JPH0798751B2 - 点眼用組成物 - Google Patents
点眼用組成物Info
- Publication number
- JPH0798751B2 JPH0798751B2 JP3147792A JP14779291A JPH0798751B2 JP H0798751 B2 JPH0798751 B2 JP H0798751B2 JP 3147792 A JP3147792 A JP 3147792A JP 14779291 A JP14779291 A JP 14779291A JP H0798751 B2 JPH0798751 B2 JP H0798751B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dihydro
- keto
- lower alkyl
- ester
- ethyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/557—Eicosanoids, e.g. leukotrienes or prostaglandins
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P27/00—Drugs for disorders of the senses
- A61P27/02—Ophthalmic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P27/00—Drugs for disorders of the senses
- A61P27/02—Ophthalmic agents
- A61P27/06—Antiglaucoma agents or miotics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/12—Antihypertensives
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Description
眼用組成物、さらに詳しくは、効果が向上し副作用が低
下した上記組成物に関するものである。
である、13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−低
級アルキルプロスタグランジン類は、合成によって得ら
れるプロスタグランジン類似体である。プロスタグラン
ジン類(以後プロスタグランジンはPGとして示す)はひ
とおよび他の哺乳類の組織または器官に含有され、広範
囲の生理学的活性を示す有機カルボン酸の1群である。
天然に存在するPG類は一般的な構造特性として、プロ
スタン酸骨格を有する。
る。天然PG類は5員環の構造特性によって、PGA
類、PGB類、PGC類、PGD類、PGE類、PGF
類、PGG類、PGH類、PGI類およびPGJ類に分
類され、さらに鎖部分が、不飽和および酸化の存在およ
び不存在によっても 下付1...13,14−不飽和−15−OH 下付2...5,6−および13,14−ジ不飽和−1
5−OH 下付3...5,6−、13,14−および17,18−
トリ不飽和−15−OH として、分類される。
よってα(水酸基がアルファー配置である)およびβ(水
酸基がベータ配置である)に分類される。上記成分(イ)
の化合物が眼圧降下作用を有することは、特開平2−1
08号公報により公知である。同公報9頁右上欄下から
第3行には、上記成分を含む非水性液剤または懸濁剤を
製造する際の希釈剤として、ポリソルベートを用い得る
ことが記載されている。しかし、上記記載は、ポリソル
ベートを使用し得ることを述べているだけで、ポリソル
ベートがすぐれた効果、例えばこの発明の成分(イ)の効
果の向上または副作用の低下をもたらすことを、教えて
いるものではない。また、ポリソルベートと呼ばれるも
のは、ポリソルベート20(ポリオキシエチレンソルビ
タンモノラウリン酸エステル)、ポリソルベート60(ポ
リオキシエチレンソルビタンモノステアリン酸エステ
ル)、ポリソルベート65(ポリオキシエチレンソルビタ
ントリステアリン酸エステル)のようなポリオキシエチ
レンソルビタンの飽和脂肪酸エステルおよびポリソルベ
ート80(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイン
酸エステル)のような不飽和脂肪酸エステルを含むが、
上記の記載は脂肪酸部分の飽和・不飽和については言及
していないから、ポリソルベートの中で特に不飽和脂肪
酸エステルを意識しているものではなく、また不飽和脂
肪酸エステルが特にすぐれた効果をもたらすことを示す
を教えるものでもない。なお、特開昭63−31772
8号公報の7頁左上欄下から第5行−末行には、ファル
マシア社の製剤にPGF2αイソプロピルエステルとポ
リソルベート80が含有されていることが記載されてい
るが、PGF2αは天然形のPGであり、13−14位
の炭素がトランス2重結合を有し、15位の炭素に水酸
基(α配置)を有する基本骨格をなす炭素数が20の化合
物である。一方、本発明の13,14−ジヒドロ−15
−ケト−20低級アルキルPG類は13−14位が飽和
し、従来天然形PGの重要な活性基として知られている
15位の水酸基の代りにオキソ基を有し、さらにω鎖の
炭素鎖が延長され、基本骨格をなす炭素数が21以上で
ある化合物である。それ故、この記載は、この発明の成
分(イ)とポリソルベート80の併用を示すものではな
く、ましてやその併用により効果の向上または副作用の
低下がもたらされることを教えるものでもない。
剤の筋肉注射時の吸収を妨げることが知られている[ケ
ミカル・アンド・ファーマシューティカル・ビュレタン
(Chem.Pharm.Bull.)24巻2383−2390頁]の
で、この発明の成分(イ)と併用したとき、同じように薬
剤の吸収を妨げる可能性があることが予想される。ま
た、ポリソルベート80はヒスタミン放出の誘因物質で
あることが報告されている[エイジェンツ・アンド・ア
クションズ(Agents and Actions)16巻470−47
7頁]ので、これをこの発明の成分(イ)のような薬剤と
共に投与すると刺激性を増す可能性があると考えられ
る。すなわち、ポリソルベートはこの発明の成分(イ)の
ような薬剤と併用すると効果を減弱し副作用を増加する
ことが予測されることはあっても、その反対に効果を向
上させ副作用を低下させることが予測されることは全く
なかったのである。
種々の物質との併用によって効果が改善される可能性に
ついて検討した結果、驚くべきことに、ポリソルベート
80のようなポリオキシエチレンソルビタンモノ高級不
飽和脂肪酸エステルによって、成分(イ)の効果が向上し
副作用が低下することを見出し、この発明を完成したの
である。すなわち、この発明は、(イ)13,14−ジヒ
ドロ−15−ケト−20−低級アルキルPG類またはそ
れらの塩類、またはそれらのエステル、および(ロ)ポリ
オキシエチレンソルビタンモノ高級不飽和脂肪酸エステ
ルを含有してなる、点眼用組成物を提供するものであ
る。この発明の成分(イ)において、13,14−ジヒド
ロ−15−ケト−20−低級アルキルPG類(以下、こ
の発明の成分(イ)の酸と略記)は、天然のPGにおい
て、13−14位の2重結合の代りに単結合を有し、1
5位のヒドロキシ基の代りにケト基を有し、20位に低
級アルキル基が結合した化合物およびその誘導体であ
る。ここで、低級アルキル基は、炭素原子数1−6のア
ルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル等を含むが、炭素原
子数2−4のものが好ましく、エチルが最も好ましい。
この発明の成分(イ)の酸の命名に際しては式(A)に示し
たプロスタン酸の番号を用いる。
ある。この発明の成分(イ)の酸では炭素数がこれよりも
増加しているが、番号は同様につける。即ち、基本骨格
を構成する炭素の番号はカルボン酸を1とし5員環に向
って順に2〜7までをα鎖上の炭素に、8〜12までを
5員環の炭素に、13〜20までをω鎖上に付している
が、炭素数がα鎖上で減少する場合、2位から順次番号
を抹消し、α鎖上で増加する場合2位にカルボキシル基
(1位)に代わる置換基がついたものとして命名する。同
様に、炭素数がω鎖上で増加する場合、21番目以後の
炭素原子は置換基として命名する。また、立体配置に関
しては、特にことわりのないかぎり、上記基本骨格の有
する立体配置に従うものとする。従って、ω鎖に10個
の炭素原子を有する13,14−ジヒドロ−15−ケト
−PG化合物を13,14−ジヒドロ−15−ケト−2
0−エチル−PG類と命名する。
を示すが、この明細書において、特にことわらない限り
化合物は 上記の配置を有するものとする。PGD類、
PGE類またはPGF類とは、一般にプロスタン酸の9
位および/または11位に水酸基を持つ化合物を指す
が、この発明の13,14−ジヒドロ−15−ケト−2
0−低級アルキルプロスタグランジン化合物は9位およ
び/または11位に他の基を有する化合物類まで拡張し
て包含する。上記化合物類は9−デヒドロキシ−9−置
換あるいは11−デヒドロキシ−11−置換化合物類と
称する。前述のように、この明細書では、この発明の成
分(イ)の酸の命名はプロスタン酸骨格に基づいて行う。
これをIUPACに基づいて命名すると、例えば13,
14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチルPGE2は
(Z)−7−[(1R,2R,3R)−3−ヒドロキシ−2−
(3−オキソ−1−デシル)−5−オキソ−シクロペンチ
ル]−ヘプタ−5−エン酸である。13,14−ジヒドロ
−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピル
エステルは(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5
−ジヒドロキシ−2−(3−オキソ−1−デシル)シクロ
ペンチル]−ヘプタ−5−エン酸であり、13,14−ジ
ヒドロ−15−ケト−20−メチル−PGF2αメチル
エステルは(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5
−ジヒドロキシ−2−(3−オキソ−1−ノニル)−シク
ロペンチル]−ヘプタ−5−エン酸である。この発明の
成分(イ)の酸は13−14位が飽和し、15位に水酸基
の代わりにオキソ基を有し、20位に低級アルキル基を
有する限り、あらゆるPGの誘導体であり得、これらは
2重結合(PGタイプ1化合物類)をもたないか、5位と
6位の間に1つの2重結合(PGタイプ2化合物)、また
は5位と6位および17位と18位の間に2つの2重結
合(PGタイプ3化合物)を有し得る。
は、13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−低級ア
ルキル−PGA1、13,14−ジヒドロ−15−ケト−
20−低級アルキル−PGA2、13,14−ジヒドロ−
15−ケト−20−低級アルキル−PGA3、13,14
−ジヒドロ−15−ケト−20−低級アルキル−PGB
1、13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−低級アル
キル−PGB2、13,14−ジヒドロ−15−ケト−2
0−低級アルキル−PGB3、13,14−ジヒドロ−1
5−ケト−20−低級アルキル−PGC1、13,14−
ジヒドロ−15−ケト−20−低級アルキル−PG
C2、13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−低級ア
ルキル−PGC3、13,14−ジヒドロ−15−ケト−
20−低級アルキル−PGD1、13,14−ジヒドロ−
15−ケト−20−低級アルキル−PGD2、13,14
−ジヒドロ−15−ケト−20−低級アルキル−PGD
