JPH0746660A - 無線通信装置 - Google Patents
無線通信装置Info
- Publication number
- JPH0746660A JPH0746660A JP5186371A JP18637193A JPH0746660A JP H0746660 A JPH0746660 A JP H0746660A JP 5186371 A JP5186371 A JP 5186371A JP 18637193 A JP18637193 A JP 18637193A JP H0746660 A JPH0746660 A JP H0746660A
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- slot
- frame
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 TDMA−TDD方式により通信を行う無線
基地局間でフレーム同期を確立する。 【構成】 無線基地局12から送信する制御信号のスロ
ットに、そのスロットのフレーム内の位置を示す情報を
挿入する。フレーム同期を行う無線基地局13では、そ
の制御信号の受信タイミングに自局の制御信号送信タイ
ミングを同期させ、受信制御信号のスロットのフレーム
内の位置に対応してフレーム同期を確立する。
基地局間でフレーム同期を確立する。 【構成】 無線基地局12から送信する制御信号のスロ
ットに、そのスロットのフレーム内の位置を示す情報を
挿入する。フレーム同期を行う無線基地局13では、そ
の制御信号の受信タイミングに自局の制御信号送信タイ
ミングを同期させ、受信制御信号のスロットのフレーム
内の位置に対応してフレーム同期を確立する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は時分割多元接続通信方式
に利用する。特に送受信のスロットを同一キャリア周波
数で時間多重する通信方式、すなわちTDMA−TDD
方式に関する。本発明は、マルチゾーン形のディジタル
・コードレス電話に利用するに適する。
に利用する。特に送受信のスロットを同一キャリア周波
数で時間多重する通信方式、すなわちTDMA−TDD
方式に関する。本発明は、マルチゾーン形のディジタル
・コードレス電話に利用するに適する。
【0002】
【従来の技術】図8はTDMA−TDD方式の従来例の
無線通信装置を示すブロック構成図であり、図10はそ
のフレーム構造の一例を示す。
無線通信装置を示すブロック構成図であり、図10はそ
のフレーム構造の一例を示す。
【0003】この無線通信装置は、固定網81に接続さ
れた無線基地局82を備え、この無線基地局82が複数
の移動端末とTDMA−TDD方式により通信を行う。
TDMA−TDD方式では、ひとつのフレームが、送信
スロットをn個多重する送信スロット側と、受信スロッ
トをn個多重する受信スロット側とから構成される。
れた無線基地局82を備え、この無線基地局82が複数
の移動端末とTDMA−TDD方式により通信を行う。
TDMA−TDD方式では、ひとつのフレームが、送信
スロットをn個多重する送信スロット側と、受信スロッ
トをn個多重する受信スロット側とから構成される。
【0004】ここで、無線基地局82と移動端末83お
よび84との間の通信について説明する。無線基地局8
2は、あらかじめ定められたスロット、この例では第1
スロットを用いて、回線設定を行うために必要な情報を
含む制御信号を送信する。制御信号のキャリア周波数と
してはf1を使用する。無線基地局82はさらに、移動
端末83への通話信号を第2スロットにより送信し、移
動端末84への通話信号を第3スロットにより送信す
る。通話信号のキャリア周波数としては、f1とは異な
る周波数を使用する。さらに、その他の移動端末に対し
て第4スロット以降を用いて通話信号を送信する。移動
端末83、84、…では、自分の受信スロットからあら
かじめ定められた時間が経過した後に、無線基地局82
へ電話信号を送信する。無線基地局82では、各移動端
末からの信号が、1フレーム内の送信スロットに対応す
る受信スロット位置で受信される。
よび84との間の通信について説明する。無線基地局8
2は、あらかじめ定められたスロット、この例では第1
スロットを用いて、回線設定を行うために必要な情報を
含む制御信号を送信する。制御信号のキャリア周波数と
してはf1を使用する。無線基地局82はさらに、移動
端末83への通話信号を第2スロットにより送信し、移
動端末84への通話信号を第3スロットにより送信す
る。通話信号のキャリア周波数としては、f1とは異な
る周波数を使用する。さらに、その他の移動端末に対し
て第4スロット以降を用いて通話信号を送信する。移動
