出体のカラー画像データを読込んで、撮影月日毎に分け
て記憶し、撮影月日毎にそのカラー画像データを読み、
カラービデオ信号に変換して表示部に表示させる画像メ
モリ部と、表示された被検体のカラー画像から設定され
ている3原色を減算して、背景色を削除し、植物の葉面
画像を得る背景色削除部と、葉の色具合を求める指示が
あったときは、植物の葉の各画素の3原色と明度を計測
し、それぞれの計測総数を画素数で平均化し、このそれ
ぞれの平均値を葉の色具合を示す数値として、撮影月日
毎に分けて記憶し、これらのデータに基づいたグラフを
作成して、表示部に出力する葉色推移算出部と、各部を
起動させるための判定データを備え、操作部が操作され
たとき、判定データに基づいて、各部を起動させるモー
ド判定部とを備えたものである。
【0013】
【作用】第1の植物の自動診断方法においては、被検出
体のカラー画像から植物の葉面画像を抽出する。
【0014】次に、この葉面画像の各画素の色値の数が
求められ、読込んだ葉面全体の画素数に基づいて色合い
が求められる。
【0015】そして、抽出時期に対応させて記憶され、
過去に記憶された葉の色合いと今回の色合いが所定第1
の表示形式で表示される。例えばグラフで表示される。
【0016】第2の植物の自動診断方法においては、被
検出体のカラー画像から植物の葉面の色合いが求めら
れ、抽出時期に対応させられて記憶される。
【0017】また、植物の葉面の病斑部と正常部とが抽
出され、その画素数からそれぞれの面積が求められた後
に、面積比率が求められて、抽出時期に対応されて記憶
される。そして、過去に記憶された葉の色合いと今回記
憶された葉の色合い、並びに過去の面積比率と今回の面
積比率とが第2の表示形式で表示される。例えばグラフ
で表示される。
【0018】第3の植物の自動診断装置においては、被
検出体のカラー画像データを画像メモリ部が読込んで表
示部に表示させる。
【0019】次に、背景色削除部が表示された被検体の
カラー画像から背景色を削除して植物の葉面画像の画像
を得る。そして、葉の色具合を求める指示があったとき
は、葉色推移算出部により、表示されている植物の葉の
総画素数及びこの各画素の3原色と明度の分布数がそれ
ぞれ計数され、この3原色と明度の平均値を葉の色具合
の数値として求めれて撮影月日毎に分けて記憶され、そ
の葉の色具合の数値を示すグラフが作成されて表示部に
表示される。
【0020】
【実施例】
実施例1 図1は実施例1の概略構成図である。図において、1は
画像メモリ部である。画像メモリ部1は、カラー写真、
フロッピィ、ビデオテープ等の記憶媒体に記憶されてい
るカラー画像データを読込んで表示編集部3に出力す
る。
【0021】また、CCDカメラに接続されたときは、
そのカラービデオ信号をデジタル変換して植物診断装置
の卯表示編集部3に出力する。また、画像メモリ装置1
にはキーボードが接続され、植物診断装置の表示部を用
いて画像を表示させたり、その一部をクリックして拡大
又は縮小し、その画像のRGB値を表示する機能を供え
ている。
【0022】表示編集部3は、少なくとも後述する葉面
認識データ収集メニュー、背景色削除画面、葉面病斑解
析画面を作成するための情報が記憶され、背景色削除画
面を表示部5に表示したときに、RGB値が入力される
と、そのRGB値をVRAMの所定領域に表示させ、背
景削除実行指示があると、表示している背景色削除画面
に代えて、画像メモリ部1が読込んだ画像を表示させ、
背景色削除部7からの指示に基づいて表示部5を制御す
る。
【0023】また、葉面病斑解析画面を表示していると
きに、病斑部抽出終了の指示があるときは、後述する病
斑部色平均化手段からの制御に基づいた画像を表示さ
せ、また病斑部解析結果の画像表示の指示があると、解
析結果表示画面を表示させ、また終了の選択、取消しキ
ーの押下があると葉面病斑解析画面を表示させる。
【0024】さらに、明度(V)は後述する明度補正部
によって、常に一定になるようにされている。さらに、
表示されている植物の映像を拡大、縮小、抽出、明度調
整する機能を備えている。また、表示部5の表示は、全
