JPH078871B2 - 抗生物質ミルベマイシン化合物 - Google Patents
抗生物質ミルベマイシン化合物Info
- Publication number
- JPH078871B2 JPH078871B2 JP33015487A JP33015487A JPH078871B2 JP H078871 B2 JPH078871 B2 JP H078871B2 JP 33015487 A JP33015487 A JP 33015487A JP 33015487 A JP33015487 A JP 33015487A JP H078871 B2 JPH078871 B2 JP H078871B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- milbemycin
- strain
- culture
- sank60286
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は新抗生物質ミルベマイシン化合物に関するもの
である。
である。
ストレプトミセス属のB−41−146菌株から単離された
一群のマクロライド系抗生物質は、特開昭50−29742号
公報においてB−41と称され、9種類の化合物が開示さ
れた。その後、B−41はミルベマイシンとも称され、類
縁の多数の化合物が相次いで発見され、特開昭56−3248
1号、同57−77686号、同57−136585号の各公報およびJ.
Antibiotics36(8)980−990等に記載されている。
一群のマクロライド系抗生物質は、特開昭50−29742号
公報においてB−41と称され、9種類の化合物が開示さ
れた。その後、B−41はミルベマイシンとも称され、類
縁の多数の化合物が相次いで発見され、特開昭56−3248
1号、同57−77686号、同57−136585号の各公報およびJ.
Antibiotics36(8)980−990等に記載されている。
また、16員環マクロライド化合物であつて、ミルベマイ
シンに類似する化合物が特開昭52−151197号、同57−59
892号、同57−150699号、同58−52300号、同61−10589
号、同61−118387号の各公報および英国特許公報第2170
499号に開示されている。
シンに類似する化合物が特開昭52−151197号、同57−59
892号、同57−150699号、同58−52300号、同61−10589
号、同61−118387号の各公報および英国特許公報第2170
499号に開示されている。
本発明者等は、神奈川県三浦市の土壌より分離したスト
レプトミセス属に属するSANK60286菌株の培養物から下
記(I)式で示される一連の新規ミルベマイシン化合物
を見出した。
レプトミセス属に属するSANK60286菌株の培養物から下
記(I)式で示される一連の新規ミルベマイシン化合物
を見出した。
(式中、R1はメチル基またはエチル基を示し、R2はイソ
ブチル基を示す。) 上記の化合物は、次表のように、ミルベマイシンα11な
いしα15と共に生産される。
ブチル基を示す。) 上記の化合物は、次表のように、ミルベマイシンα11な
いしα15と共に生産される。
上記化合物を生産する放線菌SANK60286株の菌学的性状
は次のとおりである。
は次のとおりである。
1.形態学的特徴 本菌株は顕微鏡下で分岐した薄黄〜黄茶に生育した基底
菌糸より白〜黄味灰の気菌糸を伸長し、その先端は螺旋
状を示す。成熟した胞子鎖には10個以上の胞子の連鎖を
認め、胞子の表面は粗面状である。本菌株はある種の培
地で気菌糸表面に明瞭な黄金色粘液(slime)を形成
し、培養が進むとともにこの粘液は黄色味を帯びた斑点
となる。また培養後期に湿潤化に基づく黒味を帯びた斑
点を形成することもある。
菌糸より白〜黄味灰の気菌糸を伸長し、その先端は螺旋
状を示す。成熟した胞子鎖には10個以上の胞子の連鎖を
認め、胞子の表面は粗面状である。本菌株はある種の培
地で気菌糸表面に明瞭な黄金色粘液(slime)を形成
し、培養が進むとともにこの粘液は黄色味を帯びた斑点
となる。また培養後期に湿潤化に基づく黒味を帯びた斑
点を形成することもある。
2.各種培養基上の諸性質 各種培養基上で28℃、14日間培養後の性状は次表に示す
通りである。色調の表示は日本色彩研究所版“標準色
票”のカラーチツプ・ナンバーを表わす。
通りである。色調の表示は日本色彩研究所版“標準色
票”のカラーチツプ・ナンバーを表わす。
3.生理学的性質 SANK60286株の生理学的性質は次表に示す通りである。
また、プリドハム・ゴドリーブ寒天培地を使用して、28
℃、14日間培養後に観察したSANK60286株の炭素源の資
化性は次表に示す通りである。
℃、14日間培養後に観察したSANK60286株の炭素源の資
