JPH0786323A - 半導体装置の樹脂封止装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の樹脂封止装置及び半導体装置の製造方法Info
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- JPH0786323A JPH0786323A JP23161893A JP23161893A JPH0786323A JP H0786323 A JPH0786323 A JP H0786323A JP 23161893 A JP23161893 A JP 23161893A JP 23161893 A JP23161893 A JP 23161893A JP H0786323 A JPH0786323 A JP H0786323A
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- resin
- block
- semiconductor device
- chase
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リードフレームを反転せずにチェイスブロッ
クに載置することができ、リードフレームを載置する自
動機の構造を簡素化することができる半導体装置の樹脂
封止装置を提供する。 【構成】 この半導体装置の樹脂封止装置は、リードフ
レーム8を並列且つ同一向きに載置するチェイスブロッ
ク10を備えたものである。
クに載置することができ、リードフレームを載置する自
動機の構造を簡素化することができる半導体装置の樹脂
封止装置を提供する。 【構成】 この半導体装置の樹脂封止装置は、リードフ
レーム8を並列且つ同一向きに載置するチェイスブロッ
ク10を備えたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トランスファ成形プ
レスを用いて樹脂成形する半導体装置の樹脂封止装置及
びその樹脂封止装置を用いた半導体装置の製造方法に関
する。
レスを用いて樹脂成形する半導体装置の樹脂封止装置及
びその樹脂封止装置を用いた半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置の樹脂封止装置とし
て、上下二つの型を型締めした後、プランジャーによっ
てトランスファポット内で溶融している樹脂タブレット
をキャビティ内に圧送して成形を行なうものが知られて
いる。
て、上下二つの型を型締めした後、プランジャーによっ
てトランスファポット内で溶融している樹脂タブレット
をキャビティ内に圧送して成形を行なうものが知られて
いる。
【0003】通常、この種の半導体装置の樹脂封止装置
としては、中央に溶融している樹脂タブレットの加圧用
プランジャーが進退するトランスファポット及び一方の
パッケージを形成するキャビティを有する固定側のチェ
イスブロックを固定した定盤部と、この定盤部のチェイ
スブロックの下方に進退自在に設けられ、かつ他方のパ
ッケージを形成するキャビティを有する可動側のチェイ
スブロックを固定した定盤部と、この定盤部のチェイス
ブロック及び固定側のチェイスブロック内にそれぞれ配
設された各キャビティの内部に進退するエジェクターピ
ンを有する突き出し機構を備えたものが使用されてい
る。
としては、中央に溶融している樹脂タブレットの加圧用
プランジャーが進退するトランスファポット及び一方の
パッケージを形成するキャビティを有する固定側のチェ
イスブロックを固定した定盤部と、この定盤部のチェイ
スブロックの下方に進退自在に設けられ、かつ他方のパ
ッケージを形成するキャビティを有する可動側のチェイ
スブロックを固定した定盤部と、この定盤部のチェイス
ブロック及び固定側のチェイスブロック内にそれぞれ配
設された各キャビティの内部に進退するエジェクターピ
ンを有する突き出し機構を備えたものが使用されてい
る。
【0004】上述した半導体装置の樹脂封止装置を、例
えば図3、図4を参照しながら更に具体的に説明する。
各図によれば、従来の半導体装置の樹脂封止装置は、ラ
ンナ1と、このランナ1の両側にそれぞれ縦列に複数配
置されたキャビティ2と、これら縦列に配列されたキャ
ビティ2、2間にそれぞれ配置されたフレーム位置決め
ピン3と、これらを有するチェイスブロック4と、この
チェイスブロック4が固定具5を介してボルト6によっ
