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JPH0788777A - 締付機に取付けて使用する回転補助具 - Google Patents

締付機に取付けて使用する回転補助具

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Publication number
JPH0788777A
JPH0788777A JP23301793A JP23301793A JPH0788777A JP H0788777 A JPH0788777 A JP H0788777A JP 23301793 A JP23301793 A JP 23301793A JP 23301793 A JP23301793 A JP 23301793A JP H0788777 A JPH0788777 A JP H0788777A
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JP
Japan
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socket
holder
auxiliary
tip
nut
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Application number
JP23301793A
Other languages
English (en)
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JP2507862B2 (ja
Inventor
Taisou Kanayama
泰湊 金山
Shozo Matsumura
昌造 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAEDA KINZOKU KOGYO KK
Maeda Metal Industries Inc
Original Assignee
MAEDA KINZOKU KOGYO KK
Maeda Metal Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャーボルトを緩める。 【構成】 シャーボルト締付機のインナーソケットホル
ダー20に嵌合する補助ソケット6と、アウターソケット
ホルダー30に嵌合する外ケース5とによって構成され、
外ケース5に反力受け7を突設し、補助ソケット6はナ
ット93に係合するソケット筒61を有している。外ケース
5及び補助ソケット6を締付機にセットし、緩めるべき
ナット93に補助ソケット6を係合する。締付機1を駆動
する。締付機のアウターソケット3は反力受け7が隣接
するボルト・ナットに当るまで回転した後、補助ソケッ
ト6が回転し、ナット93を緩めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャーボルトを締付ける
締付機の先端に取付けて、主としてシャーボルトを緩め
るために使用する補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示す如く、従来より、鉄骨(94)の
連結には、シャーボルト(9)が使用されている。シャー
ボルト(9)は先端に剪断用チップ(91)を具えており専用
の締付機(1)で締付けられる。
【0003】締付機(1)は、シャーボルト(9)のチップ
(91)に係合するインナーソケット(2)と、該シャーボル
ト(9)に螺合したナット(93)に係合するアウターソケッ
ト(3)を、夫々インナーソケットホルダー(20)及びアウ
ターソケットホルダー(30)に着脱可能に取り付けて、ハ
ウジング(11)の先端部に同心に具え、両ホルダー(20)(3
0)を遊星歯車減速機構(12)のそれぞれ回転方向が逆の2
つの出力軸に接続している。
【0004】締付機(1)は遊星歯車減速機構(12)を駆動
するモータ(13)及びハンドル(14)を具え、ハンドル(14)
に設けたトリガー(15)の操作によってモータ(13)のON−
OFF制御を行なう。
【0005】インナーソケット(2)とアウターソケット
(3)には、互いに逆方向の締付け力が作用するため、シ
ャーボルト(9)は一定のトルクで溝(92)から先のチップ
(91)が剪断され、シャーボルト(9)のチップ(91)の有無
によってボルトの締付け状態及び締付けトルクが判る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】締付けを完了したシャ
ーボルト(9)を緩める必要が生じた場合、従来の締付機
は使用できない。仮令、締付機(1)のモータ(13)を逆転
させて、アウターソケット(3)に係合したナットを緩め
方向に回転駆動しようとしても、アウターソケット(3)
の締付け反力は遊星歯車減速機構(12)を通じてインナー
ソケット(2)が空回りすることで吸収され、アウターソ
ケット(3)自体は回転しないからである。
【0007】従って、従来はスパナ等を使用してナット
を緩めねばならなかったが、シャーボルト(9)は大形で
あり、チップ(91)を剪断する大なるトルクで締付けられ
ているため、大形スパナ等に大形ハンドルを接続して回
転操作せねばならず、多大な労力を要す上、スパナ等の
回転操作のための作業スペースの確保が困難な場合があ
り、また、ハンドルから手が滑って作業者の態勢が崩れ
ることがあるため、高所での作業は特に危険であった。
本発明は上記実情に鑑み、従来のインナーソケット及び
アウターソケットに替え締付機に取り付けることによ
り、シャーボルトを緩めることのできる補助具を明らか
にし、以て上記問題を解決するものである。
【0008】
【課題を解決する手段】本発明の補助具は、インナーソ
ケットホルダー(20)に着脱可能且つ一体回転可能に取り
付けたインナーソケット(2)と、アウターソケットホル
ダー(30)に着脱可能且つ一体回転可能に取り付けたアウ
ターソケット(3)を同心に具え、先端に剪断用チップ(9
1)を具えたシャーボルト(9)の該チップ(91)にインナー
ソケット(2)を、シャーボルト(9)に螺合したナット(9
3)にアウターソケット(3)を係合し、インナーソケット
(2)とアウターソケット(3)に互いに逆方向に締付け力
を作用させてチップ(91)を剪断し、一定のトルクでボル
ト・ナットを締め付けることのできる締付機に対し、イ
ンナーソケット(2)とアウターソケット(3)に替えて、
締付機に着脱可能に取り付け、主としてナットを緩める
ために使用する補助具である。
【0009】補助具(4)は、アウターソケットホルダー
(30)に嵌合する外ケース(5)と、インナーソケットホル
ダー(20)に嵌合する補助ソケット(6)とによって構成さ
れ、外ケース(5)は、アウターソケットホルダー(30)に
該ホルダーと一体回転可能に嵌合する筒軸部(51)に該筒
軸部(51)より大径で先端が開口した筒部(52)を突設して
形成され、筒部(52)に外向きに反力受け(7)を突設して
おり、補助ソケット(6)はナット(93)に係合するソケッ
ト筒(61)を外ケース(5)の筒部(52)に外ケース(5)と同
心に収容し、該ソケット筒(61)に外ケース(5)の筒軸部
(51)の軸心を回転自由に貫通して筒軸体(62)を突設し、
筒軸体(62)の先端にインナーソケットホルダー(20)に該
ホルダーと一体回転可能に係合する係合軸部(63)を突設
して形成されている。
【0010】
【作用及び効果】締付機(1)から、インナーソケット
(2)及びアウターソケット(3)を外す。締付機(1)のア
ウターソケットホルダー(30)に外ケース(5)の筒軸部(5
1)を、インナーソケットホルダー(20)に補助ソケット
(6)の係合軸部(63)を係合する。緩めるべきナット(93)
に補助ソケット(6)を係合する。
【0011】締付機(1)を駆動する。締付機(1)の外ケ
ース(5)は、反力受け(7)が該ボルト近傍のボルト・ナ
ットに当るまで回転した後、補助ソケット(6)が回転を
始める。
【0012】補助ソケット(6)を回転駆動するインナー
ソケットホルダー(20)は、本来はシャーボルト(9)のチ
ップ(91)に係合したインナーソケット(2)を、ナットの
締め込み方向と逆方向に回転力を作用させるものである
から、このインナーソケットホルダー(20)によって回転
駆動される補助ソケット(6)はナット緩め方向に回転す
る。従って補助ソケット(6)に係合しているナット(93)
は緩められるのである。
【0013】従来の様に、スパナ等にハンドルを接続し
て人手に頼ってナットを緩める労力及び危険から開放さ
れる。剪断用チップ(91)が剪断される直前まで仮締めさ
れたシャーボルト(9)に対しても、剪断用チップ(91)を
補助ソケット(6)の筒軸体(62)に逃して、支障なくナッ
トを緩めることができる。締付機(1)から補助具(4)を
外し、インナーソケット(2)及びアウターソケット(3)
を装着すれば、本来のシャーボルト締付けに使用でき
る。
【0014】締付機(1)によって締め付けたシャーボル
ト(9)を、該締付機(1)を使用して緩めるのであるか
ら、作業スペースの問題、トルクの問題で緩め不能とな
ることはない。尚、本発明の補助具(4)は、締付機(1)
を使用して普通六角ボルトを緩めることができる。又、
締付機(1)のモータ(13)を逆回転させれば、シャーボル
トに剪断用チップ(91)がついたままでも、又、ボルトの
全長の長い通常のボルトの締め付けにも、チップ(91)或
いはナットから突出したボルト先端を、補助ソケット
(6)の筒軸体(62)に逃して、支障なく締め付けできる。
【0015】
【実施例】補助具(4)は、締付機(1)のアウターソケッ
トホルダー(30)に係合する外ケース(5)と、締付機(1)
のインナーソケットホルダー(20)に係合する補助ソケッ
ト(6)とによって構成される。
【0016】外ケース(5)はアウターソケットホルダー
(30)に係合する筒軸部(51)の先端側にセットボルト用受
け孔(55)及び中間部にアウターソケットホルダー(30)の
端面に当接するフランジ(53)が突設される。フランジ(5
3)の外周には、等間隔に切欠(54)が開設され、アウター
ソケットホルダー(30)の端面に突設した突起(30a)が該
切欠(54)に係合して、アウターソケットホルダー(30)に
対する外ケース(5)の回り止めを計画る。
【0017】筒軸部(51)に、先端が開口した筒部(52)が
突設され、該筒部(52)は該筒軸部(51)より大径で、締付
機(1)のケース(11)の最大外径よりも小径である。筒部
(52)には外向きに板状の反力受け(7)を突設している。
【0018】補助ソケット(6)は、ナット(93)に係合す
るソケット筒(61)を前記外ケース(5)の筒部(52)に軸受
けメタル(40)を介して外ケース(5)と同心に収容し、該
ソケット筒(61)に外ケース(5)の筒軸部(51)の軸心を回
転自由に貫通して筒軸体(62)を突設している。該筒軸体
(62)の先端にはインナーソケットホルダー(20)のスプラ
イン溝に係合するスプライン軸状の係合軸部(63)を突設
している。
【0019】ソケット筒(61)の内面はナット(93)に係合
する多角形係合穴(64)が成形されてている。補助ソケッ
ト(6)の筒部(52)の内面先端に周溝(65)を開設し、該溝
にスナップリング(8)を嵌めて補助ソケット(6)の抜け
止めを画っている。
【0020】然して、締付機(1)のアウターソケット
(3)及びインナーソケット(2)を外し、外ケース(5)の
筒軸部(51)の先端を、アウターソケットホルダー(30)に
嵌め、筒軸部(51)上のフランジ(53)の切欠(54)にアウタ
ーソケットホルダー(30)先端の突起(30a)を嵌め、アウ
ターソケットホルダー(30)の側面にセットボルト(31)を
螺合して、外ケース(5)の抜け止めを画る。補助ソケッ
ト(6)の係合軸部(63)は、インナーソケットホルダー(2
0)に嵌合すして、補助具(4)をセットする。緩めるべき
ナット(93)に補助ソケット(6)を係合する。
【0021】締付機(1)を駆動する。締付機(1)の外ケ
ース(5)は反力受け(7)が該ボルト近傍のボルト・ナッ
トに当るまで回転した後、補助ソケット(6)が回転を始
める。
【0022】インナーソケットホルダー(20)は、本来
は、シャーボルト(9)のチップ(91)に係合したインナー
ソケット(2)を、ナットの締め込み方向と逆方向に回転
駆動するものである。然るに、このインナーソケット
(2)に替えて補助ソケット(6)を装着すれば、補助ソケ
ット(6)はナットの緩み方向に回転し、補助ソケット
(6)に係合しているナット(93)は緩められるのである。
剪断用チップ(91)が剪断される直前まで仮締めされたシ
ャーボルト(9)に対しても、剪断用チップ(91)を補助ソ
ケット(6)の筒軸体(62)に逃して、支障なくナットを緩
めることができる。
【0023】尚、本発明の補助具(4)は、締付機(1)を
使用して普通六角ボルトを緩めることができる。又、締
付機(1)のモータ(13)を逆回転させれば、シャーボルト
に剪断用チップ(91)がついたままでも、又、ボルトの全
長の長い通常のボルトの締め付けにも、チップ(91)或い
はナットから突出したボルト先端を、補助ソケット(6)
の筒軸体(62)に逃して、支障なく締め付けできる。締付
機(1)から回転補助具(4)を外して、インナーソケット
(2)及びアウターソケット(3)を装着すれば、本来のシ
ャーボルトの締め付けに使用できる。本発明は上記実施
例の構成に限定されることはなく、特許請求の範囲で種
々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態の説明図である。
【図2】補助具の平面図である。
【図3】補助具の底面図である。
【図4】補助具の断面図である。
【図5】シャーボルト締付け時の使用状態の説明図であ
る。
【符号の説明】
(1) 締付機 (20) インナーソケットホルダー (30) アウターソケットホルダー (4) 補助具 (5) 外ケース (6) 補助ソケット (7) 反力受け

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーソケットホルダー(20)に着脱可
    能且つ一体回転可能に取り付けたインナーソケット(2)
    と、アウターソケットホルダー(30)に着脱可能且つ一体
    回転可能に取り付けたアウターソケット(3)を同心に具
    え、先端に剪断用チップ(91)を具えたシャーボルト(9)
    の該チップ(91)にインナーソケット(2)を、シャーボル
    ト(9)に螺合したナット(93)にアウターソケット(3)を
    係合し、インナーソケット(2)とアウターソケット(3)
    に互いに逆方向に締付け力を作用させてチップ(91)を剪
    断し、一定のトルクでボルト・ナットを締め付けること
    のできる締付機に対し、インナーソケット(2)とアウタ
    ーソケット(3)に替えて、締付機に着脱可能に取り付
    け、主としてナットを緩めるために使用する補助具であ
    って、 補助具(4)は、アウターソケットホルダー(30)に嵌合す
    る外ケース(5)と、インナーソケットホルダー(20)に嵌
    合する補助ソケット(6)とによって構成され、 外ケース(5)は、アウターソケットホルダー(30)に該ホ
    ルダーと一体回転可能に嵌合する筒軸部(51)に該筒軸部
    (51)より大径で先端が開口した筒部(52)を突設して形成
    され、 筒部(52)に外向きに反力受け(7)を突設しており、 補助ソケット(6)はナット(93)に係合するソケット筒(6
    1)を外ケース(5)の筒部(52)に外ケース(5)と同心に収
    容し、該ソケット筒(61)に外ケース(5)の筒軸部(51)の
    軸心を回転自由に貫通して筒軸体(62)を突設し、筒軸体
    (62)の先端にインナーソケットホルダー(20)に該ホルダ
    ーと一体回転可能に係合する係合軸部(63)を突設して形
    成されている回転補助具。
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