JPH076455Y2 - スライドドアのアッパーレール収納部構造 - Google Patents
スライドドアのアッパーレール収納部構造Info
- Publication number
- JPH076455Y2 JPH076455Y2 JP1989143283U JP14328389U JPH076455Y2 JP H076455 Y2 JPH076455 Y2 JP H076455Y2 JP 1989143283 U JP1989143283 U JP 1989143283U JP 14328389 U JP14328389 U JP 14328389U JP H076455 Y2 JPH076455 Y2 JP H076455Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- roof
- roof side
- cover
- side rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えばワンボックスタイプの自動車に取付けら
れているスライドドアのアッパーレール収納部構造に関
するものである。
れているスライドドアのアッパーレール収納部構造に関
するものである。
スライドドアのアッパーレール収納部構造の従来例を第
４図に示す。図においてルーフ（１）の縁部からルーフ
サイドレールアウター（２）が延設され、その下側には
カバーアッパー（３）とカバーロアー（４）とからなる
レール収納部（５）が配され、該レール収納部（５）の
下側にはルーフサイドレールインナー（６）が配され、
更に該ルーフサイドレールアウター（２）外端縁にはド
リップ（７）が取付けられ、該レール収納部（５）内に
はスライドドア（８）のアッパーレール（９）が収納さ
れている。
４図に示す。図においてルーフ（１）の縁部からルーフ
サイドレールアウター（２）が延設され、その下側には
カバーアッパー（３）とカバーロアー（４）とからなる
レール収納部（５）が配され、該レール収納部（５）の
下側にはルーフサイドレールインナー（６）が配され、
更に該ルーフサイドレールアウター（２）外端縁にはド
リップ（７）が取付けられ、該レール収納部（５）内に
はスライドドア（８）のアッパーレール（９）が収納さ
れている。
上記構成において、ルーフサイドレールアウター（２）
の外端縁部（２）Ａとレール収納部（５）のカバーアッ
パー（３）の外端縁部（３）Ａとドリップ（７）との重
合部、カバーアッパー（３）の内側壁（３）Ｂとカバー
ロアー（４）の内側壁（４）Ｂとルーフサイドレールイ
ンナー（６）の内側壁（６）Ｂとの重合部とは夫々スポ
ット溶接され、またルーフサイドレールインナー（６）
の外端縁部（６）Ａとカバーロアー（４）の外端縁部
（４）Ａとはカバー（10）を介してスポット溶接で連絡
されている。しかしながら第５図に示すようにルーフ
（１）の外端縁部（１）Ａとルーフサイドレールアウタ
ー（２）の内端縁部（２）Ｂとの重合部Ａにおいて下側
にレール収納部（５）が位置する範囲（第５図斜線で示
す）は該レール収納部（５）のカバーアッパー（３）が
干渉するためにスポット溶接が出来ずアーク溶接が施さ
れている。アーク溶接は作業性が悪く、溶接部分の精度
が悪く水密性も良好でなく錆が出易い等の問題があり、
またスポット溶接とアーク溶接の二種の溶接を行なうた
めに工数が増えコストアップにつながる。
の外端縁部（２）Ａとレール収納部（５）のカバーアッ
パー（３）の外端縁部（３）Ａとドリップ（７）との重
合部、カバーアッパー（３）の内側壁（３）Ｂとカバー
ロアー（４）の内側壁（４）Ｂとルーフサイドレールイ
ンナー（６）の内側壁（６）Ｂとの重合部とは夫々スポ
ット溶接され、またルーフサイドレールインナー（６）
の外端縁部（６）Ａとカバーロアー（４）の外端縁部
（４）Ａとはカバー（10）を介してスポット溶接で連絡
されている。しかしながら第５図に示すようにルーフ
（１）の外端縁部（１）Ａとルーフサイドレールアウタ
ー（２）の内端縁部（２）Ｂとの重合部Ａにおいて下側
にレール収納部（５）が位置する範囲（第５図斜線で示
す）は該レール収納部（５）のカバーアッパー（３）が
干渉するためにスポット溶接が出来ずアーク溶接が施さ
れている。アーク溶接は作業性が悪く、溶接部分の精度
が悪く水密性も良好でなく錆が出易い等の問題があり、
またスポット溶接とアーク溶接の二種の溶接を行なうた
めに工数が増えコストアップにつながる。
本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、
ルーフ（11）と、該ルーフ（11）縁部から延設されたル
ーフサイドレールアウター（12）と、その下側に配され
るカバーアッパー（13）とカバーロアー（14）とからな
るレール収納部（15）と、該レール収納部（15）内に収
納されるスライドドア（18）のアッパーレール（19）
と、該レール収納部（15）の下側に配されるルーフサイ
ドレールインナー（16）とからなり、該ルーフと（1
1）、該ルーフサイドレールアウター（12）と、該レー
ル収納部（15）のカバーアッパー（13）とは重ね合わさ
れてスポット溶接されているスライドドア（18）のアッ
パーレール収納部構造を提供するものである。
ルーフ（11）と、該ルーフ（11）縁部から延設されたル
ーフサイドレールアウター（12）と、その下側に配され
るカバーアッパー（13）とカバーロアー（14）とからな
るレール収納部（15）と、該レール収納部（15）内に収
納されるスライドドア（18）のアッパーレール（19）
と、該レール収納部（15）の下側に配されるルーフサイ
ドレールインナー（16）とからなり、該ルーフと（1
1）、該ルーフサイドレールアウター（12）と、該レー
ル収納部（15）のカバーアッパー（13）とは重ね合わさ
れてスポット溶接されているスライドドア（18）のアッ
パーレール収納部構造を提供するものである。
カバーアッパー（13）とルーフサイドレールアウター
（12）とをスポット溶接し、カバーアッパー（13）とカ
バーロアー（14）とをスポット溶接し、ルーフサイドレ
ールインナー（16）を該カバーロアー（14）にスポット
溶接してからルーフ（11）をルーフサイドレールアウタ
ー（12）上にスポット溶接すれば、スライドドア（18）
のアッパーレール収納部（15）構造が全てスポット溶接
で組立てられる。
（12）とをスポット溶接し、カバーアッパー（13）とカ
バーロアー（14）とをスポット溶接し、ルーフサイドレ
ールインナー（16）を該カバーロアー（14）にスポット
溶接してからルーフ（11）をルーフサイドレールアウタ
ー（12）上にスポット溶接すれば、スライドドア（18）
のアッパーレール収納部（15）構造が全てスポット溶接
で組立てられる。
したがつて本考案においては、スライドドアのアッパー
レール収納部構造が精度高くかつ水密性良好に組立てら
れ、発錆のおそれもなく、かつ作業性の良いスポット溶
接のみが適用され工数も節減され、大巾なコストダウン
が可能となる。
レール収納部構造が精度高くかつ水密性良好に組立てら
れ、発錆のおそれもなく、かつ作業性の良いスポット溶
接のみが適用され工数も節減され、大巾なコストダウン
が可能となる。
本考案を第１図〜第３図に示す一実施例によって説明す
れば、（11）はルーフであり、該ルーフ（11）縁部から
はルーフサイドレールアウター（12）が延設され、その
下側にはカバーアッパー（13）とカバーロアー（14）と
からなるレール収納部（15）が配され、該レール収納部
（15）の下側にはルーフサイドレールインナー（16）が
配され、更に該ルーフサイドレールアウター（12）外端
縁にはドリップ（17）が取付けられ、該レール収納部
（15）内にはスライドドア（18）のアッパーレール（1
9）が収納され、該アッパーレール（19）の端はブラケ
ット（19）Ａを介してボルト（19）Ｂでレール収納部
（15）内壁に止着されている。
れば、（11）はルーフであり、該ルーフ（11）縁部から
はルーフサイドレールアウター（12）が延設され、その
下側にはカバーアッパー（13）とカバーロアー（14）と
からなるレール収納部（15）が配され、該レール収納部
（15）の下側にはルーフサイドレールインナー（16）が
配され、更に該ルーフサイドレールアウター（12）外端
縁にはドリップ（17）が取付けられ、該レール収納部
（15）内にはスライドドア（18）のアッパーレール（1
9）が収納され、該アッパーレール（19）の端はブラケ
ット（19）Ａを介してボルト（19）Ｂでレール収納部
（15）内壁に止着されている。
上記構造を組立てるには、第３図イに示すようにまずカ
バーアッパー（13）の上面とルーフサイドレールアウタ
ー（12）の内端縁部（12）Ｂおよびカバーアッパー（1
3）の外端縁部（13）Ａとルーフサイドレールアウター
（12）の外端縁部（12）Ａとドリップ（17）とをスポッ
ト溶接機（21）により夫々スポット溶接する。次いで第
３図ロに示すようにカバーアッパー（13）の内端縁部
（13）Ｂとカバーロアー（14）の内壁上縁部（14）Ｂお
よびカバーロアー（14）の外端縁部（14）Ａとカバー
（20）上縁部とを夫々スポット溶接する。更に第３図ハ
に示すようにカバーロアー（14）の内壁下部とルーフサ
イドレールインナー（16）の内端縁部（16）Ａおよびカ
バー（20）下縁部とを夫々スポット溶接し、最後に第３
図ニに示すようにルーフ（11）の外端縁部（11）Ａをル
ーフサイドレールアウター（12）の内端縁部（12）Ｂ上
にスポット溶接する。このようにして本考案のスライド
ドアのアッパーレール収納部構造は全てスポット溶接で
組立てられる。
バーアッパー（13）の上面とルーフサイドレールアウタ
ー（12）の内端縁部（12）Ｂおよびカバーアッパー（1
3）の外端縁部（13）Ａとルーフサイドレールアウター
（12）の外端縁部（12）Ａとドリップ（17）とをスポッ
ト溶接機（21）により夫々スポット溶接する。次いで第
３図ロに示すようにカバーアッパー（13）の内端縁部
（13）Ｂとカバーロアー（14）の内壁上縁部（14）Ｂお
よびカバーロアー（14）の外端縁部（14）Ａとカバー
（20）上縁部とを夫々スポット溶接する。更に第３図ハ
に示すようにカバーロアー（14）の内壁下部とルーフサ
イドレールインナー（16）の内端縁部（16）Ａおよびカ
バー（20）下縁部とを夫々スポット溶接し、最後に第３
図ニに示すようにルーフ（11）の外端縁部（11）Ａをル
ーフサイドレールアウター（12）の内端縁部（12）Ｂ上
にスポット溶接する。このようにして本考案のスライド
ドアのアッパーレール収納部構造は全てスポット溶接で
組立てられる。
第１図〜第３図は本考案の一実施例を示すものであり、
第１図は断面図、第２図は分解斜視図、第３図イ、ロ、
ハ、ニは組立て工程図、第４図は従来例の断面図、第５
図は従来例の平面説明図である。 図中、（11）……ルーフ、（12）……ルーフサイドレー
ルアウター、（13）……カバーアッパー、（14）……カ
バーロアー、（15）……レール収納部、（16）……ルー
フサイドレールインナー、（17）……ドリップ、（18）
……スライドドア、（19）……アッパーレール、（20）
……カバー、（21）……スポット溶接機
第１図は断面図、第２図は分解斜視図、第３図イ、ロ、
ハ、ニは組立て工程図、第４図は従来例の断面図、第５
図は従来例の平面説明図である。 図中、（11）……ルーフ、（12）……ルーフサイドレー
ルアウター、（13）……カバーアッパー、（14）……カ
バーロアー、（15）……レール収納部、（16）……ルー
フサイドレールインナー、（17）……ドリップ、（18）
……スライドドア、（19）……アッパーレール、（20）
……カバー、（21）……スポット溶接機
Claims (1)
- 【請求項１】ルーフと、該ルーフ縁部から延設されたル
ーフサイドレールアウターと、その下側に配されるカバ
ーアッパーとカバーロアーとからなるレール収納部と、
該レール収納部内に収納されるスライドドアのアッパー
レールと、該レール収納部の下側に配されるルーフサイ
ドレールインナーとからなり、該ルーフと、該ルーフサ
イドレールアウターと、該レール収納部のカバーアッパ
ーとは重ね合わされてスポット溶接されていることを特
徴とするスライドドアのアッパーレール収納部構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989143283U JPH076455Y2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | スライドドアのアッパーレール収納部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989143283U JPH076455Y2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | スライドドアのアッパーレール収納部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0380877U JPH0380877U (ja) | 1991-08-19 |
| JPH076455Y2 true JPH076455Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31690062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989143283U Expired - Lifetime JPH076455Y2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | スライドドアのアッパーレール収納部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076455Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1199961A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-13 | Mitsubishi Motors Corp | 車体構造 |
| JP4775698B2 (ja) * | 2005-08-02 | 2011-09-21 | スズキ株式会社 | スライドドア式自動車のアッパーレール取付部構造及びその組付方法 |
| JP5724577B2 (ja) * | 2011-04-20 | 2015-05-27 | 日産自動車株式会社 | ルーフラック取付構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5934924A (ja) * | 1982-08-23 | 1984-02-25 | Nissan Motor Co Ltd | スライドドア車におけるガイドレ−ルの取付構造 |
| JPS6284514U (ja) * | 1985-11-19 | 1987-05-29 |
-
1989
- 1989-12-12 JP JP1989143283U patent/JPH076455Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0380877U (ja) | 1991-08-19 |
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