てVRAMに一旦書込んでから表示している。
【0025】7は背景削除部である。背景削除部7は、
背景色削除指示の入力に伴って起動し、表示編集部3を
制御して背景色削除モード設定画面を表示させ、この画
面に表示した背景色削除のためのRGBしきい値設定が
選択され、RGB値が入力されたときは、そのRGBし
きい値を表示編集部3に出力して内部レジスタに設定す
る。また、背景色削除モード設定画面の実行が選択され
たときは、画像メモリ部1から植物の一画像を入力し、
その画像の画素毎に、設定されたRGB値を減算した画
像を表示編集部3に出力する。
【0026】11は葉色推移算出部である。葉色推移算
出部11は葉面全体色平均化手段13、病斑部色平均化
手段15、平常部色平均化手段17、色グラフ算出手段
22を備え、葉面病解析の指示の入力に伴って起動し、
表示編集部3を制御して表示病斑解析画面を表示させ
る。
【0027】葉全体色平均化手段13は、起動に伴っ
て、表示編集部3のVRAMから葉面画像の画素毎のR
GBV数をカウントし、全葉面分をカウントしたとき
に、画素数に基づいて平均化し、その平均的な色を葉全
体の色合いとしてメモリ19に記憶する。
【0028】15は病斑部色平均化手段である。病斑部
色平均化手段15は、起動に伴って、入力された病斑部
を抽出するためのRGBのしきい値範囲を読み、表示編
集部3のVRAMの葉面画像からしきい値範囲のRGB
値をカウントし、その病斑部の画素数に基づいて平均化
し、この値を病斑部の色合いとしてメモリ19に記憶す
る。
【0029】17は正常部色平均化手段である。正常部
色平均化手段17は、葉面画像から病斑部を抽出するた
めのRGBのしきい値範囲以外のRGB値をカウントし
て平均化し、正常葉面部の色合いとしてメモリ19に記
憶する。
【0030】また、それぞれの色平均化手段は、画素毎
の明度Vをカウントしてメモリ19に記憶する。
【0031】21は明度補正手段である。明度補正手段
21には、予め基準となる植物の明度が記憶され、常に
この明度になるように補正する。
【0032】22は色グラフ算出手段である。色グラフ
算出手段22は、起動に伴って、メモリ19の月日毎の
各色合いの数値を読み、それぞれを経過日数軸とRGB
I軸に対応させて作成したグラフを表示編集部3を制御
して表示部5に表示させる。23はモード判定部であ
る。モード判定部23は、操作部25からの指示により
各部を起動させる。例えば、表示編集部3に対して葉面
認識データ収集メニュー画面を表示させる命令を出力し
たり、背景色削除部7を起動させたりする。
【0033】次に、動作を説明する。図2は実施例1の
モード判定部の動作を説明するフローチャートである。
図3は実施例1の表示の内容を説明する説明図である。
【0034】電源の投入に伴って、各部のチェックをし
た後に、ROMに格納されている本発明のプログラムを
RAMにロードし、モード判定部23は図3のAに示す
葉面認識データ収集画面を表示制御部を制御して表示さ
せる(S201)。
【0035】次に、モード判定部23は図3のAに表示
している背景色削除、葉面病斑解析等のメニューの選択
があるかどうかを判断し(S203)、メニュー選択が
あったときは、選択メニューが何かを判断し(S20
5)、メニュー選択が背面色削除のときは図3のBの背
面色削除画面を表示させて背面色削除部7を起動させる
(S207)。また、葉面病斑解析のときは図3のCの
葉面病斑解析画面を表示させて葉面病斑解析部11を起
動する(S209)。そして、終了かどうかを判断し
(S211)、終了でないときは、制御をステップS2
01に移す。
【0036】図4は背景色削除部の動作を説明するフロ
ーチャートである。背景色削除部7は起動に伴って、図
3のBの背景色削除モード画面を表示編集部3を制御し
て表示し(S401)、図3のBに示したしきい値のセ
ット、背景色削除の実行等のメニューの選択があるかど
うかを判断する(S403)。
【0037】次に、メニューが選択されると、その選択
されたメニューが何かを判定する(S405)。そし
て、背景色を削除するためのR.G.Bしきい値の設定
の選択のときは、RGB値の入力があるかどうかを判定
し(S407)、入力があったときは、そのRGB値を
背景色を削除するためのR.G.Bしきい値として内部
レジスタに設定する(S409)。
【0038】この、背景色の削除のためのRGBしきい
値とは、縁が黒っぽい色のときは被検出体である植物の
緑面のRGBより小さく、白っぽい色では緑面のRGB
より大きい値となり、このような関係が例えば予めユー
ザ等に背景を削除するためのRGB値として、植物に応
じた対応表で渡されている。
【0039】また、図3のBに示す背景色削除の実行が
選択されたときは、背景色削除部7は、画像メモリ部1
が読み込んだカラー画像から設定したRGBしきい値を
減算して葉面のみの画像を得る背景色削除処理を実施し
(S411)、得られた葉面のカラー画像を年月日時刻
に分けて記憶し(S413)、その映像を表示編集部3
のVRAMに書込んで表示させ、制御をステップS40
3に移す。また、終了が選択されたときは、図3のAの
初期画面に戻して、本処理を出る(S415)。
【0040】図5は実施例1の葉色推移算出部の動作を
説明するフローチャートである。葉色推移算出部11
は、起動に伴って、図3のCの葉面病斑解析モードの画
面を表示する(S501)。次に、葉面病斑解析モード
の画面におけるメニューが選択されたかどうかを判断し
(S503)、選択されたときは、その選択メニューを
判断する(S505)。そして、選択メニューが病斑部
を抽出するためのRGBのしきい値範囲の選択のとき
は、しきい値範囲のRGB値が入力したかどうかを判断
し(S507)、入力があったときは、そのしきい値の
範囲を病斑部色平均化手段15が内部レジスタに設定し
て(S509)、制御をステップS501に移す。
【0041】また、選択されたメニューが病斑部の抽出
の実行のときは、病斑部色平均化手段15が表示編集部
3の画VRAMから葉面のカラー画像を読み、そのカラ
ー画像から設定されたしきい値範囲を順次引く(S51
1)。そして、得られた画像を病斑部の画像として表示
させる(S513)。
【0042】次に、終了かどうかを判断し(S51
5)、終了のときは制御をステップS501に移す。
【0043】また、図3に示すCにおける病斑部の解析
が選択されたときには、葉面全体の色合いを算出し、葉
全体色平均化手段13が年、月日に分けて記憶する(S
517)。この葉面全体の色合いの算出は、表示されて
いる葉面の画素のR.G.Bと明度Vをすべての画素毎
にカウントし、このカウント数を画素数で割ることによ
って求める。次に、病斑部色平均化手段15が病斑部の
色合いを算出し、年、月、日に分けて記憶する(S51
9)。この病斑部の色合いの算出は、設定されたRGB
のしきい値範囲のRGB値を葉面の画素より引くことに
よって算出し、その引いたRGB値のドット数を画素数
で割ることによって病斑部の平均R.G.Bを求め、病
斑部の色合いとして、年月日に分けて記憶する。さら
に、この病斑部の明度Vをカウントして年月日に分けて
記憶する。
【0044】次に、正常部色平均化手段17が正常部の
色合いを算出して、年月日に分けて記憶し(S52
1)。この正常部の色合いの算出は、設定されたRGB
のしきい値範囲のRGB値以外のRGB値を葉面の画素
より引くことによって算出し、その引いたドット数を画
素数で割ることによって正常部の平均R.G.Bとして
求め、正常部の色合いとして、年月日に分けて記憶す
る。さらに、この正常部の明度Vをカウントして年月日
に分けて記憶する。
【0045】次に、求められた各色合いを数値で図6に
示すように表示して制御をステップS515に移す。
【0046】さらに、グラフ表示が選択されたときは、
色グラフ算出手段22が記憶されている複数の年月毎の
色合いを示すRGBVの平均値を読み、グラフ表示ソフ
トに基づいて、例えば図7又は図8に示すように表示さ
せる(S525)。
【0047】従って、図7の(a)又は(b)若しくは
図8に示すように、経過日数に応じた葉面の色合いがR
GBVのグラフで表示される。
【0048】この、図7の(a)又は(b)及び図8の