て固定される定盤部7とを備えて構成されている。そし
て、半導体装置を樹脂封止する場合には、フレーム位置
決めピン3を介してリードフレーム8を位置決めした状
態でチェイスブロック4上に載置する。
えば図3、図4を参照しながら更に具体的に説明する。
各図によれば、従来の半導体装置の樹脂封止装置は、ラ
ンナ1と、このランナ1の両側にそれぞれ縦列に複数配
置されたキャビティ2と、これら縦列に配列されたキャ
ビティ2、2間にそれぞれ配置されたフレーム位置決め
ピン3と、これらを有するチェイスブロック4と、この
チェイスブロック4が固定具5を介してボルト6によっ
て固定される定盤部7とを備えて構成されている。そし
て、半導体装置を樹脂封止する場合には、フレーム位置
決めピン3を介してリードフレーム8を位置決めした状
態でチェイスブロック4上に載置する。
【0005】そして、最近では樹脂封止した半導体装置
が多様化し、樹脂封止の形態も様々であるため、半導体
装置の封止樹脂の形態に応じてチェイスブロック4を交
換してそれぞれの製品に対処するようにしているのが一
般的である。このチェイスブロック4を迅速に交換する
ために、従来は、上述のように固定具5を介してボルト
6によってチェイスブロック4を定盤部7へ固定した
り、また、クランプ機構を用いてチェイスブロックを定
盤部へ固定したりするようにしている。
が多様化し、樹脂封止の形態も様々であるため、半導体
装置の封止樹脂の形態に応じてチェイスブロック4を交
換してそれぞれの製品に対処するようにしているのが一
般的である。このチェイスブロック4を迅速に交換する
ために、従来は、上述のように固定具5を介してボルト
6によってチェイスブロック4を定盤部7へ固定した
り、また、クランプ機構を用いてチェイスブロックを定
盤部へ固定したりするようにしている。
【0006】また、リードフレーム8や樹脂タブレット
のチェイスブロック4への載置には、自動機を用いる場
合が年々増加して来ているため、この自動化に合わせて
樹脂封止装置の運転効率あるいは載置精度についての条
件も益々厳しくなって来ている。
のチェイスブロック4への載置には、自動機を用いる場
合が年々増加して来ているため、この自動化に合わせて
樹脂封止装置の運転効率あるいは載置精度についての条
件も益々厳しくなって来ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体装置の樹脂封止装置の場合には、図3、図4に示
すように2枚のリードフレーム8、8をそれぞれ位置決
めするフレーム位置決めピン3が、いずれもランナ1側
に沿って配置されているため、自動機などによりリード
フレーム8をチェイスブロック4へ載置する際には片方
のリードフレーム8を自動機の反転機構により反転させ
てその向きを揃えたり、反転機構のない自動機の場合に
は、リードフレーム8を自動機にセットする際にリード
フレーム8を一つ置きに向きを変えて交互に向きを変え
た状態でセットしなければならず、その操作が煩雑であ
るという課題があった。
半導体装置の樹脂封止装置の場合には、図3、図4に示
すように2枚のリードフレーム8、8をそれぞれ位置決
めするフレーム位置決めピン3が、いずれもランナ1側
に沿って配置されているため、自動機などによりリード
フレーム8をチェイスブロック4へ載置する際には片方
のリードフレーム8を自動機の反転機構により反転させ
てその向きを揃えたり、反転機構のない自動機の場合に
は、リードフレーム8を自動機にセットする際にリード
フレーム8を一つ置きに向きを変えて交互に向きを変え
た状態でセットしなければならず、その操作が煩雑であ
るという課題があった。
【0008】また、自動機などによりチェイスブロック
4へリードフレーム4や樹脂タブレットを載置する際に
は、図4に示すようにチェイスブロック4と固定具5と
の隙間9の分だけチェイスブロック4が動き、この位置
ずれにより自動機によるリードフレーム8や樹脂タブレ
ットの載置ミスを起こし易くなるなどという課題もあっ
た。尚、これに関連した技術として、例えばプッシャブ
ロックによってキャビティブロックをランナブロックに
接合する技術が実開平1−104028号公報に開示さ
れ、また、このプッシャブロックのバネ機構に応用でき
る回転調整機構に関する技術が実開昭56−78135
号公報に開示されている。
4へリードフレーム4や樹脂タブレットを載置する際に
は、図4に示すようにチェイスブロック4と固定具5と
