JPH074333Y2 - リニアガイド装置 - Google Patents
リニアガイド装置Info
- Publication number
- JPH074333Y2 JPH074333Y2 JP1988122581U JP12258188U JPH074333Y2 JP H074333 Y2 JPH074333 Y2 JP H074333Y2 JP 1988122581 U JP1988122581 U JP 1988122581U JP 12258188 U JP12258188 U JP 12258188U JP H074333 Y2 JPH074333 Y2 JP H074333Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- rolling element
- guide rail
- groove
- slider body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
- F16C29/0635—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
- F16C29/0638—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls
- F16C29/064—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with two rows of balls, one on each side of the rail
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/005—Guide rails or tracks for a linear bearing, i.e. adapted for movement of a carriage or bearing body there along
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0602—Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/60—Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、案内レール上を自在に走行するスライダを有
するリニアガイド装置に関する。
するリニアガイド装置に関する。
従来のこの種のリニアガイド装置としては、例えば特開
昭60−263724号公報に示されるものがある。
昭60−263724号公報に示されるものがある。
このものは、両側面に軸方向の転動体転動溝を有する長
尺の案内レールと、その案内レール上に移動可能に跨架
されると共に案内レールの転動体転動溝に対向する転動
体転動溝を内側面に、及びこれに平行する転動体戻り通
路を肉厚内に形成したスライダ本体と、そのスライダ本
体54Aの両端面にそれぞれ固定される部材であって、ス
ライダ本体の転動体転動溝と転動体戻り通路とを連結す
る半ドーナツ状の湾曲循環路が凹部として形成されてい
るエンドキャップと、前記案内レール及びスライダ本体
の転動体転動溝、転動体戻り通路、半ドーナツ状の湾曲
循環路内に転動自在に満たされた多数の転動体とを備え
ている。
尺の案内レールと、その案内レール上に移動可能に跨架
されると共に案内レールの転動体転動溝に対向する転動
体転動溝を内側面に、及びこれに平行する転動体戻り通
路を肉厚内に形成したスライダ本体と、そのスライダ本
体54Aの両端面にそれぞれ固定される部材であって、ス
ライダ本体の転動体転動溝と転動体戻り通路とを連結す
る半ドーナツ状の湾曲循環路が凹部として形成されてい
るエンドキャップと、前記案内レール及びスライダ本体
の転動体転動溝、転動体戻り通路、半ドーナツ状の湾曲
循環路内に転動自在に満たされた多数の転動体とを備え
ている。
そして、前記案内レールまたはスライダの少なくとも一
方を金属製で筒状に延びる基体と、該基体の中空部に充
填された充填部材とで構成したものである。
方を金属製で筒状に延びる基体と、該基体の中空部に充
填された充填部材とで構成したものである。
しかしながら、上記従来例にあっては、金属製の基体が
中空筒状で、その一ケ所のみを軸方向に切り開いて形成