推移グラフについて説明する。例えば、トマトのマンガ
ン欠乏症は、中上葉の間葉脈の緑色を残し、葉脈間が淡
緑化する。
【0049】また、トマトの鉄欠乏症は、上葉の葉脈の
緑色を残し、葉脈間が淡緑化し初め、やがて葉全体が淡
黄緑化する。
【0050】また、マグネシウム欠乏症は、葉は全体が
淡緑化を示し、下葉の葉脈間には白色のネクロシスを生
じる。また、果実がついている付近の葉の葉脈間が黄色
化し、暗褐色の斑紋が形成され、やがてかれる。
【0051】また、マンガン過剰症は、下葉の葉脈がチ
ョコレート色に変色し、葉脈間に同色の小斑点が生じ
る。等が知られており、葉色に応じて植物の病状を知る
ことができるものある。そこで、上記の構成によって、
葉のカラー画像から画素の色を構成するRGBをカウン
トし、その葉全体の画素数より、平均値を求めると葉の
色合いがわかる。
【0052】このRGBの上昇又は下降傾向が一目で分
かれば上記の病状が分かる。例えば図7の(a)はマン
ガン欠乏症のときの葉の色の推移をRGBと明度Vを収
集してグラフで現したものであり、標準水耕液をマンガ
ン欠乏液に交換した日をスタート日(図7の(a)では
0日)として、収集したときのグラフである。
【0053】図7の(a)に示すように、標準水耕液か
らマンガン欠乏液に戻すと、二十日目頃からR値が上昇
し始め、このときの葉はマンガン欠乏特有の網目模様が
葉面にはっきり現れてきた。そして、28日頃からさら
にR値が上昇すると、葉脈間がさらに淡緑化してきた。
【0054】図7の(b)はトマトの鉄欠乏葉面のRG
Bと明度Vの推移グラフを示したものであり、標準水耕
液を鉄欠乏液に交換した日をスタート日(図7のbでは
0日)として、収集したときのグラフである。
【0055】図7の(b)に示すように、約30日頃か
らR値が上昇し、葉脈間が淡緑化し初め、葉全体が淡黄
緑化してきた。
【0056】図8はマンガン過剰葉面のRGBと明度V
の推移グラフを示したものであり、標準水耕液からマン
ガン過剰液に交換してから約25日頃からR値が上昇
し、下葉の葉脈がチョコレート色に変色し、葉脈間に同
色の小斑点が生じてきた。
【0057】従って、被検出体のカラー画像データよ
り、葉面画像のみ得て、葉全体の色具合を求める指示が
あったときは、表示されている植物の一つの葉全体の3
原色と明度の平均値を葉全体の色具合の数値として求め
て記憶し、このデータに基づいてグラフを作成して表示
するので、現在までの色具合と明度の推移が一目で分か
るので、作業者はグラフの推移より、植物がどんな病気
にかかっているのか、どのような肥料が不足しているの
か、または過剰かもしくは気象条件はよいか、あるいは
どのように対処すればよいかが早期に分かる。
【0058】また、葉の病斑部の色具合を求める指示が
あったときは、設定されている病斑部を抽出するための
3原色の範囲の値で、葉面画像の色を減算して、病斑部
を抽出し、この病斑部の3原色と明度の平均値を葉面画
像の病斑部の色具合の数値として記憶し、このデータよ
り病斑部の色具合の数値を示すグラフを作成して表示す
るようにしたことにより、病斑部の色具合と明度の推移
が一目で分かるので、作業者はグラフの推移より、より
顕著に植物がどんな病気にかかっているのか、どのよう
な肥料が不足しているのか、または過剰かもしくは気象
条件はよいか、あるいはどのように対処すればよいかが
早期に分かる。
【0059】また。図7及び図8に示すように明度Vの
推移も表示しているため、データを収集したときの、天
候の状況も推測可能である。
【0060】実施例2 図9は実施例2の概略構成図である。図において、12
を除いて1〜25は上記図1と同様なものである。葉色
推移算出部12は葉全体色平均化手段13、病斑部色平
均化手段15、正常部色平均化手段17の他に色推移グ
ラフ作成手段34を備えている。
【0061】32は病斑部面積比率算出部である。病斑
部面積比率算出部32は、葉色推移算出部12で、病斑
部のRGB値がカウントされる毎に、そのカウント数を
蓄積し、蓄積数を病斑部の面積として求め、また葉面全
体のRGB値のカウント数を蓄積し、その蓄積数を葉全
