JPH075174B2 - 物品仕分け設備 - Google Patents
物品仕分け設備Info
- Publication number
- JPH075174B2 JPH075174B2 JP21251691A JP21251691A JPH075174B2 JP H075174 B2 JPH075174 B2 JP H075174B2 JP 21251691 A JP21251691 A JP 21251691A JP 21251691 A JP21251691 A JP 21251691A JP H075174 B2 JPH075174 B2 JP H075174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shelf
- article
- information
- moving vehicle
- sorting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品収納部を備える操
向操作自在な移動車と、複数種の物品を区分け状態で収
納する複数個の棚部分を前記移動車の走行路の長手方向
に沿わせる状態で備える棚とが設けられ、前記移動車
に、前記棚からの物品仕分け用の作業データが記憶され
た物品仕分け設備に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の物品仕分け設備は、物品仕分け
用の作業データに基づいて、作業者が移動車を取出すべ
き物品が収納されている棚部分に走行させ、棚から取り
出した物品を物品収納部に収納させる手順で物品仕分け
作業を行うことになる。前記作業データは、一般には、
取出すべき物品が収納されている棚位置を示す棚番号、
物品の取出し数量等を移動車に備えさせた表示盤に表示
させることによって、作業員に指示されるものである。
従って、作業員は、表示によって指示された作業データ
に基づいて移動車を走行させるべき棚部分を確認しなが
ら、移動車を走行させることになる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】作業者が、作業データ
に基づいて移動車を走行させる際に、移動車を走行させ
るべき棚部分、つまり、棚における作業すべき箇所を見
落として通り過ぎてしまう虞がある。このような場合に
は、再度作業すべき箇所に戻らなければならないものと
なり、作業能率の低下を招くものとなる。本発明の目的
は上述した従来欠点を解消する点にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による物品仕分け設備の特徴構成は、前記各
棚部分の夫々に、その棚部分の夫々を分別するための分
別情報を指示する指示手段が設けられ、前記移動車に、
前記指示手段の指示情報を読み取る読取手段と、前記物
品仕分け用の作業データ及び前記読取手段の読み取り情
報に基づいて、前記移動車が前記複数個の棚部分のうち
の作業すべき棚部分に走行するに伴って報知作動する報
知手段とが設けられていることにある。 【0005】 【作用】各棚部分に設けた指示手段を移動車側の読取手
段が読み取って得た各棚部分の分別情報と、物品仕分け
用の作業データとから、移動車が作業すべき棚部分に走
行したことが判ると、報知手段が報知作動し、移動車が
作業すべき棚部分に走行したことが作業者に知らされ
る。 【0006】 【発明の効果】従って、移動車が作業すべき棚部分つま
り棚における作業すべき箇所に走行したことを作業者に
的確に知らせることができるので、作業者が作業すべき
箇所を見落として通り過ぎてしまい、再度作業すべき箇
所に戻らなければならないという不都合を解消して、作
業能率の向上を図れるようになった。 【0007】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2に示すように、物品仕分け設備に
は、複数個の物品収納部Sを備える操向操作自在な移動
車V、及び、複数種の物品Xaを区分け状態で収納し、
且つ、前記移動車Vの走行路の長手方向に沿わせて配置
される棚1の複数個が設けられている。 【0008】前記各棚1は、その長手方向に沿って複数
個に区画され、区画された棚部分1Aの夫々に、上下4
段の荷載置部が備えられ、各荷載置部の夫々に、横方向
に3種類の物品Xaが収納されている。 【0009】前記移動車Vは、図3にも示すように、操
縦ハンドル杆2によって縦軸芯P周りで向き変更操作さ
れる操向用の前輪3と、左右一対の後輪4とを備え、そ
して、左右一対の後輪4は、差動装置5によって連結さ
れると共に推進用の電動モータ6にて駆動されるように
なっている。 【0010】前記操縦ハンドル杆2の先端部には、図4
にも示すように、操縦ボックス7が設けられており、こ
の操縦ボックス7には、前後動によって、推進用モータ
6を正転状態、逆転状態、及び、停止状態に切換える走
行制御レバー8や、前後動によって、推進用電動モータ
6の回転速度を変速する車速レバー9が備えられてい
る。但し、図4中、10はキースイッチ、11は警報ラ
ンプ、12は警報ブザーである。 【0011】前記物品収納部Sは、移動車Vに搭載され
る収納枠13にて形成されるものであって、収納枠13
には、上下4段の棚部が設けられ、各棚部に、横方向に
3個の物品収納部Sが形成されている。但し、出荷先の
夫々に対応する容器Zに物品を収納させるために、前記
各物品収納部Sに容器Zが収納されている。 【0012】前記収納枠13は、移載ステーションST
において、後述の移載装置Kによって移動車Vに対して
積み卸しされるものであり、移動車Vには、収納枠13
の載置部を兼ねた搬入、搬出用の搬送装置14が備えら
れている。 【0013】従って、作業員は、移載ステーションST
にて収納枠13を積み込んだのち、行先情報に基づいて
所望の棚部分1Aに移動車Vを走行させ、その棚部分1
Aから物品取出し情報に基づいて物品を取出し、取出し
た物品を物品収納情報に基づいて所望の容器Zに収納す
る作業を行うことになり、もちろん、全ての作業が完了
すると、移載ステーションSTに向けて移動車Vを復帰
走行させることになる。 【0014】前記移載装置Kについて説明する。尚、こ
の移載装置Kは、2つの移載ステーションST夫々にお
いて同様に設けられるものである。すなわち、出荷作業
場からの空の容器Zを搬送する空容器コンベヤ15、物
品収納済の容器Zを出荷作業場へ搬送する収納済容器コ
ンベヤ16、空の容器Zを収納枠13に収納する容器収
納装置17、空の容器Zが収納された収納枠13を移載
ステーション側へ搬送する供給コンベヤ18、物品収納
済の容器Zが収納された収納枠13を搬送する送り出し
コンベヤ19、収納枠13に収納された物品収納済容器
Zを前記収納済容器コンベヤ16に取り出す容器取出し
装置20、横動自在な中継搬送体21Aを用いて、移動
車Vからの収納枠13を送り出しコンベヤ19に受渡す
ことと、供給コンベヤ18からの収納枠13を移動車V
に受渡すこととを行う第1中継装置21、及び、横動自
在な中継搬送体22Aを用いて、送り出しコンベヤ19
からの空の収納枠13を供給コンベヤ18に受渡すこと
とを行う第2中継装置22の夫々が設けられており、こ
れら各機器を後述の作業コントローラSCの指令に基づ
いて作動させて、移動車Vに収納枠13を積込む作業や
移動車Vから収納枠13を卸す作業を自動的に行うよう
にしてある。 【0015】次に、制御構成を述べながら説明を加え
る。先ず、図6に基づいて概略的に説明すると、客先等
から発行される注文書23の内容がホストコントローラ
HCに入力されると、ホストコントローラHCにて注文
書23の内容に合わせて発注書24が作成され、その発
注書24の内容に合わせて物品の購入が行われると共
に、購入された物品の入庫データ25もホストコントロ
ーラHCに入力される。 【0016】ホストコントローラHCは、各種物品の在
庫管理を行いながら、事前に入力された注文書23の内
容に基づいて、作業データを作成し、その作業データを
作業コントローラSCに出力する。 【0017】作業コントローラSCは、移載装置Kの運
行を管理すると共に、移動車Vに備えさせた移動車コン
トローラICとの間で各種情報を交換しながら、物品仕
分けの運行を総合的に管理することになる。 【0018】ところで、各物品収納用の容器Zには、バ
ーコードによって予め識別番号が付与されており、上述
の作業データと各容器Zとを前記識別番号を用いて結び
付けることにより、各容器Zへの物品収納が行われるこ
とになる。つまり、上述の作業データは、1つの容器Z
に収納できる物品量を1単位として区画され、且つ、各
単位ごとのデータに出荷先データが付与される形式で作
成されており、各単位のデータと容器Zの識別番号とを
結合させた状態で、各容器Zへの物品収納を行わせるこ
とになる。 【0019】このため、前記空容器コンベヤ15にて搬
送される容器Zのバーコードを読取るバーコードリーダ
Lが設けられ、その検出情報が作業コントローラSCに
入力されることになり、そして、前記容器収納装置17
は、搬送されてくる空の容器Zを一定の順序で収納枠1
3に収納することになる。従って、作業コントローラS
Cは、収納枠13に収納された容器Zの位置情報と各容
器Zに対する作業データとを結合させた運行データを移
動車コントローラICに伝送することになる。 【0020】前記運行データは移載ステーションSTに
て移動車コントローラICに伝送されるものであって、
移動車Vが移載ステーションSTに停止していることを
検出する在席検出装置26や、移動車側の光信号授受部
27Aとの間で情報交換する光信号授受部27Bが、移
載ステーションSTに設けられている。 【0021】前記移動車コントローラICは、前記作業
コントローラSCから伝送された運行データ、及び、予
め記憶されている棚1に収納した物品情報を棚1からの
物品仕分け用の作業データとして記憶し、その作業デー
タに基づいて、移動車Vを走行させるための行先情報、
移動車Vが走行した棚部分1Aからの物品取出し情報、
及び、取出した物品を収納する容器Zや投入量を指示す
る収納情報の夫々を出力するものであって、移動車Vに
は、行先情報や物品取出し情報を表示する表示盤DCが
設けられると共に、前記収納枠13における各容器Zの
上方がわの側脇夫々に、収納情報指示のために、指示具
としての指示ランプ28や物品収納量を表示する数値表
示部29が設けられている。 【0022】前記行先情報は、隣り合う各棚1の間に予
め付与された通路NO、及び、各棚部分1Aに予め付与
されたゾーンNOとからなり、表示盤DCには、図5に
示すように、各通路NOに対応する部分を点灯させる行
先通路NO表示部B1 や、ゾーンNOに対応する部分を
点灯させるゾーンNO表示部B2 が設けられている。 【0023】前記物品取出し情報は、各物品Xaの収納
箇所夫々に付与された棚NO、棚位置、及び、物品取出
し量とからなり、表示盤DCには、図5に示すように、
棚NOを表示する棚NO表示部B3 、物品取出し量を表
示する数量表示部B4 、棚位置に対応する部分を点灯さ
せる棚位置表示部B5 が設けられている。 【0024】又、物品取出し情報は、移動車Vが所望の
棚部分1Aに走行した時点で表示されるものであって、
このため、各通路の天井側部分に通路NO及びゾーンN
Oを指示するマークMが設けられると共に、マーク検出
センサ30が収納枠13に付設されている。即ち、上記
マークMが、前記各棚部分1Aの夫々に設けられて、そ
の棚部分1Aの夫々を分別するための分別情報を指示す
る指示手段に対応し、上記マーク検出センサ30が、移
動車V側に設けられて、上記指示手段(マークM)の指
示情報を読み取る読取手段に対応する。ちなみに、移動
車Vが作業すべき棚部分1Aに走行したことがマーク検
出センサ30にて検出されると、上述の警報ランプ11
や警報ブザー12が作動されることになり、又、検出さ
れた進入通路NOが表示盤DCの進入通路NO表示部B
6 にて表示されることになる。 【0025】さらに、物品取出し情報は、1回の情報指
示にて、棚部分1Aに収納されている複数種の物品のう
ちの1つの物品に対する指示を行うものであり、このた
め、表示盤DCに設けた作業完了スイッチ31が操作さ
れるに伴って他の種類の物品に対する情報指示が有るか
否かをチェックし、有る場合には、引続き、物品取出し
情報を指示することになる。 【0026】尚、前記収納枠13は、移動車Vに積込ま
れるに伴って移動車コントローラICから延出されたコ
ネクタ32Aと接続するコネクタ32Bを備えており、
その接続によって、指示ランプ28、数値表示部29、
マーク検出センサ30が移動車コントローラICに接続
されることになる。 【0027】従って、移動車コントローラICを用い
て、行先情報を指示する行先情報指示手段100、物品
取出し情報を指示する物品取出情報指示手段101、及
び、物品収納情報を指示する物品収納情報指示手段10
2の夫々が構成されることになる。 【0028】移動車コントローラICの制御作動を、図
7に示すフローチャートに基づいて述べながら、移動車
Vの運行について説明を加える。すなわち、移動車コン
トローラICは、移載用ステーションSTにて、作業車
コントローラSCから運行データを受取るための送受信
処理を行い、その運行データに基づいて、行先通路NO
を表示する処理を行う。移動車Vが所望の通路に進入す
ると、進入通路NOを表示する処理や、走行すべきゾー
ンNOを表示する処理が実行される。作業すべき箇所
(棚部分1A)に達すると、警報ブザー12や警報ラン
プ11を作動する警報処理が実行され、その後、棚位置
を表示する処理、棚NOを表示する処理、及び、物品取
出しの数量を表示する処理の夫々が実行され、さらに
は、指示ランプ28や数値表示部29を作動させて、収
納情報を表示する処理が実行される。即ち、警報ブザー
12と警報ランプ11とが、前記移動車Vが前記棚1に
おける作業すべき箇所つまり複数個の棚部分1Aのうち
の作業すべき棚部分1Aに走行するに伴って報知作動す
る報知手段となる。次に、作業完了スイッチ31の操作
状態を繰返しチェックして、物品取出し作業が完了する
まで待機する。作業が終了すると、そのゾーンでの作業
を継続するか否かをチェックし、継続する場合には、上
記棚位置表示処理からの各処理を実行する。継続する必
要が無い場合には、他のゾーンでの残作業が有るか否か
をチェックして、有る場合には、進入通路NO表示処理
からの各処理を実行する。残作業が無い場合には、引続
き作業を行うか否かをチェックして、作業を行う場合に
は、上述の各処理を実行することになる。 【0029】以下に別実施例を説明する。移動車Vとし
ては、行先指令情報に基づいて自動走行する移動車を用
いてもよい。各棚部分1Aでの物品取出し情報を指示す
るに、同じ種類の物品の情報を各容器Zごとに区分けし
て表示するようにしてもよく、その場合、数値表示部2
9は不要となる。又、上述実施例では、容器Zを用いて
物品仕分けを行う場合を例示したが、物品収納部Sに直
接物品を収納させながら物品仕分けを行わせるようにし
てもよい。 【0030】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
向操作自在な移動車と、複数種の物品を区分け状態で収
納する複数個の棚部分を前記移動車の走行路の長手方向
に沿わせる状態で備える棚とが設けられ、前記移動車
に、前記棚からの物品仕分け用の作業データが記憶され
た物品仕分け設備に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の物品仕分け設備は、物品仕分け
用の作業データに基づいて、作業者が移動車を取出すべ
き物品が収納されている棚部分に走行させ、棚から取り
出した物品を物品収納部に収納させる手順で物品仕分け
作業を行うことになる。前記作業データは、一般には、
取出すべき物品が収納されている棚位置を示す棚番号、
物品の取出し数量等を移動車に備えさせた表示盤に表示
させることによって、作業員に指示されるものである。
従って、作業員は、表示によって指示された作業データ
に基づいて移動車を走行させるべき棚部分を確認しなが
ら、移動車を走行させることになる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】作業者が、作業データ
に基づいて移動車を走行させる際に、移動車を走行させ
るべき棚部分、つまり、棚における作業すべき箇所を見
落として通り過ぎてしまう虞がある。このような場合に
は、再度作業すべき箇所に戻らなければならないものと
なり、作業能率の低下を招くものとなる。本発明の目的
は上述した従来欠点を解消する点にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による物品仕分け設備の特徴構成は、前記各
棚部分の夫々に、その棚部分の夫々を分別するための分
別情報を指示する指示手段が設けられ、前記移動車に、
前記指示手段の指示情報を読み取る読取手段と、前記物
品仕分け用の作業データ及び前記読取手段の読み取り情
報に基づいて、前記移動車が前記複数個の棚部分のうち
の作業すべき棚部分に走行するに伴って報知作動する報
知手段とが設けられていることにある。 【0005】 【作用】各棚部分に設けた指示手段を移動車側の読取手
段が読み取って得た各棚部分の分別情報と、物品仕分け
用の作業データとから、移動車が作業すべき棚部分に走
行したことが判ると、報知手段が報知作動し、移動車が
作業すべき棚部分に走行したことが作業者に知らされ
る。 【0006】 【発明の効果】従って、移動車が作業すべき棚部分つま
り棚における作業すべき箇所に走行したことを作業者に
的確に知らせることができるので、作業者が作業すべき
箇所を見落として通り過ぎてしまい、再度作業すべき箇
所に戻らなければならないという不都合を解消して、作
業能率の向上を図れるようになった。 【0007】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2に示すように、物品仕分け設備に
は、複数個の物品収納部Sを備える操向操作自在な移動
車V、及び、複数種の物品Xaを区分け状態で収納し、
且つ、前記移動車Vの走行路の長手方向に沿わせて配置
される棚1の複数個が設けられている。 【0008】前記各棚1は、その長手方向に沿って複数
個に区画され、区画された棚部分1Aの夫々に、上下4
段の荷載置部が備えられ、各荷載置部の夫々に、横方向
に3種類の物品Xaが収納されている。 【0009】前記移動車Vは、図3にも示すように、操
縦ハンドル杆2によって縦軸芯P周りで向き変更操作さ
れる操向用の前輪3と、左右一対の後輪4とを備え、そ
して、左右一対の後輪4は、差動装置5によって連結さ
れると共に推進用の電動モータ6にて駆動されるように
なっている。 【0010】前記操縦ハンドル杆2の先端部には、図4
にも示すように、操縦ボックス7が設けられており、こ
の操縦ボックス7には、前後動によって、推進用モータ
6を正転状態、逆転状態、及び、停止状態に切換える走
行制御レバー8や、前後動によって、推進用電動モータ
6の回転速度を変速する車速レバー9が備えられてい
る。但し、図4中、10はキースイッチ、11は警報ラ
ンプ、12は警報ブザーである。 【0011】前記物品収納部Sは、移動車Vに搭載され
る収納枠13にて形成されるものであって、収納枠13
には、上下4段の棚部が設けられ、各棚部に、横方向に
3個の物品収納部Sが形成されている。但し、出荷先の
夫々に対応する容器Zに物品を収納させるために、前記
各物品収納部Sに容器Zが収納されている。 【0012】前記収納枠13は、移載ステーションST
において、後述の移載装置Kによって移動車Vに対して
積み卸しされるものであり、移動車Vには、収納枠13
の載置部を兼ねた搬入、搬出用の搬送装置14が備えら
れている。 【0013】従って、作業員は、移載ステーションST
にて収納枠13を積み込んだのち、行先情報に基づいて
所望の棚部分1Aに移動車Vを走行させ、その棚部分1
Aから物品取出し情報に基づいて物品を取出し、取出し
た物品を物品収納情報に基づいて所望の容器Zに収納す
る作業を行うことになり、もちろん、全ての作業が完了
すると、移載ステーションSTに向けて移動車Vを復帰
走行させることになる。 【0014】前記移載装置Kについて説明する。尚、こ
の移載装置Kは、2つの移載ステーションST夫々にお
いて同様に設けられるものである。すなわち、出荷作業
場からの空の容器Zを搬送する空容器コンベヤ15、物
品収納済の容器Zを出荷作業場へ搬送する収納済容器コ
ンベヤ16、空の容器Zを収納枠13に収納する容器収
納装置17、空の容器Zが収納された収納枠13を移載
ステーション側へ搬送する供給コンベヤ18、物品収納
済の容器Zが収納された収納枠13を搬送する送り出し
コンベヤ19、収納枠13に収納された物品収納済容器
Zを前記収納済容器コンベヤ16に取り出す容器取出し
装置20、横動自在な中継搬送体21Aを用いて、移動
車Vからの収納枠13を送り出しコンベヤ19に受渡す
ことと、供給コンベヤ18からの収納枠13を移動車V
に受渡すこととを行う第1中継装置21、及び、横動自
在な中継搬送体22Aを用いて、送り出しコンベヤ19
からの空の収納枠13を供給コンベヤ18に受渡すこと
とを行う第2中継装置22の夫々が設けられており、こ
れら各機器を後述の作業コントローラSCの指令に基づ
いて作動させて、移動車Vに収納枠13を積込む作業や
移動車Vから収納枠13を卸す作業を自動的に行うよう
にしてある。 【0015】次に、制御構成を述べながら説明を加え
る。先ず、図6に基づいて概略的に説明すると、客先等
から発行される注文書23の内容がホストコントローラ
HCに入力されると、ホストコントローラHCにて注文
書23の内容に合わせて発注書24が作成され、その発
注書24の内容に合わせて物品の購入が行われると共
に、購入された物品の入庫データ25もホストコントロ
ーラHCに入力される。 【0016】ホストコントローラHCは、各種物品の在
庫管理を行いながら、事前に入力された注文書23の内
容に基づいて、作業データを作成し、その作業データを
作業コントローラSCに出力する。 【0017】作業コントローラSCは、移載装置Kの運
行を管理すると共に、移動車Vに備えさせた移動車コン
トローラICとの間で各種情報を交換しながら、物品仕
分けの運行を総合的に管理することになる。 【0018】ところで、各物品収納用の容器Zには、バ
ーコードによって予め識別番号が付与されており、上述
の作業データと各容器Zとを前記識別番号を用いて結び
付けることにより、各容器Zへの物品収納が行われるこ
とになる。つまり、上述の作業データは、1つの容器Z
に収納できる物品量を1単位として区画され、且つ、各
単位ごとのデータに出荷先データが付与される形式で作
成されており、各単位のデータと容器Zの識別番号とを
結合させた状態で、各容器Zへの物品収納を行わせるこ
とになる。 【0019】このため、前記空容器コンベヤ15にて搬
送される容器Zのバーコードを読取るバーコードリーダ
Lが設けられ、その検出情報が作業コントローラSCに
入力されることになり、そして、前記容器収納装置17
は、搬送されてくる空の容器Zを一定の順序で収納枠1
3に収納することになる。従って、作業コントローラS
Cは、収納枠13に収納された容器Zの位置情報と各容
器Zに対する作業データとを結合させた運行データを移
動車コントローラICに伝送することになる。 【0020】前記運行データは移載ステーションSTに
て移動車コントローラICに伝送されるものであって、
移動車Vが移載ステーションSTに停止していることを
検出する在席検出装置26や、移動車側の光信号授受部
27Aとの間で情報交換する光信号授受部27Bが、移
載ステーションSTに設けられている。 【0021】前記移動車コントローラICは、前記作業
コントローラSCから伝送された運行データ、及び、予
め記憶されている棚1に収納した物品情報を棚1からの
物品仕分け用の作業データとして記憶し、その作業デー
タに基づいて、移動車Vを走行させるための行先情報、
移動車Vが走行した棚部分1Aからの物品取出し情報、
及び、取出した物品を収納する容器Zや投入量を指示す
る収納情報の夫々を出力するものであって、移動車Vに
は、行先情報や物品取出し情報を表示する表示盤DCが
設けられると共に、前記収納枠13における各容器Zの
上方がわの側脇夫々に、収納情報指示のために、指示具
としての指示ランプ28や物品収納量を表示する数値表
示部29が設けられている。 【0022】前記行先情報は、隣り合う各棚1の間に予
め付与された通路NO、及び、各棚部分1Aに予め付与
されたゾーンNOとからなり、表示盤DCには、図5に
示すように、各通路NOに対応する部分を点灯させる行
先通路NO表示部B1 や、ゾーンNOに対応する部分を
点灯させるゾーンNO表示部B2 が設けられている。 【0023】前記物品取出し情報は、各物品Xaの収納
箇所夫々に付与された棚NO、棚位置、及び、物品取出
し量とからなり、表示盤DCには、図5に示すように、
棚NOを表示する棚NO表示部B3 、物品取出し量を表
示する数量表示部B4 、棚位置に対応する部分を点灯さ
せる棚位置表示部B5 が設けられている。 【0024】又、物品取出し情報は、移動車Vが所望の
棚部分1Aに走行した時点で表示されるものであって、
このため、各通路の天井側部分に通路NO及びゾーンN
Oを指示するマークMが設けられると共に、マーク検出
センサ30が収納枠13に付設されている。即ち、上記
マークMが、前記各棚部分1Aの夫々に設けられて、そ
の棚部分1Aの夫々を分別するための分別情報を指示す
る指示手段に対応し、上記マーク検出センサ30が、移
動車V側に設けられて、上記指示手段(マークM)の指
示情報を読み取る読取手段に対応する。ちなみに、移動
車Vが作業すべき棚部分1Aに走行したことがマーク検
出センサ30にて検出されると、上述の警報ランプ11
や警報ブザー12が作動されることになり、又、検出さ
れた進入通路NOが表示盤DCの進入通路NO表示部B
6 にて表示されることになる。 【0025】さらに、物品取出し情報は、1回の情報指
示にて、棚部分1Aに収納されている複数種の物品のう
ちの1つの物品に対する指示を行うものであり、このた
め、表示盤DCに設けた作業完了スイッチ31が操作さ
れるに伴って他の種類の物品に対する情報指示が有るか
否かをチェックし、有る場合には、引続き、物品取出し
情報を指示することになる。 【0026】尚、前記収納枠13は、移動車Vに積込ま
れるに伴って移動車コントローラICから延出されたコ
ネクタ32Aと接続するコネクタ32Bを備えており、
その接続によって、指示ランプ28、数値表示部29、
マーク検出センサ30が移動車コントローラICに接続
されることになる。 【0027】従って、移動車コントローラICを用い
て、行先情報を指示する行先情報指示手段100、物品
取出し情報を指示する物品取出情報指示手段101、及
び、物品収納情報を指示する物品収納情報指示手段10
2の夫々が構成されることになる。 【0028】移動車コントローラICの制御作動を、図
7に示すフローチャートに基づいて述べながら、移動車
Vの運行について説明を加える。すなわち、移動車コン
トローラICは、移載用ステーションSTにて、作業車
コントローラSCから運行データを受取るための送受信
処理を行い、その運行データに基づいて、行先通路NO
を表示する処理を行う。移動車Vが所望の通路に進入す
ると、進入通路NOを表示する処理や、走行すべきゾー
ンNOを表示する処理が実行される。作業すべき箇所
(棚部分1A)に達すると、警報ブザー12や警報ラン
プ11を作動する警報処理が実行され、その後、棚位置
を表示する処理、棚NOを表示する処理、及び、物品取
出しの数量を表示する処理の夫々が実行され、さらに
は、指示ランプ28や数値表示部29を作動させて、収
納情報を表示する処理が実行される。即ち、警報ブザー
12と警報ランプ11とが、前記移動車Vが前記棚1に
おける作業すべき箇所つまり複数個の棚部分1Aのうち
の作業すべき棚部分1Aに走行するに伴って報知作動す
る報知手段となる。次に、作業完了スイッチ31の操作
状態を繰返しチェックして、物品取出し作業が完了する
まで待機する。作業が終了すると、そのゾーンでの作業
を継続するか否かをチェックし、継続する場合には、上
記棚位置表示処理からの各処理を実行する。継続する必
要が無い場合には、他のゾーンでの残作業が有るか否か
をチェックして、有る場合には、進入通路NO表示処理
からの各処理を実行する。残作業が無い場合には、引続
き作業を行うか否かをチェックして、作業を行う場合に
は、上述の各処理を実行することになる。 【0029】以下に別実施例を説明する。移動車Vとし
ては、行先指令情報に基づいて自動走行する移動車を用
いてもよい。各棚部分1Aでの物品取出し情報を指示す
るに、同じ種類の物品の情報を各容器Zごとに区分けし
て表示するようにしてもよく、その場合、数値表示部2
9は不要となる。又、上述実施例では、容器Zを用いて
物品仕分けを行う場合を例示したが、物品収納部Sに直
接物品を収納させながら物品仕分けを行わせるようにし
てもよい。 【0030】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品仕分け設備の概略平面図
【図2】棚脇に停止させた移動車の斜視図
【図3】移動車の概略平面図
【図4】操縦ボックスの斜視図
【図5】表示盤の平面図
【図6】制御構成を示すブロック図
【図7】制御作動を示すフローチャート
【符号の説明】
1 棚1A 棚部分
11,12 報知手段30 読取手段 M 指示手段
S 物品収納部
V 移動車
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】物品収納部(S)を備える操向操作
自在な移動車(V)と、複数種の物品を区分け状態で収
納する複数個の棚部分(1A)を前記移動車(V)の走
行路の長手方向に沿わせる状態で備える棚(1)とが設
けられ、前記移動車(V)に、前記棚(1)からの物品
仕分け用の作業データが記憶された物品仕分け設備であ
って、前記各棚部分(1A)の夫々に、その棚部分(1
A)の夫々を分別するための分別情報を指示する指示手
段(M)が設けられ、前記移動車(V)に、前記指示手
段(M)の指示情報を読み取る読取手段(30)と、前
記物品仕分け用の作業データ及び前記読取手段(30)
の読み取り情報に基づいて、前記移動車(V)が前記複
数個の棚部分(1A)のうちの作業すべき棚部分(1
A)に走行するに伴って報知作動する報知手段(1
1),(12)とが設けられている物品仕分け設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21251691A JPH075174B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 物品仕分け設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21251691A JPH075174B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 物品仕分け設備 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61181603A Division JPS6337007A (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | 物品仕分け設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543007A JPH0543007A (ja) | 1993-02-23 |
JPH075174B2 true JPH075174B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=16623968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21251691A Expired - Lifetime JPH075174B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 物品仕分け設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075174B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022063254A (ja) * | 2020-10-10 | 2022-04-21 | ハイ ロボティクス カンパニー リミテッド | 倉庫システム、貨物搬送方法、制御端末、ロボット及び記憶媒体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0920411A (ja) * | 1995-07-03 | 1997-01-21 | Murata Mach Ltd | ピッキング台車システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5743483A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-11 | Sony Corp | Magnetoelectric transducer |
JPS597605A (ja) * | 1982-07-07 | 1984-01-14 | Daifuku Co Ltd | 物品の格納、入出庫装置 |
JPS60248501A (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-09 | Tsubakimoto Chain Co | 物品の取出仕分装置 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP21251691A patent/JPH075174B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022063254A (ja) * | 2020-10-10 | 2022-04-21 | ハイ ロボティクス カンパニー リミテッド | 倉庫システム、貨物搬送方法、制御端末、ロボット及び記憶媒体 |
JP2022065079A (ja) * | 2020-10-10 | 2022-04-26 | ハイ ロボティクス カンパニー リミテッド | 倉庫システム、貨物搬送方法、制御端末、ロボット及び記憶媒体 |
US11971711B2 (en) | 2020-10-10 | 2024-04-30 | Hai Robotics Co., Ltd. | Warehousing system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0543007A (ja) | 1993-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6337007A (ja) | 物品仕分け設備 | |
JPH0733219A (ja) | 物品仕分け装置 | |
JPH078682B2 (ja) | 物品収集設備 | |
JPH0419122B2 (ja) | ||
JPS63212606A (ja) | 物品搬送設備 | |
JPH075174B2 (ja) | 物品仕分け設備 | |
JPH0881025A (ja) | 部品集荷方法 | |
JP2000177811A (ja) | ソーティングシステム | |
JPH11322027A (ja) | 商品仕分けシステム | |
JP5196223B2 (ja) | 物品処理システム | |
JPS63306103A (ja) | 物品収集設備 | |
JPS63212603A (ja) | 物品収集設備 | |
JPH075175B2 (ja) | 物品仕分け設備 | |
JPH075173B2 (ja) | 物品仕分け設備 | |
JP2678787B2 (ja) | 物品仕分け設備 | |
JPS63112302A (ja) | 物品収集設備 | |
JP2550935B2 (ja) | 物品収集設備 | |
JP2585047B2 (ja) | 物品収集設備 | |
JP2585068B2 (ja) | 物品収集設備 | |
JPS63310402A (ja) | 物品収集設備 | |
JP3705435B2 (ja) | 物品仕分け設備 | |
JPH05286512A (ja) | 物品収集設備 | |
JP2570243B2 (ja) | 物品収集設備 | |
JP2590454B2 (ja) | 物品収集設備 | |
JPH085538B2 (ja) | 物品仕分け設備 |