JPH0794400A - X線マスク及びx線マスク材料 - Google Patents
X線マスク及びx線マスク材料Info
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- JPH0794400A JPH0794400A JP5238395A JP23839593A JPH0794400A JP H0794400 A JPH0794400 A JP H0794400A JP 5238395 A JP5238395 A JP 5238395A JP 23839593 A JP23839593 A JP 23839593A JP H0794400 A JPH0794400 A JP H0794400A
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
と同時にEB検査時にもマスク表面に電荷が蓄積するこ
とのないX線マスク及びそのX線マスクの素材たるX線
マスク材料を提供する。 【構成】 X線透過膜2上のX線吸収膜パターン4が形
成される側である表面側にEB検査の際に電荷が蓄積し
ない程度の導電性を有しかつアライメント光に対して反
射防止機能を有する反射防止膜たるITO膜3を設け、
裏面側に絶縁性の反射防止膜5を設けた。
Description
に用いられるX線マスク及びその素材たるX線マスク材
料に関する。
板等に微細パターンからなる集積回路を形成する技術に
は、露光用電磁波として、可視光や紫外光を用いて微細
パターンを転写するフォトリソグラフィー法が用いられ
てきた。
超LSI等の半導体装置の高集積化が著しく進み、従来
のフォトリソグラフィー法に用いてきた可視光や紫外光
での転写限界を越えた高精度の微細パターンの転写技術
が要求されるに至った。このような微細パターンを転写
させるために、より波長の短いX線を露光用電磁波とし
て用いるX線リソグラフィー法が試みられている。
グの一種であり、回路パターンを有するX線マスクを通
して露光用X線を半導体ウエハ上のX線レジスト膜(被
転写体)に照射感光させる。しかし、X線に対する縮小
投影光学系の作製は極めて困難であり、近接露光方式
(等倍回路パターンマスク使用)とならざるを得ない。
それゆえ、被転写体にX線露光でパターニングを行う際
には、X線マスクと被転写体との位置関係を所定の関係
にするアライメントが極めて重要となる。すなわち、X
線マスクの転写パターンを、既に形成済み、あるいはそ
れ以降に形成される回路パターンに対して精密に整合さ
せることが必要である。
部に設けられたアライメントマークとX線マスクに刻ま
れたアライメントマークとを重ね合わせることによって
行われる。この場合、アライメントマークの位置検出
は、光の干渉や散乱を利用するため、可視光、すなわ
ち、通常は、He−Ne等のレーザ光を用いて行われ
る。このため、X線マスクは露光用X線に対してのみで
なく位置検出用可視光(アライメント光)に対しても高
い透過性を有する必要がある。
ターンからなり、さらにこれらは支持枠たるシリコンウ
エハで支持されている。この中でX線透過膜には、X線
に対するダメージがまったくなく、高い機械的強度を有
することが要求される。このX線透過膜としては、現在
のところ、多結晶炭化珪素(SiC)膜が最も適した材
料とされている。その厚みは、X線吸収量を考慮して数
μm程度である。
で2.63という高い屈折率をもつため、膜表面での反
射損失が大きく、可視域には多重反射による干渉が存在
する。そのためアライメントの特定波長(例えば、He
−Neレーザの633nm)にて透過率を最大にするた
めには、正確な膜厚制御により干渉のピークをアライメ
ント波長に合わせる必要がある。このような正確な膜厚
制御は、炭化珪素膜の成膜方法であるCVD法では、難
しく安定した高透過率を得ることができない。
射損失を防ぐのに、炭化珪素膜の両表面に反射防止膜を
形成することが有効となる。炭化珪素膜に対して無反射
条件となる屈折率は、1.62で、この値に近いAl2
O3 やSiO2 膜などの絶縁膜が一般に用いられてい
る。この絶縁体の反射防止膜が形成されたX線マスク
は、可視光に対する透過性が改善され、炭化珪素膜の膜
厚ばらつきによる透過率の変動は、ほとんどなく、安定
した高精度のアライメントが可能である。
は、その製造後にパターンの良否を判定する検査が行わ
れる。このX線マスクの検査は、通常電子ビーム(E
B)法により行われる。
スク表面に形成されたX線マスクをEB法によって検査
した場合、検査精度が著しく低下し、事実上、EB法に
よる検査が不能であることが判明した。
検査のためにX線吸収膜パターンが形成された側(マス
