JPH0780628B2 - 糸リザ−ブを形成する装置および方法 - Google Patents
糸リザ−ブを形成する装置および方法Info
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- JPH0780628B2 JPH0780628B2 JP62049898A JP4989887A JPH0780628B2 JP H0780628 B2 JPH0780628 B2 JP H0780628B2 JP 62049898 A JP62049898 A JP 62049898A JP 4989887 A JP4989887 A JP 4989887A JP H0780628 B2 JPH0780628 B2 JP H0780628B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H54/00—Winding, coiling, or depositing filamentary material
- B65H54/02—Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
- B65H54/28—Traversing devices; Package-shaping arrangements
- B65H54/34—Traversing devices; Package-shaping arrangements for laying subsidiary winding, e.g. transfer tails
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Winding Filamentary Materials (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Description
[産業上の利用分野] 本発明は、回転可能に支持された押えローラーと、モー
タにより駆動され、かつ押えローラーの方向にスイング
可能なスプール管と、スプール管のリザーブ巻き領域に
糸リザーブが形成されるまで導入した糸の通過位置を保
持するブロッキング部とを備えた糸リザーブを形成する
装置および同装置を用いた糸リザーブの形成方法に関す
る。
タにより駆動され、かつ押えローラーの方向にスイング
可能なスプール管と、スプール管のリザーブ巻き領域に
糸リザーブが形成されるまで導入した糸の通過位置を保
持するブロッキング部とを備えた糸リザーブを形成する
装置および同装置を用いた糸リザーブの形成方法に関す
る。
スピンドルで駆動され、スプール管と、切換え装置たと
えば逆回転糸ローラーとが一緒にモーターにより駆動さ
れるような精密糸巻取り機械においては、手インジェク
タ、すなわち、いわゆる吸引ピストルによって糸を巻く
時に、スプール管のノッチ付き溝の中に糸を挿入して留
めることが普通である。糸は切断されて吸引ピストルか
ら分離される。 別の構造の場合には、スプール管と、そのスプール管を
保持しているピンとが前方側にいわゆる受けスロットを
有する。その受けスロットにより、巻取り工程の残りを
行うために糸をスプール管に連結することが可能であ
る。スプール管への巻取り工程は、第1の場合における
ように公知のやり方で行われ、これによっていわゆるリ
ザーブ巻が形成される。巻取る用意のできたスプール管
の始端を別のスプール管の終端に連結して、巻取り動作
を中断することなしに、何個かの巻取りスプール管によ
る巻取りを可能とすることができる。 [発明が解決しようとする問題点] 特別な場合、たとえば、約6000m/分というような高速で
スプール管が回転する場合、または、ある太さをこえる
糸を巻くような場合には、スプール管に糸を巻くのにあ
る種の不便が生ずる。糸がノッチつき溝にこすりつけら
れて、その溝に多かれ少かれひびがはいる。スプール管
の前に設けられている受けスロットが損傷を受けるか、
変形させられて、受け作用が確実に行われなくなる。し
たがって、多少とも短期間の使用後には受け要素は変形
して交換せねばならない。 本発明の目的は、前記困難を生じることなく、かつ、高
速または太い糸の場合にも完全に巻付けることが保証さ
れるように前記した名称の機械のスプール管に糸を巻く
ことにある。 入来した糸をリザーブ巻取りの領域幅にわたって往復動
させる案内装置が押えローラーの所に設けられ、かつス
プール管のリザーブ巻取りの領域内の周面が滑らかであ
るために、本発明の装置は前記した名称の装置とは区別
される。 [問題点を解決するための手段および作用] スプール管をそのように形成し、糸を送るためのそのよ
うな機構を用いた結果、リザーブ巻取り領域の一方の側
から他方の側へ前後に糸を常に動かすことになるので、
下側になる糸層は、それらの糸層の上にくる糸層によっ
て、必要な受け溝または受けスロットによりスプール管
上の糸の始端を直接に留めることなしに、ほぼ自動的に
固定され、かつきつく保持される。リザーブ巻は滑らか
なスプール管に自動的に固定される。 スプール管の端部に糸を巻いてリザーブ巻を形成する時
に、糸を横方向に往復動させる結果、一番上にある糸
が、一方の側から他方の側に既に形成されたリザーブ巻
を覆い、下側にある糸をきつく保持して、下側の糸がリ
ザーブ巻で構成される糸ロールから最早ゆるむことがで
きないようになる。これにより、リザーブ巻は一緒に保
持され、かつスプール管にも固定される。ここでは他に
留めたり、受けたりする動作は不要である。リザーブ巻
を形成する場合に入来糸を往復動させることにより、巻
取りパッケージが一緒に保持され、かつスプール管自体
を全体にわたって滑らかな周面にできる。 本発明の別の特徴は、糸を往復動する案内装置を、押え
ローラに形成した斜め通路で構成したことにある。その
斜め通路は、無端状であり、押えローラーに設けられ
る。その斜め通路は、押えローラーが対応して回転する
と、リザーブ巻取り領域内で糸を横方向に動かし、その
ため、下側のロールの巻取りが新に到着して上になった
糸によって斜めに覆われ、リザーブ巻をスプール管の上
に対応するやり方で一緒に保持し、糸はスプール管の回
転によって糸の送り源から強制的に引き出される。 糸を往復動する案内装置は、無端状の斜め通路の代り
に、たとえば、クランク駆動機構等により往復動させら
れる2つ止め具の間で糸を案内するというように、異っ
た構造とすることもできる。押えローラーに設ける無端
状の斜め通路は簡単で、コストが低いことが利点であ
る。 押えローラーまたはスプール管に接近している手インジ
ェクタから糸を切断する切断装置を設けると有利であ
る。その切断装置は、押えローラーと切換え装置を囲む
ハウジングの内部に配置すると有利である。 本発明の別の特徴によれば、スプール管への糸の巻きつ
けは手で操作されて糸を案内する糸インジェクタ(吸引
ピストル)により行われる。糸インジェクタにより巻取
り機械に進ませられる糸は、糸の経路内につき出ている
ブロッキング部を介して、押えローラーに設けられた往
復動案内装置の機能領域に達し、ついで回転しているス
プール管の周囲を一回または数回案内させられる。それ
から、スプール管が押えローラーに達する少し前に、切
断によって糸が手インジェクタから分離される。この結
果、リザーブ巻は、糸が案内装置で常時往復動させられ
ることにより形成され、そのさい、糸は供給点から自動
的に引き出される。リザーブ巻が所定の厚みに達する
と、ブロッキング部のピンは直ちに放される、すなわ
ち、引き戻される。送られた糸はそれから切換え装置に
よって捕えられ、以後、駆動されるスプール管において
精密な巻取りが確実に行われる。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。 スプール巻き機械1は、スピンドルにより駆動される精
密な装置である。この装置においては、スプールピン2
が電動機により駆動される。そのスプールピン2は膨脹
ピンとして形成すると有利である。スプールピン2の上
にスプール管3がそのスプールピン2と共に動くように
配置される。ピン2は、ハウジング5に設けられている
弓形スロット4に沿ったレバー上で移動させられ、軸7
に回動可能に取付けられている押えローラー6の向きに
動かされる。 たとえば、往復動する糸ガイド10を備えた逆転糸ローラ
ー9で構成される切換え装置8がスプールピン2の上方
に配置され、精密ロールを組立てた時に、糸をスプール
管3の長手方向に前後に常に案内する。 スロット13は、案内板14と15により形成されている。こ
のスロット13は介して糸12を導くように構成されている
スプール管3の上に糸リザーブを形成するため、ブロッ
キング部16(例えば、ブロッキングピン)が設けられ
る。ブロッキング部16は、糸12の経路内に移動させるこ
とができる。ブロッキング部16は、たとえばシリンダ18
の中を滑動するプランジャ17を内端部に有することがで
きる。この場合、ブロッキング部16は、圧力媒体により
ばね19の作用に抗して外へ押し出すことができる。圧力
媒体は管20により供給され、該管20にはスイッチ21が設
けられる。 糸12が糸ガイド10を有する切換え装置8の向きにそれ以
上動くことを阻止する限りは、糸12は1つの同じ場所に
留まり、その結果、スプール管3の自由端部の同じ場所
に巻かれる。 スプール管3の前方に、糸12を案内する後述の案内装置
24が矢印22で示されている糸の向きに設けられる。案内
装置24は、手インジェクタ23によって供給された糸12を
リザーブ巻の横幅方向に往復動させる。スプール管3の
周面は全長にわたって滑らかである。 糸12を往復させる案内装置24は、抑えローラー6の上に
設けた無端状の斜め通路25とすると有利である。この通
路25の中には糸12がブロッキング部16により置かれる。
ブロッキング部16は、案内装置24に対応してずれて配置
されている。 その斜め通路25を通る糸12は、通路25が斜めであるため
に生ずる引張作用で横方向に連続して動かされる。その
結果、糸12はスプール管3の上を横方向に往復させら
れ、それによってリザーブ巻が形成される。このとき、
一番上にある糸部分が、下側で対応する斜めの経路をた
どって巻かれている糸を覆って一緒に保持するようにす
る。同時に、リザーブ巻がスプール管3の滑らかな周面
に固定されて、リザーブ巻とスプール管3の表面が相対
的に動くことがなくなる。 切断装置27は、糸12がスプール管3に数回巻かれた時
に、直ちに糸を手インジェクタ23から分離する。切断装
置27は、たとえば、互いに逆向きに作用する2枚の刃で
構成される。 糸リザーブは、次のようにして発生されることが有利で
ある。ハウジング5の引込みスロット13の中に手インジ
ェクタ23により導入された糸12は、ブロッキング部16の
前にあり、最初は、ターン28により示されているよう
に、手インジェクタ23によって、回転している滑らかな
スプール管3の周囲に何回か巻かれるように案内され
る。そうすると、糸12はブロッキング部16によって斜め
通路25の中に配置される。滑らかな周面を有するスプー
ル管3に糸12が非常にきつく巻かれて糸12のすべりがも
はや起きないように糸12をスプール管3に2回または3
回最初に巻くだけで十分である。したがって、吸引ピス
トル23に導かれた糸部分は切断装置27によってそれから
分離できる。そうすると、スプールピン2をスプール管
3とともに押えローラー6へ向って徐々に動かすことが
できる。 糸リザーブを形成するために、スプール管3に糸12を更
に巻くことは、案内装置24たる前記斜め通路25によって
行われる。つまり、斜め通路25の往復案内作用によって
糸12をスプール管3に対応する幅で巻く。この場合に
は、1番上にある糸部分が、下側にある対応する斜め方
向のリザーブ巻の糸ターンに重なり合って、リザーブ巻
のパッケージを再びつかむやり方で確実に保持し、それ
を一緒に保持する。 リザーブ巻が終った直後に、ブロッキング部16は糸12の
経路から引きこめられる。この時、糸12は切換え装置8
の糸ガイド10の領域に達し、それによってつかまれる。
その場合、糸12は斜め通路25から離れる。精密巻が対応
するやり方で行われ、そのさい、切換え装置8はスプー
ルピン3のためのモータにより同時に駆動される。それ
からスプール管3を有するスプールピン2が押えローラ
ー6に押しつけられる。押えローラー6は、スプール管
3との間の摩擦力でゆるく回る。 第5図は、糸12の往復動を案内する案内装置の別の実施
例24aを示す。この実施例では、スライダ30が設けられ
る。このスライダはガイド31の中で案内され、かつロッ
ド32によってクランクギヤ33に連結される。 スライダ30には、2本のピン34が設けられており、それ
らのピンの間を糸12が走行する。糸12は、クランクギヤ
33によって所定の幅で前後に動かされる。スライダ30に
は、ピン34の代りに糸を通す案内通路を設けることもで
きる。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、高速または太い糸
の場合にも完全に糸を巻付けることが保証される糸リザ
ーブ形成装置および方法を提供することができる。
えば逆回転糸ローラーとが一緒にモーターにより駆動さ
れるような精密糸巻取り機械においては、手インジェク
タ、すなわち、いわゆる吸引ピストルによって糸を巻く
時に、スプール管のノッチ付き溝の中に糸を挿入して留
めることが普通である。糸は切断されて吸引ピストルか
ら分離される。 別の構造の場合には、スプール管と、そのスプール管を
保持しているピンとが前方側にいわゆる受けスロットを
有する。その受けスロットにより、巻取り工程の残りを
行うために糸をスプール管に連結することが可能であ
る。スプール管への巻取り工程は、第1の場合における
ように公知のやり方で行われ、これによっていわゆるリ
ザーブ巻が形成される。巻取る用意のできたスプール管
の始端を別のスプール管の終端に連結して、巻取り動作
を中断することなしに、何個かの巻取りスプール管によ
る巻取りを可能とすることができる。 [発明が解決しようとする問題点] 特別な場合、たとえば、約6000m/分というような高速で
スプール管が回転する場合、または、ある太さをこえる
糸を巻くような場合には、スプール管に糸を巻くのにあ
る種の不便が生ずる。糸がノッチつき溝にこすりつけら
れて、その溝に多かれ少かれひびがはいる。スプール管
の前に設けられている受けスロットが損傷を受けるか、
変形させられて、受け作用が確実に行われなくなる。し
たがって、多少とも短期間の使用後には受け要素は変形
して交換せねばならない。 本発明の目的は、前記困難を生じることなく、かつ、高
速または太い糸の場合にも完全に巻付けることが保証さ
れるように前記した名称の機械のスプール管に糸を巻く
ことにある。 入来した糸をリザーブ巻取りの領域幅にわたって往復動
させる案内装置が押えローラーの所に設けられ、かつス
プール管のリザーブ巻取りの領域内の周面が滑らかであ
るために、本発明の装置は前記した名称の装置とは区別
される。 [問題点を解決するための手段および作用] スプール管をそのように形成し、糸を送るためのそのよ
うな機構を用いた結果、リザーブ巻取り領域の一方の側
から他方の側へ前後に糸を常に動かすことになるので、
下側になる糸層は、それらの糸層の上にくる糸層によっ
て、必要な受け溝または受けスロットによりスプール管
上の糸の始端を直接に留めることなしに、ほぼ自動的に
固定され、かつきつく保持される。リザーブ巻は滑らか
なスプール管に自動的に固定される。 スプール管の端部に糸を巻いてリザーブ巻を形成する時
に、糸を横方向に往復動させる結果、一番上にある糸
が、一方の側から他方の側に既に形成されたリザーブ巻
を覆い、下側にある糸をきつく保持して、下側の糸がリ
ザーブ巻で構成される糸ロールから最早ゆるむことがで
きないようになる。これにより、リザーブ巻は一緒に保
持され、かつスプール管にも固定される。ここでは他に
留めたり、受けたりする動作は不要である。リザーブ巻
を形成する場合に入来糸を往復動させることにより、巻
取りパッケージが一緒に保持され、かつスプール管自体
を全体にわたって滑らかな周面にできる。 本発明の別の特徴は、糸を往復動する案内装置を、押え
ローラに形成した斜め通路で構成したことにある。その
斜め通路は、無端状であり、押えローラーに設けられ
る。その斜め通路は、押えローラーが対応して回転する
と、リザーブ巻取り領域内で糸を横方向に動かし、その
ため、下側のロールの巻取りが新に到着して上になった
糸によって斜めに覆われ、リザーブ巻をスプール管の上
に対応するやり方で一緒に保持し、糸はスプール管の回
転によって糸の送り源から強制的に引き出される。 糸を往復動する案内装置は、無端状の斜め通路の代り
に、たとえば、クランク駆動機構等により往復動させら
れる2つ止め具の間で糸を案内するというように、異っ
た構造とすることもできる。押えローラーに設ける無端
状の斜め通路は簡単で、コストが低いことが利点であ
る。 押えローラーまたはスプール管に接近している手インジ
ェクタから糸を切断する切断装置を設けると有利であ
る。その切断装置は、押えローラーと切換え装置を囲む
ハウジングの内部に配置すると有利である。 本発明の別の特徴によれば、スプール管への糸の巻きつ
けは手で操作されて糸を案内する糸インジェクタ(吸引
ピストル)により行われる。糸インジェクタにより巻取
り機械に進ませられる糸は、糸の経路内につき出ている
ブロッキング部を介して、押えローラーに設けられた往
復動案内装置の機能領域に達し、ついで回転しているス
プール管の周囲を一回または数回案内させられる。それ
から、スプール管が押えローラーに達する少し前に、切
断によって糸が手インジェクタから分離される。この結
果、リザーブ巻は、糸が案内装置で常時往復動させられ
ることにより形成され、そのさい、糸は供給点から自動
的に引き出される。リザーブ巻が所定の厚みに達する
と、ブロッキング部のピンは直ちに放される、すなわ
ち、引き戻される。送られた糸はそれから切換え装置に
よって捕えられ、以後、駆動されるスプール管において
精密な巻取りが確実に行われる。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。 スプール巻き機械1は、スピンドルにより駆動される精
密な装置である。この装置においては、スプールピン2
が電動機により駆動される。そのスプールピン2は膨脹
ピンとして形成すると有利である。スプールピン2の上
にスプール管3がそのスプールピン2と共に動くように
配置される。ピン2は、ハウジング5に設けられている
弓形スロット4に沿ったレバー上で移動させられ、軸7
に回動可能に取付けられている押えローラー6の向きに
動かされる。 たとえば、往復動する糸ガイド10を備えた逆転糸ローラ
ー9で構成される切換え装置8がスプールピン2の上方
に配置され、精密ロールを組立てた時に、糸をスプール
管3の長手方向に前後に常に案内する。 スロット13は、案内板14と15により形成されている。こ
のスロット13は介して糸12を導くように構成されている
スプール管3の上に糸リザーブを形成するため、ブロッ
キング部16(例えば、ブロッキングピン)が設けられ
る。ブロッキング部16は、糸12の経路内に移動させるこ
とができる。ブロッキング部16は、たとえばシリンダ18
の中を滑動するプランジャ17を内端部に有することがで
きる。この場合、ブロッキング部16は、圧力媒体により
ばね19の作用に抗して外へ押し出すことができる。圧力
媒体は管20により供給され、該管20にはスイッチ21が設
けられる。 糸12が糸ガイド10を有する切換え装置8の向きにそれ以
上動くことを阻止する限りは、糸12は1つの同じ場所に
留まり、その結果、スプール管3の自由端部の同じ場所
に巻かれる。 スプール管3の前方に、糸12を案内する後述の案内装置
24が矢印22で示されている糸の向きに設けられる。案内
装置24は、手インジェクタ23によって供給された糸12を
リザーブ巻の横幅方向に往復動させる。スプール管3の
周面は全長にわたって滑らかである。 糸12を往復させる案内装置24は、抑えローラー6の上に
設けた無端状の斜め通路25とすると有利である。この通
路25の中には糸12がブロッキング部16により置かれる。
ブロッキング部16は、案内装置24に対応してずれて配置
されている。 その斜め通路25を通る糸12は、通路25が斜めであるため
に生ずる引張作用で横方向に連続して動かされる。その
結果、糸12はスプール管3の上を横方向に往復させら
れ、それによってリザーブ巻が形成される。このとき、
一番上にある糸部分が、下側で対応する斜めの経路をた
どって巻かれている糸を覆って一緒に保持するようにす
る。同時に、リザーブ巻がスプール管3の滑らかな周面
に固定されて、リザーブ巻とスプール管3の表面が相対
的に動くことがなくなる。 切断装置27は、糸12がスプール管3に数回巻かれた時
に、直ちに糸を手インジェクタ23から分離する。切断装
置27は、たとえば、互いに逆向きに作用する2枚の刃で
構成される。 糸リザーブは、次のようにして発生されることが有利で
ある。ハウジング5の引込みスロット13の中に手インジ
ェクタ23により導入された糸12は、ブロッキング部16の
前にあり、最初は、ターン28により示されているよう
に、手インジェクタ23によって、回転している滑らかな
スプール管3の周囲に何回か巻かれるように案内され
る。そうすると、糸12はブロッキング部16によって斜め
通路25の中に配置される。滑らかな周面を有するスプー
ル管3に糸12が非常にきつく巻かれて糸12のすべりがも
はや起きないように糸12をスプール管3に2回または3
回最初に巻くだけで十分である。したがって、吸引ピス
トル23に導かれた糸部分は切断装置27によってそれから
分離できる。そうすると、スプールピン2をスプール管
3とともに押えローラー6へ向って徐々に動かすことが
できる。 糸リザーブを形成するために、スプール管3に糸12を更
に巻くことは、案内装置24たる前記斜め通路25によって
行われる。つまり、斜め通路25の往復案内作用によって
糸12をスプール管3に対応する幅で巻く。この場合に
は、1番上にある糸部分が、下側にある対応する斜め方
向のリザーブ巻の糸ターンに重なり合って、リザーブ巻
のパッケージを再びつかむやり方で確実に保持し、それ
を一緒に保持する。 リザーブ巻が終った直後に、ブロッキング部16は糸12の
経路から引きこめられる。この時、糸12は切換え装置8
の糸ガイド10の領域に達し、それによってつかまれる。
その場合、糸12は斜め通路25から離れる。精密巻が対応
するやり方で行われ、そのさい、切換え装置8はスプー
ルピン3のためのモータにより同時に駆動される。それ
からスプール管3を有するスプールピン2が押えローラ
ー6に押しつけられる。押えローラー6は、スプール管
3との間の摩擦力でゆるく回る。 第5図は、糸12の往復動を案内する案内装置の別の実施
例24aを示す。この実施例では、スライダ30が設けられ
る。このスライダはガイド31の中で案内され、かつロッ
ド32によってクランクギヤ33に連結される。 スライダ30には、2本のピン34が設けられており、それ
らのピンの間を糸12が走行する。糸12は、クランクギヤ
33によって所定の幅で前後に動かされる。スライダ30に
は、ピン34の代りに糸を通す案内通路を設けることもで
きる。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、高速または太い糸
の場合にも完全に糸を巻付けることが保証される糸リザ
ーブ形成装置および方法を提供することができる。
第1図は本発明に係る装置の一実施例を示す正面図、第
2図は第1図に示した装置の上面図、第3図および第4
図は糸リザーブの形成態様をそれぞれ示す正面図および
側面図、第5図は本発明に係る装置の別の実施例を示す
図である。 3……スプール管、6……押えローラー、16……ブロッ
キング部、23……手インジェクタ、24,24a……案内装
置、25……斜め通路、30……スライダ、34……ピン。
2図は第1図に示した装置の上面図、第3図および第4
図は糸リザーブの形成態様をそれぞれ示す正面図および
側面図、第5図は本発明に係る装置の別の実施例を示す
図である。 3……スプール管、6……押えローラー、16……ブロッ
キング部、23……手インジェクタ、24,24a……案内装
置、25……斜め通路、30……スライダ、34……ピン。
Claims (6)
- 【請求項1】回転可能に支持された押えローラー(6)
と、モータにより駆動され、かつ前記押えローラー
(6)の方向にスイング可能なスプール管(3)と、前
記スプール管(3)のリザーブ巻き領域に糸リザーブが
形成されるまで導入した糸(12)の通過位置を保持する
ブロッキング部(16)とを備えた糸リザーブを形成する
装置において、 前記糸(12)の進行方向から見た前記スプール管(3)
の前方位置に、入来する前記糸(12)をリザーブ巻きの
幅方向に往復動させる案内装置(24,24a)を設け、かつ
前記スプール管(3)が、少くとも前記リザーブ巻き領
域において滑らかな周面を有することを特徴とする糸リ
ザーブを形成する装置。 - 【請求項2】前記案内装置(24)は、前記押えローラー
(6)の周面に沿って設けられた無端状の斜め通路(2
5)で構成され、この通路(25)によって前記糸(12)
を案内することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の糸リザーブを形成する装置。 - 【請求項3】前記案内装置(24a)は、前記リザーブ巻
きの幅方向に往復動するスライダ(30)を備え、このス
ライダ(30)には、前記糸(12)を通す2本のピン(3
4)または通路を有することを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の糸リザーブを形成する装置。 - 【請求項4】前記押えローラー(6)またはスプール管
(3)に近接して前記糸(12)を切断する切断装置(2
7)が設けられ、該切断装置(27)は、前記押えローラ
ー(6)を支持するハウジング(5)の中に収容される
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の糸リザー
ブを形成する装置。 - 【請求項5】前記ブロッキング部(16)は、前記案内装
置(24,24a)の位置に対応するようにずれて配置される
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の糸リザー
ブを形成する装置。 - 【請求項6】回転可能に支持された押えローラー(6)
と、モータにより駆動され、かつ前記押えローラー
(6)の方向にスイング可能なスプール管(3)と、前
記スプール管(3)のリザーブ巻き領域に糸リザーブが
形成されるまで導入した糸(12)の通過位置を保持する
ブロッキング部(16)とを備えた糸リザーブを形成する
装置を用い、 手インジェクタ(23)によってブロッキング部(16)の
前に導入された糸(12)を、回転している滑らかな前記
スプール管(3)の周囲に何回か巻かれるように案内し
て、前記押えローラー(6)の配置部位に設けた案内装
置24の作用領域に導びく工程と、 前記案内装置(24)によってスプール管(3)の軸線方
向に前記糸(12)を往復動させる工程と、 前記スプール管(3)が前記押えローラー(6)の所に
達する少し前に、前記糸(12)を切断して前記手インジ
ェクタ(23)から分離する工程と、 糸リザーブの巻き取り終了後、前記ブロッキング部(1
6)を退避させる工程と を備えることを特徴とする糸リザーブを形成する方法。
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