JPH0755828Y2 - 超薄型コネクタ - Google Patents
超薄型コネクタInfo
- Publication number
- JPH0755828Y2 JPH0755828Y2 JP1987200966U JP20096687U JPH0755828Y2 JP H0755828 Y2 JPH0755828 Y2 JP H0755828Y2 JP 1987200966 U JP1987200966 U JP 1987200966U JP 20096687 U JP20096687 U JP 20096687U JP H0755828 Y2 JPH0755828 Y2 JP H0755828Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector body
- fpc
- metal cover
- portions
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
この考案は超薄型コネクタに関するものであり、特に、
FPCのコネクタであって、金属製カバーを前後に摺動さ
せてコネクタ本体にFPCを嵌挿してロックできるように
した超薄型コネクタに関するものである。
FPCのコネクタであって、金属製カバーを前後に摺動さ
せてコネクタ本体にFPCを嵌挿してロックできるように
した超薄型コネクタに関するものである。
従来此種コネクタとして実開昭61-17492号(実開昭62-1
31376号)のマイクロフィルムにて開示されているもの
が知られている。而して、このコネクタは、押えカバー
の長手方向両側の側片を下方へ垂設し、そして、該側片
の中央部を第1の係止片とし、その左右を第2係止片と
して夫々下端部に係止爪を内側方向へ突設し、更に、之
等第1及び第2の係止爪に係合する係止段部をハウジン
グ本体の長手方向両側外側面に段違いに設け、そして、
先ず該押えカバーをハウジング本体上面より蓋装して第
2の係止爪を第2の係止段部へ係止し、その間第1の係
止爪は第1の係止段部の上面にあってフリーの状態にあ
り、そして、ハウジング本体と押えカバーとの間に一定
の間隙を保持せしめ、この間隙よりFPCをハウジング本
体内へ挿入できるように構成されている。更に、該ハウ
ジング本体内にはコンタクトばねがFPCの挿入側へ向っ
て突設されており、従って、前記間隙より該FPCを挿入
するとき、該FPCの先端部が該コンタクトばねに引掛し
て該FPCの挿入操作に支障を来すことがある。 又、該FPCがハウジング本体内に挿入されたときには前
記押えカバーを押下せしめる。このとき、第2係止爪は
第2の係止段部より下方へ進んだフリーの状態となり、
更に、第1の係止爪は第1の係止段部を乗り越えて該第
1の係止段部に係止して前記挿入されたFPCをロックす
るものである。そこで、該FPCを取外す必要があるとき
には棒状のロック解除治具を押えカバーに開穿したロッ
ク解除用透孔に挿入して前記第1の係止段部に係止して
いる第1の係止爪を外方へ強制的に拡開することによ
り、第1の係止爪の係止状態を解除して該押えカバーを
上方へ引き上げ、そして、該押えカバーとハウジング本
体との間に一定の間隙を形成して該FPCを引き抜くこと
ができるように構成されている。 又、特公昭59-8036号公報に記載されている電気コネク
タも知られている。而して、該公報記載の電気コネクタ
はブロックの長手方向前端部の下部より上面に向って導
体を突設し、且つ、該導体は該ブロックの後方側へ折曲
して延設すると共に、その中間部がやや上方へ突設され
るように略偏平状の山形状を呈している。又、該ブロッ
クには外殻が前後摺動自在に蓋装されるが、該外殻は、
巾方向に垂設した側部下方部に厚い部分と称する突部を
内側に突設し、この厚い部分がブロックの巾方向両側に
設けた表面と称するガイド部に沿って前後摺動できるよ
うに構成されており、更に、該外殻の前面には端部と称
する前壁部が垂設され、且つ、該前壁部の下端部を内側
に突設してリップ部を構成している。 そこで、該外殻はブロックの前面即ち、ケーブルの挿入
側と反対側に摺動させて待機させておき、ケーブルを前
記山形状導体の頂点より前方の傾斜面に沿って挿入し、
更に、該ケーブルをブロックの上面の前端縁に形成され
た隆起部を介して、前記外殻のリップの下面を通過させ
て該ケーブルを導体上に載置し、そして、該外殻をブロ
ック側へ摺動して該ケーブルをロックするものである。
このとき、前記厚い部分の前端部近傍内側へ突設した突
部が、前記ブロックのガイド部の前端部近傍に下方へ向
って突設した突起の前面の傾斜部に沿って摺動し乍ら該
突起を乗り越え、そして、導体の弾性力にて該突起は突
部の前面に落ち込んで該外殻がブロックの所定位置に着
座してケーブルをロックすることになるのである。 従って、このような外殻を前者の実願昭61-17492号マイ
クロフィルムに記載されている押えカバーに代えて該コ
ネクタに用いることは全く不可能である。而も、例えば
後者の前記ケーブルをFPCに代えたとしても、該FPCの挿
入が不安定であり、且つ、挿入されるFPCの位置決めも
不充分であって、FPCの導電部の電気的接続が不安定、
且つ、不確実となる虞れがある。 そこで、FPCの挿入位置が一定し、且つ、挿入操作も容
易に行われてFPCの導電部の電気的接続が安定且つ、確
実に行われるようにするために解決せらるべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決するこ
とを目的とする。
31376号)のマイクロフィルムにて開示されているもの
が知られている。而して、このコネクタは、押えカバー
の長手方向両側の側片を下方へ垂設し、そして、該側片
の中央部を第1の係止片とし、その左右を第2係止片と
して夫々下端部に係止爪を内側方向へ突設し、更に、之
等第1及び第2の係止爪に係合する係止段部をハウジン
グ本体の長手方向両側外側面に段違いに設け、そして、
先ず該押えカバーをハウジング本体上面より蓋装して第
2の係止爪を第2の係止段部へ係止し、その間第1の係
止爪は第1の係止段部の上面にあってフリーの状態にあ
り、そして、ハウジング本体と押えカバーとの間に一定
の間隙を保持せしめ、この間隙よりFPCをハウジング本
体内へ挿入できるように構成されている。更に、該ハウ
ジング本体内にはコンタクトばねがFPCの挿入側へ向っ
て突設されており、従って、前記間隙より該FPCを挿入
するとき、該FPCの先端部が該コンタクトばねに引掛し
て該FPCの挿入操作に支障を来すことがある。 又、該FPCがハウジング本体内に挿入されたときには前
記押えカバーを押下せしめる。このとき、第2係止爪は
第2の係止段部より下方へ進んだフリーの状態となり、
更に、第1の係止爪は第1の係止段部を乗り越えて該第
1の係止段部に係止して前記挿入されたFPCをロックす
るものである。そこで、該FPCを取外す必要があるとき
には棒状のロック解除治具を押えカバーに開穿したロッ
ク解除用透孔に挿入して前記第1の係止段部に係止して
いる第1の係止爪を外方へ強制的に拡開することによ
り、第1の係止爪の係止状態を解除して該押えカバーを
上方へ引き上げ、そして、該押えカバーとハウジング本
体との間に一定の間隙を形成して該FPCを引き抜くこと
ができるように構成されている。 又、特公昭59-8036号公報に記載されている電気コネク
タも知られている。而して、該公報記載の電気コネクタ
はブロックの長手方向前端部の下部より上面に向って導
体を突設し、且つ、該導体は該ブロックの後方側へ折曲
して延設すると共に、その中間部がやや上方へ突設され
るように略偏平状の山形状を呈している。又、該ブロッ
クには外殻が前後摺動自在に蓋装されるが、該外殻は、
巾方向に垂設した側部下方部に厚い部分と称する突部を
内側に突設し、この厚い部分がブロックの巾方向両側に
設けた表面と称するガイド部に沿って前後摺動できるよ
うに構成されており、更に、該外殻の前面には端部と称
する前壁部が垂設され、且つ、該前壁部の下端部を内側
に突設してリップ部を構成している。 そこで、該外殻はブロックの前面即ち、ケーブルの挿入
側と反対側に摺動させて待機させておき、ケーブルを前
記山形状導体の頂点より前方の傾斜面に沿って挿入し、
更に、該ケーブルをブロックの上面の前端縁に形成され
た隆起部を介して、前記外殻のリップの下面を通過させ
て該ケーブルを導体上に載置し、そして、該外殻をブロ
ック側へ摺動して該ケーブルをロックするものである。
このとき、前記厚い部分の前端部近傍内側へ突設した突
部が、前記ブロックのガイド部の前端部近傍に下方へ向
って突設した突起の前面の傾斜部に沿って摺動し乍ら該
突起を乗り越え、そして、導体の弾性力にて該突起は突
部の前面に落ち込んで該外殻がブロックの所定位置に着
座してケーブルをロックすることになるのである。 従って、このような外殻を前者の実願昭61-17492号マイ
クロフィルムに記載されている押えカバーに代えて該コ
ネクタに用いることは全く不可能である。而も、例えば
後者の前記ケーブルをFPCに代えたとしても、該FPCの挿
入が不安定であり、且つ、挿入されるFPCの位置決めも
不充分であって、FPCの導電部の電気的接続が不安定、
且つ、不確実となる虞れがある。 そこで、FPCの挿入位置が一定し、且つ、挿入操作も容
易に行われてFPCの導電部の電気的接続が安定且つ、確
実に行われるようにするために解決せらるべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決するこ
とを目的とする。
この発明は上記目的を達成するために提案せられたもの
であり、コンタクトピン2,2…をモールドしたコネクタ
本体1は略四角形に形成されてその内側部に略四角形状
の中空部1bを形成し、更に、該中空部1bの上面に、左右
方向に延びる突部6aを下方に突設した金属カバー6を前
後摺動自在に蓋装すると共に、該金属カバー6はその左
右両側部を下方へ折曲して、該折曲部6b,6bが前記コネ
クタ本体1の左右外側面に沿って摺動できるように形成
されて成るコネクタに於て、前記コンタクトピン2,2…
は該コネクタ本体1の前壁下方部より前記中空部1b内に
略水平状に挿入され、更に、該コネクタ本体1の後壁近
傍にて上方へ折返して二折部2b,2b…を形成し、一方、
該コネクタ本体1の後側より挿入されるFPC4の前端部に
設けられている耳部4a,4aを嵌合引掛すべく、該FPC4の
抜け止め用の凹設部3,3を該コネクタ本体1の前記中空
部1b内の前方部に形成し、更に、前記金属カバー6はFP
C挿入時には、該FPC4の挿入側である後側に位置させ、
前記金属カバー6と二折部2b,2b…との間に該FPC4を挟
持接続するときは、該金属カバー6を後側より前側へス
ライドさせるように構成された超薄型コネクタを提供す
るものである。
であり、コンタクトピン2,2…をモールドしたコネクタ
本体1は略四角形に形成されてその内側部に略四角形状
の中空部1bを形成し、更に、該中空部1bの上面に、左右
方向に延びる突部6aを下方に突設した金属カバー6を前
後摺動自在に蓋装すると共に、該金属カバー6はその左
右両側部を下方へ折曲して、該折曲部6b,6bが前記コネ
クタ本体1の左右外側面に沿って摺動できるように形成
されて成るコネクタに於て、前記コンタクトピン2,2…
は該コネクタ本体1の前壁下方部より前記中空部1b内に
略水平状に挿入され、更に、該コネクタ本体1の後壁近
傍にて上方へ折返して二折部2b,2b…を形成し、一方、
該コネクタ本体1の後側より挿入されるFPC4の前端部に
設けられている耳部4a,4aを嵌合引掛すべく、該FPC4の
抜け止め用の凹設部3,3を該コネクタ本体1の前記中空
部1b内の前方部に形成し、更に、前記金属カバー6はFP
C挿入時には、該FPC4の挿入側である後側に位置させ、
前記金属カバー6と二折部2b,2b…との間に該FPC4を挟
持接続するときは、該金属カバー6を後側より前側へス
ライドさせるように構成された超薄型コネクタを提供す
るものである。
コンタクトピン2,2…はコネクタ本体1の前壁下方部よ
りコネクタ本体1の中空部1b内に略水平状に挿入され、
そして、該コネクタ本体1の後壁近傍にて上方へ折返し
て二折部2b,2b…を形成しているため、FPC4をコネクタ
本体1内へ挿入するとき、該FPC4の先端部がコンタクト
ピン2,2…に引掛することなく、該コンタクトピン2,2…
の前記二折部2b,2bの上面に沿って前方(奥方向)へ挿
入されるので、該FPC4の挿入操作が円滑となり、更に、
FPC4の先端部に設けられている耳部4a,4aがコネクタ本
体1の前記中空部1b内の前方部に設けてある凹設部3,3
内に嵌合するので、挿入せられる該FPC4の位置決めも容
易であって挿入位置が移動することがない。而して、前
記FPC4をコネクタ本体1内に挿入する際には、金属カバ
ー6はFPC4の挿入側、即ち、コネクタ本体1の後側に偏
位しており、前述の操作によってFPC4がコネクタ本体1
内に挿入された後で、該金属カバー6を後側より前側へ
スライドさせるので、該FPC4は固定された状態で移動す
ることがなく、安定して確実にFPC4の導体部とコンタク
トピン2の電気的接続が図られることになる。
りコネクタ本体1の中空部1b内に略水平状に挿入され、
そして、該コネクタ本体1の後壁近傍にて上方へ折返し
て二折部2b,2b…を形成しているため、FPC4をコネクタ
本体1内へ挿入するとき、該FPC4の先端部がコンタクト
ピン2,2…に引掛することなく、該コンタクトピン2,2…
の前記二折部2b,2bの上面に沿って前方(奥方向)へ挿
入されるので、該FPC4の挿入操作が円滑となり、更に、
FPC4の先端部に設けられている耳部4a,4aがコネクタ本
体1の前記中空部1b内の前方部に設けてある凹設部3,3
内に嵌合するので、挿入せられる該FPC4の位置決めも容
易であって挿入位置が移動することがない。而して、前
記FPC4をコネクタ本体1内に挿入する際には、金属カバ
ー6はFPC4の挿入側、即ち、コネクタ本体1の後側に偏
位しており、前述の操作によってFPC4がコネクタ本体1
内に挿入された後で、該金属カバー6を後側より前側へ
スライドさせるので、該FPC4は固定された状態で移動す
ることがなく、安定して確実にFPC4の導体部とコンタク
トピン2の電気的接続が図られることになる。
以下、この考案の一実施例を別紙添付図面に従って詳述
する。尚、説明の都合上、本案に関連する構成も同時に
説明する。図に於て、1はコネクタ本体である。このコ
ネクタ本体は、合成樹脂の射出成形にて形成され、コン
タクトピン2,2…がモールドされている。そして、この
コンタクトピン2,2…は夫々コネクタ本体1の前面に並
列されて突出しており、且つ、その先端部を下面に折曲
2a,2a…してコネクタ本体1の底面1aと略同一面に形成
せられる。更に、該コネクタ本体1は内部が側壁に囲ま
れた中空部1bに形成されており、且つ、前記コンタクト
ピン2,2…は該中空部1bの前壁から該中空部1b内に略水
平に突設されて該中空部1bの後壁近傍にて上方へ折返し
て二折部2b,2b…を形成して該コンタクトピン2,2…に弾
力性を付与している。 更に又、該コネクタ本体1の前記中空部1bの左右側壁の
内側部に於て、前記コンタクトピン2,2…が該コネクタ
本体1の外側面に突出している側を凹設し、この凹設部
3,3に、FPC4の左右の耳部4a,4aが嵌入せられるように形
成されている。即ち、前記FPC4は、前記凹設部3,3の反
対側より挿入せられて該耳部4a,4aが該凹設部3,3に嵌入
され、後述の金属カバー6をスライドして蓋着すること
により、前記耳部4a,4aが凹設部3,3に引掛されてFPC4の
抜けをロックせられるのである。 又、コネクタ本体1の外側面に於て、前記コンタクトピ
ン2,2…の外側突出側と反対側の底面であってその左右
側面部位に金属部5,5が設けられている。この金属部5,5
は、少なくとも、その底面5a,5aがコネクタ本体1の底
面1aと略同一面に形成せられる。 更に、コネクタ本体1の上面には金属カバー6が蓋装せ
られる。而して、この金属カバー6は、第9図(A)
(B)に示す如く、その長手方向に向かって突部6aが設
けられている。而も、この突部6aは、コンタクトピン2,
2…の前記二折部2b,2b…の上面に載置せられるFPC4の各
接点7,7…を、夫々対応せる各コンタクトピン2,2…の二
折部2b,2b…に圧接して連結するように形成せられてい
る。そこで、該突部6aは第6図及び第9図に示す如く、
同図右側に偏して設けられており、該金属カバー6を左
方に摺動したとき、該突部6aが前記コンタクトピン2,2
…の二折部2b,2b…を圧接できるように形成されてい
る。 而して、該金属カバー6は、その左右側部を下方に折曲
6b,6bし、更に、この折曲部6b,6bの下端部を内側に折曲
6c,6cして、コネクタ本体1の左右外側面に、前後摺動
自在に嵌着してある。又、この金属カバー6の前記折曲
部6b,6bは3分割され、その中央部の折曲部6bが稍突出
して、コネクタ本体1の両側面に設けた突片1c,1cに弾
着するように形成されている。又、コネクタ本体1の左
右両外側部の夫々の底面部は前後方向に段設部1d,1dが
設けられ、前記金属カバー6の折曲部6c,6cが、該段設
部1d,1dに嵌着して前後摺動すると共に、不慮妄脱しな
いように形成されている。 而して、該金属カバー6は、前記折曲部6b,6b及び6c,6c
を夫々コネクタ本体1の左右外側面に嵌着して、コネク
タ本体1の上面に蓋装せられる。このとき、第6図
(A)に示す如く、該金属カバー6は、その突部6aがコ
ンタクトピン2,2…の二折部2b,2b…に当接しない右側の
位置に嵌装されている。従って、金属カバー6とコンタ
クトピン2,2…との間には一定の間隙を有すると共に、
該FPC4をコネクタ本体内に挿入する際には、該金属カバ
ー6は該FPC4の挿入側寄りに偏位して蓋装されている。 そこで、FPC4を第6図(A)の如く、右側の隙間より挿
入する。勿論、該FPC4はその耳部4a,4aを前方にして挿
入される。然るときは、該FPC4は、その耳部4a,4aがコ
ネクタ本体1内部の凹設部3,3に載置せられた状態とな
る。斯くして、該金属カバー6を第6図(B)に示す如
く、左方に摺動せしめる。このとき、該金属カバー6の
左右折曲部6b,6bがコネクタ本体1の突片1c,1cに乗り上
げ、圧接して固定する。そして、該金属カバー6の突部
6aは、コンタクトピン2,2…の夫々の二折部2b,2b…を下
方に押圧し、FPC4の各接点7,7…をコンタクトピン2,2…
に夫々連結するのである。 而して、このコネクタ本体1は基板8の上面に取付けら
れるのであるが、先ず、該コネクタ本体1を取付ける所
定箇所に位置決めされる。そして、この位置決めを効果
的にするために、コネクタ本体1の底面にポッチ9,9が
突設され、このポッチ9,9の嵌入孔(図示せず)を基板
8に設け、該ポッチ9,9を該嵌入孔に嵌入して後述のハ
ンダ10,10…にて固定せられる。即ち、コネクタ本体1
に設けた金属部5,5の固定位置には、予めハンダペース
トを塗布又はプリントしておく。 更に、コンタクトピン2,2…の折曲部2a,2a…の当接箇所
には夫々対応する電極パターンが設けられているが、こ
の上面にもハンダペーストを塗布又はプリントしてお
き、そして、前記金属部5,5並びにコンタクトピン2,2…
の夫々の折曲部2a,2a…を前記ハンダペーストの上面に
載置する。このとき、夫々の載置位置は整然と位置決め
されているので、之をリフローの中を通過させれば、夫
々のハンダペーストは金属部5,5並びにコンタクトピン
2,2…の夫々の折曲部2a,2a…に溶着して固定する。而し
て、該コネクタ本体1を基板8の上面に載置して位置決
めするとき、前記金属部5及びコンタクトピン2の折曲
部2aは、夫々その底面がコネクタ本体1の底面1aと略同
一面に形成されている為、前記位置決めが容易であっ
て、且つ、不慮傾倒するようなことがない為、リフロー
によるハンダ付け操作が容易確実となり、更に、基板8
面よりの高さも低く形成して全体を薄型に形成すること
もできる。このとき、コネクタ本体1に対して、金属カ
バー6は該コネクタ本体1の上面より蓋装されており、
且つ、カバー6を金属にて形成した為、コネクタ全体を
従来品に比し超薄型に形成でき、FPCを嵌挿して確実に
ロックできるのである。
する。尚、説明の都合上、本案に関連する構成も同時に
説明する。図に於て、1はコネクタ本体である。このコ
ネクタ本体は、合成樹脂の射出成形にて形成され、コン
タクトピン2,2…がモールドされている。そして、この
コンタクトピン2,2…は夫々コネクタ本体1の前面に並
列されて突出しており、且つ、その先端部を下面に折曲
2a,2a…してコネクタ本体1の底面1aと略同一面に形成
せられる。更に、該コネクタ本体1は内部が側壁に囲ま
れた中空部1bに形成されており、且つ、前記コンタクト
ピン2,2…は該中空部1bの前壁から該中空部1b内に略水
平に突設されて該中空部1bの後壁近傍にて上方へ折返し
て二折部2b,2b…を形成して該コンタクトピン2,2…に弾
力性を付与している。 更に又、該コネクタ本体1の前記中空部1bの左右側壁の
内側部に於て、前記コンタクトピン2,2…が該コネクタ
本体1の外側面に突出している側を凹設し、この凹設部
3,3に、FPC4の左右の耳部4a,4aが嵌入せられるように形
成されている。即ち、前記FPC4は、前記凹設部3,3の反
対側より挿入せられて該耳部4a,4aが該凹設部3,3に嵌入
され、後述の金属カバー6をスライドして蓋着すること
により、前記耳部4a,4aが凹設部3,3に引掛されてFPC4の
抜けをロックせられるのである。 又、コネクタ本体1の外側面に於て、前記コンタクトピ
ン2,2…の外側突出側と反対側の底面であってその左右
側面部位に金属部5,5が設けられている。この金属部5,5
は、少なくとも、その底面5a,5aがコネクタ本体1の底
面1aと略同一面に形成せられる。 更に、コネクタ本体1の上面には金属カバー6が蓋装せ
られる。而して、この金属カバー6は、第9図(A)
(B)に示す如く、その長手方向に向かって突部6aが設
けられている。而も、この突部6aは、コンタクトピン2,
2…の前記二折部2b,2b…の上面に載置せられるFPC4の各
接点7,7…を、夫々対応せる各コンタクトピン2,2…の二
折部2b,2b…に圧接して連結するように形成せられてい
る。そこで、該突部6aは第6図及び第9図に示す如く、
同図右側に偏して設けられており、該金属カバー6を左
方に摺動したとき、該突部6aが前記コンタクトピン2,2
…の二折部2b,2b…を圧接できるように形成されてい
る。 而して、該金属カバー6は、その左右側部を下方に折曲
6b,6bし、更に、この折曲部6b,6bの下端部を内側に折曲
6c,6cして、コネクタ本体1の左右外側面に、前後摺動
自在に嵌着してある。又、この金属カバー6の前記折曲
部6b,6bは3分割され、その中央部の折曲部6bが稍突出
して、コネクタ本体1の両側面に設けた突片1c,1cに弾
着するように形成されている。又、コネクタ本体1の左
右両外側部の夫々の底面部は前後方向に段設部1d,1dが
設けられ、前記金属カバー6の折曲部6c,6cが、該段設
部1d,1dに嵌着して前後摺動すると共に、不慮妄脱しな
いように形成されている。 而して、該金属カバー6は、前記折曲部6b,6b及び6c,6c
を夫々コネクタ本体1の左右外側面に嵌着して、コネク
タ本体1の上面に蓋装せられる。このとき、第6図
(A)に示す如く、該金属カバー6は、その突部6aがコ
ンタクトピン2,2…の二折部2b,2b…に当接しない右側の
位置に嵌装されている。従って、金属カバー6とコンタ
クトピン2,2…との間には一定の間隙を有すると共に、
該FPC4をコネクタ本体内に挿入する際には、該金属カバ
ー6は該FPC4の挿入側寄りに偏位して蓋装されている。 そこで、FPC4を第6図(A)の如く、右側の隙間より挿
入する。勿論、該FPC4はその耳部4a,4aを前方にして挿
入される。然るときは、該FPC4は、その耳部4a,4aがコ
ネクタ本体1内部の凹設部3,3に載置せられた状態とな
る。斯くして、該金属カバー6を第6図(B)に示す如
く、左方に摺動せしめる。このとき、該金属カバー6の
左右折曲部6b,6bがコネクタ本体1の突片1c,1cに乗り上
げ、圧接して固定する。そして、該金属カバー6の突部
6aは、コンタクトピン2,2…の夫々の二折部2b,2b…を下
方に押圧し、FPC4の各接点7,7…をコンタクトピン2,2…
に夫々連結するのである。 而して、このコネクタ本体1は基板8の上面に取付けら
れるのであるが、先ず、該コネクタ本体1を取付ける所
定箇所に位置決めされる。そして、この位置決めを効果
的にするために、コネクタ本体1の底面にポッチ9,9が
突設され、このポッチ9,9の嵌入孔(図示せず)を基板
8に設け、該ポッチ9,9を該嵌入孔に嵌入して後述のハ
ンダ10,10…にて固定せられる。即ち、コネクタ本体1
に設けた金属部5,5の固定位置には、予めハンダペース
トを塗布又はプリントしておく。 更に、コンタクトピン2,2…の折曲部2a,2a…の当接箇所
には夫々対応する電極パターンが設けられているが、こ
の上面にもハンダペーストを塗布又はプリントしてお
き、そして、前記金属部5,5並びにコンタクトピン2,2…
の夫々の折曲部2a,2a…を前記ハンダペーストの上面に
載置する。このとき、夫々の載置位置は整然と位置決め
されているので、之をリフローの中を通過させれば、夫
々のハンダペーストは金属部5,5並びにコンタクトピン
2,2…の夫々の折曲部2a,2a…に溶着して固定する。而し
て、該コネクタ本体1を基板8の上面に載置して位置決
めするとき、前記金属部5及びコンタクトピン2の折曲
部2aは、夫々その底面がコネクタ本体1の底面1aと略同
一面に形成されている為、前記位置決めが容易であっ
て、且つ、不慮傾倒するようなことがない為、リフロー
によるハンダ付け操作が容易確実となり、更に、基板8
面よりの高さも低く形成して全体を薄型に形成すること
もできる。このとき、コネクタ本体1に対して、金属カ
バー6は該コネクタ本体1の上面より蓋装されており、
且つ、カバー6を金属にて形成した為、コネクタ全体を
従来品に比し超薄型に形成でき、FPCを嵌挿して確実に
ロックできるのである。
この考案は上記一実施例にて詳述せる如く、FPC4をコネ
クタ本体1内へ挿入するとき、コンタクトピン2,2…の
折返部がFPC4の挿入側に設けてあるため、該FPC4は二折
部2b,2bの上面に沿って前方へ挿入されるので何らの障
害もなく極めて円滑に挿入することができる。 更に、コネクタ本体1内へ挿入せられるFPC4の前端部に
設けられている耳部4a,4aがコネクタ本体1の中空部1b
の内側壁に設けられている凹設部3,3に嵌合するので該F
PC4の挿入位置の位置決めが安定すると共に、挿入せら
れたFPC4は固定状態にて金属カバー6をFPC4の挿入側よ
り前方へスライドさせるので、該FPC4は移動することな
くロックせられることになり、依って、安定的、且つ、
確実に該FPC4の導電部とコンタクトピン2,2…の電気的
接続が為されることになる。
クタ本体1内へ挿入するとき、コンタクトピン2,2…の
折返部がFPC4の挿入側に設けてあるため、該FPC4は二折
部2b,2bの上面に沿って前方へ挿入されるので何らの障
害もなく極めて円滑に挿入することができる。 更に、コネクタ本体1内へ挿入せられるFPC4の前端部に
設けられている耳部4a,4aがコネクタ本体1の中空部1b
の内側壁に設けられている凹設部3,3に嵌合するので該F
PC4の挿入位置の位置決めが安定すると共に、挿入せら
れたFPC4は固定状態にて金属カバー6をFPC4の挿入側よ
り前方へスライドさせるので、該FPC4は移動することな
くロックせられることになり、依って、安定的、且つ、
確実に該FPC4の導電部とコンタクトピン2,2…の電気的
接続が為されることになる。
図は本考案の一実施例を示したものである。第1図は金
属カバーを一部切欠した平面図、第2図は全体の正面
図、第3図は同背面図、第4図は金属部を一部切欠した
右側面図、第5図は全体の右側面図、第6図(A)
(B)は金属カバーの摺動状態を示す縦断側面図、第7
図はFPCの一部切欠平面図、第8図はコネクタ本体にFPC
を嵌入する位置を示す解説斜面図、第9図(A)は金属
カバーの斜面図、同図(B)は同図(A)のX−X線断
面図である。
属カバーを一部切欠した平面図、第2図は全体の正面
図、第3図は同背面図、第4図は金属部を一部切欠した
右側面図、第5図は全体の右側面図、第6図(A)
(B)は金属カバーの摺動状態を示す縦断側面図、第7
図はFPCの一部切欠平面図、第8図はコネクタ本体にFPC
を嵌入する位置を示す解説斜面図、第9図(A)は金属
カバーの斜面図、同図(B)は同図(A)のX−X線断
面図である。
1……コネクタ本体 1a,5a……底面 2……コンタクトピン 2a……折曲部 2b……二折部 3……凹設部 4……FPC 4a……耳部 5……金属部 6……金属カバー 6a……突部 8……基板 10……ハンダ付け部
Claims (1)
- 【請求項1】コンタクトピン2,2…をモールドしたコネ
クタ本体1は略四角形に形成されてその内側部に略四角
形状の中空部1bを形成し、更に、該中空部1bの上面に、
左右方向に延びる突部6aを下方に突設した金属カバー6
を前後摺動自在に蓋装すると共に、該金属カバー6はそ
の左右両側部を下方へ折曲して、該折曲部6b,6bが前記
コネクタ本体1の左右外側面に沿って摺動できるように
形成されて成るコネクタに於て、前記コンタクトピン2,
2…は該コネクタ本体1の前壁下方部より前記中空部1b
内に略水平状に挿入され、更に、該コネクタ本体1の後
壁近傍にて上方へ折返して二折部2b,2b…を形成し、一
方、該コネクタ本体1の後側より挿入されるFPC4の前端
部に設けられている耳部4a,4aを嵌合引掛すべく、該FPC
4の抜け止め用の凹設部3,3を該コネクタ本体1の前記中
空部一b内の前方部に形成し、更に、前記金属カバー6
はFPC挿入時には、該FPC4の挿入側である後側に位置さ
せ、前記金属カバー6と二折部2b,2b…との間に該FPC4
を挟持接続するときは、該金属カバー6を後側より前側
へスライドさせるように構成されたことを特徴とする超
薄型コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987200966U JPH0755828Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 超薄型コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987200966U JPH0755828Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 超薄型コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01104675U JPH01104675U (ja) | 1989-07-14 |
JPH0755828Y2 true JPH0755828Y2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=31491349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987200966U Expired - Lifetime JPH0755828Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 超薄型コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0755828Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2747973B2 (ja) * | 1994-04-22 | 1998-05-06 | 帝国通信工業株式会社 | 圧接コネクタ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS598036A (ja) * | 1982-07-02 | 1984-01-17 | Canon Inc | 電子機器 |
JPH03696Y2 (ja) * | 1985-05-01 | 1991-01-11 | ||
JPS62131376U (ja) * | 1986-02-12 | 1987-08-19 |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP1987200966U patent/JPH0755828Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01104675U (ja) | 1989-07-14 |
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