3、13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−低級ア
ルキル−PGE1、13,14−ジヒドロ−15−ケト−
20−低級アルキル−PGE2、13,14−ジヒドロ−
15−ケト−20−低級アルキル−PGE3、13,14
−ジヒドロ−15−ケト−20−低級アルキル−PGF
1、13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−低級アル
キル−PGF2、13,14−ジヒドロ−15−ケト−2
0−低級アルキル−PGF3等およびそれらの置換体ま
たは誘導体である。
おいて、2−3位の炭素結合として2重結合または5−
6位の炭素結合として3重結合を有する化合物、3位、
5位、6位、16位、17位、19位および/または2
0位の炭素に置換基を有する化合物、9位および/また
は11位のヒドロキシ基の代りに低級アルキル基または
ヒドロキシ(低級)アルキル基を有する化合物等である。
この発明において3位、17位および/または19位の
炭素原子に結合し得る置換基としては、例えば炭素数1
〜4のアルキル基があげられ、特にメチル基、エチル基
があげられる。16位の炭素原子に結合し得る置換基と
しては、例えばメチル基、エチル基などの低級アルキル
基、ヒドロキシ基、塩素、ふっ素などのハロゲン原子、
トリフルオロメチルフェノキシ等のアリールオキシ基が
あげられる。17位の炭素原子の置換基としては、塩
素、ふっ素等のハロゲンが挙げられる。20位の炭素原
子に結合し得る低級アルキル以外の置換基としては、C
1-4アルコキシのような低級アルコキシ基、C1-4アルコ
キシ−C1-4アルキルのような低級アルコキシアルキル
を含む。5位の炭素原子の置換基としては、塩素、ふっ
素などのハロゲンを含む。6位の炭素原子の置換基とし
ては、カルボニル基を形成するオキソ基を含む。9位お
よび/または11位の炭素原子にヒドロキシ基、低級ア
ルキルまたは低級(ヒドロキシ)アルキル置換基を有する
場合のこれらの基の立体配置はα,βまたはそれらの混
合物であってもかまわない。
級アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキルまたはオキソ
(但し、XおよびYの基のうち少なくとも1つは、水素
以外の基であり、5員環は少なくとも1つの2重結合を
有していてもよい)、AはCOOH、その塩類またはエ
ステル、R1は非置換またはハロ、オキソまたはアリー
ルで置換された、二価の飽和または不飽和、低〜中級脂
肪族炭化水素残基、R2は非置換またはオキソ、ヒドロ
キシ、ハロ、低級アルコキシ、低級アルカノイルオキ
シ、シクロ(低級)アルキル、アリールまたはアリールオ
キシで置換された、飽和または不飽和で直鎖部分の炭素
原子数が6以上の中級脂肪族炭化水素残基]を有する。
上式中、R1およびR2における「不飽和]の語は、主鎖ま
たは側鎖の炭素原子間の結合として、少なくとも1つま
たはそれ以上の2重結合および/または3重結合を孤
立、分離または連続して含むことを意味する。通常の命
名法に従って、連続する2つの位置間の不飽和は若い方
の位置番号を表示することにより示し、連続しない2つ
の位置間の不飽和は両方の位置番号を表示して示す。好
ましい不飽和は、2位の2重結合および5位の2重結合
または3重結合である。
肪族炭化水素」の語は、炭素数1〜14または6〜14
の直鎖または分枝鎖[ただし、側鎖は炭素数1〜3のも
のが好ましい]を有する炭化水素を意味し、好ましくは
R1の場合炭素数2〜8の炭化水素であり、R2の場合炭
素数6〜9の炭化水素である。「ハロゲン」の語は、ふっ
素、塩素、臭素およびよう素を包含する。「低級」の語
は、特にことわりのない限り炭素原子数1〜6を有する
基を包含するものである。「低級アルキル」の語は、炭素
原子数1〜6の直鎖または分枝鎖の飽和炭化水素基を包
含し、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチルおよび
ヘキシルを含む。「低級アルコキシ」の語は、低級アルキ
ルが上述と同意義である低級アルキル−O−フェニルを
意味する。「ヒドロキシ(低級)アルキル」の語は、少なく
とも1つのヒドロキシ基で置換された上記のようなアル
キルを意味し、例えばヒドロキシメチル、1−ヒドロキ
シエチル、2−ヒドロキシエチルおよび1−メチル−1
−ヒドロキシエチルである。「低級アルカノイルオキシ」
の語は、式RCO−O−(ここで、RCO−は上記のよ
うな低級アルキルが酸化されて生じるアシル、例えばア
セチル)で示される基を意味する。「シクロ低級アルキ
ル」の語は、上記のような低級アルキル基が閉環して生
ずる基を意味する。
芳香性炭素環または複素環基(好ましくは単環性の基)を
包含し、例えばフェニル、トリル、キシリルおよびチエ
ニルを含む。置換基としては、ハロゲン、ハロゲン置換
低級アルキル基(ここで、ハロゲン原子および低級アル
キル基は前記の意味)が含まれる。「アリールオキシ」の
語は、式ArO−(ここで、Arは上記のようなアリール
基)で示される基を意味する。Aで示されるカルボキシ
ル基の塩類としては、医薬上許容される塩が適当であ
る。適当な「医薬上許容される塩」としては、慣用される
非毒性塩を含み、無機塩基との塩、例えばアルカリ金属
塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩
(カルシウム塩、マグネシウム塩等)、アンモニウム塩、
有機塩基との塩、例えばアミン塩(例えばメチルアミ
ン、ジメチルアミン塩、シクロヘキシルアミン塩、ベン
ジルアミン塩、ピペリジン塩、エチレンジアミン塩、エ
タノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノ
ールアミン塩、トリス(ヒドロキシメチルアミノ)エタン
塩、モノメチル−モノエタノールアミン塩、リジン塩、
プロカイン塩、カフェイン塩等)、塩基性アミノ酸塩(例
えばアルギニン塩、リジン塩等)テトラアルキルアンモ