ク表面)に電子線を照射すると、マスク表面に形成され
た絶縁体の反射防止膜にEB照射に起因するチャージア
ップ(電荷蓄積)が生じ、この電荷蓄積により、電子ビ
ームが影響をうけて検査精度を著しく低下させ、事実上
EB検査を不能にしていることがわかった。
のであり、アライメント光に対して高い透過率を有する
と同時にEB検査時にもマスク表面に電荷が蓄積するこ
とのないX線マスク及びそのX線マスクの素材たるX線
マスク材料を提供することを目的としたものである。
めに本発明にかかるX線マスクは、(構成1) X線に
よる微細パターン転写用のマスクであって、支持枠にそ
の周囲が固着されて支持されたX線透過膜と、このX線
透過膜の上に形成されたX線吸収膜パターンとを有する
X線マスクにおいて、前記X線透過膜上のX線吸収膜パ
ターンが形成される側に、X線及びこのX線で転写を行
う前にX線マスクと被転写体との位置関係を合わせるア
ライメントを行うためにX線透過膜を通して照射される
アライメント光を透過し、かつ、X線マスクを電子ビー
ムによって検査する際に電荷が蓄積しない程度の導電性
する導電性膜を設けたことを特徴とした構成、並びに、
(構成2) X線による微細パターン転写用のマスクで
あって、支持枠にその周囲が固着されて支持されたX線
透過膜と、このX線透過膜の上に形成されたX線吸収膜
パターンとを有するX線マスクにおいて、前記X線透過
膜上のX線吸収膜パターンが形成される側に導電性を有
する反射防止膜を設け、この反射防止膜は、転写を行う
前にX線マスクと被転写体との位置関係を合わせるアラ
イメントを行うためにX線透過膜を通して照射されるア
ライメント光に対して反射防止機能を有するものであ
り、前記導電性は、このX線マスクを電子ビームによっ
て検査する際に電荷が蓄積しない程度の導電性であるこ
とを特徴とした構成とし、この構成1又は2の態様とし
て、(構成3) 構成1又は2のX線マスクにおいて、
前記X線透過膜上のX線吸収膜パターンが形成される側
と反対側に前記アライメント光に対する反射防止膜を設
けたことを特徴とする構成とし、この構成1ないし3の
いずれかの態様として、(構成4) 構成1ないし3の
いずれかのX線マスクにおいて、前記X線透過膜は炭化
珪素を主成分とする膜であり、前記導電成膜又は前記導
電性を有する反射防止膜はインジウムー錫酸化物(IT
O)膜であることを特徴とする構成とした。
(構成5) 構成1ないし4のいずれかのX線マスクの
製造過程でその材料として用いられるX線マスク材料で
あって、前記支持枠を構成する支持枠部材にX線透過膜
が支持され、このX線透過膜の上に前記導電性を有する
反射防止膜を有することを特徴とした構成とし、この構
成5の態様として、(構成6) 構成5のX線マスク材
料において、前記導電成膜又は前記導電性を有する反射
防止膜の上にX線吸収膜又はX線吸収膜パターンを有す
ることを特徴とした構成としたものである。
収膜パターンが形成される側に、X線及びこのX線で転
写を行う前にX線マスクと被転写体との位置関係を合わ
せるアライメントを行うためにX線透過膜を通して照射
されるアライメント光を透過し、かつ、X線マスクを電
子ビームによって検査する際に電荷が蓄積しない程度の
導電性する導電性膜を設けたことにより、仮に、上記X
線透過膜とこの導電性膜との間に絶縁性の反射防止膜を
設けた場合でも、EB検査時にマスク表面に電荷が蓄積
しないようにして正確なEB検査ができるようにするこ
とが可能になる。
線吸収膜パターンが形成される側に、EB検査時に電荷
が蓄積しない程度の導電性を有し、かつ、アライメント
光に対して反射防止機能を有する反射防止膜を設けたこ
とにより、X線透過膜上に反射防止膜と導電性膜との2
つの膜を設けることなく1つの膜を設けるという単純な
構成で、EB検査時にマスク表面に電荷が蓄積しないと
ともにマスクのアライメント光に対する透過率を高く維
持することが可能になったので、EB検査を正確に行う
ことができ、かつ、アライメントも正確に行うことがで
きるX線マスクを比較的容易に得ることが可能になっ
た。
膜パターンが形成される側と反対側に、アライメント光
に対する反射防止膜を設けたことにより、この面におけ
るアライメント光の反射を少なくすることが可能にな
り、これによって、マスクのアライメント光に対する透
過率をさらに高く維持することが可能になったので、ア
ライメントをより正確に行うことができるX線マスクを
得ることが可能になった。
スクの特徴を十分に引き出すことのできるX線マスクが
得られる。
X線マスクを製造する際の素材としてのX線マスク材料
を得ることができる。
の中心を通る切断面の端面図、図2はX線マスクに用い
られている薄膜の光透過率特性を示す図、図3は一実施
例のX線マスクの製造工程説明図である。以下、これら
の図面を参照にしながら一実施例のX線マスク及びX線
マスク材料を説明する。なお、以下の説明では、一実施
例のX線マスクを説明し、次に、一実施例のX線マスク
の製造工程を説明し、この製造工程の説明過程において
一実施例のX線マスク材料を説明する。
び21はX線透過膜、符号3はITO膜、符号4はX線
吸収膜パターン、符号5は反射防止膜である。
部を四角形状に除去してX線通過領域11を形成した枠
体である。この支持枠1の上面には順次X線透過膜2、
ITO膜3及びX線吸収膜パターン4が形成されてい
る。すなわち、X線透過膜2は、支持枠1にその周囲が
固着されて支持され、このX線透過膜2の上にITO膜
3が形成され、さらに、このITO膜3の上にX線吸収
膜パターン4が形成されたものである。また、X線透過
膜2の図中下側面のX線透過領域11に面する部分には
反射防止膜5が形成され、さらに、支持枠1の図中下側
面にはX線通過領域11を形成する際にマスクとして用
いた残部であるX線透過膜21が形成されている。
珪素膜であり、波長633nmのアライメント光に対す
る屈折率が2.63である。また、ITO膜3は、イン
ジウムー錫酸化物で構成され、導電性を有する反射防止
膜として機能するもので、膜厚が0.079μm、シー
ト抵抗(面抵抗)が25Ω/□(導電率は約2×10-4
Ωcm)、波長633nmのアライメント光に対する屈
折率が2.0である。X線吸収膜パターン4は膜厚0.
8μmのTa膜の一部をパターン状に除去して転写用の
微細パターンを形成したものである。なお、このX線吸
収膜パターン4にはアライメントマークも含まれてい
る。
光透過率特性を示す図であり、図2の曲線(a)(一点
鎖線)がX線透過膜単独の場合であり、図2(b)(実
線)がX線透過膜2の両面にそれぞれITO膜3及び反
射防止膜5が形成された積層膜(一実施例のX線マスク
に用いられている積層膜)の場合であり、図2(c)
(点線)がX線透過膜2の両面にともにAl2 O3 の反
射防止膜を形成した場合(従来例の場合)である。な
お、図2において、縦軸が光透過率(単位;%)、横軸
が波長(単位;nm)である。
実施例のX線マスクに用いた積層膜であるところのX線
透過膜2の両面にそれぞれITO膜3及び反射防止膜5
が形成された積層膜は、波長633nmでの光透過率が
約84%である。ITO膜の屈折率は2.0と高いため
に、X線透過膜の両面がAl2 O3 膜(屈折率;1.6
5)の場合(図2(c)参照)より、光透過率が約4%
低くなるものの、アライメントに必要となる80%の光
透過率を十分に越える光透過率を得ることができる。こ
のマスク構成により、アライメントに十分な透過率が得
られると共に、マスク表面は、導電性で覆われているた
め、EBによるマスク検査時にチャージアップが生じる
問題もない。
にのみ照射されるので、マスク裏面に形成された反射防
止膜5が絶縁物であってもチャージアップは発生しな
い。したがって、裏面の反射防止膜5としては、Al2
O3 膜に限らず、SiO2 膜などの1.62の屈折率に
比較的近い材料で構成することができる。
いてアライメントを行ったところ、十分なアライメント
精度により、シリコンウエハ上に転写されたことを確認
でき、また、EBによるマスク検査もチャージアップは
まったく生ぜず、高精度で、敏速な検査が可能であっ
た。
O3 膜の場合(図2(c)参照)は、Al2 O3 膜の屈
折率(屈折率;1.65)が、無反射条件となる屈折率
値(1.62)に極めて近いので、約88%という高い
透過光が得られる。しかし、Al2 O3 膜は、1×10
15Ωcm程度の導電率しか有しないために、この膜構成
では、EB検査時にチャージアップが発生し、正確な検
査を行うことはできない。
は、正の整数、λは、アライメント検知光の波長であ
る)となるように形成される。
図である。以下、図3を参照にしながら上述の一実施例
のX線マスクの製造方法を説明する。
にそれぞれ炭化珪素からなるX線透過膜2及び21aを
成膜した(図3(A)参照)。なお、シリコン基板1a
には、結晶方位(100)のシリコン基板を用いた。ま
たX線透過膜2,21aを構成する炭化珪素膜は、ジク
ロロシランとアセチレンを用いてCVD法により1μm
の厚みに堆積させた。
3をRF(高周波)マグネトロンスパッタ法によって、
基板1aを250〜300℃に加熱しながら0.079
μmの厚さに形成した(図3(B)参照)。この場合、
スパッタターゲットとしてSnO2 を5%含んだIn2
O3 焼結体を用いた。こうして形成されたITO膜3
は、25Ω/□のシート抵抗を有した。
構成するTa膜をRFマグネトロンスパッタ法によって
0.8μmの厚さに形成した(図3(c)参照)。
レジストを塗布して電子線により線幅0.25μm以下
のレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
マスクにして反応性イオンビームエッチングを施し、X
線吸収膜パターン4を形成した(図3(D)参照)。
形成されたX線透過膜21aを、CF4 等のフッ素系ガ
スと酸素ガスとの混合ガスを用いる反応性イオンエッチ
ングによりその中央部をエッチング除去し、次に、裏面
に残ったX線透過膜21をマスクとして、80〜100
℃に加熱した10〜50wt%NaOH水溶液に浸せき
することにより中央部のシリコンを除去し、支持枠1を
形成した(図3(E)参照)。
の図中下方側の面(裏面)に反射防止膜5として、Al
2 O3 膜をRFマグネトロンスパッタ法により0.09
6μmに厚さに成膜して一実施例のX線マスクを得た
(図3(F)参照)。このスパッタ法において、スパッ
タターゲットは、Al2 O3 とし、スパッタガスはアル
ゴンを使用し、スパッタ開始温度は室温とした。
ては、図3(A)ないし(E)のいずれかに示された形
態が考えられる。
3や反射防止膜5の作成方法は、RFマグネトロンスパ
ッタ法に限らず、真空蒸着法、CVD法やスピンコート
法によって作製してもよい。
t%の時最も高い導電性と透過性を有する。SnO2 の
含有量を増すと、導電率は低くなり、透過性は低下する
傾向にある。これにより帯電防止効果が損なうことはな
いが、透過性の低下は、アライメント光での光透過率の
低下を招き、アライメント精度の低下を引き起こすた
め、SnO2 の含有量は、10wt%以下であることが
望ましい。
る反射防止膜としてITO膜3を用いた例を掲げたが、
導電性を有する反射防止膜としては、ITO膜に限ら
ず、SnO2 やZnO系などの透明導電膜を用いてもよ
い。但し、形成する膜の屈折率等により、アライメント
光での光透過率値は、ITO膜と異なる場合がある。
は、フッ硝酸(フッ酸と硝酸の混合液)を用いてもよ
い。
して、炭化珪素膜を用いた場合を述べたが、これ以外に
SiN、Si、ダイヤモンド等の膜を用いても、本実施
例に示した反射防止膜の形成により、同様の光透過率向
上の効果が確認された。但し、各X線透過膜の屈折率の
値に応じて反射防止膜として最適な屈折率値は、異なる
ことはいうまでもない。
等の高融点金属及びそれらを含む化合物でもよい。
れず、最終的にX線透過膜の両面にそれぞれ上記導電性
を有する反射防止膜及び反射防止膜が形成された膜構成
となっていればよい。
は、633nmでの波長に対して見積もられたもので、
アライメント光の波長が異なれば、反射防止膜の膜厚も
その波長に応じて変わってくることはいうまでもない。
のX線吸収膜パターンが形成される側に導電性を有する
反射防止膜を設けた例を掲げたが、これは、例えば、導
電性を有する反射防止膜の代わりに、SiO2 等の絶縁
性膜からなる反射防止膜の上に50オングストローム程
度の薄いITO膜(シート抵抗;約350Ω/□)を設
けて、反射防止機能と導電機能とを別々の膜にもたせる
ようにしても良い。
も反射防止膜を設けた例を掲げたが、場合によってはこ
れは設けなくとも良い。
線マスク及びX線マスク材料は、X線透過膜上のX線吸
収膜パターンが形成される側にEB検査の際に電荷が蓄
積しない程度の導電性を有しかつアライメント光に対し
て反射防止機能を有する反射防止膜を設けたことによ
り、アライメント光に対する十分な光透過率を有するの
でX線マスクと被転写体とのアライメントを精密に行
え、かつ、EB検査の際に電荷が蓄積しないのでEB検
査も迅速正確に行うことができるX線マスク及びX線マ
スク材料を得ているものである。
通る切断面の端面図である。
性を示す図である。
る。
…X線吸収膜パターン、5…反射防止膜。
Claims (6)
- 【請求項1】 X線による微細パターン転写用のマスク
であって、支持枠にその周囲が固着されて支持されたX
線透過膜と、このX線透過膜の上に形成されたX線吸収
膜パターンとを有するX線マスクにおいて、 前記X線透過膜上のX線吸収膜パターンが形成される側
に、X線及びこのX線で転写を行う前にX線マスクと被
転写体との位置関係を合わせるアライメントを行うため
にX線透過膜を通して照射されるアライメント光を透過
し、かつ、X線マスクを電子ビームによって検査する際
に電荷が蓄積しない程度の導電性する導電性膜を設けた
ことを特徴としたX線マスク。 - 【請求項2】 X線による微細パターン転写用のマスク
であって、支持枠にその周囲が固着されて支持されたX