体の面積として求める。そして、両方の比率を求め、こ
の比率を病斑部面積比率としてメモリ36に年月日毎に
分けて記憶して表示編集部3のVRAMに書き込んで表
示する。
【0062】34は色推移グラフ作成手段である。色推
移グラフ作成手段34は、RGBIのグラフを表示させ
るとき、病斑部面積比率算出部32を制御して記憶され
ている過去の病斑部面積比率を表示させる。
【0063】次に動作を説明する。図10は実施例2の
動作を説明するフローチャートである。同図に示すよう
に、ステップS1001〜S1023は上記のステップ
S501〜S523と同様であり、葉色推移算出部12
は背景色を削除して、病斑部のRGBのしきい値範囲が
設定されると、葉面全体、病斑部、正常部のRGBの平
均値を求めて記憶すると共に、その各RGB値を表示す
る。
【0064】次に、各RGB値の平均が表示されると、
病斑部面積比率算出部32は葉全体色平均化手段13で
求めた葉全体の平均RGB値をカウントして蓄積する
(S1027)。また、病斑部の平均RGBがカウント
されたとき、そのカウント数を蓄積する(S102
9)。そして、両方の蓄積量の比率を求め、病斑部の比
率として求めて図11に示すように表示させると共に記
憶する(S1031)。
【0065】次に、グラフ表示の指示があると、色推移
グラフ作成手段34はメモリ19のRGBIの推移とメ
モリ36の面積比率の推移を読み、例えば図12に示す
ように表示する(S1033)。
【0066】この図12は、マンガン欠乏葉面病斑部R
GBと病斑部面積との推移を(a)のグラフに示し、鉄
欠乏葉面病斑部RGBと病斑部面積との推移を(b)の
グラフに示し,マンガン過剰葉面病斑部RGBと病斑部
面積との推移を(c)のグラフに示している。図12の
(a)は標準水耕液をマンガン欠乏液に交換した日をス
タート日(図12のaでは0日)としたもので、約15
日頃から病斑部面積が増加し初めている。
【0067】また、12図の(b)は30日以降にR値
と病斑面積が増加してきている。また12図の(c)
は、25日頃よりR値が増加、B値が減少傾向になると
病斑部の面積も増加していることを示している。
【0068】従って、葉の全体の色具合の数値又は病斑
部の色具合の数値とが求められたときは、病斑部と葉全
体の面積比率を求めて記憶し、この記憶した現在までの
面積比率のグラフを病斑部のグラフ又は葉全体のグラフ
が表示されるに伴って、合わせて表示することにより、
色具合の推移と合わせて病斑の進行具合が一目で早期に
分かる。
【0069】さらに、面積の増減傾向とRGBと明度V
の推移をグラフで見ることができるので、明度の関係と
障害の度合いが分かる。
【0070】実施例3 図13は実施例3の概略構成図である。図において、1
〜34は上記と同様なものである。38はデータベース
である。データベース34には植物のpH環境データ、
肥料過多又は欠乏時の植物の種類に応じた障害パターン
データ、どのような対処をするかの対処データ等が複数
記憶されている。
【0071】40は病種・対処判定部である。病種・対
処判定部40は、色推移グラフ作成部34の各部のRG
BVの推移と病斑部面積比率算出部32が求めた面積比
率推移を読み、データベース38の各データとのマッチ
ング度により、病気の種類を判定し、またその種類に応
じた対処法のメッセージを判定し、表示編集部3のVR
AMに判定結果のメッセージを書込み表示させる。
【0072】次に、動作を説明する。図14は実施例3
の動作を説明するフローチャートである。同図に示すよ
うに、ステップS1401〜1433は、図10のステ
ップS1001〜S1033と同様なものであり、背景
色を削除して、病斑部のRGBのしきい値範囲が設定さ
れると、葉面全体、病斑部、正常部のRGBの平均値を
求めて記憶すると共に、その各RGB値を表示し、かつ
病斑部の面積比率を求め、グラフ表示の指示があるとR
GBIの他に面積比率のグラフを表示させる。
【0073】そして、病種・対処判定部40は葉色推移
算出部12が求めた葉面全体のRGBIの推移と、病斑
部のRGBIの推移と病斑部面積比率算出部32の面積
比率の推移とを読み(S1435)、データベース38
の各種データとのマッチングをとり、マッチング度を判
定する(S1437)。
【0074】次に、マッチング度に基づいて、病種と対
処方を判定し(S1439)、この判定結果を図15の
ようにメッセージとして表示させる(S1441)。
【0075】従って、初心者でも、植物が現在どのよう
な原因で病気になっているかがわかると共に、どのよう
な対処をすればよいがが直ぐに分かる。
【0076】なお、上記各実施例では、画像メモリ装置
部1をパソコンの内部に設けたが、内部を改造しないで
外部に設けてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上のように第1の発明の植物の自動診
断方法は、被検出体のカラー画像から植物の葉面画像を
抽出し、読込んだ葉面全体の画素数に基づいて色合いを
求め、抽出時期に対応させて記憶し、過去に記憶された
葉の色合いと今回の色合いとを表示することにより、植
物の葉の色合いの推移を分からせることができるので、
葉が明らかに変色する前に、画面を見ている園芸者はど
のような病気か又は肥料の程度がよいかどうかが容易に
判断できるという効果が得られている。
【0078】第2の発明の植物の自動診断方法は、植物
の葉面の色合いを求めて、抽出時期に対応させて記憶す
ると共に、植物の葉面の病斑部と正常部とを抽出し、そ
の画素数からそれぞれの面積を求めて、面積比率を求
め、抽出時期に対応させて記憶した後に、過去に記憶さ
れた葉の色合いと今回記憶された葉の色合い、並びに過
去の面積比率と今回の面積比率とを表示するようにした
ことにより、葉の色合いの推移と病斑部の面積推移が園
芸者にわかるので、葉が明らかに変色する前に、さらに
どのような病気か又は肥料の程度がよいかどうかが容易
に判断できるという効果が得られている。
【0079】第3の発明の植物の自動診断装置は、被検
出体のカラー画像データより、葉面画像のみ得て、葉の
色具合を求める指示があったときは、表示されている植
物の一つの葉全体の3原色と明度の平均値を葉の色具合
の数値として求めて記憶し、このデータに基づいてグラ
フが作成して表示するので、現在までの色具合と明度の
推移が一目で分かるので、作業者はグラフの推移より葉
が明らかに変色する前に、植物がどんな病気にかかって
いるのか、どのような肥料が不足しているのか、または
過剰かもしくは気象条件はよいか、あるいはどのように
対処すればよいかが早期に分かるという効果が得られて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の概略構成図である。
【図2】実施例1のモード判定部の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図3】実施例1の表示の内容を説明する説明図であ
る。
【図4】背景色削除部の動作を説明するフローチャート
である。
【図5】実施例1の葉色推移算出部の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図6】実施例1の解析結果の表示例の説明図である。
【図7】トマトのマンガンと鉄の欠乏推移のグラフ図で
ある。
【図8】トマトのマンガン過剰推移のグラフ図である。
【図9】実施例2の概略構成図である。
【図10】実施例2の葉色推移算出部の動作を説明する
フローチャートである。
【図11】実施例2の解析結果の表示例の説明図であ
る。
【図12】実施例2のRGBVと面積推移のグラフ図で
ある。
【図13】実施例3の概略構成図である。
【図14】実施例3の葉色推移算出部の動作を説明する
フローチャートである。
【図15】実施例3の解析結果の表示例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 画像メモリ部 3 表示編集部 5 表示部 7 背景色削除部 11 葉色推移算出部 13 葉全体色平均化手段 15 病斑部色平均化手段 17 正常部色平均化手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】また、図3に示すCにおける病斑部の解析
が選択されたときには、葉面全体の色合いを算出し、葉
全体色平均化手段13が年、月日に分けて記憶する(S
517)。この葉面全体の色合いの算出は、表示されて
いる葉面の画素のR.G.Bと明度Vをすべての画素毎
にカウントし、このカウント数を画素数で割ることによ
って求める。次に、病斑部色平均化手段15が病斑部の
色合いを算出し、年月日に分けて記憶する(S51
9)。この病斑部の色合いの算出は、設定されたRGB
のしきい値範囲のRGB値を葉面の画素より引くことに
よって算出し、その引いたRGB値のドット数を画素数
で割ることによって病斑部の平均R.G.Bを求め、病
斑部の色合いとして、年月日に分けて記憶する。さら
に、この病斑部の明度Vをカウントして年月日に分けて
記憶する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】次に、正常部色平均化手段17が正常部の
色合いを算出して、年月日に分けて記憶する(S52
1)。この正常部の色合いの算出は、設定されたRGB
のしきい値範囲のRGB値以外のRGB値を葉面の画素
より引くことによって算出し、その引いたドット数を画
素数で割ることによって正常部の平均R.G.Bとして
求め、正常部の色合いとして、年月日に分けて記憶す
る。さらに、この正常部の明度Vをカウントして年月日
に分けて記憶する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】図7の(b)に示すように、約30日頃か
らR値が上昇し、葉脈間が淡緑化し始め、葉全体が淡黄
緑化してきた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】従って、被検出体のカラー画像データよ
り、葉面画像のみ得て、葉全体の色具合を求める指示が
あったときは、表示されている植物の一つの葉全体の3
原色と明度の平均値を葉全体の色具合の数値として求め
て記憶し、このデータに基づいてグラフを作成して表示
するので、現在までの色具合と明度の推移が一目で分か
るので、作業者はグラフの推移より、植物がどんな病気
にかかっているのか、どのような肥料が不足しているの
か、または過剰かもしくは環境条件はよいか、あるいは
どのように対処すればよいかが早期に分かる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】また、葉の病斑部の色具合を求める指示が
あったときは、設定されている病斑部を抽出するための
3原色の範囲の値で、葉面画像の色を減算して、病斑部
を抽出し、この病斑部の3原色と明度の平均値を葉面画
像の病斑部の色具合の数値として記憶し、このデータよ
り病斑部の色具合の数値を示すグラフを作成して表示す
るようにしたことにより、病斑部の色具合と明度の推移
が一目で分かるので、作業者はグラフの推移より、より
顕著に植物がどんな病気にかかっているのか、どのよう
な肥料が不足しているのか、または過剰かもしくは環境
条件はよいか、あるいはどのように対処すればよいかが
早期に分かる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影された植物のカラー画像を読み込ん
    で、葉面画像を抽出する工程と、 前記抽出された前記葉面画像より、順次各画素の色の数
    を求めて蓄積する工程と、 前記蓄積した色の数を前記抽出された葉面全体の画素数
    に基づいて、その色合いを求め、前記抽出時期に対応さ
    せて記憶する工程と、 前記記憶に伴って、過去に記憶された葉の色合いと今回
    記憶された葉の色合いとを所定の第1び表示形式で共に
    表示させる工程とを有することを特徴とする植物の自動
    診断方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の表示形式は、前記抽出時期と
    前記色の値とを対応させたグラフにして表示させること
    を特徴とする請求項1記載の植物の自動診断方法。
  3. 【請求項3】 撮影された植物のカラー画像を読み込ん