ニウム塩等があげられる。これらの塩類は、例えば対応
する酸および塩基から常套の中和反応によってまたは塩
交換によって製造し得る。
ルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステ
ル、ブチルエステル、イソブチルエステル、t−ブチル
エステル、ペンチルエステル、1−シクロプロピルエチ
ルエステル等の低級アルキルエステル、ビニルエステ
ル、アリルエステル等の低級アルケニルエステル、エチ
ニルエステル、プロピニルエステル等の低級アルキニル
エステル、ヒドロキシエチルエステルのようなヒドロキ
シ(低級)アルキルエステル、メトキシメチルエステル、
1−メトキシエチルエステル等の低級アルコキシ(低級)
アルキルエステルのような脂肪族エステルおよび例えば
フェニルエステル、トリルエステル、t−ブチルフェニ
ルエステル、サリチルエステル、3,4−ジメトキシフ
ェニルエステル、ベンズアミドフェニルエステル等の所
望により置換されたアリールエステル、ベンジルエステ
ル、トリチルエステル、ベンズヒドリルエステル等のア
リール(低級)アルキルエステルがあげられる。これらの
エステルは、例えば対応する酸およびアルコールから常
套のエステル化反応によってまたはエステル交換によっ
て製造し得る。好ましいA基の例は、−COOH、−C
OOCH3、−COOCH2CH3、−COOCH(CH3)
である。上記式(I)中、環、αおよび/またはω鎖の配
置は、天然のプロスタグランジン類の配置と同様かまた
は異なっていてもよい。しかしながら、この発明は、天
然の配置を有する化合物および非天然の配置を有する化
合物の混合物も包含する。
3,14−ジヒドロ−15−ケト−20−低級アルキル
PGA〜F類および△2−誘導体、3R,S−メチル誘導
体、6−ケト誘導体、5R,S−フルオロ誘導体、5,5
−ジフルオロ誘導体、16R,S−メチル誘導体、16,
16−ジメチル誘導体、16R,S−フルオロ誘導体、
16,16−ジフルオロ誘導体、17S−メチル誘導
体、17R,S−フルオロ誘導体、17,17−ジフルオ
ロ誘導体、および19−メチル誘導体である。この発明
の成分(イ)の酸のうち、13,14−ジヒドロ−15−
ケト−20−低級アルキルPGにおいて、11位のヒド
ロキシと15位のケト間のヘミアセタール形成により、
ケト−ヘミアセタール平衡を生ずる場合がある。このよ
うな互変異性体が存在する場合、両異性体の存在比率は
他の部分の構造または置換基の種類により変動し、場合
によっては一方の異性体が圧倒的に存在することもある
が、この発明においてはこれら両者を含むものとし、こ
のような異性体の存在の有無にかかわりなくケト型の構
造式または命名法によって化合物を表わすことがある
が、これは便宜上のものであってヘミアセタール型の化
合物を排除しようとするものではない。この発明におい
ては、個々の互変異性体、その混合物または光学異性
体、その混合物、ラセミ体、その他の立体異性体等の異
性体も、同じ目的に使用することが可能である。この発
明の成分(イ)のあるものは、特開平2−108号に記載
の方法によって製造し得る。また一般に、これらの化合
物は、上記と同様の方法または環部分に関する既知合成
法を加味した方法によって製造し得る。
造法としては、市販の(−)コーリーラクトンを出発原料
とし、これをコリンズ酸化してアルデヒドを得、これに
ジメチル(2−オキソアルキル)ホスホネートアニオンを
反応させて、α,β−不飽和ケトンを得、これを還元し
てケトンを得、該ケトンのカルボニル基をジオールと反
応させてケタールとして保護し、次いで脱 p−フェニル
ベンゾイル化によってアルコールを得、この新たに生じ
た水酸基をジヒドロピランで保護し、テトラヒドロピラ
ニルエーテルとする。これによって、ω鎖が13,14
−ジヒドロ−15−ケトアルキル基であるPG類の前駆
体を得る。上記テトラピラニルエーテルを原料として
テルをジイソブチルアルミニウムヒドリドなどを用いて
還元しラクトールを得、これに(4−カルボキシブチル)
トリフェニルホスホニウムブロミドから得たイリドを反
応させ、次いでエステル化した後、5−6位の二重結合
と9位の水酸基とをNBSまたはヨウ素を用いて環化し
て、ハロゲン化物を得、これをDBU等を用いて脱ハロ
ゲン化して、6−ケト体を得、ジョーンズ酸化後、保護
基を外すことによって得ることができる。
を還元してラクトールを得、これに(4−カルボキシブ
チル)トリフェニルホスホニウムブロミドから得たイリ
ドを反応させてカルボン酸を得、次いでエステル化した
後、ジョーンズ酸化し、次いで保護基を外すことにより
得ることができる。上記テトラヒドロピラニルエーテル
を原料として、
の二重結合を接触還元し、次いで、保護基を外すことに
より得ることができる。5、6および7位の炭化水素鎖
うなモノアルキル銅錯体あるいはジアルキル銅錯体
ペンテン−1−オンに1,4−付加して生じる銅エノレ
ートを6−カルボアルコキシ−1−ヨード−2−ヘキシ
ンあるいはこれの誘導体で捕捉することにより合成し得
る。
PG類の製造法としては、11−トシレート体の9位の
水酸基をジョーンズ酸化して得られるPGAタイプ化合
物に、ジメチル銅錯体を作用させることにより、11−
デヒドロキシ−11−メチル−PGEタイプが得られ
る。あるいはp−フェニルベンゾイル基を脱離後に得ら
れるアルコールをトシレートとし、これをDBU処理し
て得られる不飽和ラクトンをラクトールとし、ウイティ
ヒ反応を用いてα−鎖を導入後、得られるアルコール
(9位)を酸化してPGAタイプとし、これへジメチル
銅錯体を作用させることにより11−デヒドロキシ−1
1−メチル−PGEタイプが得られる。これを例えば水
素化ホウ素ナトリウムで還元することにより11−デヒ
ドロキシ−11−メチル−PGFタイプが合成しうる。
11位の水酸基の代わりにヒドロキシメチル基を有する
PG類は、上記で得られたPGAタイプに対してベンゾ
フェノンを増感剤として用い、メタノールを光付加する
