JPH0793560A - 図形輪郭線認識方法 - Google Patents
図形輪郭線認識方法Info
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- JPH0793560A JPH0793560A JP5241366A JP24136693A JPH0793560A JP H0793560 A JPH0793560 A JP H0793560A JP 5241366 A JP5241366 A JP 5241366A JP 24136693 A JP24136693 A JP 24136693A JP H0793560 A JPH0793560 A JP H0793560A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 33
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 直線、円弧、円の組み合わせで描かれた図形
の輪郭線を認識する。 【構成】 直線、円弧、円の組み合わせで描かれた図形
に対して図形輪郭を一定方向に辿る図形輪郭線認識方法
において、前記輪郭線候補要素が複数存在する際に、既
に決定済みの輪郭線要素と、その要素と一致する端点を
持つ複数の輪郭線候補要素とのなす角度をそれぞれ求
め、その角度の小さい方を輪郭線要素として選択し、か
つ前記角度を求める際、その角度を求める要素が直線同
士の場合は2直線の両端点の座標から角度を求め、円弧
同士あるいは円弧と直線間の場合は2要素の交点となる
端点より円弧が膨らんでいる方向へ接線を引き出し、円
弧の代わりに接線の端点座標を利用して2要素のなす角
度を求める。
の輪郭線を認識する。 【構成】 直線、円弧、円の組み合わせで描かれた図形
に対して図形輪郭を一定方向に辿る図形輪郭線認識方法
において、前記輪郭線候補要素が複数存在する際に、既
に決定済みの輪郭線要素と、その要素と一致する端点を
持つ複数の輪郭線候補要素とのなす角度をそれぞれ求
め、その角度の小さい方を輪郭線要素として選択し、か
つ前記角度を求める際、その角度を求める要素が直線同
士の場合は2直線の両端点の座標から角度を求め、円弧
同士あるいは円弧と直線間の場合は2要素の交点となる
端点より円弧が膨らんでいる方向へ接線を引き出し、円
弧の代わりに接線の端点座標を利用して2要素のなす角
度を求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CADシステム等にお
ける図形の輪郭線を認識する図形輪郭線認識方法に関
し、特に直線と円と円弧とからなるベクターデータで表
現されている図形の輪郭線を認識する図形輪郭線認識方
法に関する。
ける図形の輪郭線を認識する図形輪郭線認識方法に関
し、特に直線と円と円弧とからなるベクターデータで表
現されている図形の輪郭線を認識する図形輪郭線認識方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図形の輪郭線を認識する方法として、例
えば特開平3−20789号公報あるいは特開平5−1
08824号公報に示されるような輪郭線図形認識方法
がある。
えば特開平3−20789号公報あるいは特開平5−1
08824号公報に示されるような輪郭線図形認識方法
がある。
【0003】このうち、特開平3−20789号公報に
開示されている方法は、CADシステムとは異なる文字
生成システムに関する方法であるが、骨格ベクター文字
情報から要素ごとの輪郭線を多角形で近似した場合の頂
点座標を計算し、異なる要素の輪郭線との交点座標を算
出し、その算出した交点座標と抽出された要素ごとの輪
郭線の頂点座標から、文字全体の輪郭線を構成する座標
列を算出することにより、輪郭ベクター文字情報を生成
するための必要な情報を生成するものである。
開示されている方法は、CADシステムとは異なる文字
生成システムに関する方法であるが、骨格ベクター文字
情報から要素ごとの輪郭線を多角形で近似した場合の頂
点座標を計算し、異なる要素の輪郭線との交点座標を算
出し、その算出した交点座標と抽出された要素ごとの輪
郭線の頂点座標から、文字全体の輪郭線を構成する座標
列を算出することにより、輪郭ベクター文字情報を生成
するための必要な情報を生成するものである。
【0004】一方、特開平5−108824号公報に開
示されている方法は、多角形の頂点のうちの最下点を輪
郭抽出開始点とし、この開始点を始点とするX軸方向の
探索ベクターを左回りに回転させ、最初に重なる直線を
第一の輪郭直線とし、次に第1の輪郭直線の終点を原点
とし始点を終点とする探索ベクターを左回りに回転さ
せ、最初に重なる直線を次の輪郭直線とすることを順次
繰り返していくことによって多角形の輪郭線を抽出する
方法である。
示されている方法は、多角形の頂点のうちの最下点を輪
郭抽出開始点とし、この開始点を始点とするX軸方向の
探索ベクターを左回りに回転させ、最初に重なる直線を
第一の輪郭直線とし、次に第1の輪郭直線の終点を原点
とし始点を終点とする探索ベクターを左回りに回転さ
せ、最初に重なる直線を次の輪郭直線とすることを順次
繰り返していくことによって多角形の輪郭線を抽出する
方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CADシス
テム等においては、直線と円あるいは円弧の組合せから
図形を取り扱う場合があり、このような図形に対しても
輪郭線を抽出しなければならない。
テム等においては、直線と円あるいは円弧の組合せから
図形を取り扱う場合があり、このような図形に対しても
輪郭線を抽出しなければならない。
【0006】しかし、特開平5−108824号公報に
開示されている方法においては、対象が円や円弧を含ま
ない多角形であり、円や円弧を含む図形については輪郭
線を抽出できないという問題がある。
開示されている方法においては、対象が円や円弧を含ま
ない多角形であり、円や円弧を含む図形については輪郭
線を抽出できないという問題がある。
【0007】一方、上記特開平3−20789号公報に
開示されている方法においては、スプラインや円等の場
合にも、多角形近似しないで輪郭線情報が求められるこ
とが述べられているが、その具体的方法までは述べられ
ていない。
開示されている方法においては、スプラインや円等の場
合にも、多角形近似しないで輪郭線情報が求められるこ
とが述べられているが、その具体的方法までは述べられ
ていない。
【0008】本発明の目的は、直線と円または円弧とか
らなるベクターデータで表現されている図形の輪郭線を
簡単に認識できる図形輪郭線認識方法を提供することに
ある。
らなるベクターデータで表現されている図形の輪郭線を
簡単に認識できる図形輪郭線認識方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明は、基本的には、ベクターデータである直
線、円弧、円の組み合わせで描かれた図形に対して、そ
の図形の輪郭線上にある直線、円弧あるいは円のいずれ
かの要素から、端点座標が一致する輪郭線候補要素を探
し、その要素の中から輪郭線となる要素を判別する処理
を順次繰り返し、図形輪郭を一定方向に辿る図形輪郭線
認識方法において、前記輪郭線候補要素が複数存在する
際に、既に決定済みの輪郭線要素と、その要素と一致す
る端点を持つ複数の輪郭線候補要素とのなす角度をそれ
ぞれ求め、その角度の小さい方を輪郭線要素として選択
し、かつ前記角度を求める際、その角度を求める要素が
直線同士の場合は2直線の両端点の座標から角度を求
め、円弧同士あるいは円弧と直線間の場合は2要素の交
点となる端点より円弧が膨らんでいる方向へ接線を引き
出し、円弧の代わりに接線の端点座標を利用して2要素
のなす角度を求めることを特徴とする。
めに本発明は、基本的には、ベクターデータである直
線、円弧、円の組み合わせで描かれた図形に対して、そ
の図形の輪郭線上にある直線、円弧あるいは円のいずれ
かの要素から、端点座標が一致する輪郭線候補要素を探
し、その要素の中から輪郭線となる要素を判別する処理
を順次繰り返し、図形輪郭を一定方向に辿る図形輪郭線
認識方法において、前記輪郭線候補要素が複数存在する
際に、既に決定済みの輪郭線要素と、その要素と一致す
る端点を持つ複数の輪郭線候補要素とのなす角度をそれ
ぞれ求め、その角度の小さい方を輪郭線要素として選択
し、かつ前記角度を求める際、その角度を求める要素が
直線同士の場合は2直線の両端点の座標から角度を求
め、円弧同士あるいは円弧と直線間の場合は2要素の交
点となる端点より円弧が膨らんでいる方向へ接線を引き
出し、円弧の代わりに接線の端点座標を利用して2要素
のなす角度を求めることを特徴とする。
【0010】また、前記接線を引き出した際に、その接
線と一致する直線がある場合は、円弧の弦を接線の代わ
りとすることを特徴とする。
線と一致する直線がある場合は、円弧の弦を接線の代わ
りとすることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記手段によれば、輪郭線候補要素が複数存在
する場合、既に決定済みの輪郭線要素と、その要素と一
致する端点を持つ複数の輪郭線候補要素とのなす角度を
それぞれ求め、その角度の小さい方を輪郭線要素として
選択する。そして、前記角度を求める際、その角度を求
める要素が直線同士の場合は2直線の両端点の座標から
角度を求め、円弧同士あるいは円弧と直線間の場合は2
要素の交点となる端点より円弧が膨らんでいる方向へ接
線を引き出し、円弧の代わりに接線の端点座標を利用し
て2要素のなす角度を求める。
する場合、既に決定済みの輪郭線要素と、その要素と一
致する端点を持つ複数の輪郭線候補要素とのなす角度を
それぞれ求め、その角度の小さい方を輪郭線要素として
選択する。そして、前記角度を求める際、その角度を求
める要素が直線同士の場合は2直線の両端点の座標から
角度を求め、円弧同士あるいは円弧と直線間の場合は2
要素の交点となる端点より円弧が膨らんでいる方向へ接
線を引き出し、円弧の代わりに接線の端点座標を利用し
て2要素のなす角度を求める。
【0012】従って、直線と円または円弧とからなるベ
クターデータで表現されている図形の輪郭を簡単に認識
することが可能となる。
クターデータで表現されている図形の輪郭を簡単に認識
することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図示する実施例に基づき本発明を詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】図1は本発明の図形輪郭線認識方法の手順
の一実施例を示すフローチャート、図2〜図4は説明図
である。なお、図1で示される手順は図示しないCAD
等のコンピュータによって実行されるものである。
の一実施例を示すフローチャート、図2〜図4は説明図
である。なお、図1で示される手順は図示しないCAD
等のコンピュータによって実行されるものである。
【0015】以下、これらの図を用いて輪郭線認識方法
の概念を説明する。
の概念を説明する。
【0016】まず、図形輪郭線上にある1つの要素、例
えば図2の直線ABを選択し、この直線ABを図形の輪
郭線を辿るための輪郭線先頭要素とする(ステップ1
0)。
えば図2の直線ABを選択し、この直線ABを図形の輪
郭線を辿るための輪郭線先頭要素とする(ステップ1
0)。
【0017】次に、輪郭線先頭要素の両端点A,Bの
内、図形を反時計回り方向で辿ることができる端点を端
点j、そうではない他方の端点を端点iとする。図2に
おいては、Aが端点i、Bが端点jとなる(ステップ1
1)。
内、図形を反時計回り方向で辿ることができる端点を端
点j、そうではない他方の端点を端点iとする。図2に
おいては、Aが端点i、Bが端点jとなる(ステップ1
1)。
【0018】次に、端点jと一致する点を持つ輪郭線候
補要素を図形中に探す(ステップ12)。
補要素を図形中に探す(ステップ12)。
【0019】ここで、輪郭線候補要素の数により以下の
ように処理が分かれる(ステップ13)。
ように処理が分かれる(ステップ13)。
【0020】輪郭線候補要素数が0個の場合は、エラ
ーとする(ステップ17)。
ーとする(ステップ17)。
【0021】1個の場合は、その要素を輪郭線とする
(ステップ14)。
(ステップ14)。
【0022】2個以上の場合は、既に輪郭線と決定さ
れた要素を基線として、基線と各輪郭線候補要素との反
時計回り方向のなす角度を求めて、その角度の1番小さ
い輪郭線候補要素を輪郭線と決定する(ステップ1
8)。
れた要素を基線として、基線と各輪郭線候補要素との反
時計回り方向のなす角度を求めて、その角度の1番小さ
い輪郭線候補要素を輪郭線と決定する(ステップ1
8)。
【0023】図2の場合は、輪郭線候補要素は直線BC
と直線BDである。この場合、基線ABに対し反時計回
り方向のなす角∠ABCと∠ABDとを求め、角度の小
さい∠ABCつまり直線BCを輪郭線とする。なお、輪
郭線を決定した時、端点iと端点jも変更する。例えば
図2において、直線BCが輪郭線と決定された場合に
は、端点iがAからBに、端点jがBからCに変更され
る(ステップ15)。
と直線BDである。この場合、基線ABに対し反時計回
り方向のなす角∠ABCと∠ABDとを求め、角度の小
さい∠ABCつまり直線BCを輪郭線とする。なお、輪
郭線を決定した時、端点iと端点jも変更する。例えば
図2において、直線BCが輪郭線と決定された場合に
は、端点iがAからBに、端点jがBからCに変更され
る(ステップ15)。
【0024】また、図3に示すように、輪郭線候補要素
が円弧BCである場合は、図4に示すように、円弧BC
の端点j(B)における接線を引き、円弧BCの膨らん
でいる方向の接線上のBとは異なる任意の点をFとした
直線BFを作成し、基線ABと直線BFとの反時計回り
方向のなす角度を、基線ABと円弧BCとのなす角度と
見なし、他の輪郭線候補要素の角度との大小を比較す
る。
が円弧BCである場合は、図4に示すように、円弧BC
の端点j(B)における接線を引き、円弧BCの膨らん
でいる方向の接線上のBとは異なる任意の点をFとした
直線BFを作成し、基線ABと直線BFとの反時計回り
方向のなす角度を、基線ABと円弧BCとのなす角度と
見なし、他の輪郭線候補要素の角度との大小を比較す
る。
【0025】この場合は、∠ABFと∠ABCとを求
め、最小の角度となる∠ABFすなわち円弧BCを輪郭
線とする。
め、最小の角度となる∠ABFすなわち円弧BCを輪郭
線とする。
【0026】輪郭線となった要素の両端点の内、すで
に輪郭線として決定済みの要素とつながっている端点を
端点i、もう一方の端点を端点jとする(ステップ1
5)。
に輪郭線として決定済みの要素とつながっている端点を
端点i、もう一方の端点を端点jとする(ステップ1
5)。
【0027】以後、全ての輪郭線要素を同様の手順で
辿って順次輪郭線を決定し、決定した要素が先頭要素に
一致したとき処理を終了する。
辿って順次輪郭線を決定し、決定した要素が先頭要素に
一致したとき処理を終了する。
【0028】図5および図6は、さらに複雑な図形の輪
郭線を認識する際の過程を示す説明図であり、図7は図
形を構成している全要素についてのベクターデータテー
ブルTBである。
郭線を認識する際の過程を示す説明図であり、図7は図
形を構成している全要素についてのベクターデータテー
ブルTBである。
【0029】ベクターデータテーブルTBは、輪郭線と
なる図形要素の属性71、端点aの座標72、端点bの
座標73、中心点の座標74、半径75、円弧の向き7
6の項目からなり、輪郭線となるそれぞれの要素のデー
タが登録されている。
なる図形要素の属性71、端点aの座標72、端点bの
座標73、中心点の座標74、半径75、円弧の向き7
6の項目からなり、輪郭線となるそれぞれの要素のデー
タが登録されている。
【0030】なお、円弧については、端点bから反時計
回りの方向に円弧が延びるようにデータが登録されてい
る以下、図5に示された図形の輪郭線を認識する場合を
説明する。
回りの方向に円弧が延びるようにデータが登録されてい
る以下、図5に示された図形の輪郭線を認識する場合を
説明する。
【0031】まず、直線ABを輪郭線を認識するための
輪郭線先頭要素とし、反時計回りに図形を辿るが、この
際に、Aを端点i、Bを端点jとする。
輪郭線先頭要素とし、反時計回りに図形を辿るが、この
際に、Aを端点i、Bを端点jとする。
【0032】次に、直線ABの端点j(B)と一致する
点をもつ要素をベクターデータテーブルTBから探す。
すると、直線BCしか存在しないので、この直線BCを
輪郭線として決定する。この時、直線BCにおいて、輪
郭線として認識済みの直線ABとつながっているBを端
点i、Cを端点jとする。
点をもつ要素をベクターデータテーブルTBから探す。
すると、直線BCしか存在しないので、この直線BCを
輪郭線として決定する。この時、直線BCにおいて、輪
郭線として認識済みの直線ABとつながっているBを端
点i、Cを端点jとする。
【0033】次に、端点j(C)と一致する点をもつ要
素をベクターデータテーブルTBから探す。すると、円
弧CD、直線CD、直線CIの3つの候補要素が存在す
る。そこで、いずれが輪郭線となるべきかを判別するた
め、直線BCを基線として、端点j(C)より円弧CD
が膨らんでいる方向への接線CJとの反時計回りの方向
でのなす角∠BCJ、∠BCD、∠BCIとを求めて比
較し、最小の角度となる∠BCJつまり円弧CDを輪郭
線として決定する。この時、直線BCとつながっている
Cを新たな端点i、Dを新たな端点jとする。
素をベクターデータテーブルTBから探す。すると、円
弧CD、直線CD、直線CIの3つの候補要素が存在す
る。そこで、いずれが輪郭線となるべきかを判別するた
め、直線BCを基線として、端点j(C)より円弧CD
が膨らんでいる方向への接線CJとの反時計回りの方向
でのなす角∠BCJ、∠BCD、∠BCIとを求めて比
較し、最小の角度となる∠BCJつまり円弧CDを輪郭
線として決定する。この時、直線BCとつながっている
Cを新たな端点i、Dを新たな端点jとする。
【0034】次に、端点j(D)と一致する点をもつ要
素をベクターデータテーブルTBから探す。すると、直
線DE、直線DCの2つの要素が存在するので、端点j
(D)より円弧CDが膨らんでいる方向への接線DKを
基線として反時計回りの方向で∠KDEと∠KDCとを
求め比較し、最小の角度となる∠KDEつまり直線DE
を輪郭線として決定する。この時、直線DEにおいて、
円弧CDとつながっているDを新たな端点i、Eを新た
な端点jとする。
素をベクターデータテーブルTBから探す。すると、直
線DE、直線DCの2つの要素が存在するので、端点j
(D)より円弧CDが膨らんでいる方向への接線DKを
基線として反時計回りの方向で∠KDEと∠KDCとを
求め比較し、最小の角度となる∠KDEつまり直線DE
を輪郭線として決定する。この時、直線DEにおいて、
円弧CDとつながっているDを新たな端点i、Eを新た
な端点jとする。
【0035】次に、端点j(E)と一致する点をもつ要
素をベクターデータテーブルTBから探す。すると、円
弧EF(反時計回り)、直線EF、円弧EF(時計回
り)の3つの要素が存在する。
素をベクターデータテーブルTBから探す。すると、円
弧EF(反時計回り)、直線EF、円弧EF(時計回
り)の3つの要素が存在する。
【0036】そこで、端点j(E)よりそれぞれ円弧が
膨らんでいる方向へ接線EM、接線ELを引き、直線D
Eを基線として反時計回りの方向で∠DEM、∠DE
F、∠DELを求め比較し、最小の角度となる∠DEM
つまり円弧EF(反時計回り)を輪郭線として決定す
る。
膨らんでいる方向へ接線EM、接線ELを引き、直線D
Eを基線として反時計回りの方向で∠DEM、∠DE
F、∠DELを求め比較し、最小の角度となる∠DEM
つまり円弧EF(反時計回り)を輪郭線として決定す
る。
【0037】この時、円弧EF(反時計回り)におい
て、直線DEとつながっているEを新たな端点i、Fを
新たな端点jとする。
て、直線DEとつながっているEを新たな端点i、Fを
新たな端点jとする。
【0038】次に、端点j(F)と一致する点をもつ要
素をベクターデータテーブルTBから探す。すると、直
線FG、円弧FE(FからEの方向へ反時計回り)、直
線FEの3つの要素が存在する。
素をベクターデータテーブルTBから探す。すると、直
線FG、円弧FE(FからEの方向へ反時計回り)、直
線FEの3つの要素が存在する。
【0039】そこで、端点j(F)よりそれぞれ円弧が
膨らんでいる方向へ接線FO、接線FNを引き、接線F
Oを基線として反時計回りの方向で∠OFG、∠OF
N、∠OFEを求め比較し、最小の角度となる∠OFG
つまり直線FGを輪郭線として決定する。
膨らんでいる方向へ接線FO、接線FNを引き、接線F
Oを基線として反時計回りの方向で∠OFG、∠OF
N、∠OFEを求め比較し、最小の角度となる∠OFG
つまり直線FGを輪郭線として決定する。
【0040】以後、同様な処理を繰り返し輪郭線の認識
を行い、直線GH、直線HI、直線IAを輪郭線とす
る。最終的には、図5中の太線で示した部分が輪郭線と
して認識される。
を行い、直線GH、直線HI、直線IAを輪郭線とす
る。最終的には、図5中の太線で示した部分が輪郭線と
して認識される。
【0041】次に、図6に示された図形の輪郭線を認識
する場合を説明する。
する場合を説明する。
【0042】まず、図5の場合と同様に、直線ABを輪
郭線を認識するための輪郭線先頭要素とし、反時計回り
に図形を辿る。
郭線を認識するための輪郭線先頭要素とし、反時計回り
に図形を辿る。
【0043】直線DEを輪郭線と認識するところまで
は、図5の場合と同様である。
は、図5の場合と同様である。
【0044】この時、直線DEにおいて、円弧CDとつ
ながっているDが端点i、Eが端点jとなっている。
ながっているDが端点i、Eが端点jとなっている。
【0045】次に、端点j(E)と一致する点をもつ要
素をベクターデータテーブルTBから探す。すると、円
弧EF2、円弧EF1、直線EF1の3つの要素が存在す
る。
素をベクターデータテーブルTBから探す。すると、円
弧EF2、円弧EF1、直線EF1の3つの要素が存在す
る。
【0046】そこで、端点j(E)よりそれぞれ円弧が
膨らんでいる方向へ接線EM、接線ELを引き、直線D
Eを基線として反時計回りの方向で∠DEM、∠DE
L、∠DEF1を求め比較し、最小の角度となる∠DE
Mつまり円弧EF2を輪郭線として決定する。この時、
円弧EF2において、直線DEとつながっているEを新
たな端点i、F2を新たな端点jとする。
膨らんでいる方向へ接線EM、接線ELを引き、直線D
Eを基線として反時計回りの方向で∠DEM、∠DE
L、∠DEF1を求め比較し、最小の角度となる∠DE
Mつまり円弧EF2を輪郭線として決定する。この時、
円弧EF2において、直線DEとつながっているEを新
たな端点i、F2を新たな端点jとする。
【0047】次に、端点j(F2)と一致する点をもつ
要素をベクターデータテーブルTBから探巣。すると、
直線F2G、直線F2F1の2つの要素が存在する。
要素をベクターデータテーブルTBから探巣。すると、
直線F2G、直線F2F1の2つの要素が存在する。
【0048】そこで、端点j(F2)より円弧が膨らん
でいる方向へ接線F2Nを引き、接線F2Nを基線として
反時計回りの方向で∠NF2G、∠NF2F1を求め比較
し、最小の角度となる∠NF2Gつまり直線F2Gを輪郭
線として決定する。
でいる方向へ接線F2Nを引き、接線F2Nを基線として
反時計回りの方向で∠NF2G、∠NF2F1を求め比較
し、最小の角度となる∠NF2Gつまり直線F2Gを輪郭
線として決定する。
【0049】以後、同様な処理を繰り返し輪郭線の認識
を行い、直線GH、直線HI、直線IAを輪郭線とす
る。
を行い、直線GH、直線HI、直線IAを輪郭線とす
る。
【0050】最終的には図6中の太線で示した部分が輪
郭線として認識される。
郭線として認識される。
【0051】ところで、円弧の接線を引いた時、例えば
図8に示すような図形においては、円弧DEの端点Dの
接線DHと、直線DGとが一致するので単なる角度比較
によっては輪郭線を決定できなくなる。
図8に示すような図形においては、円弧DEの端点Dの
接線DHと、直線DGとが一致するので単なる角度比較
によっては輪郭線を決定できなくなる。
【0052】このような図形の場合は、円弧DEの弦D
Eを接線DHの代わりに用い、基線CDとなす角度∠C
DE、∠CDGを求め比較し、最小の角度となる∠CD
Eつまり円弧DEを輪郭線として決定する。
Eを接線DHの代わりに用い、基線CDとなす角度∠C
DE、∠CDGを求め比較し、最小の角度となる∠CD
Eつまり円弧DEを輪郭線として決定する。
【0053】最終的には図9に太線で示した部分が輪郭
線として認識される。
線として認識される。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、輪
郭線候補要素が複数存在する場合、既に決定済みの輪郭
線要素と、その要素と一致する端点を持つ複数の輪郭線
候補要素とのなす角度をそれぞれ求め、その角度の小さ
い方を輪郭線要素として選択し、かつ前記角度を求める
際、その角度を求める要素が直線同士の場合は2直線の
両端点の座標から角度を求め、円弧同士あるいは円弧と
直線間の場合は2要素の交点となる端点より円弧が膨ら
んでいる方向へ接線を引き出し、円弧の代わりに接線の
端点座標を利用して2要素のなす角度を求めるようにし
たので、直線と円または円弧とからなるベクターデータ
で表現されている図形の輪郭を簡単に認識することが可
能となる。
郭線候補要素が複数存在する場合、既に決定済みの輪郭
線要素と、その要素と一致する端点を持つ複数の輪郭線
候補要素とのなす角度をそれぞれ求め、その角度の小さ
い方を輪郭線要素として選択し、かつ前記角度を求める
際、その角度を求める要素が直線同士の場合は2直線の
両端点の座標から角度を求め、円弧同士あるいは円弧と
直線間の場合は2要素の交点となる端点より円弧が膨ら
んでいる方向へ接線を引き出し、円弧の代わりに接線の
端点座標を利用して2要素のなす角度を求めるようにし
たので、直線と円または円弧とからなるベクターデータ
で表現されている図形の輪郭を簡単に認識することが可
能となる。
【図1】本発明の輪郭線認識方法の手順の一実施例を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図2】図形の辿り方と端点i、jの位置を示す説明図
である。
である。
【図3】直線と円弧とからなる図形を示す図である。
【図4】直線と円弧とからなる図形の場合の輪郭線とな
る要素の判別方法を示す説明図である。
る要素の判別方法を示す説明図である。
【図5】円弧の両端が一致する場合の輪郭線となる要素
の判別方法を示す説明図である。
の判別方法を示す説明図である。
【図6】円弧の一端が一致しており、かつ一方の円弧が
他方の円弧に含まれる場合の輪郭線となる要素の判別方
法を示す説明図である。
他方の円弧に含まれる場合の輪郭線となる要素の判別方
法を示す説明図である。
【図7】ベクターデータテーブルの構成図である。
【図8】円弧の接線と一致する直線が存在する場合の輪
郭線となる要素の判別方法を示す説明図である。
郭線となる要素の判別方法を示す説明図である。
【図9】図8における図形の輪郭線示す説明図である。
【符号の説明】 TB…ベクターデータテーブル、71…属性、72…端
点aの座標、73…端点bの座標、74…中心点の座
標、75…半径、76…円弧の向き。
点aの座標、73…端点bの座標、74…中心点の座
標、75…半径、76…円弧の向き。
Claims (2)
- 【請求項1】 ベクターデータである直線、円弧、円の
組み合わせで描かれた図形に対して、その図形の輪郭線
上にある直線、円弧あるいは円のいずれかの要素から端
点座標が一致する輪郭線候補要素を探し、その要素の中
から輪郭線となる要素を判別する処理を順次繰り返し、
図形輪郭を一定方向に辿る図形輪郭線認識方法におい
て、 前記輪郭線候補要素が複数存在する際に、既に決定済み
の輪郭線要素と、その要素と一致する端点を持つ複数の
輪郭線候補要素とのなす角度をそれぞれ求め、その角度
の小さい方を輪郭線要素として選択し、かつ前記角度を
求める際、その角度を求める要素が直線同士の場合は2
直線の両端点の座標から角度を求め、円弧同士あるいは
円弧と直線間の場合は2要素の交点となる端点より円弧
が膨らんでいる方向へ接線を引き出し、円弧の代わりに
接線の端点座標を利用して2要素のなす角度を求めるこ
とを特徴とする図形輪郭線認識方法。 - 【請求項2】 前記接線を引き出した際に、その接線と
一致する直線がある場合は、円弧の弦を接線の代わりと
することを特徴とする請求項1記載の図形輪郭線認識方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241366A JPH0793560A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 図形輪郭線認識方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241366A JPH0793560A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 図形輪郭線認識方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0793560A true JPH0793560A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17073227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5241366A Pending JPH0793560A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 図形輪郭線認識方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0793560A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7535460B2 (en) | 2004-06-03 | 2009-05-19 | Nintendo Co., Ltd. | Method and apparatus for identifying a graphic shape |
US7771279B2 (en) | 2004-02-23 | 2010-08-10 | Nintendo Co. Ltd. | Game program and game machine for game character and target image processing |
US8558792B2 (en) | 2005-04-07 | 2013-10-15 | Nintendo Co., Ltd. | Storage medium storing game program and game apparatus therefor |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP5241366A patent/JPH0793560A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7771279B2 (en) | 2004-02-23 | 2010-08-10 | Nintendo Co. Ltd. | Game program and game machine for game character and target image processing |
US7535460B2 (en) | 2004-06-03 | 2009-05-19 | Nintendo Co., Ltd. | Method and apparatus for identifying a graphic shape |
US8558792B2 (en) | 2005-04-07 | 2013-10-15 | Nintendo Co., Ltd. | Storage medium storing game program and game apparatus therefor |
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