線透過膜と、このX線透過膜の上に形成されたX線吸収
膜パターンとを有するX線マスクにおいて、 前記X線透過膜上のX線吸収膜パターンが形成される側
に導電性を有する反射防止膜を設け、 この反射防止膜は、転写を行う前にX線マスクと被転写
体との位置関係を合わせるアライメントを行うためにX
線透過膜を通して照射されるアライメント光に対して反
射防止機能を有するものであり、 前記導電性は、このX線マスクを電子ビームによって検
査する際に電荷が蓄積しない程度の導電性であることを
特徴としたX線マスク。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のX線マスクにお
いて、 前記X線透過膜上のX線吸収膜パターンが形成される側
と反対側に前記アライメント光に対する反射防止膜を設
けたことを特徴とするX線マスク。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のX
線マスクにおいて、 前記X線透過膜は炭化珪素を主成分とする膜であり、前
記導電成膜又は導電性を有する反射防止膜はインジウム
ー錫酸化物(ITO)膜であることを特徴とするX線マ
スク。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のX
線マスクの製造過程でその材料として用いられるX線マ
スク材料であって、 前記支持枠を構成する支持枠部材にX線透過膜が支持さ
れ、このX線透過膜の上に前記導電成膜又は前記導電性
を有する反射防止膜を有することを特徴としたX線マス
ク材料。 - 【請求項6】 請求項5に記載のX線マスク材料におい
て、 前記導電成膜又は前記導電性を有する反射防止膜の上に
X線吸収膜又はX線吸収膜パターンを有することを特徴
としたX線マスク材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5238395A JPH0794400A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | X線マスク及びx線マスク材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5238395A JPH0794400A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | X線マスク及びx線マスク材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0794400A true JPH0794400A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17029567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5238395A Pending JPH0794400A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | X線マスク及びx線マスク材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0794400A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100313423B1 (ko) * | 1998-04-08 | 2001-11-05 | 루센트 테크놀러지스 인크 | 산란 마스크, 하전 입자 빔 리소그래피 장치 및 리소그래피 공정 |
JP2016009744A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | 凸版印刷株式会社 | 反射型マスクおよび反射型マスクブランク |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP5238395A patent/JPH0794400A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100313423B1 (ko) * | 1998-04-08 | 2001-11-05 | 루센트 테크놀러지스 인크 | 산란 마스크, 하전 입자 빔 리소그래피 장치 및 리소그래피 공정 |
JP2016009744A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | 凸版印刷株式会社 | 反射型マスクおよび反射型マスクブランク |
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