ことにより11−デヒドロキシ−11−ヒドロキシメチ
ル−PGEタイプが合成できる。これを例えば水素化ホ
ウ素ナトリウムで還元することにより11−デヒドロキ
シ−11−ヒドロキシメチル−PGFタイプを合成しう
る。16−フルオロ−PG類は、α,β−不飽和ケトン
を得る際にジメチル(3−フルオロ−2−オキソアルキ
ル)ホスホネートアニオンを用いればよく、19−メチ
ル−PG類はジメチル(6−メチル−2−オキソアルキ
ル)ホスホネートアニオンを用いればよい。本発明にお
いて合成法は、これに限定されるものではなく、保護方
法、酸化還元法等は適宜適当な手段を採用すればよい。
シエチレンソルビタンモノ高級不飽和脂肪酸エステル
は、通常15−25モル、好ましくは約20モルのエチ
レンオキシドを反応させたソルビタンのモノ高級不飽和
脂肪酸エステルであって、少量のジまたはトリエステル
を含有し得るものである。ここで、高級不飽和脂肪酸と
しては、炭素原子数10−24のものが含まれ、14−
20のものが好ましく、ミリストレイン酸、パルミトレ
イン酸、オレイン酸、ガドレイン酸、リノール酸等が特
に好ましい。ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノ
オレイン酸エステルは、ポリソルベート80とも称さ
れ、ソルレート(Sorlate)、ツイーン80(Tween 8
0)、モニタン(Monitan)、オロソルブ(Olothorb)
等の商標で市販されている。この発明の成分(イ)は、眼
圧低下作用を有し、天然形のPG類が示す一過性の眼圧
上昇作用を示さないので、この発明の組成物は、眼圧の
低下が望まれる種々の疾患および症状、例えば緑内障、
高眼圧症およびその他の眼圧上昇による疾患の処置に使
用される。ここにいう処置には、疾患の予防、治療、症
状の軽減、悪化防止、悪化の緩和等のあらゆる管理を含
む。また、この発明の組成物は、成分(ロ)を含むことに
より、成分(イ)の目的とする効果が向上し、したがって
用量を減少させることができ、または副作用が低下する
という利点を有する。この発明における成分(イ)と(ロ)
の配合割合は、特に限定されないが、通常1:1〜1:5
00の範囲内にあり、1:3〜1:200が好ましく、
1:5〜1:100が特に好ましい。この発明の組成物中
の成分(イ)の配合量は、患者の状態、病気の重さ、治療
目的、医師の判断および組成物の投与総量により異なる
が、通常0.005〜2重量%の範囲内にあり、0.0
1〜1重量%が好ましい。この発明の組成物中の成分
(ロ)の配合量は、例えば成分(イ)の濃度により異なる
が、通常0.005〜20重量%の範囲内にあり、0.
01〜10重量%が好ましい。
以外に、点眼剤に慣用される種々の成分、例えば担体お
よび補助剤を含むことができる。この発明の組成物は、
溶液、乳液または懸濁液のような液体、またはゲル、眼
軟膏のような半固体の形をとることができる。水性の溶
液剤、懸濁剤用希釈剤としては蒸留水、生理食塩水が含
まれる。非水性の溶液剤、懸濁剤用希釈剤としては、植
物油、流動パラフィン、鉱物油、プロピレングリコー
ル、p−オクチルドデカノール等がある。また涙液と等
張にすることを目的として塩化ナトリウム、ほう酸、ク
エン酸ナトリウム等の等張化剤、pHを例えば5.0〜
8.0程度に一定に保持することを目的としてほう酸緩
衝液、りん酸緩衝液等の緩衝剤を加えることができる。
さらに、亜硫酸ナトリウム、プロピレングリコール等の
安定剤、エデト酸ナトリウム等のキレート剤、グリセリ
ン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポ
リマー等の増粘剤、メチルパラベン、プロピルパラベン
等の防腐剤を含んでいてもよい。これらは例えば細菌保
留フィルターを通す濾過、加熱滅菌等によって無菌化さ
れる。眼軟膏は、ワセリン、ゼレン50、プラスチベー
ス、マクロゴール等を基剤とし、親水性を高めることを
目的として界面活性剤を加えることができる。また、カ
ルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、カルボ
キシビニルポリマーなどのゼリー剤等を含んでいてもよ
い。さらに、この発明の組成物は、細菌感染の防止また
は治療のために、クロラムフェニコール、ペニシリン等
の抗生物質を含むことができる。
明の組成物の眼圧低下有効量を投与することからなる、
高眼圧・緑内障処置法を可能にするものである。以下、
製造例および試験例により、この発明の構成と効果を具
体的に説明する。
GA2イソプロピルエステル、13,14−ジヒドロ−1
5−ケト−20−エチル−PGE2イソプロピルエステ
ルおよび13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エ
チル−PGF2αイソプロピルエステルの合成(合成チャ
ートI参照): (1) 1S−2−オキサ−3−オキソ−6R−(3−オ
キソ−1−トランス−デセニル)−7R−(4−フェニル
ベンゾイルオキシ)−シス−ビシクロ[3.3.0]オク
タン(3)の合成: 市販の(−)−コーリーラクトン(1)(7g)をジクロルメ
タン中コリンズ酸化し、アルデヒド(2)を得た。これを
ジメチル(2−オキソノニル)ホスホネート(4.97g)
アニオンと反応させ、1S−2−オキサ−3−オキソ−
6R−(3,3−エチレンジオキシ−1−トランス−デセ
ニル)−7R−(4−フェニルベンゾイルオキシ)−シス
−ビシクロ[3.3.0]オクタン(3)を得た。 (2) 1S−2−オキサ−3−オキソ−6R−(3−オ
キソデシル)−7R−(4−フェニルベンゾイルオキシ)
−シス−ビシクロ[3.3.0]オクタン(4)の合成: 不飽和ケトン(3)(7.80g)を酢酸エチル(170m
l)中、5%Pd/炭素および水素を用いて還元した。常
法処理により得られた生成物(4)を次の反応に用いた。
R−(3,3−エチレンジオキシ−デシル)−7R−(4−
フェニルベンゾイルオキシ)−シス−ビシクロ[3.3.