の隙間9の分だけチェイスブロック4が動き、この位置
ずれにより自動機によるリードフレーム8や樹脂タブレ
ットの載置ミスを起こし易くなるなどという課題もあっ
た。尚、これに関連した技術として、例えばプッシャブ
ロックによってキャビティブロックをランナブロックに
接合する技術が実開平1−104028号公報に開示さ
れ、また、このプッシャブロックのバネ機構に応用でき
る回転調整機構に関する技術が実開昭56−78135
号公報に開示されている。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、リードフレームを載置する自動機の構造を
簡素化することができ、また、リードフレームなどの載
置ミスを防止することができる半導体装置の樹脂封止装
置及びその樹脂封止装置を用いた半導体装置の製造方法
を提供することを目的とする。
れたもので、リードフレームを載置する自動機の構造を
簡素化することができ、また、リードフレームなどの載
置ミスを防止することができる半導体装置の樹脂封止装
置及びその樹脂封止装置を用いた半導体装置の製造方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る半導体装置の樹脂封止装置は、リードフレームを並列
かつ同一向きに載置するチェイスブロックを備えたもの
である。
る半導体装置の樹脂封止装置は、リードフレームを並列
かつ同一向きに載置するチェイスブロックを備えたもの
である。
【0011】この発明の請求項2に係る半導体装置の製
造方法は、リードフレームを並列かつ同一向きに載置す
るチェイスブロックを備えた樹脂封止装置のキャビティ
内に、プランジャーによってポット内で溶融している樹
脂を圧送して成形するものである。
造方法は、リードフレームを並列かつ同一向きに載置す
るチェイスブロックを備えた樹脂封止装置のキャビティ
内に、プランジャーによってポット内で溶融している樹
脂を圧送して成形するものである。
【0012】この発明の請求項3に係る半導体装置の樹
脂封止装置は、樹脂を挿入するポットとリードフレーム
とを交互に配置するチェイスブロックを備えたものであ
る。
脂封止装置は、樹脂を挿入するポットとリードフレーム
とを交互に配置するチェイスブロックを備えたものであ
る。
【0013】この発明の請求項4に係る半導体装置の製
造方法は、 樹脂を挿入するポットとリードフレームと
を交互に配置したチェイスブロックを備えた樹脂封止装
置のキャビティ内に、プランジャーによってポット内で
溶融している樹脂を圧送して成形するものである。
造方法は、 樹脂を挿入するポットとリードフレームと
を交互に配置したチェイスブロックを備えた樹脂封止装
置のキャビティ内に、プランジャーによってポット内で
溶融している樹脂を圧送して成形するものである。
【0014】この発明の請求項5に係る半導体装置の樹
脂封止装置は、リードフレームを載置するチェイスブロ
ックの端部に、その抜け止めを図る抜け止めブロックを
設けると共に、この抜け止めブロックにチェイスブロッ
クを端部から押圧する押圧機構を設けたものである。
脂封止装置は、リードフレームを載置するチェイスブロ
ックの端部に、その抜け止めを図る抜け止めブロックを
設けると共に、この抜け止めブロックにチェイスブロッ
クを端部から押圧する押圧機構を設けたものである。
【0015】この発明の請求項6に係る半導体装置の製
造方法は、リードフレームを載置するチェイスブロック
の端部に、その抜け止めを図る抜け止めブロックを設け
ると共に、この抜け止めブロックに上記チェイスブロッ
クを端部から押圧する押圧機構を設けた樹脂封止装置の
キャビティ内に、プランジャーによってポット内で溶融
している樹脂を圧送して成形するものである。
造方法は、リードフレームを載置するチェイスブロック
の端部に、その抜け止めを図る抜け止めブロックを設け
ると共に、この抜け止めブロックに上記チェイスブロッ
クを端部から押圧する押圧機構を設けた樹脂封止装置の
キャビティ内に、プランジャーによってポット内で溶融
している樹脂を圧送して成形するものである。
【0016】
【作用】この発明の請求項1の発明によれば、リードフ
レームをチェイスブロック上に並列かつ同一向きに載置
できるため、リードフレームを反転せずにチェイスブロ
ックに載置することができる。
レームをチェイスブロック上に並列かつ同一向きに載置
できるため、リードフレームを反転せずにチェイスブロ
ックに載置することができる。
【0017】この発明の請求項2の発明によれば、請求
項1の半導体装置の樹脂封止装置により半導体装置を製
造すると、リードフレームを反転せずにチェイスブロッ
クに載置して半導体装置を製造することができる。
項1の半導体装置の樹脂封止装置により半導体装置を製
造すると、リードフレームを反転せずにチェイスブロッ
クに載置して半導体装置を製造することができる。
【0018】この発明の請求項3の発明によれば、樹脂
を挿入するポットとリードフレームとを交互に配置した
ため、樹脂タブレットを挿入する自動機及びリードフレ
ームを載置する自動機とをユニット化して自動機をコン
パクト化することができる。
を挿入するポットとリードフレームとを交互に配置した
ため、樹脂タブレットを挿入する自動機及びリードフレ
ームを載置する自動機とをユニット化して自動機をコン
パクト化することができる。
【0019】この発明の請求項4の発明によれば、請求
項3の半導体装置の樹脂封止装置により半導体装置を製
造すると、リードフレーム及び樹脂タブレットを確実に
チェイスブロックにセットして半導体装置を製造するこ
とができる。
項3の半導体装置の樹脂封止装置により半導体装置を製
造すると、リードフレーム及び樹脂タブレットを確実に
チェイスブロックにセットして半導体装置を製造するこ
とができる。
【0020】この発明の請求項5の発明によれば、抜け
止めブロックの押圧機構によりチェイスブロックを端部
から押圧するようにしているため、型締め、リードフレ
ームの載置及び型締めを繰り返し行なってもチェイスブ
ロックを定位置に固定できる。
止めブロックの押圧機構によりチェイスブロックを端部
から押圧するようにしているため、型締め、リードフレ
ームの載置及び型締めを繰り返し行なってもチェイスブ
ロックを定位置に固定できる。
【0021】この発明の請求項6の発明によれば、請求
項5の半導体装置の樹脂封止装置により半導体装置を製
造すると、型締め、リードフレームの載置及び型締めを
繰り返し行なってもチェイスブロックを定位置に固定し
た状態で、半導体装置を製造することができる。
項5の半導体装置の樹脂封止装置により半導体装置を製
造すると、型締め、リードフレームの載置及び型締めを
繰り返し行なってもチェイスブロックを定位置に固定し
た状態で、半導体装置を製造することができる。
【0022】
【実施例】以下、図1及び図2に示す実施例に基づいて
従来と同一または相当部分には同一符号を付して本発明
を説明する。尚、各図中、図1はこの発明の半導体装置
の樹脂封止装置の一実施例を示す平面図、図2は図1に
示す半導体装置の樹脂封止装置の側面図である。
従来と同一または相当部分には同一符号を付して本発明
を説明する。尚、各図中、図1はこの発明の半導体装置
の樹脂封止装置の一実施例を示す平面図、図2は図1に
示す半導体装置の樹脂封止装置の側面図である。
【0023】この実施例の半導体装置の樹脂封止装置
は、図1に示すように、長方形状に形成されたチェイス
ブロック10と、このチェイスブロック10を長手方向
の両側から固定具5を介してボルト6によって固定され
る定盤部7とを備え、下型として構成されている。ま
た、上記チェイスブロック10の表面にはランナ11及
びサブランナ12が横方向に櫛の歯状に形成され、上記
ランナ11の中央に樹脂タブレット(図示せず)を挿入
するポット13が形成され、また、上記各サブランナ1
2の延長端にはキャビティ14がそれぞれ形成されてい
る。更に、これらのサブランナ12の先端近傍にはリー
ドフレーム8を位置決めする位置決めピン3がそれぞれ
形成されている。そして、定盤部7上で複数個のチェイ
スブロック10が図1の紙面下方から上方へ縦方向に載
置され、それぞれのチェイスブロック10は互いに密着
して並列配置されている。従って、各チェイスブロック
10上に載置されたリードフレーム8はそれぞれ定盤部
7上で縦方向に並列し、しかも同一向きに配置され、こ
れによってポット13とリードフレーム8とが交互に配
置された状態になっている。
は、図1に示すように、長方形状に形成されたチェイス
ブロック10と、このチェイスブロック10を長手方向
の両側から固定具5を介してボルト6によって固定され
る定盤部7とを備え、下型として構成されている。ま
た、上記チェイスブロック10の表面にはランナ11及
びサブランナ12が横方向に櫛の歯状に形成され、上記
ランナ11の中央に樹脂タブレット(図示せず)を挿入
するポット13が形成され、また、上記各サブランナ1
2の延長端にはキャビティ14がそれぞれ形成されてい
る。更に、これらのサブランナ12の先端近傍にはリー
ドフレーム8を位置決めする位置決めピン3がそれぞれ
形成されている。そして、定盤部7上で複数個のチェイ
スブロック10が図1の紙面下方から上方へ縦方向に載
置され、それぞれのチェイスブロック10は互いに密着
して並列配置されている。従って、各チェイスブロック
10上に載置されたリードフレーム8はそれぞれ定盤部
7上で縦方向に並列し、しかも同一向きに配置され、こ
れによってポット13とリードフレーム8とが交互に配
置された状態になっている。
【0024】また、図2に示すように、例えば上記定盤
部7の後方端部には定盤部7からチェイスブロック10
の抜け止めを図る抜け止めブロック15が設けられてい
る。また、この抜け止めブロック15内には空間16が
形成され、この空間16内にチェイスブロック10を後
端部から押圧する押圧機構17が設けられている。この
押圧機構17は、空間16内に収納されたバネ17A
と、このバネ17Aの両端にそれぞれ取り付けられたプ
ッシュロッド17B及びネジ17Cと、このネジ17C
の外端に取り付けられたダイアル17Dとから構成され
ている。また、押圧機構17のプッシュロッド17Bは
空間16からチェイスブロック10側へ突出し、また、
そのネジ17Cは空間16からチェイスブロック10と
は反対側へ突出している。このネジ17Cの突出端に取
り付けられたダイアル17Dは抜け止めブロック15の
外側からバネ力を適宜調整するように構成されている。
また、定盤部7の前方端部には上記抜け止めブロック1
5の押圧機構17によって押圧されたチェイスブロック
10を受ける受けブロック18が設けられ、また後方端
のチェイスブロック10と抜け止めブロック15との間
には隙間19が形成されるようになっている。定盤部7
の後方端部にはピン20が取り付けられ、このピン20
によって抜け止めブロック15の押圧機構17が機能す
るようになっている。
部7の後方端部には定盤部7からチェイスブロック10
の抜け止めを図る抜け止めブロック15が設けられてい
る。また、この抜け止めブロック15内には空間16が
形成され、この空間16内にチェイスブロック10を後
端部から押圧する押圧機構17が設けられている。この
押圧機構17は、空間16内に収納されたバネ17A
と、このバネ17Aの両端にそれぞれ取り付けられたプ
ッシュロッド17B及びネジ17Cと、このネジ17C
の外端に取り付けられたダイアル17Dとから構成され
ている。また、押圧機構17のプッシュロッド17Bは
空間16からチェイスブロック10側へ突出し、また、
そのネジ17Cは空間16からチェイスブロック10と
は反対側へ突出している。このネジ17Cの突出端に取
り付けられたダイアル17Dは抜け止めブロック15の
外側からバネ力を適宜調整するように構成されている。
また、定盤部7の前方端部には上記抜け止めブロック1
5の押圧機構17によって押圧されたチェイスブロック
10を受ける受けブロック18が設けられ、また後方端
のチェイスブロック10と抜け止めブロック15との間
には隙間19が形成されるようになっている。定盤部7
の後方端部にはピン20が取り付けられ、このピン20
によって抜け止めブロック15の押圧機構17が機能す
るようになっている。
【0025】次に、動作について説明する。チェイスブ
ロック10を同じ向きで定盤部7上に順次載置し、最後
に抜け止めブロック15を定盤部7上に載置すると、各
チェイスブロック10はピン20で係止した抜け止めブ
ロック15と受けブロック18によって定盤部7から抜
け落ちないようなる。この状態で固定具5とボルト6を
用いてチェイスブロック10を両側から定盤部7に固定
する。そうすると、各チェイスブロック10上にリード
フレーム8を同一向きで並列に載置することができる。
そのため、樹脂封止を行なう際に、全てのリードフレー
ム8を同一方向で各チェイスブロック10上に載置する
ことができ、従来のように一つ置きにリードフレーム8
の向きを変える必要がなく、リードフレーム8の載置ミ
スをなくすことができる。また、自動機でリードフレー
ム8、樹脂タブレットをチェイスブロック10上に載置
する際に、チェイスブロック10は押圧機構17により
一方向に押圧されており、所定の位置に載置される。
ロック10を同じ向きで定盤部7上に順次載置し、最後
に抜け止めブロック15を定盤部7上に載置すると、各