    で、葉面画像を抽出する工程と、 前記抽出された前記葉面画像より、順次各画素の色の数
    を求めて蓄積する工程と、 前記蓄積した色の数を前記抽出された葉面全体の画素数
    に基づいて、その色合いを求め、前記抽出時期に対応さ
    せて記憶する工程と、 前記植物のカラー画像が読込まれたとき、前記葉の正常
    部及び病斑部の画像を抽出する工程と、 前記抽出された前記葉の正常部の画素数及び病斑部の画
    素数に基づいて、前記葉の正常部と病斑部との面積比率
    を求め、前記抽出時期に対応させて記憶する工程と、 前記記憶に伴って、前記過去に記憶された葉の色合いと
    今回記憶された葉の色合い、並びに過去の面積比率と今
    回の面積比率とを第2の表示形式で共に表示させる工程
    とを有することを特徴とする植物の自動診断方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の表示形式は、前記抽出時期と
    前記色の値と前記面積比率を対応させたグラフで表示さ
    せることを特徴とする請求項3記載の植物の自動診断方
    法。
  5. 【請求項5】 前記葉面画像の抽出は、葉全体又は病斑
    部又は正常部であることを特徴とする請求項1又は3記
    載の植物の自動診断方法。
  6. 【請求項6】 前記色の値はRGB値又は該RGB値と
    明度よりなることを特徴とする請求項1又は3記載の植
    物の自動診断方法。
  7. 【請求項7】 被検出体のカラー画像データを読込ん
    で、撮影月日毎に分けて記憶し、撮影月日毎にそのカラ
    ー画像データを読み、カラービデオ信号に変換して表示
    部に表示させる画像メモリ部と、 前記表示された被検体のカラー画像から設定されている
    3原色を減算して、背景色を削除し、植物の葉面画像を
    得る背景色削除部と、 葉の色具合を求める指示があったときは、前記植物の葉
    の各画素の3原色と明度を計測し、該それぞれの計測総
    数を前記画素数で平均化し、このそれぞれの平均値を葉
    の色具合を示す数値として、前記撮影月日毎に分けて記
    憶し、これらのデータに基づいたグラフを作成して、前
    記表示部に出力する葉色推移算出部と、 前記各部を起動させるための判定データを備え、操作部
    が操作されたとき、前記判定データに基づいて、各部を
    起動させるモード判定部とを有することを特徴とする植
    物の自動診断装置。
  8. 【請求項8】 前記葉色推移算出部は、 葉の病斑部の色具合を求める指示があったときは、設定
    されている前記病斑部を抽出するための3原色の範囲の
    値で、前記葉面画像の色を減算し、得られた病斑部の総
    画素数及び病斑部の各画素の3原色と明度の分布数をそ
    れぞれ計数し、該計数した3原色と明度の、それぞれの
    分布総数を前記病斑部の総画素数で、それぞれ平均化
    し、この3原色と明度の平均値を前記病斑部の色具合の
    数値として記憶することを特徴とする請求項7記載の植
    物の自動診断装置。
  9. 【請求項9】 面積算出の指示があったときは、前記葉
    全体の色具合の数値とその病斑部の色具合の数値とが求
    められたとき、その比率を前記病斑部の面積比率として
    前記撮影日毎に分けて記憶し、前記いずれかのグラフが
    表示されるに伴って、記憶された前記病斑部の面積比率
    を示すグラフを作成して、前記表示部に出力する面積比
    率推移算出部とを有することを特徴とする請求項7記載
    の植物の自動診断装置。
  10. 【請求項10】 前記葉全体の色具合のグラフと面積比
    率又は病斑部の色具合のグラフと面積比率に基づいて、
    前記植物の障害状況、対処方のメッセージを前記表示部
    に出力する障害・対処方判定部とを有することを特徴と
    する請求項7記載の植物の自動診断装置。
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