JPH0774972A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH0774972A JPH0774972A JP5215372A JP21537293A JPH0774972A JP H0774972 A JPH0774972 A JP H0774972A JP 5215372 A JP5215372 A JP 5215372A JP 21537293 A JP21537293 A JP 21537293A JP H0774972 A JPH0774972 A JP H0774972A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- data
- signal
- image forming
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 文字・線画・写真が混在する画像データから
高画質の画像を得る。 【構成】 入力画像各部の属性に対応し、解像度を重視
する部分は所定の解像度とし、階調性を重視する部分は
所定の1/3の解像度で画像形成を行えるようにする。
プリンタコントローラ2ではホスト1から送信された画
像データを解析して、各画素ごとにそれが文字/線画デ
ータであるか、又は、写真データであるかを調べ、それ
を/PHIMG信号としてプリンタエンジン3に出力する。プ
リンタエンジン3の信号処理部では、/PHIMG信号に基づ
き、画像データを写真データに関しては200dpiの
記録密度で、文字/線画データに関しては600dpi
の記録密度となるようにPWM変調信号を生成し、半導
体レーザを駆動して、感光ドラム上に潜像形成を行う。
高画質の画像を得る。 【構成】 入力画像各部の属性に対応し、解像度を重視
する部分は所定の解像度とし、階調性を重視する部分は
所定の1/3の解像度で画像形成を行えるようにする。
プリンタコントローラ2ではホスト1から送信された画
像データを解析して、各画素ごとにそれが文字/線画デ
ータであるか、又は、写真データであるかを調べ、それ
を/PHIMG信号としてプリンタエンジン3に出力する。プ
リンタエンジン3の信号処理部では、/PHIMG信号に基づ
き、画像データを写真データに関しては200dpiの
記録密度で、文字/線画データに関しては600dpi
の記録密度となるようにPWM変調信号を生成し、半導
体レーザを駆動して、感光ドラム上に潜像形成を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、特
に、例えば、文字・線画・写真などの複数種類の画像が
混在する画像データから画像を形成する画像形成装置に
関する。
に、例えば、文字・線画・写真などの複数種類の画像が
混在する画像データから画像を形成する画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年になって、プリンタ装置がカラー化
され、ユーザの様々な表現手段として利用されるように
なってきている。特に、電子写真方式を用いたカラーペ
ージプリンタ装置はその高品質な画質および高速プリン
ティングの点で注目されてきている。
され、ユーザの様々な表現手段として利用されるように
なってきている。特に、電子写真方式を用いたカラーペ
ージプリンタ装置はその高品質な画質および高速プリン
ティングの点で注目されてきている。
【0003】カラーページプリンタ装置の1つであるフ
ルカラーレーザビームプリンタ装置は、感光体上にレー
ザビームを主走査方向に走査して第1のトナーを用いて
第1の現像を行った後、転写ドラム上の記録紙などの記
録媒体上に転写する工程を第1の工程とするなら、これ
に続いて、第2〜第4のトナーを用いて引き続き、第
2、第3、及び、第4の工程により多色画像の画像形成
と記録を行う。
ルカラーレーザビームプリンタ装置は、感光体上にレー
ザビームを主走査方向に走査して第1のトナーを用いて
第1の現像を行った後、転写ドラム上の記録紙などの記
録媒体上に転写する工程を第1の工程とするなら、これ
に続いて、第2〜第4のトナーを用いて引き続き、第
2、第3、及び、第4の工程により多色画像の画像形成
と記録を行う。
【0004】このような4つの工程によって、Y(イエ
ロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の各色
トナーにより画像形成を行って、これらを記録媒体に多
重転写してカラー画像を得ることが電子写真方式のカラ
ーレーザビームプリンタ装置では一般に知られている。
この種のプリンタ装置は、文字画像に対しては400d
piで印字し、また写真画像に対しては主走査方向に2
画素まとめた200dpiの画素密度で出力されるのが
一般であった。
ロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の各色
トナーにより画像形成を行って、これらを記録媒体に多
重転写してカラー画像を得ることが電子写真方式のカラ
ーレーザビームプリンタ装置では一般に知られている。
この種のプリンタ装置は、文字画像に対しては400d
piで印字し、また写真画像に対しては主走査方向に2
画素まとめた200dpiの画素密度で出力されるのが
一般であった。
【0005】特に近年は、ホストコンピュータ(以下、
ホストという)から、ディザ法等によって2値化してい
ない各画素あたり8ビットの多値情報信号から構成され
る中間調画像データを受信し、各画素をパルス幅変調に
より多値画像として出力するプリンタ装置が実用化され
ている。
ホストという)から、ディザ法等によって2値化してい
ない各画素あたり8ビットの多値情報信号から構成され
る中間調画像データを受信し、各画素をパルス幅変調に
より多値画像として出力するプリンタ装置が実用化され
ている。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従
来例では、十分に高い品位をもって文字画像と写真画像
を出力できる高解像度(例えば、600dpi)のプリ
ンタ装置が製品化されていないという現実があった。な
ぜなら、そのような高解像度のプリンタ装置は長く待ち
望まれながらも、以下のような問題があったからであ
る。 (1)例えば、記録密度が600dpiのような高解像
度のカラープリンタ装置を製品化しようとした場合に、
各画素が8ビットで表現される多値のビットデータ(写
真画像)を用いて600dpiの記録密度で出力しよう
とすると、トナーの粒径やプロセス的な要因の為に、実
際に出力画像で十分な階調が取れないという問題があっ
た。
来例では、十分に高い品位をもって文字画像と写真画像
を出力できる高解像度(例えば、600dpi)のプリ
ンタ装置が製品化されていないという現実があった。な
ぜなら、そのような高解像度のプリンタ装置は長く待ち
望まれながらも、以下のような問題があったからであ
る。 (1)例えば、記録密度が600dpiのような高解像
度のカラープリンタ装置を製品化しようとした場合に、
各画素が8ビットで表現される多値のビットデータ(写
真画像)を用いて600dpiの記録密度で出力しよう
とすると、トナーの粒径やプロセス的な要因の為に、実
際に出力画像で十分な階調が取れないという問題があっ
た。
【0007】従って、600dpiの記録密度をもって
画素での出力は、階調性よりも解像度を重視する文字や
線画の出力には適しているが、写真画像等の解像度より
も階調性が重視される画像出力には適さない。
画素での出力は、階調性よりも解像度を重視する文字や
線画の出力には適しているが、写真画像等の解像度より
も階調性が重視される画像出力には適さない。
【0008】この問題を改善する方法として、写真画像
等に対しては、主走査方向に画素を2ドットまとめた画
素を単位として出力する方法が従来より用いられてい
る。この場合、写真画像は300dpiで表現されるこ
とになり、600dpiで写真画像を出力する場合に比
べて階調性は改善されるが、それでも依然として各画素
を8ビットで表現した入力データが有する階調性を十分
に再現することはプロセス上の点で困難であった。 (2)1ページに文字画像と写真画像とが混在するよう
な条件で画像出力を行う場合、その中の文字画像等に注
目して解像度を重視して出力するか、或は写真画像等に
注目して階調性を重視して出力するかを画素単位で属性
を指定する信号が必要になる。この場合のデータ構成
は、8ビットの多値データと制御ビットが1ビットの9
ビット構成となる。
等に対しては、主走査方向に画素を2ドットまとめた画
素を単位として出力する方法が従来より用いられてい
る。この場合、写真画像は300dpiで表現されるこ
とになり、600dpiで写真画像を出力する場合に比
べて階調性は改善されるが、それでも依然として各画素
を8ビットで表現した入力データが有する階調性を十分
に再現することはプロセス上の点で困難であった。 (2)1ページに文字画像と写真画像とが混在するよう
な条件で画像出力を行う場合、その中の文字画像等に注
目して解像度を重視して出力するか、或は写真画像等に
注目して階調性を重視して出力するかを画素単位で属性
を指定する信号が必要になる。この場合のデータ構成
は、8ビットの多値データと制御ビットが1ビットの9
ビット構成となる。
【0009】しかしながら、ホストまたはプリンタコン
トローラにおいて通常使用されているデータバスのバス
幅は8の整数倍(8ビット、16ビット、32ビット
等)であるため、各画素が9ビットのデータを扱うこと
は、メモリを無駄に使う、データ処理の効率が低下
する、データ圧縮等の標準符号化技術を適用しにく
い、1ビットの属性指定信号を定義する為の処理が複
雑になる等の不都合があった。 (3)従来のレーザカラープリンタ装置では、常に最高
の濃度の画像を出力するように動作するので、例えば、
画像のレイアウトを見る為に試みに画像出力を行う場合
であってもトナーは通常出力と同じように消費され、ト
ナーの余分な使用により運用コストが高くなるという不
都合があった。
トローラにおいて通常使用されているデータバスのバス
幅は8の整数倍(8ビット、16ビット、32ビット
等)であるため、各画素が9ビットのデータを扱うこと
は、メモリを無駄に使う、データ処理の効率が低下
する、データ圧縮等の標準符号化技術を適用しにく
い、1ビットの属性指定信号を定義する為の処理が複
雑になる等の不都合があった。 (3)従来のレーザカラープリンタ装置では、常に最高
の濃度の画像を出力するように動作するので、例えば、
画像のレイアウトを見る為に試みに画像出力を行う場合
であってもトナーは通常出力と同じように消費され、ト
ナーの余分な使用により運用コストが高くなるという不
都合があった。
【0010】これを補う方法として、プリンタ部のγ補
正用のルックアップテーブル(以下、LUTという)を
変更して出力濃度を低下させてトナーの消費量を減らし
て画像出力を行う方法が考えられるが、この方法では
Y,M,C,Kの各々のトナー色に対するガンマ特性の
バランスがくずれてしまい、出力画像の色相が変化して
しまうという問題があった。
正用のルックアップテーブル(以下、LUTという)を
変更して出力濃度を低下させてトナーの消費量を減らし
て画像出力を行う方法が考えられるが、この方法では
Y,M,C,Kの各々のトナー色に対するガンマ特性の
バランスがくずれてしまい、出力画像の色相が変化して
しまうという問題があった。
【0011】また、ホストのアプリケーションソフトで
濃度を抑えた画像データに変更して画像出力する方法も
考えられるが、出力する全画像データに対して濃度変更
を施した上で、かつ色相が変化しない様なデータ変更処
理を行う為にデータ処理時間が長くなるという問題があ
った。
濃度を抑えた画像データに変更して画像出力する方法も
考えられるが、出力する全画像データに対して濃度変更
を施した上で、かつ色相が変化しない様なデータ変更処
理を行う為にデータ処理時間が長くなるという問題があ
った。
【0012】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、階調性を重視する画像と解像度を重視する画像の両
方に対応した高画質の画像が得られるとともに装置のラ
ンニングコスト削減にも資する画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
で、階調性を重視する画像と解像度を重視する画像の両
方に対応した高画質の画像が得られるとともに装置のラ
ンニングコスト削減にも資する画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、以下のような構成からな
る。即ち、画像データを入力する入力手段と、前記画像
データの各画素ごとの属性を調べ、前記属性を属性信号
として出力する属性信号生成手段と、前記属性信号生成
手段によって出力される属性信号に基づいて、前記画像
データを、解像度を重視すべき画像データは所定の解像
度、或は、階調性を重視すべき画像データは前記所定の
解像度の1/3の解像度で画像形成するように制御する
制御手段と、前記第1の解像度で記録剤を用いて画像形
成する第1画像形成手段と、前記第2の解像度で前記記
録剤を用いて画像形成する第2画像形成手段とを有する
ことを特徴とする画像形成装置を備える。
に本発明の画像形成装置は、以下のような構成からな
る。即ち、画像データを入力する入力手段と、前記画像
データの各画素ごとの属性を調べ、前記属性を属性信号
として出力する属性信号生成手段と、前記属性信号生成
手段によって出力される属性信号に基づいて、前記画像
データを、解像度を重視すべき画像データは所定の解像
度、或は、階調性を重視すべき画像データは前記所定の
解像度の1/3の解像度で画像形成するように制御する
制御手段と、前記第1の解像度で記録剤を用いて画像形
成する第1画像形成手段と、前記第2の解像度で前記記
録剤を用いて画像形成する第2画像形成手段とを有する
ことを特徴とする画像形成装置を備える。
【0014】
【作用】以上の構成により本発明は、入力画像データ各
画素の属性を調べ、その属性に基づいて、解像度を重視
すべき画像データは所定の解像度、或は、階調性を重視
すべき画像データはその所定の解像度の1/3の解像度
で画像形成するよう動作する。
画素の属性を調べ、その属性に基づいて、解像度を重視
すべき画像データは所定の解像度、或は、階調性を重視
すべき画像データはその所定の解像度の1/3の解像度
で画像形成するよう動作する。
【0015】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
例を詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の代表的な実施例である60
0ドット/インチ(dpi)の解像度を有し、各色成分
各画素が8ビットで表現された多値データに基づいて画
像記録を行うカラーレーザビームプリンタの構造を示す
側断面図である。
0ドット/インチ(dpi)の解像度を有し、各色成分
各画素が8ビットで表現された多値データに基づいて画
像記録を行うカラーレーザビームプリンタの構造を示す
側断面図である。
【0017】図1に示す装置において、給紙部101か
ら給紙された用紙102はその先端をグリッパ103f
により狭持されて、転写ドラム103の外周に保持され
る。像担持体(以下、感光ドラムという)100に、光
学ユニット107より各色に形成された潜像は、各色現
像器Dy,Dc,Db,Dnにより現像化されて、転写
ドラム外周の用紙に複数回転写されて、他色画像が形成
される。その後、用紙102は転写ドラム103より分
離されて、定着ユニット104で定着され、排紙部10
5より排紙トレー部106に排出される。
ら給紙された用紙102はその先端をグリッパ103f
により狭持されて、転写ドラム103の外周に保持され
る。像担持体(以下、感光ドラムという)100に、光
学ユニット107より各色に形成された潜像は、各色現
像器Dy,Dc,Db,Dnにより現像化されて、転写
ドラム外周の用紙に複数回転写されて、他色画像が形成
される。その後、用紙102は転写ドラム103より分
離されて、定着ユニット104で定着され、排紙部10
5より排紙トレー部106に排出される。
【0018】ここで各色の現像器Dy,Dc,Db,D
nは、その両端に回転支軸を有し、各々がその軸を中心
に回転可能に現像器選択機構部108に保持される。こ
れによって、各現像器Dy,Dc,Db,Dnは、図1
に示すように、現像器選択のために現像器選択機構部1
08が回転軸110を中心にして回転しても、その姿勢
を一定に維持できる。選択された現像器が現像位置に移
動後、現像器選択機構部108は現像器と一体で支点1
09bを中心にして、選択機構保持フレーム109をソ
レノイド109aにより感光ドラム100方向へ引っ張
られ、感光ドラム100方向へ移動する。
nは、その両端に回転支軸を有し、各々がその軸を中心
に回転可能に現像器選択機構部108に保持される。こ
れによって、各現像器Dy,Dc,Db,Dnは、図1
に示すように、現像器選択のために現像器選択機構部1
08が回転軸110を中心にして回転しても、その姿勢
を一定に維持できる。選択された現像器が現像位置に移
動後、現像器選択機構部108は現像器と一体で支点1
09bを中心にして、選択機構保持フレーム109をソ
レノイド109aにより感光ドラム100方向へ引っ張
られ、感光ドラム100方向へ移動する。
【0019】次に、上記構成のカラーレーザビームプリ
ンタのカラー画像形成動作について具体的に説明する。
ンタのカラー画像形成動作について具体的に説明する。
【0020】まず、帯電器111によって感光ドラム1
が所定の極性に均一に帯電され、レーザビーム光Lによ
る露光によって感光ドラム100上に、例えば、M(マ
ゼンタ)色の潜像がM(マゼンタ)色の現像器Dmによ
り現像され、感光体ドラム100上にM(マゼンタ)色
の第1のトナー像が形成される。一方、所定のタイミン
グで転写紙Pが給紙され、トナーと反対極性(例えばプ
ラス極性)の転写バイアス電圧(+1.8kV)が転写
ドラム103に印加され、感光体ドラム100上の第1
トナー像が転写紙Pに転写されると共に、転写紙Pが転
写ドラム103の表面に静電吸着される。その後、感光
ドラム100はクリーナー112によって残留するM
(マゼンタ)色トナーが除去され、次の色の潜像形成及
び現像行程に備える。
が所定の極性に均一に帯電され、レーザビーム光Lによ
る露光によって感光ドラム100上に、例えば、M(マ
ゼンタ)色の潜像がM(マゼンタ)色の現像器Dmによ
り現像され、感光体ドラム100上にM(マゼンタ)色
の第1のトナー像が形成される。一方、所定のタイミン
グで転写紙Pが給紙され、トナーと反対極性(例えばプ
ラス極性)の転写バイアス電圧(+1.8kV)が転写
ドラム103に印加され、感光体ドラム100上の第1
トナー像が転写紙Pに転写されると共に、転写紙Pが転
写ドラム103の表面に静電吸着される。その後、感光
ドラム100はクリーナー112によって残留するM
(マゼンタ)色トナーが除去され、次の色の潜像形成及
び現像行程に備える。
【0021】次に、感光体ドラム100上にレーザビー
ム光LによりC(シアン)色の第2の潜像が形成され、
次いでC(シアン)色の現像器Dcにより感光体ドラム
1上の第2の潜像が現像されてC(シアン)色の第2の
トナー像が形成される。そして、C(シアン)色の第2
のトナー像は、先に転写紙Pに転写されたM(マゼン
タ)色の第1のトナー像の位置に合わせて転写紙Pに転
写される。この2色目のトナー像の転写においては、転
写紙Pが転写部に達する直前に、転写ドラム103に+
2.1kVバイアス電圧が印加される。
ム光LによりC(シアン)色の第2の潜像が形成され、
次いでC(シアン)色の現像器Dcにより感光体ドラム
1上の第2の潜像が現像されてC(シアン)色の第2の
トナー像が形成される。そして、C(シアン)色の第2
のトナー像は、先に転写紙Pに転写されたM(マゼン
タ)色の第1のトナー像の位置に合わせて転写紙Pに転
写される。この2色目のトナー像の転写においては、転
写紙Pが転写部に達する直前に、転写ドラム103に+
2.1kVバイアス電圧が印加される。
【0022】同様にして、Y(イエロ)色、K(ブラッ
ク)色の第3、第4の潜像が感光体ドラム100上に順
次形成され、それぞれが現像器Dy,Dbによって順次
現像され、転写紙Pに先に転写されたトナー像と位置合
わせされてY(イエロ)色、Bk(ブラック)色の第
3、第4の各トナー像が順次転写される。このようにし
て転写紙P上に4色のトナー像が重なった状態で形成さ
れることになる。これら3色目、4色目のトナー像の転
写においては、転写紙が転写部に達する直前に転写ドラ
ム103にそれぞれ+2.5kV,+3.0kVのバイ
アス電圧画印加される。
ク)色の第3、第4の潜像が感光体ドラム100上に順
次形成され、それぞれが現像器Dy,Dbによって順次
現像され、転写紙Pに先に転写されたトナー像と位置合
わせされてY(イエロ)色、Bk(ブラック)色の第
3、第4の各トナー像が順次転写される。このようにし
て転写紙P上に4色のトナー像が重なった状態で形成さ
れることになる。これら3色目、4色目のトナー像の転
写においては、転写紙が転写部に達する直前に転写ドラ
ム103にそれぞれ+2.5kV,+3.0kVのバイ
アス電圧画印加される。
【0023】このように各色のトナー像の転写を行うご
とに転写バイアス電圧を高くしていくのは、転写効率の
低下を防止するためのものである。この転写効率の低下
の主な原因は、転写紙が転写後に感光ドラム100から
離れる時に、気中放電により転写紙の表面が転写バイア
ス電圧と逆極性に帯電し(転写紙を担持している転写ド
ラム表面も若干帯電する)、この帯電電荷が転写ごとに
蓄積されて転写バイアス電圧が一定であると転写ごとに
転写電界が低下していくことにある。
とに転写バイアス電圧を高くしていくのは、転写効率の
低下を防止するためのものである。この転写効率の低下
の主な原因は、転写紙が転写後に感光ドラム100から
離れる時に、気中放電により転写紙の表面が転写バイア
ス電圧と逆極性に帯電し(転写紙を担持している転写ド
ラム表面も若干帯電する)、この帯電電荷が転写ごとに
蓄積されて転写バイアス電圧が一定であると転写ごとに
転写電界が低下していくことにある。
【0024】上記4色目の転写の際に、転写紙先端が転
写開始位置に達したときに(直前直後を含む)、実効交
流電圧5.5kV(周波数は500Hz)に、第4のト
ナー像の転写時に印加された転写バイアスと同極性でか
つ同電位の直流バイアス電圧+3.0kVを重畳させて
帯電器111に印加する。このように4色目の転写の際
に、転写紙先端が転写開始位置に達したときに帯電器1
11を動作させるのは転写ムラを防止するためのもので
ある。特にフルカラー画像の転写においては僅かな転写
ムラが発生しても色の違いとして目立ちやすいので、上
述したように帯電器111に所要のバイアス電圧を印加
して放電動作を行わせることが必要となる。
写開始位置に達したときに(直前直後を含む)、実効交
流電圧5.5kV(周波数は500Hz)に、第4のト
ナー像の転写時に印加された転写バイアスと同極性でか
つ同電位の直流バイアス電圧+3.0kVを重畳させて
帯電器111に印加する。このように4色目の転写の際
に、転写紙先端が転写開始位置に達したときに帯電器1
11を動作させるのは転写ムラを防止するためのもので
ある。特にフルカラー画像の転写においては僅かな転写
ムラが発生しても色の違いとして目立ちやすいので、上
述したように帯電器111に所要のバイアス電圧を印加
して放電動作を行わせることが必要となる。
【0025】この後、4色のトナー像が重畳転写された
転写紙Pの先端部が分離位置に近づくと、分離爪113
が接近してその先端が転写ドラム103の表面に接触
し、転写紙Pを転写ドラム103から分離させる。分離
爪113の先端は転写ドラム表面との接触状態を保ち、
その後転写ドラム103から離れて元の位置に戻る。帯
電器111は、上記のように転写紙の先端が最終色(第
4色目)の転写開始位置に達したときから転写紙後端が
転写ドラム111を離れるまで作動して転写紙上の蓄積
電荷(トナーと反対極性)を除電し、分離爪113によ
る転写紙の分離を容易にすると共に、分離時の気中放電
を減少させる。なお、転写紙の後端が転写終了位置(感
光ドラム100と転写ドラム103とが形成するニップ
部の出口)に達したときに、転写ドラム103に印加す
る転写バイアス電圧をオフ(接地電位)にする。これと
同時に、帯電器111に印加していたバイアス電圧をオ
フにする。次に、分離された転写紙Pは定着器104に
搬送され、ここで転写紙上のトナー像が定着されて排紙
トレイ106上に排出される。
転写紙Pの先端部が分離位置に近づくと、分離爪113
が接近してその先端が転写ドラム103の表面に接触
し、転写紙Pを転写ドラム103から分離させる。分離
爪113の先端は転写ドラム表面との接触状態を保ち、
その後転写ドラム103から離れて元の位置に戻る。帯
電器111は、上記のように転写紙の先端が最終色(第
4色目)の転写開始位置に達したときから転写紙後端が
転写ドラム111を離れるまで作動して転写紙上の蓄積
電荷(トナーと反対極性)を除電し、分離爪113によ
る転写紙の分離を容易にすると共に、分離時の気中放電
を減少させる。なお、転写紙の後端が転写終了位置(感
光ドラム100と転写ドラム103とが形成するニップ
部の出口)に達したときに、転写ドラム103に印加す
る転写バイアス電圧をオフ(接地電位)にする。これと
同時に、帯電器111に印加していたバイアス電圧をオ
フにする。次に、分離された転写紙Pは定着器104に
搬送され、ここで転写紙上のトナー像が定着されて排紙
トレイ106上に排出される。
【0026】次にレーザビーム走査による画像形成の動
作を説明する。
作を説明する。
【0027】図1において、107は光学ユニットであ
り、半導体レーザ120、ポリゴンミラー121、スキ
ャナモータ122、レンズ123、ミラー125により
構成されている。記録紙Pが給紙され、その先端が転写
ドラムに搬送されてきたら、それに同期して1ページ分
の画像信号VDOが半導体レーザ120へと出力され、
画像信号VDOにより変調された光ビームLが、スキャ
ナモータ122により回転されるポリゴンミラー121
に向けて射出され、その射出された光ビームLはレンズ
123、ミラー125により感光ドラム100に導かれ
る。また光ビームLが射出されると主走査軸上に配置さ
れた検出器(不図示)により光ビームLが検出され、水
平同期信号となるBD(ビームディテクト)信号が出力
される。その結果、光ビームLによりBD信号に同期し
て感光ドラム100が走査露光され、静電潜像が形成さ
れる。
り、半導体レーザ120、ポリゴンミラー121、スキ
ャナモータ122、レンズ123、ミラー125により
構成されている。記録紙Pが給紙され、その先端が転写
ドラムに搬送されてきたら、それに同期して1ページ分
の画像信号VDOが半導体レーザ120へと出力され、
画像信号VDOにより変調された光ビームLが、スキャ
ナモータ122により回転されるポリゴンミラー121
に向けて射出され、その射出された光ビームLはレンズ
123、ミラー125により感光ドラム100に導かれ
る。また光ビームLが射出されると主走査軸上に配置さ
れた検出器(不図示)により光ビームLが検出され、水
平同期信号となるBD(ビームディテクト)信号が出力
される。その結果、光ビームLによりBD信号に同期し
て感光ドラム100が走査露光され、静電潜像が形成さ
れる。
【0028】本実施例のカラーレーザビームプリンタ
は、以上のような画像形成過程を経て600ドット/イ
ンチ(dpi)の解像度で画像出力を行う。
は、以上のような画像形成過程を経て600ドット/イ
ンチ(dpi)の解像度で画像出力を行う。
【0029】この装置は入力データとしては、ホストコ
ンピュータ(以下、ホストという)で生成するカラー画
像データ(例えば、RGB成分で表現されるデータ)
や、他の画像データ生成装置(スチル画像レコーダな
ど)で生成し何かの記憶媒体に格納した画像データなど
が考えられる。このため、この装置には、図1に示すよ
うに、ホストからの画像情報を受信して画像データを生
成するプリンタコントローラ2とその画像データを処理
する信号処理部31が設けられている。
ンピュータ(以下、ホストという)で生成するカラー画
像データ(例えば、RGB成分で表現されるデータ)
や、他の画像データ生成装置(スチル画像レコーダな
ど)で生成し何かの記憶媒体に格納した画像データなど
が考えられる。このため、この装置には、図1に示すよ
うに、ホストからの画像情報を受信して画像データを生
成するプリンタコントローラ2とその画像データを処理
する信号処理部31が設けられている。
【0030】本実施例ではホストから送られてくるカラ
ー画像データを入力データとして考える。
ー画像データを入力データとして考える。
【0031】図2はホストと本実施例のカラーレーザビ
ームプリンタ(以下、カラーLPBという)との接続を
示すブロック図である。
ームプリンタ(以下、カラーLPBという)との接続を
示すブロック図である。
【0032】図2において、1はホスト、2はプリンタ
コントローラ、3はプリンタエンジン、4は本実施例の
カラーLBPである。図2が示すようにカラーLBP4
は、プリンタコントローラ2とプリンタエンジン3とか
ら構成され、ホスト1から所定のアプリケーションソフ
トで生成された画像情報を受信し、プリンタコントロー
ラ2で実際に出力する画像データに展開して、その画像
データ(VDO0〜VDO7)をプリンタエンジン3に送出す
る。プリンタエンジン3は画像データ(VDO0〜VDO7)に
基づいて画像形成を行って、フルカラー画像を出力す
る。図2に示したホストとの接続と図1に示すカラーL
BP4の構成を考えると、プリンタエンジン3とは図1
に示したカラーLBP4の構成からプリンタコントロー
ラ2を除いたものと言える。
コントローラ、3はプリンタエンジン、4は本実施例の
カラーLBPである。図2が示すようにカラーLBP4
は、プリンタコントローラ2とプリンタエンジン3とか
ら構成され、ホスト1から所定のアプリケーションソフ
トで生成された画像情報を受信し、プリンタコントロー
ラ2で実際に出力する画像データに展開して、その画像
データ(VDO0〜VDO7)をプリンタエンジン3に送出す
る。プリンタエンジン3は画像データ(VDO0〜VDO7)に
基づいて画像形成を行って、フルカラー画像を出力す
る。図2に示したホストとの接続と図1に示すカラーL
BP4の構成を考えると、プリンタエンジン3とは図1
に示したカラーLBP4の構成からプリンタコントロー
ラ2を除いたものと言える。
【0033】尚、以下の説明においては、画像データ
(VDO0〜VDO7)はマゼンタ(M)、シアン(C)、イエ
ロ(Y)、ブラック(K)の色成分順に面順次で送出さ
れ、またプリンタエンジン3は600dpiの解像度で
記録紙等の記録媒体に画像を出力するものとする。
(VDO0〜VDO7)はマゼンタ(M)、シアン(C)、イエ
ロ(Y)、ブラック(K)の色成分順に面順次で送出さ
れ、またプリンタエンジン3は600dpiの解像度で
記録紙等の記録媒体に画像を出力するものとする。
【0034】先ず、プリンタコントローラ2は、1ペー
ジ分の画像データを送出する準備が完了すると、プリン
タ動作を指示するためにプリント開始指示信号(/PRNT)
をプリンタエンジン3へ送出する。プリンタエンジン3
は、その信号に応答して、プリント開始の為の準備を開
始する。プリンタ可能な状態に成るとプリンタエンジン
3はM色に対するページ(副走査方向)同期信号(/TOP)
をプリンタコントローラ2に対して送出するともに、こ
れに合わせて主走査方向の同期信号(/LSYNC)を送出す
る。プリンタコントローラ2は、これに応答してM色に
対する画像データ(VDO0〜VDO7)と共に解像度を重視し
た出力にするか、或は、階調性を重視した出力にするか
を指定する1ビットの属性指定信号(/PHIMG)をデータ転
送用クロック(/VCLK) に同期してプリンタエンジン3へ
送出する。このようにして、M色のデータを送出が完了
すると、以下、C色、Y色、K色に対して同様にして順
次フルカラーの画像を形成する。
ジ分の画像データを送出する準備が完了すると、プリン
タ動作を指示するためにプリント開始指示信号(/PRNT)
をプリンタエンジン3へ送出する。プリンタエンジン3
は、その信号に応答して、プリント開始の為の準備を開
始する。プリンタ可能な状態に成るとプリンタエンジン
3はM色に対するページ(副走査方向)同期信号(/TOP)
をプリンタコントローラ2に対して送出するともに、こ
れに合わせて主走査方向の同期信号(/LSYNC)を送出す
る。プリンタコントローラ2は、これに応答してM色に
対する画像データ(VDO0〜VDO7)と共に解像度を重視し
た出力にするか、或は、階調性を重視した出力にするか
を指定する1ビットの属性指定信号(/PHIMG)をデータ転
送用クロック(/VCLK) に同期してプリンタエンジン3へ
送出する。このようにして、M色のデータを送出が完了
すると、以下、C色、Y色、K色に対して同様にして順
次フルカラーの画像を形成する。
【0035】この時の1ページ分の画像形成シーケンス
に関連する種々の制御信号のタイムチャートは、図3に
示すようになる。図3に示すように、/TOP信号は、1ペ
ージのカラー記録に対して、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、Y(イエロ)、K(ブラック)各トナーに対応し
たプロセスタイミングに応じて4パルス出力される。ま
た、主走査方向の同期信号(/LSYNC)は、プリンタエンジ
ン3で生成されたBD信号に対応した信号として生成さ
れる。/VDO信号は、/LSYNC信号に同期して送出される6
00dpiの記録密度をもつ各色成分の8ビットの画像
信号の総称であり、/TOP信号に応じて、最初のパルスの
/TOP信号に応答してM(マゼンタ)、2番目のパルスの
/TOP信号に応答してC(シアン)、3番目のパルスの/T
OP信号に応答してY(イエロ)、4番目のパルスの/TOP
信号に応答してK(ブラック)の/VDO信号を出力する。
に関連する種々の制御信号のタイムチャートは、図3に
示すようになる。図3に示すように、/TOP信号は、1ペ
ージのカラー記録に対して、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、Y(イエロ)、K(ブラック)各トナーに対応し
たプロセスタイミングに応じて4パルス出力される。ま
た、主走査方向の同期信号(/LSYNC)は、プリンタエンジ
ン3で生成されたBD信号に対応した信号として生成さ
れる。/VDO信号は、/LSYNC信号に同期して送出される6
00dpiの記録密度をもつ各色成分の8ビットの画像
信号の総称であり、/TOP信号に応じて、最初のパルスの
/TOP信号に応答してM(マゼンタ)、2番目のパルスの
/TOP信号に応答してC(シアン)、3番目のパルスの/T
OP信号に応答してY(イエロ)、4番目のパルスの/TOP
信号に応答してK(ブラック)の/VDO信号を出力する。
【0036】図4は、プリンタコントローラ2の構成要
素の1つである色変換処理部201の構成を示すブロッ
ク図である。プリンタコントローラ2は、ホスト1から
RGB各8ビットの画像データを入力する。色変換処理
部201はRGB色空間によって表現された画像データ
をYMCK色空間によって表現される画像データを変換
するための信号処理部である。図4において、600d
piのRGB画像データ(RGB各8ビットのデータ)
は、色変換回路202に入力される。
素の1つである色変換処理部201の構成を示すブロッ
ク図である。プリンタコントローラ2は、ホスト1から
RGB各8ビットの画像データを入力する。色変換処理
部201はRGB色空間によって表現された画像データ
をYMCK色空間によって表現される画像データを変換
するための信号処理部である。図4において、600d
piのRGB画像データ(RGB各8ビットのデータ)
は、色変換回路202に入力される。
【0037】色変換回路202はパラメータROM20
3からパラメータを入力して演算またはLUT変換によ
り、最初のパルスの/TOP信号に応じて、8ビットのM信
号を生成する。次に、2番目のパルスの/TOP信号に対応
して8ビットのC信号を生成する。さらに、3番目のパ
ルスの/TOP信号に対応して8ビットのY信号を生成す
る。さらにまた、4番目のパルスの/TOP信号に対応して
8ビットのK信号を生成する。この過程でプリンタエン
ジン3の色再現特性に合わせてマスキング処理および下
色除去(UCR)の処理が行われて色変換され、その色
変換の結果得られた画像データがプリンタエンジン3へ
送出される。
3からパラメータを入力して演算またはLUT変換によ
り、最初のパルスの/TOP信号に応じて、8ビットのM信
号を生成する。次に、2番目のパルスの/TOP信号に対応
して8ビットのC信号を生成する。さらに、3番目のパ
ルスの/TOP信号に対応して8ビットのY信号を生成す
る。さらにまた、4番目のパルスの/TOP信号に対応して
8ビットのK信号を生成する。この過程でプリンタエン
ジン3の色再現特性に合わせてマスキング処理および下
色除去(UCR)の処理が行われて色変換され、その色
変換の結果得られた画像データがプリンタエンジン3へ
送出される。
【0038】図5は、プリンタエンジン3内の信号処理
部31の概略回路構成を示すブロック図である。プリン
タコントローラ2から送出される画像データ(VDO0〜VD
O7)は、ラインメモリ150に書き込まれる。そして、
制御クロック発生部153で発生されるクロック(PC
LK)の立ち上がりに同期してその画像データが読み出
され、γ補正部152に入力される。γ補正部152
は、例えば、RAMやROMで構成されたLUTであり
(以下、γ補正部はLUTという)、画像データはLU
T152のアドレス(A0〜A7)に、/PHIMG信号がアドレ
ス(A8)に、また、2ビットの色指定信号(CNO) がアド
レス(A9〜A10 )に入力される。
部31の概略回路構成を示すブロック図である。プリン
タコントローラ2から送出される画像データ(VDO0〜VD
O7)は、ラインメモリ150に書き込まれる。そして、
制御クロック発生部153で発生されるクロック(PC
LK)の立ち上がりに同期してその画像データが読み出
され、γ補正部152に入力される。γ補正部152
は、例えば、RAMやROMで構成されたLUTであり
(以下、γ補正部はLUTという)、画像データはLU
T152のアドレス(A0〜A7)に、/PHIMG信号がアドレ
ス(A8)に、また、2ビットの色指定信号(CNO) がアド
レス(A9〜A10 )に入力される。
【0039】図6はLUT152のデータマップであ
る。図6に示すように、主走査方向の記録密度が600
dpiのMCYK各色のγ変換データと200dpiの
MCYK各色のγ変換データとが格納されていて、アド
レスA8に入力される/PHIMG信号により600dpiのγ
変換データか、或は、200dpiのγ変換データかが
選択され、またアドレスA9〜A10 に入力される2ビット
の色指定信号(CNO)によりMCYK各色成分のうち
のいずれかが選択される。色指定信号(CNO)は、す
でに説明したように/TOP信号のパルスが入る毎に、MC
YKの順に切り替えられる。
る。図6に示すように、主走査方向の記録密度が600
dpiのMCYK各色のγ変換データと200dpiの
MCYK各色のγ変換データとが格納されていて、アド
レスA8に入力される/PHIMG信号により600dpiのγ
変換データか、或は、200dpiのγ変換データかが
選択され、またアドレスA9〜A10 に入力される2ビット
の色指定信号(CNO)によりMCYK各色成分のうち
のいずれかが選択される。色指定信号(CNO)は、す
でに説明したように/TOP信号のパルスが入る毎に、MC
YKの順に切り替えられる。
【0040】さて、γ補正部152からの出力される8
ビットのデータは、D/A変換部156でアナログ電圧
信号に変換され、コンパレータ157、158の負入力
端子に入力される。一方、コンパレータ157、158
の各正端子には、三角波発生部159〜160からの三
角波信号がそれぞれ入力される。三角波発生部160
は、クロック(PCLK)を積分回路によって三角波に
変換して出力し、また、三角波発生部159は、クロッ
ク(PCLK)を3分周したクロック(1/3PCL
K)を積分回路によって三角波に変換して出力する。コ
ンパレータ157、158は各三角波信号のレベルがD
/A変換部156の出力信号のレベルを越える区間では
“1”の信号を出力する。
ビットのデータは、D/A変換部156でアナログ電圧
信号に変換され、コンパレータ157、158の負入力
端子に入力される。一方、コンパレータ157、158
の各正端子には、三角波発生部159〜160からの三
角波信号がそれぞれ入力される。三角波発生部160
は、クロック(PCLK)を積分回路によって三角波に
変換して出力し、また、三角波発生部159は、クロッ
ク(PCLK)を3分周したクロック(1/3PCL
K)を積分回路によって三角波に変換して出力する。コ
ンパレータ157、158は各三角波信号のレベルがD
/A変換部156の出力信号のレベルを越える区間では
“1”の信号を出力する。
【0041】これにより、図7の各信号のタイムチャー
トが示すように、200dpiの記録密度での画像形成
時に、コンパレータ157からはレーザ駆動回路37に
印加される各パルスに関し、三角波のピーク(図7のP
1,P2 )を中心にしてパルス幅が成長するパルス幅変調
信号が得られセレクタ161のA端子に入力される。一
方、600dpiの記録密度での画像形成時には、コン
パレータ158からはレーザ駆動回路37に印加される
各パルスに関し、三角波のピーク(図7のP3,P4,P
5 )を中心にしてパルス幅が成長するパルス幅変調信号
が得られセレクタ161のB端子に入力される。セレク
タ161には、1ビットの属性指定信号(/PHIMG)が入力
され、レーザ駆動回路37へ出力する信号としてコンパ
レータ158の出力を選択(/PHIMG=“H”)するか、
或は、コンパレータ157の出力を選択(/PHIMG=
“L”)するかを選択する。レーザ駆動回路37は入力
された信号404に従って半導体レーザ120を駆動す
る。
トが示すように、200dpiの記録密度での画像形成
時に、コンパレータ157からはレーザ駆動回路37に
印加される各パルスに関し、三角波のピーク(図7のP
1,P2 )を中心にしてパルス幅が成長するパルス幅変調
信号が得られセレクタ161のA端子に入力される。一
方、600dpiの記録密度での画像形成時には、コン
パレータ158からはレーザ駆動回路37に印加される
各パルスに関し、三角波のピーク(図7のP3,P4,P
5 )を中心にしてパルス幅が成長するパルス幅変調信号
が得られセレクタ161のB端子に入力される。セレク
タ161には、1ビットの属性指定信号(/PHIMG)が入力
され、レーザ駆動回路37へ出力する信号としてコンパ
レータ158の出力を選択(/PHIMG=“H”)するか、
或は、コンパレータ157の出力を選択(/PHIMG=
“L”)するかを選択する。レーザ駆動回路37は入力
された信号404に従って半導体レーザ120を駆動す
る。
【0042】なお、図5において、41は図1で示さな
かったBD信号検出器である。
かったBD信号検出器である。
【0043】従って、図7に示される画像データが入力
されたとき、200dpiの記録密度での画像形成と6
00dpiでの記録密度での画像形成の切り替えタイミ
ングは次のようになる。
されたとき、200dpiの記録密度での画像形成と6
00dpiでの記録密度での画像形成の切り替えタイミ
ングは次のようになる。
【0044】即ち、各色成分の画像信号(/VDO)のうちの
ある1つの色成分の信号が、1主走査ライン方向に関し
て、"3A(16進表示)"、"50"、"7E"、"CC"、"96"、"4
3"、"DE"、"26"、"77"、"14"、"46"の順に入力された場
合、"3A"、"50"、"7E"、"CC"、"96"、"43"、及び、"1
4"、"46"に対しては、/PHIMG=“L”となり、200d
piの記録密度での画像形成が指定される。また、"D
E"、"26"、"77"に対しては、/PHIMG=“H”となり、6
00dpiの記録密度での画像形成が指定される。この
ようにして、セレクタ161は、/PHIMG=“L”である
時には、コンパレータ157の出力を選択し、/PHIMG=
“H”である時には、コンパレータ158の出力を選択
する。
ある1つの色成分の信号が、1主走査ライン方向に関し
て、"3A(16進表示)"、"50"、"7E"、"CC"、"96"、"4
3"、"DE"、"26"、"77"、"14"、"46"の順に入力された場
合、"3A"、"50"、"7E"、"CC"、"96"、"43"、及び、"1
4"、"46"に対しては、/PHIMG=“L”となり、200d
piの記録密度での画像形成が指定される。また、"D
E"、"26"、"77"に対しては、/PHIMG=“H”となり、6
00dpiの記録密度での画像形成が指定される。この
ようにして、セレクタ161は、/PHIMG=“L”である
時には、コンパレータ157の出力を選択し、/PHIMG=
“H”である時には、コンパレータ158の出力を選択
する。
【0045】この結果として、出力される画像は図8に
示すようになる。図8では、説明を簡単にするために、
第1ライン(L1)、第2ライン(L2)、第3ライン
(L3)、…に対して、同一の画像データが入力された
としている。図8において、aは200dpiで画像出
力された部分を示し、pは600dpiで画像出力され
た部分を示す。aの部分では、十分な階調表現が可能で
あるが、pの部分は解像度に反して階調表現が十分に表
現できないので、一般には“00”、或は、“00”の
2値的なデータ信号を入力するか、または数階調程度が
表現可能なデータ信号にとどめるのが適当である。
示すようになる。図8では、説明を簡単にするために、
第1ライン(L1)、第2ライン(L2)、第3ライン
(L3)、…に対して、同一の画像データが入力された
としている。図8において、aは200dpiで画像出
力された部分を示し、pは600dpiで画像出力され
た部分を示す。aの部分では、十分な階調表現が可能で
あるが、pの部分は解像度に反して階調表現が十分に表
現できないので、一般には“00”、或は、“00”の
2値的なデータ信号を入力するか、または数階調程度が
表現可能なデータ信号にとどめるのが適当である。
【0046】従って本実施例に従えば、600dpiの
カラーレーザプリンタにおいて、解像度を重要視する文
字画像等は600dpiの記録密度で出力し、階調性を
重要視する写真画像等は200dpiの記録密度で出力
するので、文字画像及び写真画像が混在する画像を高品
位に出力することができる。
カラーレーザプリンタにおいて、解像度を重要視する文
字画像等は600dpiの記録密度で出力し、階調性を
重要視する写真画像等は200dpiの記録密度で出力
するので、文字画像及び写真画像が混在する画像を高品
位に出力することができる。
【0047】
【他の実施例】本実施例は図5に示した信号処理部31
にトナーセーブ処理回路を加えて、トナーの消費量を抑
えるように構成したカラーLPBについて説明する。本
実施例の装置全体の構成は前述の実施例と同様なのでこ
こでの説明は省略する。
にトナーセーブ処理回路を加えて、トナーの消費量を抑
えるように構成したカラーLPBについて説明する。本
実施例の装置全体の構成は前述の実施例と同様なのでこ
こでの説明は省略する。
【0048】図9はトナーセーブ処理回路162が付加
された本実施例に従う信号処理部31の構成を示すブロ
ック図である。図9において、図5に示した構成要素と
同じものには同じ参照番号を付してある。本実施例に特
徴的な構成であるトナーセーブ処理回路162は、セレ
クタ161の出力であるパルス幅変調出力信号を入力
し、以下に説明する信号処理を施した後にレーザ駆動回
路37へ出力する。
された本実施例に従う信号処理部31の構成を示すブロ
ック図である。図9において、図5に示した構成要素と
同じものには同じ参照番号を付してある。本実施例に特
徴的な構成であるトナーセーブ処理回路162は、セレ
クタ161の出力であるパルス幅変調出力信号を入力
し、以下に説明する信号処理を施した後にレーザ駆動回
路37へ出力する。
【0049】図10はトナーセーブ処理回路162の詳
細な構成を示すブロック図である。図10において、1
64はクロック位相制御部である。クロック位相制御部
164には、クロック(PCLK)と、/LSYNC信号と、
2ビットの信号(S1,S2) であるトナーセーブモード指定
信号が入力される。クロック位相制御部164からは2
PCLK(φ1)、2PCLK(φ2)、2PCLK
(φ3)信号が出力され、AND回路165〜167の
それぞれに入力される。また、AND回路165〜16
7のもう一方の入力にはセレクタ161の出力信号が入
力され、2PCLK(φ1)、2PCLK(φ2)、2
PCLK(φ3)の各信号と論理積がとられる。そし
て、その出力は各々、OR回路168に入力される。O
R回路168はその出力をレーザ駆動回路37へ入力す
る。
細な構成を示すブロック図である。図10において、1
64はクロック位相制御部である。クロック位相制御部
164には、クロック(PCLK)と、/LSYNC信号と、
2ビットの信号(S1,S2) であるトナーセーブモード指定
信号が入力される。クロック位相制御部164からは2
PCLK(φ1)、2PCLK(φ2)、2PCLK
(φ3)信号が出力され、AND回路165〜167の
それぞれに入力される。また、AND回路165〜16
7のもう一方の入力にはセレクタ161の出力信号が入
力され、2PCLK(φ1)、2PCLK(φ2)、2
PCLK(φ3)の各信号と論理積がとられる。そし
て、その出力は各々、OR回路168に入力される。O
R回路168はその出力をレーザ駆動回路37へ入力す
る。
【0050】上記構成において、トナーセーブモード指
定信号(S1,S2) が、S1=S2=0 であった場合(これを通常
モード、或は、非トナーセーブモードという)を考え
る。
定信号(S1,S2) が、S1=S2=0 であった場合(これを通常
モード、或は、非トナーセーブモードという)を考え
る。
【0051】この場合には、クロック位相制御部164
はその出力2PCLK(φ1)、2PCLK(φ2)、
2PCLK(φ3)を全てハイレベル“1”として常時
出力する。この場合は、セレクタ161の出力信号は、
OR回路168を経由してレーザ駆動回路37へそのま
ま出力されるので、その動作は、図5で示した回路と同
等になり、その出力結果は前述の実施例の図8で示した
と同じになる。
はその出力2PCLK(φ1)、2PCLK(φ2)、
2PCLK(φ3)を全てハイレベル“1”として常時
出力する。この場合は、セレクタ161の出力信号は、
OR回路168を経由してレーザ駆動回路37へそのま
ま出力されるので、その動作は、図5で示した回路と同
等になり、その出力結果は前述の実施例の図8で示した
と同じになる。
【0052】次に、S1=1, S2=0であった場合(これをト
ナーセーブモード1と呼ぶ)の動作を、図11及び図1
2を参照して説明する。
ナーセーブモード1と呼ぶ)の動作を、図11及び図1
2を参照して説明する。
【0053】クロック位相制御部164はその出力2P
CLK(φ3)をローレベル“0”として常時出力する
と共に、2PCLK(φ1)、2PCLK(φ2)出力
として、クロックPCLKを2分周したクロック(2P
CLK)と、その論理反転信号(/2PCLK)を生成
し、/LSYNC信号をカウントして奇数走査ライン(L1、
L3、L5、L7、…)に対しては、2PCLK(φ
1)=2PCLK、2PCLK(φ2)=0を出力す
る。一方、偶数走査ライン(L2、L4、L6、L8、
…)に対しては、2PCLK(φ1)=0、2PCLK
(φ2)=/2PCLKを出力する。
CLK(φ3)をローレベル“0”として常時出力する
と共に、2PCLK(φ1)、2PCLK(φ2)出力
として、クロックPCLKを2分周したクロック(2P
CLK)と、その論理反転信号(/2PCLK)を生成
し、/LSYNC信号をカウントして奇数走査ライン(L1、
L3、L5、L7、…)に対しては、2PCLK(φ
1)=2PCLK、2PCLK(φ2)=0を出力す
る。一方、偶数走査ライン(L2、L4、L6、L8、
…)に対しては、2PCLK(φ1)=0、2PCLK
(φ2)=/2PCLKを出力する。
【0054】この結果、セレクタ161の出力は、奇数
走査ライン(図11のLD(φ1))と偶数走査ライン
(図11のLD(φ2))に分割されて、図12に示す
ような画像出力が得られる。即ち、図8のaで示した画
素は、図12のbに示すように2走査ラインを合わせて
同じ濃度が得られることになる。その結果、トナー出力
される単位あたりの面積は、図8の場合の半分になり、
トナー消費量を図8の場合に比べて約半分に抑えられ
る。この場合には、図12から分かるように、走査ライ
ンL1とL2を合わせれば、図8の走査ライン(L1)
と同じトナー出力面積となり、1走査ラインを間引いた
のと同等の効果が得られることになり、色相を保持した
状態で濃度を薄くすることができる。
走査ライン(図11のLD(φ1))と偶数走査ライン
(図11のLD(φ2))に分割されて、図12に示す
ような画像出力が得られる。即ち、図8のaで示した画
素は、図12のbに示すように2走査ラインを合わせて
同じ濃度が得られることになる。その結果、トナー出力
される単位あたりの面積は、図8の場合の半分になり、
トナー消費量を図8の場合に比べて約半分に抑えられ
る。この場合には、図12から分かるように、走査ライ
ンL1とL2を合わせれば、図8の走査ライン(L1)
と同じトナー出力面積となり、1走査ラインを間引いた
のと同等の効果が得られることになり、色相を保持した
状態で濃度を薄くすることができる。
【0055】さらに、S1=0, S2=1であった場合(これを
トナーセーブモード2と呼ぶ)の動作を、図13及び図
14を参照して説明する。
トナーセーブモード2と呼ぶ)の動作を、図13及び図
14を参照して説明する。
【0056】クロック位相制御部164は、クロック
(PCLK)を2分周したクロック(2PCLK)に基
づいて、図13に示すようなその位相が120度ずつ遅
延した信号(2PCLK(φ1)、2PCLK(φ
2)、2PCLK(φ3))を生成し、/LSYNC信号をカ
ウントしながら、走査ライン(L1、L4、L7、…)
に対しては、2PCLK(φ1)のみを出力し、走査ラ
イン(L2、L5、L8、…)に対しては、2PCLK
(φ2)のみを出力し、走査ライン(L3、L6、L
9、…)に対しては、2PCLK(φ3)のみを出力す
る。
(PCLK)を2分周したクロック(2PCLK)に基
づいて、図13に示すようなその位相が120度ずつ遅
延した信号(2PCLK(φ1)、2PCLK(φ
2)、2PCLK(φ3))を生成し、/LSYNC信号をカ
ウントしながら、走査ライン(L1、L4、L7、…)
に対しては、2PCLK(φ1)のみを出力し、走査ラ
イン(L2、L5、L8、…)に対しては、2PCLK
(φ2)のみを出力し、走査ライン(L3、L6、L
9、…)に対しては、2PCLK(φ3)のみを出力す
る。
【0057】この結果、セレクタ161の出力は、L1
走査ライン(図13のLD(φ1))とL2走査ライン
(図13のLD(φ2))とL3走査ライン(図13の
LD(φ3))に分割されて、図14に示すような画像
出力が得られる。即ち、図8のaで示した画素は、図1
4のcに示すように3走査ラインを合わせて同じ濃度が
得られることになる。その結果、トナー出力される単位
あたりの面積は図8の場合の1/3になり、トナーの消
費量を図8の場合に比べて約1/3に抑えられる。この
場合には、図14から分かるように、走査ラインL1と
L2とL3を合わせれば、図8の走査ライン(L1)と
同じトナー出力面積となり、3走査ラインで1走査ライ
ンと同等の効果が得られることになり、色相を保持した
状態で濃度を薄くすることができる。
走査ライン(図13のLD(φ1))とL2走査ライン
(図13のLD(φ2))とL3走査ライン(図13の
LD(φ3))に分割されて、図14に示すような画像
出力が得られる。即ち、図8のaで示した画素は、図1
4のcに示すように3走査ラインを合わせて同じ濃度が
得られることになる。その結果、トナー出力される単位
あたりの面積は図8の場合の1/3になり、トナーの消
費量を図8の場合に比べて約1/3に抑えられる。この
場合には、図14から分かるように、走査ラインL1と
L2とL3を合わせれば、図8の走査ライン(L1)と
同じトナー出力面積となり、3走査ラインで1走査ライ
ンと同等の効果が得られることになり、色相を保持した
状態で濃度を薄くすることができる。
【0058】また、図12及び図14から分かるよう
に、走査ラインに対して間引く位置(位相)を絶えず変
化させているので、例えば、600dpiの1ラインの
縦線であっても、全く消えて出力できなくなることはな
いという利点がある。本実施例によれば、この場合は点
線で出力される。
に、走査ラインに対して間引く位置(位相)を絶えず変
化させているので、例えば、600dpiの1ラインの
縦線であっても、全く消えて出力できなくなることはな
いという利点がある。本実施例によれば、この場合は点
線で出力される。
【0059】従って本実施例に従えば、トナーセーブモ
ード指定信号の指示を、例えば、ホストやプリンタコン
トローラの操作パネルからのコマンドによりできるよう
にしておけば、その指示に従ってトナーの消費量を抑え
ることができる。
ード指定信号の指示を、例えば、ホストやプリンタコン
トローラの操作パネルからのコマンドによりできるよう
にしておけば、その指示に従ってトナーの消費量を抑え
ることができる。
【0060】さらに本実施例の信号処理部31の構成
を、図15に示すように、ラインメモリ150からの各
色成分各画素を8ビットで構成する画像データを入力
し、その画素データの値が“00”、或は、“FF”で
あるか否かを判定するデータ判定回路163を追加する
ような構成としても良い。
を、図15に示すように、ラインメモリ150からの各
色成分各画素を8ビットで構成する画像データを入力
し、その画素データの値が“00”、或は、“FF”で
あるか否かを判定するデータ判定回路163を追加する
ような構成としても良い。
【0061】即ち、データ判定回路163は、「文字画
像は一般的にトナー色の濃度が高い、或は、白である場
合が多く、この場合に特に高い解像度が要求されること
が多い」との考えに基づき、その画素の値が“00”、
或は、“FF”である場合には、/PHIMG=“H”(60
0dpiの記録密度での画像形成指定)を出力し、その
画素の値が“00”でも、“FF”でもない場合には、
/PHIMG=“L”(200dpiの記録密度での画像形成
指定)を出力する。
像は一般的にトナー色の濃度が高い、或は、白である場
合が多く、この場合に特に高い解像度が要求されること
が多い」との考えに基づき、その画素の値が“00”、
或は、“FF”である場合には、/PHIMG=“H”(60
0dpiの記録密度での画像形成指定)を出力し、その
画素の値が“00”でも、“FF”でもない場合には、
/PHIMG=“L”(200dpiの記録密度での画像形成
指定)を出力する。
【0062】このように装置を構成すると、データ判定
回路163が画像データ(VDO0〜VDO7)を判定し自動的
に/PHIMG信号を発生するので、プリンタコントローラ2
が/PHIMG信号を扱う必要がなく、8ビット構成の画像デ
ータのみを扱えば良い。これによって、一般的なデータ
バス(データ幅が8ビットの整数倍)でのデータの扱い
が簡単になる。
回路163が画像データ(VDO0〜VDO7)を判定し自動的
に/PHIMG信号を発生するので、プリンタコントローラ2
が/PHIMG信号を扱う必要がなく、8ビット構成の画像デ
ータのみを扱えば良い。これによって、一般的なデータ
バス(データ幅が8ビットの整数倍)でのデータの扱い
が簡単になる。
【0063】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明は、システム或は装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることはいうまでもない。
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明は、システム或は装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることはいうまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力画像データ各画素の属性を調べ、その属性に基づい
て、解像度を重視すべき画像データは所定の解像度、或
は、階調性を重視すべき画像データはその所定の解像度
の1/3の解像度で画像形成するので、例えば、解像度
を重視すべき文字や線画等を表す画像データに対しては
所定の解像度で、また、例えば、階調性を重視すべき写
真画像等を表す画像データに対しては所定の解像度の1
/3の解像度で画像形成することにより、高画質な画像
を得ることができるという効果がある。
力画像データ各画素の属性を調べ、その属性に基づい
て、解像度を重視すべき画像データは所定の解像度、或
は、階調性を重視すべき画像データはその所定の解像度
の1/3の解像度で画像形成するので、例えば、解像度
を重視すべき文字や線画等を表す画像データに対しては
所定の解像度で、また、例えば、階調性を重視すべき写
真画像等を表す画像データに対しては所定の解像度の1
/3の解像度で画像形成することにより、高画質な画像
を得ることができるという効果がある。
【0065】さらに記録剤の消費量を抑制するよう指示
する指示手段と、その指示に基づいて、記録剤の消費を
抑制して画像形成を行うように制御する記録剤消費制御
手段を備えることにより、例えば、画像の試し出力を行
う場合等において適宜、記録剤の消費量を抑えて、装置
の運用コストの低減に資することができる。
する指示手段と、その指示に基づいて、記録剤の消費を
抑制して画像形成を行うように制御する記録剤消費制御
手段を備えることにより、例えば、画像の試し出力を行
う場合等において適宜、記録剤の消費量を抑えて、装置
の運用コストの低減に資することができる。
【0066】さらにまた入力手段から第1画像形成手段
及び第2画像形成手段へ画像データを転送するデータバ
スのバス幅を各画素当たりの画像データのデータ長の整
数倍にすることにより、画像データの取り扱いが簡単に
なるという効果がある。
及び第2画像形成手段へ画像データを転送するデータバ
スのバス幅を各画素当たりの画像データのデータ長の整
数倍にすることにより、画像データの取り扱いが簡単に
なるという効果がある。
【図1】本発明の代表的な実施例であるカラーレーザビ
ームプリンタの構成を示す側断面図である。
ームプリンタの構成を示す側断面図である。
【図2】ホストと図1に示したカラーレーザビームプリ
ンタとの接続を示すブロック図である。
ンタとの接続を示すブロック図である。
【図3】1ページ分の画像形成シーケンスに関連する種
々の制御信号のタイムチャートである。
々の制御信号のタイムチャートである。
【図4】プリンタコントローラ2の構成要素の1つであ
る色変換処理部201の構成を示すブロック図である。
る色変換処理部201の構成を示すブロック図である。
【図5】信号処理部31の概略回路構成を示すブロック
図である。
図である。
【図6】ルックアップテーブル(LUT)152のデー
タマップである。
タマップである。
【図7】200dpi及び600dpiの記録密度で画
像形成を行う場合の各種信号のタイムチャートである。
像形成を行う場合の各種信号のタイムチャートである。
【図8】画像出力の例を示す図である。
【図9】他の実施例に従う信号処理部31の概略回路構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図10】トナーセーブ処理回路162の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図11】他の実施例に従うトナーセーブモード指定信
号の指示に従って200dpi及び600dpiの記録
密度で画像形成を行う場合の各種信号のタイムチャート
である。
号の指示に従って200dpi及び600dpiの記録
密度で画像形成を行う場合の各種信号のタイムチャート
である。
【図12】図11に示す信号に従って画像出力された例
を示す図である。
を示す図である。
【図13】他の実施例に従うトナーセーブモード指定信
号の別の指示に従って200dpi及び600dpiの
記録密度で画像形成を行う場合の各種信号のタイムチャ
ートである。
号の別の指示に従って200dpi及び600dpiの
記録密度で画像形成を行う場合の各種信号のタイムチャ
ートである。
【図14】図13に示す信号に従って画像出力された例
を示す図である。
を示す図である。
【図15】データ判定回路163を追加された信号処理
部31の概略回路構成を示すブロック図である。
部31の概略回路構成を示すブロック図である。
1 ホストコンピュータ 2 プリンタコントローラ 3 プリンタエンジン 4 カラーレーザビームプリンタ 31 信号処理部 37 レーザ駆動回路 100 感光ドラム 121 ポリゴンミラー 150 ラインメモリ 152 γ補正部 153 制御クロック発生部 156 D/A変換部 157、158 コンパレータ 159、160 三角波発生部 161 セレクタ
Claims (6)
- 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 前記画像データの各画素ごとの属性を調べ、前記属性を
属性信号として出力する属性信号生成手段と、 前記属性信号生成手段によって出力される属性信号に基
づいて、前記画像データを、解像度を重視すべき画像デ
ータは所定の解像度、或は、階調性を重視すべき画像デ
ータは前記所定の解像度の1/3の解像度で画像形成す
るように制御する制御手段と、 前記第1の解像度で記録剤を用いて画像形成する第1画
像形成手段と、 前記第2の解像度で前記記録剤を用いて画像形成する第
2画像形成手段とを有することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 前記記録剤の消費量を抑制するよう指示
する指示手段と、 前記指示手段による指示に基づいて、前記第1画像形成
手段と前記第2画像形成手段が前記記録剤の消費を抑制
して画像形成を行うように制御する記録剤消費制御手段
とをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画
像形成装置。 - 【請求項3】 前記記録剤にはトナーを含むことを特徴
とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記入力手段から前記第1画像形成手段
及び前記第2画像形成手段へ画像データを転送するデー
タバスをさらに有し、 前記データバスのバス幅は各画素当たりの前記画像デー
タのデータ長の整数倍であり、 前記属性信号生成手段は前記データバスによって転送さ
れた前記画像データから前記属性信号を生成することを
特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記記録剤消費制御手段は、前記第1画
像形成手段及び前記第2画像形成手段において形成され
た画像に関し、該画像の一部を間引いて出力する出力手
段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成
装置。 - 【請求項6】 前記出力手段は、該画像の一部を間引い
て出力することによって画像全体の色相が変化しないよ
うに、各画素の出力位置をづらして出力することを特徴
とする請求項5に記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5215372A JPH0774972A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 画像形成装置 |
US08/297,834 US5646670A (en) | 1993-08-31 | 1994-08-30 | Color image forming apparatus which reduces toner consumption during image formation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5215372A JPH0774972A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0774972A true JPH0774972A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=16671211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5215372A Withdrawn JPH0774972A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0774972A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1079548A (ja) * | 1996-07-12 | 1998-03-24 | Ricoh Co Ltd | 半導体レーザ制御装置 |
JPH1079549A (ja) * | 1996-07-12 | 1998-03-24 | Ricoh Co Ltd | 半導体レーザ制御装置 |
US20140037301A1 (en) * | 2012-08-02 | 2014-02-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus and controlling method |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP5215372A patent/JPH0774972A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1079548A (ja) * | 1996-07-12 | 1998-03-24 | Ricoh Co Ltd | 半導体レーザ制御装置 |
JPH1079549A (ja) * | 1996-07-12 | 1998-03-24 | Ricoh Co Ltd | 半導体レーザ制御装置 |
US20140037301A1 (en) * | 2012-08-02 | 2014-02-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus and controlling method |
US9256151B2 (en) * | 2012-08-02 | 2016-02-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus and controlling method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5646670A (en) | Color image forming apparatus which reduces toner consumption during image formation | |
JP3224480B2 (ja) | カラー画像処理装置 | |
JP3542377B2 (ja) | 画像形成装置及びその方法 | |
JPH1188690A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
US6271868B1 (en) | Multiple-color image output apparatus and method which prevents a toner image on a photosensitive drum from being narrowed in the horizontal direction | |
JPH08337007A (ja) | 画像処理装置及び方法 | |
JPH0774972A (ja) | 画像形成装置 | |
EP0622948B1 (en) | Image processing apparatus and method | |
JPH07123249A (ja) | 画像形成装置 | |
US6075904A (en) | Image processing apparatus and method which prevents the generation of a white stripe on an output image | |
JPH0799588A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3345448B2 (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP3347411B2 (ja) | 画像出力装置 | |
JP3004281B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH08274969A (ja) | 記録装置 | |
JP3260883B2 (ja) | 情報記録装置 | |
JPS59164568A (ja) | カラ−画像再生装置 | |
JPH1026849A (ja) | 画像形成装置及びその方法 | |
JPH08331401A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP3359196B2 (ja) | 多色記録装置 | |
JPH08298597A (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
JP2002125129A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH1169180A (ja) | 画像処理装置及びその方法 | |
JP3353216B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH089175A (ja) | カラー画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |