JPH0779083A - オンサート - Google Patents
オンサートInfo
- Publication number
- JPH0779083A JPH0779083A JP22311193A JP22311193A JPH0779083A JP H0779083 A JPH0779083 A JP H0779083A JP 22311193 A JP22311193 A JP 22311193A JP 22311193 A JP22311193 A JP 22311193A JP H0779083 A JPH0779083 A JP H0779083A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boss
- bosses
- onsert
- onserts
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】プラスチックのリサイクルを推進するために電
子機器のプラスチックケースに部品を取り付けるために
使用しているオンサートの材料を形状記憶合金とするこ
とにより、電子機器の解体時オンサートを冷却,加熱す
ることにより取外し易い元の形状に戻し解体,分別を容
易にしリサイクルのため電子機器の解体,プラスチック
破砕の作業性を向上させる。 【構成】プラスチックケースのボスに取り付けるねじ座
を形状記憶合金を材料としたオンサートとし、電子機器
の解体時オンサートを冷却,加熱することによりあらか
じめ記憶させておいた取外し易い元の形状に戻す。 【効果】プラスチックをリサイクルする際、電子機器の
解体,プラスチック破砕の作業性を向上させプラスチッ
クの解体,分別時間を大幅に短縮することができ、リサ
イクルを促進することができる。
子機器のプラスチックケースに部品を取り付けるために
使用しているオンサートの材料を形状記憶合金とするこ
とにより、電子機器の解体時オンサートを冷却,加熱す
ることにより取外し易い元の形状に戻し解体,分別を容
易にしリサイクルのため電子機器の解体,プラスチック
破砕の作業性を向上させる。 【構成】プラスチックケースのボスに取り付けるねじ座
を形状記憶合金を材料としたオンサートとし、電子機器
の解体時オンサートを冷却,加熱することによりあらか
じめ記憶させておいた取外し易い元の形状に戻す。 【効果】プラスチックをリサイクルする際、電子機器の
解体,プラスチック破砕の作業性を向上させプラスチッ
クの解体,分別時間を大幅に短縮することができ、リサ
イクルを促進することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器を収容するプ
ラスチックケースにおいて、電子部品を取り付けるた
め、プラスチックケース内に成形されたボスに係合する
オンサートに関する。
ラスチックケースにおいて、電子部品を取り付けるた
め、プラスチックケース内に成形されたボスに係合する
オンサートに関する。
【0002】
【従来の技術】モールド成形されたプラスチックケース
内のボスに、電子部品を取り付けるために設けるねじ座
としてこれまでは、例えばモールド成形時にあらかじめ
成形型内に入れプラスチックの成形と同時にねじ座が形
成される金属インサートや、成形後超音波でボスに圧入
する金属インサートなどがある。また、モールド成形後
にプラスチックケースのボスにばね性を利用し冠状にか
ぶせるオンサートのタイプもある。しかしいずれのタイ
プも、プラスチックケースのボスに金属を固定してしま
うものであり、プラスチックケースから分離,除去が困
難なタイプであった。
内のボスに、電子部品を取り付けるために設けるねじ座
としてこれまでは、例えばモールド成形時にあらかじめ
成形型内に入れプラスチックの成形と同時にねじ座が形
成される金属インサートや、成形後超音波でボスに圧入
する金属インサートなどがある。また、モールド成形後
にプラスチックケースのボスにばね性を利用し冠状にか
ぶせるオンサートのタイプもある。しかしいずれのタイ
プも、プラスチックケースのボスに金属を固定してしま
うものであり、プラスチックケースから分離,除去が困
難なタイプであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラスチックのリサイ
クルを行おうとする時、リサイクルのための解体しやす
い製品の設計とする必要がある。電子機器のプラスチッ
クケースには金属インサートを使用しない設計が望まし
いが、機能上金属インサートを使用しなければならない
場合がある。しかし、電子機器がその使命を終え解体さ
れ、プラスチックのリサイクルを行おうとする時、解
体,分別の際金属インサートの分離,除去に多大な工数
を必要としリサイクルの著しい障害となる。この障害を
克服するためには解体,分別しやすい構造、すなわち容
易なインサートの分離,除去方法がリサイクルを行うた
めの重要な要件である。
クルを行おうとする時、リサイクルのための解体しやす
い製品の設計とする必要がある。電子機器のプラスチッ
クケースには金属インサートを使用しない設計が望まし
いが、機能上金属インサートを使用しなければならない
場合がある。しかし、電子機器がその使命を終え解体さ
れ、プラスチックのリサイクルを行おうとする時、解
体,分別の際金属インサートの分離,除去に多大な工数
を必要としリサイクルの著しい障害となる。この障害を
克服するためには解体,分別しやすい構造、すなわち容
易なインサートの分離,除去方法がリサイクルを行うた
めの重要な要件である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような場合
に鑑みなされたもので、プラスチックケースに電子部品
を取付けるねじ座として、モールド成形後に取り付ける
形状記憶合金で作られたオンサートを提供することにあ
る。
に鑑みなされたもので、プラスチックケースに電子部品
を取付けるねじ座として、モールド成形後に取り付ける
形状記憶合金で作られたオンサートを提供することにあ
る。
【0005】
【作用】プラスチックケースの円錐状のボスに形状記憶
合金で作られた冠状のオンサートを常温にて圧入し、解
体,分別の際オンサートを冷却または加熱することによ
りあらかじめボスの先端外周面より外れるように記憶さ
せておいた寸法と形状に戻すことでボスへの喰い付き弱
め、ボスから取り外しが容易になる。
合金で作られた冠状のオンサートを常温にて圧入し、解
体,分別の際オンサートを冷却または加熱することによ
りあらかじめボスの先端外周面より外れるように記憶さ
せておいた寸法と形状に戻すことでボスへの喰い付き弱
め、ボスから取り外しが容易になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により詳細に
説明する。
説明する。
【0007】図1は、本発明による形状記憶合金を材料
としたオンサートの実施例である。電子機器のプラスチ
ックケース1に電子部品2を取付けられるよう一般的に
は円錐状のボス3が形成される。ボス3の先端には、電
子部品2を固定できるようねじ穴5が形成された冠状の
オンサート4を圧入する。電子部品2はねじ6によって
オンサート4に固定されプラスチックケース1内に収容
される。図2は本発明による形状記憶合金を材料とした
オンサートの詳細図である。冠状のオンサート4には、
内側に向かって複数の爪7が突きでており、オンサート
4をボス3に圧入することによりボス3先端外周面に爪
7が喰い付きオンサート4をボス3に固定される。爪7
の寸法、形状はあらかじめボス3先端外周面への喰い付
きが弱まり取り外しやすくなるような形状を記憶させて
おく。爪7は常温では円錐状のボス3先端外周面への喰
い付くような角度をもった形状となっている。図3はプ
ラスチックケースをリサイクルするために電子機器を解
体する際、ボス3先端外周面に取り付けられているオン
サートを取り外すために冷却、また加熱した時、記憶さ
せていた元の形状にもどったオンサート4を示したもの
である。すなわち、オンサート4を冷却または加熱する
ことにより爪7の内面への張出し角度θが大きくなり、
ボス3先端外周面への喰い込みが小さくなる。冷却して
元の形状に戻すか、加熱して元の形状に戻すかは、その
電子機器の流通や使用される環境によって決めて良い。
また、同様の考え方をインサートにも活用できることは
言うまでもない。
としたオンサートの実施例である。電子機器のプラスチ
ックケース1に電子部品2を取付けられるよう一般的に
は円錐状のボス3が形成される。ボス3の先端には、電
子部品2を固定できるようねじ穴5が形成された冠状の
オンサート4を圧入する。電子部品2はねじ6によって
オンサート4に固定されプラスチックケース1内に収容
される。図2は本発明による形状記憶合金を材料とした
オンサートの詳細図である。冠状のオンサート4には、
内側に向かって複数の爪7が突きでており、オンサート
4をボス3に圧入することによりボス3先端外周面に爪
7が喰い付きオンサート4をボス3に固定される。爪7
の寸法、形状はあらかじめボス3先端外周面への喰い付
きが弱まり取り外しやすくなるような形状を記憶させて
おく。爪7は常温では円錐状のボス3先端外周面への喰
い付くような角度をもった形状となっている。図3はプ
ラスチックケースをリサイクルするために電子機器を解
体する際、ボス3先端外周面に取り付けられているオン
サートを取り外すために冷却、また加熱した時、記憶さ
せていた元の形状にもどったオンサート4を示したもの
である。すなわち、オンサート4を冷却または加熱する
ことにより爪7の内面への張出し角度θが大きくなり、
ボス3先端外周面への喰い込みが小さくなる。冷却して
元の形状に戻すか、加熱して元の形状に戻すかは、その
電子機器の流通や使用される環境によって決めて良い。
また、同様の考え方をインサートにも活用できることは
言うまでもない。
【0008】
【発明の効果】形状記憶合金で作られたオンサートの寸
法,形状は、あらかじめボスの先端外形より大きめに記
憶させているので電子機器の解体の際、プラスチックケ
ースに取り付けられているオンサートを冷却または加熱
することにより元の形状,寸法に戻りボスへの喰い付き
が弱まりボスから容易に取り外すことができ、プラスチ
ックの解体,分別時間を大幅に短縮することができ、リ
サイクルを促進することができる。
法,形状は、あらかじめボスの先端外形より大きめに記
憶させているので電子機器の解体の際、プラスチックケ
ースに取り付けられているオンサートを冷却または加熱
することにより元の形状,寸法に戻りボスへの喰い付き
が弱まりボスから容易に取り外すことができ、プラスチ
ックの解体,分別時間を大幅に短縮することができ、リ
サイクルを促進することができる。
【図1】本発明によるオンサートの一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明によるオンサートの一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図3】本発明によるオンサートの作用を示す断面図で
ある。
ある。
1…プラスチックケース、 2…電子部品、 3…ボス、 4…オンサート、 5…ねじ穴、 6…ねじ、 7…爪。
Claims (1)
- 【請求項1】電子機器を収容するプラスチックケースに
おいて、モールドにより成形されたボスに形状記憶合金
を材料としたオンサートをねじ座としそのねじ座に電子
部品を取り付け、リサイクルのため電子機器の解体,プ
ラスチック破砕の作業性を向上させることを特徴とする
請求項1記載のオンサート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22311193A JPH0779083A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | オンサート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22311193A JPH0779083A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | オンサート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0779083A true JPH0779083A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16793002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22311193A Pending JPH0779083A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | オンサート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0779083A (ja) |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP22311193A patent/JPH0779083A/ja active Pending
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