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JPH08102820A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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Publication number
JPH08102820A
JPH08102820A JP6204013A JP20401394A JPH08102820A JP H08102820 A JPH08102820 A JP H08102820A JP 6204013 A JP6204013 A JP 6204013A JP 20401394 A JP20401394 A JP 20401394A JP H08102820 A JPH08102820 A JP H08102820A
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JP
Japan
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head
recording
carriage
recording head
contact
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Application number
JP6204013A
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JP3126277B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Inoue
博行 井上
Soichi Hiramatsu
壮一 平松
Takashi Nojima
隆司 野島
Akira Miyagawa
晃 宮川
Hideki Yamaguchi
秀樹 山口
Akira Kida
朗 木田
Kenji Kawazoe
憲嗣 河添
Tetsuya Ishikawa
哲也 石川
Hideaki Kawakami
英明 川上
Hitoshi Nakamura
仁志 中村
Haruyuki Yanagi
治幸 柳
Tetsuo Suzuki
哲夫 鈴木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to DE69434378T priority patent/DE69434378T2/de
Priority to DE69429141T priority patent/DE69429141T2/de
Priority to AT99125088T priority patent/ATE295785T1/de
Priority to TW085211503U priority patent/TW316737U/zh
Priority to AT94830420T priority patent/ATE209107T1/de
Priority to EP99125088A priority patent/EP0990532B8/en
Priority to EP94830420A priority patent/EP0641667B1/en
Priority to KR1019940022433A priority patent/KR0167619B1/ko
Publication of JPH08102820A publication Critical patent/JPH08102820A/ja
Priority to US08/992,211 priority patent/US5971525A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3126277B2 publication Critical patent/JP3126277B2/ja
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17526Electrical contacts to the cartridge

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)
  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)
  • Noodles (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気回路等の静電気による損傷を未然に防止
しうる信頼性の高い記録装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 インクカートリッジ1は記録ヘッド部130
とインクタンク部131とを有している。記録ヘッド部
130は、ヘッド端子部130aを有している。インク
カートリッジ1の搭載が可能なキャリッジ201には、
記録ヘッド部130に記録情報を供給するケーブル20
4が接続されている。ケーブル204の端部は放電部材
としてのケーブル押さえ板203によりキャリッジ20
1に固定されている。ケーブル押さえ板203の窓20
3aから露出するケーブル端子部204aは、ヘッド端
子部130aと対応し、接続可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体に画像を形成す
る記録ヘッドあるいは記録媒体に形成された画像を読み
取る読取ヘッドを用いる記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来操作者が記録ヘッドあるいは読取り
ヘッドまたはそれら近傍に手を近づけたり触れたりする
ことによって操作者の手に蓄積された静電気のために記
録ヘッドや読取りヘッドあるいは装置本体の電気回路が
損傷するという問題があった。あるいは操作者が記録ヘ
ッドや読取りヘッドを当該ヘッドを保持する保持部材へ
着脱する際にも操作者の身体の一部又は前記ヘッドに蓄
積された静電気によっても前述同様の問題があった。
【0003】例えばインクジェット方式の記録装置にお
けるインクタンクを一体とした交換型記録ヘッドはこれ
を交換する場合記録ヘッドと装置本体からの信号線との
結合部分が露出することが多い。しかも記録ヘッド交換
時にユーザの手が必然的にこの結合部分に近接するため
前記問題の発生する可能性が高い。これを防止するため
に従来は前記結合部分が露出して操作者の手に接触する
ことがないようカバー部材で前記結合部を覆うことが多
い。
【0004】しかしながら、前記カバー部材を構成する
ためには部品が増えることになり、コストの点で不利で
あった。しかも固定的なカバー部材が設けられる構成で
あれば部品点数の増加も少ないが、ヘッド取り外し時に
前記結合部が覆われて、取り付け時は外カバー部材が退
避し結合が行われるようないわゆるシャッタ構造を持た
せなければならない場合、部品点数はさらに増加し、し
かも構成が複雑化してコストおよび品質に対しても不利
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の技術的課題を解決し、電気回路等の静電気による損傷
を未然に防止しうる信頼性の高い記録装置を提供するこ
とにある。
【0006】本発明の他の目的は、除電部材により静電
気を効率よく除電することで、電気回路等への影響を未
然に回避できる信頼性の高い記録装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、記録媒体に画像を形成あ
るいは記録媒体に形成された画像を読み取る読取りヘッ
ド部材と、前記ヘッド部材を保持する保持部材と、前記
ヘッド部材に設けられた第1電気的接続部と、前記保持
部材に設けられ前記第1電気的接続部と電気的に接続可
能である第2電気的接続部と、前記第2電気接続部近傍