0]オクタン(5)の合成: 飽和ケトン(4)を乾燥ベンゼン(150ml)中、エチレ
ングリコールおよびp−トルエンスルホン酸(触媒量)を
用いてケタール(5)とした。 (4) 1S−2−オキサ−3−オキソ−6R−(3,3−
エチレンジオキシ−デシル)−7R−ヒドロキシ−シス
−ビシクロ[3.3.0]オクタン(6)の合成:ケタール
(5)を無水メタノール(150ml)に溶解し、炭酸カリ
ウム(2.73g)を加え、室温で終夜撹拌した。酢酸を
加え中和した後、減圧濃縮した。得られた粗生成物を酢
酸エチルで抽出し、希重曹水、食塩水で洗浄後、乾燥し
た。常法処理により得られた粗生成物をクロマトグラフ
ィーし、アルコール(6)を得た。収量: 3.31g。
(5) ラクトール(7)の合成: アルコール(6)(0.80g)を−78℃で乾燥トルエン
(8ml)中、DIBAL−Hで還元し、ラクトール(7)
を得た。 (6) 13,14−ジヒドロ−15,15−エチレンジオ
キシ−20−エチル−PGF2α(8)の合成: (4−カルボキシブチル)トリフェニルホスホニウムブロ
ミド(3.65g)から調整したイリドにラクトール
(7)のDMSO溶液を加え、終夜撹拌し、カルボン酸
(8)を得た。 (7) 13,14−ジヒドロ−15,15−エチレンジオ
キシ−20−エチル−PGF2αイソプロピルエステル
(9)の合成: カルボン酸(8)をアセトニトリル中、DBUおよびヨウ
化イソプロピルを用いて、13,14−ジヒドロ−15,
15−エチレンジオキシ−20−エチル−PGF2αイ
ソプロピルエステル(9)を得た。収量: 0.71g。
−20−エチル−PGF2αイソプロピルエステル(1
0)の合成: 13,14−ジヒドロ−15,15−エチレンジオキシ−
20−エチル−PGF2αイソプロピルエステル(9)
(0.71g)を酢酸/THF/水(3/1/1)に40℃
に3時間保った。減圧濃縮して得られた粗生成物をクロ
マトグラフィーし、13,14−ジヒドロ−15−ケト
−20−エチル−PGF2αイソプロピルエステル(1
0)を得た。収量: 0.554g。 (9) 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチ
ル−PGA2イソプロピルエステル(12)の合成: 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−P
GF2αイソプロピルエステル(10)(0.125g)およ
び塩化p−トルエンスルホニル(0.112g)のピリジン
溶液(5ml)を0℃に2日間保った。常法処理によりト
シレート(11)を得た。トシレート(11)をアセトン
(8ml)中、−25℃でジョーンズ酸化した。常法処理
後に得られた粗生成物をクロマトグラフィーし、13,
14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGA2
イソプロピルエステル(2)を得た。収量:0.060g。 (10) 13,14−ジヒドロ−15,15−エチレンジオ
キシ−20−エチル−11−t−ブチルジメチルシロキ
シ−PGF2αイソプロピルエステル(13)の合成: 13,14−ジヒドロ−15,15−エチレンジオキシ−
20−エチル−PGF2αイソプロピルエステル(9)
(3.051g)をN,N−ジメチルホルムアミド(25m
l)に溶解し、塩化t−ブチルジメチルシリル(1.088
g)、イミダゾール(0.49g)を加え、室温で終夜撹拌
した。反応液を減圧濃縮し、得られた粗生成物をクロマ
トグラフィーし、13,14−ジヒドロ−15,15−エ
チレンジオキシ−20−エチル−11−t−ブチルジメ
チルシロキシ−PGF2αイソプロピルエステル(13)
を得た。収量: 2.641g。
エチレンジオキシ−20−エチル−11−t−ブチルジ
メチルシロキシ−PGE2 イソプロピルエステル(14)
の合成: 13,14−ジヒドロ−15,15−エチレンジオキシ−
20−エチル−11−t−ブチルジメチルシロキシ−P
GF2α イソプロピルエステル(13)(0.171g)を
常法に従い、塩化メチレン中、室温でコリンズ酸化(2
0当量)した。50分後、反応液に硫酸水素ナトリウム
(1.15g)を加え濾過した。濾液を濃縮し、得られた
粗生成物をクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
10:1)した。13,14−ジヒドロ−15,15−エチ
レンジオキシ−20−エチル−11−t−ブチルジメチ
ルシロキシ−PGE2 イソプロピルエステル(14)が得
られた。収量: 0.153g(89%)。 (12) 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチ
ル−PGE2 イソプロピルエステル(15)の合成: 13,14−ジヒドロ−15,15−エチレンジオキシ−
20−エチル−11−t−ブチルジメチルシロキシ−P
GE2 イソプロピルエステル(14)(0.089g)をア
セトニトリルに溶解し、0℃でフッ化水素酸の46%水
溶液(1ml)を加え、室温で40分撹拌した。反応液を
常法に従い処理して、得られた粗生成物をクロマトグラ
フィーし、13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−
エチル−PGE2 イソプロピルエステルを得た。収量:
0.063g(97%)。1HNMR: δ0.86(3H,t,
J=5Hz)、2.20(6H,d,J=6.5Hz)、1.05
〜2.96(29H,m)、4.01(1H,m)、4.95(1H,
hept,J=6.5Hz)、5.34(2H,m)。Mass(EI):
m/z 422(M+)、404(M+−H2O)、345(M+−
H2O−i−C3H7O)。
4−9匹)を固定し、0.4%塩酸オキシブプロカイン
で点眼麻酔した。うさぎを固定してから0.5−1時間
後の眼圧を0時間の値とし、下記の処方例を各々50μ
l点眼して経時的に眼圧を測定した。なお、眼圧測定に
は、空圧圧平電子眼圧計(アルコン社製)を用いた。各処
方例における最大眼圧下降値(平均)を以下に示す。
6匹)を固定し、0.4%塩酸オキシブプロカインで点
眼麻酔した。うさぎを固定してから0.5−1時間後の
眼圧を0時間の値とし、下記の処方例を各々50μl点
眼して経時的に眼圧を測定した。なお、眼圧測定には、
空圧圧平電子眼圧計(アルコン社製)を用いた。各処方例
における最大眼圧下降値(平均)を以下に示す。さらに眼
圧測定時に充血などの副作用についても観察し、別表に
示す判定基準に基づき副作用を点数評価した。各処方例
における最大副作用評点(平均)を以下に示す。
る。上記の結果から、この発明の成分(ロ)の併用によ
り、成分(イ)の効果が上昇し副作用が低下することがわ
かった。
Claims (6)
- 【請求項1】 (イ)13,14−ジヒドロ−15−ケト
−20−低級アルキルプロスタグランジン類またはそれ
らの塩類、またはそれらのエステル、および(ロ)ポリオ
キシエチレンソルビタンモノ高級不飽和脂肪酸エステル
を含有してなる、点眼用組成物。 - 【請求項2】 成分(イ)が、13,14−ジヒドロ−1
5−ケト−20−低級アルキルプロスタグランジンA、
B、C、D、EもしくはF類、またはそれらの塩類、ま
たはそれらのエステルである、請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 成分(イ)が、13,14−ジヒドロ−1
5−ケト−20−エチルプロスタグランジン類、または
その塩類、またはその低級アルキルエステルである、請
求項1記載の組成物。 - 【請求項4】 成分(イ)が、13,14−ジヒドロ−1
5−ケト−20−低級アルキルプロスタグランジンF2
α類、またはその塩類、またはその低級アルキルエステ
ルである、請求項1記載の組成物。 - 【請求項5】 成分(イ)が、13,14−ジヒドロ−1
5−ケト−20−エチルプロスタグランジンF2α類、
またはその塩類、またはその低級アルキルエステルであ
る、請求項1記載の組成物。 - 【請求項6】 成分(ロ)が、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレイン酸エステルである、請求項1記載の組
成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3147792A JPH0798751B2 (ja) | 1990-05-22 | 1991-05-22 | 点眼用組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13290990 | 1990-05-22 | ||
JP2-132909 | 1990-05-22 | ||
JP3147792A JPH0798751B2 (ja) | 1990-05-22 | 1991-05-22 | 点眼用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04253910A JPH04253910A (ja) | 1992-09-09 |
JPH0798751B2 true JPH0798751B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=15092362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3147792A Expired - Lifetime JPH0798751B2 (ja) | 1990-05-22 | 1991-05-22 | 点眼用組成物 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5208256A (ja) |
EP (1) | EP0458588B1 (ja) |
JP (1) | JPH0798751B2 (ja) |
AT (1) | ATE114470T1 (ja) |
CA (1) | CA2042972C (ja) |
DE (1) | DE69105349T2 (ja) |
DK (1) | DK0458588T3 (ja) |
ES (1) | ES2067864T3 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5364884A (en) * | 1993-01-21 | 1994-11-15 | Baylor College Of Medicine | Arginine compounds as ocular hypotensive agents |
US6770675B2 (en) | 1997-03-17 | 2004-08-03 | Novartis Ag | Compositions and methods for reducing ocular hypertension |
CA2293325C (en) * | 1997-05-09 | 2008-09-02 | The Mount Sinai School Of Medicine Of The City University Of New York | 8-iso-prostaglandins for glaucoma therapy |
MXPA03010363A (es) * | 2001-05-14 | 2004-03-16 | Sucampo Ag | Metodo para tratar hipertension ocular y glaucoma. |
US20030060511A1 (en) * | 2001-08-23 | 2003-03-27 | Sucampo Ag | Method for treatment of ocular hypertension and glaucoma |
US20040076678A1 (en) * | 2002-08-21 | 2004-04-22 | Sucampo Ag | Opthalmic solution |
US8580851B2 (en) * | 2002-08-21 | 2013-11-12 | Sucampo Ag | Ophthalmic solution |
AR043161A1 (es) * | 2003-02-14 | 2005-07-20 | Sucampo Pharmaceuticals Inc | Composicion oftalmica para tratar hipertension ocular y glaucoma |
TWI495471B (zh) * | 2003-08-12 | 2015-08-11 | R Tech Ueno Ltd | 促進毛髮生長之組成物及方法 |
US20050119262A1 (en) * | 2003-08-21 | 2005-06-02 | Pharmacia Corporation | Method for preventing or treating an optic neuropathy with a cox-2 inhibitor and an intraocular pressure reducing agent |
GB0501192D0 (en) * | 2005-01-20 | 2005-03-02 | Resolution Chemicals Ltd | Stable prostaglandin-containing compositions |
JP4648340B2 (ja) * | 2006-02-07 | 2011-03-09 | 株式会社アールテック・ウエノ | 15−ケトプロスタグランジンe誘導体の製造法 |
EP1985298A1 (en) | 2007-04-24 | 2008-10-29 | Azad Pharma AG | Ophtalmic oil-in-water emulsions containing prostaglandins |
US20100087540A1 (en) * | 2008-10-07 | 2010-04-08 | R-Tech Ueno, Ltd. | Pharmaceutical composition |
KR20140029440A (ko) * | 2011-04-12 | 2014-03-10 | 폴리액티바 피티와이 리미티드 | 폴리머 컨쥬게이트된 프로스타글란딘 유사체 |
US11696955B2 (en) | 2017-03-14 | 2023-07-11 | Polyactiva Pty Ltd | Drug-polymer conjugate |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5270030A (en) * | 1975-12-03 | 1977-06-10 | Ciba Geigy Ag | Contraception medical formulation |
JPS5793911A (en) * | 1980-10-09 | 1982-06-11 | Hoffmann La Roche | Drug composition |
JPS6366122A (ja) * | 1986-03-13 | 1988-03-24 | ザ・トラステイ−ズ・オブ・コロンビア・ユニヴア−シテイ・イン・ザ・シテイ・オブ・ニユ−・ヨ−ク | 緑内障の局所治療用組成物 |