チェイスブロック10はピン20で係止した抜け止めブ
ロック15と受けブロック18によって定盤部7から抜
け落ちないようなる。この状態で固定具5とボルト6を
用いてチェイスブロック10を両側から定盤部7に固定
する。そうすると、各チェイスブロック10上にリード
フレーム8を同一向きで並列に載置することができる。
そのため、樹脂封止を行なう際に、全てのリードフレー
ム8を同一方向で各チェイスブロック10上に載置する
ことができ、従来のように一つ置きにリードフレーム8
の向きを変える必要がなく、リードフレーム8の載置ミ
スをなくすことができる。また、自動機でリードフレー
ム8、樹脂タブレットをチェイスブロック10上に載置
する際に、チェイスブロック10は押圧機構17により
一方向に押圧されており、所定の位置に載置される。
【0026】以上説明したように本実施例によれば、チ
ェイスブロック10上にリードフレーム8を同一向きで
並列に載置することができるため、自動機に反転機構を
設ける必要がなく、自動機の構造を簡素化することがで
き、しかも、リードフレーム8の反転ミスなどによるセ
ットミスをなくすことができる。
ェイスブロック10上にリードフレーム8を同一向きで
並列に載置することができるため、自動機に反転機構を
設ける必要がなく、自動機の構造を簡素化することがで
き、しかも、リードフレーム8の反転ミスなどによるセ
ットミスをなくすことができる。
【0027】また、本実施例によれば、樹脂タブレット
を挿入するポット13とリードフレーム8とを交互に配
置したため、樹脂タブレットを挿入する自動機及びリー
ドフレーム8を載置する自動機とをユニット化して自動
機自体をコンパクト化することができ、もって半導体の
樹脂封止装置を低コストで製造することができると共に
メンテナンスも容易になる。
を挿入するポット13とリードフレーム8とを交互に配
置したため、樹脂タブレットを挿入する自動機及びリー
ドフレーム8を載置する自動機とをユニット化して自動
機自体をコンパクト化することができ、もって半導体の
樹脂封止装置を低コストで製造することができると共に
メンテナンスも容易になる。
【0028】また、本実施例によれば、抜け止めブロッ
ク15の押圧機構17によりチェイスブロック10を端
部から押圧するようにしているため、型締め、リードフ
レーム8の載置及び型締めを繰り返し行なってもチェイ
スブロック10を定位置に固定でき、リードフレーム8
及び樹脂タブレットの載置ミスを確実になくすことがで
きる。また、押圧機構17のバネ17Cが経年変化によ
り劣化すれば、ダイアル17Dによって劣化したバネ力
を強めて、初期のバネ力を回復することができる。
ク15の押圧機構17によりチェイスブロック10を端
部から押圧するようにしているため、型締め、リードフ
レーム8の載置及び型締めを繰り返し行なってもチェイ
スブロック10を定位置に固定でき、リードフレーム8
及び樹脂タブレットの載置ミスを確実になくすことがで
きる。また、押圧機構17のバネ17Cが経年変化によ
り劣化すれば、ダイアル17Dによって劣化したバネ力
を強めて、初期のバネ力を回復することができる。
【0029】尚、上記実施例では、リードフレーム8の
位置決めピン3がポット13側にあるものについて説明
したが、これら両者8、3はポット13とは反対側に配
置しても上記実施例と同様の作用効果を期することがで
きる。
位置決めピン3がポット13側にあるものについて説明
したが、これら両者8、3はポット13とは反対側に配
置しても上記実施例と同様の作用効果を期することがで
きる。
【0030】また、ポット13が一つのチェイスブロッ
ク10に対して1個設けたものについて説明したが、ポ
ット13は複数個あっても上記実施例と同様の作用効果
を期することができる。
ク10に対して1個設けたものについて説明したが、ポ
ット13は複数個あっても上記実施例と同様の作用効果
を期することができる。
【0031】さらに、チェイスブロック10の抜け止め
ブロック15が下型にあるものについて説明したが、抜
け止めブロック15は上型のみ、あるいは上下双方の型
にあっても上記実施例と同様の作用効果を期することが
できる。
ブロック15が下型にあるものについて説明したが、抜
け止めブロック15は上型のみ、あるいは上下双方の型
にあっても上記実施例と同様の作用効果を期することが
できる。
【0032】また、抜け止めブロック15の押圧機構1
