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JPH0811439B2 - オフセット印刷機ダンプニング装置 - Google Patents

オフセット印刷機ダンプニング装置

Info

Publication number
JPH0811439B2
JPH0811439B2 JP1332383A JP33238389A JPH0811439B2 JP H0811439 B2 JPH0811439 B2 JP H0811439B2 JP 1332383 A JP1332383 A JP 1332383A JP 33238389 A JP33238389 A JP 33238389A JP H0811439 B2 JPH0811439 B2 JP H0811439B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
doctor
chrome
worm gear
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1332383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03190731A (ja
Inventor
宏 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Techno Roll Co Ltd
Original Assignee
Techno Roll Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Techno Roll Co Ltd filed Critical Techno Roll Co Ltd
Priority to JP1332383A priority Critical patent/JPH0811439B2/ja
Publication of JPH03190731A publication Critical patent/JPH03190731A/ja
Publication of JPH0811439B2 publication Critical patent/JPH0811439B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はオフセット印刷機に関するものである。
【従来の技術】
版面を加湿して行うオフセット印刷では、その加湿す
る水膜が細かい縦筋状になって印刷面に現われる水目と
称される印刷不良や、版面上の先に印刷される画像が後
に印刷される部分に微かに現われるゴーストと賞される
印刷不良が起きる場合がある。 かかる印刷不良を解消するために、本発明者は特開昭
62−32051号や特開昭63−13747号等をもってダンプニン
グ装置の水着ローラを左右に振動させる種々の方法を発
明し開示しており、又、版面に供給する水に界面活性剤
やアリコール類を添加して水膜の厚みを均一にする方法
が採られる。
【発明が解決しようとする問題点】
左右に振動する水着ローラ11は、その振動する過程で
も版胴の全幅に絶えず接する様にしなければならないの
で、版胴19の幅よりも振動する分だけ長いものとしなけ
ればならない。然るに、その様に水着ローラ11を長くす
ると、版胴19と同じ幅の短いクロムロール17の両端から
水着ローラ11が食み出し、その食み出た水着ローラ11の
両端周面に、クロムローラ17との間で絞り出された水が
流れ出て中央部よりも厚い水膜20を作る(第2図)。 しかし、この様な両端の厚い水膜20は、左右振動する
水着ローラ11によって版面19の中央部側へと引きずり込
まれるので、版面の中央部と両端部の間に加湿斑が生
じ、水着ローラ11の左右振動がゴースト解消に有効に作
用しなくなる。 勿論、水着ローラ11の両端部に水が押し出されて厚い
水膜20を形成しない様にするために、クロムローラ17の
ロール幅を長くする方法第2図に2点鎖線で示すクロム
ローラ17′)も考えられるが、その場合はオフセット印
刷機の幅が更に大きくなるので実用的でない。 又、周面が平滑な金属製のクロムローラ17では、それ
が水元ローラ18との接触箇所で順方向に回転するとき、
水元ローラ18との転写際での水膜に表面張力に起因する
水の凝集力が作用して縦筋状の筋目が出来、水目印刷不
良の原因となる。 そして、これを無くすために、水元ローラ18とクロム
ローラ17を強く圧着させると、ローラ軸芯が撓んで水膜
の厚み斑が出来、又、クロムローラ17の両端側へと水が
絞り出されて水着ローラ11の左右両端部に厚い水膜斑を
作ることにもなる。 そこで、両端部への水の絞り出しを防ぐため、ロール
軸芯を平行に揃えず極く僅かに捻ったり、接触箇所での
クロムローラ17と水元ローラ18との回転方向を逆向きに
する等して、ローラ間に水の逃げ場としての隙間を確保
する種々の方法を試みたが予期する結果は得られなかっ
た。 界面活性剤やアルコール類は、その様な水膜斑をなく
すために水を添加されるのであるが、特に安価なイソプ
ロピルアルコールは強い臭気を発生し健康上有害であ
り、それらの添加は印刷コスト高にする。
【発明の目的】
そこで本発明は、界面活性剤やアルコール類を添加す
くことなく版面を加湿するダンプニング装置のロール周
面の水膜を端から端まで筋立ちのない均一厚みのものと
し、それによって水目やゴースト印刷不良を効果的に解
消するものである。
【発明の構成】 即ち本発明に係るオフセット印刷きダンプニング装置
は、左右に振動しつつ版面に水を供給する水着ローラ11
へと水元ローラ18から水を転送するクロムローラ17の周
面に作用するドクター12と、ドクター12とクロムローラ
17の接触隙間を検出する検出装置16と、その接触隙間を
加減する調節装置13を具備するオフセット印刷機ダンプ
ニング装置において、 (1) 調節装置13が、パルスモーター14と、パルスモ
ーター14に回転駆動されるウオームギア15と、ウオーム
ギア15に駆動されて回転しドクター12をクロムローラ17
に向けて駆動する偏心カム13とによって構成されてお
り、 (2) 検出装置16が、ウオームギア15に回転駆動され
る偏心カム13の回転角度を検出する位置センサー16によ
って構成されており、 (3) パルスモーター14が、位置センサー16の検出し
た偏心カムの回転角度の検出値に応じて回転すること、 を特徴とするものである。 第1図は本発明の実施態様を図示し、互いに接し合う
水元ローラ18とクロムローラ17、クロムローラ17と水着
ローラ11、及び、水着ローラ11と版胴19の各接触箇所に
おける回転方向が同じの順方向になっており、水元ロー
ラ18から水着ローラ11へと水を転送する間においてクロ
ムローラ17の周面に接するドクター12が付設されてい
る。 接触隙間を加減する調節装置は、ドクタープレート12
をクロムローラ17へと駆動する偏心カム13と、パルスモ
ーター14に駆動され偏心カム13を駆動するウオームギア
15によって構成されている。 ドクター12は、クロムローラ17に向けて前退自在にフ
レームに支持されている。偏心カム13の周面はドクター
12の背面にコロガリ接触している。 ドクター12には、クロムローラ17から離れる方向に向
けてコイルバネが作用し弾性付勢しているある。そのコ
イルバネによってドクター12の背面と偏心カム13の周面
が常時圧接するようになっている。 ウオームギア15は偏心カム13と一体になって回転す
る。 検出装置16には偏心カム13の回転位置を検出する位置
センサーが適用され、その検出値に応じてパルスモータ
ー14が回転し、それによってドクターブレード12とクロ
ムローラ17との接触隙間が精密に細かく制禦される。 偏心カム13の回転軸には角度表示盤が取り付けられて
おり、センサー16は、その角度表示盤に付けられた目印
によって偏心カム13の回転角度を検出するようになって
いる。 水着ローラ11には、軸芯方向に左右振動するオシレー
ションウオーターフオームローラが適用されている。 図中、21はインキバイブレーターローラであり、22は
インキフオームロールであって、それらのロールを介し
て版胴19にインキ膜が転写供給される。 水着ローラ18から転写されたクロムローラ周面17の水
膜は、ドクター12により端から端まで薄く均一平滑にさ
れるので、水目印刷不良が解消され、界面活性剤やアル
コール類の添加不要となり、又、クロムローラ17の両端
を伸ばさなくても水着ロール11の左右両端に厚い水膜が
出来なくなるので、水着ロール11の左右振動がゴースト
不良の解消に有効に作用し、水目やゴーストによる印刷
不良を解消するのに効果的であり、又、界面活性剤やア
ルコール類の添加が不要で臭気の発生もなく衛生的で印
刷コストも低減する。
【発明の効果】
本発明において、調節装置を構成するドクター12と、
それを駆動する偏心カム13やウオームギア15等の駆動装
置は剛体であるから、ウオームギア15が回転するときは
ドクター12が全幅にわたってクロムローラ17の周面から
一定の距離だけ離れ或いは近づき、ドクター12とクロム
ローラ17の間の接触隙間が常に全幅にわたって一定に保
たれ、而も、ウオームギア15が回転するや否や即座にド
クター12が始動し、クロムローラ周面17での水膜の変化
に迅速に対応し得、その応答性がよい。 偏心カム13と一体回転するウオームギア15は、それを
駆動するウオーム1回転につき、ウオームギア15の歯数
分nの一回転(1/n回転)する。このようにウオームギ
ア15の回転数はウオームの回転数に比して著しく少ない
ので、ドクター12とクロムローラ17の接触ゲージを細か
く調整することが出来、而も、ウオームギア15とウオー
ムの歯と歯の接点の噛み合い状態も長く続き、ウオーム
ギア15とウオームが同時に多数の歯面が接するので、ウ
オームギア15は滑らかに回転し、ドクター12とクロムロ
ーラ17の接触ゲージが高精度に調整される。 かくして、クロムローラ周面に筋立ちのない均一な水
膜が形成されて水目やゴースト不良が解消される。 そして、調節装置を構成するドクター12とウオームギ
ア15と偏心カム13の連結構造はシンプルで操作し易い。 而も、センサー16やパルスモーター14には一般市販の
ものを使用し得るので、ダンプニング装置は安価なもの
となり、その実施が容易である等、本発明は頗る実用的
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るオフセット印刷機の要部断面側面
図、第2図は従来のオフセット印刷機のダンプニング装
置部分の要部斜視図である。 11……水着ロール 12……ドクター 13……偏心カム 14……パルスモーター 15……ウオームギア 16……位置センサー 17……クロムローラ 18……水元ローラ 19……版胴 20……厚い水膜 21……インキバイブレーターローラ 22……インキフオームローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に振動しつつ版面に水を供給する水着
    ローラへと水元ローラから水を転送するクロムローラの
    周面に作用するドクターと、当該ドクターと当該クロム
    ローラの接触隙間を検出する検出装置と、その接触隙間
    を加減する調節装置を具備するオフセット印刷機ダンプ
    ニング装置において、 (1) 上記調節装置が、パルスモーターと、当該パル
    スモーターに回転駆動されるウオームギアと、当該ウオ
    ームギアに駆動されて回転して上記ドクターを上記クロ
    ムローラに向けて駆動する偏心カムとによって構成され
    ており、 (2) 上記検出装置が、上記ウオームギアに回転駆動
    される上記偏心カムの回転角度を検出する位置センサー
    によって構成されており、 (3) 上記パルスモーターが、上記位置センサーの検
    出した上記偏心カムの回転角度の検出値に応じて回転す
    ること、 を特徴とするオフセット印刷機ダンプニング装置。
JP1332383A 1989-12-20 1989-12-20 オフセット印刷機ダンプニング装置 Expired - Lifetime JPH0811439B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1332383A JPH0811439B2 (ja) 1989-12-20 1989-12-20 オフセット印刷機ダンプニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1332383A JPH0811439B2 (ja) 1989-12-20 1989-12-20 オフセット印刷機ダンプニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03190731A JPH03190731A (ja) 1991-08-20
JPH0811439B2 true JPH0811439B2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=18254354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1332383A Expired - Lifetime JPH0811439B2 (ja) 1989-12-20 1989-12-20 オフセット印刷機ダンプニング装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0811439B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555281U (ja) * 1978-06-28 1980-01-14
IT1211266B (it) * 1987-08-17 1989-10-12 Grapho Eng Srl Sistema di bagnatura continua a regolazione automatica per macchine da stampa offset

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03190731A (ja) 1991-08-20

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