端末83、84、…では、自分の受信スロットからあら
かじめ定められた時間が経過した後に、無線基地局82
へ電話信号を送信する。無線基地局82では、各移動端
末からの信号が、1フレーム内の送信スロットに対応す
る受信スロット位置で受信される。
【0005】この例では無線基地局がひとつの場合を示
したが、複数の無線基地局を設けるような用途、例えば
マルチゾーン形のコードレス電話のような用途では、制
御信号の衝突が生じないように無線基地局間の同期をと
る必要がある。
したが、複数の無線基地局を設けるような用途、例えば
マルチゾーン形のコードレス電話のような用途では、制
御信号の衝突が生じないように無線基地局間の同期をと
る必要がある。
【0006】無線基地局間の同期合わせの例として、図
10に従来の自動車電話装置の例を示す。ただし、この
場合にはTDMA方式もTDD方式も用いられておら
ず、同時にアクセスできる無線チャネルは一つであり、
送受信の無線チャネルが周波数により多重されている。
10に従来の自動車電話装置の例を示す。ただし、この
場合にはTDMA方式もTDD方式も用いられておら
ず、同時にアクセスできる無線チャネルは一つであり、
送受信の無線チャネルが周波数により多重されている。
【0007】この自動車電話装置は、固定網101に接
続された制御局102を備え、この制御局102に無線
基地局105〜107が接続される。制御局102には
伝搬遅延を調整するための可変遅延回路103、104
が設けられる。移動端末108に対する制御信号は、制
御局102から無線基地局105〜107を介して送出
される。無線基地局105〜107は、互いのゾーンが
重ならないように設定された周波数を用いて、互いに同
期して制御信号を送出する。
続された制御局102を備え、この制御局102に無線
基地局105〜107が接続される。制御局102には
伝搬遅延を調整するための可変遅延回路103、104
が設けられる。移動端末108に対する制御信号は、制
御局102から無線基地局105〜107を介して送出
される。無線基地局105〜107は、互いのゾーンが
重ならないように設定された周波数を用いて、互いに同
期して制御信号を送出する。
【0008】制御信号を同期させるためには、例えば無
線基地局105を基準局とし、無線基地局106では無
線基地局105からの制御信号を受信して自局の送信タ
イミングとの時間差を測定する。この測定結果を制御局
102に通知し、制御局102では対応する可変遅延回
路103を調整して時間差が零となるようにする。無線
基地局107では、無線基地局106からの制御信号を
受信して自局の送信タイミングとの時間差を測定し、そ
の結果を制御局102に通知する。制御局102は、時
間差が零となるように対応する可変遅延回路104を調
整する。
線基地局105を基準局とし、無線基地局106では無
線基地局105からの制御信号を受信して自局の送信タ
イミングとの時間差を測定する。この測定結果を制御局
102に通知し、制御局102では対応する可変遅延回
路103を調整して時間差が零となるようにする。無線
基地局107では、無線基地局106からの制御信号を
受信して自局の送信タイミングとの時間差を測定し、そ
の結果を制御局102に通知する。制御局102は、時
間差が零となるように対応する可変遅延回路104を調
整する。
【0009】図11は制御局102および無線基地局1
05〜107による制御信号の送出タイミングを示す。
制御局102では、可変遅延回路103、104により
制御信号を遅延させ、無線基地局105〜107に対し
てそれぞれ時刻t0〜t2のタイミングで制御信号を送
出する。これらの制御信号は、制御局102と無線基地
局105〜107との間の信号線を通過することにより
伝搬遅延が生じ、無線基地局105〜107からは時刻
t3に一斉に送信される。
05〜107による制御信号の送出タイミングを示す。
制御局102では、可変遅延回路103、104により
制御信号を遅延させ、無線基地局105〜107に対し
てそれぞれ時刻t0〜t2のタイミングで制御信号を送
出する。これらの制御信号は、制御局102と無線基地
局105〜107との間の信号線を通過することにより
伝搬遅延が生じ、無線基地局105〜107からは時刻
t3に一斉に送信される。
【0010】このようにして、複数の無線基地局から送
信された制御信号がほぼ同時に移動端末に到達し、無線
基地局からの制御信号が同レベルで受信されるような無
線基地局相互間の境界域を通過する場合にも、移動端末
ではその同期状態を保ちながらその相手先の無線基地局
を切り替えることができる。
信された制御信号がほぼ同時に移動端末に到達し、無線
基地局からの制御信号が同レベルで受信されるような無
線基地局相互間の境界域を通過する場合にも、移動端末
ではその同期状態を保ちながらその相手先の無線基地局
を切り替えることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】複数の無線基地局が制
御信号を互いに異なる周波数で送信する場合には、個々
の無線基地局で他の無線基地局からの制御信号を受信す
ることで、それぞれの局の送信タイミングを設定するこ
とができる。
御信号を互いに異なる周波数で送信する場合には、個々
の無線基地局で他の無線基地局からの制御信号を受信す
ることで、それぞれの局の送信タイミングを設定するこ
とができる。
【0012】しかし、TDMA−TDD方式の場合に
は、同一周波数を使用しているので、無線基地局が互い
に異なるタイミングで制御信号を送信する必要がある。
それでいて、各無線基地局が移動端末との間で送受信す
る信号のフレームは、少なくとも隣接する無線基地局間
では同期している必要がある。同期していなければ、一
方の無線基地局が送信のときもう一方が受信となり、干
渉によって通信品質の劣化および周波数利用効率の低下
を招くからである。したがって、従来の自動車電話装置
のような方法をそのまま利用することはできない。
は、同一周波数を使用しているので、無線基地局が互い
に異なるタイミングで制御信号を送信する必要がある。
それでいて、各無線基地局が移動端末との間で送受信す
る信号のフレームは、少なくとも隣接する無線基地局間
では同期している必要がある。同期していなければ、一
方の無線基地局が送信のときもう一方が受信となり、干
渉によって通信品質の劣化および周波数利用効率の低下
を招くからである。したがって、従来の自動車電話装置
のような方法をそのまま利用することはできない。
【0013】本発明は、TDMA−TDD方式における
無線基地局間で制御信号送信タイミングを同期させるこ
とのできる無線通信装置を提供することを目的とする。
無線基地局間で制御信号送信タイミングを同期させるこ
とのできる無線通信装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信装置
は、送信スロットと受信スロットとが同一キャリア周波
数で時間多重されたフレームを用いて複数の移動端末と
時分割多元接続方式により通信を行う複数の無線基地局
を備え、この複数の無線基地局はそれぞれ、フレーム内
の少なくともひとつのスロットを用いて移動端末に対す
る制御信号の送受信を行う手段を含む無線通信装置にお
いて、複数の無線基地局の少なくともひとつの無線基地
局は、制御信号を送信するスロットにそのスロットのフ
レーム内の位置を示すスロット位置情報を挿入するフレ
ーム内位置報知手段を含み、各無線基地局における制御
信号の受信タイミングおよびその受信したスロット位置
情報にしたがってその局の送受信するフレームのタイミ
ングを調整するフレーム同期手段を備えたことを特徴と
する。
は、送信スロットと受信スロットとが同一キャリア周波
数で時間多重されたフレームを用いて複数の移動端末と
時分割多元接続方式により通信を行う複数の無線基地局
を備え、この複数の無線基地局はそれぞれ、フレーム内
の少なくともひとつのスロットを用いて移動端末に対す
る制御信号の送受信を行う手段を含む無線通信装置にお
いて、複数の無線基地局の少なくともひとつの無線基地
局は、制御信号を送信するスロットにそのスロットのフ
レーム内の位置を示すスロット位置情報を挿入するフレ
ーム内位置報知手段を含み、各無線基地局における制御
信号の受信タイミングおよびその受信したスロット位置
情報にしたがってその局の送受信するフレームのタイミ
ングを調整するフレーム同期手段を備えたことを特徴と
する。
【0015】複数の無線基地局のひとつを基準局に設定
し、少なくともこの基準局、場合によってはすべての基
準局にフレーム内位置通知手段を設け、フレーム同期手
段を基準局以外のすべての無線基地局に設けることがよ
い。
し、少なくともこの基準局、場合によってはすべての基
準局にフレーム内位置通知手段を設け、フレーム同期手
段を基準局以外のすべての無線基地局に設けることがよ
い。
【0016】各無線基地局のフレーム同期を順番に確立
することも可能である。しかし、フレーム同期を確立す
るためには他の無線基地局からの制御信号を受信する必
要があり、その無線基地局におけるフレーム送受信を中
断しなければならない。したがって、制御信号が到達す
る範囲内に設置されている限り、ひとつの無線基地局か
らの制御信号により他の無線基地局が一斉にフレーム同
期動作を実行することが望ましい。
することも可能である。しかし、フレーム同期を確立す
るためには他の無線基地局からの制御信号を受信する必
要があり、その無線基地局におけるフレーム送受信を中
断しなければならない。したがって、制御信号が到達す
る範囲内に設置されている限り、ひとつの無線基地局か
らの制御信号により他の無線基地局が一斉にフレーム同
期動作を実行することが望ましい。
【0017】
【作用】少なくともひとつの無線基地局から送信する制
御信号のスロットに、そのスロットのフレーム内の位置
を示す情報を挿入する。フレーム同期を行う無線基地局
では、その制御信号および位置の情報を受信し、その制
御信号のタイミングおよびそのスロット位置を参照し
て、自局のフレーム送受信タイミングを設定する。これ
により、その局の制御信号の送信タイミングも設定され
る。
御信号のスロットに、そのスロットのフレーム内の位置
を示す情報を挿入する。フレーム同期を行う無線基地局
では、その制御信号および位置の情報を受信し、その制
御信号のタイミングおよびそのスロット位置を参照し
て、自局のフレーム送受信タイミングを設定する。これ
により、その局の制御信号の送信タイミングも設定され
る。
【0018】コードレス電話のような小型の無線通信装
置では、無線基地局と固定網間との間に制御局を接続す
る構成では配線が複雑となるので、無線基地局を個別に
固定網に接続し、個々の無線基地局で固定網と無線基地
局との間の伝搬遅延を補正することが望ましい。
置では、無線基地局と固定網間との間に制御局を接続す
る構成では配線が複雑となるので、無線基地局を個別に
固定網に接続し、個々の無線基地局で固定網と無線基地
局との間の伝搬遅延を補正することが望ましい。
【0019】
【実施例】図1は本発明実施例の無線通信装置を示すブ
ロック構成図である。この実施例装置は、送信スロット
と受信スロットとが同一キャリア周波数で時間多重され
たフレームを用いて複数の移動端末と時分割多元接続方
式により通信を行う複数の無線基地局12〜14を備
え、この複数の無線基地局12〜14はそれぞれ、フレ
ーム内の少なくともひとつのスロットを用いて移動端末
に対する制御信号の送受信を行う。以下では、無線基地
局12〜14がそれぞれ、第2、第3、第1タイムスロ
ットを利用して制御信号の送受信を行うものとして説明
する。
ロック構成図である。この実施例装置は、送信スロット
と受信スロットとが同一キャリア周波数で時間多重され
たフレームを用いて複数の移動端末と時分割多元接続方
式により通信を行う複数の無線基地局12〜14を備
え、この複数の無線基地局12〜14はそれぞれ、フレ
ーム内の少なくともひとつのスロットを用いて移動端末
に対する制御信号の送受信を行う。以下では、無線基地
局12〜14がそれぞれ、第2、第3、第1タイムスロ
ットを利用して制御信号の送受信を行うものとして説明
する。
【0020】図2は制御信号スロットのフォーマット例
を示す。このスロットは、信号の立ち上がりに使用する
4ビットのランプビットRと、スタートビットに使用す
る2ビットのスタートシンボルSSと、ビット同期の確
立に使用する62ビットのプリアンブルPRと、フレー
ム同期の確立に使用する32ビットのユニークワードU
Wと、実際の制御信号を伝送するための124ビットの
CACと、タイムスロット間の衝突防止に使用する16
ビットの無信号のガードビットGとにより構成される。
を示す。このスロットは、信号の立ち上がりに使用する
4ビットのランプビットRと、スタートビットに使用す
る2ビットのスタートシンボルSSと、ビット同期の確
立に使用する62ビットのプリアンブルPRと、フレー
ム同期の確立に使用する32ビットのユニークワードU
Wと、実際の制御信号を伝送するための124ビットの
CACと、タイムスロット間の衝突防止に使用する16
ビットの無信号のガードビットGとにより構成される。
【0021】通常の動作状態では、無線基地局12〜1
4の送受信のタイミングは同期しており、無線基地局1
2〜14の送信する制御信号が他の無線基地局で受信さ
れることはない。しかし、運用開始時あるいはその他の
タイミング調整時には、無線基地局13、14の送受信
タイミングを無線基地局12の送受信タイミングに同期
させる必要がある。このためには、本来は移動端末から
制御信号を受信するための機能を利用し、無線基地局1
2の送信した制御信号を受信する。
4の送受信のタイミングは同期しており、無線基地局1
2〜14の送信する制御信号が他の無線基地局で受信さ
れることはない。しかし、運用開始時あるいはその他の
タイミング調整時には、無線基地局13、14の送受信
タイミングを無線基地局12の送受信タイミングに同期
させる必要がある。このためには、本来は移動端末から
制御信号を受信するための機能を利用し、無線基地局1
2の送信した制御信号を受信する。
【0022】図3は無線基地局13における同期動作の
流れを示すフローチャートである。無線基地局12は、
図2に示したユニークワードUWのビットパターンによ
り、またはCACに専用の2ビットを設けることによ
り、そのスロットのフレーム内の位置を示す信号を送信
する。無線基地局12は、このスロットを受信すると、
プリアンブルPRによりビット同期を確立し、ユニーク
ワードUWによりスロットについてのフレーム同期を確
立する。このとき、受信タイミングと自局が制御信号を
送信しようとするタイミングとの時間差を測定し、ま
ず、その時間差が零となるように可変遅延回路15を調
整する。続いて、そのスロットで受信した制御信号を復
号し、受信したスロットのフレーム内の位置を確認し
て、1フレーム内の遅延時間差が零とするように再び可
変遅延回路15を調整する。このようにして同期が確立
した後に、無線基地局13が制御信号の送信を開始す
る。
流れを示すフローチャートである。無線基地局12は、
図2に示したユニークワードUWのビットパターンによ
り、またはCACに専用の2ビットを設けることによ
り、そのスロットのフレーム内の位置を示す信号を送信
する。無線基地局12は、このスロットを受信すると、
プリアンブルPRによりビット同期を確立し、ユニーク
ワードUWによりスロットについてのフレーム同期を確
立する。このとき、受信タイミングと自局が制御信号を
送信しようとするタイミングとの時間差を測定し、ま
ず、その時間差が零となるように可変遅延回路15を調
整する。続いて、そのスロットで受信した制御信号を復
号し、受信したスロットのフレーム内の位置を確認し
て、1フレーム内の遅延時間差が零とするように再び可
変遅延回路15を調整する。このようにして同期が確立
した後に、無線基地局13が制御信号の送信を開始す
る。
【0023】無線基地局14も同様に、無線基地局12
からの制御信号にしたがって可変遅延回路16を調整し
てフレーム同期を確立し、制御信号の送出を開始する。
無線基地局14の設置場所が無線基地局12からの制御
信号の到達しない場所であれば、無線基地局13からの
制御信号にしたがってフレーム同期を確立する。
からの制御信号にしたがって可変遅延回路16を調整し
てフレーム同期を確立し、制御信号の送出を開始する。
無線基地局14の設置場所が無線基地局12からの制御
信号の到達しない場所であれば、無線基地局13からの
制御信号にしたがってフレーム同期を確立する。
【0024】図4ないし図7は動作例を示す。図4はフ
レーム同期が確立する前の状態を示す。この状態では、
無線基地局12の送信と無線基地局13、14の受信と
が重なったり、制御信号が衝突する可能性がある。そこ
で、まず、図5に示すように、自局(この例では無線基
地局13)の制御信号送信のタイミングを他の無線基地
局(この例では無線基地局12)からの制御信号の受信
タイミングに同期させる。続いて、その制御信号で示さ
れたそのスロットのフレーム内の位置に基づいて、同じ
番号のスロットが同期するように、自局の送受信するフ
レームのタイミングを調整する。図6は無線基地局1
2、13間でフレーム同期が確立した状態を示し、図7
はすべての無線基地局12〜14でフレーム同期が確立
した状態を示す。
レーム同期が確立する前の状態を示す。この状態では、
無線基地局12の送信と無線基地局13、14の受信と
が重なったり、制御信号が衝突する可能性がある。そこ
で、まず、図5に示すように、自局(この例では無線基
地局13)の制御信号送信のタイミングを他の無線基地
局(この例では無線基地局12)からの制御信号の受信
タイミングに同期させる。続いて、その制御信号で示さ
れたそのスロットのフレーム内の位置に基づいて、同じ
番号のスロットが同期するように、自局の送受信するフ
レームのタイミングを調整する。図6は無線基地局1
2、13間でフレーム同期が確立した状態を示し、図7
はすべての無線基地局12〜14でフレーム同期が確立
した状態を示す。
【0025】以上の実施例では、基準局となる無線基地
局12の構成を他の無線基地局13、14とは別のもの
として示したが、一般には同一構成のものを用いること
がでる。
局12の構成を他の無線基地局13、14とは別のもの
として示したが、一般には同一構成のものを用いること
がでる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線通信
装置は、少なくともひとつの無線基地局から送信する制
御信号のスロットにそのフレーム内での位置に関する情
報を挿入することにより、TDMA−TDD方式におけ
る無線基地局間でフレーム同期を確立することができ
る。したがって、一方の無線基地局が送信のときにもう
一方も送信となり、一方の無線基地局が受信のときにも
う一方も受信となって、通信品質を高めることができ、
しかも周波数有効率を高めることができる。
装置は、少なくともひとつの無線基地局から送信する制
御信号のスロットにそのフレーム内での位置に関する情
報を挿入することにより、TDMA−TDD方式におけ
る無線基地局間でフレーム同期を確立することができ
る。したがって、一方の無線基地局が送信のときにもう
一方も送信となり、一方の無線基地局が受信のときにも
う一方も受信となって、通信品質を高めることができ、
しかも周波数有効率を高めることができる。
【図1】本発明実施例の無線通信装置を示すブロック構
成図。
成図。
【図2】制御信号スロットのフォーマット例を示す図。
【図3】ひとつの無線基地局における同期動作の流れを
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図4】動作例を示す図であり、フレーム同期が確立す
る前の状態を示す図。
る前の状態を示す図。
【図5】動作例を示す図であり、制御信号のタイミング
が同期した状態を示す図。
が同期した状態を示す図。
【図6】二つの無線基地局間でフレーム同期が確立した
状態を示す図。
状態を示す図。
【図7】すべての無線基地局でフレーム同期が確立した
状態を示す図。
状態を示す図。
【図8】TDMA−TDD方式の従来例の無線通信装置
を示すブロック構成図。
を示すブロック構成図。
【図9】フレーム構成を示す図。
【図10】従来の自動車電話装置を示すブロック構成図
であり、その無線基地局間の同期合わせを説明する図。
であり、その無線基地局間の同期合わせを説明する図。
【図11】制御局および無線基地局による制御信号の送
出タイミングを示す図。
出タイミングを示す図。
11、81、101 固定網 12〜14、82、105〜107 無線基地局 15、16、103、104 可変遅延回路 83、84、108 移動端末 102 制御局
Claims (2)
- 【請求項1】 送信スロットと受信スロットとが同一キ
ャリア周波数で時間多重されたフレームを用いて複数の
移動端末と時分割多元接続方式により通信を行う複数の
無線基地局を備え、 この複数の無線基地局はそれぞれ、上記フレーム内の少
なくともひとつのスロットを用いて移動端末に対する制
御信号の送受信を行う手段を含む無線通信装置におい
て、 上記複数の無線基地局の少なくともひとつの無線基地局
は、上記制御信号を送信するスロットにそのスロットの
フレーム内の位置を示すスロット位置情報を挿入するフ
レーム内位置報知手段を含み、 各無線基地局における上記制御信号の受信タイミングお
よびその受信したスロット位置情報にしたがってその局
の送受信するフレームのタイミングを調整するフレーム
同期手段を備えたことを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項2】 上記複数の無線基地局のひとつが基準局
に設定され、 少なくともこの基準局に上記フレーム内位置通知手段が
設けられ、 上記フレーム同期手段は少なくとも上記基準局以外のす
べての無線基地局に設けられた請求項1記載の無線通信
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5186371A JPH0746660A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5186371A JPH0746660A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 無線通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0746660A true JPH0746660A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16187218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5186371A Pending JPH0746660A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 無線通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746660A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1993
- 1993-07-28 JP JP5186371A patent/JPH0746660A/ja active Pending
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