の前記保持部材に設けられて静電気を除電するための除
電部材とを含み、該除電部材は前記ヘッド部材を前記保
持部材へ保持させる際に前記第2電気的接続部に備えら
れた信号ラインへ静電気が流れるのを防止するものであ
ることを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、記録媒体を
搬送する手段と、該搬送手段により搬送される前記記録
媒体の搬送方向に直交する方向に沿って往復移動するキ
ャリッジと、該キャリッジに搭載されかつ前記記録媒体
に記録を行う記録ヘッドと、前記キャリッジ上の端子を
介して前記記録ヘッドに接続されて該記録ヘッドに記録
情報を供給するケーブルと、該ケーブルと前記記録ヘッ
ドとの接続部分の近傍に配設された除電部材とを含むこ
とを特徴とする。
【0009】ここで、請求項3記載の発明は、請求項2
記載の記録装置において、前記除電部材は前記ケーブル
を前記キャリッジに固定する部材を兼ねたものであって
もよい。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項2記載の記
録装置において、前記除電部材は前記ケーブルを介して
接地されてもよい。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項2記載の記
録装置において、前記記録ヘッドは前記キャリッジに対
して取り外し可能であってもよい。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項2記載の記
録装置において、前記記録ヘッドはインクを吐出して画
像を形成するインクジェット方式のヘッドであってもよ
い。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項6記載の記
録装置において、前記記録ヘッドはインクを吐出するた
めに利用されるエネルギを発生する素子を有するもので
あってもよい。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項7記載の記
録装置において、前記エネルギ発生素子は前記インクに
膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体
であってもよい。
【0015】請求項9記載の発明は、記録媒体に画像を
形成する記録ヘッドが脱着可能な脱着手段、前記記録ヘ
ッドの位置決めを行う位置決め手段、前記記録ヘッドと
電気的なコンタクトを行うコンタクト手段、とを有する
記録装置において、前記コンタクト手段が前記記録ヘッ
ドのコンタクト面に対応する位置に導電体からなるコン
タクト面を有するフレキシブル基板と、前記フレキシブ
ル基板から前記記録ヘッドに備えられた導電部材と当接
するように配設されたフレキシブルな除電部材を有する
ことを特徴とする。
【0016】ここで、請求項10記載の発明は、請求項
9記載の記録装置において、前記除電部材が前記記録ヘ
ッドに当接する際に自身の弾性により当接圧を生じる構
成にしたことを特徴とする。
【0017】請求項11記載の発明は、請求項9記載の
記録装置において、前記記録ヘッドのコンタクト面が記
録ヘッド装着方向に周囲面より低い凹形状からなり、前
記コンタクト手段のコンタクト面が前記記録ヘッドの凹
形状のコンタクト面に対応した凸形状であってもよい。
【0018】請求項12記載の発明は、請求項9記載の
記録装置において、前記フレキシブルな除電部材を弾性
の異なる部分から構成し、その変曲点を屈曲点としても
よい。
【0019】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の記録装置において、前記フレキシブルな除電部材を絶
縁体からなるベース材、導電体、絶縁体からなるカバー
材から構成し、前記屈曲点がカバー材の端部になるよう
に構成してもよい。
【0020】請求項14記載の発明は、請求項11記載
の記録装置において、前記フレキシブルな除電部材の長
さが、前記記録ヘッドのコンタクト面が記録ヘッド装着
方向に周囲面より低い凹形状の深さより大きいものでよ
い。
【0021】請求項15記載の発明は、請求項9記載の
記録装置において、前記フレキシブルな除電部材に切り
欠き、あるいは穴部を設けてもよい。
【0022】
【作用】本発明においては、除電部材によりヘッド部材
を保持部材へ保持させる際に第2電気的接続部に備えら
れた信号ラインへ静電気が流れるのを防止することがで
きるので、静電気によるヘッド部材等の破損を確実に防
止することができる。
【0023】また、本発明においては、除電部材により
静電気を効率よく除電できるので、電気回路等への影響
を未然に回避できる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して記録ヘッドの着脱に係
わる操作の際に記録装置に悪影響を及ぼし得る静電気を
除電し得る除電部を備えた記録装置に関する本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0025】(第1実施例)まず図1に構成全体の概略
斜視図を示す記録装置を用いて記録ヘッドの着脱操作の
際の操作者の指示等の身体を介した静電気を除電し得る
第1実施例について説明する。
【0026】図1は本発明の記録装置の第1実施例の構
成全体を示す概略斜視図である。図1において、1は記
録ヘッドとインクタンクと一体化したインクカートリッ
ジである。カートリッジ1はキャリッジ6に着脱可能に
設置されうる交換型ヘッドである。9はヘッド固定レバ
ーであり、カートリッジ1をキャリッジ6に設置した際
に、カートリッジ1をキャリッジ6に固定するためのも
のである。図1において固定レバー9は倒れており、こ
の状態でカートリッジ1はキャリッジ6に固定されてい
る。固定レバー9を引き上げれば、カートリッジ1をキ
ャリッジ6から取り外すことができる。カートリッジ1
の記録ヘッドについては、後述する。
【0027】2はキャリッジを左右方向に移動させるた
めのリードスクリューである。キャリッジ6はリードス
クリュー2の溝に嵌合しており、リードスクリューの回
転によりキャリッジ6はリードスクリュー2の長手方向
に沿って往復移動する。
【0028】記録媒体としてのシートはシート挿入口7
より記録装置内に挿入される。
【0029】3はシート搬送ローラである。搬送ローラ
3に対向した位置にはピンチローラ4が設けられてい
る。シート搬送ローラ3とこれに圧接されるピンチロー
ラ4との間でシートを保持しながら移動させることによ
り、シート搬送が行われる。5は待機中の記録ヘッド1
のノズルが乾かないようにするためのキャップである。
【0030】次に、図2は、図1に示した記録装置の制
御系の構成を示すブロック図である。図2において、プ
ログラマブルペリフェラルインターフェース(以下PP
Iとする)111はホストコンピュータから送られてく
る指令信号(コマンド)や記録情報信号を並列受信して
MPU122に転送するとともに、コンソール116の
制御およびキャリッジホームポジションセンサ117の
入力処理を行う。
【0031】MPU(マイクロプロセッシングユニッ
ト)122は、記録装置内の各部を制御する。113は
受信した信号を蓄えるためのRAM、114は文字や記
号等の画像を出力するフォント発生用ROM、115は
MPU112が実行する処理手順が格納された制御用R
OMである。これらの各部は、アドレスバス127およ
びデータバス128を介してそれぞれMPU122によ
り制御される。
【0032】118はキャリッジ2を移動させるための
キャリッジモータ、120はシートをキャリッジ2の移
動方向に対して直交する方向に搬送するためのシート搬
送モータ、123はキャップ部材(図示せず)を駆動し
て、記録ヘッド1のインク吐出口(図示せず)に当接
し、インク吐出口を外気より遮断するためのキャッピン
グモータをそれぞれ示す。
【0033】125はキャリッジモータ118を駆動す
るためのドライバ、126はシート搬送モータ120を
駆動するためのドライバ、124はキャッピングモータ
123を駆動するためのドライバである。上記コンソー
ル116にはキーボードスイッチおよび表示ランプなど
が設けられているが、図示しない。
【0034】上記ホームポジションセンサ117は、キ
ャリッジ2の所定のホームポジション近傍に設けられ、
記録ヘッド1を搭載した該キャリッジ2がホームポジシ
ョンに到達したことを例えば光学的に検知するものであ
る。119は記録用紙等のシートの有無、すなわち記録
部の所定位置までシートが供給されたか否かを例えば光
沢的に検知するシートセンサである。
【0035】130は熱エネルギーを利用してインクを
吐出する方式を用いたインクジェット記録ヘッドであ
り、この記録ヘッド130には吐出口(図示せず)、吐
出用ヒータ(電気熱変換体)(図示せず)、などが設け
られている。121は記録情報信号に応じて記録ヘッド
130の吐出用ヒータを駆動するためのドライバを示
す。また、インクジェット記録ヘッド130は、前述し
たようにインクタンクと一体化している。
【0036】129は上記各部へ電源を供給する電源部
であり、駆動電源装置としてACアダプタと電池を有し
ている。
【0037】以上の構成において、MPU122は上記
PPI111を介してコンピュータなどのホスト装置に
接続されており、ホスト装置から送られてくるコマンド
および記録情報信号と制御用ROM115に格納されて
いるプログラムの処理手順およびRAM113内に蓄え
た記録情報とに基づいて、記録動作を制御する。
【0038】(第1実施態様例)図3は本発明に係る第
1実施態様に関し、図1に示した記録装置における記録
ヘッドとキャリッジとの接続部分を詳細に示す斜視図で
ある。図3においてインクカートリッジ1はヘッド部1
30とインクタンク部131とが一体になっている。カ
ートリッジ1はキャリッジ201に対して脱着自在であ
る、いわゆる交換式記録ヘッドである。202cは記録
ヘッド202を駆動するための信号および電源を供給さ
れるための信号線の電気的接続を行うヘッド端子部であ
る。ヘッド端子部130aは所定の数の導体露出部が形
成されている。
【0039】キャリッジ201はカートリッジ1を搭載
して図示しないモータにより左右に走査する。カートリ
ッジ1は図示せぬレバー等でキャリッジ201に固定さ
れる。204はヘッド駆動のための信号および電源を供
給するケーブルである。204aはケーブル204に形
成された端子部であり、ヘッド端子部130aの導体露
出部に対応した導体露出部を有している。記録ヘッド2
02はキャリッジ201に図3の矢印方向に固定される
が、このとき図示せぬ付勢手段によりヘッド端子部13
0aとケーブル端子部204aは互いに圧接され電気的
コネクションが行われる。203は除電部材としてのケ
ーブル押さえ板であり、キャリッジ201にケーブル2
04を固定する金属製の部材である。ケーブル押さえ板
203は断面略L字状の板体であって、ケーブル端子部
204aがヘッド端子部130aと確実にコネクション
するために位置決めをし、かつケーブル引き回しの方向
のずれを修正するための部材である。ケーブル押さえ板
203には窓203aが形成されており、その窓203
aからケーブル端子部204aがカートリッジ1に対し
て露出するようになっている。
【0040】図4にケーブル端子部204aの詳細を示
す。204bは導体露出部であり通常金メッキなどが施
される。204cは導体によるパターンであり、導体露
出部204b以外の部分はカバーで覆われている。ケー
ブル押さえ板203は一点鎖線で示されている。204
dは導体露出部であるが、接地された配線パターン(以
下、GNDパターンという)となっている。ケーブル押
さえ板203は本実施例ではステンレス板などの金属か
らなり、GNDパターン204dと接触している。すな
わちケーブル押さえ板203はケーブルのGNDパター
ンを介して接地されている。
【0041】ここで、ユーザが記録ヘッド202を交換
するためにケーブル端子部204aに手を近づけた場合
において、その手が静電気を帯びているときは、従来の
構成のように本発明における接地された金属部がその近
傍にない場合、静電気はケーブル端子部に放電する。こ
のとき放電されたパターンの先に静電気に弱い素子が接
続されているとその素子が破壊されてしまう問題があっ
た。本構成においては接地された金属部(ケーブル押さ
え板203)がケーブル端子部204aの近傍に設けら
れているのでユーザの手に帯電した静電気はケーブル押
さえ板203に放電し、素子の破壊を未然に防止でき
る。
【0042】このようにケーブルを押さえる部材をケー
ブルのGNDパターンを介して接地しておくことにより
静電気による素子の破壊を防止し、しかも部品点数が増
加せずコストアップもない記録装置を提供することがで
きる。
【0043】(第2実施態様例)図5は本発明に係る第
2実施態様例の要部を示す側面図である。図5において
205は記録ヘッド取り付けレバーであり、カートリッ
ジ1がキャリッジ201に固定されているときレバー長
手部は水平であり、カートリッジ1を取り外すときは図
中矢印の方向にレバー205を回転させ長手部を垂直に
する。本実施例ではレバー205の先端すなわちユーザ
が手を触れて操作する部分に板金などの導電材質による
カバー206が設けられている。このカバーは記録ヘッ
ド202がキャリッジ201にセットされた時ケーブル
押さえ板203と接触するように構成されている。すな
わち、ユーザが記録ヘッドを交換する際まず行う動作で
あるレバー操作において、手に帯電した静電気がこのカ
バーに放電され、ケーブル押さえ板203からケーブル
のGNDパターンを経由してGNDに逃げる構成とな
る。
【0044】このように構成することにより第1実施態
様例を同様の効果を得られるばかりでなく、記録ヘッド
202の端子部202cへの放電による記録ヘッド素子
の破壊の危険がある場合でも記録ヘッド202に手を触
れる以前に放電されるため、その危険を回避することが
できる。
【0045】(第3実施態様例)図6は本発明に係る第
3実施態様例の要部を示す斜視図である。本実施態様例
は静電気の放電が一層行われ易い形状をケーブル押さえ
板等の除電部材に持たせた例である。元来静電気は鋭利
な形状の先端部に放電しやすいという性質を利用して、
ケーブル押さえ板203の一部を曲げ込み、エッジ形状
に形成した。このときエッジ先端部はユーザの手に触れ
て怪我をしないように少し奥まった凹所で形成されてい
る。このような形状にすることにより、より確実な除電
効果を得ることができ、しかも部品点数が増加すること
がないので安価な構成でこれを実現できる。
【0046】(第4実施態様例)次に図7〜図9を用い
て本発明に係る第4実施態様例を示す。図7はヘッドカ
ートリッジ301をキャリッジ302に装着した状態で
のキャリッジ移動方向に沿った模式的断面図、図8はキ
ャリッジ側コンタクト部304aを斜め上方から見る模
式的斜視図、図9はヘッド側コンタクト部301cを斜
め上方から見る模式的斜視図である。
【0047】本実施態様例においてはキャリッジ302
は不図示のガイドレールにレール受け部306で摺動し
て往復移動する。キャリッジの往復移動の方向とインク
の吐出方向の関係は図7,図9に示される通りである。
例えば図7においてキャリッジは左右方向に往復移動
し、インクは下方へ吐出される。
【0048】ヘッドカートリッジ301はヘッド部30
1aとインク収納部としてのインクタンク301bとを
着脱自在とするものである。ヘッド部301aは外部か
らの駆動信号や駆動のための電力を受けるためのヘッド
側コンタクト301cが設けられている。また、ヘッド
部301aは駆動電力をインク吐出のためのエネルギー
に変換するエネルギー変換体やインクを吐出するインク
吐出口を配したヘッド基板(不図示)を支持するAl製