化性は次表に示す通りである。
4.菌体成分について SANK60286株の細胞壁はビー・ベツカーらの方法〔B.Bec
ker et al.,Applied Microbiology,12巻,421〜423頁,19
64年〕に従い検討した結果、L,L−ジアミノピメリン酸
およびグリシンが検出されたことから、細胞壁タイプI
であることが確認された。また、SANK60286株の全細胞
中の糖成分をエム・ピー・レシエバリエの方法〔M.P.Le
chevalier,Journal of Laboratory & Clinical Medic
ine,71巻,934頁1986年〕に従い検討した結果、特徴的な
パターンは認められなかつた。
ker et al.,Applied Microbiology,12巻,421〜423頁,19
64年〕に従い検討した結果、L,L−ジアミノピメリン酸
およびグリシンが検出されたことから、細胞壁タイプI
であることが確認された。また、SANK60286株の全細胞
中の糖成分をエム・ピー・レシエバリエの方法〔M.P.Le
chevalier,Journal of Laboratory & Clinical Medic
ine,71巻,934頁1986年〕に従い検討した結果、特徴的な
パターンは認められなかつた。
以上のことから、本菌株は放線菌の中でもストレプトミ
セス属に属することは明らかである。
セス属に属することは明らかである。
本SANK60286株の菌学的諸性状を既知菌株と比較する
と、形態的および生理的性質はStreptomyces hygroscop
icus subsp.aureolacrimosus(J.Antibiotics,36,438−
441,1983)とほぼ一致する。一方、培養性状においては
両菌株間に若干の差異が認められる。
と、形態的および生理的性質はStreptomyces hygroscop
icus subsp.aureolacrimosus(J.Antibiotics,36,438−
441,1983)とほぼ一致する。一方、培養性状においては
両菌株間に若干の差異が認められる。
しかしながら、放線菌では同一菌株でも継代植えつぎに
より若干の性状変化がみられることは衆知のとおりであ
り、若干の培養性状の差異を以て両菌株を分類学的に区
別することはできない。
より若干の性状変化がみられることは衆知のとおりであ
り、若干の培養性状の差異を以て両菌株を分類学的に区
別することはできない。
従つて、ミルベマイシンα11,α12,α13,α14および
α15を生産するSANK60286株をStreptomyces hygroscopi
cus subsp.aureolacrimosus SANK60286と同定した。
α15を生産するSANK60286株をStreptomyces hygroscopi
cus subsp.aureolacrimosus SANK60286と同定した。
本菌株は1986年10月20日に、微工研条寄第1190号(FERM
B P−1190)としてブダペスト条約による国際寄託がさ
れている。
B P−1190)としてブダペスト条約による国際寄託がさ
れている。
なお、SANK60286株の同定はISP(The International St
reptomyces Project)基準、Bergey′s Manual of Dete
rminative Bacteriology第8版、S.A.Waksman著The Act
inomycetesおよび放線菌に関する最近の文献によつて行
つた。
reptomyces Project)基準、Bergey′s Manual of Dete
rminative Bacteriology第8版、S.A.Waksman著The Act
inomycetesおよび放線菌に関する最近の文献によつて行
つた。
衆知のとおり、放線菌は自然界において、また人工的な
操作(たとえば、紫外線照射、放射線照射、化学薬品処
理等)により、変異をおこしやすく、本発明のSANK6028
6株もこの点は同じである。本発明にいうSANK60286株は
そのすべての変異株を包含する。また、これらの変異株
の中には遺伝学的方法、たとえば組換え、形質導入、形
質転換等により得られたものも包含される。すなわち、
本発明では抗生物質ミルベマイシンα12およびα15を生
産し、SANK60286株およびその変異株と明確に区別され
たい菌は、全てSANK60286株に包含されるものである。
操作(たとえば、紫外線照射、放射線照射、化学薬品処
理等)により、変異をおこしやすく、本発明のSANK6028
6株もこの点は同じである。本発明にいうSANK60286株は
そのすべての変異株を包含する。また、これらの変異株
の中には遺伝学的方法、たとえば組換え、形質導入、形
質転換等により得られたものも包含される。すなわち、
本発明では抗生物質ミルベマイシンα12およびα15を生
産し、SANK60286株およびその変異株と明確に区別され
たい菌は、全てSANK60286株に包含されるものである。
ミルベマイシンα12およびα15はSANK60286株を適当な
培地で培養し、それから採取することによつて得られ
る。栄養源としては、従来ストレプトミセス属の菌株の
培養に利用されている公知のものが使用できる。例え
ば、炭素源としてはグルコース、シユクロース、でんぷ
ん、グリセリン、水あめ、糖みつ、大豆油などが使用で
きる。また窒素源としては、大豆粉、小麦はいが、肉エ
キス、ペプトン、酵母菌体、コーンスチープリカー、硫
酸アンモニウム、硝酸ナトリウム等を使用しうる。この
ほか必要に応じて炭酸カルシウム、食塩、塩化カリ、リ
ン酸塩等の無機塩類を添加するほか、菌株の発育を助
け、ミルベマイシンα12およびα15の生産を促進するよ
うな有機及び無機物を適当に添加することができる。
培地で培養し、それから採取することによつて得られ
る。栄養源としては、従来ストレプトミセス属の菌株の
培養に利用されている公知のものが使用できる。例え
ば、炭素源としてはグルコース、シユクロース、でんぷ
ん、グリセリン、水あめ、糖みつ、大豆油などが使用で
きる。また窒素源としては、大豆粉、小麦はいが、肉エ
キス、ペプトン、酵母菌体、コーンスチープリカー、硫
酸アンモニウム、硝酸ナトリウム等を使用しうる。この
ほか必要に応じて炭酸カルシウム、食塩、塩化カリ、リ
ン酸塩等の無機塩類を添加するほか、菌株の発育を助
け、ミルベマイシンα12およびα15の生産を促進するよ
うな有機及び無機物を適当に添加することができる。
培養法としては、一般の抗生物質を生産する方法と同じ
く液体培養法、とくに深部培養法が最も適している。培
養は好気的条件下で行なわれ、培養に適当な温度は22−
30℃であるが、多くの場合28℃付近で培養する。ミルベ
マイシンα12およびα15の生産は振とう培養、タンク培
養ともに5−15日で最高値に達する。
く液体培養法、とくに深部培養法が最も適している。培
養は好気的条件下で行なわれ、培養に適当な温度は22−
30℃であるが、多くの場合28℃付近で培養する。ミルベ
マイシンα12およびα15の生産は振とう培養、タンク培
養ともに5−15日で最高値に達する。
ミルベマイシンα12およびα15の検定にあたつては次の
方法が用いられる。すなわち、培養物1mlを小試験管に
とり、80%メタノール水9mlを添加、振とうして抽出
し、遠心分離する。高速液体クロマトグラフイーはH−
2151,ODS逆相カラム(センシユー社,6×150mm)、ポン
プ(日立model 655)を用い、上記試料を5μl注入
し、アセトニトリル−水(80:20)の溶媒系を流速1.5ml
/minで行つた。ミルベマイシンα12およびα15は紫外線
検出器(240nm)でモニターし、データー処理装置(ユ
ニオン技研,MCPD−350PC)を用いて定量した。
方法が用いられる。すなわち、培養物1mlを小試験管に
とり、80%メタノール水9mlを添加、振とうして抽出
し、遠心分離する。高速液体クロマトグラフイーはH−
2151,ODS逆相カラム(センシユー社,6×150mm)、ポン
プ(日立model 655)を用い、上記試料を5μl注入
し、アセトニトリル−水(80:20)の溶媒系を流速1.5ml
/minで行つた。ミルベマイシンα12およびα15は紫外線
検出器(240nm)でモニターし、データー処理装置(ユ
ニオン技研,MCPD−350PC)を用いて定量した。
ミルベマイシン混合物を培養物から採取するにあたつて
は活性炭、アルミナ、シリカゲルなどの吸着剤、ダイヤ
イオンHP−20(三菱化成社製)など合成吸着剤、アビセ
ル(旭化成社製)、ろ紙などの固定剤、イオン交換樹
脂、イオン交換ゲルろ過剤などが使用されうるが、以下
に示す採取方法が最も効果的である。
は活性炭、アルミナ、シリカゲルなどの吸着剤、ダイヤ
イオンHP−20(三菱化成社製)など合成吸着剤、アビセ
ル(旭化成社製)、ろ紙などの固定剤、イオン交換樹
脂、イオン交換ゲルろ過剤などが使用されうるが、以下
に示す採取方法が最も効果的である。
培養物を、けいそう土などのろ過助剤を用いてろ過し、
ここでえられたケーキをメタノール抽出することによ
り、目的物はメタノール水に溶解してくる。これに水を
加えた後、ヘキサンで抽出し、これを減圧下で濃縮する
ことにより、ミルベマイシン混合物がオイル状物質が得
られる。
ここでえられたケーキをメタノール抽出することによ
り、目的物はメタノール水に溶解してくる。これに水を
加えた後、ヘキサンで抽出し、これを減圧下で濃縮する
ことにより、ミルベマイシン混合物がオイル状物質が得
られる。
ミルベマイシン混合物を含有するオイル状物質をローバ
ーカラムSi60(メルク社製,サイズB)のカラムに吸着
せしめ、ヘキサン:酢酸エチル(8:2)で溶出し、ミル
ベマイシンα12およびα15を含有するフラクシヨンを集
める。これらのミルベマイシン化合物をそれぞれ含有す
るフラクシヨンは減圧下で濃縮し再びオイル状となし、
小量のメタノールを加えて、ローバーカラムRP−8(メ
ルク社製,サイズB)に吸着させ、アセトニトリル:水
(80:20)で溶出し、上記化合物をそれぞれ含有するフ
ラクシヨンを集め、減圧下でアセトニトリルを除去した
後酢酸エチルで抽出する。単品を得るためには最終的に
はHPLC(逆相カラム)で分取を行い、ミルベマイシンα
12およびα15が粉末状にえられる。
ーカラムSi60(メルク社製,サイズB)のカラムに吸着
せしめ、ヘキサン:酢酸エチル(8:2)で溶出し、ミル
ベマイシンα12およびα15を含有するフラクシヨンを集
める。これらのミルベマイシン化合物をそれぞれ含有す
るフラクシヨンは減圧下で濃縮し再びオイル状となし、
小量のメタノールを加えて、ローバーカラムRP−8(メ
ルク社製,サイズB)に吸着させ、アセトニトリル:水
(80:20)で溶出し、上記化合物をそれぞれ含有するフ
ラクシヨンを集め、減圧下でアセトニトリルを除去した
後酢酸エチルで抽出する。単品を得るためには最終的に
はHPLC(逆相カラム)で分取を行い、ミルベマイシンα
12およびα15が粉末状にえられる。
このようにして得られるミルベマイシンα12およびα15
の物理化学的特性は次のとおりである。
の物理化学的特性は次のとおりである。
ミルベマイシンα12 1)元素分析値(%):C=67.04,H=8.01 2)分子量:628 3)分子式:C36H50O9 4)比旋光度:▲〔α〕23 D▼=+118.3゜(C=1.0,CH
Cl3) 5)紫外線吸収スペクトル:第1図に示す通り。
Cl3) 5)紫外線吸収スペクトル:第1図に示す通り。
6)赤外線吸収スペクトル:第2図に示す通り。
7)プロトン核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz):
第3図に示す通り。
第3図に示す通り。
8)電子衝撃質量スペクトル:第4図に示す通り。
m/z=628,556,548,525,400,382,329,181,153 9)HPLCの保持時間:14.6分 ミルベマイシンα15 1)分子量:642 2)分子式:C37H54O9 3)紫外線吸収スペクトル:第5図に示す通り。
4)プロトン核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz):
第6図に示す通り。
第6図に示す通り。
5)電子衝撃質量スペクトル:第7図に示す通り。
m/z=642,555,540,414,396,385,356,314,264,245,195,1
67 6)HPLCの保持時間:19.6分 本発明の化合物は果樹、野菜及び花卉に寄生するナミハ
ダニ類(Tetranychus)、リンゴハダニやミカンハダニ
(Panonychus)及びサビダニ等の成虫及び卵、動物に寄
生するマダニ科(Ixodidae)、ワクモ科(Dermanyssid
e)及びヒゼンダニ科(Sarcoptidae)等に対してすぐれ
た殺ダニ活性を有している。更にヒツジバエ(Oestru
s),キンバエ(Lucilia)、ウシバエ(Hypoderma)、
ウマバエ(Gautrophilus)等及びのみ、しらみ等の動物
や鳥類の外部寄生虫;ゴキブリ、家バエ等の衛生害虫;
その他アブラムシ類、コナガ、鱗翅目幼虫等の各種農園
害虫に対して活性である。
67 6)HPLCの保持時間:19.6分 本発明の化合物は果樹、野菜及び花卉に寄生するナミハ
ダニ類(Tetranychus)、リンゴハダニやミカンハダニ
(Panonychus)及びサビダニ等の成虫及び卵、動物に寄
生するマダニ科(Ixodidae)、ワクモ科(Dermanyssid
e)及びヒゼンダニ科(Sarcoptidae)等に対してすぐれ
た殺ダニ活性を有している。更にヒツジバエ(Oestru
s),キンバエ(Lucilia)、ウシバエ(Hypoderma)、
ウマバエ(Gautrophilus)等及びのみ、しらみ等の動物
や鳥類の外部寄生虫;ゴキブリ、家バエ等の衛生害虫;
その他アブラムシ類、コナガ、鱗翅目幼虫等の各種農園
害虫に対して活性である。
本発明の化合物は、更にまた土壌中の根こぶ線虫(Melo
idogyne)、マツノザイセンチユウ(Bursaphelenchu
s)、ネダニ(Phizoglyphus)等に対しても活性であ
る。
idogyne)、マツノザイセンチユウ(Bursaphelenchu
s)、ネダニ(Phizoglyphus)等に対しても活性であ
る。
本発明の化合物は動物および人間の内部寄生虫に対して
もすぐれた活性を有している。特に豚、羊、山羊、牛、
馬、犬、猫および鶏のような家畜、家舎およびペットに
感染する線虫のほか、フイラリア科(Filariidae)やナ
タリヤ科(Setariidae)の寄生虫、人間の消化管、血液
または他の組織および臓器に見出される寄生虫に対して
も有効である。
もすぐれた活性を有している。特に豚、羊、山羊、牛、
馬、犬、猫および鶏のような家畜、家舎およびペットに
感染する線虫のほか、フイラリア科(Filariidae)やナ
タリヤ科(Setariidae)の寄生虫、人間の消化管、血液
または他の組織および臓器に見出される寄生虫に対して
も有効である。
本発明の化合物を農園芸用途に供するには、担体および
必要に応じて他の補助剤と混合して農薬として通常用い
られる製剤形態、たとえば粉剤、水和剤、乳剤、水もし
くは油性懸濁液、エアゾール等の組成物に調製されて使
用される。
必要に応じて他の補助剤と混合して農薬として通常用い
られる製剤形態、たとえば粉剤、水和剤、乳剤、水もし
くは油性懸濁液、エアゾール等の組成物に調製されて使
用される。
種々の剤型に調製された本発明の組成物を、例えば、果
樹園または畑地において有害昆虫、ハダニ類の寄生した
農作物または家畜に散布するときは、有効成分濃度とし
て0.5〜100ppmを農作物の茎葉、土壌または家畜に処理
することにより、有効に防除することができる。
樹園または畑地において有害昆虫、ハダニ類の寄生した
農作物または家畜に散布するときは、有効成分濃度とし
て0.5〜100ppmを農作物の茎葉、土壌または家畜に処理
することにより、有効に防除することができる。
本発明の化合物を動物および人における駆虫剤として使
用する場合は、液体飲料として経口的に投与することが
できる。飲料は普通ベントナイトのような懸濁剤及び湿
潤剤又はその他の賦形剤と共に適当な非毒性の溶剤又は
水での溶液、懸濁液又は分散液である。一般に飲料はま
た消泡剤を含有する。飲料処方は一般に活性化合物を約
0.01〜0.5重量%、好適には0.01〜0.1重量%を含有す
る。
用する場合は、液体飲料として経口的に投与することが
できる。飲料は普通ベントナイトのような懸濁剤及び湿
潤剤又はその他の賦形剤と共に適当な非毒性の溶剤又は
水での溶液、懸濁液又は分散液である。一般に飲料はま
た消泡剤を含有する。飲料処方は一般に活性化合物を約
0.01〜0.5重量%、好適には0.01〜0.1重量%を含有す
る。
本発明の化合物を動物飼料によつて投与する場合は、そ
れを飼料に均質に分散させるか、トップドレツシングと
して使用されるか又はペレツトの形態として使用され
る。普通望ましい抗寄生虫効果を達成するためには、最
終飼料中に活性化合物を0.0001〜0.02%を含有してい
る。
れを飼料に均質に分散させるか、トップドレツシングと
して使用されるか又はペレツトの形態として使用され
る。普通望ましい抗寄生虫効果を達成するためには、最
終飼料中に活性化合物を0.0001〜0.02%を含有してい
る。
また、本発明の化合物を液体担体賦形剤に溶解又は分散
させたものは、前胃内、筋肉内、気管内又は皮下に注射
によつて非経口的に動物に投与することができる。非経
口投与のために、活性化合物は好適には落花生油、棉実
油のような適当な植物油と混合する。このような処方
は、一般に活性化合物を0.05〜50重量%含有する。
させたものは、前胃内、筋肉内、気管内又は皮下に注射
によつて非経口的に動物に投与することができる。非経
口投与のために、活性化合物は好適には落花生油、棉実
油のような適当な植物油と混合する。このような処方
は、一般に活性化合物を0.05〜50重量%含有する。
本発明の化合物はまた、ジメチルスルホキシド又は炭化
水素溶剤のような適当な担体と混合することによつて局
所的に投与し得る。この製剤はスプレー又は直接的注加
によつて動物の外部表面に直接適用される。
水素溶剤のような適当な担体と混合することによつて局
所的に投与し得る。この製剤はスプレー又は直接的注加
によつて動物の外部表面に直接適用される。
最善の結果を得るための活性化合物の最適使用量は、治
療される動物の種類及び寄生虫感染の型及び程度によつ
てきまるが、一般に動物体重1kg当り約0.01〜100mg、好
適には0.5〜50.0mgを経口投与することによつて得られ
る。このような使用量は一度に又は分割した使用量で1
〜5日のような比較的短期間にわたつて与えられる。
療される動物の種類及び寄生虫感染の型及び程度によつ
てきまるが、一般に動物体重1kg当り約0.01〜100mg、好
適には0.5〜50.0mgを経口投与することによつて得られ
る。このような使用量は一度に又は分割した使用量で1
〜5日のような比較的短期間にわたつて与えられる。
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1. シユクロース1%、ポリペプトン0.35%およびK2HPO40.
05%を含有する前培養培地100mlを含む500ml容三角フラ
スコ10個にストレプトマイセス・ハイグロスコピカス・
サブエスピー・アウレオラクリモウサスSANK60286株を
一白金耳接種し、48時間28℃にてロータリーシエーカー
で培養した。この培養液1を20の生産培地(シユク
ロース8%、大豆粉1%、スキムミルク1%、イースト
エキス0.1%、肉エキス0.1%、CaCO30.3%、K2HPO40.03
%、MgSO4・7H2O0.1%、FeSO4・7H2O0.005%、滅菌前pH
7.2)を含む30容ジヤーフアーメンター2基に植菌し
た。
05%を含有する前培養培地100mlを含む500ml容三角フラ
スコ10個にストレプトマイセス・ハイグロスコピカス・
サブエスピー・アウレオラクリモウサスSANK60286株を
一白金耳接種し、48時間28℃にてロータリーシエーカー
で培養した。この培養液1を20の生産培地(シユク
ロース8%、大豆粉1%、スキムミルク1%、イースト
エキス0.1%、肉エキス0.1%、CaCO30.3%、K2HPO40.03
%、MgSO4・7H2O0.1%、FeSO4・7H2O0.005%、滅菌前pH
7.2)を含む30容ジヤーフアーメンター2基に植菌し
た。
ジヤーフアーメンターは、無菌空気流0.5vvm、内圧0.5k
g・cm-2、回転数40〜180rpm、DO値4〜7ppmの条件下で
作動させ、28℃で12日間培養した。この培養物32をセ
ライト1.8kgと混合し、過した。菌糸体ケーキを水5
で洗滌し、液と洗液を捨てた。菌糸体ケーキをメタ
ノールと1時間混合し、過後、菌糸体を更にメタノー
ル5で洗滌した。液と洗液を集め減圧濃縮し、約2
の水性残液とした。このものをヘキサン2で3回抽
出し、ヘキサン層を2%水酸化ナトリウム水溶液1で
3回洗滌した。ヘキサン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、過後、液を濃縮して油状物38gを得た。この油
状物のうち20gをヘキサン500mlに溶解し、シリカゲル
(マリンクロツト社製、シリカー、タイプ60)300gをヘ
キサンで調製したカラムにかけ、はじめヘキサン2
で、次いでヘキサン/酢酸エチル(3:1)で展開した。
g・cm-2、回転数40〜180rpm、DO値4〜7ppmの条件下で
作動させ、28℃で12日間培養した。この培養物32をセ
ライト1.8kgと混合し、過した。菌糸体ケーキを水5
で洗滌し、液と洗液を捨てた。菌糸体ケーキをメタ
ノールと1時間混合し、過後、菌糸体を更にメタノー
ル5で洗滌した。液と洗液を集め減圧濃縮し、約2
の水性残液とした。このものをヘキサン2で3回抽
出し、ヘキサン層を2%水酸化ナトリウム水溶液1で
3回洗滌した。ヘキサン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、過後、液を濃縮して油状物38gを得た。この油
状物のうち20gをヘキサン500mlに溶解し、シリカゲル
(マリンクロツト社製、シリカー、タイプ60)300gをヘ
キサンで調製したカラムにかけ、はじめヘキサン2
で、次いでヘキサン/酢酸エチル(3:1)で展開した。
溶出する分画をHPLCでモニターしながら、目的とするミ
ルベマイシン化合物を混合物として集め、溶媒を濃縮し
て油状の粗生成物を1.9g得た。ついで、この全量を50%
メタノール/水10mlに溶解し、シラン化シリカゲル(メ
ルク社製、Art7719)160gを50%メタノール/水で調製
したカラムにかけ、展開溶媒を、はじめ60%メタノール
/水、ついで70%メタノール/水、最後に80%メタノー
ル水に順次かえて展開し、HPLCでモニターしながら、目
的とするミルベマイシン化合物を混合物として集め、溶
媒を濃縮して油状の粗生成物を840mg得た。ついで、こ
の全量をアセトニトリル20mlに溶解し、逆相カラム(セ
ンシユー社製、ODS、H−5251、20×250mm)を用いた分
取用HPLCに供した。1回のサンプルチヤージ量は1mlと
し、展開溶媒を80%アセトニトリル/水、流速を9.9ml/
分として展開し、UV(240nm)でモニターしながら各ピ
ークを集めた。各フラクシヨンから溶液を留去し、水性
の残液を凍結乾燥に付して、α12を11.7mg、そしてα15
を3mgそれぞれ粉末状で得た。
ルベマイシン化合物を混合物として集め、溶媒を濃縮し
て油状の粗生成物を1.9g得た。ついで、この全量を50%
メタノール/水10mlに溶解し、シラン化シリカゲル(メ
ルク社製、Art7719)160gを50%メタノール/水で調製
したカラムにかけ、展開溶媒を、はじめ60%メタノール
/水、ついで70%メタノール/水、最後に80%メタノー
ル水に順次かえて展開し、HPLCでモニターしながら、目
的とするミルベマイシン化合物を混合物として集め、溶
媒を濃縮して油状の粗生成物を840mg得た。ついで、こ
の全量をアセトニトリル20mlに溶解し、逆相カラム(セ
ンシユー社製、ODS、H−5251、20×250mm)を用いた分
取用HPLCに供した。1回のサンプルチヤージ量は1mlと
し、展開溶媒を80%アセトニトリル/水、流速を9.9ml/
分として展開し、UV(240nm)でモニターしながら各ピ
ークを集めた。各フラクシヨンから溶液を留去し、水性
の残液を凍結乾燥に付して、α12を11.7mg、そしてα15
を3mgそれぞれ粉末状で得た。
実施例2. 本発明のミルベマイシンα12並びに対照としてミルベマ
イシンC(特開昭59−29742号に記載されたミルベマイ
シンC1およびC2の混合物)を0.3ppm、1ppmまたは3ppm含
有し、これに展着剤0.01%を加用した薬液を調整した。
ササゲ(Vigna sinensis Savi)の初生葉に、有機リン
殺虫剤感受性のナミハダニ(Tetranychus urticae)を
接種し、接種1日後にミズホ式回転散布塔にて、上記の
薬液7mlを、撒布液量が3.5mg/cm2葉になるように撒布し
た。撒布後、ササゲ葉を25℃の恒温室内に保存し、3日
後に実体顕微鏡によつて成虫の生死を調べ、死虫率
(%)を算出した。その結果を次表に示す。
イシンC(特開昭59−29742号に記載されたミルベマイ
シンC1およびC2の混合物)を0.3ppm、1ppmまたは3ppm含
有し、これに展着剤0.01%を加用した薬液を調整した。
ササゲ(Vigna sinensis Savi)の初生葉に、有機リン
殺虫剤感受性のナミハダニ(Tetranychus urticae)を
接種し、接種1日後にミズホ式回転散布塔にて、上記の
薬液7mlを、撒布液量が3.5mg/cm2葉になるように撒布し
た。撒布後、ササゲ葉を25℃の恒温室内に保存し、3日
後に実体顕微鏡によつて成虫の生死を調べ、死虫率
(%)を算出した。その結果を次表に示す。
実施例3. 本発明のミルベマイシンα12並びにミルベマイシンC
(C1とC2との混合物)を1ppmまたは3ppm含有し、これに
展着剤0.01%を加用した薬液を調製した。ササゲ初生葉
にナミハダニ雌成虫を産卵させ、成虫を取り除き、卵約
50個を担持する試験葉を得た。
(C1とC2との混合物)を1ppmまたは3ppm含有し、これに
展着剤0.01%を加用した薬液を調製した。ササゲ初生葉
にナミハダニ雌成虫を産卵させ、成虫を取り除き、卵約
50個を担持する試験葉を得た。
この試験葉を用いて、実施例2と同様にして薬液を撒布
し、その後25℃の恒温室内に2週間保ち、未孵化卵を数
え、未孵化卵率(%)を算出した。
し、その後25℃の恒温室内に2週間保ち、未孵化卵を数
え、未孵化卵率(%)を算出した。
その結果を次表に示す。
上記の実施例2および3から明らかなように本発明の新
規ミルベマイシン化合物は高い殺成虫ダニ効果を示し、
0.3ppmの低濃度においても殺成虫効果を保つており、ま
た殺卵活性を併有していることがわかる。
規ミルベマイシン化合物は高い殺成虫ダニ効果を示し、
0.3ppmの低濃度においても殺成虫効果を保つており、ま
た殺卵活性を併有していることがわかる。
第1図ないし第4図は、ミルベマイシンα12の紫外線吸
収スペクトル、赤外線吸収スペクトル、プロトン核磁気
共鳴スペクトルおよび電子衝撃質量スペクトルをそれぞ
れ示す。第5図ないし第7図は、ミルベマイシンα15の
紫外線吸収スペクトル、プロトン核磁気共鳴スペクトル
および電子衝撃質量スペクトルをそれぞれ示す。
収スペクトル、赤外線吸収スペクトル、プロトン核磁気
共鳴スペクトルおよび電子衝撃質量スペクトルをそれぞ
れ示す。第5図ないし第7図は、ミルベマイシンα15の
紫外線吸収スペクトル、プロトン核磁気共鳴スペクトル
および電子衝撃質量スペクトルをそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:55)
Claims (1)
- 【請求項1】次の化学式で表わされるミルベマイシン化
合物: (式中、R1はメチル基またはエチル基を示し、R2はイソ
ブチル基を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33015487A JPH078871B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 抗生物質ミルベマイシン化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33015487A JPH078871B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 抗生物質ミルベマイシン化合物 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61295452 Division | 1986-12-11 | 1986-12-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63290882A JPS63290882A (ja) | 1988-11-28 |
