JPH0770181A - 血液凝固を阻害するペプチドおよびそれらの製造方法 - Google Patents
血液凝固を阻害するペプチドおよびそれらの製造方法Info
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- JPH0770181A JPH0770181A JP3078689A JP7868991A JPH0770181A JP H0770181 A JPH0770181 A JP H0770181A JP 3078689 A JP3078689 A JP 3078689A JP 7868991 A JP7868991 A JP 7868991A JP H0770181 A JPH0770181 A JP H0770181A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
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- C07K7/04—Linear peptides containing only normal peptide links
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
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- C07K14/815—Protease inhibitors from leeches, e.g. hirudin, eglin
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- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/02—Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】次式で示されるペプチドおよびそれらの製造方
法。 A1−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8−A
9−A10−A11−A12−A13−A14−A15 〔A1は水素、システイン等、A2は結合、Asn、A
sp、GlnまたはGlu、A3は結合、Glyまたは
Ala、A4はGluまたはAsp、A5はPhe、T
yr、Trp、Pgl等、A6はGluまたはAsp、
A7はGlu、Asp、ProまたはAla、A8はI
le、Leu、Val、NleまたはPhe、A9はP
roまたはHyp、A10はGluまたはAsp、A1
1はGluまたはAsp、A12はPhe(SO3H)
またはPhe(PO3H2)等、A13は結合、Leu、
Ile、ValまたはAla、A14は結合、Gln、
Asn、Glu、AspまたはCys、A15はCy
s、Cysアミド等である〕 【効果】これらのペプチドは血液凝固を阻害しそして抗
凝固剤として使用できる。
法。 A1−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8−A
9−A10−A11−A12−A13−A14−A15 〔A1は水素、システイン等、A2は結合、Asn、A
sp、GlnまたはGlu、A3は結合、Glyまたは
Ala、A4はGluまたはAsp、A5はPhe、T
yr、Trp、Pgl等、A6はGluまたはAsp、
A7はGlu、Asp、ProまたはAla、A8はI
le、Leu、Val、NleまたはPhe、A9はP
roまたはHyp、A10はGluまたはAsp、A1
1はGluまたはAsp、A12はPhe(SO3H)
またはPhe(PO3H2)等、A13は結合、Leu、
Ile、ValまたはAla、A14は結合、Gln、
Asn、Glu、AspまたはCys、A15はCy
s、Cysアミド等である〕 【効果】これらのペプチドは血液凝固を阻害しそして抗
凝固剤として使用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血液凝固を阻害するペプ
チド、その製造方法およびその抗凝固剤としての使用に
関する。
チド、その製造方法およびその抗凝固剤としての使用に
関する。
【0002】
【従来の技術】抗凝固剤は血液凝固に影響する様々な障
害例えば播種性血管内凝固、心筋梗塞、および深部静脈
血栓症などを治療する上で治療的に極めて重要である。
これらの障害の治療に現在用いられているのはヒト血漿
から得られる抗トロンビンIIIなどの抗凝固剤である。
害例えば播種性血管内凝固、心筋梗塞、および深部静脈
血栓症などを治療する上で治療的に極めて重要である。
これらの障害の治療に現在用いられているのはヒト血漿
から得られる抗トロンビンIIIなどの抗凝固剤である。
【0003】最近、アミノ酸65個より成る水蛙(Hi
rudo medicinalis)からのポリペプチ
ドが抗凝固剤として試験されている。しかしながらこの
ペプチドの別称でもあるヒルジンの使用には様々な欠点
が伴う。一つの欠点はこの物質の入手可能性が低いとい
う問題である。可能性として問題はこのペプチドの分子
量が比較的高い(このことは抗体産生の潜在的危険があ
ることを意味する)ということからも派生し得る。
rudo medicinalis)からのポリペプチ
ドが抗凝固剤として試験されている。しかしながらこの
ペプチドの別称でもあるヒルジンの使用には様々な欠点
が伴う。一つの欠点はこの物質の入手可能性が低いとい
う問題である。可能性として問題はこのペプチドの分子
量が比較的高い(このことは抗体産生の潜在的危険があ
ることを意味する)ということからも派生し得る。
【0004】ヒルジンのC末端領域と高度の相同性を有
する低分子量ペプチドを抗凝固剤として開発することに
よりこれらの欠点を回避することが可能である。このタ
イプのペプチドは出願明細書EP-A 0 276 014号、EP 0 3
33 356号およびJ.M. Maraganore et al., J. Biol. Che
m. 264, 8692〜8698 (1989)の刊行物に記載されてい
る。
する低分子量ペプチドを抗凝固剤として開発することに
よりこれらの欠点を回避することが可能である。このタ
イプのペプチドは出願明細書EP-A 0 276 014号、EP 0 3
33 356号およびJ.M. Maraganore et al., J. Biol. Che
m. 264, 8692〜8698 (1989)の刊行物に記載されてい
る。
【0005】それらより、Asn−Gly−Asp−P
he−Glu−Glu−Ile−Pro−Glu−Gl
u−Tyr−Leu−OHなる構造のペプチドが特に興
味深いものであることが明らかである。そのチロシン
(Tyr)がフェノール基において検出し得る程にサル
フェート化されているペプチドが特に高い活性を有し
た。このことは更に63位のチロシンがサルフェート化
されている天然ヒルジンに対応している。
he−Glu−Glu−Ile−Pro−Glu−Gl
u−Tyr−Leu−OHなる構造のペプチドが特に興
味深いものであることが明らかである。そのチロシン
(Tyr)がフェノール基において検出し得る程にサル
フェート化されているペプチドが特に高い活性を有し
た。このことは更に63位のチロシンがサルフェート化
されている天然ヒルジンに対応している。
【0006】環状ペプチドも興味深い。これらは、今述
べたばかりの配列のほかに、C−およびN−末端にアミ
ノ酸システインを含み、それがジスルフィドの形での環
化を可能にする。更にジスルフィド橋を他の化学官能
部、好ましくはアミド結合による接続に置き換えること
もできる。
べたばかりの配列のほかに、C−およびN−末端にアミ
ノ酸システインを含み、それがジスルフィドの形での環
化を可能にする。更にジスルフィド橋を他の化学官能
部、好ましくはアミド結合による接続に置き換えること
もできる。
【0007】サルフェート化チロシンの化学的性質は硫
酸のエステルのそれであるので、硫黄原子とフェノール
性酸素原子の間の結合は加水分解により分解することが
できる。このタイプのペプチドには抗凝固活性が低下す
るという欠点がある。
酸のエステルのそれであるので、硫黄原子とフェノール
性酸素原子の間の結合は加水分解により分解することが
できる。このタイプのペプチドには抗凝固活性が低下す
るという欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来技術によ
れば、引続いての化学反応によってチロシンのサルフェ
ート化を達成しようとする試みがなされている。そのた
めには、サルフェート化されていないヒルジンペプチド
をジシクロヘキシルカルボジイミドおよび硫酸と有機溶
媒中で反応させる。このサルフェート化は、チロシン含
有ペプチドをピリジン中三酸化硫黄トリエチルアンモニ
ウム塩またはクロロスルホン酸と反応させることによっ
ても達成することができる。
れば、引続いての化学反応によってチロシンのサルフェ
ート化を達成しようとする試みがなされている。そのた
めには、サルフェート化されていないヒルジンペプチド
をジシクロヘキシルカルボジイミドおよび硫酸と有機溶
媒中で反応させる。このサルフェート化は、チロシン含
有ペプチドをピリジン中三酸化硫黄トリエチルアンモニ
ウム塩またはクロロスルホン酸と反応させることによっ
ても達成することができる。
【0009】しかしながら、これらの反応にはフェニル
アラニンで副反応が生じ得る、あるいはいくつかのチロ
シン残基が存在する場合に非選択的サルフェート化が生
じ得るといった欠点がある。更にこのことは大幅な収量
損失に到ることがある。
アラニンで副反応が生じ得る、あるいはいくつかのチロ
シン残基が存在する場合に非選択的サルフェート化が生
じ得るといった欠点がある。更にこのことは大幅な収量
損失に到ることがある。
【0010】そこで、本発明はこれらの欠点を排除し、
そして優れた物理的、化学的および生理学的性質を有す
るペプチドを製造することを目的とした。
そして優れた物理的、化学的および生理学的性質を有す
るペプチドを製造することを目的とした。
【0011】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、この目
的は、ペプチド中のアミノ酸チロシンまたはTyr(S
O3H)をアミノ酸Phe(SO3H)またはPhe(P
O3H2)またはPgl(SO3H)(Pglとはフェニル
グリシンを表わす)またはPgl(PO3H2)で置き換
えることにより達成された。この場合において、そのス
ルホネートまたはホスフェート基は好ましくはフェニル
アラニンのフェニル環のパラ位に結合されるが、メタ位
の結合も同じく可能である。
的は、ペプチド中のアミノ酸チロシンまたはTyr(S
O3H)をアミノ酸Phe(SO3H)またはPhe(P
O3H2)またはPgl(SO3H)(Pglとはフェニル
グリシンを表わす)またはPgl(PO3H2)で置き換
えることにより達成された。この場合において、そのス
ルホネートまたはホスフェート基は好ましくはフェニル
アラニンのフェニル環のパラ位に結合されるが、メタ位
の結合も同じく可能である。
【0012】すなわち、本発明は式: A1−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8−A
9−A10−A11−A12−A13−A14−A15 〔式中、A1は水素、システイン、1〜4個の炭素原子
を有する1または2個のアルキル基、2〜10個の炭素
原子を有するアシル基、2〜10個の炭素原子および他
のカルボキシル基を有するアシル基またはペプチド化学
において慣用される保護基であり、A2は結合、As
n、Asp、GlnまたはGluであり、A3は結合、
GlyまたはAlaであり、A4はGluまたはAsp
であり、A5はPhe、Tyr、Trp、Pgl(フェ
ニルグリシン)またはNal(ナフチルアラニン)であ
り、A6はGluまたはAspであり、A7はGlu、
Asp、ProまたはAlaであり、A8はIle、L
eu、Val、NleまたはPheであり、A9はPr
oまたはHypであり、A10はGluまたはAspで
あり、A11はGluまたはAspであり、A12は
(好ましくはp位の)Phe(SO3H)またはPhe
(PO3H2)、または(好ましくはp位の)Pgl(S
O3H)またはPgl(PO3H2)であり、A13は結
合、Leu、Ile、ValまたはAlaであり、A1
4は結合、Gln、Asn、Glu、AspまたはCy
sであり、そしてA15はCys、Cysアミド、遊離
のまたは4個までの炭素原子を有する低級アルコールで
エステル化されたアルファ−カルボキシルのOH基(そ
れはそれらの水素が所望により4個までの炭素原子を有
するアルキル基により置換されていてもよいカルボキサ
ミド基の形であってもよい)である〕で示されるペプチ
ドに関する。
9−A10−A11−A12−A13−A14−A15 〔式中、A1は水素、システイン、1〜4個の炭素原子
を有する1または2個のアルキル基、2〜10個の炭素
原子を有するアシル基、2〜10個の炭素原子および他
のカルボキシル基を有するアシル基またはペプチド化学
において慣用される保護基であり、A2は結合、As
n、Asp、GlnまたはGluであり、A3は結合、
GlyまたはAlaであり、A4はGluまたはAsp
であり、A5はPhe、Tyr、Trp、Pgl(フェ
ニルグリシン)またはNal(ナフチルアラニン)であ
り、A6はGluまたはAspであり、A7はGlu、
Asp、ProまたはAlaであり、A8はIle、L
eu、Val、NleまたはPheであり、A9はPr
oまたはHypであり、A10はGluまたはAspで
あり、A11はGluまたはAspであり、A12は
(好ましくはp位の)Phe(SO3H)またはPhe
(PO3H2)、または(好ましくはp位の)Pgl(S
O3H)またはPgl(PO3H2)であり、A13は結
合、Leu、Ile、ValまたはAlaであり、A1
4は結合、Gln、Asn、Glu、AspまたはCy
sであり、そしてA15はCys、Cysアミド、遊離
のまたは4個までの炭素原子を有する低級アルコールで
エステル化されたアルファ−カルボキシルのOH基(そ
れはそれらの水素が所望により4個までの炭素原子を有
するアルキル基により置換されていてもよいカルボキサ
ミド基の形であってもよい)である〕で示されるペプチ
ドに関する。
【0013】A1がアミノ酸システインである場合に
は、そのアミノ基はアセチル化されていてもよい。
は、そのアミノ基はアセチル化されていてもよい。
【0014】本発明によるペプチドはよく知られた方法
(“The Peptides"(E. GrossおよびI. Meienhofer編)
にG. BaranyおよびR.B. Merrifieldが記載している方
法)により合成される。
(“The Peptides"(E. GrossおよびI. Meienhofer編)
にG. BaranyおよびR.B. Merrifieldが記載している方
法)により合成される。
【0015】アミノ酸Phe(SO3H)またはPgl
(SO3H)はそれぞれフェニルアラニンまたはフェニ
ルグリシン(それらはDまたはLまたはD、L体である
が、好ましくはL体である)をスルホン化することによ
り得ることができる。適当なスルホン化剤は硫酸である
が、これは好ましくは三酸化硫黄をも含有する。
(SO3H)はそれぞれフェニルアラニンまたはフェニ
ルグリシン(それらはDまたはLまたはD、L体である
が、好ましくはL体である)をスルホン化することによ
り得ることができる。適当なスルホン化剤は硫酸である
が、これは好ましくは三酸化硫黄をも含有する。
【0016】本発明によるペプチドを合成できるように
するため、これらのアミノスルホン酸のアミノ基にC.D.
Chang et al., Int. J. Peptide Protein Res. 15, 59
(1980)に知られる方法により保護基を設けた。この場
合において適当な保護基はBoc、Z、Bpoc、Dd
zおよび好ましくはFmoc基である。
するため、これらのアミノスルホン酸のアミノ基にC.D.
Chang et al., Int. J. Peptide Protein Res. 15, 59
(1980)に知られる方法により保護基を設けた。この場
合において適当な保護基はBoc、Z、Bpoc、Dd
zおよび好ましくはFmoc基である。
【0017】前記ペプチドは、溶液中で操作され既知の
手順を伴うペプチド合成法(E. Wuensch, “Houben-Wey
l, Synthese von Peptiden I”(ペプチド合成),G. T
hieme Verlag, Stuttgart (1974))により、または同様
に知られている(前記参照)固相法(この場合にはFm
oc化学を用いるのが好ましい)により合成された。
手順を伴うペプチド合成法(E. Wuensch, “Houben-Wey
l, Synthese von Peptiden I”(ペプチド合成),G. T
hieme Verlag, Stuttgart (1974))により、または同様
に知られている(前記参照)固相法(この場合にはFm
oc化学を用いるのが好ましい)により合成された。
【0018】この合成においてスルホネートまたはホス
フェート基は保護せずに用いた。
フェート基は保護せずに用いた。
【0019】固相ペプチド合成においては、ペプチド鎖
を架橋ポリスチレン(1%ジビニルベンゼン)(以下樹
脂と呼ぶ)上で合成した。遊離カルボキシル基を有する
ペプチドの合成はアルコキシベンジルアルコールに基づ
くアンカーを用いた。ペプチドアミドに対しては、非ア
ルキル化ペプチドアミドを生成するアミドアンカー(In
t. J. Peptide Protein Res. 34, 262〜267, 1989)を
用いた。個々の保護されたアミノ酸の取込みは反復的に
行った。すなわち、 − Fmoc−アミノ酸(またはアミドアンカー)−樹
脂を完全自動ペプチドシンセサイザーに導入する、 − その樹脂をDMF、ジクロロメタンまたはN−メチ
ルピロリドン(約15ml/mg)で洗浄する、 − Fmoc基をジメチルホルムアミドまたはN−メチ
ルピロリドン中の20%ピペリジンを用いて(好ましく
は1×3分および1×10分)除去する、 − DMF、ジクロロメタン、N−メチルピロリドン、
またはアルコール、好ましくはイソプロパノールで洗浄
することによりピペリジンを除去する、 − カルボジイミド、好ましくはジイソプロピルカルボ
ジイミドを用い、適切な場合にはHOBt、HOSuを
添加するかまたはBOPまたはTBTUを用い適切な場
合にはHOBtを添加し、好ましくはDMFまたはN−
メチルピロリドン中でアミノ酸を結合させる。
を架橋ポリスチレン(1%ジビニルベンゼン)(以下樹
脂と呼ぶ)上で合成した。遊離カルボキシル基を有する
ペプチドの合成はアルコキシベンジルアルコールに基づ
くアンカーを用いた。ペプチドアミドに対しては、非ア
ルキル化ペプチドアミドを生成するアミドアンカー(In
t. J. Peptide Protein Res. 34, 262〜267, 1989)を
用いた。個々の保護されたアミノ酸の取込みは反復的に
行った。すなわち、 − Fmoc−アミノ酸(またはアミドアンカー)−樹
脂を完全自動ペプチドシンセサイザーに導入する、 − その樹脂をDMF、ジクロロメタンまたはN−メチ
ルピロリドン(約15ml/mg)で洗浄する、 − Fmoc基をジメチルホルムアミドまたはN−メチ
ルピロリドン中の20%ピペリジンを用いて(好ましく
は1×3分および1×10分)除去する、 − DMF、ジクロロメタン、N−メチルピロリドン、
またはアルコール、好ましくはイソプロパノールで洗浄
することによりピペリジンを除去する、 − カルボジイミド、好ましくはジイソプロピルカルボ
ジイミドを用い、適切な場合にはHOBt、HOSuを
添加するかまたはBOPまたはTBTUを用い適切な場
合にはHOBtを添加し、好ましくはDMFまたはN−
メチルピロリドン中でアミノ酸を結合させる。
【0020】三官能アミノ酸の側鎖を次のようにして保
護した: − AspおよびGluはt−ブチルエステルとして、 − HypおよびTyrはt−ブチルエーテルとして、 − Gysはトリチルエーテルまたはtert.−ブチ
ルジスルフィドとして。
護した: − AspおよびGluはt−ブチルエステルとして、 − HypおよびTyrはt−ブチルエーテルとして、 − Gysはトリチルエーテルまたはtert.−ブチ
ルジスルフィドとして。
【0021】スルホネート基はトリフルオロ酢酸の反復
使用によりダメージを受けないので、前述のFmoc化
学に代えて、これらのペプチドをBoc法(J.M. Stewa
rtおよびJ.D. Young“Solid Phase Peptide Synthesi
s”Pierce Chemical Co., 1984, pp. 71〜95)を用いて
合成することもできる。
使用によりダメージを受けないので、前述のFmoc化
学に代えて、これらのペプチドをBoc法(J.M. Stewa
rtおよびJ.D. Young“Solid Phase Peptide Synthesi
s”Pierce Chemical Co., 1984, pp. 71〜95)を用いて
合成することもできる。
【0022】Fmoc化学の場合には、トリフルオロ酢
酸を用い、好ましくはスキャベンジャー(scaven
ger)を添加して、ペプチドを樹脂から離脱させ、そ
してエーテルを用いて結晶化させた。逆相クロマトグラ
フィーによる精製後、それらの組成をアミノ酸分析およ
びFAB質量分析法によって確認した。
酸を用い、好ましくはスキャベンジャー(scaven
ger)を添加して、ペプチドを樹脂から離脱させ、そ
してエーテルを用いて結晶化させた。逆相クロマトグラ
フィーによる精製後、それらの組成をアミノ酸分析およ
びFAB質量分析法によって確認した。
【0023】システイン含有ペプチドを製造する場合、
Cys(Trt)の場合には、離脱混合物が添加チオー
ル、好ましくはエタンジチオールを含有する限り、ペプ
チドを離脱させると同時にトリチル保護を除去した。
Cys(Trt)の場合には、離脱混合物が添加チオー
ル、好ましくはエタンジチオールを含有する限り、ペプ
チドを離脱させると同時にトリチル保護を除去した。
【0024】Cys(StBu)を用いた場合にはその
S−tBu基は好ましくはペプチド離脱の後で除去し
た。この目的に用いたのは既知の方法、例えばトリ−n
−ブチルホスフィンまたはジチオトレイトールによる処
理であった。好ましくはジチオトレイトール脱保護を用
いた。
S−tBu基は好ましくはペプチド離脱の後で除去し
た。この目的に用いたのは既知の方法、例えばトリ−n
−ブチルホスフィンまたはジチオトレイトールによる処
理であった。好ましくはジチオトレイトール脱保護を用
いた。
【0025】S−S橋を介しての環化は既知の酸化方法
により行うことができた。
により行うことができた。
【0026】システイン含有ペプチドを好ましくは重炭
酸アンモニウム緩衝液(0.01M)に0.1〜0.00
1mM濃度となるよう溶解し、そして空気中で数時間振盪
した。環化の後HPLCにかけた。
酸アンモニウム緩衝液(0.01M)に0.1〜0.00
1mM濃度となるよう溶解し、そして空気中で数時間振盪
した。環化の後HPLCにかけた。
【0027】その他の環化方法、例えば(例えば酢酸中
での)沃素、またはK3〔Fe(CN)6〕による酸化もこ
の目的に適している。
での)沃素、またはK3〔Fe(CN)6〕による酸化もこ
の目的に適している。
【0028】別法として、溶液中で操作される方法によ
る製造も可能であり、その場合は完全ペプチドの個々の
断片をまず製造する。ペプチドセグメントを与える各保
護アミノ酸の縮合は溶媒、例えばDMFおよびテトラヒ
ドロフランまたはそれらの混合物中で行った。アミノ酸
の結合は固相合成の場合と同様カルボジイミドを用いて
行った。次に個々のセグメントを結合して完全なペプチ
ドとした。保護基を除去した後、ペプチドを同様に精製
しそして分析した。
る製造も可能であり、その場合は完全ペプチドの個々の
断片をまず製造する。ペプチドセグメントを与える各保
護アミノ酸の縮合は溶媒、例えばDMFおよびテトラヒ
ドロフランまたはそれらの混合物中で行った。アミノ酸
の結合は固相合成の場合と同様カルボジイミドを用いて
行った。次に個々のセグメントを結合して完全なペプチ
ドとした。保護基を除去した後、ペプチドを同様に精製
しそして分析した。
【0029】ペプチドの活性を機能試験により試験し
た。
た。
【0030】以下のペプチドを製造したが、本発明はそ
れらに限定されるものではない: Asn L−アスパラギン Asp L−アスパラギン酸 Cys L−システイン Gln L−グルタミン Glu L−グルタミン酸 Gly グリシン Ala L−アラニン Tyr L−チロシン Phe フェニルアラニン Trp L−トリプトファン Pgl L−フェニルグリシン Pro L−プロリン Ile L−イソロイシン Leu L−ロイシン Nle ノルロイシン Val L−バリン Nal L−ナフチルアラニン Hyp L−ヒドロキシプロリン Boc t−ブチルオキシカルボニル Z ベンジルオキシカルボニル Bpoc ビフェニリルプロピルオキシカルボニル Ddz ジメチルジメトキシベンジルオキシカルボ
ニル Fmoc フルオレニルメチルオキシカルボニル DMF ジメチルホルムアミド HOBt 1−ヒドロキシスクシンイミド Ac アセチル Suc スクシンイミジル BOP ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−
トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロ
ホスフェート TBTU 2(1H−ベンゾトリアゾール−1−イ
ル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフ
ルオロホスフェート Osn スクシンイミドエステル TFA トリフルオロ酢酸 DIC ジイソプロピルカルボジイミド S−tBu tert.−ブチルチオ Trt トリチル FAB 高速原子衝撃(fast atom bom
bardment)
れらに限定されるものではない: Asn L−アスパラギン Asp L−アスパラギン酸 Cys L−システイン Gln L−グルタミン Glu L−グルタミン酸 Gly グリシン Ala L−アラニン Tyr L−チロシン Phe フェニルアラニン Trp L−トリプトファン Pgl L−フェニルグリシン Pro L−プロリン Ile L−イソロイシン Leu L−ロイシン Nle ノルロイシン Val L−バリン Nal L−ナフチルアラニン Hyp L−ヒドロキシプロリン Boc t−ブチルオキシカルボニル Z ベンジルオキシカルボニル Bpoc ビフェニリルプロピルオキシカルボニル Ddz ジメチルジメトキシベンジルオキシカルボ
ニル Fmoc フルオレニルメチルオキシカルボニル DMF ジメチルホルムアミド HOBt 1−ヒドロキシスクシンイミド Ac アセチル Suc スクシンイミジル BOP ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−
トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロ
ホスフェート TBTU 2(1H−ベンゾトリアゾール−1−イ
ル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフ
ルオロホスフェート Osn スクシンイミドエステル TFA トリフルオロ酢酸 DIC ジイソプロピルカルボジイミド S−tBu tert.−ブチルチオ Trt トリチル FAB 高速原子衝撃(fast atom bom
bardment)
【0031】
〔実施例1〕 Fmoc−Phe(SO3H)の製造 20gのL−フェニルアラニンを17mlの30%強度発
煙硫酸および20mlの濃硫酸の混合物に少量ずつ溶解し
た。その混合物を100℃に1時間加熱し次いで200
mlの氷水に注いだ。酸を水酸化バリウムで中和し、そし
て硫酸バリウムを濾別した。その濾液を水を溶出剤とす
るカラム(Dowex 50WX2、50〜100メッシ
ュ、寸法230×32mm)クロマトにかけた。溶媒を蒸
発させると18.5gのL−パラスルホフェニルアラニ
ンが得られた。
煙硫酸および20mlの濃硫酸の混合物に少量ずつ溶解し
た。その混合物を100℃に1時間加熱し次いで200
mlの氷水に注いだ。酸を水酸化バリウムで中和し、そし
て硫酸バリウムを濾別した。その濾液を水を溶出剤とす
るカラム(Dowex 50WX2、50〜100メッシ
ュ、寸法230×32mm)クロマトにかけた。溶媒を蒸
発させると18.5gのL−パラスルホフェニルアラニ
ンが得られた。
【0032】7.35gのアミノ酸を150mlの10%
強度炭酸ナトリウム溶液にとった。これに撹拌しながら
10gのFmoc−OSuのジオキサン300ml中の溶
液を添加した。その混合物は直ちにゲル状になったとこ
ろ、これを室温で2時間撹拌した。沈殿を濾別しそして
ジオキサンを蒸発させた。その水性溶液をエーテルで3
回抽出しそして1N塩酸でpH2の酸性とした。
強度炭酸ナトリウム溶液にとった。これに撹拌しながら
10gのFmoc−OSuのジオキサン300ml中の溶
液を添加した。その混合物は直ちにゲル状になったとこ
ろ、これを室温で2時間撹拌した。沈殿を濾別しそして
ジオキサンを蒸発させた。その水性溶液をエーテルで3
回抽出しそして1N塩酸でpH2の酸性とした。
【0033】他の不純物を酢酸エチルで抽出した。水相
を回転蒸発器で蒸発させ、そして結晶性残渣をRSic
apentで真空乾燥した。
を回転蒸発器で蒸発させ、そして結晶性残渣をRSic
apentで真空乾燥した。
【0034】〔実施例2〕 Asn−Gly−Asp−Phe−Glu−Glu−I
le−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−
Leu−OH 0.83gのFmoc−Leu−樹脂(0.5mmol)を次
のアミノ酸と結合させるためにAdvanced Ch
emtech社(米国、ケンタッキー州、ルイスビル)
のペプチドシンセサイザーで製造元の教示に従って用意
した。Fmoc−Phe(SO3H)(1.5mmol)およ
び2.25mmolのHOBtを15mlのDMFおよび15m
lのDMSOに溶解し、そして1.6mmolのDICを添加
した。1時間後、その混合物を前記Leu−樹脂に添加
し、そして結合を2時間行った。次に標準的方法により
合成を完了させた。3倍過剰のアミノ酸を含むTBTU
を結合に用いた。結合時間は各場合につき35分とし
た。そのペプチド−樹脂を27mlのTFA、1.5mlの
エタンジチオールおよび1gのレゾルシノールで1時間
処理した。ペプチド溶液をエーテルで結晶化し、濾別し
そして乾燥した。粗製収量405mg。110mgのこの粗
製ペプチドをHPLCカラム(Shandon,RP−
18,250×20mm)で0.1TFA/アセトニトリ
ル勾配を用いて精製した。そのペプチドを凍結乾燥によ
り単離した(収量48mg)。加水分解後に測定されたペ
プチド含率は78%であった。
le−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−
Leu−OH 0.83gのFmoc−Leu−樹脂(0.5mmol)を次
のアミノ酸と結合させるためにAdvanced Ch
emtech社(米国、ケンタッキー州、ルイスビル)
のペプチドシンセサイザーで製造元の教示に従って用意
した。Fmoc−Phe(SO3H)(1.5mmol)およ
び2.25mmolのHOBtを15mlのDMFおよび15m
lのDMSOに溶解し、そして1.6mmolのDICを添加
した。1時間後、その混合物を前記Leu−樹脂に添加
し、そして結合を2時間行った。次に標準的方法により
合成を完了させた。3倍過剰のアミノ酸を含むTBTU
を結合に用いた。結合時間は各場合につき35分とし
た。そのペプチド−樹脂を27mlのTFA、1.5mlの
エタンジチオールおよび1gのレゾルシノールで1時間
処理した。ペプチド溶液をエーテルで結晶化し、濾別し
そして乾燥した。粗製収量405mg。110mgのこの粗
製ペプチドをHPLCカラム(Shandon,RP−
18,250×20mm)で0.1TFA/アセトニトリ
ル勾配を用いて精製した。そのペプチドを凍結乾燥によ
り単離した(収量48mg)。加水分解後に測定されたペ
プチド含率は78%であった。
【0035】アミノ酸組成は付属ダイアグラム(図表)
から明らかであり、また予想どおりであった。 アミノ酸分析: Phe(SO3H) 0.95(1) Asp 1.94(2) Glu 4.18(4) Pro 1.10(1) Gly 1.00(1) Ile 0.90(1) Leu 0.90(1) Phe 0.99(1)
から明らかであり、また予想どおりであった。 アミノ酸分析: Phe(SO3H) 0.95(1) Asp 1.94(2) Glu 4.18(4) Pro 1.10(1) Gly 1.00(1) Ile 0.90(1) Leu 0.90(1) Phe 0.99(1)
【0036】10mgのペプチドを1mlの緩衝液(20mM
Tris,150mM NaCl pH7.5)に溶解した。
そのペプチドの部分トロンボプラスチン時間(PTT)
をPhe(SO3H)に代えてTyrを有するほかは同
じ配列のペプチドと対比しつつ試験した。
Tris,150mM NaCl pH7.5)に溶解した。
そのペプチドの部分トロンボプラスチン時間(PTT)
をPhe(SO3H)に代えてTyrを有するほかは同
じ配列のペプチドと対比しつつ試験した。
【0037】〔PTT試験〕 100マイクロリットルの標準ヒト血漿 100 ″ の緩衝液(前記参照) 100 ″ カオリン/パトロムチン(pa
thromtin)試薬(BEHRINGWERKE
AG社) 37℃で2分間 100マイクロリットルのCaCl2溶液
thromtin)試薬(BEHRINGWERKE
AG社) 37℃で2分間 100マイクロリットルのCaCl2溶液
【0038】〔結果〕
【表1】
【0039】各場合について、アミノ酸分析とFAB質
量スペクトルは予想された結果と合致した。
量スペクトルは予想された結果と合致した。
【0040】以下のペプチドをそれぞれ製造する: H−Asn−Gly−Asp−Phe−Glu−Glu
−Ile−Pro−Glu−Glu−Phe(SO
3H)−Leu−OH、H−Gly−Asp−Phe−
Glu−Glu−Ile−Pro−Glu−Glu−P
he(SO3H)−Leu−Gln−OH、Ac−As
p−Phe−Glu−Glu−Ile−Pro−Glu
−Glu−Phe(SO3H)−Leu−OH、Sar
−Glu−Tyr−Glu−Glu−Ile−Pro−
Glu−Glu−Phe(SO3H)−Ile−OH、
Ac−Asn−Ala−Asp−Pgl−Glu−Gl
u−Ile−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3
H)−Leu−OH、H−Asp−Trp−Glu−G
lu−Ile−Pro−Glu−Glu−Phe(SO
3H)−Leu−Gln−OH、H−Asn−Gly−
Asp−Pgl−Glu−Glu−Ile−Pro−G
lu−Glu−Phe(SO3H)−Leu−OH、H
−Asp−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile−
Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Asp
−OH、Suc−Asp−Phe−Glu−Glu−I
le−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−
Leu−OH、Suc−Asp−Pgl−Glu−Gl
u−Ile−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3
H)−Leu−OH、Ac−Gly−Asp−Phe−
Glu−Glu−Nle−Pro−Glu−Glu−P
he(SO3H)−Ile−Asn−NH2、Ac−Gl
y−Asp−Tyr−Glu−Glu−Val−Pro
−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Leu−NH
2、Suc−Glu−Ala−Asp−Tyr−Glu
−Pro−Leu−Pro−Glu−Glu−Phe
(SO3H)−Leu−OH、Ac−Gln−Ala−
Asp−Phe−Asp−Asp−Phe−Asp−A
sp−Phe(SO3H)−Ala−NH2、Ac−G
ly−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile−Pr
o−Glu−Glu−Phe(SO3H)−D−Leu
−OH、Ac−Gly−Asp−Phe−Glu−Gl
u−Ile−Pro−Glu−Glu−D−Phe(S
O3H)−Leu−Gln−OH、H−Asn−Gly
−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile−Pro−
Glu−Glu−Pgl(SO3H)−Leu−OH、
Ac−Asp−Pgl−Glu−Glu−Ile−Pr
o−Glu−Glu−Pgl(SO3H)−Leu−O
H、Ac−Asp−Nal−Glu−Glu−Ile−
Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Leu
−OH、Cys−Asn−Gly−Asp−Phe−G
lu−Glu−Ile−Pro−Glu−Glu−Ph
e(SO3H)−Leu−Cys−OH、Cys−As
n−Gly−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile
−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Le
u−Gln−Cys−OH、Cys−Asn−Gly−
Asp−Tyr−Glu−Glu−Ile−Pro−G
lu−Glu−Phe(SO3H)−Leu−Cys−
OH。
−Ile−Pro−Glu−Glu−Phe(SO
3H)−Leu−OH、H−Gly−Asp−Phe−
Glu−Glu−Ile−Pro−Glu−Glu−P
he(SO3H)−Leu−Gln−OH、Ac−As
p−Phe−Glu−Glu−Ile−Pro−Glu
−Glu−Phe(SO3H)−Leu−OH、Sar
−Glu−Tyr−Glu−Glu−Ile−Pro−
Glu−Glu−Phe(SO3H)−Ile−OH、
Ac−Asn−Ala−Asp−Pgl−Glu−Gl
u−Ile−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3
H)−Leu−OH、H−Asp−Trp−Glu−G
lu−Ile−Pro−Glu−Glu−Phe(SO
3H)−Leu−Gln−OH、H−Asn−Gly−
Asp−Pgl−Glu−Glu−Ile−Pro−G
lu−Glu−Phe(SO3H)−Leu−OH、H
−Asp−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile−
Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Asp
−OH、Suc−Asp−Phe−Glu−Glu−I
le−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−
Leu−OH、Suc−Asp−Pgl−Glu−Gl
u−Ile−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3
H)−Leu−OH、Ac−Gly−Asp−Phe−
Glu−Glu−Nle−Pro−Glu−Glu−P
he(SO3H)−Ile−Asn−NH2、Ac−Gl
y−Asp−Tyr−Glu−Glu−Val−Pro
−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Leu−NH
2、Suc−Glu−Ala−Asp−Tyr−Glu
−Pro−Leu−Pro−Glu−Glu−Phe
(SO3H)−Leu−OH、Ac−Gln−Ala−
Asp−Phe−Asp−Asp−Phe−Asp−A
sp−Phe(SO3H)−Ala−NH2、Ac−G
ly−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile−Pr
o−Glu−Glu−Phe(SO3H)−D−Leu
−OH、Ac−Gly−Asp−Phe−Glu−Gl
u−Ile−Pro−Glu−Glu−D−Phe(S
O3H)−Leu−Gln−OH、H−Asn−Gly
−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile−Pro−
Glu−Glu−Pgl(SO3H)−Leu−OH、
Ac−Asp−Pgl−Glu−Glu−Ile−Pr
o−Glu−Glu−Pgl(SO3H)−Leu−O
H、Ac−Asp−Nal−Glu−Glu−Ile−
Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Leu
−OH、Cys−Asn−Gly−Asp−Phe−G
lu−Glu−Ile−Pro−Glu−Glu−Ph
e(SO3H)−Leu−Cys−OH、Cys−As
n−Gly−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile
−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Le
u−Gln−Cys−OH、Cys−Asn−Gly−
Asp−Tyr−Glu−Glu−Ile−Pro−G
lu−Glu−Phe(SO3H)−Leu−Cys−
OH。
Claims (11)
- 【請求項1】 式I A1−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8−A
9−A10−A11−A12−A13−A14−A15 〔式中、 A1は水素、システイン、アセチルシステイン、1〜4
個の炭素原子を有する1または2個のアルキル基、2〜
10個の炭素原子を有するアシル基、2〜10個の炭素
原子および他のカルボキシル基を有するアシル基または
ペプチド化学において慣用される保護基であり、 A2は結合、Asn、Asp、GlnまたはGluであ
り、 A3は結合、GlyまたはAlaであり、 A4はGluまたはAspであり、 A5はPhe、Tyr、Trp、Pgl(フェニルグリ
シン)またはNal(ナフチルアラニン)であり、 A6はGluまたはAspであり、 A7はGlu、Asp、ProまたはAlaであり、 A8はIle、Leu、Val、NleまたはPheで
あり、 A9はProまたはHypであり、 A10はGluまたはAspであり、 A11はGluまたはAspであり、 A12は(好ましくはp位の)Phe(SO3H)また
はPhe(PO3H2)、または(好ましくはp位の)P
gl(SO3H)またはPgl(PO3H2)であり、 A13は結合、Leu、Ile、ValまたはAlaで
あり、 A14は結合、Gln、Asn、Glu、Aspまたは
Cysであり、そしてA15はCys、Cysアミド、
遊離の、または4個までの炭素原子を有する低級アルコ
ールでエステル化されたアルファ−カルボキシル基のO
H基(それはそれらの水素が所望により4個までの炭素
原子を有するアルキル基により置換されていてもよいカ
ルボキサミド基の形であってもよい)である〕で示され
るペプチド。 - 【請求項2】 A12がDまたはL体のスルホフェニル
アラニンである請求項1記載のペプチド。 - 【請求項3】 A12がDまたはL体のスルホフェニル
グリシンである請求項1記載のペプチド。 - 【請求項4】 A1が水素、メチル、アセチル、ベンゾ
イルまたはスクシニルである請求項1記載のペプチド。 - 【請求項5】 H−Asn−Gly−Asp−Phe−
Glu−Glu−Pro−Glu−Glu−Phe(S
O3H)−Leu−OHなる構造を有する請求項1記載
のペプチド。 - 【請求項6】 H−Asn−Gly−Asp−Phe−
Glu−Glu−Ile−Pro−Glu−Glu−P
he(SO3H)−Leu−OH、 H−Gly−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile
−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Le
u−Gln−OH、 Ac−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile−Pr
o−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Leu−O
H、 Sar−Glu−Tyr−Glu−Glu−Ile−P
ro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Ile−
OH、 Ac−Asn−Ala−Asp−Pgl−Glu−Gl
u−Ile−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3
H)−Leu−OH、 H−Asp−Trp−Glu−Glu−Ile−Pro
−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Leu−Gl
n−OH、 H−Asn−Gly−Asp−Pgl−Glu−Glu
−Ile−Pro−Glu−Glu−Phe(SO
3H)−Leu−OH、 H−Asp−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile
−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−As
p−OH、 Suc−Asp−Phe−Glu−Glu−Ile−P
ro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Leu−
OH、 Suc−Asp−Pgl−Glu−Glu−Ile−P
ro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−Leu−
OH、 Ac−Gly−Asp−Phe−Glu−Glu−Nl
e−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−I
le−Asn−NH2、 Ac−Gly−Asp−Tyr−Glu−Glu−Va
l−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−L
eu−NH2、 Suc−Glu−Ala−Asp−Tyr−Glu−P
ro−Leu−Pro−Glu−Glu−Phe(SO
3H)−Leu−OH、 Ac−Gln−Ala−Asp−Phe−Asp−As
p−Phe−Asp−Asp−Phe(SO3H)−A
la−NH2、 Ac−Gly−Asp−Phe−Glu−Glu−Il
e−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−D
−Leu−OH、 Ac−Gly−Asp−Phe−Glu−Glu−Il
e−Pro−Glu−Glu−D−Phe(SO3H)
−Leu−Gln−OH、 H−Asn−Gly−Asp−Phe−Glu−Glu
−Ile−Pro−Glu−Glu−Pgl(SO
3H)−Leu−OH、 Ac−Asp−Pgl−Glu−Glu−Ile−Pr
o−Glu−Glu−Pgl(SO3H)−Leu−O
H、またはAc−Asp−Nal−Glu−Glu−I
le−Pro−Glu−Glu−Phe(SO3H)−
Leu−OHなる構造を有する請求項1記載のペプチ
ド。 - 【請求項7】 固相ペプチド合成または溶液中で操作さ
れる合成により請求項1記載のペプチドの製造方法。 - 【請求項8】 保護されたアミノ酸またはオリゴペプチ
ドの反復結合によりポリマー支持体上でペプチド鎖を構
築しそしてそれより分解除去することより成る請求項1
記載のペプチドの製造方法。 - 【請求項9】 保護されたアミノ酸または保護されたオ
リゴペプチドを用いて溶液中でペプチド鎖を構築しそし
て保護基を除去することによりペプチドを取得すること
より成る請求項1記載のペプチドの製造方法。 - 【請求項10】 保護されたアミノ酸誘導体またはペプ
チドセグメントを溶液中でまたは固相上で結合させ、そ
して保護基の除去により、そして固相の場合には支持体
樹脂から離脱させることにより取得することより成り、
またシステイン含有ペプチドの場合にあっては酸化的閉
環を行うこともできる式Iで示されるペプチドの製造方
法。 - 【請求項11】 請求項1に記載の化合物を含有する診
断または治療剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4005591.4 | 1990-02-22 | ||
DE4005591A DE4005591A1 (de) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | Die blutgerinnung inhibierende peptide, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0770181A true JPH0770181A (ja) | 1995-03-14 |
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ID=6400736
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3078689A Pending JPH0770181A (ja) | 1990-02-22 | 1991-02-21 | 血液凝固を阻害するペプチドおよびそれらの製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH0770181A (ja) |
KR (1) | KR910021412A (ja) |
AT (1) | ATE122684T1 (ja) |
AU (1) | AU640739B2 (ja) |
CA (1) | CA2036815A1 (ja) |
DE (2) | DE4005591A1 (ja) |
DK (1) | DK0443598T3 (ja) |
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Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1341032C (en) * | 1987-01-23 | 2000-06-20 | John L. Krstenansky | Anticoagulant peptides |
WO1991001142A1 (en) * | 1989-07-20 | 1991-02-07 | Biogen, Inc. | Combinations and methods for treating or preventing thrombotic diseases |
AU6070490A (en) * | 1989-08-07 | 1991-03-11 | Motorola, Inc. | Speech recognition using spectral line frequencies |
US5196404B1 (en) * | 1989-08-18 | 1996-09-10 | Biogen Inc | Inhibitors of thrombin |
-
1990
- 1990-02-22 DE DE4005591A patent/DE4005591A1/de not_active Withdrawn
-
1991
- 1991-02-20 KR KR1019910002692A patent/KR910021412A/ko not_active Application Discontinuation
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