7は、一個または三個以上であっても上記実施例と同様
の作用効果を期することができる。
7は、一個または三個以上であっても上記実施例と同様
の作用効果を期することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1に記載の半導体装置の樹脂封止装置によれば、チェイ
スブロック上にリードフレームを同一向きで並列に載置
することができるため、リードフレームを反転させずに
チェイスブロックに載置することができ、リードフレー
ムを載置する自動機の構造を簡素化することができる効
果がある。
1に記載の半導体装置の樹脂封止装置によれば、チェイ
スブロック上にリードフレームを同一向きで並列に載置
することができるため、リードフレームを反転させずに
チェイスブロックに載置することができ、リードフレー
ムを載置する自動機の構造を簡素化することができる効
果がある。
【0034】また、この発明の請求項2に記載の半導体
装置の製造方法によれば、請求項1に記載の半導体装置
の樹脂封止装置を用いて半導体装置を製造することによ
り、リードフレームのセットミスがなく、高い歩留りで
効率良く半導体装置を製造することができる効果があ
る。
装置の製造方法によれば、請求項1に記載の半導体装置
の樹脂封止装置を用いて半導体装置を製造することによ
り、リードフレームのセットミスがなく、高い歩留りで
効率良く半導体装置を製造することができる効果があ
る。
【0035】また、この発明の請求項3に記載の半導体
装置の樹脂封止装置によれば、樹脂を挿入するポットと
リードフレームとを交互に配置するチェイスブロックを
備えたことにより、樹脂タブレットを挿入する自動機
と、リードフレームを載置する自動機とをユニット化し
て低コストで製造することができる効果がある。
装置の樹脂封止装置によれば、樹脂を挿入するポットと
リードフレームとを交互に配置するチェイスブロックを
備えたことにより、樹脂タブレットを挿入する自動機
と、リードフレームを載置する自動機とをユニット化し
て低コストで製造することができる効果がある。
【0036】また、この発明の請求項4に記載の半導体
装置の製造方法によれば、請求項3に記載の半導体装置
の樹脂封止装置を用いて半導体装置を製造することによ
り、リードフレームのセットミスがなく、より高い歩留
りで効率良く半導体装置を製造することができる効果が
ある。
装置の製造方法によれば、請求項3に記載の半導体装置
の樹脂封止装置を用いて半導体装置を製造することによ
り、リードフレームのセットミスがなく、より高い歩留
りで効率良く半導体装置を製造することができる効果が
ある。
【0037】また、この発明の請求項5に記載の半導体
装置の樹脂封止装置によれば、リードフレームを載置す
るチェイスブロックの端部に、その抜け止めを図る抜け
止めブロックを設けると共に、この抜け止めブロックに
チェイスブロックを端部から押圧する押圧機構を設けた
ことにより、型締め、リードフレームの載置及び型締め
を繰り返し行なってもチェイスブロックを定位置に固定
でき、リードフレーム及び樹脂タブレットの載置ミスを
なくすことができる効果がある。
装置の樹脂封止装置によれば、リードフレームを載置す
るチェイスブロックの端部に、その抜け止めを図る抜け
止めブロックを設けると共に、この抜け止めブロックに
チェイスブロックを端部から押圧する押圧機構を設けた
ことにより、型締め、リードフレームの載置及び型締め
を繰り返し行なってもチェイスブロックを定位置に固定
でき、リードフレーム及び樹脂タブレットの載置ミスを
なくすことができる効果がある。
【0038】また、この発明の請求項6に記載の半導体
装置の製造方法によれば、請求項5に記載の半導体装置
の樹脂封止装置を用いて半導体装置を製造することによ
り、型締め、リードフレームの載置及び型締めを繰り返
し行なってもチェイスブロックを定位置に固定でき、リ
ードフレーム及び樹脂タブレットの載置ミスをなくすこ
とができ、より高い歩留まりで効率良く半導体装置を製
造することができる効果がある。
装置の製造方法によれば、請求項5に記載の半導体装置
の樹脂封止装置を用いて半導体装置を製造することによ
り、型締め、リードフレームの載置及び型締めを繰り返
し行なってもチェイスブロックを定位置に固定でき、リ
ードフレーム及び樹脂タブレットの載置ミスをなくすこ
とができ、より高い歩留まりで効率良く半導体装置を製
造することができる効果がある。
【図1】この発明の半導体装置の樹脂封止装置の一実施
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図2】図1に示す半導体装置の樹脂封止装置の側面図
である。
である。
【図3】従来の半導体装置の樹脂封止装置の一例を示す
平面図である。
平面図である。
【図4】図3に示す半導体装置の樹脂封止装置の側面図
である。
である。
10 チェイスブロック 11 ランナ 12 サブランナ 13 ポット 14 キャビティ 15 抜け止めブロック 17 押圧機構
Claims (6)
- 【請求項1】 リードフレームの複数箇所で樹脂封止す
る半導体装置の樹脂封止装置において、上記リードフレ
ームを並列かつ同一向きに載置するチェイスブロックを
備えたことを特徴とする半導体装置の樹脂封止装置。 - 【請求項2】 リードフレームを並列かつ同一向きに載
置するチェイスブロックを備えた樹脂封止装置のキャビ
ティ内に、プランジャーによってポット内で溶融してい
る樹脂を圧送して成形する半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 リードフレームの複数箇所で樹脂封止す
る半導体装置の樹脂封止装置において、樹脂を挿入する
ポットと上記リードフレームとを交互に配置するチェイ
スブロックを備えたことを特徴とする半導体装置の樹脂
封止装置。 - 【請求項4】 樹脂を挿入するポットとリードフレーム
とを交互に配置したチェイスブロックを備えた樹脂封止
装置のキャビティ内に、プランジャーによってポット内
で溶融している樹脂を圧送して成形する半導体装置の製
造方法。 - 【請求項5】 リードフレームの複数箇所で樹脂封止す
る半導体装置の樹脂封止装置において、上記リードフレ
ームを載置するチェイスブロックの端部に、その抜け止
めを図る抜け止めブロックを設けると共に、この抜け止
めブロックに上記チェイスブロックを端部から押圧する
押圧機構を設けたことを特徴とする半導体装置の樹脂封
止装置。 - 【請求項6】 リードフレームを載置するチェイスブロ
ックの端部に、その抜け止めを図る抜け止めブロックを
設けると共に、この抜け止めブロックに上記チェイスブ
ロックを端部から押圧する押圧機構を設けた樹脂封止装
置のキャビティ内に、プランジャーによってポット内で
溶融している樹脂を圧送して成形する半導体装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23161893A JP2934373B2 (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 半導体装置の樹脂封止装置及び半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23161893A JP2934373B2 (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 半導体装置の樹脂封止装置及び半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0786323A true JPH0786323A (ja) | 1995-03-31 |
JP2934373B2 JP2934373B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=16926336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23161893A Expired - Fee Related JP2934373B2 (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 半導体装置の樹脂封止装置及び半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2934373B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP23161893A patent/JP2934373B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2934373B2 (ja) | 1999-08-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |