JPH0770128A - ピラゾロピリミジノン誘導体 - Google Patents
ピラゾロピリミジノン誘導体Info
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- JPH0770128A JPH0770128A JP6188893A JP18889394A JPH0770128A JP H0770128 A JPH0770128 A JP H0770128A JP 6188893 A JP6188893 A JP 6188893A JP 18889394 A JP18889394 A JP 18889394A JP H0770128 A JPH0770128 A JP H0770128A
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- aryl
- hydrogen
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- methyl
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D487/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
- C07D487/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D487/04—Ortho-condensed systems
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P11/00—Drugs for disorders of the respiratory system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/10—Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
-
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- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 下記式(I)で表されるピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン誘導体ならびにそれらの塩、
および溶媒和物。 〔式中、R1はアリールメチル又はC1〜6アルキル、
R2はメチル、R3はC2〜4アルキル、R4はニト
ロ、シアノ、C1〜6アルコキシなど、R5は水素又は
C1〜6アルキルを表す〕 【効果】 上記化合物は、環状グアノシン3′,5′−
リン酸塩特異性ホスホジエステラーゼ(cGMP特異性
PDE)の強力かつ選択的な抑制剤である。従って心臓
血管障害の治療を含むさまざまな治療分野に有用であ
る。
d〕ピリミジン−4−オン誘導体ならびにそれらの塩、
および溶媒和物。 〔式中、R1はアリールメチル又はC1〜6アルキル、
R2はメチル、R3はC2〜4アルキル、R4はニト
ロ、シアノ、C1〜6アルコキシなど、R5は水素又は
C1〜6アルキルを表す〕 【効果】 上記化合物は、環状グアノシン3′,5′−
リン酸塩特異性ホスホジエステラーゼ(cGMP特異性
PDE)の強力かつ選択的な抑制剤である。従って心臓
血管障害の治療を含むさまざまな治療分野に有用であ
る。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明は、一連のピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン誘導体、それらの製造方法、
それらを含有する医薬組成物、およびそれらの治療剤と
しての用途に関する。特に本発明は、環状グアノシン
3’,5’−一リン酸塩特異性ホスホジエステラーゼ
(cGMP特異性PDE)に対する、強力かつ選択的な
抑制剤であるピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−
オン誘導体に関する。これは、このような抑制が有益で
あると考えられる、心臓血管障害の治療を含むさまざま
な治療分野で有用である。
d〕ピリミジン−4−オン誘導体、それらの製造方法、
それらを含有する医薬組成物、およびそれらの治療剤と
しての用途に関する。特に本発明は、環状グアノシン
3’,5’−一リン酸塩特異性ホスホジエステラーゼ
(cGMP特異性PDE)に対する、強力かつ選択的な
抑制剤であるピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−
オン誘導体に関する。これは、このような抑制が有益で
あると考えられる、心臓血管障害の治療を含むさまざま
な治療分野で有用である。
【0002】
【発明の概要】したがって、第一の態様によれば、本発
明は、治療に用いるための式(I)の化合物ならびにそ
れらの塩、および溶媒和物(例えば水和物)を提供す
る。
明は、治療に用いるための式(I)の化合物ならびにそ
れらの塩、および溶媒和物(例えば水和物)を提供す
る。
【化5】 (上記式中、R1 は、アリールメチルまたはC1-6 アル
キルを表し、これらは一個以上のフッ素原子で置換され
ていてもよく、R2 は、メチルを表し、R3 は、C2-4
アルキルを表し、R4 は、ニトロ、シアノ、C1-6 アル
コキシ、C(=X)NR6 R7 、NR8 R9 、(C
H2 )m NR10C(=Y)R11、またはC1-4 アルキル
基またはアリール基で置換されていてもよいチエニル、
チアゾリルおよび1,2,4−トリアゾリルから選択さ
れる複素5員環を表すか、またはR1 が、一個以上のフ
ッ素原子で置換されているアリールメチルまたはC1-6
アルキルである場合には、R4 は水素を表してもよく、
R5 は、水素またはC1-6 アルキルを表し、R6 は、水
素またはC1-6 アルキルを表し、R7 は、水素、アミ
ノ、ヒドロキシル、C1-6 アルキル、アリールまたはア
リールC1-4 アルキルを表し、R8 は、水素またはC
1-6 アルキルを表し、R9 は、水素、C1-6 アルキル、
SO2 R12、CO2 R12、C(=NCN)SR12または
C(=NCN)NR13R14を表し、R10は、水素または
C1-6 アルキルを表し、R11は、一個以上のハロゲン原
子で置換されていてもよいC1-6 アルキルを表すか、ま
たはアリール、アリールC1-4 アルキル、チエニル、N
R15R16またはCH2 NR17R18を表すか、またはR10
およびR11が一緒になって−A(CH2 )n −を表し、
R12は、C1-6 アルキル、アリールまたはアリールC
1-4 アルキルを表し、R13は、水素またはC1-6 アルキ
ルを表し、R14は、水素、C1-6 アルキル、アリールま
たはアリールC1-4 アルキルを表すか、またはR13およ
びR14がそれらが結合している窒素原子と一緒になっ
て、モルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 アル
キルピペラジン環を形成し、R15は、水素またはC1-6
アルキルを表すか、またはR10およびR15が一緒になっ
て−A(CH2 )n −を表し、R16は、水素、C1-6 ア
ルキル、アリール、アリールC1-4 アルキル、CO2 R
12またはCH2 CO2 R12を表すか、またはR15および
R16がそれらが結合している窒素原子と一緒になって、
モルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 アルキル
ピペラジン環を形成し、R17は、水素またはC1-6 アル
キルを表し、R18は、水素、C1-6 アルキル、アリー
ル、アリールC1-4 アルキルまたはCOR12を表すか、
またはR17およびR18それらが結合しているが窒素原子
と一緒になって、モルホリン環、ピペラジン環またはN
−C1-4 アルキルピペラジン環を形成し、Aは、CH2
またはC=Oを表し、mは、0または1を表し、nは、
1、2または3を表し、Xは、SまたはNHを表すか、
またはR7 がアミノを表す場合には、XはOを表しても
よく、Yは、OまたはSを表す)
キルを表し、これらは一個以上のフッ素原子で置換され
ていてもよく、R2 は、メチルを表し、R3 は、C2-4
アルキルを表し、R4 は、ニトロ、シアノ、C1-6 アル
コキシ、C(=X)NR6 R7 、NR8 R9 、(C
H2 )m NR10C(=Y)R11、またはC1-4 アルキル
基またはアリール基で置換されていてもよいチエニル、
チアゾリルおよび1,2,4−トリアゾリルから選択さ
れる複素5員環を表すか、またはR1 が、一個以上のフ
ッ素原子で置換されているアリールメチルまたはC1-6
アルキルである場合には、R4 は水素を表してもよく、
R5 は、水素またはC1-6 アルキルを表し、R6 は、水
素またはC1-6 アルキルを表し、R7 は、水素、アミ
ノ、ヒドロキシル、C1-6 アルキル、アリールまたはア
リールC1-4 アルキルを表し、R8 は、水素またはC
1-6 アルキルを表し、R9 は、水素、C1-6 アルキル、
SO2 R12、CO2 R12、C(=NCN)SR12または
C(=NCN)NR13R14を表し、R10は、水素または
C1-6 アルキルを表し、R11は、一個以上のハロゲン原
子で置換されていてもよいC1-6 アルキルを表すか、ま
たはアリール、アリールC1-4 アルキル、チエニル、N
R15R16またはCH2 NR17R18を表すか、またはR10
およびR11が一緒になって−A(CH2 )n −を表し、
R12は、C1-6 アルキル、アリールまたはアリールC
1-4 アルキルを表し、R13は、水素またはC1-6 アルキ
ルを表し、R14は、水素、C1-6 アルキル、アリールま
たはアリールC1-4 アルキルを表すか、またはR13およ
びR14がそれらが結合している窒素原子と一緒になっ
て、モルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 アル
キルピペラジン環を形成し、R15は、水素またはC1-6
アルキルを表すか、またはR10およびR15が一緒になっ
て−A(CH2 )n −を表し、R16は、水素、C1-6 ア
ルキル、アリール、アリールC1-4 アルキル、CO2 R
12またはCH2 CO2 R12を表すか、またはR15および
R16がそれらが結合している窒素原子と一緒になって、
モルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 アルキル
ピペラジン環を形成し、R17は、水素またはC1-6 アル
キルを表し、R18は、水素、C1-6 アルキル、アリー
ル、アリールC1-4 アルキルまたはCOR12を表すか、
またはR17およびR18それらが結合しているが窒素原子
と一緒になって、モルホリン環、ピペラジン環またはN
−C1-4 アルキルピペラジン環を形成し、Aは、CH2
またはC=Oを表し、mは、0または1を表し、nは、
1、2または3を表し、Xは、SまたはNHを表すか、
またはR7 がアミノを表す場合には、XはOを表しても
よく、Yは、OまたはSを表す)
【0003】
【発明の具体的説明】上記の定義においては、特にこと
わりのない限り、炭素原子を三個以上有するアルキル基
およびアルコキシ基は、直鎖であっても、あるいは分枝
鎖であってもよい。基または基の一部としての「アリー
ル」という語は、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピ
リジル、フェニル、または一個以上の水素原子、C1-4
アルキル基またはC1-4 アルコキシ基で置換されたフェ
ニルを意味する。後者には、フェニル環上の隣り合う二
個のアルコキシ基が結合して、アルキリデンジオキシ基
を形成している化合物が含まれる。本明細書中で用いら
れる「ハロゲン」という語は、フッ素、塩素、臭素、ま
たはヨウ素を意味する。
わりのない限り、炭素原子を三個以上有するアルキル基
およびアルコキシ基は、直鎖であっても、あるいは分枝
鎖であってもよい。基または基の一部としての「アリー
ル」という語は、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピ
リジル、フェニル、または一個以上の水素原子、C1-4
アルキル基またはC1-4 アルコキシ基で置換されたフェ
ニルを意味する。後者には、フェニル環上の隣り合う二
個のアルコキシ基が結合して、アルキリデンジオキシ基
を形成している化合物が含まれる。本明細書中で用いら
れる「ハロゲン」という語は、フッ素、塩素、臭素、ま
たはヨウ素を意味する。
【0004】式(I)の化合物は、不斉中心を一つ以上
有していてもよく、したがって、エナンチオマー、また
はジアステレオマーとして存在することができる。本発
明には、式(I)の化合物の異性体の混合物、および個
々に分かれた異性体の両方が含まれるものと解される。
式(I)の化合物は互変異性の形態でも存在することが
でき、本発明には、式(I)の化合物の互変体の混合
物、および個々に分かれた互変体の両方が含まれる。
有していてもよく、したがって、エナンチオマー、また
はジアステレオマーとして存在することができる。本発
明には、式(I)の化合物の異性体の混合物、および個
々に分かれた異性体の両方が含まれるものと解される。
式(I)の化合物は互変異性の形態でも存在することが
でき、本発明には、式(I)の化合物の互変体の混合
物、および個々に分かれた互変体の両方が含まれる。
【0005】塩基中心を有する式(I)の化合物の薬学
的に許容される塩は、薬学的に許容される酸とともに形
成された酸付加塩である。このような塩の例としては、
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩または二硫酸塩、リン酸
塩またはリン酸水素塩、酢酸塩、安息香酸塩、コハク酸
塩、フマール酸塩、マレイン酸塩、乳酸塩、クエン酸
塩、酒石酸塩、グルコン酸塩、メタンスルホン酸塩、ベ
ンゼンスルホン酸塩、およびp−トルエンスルホン酸塩
が挙げられる。式(I)の化合物はまた、塩基とともに
薬学的に許容される金属塩、特にアルカリ金属塩、を形
成することができる。このような金属塩の例としては、
ナトリウム塩およびカリウム塩が挙げられる。
的に許容される塩は、薬学的に許容される酸とともに形
成された酸付加塩である。このような塩の例としては、
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩または二硫酸塩、リン酸
塩またはリン酸水素塩、酢酸塩、安息香酸塩、コハク酸
塩、フマール酸塩、マレイン酸塩、乳酸塩、クエン酸
塩、酒石酸塩、グルコン酸塩、メタンスルホン酸塩、ベ
ンゼンスルホン酸塩、およびp−トルエンスルホン酸塩
が挙げられる。式(I)の化合物はまた、塩基とともに
薬学的に許容される金属塩、特にアルカリ金属塩、を形
成することができる。このような金属塩の例としては、
ナトリウム塩およびカリウム塩が挙げられる。
【0006】別の態様によれば、本発明は、上記式
(I)の化合物、ならびにそれらの塩、および溶媒和物
(例えば水和物)を提供する。(ただし、式(I)中、
R1 がC1-6 アルキルを表し、かつ、R5 が水素を表す
場合には、R4 はニトロまたはNH2 を表すことはな
い)。
(I)の化合物、ならびにそれらの塩、および溶媒和物
(例えば水和物)を提供する。(ただし、式(I)中、
R1 がC1-6 アルキルを表し、かつ、R5 が水素を表す
場合には、R4 はニトロまたはNH2 を表すことはな
い)。
【0007】本発明のまた別の態様には、式(I)の化
合物、ならびにそれらの塩、および溶媒和物(例えば水
和物)が含まれる(ここで式(I)中、R1 は、C1-6
アルキル、2,2,2−トリフルオロエチルまたはベン
ジルを表し、R2 は、メチルを表し、R3 は、C2-4 ア
ルキルを表し、R4 は、ニトロ、シアノ、C1-6 アルコ
キシ、C(=X)NR6 R7 、NR8 R9 、(CH2 )
m NR10C(=Y)R11、またはC1-4 アルキル基また
はアリール基で置換されていてもよいチアゾリルまたは
1,2,4−トリアゾリルを表し、R5 は、水素または
C1-6 アルキルを表し、R6 は、水素またはC1-6 アル
キルを表し、R7 は、水素、アミノ、ヒドロキシル、C
1-6 アルキル、アリールまたはアリールC1-4 アルキル
を表し、R8 は、水素またはC1-6 アルキルを表し、R
9 は、水素、C1-6 アルキル、SO2 R12、CO
2 R12、C(=NCN)SR12またはC(=NCN)N
R13R14を表し、R10は、水素またはC1-6 アルキルを
表し、R11は、一個以上のハロゲン原子で置換されてい
てもよいC1-6 アルキルを表すか、またはアリール、ア
リールC1-4 アルキル、チエニル、NR15R16またはC
H2 NR17R18を表すか、またはR10およびR11が一緒
になって−A(CH2 )n −を表し、R12は、C1-6 ア
ルキル、アリールまたはアリールC1-4 アルキルを表
し、R13は、水素またはC1-6 アルキルを表し、R
14は、水素、C1-6 アルキル、アリールまたはアリール
C1-4 アルキルを表すか、またはR13およびR14がそれ
らが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン
環、ピペラジン環またはN−C1-4 アルキルピペラジン
環を形成し、R15は、水素またはC1-6 アルキルを表す
か、またはR10およびR15が一緒になって−A(C
H2 )n −を表し、R16は、水素、C1-6 アルキル、ア
リール、アリールC1-4 アルキル、CO2 R12またはC
H2 CO2 R12を表すか、またはR15およびR16それら
が結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン
環、ピペラジン環またはN−C1-4 アルキルピペラジン
環を形成し、R17は、水素またはC1-6 アルキルを表
し、R18は、水素、C1-6 アルキル、アリール、アリー
ルC1-4 アルキルまたはCOR12を表すか、あるいはR
17およびR18それらが結合している窒素原子と一緒にな
って、モルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 ア
ルキルピペラジン環を形成し、Aは、CH2 またはC=
Oを表し、mは、0または1を表し、nは、1、2また
は3を表し、Xは、SまたはNHを表すか、またはR7
がアミノを表す場合には、XはOを表してもよく、Y
は、OまたはSを表すが、ただし、R1 がC1-6 アルキ
ルを表し、かつ、R5 が水素を表す場合には、R4はニ
トロまたはNH2 を表すことはない)。
合物、ならびにそれらの塩、および溶媒和物(例えば水
和物)が含まれる(ここで式(I)中、R1 は、C1-6
アルキル、2,2,2−トリフルオロエチルまたはベン
ジルを表し、R2 は、メチルを表し、R3 は、C2-4 ア
ルキルを表し、R4 は、ニトロ、シアノ、C1-6 アルコ
キシ、C(=X)NR6 R7 、NR8 R9 、(CH2 )
m NR10C(=Y)R11、またはC1-4 アルキル基また
はアリール基で置換されていてもよいチアゾリルまたは
1,2,4−トリアゾリルを表し、R5 は、水素または
C1-6 アルキルを表し、R6 は、水素またはC1-6 アル
キルを表し、R7 は、水素、アミノ、ヒドロキシル、C
1-6 アルキル、アリールまたはアリールC1-4 アルキル
を表し、R8 は、水素またはC1-6 アルキルを表し、R
9 は、水素、C1-6 アルキル、SO2 R12、CO
2 R12、C(=NCN)SR12またはC(=NCN)N
R13R14を表し、R10は、水素またはC1-6 アルキルを
表し、R11は、一個以上のハロゲン原子で置換されてい
てもよいC1-6 アルキルを表すか、またはアリール、ア
リールC1-4 アルキル、チエニル、NR15R16またはC
H2 NR17R18を表すか、またはR10およびR11が一緒
になって−A(CH2 )n −を表し、R12は、C1-6 ア
ルキル、アリールまたはアリールC1-4 アルキルを表
し、R13は、水素またはC1-6 アルキルを表し、R
14は、水素、C1-6 アルキル、アリールまたはアリール
C1-4 アルキルを表すか、またはR13およびR14がそれ
らが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン
環、ピペラジン環またはN−C1-4 アルキルピペラジン
環を形成し、R15は、水素またはC1-6 アルキルを表す
か、またはR10およびR15が一緒になって−A(C
H2 )n −を表し、R16は、水素、C1-6 アルキル、ア
リール、アリールC1-4 アルキル、CO2 R12またはC
H2 CO2 R12を表すか、またはR15およびR16それら
が結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン
環、ピペラジン環またはN−C1-4 アルキルピペラジン
環を形成し、R17は、水素またはC1-6 アルキルを表
し、R18は、水素、C1-6 アルキル、アリール、アリー
ルC1-4 アルキルまたはCOR12を表すか、あるいはR
17およびR18それらが結合している窒素原子と一緒にな
って、モルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 ア
ルキルピペラジン環を形成し、Aは、CH2 またはC=
Oを表し、mは、0または1を表し、nは、1、2また
は3を表し、Xは、SまたはNHを表すか、またはR7
がアミノを表す場合には、XはOを表してもよく、Y
は、OまたはSを表すが、ただし、R1 がC1-6 アルキ
ルを表し、かつ、R5 が水素を表す場合には、R4はニ
トロまたはNH2 を表すことはない)。
【0008】式(I)の化合物のうち好ましい群として
は、R1 がC1-6 アルキル基を表す化合物が挙げられ
る。更に、R1 は、好ましくはC1-3 アルキル基、特に
メチルまたはエチルを表す。
は、R1 がC1-6 アルキル基を表す化合物が挙げられ
る。更に、R1 は、好ましくはC1-3 アルキル基、特に
メチルまたはエチルを表す。
【0009】R3 は、好ましくはC2-3 アルキル基、特
にn−プロピル基を表す。R4 基の例としては、水素、
ニトロ、シアノ、C1-4 アルコキシ(例えばn−プロポ
キシ)、C(=S)NHR7 、C(=NH)NHR7 、
NHR9 〔ここでR9 は水素、SO2 C1-4 アルキル
(例えばSO2 CH3 )、CO2 C1-4 アルキル(例え
ば、CO2 CH3 またはCO2 Et)、C(=NCN)
SC1-4 アルキル(例えば、C(=NCN)SCH3 )
またはC(=NCN)NHR14(ここでR14はC1-4 ア
ルキル(例えばメチルまたはn−ブチルである))〕、
NR8R9 〔ここでR8 とR9 は、それぞれ独立してC
1-4 アルキル(例えばメチル)を表す〕、NHCOR11
〔ここでR11は、C1-4 アルキル(例えばメチル)、ア
リール(例えばp−フルオロフェニル)、チエニル(例
えば2−チエニル)、CH2 NR17R18、ハロメチル
(例えばブロモメチル)、またはトリフルオロメチルで
ある〕、メチルまたはアリールで置換されていてもよい
チアゾリル(例えば、2−チアゾリルまたは4−チアゾ
リル)、メチルまたはアリールで置換されていてもよい
1,2,4−トリアゾリル、メチルまたはアリールで置
換されていてもよい2−チエニル、−NHC(=Y)N
HR16、−NHC(=Y)CH2 NHCOR12、(CH
2 )m NR10C(=Y)R11(ここでR10およびR11は
一緒になって−A(CH2 )n −を表す)、および(C
H2 )m NR10C(=Y)NR15R16(ここでR10およ
びR11は一緒になって−A(CH2 )n −を表す)が挙
げられる。
にn−プロピル基を表す。R4 基の例としては、水素、
ニトロ、シアノ、C1-4 アルコキシ(例えばn−プロポ
キシ)、C(=S)NHR7 、C(=NH)NHR7 、
NHR9 〔ここでR9 は水素、SO2 C1-4 アルキル
(例えばSO2 CH3 )、CO2 C1-4 アルキル(例え
ば、CO2 CH3 またはCO2 Et)、C(=NCN)
SC1-4 アルキル(例えば、C(=NCN)SCH3 )
またはC(=NCN)NHR14(ここでR14はC1-4 ア
ルキル(例えばメチルまたはn−ブチルである))〕、
NR8R9 〔ここでR8 とR9 は、それぞれ独立してC
1-4 アルキル(例えばメチル)を表す〕、NHCOR11
〔ここでR11は、C1-4 アルキル(例えばメチル)、ア
リール(例えばp−フルオロフェニル)、チエニル(例
えば2−チエニル)、CH2 NR17R18、ハロメチル
(例えばブロモメチル)、またはトリフルオロメチルで
ある〕、メチルまたはアリールで置換されていてもよい
チアゾリル(例えば、2−チアゾリルまたは4−チアゾ
リル)、メチルまたはアリールで置換されていてもよい
1,2,4−トリアゾリル、メチルまたはアリールで置
換されていてもよい2−チエニル、−NHC(=Y)N
HR16、−NHC(=Y)CH2 NHCOR12、(CH
2 )m NR10C(=Y)R11(ここでR10およびR11は
一緒になって−A(CH2 )n −を表す)、および(C
H2 )m NR10C(=Y)NR15R16(ここでR10およ
びR11は一緒になって−A(CH2 )n −を表す)が挙
げられる。
【0010】R4 は、好ましくは、(i)窒素原子を介
して残りの分子のベンゼン環と結合した前述のいずれか
の基、例えばNHCOR11(ここでR11は、メチル、p
−フルオロフェニル、2−チエニルまたはトリフルオロ
メチルを表す)、NH2 、NHSO2 CH3 、NHCO
2 CH3 、NHCO2 Et(以下、Etは「エチル基」
を表わす)、NHCONHEtおよびNHCSNHE
t、または(ii)メチルまたはアリールで置換された
チエニル環、チアゾリル環または1,2,4−トリアゾ
リル環のうちのいずれかを表す。
して残りの分子のベンゼン環と結合した前述のいずれか
の基、例えばNHCOR11(ここでR11は、メチル、p
−フルオロフェニル、2−チエニルまたはトリフルオロ
メチルを表す)、NH2 、NHSO2 CH3 、NHCO
2 CH3 、NHCO2 Et(以下、Etは「エチル基」
を表わす)、NHCONHEtおよびNHCSNHE
t、または(ii)メチルまたはアリールで置換された
チエニル環、チアゾリル環または1,2,4−トリアゾ
リル環のうちのいずれかを表す。
【0011】R5 がC1-6 アルキル基を表す場合には、
それはC1-4 アルキル基(例えばメチル)であるのが好
ましい。
それはC1-4 アルキル基(例えばメチル)であるのが好
ましい。
【0012】本発明には、上記の特定の、また好ましい
群のあらゆる適当な組み合わせが包含されるものと考え
られる。
群のあらゆる適当な組み合わせが包含されるものと考え
られる。
【0013】式(I)の化合物のうち、本発明の用途に
用いるのに好ましいものとしては、下記式(Ia)の化
合物、ならびに生理学的に許容されるそれらの塩、およ
び溶媒和物(例えば水和物)が挙げられる。
用いるのに好ましいものとしては、下記式(Ia)の化
合物、ならびに生理学的に許容されるそれらの塩、およ
び溶媒和物(例えば水和物)が挙げられる。
【化6】 (上記式中、R1 はC1-3 アルキル、特にメチルまたは
エチルを表し、R4 は上記で定義したものと同義であ
る)
エチルを表し、R4 は上記で定義したものと同義であ
る)
【0014】本発明の用途に用いるのに特に好ましい、
式(I)の個々の化合物は、1,3−ジメチル−6−
(2−プロポキシ−5−アセトアミドフェニル)−1,
5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−
オン、1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロポキシ
−5−(4−メチル−2−チアゾリル)フェニル〕−
1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−
4−オン、1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロポ
キシ−5−(2−メチル−4−チアゾリル)フェニル〕
−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン、1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロ
ポキシ−5−(2−(3−ピリジル)−4−チアゾリ
ル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6−
〔2−プロポキシ−5−(2−メチル−4−チアゾリ
ル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6−
〔2−プロポキシ−5−(3−フェニル−1,2,4−
トリアゾール−5−イル)フェニル〕−1,5−ジヒド
ロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、およ
び1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−メタ
ンスルホンアミドフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾ
ロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメ
チル−6−(2−プロポキシ−5−アミノフェニル)−
1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−
4−オン、ならびに生理学的に許容されるそれらの塩、
および溶媒和物(例えば水和物)である。
式(I)の個々の化合物は、1,3−ジメチル−6−
(2−プロポキシ−5−アセトアミドフェニル)−1,
5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−
オン、1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロポキシ
−5−(4−メチル−2−チアゾリル)フェニル〕−
1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−
4−オン、1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロポ
キシ−5−(2−メチル−4−チアゾリル)フェニル〕
−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン、1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロ
ポキシ−5−(2−(3−ピリジル)−4−チアゾリ
ル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6−
〔2−プロポキシ−5−(2−メチル−4−チアゾリ
ル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6−
〔2−プロポキシ−5−(3−フェニル−1,2,4−
トリアゾール−5−イル)フェニル〕−1,5−ジヒド
ロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、およ
び1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−メタ
ンスルホンアミドフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾ
ロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメ
チル−6−(2−プロポキシ−5−アミノフェニル)−
1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−
4−オン、ならびに生理学的に許容されるそれらの塩、
および溶媒和物(例えば水和物)である。
【0015】本発明の用途に用いるのに好ましい、式
(I)のその他の個々の化合物は、1,3−ジメチル−
6−〔2−プロポキシ−5−(4−トリフルオロアセト
アミド)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6
−〔2−プロポキシ−5−(4−フルオロベンズアミ
ド)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6−
〔2−プロポキシ−5((2−チエニル)カルボキサミ
ド)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6−
(2−プロポキシ−5−エトキシカルボニルアミノフェ
ニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6−(2−プロ
ポキシ−5−エチルウレイドフェニル)−1,5−ジヒ
ドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、
1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−エチル
チオウレイドフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、および1,3−
ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(5−メチル−
2−チエニル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、ならびに生理学
的に許容されるそれらの塩、および溶媒和物(例えば水
和物)である。
(I)のその他の個々の化合物は、1,3−ジメチル−
6−〔2−プロポキシ−5−(4−トリフルオロアセト
アミド)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6
−〔2−プロポキシ−5−(4−フルオロベンズアミ
ド)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6−
〔2−プロポキシ−5((2−チエニル)カルボキサミ
ド)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6−
(2−プロポキシ−5−エトキシカルボニルアミノフェ
ニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6−(2−プロ
ポキシ−5−エチルウレイドフェニル)−1,5−ジヒ
ドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、
1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−エチル
チオウレイドフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、および1,3−
ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(5−メチル−
2−チエニル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、ならびに生理学
的に許容されるそれらの塩、および溶媒和物(例えば水
和物)である。
【0016】cGMP特異性PDE(V型ホスホジエス
テラーゼ)に対する式(I)の化合物の親和力は、それ
らのIC50値(酵素の作用を50%抑制するのに必要と
される抑制剤の濃度)を測定することにより評価でき
る。このPDE−V酵素は、牛の大動脈から、実質的に
Lugnier等の方法 (Biochem. Pharmacology 35, 1743
(1986))により単離され、また評価分析は、Wells 等の
方法 (Biochim. Biophys.Acta 384, 430 (1975)) を応
用した「一段階」分析法によりおこなわれる。これらの
試験の結果から、本発明の化合物が、cGMP特異性P
DEの強力な抑制剤であることが分かる。通常の方法を
用いた他のPDE酵素に対する試験からも、本発明の化
合物がcGMP特異性PDE酵素に対して高い選択性を
有することが示される。したがって、上記のように、式
(I)の化合物は治療、特にcGMP特異性PDEの抑
制が有益であると考えられるさまざまな症状の治療、に
用いることができる。
テラーゼ)に対する式(I)の化合物の親和力は、それ
らのIC50値(酵素の作用を50%抑制するのに必要と
される抑制剤の濃度)を測定することにより評価でき
る。このPDE−V酵素は、牛の大動脈から、実質的に
Lugnier等の方法 (Biochem. Pharmacology 35, 1743
(1986))により単離され、また評価分析は、Wells 等の
方法 (Biochim. Biophys.Acta 384, 430 (1975)) を応
用した「一段階」分析法によりおこなわれる。これらの
試験の結果から、本発明の化合物が、cGMP特異性P
DEの強力な抑制剤であることが分かる。通常の方法を
用いた他のPDE酵素に対する試験からも、本発明の化
合物がcGMP特異性PDE酵素に対して高い選択性を
有することが示される。したがって、上記のように、式
(I)の化合物は治療、特にcGMP特異性PDEの抑
制が有益であると考えられるさまざまな症状の治療、に
用いることができる。
【0017】本発明の化合物により示される選択的なP
DE−V抑制の結果、cGMPのレベルが上昇し、それ
により有益な抗血小板作用、抗好中球作用、抗血管痙攣
作用、血管拡張作用、ナトリウム排泄増加作用、および
利尿作用がもたらされ、同時に、内皮誘導性弛緩因子
(EDRF)、ニトロ血管拡張剤、心房ナトリウム排泄
増加因子(ANF)、ならびにブラディキニン、アセチ
ルコリンおよび5−HT1 のような内皮依存性弛緩剤の
効果が増強される。したがって、式(I)の化合物は、
安定、不安定および変異(プリンズメタル型)狭心症、
高血圧、肺高血圧、うっ血性心不全、腎不全、アテロー
ム硬化症、血管開通性低下症状(例えば、後経皮経管冠
状血管形成:post-percutaneons transluminal coronar
y angioplasty)、末梢血管障害、発作、気管支炎、慢性
喘息、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、緑内障、
または腸管運動障害により特徴づけられる疾患(例えば
過敏性腸症候群)を含む、数多くの疾患の治療に用いる
ことができる。
DE−V抑制の結果、cGMPのレベルが上昇し、それ
により有益な抗血小板作用、抗好中球作用、抗血管痙攣
作用、血管拡張作用、ナトリウム排泄増加作用、および
利尿作用がもたらされ、同時に、内皮誘導性弛緩因子
(EDRF)、ニトロ血管拡張剤、心房ナトリウム排泄
増加因子(ANF)、ならびにブラディキニン、アセチ
ルコリンおよび5−HT1 のような内皮依存性弛緩剤の
効果が増強される。したがって、式(I)の化合物は、
安定、不安定および変異(プリンズメタル型)狭心症、
高血圧、肺高血圧、うっ血性心不全、腎不全、アテロー
ム硬化症、血管開通性低下症状(例えば、後経皮経管冠
状血管形成:post-percutaneons transluminal coronar
y angioplasty)、末梢血管障害、発作、気管支炎、慢性
喘息、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、緑内障、
または腸管運動障害により特徴づけられる疾患(例えば
過敏性腸症候群)を含む、数多くの疾患の治療に用いる
ことができる。
【0018】本明細書中の治療に関する事柄は、確立さ
れた症状の治療と同様に、その予防にまで及ぶことが分
かるであろう。本明細書中の式(I)の化合物に関する
事柄は、式(I)の化合物、その生理学的に許容される
塩、または溶媒和物、あるいはそれらのいずれかを含有
する医薬組成物を包含することが分かるであろう。
れた症状の治療と同様に、その予防にまで及ぶことが分
かるであろう。本明細書中の式(I)の化合物に関する
事柄は、式(I)の化合物、その生理学的に許容される
塩、または溶媒和物、あるいはそれらのいずれかを含有
する医薬組成物を包含することが分かるであろう。
【0019】したがって本発明のまた別の態様として、
安定、不安定および変異(プリンズメタル型)狭心症、
高血圧、肺高血圧、うっ血性心不全、腎不全、アテロー
ム硬化症、血管開通性低下症状(例えばPTCA後)、
末梢血管障害、発作、気管支炎、慢性喘息、アレルギー
性喘息、アレルギー性鼻炎、緑内障、または腸管運動障
害により特徴づけられる疾患(例えばIBS)の治療に
用いられる、式(I)の化合物が提供される。
安定、不安定および変異(プリンズメタル型)狭心症、
高血圧、肺高血圧、うっ血性心不全、腎不全、アテロー
ム硬化症、血管開通性低下症状(例えばPTCA後)、
末梢血管障害、発作、気管支炎、慢性喘息、アレルギー
性喘息、アレルギー性鼻炎、緑内障、または腸管運動障
害により特徴づけられる疾患(例えばIBS)の治療に
用いられる、式(I)の化合物が提供される。
【0020】本発明の他の態様によれば、安定、不安定
および変異(プリンズメタル型)狭心症、高血圧、肺高
血圧、うっ血性心不全、腎不全、アテローム硬化症、血
管開通性低下症状(例えば後PTCA)、末梢血管障
害、発作、気管支炎、慢性喘息、アレルギー性喘息、ア
レルギー性鼻炎、緑内障、または腸管運動障害により特
徴づけられる疾患(例えばIBS)の治療に用いる薬剤
の製造のための式(I)の化合物の使用、が提供され
る。
および変異(プリンズメタル型)狭心症、高血圧、肺高
血圧、うっ血性心不全、腎不全、アテローム硬化症、血
管開通性低下症状(例えば後PTCA)、末梢血管障
害、発作、気管支炎、慢性喘息、アレルギー性喘息、ア
レルギー性鼻炎、緑内障、または腸管運動障害により特
徴づけられる疾患(例えばIBS)の治療に用いる薬剤
の製造のための式(I)の化合物の使用、が提供され
る。
【0021】さらに別の態様によれば、本発明は、ヒト
またはヒト以外の動物の身体に式(I)の化合物を治療
に有効な量投与することからなる、ヒトまたはヒト以外
の動物の身体における安定、不安定および変異(プリン
ズメタル型)狭心症、高血圧、肺高血圧、うっ血性心不
全、腎不全、アテローム硬化症、血管開通性低下症状
(例えばPTCA後)、末梢血管障害、発作、気管支
炎、慢性喘息、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、
緑内障、または腸管運動障害により特徴づけられる疾患
(例えばIBS)を治療する方法を提供する。
またはヒト以外の動物の身体に式(I)の化合物を治療
に有効な量投与することからなる、ヒトまたはヒト以外
の動物の身体における安定、不安定および変異(プリン
ズメタル型)狭心症、高血圧、肺高血圧、うっ血性心不
全、腎不全、アテローム硬化症、血管開通性低下症状
(例えばPTCA後)、末梢血管障害、発作、気管支
炎、慢性喘息、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、
緑内障、または腸管運動障害により特徴づけられる疾患
(例えばIBS)を治療する方法を提供する。
【0022】上記の疾患の治療、または予防のためにヒ
トに投与する場合、式(I)の化合物の経口投与量は、
通常、平均的な大人の患者(体重70kg)に対して、
一日に4〜800mgの範囲である。したがって、普通
の大人の患者には、適当な薬学的に許容される賦形剤ま
たはキャリアー中に有効な化合物を2〜400mg含む
錠剤またはカプセルを、一日に一回または数回、単回ま
たは多回投与する。静脈内投与、口腔内投与または舌下
投与の場合の投与量は、通常、一回につき、必要に応じ
1〜400mgの範囲内である。実際には、医師が個々
の患者に最も適する投与量を決定するが、それは患者の
年齢、体重、および応答により異なる。上記の投与量は
平均的な場合の例であるが、これより多いか、または少
ない投与量範囲が有効である例もあろう。これらも、本
発明の範囲に含まれる。
トに投与する場合、式(I)の化合物の経口投与量は、
通常、平均的な大人の患者(体重70kg)に対して、
一日に4〜800mgの範囲である。したがって、普通
の大人の患者には、適当な薬学的に許容される賦形剤ま
たはキャリアー中に有効な化合物を2〜400mg含む
錠剤またはカプセルを、一日に一回または数回、単回ま
たは多回投与する。静脈内投与、口腔内投与または舌下
投与の場合の投与量は、通常、一回につき、必要に応じ
1〜400mgの範囲内である。実際には、医師が個々
の患者に最も適する投与量を決定するが、それは患者の
年齢、体重、および応答により異なる。上記の投与量は
平均的な場合の例であるが、これより多いか、または少
ない投与量範囲が有効である例もあろう。これらも、本
発明の範囲に含まれる。
【0023】ヒトに使用する場合、式(I)の化合物
は、単独で投与してもよいが、通常、投与経路、および
標準的な薬学的行為を配慮して選択された薬学的キャリ
アーと混合して投与される。例えば経口投与、口腔内投
与または舌下投与の場合には、スターチまたはラクトー
スのような賦形剤を含有する錠剤の形態、あるいは単独
または賦形剤と混合してカプセルまたは小卵(ovules)
の中に入れたもの、あるいは香味料や着色剤を含有する
エリキサーまたはサスペンジョンの形態で投与される。
化合物は、例えば、静脈内、筋肉内、皮下または冠状動
脈内に非経口注入することもできる。非経口投与の場
合、化合物を、塩、あるいはマンニトールまたはグルコ
ースのような単糖類のような他の物質を含有していても
よい無菌の水溶液の形態で用いて、血液と等張な溶液と
するのがもっともよい。したがって、また別の態様によ
れば、本発明は、式(I)の化合物を薬学的に許容され
る希釈剤またはキャリアーとともに含有する医薬組成物
を提供する。
は、単独で投与してもよいが、通常、投与経路、および
標準的な薬学的行為を配慮して選択された薬学的キャリ
アーと混合して投与される。例えば経口投与、口腔内投
与または舌下投与の場合には、スターチまたはラクトー
スのような賦形剤を含有する錠剤の形態、あるいは単独
または賦形剤と混合してカプセルまたは小卵(ovules)
の中に入れたもの、あるいは香味料や着色剤を含有する
エリキサーまたはサスペンジョンの形態で投与される。
化合物は、例えば、静脈内、筋肉内、皮下または冠状動
脈内に非経口注入することもできる。非経口投与の場
合、化合物を、塩、あるいはマンニトールまたはグルコ
ースのような単糖類のような他の物質を含有していても
よい無菌の水溶液の形態で用いて、血液と等張な溶液と
するのがもっともよい。したがって、また別の態様によ
れば、本発明は、式(I)の化合物を薬学的に許容され
る希釈剤またはキャリアーとともに含有する医薬組成物
を提供する。
【0024】式(I)の化合物は、上記の疾患の症状の
治療に有効なその他の治療剤と組み合わせて用いること
もできる。したがって、他の態様によれば、本発明は、
式(I)の化合物と、治療に有効な他の薬剤との組み合
わせを提供する。
治療に有効なその他の治療剤と組み合わせて用いること
もできる。したがって、他の態様によれば、本発明は、
式(I)の化合物と、治療に有効な他の薬剤との組み合
わせを提供する。
【0025】上記の組み合わせは、医薬処方物の形態で
用いるのが好適である。したがって上記の組み合わせ
を、薬学的に許容される希釈剤またはキャリアーととも
に含有する医薬組成物は、本発明の別の態様である。こ
のような組み合わせの個々の成分を別々の薬剤配合物の
形態とし、それらを連続的に投与しても、または同時に
投与してもよい。
用いるのが好適である。したがって上記の組み合わせ
を、薬学的に許容される希釈剤またはキャリアーととも
に含有する医薬組成物は、本発明の別の態様である。こ
のような組み合わせの個々の成分を別々の薬剤配合物の
形態とし、それらを連続的に投与しても、または同時に
投与してもよい。
【0026】式(I)の化合物と組み合わせて用いる公
知の治療剤の適当な投与量は、当業者により容易に判断
されるであろう。式(I)の化合物は、当該技術分野で
知られている適当な方法、または本発明の一部をなす下
記の方法により製造できる。以下の方法において、R1
からR5は、特にことわりのない限り、式(I)におい
て定義したものと同義である。
知の治療剤の適当な投与量は、当業者により容易に判断
されるであろう。式(I)の化合物は、当該技術分野で
知られている適当な方法、または本発明の一部をなす下
記の方法により製造できる。以下の方法において、R1
からR5は、特にことわりのない限り、式(I)におい
て定義したものと同義である。
【0027】R4 がニトロまたはアルコキシを表す式
(I)の化合物を製造するための第一の方法(A)に
は、式(II)の化合物
(I)の化合物を製造するための第一の方法(A)に
は、式(II)の化合物
【化7】 (上記式中、R4 はニトロまたはC1-6 アルコキシであ
り、RはCN基またはCONH2 基である)の環化が含
まれる。したがって、例えば、RがCNである場合、反
応は、アルカリ土類金属の水酸化物(例えば水酸化ナト
リウム)のような適当な塩基の存在下、好適には高温
(例えば50°から120℃)で、化合物(II)を過
酸化物酸化剤(例えば過酸化水素)のような強力な酸化
剤で処理することにより行うことができる。RがCON
H2 である場合には、反応は、好適には高温(例えば5
0°から120℃)で、化合物(II)をアルカリ土類
金属の水酸化物(例えば水酸化ナトリウム)のような適
当な塩基で処理することにより行うことができる。この
場合、アルコール(例えばエタノール)のような溶剤を
用いてもよい。
り、RはCN基またはCONH2 基である)の環化が含
まれる。したがって、例えば、RがCNである場合、反
応は、アルカリ土類金属の水酸化物(例えば水酸化ナト
リウム)のような適当な塩基の存在下、好適には高温
(例えば50°から120℃)で、化合物(II)を過
酸化物酸化剤(例えば過酸化水素)のような強力な酸化
剤で処理することにより行うことができる。RがCON
H2 である場合には、反応は、好適には高温(例えば5
0°から120℃)で、化合物(II)をアルカリ土類
金属の水酸化物(例えば水酸化ナトリウム)のような適
当な塩基で処理することにより行うことができる。この
場合、アルコール(例えばエタノール)のような溶剤を
用いてもよい。
【0028】別の方法(B)によれば、式(I)の化合
物は、式(I)の他の化合物から内部転換反応により製
造することができる。したがって、方法(B)の一つの
態様においては、R4 がNH2 を表す式(I)の化合物
は、パラジウム触媒(例えば、炭素上に担持されたパラ
ジウム)の存在下、水素添加のような通常の還元条件を
用いて、R4 がNO2 を表す式(I)の対応する化合物
から製造することができる。
物は、式(I)の他の化合物から内部転換反応により製
造することができる。したがって、方法(B)の一つの
態様においては、R4 がNH2 を表す式(I)の化合物
は、パラジウム触媒(例えば、炭素上に担持されたパラ
ジウム)の存在下、水素添加のような通常の還元条件を
用いて、R4 がNO2 を表す式(I)の対応する化合物
から製造することができる。
【0029】方法(B)の別の態様においては、R4 が
NO2 を表す式(I)の化合物は、通常のニトロ化の条
件下、例えば濃硝酸と濃硫酸とを組み合わせて用いて、
R4が水素を表す式(I)の対応する化合物から製造す
ることができる。
NO2 を表す式(I)の化合物は、通常のニトロ化の条
件下、例えば濃硝酸と濃硫酸とを組み合わせて用いて、
R4が水素を表す式(I)の対応する化合物から製造す
ることができる。
【0030】方法(B)の他の態様においては、R4 が
NH2 を表す式(I)の化合物を、通常の方法により、
R4 がNR8 R9 またはNR8 COR10を表す式(I)
の対応する化合物に転換することができる。適当なN−
置換反応の例は、後述の実施例の項に記載されている。
この例には、トリエチルアミンのような塩基の存在下、
有機溶剤(例えば、テトラヒドロフランのようなエーテ
ル)中で、ハロゲン化スルホニル(例えば塩化スルホニ
ル)を用いて実施することのできるN−スルホニル化、
N−スルホニル化反応に関して上で言及したのと類似の
条件下で酸塩化物を用いるN−アシル化、およびアミン
を試薬R15N=C=Yで反応させる(有機酸(例えば酢
酸)を存在させてもよい)N−アミノカルボニル化があ
る。N−メチル化は、例えば、ホルムアルデヒドと蟻酸
を用いて、好適には高温(例えば約80℃)で実施する
ことができる。
NH2 を表す式(I)の化合物を、通常の方法により、
R4 がNR8 R9 またはNR8 COR10を表す式(I)
の対応する化合物に転換することができる。適当なN−
置換反応の例は、後述の実施例の項に記載されている。
この例には、トリエチルアミンのような塩基の存在下、
有機溶剤(例えば、テトラヒドロフランのようなエーテ
ル)中で、ハロゲン化スルホニル(例えば塩化スルホニ
ル)を用いて実施することのできるN−スルホニル化、
N−スルホニル化反応に関して上で言及したのと類似の
条件下で酸塩化物を用いるN−アシル化、およびアミン
を試薬R15N=C=Yで反応させる(有機酸(例えば酢
酸)を存在させてもよい)N−アミノカルボニル化があ
る。N−メチル化は、例えば、ホルムアルデヒドと蟻酸
を用いて、好適には高温(例えば約80℃)で実施する
ことができる。
【0031】方法(B)の他の態様においては、R4 が
2−チアゾリル基を含む式(I)の化合物は、対応する
シアノ化合物から、R4 がC(=S)NH2 である式
(I)の化合物を経て、好適に製造することができる。
この変換は、例えば、後述の実施例の項に記載されてい
るような、通常の硫化方法および閉環方法により行うこ
とができる。
2−チアゾリル基を含む式(I)の化合物は、対応する
シアノ化合物から、R4 がC(=S)NH2 である式
(I)の化合物を経て、好適に製造することができる。
この変換は、例えば、後述の実施例の項に記載されてい
るような、通常の硫化方法および閉環方法により行うこ
とができる。
【0032】方法(B)のさらに別の態様においては、
R4 が1,2,4−チアゾリル基を含む式(I)の化合
物は、R4 がCONHNH2 である式(I)の対応する
化合物を、炭化水素系の溶剤(例えばキシレン)中、高
温(例えば還流温度)で、チオカルボン酸アミドで処理
することにより製造できる。
R4 が1,2,4−チアゾリル基を含む式(I)の化合
物は、R4 がCONHNH2 である式(I)の対応する
化合物を、炭化水素系の溶剤(例えばキシレン)中、高
温(例えば還流温度)で、チオカルボン酸アミドで処理
することにより製造できる。
【0033】もう一つの方法(C)によれば、式(I)
の化合物は、R4 が反応性のある原子または基である式
(I)の化合物を反応させて所望のR4 基を導入するこ
とにより、製造することができる。
の化合物は、R4 が反応性のある原子または基である式
(I)の化合物を反応させて所望のR4 基を導入するこ
とにより、製造することができる。
【0034】したがって、方法(C)の一つの態様にお
いては、R4 がCONHNH2 である式(I)の化合物
は、対応するカルボン酸エステル(WO93/0714
9により公知)を、アルコール系の溶剤中、高温(例え
ば還流温度)で、ヒドラジン水和物で処理することによ
り製造できる。
いては、R4 がCONHNH2 である式(I)の化合物
は、対応するカルボン酸エステル(WO93/0714
9により公知)を、アルコール系の溶剤中、高温(例え
ば還流温度)で、ヒドラジン水和物で処理することによ
り製造できる。
【0035】方法(C)の別の態様によれば、R4 が4
−チアゾリル基を含む式(I)の化合物は、R4 が水素
原子である式(I)の対応する化合物から、WO93/
07149に記載されているハロアセチルハライドを用
いるフリーデルクラフト化学作用を経てハロメチルケト
ンを生成し、このハロメチルケトンを、アルコール(例
えばエタノール)のような適当な溶剤中、高温(例えば
還流温度)で、チオアミドと反応させることにより製造
できる。
−チアゾリル基を含む式(I)の化合物は、R4 が水素
原子である式(I)の対応する化合物から、WO93/
07149に記載されているハロアセチルハライドを用
いるフリーデルクラフト化学作用を経てハロメチルケト
ンを生成し、このハロメチルケトンを、アルコール(例
えばエタノール)のような適当な溶剤中、高温(例えば
還流温度)で、チオアミドと反応させることにより製造
できる。
【0036】方法(C)のまた別の態様においては、式
(I)の化合物は、R4 がハロゲン(例えば臭素原
子)、またはハロメチル(例えばブロモメチル)基であ
る、式(I)の対応する化合物から製造することができ
る。この対応する化合物は、WO93/07149に記
載されている方法に従って製造することができる。した
がって、R4 がシアノである式(I)の化合物は、通常
の条件、例えば後述の実施例の項に記載されている条件
を用いて、対応するブロモ化合物をアルカリ金属のシア
ン化物で処理することにより製造できる。このハロメチ
ル化合物を、ジメチルホルムアミド中、好適には水素化
ナトリウムのような強塩基の存在下で、通常の置換反応
をおこなうことにより、R4 がCH2 NR10C(=Y)
R11基を表す式(I)の対応する化合物に転換すること
ができる。R4 がチエニル環で置換されていてもよい式
(I)の化合物は、パラジウム触媒(例えば、塩化ビス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II))の存
在下、エーテル系の溶剤(例えばテトラヒドロフラン)
のような適当な溶剤中、高温(例えば還流温度)で、R
4 が臭素である対応する化合物を、トリメチルスズチオ
フェン化合物のようなトリアルキルスズチオフェン化合
物で処理することにより製造できる。
(I)の化合物は、R4 がハロゲン(例えば臭素原
子)、またはハロメチル(例えばブロモメチル)基であ
る、式(I)の対応する化合物から製造することができ
る。この対応する化合物は、WO93/07149に記
載されている方法に従って製造することができる。した
がって、R4 がシアノである式(I)の化合物は、通常
の条件、例えば後述の実施例の項に記載されている条件
を用いて、対応するブロモ化合物をアルカリ金属のシア
ン化物で処理することにより製造できる。このハロメチ
ル化合物を、ジメチルホルムアミド中、好適には水素化
ナトリウムのような強塩基の存在下で、通常の置換反応
をおこなうことにより、R4 がCH2 NR10C(=Y)
R11基を表す式(I)の対応する化合物に転換すること
ができる。R4 がチエニル環で置換されていてもよい式
(I)の化合物は、パラジウム触媒(例えば、塩化ビス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II))の存
在下、エーテル系の溶剤(例えばテトラヒドロフラン)
のような適当な溶剤中、高温(例えば還流温度)で、R
4 が臭素である対応する化合物を、トリメチルスズチオ
フェン化合物のようなトリアルキルスズチオフェン化合
物で処理することにより製造できる。
【0037】R4 がハロメチルである式(I)の化合物
は、R4 が水素である式(I)の対応する化合物から、
通常の一連の反応工程により製造することもできる。し
たがって、第一の工程では、未置換化合物を、R4 がメ
チルケトンである対応する化合物に転換することがで
き、これをこの後、臭素と水酸化ナトリウムとに反応さ
せてカルボキシル基を形成させてもよい。この後これを
還元してヒドロキシメチル基とし、この基をハロゲン化
して所望のハロメチル基に転換する。
は、R4 が水素である式(I)の対応する化合物から、
通常の一連の反応工程により製造することもできる。し
たがって、第一の工程では、未置換化合物を、R4 がメ
チルケトンである対応する化合物に転換することがで
き、これをこの後、臭素と水酸化ナトリウムとに反応さ
せてカルボキシル基を形成させてもよい。この後これを
還元してヒドロキシメチル基とし、この基をハロゲン化
して所望のハロメチル基に転換する。
【0038】式(II)で表される中間体化合物は、式
(III)と式(IV)の化合物
(III)と式(IV)の化合物
【化8】
【化9】 (上記式中、Halはハロゲン原子、例えば塩素であ
る)を、WO93/07149に記載されている方法を
実質的に用いて、カップリングすることにより製造でき
る。
る)を、WO93/07149に記載されている方法を
実質的に用いて、カップリングすることにより製造でき
る。
【0039】上記の方法(B)では最終工程で内部添加
をおこなうが、式(I)の化合物の合成全体における中
間の工程で、R4 を別の異なるR4 基に転換できること
が分かるであろう。
をおこなうが、式(I)の化合物の合成全体における中
間の工程で、R4 を別の異なるR4 基に転換できること
が分かるであろう。
【0040】式(II)の化合物は新規の中間体であ
り、本発明のさらに別の見地を示す。
り、本発明のさらに別の見地を示す。
【0041】式(III)および式(IV)の化合物
は、例えばWO93/07149に記載されているよう
に、どちらも当該技術分野で公知である。あるいは、式
(III)および式(IV)の公知の化合物を製造する
ための該文献に記載されている方法に類似の方法、およ
び後述の実施例の項に記載されている方法で製造するこ
とができる。
は、例えばWO93/07149に記載されているよう
に、どちらも当該技術分野で公知である。あるいは、式
(III)および式(IV)の公知の化合物を製造する
ための該文献に記載されている方法に類似の方法、およ
び後述の実施例の項に記載されている方法で製造するこ
とができる。
【0042】塩基中心を有する式(I)の化合物の薬学
的に許容される酸付加塩は、通常の手法で得られる。例
えば、遊離塩基の溶液をそのまま、または適当な溶液中
で、適当な酸で処理し、得られた塩をろ過、または反応
溶剤を真空中で蒸発させて分離する。薬学的に許容され
る塩基付加塩は、式(I)の化合物の溶液を、類似の方
法で、適当な塩基で処理することにより得られる。どち
らのタイプの塩も、イオン交換樹脂の手法を用いて形
成、または内部転換することができる。
的に許容される酸付加塩は、通常の手法で得られる。例
えば、遊離塩基の溶液をそのまま、または適当な溶液中
で、適当な酸で処理し、得られた塩をろ過、または反応
溶剤を真空中で蒸発させて分離する。薬学的に許容され
る塩基付加塩は、式(I)の化合物の溶液を、類似の方
法で、適当な塩基で処理することにより得られる。どち
らのタイプの塩も、イオン交換樹脂の手法を用いて形
成、または内部転換することができる。
【0043】本発明による化合物の合成、およびそれに
用いるための中間体の合成を、以下の非限定的な実施例
により説明する。以下の実施例において、DMSOはジ
メチルスルホキシドを意味し、DMFはN,N−ジメチ
ルホルムアミドを意味する。
用いるための中間体の合成を、以下の非限定的な実施例
により説明する。以下の実施例において、DMSOはジ
メチルスルホキシドを意味し、DMFはN,N−ジメチ
ルホルムアミドを意味する。
【0044】中間体1 5−アミノ−4−シアノ−1,3−ジメチルピラゾール メチルヒドラジン(8.5g、0.185mol)を、
(1−エトキシエチリデン)マロノニトリル(25g、
0.184mol)のエタノール(100ml)溶液
に、攪拌しながら室温で滴下した。この混合物を還流さ
せながら2時間加熱した後、冷却した。得られた結晶を
ろ別し、エタノールとエーテルで洗浄し、乾燥させて標
題の化合物(21g)を得た。m.p.:193℃
(1−エトキシエチリデン)マロノニトリル(25g、
0.184mol)のエタノール(100ml)溶液
に、攪拌しながら室温で滴下した。この混合物を還流さ
せながら2時間加熱した後、冷却した。得られた結晶を
ろ別し、エタノールとエーテルで洗浄し、乾燥させて標
題の化合物(21g)を得た。m.p.:193℃
【0045】中間体2 5−アミノ−4−シアノ−1−エチル−3−メチルピラ
ゾール シュウ酸エチルヒドラジン(25g、0.166mo
l)のメタノール(1リッター)懸濁液を、ナトリウム
メトキシド(17g、0.34mol)で、還流温度で
15分間処理した。この混合物をろ過し、メタノール性
溶液中に(1−エトキシエチリデン)マロノニトリル
(18.9g、0.139mol)を添加し、還流を2
時間続けた。この溶液を真空中で濃縮し、残査をジエチ
ルエーテルで抽出した。エーテル溶液を濃縮して、標題
の化合物を灰白色の結晶(19g)として得た。m.
p.:120−2℃
ゾール シュウ酸エチルヒドラジン(25g、0.166mo
l)のメタノール(1リッター)懸濁液を、ナトリウム
メトキシド(17g、0.34mol)で、還流温度で
15分間処理した。この混合物をろ過し、メタノール性
溶液中に(1−エトキシエチリデン)マロノニトリル
(18.9g、0.139mol)を添加し、還流を2
時間続けた。この溶液を真空中で濃縮し、残査をジエチ
ルエーテルで抽出した。エーテル溶液を濃縮して、標題
の化合物を灰白色の結晶(19g)として得た。m.
p.:120−2℃
【0046】中間体3 4−シアノ−1,3−ジメチル−5−〔ジ(2−プロポ
キシ−5−ニトロベンゾイル)アミノ〕ピラゾール 塩化2−プロポキシ−5−ニトロベンゾイル(48.7
g、0.2mol)を、中間体1(13.6g、0.1
mol)のピリジン(250ml)溶液に室温で滴下し
た。50℃で3時間攪拌した後、冷水に注ぎ入れた。沈
殿物をろ別し、水で洗浄し、乾燥させ、アセトニトリル
で再結晶させて、標題の化合物をクリーム色の結晶(5
0g)として得た。m.p.:219−20℃ 分析:C26H26N6 O8 として 計算値:C,56.71;H,4.76;N,15.2
6 分析値:C,56.90;H,4.91;N,15.1
8
キシ−5−ニトロベンゾイル)アミノ〕ピラゾール 塩化2−プロポキシ−5−ニトロベンゾイル(48.7
g、0.2mol)を、中間体1(13.6g、0.1
mol)のピリジン(250ml)溶液に室温で滴下し
た。50℃で3時間攪拌した後、冷水に注ぎ入れた。沈
殿物をろ別し、水で洗浄し、乾燥させ、アセトニトリル
で再結晶させて、標題の化合物をクリーム色の結晶(5
0g)として得た。m.p.:219−20℃ 分析:C26H26N6 O8 として 計算値:C,56.71;H,4.76;N,15.2
6 分析値:C,56.90;H,4.91;N,15.1
8
【0047】中間体4 5−アミノ−4−カルボキサミド−1,3−ジメチルピ
ラゾール 温度を10℃以下に保ち、攪拌しながら、中間体1(1
0g)をゆっくり硫酸(50ml)に添加した。この混
合物を60℃で2時間加熱した後、砕いた氷に注ぎ入れ
た。この溶液を水酸化アンモニウムの20%溶液でやや
塩基性(pH9)とし、得られた結晶をろ別して、標題
の化合物を灰白色の結晶(9g)として得た。m.
p.:202℃
ラゾール 温度を10℃以下に保ち、攪拌しながら、中間体1(1
0g)をゆっくり硫酸(50ml)に添加した。この混
合物を60℃で2時間加熱した後、砕いた氷に注ぎ入れ
た。この溶液を水酸化アンモニウムの20%溶液でやや
塩基性(pH9)とし、得られた結晶をろ別して、標題
の化合物を灰白色の結晶(9g)として得た。m.
p.:202℃
【0048】中間体5 1,3−ジメチル−6−(5−ブロモ−2−プロポキシ
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 臭素(0.3ml、5.5mmol)を、1,3−ジメ
チル−6−〔2−プロポキシフェニル〕−1,5−ジヒ
ドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン
(WO93/07149に記載の方法に従って調製した
もの、1g、3.3mmol)の酢酸(20ml)溶液
に滴下し、100℃で5時間加熱した後、水に注ぎ入れ
た。生成物をジクロロメタンで抽出し、有機相を乾燥さ
せ(Na2SO4 )、濃縮して固体を得た。イソプロパ
ノールで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶(0.
43g)として得た。m.p.:135℃ 分析:C16H17BrN4 O2 として 計算値:C,50.94;H,4.54;N,14.8
5 分析値:C,51.86;H,4.93;N,14.2
2
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 臭素(0.3ml、5.5mmol)を、1,3−ジメ
チル−6−〔2−プロポキシフェニル〕−1,5−ジヒ
ドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン
(WO93/07149に記載の方法に従って調製した
もの、1g、3.3mmol)の酢酸(20ml)溶液
に滴下し、100℃で5時間加熱した後、水に注ぎ入れ
た。生成物をジクロロメタンで抽出し、有機相を乾燥さ
せ(Na2SO4 )、濃縮して固体を得た。イソプロパ
ノールで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶(0.
43g)として得た。m.p.:135℃ 分析:C16H17BrN4 O2 として 計算値:C,50.94;H,4.54;N,14.8
5 分析値:C,51.86;H,4.93;N,14.2
2
【0049】中間体6 1,3−ジメチル−6−(2−イソプロポキシフェニ
ル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン 塩化2−イソプロポキシベンゾイルと中間体1を出発物
質として用いた以外は実施例2の調製と同じ方法を実施
し、水/ジメチルホルムアミドで結晶化して、標題の化
合物を淡黄色の結晶(0.76g)として得た。m.
p.:128℃ 分析:C16H18N4 O2 として 計算値:C,64.41;H,6.08;N,18.7
8 分析値:C,64.49;H,6.17;N,18.8
6
ル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン 塩化2−イソプロポキシベンゾイルと中間体1を出発物
質として用いた以外は実施例2の調製と同じ方法を実施
し、水/ジメチルホルムアミドで結晶化して、標題の化
合物を淡黄色の結晶(0.76g)として得た。m.
p.:128℃ 分析:C16H18N4 O2 として 計算値:C,64.41;H,6.08;N,18.7
8 分析値:C,64.49;H,6.17;N,18.8
6
【0050】中間体7 1,3−ジメチル−6−(4−メチル−2−プロポキシ
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 塩化4−メチル−2−プロポキシベンゾイルと中間体1
を出発物質として用いた以外は、実施例2の調製と同じ
方法を実施し、メタノールで結晶化して、標題の化合物
を黄色の結晶(1.7g)として得た。m.p.:19
0℃ 分析:C17H20N4 O2 として 計算値:C,65.37;H,6.45;N,17.9
4 分析値:C,64.79;H,6.42;N,17.7
8
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 塩化4−メチル−2−プロポキシベンゾイルと中間体1
を出発物質として用いた以外は、実施例2の調製と同じ
方法を実施し、メタノールで結晶化して、標題の化合物
を黄色の結晶(1.7g)として得た。m.p.:19
0℃ 分析:C17H20N4 O2 として 計算値:C,65.37;H,6.45;N,17.9
4 分析値:C,64.79;H,6.42;N,17.7
8
【0051】中間体8 5−アミノ−4−シアノ−1−(2,2,2−トリフル
オロエチル)−3−メチルピラゾール 2,2,2−トリフルオロエチルヒドラジン〔水(25
g)中70%〕を、(1−エトキシエチリデン)マロノ
ニトリル(20g)のエタノール(200ml)溶液
に、室温で添加した。この混合物を還流させながら2時
間加熱し、濃縮した。得られたオイルを固化し、結晶を
エーテルで洗浄して、標題の化合物(25g)を得た。
m.p.:132℃
オロエチル)−3−メチルピラゾール 2,2,2−トリフルオロエチルヒドラジン〔水(25
g)中70%〕を、(1−エトキシエチリデン)マロノ
ニトリル(20g)のエタノール(200ml)溶液
に、室温で添加した。この混合物を還流させながら2時
間加熱し、濃縮した。得られたオイルを固化し、結晶を
エーテルで洗浄して、標題の化合物(25g)を得た。
m.p.:132℃
【0052】中間体9 5−アミノ−4−シアノ−3−メチルピラゾール ヒドラジン一水和物(17.1ml)を、(1−エトキ
シエチリデン)マロノニトリル(40g)のエタノール
(500ml)溶液に、室温で攪拌しながら滴下した。
この混合物を還流させながら1時間加熱した後、減圧下
で濃縮した。残査をジエチルエーテルで摩砕して、結晶
化した。結晶をろ別し、乾燥させて、標題の化合物を淡
いピンク色の結晶(31.6g)として得た。m.
p.:166℃
シエチリデン)マロノニトリル(40g)のエタノール
(500ml)溶液に、室温で攪拌しながら滴下した。
この混合物を還流させながら1時間加熱した後、減圧下
で濃縮した。残査をジエチルエーテルで摩砕して、結晶
化した。結晶をろ別し、乾燥させて、標題の化合物を淡
いピンク色の結晶(31.6g)として得た。m.
p.:166℃
【0053】中間体10 5−アミノ−1−ベンジル−4−シアノ−3−メチルピ
ラゾール 塩酸ベンジルヒドラジン(25g)のエタノール(80
0ml)懸濁液を、還流温度で15分間、ナトリウムメ
トキシド(13.8g)で処理し、(1−エトキシエチ
リデン)マロノニトリル(14.5g)を何回かに分け
て添加した。還流を3時間続けた。この溶液を約200
mlに濃縮し、得られた生成物を、ジイソプロピルエー
テルの添加により結晶化した。結晶をろ別し、乾燥させ
て、標題の化合物を淡褐色の結晶(17g)として得
た。m.p.:114−116℃
ラゾール 塩酸ベンジルヒドラジン(25g)のエタノール(80
0ml)懸濁液を、還流温度で15分間、ナトリウムメ
トキシド(13.8g)で処理し、(1−エトキシエチ
リデン)マロノニトリル(14.5g)を何回かに分け
て添加した。還流を3時間続けた。この溶液を約200
mlに濃縮し、得られた生成物を、ジイソプロピルエー
テルの添加により結晶化した。結晶をろ別し、乾燥させ
て、標題の化合物を淡褐色の結晶(17g)として得
た。m.p.:114−116℃
【0054】中間体11 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(3−ピリ
ジルメチル)ピラゾール 中間体9(5g)のDMF(50ml)溶液を、水素化
ナトリウム(ミネラルオイル中60%、1.72g)の
DMF(50ml)懸濁液に攪拌しながら滴下し、室温
で15分間攪拌した。3−クロロメチルピリジン(6.
27g)のDMF(60ml)溶液を滴下し、60℃で
3時間加熱した後、減圧下で濃縮した。残査を水で希釈
し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を乾燥させ(N
a2 SO4 )、真空中で濃縮した。シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール
(95/5、その後9/1)で溶離して、二つの異性体
を分離した。標題の化合物がオレンジ色の固体(2.5
7g)として得られた。 NMR(DMSO,250MHz,ppm):1.95
(s,3H,CH3 );5.05(s,2H,CH2 p
y);6.6(s,2H,NH2 );7.2(dd,1
H,H5 py);7.4(d,1H,H6 py);8.
3(s,1H,H2 py);8.35(d,1H,H4
py)
ジルメチル)ピラゾール 中間体9(5g)のDMF(50ml)溶液を、水素化
ナトリウム(ミネラルオイル中60%、1.72g)の
DMF(50ml)懸濁液に攪拌しながら滴下し、室温
で15分間攪拌した。3−クロロメチルピリジン(6.
27g)のDMF(60ml)溶液を滴下し、60℃で
3時間加熱した後、減圧下で濃縮した。残査を水で希釈
し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を乾燥させ(N
a2 SO4 )、真空中で濃縮した。シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール
(95/5、その後9/1)で溶離して、二つの異性体
を分離した。標題の化合物がオレンジ色の固体(2.5
7g)として得られた。 NMR(DMSO,250MHz,ppm):1.95
(s,3H,CH3 );5.05(s,2H,CH2 p
y);6.6(s,2H,NH2 );7.2(dd,1
H,H5 py);7.4(d,1H,H6 py);8.
3(s,1H,H2 py);8.35(d,1H,H4
py)
【0055】中間体12 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(4−ピリ
ジルメチル)ピラゾール 4−クロロメチルピリジンを出発物質として用いて、中
間体11の調製に用いたのと同じ方法を実施し、標題の
化合物を固体として得た。 NMR(DMSO,250MHz,ppm):2.05
(s,3H,CH3 );5.15(s,2H,CH2 p
y);6.7(s,2H,NH2 );7.05(d,2
H,H2 +H6 py);8.5(d,2H,H3 +H5
py)
ジルメチル)ピラゾール 4−クロロメチルピリジンを出発物質として用いて、中
間体11の調製に用いたのと同じ方法を実施し、標題の
化合物を固体として得た。 NMR(DMSO,250MHz,ppm):2.05
(s,3H,CH3 );5.15(s,2H,CH2 p
y);6.7(s,2H,NH2 );7.05(d,2
H,H2 +H6 py);8.5(d,2H,H3 +H5
py)
【0056】中間体13 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(2−ピリ
ジルメチル)ピラゾール 2−クロロメチルピリジンを出発物質として用いた以外
は、中間体11の調製と同じ方法を実施し、標題の化合
物を淡褐色の固体として得た。 NMR(DMSO,250MHz,ppm):2.0
(s,3H,CH3 );5.1(s,2H,CH2 p
y);6.6(s,2H,NH2 );6.95(d,1
H,H6 py);7.25(t,1H,H5 py);
7.75(t,1H,H4 py);8.5(d,1H,
H3 py)
ジルメチル)ピラゾール 2−クロロメチルピリジンを出発物質として用いた以外
は、中間体11の調製と同じ方法を実施し、標題の化合
物を淡褐色の固体として得た。 NMR(DMSO,250MHz,ppm):2.0
(s,3H,CH3 );5.1(s,2H,CH2 p
y);6.6(s,2H,NH2 );6.95(d,1
H,H6 py);7.25(t,1H,H5 py);
7.75(t,1H,H4 py);8.5(d,1H,
H3 py)
【0057】中間体14 5−アミノ−4−シアノ−3−メチル−1−(3,4−
メチレンジオキシベンジル)ピラゾール 臭化3,4−メチレンジオキシベンジルを出発物質とし
て用いた以外は、中間体11の調製と同じ方法を実施
し、標題の化合物を淡褐色の固体として得た。 NMR(DMSO,260MHz,ppm):2.05
(s,3H,CH3 );5.0(s,2H,CH2 );
6.05(s,2H,O−CH2 −O);6.7(s,
2H,NH2 );6.75(dd,1H,H6 Ar);
6.85(sd,1H,H2 Ar);6.95(d,1
H,H5 Ar)
メチレンジオキシベンジル)ピラゾール 臭化3,4−メチレンジオキシベンジルを出発物質とし
て用いた以外は、中間体11の調製と同じ方法を実施
し、標題の化合物を淡褐色の固体として得た。 NMR(DMSO,260MHz,ppm):2.05
(s,3H,CH3 );5.0(s,2H,CH2 );
6.05(s,2H,O−CH2 −O);6.7(s,
2H,NH2 );6.75(dd,1H,H6 Ar);
6.85(sd,1H,H2 Ar);6.95(d,1
H,H5 Ar)
【0058】中間体15 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(ヒド
ロキシメチル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 水素化アルミニウムリチウムのテトラヒドロフラン溶液
(1M、13.4ml)を、1,3−ジメチル−6−
(2−プロポキシ−5−メチルカルボキシフェニル)−
1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン(WO93/07149に記載されている方
法に従って調製したもの、2.3g、6.7mmol)
のテトラヒドロフラン(100ml)溶液に滴下し、混
合物を還流させながら1時間加熱した。冷却後、水(3
0ml)を滴下し、減圧下で濃縮した。残査を水で処理
し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ(N
a2SO4 )、濃縮した。残査をイソプロパノールで結
晶化して、標題の化合物を黄色の結晶(1.04g)と
して得た。m.p.:196℃
ロキシメチル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 水素化アルミニウムリチウムのテトラヒドロフラン溶液
(1M、13.4ml)を、1,3−ジメチル−6−
(2−プロポキシ−5−メチルカルボキシフェニル)−
1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン(WO93/07149に記載されている方
法に従って調製したもの、2.3g、6.7mmol)
のテトラヒドロフラン(100ml)溶液に滴下し、混
合物を還流させながら1時間加熱した。冷却後、水(3
0ml)を滴下し、減圧下で濃縮した。残査を水で処理
し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ(N
a2SO4 )、濃縮した。残査をイソプロパノールで結
晶化して、標題の化合物を黄色の結晶(1.04g)と
して得た。m.p.:196℃
【0059】中間体16 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(ブロ
モメチル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 三臭化リン(0.14ml、1.52mmol)を、中
間体15(0.5g、1.52mmol)のジクロロメ
タン(20ml)溶液に滴下し、室温で1時間攪拌し
た。冷却後、水(10ml)を滴下し、生成物をジクロ
ロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ(Na2 S
O4 )、減圧下で濃縮して固体を得た。これをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタン/
メタノール(98/2)で溶離して精製した。標題の化
合物が白色の固体(0.5g)として得られた。 NMR(DMSO,250MHz,ppm):0.9
(t,3H,CH3 (OPr));1.6(m,2H,
CH2 (OPr));2.4(s,3H,CH3 );
3.8(s,3H,N−CH3 );4.0(t,3H,
O−CH2 );4.7(s,2H,CH2 Br);7.
15(d,1H,H3 Ar);7.6(dd,1H,H
4 Ar);7.8(sd,1H,H6 Ar);11.7
5(s,1H,NH)
モメチル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 三臭化リン(0.14ml、1.52mmol)を、中
間体15(0.5g、1.52mmol)のジクロロメ
タン(20ml)溶液に滴下し、室温で1時間攪拌し
た。冷却後、水(10ml)を滴下し、生成物をジクロ
ロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ(Na2 S
O4 )、減圧下で濃縮して固体を得た。これをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタン/
メタノール(98/2)で溶離して精製した。標題の化
合物が白色の固体(0.5g)として得られた。 NMR(DMSO,250MHz,ppm):0.9
(t,3H,CH3 (OPr));1.6(m,2H,
CH2 (OPr));2.4(s,3H,CH3 );
3.8(s,3H,N−CH3 );4.0(t,3H,
O−CH2 );4.7(s,2H,CH2 Br);7.
15(d,1H,H3 Ar);7.6(dd,1H,H
4 Ar);7.8(sd,1H,H6 Ar);11.7
5(s,1H,NH)
【0060】実施例1 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−ニトロ
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 30%過酸化水素溶液(100ml)を、中間体3(5
0g)の0.5N水酸化ナトリウム(1リッター)懸濁
液に攪拌しながら添加した。混合物を90℃で18時間
加熱して均一な溶液を得、これを水に注ぎ入れた。この
溶液を希塩酸で酸性とし、沈殿物をろ別し、水で洗浄
し、乾燥させた。エタノールで再結晶させて、標題の化
合物を薄黄色の結晶(20g)として得た。m.p.:
228−9℃ 分析:C16H17N5 O4 として 計算値:C,55.96;H,4.99;N,20.3
9 分析値:C,56.19;H,4.94;N,20.0
4
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 30%過酸化水素溶液(100ml)を、中間体3(5
0g)の0.5N水酸化ナトリウム(1リッター)懸濁
液に攪拌しながら添加した。混合物を90℃で18時間
加熱して均一な溶液を得、これを水に注ぎ入れた。この
溶液を希塩酸で酸性とし、沈殿物をろ別し、水で洗浄
し、乾燥させた。エタノールで再結晶させて、標題の化
合物を薄黄色の結晶(20g)として得た。m.p.:
228−9℃ 分析:C16H17N5 O4 として 計算値:C,55.96;H,4.99;N,20.3
9 分析値:C,56.19;H,4.94;N,20.0
4
【0061】実施例2 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
ニトロフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシ−5−ニトロベンゾイル(2.43
g)を、中間体2(1.5g)のピリジン(20ml)
溶液に添加した。混合物を60℃で3時間加熱し、水に
注ぎ入れた。得られた沈殿物をろ別し、水で、その後エ
タノールで洗浄し、乾燥させた。得られた粗生成物を、
1Nの水酸化ナトリウム(50ml)、水(30ml)
および30%の過酸化水素(3ml)からなる混合物中
で、攪拌しながら100℃で18時間加熱した。溶液を
ろ過し、希塩酸で酸性とした。得られた沈殿物をろ別
し、水で洗浄し、乾燥させた。シリカゲルクロマトグラ
フィーにかけ、ジクロロメタン−メタノール(95/
5)混合液で溶離し、エタノールで再結晶させて、標題
の化合物を薄黄色の結晶(330mg)として得た。
m.p.:202−4℃ 分析:C17H19N5 O4 として 計算値:C,57.13;H,6.36;N,19.6
0 分析値:C,56.85;H,5.34;N,20.0
7 以下の化合物を、同様の方法で得た。
ニトロフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシ−5−ニトロベンゾイル(2.43
g)を、中間体2(1.5g)のピリジン(20ml)
溶液に添加した。混合物を60℃で3時間加熱し、水に
注ぎ入れた。得られた沈殿物をろ別し、水で、その後エ
タノールで洗浄し、乾燥させた。得られた粗生成物を、
1Nの水酸化ナトリウム(50ml)、水(30ml)
および30%の過酸化水素(3ml)からなる混合物中
で、攪拌しながら100℃で18時間加熱した。溶液を
ろ過し、希塩酸で酸性とした。得られた沈殿物をろ別
し、水で洗浄し、乾燥させた。シリカゲルクロマトグラ
フィーにかけ、ジクロロメタン−メタノール(95/
5)混合液で溶離し、エタノールで再結晶させて、標題
の化合物を薄黄色の結晶(330mg)として得た。
m.p.:202−4℃ 分析:C17H19N5 O4 として 計算値:C,57.13;H,6.36;N,19.6
0 分析値:C,56.85;H,5.34;N,20.0
7 以下の化合物を、同様の方法で得た。
【0062】実施例3 1−エチル−3−メチル−6−(2−エトキシ−5−ニ
トロフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−エトキシ−5−ニトロベンゾイルと中間体2を
出発物質として用いて同様の方法を実施し、エタノール
で再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶として得
た。m.p.:224−6℃ 分析:C16H17N5 O4 として 計算値:C,55.96;H,4.99;N,20.4
0 分析値:C,55.66;H,4.98;N,19.8
8
トロフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−エトキシ−5−ニトロベンゾイルと中間体2を
出発物質として用いて同様の方法を実施し、エタノール
で再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶として得
た。m.p.:224−6℃ 分析:C16H17N5 O4 として 計算値:C,55.96;H,4.99;N,20.4
0 分析値:C,55.66;H,4.98;N,19.8
8
【0063】実施例4 1,3−ジメチル−6−(2,5−ジプロポキシフェニ
ル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン 塩化2,5−ジプロポキシベンゾイルと中間体1を出発
物質として用いて同様の方法を実施し、イソプロパノー
ルで再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶として得
た。m.p.:118℃ 分析:C19H24N4 O3 として 計算値:C,64.03;H,6.79;N,15.7
2 分析値:C,64.15;H,6.75;N,15.8
0
ル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン 塩化2,5−ジプロポキシベンゾイルと中間体1を出発
物質として用いて同様の方法を実施し、イソプロパノー
ルで再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶として得
た。m.p.:118℃ 分析:C19H24N4 O3 として 計算値:C,64.03;H,6.79;N,15.7
2 分析値:C,64.15;H,6.75;N,15.8
0
【0064】実施例5 1−エチル−3−メチル−6−(2,5−ジプロポキシ
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 塩化2,5−ジプロポキシベンゾイルと中間体2を出発
物質として用いて同様の方法を実施し、ジイソプロピル
エーテルで再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶と
して得た。m.p.:108℃ 分析:C20H26N4 O3 として 計算値:C,64.85;H,7.07;N,15.1
2 分析値:C,64.80;H,7.15;N,15.3
2
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 塩化2,5−ジプロポキシベンゾイルと中間体2を出発
物質として用いて同様の方法を実施し、ジイソプロピル
エーテルで再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶と
して得た。m.p.:108℃ 分析:C20H26N4 O3 として 計算値:C,64.85;H,7.07;N,15.1
2 分析値:C,64.80;H,7.15;N,15.3
2
【0065】実施例6 1,3−ジメチル−6−(2−エトキシ−5−ニトロフ
ェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕
ピリミジン−4−オン 塩化2−エトキシ−5−ニトロベンゾイル(2.3g、
10mmol)を、中間体4(1.54g、10mmo
l)のピリジン(20ml)溶液に添加した。この混合
物を室温で一晩攪拌した後、水に注ぎ入れた。得られた
沈殿物をろ別し、水とエタノールで洗浄し、乾燥させ
た。生成物を、1Nの水酸化ナトリウム(50ml)と
エタノール(10ml)とに入れて、攪拌しながら4時
間還流させた。溶液を水に注ぎ入れ、希塩酸で酸性に
し、得られた沈殿物をろ別し、水で洗浄し、乾燥させ
た。シリカゲルクロマトグラフィーにかけ、ジクロロメ
タン−メタノール(95/5)混合液で溶離して精製し
たところ、標題の化合物が白色の結晶(210mg)と
して得られた。m.p.:280℃ 分析:C15H15N5 O4 として 計算値:C,54.70;H,4.59;N,21.2
7 分析値:C,54.49;H,4.67;N,20.9
4
ェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕
ピリミジン−4−オン 塩化2−エトキシ−5−ニトロベンゾイル(2.3g、
10mmol)を、中間体4(1.54g、10mmo
l)のピリジン(20ml)溶液に添加した。この混合
物を室温で一晩攪拌した後、水に注ぎ入れた。得られた
沈殿物をろ別し、水とエタノールで洗浄し、乾燥させ
た。生成物を、1Nの水酸化ナトリウム(50ml)と
エタノール(10ml)とに入れて、攪拌しながら4時
間還流させた。溶液を水に注ぎ入れ、希塩酸で酸性に
し、得られた沈殿物をろ別し、水で洗浄し、乾燥させ
た。シリカゲルクロマトグラフィーにかけ、ジクロロメ
タン−メタノール(95/5)混合液で溶離して精製し
たところ、標題の化合物が白色の結晶(210mg)と
して得られた。m.p.:280℃ 分析:C15H15N5 O4 として 計算値:C,54.70;H,4.59;N,21.2
7 分析値:C,54.49;H,4.67;N,20.9
4
【0066】実施例7 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−アミノ
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 実施例1(7g、21mmol)をテトラヒドロフラン
(250ml)とエタノール(250ml)とに溶解し
て得た溶液を、10%Pd/C(0.7g)の存在下、
室温で水素添加した。混合物が水素を理論体積吸収した
後、セライトパッドでろ過し、真空中で濃縮したとこ
ろ、黄色の固体が得られた。アセトニトリルで再結晶さ
せて、標題の化合物を薄黄色の結晶(6g)として得
た。m.p.:140°−142℃ 分析:C16H19N 5 O2 ・0.5H2 Oとして 計算値:C,59.61;H,6.25;N,21.7
2 分析値:C,59.67;H,6.20;N,22.5
2 以下の化合物を、同様の方法で得た。
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 実施例1(7g、21mmol)をテトラヒドロフラン
(250ml)とエタノール(250ml)とに溶解し
て得た溶液を、10%Pd/C(0.7g)の存在下、
室温で水素添加した。混合物が水素を理論体積吸収した
後、セライトパッドでろ過し、真空中で濃縮したとこ
ろ、黄色の固体が得られた。アセトニトリルで再結晶さ
せて、標題の化合物を薄黄色の結晶(6g)として得
た。m.p.:140°−142℃ 分析:C16H19N 5 O2 ・0.5H2 Oとして 計算値:C,59.61;H,6.25;N,21.7
2 分析値:C,59.67;H,6.20;N,22.5
2 以下の化合物を、同様の方法で得た。
【0067】実施例8 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
アミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例2を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
アセトニトリルで結晶化して、標題の化合物を薄黄色の
結晶として得た。m.p.:167℃ 分析:C17H21N5 O2 として 計算値:C,62.36;H,6.46;N,21.3
9 分析値:C,62.30;H,6.32;N,22.0
0
アミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例2を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
アセトニトリルで結晶化して、標題の化合物を薄黄色の
結晶として得た。m.p.:167℃ 分析:C17H21N5 O2 として 計算値:C,62.36;H,6.46;N,21.3
9 分析値:C,62.30;H,6.32;N,22.0
0
【0068】実施例9 1,3−ジメチル−6−(2−エトキシ−5−アミノフ
ェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕
ピリミジン−4−オン 実施例6を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
エタノールで結晶化して、標題の化合物を黄色の結晶と
して得た。m.p.:208−10℃ 分析:C15H17N5 O2 として 計算値:C,60.18;H,5.72;N,23.4
0 分析値:C,60.88;H,5.64;N,23.4
4
ェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕
ピリミジン−4−オン 実施例6を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
エタノールで結晶化して、標題の化合物を黄色の結晶と
して得た。m.p.:208−10℃ 分析:C15H17N5 O2 として 計算値:C,60.18;H,5.72;N,23.4
0 分析値:C,60.88;H,5.64;N,23.4
4
【0069】実施例10 1−エチル−3−メチル−6−(2−エトキシ−5−ア
ミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4−オン 実施例3を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
エタノールで再結晶させて、標題の化合物を黄色の結晶
として得た。m.p.:195℃ 分析:C16H19N5 O2 として 計算値:C,61.33;H,6.11;N,22.3
5 分析値:C,61.22;H,6.24;N,22.3
4
ミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4−オン 実施例3を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
エタノールで再結晶させて、標題の化合物を黄色の結晶
として得た。m.p.:195℃ 分析:C16H19N5 O2 として 計算値:C,61.33;H,6.11;N,22.3
5 分析値:C,61.22;H,6.24;N,22.3
4
【0070】実施例11 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−メタン
スルホンアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾ
ロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化メタンスルホニル(0.5ml)を、実施例7(6
25mg、2mmol)をテトラヒドロフラン(50m
l)とトリエチルアミン(0.6ml)とに溶解して得
た溶液に添加し、室温で1時間攪拌した。この混合物を
真空中で濃縮し、水で処理し、ジクロロメタンで抽出し
た。有機層を水で洗浄し、乾燥させ(Na2 SO4 )、
濃縮した。残査をエタノールで再結晶させて、標題の化
合物を白色の結晶(300mg)として得た。m.
p.:235°−237℃ 分析:C17H21N5 O4 Sとして 計算値:C,52.15;H,5.41;N,17.8
9 分析値:C,51.51;H,5.34;N,17.7
9 以下の化合物を、同様の方法で得た。
スルホンアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾ
ロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化メタンスルホニル(0.5ml)を、実施例7(6
25mg、2mmol)をテトラヒドロフラン(50m
l)とトリエチルアミン(0.6ml)とに溶解して得
た溶液に添加し、室温で1時間攪拌した。この混合物を
真空中で濃縮し、水で処理し、ジクロロメタンで抽出し
た。有機層を水で洗浄し、乾燥させ(Na2 SO4 )、
濃縮した。残査をエタノールで再結晶させて、標題の化
合物を白色の結晶(300mg)として得た。m.
p.:235°−237℃ 分析:C17H21N5 O4 Sとして 計算値:C,52.15;H,5.41;N,17.8
9 分析値:C,51.51;H,5.34;N,17.7
9 以下の化合物を、同様の方法で得た。
【0071】実施例12 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
メタンスルホンアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−
ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例8を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
エタノールで再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶
として得た。m.p.:244−6℃ 分析:C18H23N5 O4 Sとして 計算値:C,53.31;H,5.72;N,17.2
3 分析値:C,53.12;H,5.74;N,17.2
1
メタンスルホンアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−
ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例8を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
エタノールで再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶
として得た。m.p.:244−6℃ 分析:C18H23N5 O4 Sとして 計算値:C,53.31;H,5.72;N,17.2
3 分析値:C,53.12;H,5.74;N,17.2
1
【0072】実施例13 1,3−ジメチル−6−(2−エトキシ−5−メタンス
ルホンアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例9を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
エタノールで再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶
として得た。m.p.:246−8℃ 分析:C16H19N5 O4 S・0.5H2 Oとして 計算値:C,49.72;H,5.21;N,18.1
2 分析値:C,49.34;H,5.10;N,17.9
7
ルホンアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例9を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
エタノールで再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶
として得た。m.p.:246−8℃ 分析:C16H19N5 O4 S・0.5H2 Oとして 計算値:C,49.72;H,5.21;N,18.1
2 分析値:C,49.34;H,5.10;N,17.9
7
【0073】実施例14 1−エチル−3−メチル−6−(2−エトキシ−5−メ
タンスルホンアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例10を出発物質として用いて同様の方法を実施
し、エタノールで再結晶させて、標題の化合物を白色の
結晶として得た。m.p.:220℃ 分析:C17H21N5 O4 Sとして 計算値:C,52.16;H,5.41;N,17.8
9 分析値:C,52.30;H,5.34;N,17.9
2
タンスルホンアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例10を出発物質として用いて同様の方法を実施
し、エタノールで再結晶させて、標題の化合物を白色の
結晶として得た。m.p.:220℃ 分析:C17H21N5 O4 Sとして 計算値:C,52.16;H,5.41;N,17.8
9 分析値:C,52.30;H,5.34;N,17.9
2
【0074】実施例15 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−アセト
アミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化アセチル(0.3ml)を、実施例7(0.5g)
をテトラヒドロフラン(30ml)とトリエチルアミン
(0.4ml)とに溶解して得た溶液に添加し、室温で
30分間攪拌した。沈殿物をろ別し、溶液を真空中で濃
縮した。残査を水に取り入れ、ジクロロメタンで抽出し
た。有機層を水で洗浄し、乾燥させ(Na2 SO4 )、
濃縮した。エタノールで再結晶させて、標題の化合物を
白色の結晶(400mg)として得た。m.p.:25
4−6℃ 分析:C18H21N5 O3 として 計算値:C,60.82;H,5.98;N,19.7
0 分析値:C,60.87;H,6.01;N,19.9
6 以下の化合物を、同様の方法で得た。
アミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化アセチル(0.3ml)を、実施例7(0.5g)
をテトラヒドロフラン(30ml)とトリエチルアミン
(0.4ml)とに溶解して得た溶液に添加し、室温で
30分間攪拌した。沈殿物をろ別し、溶液を真空中で濃
縮した。残査を水に取り入れ、ジクロロメタンで抽出し
た。有機層を水で洗浄し、乾燥させ(Na2 SO4 )、
濃縮した。エタノールで再結晶させて、標題の化合物を
白色の結晶(400mg)として得た。m.p.:25
4−6℃ 分析:C18H21N5 O3 として 計算値:C,60.82;H,5.98;N,19.7
0 分析値:C,60.87;H,6.01;N,19.9
6 以下の化合物を、同様の方法で得た。
【0075】実施例16 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
アセトアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化アセチルと実施例8を出発物質として用いて同様の
方法を実施し、エタノールで再結晶させて、標題の化合
物を白色の結晶として得た。m.p.:239−41℃ 分析:C19H23N5 O3 ・0.5H2 Oとして 計算値:C,60.30;H,6.38;N,18.5
0 分析値:C,60.29;H,6.06;N,18.7
5
アセトアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化アセチルと実施例8を出発物質として用いて同様の
方法を実施し、エタノールで再結晶させて、標題の化合
物を白色の結晶として得た。m.p.:239−41℃ 分析:C19H23N5 O3 ・0.5H2 Oとして 計算値:C,60.30;H,6.38;N,18.5
0 分析値:C,60.29;H,6.06;N,18.7
5
【0076】実施例17 1−エチル−3−メチル−6−(2−エトキシ−5−ア
セトアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例10と塩化アセチルを出発物質として用いて同様
の方法を実施し、エタノールで再結晶させて、標題の化
合物を白色の結晶として得た。m.p.:250℃ 分析:C18H21N5 O3 として 計算値:C,60.83;H,5.96;N,19.7
1 分析値:C,60.56;H,5.92;N,19.7
4
セトアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例10と塩化アセチルを出発物質として用いて同様
の方法を実施し、エタノールで再結晶させて、標題の化
合物を白色の結晶として得た。m.p.:250℃ 分析:C18H21N5 O3 として 計算値:C,60.83;H,5.96;N,19.7
1 分析値:C,60.56;H,5.92;N,19.7
4
【0077】実施例18 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(4−
フルオロベンズアミド)フェニル〕−1,5−ジヒドロ
−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7と塩化4−フルオロベンゾイルを出発物質とし
て用いて同様の方法を実施し、エタノールで再結晶させ
て、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.p.:
259℃ 分析:C23H22N5 FO3 として 計算値:C,63.44;H,5.09;N,16.0
8 分析値:C,63.68;H,5.18;N,15.9
6
フルオロベンズアミド)フェニル〕−1,5−ジヒドロ
−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7と塩化4−フルオロベンゾイルを出発物質とし
て用いて同様の方法を実施し、エタノールで再結晶させ
て、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.p.:
259℃ 分析:C23H22N5 FO3 として 計算値:C,63.44;H,5.09;N,16.0
8 分析値:C,63.68;H,5.18;N,15.9
6
【0078】実施例19 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−((2
−チエニル)カルボキサミド)フェニル〕−1,5−ジ
ヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7と塩化チエノイルを出発物質として用いて同様
の方法を実施し、エタノールで再結晶させて、標題の化
合物を白色の結晶として得た。m.p.:265℃ 分析:C21H21N5 O3 Sとして 計算値:C,59.56;H,5.06;N,16.5
4 分析値:C,59.73;H,5.01;N,16.6
6
−チエニル)カルボキサミド)フェニル〕−1,5−ジ
ヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7と塩化チエノイルを出発物質として用いて同様
の方法を実施し、エタノールで再結晶させて、標題の化
合物を白色の結晶として得た。m.p.:265℃ 分析:C21H21N5 O3 Sとして 計算値:C,59.56;H,5.06;N,16.5
4 分析値:C,59.73;H,5.01;N,16.6
6
【0079】実施例20 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(ブロ
モアセトアミド)フェニル〕−1,5−ジヒドロ−ピラ
ゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7と塩化ブロモアセチルを出発物質として用いて
同様の方法を実施し、エタノールで再結晶させて、標題
の化合物を白色の結晶として得た。m.p.:208−
10℃ 分析:C18H20BrN5 O3 として 計算値:C,49.78;H,4.64;N,16.1
3 分析値:C,50.08;H,4.67;N,16.2
1
モアセトアミド)フェニル〕−1,5−ジヒドロ−ピラ
ゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7と塩化ブロモアセチルを出発物質として用いて
同様の方法を実施し、エタノールで再結晶させて、標題
の化合物を白色の結晶として得た。m.p.:208−
10℃ 分析:C18H20BrN5 O3 として 計算値:C,49.78;H,4.64;N,16.1
3 分析値:C,50.08;H,4.67;N,16.2
1
【0080】実施例21 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−メトキ
シカルボニルアミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7とクロロギ酸メチルを出発物質として用いて同
様の方法を実施し、テトラヒドロフランで再結晶させ
て、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.p.:
252−4℃ 分析:C18H21N5 O4 として 計算値:C,58.20;H,5.70;N,18.8
6 分析値:C,58.17;H,5.77;N,19.2
8
シカルボニルアミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7とクロロギ酸メチルを出発物質として用いて同
様の方法を実施し、テトラヒドロフランで再結晶させ
て、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.p.:
252−4℃ 分析:C18H21N5 O4 として 計算値:C,58.20;H,5.70;N,18.8
6 分析値:C,58.17;H,5.77;N,19.2
8
【0081】実施例22 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−エトキ
シカルボニルアミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7とクロロギ酸エチル(0.3ml)を出発物質
として用いて同様の方法を実施し、エタノールで再結晶
させて、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:220℃ 分析:C19H23N5 O4 として 計算値:C,59.21;H,6.01;N,18.1
7 分析値:C,59.23;H,6.12;N,18.2
8
シカルボニルアミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7とクロロギ酸エチル(0.3ml)を出発物質
として用いて同様の方法を実施し、エタノールで再結晶
させて、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:220℃ 分析:C19H23N5 O4 として 計算値:C,59.21;H,6.01;N,18.1
7 分析値:C,59.23;H,6.12;N,18.2
8
【0082】実施例23 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−ウレイ
ドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン シアン酸カリウム(1g)を、実施例7(500mg)
を水(5ml)と酢酸(5ml)とに溶解して得た溶液
に添加した。室温で1時間攪拌した後、結晶をろ別し、
水で洗浄し、乾燥させた。エタノールで再結晶させて、
標題の化合物を白色の結晶(300mg)として得た。
m.p.:300℃ 分析:C17H20N6 O3 として 計算値:C,57.29;H,5.65;N,23.5
8 分析値:C,56.93;H,5.46;N,23.3
4
ドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン シアン酸カリウム(1g)を、実施例7(500mg)
を水(5ml)と酢酸(5ml)とに溶解して得た溶液
に添加した。室温で1時間攪拌した後、結晶をろ別し、
水で洗浄し、乾燥させた。エタノールで再結晶させて、
標題の化合物を白色の結晶(300mg)として得た。
m.p.:300℃ 分析:C17H20N6 O3 として 計算値:C,57.29;H,5.65;N,23.5
8 分析値:C,56.93;H,5.46;N,23.3
4
【0083】実施例24 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−チオウ
レイドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン チオシアン酸カリウム(2g)、実施例7(500m
g)を水(5ml)に入れたもの、および酢酸(5m
l)からなる混合物を、攪拌しながら還流温度で3時間
加熱した。これを水で希釈し、結晶をろ別し、水とエタ
ノールで洗浄し、乾燥させた。ジメチルホルムアミドで
再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶(240m
g)として得た。m.p.:300℃ 分析:C17H20N5 O2 Sとして 計算値:C,54.82;H,5.41;N,23.0
6;S,8.61 分析値:C,54.99;H,5.54;N,23.0
6;S,9.09
レイドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン チオシアン酸カリウム(2g)、実施例7(500m
g)を水(5ml)に入れたもの、および酢酸(5m
l)からなる混合物を、攪拌しながら還流温度で3時間
加熱した。これを水で希釈し、結晶をろ別し、水とエタ
ノールで洗浄し、乾燥させた。ジメチルホルムアミドで
再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶(240m
g)として得た。m.p.:300℃ 分析:C17H20N5 O2 Sとして 計算値:C,54.82;H,5.41;N,23.0
6;S,8.61 分析値:C,54.99;H,5.54;N,23.0
6;S,9.09
【0084】実施例25 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(N−
シアノ−S−メチルイソチオウレイド)フェニル〕−
1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン 実施例7(1.9g)とシアノイミノジチオカルボネー
ト(3g)とをエタノール(150ml)に溶解して得
た溶液を、アルゴンをゆっくり吹き込みつつ還流させな
がら、3日間加熱した。この溶液を真空中で濃縮し、残
査をシリカゲルクロマトグラフィーにかけた。カラム
を、まずトルエン/イソプロピルアミン(90/10)
で溶離し、その後ジクロロメタン/メタノール(90/
10)で溶離して、所望の生成物を得た。アセトニトリ
ルで再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶(0.9
8g)として得た。m.p.:260℃ 分析:C19H21N7 O2 Sとして 計算値:C,55.45;H,5.14;N,23.8
5 分析値:C,55.39;H,5.35;N,23.4
1
シアノ−S−メチルイソチオウレイド)フェニル〕−
1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン 実施例7(1.9g)とシアノイミノジチオカルボネー
ト(3g)とをエタノール(150ml)に溶解して得
た溶液を、アルゴンをゆっくり吹き込みつつ還流させな
がら、3日間加熱した。この溶液を真空中で濃縮し、残
査をシリカゲルクロマトグラフィーにかけた。カラム
を、まずトルエン/イソプロピルアミン(90/10)
で溶離し、その後ジクロロメタン/メタノール(90/
10)で溶離して、所望の生成物を得た。アセトニトリ
ルで再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶(0.9
8g)として得た。m.p.:260℃ 分析:C19H21N7 O2 Sとして 計算値:C,55.45;H,5.14;N,23.8
5 分析値:C,55.39;H,5.35;N,23.4
1
【0085】実施例26 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(N−
メチル−N−シアノグアニジノ)フェニル〕−1,5−
ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オ
ン 実施例25(300mg)のエタノール(50ml)溶
液を穏やかに還流させながら、メチルアミンガスを2時
間ゆっくり吹き込んだ。得られた沈殿物をろ別し、エタ
ノールで洗浄し、乾燥させた。ジメチルホルムアミドで
再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶(250m
g)として得た。m.p.:>300℃ 分析:C19H22N8 O2 として 計算値:C,57.86;H,5.62;N,28.4
1 分析値:C,57.96;H,5.69;N,28.2
0
メチル−N−シアノグアニジノ)フェニル〕−1,5−
ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オ
ン 実施例25(300mg)のエタノール(50ml)溶
液を穏やかに還流させながら、メチルアミンガスを2時
間ゆっくり吹き込んだ。得られた沈殿物をろ別し、エタ
ノールで洗浄し、乾燥させた。ジメチルホルムアミドで
再結晶させて、標題の化合物を白色の結晶(250m
g)として得た。m.p.:>300℃ 分析:C19H22N8 O2 として 計算値:C,57.86;H,5.62;N,28.4
1 分析値:C,57.96;H,5.69;N,28.2
0
【0086】実施例27 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(N−
ブチル−N−シアノグアニジノ)フェニル〕−1,5−
ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オ
ン n−ブチルアミン(1ml、過剰)を、実施例25(3
00mg)のエタノール(50ml)溶液に添加し、4
時間還流させた後、冷却した。得られた沈殿物をろ別
し、クロロホルムで洗浄した。エタノールで再結晶させ
て、標題の化合物を光沢のある結晶(115mg)とし
て得た。m.p.:295℃ 分析:C22H28N8 O2 ・0.5H2 Oとして 計算値:C,59.30;H,6.56;N,25.1
5 分析値:C,59.15;H,6.39;N,24.9
7
ブチル−N−シアノグアニジノ)フェニル〕−1,5−
ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オ
ン n−ブチルアミン(1ml、過剰)を、実施例25(3
00mg)のエタノール(50ml)溶液に添加し、4
時間還流させた後、冷却した。得られた沈殿物をろ別
し、クロロホルムで洗浄した。エタノールで再結晶させ
て、標題の化合物を光沢のある結晶(115mg)とし
て得た。m.p.:295℃ 分析:C22H28N8 O2 ・0.5H2 Oとして 計算値:C,59.30;H,6.56;N,25.1
5 分析値:C,59.15;H,6.39;N,24.9
7
【0087】実施例28 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(4−
フルオロフェニルウレイド)フェニル〕−1,5−ジヒ
ドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 4−フルオロフェニルイソシアネート(0.2g、1.
5mmol)を、実施例7(0.31g、1mmol)
のテトラヒドロフラン(40ml)溶液に添加した。
二、三分後に結晶化が起きた。混合物を室温で30分間
攪拌した。結晶をろ別し、エーテルで洗浄し、乾燥させ
た。テトラヒドロフランで再結晶させて、標題の化合物
を白色の結晶(200mg)として得た。m.p.:2
80℃ 分析:C23H23FN6 O2 として 計算値:C,61.32;H,5.14;N,18.6
5;F,4.21 分析値:C,62.19;H,5.15;N,18.6
1;F,3.80 以下の化合物を、同様の方法で得た。
フルオロフェニルウレイド)フェニル〕−1,5−ジヒ
ドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 4−フルオロフェニルイソシアネート(0.2g、1.
5mmol)を、実施例7(0.31g、1mmol)
のテトラヒドロフラン(40ml)溶液に添加した。
二、三分後に結晶化が起きた。混合物を室温で30分間
攪拌した。結晶をろ別し、エーテルで洗浄し、乾燥させ
た。テトラヒドロフランで再結晶させて、標題の化合物
を白色の結晶(200mg)として得た。m.p.:2
80℃ 分析:C23H23FN6 O2 として 計算値:C,61.32;H,5.14;N,18.6
5;F,4.21 分析値:C,62.19;H,5.15;N,18.6
1;F,3.80 以下の化合物を、同様の方法で得た。
【0088】実施例29 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−エトキ
シカルボニルチオウレイドフェニル)−1,5−ジヒド
ロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7とエトキシカルボニルイソチオシアネートを出
発物質として用いて同様の方法を実施し、テトラヒドロ
フランで再結晶させて、標題の化合物を得た。m.
p.:240−2℃ 分析:C20H24N6 O4 Sとして 計算値:C,54.03;H,5.44;N,18.9
0;S,7.21 分析値:C,53.96;H,5.34;N,19.2
8;S,7.15
シカルボニルチオウレイドフェニル)−1,5−ジヒド
ロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7とエトキシカルボニルイソチオシアネートを出
発物質として用いて同様の方法を実施し、テトラヒドロ
フランで再結晶させて、標題の化合物を得た。m.
p.:240−2℃ 分析:C20H24N6 O4 Sとして 計算値:C,54.03;H,5.44;N,18.9
0;S,7.21 分析値:C,53.96;H,5.34;N,19.2
8;S,7.15
【0089】実施例30 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−エチル
ウレイドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7とエチルイソシアネートを出発物質として用い
て同様の方法を実施し、エタノールで再結晶させて、標
題の化合物を白色の結晶として得た。m.p.:>30
0℃ 分析:C19H24N6 O3 として 計算値:C,59.36;H,6.29;N,21.8
6 分析値:C,59.24;H,6.33;N,22.0
3
ウレイドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7とエチルイソシアネートを出発物質として用い
て同様の方法を実施し、エタノールで再結晶させて、標
題の化合物を白色の結晶として得た。m.p.:>30
0℃ 分析:C19H24N6 O3 として 計算値:C,59.36;H,6.29;N,21.8
6 分析値:C,59.24;H,6.33;N,22.0
3
【0090】実施例31 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−エチル
チオウレイドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7とエチルイソチオシアネートを出発物質として
用いて同様の方法を実施し、テトラヒドロフランで再結
晶させて、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:261℃
チオウレイドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例7とエチルイソチオシアネートを出発物質として
用いて同様の方法を実施し、テトラヒドロフランで再結
晶させて、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:261℃
【0091】実施例32 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−ジメチ
ルアミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 30%ホルムアルデヒド溶液(3ml)を、実施例7
(0.5g)のギ酸(3ml)溶液に添加し、80℃で
一晩加熱した。この溶液を水に注ぎ入れ、水酸化ナトリ
ウムで中和し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水
で洗浄し、乾燥させ(Na2 SO4 )、濃縮したとこ
ろ、黄色のオイルが得られた。これをシリカゲルクロマ
トグラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール(9
5/5)の混合液で溶離して精製した。エタノールで再
結晶させて、標題の化合物を黄色の結晶(125mg)
として得た。m.p.:180℃ 分析:C18H23N5 O2 として 計算値:C,63.32;H,6.76;N,20.5
2 分析値:C,62.75;H,6.77;N,20.4
2 以下の化合物を、同様の方法で得た。
ルアミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 30%ホルムアルデヒド溶液(3ml)を、実施例7
(0.5g)のギ酸(3ml)溶液に添加し、80℃で
一晩加熱した。この溶液を水に注ぎ入れ、水酸化ナトリ
ウムで中和し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水
で洗浄し、乾燥させ(Na2 SO4 )、濃縮したとこ
ろ、黄色のオイルが得られた。これをシリカゲルクロマ
トグラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール(9
5/5)の混合液で溶離して精製した。エタノールで再
結晶させて、標題の化合物を黄色の結晶(125mg)
として得た。m.p.:180℃ 分析:C18H23N5 O2 として 計算値:C,63.32;H,6.76;N,20.5
2 分析値:C,62.75;H,6.77;N,20.4
2 以下の化合物を、同様の方法で得た。
【0092】実施例33 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
ジメチルアミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾ
ロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例8を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
アセトニトリルで再結晶させて、標題の化合物を黄色の
結晶として得た。m.p.:153℃ 分析:C19H25N5 O2 として 計算値:C,64.20;H,7.09;N,19.7
0 分析値:C,64.11;H,7.14;N,19.7
7
ジメチルアミノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾ
ロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例8を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
アセトニトリルで再結晶させて、標題の化合物を黄色の
結晶として得た。m.p.:153℃ 分析:C19H25N5 O2 として 計算値:C,64.20;H,7.09;N,19.7
0 分析値:C,64.11;H,7.14;N,19.7
7
【0093】実施例34 1,3−ジメチル−6−(5−シアノ−2−プロポキシ
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 1,3−ジメチル−6−(5−ブロモ−2−プロポキシ
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07149に記
載の方法に従って調製したもの、0.34g、0.9m
mol)、シアン化ナトリウム(0.045g、0.9
mmol)、18−クラウン−6(0.24g、0.9
mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)(0.52g、0.45mmo
l)をテトラヒドロフラン(20ml)とエタノール
(20ml)とに加えた混合物を、還流させながら4時
間加熱した後、減圧下で濃縮した。残査を水で希釈し、
ジクロロメタンで抽出した。有機相を乾燥させ(Na2
SO4 )、真空中で濃縮して固体を得た。これをシリカ
ゲルクロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタ
ノール(98/2)の混合液で溶離した。イソプロパノ
ールで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶(0.1
4g)として得た。m.p.:208℃ 以下の化合物を、同様の方法で得た。
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 1,3−ジメチル−6−(5−ブロモ−2−プロポキシ
フェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07149に記
載の方法に従って調製したもの、0.34g、0.9m
mol)、シアン化ナトリウム(0.045g、0.9
mmol)、18−クラウン−6(0.24g、0.9
mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)(0.52g、0.45mmo
l)をテトラヒドロフラン(20ml)とエタノール
(20ml)とに加えた混合物を、還流させながら4時
間加熱した後、減圧下で濃縮した。残査を水で希釈し、
ジクロロメタンで抽出した。有機相を乾燥させ(Na2
SO4 )、真空中で濃縮して固体を得た。これをシリカ
ゲルクロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタ
ノール(98/2)の混合液で溶離した。イソプロパノ
ールで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶(0.1
4g)として得た。m.p.:208℃ 以下の化合物を、同様の方法で得た。
【0094】実施例35 1−エチル−3−メチル−6−(5−シアノ−2−プロ
ポキシフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン 1−エチル−3−メチル−6−(5−ブロモ−2−プロ
ポキシフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07149
に記載の方法に従って調製したもの)を出発物質として
用いて同様の方法を実施し、イソプロパノールで結晶化
して、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:190℃ 分析:C18H19N5 O2 として 計算値:C,64.08;H,5.68;N,20.7
6 分析値:C,64.22;H,5.79;N,20.6
4
ポキシフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン 1−エチル−3−メチル−6−(5−ブロモ−2−プロ
ポキシフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07149
に記載の方法に従って調製したもの)を出発物質として
用いて同様の方法を実施し、イソプロパノールで結晶化
して、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:190℃ 分析:C18H19N5 O2 として 計算値:C,64.08;H,5.68;N,20.7
6 分析値:C,64.22;H,5.79;N,20.6
4
【0095】実施例36 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
チオカルバモイルフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラ
ゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例35(0.85g、2.52mmol)、ジエチ
ルジチオホスフェート(0.5ml、3mmol)、お
よび水1滴からなる混合物を室温で24時間攪拌した
後、水に注ぎ入れた。沈殿物をろ別し、水で洗浄し、乾
燥させた。メタノールで結晶化して、標題の化合物を黄
色の結晶(0.58g)として得た。m.p.:256
℃ 分析:C18H21N5 O2 Sとして 計算値:C,58.20;H,5.70;N,18.8
5 分析値:C,58.37;H,5.78;N,18.7
3
チオカルバモイルフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラ
ゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例35(0.85g、2.52mmol)、ジエチ
ルジチオホスフェート(0.5ml、3mmol)、お
よび水1滴からなる混合物を室温で24時間攪拌した
後、水に注ぎ入れた。沈殿物をろ別し、水で洗浄し、乾
燥させた。メタノールで結晶化して、標題の化合物を黄
色の結晶(0.58g)として得た。m.p.:256
℃ 分析:C18H21N5 O2 Sとして 計算値:C,58.20;H,5.70;N,18.8
5 分析値:C,58.37;H,5.78;N,18.7
3
【0096】実施例37 1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロポキシ−5−
(4−メチル−2−チアゾリル)フェニル〕−1,5−
ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オ
ン 実施例36(0.45g、1.2mmol)とクロロア
セトン(0.195ml、2.4mmol)を無水エタ
ノール(60ml)に入れた混合物を、還流させながら
16時間加熱した。減圧下で濃縮した後、残査を水で処
理し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄
し、乾燥させ(Na2 SO4 )、濃縮した。残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタ
ン/メタノール(95/5)で溶離して精製した。イソ
プロパノールで結晶化して、標題の化合物を灰白色の結
晶(0.06g)として得た。m.p.:215℃ 分析:C21H23N5 O2 S1 として 計算値:C,61.59;H,5.66;N,17.1
0 分析値:C,61.20;H,5.67;N,16.8
9
(4−メチル−2−チアゾリル)フェニル〕−1,5−
ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オ
ン 実施例36(0.45g、1.2mmol)とクロロア
セトン(0.195ml、2.4mmol)を無水エタ
ノール(60ml)に入れた混合物を、還流させながら
16時間加熱した。減圧下で濃縮した後、残査を水で処
理し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄
し、乾燥させ(Na2 SO4 )、濃縮した。残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタ
ン/メタノール(95/5)で溶離して精製した。イソ
プロパノールで結晶化して、標題の化合物を灰白色の結
晶(0.06g)として得た。m.p.:215℃ 分析:C21H23N5 O2 S1 として 計算値:C,61.59;H,5.66;N,17.1
0 分析値:C,61.20;H,5.67;N,16.8
9
【0097】実施例38 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
ヒドロキシアミジノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例35(1g、3mmol)、塩酸ヒドロキシルア
ミン(0.82g、12mmol)、および炭酸カリウ
ム(1.025g、7.5mmol)をメタノール(5
0ml)と水(50ml)とに入れた混合物を還流させ
ながら4時間加熱した後、水に注ぎ入れた。沈殿物をろ
別し、水で洗浄し、乾燥させた。メタノール/ジメチル
ホルムアミドで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶
(0.47g)として得た。m.p.:>260℃ 分析:C18H22N6 O3 として 計算値:C,58.37;H,5.99;N,22.6
9 分析値:C,58.29;H,5.95;N,22.6
2
ヒドロキシアミジノフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例35(1g、3mmol)、塩酸ヒドロキシルア
ミン(0.82g、12mmol)、および炭酸カリウ
ム(1.025g、7.5mmol)をメタノール(5
0ml)と水(50ml)とに入れた混合物を還流させ
ながら4時間加熱した後、水に注ぎ入れた。沈殿物をろ
別し、水で洗浄し、乾燥させた。メタノール/ジメチル
ホルムアミドで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶
(0.47g)として得た。m.p.:>260℃ 分析:C18H22N6 O3 として 計算値:C,58.37;H,5.99;N,22.6
9 分析値:C,58.29;H,5.95;N,22.6
2
【0098】実施例39 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(1−
N−メチル−3−ヒダントイニルメチル)フェニル〕−
1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン 60%の水酸化ナトリウムをミネラルオイルに入れたも
の(54mg、1.365mmol)をジメチルホルム
アミド(5ml)に入れて得た懸濁液に、1−N−メチ
ルヒダントイン(146mg、1.3mmol)溶液を
滴下し、室温で15分間攪拌した。中間体16(0.5
g、1.3mmol)のジメチルホルムアミド(10m
l)溶液を滴下し、50℃で1.5時間攪拌した後、減
圧下で濃縮した。残査を水とともに加熱し、ジクロロメ
タンで抽出した。有機層を乾燥させ(Na2 SO4 )、
濃縮して固体を得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール(95
/5)で溶離して精製した。メタノールで結晶化して、
標題の化合物を白色の結晶(0.09g)として得た。
m.p.:236℃ 分析:C21H24N6 O4 として 計算値:C,59.42;H,5.70;N,19.8
0 分析値:C,59.38;H,5.74;N,19.8
1
N−メチル−3−ヒダントイニルメチル)フェニル〕−
1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン 60%の水酸化ナトリウムをミネラルオイルに入れたも
の(54mg、1.365mmol)をジメチルホルム
アミド(5ml)に入れて得た懸濁液に、1−N−メチ
ルヒダントイン(146mg、1.3mmol)溶液を
滴下し、室温で15分間攪拌した。中間体16(0.5
g、1.3mmol)のジメチルホルムアミド(10m
l)溶液を滴下し、50℃で1.5時間攪拌した後、減
圧下で濃縮した。残査を水とともに加熱し、ジクロロメ
タンで抽出した。有機層を乾燥させ(Na2 SO4 )、
濃縮して固体を得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール(95
/5)で溶離して精製した。メタノールで結晶化して、
標題の化合物を白色の結晶(0.09g)として得た。
m.p.:236℃ 分析:C21H24N6 O4 として 計算値:C,59.42;H,5.70;N,19.8
0 分析値:C,59.38;H,5.74;N,19.8
1
【0099】実施例40 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(2−
フェニル−4−チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒ
ドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−ブロモ
アセチルフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07
149に記載の方法に従って調製したもの、0.4g、
0.95mmol)とチオベンズアミド(0.13g、
0.95mmol)とを無水エタノール(50ml)に
入れた混合物を、還流させながら1時間加熱した後、減
圧下で濃縮した。残査を水とともに加熱し、ジクロロメ
タンで抽出した。有機層を乾燥させ(Na2 SO4 )、
濃縮して固体を得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール(95
/5)で溶離して精製した。メタノールで結晶化して、
標題の化合物を白色の結晶(0.12g)として得た。 m.p.:200℃ 分析:C25H23N5 O2 S1 として 計算値:C,65.63;H,5.07;N,15.3
1 分析値:C,65.89;H,5.09;N,15.4
5
フェニル−4−チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒ
ドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−ブロモ
アセチルフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07
149に記載の方法に従って調製したもの、0.4g、
0.95mmol)とチオベンズアミド(0.13g、
0.95mmol)とを無水エタノール(50ml)に
入れた混合物を、還流させながら1時間加熱した後、減
圧下で濃縮した。残査を水とともに加熱し、ジクロロメ
タンで抽出した。有機層を乾燥させ(Na2 SO4 )、
濃縮して固体を得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール(95
/5)で溶離して精製した。メタノールで結晶化して、
標題の化合物を白色の結晶(0.12g)として得た。 m.p.:200℃ 分析:C25H23N5 O2 S1 として 計算値:C,65.63;H,5.07;N,15.3
1 分析値:C,65.89;H,5.09;N,15.4
5
【0100】実施例41 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−トリフ
ルオロアセトアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 無水トリフルオロ酢酸(0.5ml、4mmol)を、
実施例7(310mg、1mmol)とトリエチルアミ
ン(0.5ml)とをテトラヒドロフラン(30ml)
に溶解して得た溶液に添加し、室温で1時間攪拌した。
この溶液を真空中で濃縮し、残査を水中に取り、ジクロ
ロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ
(Na2 SO4 )、濃縮した。エタノールで再結晶させ
て、標題の化合物を白色の結晶(310mg)として得
た。m.p.:215℃ 分析:C18H18F3 N5 O3 として 計算値:C,52.81;H,4.43;N,17.1
1 分析値:C,52.72;H,4.32;N,16.9
9
ルオロアセトアミドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 無水トリフルオロ酢酸(0.5ml、4mmol)を、
実施例7(310mg、1mmol)とトリエチルアミ
ン(0.5ml)とをテトラヒドロフラン(30ml)
に溶解して得た溶液に添加し、室温で1時間攪拌した。
この溶液を真空中で濃縮し、残査を水中に取り、ジクロ
ロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ
(Na2 SO4 )、濃縮した。エタノールで再結晶させ
て、標題の化合物を白色の結晶(310mg)として得
た。m.p.:215℃ 分析:C18H18F3 N5 O3 として 計算値:C,52.81;H,4.43;N,17.1
1 分析値:C,52.72;H,4.32;N,16.9
9
【0101】実施例42 1,3−ジメチル−6−(2−イソプロポキシ−5−ニ
トロフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4−オン 中間体6(0.4mg、1.3mmol)を、0℃に保
った硝酸(15ml、d=1.42)と濃硫酸(15m
l)との混合溶液に何回かに分けて添加した。この混合
物を0℃で15分間攪拌した後、氷に注ぎ入れた。沈殿
物をろ別し、水で洗浄した。メタノール/ジメチルホル
ムアミドで結晶化して、標題の化合物を黄色の結晶
(0.18g)として得た。m.p.:240℃ 分析:C16H17N5 O4 として 計算値:C,55.97;H,4.99;N,20.4
0 分析値:C,55.60;H,5.04;N,20.1
2 以下の化合物を、同様の方法で得た。
トロフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4−オン 中間体6(0.4mg、1.3mmol)を、0℃に保
った硝酸(15ml、d=1.42)と濃硫酸(15m
l)との混合溶液に何回かに分けて添加した。この混合
物を0℃で15分間攪拌した後、氷に注ぎ入れた。沈殿
物をろ別し、水で洗浄した。メタノール/ジメチルホル
ムアミドで結晶化して、標題の化合物を黄色の結晶
(0.18g)として得た。m.p.:240℃ 分析:C16H17N5 O4 として 計算値:C,55.97;H,4.99;N,20.4
0 分析値:C,55.60;H,5.04;N,20.1
2 以下の化合物を、同様の方法で得た。
【0102】実施例43 1,3−ジメチル−6−(4−メチル−5−ニトロ−2
−プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 中間体7を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
メタノール/ジメチルホルムアミドで結晶化して、標題
の化合物を黄色の結晶として得た。m.p.:212℃ 分析:C17H19N5 O4 として 計算値:C,57.14;H,5.36;N,19.6
0 分析値:C,55.85;H,5.36;N,19.2
9
−プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 中間体7を出発物質として用いて同様の方法を実施し、
メタノール/ジメチルホルムアミドで結晶化して、標題
の化合物を黄色の結晶として得た。m.p.:212℃ 分析:C17H19N5 O4 として 計算値:C,57.14;H,5.36;N,19.6
0 分析値:C,55.85;H,5.36;N,19.2
9
【0103】実施例44 1,3−ジメチル−6−(5−アミノ−4−メチル−2
−プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例43を出発物質として用いて、実施例7の調製に
用いたのと同じ方法を実施し、水/ジメチルホルムアミ
ドで結晶化して、標題の化合物を淡褐色の結晶として得
た。m.p.:218℃
−プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例43を出発物質として用いて、実施例7の調製に
用いたのと同じ方法を実施し、水/ジメチルホルムアミ
ドで結晶化して、標題の化合物を淡褐色の結晶として得
た。m.p.:218℃
【0104】実施例45 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(4−
メチルピペラジン−1−イル)アセチルアミノ〕フェニ
ル−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミ
ジン−4−オン 実施例20(300mg、0.69mM)とN−メチル
ピペラジン(1g)とからなる混合物を、溶剤を用いず
に、90℃で5分間加熱した。溶解した混合物を水(2
0ml)で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。水で洗
浄した後乾燥させ(Na2 SO4 )、濃縮し、酢酸エチ
ルで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶(150m
g)として得た。m.p.:163℃ 分析:C23H31N7 O3 ・1H2 Oとして 計算値:C,58.58;H,7.05;N,20.7
9 分析値:C,58.16;H,6.91;N,20.2
2
メチルピペラジン−1−イル)アセチルアミノ〕フェニ
ル−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミ
ジン−4−オン 実施例20(300mg、0.69mM)とN−メチル
ピペラジン(1g)とからなる混合物を、溶剤を用いず
に、90℃で5分間加熱した。溶解した混合物を水(2
0ml)で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。水で洗
浄した後乾燥させ(Na2 SO4 )、濃縮し、酢酸エチ
ルで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶(150m
g)として得た。m.p.:163℃ 分析:C23H31N7 O3 ・1H2 Oとして 計算値:C,58.58;H,7.05;N,20.7
9 分析値:C,58.16;H,6.91;N,20.2
2
【0105】実施例46 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(2−
イミダゾリジンチオン−1−イルメチル)フェニル〕−
1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン 2−イミダゾリジンチオンを出発物質として用いて、実
施例39の調製に用いたのと同じ方法を実施し、イソプ
ロパノールで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶と
して得た。m.p.:186−188℃
イミダゾリジンチオン−1−イルメチル)フェニル〕−
1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン 2−イミダゾリジンチオンを出発物質として用いて、実
施例39の調製に用いたのと同じ方法を実施し、イソプ
ロパノールで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶と
して得た。m.p.:186−188℃
【0106】実施例47 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(N−
スクシンイミジルメチル)フェニル〕−1,5−ジヒド
ロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン スクシンイミドを出発物質として用いて、実施例39の
調製に用いたのと同じ方法を実施し、メタノールで結晶
化して、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:250℃
スクシンイミジルメチル)フェニル〕−1,5−ジヒド
ロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン スクシンイミドを出発物質として用いて、実施例39の
調製に用いたのと同じ方法を実施し、メタノールで結晶
化して、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:250℃
【0107】実施例48 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
ヒドラジドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
メチルカルボキシフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラ
ゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/
07149に記載の方法に従って調製したもの、0.9
g、2.43mmol)とヒドラジン水和物(1.4m
l)とをエタノールに入れた混合物を、還流させながら
16時間加熱した後、減圧下で濃縮した。残査を水で処
理し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ
(Na2 SO4 )、濃縮した。残査をメタノールで結晶
化して、標題の化合物を白色の結晶(0.76g)とし
て得た。m.p.:264℃ 分析:C18H22N6 O3 として 計算値:C,58.37;H,5.99;N,22.6
9 分析値:C,58.47;H,5.90;N,22.6
5
ヒドラジドフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
メチルカルボキシフェニル)−1,5−ジヒドロ−ピラ
ゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/
07149に記載の方法に従って調製したもの、0.9
g、2.43mmol)とヒドラジン水和物(1.4m
l)とをエタノールに入れた混合物を、還流させながら
16時間加熱した後、減圧下で濃縮した。残査を水で処
理し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ
(Na2 SO4 )、濃縮した。残査をメタノールで結晶
化して、標題の化合物を白色の結晶(0.76g)とし
て得た。m.p.:264℃ 分析:C18H22N6 O3 として 計算値:C,58.37;H,5.99;N,22.6
9 分析値:C,58.47;H,5.90;N,22.6
5
【0108】実施例49 1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロポキシ−5−
(3−フェニル−1,2,4−トリアゾール−5−イ
ル)フェニル〕−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4−オン 実施例48(0.5g、1.35mmol)とチオベン
ズアミド(0.185g、1.35mmol)とをキシ
レン(15ml)に入れた混合物を、還流させながら2
4時間加熱した後、減圧下で濃縮した。残査を水で処理
し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ(N
a2 SO4 )、減圧下で濃縮したところ、オイルが得ら
れた。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにか
け、ジクロロメタン/メタノール(98/2)で溶離し
て精製した。イソプロパノールで結晶化して、標題の化
合物を白色の結晶(0.04g)として得た。
(3−フェニル−1,2,4−トリアゾール−5−イ
ル)フェニル〕−1,5−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4−オン 実施例48(0.5g、1.35mmol)とチオベン
ズアミド(0.185g、1.35mmol)とをキシ
レン(15ml)に入れた混合物を、還流させながら2
4時間加熱した後、減圧下で濃縮した。残査を水で処理
し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ(N
a2 SO4 )、減圧下で濃縮したところ、オイルが得ら
れた。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにか
け、ジクロロメタン/メタノール(98/2)で溶離し
て精製した。イソプロパノールで結晶化して、標題の化
合物を白色の結晶(0.04g)として得た。
【0109】実施例50 1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロポキシ−5−
(アセチルアミノアセチルアミノ)フェニル〕−1,5
−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−
オン 実施例8(0.8g、2.44mmol)、N−アセチ
ルグリシン(0.62g、5.3mmol)およびジフ
ェニルホスホリルアジド(2.4ml、11mmol)
をジクロロメタン(100ml)に入れた混合物を、室
温で48時間攪拌した後、水に注ぎ入れた。ジクロロメ
タンで抽出した後、有機層を乾燥させ(Na2 S
O4 )、減圧下で濃縮したところ、オイルが得られた。
これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、ジ
クロロメタン/メタノール(95/5)で溶離して精製
した。イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物を
淡いピンク色の結晶(0.23g)として得た。m.
p.:>260℃ 分析:C21H26N6 O4 として 計算値:C,59.14;H,6.15;N,19.7
1 分析値:C,58.70;H,6.14;N,19.6
3
(アセチルアミノアセチルアミノ)フェニル〕−1,5
−ジヒドロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−
オン 実施例8(0.8g、2.44mmol)、N−アセチ
ルグリシン(0.62g、5.3mmol)およびジフ
ェニルホスホリルアジド(2.4ml、11mmol)
をジクロロメタン(100ml)に入れた混合物を、室
温で48時間攪拌した後、水に注ぎ入れた。ジクロロメ
タンで抽出した後、有機層を乾燥させ(Na2 S
O4 )、減圧下で濃縮したところ、オイルが得られた。
これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、ジ
クロロメタン/メタノール(95/5)で溶離して精製
した。イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物を
淡いピンク色の結晶(0.23g)として得た。m.
p.:>260℃ 分析:C21H26N6 O4 として 計算値:C,59.14;H,6.15;N,19.7
1 分析値:C,58.70;H,6.14;N,19.6
3
【0110】実施例51 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(2−
メチル−4−チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒド
ロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン チオアセトアミドを出発物質として用いて、実施例40
の調製に用いたのと同じ方法を実施し、イソプロパノー
ルで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶として得
た。m.p.:204℃ 分析:C20H21N5 O2 Sとして 計算値:C,60.74;H,5.35;N,17.7
1 分析値:C,59.79;H,5.31;N,17.5
8
メチル−4−チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒド
ロ−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン チオアセトアミドを出発物質として用いて、実施例40
の調製に用いたのと同じ方法を実施し、イソプロパノー
ルで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶として得
た。m.p.:204℃ 分析:C20H21N5 O2 Sとして 計算値:C,60.74;H,5.35;N,17.7
1 分析値:C,59.79;H,5.31;N,17.5
8
【0111】実施例52 1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3−メチル
−6−(2−プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロ
−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイル(2.10g)を、中間
体8(2.04g)のピリジン(50ml)溶液に添加
した。この混合物を70℃で2時間加熱し、濃縮した
後、水とともに加熱し、ジクロロメタンで抽出したとこ
ろ、ゴム状の固体が得られた。これをジイソプロピルエ
ーテルで処理して結晶化した。この生成物を、1Nの水
酸化ナトリウム(20ml)、水(20ml)および3
0%過酸化水素(2.5ml)とともに攪拌しながら7
時間加熱した。この溶液を水で希釈し、ろ過し、希塩酸
で酸性にした。得られた沈殿物をろ別し、水で洗浄し、
乾燥させ、エタノールで再結晶させて、標題の化合物を
白色の結晶(0.34g)として得た。m.p.:18
2℃ 分析:C17C17F3 N3 O2 として 計算値:C,55.73;H,4.68;N,15.2
9;F,15.55 分析値:C,55.83;H,4.61;N,15.4
4;F,13.73
−6−(2−プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロ
−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイル(2.10g)を、中間
体8(2.04g)のピリジン(50ml)溶液に添加
した。この混合物を70℃で2時間加熱し、濃縮した
後、水とともに加熱し、ジクロロメタンで抽出したとこ
ろ、ゴム状の固体が得られた。これをジイソプロピルエ
ーテルで処理して結晶化した。この生成物を、1Nの水
酸化ナトリウム(20ml)、水(20ml)および3
0%過酸化水素(2.5ml)とともに攪拌しながら7
時間加熱した。この溶液を水で希釈し、ろ過し、希塩酸
で酸性にした。得られた沈殿物をろ別し、水で洗浄し、
乾燥させ、エタノールで再結晶させて、標題の化合物を
白色の結晶(0.34g)として得た。m.p.:18
2℃ 分析:C17C17F3 N3 O2 として 計算値:C,55.73;H,4.68;N,15.2
9;F,15.55 分析値:C,55.83;H,4.61;N,15.4
4;F,13.73
【0112】実施例53 1−ベンジル−3−メチル−6−(2−プロポキシフェ
ニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイルと中間体10を出発物質
として用いて、実施例2の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、メタノールで結晶化して、標題の化合物を黄色
の結晶として得た。m.p.:147℃ 分析:C22H22N4 O2 として 計算値:C,70.57;H,5.92;N,14.9
6 分析値:C,69.07;H,5.93;N,14.8
6
ニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイルと中間体10を出発物質
として用いて、実施例2の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、メタノールで結晶化して、標題の化合物を黄色
の結晶として得た。m.p.:147℃ 分析:C22H22N4 O2 として 計算値:C,70.57;H,5.92;N,14.9
6 分析値:C,69.07;H,5.93;N,14.8
6
【0113】実施例54 1−ベンジル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5
−ニトロフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシ−5−ニトロベンゾイルと中間体1
0を出発物質として用いて、実施例2の調製に用いたの
と同じ方法を実施し、ジイソプロピルエーテルで結晶化
して、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:136℃ 分析:C22H21N5 O4 として 計算値:C,63.00;H,5.05;N,16.7
0 分析値:C,63.26;H,5.26;N,16.0
4
−ニトロフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,
4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシ−5−ニトロベンゾイルと中間体1
0を出発物質として用いて、実施例2の調製に用いたの
と同じ方法を実施し、ジイソプロピルエーテルで結晶化
して、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:136℃ 分析:C22H21N5 O4 として 計算値:C,63.00;H,5.05;N,16.7
0 分析値:C,63.26;H,5.26;N,16.0
4
【0114】実施例55 1−(3−ピリジルメチル)−3−メチル−6−(2−
プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイルと中間体11を出発物質
として用いて、実施例2の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物
を白色の結晶として得た。m.p.:160−162℃ 分析:C21H21N5 O2 として 計算値:C,67.18;H,5.64;N,18.6
5 分析値:C,67.21;H,5.66;N,18.5
6
プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイルと中間体11を出発物質
として用いて、実施例2の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物
を白色の結晶として得た。m.p.:160−162℃ 分析:C21H21N5 O2 として 計算値:C,67.18;H,5.64;N,18.6
5 分析値:C,67.21;H,5.66;N,18.5
6
【0115】実施例56 1−(4−ピリジルメチル)−3−メチル−6−(2−
プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイルと中間体12を出発物質
として用いて、実施例2の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテルで結晶化
して、標題の化合物を結晶として得た。m.p.:約1
20℃ NMR(DMSO,250MHz,ppm):1.0
(t,3H,CH3 (OPr));1.8(m,2H,
CH2 (OPr));2.5(s,3H,CH3 );
4.2(t,2H,OCH2 );5.8(s,2H,C
H2 py);7.1〜8.9(8HAr);12.0
(s,1H,NH)
プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイルと中間体12を出発物質
として用いて、実施例2の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、酢酸エチル/ジイソプロピルエーテルで結晶化
して、標題の化合物を結晶として得た。m.p.:約1
20℃ NMR(DMSO,250MHz,ppm):1.0
(t,3H,CH3 (OPr));1.8(m,2H,
CH2 (OPr));2.5(s,3H,CH3 );
4.2(t,2H,OCH2 );5.8(s,2H,C
H2 py);7.1〜8.9(8HAr);12.0
(s,1H,NH)
【0116】実施例57 1−(2−ピリジルメチル)−3−メチル−6−(2−
プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイルと中間体13を出発物質
として用いて、実施例2の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物
を白色の結晶として得た。m.p.:158℃ 分析:C21H21N5 O2 として 計算値:C,67.18;H,5.64;N,18.6
5 分析値:C,67.16;H,5.60;N,18.8
4
プロポキシフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイルと中間体13を出発物質
として用いて、実施例2の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物
を白色の結晶として得た。m.p.:158℃ 分析:C21H21N5 O2 として 計算値:C,67.18;H,5.64;N,18.6
5 分析値:C,67.16;H,5.60;N,18.8
4
【0117】実施例58 1−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−3−メチ
ル−6−(2−プロポキシフェニル)−1,5−ジヒド
ロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイルと中間体14を出発物質
として用いて、実施例2の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物
を白色の結晶として得た。m.p.:146℃ 分析:C23H22N4 O4 として 計算値:C,66.02;H,5.30;N,13.3
9 分析値:C,65.42;H,5.28;N,13.2
5
ル−6−(2−プロポキシフェニル)−1,5−ジヒド
ロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 塩化2−プロポキシベンゾイルと中間体14を出発物質
として用いて、実施例2の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物
を白色の結晶として得た。m.p.:146℃ 分析:C23H22N4 O4 として 計算値:C,66.02;H,5.30;N,13.3
9 分析値:C,65.42;H,5.28;N,13.2
5
【0118】実施例59 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−チオカ
ルバモイルフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例34を出発物質として用いて、実施例36の調製
に用いたのと同じ方法を実施し、メタノールで結晶化し
て、標題の化合物を黄色の結晶として得た。m.p.:
>260℃
ルバモイルフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例34を出発物質として用いて、実施例36の調製
に用いたのと同じ方法を実施し、メタノールで結晶化し
て、標題の化合物を黄色の結晶として得た。m.p.:
>260℃
【0119】実施例60 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(4−
メチル−2−チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒド
ロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例59を出発物質として用いて、実施例37の調製
に用いたのと同じ方法を実施し、エタノールで結晶化し
て、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.p.:
230℃ 分析:C20H21N5 O2 S1 として 計算値:C,60.74;H,5.35;N,17.7
1 分析値:C,60.69;H,5.35;N,17.6
7
メチル−2−チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒド
ロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例59を出発物質として用いて、実施例37の調製
に用いたのと同じ方法を実施し、エタノールで結晶化し
て、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.p.:
230℃ 分析:C20H21N5 O2 S1 として 計算値:C,60.74;H,5.35;N,17.7
1 分析値:C,60.69;H,5.35;N,17.6
7
【0120】実施例61 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(4−
フェニル−2−チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒ
ドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例59とクロロアセトフェノンを出発物質として用
いて、実施例37の調製に用いたのと同じ方法を実施
し、エタノールで結晶化して、標題の化合物を結晶とし
て得た。m.p.:166℃ 分析:C25H23N5 O2 S1 として 計算値:C,65.63;H,5.07;N,15.3
1 分析値:C,64.53;H,5.07;N,14.9
7
フェニル−2−チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒ
ドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例59とクロロアセトフェノンを出発物質として用
いて、実施例37の調製に用いたのと同じ方法を実施
し、エタノールで結晶化して、標題の化合物を結晶とし
て得た。m.p.:166℃ 分析:C25H23N5 O2 S1 として 計算値:C,65.63;H,5.07;N,15.3
1 分析値:C,64.53;H,5.07;N,14.9
7
【0121】実施例62 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(2−
チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例59(0.35g)、ブロモアセトアルデヒド
(0.24g)および炭酸カリウム(0.4g)をDM
F(20ml)に入れた混合物を、室温で一晩攪拌し
た。減圧下で濃縮した後、残査を水で処理し、ジクロロ
メタンで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ(N
a2 SO4 )、濃縮した。残査を、ジクロロメタンに入
れた無水トリフルオロ酢酸(0.5ml)で、攪拌しな
がら室温で1時間処理した。この後、水を添加した。ジ
クロロメタンで抽出した後、有機層を乾燥させ(Na2
SO4 )、濃縮した。残査を、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール(9
7/3)で溶離して精製した。水/DMFで結晶化し
て、標題の化合物を結晶(0.018g)として得た。
m.p.:209℃ 分析:C19H19N5 O2 S・0.5H2 Oとして 計算値:C,58.46;H,5.13;N,17.9
5 分析値:C,58.42;H,5.10;N,17.7
8
チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 実施例59(0.35g)、ブロモアセトアルデヒド
(0.24g)および炭酸カリウム(0.4g)をDM
F(20ml)に入れた混合物を、室温で一晩攪拌し
た。減圧下で濃縮した後、残査を水で処理し、ジクロロ
メタンで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ(N
a2 SO4 )、濃縮した。残査を、ジクロロメタンに入
れた無水トリフルオロ酢酸(0.5ml)で、攪拌しな
がら室温で1時間処理した。この後、水を添加した。ジ
クロロメタンで抽出した後、有機層を乾燥させ(Na2
SO4 )、濃縮した。残査を、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール(9
7/3)で溶離して精製した。水/DMFで結晶化し
て、標題の化合物を結晶(0.018g)として得た。
m.p.:209℃ 分析:C19H19N5 O2 S・0.5H2 Oとして 計算値:C,58.46;H,5.13;N,17.9
5 分析値:C,58.42;H,5.10;N,17.7
8
【0122】実施例63 1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロポキシ−5−
(2−メチル−4−チアゾリル)フェニル〕−1,5−
ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
ブロモアセチルフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07
149に記載の方法に従って調製したもの)とチオアセ
トアミドを出発物質として用い、実施例40の調製に用
いたのと同じ方法を実施し、イソプロパノールで結晶化
して、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:183℃ 分析:C21H23N5 O2 S1 として 計算値:C,61.59;H,5.66;N,17.1
0 分析値:C,61.44;H,5.60;N,17.3
9
(2−メチル−4−チアゾリル)フェニル〕−1,5−
ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
ブロモアセチルフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07
149に記載の方法に従って調製したもの)とチオアセ
トアミドを出発物質として用い、実施例40の調製に用
いたのと同じ方法を実施し、イソプロパノールで結晶化
して、標題の化合物を白色の結晶として得た。m.
p.:183℃ 分析:C21H23N5 O2 S1 として 計算値:C,61.59;H,5.66;N,17.1
0 分析値:C,61.44;H,5.60;N,17.3
9
【0123】実施例64 1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロポキシ−5−
(2−フェニル−4−チアゾリル)フェニル〕−1,5
−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オ
ン 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
ブロモアセチルフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07
149に記載の方法に従って調製したもの)を出発物質
として用い、実施例40の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物
を白色の結晶として得た。m.p.:217℃ 分析:C26H25N5 O2 Sとして 計算値:C,66.22;H,5.34;N,14.8
5 分析値:C,66.00;H,5.32;N,15.0
9
(2−フェニル−4−チアゾリル)フェニル〕−1,5
−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オ
ン 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
ブロモアセチルフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07
149に記載の方法に従って調製したもの)を出発物質
として用い、実施例40の調製に用いたのと同じ方法を
実施し、イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物
を白色の結晶として得た。m.p.:217℃ 分析:C26H25N5 O2 Sとして 計算値:C,66.22;H,5.34;N,14.8
5 分析値:C,66.00;H,5.32;N,15.0
9
【0124】実施例65 1−エチル−3−メチル−6−〔2−プロポキシ−5−
(2−(3−ピリジル)−4−チアゾリル)フェニル〕
−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
ブロモアセチルフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07
149に記載の方法に従って調製したもの)とチオニコ
チンアミドを出発物質として用い、実施例40の調製に
用いたのと同じ方法を実施し、イソプロパノールで結晶
化して、標題の化合物を結晶として得た。m.p.:2
19℃ 分析:C25H24N6 O2 S1 として 計算値:C,63.54;H,5.12;N,17.7
8 分析値:C,62.94;H,5.13;N,17.5
7
(2−(3−ピリジル)−4−チアゾリル)フェニル〕
−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン 1−エチル−3−メチル−6−(2−プロポキシ−5−
ブロモアセチルフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07
149に記載の方法に従って調製したもの)とチオニコ
チンアミドを出発物質として用い、実施例40の調製に
用いたのと同じ方法を実施し、イソプロパノールで結晶
化して、標題の化合物を結晶として得た。m.p.:2
19℃ 分析:C25H24N6 O2 S1 として 計算値:C,63.54;H,5.12;N,17.7
8 分析値:C,62.94;H,5.13;N,17.5
7
【0125】実施例66 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−ヒドラ
ジドフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−メチル
カルボキシフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07
149に記載の方法に従って調製したもの)を出発物質
として用い、実施例48の調製に用いたのと同じ方法を
実施して、標題の化合物を白色の結晶として得た。 NMR(DMSO,250MHz,ppm):0.95
(t,3H,CH3 (OPr));1.75(m,2
H,CH2 (OPr));2.4(s,3H,C
H 3 );3.85(s,3H,N−CH3 );4.1
(t,2H,O−CH2 );7.2(d,1H,H3 A
r);7.95(dd,1H,H4 Ar);8.2(s
d,1H,H6 Ar);9.8(s,1H,NH)
ジドフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン 1,3−ジメチル−6−(2−プロポキシ−5−メチル
カルボキシフェニル)−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(WO93/07
149に記載の方法に従って調製したもの)を出発物質
として用い、実施例48の調製に用いたのと同じ方法を
実施して、標題の化合物を白色の結晶として得た。 NMR(DMSO,250MHz,ppm):0.95
(t,3H,CH3 (OPr));1.75(m,2
H,CH2 (OPr));2.4(s,3H,C
H 3 );3.85(s,3H,N−CH3 );4.1
(t,2H,O−CH2 );7.2(d,1H,H3 A
r);7.95(dd,1H,H4 Ar);8.2(s
d,1H,H6 Ar);9.8(s,1H,NH)
【0126】実施例67 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(3−
フェニル−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェ
ニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン 実施例66を出発物質として用い、実施例49の調製に
用いたのと同じ方法を実施し、イソプロパノール/ジイ
ソプロピルエーテルで結晶化して、標題の化合物を白色
の結晶として得た。m.p.:250℃ 分析:C24H23N7 O2 として 計算値:C,65.29;H,5.25;N,22.2
1 分析値:C,65.45;H,5.24;N,19.0
4
フェニル−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェ
ニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン 実施例66を出発物質として用い、実施例49の調製に
用いたのと同じ方法を実施し、イソプロパノール/ジイ
ソプロピルエーテルで結晶化して、標題の化合物を白色
の結晶として得た。m.p.:250℃ 分析:C24H23N7 O2 として 計算値:C,65.29;H,5.25;N,22.2
1 分析値:C,65.45;H,5.24;N,19.0
4
【0127】実施例68 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(2−
チエニル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 5,2−(トリメチルスズ)チオフェン(2.5g)と
塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(I
I)(360mg)とをテトラヒドロフラン(50m
l)に入れた混合物を、還流させながら20時間加熱し
た後、減圧下で濃縮した。残査を水で希釈し、ジクロロ
メタンで抽出した。有機層を乾燥させ(Na2 S
O4 )、真空中で濃縮した。残査をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール
(99/1)で溶離して精製した。ジイソプロピルエー
テル/イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物を
結晶(0.17g)として得た。m.p.:184℃ 分析:C20H20N4 O2 S1 として 計算値:C,63.14;H,5.30;N,14.7
3 分析値:C,63.33;H,5.19;N,14.5
7
チエニル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 5,2−(トリメチルスズ)チオフェン(2.5g)と
塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(I
I)(360mg)とをテトラヒドロフラン(50m
l)に入れた混合物を、還流させながら20時間加熱し
た後、減圧下で濃縮した。残査を水で希釈し、ジクロロ
メタンで抽出した。有機層を乾燥させ(Na2 S
O4 )、真空中で濃縮した。残査をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタン/メタノール
(99/1)で溶離して精製した。ジイソプロピルエー
テル/イソプロパノールで結晶化して、標題の化合物を
結晶(0.17g)として得た。m.p.:184℃ 分析:C20H20N4 O2 S1 として 計算値:C,63.14;H,5.30;N,14.7
3 分析値:C,63.33;H,5.19;N,14.5
7
【0128】実施例69 1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−(5−
メチル−2−チエニル)フェニル〕−1,5−ジヒドロ
ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 5−メチル−2−(トリメチルスズ)チオフェンを出発
物質として用いて、実施例68の調製に用いたのと同じ
方法を実施し、ジイソプロピルエーテル/イソプロパノ
ールで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶として得
た。m.p.:178℃ 分析:C21H22N4 O2 S1 として 計算値:C,63.94;H,5.62;N,14.2
0 分析値:C,63.02;H,5.56;N,14.1
1
メチル−2−チエニル)フェニル〕−1,5−ジヒドロ
ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン 5−メチル−2−(トリメチルスズ)チオフェンを出発
物質として用いて、実施例68の調製に用いたのと同じ
方法を実施し、ジイソプロピルエーテル/イソプロパノ
ールで結晶化して、標題の化合物を白色の結晶として得
た。m.p.:178℃ 分析:C21H22N4 O2 S1 として 計算値:C,63.94;H,5.62;N,14.2
0 分析値:C,63.02;H,5.56;N,14.1
1
【0129】生物学的作用 本発明の化合物を、既述の方法に従って評価分析した。
その結果から、本発明の化合物が、本発明の化合物のう
ちの代表的なもののIC50値により示されるように、c
GMP特異性PDEの強力な抑制剤であることが分か
る。上記の実施例7、11、15、18、19、22、
30、31、37、41、51、63、65、67およ
び69の化合物のIC50値は、1〜10nMの範囲にあ
る。同様の分析によれば、ザプリナスト(Zaprinast)1
のIC50値は200nMである。1.ザプリナストは、
cGMP特異性PDEの公知の選択的な抑制剤である
(TSaeki & I Saito, Biochemical Pharmacology, 46
(5), p.833-839, 1993を参照)。
その結果から、本発明の化合物が、本発明の化合物のう
ちの代表的なもののIC50値により示されるように、c
GMP特異性PDEの強力な抑制剤であることが分か
る。上記の実施例7、11、15、18、19、22、
30、31、37、41、51、63、65、67およ
び69の化合物のIC50値は、1〜10nMの範囲にあ
る。同様の分析によれば、ザプリナスト(Zaprinast)1
のIC50値は200nMである。1.ザプリナストは、
cGMP特異性PDEの公知の選択的な抑制剤である
(TSaeki & I Saito, Biochemical Pharmacology, 46
(5), p.833-839, 1993を参照)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/505 AED (72)発明者 ヌリナ、ドディ フランス国レ、ジュリ、アブニュ、デュ、 ケベック、25、ゼードアー、ド、クルタブ フ、ラボラトワール、グラクソ、ソシエ テ、アノニム、サントル、ド、ルシェルシ ュ内
Claims (16)
- 【請求項1】下記式(I)の化合物またはその塩、もし
くは溶媒和物(例えば水和物)を、薬学的に許容される
希釈剤またはキャリアーとともに含有してなる、安定、
不安定および変異(プリンズメタル型)狭心症、高血
圧、肺高血圧、うっ血性心不全、腎不全、アテローム硬
化症、血管開通性低下症状、末梢血管障害、発作、気管
支炎、慢性喘息、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻
炎、緑内障、または腸管運動障害により特徴づけられる
疾患の治療に用いられる、医薬組成物。 【化1】 (上記式中、R1 は、アリールメチルまたはC1-6 アル
キルを表し、これらは一個以上のフッ素原子で置換され
ていてもよく、R2 は、メチルを表し、R3 は、C2-4
アルキルを表し、R4 は、ニトロ、シアノ、C1-6 アル
コキシ、C(=X)NR6 R7 、NR8 R9 、(C
H2 )m NR10C(=Y)R11、またはC1-4 アルキル
基またはアリール基で置換されていてもよいチエニル、
チアゾリルおよび1,2,4−トリアゾリルから選択さ
れる複素5員環を表すか、またはR1 が、一個以上のフ
ッ素原子で置換されているアリールメチルまたはC1-6
アルキルである場合には、R4 は水素を表してもよく、
R5 は、水素またはC1-6 アルキルを表し、R6 は、水
素またはC1-6 アルキルを表し、R7 は、水素、アミ
ノ、ヒドロキシル、C1-6 アルキル、アリールまたはア
リールC1-4 アルキルを表し、R8 は、水素またはC
1-6 アルキルを表し、R9 は、水素、C1-6 アルキル、
SO2 R12、CO2 R12、C(=NCN)SR12または
C(=NCN)NR13R14を表し、R10は、水素または
C1-6 アルキルを表し、R11は、一個以上のハロゲン原
子で置換されていてもよいC1-6 アルキルを表すか、ま
たはアリール、アリールC1-4 アルキル、チエニル、N
R15R16またはCH2 NR17R18を表すか、またはR10
およびR11が一緒になって−A(CH2 )n −を表し、
R12は、C1-6 アルキル、アリールまたはアリールC
1-4 アルキルを表し、R13は、水素またはC1-6 アルキ
ルを表し、R14は、水素、C1-6 アルキル、アリールま
たはアリールC1-4 アルキルを表すか、またはR13およ
びR14がそれらが結合している窒素原子と一緒になっ
て、モルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 アル
キルピペラジン環を形成し、R15は、水素またはC1-6
アルキルを表すか、またはR10およびR15が一緒になっ
て−A(CH2 )n −を表し、R16は、水素、C1-6 ア
ルキル、アリール、アリールC1-4 アルキル、CO2 R
12またはCH2 CO2 R12を表すか、またはR15および
R16がそれらが結合している窒素原子と一緒になって、
モルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 アルキル
ピペラジン環を形成し、R17は、水素またはC1-6 アル
キルを表し、R18は、水素、C1-6 アルキル、アリー
ル、アリールC1-4 アルキルまたはCOR12を表すか、
またはR17およびR18それらが結合しているが窒素原子
と一緒になって、モルホリン環、ピペラジン環またはN
−C1-4 アルキルピペラジン環を形成し、Aは、CH2
またはC=Oを表し、mは、0または1を表し、nは、
1、2または3を表し、Xは、SまたはNHを表すか、
またはR7 がアミノを表す場合には、XはOを表しても
よく、Yは、OまたはSを表す) - 【請求項2】R1 がC1-3 アルキル基を表す、請求項1
に記載の医薬組成物。 - 【請求項3】R3 がC2-3 アルキル基を表す、請求項1
または2に記載の組成物。 - 【請求項4】R4 が窒素原子を介して残りの分子のベン
ゼン環と結合している基である、請求項1〜3のいずれ
か一項に記載の医薬組成物。 - 【請求項5】R4 がNHCOR11(ここでR11はメチ
ル、p−フルオロフェニル、2−チエニルまたはトリフ
ルオロメチル)、NH2 、NHSO2 CH3 、NHCO
2 CH3 、NHCO2 Et、NHCONHEtまたはN
HCSNHEtを表す、請求項4に記載の医薬組成物。 - 【請求項6】R4 がメチルまたはアリールで置換されて
いるチエニル環、チアゾリル環または1,2,4−トリ
アゾリル環である、請求項1〜3のいずれか一項に記載
の医薬組成物。 - 【請求項7】下記式(I)の化合物ならびにそれらの
塩、および溶媒和物(例えば水和物)。 【化2】 (上記式中、R1 は、アリールメチルまたはC1-6 アル
キルを表し、これらは、一個以上のフッ素原子で置換さ
れていてもよく、R2 は、メチルを表し、R3 は、C
2-4 アルキルを表し、R4 は、ニトロ、シアノ、C1-6
アルコキシ、C(=X)NR6 R7 、NR8 R9 、(C
H2 )m NR10C(=Y)R11、またはC1-4 アルキル
基またはアリール基で置換されていてもよいチエニル、
チアゾリルおよび1,2,4−トリアゾリルから選択さ
れる複素5員環を表すか、またはR1 が、一個以上のフ
ッ素原子で置換されているアリールメチルまたはC1-6
アルキルである場合には、R4 は水素を表してもよく、
R5 は、水素またはC1-6 アルキルを表し、R6 は、水
素またはC1-6 アルキルを表し、R7 は、水素、アミ
ノ、ヒドロキシル、C1-6 アルキル、アリールまたはア
リールC1-4 アルキルを表し、R8 は、水素またはC
1-6 アルキルを表し、R9 は、水素、C1-6 アルキル、
SO2 R12、CO2 R12、C(=NCN)SR12または
C(=NCN)NR13R14を表し、R10は、水素または
C1-6 アルキルを表し、R11は、一個以上のハロゲン原
子で置換されていてもよいC1-6 アルキルを表すか、ま
たはアリール、アリールC1-4 アルキル、チエニル、N
R15R16またはCH2 NR17R18を表すか、またはR10
およびR11が一緒になって−A(CH2 )n −を表し、
R12は、C1-6 アルキル、アリールまたはアリールC
1-4 アルキルを表し、R13は、水素またはC1-6 アルキ
ルを表し、R14は、水素、C1-6 アルキル、アリールま
たはアリールC1-4 アルキルを表すか、またはR13およ
びR14がそれらが結合している窒素原子と一緒になっ
て、モルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 アル
キルピペラジン環を形成し、R15は、水素またはC1-6
アルキルを表すか、またはR10およびR15が一緒になっ
て−A(CH2 )n −を表し、R16は、水素、C1-6 ア
ルキル、アリール、アリールC1-4 アルキル、CO2 R
12またはCH2 CO2 R12を表すか、またはR15および
R16それらが結合している窒素原子と一緒になって、モ
ルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 アルキルピ
ペラジン環を形成し、R17は、水素またはC1-6 アルキ
ルを表し、R18は、水素、C1-6 アルキル、アリール、
アリールC1-4 アルキルまたはCOR12を表すか、また
はR17およびR18がそれらが結合している窒素原子と一
緒になって、モルホリン環、ピペラジン環またはN−C
1-4 アルキルピペラジン環を形成し、Aは、CH2 また
はC=Oを表し、mは、0または1を表し、nは、1、
2または3を表し、Xは、SまたはNHを表すか、また
はR7 がアミノを表す場合には、XはOを表してもよ
く、Yは、OまたはSを表すが、ただし、R1 がC1-6
アルキルを表し、かつ、R5 が水素を表す場合には、R
4はニトロまたはNH2 を表すことはない) - 【請求項8】R1 がC1-3 アルキル基を表す、請求項7
に記載の化合物。 - 【請求項9】R3 がC2-3 アルキル基を表す、請求項7
または8に記載の化合物。 - 【請求項10】R4 が窒素原子を介して残りの分子のベ
ンゼン環と結合している基である、請求項7〜9いずれ
か一項に記載の化合物。 - 【請求項11】R4 がNHCOR11(基中、R11はメチ
ル、p−フルオロフェニル、2−チエニルまたはトリフ
ルオロメチル)、NH2 、NHSO2 CH3 、NHCO
2 CH3 、NHCO2 Et、NHCONHEtまたはN
HCSNHEtを表す、請求項10に記載の化合物。 - 【請求項12】R4 がメチルまたはアリールで置換され
ているチエニル環、チアゾリル環または1,2,4−ト
リアゾリル環である、請求項7〜9のいずれか一項に記
載の化合物。 - 【請求項13】下記式(Ia)の化合物ならびに生理学
的に許容されるそれらの塩、および溶媒和物(例えば水
和物)。 【化3】 (上記式中、R1 はC1-3 アルキルを表し、R4 はNH
COR11(R11はメチル、p−フルオロフェニル、2−
チエニルまたはトリフルオロメチル)、NHSO2 CH
3 、NHCO2 CH3 、NHCO2 Et、NHCONH
Et、NHCSNHEt、あるいはメチルまたはアリー
ルで置換されているチエニル環、チアゾリル環または
1,2,4−トリアゾリル環を表す) - 【請求項14】1,3−ジメチル−6−(2−プロポキ
シ−5−アセトアミドフェニル)−1,5−ジヒドロピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、1−エチ
ル−3−メチル−6−〔2−プロポキシ−5−(4−メ
チル−2−チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒドロ
ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、1−エ
チル−3−メチル−6−〔2−プロポキシ−5−(2−
メチル−4−チアゾリル)フェニル〕−1,5−ジヒド
ロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、1−
エチル−3−メチル−6−〔2−プロポキシ−5−(2
−(3−ピリジル)−4−チアゾリル)フェニル〕−
1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−
4−オン、1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−
5−(2−メチル−4−チアゾリル)フェニル〕−1,
5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−
オン、1,3−ジメチル−6−〔2−プロポキシ−5−
(3−フェニル−1,2,4−トリアゾール−5−イ
ル)フェニル〕−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン、1,3−ジメチル−6−
(2−プロポキシ−5−メタンスルホンアミドフェニ
ル)−1,5−ジヒドロピラゾロ〔3,4−d〕ピリミ
ジン−4−オン、ならびに生理学的に許容されるそれら
の塩、および溶媒和物(例えば水和物)。 - 【請求項15】式(I)の化合物ならびにそれらの塩、
および溶媒和物(例えば水和物)。(式(I)中、R1
は、C1-6 アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル
またはベンジルを表し、R2 は、メチルを表し、R
3 は、C2-4 アルキルを表し、R4 は、ニトロ、シア
ノ、C1-6 アルコキシ、C(=X)NR6 R7 、NR8
R9 、(CH2 ) m NR10C(=Y)R11、またはC
1-4 アルキル基またはアリール基で置換されていてもよ
いチアゾリルまたは1,2,4−トリアゾリルを表し、
R5 は、水素またはC1-6 アルキルを表し、R6 は、水
素またはC1-6 アルキルを表し、R7 は、水素、アミ
ノ、ヒドロキシル、C1-6 アルキル、アリールまたはア
リールC1-4 アルキルを表し、R8 は、水素またはC
1-6 アルキルを表し、R9 は、水素、C1-6 アルキル、
SO2 R12、CO2 R12、C(=NCN)SR12または
C(=NCN)NR13R14を表し、R10は、水素または
C1-6 アルキルを表し、R11は、一個以上のハロゲン原
子で置換されていてもよいC1-6 アルキルを表すか、ま
たはアリール、アリールC1-4 アルキル、チエニル、N
R15R16またはCH2 NR17R18を表すか、またはR10
およびR11が一緒になって−A(CH2 )n −を表し、
R12は、C1-6 アルキル、アリールまたはアリールC
1-4 アルキルを表し、R13は、水素またはC1-6 アルキ
ルを表し、R14は、水素、C1-6 アルキル、アリールま
たはアリールC1-4 アルキルを表すか、またはR13およ
びR14がそれらが結合している窒素原子と一緒になっ
て、モルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 アル
キルピペラジン環を形成し、R15は、水素またはC1-6
アルキルを表すか、またはR10およびR15が一緒になっ
て−A(CH2 )n −を表し、R16は、水素、C1-6 ア
ルキル、アリール、アリールC1-4 アルキル、CO2 R
12またはCH2 CO2 R12を表すか、またはR15および
R16それらが結合している窒素原子と一緒になって、モ
ルホリン環、ピペラジン環またはN−C1-4 アルキルピ
ペラジン環を形成し、R17は、水素またはC1-6 アルキ
ルを表し、R18は、水素、C1-6 アルキル、アリール、
アリールC1-4 アルキルまたはCOR12を表すか、また
はR17およびR18がそれらが結合している窒素原子と一
緒になって、モルホリン環、ピペラジン環またはN−C
1-4 アルキルピペラジン環を形成し、Aは、CH2 また
はC=Oを表し、mは、0または1を表し、nは、1、
2または3を表し、Xは、SまたはNHを表すか、ある
いはR7 がアミノを表す場合には、XはOを表してもよ
く、Yは、OまたはSを表すが、ただし、R1 がC1-6
アルキルを表し、かつ、R5 が水素を表す場合には、R
4はニトロまたはNH2 を表すことはない) - 【請求項16】請求項7に記載の式(I)の化合物、ま
たはその塩もしくは溶媒和物の製造法であって、 (A)R4 がニトロまたはC1-6 アルコキシを表す化合
物を得るために、下記式(II)の化合物: 【化4】 (上記式中、R1 、R2 、R3 およびR5 は請求項1で
定義したものと同義であり、R4 はニトロまたはC1-6
アルコキシであり、RはCNまたはCONH2 である)
を環化し、 (B)式(I)の化合物を式(I)の他の化合物に転換
し、または (C)R4 が反応性のある原子または基である式(I)
の化合物を反応させて所望のR4 基を導入し、 所望または適当ならば任意の工程として、方法(A)、
(B)または(C)の後に塩の形成、または一つの塩か
ら他の塩への転換をおこなう、製造法。
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