のベースプレート301dを有している。
【0049】キャリッジ302にはヘッドカートリッジ
301を装着した際にヘッド側コンタクト301cと当
接可能な部分にキャリッジ側コンタクト304aが設け
られている。またキャリッジ側コンタクト304aは弾
性部材305によってヘッド側コンタクト301cと確
実に電気的接続が可能となるようにヘッド側コンタクト
301c側へ弾性付勢される。
【0050】キャリッジ側コンタクト304aへ駆動信
号や駆動電力を供給するケーブル304はケーブル押え
板303等によりキャリッジの端部に取付けられて記録
装置本体の制御部(不図示)へ接続されている。
【0051】本実施態様例は、キャリッジ側コンタクト
304aの上方のキャリッジ側端部全体を覆うように設
けられるとともにヘッド部上面の一部を覆う突出部30
3aを有するケーブル押え板303等の除電部材を配し
た例である。
【0052】本実施態様例の除電部材303はケーブル
押え板303とケーブル304のGND導体露出部との
接続部307を介して記録装置のGNDへ電気的に導通
している。
【0053】本実施態様例の除電部材は、キャリッジ側
コンタクト304aの上部を覆っているのでキャリッジ
に対してヘッド部材を着脱する等の際に操作者の指,手
等その身体の一部を介して静電気がキャリッジ側コンタ
クト304aを通って記録装置制御部へ流れて記録動作
障害を生じさせることにより確実に防止することができ
る。
【0054】更に本実施態様例によると、ヘッド側コン
タクト301cとキャリッジ側コンタクト304aとの
接触部はベースプレート301dの淵部301eにより
左右および下方とを囲まれるとともに上方を除電部材3
03aの突出部303aで囲まれているのでインク吐出
口から吐出されたインクのミスト等がコンタクト部に付
着することを防止することができる。
【0055】(第5実施態様例)図10は、本発明に係
る第5実施態様例を説明するためのキャリッジ側コンタ
クト部304aを斜め上方から見る模式的斜視図であ
る。
【0056】本実施態様例は上述の第4実施態様例の除
電部材としてのケーブル押え板303aを更に操作者の
操作位置に近いキャリッジ側縁にまで延在させて設けた
ものである。本実施態様例の除電部材によるとキャリッ
ジ操作等の際に操作者の身体の一部を介して静電気が記
録装置の制御部へ流れることを防止することができる。
【0057】以上各実施態様例を用いて説明したよう
に、本実施によれば、除電部材により除電効果を得るこ
とができるので、従来のようなカバー部材またはシャッ
タ部材を設ける必要がなく、きわめて簡単な構成となり
しかも部品点数が少なくできコストダウンを実現でき
る。また簡単な構成となるため品質も安定し、製品とし
ての記録装置の信頼性を高めることができる。
【0058】(第2実施例)本発明の第2実施例を図1
1〜図23に沿って説明する。本実施例は、ヘッド側コ
ンタクトとキャリッジ側コンタクトとの接触前にキャリ
ッジへのヘッド装着動作中にヘッド部材を介して静電気
を除電可能な除電部を備えた記録装置に関する。自動給
紙装置を有した記録装置401は、給紙部402、送紙
部403、排紙部404、キャリッジ部405、クリー
ニング部406から構成されている。なお、図11は記
録装置401の全体構成を示す斜視図、図12は記録装
置401の正面図、図13は記録装置401の構成断面
図である。
【0059】記録ヘッドについて以下に詳述する。
【0060】図14に示す如く、記録ヘッド407はイ
ンクタンク473およびヘッドユニット471から構成
されている。インクタンク473はインクを含浸させた
スポンジが詰め込まれている。ヘッドユニット471は
アルミニウムから成るベースプレート472の上に密度
360本/インチの複数ノズル、ヒータ素子、電極、電
気配線されたシリコンプレート、ヘッド基板、液室、イ
ンクフィルタ、インク供給管等が形成されている。ノズ
ル列は駆動の方式からスキャン方向に対して垂直から1
°〜4°傾けられているため、ヘッドユニット471は
タンク473に対して傾きを持って取り付けられてい
る。ノズルがベースプレート472に対してタンク47
3側にある構成であるので、ベースプレート472を配
管等が貫通することがなく、構成的に簡単になってお
り、カラー化等が容易になっている。
【0061】電気的なコンタクト面はベースプレート4
72に切り欠き部479を設け、ヘッド基板を両面基板
にすることでコンタクト面478を露出し、ベースプレ
ート472より一段低い所にコンタクト面478を設け
ている。また、ベースプレート472にキャリッジ45
0に対応する位置決め用の嵌合穴477a,477bを
設けることにより、記録ヘッド407の位置決めを行う
構成となっている。
【0062】なお、記録ヘッド407はインクタンクと
一体に構成された交換容易なインクジェット記録ヘッド
が用いられている。この記録ヘッド407は、電気熱変
換体としてのヒータ等によりインクに熱を与えることが
可能となっている。そして、この熱によりインクは膜沸
騰し、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって
生じる圧力変化によって記録ヘッド7のノズル470か
らインクが吐出されてシート材P上に画像が形成され
る。
【0063】キャリッジ部405について以下に詳述す
る。
【0064】キャリッジ部405は、記録ヘッド407
を取り付けるキャリッジ450を有している。そしてキ
ャリッジ450は、シート材Pの搬送方向にたいして直
角方向に往復走査させるためのガイド軸481およびキ
ャリッジ450の後端を保持して記録ヘッド407とシ
ート材Pとの隙間を維持するガイドレール482によっ
て支持されている。なお、これらガイド軸481および
ガイドレール482はシャーシ408に取り付けられて
いる。また、キャリッジ450はシャーシ408に取り
付けられたキャリッジモータ480によりタイミングベ
ルト483を介して駆動される。このタイミングベルト
483は、アイドルプーリ484によって張設、支持さ
れている。さらに、キャリッジ450には、電気基板4
09から記録ヘッド407へ信号を伝えるためのフレキ
シブル基板456を備えている。
【0065】上記構成において、シート材Pに画像形成
する時は、画像形成する行位置(シート材Pの搬送方向
の位置)にローラ対436および437がシート材Pを
搬送すると共にキャリッジモータ480によりキャリッ
ジ450を画像形成する列位置(シート材Pの搬送方向
と垂直な位置)に移動させて、記録ヘッド407を画像
形成位置に対向させる。その後、電気基板409からの
信号により記録ヘッド407がシート材Pに向けてイン
クを吐出して画像が形成される。
【0066】排紙部404は、伝達ローラ440が前記
搬送ローラ436に当接し、さらに、伝達ローラ440
は排紙ローラ441と当接して設けられている。したが
って、搬送ローラ436の駆動力が伝達ローラ440を
介して排紙ローラ441に伝達される。排紙ローラ44
1に従動して回転可能な如く拍車442と排紙ローラ4
41とでシート材Pは搬送されて不図示の排紙トレー等
に排紙される。
【0067】(第6実施態様例)次に、キャリッジ部4
05の主要各部の詳細について述べる。
【0068】キャリッジ部405はキャリッジ450に
各部品が取り付けられてユニットを形成している。図1
4に記録ヘッド407の外形図、図15にキャリッジ部
405の正面図、図16にキャリッジ部405の平面
図、図17にキャリッジ部405のコンタクト面503
等の構成図、図18にヘッド407の脱着機構の主要部
の構成図、図19にキャリッジ450のヘッド嵌合ピン
505の構成説明図、図20にフレキシブル基板456
の先端部562の組み込み状態の説明図、図21に除電
部材564を設けたフレキシブル基板456のコンタク
ト部561の正面図、図22は記録ヘッドのベースプレ
ート部の正面図、図23に除電部材564と記録ヘッド
との当接状態の説明図を示す。
【0069】ヘッド407の脱着部は、キャリッジ45
0、ヘッドホルダー451、ベースカバー452、フッ
クレバー453、コンタクトバネ454、フックカバー
455、フレキシブル基板456、ラバーパッド457
から構成されている。
【0070】図15に示す如く、ヘッドホルダー451
はキャリッジ450上に設けられたガイド501に沿っ
てヘッド407を搭載し左右にスライドする様に構成さ
れている。ヘッドホルダー451には、ヘッド407を
ガイドするガイド部511およびキャリッジ450に垂
直に立てられた側板502のコンタクト面503および
位置決め面504にヘッド407を押し付ける押し圧部
512が設けられている。キャリッジの側板502の位
置決め面は3点ある。ヘッド407のノズル470近傍
のベースプレート472上に2点(504a)、ヘッド
407のインクタンク473の上方に1点(504b)
が対応する様に構成されている。ヘッド407とキャリ
ッジ450のコンタクト面503は、この位置決め面5
04a,bの3点が形成する3角形の内部に位置するよ
うに構成されている。ヘッドホルダー451の押し圧部
512の押し位置はこの3角形の内部にある。また、ヘ
ッドホルダー451の押し圧部512の対向位置にガイ
ドアーム513が設けられており、ヘッド407をコン
タクト面503から離脱する際にはこのガイドアーム5
13がヘッド407に作用する。キャリッジ450の側
板502にはヘッド407脱着時のガイドを兼ねるリブ
509が設けられ、後述のフレキシブル基板456のコ
ンタクト面561等の保護、目隠しを行っている。
【0071】ヘッド407には、図14に示す如く、イ
ンクタンクに473の側面にガイド474が設けられて
おり、前記ガイドアーム513の上面に沿って装着され
る。そして、ヘッド407が装着される所定位置に於
て、ヘッド407のガイド474に凹部475、そして
ヘッドホルダー451の対応する位置に規制手段として
の凸部514が設けられている。さらに、ヘッド407
の底面には凸部476が、ヘッドホルダー451の対応
する受け部には凸部476に対応した凹部515が設け
られている。これによりヘッド407を装着する際にノ
ズル面470をプラテン434等に当てることがなく、
ヘッド407にダメージを与えることがない。そして、
装着時のクリック感が得られ、装着感が向上する。ま
た、ヘッドホルダー451の凸部514の引っ掛かりに
より、ヘッド407の脱着時にヘッド407が前面に落
下したり、装着後の位置ズレ等の不安定感を無くすこと
が出来る。
【0072】フックレバー453はキャリッジ450の
側板502に回転可能に取り付けられている。フックレ
バー453の回転中心にはコンタクトバネ454が設け
られており、フックレバー453を矢印方向へ付勢して
いる。フックカバー455はフックレバー453を被う
ように取り付けられ、フックレバー453がキャリッジ
450から抜けないように保持している。図18に示す
如く、フックレバー453とヘッドホルダー451には
互いに当接するカム516,531をそれぞれ有してお
り、フックレバー453の回転によりヘッドホルダー4
51が左右方向に移動するように構成されている。ま
た、前記コンタクトバネ454の付勢力はフックレバー
453を介して、ヘッドホルダー451のヘッド407
を押し付ける押し圧力になっている。
【0073】キャリッジ450の側板502にはヘッド
407の位置決めを行うための嵌合ピン505が設けら
れている。図17,19に示す如く、嵌合ピン505b
はヘッド407のベースプレート472の嵌合穴477
に対応して2個設けられている。ヘッド407のベース
プレート472はヘッド407の駆動からキャリッジ部
405の走査方向に対して約1°〜4°傾けた構成とな
る。傾いた嵌合穴477に対応する為に、ヘッド407
のベースプレート472の嵌合穴477を一つの角穴4
77aにし、そこに、対応するキャリッジ450側の嵌
合ピン505aを一部円柱形状を有した角ピンとした。
さらに、丸穴477bに対応するキャリッジ側の嵌合ピ
ン505bをキャリッジの型構成上アンダーカットとな
る部分を取り除き、キャリッジの位置決め面504にヘ
ッド407が突き当てられる位置での嵌合が取れるよう
にした。このようにすることで複雑な型構造を必要とせ
ずに、傾いたベースプレート472に対しても正確かつ
スムーズなヘッド407の位置決めを行うことが出来
る。
【0074】図17に示す如く、キャリッジ450の側
板502に設けられたコンタクト面503はヘッド40
7と電気的なコンタクトを取る為にゴム強度30°〜5
0°のシリコンゴム等の弾性体からなるラバーパッド4
57がある。そしてその上に、フレキシブル基板456
のコンタクト部561が設けられている。ラバーパッド
457、フレキシブル基板456は共にキャリッジ45
0の側板502に設けられた位置決めピン506により
位置決めされいる。フレキシブル基板456の位置決め
部のコンタクト部561の逆側にはスリット563が設
けられており、フレキシブル基板456の組立上の変形
等の影響がコンタクト部561に及ばないように構成さ
れている。フレキシブル基板456のコンタクト部56
1の先端562にはヘッド407のベースプレート47
2の形状に合わせて細くなり、端部に引っ掛け部562
aが設けられている。このように、コンタクト部561
を三角形状にし、コンタクトパッド数を先端ほど減らす
ことで信号線のフォーミングが容易になり、高密度化を
行うことができる。さらに、フレキシブル基板456の
先端部562の処理が容易になる。キャリッジ450の
側板502には前記フレキシブル基板456の先端部5
62を挿入するスリット穴507が設けられている。図
20に示す如く、この先端部562を反らせてスリット
穴507を挿入させる。スリット穴507を通過すると
先端部が真っ直ぐになり、引っ掛かるために抜けること
はない。この構成だと先端部がフリーでありフレキシブ
ル基板456のコンタクト面561が剛性を持たないの
でヘッド407のコンタクト面との良好なコンタクトが
できる。ヘッド407を装着すると、前記キャリッジ4
50のコンタクト面503が、図22に示すヘッド40
7のベースプレート472の切り欠き部479の中に入
り込み、切り欠き部479の内側に形成された基板上の
コンタクト面478と当接する。
【0075】次に、除電の具体例について説明する。
【0076】図21に示す如く、フレキシブル基板45
6のコンタクト部561にGNDパターンと電気的に繋
がった弾性を有する除電部材564が設けられている。
除電部材564は、図23に示す如く、記録ヘッド40
7がキャリッジ部405にセットされる時に記録ヘッド
407のベースプレート472により当接される。フレ
キシブル基板456はポリイミド等の絶縁体からなるベ
ース材、圧延銅等からなる導電体、ポリイミド等の絶縁
体からなるカバー材から構成されている。除電部材56
4は前記カバー材の端部565のところで弾性が変わる
のを利用し、ここを屈曲点にしている。除電部材564
の記録ヘッド407のベースプレート472と当接する
部分は、前記導電体の表面にNi,Auメッキを施して
いる。ベースプレート472は記録ヘッド407の内部
回路のGNDと電気的に繋がっているかあるいは接近し
ている構成となっている。
【0077】ヘッド407をキャリッジ450に装着す
る際には、フックレバー453を図15(a)の如く上
方向に上げてヘッドホルダー451を左側に寄せてヘッ
ド407が装着できるようにする。この状態で、ヘッド
407を装着し、フックレバー453を図15(b)の
如く、下方向に回転させるとヘッドホルダー451がヘ
ッド407と共に右側に移動し、ヘッド407の位置決
め、電気的コンタクト等が行われる。その過程で、図2
3に示すように、フレキシブル基板456のコンタクト
部561が、ヘッド407のベースプレート472の切
欠き部479の中に入り込み、切欠き部479の内側に
形成されたコンタクト面478と当接(図23(c))
するが、それ以前に、除電部材564がベースプレート
472に当接してプレート上の帯電を放電することによ
り除電が行なわれる。さらに、フレキシブル基板456
にヘッド407が接近すると、図23(b)のように、
除電部材564は弾性を利用してベースプレート472
に当接しながら屈曲点565で屈曲し、やがて図23
(c)のように、コンタクト部561がコンタクト面4
78に当接する。以上の構成からユーザが記録ヘッド4
07の交換時等にユーザの手に帯電した静電気が放電し
てもGNDに逃すことができ、電気回路が損傷すること
がない。
【0078】また、前記フレキシブルな除電部材の長さ
が、前記記録ヘッドのコンタクト面が記録ヘッド装着方
向に周囲面より低い凹形状の深さより大きい構成にして
いる。したがって、記録ヘッド着脱の際に、除電部材が
記録ヘッドに引っ掛けられることがない。
【0079】フレキシブル基板456はキャリッジ45
0の側板502に沿って引き回し、垂直に折られてベー
スカバー452によりキャリッジ450に固定されてい
る。この時、フレキシブル基板456には仮止め用凸部
が設けられているので、仮止め用凸部をキャリッジ45
0に止めておくことでフレキシブル基板456を固定で
きるので、ベースカバー452を取り付ける際に効率良
く組み立てを行うことができる。さらに、ベースカバー
452には前記ラバーパッド457およびフレキシブル
基板456の位置決め穴が、キャリッジ450上のピン
506からそれぞれの嵌合部が抜けないように押え部5
21が設けられている。また、記録ヘッド407は前記
位置決めピン506およびベースカバー452の押え部
521の出っ張り分を逃げるための凹部590を設けて
いる。したがって、位置決めピン506の長さ、ベース
カバー452の押え部521の肉厚を稼げるのでしっか
りとしたラバーパッド457およびフレキシブル基板4
56の位置決め、抜け防止が可能となる。フレキシブル
基板456はフレキ固定板485によりシャーシ408
に固定され、キャリッジ部405の位置に応じて、その
曲率を変化させ、キャリッジ部405の動きに対応し
て、電気基板409からのヘッド駆動信号をヘッド40
7に伝えている。
【0080】以上の構成によって、ヘッド407のキャ
リッジ部405への脱着、保持、位置決め、電気的コン
タクト等が容易に行える。図15に脱着時のキャリッジ
部405の正面図を示す。ヘッド407を装着する際に
は、フックレバー453を図15(a)の如く上方向に
上げてヘッドホルダー451を左側に寄せてヘッド40
7が装着できるようにする。この状態で、ヘッド407
を装着し、フックレバー453を図15(b)の如く、
下方向に回転させるとヘッドホルダー451がヘッド4
07と共に右側に移動し、ヘッド407の位置決め、電
気的コンタクト等が行われる。この状態で、シート材P
に画像形成が可能となる。さらに、ヘッド407をキャ
リッジ部405から外すときはフックレバー453を図
15(a)の如く上方向に上げてヘッドホルダー451
を左側に移動させると、ヘッドホルダー451のガイド
アーム513がヘッド407を左側に押し付けるので、
キャリッジ部405からヘッド407が外される。
【0081】キャリッジ150の上部には記録ヘッド4
07と記録ヘッドPとのギャップを調整するための、紙
間調整部458が設けられている。紙間調整部は、図1
6のように調整レバー581、圧接レバー582、圧接
バネ583、トップカバー584から構成されている。
【0082】調整レバー581とキャリッジ450に設
けられた穴に、ピンが挿入され回転可能に構成されてい
る。調整レバー581には紙間ポジション数に応じた調
整レバーの回転中心からの距離が異なる多角形の摺動面
585を有している。圧接レバー582はキャリッジ4
50に設けられたピンを中心に回転可能で、圧接バネ5
83により調整レバー581の摺動面585をガイドレ
ール482に付勢している。調整レバー581の摺動面
585を変えることで、キャリッジ450がガイド軸4
81を中心に回転するので、紙間を変えることが出来
る。トップカバー584はキャリッジ450に両側の爪
で固定され、調整レバー581、圧接レバー582、等
を保持している。さらに、調整レバー481のレバー先
端部は弾性を有するようになっており、トップカバー5
84の溝586と対応して調整レバー581を固定し、
所定の紙間を形成している。
【0083】キャリッジ部405はシャーシ408に取
り付けられたガイド軸481にキャリッジ450の軸受
を通して、そして同じくシャーシ408に取り付けられ
たガイドレール482に調整レバー581および圧接レ
バー582を摺動させて往復走査可能である(図13参
照)。キャリッジ450の背面にはタイミングベルト4
83が取り付けられている。前記タイミングベルト48
3はシャーシ408に取り付けられキャリッジモータ4
80の軸上に取り付けられたプーリ486とシャーシ4
08に取り付けられたタイミングベルト483を張設す
るアイドルプーリ484に懸架されている(図11参
照)。
【0084】(第7実施態様例)前記第6実施態様例に
於ては、除電部材564を一枚の板状に構成したが、図
24に示すように中抜きの穴部566を設ける構成とし
てもよい。穴部566は図24に示す如く除電部材56
4の長手方向に同一幅で直線に形成されている。以上の
構成により除電部材564の剛性を調整することがで
き、幅を変えないで所定の当接圧を設定することができ
る。
【0085】その他の構成については前記第6実施態様
例と同様である。
【0086】本第2実施例によれば以下の効果がある。
【0087】(1)除電部材によりヘッド部材を保持部
材へ保持させる際に第2電気的接続部に備えられた信号
ラインへ静電気が流れるのを防止できるので、静電気に
よるヘッド部材等の破損を確実に防止することができ
る。
【0088】(2)フレキシブル基板のコンタクト面に
除電部材を設けることで、その弾性を利用し除電部材と
記録ヘッドを当接できる。したがって、バネ等の弾性部
材、それらの取付部品等を別途設ける必要がなく、低コ
スト、省スペースを実現できる。
【0089】(3)前記ヘッドのコンタクト面がベース
プレートの切り欠き部の中にあって前記除電部材を記録
ヘッドのコンタクト面を当接することが容易にできる。
【0090】(4)前記除電部材を記録ヘッドに当接す
る際に生じる屈曲点を所定の位置に設けることができ
る。
【0091】(5)前記フレキシブルな除電部材の長さ
が、前記記録ヘッドのコンタクト面が記録ヘッド装着方
向に周囲面より低い凹形状の深さより大きい構成にして
いるので記録ヘッド着脱の際、除電部材が記録ヘッドに
引っ掛けられることがない。
【0092】(6)除電部材に中抜きの穴部を設けるこ
とで除電部材の剛性を調整することができ、幅を変えな
いで所定の当接圧を設定することができる。
【0093】(第3実施例)本発明の第3実施例を図2
5を用いて説明する。
【0094】本実施例は記録ヘッドの着脱操作の際等の
操作者の指,手等の身体を介した静電気および前述着脱
操作の際のヘッド部材を介した静電気を除電し得る除電
部を備えた記録装置に関する。
【0095】本実施例の記録装置は前述の第1実施例の
第4実施態様例で説明した装置にヘッド部301aのA
l製のベースプレート301dに接触可能な略U字状の
弾性部材で成る第2除電部材600をキャリッジ側コン
タクト部304aの近傍に設けたものである。図25
(a)はキャリッジ側コンタクト部304aを斜め上方
から見る模式的斜視図、図25(b)は、ヘッド側コン
タクト301cとキャリッジ側コンタクト304aとの
当接部近傍の断面模式図である。図25(a),(b)
において前述第4実施態様例(図7〜図9)と対応する
部材には同一番号を付してある。
【0096】(第8実施態様例)図25(a),(b)
を用いて本発明に係る第8実施態様例を詳述する。本実
施態様例では第4実施態様例で述べた第1除電部材とし
てのケーブル押え板303の他に第2除電部材としての
U字状弾性部材600を備えている。キャリッジ302
へのヘッド部材301a(あるいはヘッドカートリッジ
301)の装着動作に応じてヘッド側コンタクト301
cとキャリッジ側コンタクト304aとの当接前であっ
てヘッド部材301a側からキャリッジ側コンタクト部
304aへ介在する空間を通して静電気が流れる前の距
離からヘッド部材301aとU字状弾性部材600とが
当接する。これによりヘッド部材301aあるいはヘッ
ドカートリッジ301に帯電する静電気がU字状弾性部
材600,ケーブル押え板303,接触部307,ケー
ブルGND部を通って記録装置のGNDに流れて除電さ
れる。ヘッド部材301aのキャリッジ302への装着
に応じてU字状弾性材600は弾性変形するとともに両
コンタクト部304aおよび301cが当接する。
【0097】以上詳述した本実施例によるとヘッド部材
やヘッドカートリッジのキャリッジへの着脱操作の際等
の操作者の身体の一部あるいはヘッド部材を介して静電
気がキャリッジ側コンタクトに流れることで記録装置の
誤動作を招く事態を未然に防止することができる。
【0098】尚本実施態様例の第2除電部材としてのU
字状弾性部材は、ヘッド部材301aとキャリッジ側コ
ンタクト部304aとが所定の間隔で離間している時に
ヘッド部材と当接してヘッド部材あるいはヘッドカート
リッジ301bに帯電する静電気をキャリッジ側のケー
ブルGNDに通電し得る部材であって両コンタクト部3
04aおよび301cの当接に支障とならない部材であ
れば弾性を有する部材である必要はなく他の部材に代え
ることができるのは言うまでもない。
【0099】なお、以上の各実施態様例では布、紙、
糸、シート材等のインク支持体すべてのインク付与に好
適に用いられるインクジェット式の交換型記録ヘッドを
用いた場合のものであるが、もちろんこれに限定される
ものではない。たとえば交換型記録ヘッドは据え付け型
記録ヘッドであってもよいし、記録ヘッドの方式は熱転
写紙方式やワイヤードット方式などであっても同様の効
果を得ることができる。
【0100】上記各実施態様例では放電部材としてのケ
ーブル押さえ板を金属製としたが、表面導電性の材料の
ものでも使用可能である。
【0101】また除電部材により除電された静電気は記
録装置のGNDへ流すだけではなく、除電部材から静電
気を通す配線を設けたケーブルを介してバリスタへ静電
気を導いて(記録装置のGND以外へ静電気を導いて)
除電する構成としても良い。
【0102】また以上の各実施態様例では、記録ヘッド
を着脱可能に保持する保持部材としてのキャリッジがシ
ート部材の搬送方向とは異なる方向に往復移動する記録
装置を用いて説明したが、記録媒体としてのシート部材
の幅に対応した記録部の長さを有するフルラインタイプ
の記録ヘッドを保持部材に着脱可能に保持させる記録装
置であっても良い。更に記録ヘッドに代えてシート材を
原稿とした時の読取りヘッドを用いる場合であっても良
い。
【0103】また、搭載される記録ヘッドは、その種類
ないし個数についても、例えば単色のインクに対応して
1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にす
る複数のインクに対応して複数個数設けられるものであ
ってもよい。すなわち、例えば記録装置の記録モードと
しては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせに
よるかいずれでもよいが、異なる色の複色カラー、また
は混色によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一
つを備えた記録装置にも本発明は極めて有効である。
【0104】さらに加えて、記録装置の形態としては、
コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用
いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、さら
には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採る
もの等であってもよい。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
除電部材により除電効果を得ることができるので、従来
のようなカバー部材またはシャッタ部材を設ける必要が
なく、きわめて簡単な構成となりしかも部品点数が少な
くできコストダウンを実現できる。また簡単な構成とな
るため品質も安定し、製品としての記録装置の信頼性を
高めることができる。
【0106】また、本発明によれば、除電部材により静
電気を効率よく除電することにより、電気回路等への影
響を未然に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す模式的斜視図であ
る。
【図2】図1に示した記録装置の制御系の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】第1実施態様例の要部を示す模式的斜視図であ
る。
【図4】図3に示した装置の要部を示す模式的平面図で
ある。
【図5】本発明の第2実施態様例の要部を示す模式的側
面図である。
【図6】本発明の第3実施態様例の要部を示す模式的斜
視図である。
【図7】本発明の第4実施態様例の要部を示す模式的断
面図である。
【図8】図7に示した装置の要部を示す模式的斜視図で
ある。
【図9】図7に示した装置の要部を示す他の模式的斜視
図である。
【図10】本発明の第5実施態様例の要部を示す模式的
斜視図である。
【図11】本発明の第2実施例における記録装置の全体
構成を示す模式的斜視図である。
【図12】本発明の第2実施例における記録装置の模式
的正面図である。
【図13】本発明の第2実施例における記録装置の模式
的断面図である。
【図14】本発明の第2実施例におけるヘッドの模式的
外観図で、(a)は背面図、(b)は(a)の矢印4B
から見た正面図、(c),(d)はそれぞれ、(a)の
矢印4C,4Dから見た側面図である。
【図15】本発明の第2実施例における第6実施態様例
としてのキャリッジ部の模式的正面図で、(a)は記録
ヘッドが完全に装着される前の状態、(b)は完全に装
着された状態を示す図である。
【図16】本発明の第6実施態様例におけるキャリッジ
部の模式的平面図である。
【図17】本発明の第6実施態様例におけるキャリッジ
部のコンタクト部の模式図である。
【図18】本発明の第6実施態様例におけるヘッド脱着
機構の主要部の模式図で、(a)は平面図、(b)は正
面図である。
【図19】本発明の第6実施態様例におけるキャリッジ
部のヘッド嵌合ピンの模式的説明図で、(a)は図17
の嵌合ピン505bの拡大図、(b)は図17の嵌合ピ
ン505aの拡大図である。
【図20】本発明の第6実施態様例におけるフレキシブ
ル基板の先端部の組み込み状態の模式的説明図、(a)
は先端部562が組み込まれた状態、(b),(c)は
先端部挿入の過程を示す説明図である。
【図21】本発明の第6実施態様例における除電部材を
設けたフレキシブル基板のコンタクト部の模式的正面図
である。
【図22】記録ヘッドのベースプレート部の模式的正面
図である。
【図23】本発明の第6実施態様例における除電部材と
記録ヘッドとの当接状態を矢印Bから見た模式的説明図
で、(a)はセット前、(b)はセット中、(c)はセ
ット後の各状態を示す図である。
【図24】本発明の第7実施態様例における除電部材を
設けたフレキシブル基板のコンタクト部の模式的正面図
である。
【図25】本発明の第3実施例としての第8実施態様例
における除電部材を設けたキャリッジ部の模式的斜視図
である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ 2 リードスクリュー 3 シート搬送ローラ 4 ピンチローラ 5 キャップ 6 キャリッジ 130 記録ヘッド 201 キャリッジ 203 ケーブル押さえ板(除電部材) 204 ケーブル 205 レバー 301 ヘッドカートリッジ 302 キャリッジ 303 ケーブル押え板(除電部材) 304 ケーブル 305 弾性部材 306 ガイドレール 307 接触部 401 記録装置 402 給紙部 403 送紙部 404 排紙部 405 キャリッジ部 406 クリーニング部 407 記録ヘッド 408 シャーシ 409 電気基板 436 ローラ対 437 ローラ対 440 伝達ローラ 441 排紙ローラ 442 拍車 450 キャリッジ 456 フレキシブル基板 471 ヘッドユニット 472 ベースプレート 473 インクタンク 478 コンタクト面 479 切り欠き部 480 キャリッジモータ 481 ガイド軸 482 ガイドレール 483 タイミングベルト 484 アイドルプーリ 561 コンタクト部 564 除電部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/00 H04N 1/028 Z B41J 29/00 S (72)発明者 宮川 晃 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山口 秀樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木田 朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 河添 憲嗣 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 石川 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川上 英明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村 仁志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 柳 治幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 哲夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成あるいは記録媒体
    に形成された画像を読み取る読取りヘッド部材と、前記
    ヘッド部材を保持する保持部材と、前記ヘッド部材に設
    けられた第1電気的接続部と、前記保持部材に設けられ
    前記第1電気的接続部と電気的に接続可能である第2電
    気的接続部と、前記第2電気接続部近傍の前記保持部材
    に設けられて静電気を除電するための除電部材とを含
    み、該除電部材は前記ヘッド部材を前記保持部材へ保持
    させる際に前記第2電気的接続部に備えられた信号ライ
    ンへ静電気が流れるのを防止するものであることを特徴
    とする記録装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体を搬送する手段と、 該搬送手段により搬送される前記記録媒体の搬送方向に
    直交する方向に沿って往復移動するキャリッジと、 該キャリッジに搭載されかつ前記記録媒体に記録を行う
    記録ヘッドと、 前記キャリッジ上の端子を介して前記記録ヘッドに接続
    されて該記録ヘッドに記録情報を供給するケーブルと、 該ケーブルと前記記録ヘッドとの接続部分の近傍に配設
    された除電部材とを含むことを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 前記除電部材は前記ケーブルを前記キャ
    リッジに固定する部材を兼ねたものであることを特徴と
    する請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記除電部材は前記ケーブルを介して接
    地されていることを特徴とする請求項2に記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは前記キャリッジに対し
    て取り外し可能であることを特徴とする請求項2に記載
    の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドはインクを吐出して画像
    を形成するインクジェット方式のヘッドであることを特
    徴とする請求項2に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドはインクを吐出するため
    に利用されるエネルギを発生する素子を有するものであ
    ることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記エネルギ発生素子は前記インクに膜
    沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体で
    あることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 記録媒体に画像を形成する記録ヘッドが
    脱着可能な脱着手段、前記記録ヘッドの位置決めを行う
    位置決め手段、前記記録ヘッドと電気的なコンタクトを
    行うコンタクト手段、とを有する記録装置において、 前記コンタクト手段が前記記録ヘッドのコンタクト面に
    対応する位置に導電体からなるコンタクト面を有するフ
    レキシブル基板と、前記フレキシブル基板から前記記録
    ヘッドに備えられた導電部材と当接するように配設され
    たフレキシブルな除電部材を有することを特徴とする記
    録装置。
  10. 【請求項10】 前記除電部材が前記記録ヘッドに当接
    する際に自身の弾性により当接圧を生じる構成にしたこ
    とを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドのコンタクト面が記録
    ヘッド装着方向に周囲面より低い凹形状からなり、前記
    コンタクト手段のコンタクト面が前記記録ヘッドの凹形
    状のコンタクト面に対応した凸形状であることを特徴と
    した請求項9に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記フレキシブルな除電部材を弾性の
    異なる部分から構成し、その変曲点を屈曲点とすること
    を特徴とした請求項9に記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記フレキシブルな除電部材を絶縁体
    からなるベース材、導電体、絶縁体からなるカバー材か
    ら構成し、前記屈曲点がカバー材の端部になるように構
    成したことを特徴とした請求項12に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記フレキシブルな除電部材の長さ
    が、前記記録ヘッドのコンタクト面が記録ヘッド装着方
    向に周囲面より低い凹形状の深さより大きいことを特徴
    とした請求項11に記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 前記フレキシブルな除電部材に切り欠
    き、あるいは穴部を設けたことを特徴とした請求項9に
    記載の記録装置。
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