US4822819A (en) * | 1986-11-07 | 1989-04-18 | Alcon Laboratories, Inc. | Use of trimoprostil and derivatives in glaucoma therapy |
US4822820A (en) * | 1986-11-24 | 1989-04-18 | Alcon Laboratories, Inc. | Use of tri-methyl PG-F2 a and derivatives in glaucoma therapy |
JPH02108A (ja) * | 1987-09-18 | 1990-01-05 | Ueno Seiyaku Oyo Kenkyusho:Kk | 眼圧降下剤 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52154528A (en) * | 1976-05-31 | 1977-12-22 | Kaken Pharmaceut Co Ltd | Remedy for glaucoma |
DE68918391T2 (de) * | 1988-10-01 | 1995-01-19 | Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo Kk | Okulare hypotensive Mittel. |
-
1991
- 1991-05-21 AT AT91304574T patent/ATE114470T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-05-21 DE DE69105349T patent/DE69105349T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-21 CA CA002042972A patent/CA2042972C/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-21 ES ES91304574T patent/ES2067864T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-21 US US07/703,660 patent/US5208256A/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-21 EP EP91304574A patent/EP0458588B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-21 DK DK91304574.6T patent/DK0458588T3/da active
- 1991-05-22 JP JP3147792A patent/JPH0798751B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5270030A (en) * | 1975-12-03 | 1977-06-10 | Ciba Geigy Ag | Contraception medical formulation |
JPS5793911A (en) * | 1980-10-09 | 1982-06-11 | Hoffmann La Roche | Drug composition |
JPS6366122A (ja) * | 1986-03-13 | 1988-03-24 | ザ・トラステイ−ズ・オブ・コロンビア・ユニヴア−シテイ・イン・ザ・シテイ・オブ・ニユ−・ヨ−ク | 緑内障の局所治療用組成物 |
US4822819A (en) * | 1986-11-07 | 1989-04-18 | Alcon Laboratories, Inc. | Use of trimoprostil and derivatives in glaucoma therapy |
US4822820A (en) * | 1986-11-24 | 1989-04-18 | Alcon Laboratories, Inc. | Use of tri-methyl PG-F2 a and derivatives in glaucoma therapy |
JPH02108A (ja) * | 1987-09-18 | 1990-01-05 | Ueno Seiyaku Oyo Kenkyusho:Kk | 眼圧降下剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0458588B1 (en) | 1994-11-30 |
JPH04253910A (ja) | 1992-09-09 |
DK0458588T3 (da) | 1995-03-13 |
DE69105349D1 (de) | 1995-01-12 |
DE69105349T2 (de) | 1995-04-06 |
CA2042972A1 (en) | 1991-11-23 |
EP0458588A1 (en) | 1991-11-27 |
ES2067864T3 (es) | 1995-04-01 |
US5208256A (en) | 1993-05-04 |
ATE114470T1 (de) | 1994-12-15 |
CA2042972C (en) | 1996-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE3876050T2 (de) | Okulare hypotensivagenzien. | |
US5432174A (en) | Treatment of ocular hypertension | |
US5194429A (en) | Ocular hypotensive agents | |
JPH0798751B2 (ja) | 点眼用組成物 | |
JP2511587B2 (ja) | 眼科用医薬組成物 | |
JP2511585B2 (ja) | 眼科用組成物 | |
JP2511586B2 (ja) | 眼科用医薬組成物 | |
JP2511611B2 (ja) | 眼圧降下用医薬組成物 | |
US5236907A (en) | Ocular hypotensive agents | |
JP3625946B2 (ja) | 視神経障害改善剤 | |
JPH06107547A (ja) | 眼科用組成物 | |
US5175189A (en) | Treatment of ocular hypertension with a synergistic combination for ophthalmic use | |
US6420422B1 (en) | Ocular hypotensive agents |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071025 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081025 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101025 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101025 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025 Year of fee payment: 16 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025 Year of fee payment: 16 |