JPH078871B2 true JPH078871B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=18229420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33015487A Expired - Lifetime JPH078871B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 抗生物質ミルベマイシン化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078871B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5262400A (en) * | 1991-06-20 | 1993-11-16 | Merck & Co., Inc. | 4α-substituted avermectin derivatives |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP33015487A patent/JPH078871B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63290882A (ja) | 1988-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR940004098B1 (ko) | 신규 항생제 화합물의 제조 방법 | |
EP0170006A2 (en) | Method and compositions for helmintic, arthropod ectoparasitic and acaridal infections with novel agents | |
JPH0217558B2 (ja) | ||
KR960013079B1 (ko) | 마크롤리드 화합물, 그의 제법 및 그의 용도 | |
FI94262B (fi) | Menetelmä loiseläinten vastaisen makrolidin valmistamiseksi | |
JPH06107677A (ja) | アベルメクチン化合物のグリコシル化方法 | |
JPH078871B2 (ja) | 抗生物質ミルベマイシン化合物 | |
DK168866B1 (da) | 5-Keto-S541-macrolidforbindelse; krystallinsk produkt indeholdende over 90 % af forbindelsen; præparater indeholdende forbindelsen til anvendelse inden for human- og veterinærmedicin; skadedyrsbekæmpelsespræparat indeholdende forbindelsen; ikke-terapeutisk fremgangsmåde til bekæmpelse af skadedyr under anvendelse af forbindelsen; fremgangsmåde til fremstilling af et fermentationsmedium indeholdend | |
US5212322A (en) | Macrolide compounds, their preparation and their use | |
JPS61257989A (ja) | 微生物の新規な駆虫性発酵生産物 | |
JP3147321B2 (ja) | 新規ミルベマイシン化合物 | |
JPH0776224B2 (ja) | 新規微生物の新規な駆虫性ミルベマイシン類似体 | |
JPH0725765B2 (ja) | 抗生物質ミルベマイシン化合物およびその製造法 | |
JP2954959B2 (ja) | 新規ミルベマイシン類およびその製造法 | |
EP0050964B1 (en) | Macrocyclic lactones, their production and parasiticidal uses, compositions containing them, and a biological culture suitable for producing them | |
JPS62272985A (ja) | マクロライド抗生物質 | |
JP2752083B2 (ja) | マクロライド化合物の製造法 | |
JP2750124B2 (ja) | 新規ミルベマイシン類およびその製造法 | |
JPS62155281A (ja) | 抗生物質ミルベマイシン化合物 | |
JPH01272587A (ja) | マクロライド抗生物質mi198物質及びその製造法、並びに線形動物又は節足動物の殺滅剤 | |
JP2700028B2 (ja) | マクロライド化合物の製造法 | |
CA1337934C (en) | Macrolide compounds, their preparation and their use | |
JPH0684378B2 (ja) | アベルメクチン化合物の14a−ヒドロキシル化方法 | |
JPH0672145B2 (ja) | ミルベマイシン化合物、その製法及び用途 | |
JPH032870B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |