JPH075132B2 - 把持部を改良したスリ−ブ型運搬容器 - Google Patents
把持部を改良したスリ−ブ型運搬容器Info
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- JPH075132B2 JPH075132B2 JP61505967A JP50596786A JPH075132B2 JP H075132 B2 JPH075132 B2 JP H075132B2 JP 61505967 A JP61505967 A JP 61505967A JP 50596786 A JP50596786 A JP 50596786A JP H075132 B2 JPH075132 B2 JP H075132B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D75/00—Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/44—Integral, inserted or attached portions forming internal or external fittings
- B65D5/46—Handles
- B65D5/46072—Handles integral with the container
- B65D5/4608—Handgrip holes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cartons (AREA)
- Packages (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Pens And Brushes (AREA)
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
- Handcart (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はスリーブ型の物品運搬容器に係り、特に、把持
部に改良を施したスリーブ型の物品運搬容器に関する。
部に改良を施したスリーブ型の物品運搬容器に関する。
発明の背景 スリーブ運搬容器は、飲料用缶を12個分収容するものと
して広く使用されている。このスリーブ型運搬容器は、
典型的には缶を内部に完全に収容する厚紙製容器であ
り、この容器の全長に沿って延びた頂部パネルには取手
用開口が2ケ形成されている。これらの開口は、容器の
中央部に互いに離間されて設けられ両開口の間にストラ
ップ又は把持部を形成する。この運搬容器は、ほぼ矩形
の製造用素材(母材)から作られるもので、この素材を
素材製造者により折り曲げ、接着して頂部パネルと底部
パネルと側部パネルとが作られる。この運搬容器は折り
たたんだ状態でボトラに輸送され、ボトラが半完成状態
の素材をスリーブ形状に開いて缶を挿入し、折曲及び接
着作業を行って端部パネルを作る。
して広く使用されている。このスリーブ型運搬容器は、
典型的には缶を内部に完全に収容する厚紙製容器であ
り、この容器の全長に沿って延びた頂部パネルには取手
用開口が2ケ形成されている。これらの開口は、容器の
中央部に互いに離間されて設けられ両開口の間にストラ
ップ又は把持部を形成する。この運搬容器は、ほぼ矩形
の製造用素材(母材)から作られるもので、この素材を
素材製造者により折り曲げ、接着して頂部パネルと底部
パネルと側部パネルとが作られる。この運搬容器は折り
たたんだ状態でボトラに輸送され、ボトラが半完成状態
の素材をスリーブ形状に開いて缶を挿入し、折曲及び接
着作業を行って端部パネルを作る。
この標準型運搬容器は広く使用されているが、欠点がい
くつか存在する。即ち、把持部開口に大きな応力集中が
生じ、このため厚紙をかなり厚くしなければならない。
これは、応力集中の低減の必要がない場合に比べてコス
トの上昇を招く。更に、上述のスーツケース型把持部で
は親指と他の指とでこの運搬容器を保持する必要があ
り、疲れ易いと共に、手に食い込んでしまう。このため
に、スリーブ型運搬容器の持上げ用把持部構成をもっと
強くかつ使い易くすることが望まれており、更に、この
ような把持部構成がほぼ矩形状の単一厚紙シートからの
製造用素材の現行の製造方法で問題なく製造できるもの
が望まれている。
くつか存在する。即ち、把持部開口に大きな応力集中が
生じ、このため厚紙をかなり厚くしなければならない。
これは、応力集中の低減の必要がない場合に比べてコス
トの上昇を招く。更に、上述のスーツケース型把持部で
は親指と他の指とでこの運搬容器を保持する必要があ
り、疲れ易いと共に、手に食い込んでしまう。このため
に、スリーブ型運搬容器の持上げ用把持部構成をもっと
強くかつ使い易くすることが望まれており、更に、この
ような把持部構成がほぼ矩形状の単一厚紙シートからの
製造用素材の現行の製造方法で問題なく製造できるもの
が望まれている。
上述の問題のいくつかを解決する方法としては、スーツ
ケース型把持部の採用をやめて、運搬容器の側部パネル
を頂部パネルに接続する折目を横切る方向に延在した単
一把持部開口を採用することがある。この場合の把持部
開口は、スーツケース型把持部開口の延在方向と直角に
なる。この構成は、指を開口に挿入するだけで容器を持
ち上げて運ぶことができ、腕や手は、スーツケース型把
持部で容器を持上げて運ぶ場合よりも自然な態勢とな
る。
ケース型把持部の採用をやめて、運搬容器の側部パネル
を頂部パネルに接続する折目を横切る方向に延在した単
一把持部開口を採用することがある。この場合の把持部
開口は、スーツケース型把持部開口の延在方向と直角に
なる。この構成は、指を開口に挿入するだけで容器を持
ち上げて運ぶことができ、腕や手は、スーツケース型把
持部で容器を持上げて運ぶ場合よりも自然な態勢とな
る。
このような一般的概念の把持部構成自体は新規なもので
はなく、例えば、発明者エフ・ディー・パルマー(F.D.
Palmer)による米国特許第2,718,301号には、横方向延
在開口に一方の手の指を挿入して容器を持上げて運ぶこ
とのできる飲料缶用容器が開示されている。この把持部
開口は、使用前にはフラップ、即ちタブによって被覆さ
れている。このタブは一端で刻設ヒンジ線によって運搬
容器の頂部パネルに接続されており、タブの他端は、互
いに大きく離間した小さな複数の接続部によって頂部パ
ネルに接続されている。この為、指でタブを押すと上記
接続部が頂部パネルから離れ、タブは上記ヒンジ線のま
わりに折れる。更にタブは断続的な切れ目線を有し、こ
の切れ目線は指でわずかに押しただけで破れるように構
成され、かつヒンジ線に平行に延在しており、タブを二
つに分割する。使用者がタブを押すと、タブはヒンジ線
のまわりを下降折曲がり、タブの自由端を上記切れ目線
とで囲まれたタブの部分が指圧によって折れて分離し、
こうして短くなったタブは運搬容器内部の缶を通り越す
ことができ、頂部パネルの下面に折り重なり補強する。
はなく、例えば、発明者エフ・ディー・パルマー(F.D.
Palmer)による米国特許第2,718,301号には、横方向延
在開口に一方の手の指を挿入して容器を持上げて運ぶこ
とのできる飲料缶用容器が開示されている。この把持部
開口は、使用前にはフラップ、即ちタブによって被覆さ
れている。このタブは一端で刻設ヒンジ線によって運搬
容器の頂部パネルに接続されており、タブの他端は、互
いに大きく離間した小さな複数の接続部によって頂部パ
ネルに接続されている。この為、指でタブを押すと上記
接続部が頂部パネルから離れ、タブは上記ヒンジ線のま
わりに折れる。更にタブは断続的な切れ目線を有し、こ
の切れ目線は指でわずかに押しただけで破れるように構
成され、かつヒンジ線に平行に延在しており、タブを二
つに分割する。使用者がタブを押すと、タブはヒンジ線
のまわりを下降折曲がり、タブの自由端を上記切れ目線
とで囲まれたタブの部分が指圧によって折れて分離し、
こうして短くなったタブは運搬容器内部の缶を通り越す
ことができ、頂部パネルの下面に折り重なり補強する。
このパネル特許の把持部の容器は、従来のスーツケース
型把持部のものよりも持上げが簡単であるけれども、把
持部は把持部端に集中する持上げ応力に対して何ら手段
を講じていない。このため、運搬容器用の厚紙は、この
持上げ応力に耐え得るようにかなり厚くかつ強くなけれ
ばならず、従って運搬容器の製造コストがかなり高くな
ってしまう。このように、パルマ特許の構成は上述の諸
問題のすべてを解決できるわけではない。
型把持部のものよりも持上げが簡単であるけれども、把
持部は把持部端に集中する持上げ応力に対して何ら手段
を講じていない。このため、運搬容器用の厚紙は、この
持上げ応力に耐え得るようにかなり厚くかつ強くなけれ
ばならず、従って運搬容器の製造コストがかなり高くな
ってしまう。このように、パルマ特許の構成は上述の諸
問題のすべてを解決できるわけではない。
発明者ディー・ビー・デュチャー(D.P.Dutcher)等に
よる米国特許第4,405,078号にも、横方向把持部開口を
有する飲料缶容器が開示されている。これは、頂部パネ
ル付近の側部パネル上部に応力軽減用孔を設け、これら
の孔をスリットによって頂部パネルに接続する構成であ
る。把持部開口は開口の部分のみをおおい折りたたみ可
能に連結されたタブを有している。このような構成は、
側部パネル上部に穿設したスリットや孔が持上げ応力に
対して或る程度保護となるが、厚紙の厚さを薄くできる
程のものではない。
よる米国特許第4,405,078号にも、横方向把持部開口を
有する飲料缶容器が開示されている。これは、頂部パネ
ル付近の側部パネル上部に応力軽減用孔を設け、これら
の孔をスリットによって頂部パネルに接続する構成であ
る。把持部開口は開口の部分のみをおおい折りたたみ可
能に連結されたタブを有している。このような構成は、
側部パネル上部に穿設したスリットや孔が持上げ応力に
対して或る程度保護となるが、厚紙の厚さを薄くできる
程のものではない。
公知の横方向把持部開口の別の例を第10図及び第11図に
示す。これは、1981年より以前にマンビル・フオレスト
・プロダクト・コーポレーション(Manville Forest Pr
oducts Corporetion)によって開発されたもので、この
構成の運搬容器は、商業生産はされなかったが秘密保持
を課すことなしに顧客に示された。従って、この運搬容
器は公知の開示物であると考えられる。
示す。これは、1981年より以前にマンビル・フオレスト
・プロダクト・コーポレーション(Manville Forest Pr
oducts Corporetion)によって開発されたもので、この
構成の運搬容器は、商業生産はされなかったが秘密保持
を課すことなしに顧客に示された。従って、この運搬容
器は公知の開示物であると考えられる。
第10図に示したように、運搬容器100は、12本の飲料缶
を収容できるものであった。運搬容器の頂部パネル102
には横方向開示が形成され、この頂部パネルは、これに
接続された端部パネル104に比べてかなり短く、図示の
ように長さが缶直径の三倍に対応している。把持部開口
は、外側の缶と内側の缶との間に位置するようにパネル
102の中心からずれており、これにより使用者の指の挿
入空間が形成される。開口は、横方向切れ目106と、こ
の切れ目106の端から最も近い端部パネル104の方へ延在
した切れ目108と、これらの切れ目108と接続しかつ切れ
目106に平行な折線110とによって囲まれている。こうし
て構成されるフラップ112は、使用者によって上記折線
のまわりを下方へ折り曲げられるまでは開口を被覆して
いる。更に、切れ目114は、横方向切れ目106の端から延
び、頂部パネル102を側部パネル116に接続する折目115
を通って、その先端が側部パネルの上部に達している。
この切れ目114は、近い方の端部パネル104の方向に成分
を有するように、切れ目106と小さな角度を成してい
る。
を収容できるものであった。運搬容器の頂部パネル102
には横方向開示が形成され、この頂部パネルは、これに
接続された端部パネル104に比べてかなり短く、図示の
ように長さが缶直径の三倍に対応している。把持部開口
は、外側の缶と内側の缶との間に位置するようにパネル
102の中心からずれており、これにより使用者の指の挿
入空間が形成される。開口は、横方向切れ目106と、こ
の切れ目106の端から最も近い端部パネル104の方へ延在
した切れ目108と、これらの切れ目108と接続しかつ切れ
目106に平行な折線110とによって囲まれている。こうし
て構成されるフラップ112は、使用者によって上記折線
のまわりを下方へ折り曲げられるまでは開口を被覆して
いる。更に、切れ目114は、横方向切れ目106の端から延
び、頂部パネル102を側部パネル116に接続する折目115
を通って、その先端が側部パネルの上部に達している。
この切れ目114は、近い方の端部パネル104の方向に成分
を有するように、切れ目106と小さな角度を成してい
る。
第11図に示したように、フラップ112は、押下げられる
と、隣接する飲料缶の間で折線110のまわりを折り曲げ
られ、把持部開口を形成し、指が挿入される。こうして
運搬容器が持上げられると、把持部開口付近のパネル10
2は、その初期の平面からスリット114によって或る程度
まで持上げられる。スリット114は側部パネル116の上部
にまで延びているので、スリット114付近の折目115は、
互いに近づくように内方にわずかに変位する。このわず
かな変位により、パネルは、引裂を防止できる量だけ持
上げによって生じた応力に負けてしまう。
と、隣接する飲料缶の間で折線110のまわりを折り曲げ
られ、把持部開口を形成し、指が挿入される。こうして
運搬容器が持上げられると、把持部開口付近のパネル10
2は、その初期の平面からスリット114によって或る程度
まで持上げられる。スリット114は側部パネル116の上部
にまで延びているので、スリット114付近の折目115は、
互いに近づくように内方にわずかに変位する。このわず
かな変位により、パネルは、引裂を防止できる量だけ持
上げによって生じた応力に負けてしまう。
マンビル・フォレスト・プロダクト・コーポレーション
の先の開発品は持上げ応力を幾分軽減するが、この軽減
の為にその他の重要な事項を犠牲にしている。即ち、把
持部開口を容器の隅付近に配置することによって持上げ
応力をできるだけ小さくしているが、このような把持部
開口のずらしは、容器重量が均一に分布しなくなるの
で、顧客の立場からは望ましくない。運搬の簡便さの点
から見ると把持部開口を運搬容器の中心に設けることが
非常に望ましい。更に、この把持部は比較的厚い紙を使
用して、この厚紙の厚さと強度によって、持上げ応力に
よる引裂に耐えるように構成されている。従って、この
ような構成では、使用する厚紙を薄くするという本発明
の重要な目的の一つを構成できない。
の先の開発品は持上げ応力を幾分軽減するが、この軽減
の為にその他の重要な事項を犠牲にしている。即ち、把
持部開口を容器の隅付近に配置することによって持上げ
応力をできるだけ小さくしているが、このような把持部
開口のずらしは、容器重量が均一に分布しなくなるの
で、顧客の立場からは望ましくない。運搬の簡便さの点
から見ると把持部開口を運搬容器の中心に設けることが
非常に望ましい。更に、この把持部は比較的厚い紙を使
用して、この厚紙の厚さと強度によって、持上げ応力に
よる引裂に耐えるように構成されている。従って、この
ような構成では、使用する厚紙を薄くするという本発明
の重要な目的の一つを構成できない。
横方向把持部開口を有する飲料缶運搬容器の別の公知例
は、発明者ピー・ジェー・ウッド(P.J.Wood)の米国特
許第4,558,816号に開示されている。この構成では、横
方向スリットは、運搬容器の頂部パネルを完全に横切っ
て側部パネル内まで下降し、その先端は、頂部パネルを
側部パネルに接続する折目からわずかな所まで達してい
る。二本の折線が、上記スリットと平行かつ等距離だけ
離間して、頂部パネルのかなりの部分に沿って設けられ
ている。これらの折線は、弧状スリットによって互いに
接続されて把持部開口を形成している。この把持部開口
は、折線でヒンジされた複数のフラップ、即ちタブによ
って最初は被覆されている。この運搬容器の使用は次の
ように行われる。即ち、使用者が指を把持部開口内にい
ずれかの端から挿入すると、これらの指の下面に接触し
たタブは、指が頂部パネルの下面をつかむように移動す
るにつれて、折り曲げられる。同時に、他方のタブが指
の外側で別の方へ折り曲げられる。把持部開口は、運搬
容器の比較的長い頂部パネルの中心に配置されているの
で、容器内の二本の内側缶の間の空間の上に位置してい
る。タブの幅は缶の寸法の関数であり、かつまた把持部
開口と側部パネルとの間の距離の関数でもある。
は、発明者ピー・ジェー・ウッド(P.J.Wood)の米国特
許第4,558,816号に開示されている。この構成では、横
方向スリットは、運搬容器の頂部パネルを完全に横切っ
て側部パネル内まで下降し、その先端は、頂部パネルを
側部パネルに接続する折目からわずかな所まで達してい
る。二本の折線が、上記スリットと平行かつ等距離だけ
離間して、頂部パネルのかなりの部分に沿って設けられ
ている。これらの折線は、弧状スリットによって互いに
接続されて把持部開口を形成している。この把持部開口
は、折線でヒンジされた複数のフラップ、即ちタブによ
って最初は被覆されている。この運搬容器の使用は次の
ように行われる。即ち、使用者が指を把持部開口内にい
ずれかの端から挿入すると、これらの指の下面に接触し
たタブは、指が頂部パネルの下面をつかむように移動す
るにつれて、折り曲げられる。同時に、他方のタブが指
の外側で別の方へ折り曲げられる。把持部開口は、運搬
容器の比較的長い頂部パネルの中心に配置されているの
で、容器内の二本の内側缶の間の空間の上に位置してい
る。タブの幅は缶の寸法の関数であり、かつまた把持部
開口と側部パネルとの間の距離の関数でもある。
側部パネルには更に複数の短い折線が形成されており、
これらの折線は、横方向スリットの両端から頂部パネル
を側部パネルに接続する折目まで延在している。ウッド
特許には、その第3図に示されたようにカートン(箱)
を持上げると、スリット16、折曲げ線3及び23によって
形成された三角形の構造が内側に湾曲する。これによ
り、この部分の頂部板が使用者の手によって握られ、運
搬容器が持上げられるにつれて頂部パネルの初期平面か
ら引き上げられる。この構成によると、持上応力を或る
程度分散することができるが、依然として応力は横方向
スリットの端付近で必要以上に集中しがちである。この
ため比較的高剛性の構成要因に従う必要があり、頂部パ
ネルを必要以上に高く、かつ急峻に引ぱり上げることに
なる。
これらの折線は、横方向スリットの両端から頂部パネル
を側部パネルに接続する折目まで延在している。ウッド
特許には、その第3図に示されたようにカートン(箱)
を持上げると、スリット16、折曲げ線3及び23によって
形成された三角形の構造が内側に湾曲する。これによ
り、この部分の頂部板が使用者の手によって握られ、運
搬容器が持上げられるにつれて頂部パネルの初期平面か
ら引き上げられる。この構成によると、持上応力を或る
程度分散することができるが、依然として応力は横方向
スリットの端付近で必要以上に集中しがちである。この
ため比較的高剛性の構成要因に従う必要があり、頂部パ
ネルを必要以上に高く、かつ急峻に引ぱり上げることに
なる。
運搬容器把持部に可撓性を過度に付与することなく、厚
紙の厚さを減少することのできる横方向把持部構造を有
する運搬容器を提供することが望まれている。また、ウ
ッド特許に関連して上述した設計上の種々の制約を必要
としない横方向把持部開口フラップ構成を提供すること
が望まれている。
紙の厚さを減少することのできる横方向把持部構造を有
する運搬容器を提供することが望まれている。また、ウ
ッド特許に関連して上述した設計上の種々の制約を必要
としない横方向把持部開口フラップ構成を提供すること
が望まれている。
発明の簡単な要約 本発明は、上述の諸問題を解決すべく改良を施した把持
部構成を提供するものである。複数のスリットは、単一
の横方向把持部開口の各端から複数の側部板(パネル)
の上部に延在し、これにより、指が把持部開口内に挿入
され容器が持上げられた時に頂部板(パネル)と側部パ
ネルとが湾曲することができる。側部パネルの上部の刻
目線は、引裂を防止しかつ持上応力を分散させる為に、
スリットの端には接続されている。頂部パネルの張力軽
減刻目線は、頂部パネルが持上げ時にゆるやかに一様に
上方にたわむように、持上応力を分散する。更に開口の
一方の側の縁には、単一のフラップが枢着されており、
このフラップは運搬容器を持上げ開始までは把持部開口
を被覆している。別の実施例では、フラップは互いに離
間の狭い接続部によって頂部パネルにその二本の長縁の
両方に沿って取付けられており、これにより、後に詳述
するように、タブは条件に応じて下方に折り曲げられる
か又は破断される。
部構成を提供するものである。複数のスリットは、単一
の横方向把持部開口の各端から複数の側部板(パネル)
の上部に延在し、これにより、指が把持部開口内に挿入
され容器が持上げられた時に頂部板(パネル)と側部パ
ネルとが湾曲することができる。側部パネルの上部の刻
目線は、引裂を防止しかつ持上応力を分散させる為に、
スリットの端には接続されている。頂部パネルの張力軽
減刻目線は、頂部パネルが持上げ時にゆるやかに一様に
上方にたわむように、持上応力を分散する。更に開口の
一方の側の縁には、単一のフラップが枢着されており、
このフラップは運搬容器を持上げ開始までは把持部開口
を被覆している。別の実施例では、フラップは互いに離
間の狭い接続部によって頂部パネルにその二本の長縁の
両方に沿って取付けられており、これにより、後に詳述
するように、タブは条件に応じて下方に折り曲げられる
か又は破断される。
これらの構成の特長は、スリーブ型運搬容器製造用の標
準素材を用いて容易に実現でき、このときに必要なこと
は、素材作成用ダイス(型)に多少の変更を加えてスリ
ットや刻目線を新たに付与するだけである。
準素材を用いて容易に実現でき、このときに必要なこと
は、素材作成用ダイス(型)に多少の変更を加えてスリ
ットや刻目線を新たに付与するだけである。
本発明の種々の利点やその他の特長や態様は、以下の発
明の詳細な説明から明らかになるであろう。
明の詳細な説明から明らかになるであろう。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明のスリーブ型運搬容器の好適実施例を
示した説明図で、把持部による持上げ前の状態を示して
いる。
示した説明図で、把持部による持上げ前の状態を示して
いる。
第2図は第1図の運搬容器を作る製造用素材を示した平
面図である。
面図である。
第3図は第1図の運搬容器の説明図で、運搬容器を持上
げて運ぶ際に生ずる応力による変形を表わしている。
げて運ぶ際に生ずる応力による変形を表わしている。
第4図は第3図の運搬容器の平面図で、持上げによる変
形を別の透視画法で示している。
形を別の透視画法で示している。
第5図は第3図の運搬容器の側面図で、持上げによる変
形を別の透視画法で示している。
形を別の透視画法で示している。
第6図は把持部開口での部分断面図で、使用者の指で最
初に押下げられた後の把持部タブの状態を示している。
初に押下げられた後の把持部タブの状態を示している。
第7図は第6図と同様の部分断面図で、第6図に示した
段階の後の中間段階における把持部タブの二枚のフラッ
プを示している。
段階の後の中間段階における把持部タブの二枚のフラッ
プを示している。
第8図は第6図と同様の部分断面図で、最終の折りたた
み位置の把持部タブを示している。
み位置の把持部タブを示している。
第9図はタブを変更した別の実施例の製造用素材の拡大
部分平面図である。
部分平面図である。
第10図は公知のスリーブ型運搬容器の説明図である。
第11図は第10図の公知の運搬容器の拡大部分図で、持上
状態を示している。
状態を示している。
発明の説明 第1図において、スリーブ型運搬容器10は、側部板(パ
ネル)12と、この側部パネル12に折目16に接続された頂
部板(パネル)14と、側部パネル12に折目20により接続
された不図示の底部パネルとを有し、端部パネルは、夫
々折目26と28によって側部パネルに接続されたフラップ
22と24とから構成される。これらのフラップは、頂部及
び底部パネルに折曲可能に接続された別のフラップに、
接着剤によって取付けられている。上記別のフラップ
は、折線付近部分を除いて、フラップ22、24によって被
われ図面には示されていない。同様の端部パネルは、運
搬容器の他端にも設けられている。
ネル)12と、この側部パネル12に折目16に接続された頂
部板(パネル)14と、側部パネル12に折目20により接続
された不図示の底部パネルとを有し、端部パネルは、夫
々折目26と28によって側部パネルに接続されたフラップ
22と24とから構成される。これらのフラップは、頂部及
び底部パネルに折曲可能に接続された別のフラップに、
接着剤によって取付けられている。上記別のフラップ
は、折線付近部分を除いて、フラップ22、24によって被
われ図面には示されていない。同様の端部パネルは、運
搬容器の他端にも設けられている。
運搬容器使用者の指揮入用把持部開口30は、折目16を横
切る方向に延在している。この開口30は、運搬容器の持
上げ前の状態では、フラップ即ちタブ機構によって被覆
されている。このフラップ又はタブ機構については後に
第2図を参照して詳細に説明する。開口30の一端から
は、スリット32が延在し、このスリット32は、折目16に
交差した後降下し、側部パネル12の上部にまで達してい
る。同様に開口の他端からはスリット34が延在し、これ
も反対側の側部パネルの上部にまで降下している。一対
の刻目線36と38は、スリット32と34の端から上方へ延在
し各折目16を横切って、開口30とこれに最も近い端部パ
ネルとの間の頂部パネル14の所で、互いに交わっている
(即ち合致している)。これと同様に、一対の刻目線4
0、42は、スリット32、34の端から上方へ延在し、折目1
6を横切って開口30と他方の側部パネルとの間の頂部パ
ネル14で互いに交わっている。別の刻目線44は、把持部
開口30を刻目線36と38との交点に接続し、また別の刻目
線46は把持部開口30を刻目線40と42との交点に接続して
いる。
切る方向に延在している。この開口30は、運搬容器の持
上げ前の状態では、フラップ即ちタブ機構によって被覆
されている。このフラップ又はタブ機構については後に
第2図を参照して詳細に説明する。開口30の一端から
は、スリット32が延在し、このスリット32は、折目16に
交差した後降下し、側部パネル12の上部にまで達してい
る。同様に開口の他端からはスリット34が延在し、これ
も反対側の側部パネルの上部にまで降下している。一対
の刻目線36と38は、スリット32と34の端から上方へ延在
し各折目16を横切って、開口30とこれに最も近い端部パ
ネルとの間の頂部パネル14の所で、互いに交わっている
(即ち合致している)。これと同様に、一対の刻目線4
0、42は、スリット32、34の端から上方へ延在し、折目1
6を横切って開口30と他方の側部パネルとの間の頂部パ
ネル14で互いに交わっている。別の刻目線44は、把持部
開口30を刻目線36と38との交点に接続し、また別の刻目
線46は把持部開口30を刻目線40と42との交点に接続して
いる。
上述の構成は、第1図の運搬容器製造用の素材(母材)
を示した第2図に明示されている。素材48は、中央部分
14と、刻目線16によってこの中央部分14に接続された中
間部分12とを有し、この中央部分は頂部パネル14に対応
し、中間部分は側部パネル12に対応し、刻目線は折目16
に対応している。中間部分22には、刻目線20によって端
部分50と52が接続され、これらの端部分50、52は、この
素材を刻目線16と20の所で折り曲げた時に互いに重なり
合うように、その大きさが定められている。これらの重
合部は互いに接着され運搬容器10の底部パネルを形成す
る。
を示した第2図に明示されている。素材48は、中央部分
14と、刻目線16によってこの中央部分14に接続された中
間部分12とを有し、この中央部分は頂部パネル14に対応
し、中間部分は側部パネル12に対応し、刻目線は折目16
に対応している。中間部分22には、刻目線20によって端
部分50と52が接続され、これらの端部分50、52は、この
素材を刻目線16と20の所で折り曲げた時に互いに重なり
合うように、その大きさが定められている。これらの重
合部は互いに接着され運搬容器10の底部パネルを形成す
る。
フラップ22、24は、刻目線26、28によって中間部分12に
接続され、互いに折り曲げられて運搬容器10の端部パネ
ルを形成する。フラップ54は、刻目線56によって中央部
分14に接続され、上記フラップ22、24の折目前に下方に
折り曲げられる。こうして、フラップは、フラップ22と
24の接着用支持体として働く。同様に、刻目線62、64に
よって端部分50、52に接続されたフラップ58、60は、フ
ラップ22、24の折曲げ前に上方に折り曲げられて、フラ
ップ22、24の接着用支持体として作用する。このような
構成は公知のものであり、12本の飲料缶全部を保持でき
る強度を有する。
接続され、互いに折り曲げられて運搬容器10の端部パネ
ルを形成する。フラップ54は、刻目線56によって中央部
分14に接続され、上記フラップ22、24の折目前に下方に
折り曲げられる。こうして、フラップは、フラップ22と
24の接着用支持体として働く。同様に、刻目線62、64に
よって端部分50、52に接続されたフラップ58、60は、フ
ラップ22、24の折曲げ前に上方に折り曲げられて、フラ
ップ22、24の接着用支持体として作用する。このような
構成は公知のものであり、12本の飲料缶全部を保持でき
る強度を有する。
第2図に示したように、引裂線66は、フラップ22、24の
一部と中間部分12の一部とを貫通し刻目線56に沿って延
在しており、この引裂線66が囲む運搬容器の部分を取除
くと、缶取出開口(can dispenser opening)が形成さ
れる。このような特長も公知であり、何ら本発明を構成
するものではない。
一部と中間部分12の一部とを貫通し刻目線56に沿って延
在しており、この引裂線66が囲む運搬容器の部分を取除
くと、缶取出開口(can dispenser opening)が形成さ
れる。このような特長も公知であり、何ら本発明を構成
するものではない。
第2図は、第1図で述べた構成に対応したものであり、
スリット32と34は把持部開口の端から延在し、刻目線16
を横切って中間部分12の上部にまで達している。素材48
には、把持部開口30用の切抜き部が形成されているので
はなく、スリット70と一対の弧状スリット72と折線74と
から成るタブ68が形成されており、購買者がこの運搬容
器を持つとき、その指でタブを折線74の所で曲げること
によって把持部開口が形成される。これらのスリット70
と72は、スリット線に沿って頂部パネルの互いに分離さ
れた複数の狭小部分をそのままに残すスキップカット工
程(skip−cut operation)によって作られる。これら
のパネル部分は、使用者によるタブの押下げによって引
き裂かれるまで、タブをその状態に保持している。この
ような構成は切り抜き部分を除去する必要がないので、
製造上好ましく、またこの把持部開口の所でシート材が
二重の厚さになり、これにより破れが防止できかつ折目
74において指用クッションとなるので、性能上の点から
も好ましい。
スリット32と34は把持部開口の端から延在し、刻目線16
を横切って中間部分12の上部にまで達している。素材48
には、把持部開口30用の切抜き部が形成されているので
はなく、スリット70と一対の弧状スリット72と折線74と
から成るタブ68が形成されており、購買者がこの運搬容
器を持つとき、その指でタブを折線74の所で曲げること
によって把持部開口が形成される。これらのスリット70
と72は、スリット線に沿って頂部パネルの互いに分離さ
れた複数の狭小部分をそのままに残すスキップカット工
程(skip−cut operation)によって作られる。これら
のパネル部分は、使用者によるタブの押下げによって引
き裂かれるまで、タブをその状態に保持している。この
ような構成は切り抜き部分を除去する必要がないので、
製造上好ましく、またこの把持部開口の所でシート材が
二重の厚さになり、これにより破れが防止できかつ折目
74において指用クッションとなるので、性能上の点から
も好ましい。
更に第2図に示したように、タブ68には二つの弧状スリ
ット72を結ぶ折線76が形成され、この折線76はスリット
32、34と一致するようにタブの中心線を延在し、タブを
二つの部分即ちフラップ68A、68Bに二分している。この
一方のフラップ68Aは弧状スリット72の一部と折線74と7
6とにより囲まれ、他方のフラップ68Bは弧状スリットの
残部と折線76とスリット70とによって囲まれている。
ット72を結ぶ折線76が形成され、この折線76はスリット
32、34と一致するようにタブの中心線を延在し、タブを
二つの部分即ちフラップ68A、68Bに二分している。この
一方のフラップ68Aは弧状スリット72の一部と折線74と7
6とにより囲まれ、他方のフラップ68Bは弧状スリットの
残部と折線76とスリット70とによって囲まれている。
第6図、第7図及び第8図はこれらのタブフラップの作
用を示したもので、第6図は使用者が指でタブ68を折線
74のまわりに折り曲げ開始した直後の状態を示してい
る。フラップ68Bは、この状態でスリット70に沿って頂
部パネル14から離れて容器の内側に入り込んでいる。こ
の段階においては、フラップ68Bは缶C1を払拭し、抵抗
をうけない。折曲げ線76は、それ故曲がることなく元の
ままであり、フラップ68Aと68Bは単一のタブ68として作
用している。しかしながら、フラップ68Bが缶C2にぶつ
かると、フラップ68Aは折線74のまわりに回動すること
ができなくなる。指でフラップ68Bを押し続けると、指
は第7図に示したようにフラップ68Aの所まで滑り込
む。これにより、フラップ68Aは折線74の所で折り返さ
れ、他方フラップ68Bは缶C2の側面を滑り上り、この結
果フラップ68Bはその連結折線76の所でフラップ68Aの方
へ折りたたまれる。このような作用は、持上げ圧力によ
って、折線74とこれに最も近い端部パネルとの間の頂部
パネル14の一部を持ち上げることによって行われる。第
7図は頂部パネル14の持ち上げられた部分を示してい
る。
用を示したもので、第6図は使用者が指でタブ68を折線
74のまわりに折り曲げ開始した直後の状態を示してい
る。フラップ68Bは、この状態でスリット70に沿って頂
部パネル14から離れて容器の内側に入り込んでいる。こ
の段階においては、フラップ68Bは缶C1を払拭し、抵抗
をうけない。折曲げ線76は、それ故曲がることなく元の
ままであり、フラップ68Aと68Bは単一のタブ68として作
用している。しかしながら、フラップ68Bが缶C2にぶつ
かると、フラップ68Aは折線74のまわりに回動すること
ができなくなる。指でフラップ68Bを押し続けると、指
は第7図に示したようにフラップ68Aの所まで滑り込
む。これにより、フラップ68Aは折線74の所で折り返さ
れ、他方フラップ68Bは缶C2の側面を滑り上り、この結
果フラップ68Bはその連結折線76の所でフラップ68Aの方
へ折りたたまれる。このような作用は、持上げ圧力によ
って、折線74とこれに最も近い端部パネルとの間の頂部
パネル14の一部を持ち上げることによって行われる。第
7図は頂部パネル14の持ち上げられた部分を示してい
る。
使用者が上述の持上げを続けると頂部パネルも持上が
り、フラップ68Bが缶C2の最高点に達し、指によって頂
部パネルの下面に当接し、第8図に示した位置に至る。
フラップ68Bは上述の移動中に折線76のまわりを最初と
は逆方向に旋回し、再びフラップ68Aとほぼ同一面に位
置する。
り、フラップ68Bが缶C2の最高点に達し、指によって頂
部パネルの下面に当接し、第8図に示した位置に至る。
フラップ68Bは上述の移動中に折線76のまわりを最初と
は逆方向に旋回し、再びフラップ68Aとほぼ同一面に位
置する。
本発明のタブ構成は、パルマー特許のタブ構成と以下の
点で異なっている。即ち、パルマー特許では、指フラッ
プ7は二個の部分を分割する破断線に沿ってカバー片8
から離れるので、上部パネルの下面に折り込まれたフラ
ップは幅が非常に狭くなってしまう。これに対して本発
明のタブは、幅広であり、把持部開口の幅に一致してい
る。
点で異なっている。即ち、パルマー特許では、指フラッ
プ7は二個の部分を分割する破断線に沿ってカバー片8
から離れるので、上部パネルの下面に折り込まれたフラ
ップは幅が非常に狭くなってしまう。これに対して本発
明のタブは、幅広であり、把持部開口の幅に一致してい
る。
また、デュチャー等の発明した運搬容器も、把持部構成
が本発明とは異なっている。即ちこのデュチャー等の構
成では、把持部開口がタブ折線の反対側で湾曲してお
り、タブ自身が完全に開口を横切って延在するものでは
ない。この為、ゴミや他の破片が被覆されていない開口
を介して運搬容器の内部に侵入してしまう。更に、タブ
自身は、頂部パネルの下面に折返されたとき、本発明の
タブ構成程、広い範囲をカバーするものではない。
が本発明とは異なっている。即ちこのデュチャー等の構
成では、把持部開口がタブ折線の反対側で湾曲してお
り、タブ自身が完全に開口を横切って延在するものでは
ない。この為、ゴミや他の破片が被覆されていない開口
を介して運搬容器の内部に侵入してしまう。更に、タブ
自身は、頂部パネルの下面に折返されたとき、本発明の
タブ構成程、広い範囲をカバーするものではない。
本発明の把持部構成は、第10図及び第11図に示した公知
の構成とも異っている。この公知のフラップ112は、本
発明に設けられているようなフラップ内部の折線を有し
ていないので、容器内の隣接する缶を通り越す為には、
幅を狭くしなければならない。更に、フラップ112がこ
れらの缶を通り越すには、把持部開口とこれに最も近い
端部パネルとの間の頂部パネル102をかなりの量持ち上
げなければならず、この為に、把持部開口の位置をずら
す必要がある。しかし、このように把持部開口位置をず
らすことは、使い易さや運搬の簡易性を損なうので望ま
しくない。この点については、本発明の頂部パネルの持
上げ作用に関連して後に詳述する。
の構成とも異っている。この公知のフラップ112は、本
発明に設けられているようなフラップ内部の折線を有し
ていないので、容器内の隣接する缶を通り越す為には、
幅を狭くしなければならない。更に、フラップ112がこ
れらの缶を通り越すには、把持部開口とこれに最も近い
端部パネルとの間の頂部パネル102をかなりの量持ち上
げなければならず、この為に、把持部開口の位置をずら
す必要がある。しかし、このように把持部開口位置をず
らすことは、使い易さや運搬の簡易性を損なうので望ま
しくない。この点については、本発明の頂部パネルの持
上げ作用に関連して後に詳述する。
また、本発明の把持部構成は、ウッド特許の運搬容器の
把持部とも異っている。ウッド特許の第3欄、第28行目
以後には、以下の記載がある。即ち、「運搬用フラップ
20が隣接缶C1の所を通って内側に揺動できるだけの間隙
を形成する為には、把持部フラップ15の幅、即ち折線17
と横方向ミシン目スリット15との間の間隙が、C1のよう
な隣接缶の半径の1/3程度となる。このような各部の関
係によってフラップ20が内側に揺動可能となり、かつま
たフラップと缶C1との間に間隙が容易に形成される。
把持部とも異っている。ウッド特許の第3欄、第28行目
以後には、以下の記載がある。即ち、「運搬用フラップ
20が隣接缶C1の所を通って内側に揺動できるだけの間隙
を形成する為には、把持部フラップ15の幅、即ち折線17
と横方向ミシン目スリット15との間の間隙が、C1のよう
な隣接缶の半径の1/3程度となる。このような各部の関
係によってフラップ20が内側に揺動可能となり、かつま
たフラップと缶C1との間に間隙が容易に形成される。
本発明は、このような関係を必要としない。本発明で
は、上述したように、折線74と76の存在によってタブが
隣接缶に接触し、この缶の側面に乗り上げる。従って、
本発明では、ウッド特許と異なり、把持部タブが内側に
自由に揺動できることは不要なので、タブの幅は、ウッ
ド特許の把持部フラップ15の幅より大きくすることがで
きる。
は、上述したように、折線74と76の存在によってタブが
隣接缶に接触し、この缶の側面に乗り上げる。従って、
本発明では、ウッド特許と異なり、把持部タブが内側に
自由に揺動できることは不要なので、タブの幅は、ウッ
ド特許の把持部フラップ15の幅より大きくすることがで
きる。
またウッド特許には、第3欄、第35行目以後に「横方向
ミシン目スリット15は、運搬容器の両端部間の中央部に
配置することが好ましい。」と記載されている。本発明
は把持部タブにミシン目スリットを有していないので、
上記関係は不要である。尚、運搬容器素材の生産の際に
は、折線76をスリット32と34に位置的に一致させること
が好都合であるので、把持部タブ68内の折線76は図示例
ではタブの中央に位置している。しかしこの折線76は、
タブの中心からずらしてもよい。折線76をずらした場合
にも、運搬容器の持上げ際のタブの折り返しは、上述の
場合と同様であるが、唯一の差異は、タブフラップ68B
が缶表面に乗り上げたときに頂部パネルの下面に当接す
る地点が異なることである。ウッド特許には、第37欄に
「また、運搬容器の持上及び運搬の為に、フラップ20と
共にフラップ25を使用してもよい。」と述べられてい
る。しかし、本発明の把持部構成は、単一の把持部タブ
が存在するだけである。第6図乃至第8図に示した方法
により、指を挿入して運搬容器を持上げると、フラップ
68Aと68Bからなる二部分型タブは頂部パネルの下に折り
たたまれ、使用者の指と係合する。運搬容器は、指を別
の方向から挿入しても持上げることができる。この場合
には、フラップ68Bはスリット70に沿って頂部パネルか
ら離れ、指が頂部パネルの下面を直接持ち上げることに
なり、フラップ68Aと68Bは単一の一体タブ68として使用
される。このとき、タブは折線74のまわりに単純に下に
折り曲がり、指の外側が通るときにこの指の通る空所を
形成する。この場合、タブ68は頂部パネルの下面に当接
し、そこを補強するようには屈曲しない。
ミシン目スリット15は、運搬容器の両端部間の中央部に
配置することが好ましい。」と記載されている。本発明
は把持部タブにミシン目スリットを有していないので、
上記関係は不要である。尚、運搬容器素材の生産の際に
は、折線76をスリット32と34に位置的に一致させること
が好都合であるので、把持部タブ68内の折線76は図示例
ではタブの中央に位置している。しかしこの折線76は、
タブの中心からずらしてもよい。折線76をずらした場合
にも、運搬容器の持上げ際のタブの折り返しは、上述の
場合と同様であるが、唯一の差異は、タブフラップ68B
が缶表面に乗り上げたときに頂部パネルの下面に当接す
る地点が異なることである。ウッド特許には、第37欄に
「また、運搬容器の持上及び運搬の為に、フラップ20と
共にフラップ25を使用してもよい。」と述べられてい
る。しかし、本発明の把持部構成は、単一の把持部タブ
が存在するだけである。第6図乃至第8図に示した方法
により、指を挿入して運搬容器を持上げると、フラップ
68Aと68Bからなる二部分型タブは頂部パネルの下に折り
たたまれ、使用者の指と係合する。運搬容器は、指を別
の方向から挿入しても持上げることができる。この場合
には、フラップ68Bはスリット70に沿って頂部パネルか
ら離れ、指が頂部パネルの下面を直接持ち上げることに
なり、フラップ68Aと68Bは単一の一体タブ68として使用
される。このとき、タブは折線74のまわりに単純に下に
折り曲がり、指の外側が通るときにこの指の通る空所を
形成する。この場合、タブ68は頂部パネルの下面に当接
し、そこを補強するようには屈曲しない。
再び図面を参照して説明する。第2図に示し、また第1
図を参照して述べたように、一対の刻目線36と38はスリ
ット32と34の端から延在し、第2図の右側に示した刻目
線56と折線74との間の中央部分14において合致している
即ち交わっている。同様に、一対の刻目線40と42はスリ
ット32と34の端から延び、第2図の左側に示された刻目
線56とスリット70との間の中央部分14において互いに合
致している。張力軽減用刻目線36と38の目的は、運搬容
器に加えられた持上応力を分散して、運搬容器の頂部パ
ネルと側部パネルとが裂けることを防止することであ
る。側部パネル内に位置する上記刻目線の部分は、持上
応力を折目16の所にまで分散する。頂部パネル内に位置
する刻目線の部分は、持上応力をほぼ一様に頂部パネル
内に分散する。これにより、頂部パネルは、把持部開口
により持上げられた時に裂けることなく上方に湾曲可能
となる。この現象を一層顕著にする為に、別の刻目線44
が把持部開口を両応力軽減用刻目線の合致点に接続して
いる。持上作用をできるだけ一様にする為には、一対の
刻目線を折目16のほぼ中間位置で交わらせること即ち合
致させることが好ましい。この合致点即ち交点は、把持
部開口よりも端部パネルの方に近ずけることもできる
し、望むならばその逆にすることも可能であるが、一般
的に言うと、頂部パネルは、刻目線が把持部開口に近づ
く程急峻に湾曲し、逆に刻目線が把持部開口から離れる
程よりゆるやかに湾曲する。この合致位置はいろいろ変
えることができるが、一対の刻目線の合致位置を把持部
開口の方や端部パネルの方に夫々片寄り過ぎることな
く、把持部開口と端部パネルのほぼ中央に定めた時に、
持上応力が最も分散される。更に、刻目線は図示の如き
特定の点で合致する必要はない。刻目線はもっと小さい
角度で合致してもよく、曲線でさえよく、この場合でも
所望の応力軽減機能を有する。
図を参照して述べたように、一対の刻目線36と38はスリ
ット32と34の端から延在し、第2図の右側に示した刻目
線56と折線74との間の中央部分14において合致している
即ち交わっている。同様に、一対の刻目線40と42はスリ
ット32と34の端から延び、第2図の左側に示された刻目
線56とスリット70との間の中央部分14において互いに合
致している。張力軽減用刻目線36と38の目的は、運搬容
器に加えられた持上応力を分散して、運搬容器の頂部パ
ネルと側部パネルとが裂けることを防止することであ
る。側部パネル内に位置する上記刻目線の部分は、持上
応力を折目16の所にまで分散する。頂部パネル内に位置
する刻目線の部分は、持上応力をほぼ一様に頂部パネル
内に分散する。これにより、頂部パネルは、把持部開口
により持上げられた時に裂けることなく上方に湾曲可能
となる。この現象を一層顕著にする為に、別の刻目線44
が把持部開口を両応力軽減用刻目線の合致点に接続して
いる。持上作用をできるだけ一様にする為には、一対の
刻目線を折目16のほぼ中間位置で交わらせること即ち合
致させることが好ましい。この合致点即ち交点は、把持
部開口よりも端部パネルの方に近ずけることもできる
し、望むならばその逆にすることも可能であるが、一般
的に言うと、頂部パネルは、刻目線が把持部開口に近づ
く程急峻に湾曲し、逆に刻目線が把持部開口から離れる
程よりゆるやかに湾曲する。この合致位置はいろいろ変
えることができるが、一対の刻目線の合致位置を把持部
開口の方や端部パネルの方に夫々片寄り過ぎることな
く、把持部開口と端部パネルのほぼ中央に定めた時に、
持上応力が最も分散される。更に、刻目線は図示の如き
特定の点で合致する必要はない。刻目線はもっと小さい
角度で合致してもよく、曲線でさえよく、この場合でも
所望の応力軽減機能を有する。
運搬容器は持上げるのに指を把持部開口内にどちらの方
向からでも挿入できるように、刻目線36と38と同様の一
対の刻目線40と42が把持部開口の反対側に設けられてい
る。また、刻目線36と38の交点を把持部開口に接続する
刻目線46も設けられている。こうして、どちらの端から
運搬容器を持上げても上述の湾曲作用が生ずる。
向からでも挿入できるように、刻目線36と38と同様の一
対の刻目線40と42が把持部開口の反対側に設けられてい
る。また、刻目線36と38の交点を把持部開口に接続する
刻目線46も設けられている。こうして、どちらの端から
運搬容器を持上げても上述の湾曲作用が生ずる。
刻目線36と40とスリット32とで夫々形成される角度は、
上述した刻目線構成が得られるように任意の所望の値と
することができる。把持部のどちらの側を使用したかに
無関係に、頂部パネルに生ずる変形を同一の形式及び大
きさにする為に、上記角度は等しく互いに逆であること
が好ましい。一例として、約50°の角度にすると、良い
結果が得られる。
上述した刻目線構成が得られるように任意の所望の値と
することができる。把持部のどちらの側を使用したかに
無関係に、頂部パネルに生ずる変形を同一の形式及び大
きさにする為に、上記角度は等しく互いに逆であること
が好ましい。一例として、約50°の角度にすると、良い
結果が得られる。
スリット70と折線74とを接続するスリット72は、指用タ
ブ領域での破裂を防止する為に、図示の如き弧状とする
ことが好ましい。
ブ領域での破裂を防止する為に、図示の如き弧状とする
ことが好ましい。
第3図において、本発明の機構によると、運搬容器は片
手の指によって持上げが可能であり、この持上により頂
部パネル14は、応力軽減刻目線が持上げ応力を頂部パネ
ルと側部パネルの上部分とに分散させるにつれて、上方
に湾曲する。第3図と第4図と第5図に示したように、
運搬容器を持上げると、持上応力が作用する開口の側部
に隣接する把持部分が持上げられ、これにより把持部開
口がスリット32と34によって図示の持上位置にもたされ
る。この持上動作によって生じた応力は、上述した刻目
線によって影響領域全体にうまく分散されるので、運搬
容器はこれらの応力点で裂けることはない。
手の指によって持上げが可能であり、この持上により頂
部パネル14は、応力軽減刻目線が持上げ応力を頂部パネ
ルと側部パネルの上部分とに分散させるにつれて、上方
に湾曲する。第3図と第4図と第5図に示したように、
運搬容器を持上げると、持上応力が作用する開口の側部
に隣接する把持部分が持上げられ、これにより把持部開
口がスリット32と34によって図示の持上位置にもたされ
る。この持上動作によって生じた応力は、上述した刻目
線によって影響領域全体にうまく分散されるので、運搬
容器はこれらの応力点で裂けることはない。
上述の公知技術は本発明と同様の持上構成を開示するも
のではない。例えば、パルマ特許では、運搬容器の側部
に軽減スリット又は頂部パネルに応力軽減刻目線を形成
しておらず、この為、把持部タブは幅をかなり狭くし、
かつ頂部パネルの下側に折り返せるように二つに割れる
構成にしなければならない。また、デュチャー等の特許
には、側部パネルの上部に軽減スリットが示されている
が、頂部パネルで応力を分散する手段は何ら存在しな
い。
のではない。例えば、パルマ特許では、運搬容器の側部
に軽減スリット又は頂部パネルに応力軽減刻目線を形成
しておらず、この為、把持部タブは幅をかなり狭くし、
かつ頂部パネルの下側に折り返せるように二つに割れる
構成にしなければならない。また、デュチャー等の特許
には、側部パネルの上部に軽減スリットが示されている
が、頂部パネルで応力を分散する手段は何ら存在しな
い。
第10図及び第11図に示した公知の運搬容器は、側部パネ
ルにスリットが形成されているけれども、側部パネル又
は頂部パネルに応力軽減刻目線が形成されていない。も
ちろん、頂部パネルの短い方の端部を持上げた場合は、
長い方の端部を持上げた場合に比べて剛性が大きいの
で、多少持上応力に耐え得る。中央からずらせた把持部
構成にすれば、上述の関係が生ずる。しかし本発明は、
把持部を運搬容器の中央に配設することができ、この中
央配設により上述した種々の利点が得られる。
ルにスリットが形成されているけれども、側部パネル又
は頂部パネルに応力軽減刻目線が形成されていない。も
ちろん、頂部パネルの短い方の端部を持上げた場合は、
長い方の端部を持上げた場合に比べて剛性が大きいの
で、多少持上応力に耐え得る。中央からずらせた把持部
構成にすれば、上述の関係が生ずる。しかし本発明は、
把持部を運搬容器の中央に配設することができ、この中
央配設により上述した種々の利点が得られる。
ウッド特許には、第2欄の第34行目に「本発明の一つの
特長は、折線17と横方向ミシン目スリット15との間隔、
即ち把持部フラップ20の幅が点21と折線3との間の距離
の約1/3に等しいことである。」と記載されている。し
かし、本発明ではこのような関係は必要でない。折線74
と76との間の距離は、弧状スリット72と折線16との間の
距離の約1/2にできる。運搬容器の上部パネルの刻目線
によって応力軽減を行えば、ウッド特許で述べているよ
うな高剛性構成を必要としない。
特長は、折線17と横方向ミシン目スリット15との間隔、
即ち把持部フラップ20の幅が点21と折線3との間の距離
の約1/3に等しいことである。」と記載されている。し
かし、本発明ではこのような関係は必要でない。折線74
と76との間の距離は、弧状スリット72と折線16との間の
距離の約1/2にできる。運搬容器の上部パネルの刻目線
によって応力軽減を行えば、ウッド特許で述べているよ
うな高剛性構成を必要としない。
ウッド特許には、更に第2欄の第38行以後に「更に、突
起16の長さは、交点21と折線3との間隔にほぼ等し
い。」と記載されている。本発明では、スリット32又は
34を、弧状スリット72と折線16との間の距離に等しい距
離だけ側部パネル内に延ばす必要はない。どとらの距離
も、設計上の因子、例えば厚紙の厚さや運搬容器の持上
時に運搬容器頂部パネルを上方へ湾曲させたい高さや把
持部開口の高さや把持部開口の幅などに応じて、他方よ
りも大きくしたり、小さくしたりすることができる。
起16の長さは、交点21と折線3との間隔にほぼ等し
い。」と記載されている。本発明では、スリット32又は
34を、弧状スリット72と折線16との間の距離に等しい距
離だけ側部パネル内に延ばす必要はない。どとらの距離
も、設計上の因子、例えば厚紙の厚さや運搬容器の持上
時に運搬容器頂部パネルを上方へ湾曲させたい高さや把
持部開口の高さや把持部開口の幅などに応じて、他方よ
りも大きくしたり、小さくしたりすることができる。
ウッド特許には、第2欄の第40行以後に「点21と折線3
との間の距離は特に重要なものではないが、即ち臨界的
意味を持つものではないが、機械的強度を得る為及び把
持部フラップ20の機能を助長する為には、上記距離をミ
シン目スリット15と折線17との間隔の2倍以上とするこ
とが望ましい。ウッド特許の第2欄を最初に引用した時
に述べたように、この関係は本発明では必須事項ではな
い。この寸法は変えることができ、また、この寸法を変
えた場合にも刻目線36、38、44が応力軽減を行うので把
持部としては満足のいく性能が得られる。
との間の距離は特に重要なものではないが、即ち臨界的
意味を持つものではないが、機械的強度を得る為及び把
持部フラップ20の機能を助長する為には、上記距離をミ
シン目スリット15と折線17との間隔の2倍以上とするこ
とが望ましい。ウッド特許の第2欄を最初に引用した時
に述べたように、この関係は本発明では必須事項ではな
い。この寸法は変えることができ、また、この寸法を変
えた場合にも刻目線36、38、44が応力軽減を行うので把
持部としては満足のいく性能が得られる。
第9図は、把持部フラップの別の実施例を示したもので
あり、把持部フラップは、応力軽減刻目線及びスリット
に対して上述した実施例と同一の関係になるように頂部
パネル内に配設されている。従って、第2図の部材と同
一の部材には、その参照数字にダッシュを付けた参照数
字を用いている。しかし、この第9図の構成では、把持
部フラップ80は2個の細長い平行な切れ目82と84とを有
し、これらの切れ目82、84は弧状切れ目86と、88とを接
続している。折線90は、フラップ80の全長にわたって延
在すると共に、スリット32′と34′とに一致している。
厚紙には、スリット82、84、86、88を分断するように幅
の狭いセグメント92がいくつか残されており、これらの
セグメント92は使用者が運搬容器を持上げる時までフラ
ップ80をその位置に保持している。実際には、これらの
狭い接続部92の幅や個数及び、使用者によるフラップの
押し方に応じて、以下の二つの事態のいずれかが生ず
る。即ち、フラップが勢いよく押下げられた場合には接
続部は引裂かれ、フラップ80の全体が頂部パネルから分
離し容器の内部に落ちる。この場合には、容器は指の側
面で厚紙が二重になることなく通常の方法で簡単に持上
げられ、頂部パネルは上記第1実施例のように上方に湾
曲する。
あり、把持部フラップは、応力軽減刻目線及びスリット
に対して上述した実施例と同一の関係になるように頂部
パネル内に配設されている。従って、第2図の部材と同
一の部材には、その参照数字にダッシュを付けた参照数
字を用いている。しかし、この第9図の構成では、把持
部フラップ80は2個の細長い平行な切れ目82と84とを有
し、これらの切れ目82、84は弧状切れ目86と、88とを接
続している。折線90は、フラップ80の全長にわたって延
在すると共に、スリット32′と34′とに一致している。
厚紙には、スリット82、84、86、88を分断するように幅
の狭いセグメント92がいくつか残されており、これらの
セグメント92は使用者が運搬容器を持上げる時までフラ
ップ80をその位置に保持している。実際には、これらの
狭い接続部92の幅や個数及び、使用者によるフラップの
押し方に応じて、以下の二つの事態のいずれかが生ず
る。即ち、フラップが勢いよく押下げられた場合には接
続部は引裂かれ、フラップ80の全体が頂部パネルから分
離し容器の内部に落ちる。この場合には、容器は指の側
面で厚紙が二重になることなく通常の方法で簡単に持上
げられ、頂部パネルは上記第1実施例のように上方に湾
曲する。
接続部が指圧によって引裂かれない場合には、指の最初
の接触領域に隣接した接続部のみが引裂かれて、フラッ
プ80がその点において頂部パネルから離れることにな
る。例えば、指が最初に切れ目84の近傍のフラップ80を
打った場合には、フラップのその側部の接続部92が引裂
かれフラップがそこから離れる。切れ目84に沿った接続
部は、そのまま残って、フラップ80の折り曲げのヒンジ
として機能する。フラップ80には折線90が形成されてい
るので、フラップ80は第1実施例のフラップ68として機
能し、第6図〜第8図の場合と同じ順序で動作を行う。
こうして、本実施例の把持部フラップは、指の挿入方向
に無関係に作用効果が同一となる。
の接触領域に隣接した接続部のみが引裂かれて、フラッ
プ80がその点において頂部パネルから離れることにな
る。例えば、指が最初に切れ目84の近傍のフラップ80を
打った場合には、フラップのその側部の接続部92が引裂
かれフラップがそこから離れる。切れ目84に沿った接続
部は、そのまま残って、フラップ80の折り曲げのヒンジ
として機能する。フラップ80には折線90が形成されてい
るので、フラップ80は第1実施例のフラップ68として機
能し、第6図〜第8図の場合と同じ順序で動作を行う。
こうして、本実施例の把持部フラップは、指の挿入方向
に無関係に作用効果が同一となる。
以上から分るように、本発明の運搬容器は単一の把持部
開口の位置及び構成と、開口への指の挿入を容易にする
頂部パネルの変形方法とにより持上げが簡便になり、更
に製造コストも安価となる。公知のスリーブ型運搬容器
では、充分な強度を得るためには紙厚を厚くする必要が
あるが、本発明ではもっと薄い紙を用いて運搬容器を製
造することができる。例えば、たった0.016インチ(約
0.41mm)の厚さの厚紙で作った本発明の運搬容器把持部
は、その強度が0.021〜0.023インチ(0.53〜0.58mm)の
厚紙で作ったスーツケース型把持部のスリーブ型運搬容
器の強度に匹敵する。更にこれらの改良は単に切断及び
刻設ダイスの設計を変えるだけでよく、素材の全体の寸
法を変更する必要がなく、または標準的素材製造機、即
ち包装容器製造機に何ら変更を施す必要もないので、コ
ストが安価になる。
開口の位置及び構成と、開口への指の挿入を容易にする
頂部パネルの変形方法とにより持上げが簡便になり、更
に製造コストも安価となる。公知のスリーブ型運搬容器
では、充分な強度を得るためには紙厚を厚くする必要が
あるが、本発明ではもっと薄い紙を用いて運搬容器を製
造することができる。例えば、たった0.016インチ(約
0.41mm)の厚さの厚紙で作った本発明の運搬容器把持部
は、その強度が0.021〜0.023インチ(0.53〜0.58mm)の
厚紙で作ったスーツケース型把持部のスリーブ型運搬容
器の強度に匹敵する。更にこれらの改良は単に切断及び
刻設ダイスの設計を変えるだけでよく、素材の全体の寸
法を変更する必要がなく、または標準的素材製造機、即
ち包装容器製造機に何ら変更を施す必要もないので、コ
ストが安価になる。
尚、本明細書で用いた用語「刻目線」は、素材シート材
料の表面を裂くことであり、これによりこのシートの一
方の側に窪みが他方の側に突起(welt)が形成され、シ
ートをこの線の所で折り込むことを可能とするものであ
る。従って刻目線は、折れ目を弱めるような、部分的に
細長く切断した線を指すものではない。
料の表面を裂くことであり、これによりこのシートの一
方の側に窪みが他方の側に突起(welt)が形成され、シ
ートをこの線の所で折り込むことを可能とするものであ
る。従って刻目線は、折れ目を弱めるような、部分的に
細長く切断した線を指すものではない。
以上では本発明の好適の実施例を説明したが、この好適
実施例の細部については、本発明の範囲や精神を逸脱す
ることなく、いろいろな変更を施すことができることは
言うまでもない。
実施例の細部については、本発明の範囲や精神を逸脱す
ることなく、いろいろな変更を施すことができることは
言うまでもない。
Claims (8)
- 【請求項1】スリーブ形式の製品運搬器であって、 頂部パネル(14)と、 底部パネル(50、52)と、 前記頂部パネル及び前記底部パネルと一体的に形成され
折り曲げてこれらに連結されている側部パネル(12)
と、 前記頂部パネル、前記底部パネル及び前記側部パネル間
の端部パネル(22、24)と、 前記頂部パネル(14)は、前記側部パネルと前記頂部パ
ネルに連結する折り目を横切って延びる二つの隔設され
た長い側縁(70、74又は82、84)と、該長い側縁の隣接
する端部同士を連結する二つの短い側縁(72又は86、8
8)とから成るハンドル開口(30)を含み、 前記頂部パネル(14)は、前記ハンドル開口の前記短い
側縁から前記側部パネルと連結する前記折り目を横切り
かつ貫通して前記頂部パネルまで延びるスリット(32、
34又は32′、34′)を含み、該スリットは前記側部パネ
ルの上部で終端し; 前記側部パネルの前記上部は前記側部パネル上の前記ス
リットの端部から前記側部パネルを連結する前記折り目
と交差して前記頂部パネルの中に延びる刻み線(36、3
8、40、42又は36′、38′、40′、42′)を含むことを
特徴とするスリーブ形式の製品運搬器。 - 【請求項2】前記ハンドル開口(30)は該ハンドル開口
と等しい形状のタブ(68又は80)によって覆われている
請求項1の製品運搬器。 - 【請求項3】前記タブは前記ハンドル開口の長い側縁
(70、74)の一方に沿って折り目線(74)によって前記
頂部パネルに連結され、前記タブは前記長い側縁の中間
部にかつこれと平行な折り目(76)を含み、それによっ
て製品を持ち上げる人の指が前記タブ(68)に向かって
押し上げられるとき、該タブは前記折り目のまわりに駆
動して前記ハンドル開口を露出し、前記運搬器内の隣接
する製品に接触することにより前記タブの駆動が防止さ
れるとき、前記タブは前記中間の折り目のまわりに折り
曲げられる請求項1の製品運搬器。 - 【請求項4】前記タブ(80)は前記ハンドル開口の長い
両側縁(82、84)に沿って隔設された可撓性の連結部
(92)によって前記頂部パネルに取り付けられている請
求項1の製品運搬器。 - 【請求項5】前記刻み線(36、38、40、42又は36′、3
8′、40′、42′)は、横方向に延びるスリット(32、3
4又は32′、34′)の端部から延びて前記頂部パネル上
において一方の長いハンドル開口側縁(74又は82)とこ
れに最も近い側部パネル(22、24)との間で合流する第
1の対の刻み線(36、38又は36′、38′)と、前記横方
向に延びるスリットの端部から延びて前記頂部パネル上
において、他方の長いハンドル開口側縁(70又は84)と
これに最も近いハンドル開口側縁(70又は84)との間で
合流する第2の対の刻み線(40、42又は40′、42′)と
から成る請求項1又は2の製品運搬器。 - 【請求項6】前記頂部パネル(14)は前記一方の長いハ
ンドル開口側縁(74又は82)から前記第1の対の刻み線
が合流する地点まで延びる第1の追加刻み線(44又は4
4′)と、前記他方の長いハンドル開口側縁(70又は8
4)から前記第2の対の刻み線が合流する地点まで延び
る第2の追加刻み線(46又は46′)とから成る請求項5
の製品運搬器。 - 【請求項7】前記第1及び第2の追加刻み線(44、46又
は44′、46′)は前記側部パネルを前記頂部パネルに連
結する前記折り目(16)と平行である請求項6の製品運
搬器。 - 【請求項8】前記第1及び第2の追加刻み線はその中間
部において前記折り目の間で前記刻み目対(36、38;4
0、42又は36′、38′;40′、42′)に合流する請求項1
又は6の製品運搬器。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US79482385A | 1985-11-01 | 1985-11-01 | |
US794823 | 1985-11-01 | ||
US910040 | 1986-09-22 | ||
US06/910,040 US4785991A (en) | 1985-11-01 | 1986-09-22 | Sleeve-type carrier with improved handle |
PCT/US1986/002311 WO1987002648A1 (en) | 1985-11-01 | 1986-10-29 | Sleeve-type carrier with improved handle |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63501212A JPS63501212A (ja) | 1988-05-12 |
JPH075132B2 true JPH075132B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=27121552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61505967A Expired - Fee Related JPH075132B2 (ja) | 1985-11-01 | 1986-10-29 | 把持部を改良したスリ−ブ型運搬容器 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4785991A (ja) |
EP (1) | EP0245438B1 (ja) |
JP (1) | JPH075132B2 (ja) |
KR (1) | KR930010376B1 (ja) |
AU (1) | AU585672B2 (ja) |
BR (1) | BR8606931A (ja) |
CA (1) | CA1269965A (ja) |
DK (1) | DK165779C (ja) |
ES (1) | ES2003445A6 (ja) |
FI (1) | FI86618C (ja) |
IE (1) | IE59437B1 (ja) |
NZ (1) | NZ218100A (ja) |
WO (1) | WO1987002648A1 (ja) |
Families Citing this family (58)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4966324A (en) * | 1989-12-21 | 1990-10-30 | Steel Thomas C | Integral carrying handle for a can carton and carton blank containing same |
US4972991A (en) * | 1990-03-09 | 1990-11-27 | Manville Corporation | Handle for article carrier |
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ES2115761T3 (es) * | 1992-02-11 | 1998-07-01 | Riverwood Int Corp | Dispositivo transportador para articulos apilados. |
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