されており、この基体内にエポキシ・コンクリート等の
充填部材を充填して、案内レールやスライダを形成した
ものである。
中空筒状で、その一ケ所のみを軸方向に切り開いて形成
されており、この基体内にエポキシ・コンクリート等の
充填部材を充填して、案内レールやスライダを形成した
ものである。
このような金属製の中空筒状の外皮で、外周の略全体を
囲んでしまう構造の案内レールやスライダでは剛性が高
過ぎて、大きく湾曲した曲線移動を可能とするリニアガ
イド装置を実現することはできないという問題点があっ
た。
囲んでしまう構造の案内レールやスライダでは剛性が高
過ぎて、大きく湾曲した曲線移動を可能とするリニアガ
イド装置を実現することはできないという問題点があっ
た。
そこで本考案は側方への湾曲に対する剛性を低減せしめ
たリニアガイド装置を提供して、上記従来の問題点を解
決することを目的としている。
たリニアガイド装置を提供して、上記従来の問題点を解
決することを目的としている。
上記目的を達成するため、本考案の第１は、両側面に軸
方向の転動体転動溝を有して延長された案内レールと、
該案内レール上に移動可能に遊嵌されると共に案内レー
ルの転動体転動溝に対向する転動体転動溝を内側面に及
びこれに平行する転動体戻り通路を肉厚内に有するスラ
イダ本体と、前記転動体戻り通路と転動体転動溝とを連
通せしめる半円弧状に湾曲した転動体循環路を有してス
ライダ本体の端部に接合されたエンドキャップと、上記
対向する両転動体転動溝、転動体戻り通路及び転動体循
環路内に嵌合され転動自在に配された多数の転動体とを
備えたリニアガイド装置において、 前記案内レールは、片側づつ独立に設けられ外側面に転
動体転動溝が形成された金属板からなる外側板と、該外
側板同士の間に充填された弾性充填部材とからなり、該
案内レールは側方に自在に湾曲が可能とされている。
方向の転動体転動溝を有して延長された案内レールと、
該案内レール上に移動可能に遊嵌されると共に案内レー
ルの転動体転動溝に対向する転動体転動溝を内側面に及
びこれに平行する転動体戻り通路を肉厚内に有するスラ
イダ本体と、前記転動体戻り通路と転動体転動溝とを連
通せしめる半円弧状に湾曲した転動体循環路を有してス
ライダ本体の端部に接合されたエンドキャップと、上記
対向する両転動体転動溝、転動体戻り通路及び転動体循
環路内に嵌合され転動自在に配された多数の転動体とを
備えたリニアガイド装置において、 前記案内レールは、片側づつ独立に設けられ外側面に転
動体転動溝が形成された金属板からなる外側板と、該外
側板同士の間に充填された弾性充填部材とからなり、該
案内レールは側方に自在に湾曲が可能とされている。
又、本考案の第２は、両側面に軸方向の転動体転動溝を
有して延長された案内レールと、該案内レール上に移動
可能に遊嵌されると共に案内レールの転動体転動溝に対
向する転動体転動溝を内側面に及びこれに平行する転動
体戻り通路を肉厚内に有するスライダ本体と、前記転動
体戻り通路と転動体転動溝とを連通せしめる半円弧状に
湾曲した転動体循環路を有してスライダ本体の端部に接
合されたエンドキャップと、上記対向する両転動体転動
溝、転動体戻り通路及び転動体循環路内に嵌合され転動
自在に配された多数の転動体とを備えたリニアガイド装
置において、 前記スライダ本体は、その内側面の転動体転動溝と転動
体を該溝内に保持する保持器とを一体成形した金属板か
らなる内側板と、該内側板の外周に密着された弾性充填
部材とからなり、前記保持器は、前記内側板の転動体転
動溝に沿った端部を内側に折り返した部分と、該折り返
した部分に開口した軸方向に長い窓とから構成されてい
る。
有して延長された案内レールと、該案内レール上に移動
可能に遊嵌されると共に案内レールの転動体転動溝に対
向する転動体転動溝を内側面に及びこれに平行する転動
体戻り通路を肉厚内に有するスライダ本体と、前記転動
体戻り通路と転動体転動溝とを連通せしめる半円弧状に
湾曲した転動体循環路を有してスライダ本体の端部に接
合されたエンドキャップと、上記対向する両転動体転動
溝、転動体戻り通路及び転動体循環路内に嵌合され転動
自在に配された多数の転動体とを備えたリニアガイド装
置において、 前記スライダ本体は、その内側面の転動体転動溝と転動
体を該溝内に保持する保持器とを一体成形した金属板か
らなる内側板と、該内側板の外周に密着された弾性充填
部材とからなり、前記保持器は、前記内側板の転動体転
動溝に沿った端部を内側に折り返した部分と、該折り返
した部分に開口した軸方向に長い窓とから構成されてい
る。
又、本考案の第３は、両側面に軸方向の転動体転動溝を
有して延長された案内レールと、該案内レール上に移動
可能に遊嵌されると共に案内レールの転動体転動溝に対
向する転動体転動溝を内側面に及びこれに平行する転動
体戻り通路を肉厚内に有するスライダ本体と、前記転動
体戻り通路と転動体転動溝とを連通せしめる半円弧状に
湾曲した転動体循環路を有してスライダ本体の端部に接
合されたエンドキャップと、上記対向する両転動体転動
溝、転動体戻り通路及び転動体循環路内に嵌合され転動
自在に配された多数の転動体とを備えたリニアガイド装
置において、 前記案内レールは、転動体転動溝が形成されると共に側
方に自在に湾曲が可能とされ、且つ片側づつ独立に設け
られた金属板からなる外側板と、該外側板同士の間に充
填された弾性充填部材とからなり、前記スライダ本体
は、その内側面の転動体転動溝と転動体を該溝内に保持
する保持器とを一体成形した金属板からなる内側板と、
該内側板の外周に密着された弾性充填部材とからなる。
有して延長された案内レールと、該案内レール上に移動
可能に遊嵌されると共に案内レールの転動体転動溝に対
向する転動体転動溝を内側面に及びこれに平行する転動
体戻り通路を肉厚内に有するスライダ本体と、前記転動
体戻り通路と転動体転動溝とを連通せしめる半円弧状に
湾曲した転動体循環路を有してスライダ本体の端部に接
合されたエンドキャップと、上記対向する両転動体転動
溝、転動体戻り通路及び転動体循環路内に嵌合され転動
自在に配された多数の転動体とを備えたリニアガイド装
置において、 前記案内レールは、転動体転動溝が形成されると共に側
方に自在に湾曲が可能とされ、且つ片側づつ独立に設け
られた金属板からなる外側板と、該外側板同士の間に充
填された弾性充填部材とからなり、前記スライダ本体
は、その内側面の転動体転動溝と転動体を該溝内に保持
する保持器とを一体成形した金属板からなる内側板と、
該内側板の外周に密着された弾性充填部材とからなる。
案内レールとスライダの少なくとも一方が、転動体転動
溝を有する側面のみを金属板製とし、その他の部分は比
較的弾力に富んだ弾性充填部材で形成されているため、
側方への曲げに対する剛性が低い。
溝を有する側面のみを金属板製とし、その他の部分は比
較的弾力に富んだ弾性充填部材で形成されているため、
側方への曲げに対する剛性が低い。
これにより、大きく湾曲させた案内レールに沿って曲線
移動が可能なリニアガイド装置を実現することができ
る。
移動が可能なリニアガイド装置を実現することができ
る。
以下、本考案の実施例を図とともに説明する。
第１図ないし第６図は、本考案の一実施例を示すもので
ある。案内レール１上に、横断面形状がほぼコ字形をな
すスライダ２が相対移動可能に跨架されている。案内レ
ール１は、その両側面に、軸方向に長い横断面円弧形の
１条のボール転動溝３が設けられている。そして第２図
に示すように、所定の曲率半径Ｒをもって大きく側方に
湾曲させてある。すなわち、案内レール１は、その側面
1bが２枚の薄鋼板からなる外側板4,4で形成されてい
る。各外側板４は、その外面に転動体であるボールＢが
転動するボール転動溝３が形成されると共に、上下の両
端部4aを内側に折り曲げ、断面ほぼコ字状に成形されて
いる。これらの２枚の外側板４は片側づつ独立に配設さ
れている。そして両者の間には、弾性に富んだ硬質ゴム
（又は弾性に富んだ合成樹脂）からなる弾性充填部材５
が、心材として加硫接着（又はモールド成形）されてい
る。これにより、外側板４の左右への曲げ剛性は、従来
の中空角筒体のものに比し大きく低減されている。又、
充填部材５は容易に曲げ得る弾性を有する。そのため、
案内レール１は容易に側方に湾曲させることができる。
６は案内レール１の上面1aから下面1cにかけて貫通させ
た取付けボルト挿通孔で、カラー6Aが内挿されている。
ある。案内レール１上に、横断面形状がほぼコ字形をな
すスライダ２が相対移動可能に跨架されている。案内レ
ール１は、その両側面に、軸方向に長い横断面円弧形の
１条のボール転動溝３が設けられている。そして第２図
に示すように、所定の曲率半径Ｒをもって大きく側方に
湾曲させてある。すなわち、案内レール１は、その側面
1bが２枚の薄鋼板からなる外側板4,4で形成されてい
る。各外側板４は、その外面に転動体であるボールＢが
転動するボール転動溝３が形成されると共に、上下の両
端部4aを内側に折り曲げ、断面ほぼコ字状に成形されて
いる。これらの２枚の外側板４は片側づつ独立に配設さ
れている。そして両者の間には、弾性に富んだ硬質ゴム
（又は弾性に富んだ合成樹脂）からなる弾性充填部材５
が、心材として加硫接着（又はモールド成形）されてい
る。これにより、外側板４の左右への曲げ剛性は、従来
の中空角筒体のものに比し大きく低減されている。又、
充填部材５は容易に曲げ得る弾性を有する。そのため、
案内レール１は容易に側方に湾曲させることができる。
６は案内レール１の上面1aから下面1cにかけて貫通させ
た取付けボルト挿通孔で、カラー6Aが内挿されている。
スライダ２はスライダ本体2Aと、その軸方向の両端部に
接合されたエンドキャップ2Bとを備えている。スライダ
２のスライダ本体2Aは、その内側面が、対向させた一対
の薄鋼板からなる内側板７で形成されている。その内側
板７に、案内レール１のボール転動溝３に対向させて、
軸方向に長い横断面円弧形の１条のボール転動溝８が設
けられている。
接合されたエンドキャップ2Bとを備えている。スライダ
２のスライダ本体2Aは、その内側面が、対向させた一対
の薄鋼板からなる内側板７で形成されている。その内側
板７に、案内レール１のボール転動溝３に対向させて、
軸方向に長い横断面円弧形の１条のボール転動溝８が設
けられている。
更に内側板７のボール転動溝８に沿った端部（図３であ
れば、ボール転動溝８の下側の部分）を、内側板７内側
に180度折り返しして、ボール保持器９が一体に形成し
てある。この折り返して形成したボール保持器９の軸方
向の長さは、スライダ本体2Aのボール転動溝８の長さよ
り長く、ボール転動溝８の両端（すなわちスライダ本体
2Aの両端）から突出している。その内側板７の上記折り
返した部分には、軸方向の略全長にわたり長穴からなる
窓10が設けてある。この窓10の幅はボールＢの直径より
やや小さくされ、ボールＢの一部が露出するようにされ
ている。
れば、ボール転動溝８の下側の部分）を、内側板７内側
に180度折り返しして、ボール保持器９が一体に形成し
てある。この折り返して形成したボール保持器９の軸方
向の長さは、スライダ本体2Aのボール転動溝８の長さよ
り長く、ボール転動溝８の両端（すなわちスライダ本体
2Aの両端）から突出している。その内側板７の上記折り
返した部分には、軸方向の略全長にわたり長穴からなる
窓10が設けてある。この窓10の幅はボールＢの直径より
やや小さくされ、ボールＢの一部が露出するようにされ
ている。
上記内側板７の左右のボール転動溝８の上側は中間部が
幅方向に延ばされ連結されている。かくして、内側板７
は、平面形状がＨ字状とされている。その内側板７の外
周には、弾性に富んだ硬質ゴム（又は弾性に富んだ合成
樹脂）からなる弾面コ字状の弾性充填部材11が、スライ
ダ本体2Aのボデイとして加硫接着（又はモールド成形）
されている。
幅方向に延ばされ連結されている。かくして、内側板７
は、平面形状がＨ字状とされている。その内側板７の外
周には、弾性に富んだ硬質ゴム（又は弾性に富んだ合成
樹脂）からなる弾面コ字状の弾性充填部材11が、スライ
ダ本体2Aのボデイとして加硫接着（又はモールド成形）
されている。
このスライダ本体2Aの両袖部14の内面側に形成されたボ
ール転動溝８とこれに対向する案内レール１のボール転
動溝３との両対向溝により、ボール転動路15が構成され
ている。スライダ本体2Aの両袖部14の肉厚内には、その
ボール転動路15に平行して軸方向に貫通させた断面円形
のボール戻り通路16が形成されている。
ール転動溝８とこれに対向する案内レール１のボール転
動溝３との両対向溝により、ボール転動路15が構成され
ている。スライダ本体2Aの両袖部14の肉厚内には、その
ボール転動路15に平行して軸方向に貫通させた断面円形
のボール戻り通路16が形成されている。
これに対して、スライダ本体2Aの前後両端にそれぞれ接
合されるエンドキャップ2Bは、合成樹脂材の射出成形品
である。その横断面は、スライダ本体2Aと同様にほぼコ
字状をなす。その両袖部17には、スライダ本体2Aの端面
と当接する端面18側に、それぞれ半円弧状に湾曲した凹
部をなすボール循環路19が形成されている。ボール循環
路19は、上記ボール転動路15とボール戻り通路16とを連
通させるものである（第５図，第６図参照）。
合されるエンドキャップ2Bは、合成樹脂材の射出成形品
である。その横断面は、スライダ本体2Aと同様にほぼコ
字状をなす。その両袖部17には、スライダ本体2Aの端面
と当接する端面18側に、それぞれ半円弧状に湾曲した凹
部をなすボール循環路19が形成されている。ボール循環
路19は、上記ボール転動路15とボール戻り通路16とを連
通させるものである（第５図，第６図参照）。
エンドキャップ2Bの両袖部17には更に、上記の半円弧状
に湾曲した凹部を横断する半円柱状の凹溝20が形成さ
れ、この凹溝20には半円柱凸状のリターンガイド21が嵌
合されている。このリターンガイド21が前記凹溝20に嵌
合することにより、ボール循環路19は水平断面が略半ド
ーナツ状に形成される。その点、半ドーナツ状のパイプ
に合成樹脂をモールドして成形した前記従来例のボール
循環路に比し、構造がより簡単になっている。
に湾曲した凹部を横断する半円柱状の凹溝20が形成さ
れ、この凹溝20には半円柱凸状のリターンガイド21が嵌
合されている。このリターンガイド21が前記凹溝20に嵌
合することにより、ボール循環路19は水平断面が略半ド
ーナツ状に形成される。その点、半ドーナツ状のパイプ
に合成樹脂をモールドして成形した前記従来例のボール
循環路に比し、構造がより簡単になっている。
第６図において、22は上記凹溝20に連通された給油溝
で、スライダ本体2Aの端面と当接する端面18側に形成さ
れている。その給油溝22は給油ニップル23の取付け用孔
24に連通している。25はエンドキャップ2Bをスライダ本
体2Aへ取付けるための取付けねじ、26はその取付けねじ
25の挿通孔である。
で、スライダ本体2Aの端面と当接する端面18側に形成さ
れている。その給油溝22は給油ニップル23の取付け用孔
24に連通している。25はエンドキャップ2Bをスライダ本
体2Aへ取付けるための取付けねじ、26はその取付けねじ
25の挿通孔である。
また、エンドキャップ2Bのボール循環路19において、ボ
ールＢの外方を案内する部分、即ち外周側案内面27の内
方端部には、ボール保持器９の端部が当接されている。
ールＢの外方を案内する部分、即ち外周側案内面27の内
方端部には、ボール保持器９の端部が当接されている。
なお、第１図において、28はスライダ２に機械テーブル
を取付けるねじ穴を形成したブッシュである。また、30
は案内レール１のボール転動溝３を払拭して異物の侵入
を阻止するべくエンドキャップ2Bに取付けられたワイパ
ーシールである。
を取付けるねじ穴を形成したブッシュである。また、30
は案内レール１のボール転動溝３を払拭して異物の侵入
を阻止するべくエンドキャップ2Bに取付けられたワイパ
ーシールである。
次に、上記実施例の作用を説明する。
案内レール１は、ボルト挿通孔６に挿通したボルトで基
台に湾曲して取付けられる。スライダ２は、取付けねじ
穴28に螺合するボルトで機械テーブルに取付けられる。
台に湾曲して取付けられる。スライダ２は、取付けねじ
穴28に螺合するボルトで機械テーブルに取付けられる。
任意に湾曲させた案内レール１上のスライダ２を、機械
テーブルと共に案内レール１沿いに移動させることがで
きる。ボール転動路15に挿入されたボールＢは、スライ
ダ２の移動に伴って、スライダ２に対してスライダ２の
移動方向と逆方向に転動しつつ移動する。そしてスライ
ダ２の端部において、エンドキャップ2Bに設けたボール
循環路19に沿ってＵターンする。
テーブルと共に案内レール１沿いに移動させることがで
きる。ボール転動路15に挿入されたボールＢは、スライ
ダ２の移動に伴って、スライダ２に対してスライダ２の
移動方向と逆方向に転動しつつ移動する。そしてスライ
ダ２の端部において、エンドキャップ2Bに設けたボール
循環路19に沿ってＵターンする。
続いてスライダ本体2Aのボール戻り通路16を通って反対
側のエンドキャップ2Bのボール循環路19により再度Ｕタ
ーンされてボール転動路15に戻り転動を続行しつつ移動
する循環を繰り返す。
側のエンドキャップ2Bのボール循環路19により再度Ｕタ
ーンされてボール転動路15に戻り転動を続行しつつ移動
する循環を繰り返す。
この実施例によれば、案内レール１の側方への曲げ剛性
が低くされているから、曲げが大きく取れる。
が低くされているから、曲げが大きく取れる。
又、スライダ２に取付けた機械テーブルを介して機械の
振動や衝撃が伝達されても、スライダ２のボデイや案内
レール１の心部を構成する硬質ゴム等からなる弾性充填
部材11,5が吸収し有効に減衰される。
振動や衝撃が伝達されても、スライダ２のボデイや案内
レール１の心部を構成する硬質ゴム等からなる弾性充填
部材11,5が吸収し有効に減衰される。
又、金属製の内側板７とボール保持器９とが一体成型さ
れているため、スライダ２が案内レール１に取り付けら
れていない状であってもボール転動溝８内のボールＢが
脱落することがないから、案内レール１及びスライダ２
の組み立てが容易である。つまり、従来のようにボール
保持器がスライダとは別体のものであると、組み立ての
際には、ボール保持器を両方の転動体転動溝内のボール
に同時にあてがいつつスライダを案内レールに組み付け
ることになるため、組み立て作業が面倒となるのであ
る。
れているため、スライダ２が案内レール１に取り付けら
れていない状であってもボール転動溝８内のボールＢが
脱落することがないから、案内レール１及びスライダ２
の組み立てが容易である。つまり、従来のようにボール
保持器がスライダとは別体のものであると、組み立ての
際には、ボール保持器を両方の転動体転動溝内のボール
に同時にあてがいつつスライダを案内レールに組み付け
ることになるため、組み立て作業が面倒となるのであ
る。
しかも、本実施例では、内側板７の端部を折り返してボ
ール保持器９が形成されているため、製造コストも従来
に比べて安価で済む。
ール保持器９が形成されているため、製造コストも従来
に比べて安価で済む。
案内レール１を製造する場合には、真っ直ぐに製造し、
これを使用時に任意に曲げて用いるか、或いは又、成形
時に曲げて形成した後、湾曲したボール転動溝をNC研磨
し、整形すれば良く、低コストである。
これを使用時に任意に曲げて用いるか、或いは又、成形
時に曲げて形成した後、湾曲したボール転動溝をNC研磨
し、整形すれば良く、低コストである。
なお、上記実施例ではボール列が単列のものについて説
明したが、２列以上の複列のものにも適用できる。
明したが、２列以上の複列のものにも適用できる。
又、転動体としてボールを使用したものを述べたが、こ
れに限らず、ローラを用いたものでもよい。
れに限らず、ローラを用いたものでもよい。
又、上記実施例の場合は、案内レール１とスライダ２の
両者について、それぞれの構成を金属薄板からなる側板
とこれに密着させた弾性充填部材とで構成したが、必要
とあれば両者のいずれか一方のみを上記構成とすること
もできる。
両者について、それぞれの構成を金属薄板からなる側板
とこれに密着させた弾性充填部材とで構成したが、必要
とあれば両者のいずれか一方のみを上記構成とすること
もできる。
以上説明したように、本考案によれば、案内レールとス
ライダの両者、又はそれらのいずれか一方を、金属薄板
からなる側板とこれに密着させた弾性充填部材とで構成
した。そのため、側方への曲げに対する剛性が低くな
り、これにより、大きく側方へ湾曲させた案内レールに
沿って曲線移動が可能なリニアガイド装置を提供できる
という効果が得られる。特に、請求項２に係る考案によ
れば、上記効果に加えて、案内レールとスライダとの組
み立て作業が容易であり、製造コストも安価になるとい
う効果がある。
ライダの両者、又はそれらのいずれか一方を、金属薄板
からなる側板とこれに密着させた弾性充填部材とで構成
した。そのため、側方への曲げに対する剛性が低くな
り、これにより、大きく側方へ湾曲させた案内レールに
沿って曲線移動が可能なリニアガイド装置を提供できる
という効果が得られる。特に、請求項２に係る考案によ
れば、上記効果に加えて、案内レールとスライダとの組
み立て作業が容易であり、製造コストも安価になるとい
う効果がある。
第１図ないし第６図は本考案の一実施例を示し、第１図
は要部斜視図、第２図は案内レールの平面図、第３図は
第１図のIII−III線断面図、第４図は要部分解斜視図、
第５図は第１図のIII−III線における半断面図、第６図
はエンドキャップの裏面図である。 １は案内レール、2,はスライダ、2Aはスライダ本体2A、
2Bはエンドキャップ、Ｂはボール（転動体）、3,8はボ
ール転動溝、４は外側板、5,11は弾性充填部材、７は内
側板、９はボール保持器、15はボール転動路、16はボー
ル戻り通路、19はボール循環路。
は要部斜視図、第２図は案内レールの平面図、第３図は
第１図のIII−III線断面図、第４図は要部分解斜視図、
第５図は第１図のIII−III線における半断面図、第６図
はエンドキャップの裏面図である。 １は案内レール、2,はスライダ、2Aはスライダ本体2A、
2Bはエンドキャップ、Ｂはボール（転動体）、3,8はボ
ール転動溝、４は外側板、5,11は弾性充填部材、７は内
側板、９はボール保持器、15はボール転動路、16はボー
ル戻り通路、19はボール循環路。
Claims (3)
- 【請求項１】両側面に軸方向の転動体転動溝を有して延
長された案内レールと、該案内レール上に移動可能に遊
嵌されると共に案内レールの転動体転動溝に対向する転
動体転動溝を内側面に及びこれに平行する転動体戻り通
路を肉厚内に有するスライダ本体と、前記転動体戻り通
路と転動体転動溝とを連通せしめる半円弧状に湾曲した
転動体循環路を有してスライダ本体の端部に接合された
エンドキャップと、上記対向する両転動体転動溝、転動
体戻り通路及び転動体循環路内に嵌合され転動自在に配
された多数の転動体とを備えたリニアガイド装置におい
て、 前記案内レールは、片側づつ独立に設けられ外側面に転
動体転動溝が形成された金属板からなる外側板と、該外
側板同士の間に充填された弾性充填部材とからなり、該
案内レールは側方に自在に湾曲が可能とされていること
を特徴とするリニアガイド装置。 - 【請求項２】両側面に軸方向の転動体転動溝を有して延
長された案内レールと、該案内レール上に移動可能に遊
嵌されると共に案内レールの転動体転動溝に対向する転
動体転動溝を内側面に及びこれに平行する転動体戻り通
路を肉厚内に有するスライダ本体と、前記転動体戻り通
路と転動体転動溝とを連通せしめる半円弧状に湾曲した
転動体循環路を有してスライダ本体の端部に接合された
エンドキャップと、上記対向する両転動体転動溝、転動
体戻り通路及び転動体循環路内に嵌合され転動自在に配
された多数の転動体とを備えたリニアガイド装置におい
て、 前記スライダ本体は、その内側面の転動体転動溝と転動
体を該溝内に保持する保持器とを一体成形した金属板か
らなる内側板と、該内側板の外周に密着された弾性充填
部材とからなり、前記保持器は、前記内側板の転動体転
動溝に沿った端部を内側に折り返した部分と、該折り返
した部分に開口した軸方向に長い窓とから構成されてい
ることを特徴とするリニアガイド装置。 - 【請求項３】両側面に軸方向の転動体転動溝を有して延
長された案内レールと、該案内レール上に移動可能に遊
嵌されると共に案内レールの転動体転動溝に対向する転
動体転動溝を内側面に及びこれに平行する転動体戻り通
路を肉厚内に有するスライダ本体と、前記転動体戻り通
路と転動体転動溝とを連通せしめる半円弧状に湾曲した
転動体循環路を有してスライダ本体の端部に接合された
エンドキャップと、上記対向する両転動体転動溝、転動
体戻り通路及び転動体循環路内に嵌合され転動自在に配
された多数の転動体とを備えたリニアガイド装置におい
て、 前記案内レールは、転動体転動溝が形成されると共に側
方に自在に湾曲が可能とされ、且つ片側づつ独立に設け
られた金属板からなる外側板と、該外側板同士の間に充
填された弾性充填部材とからなり、前記スライダ本体
は、その内側面の転動体転動溝と転動体を該溝内に保持
する保持器とを一体成形した金属板からなる内側板と、
該内側板の外周に密着された弾性充填部材とからなるこ
とを特徴とするリニアガイド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988122581U JPH074333Y2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | リニアガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988122581U JPH074333Y2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | リニアガイド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0243521U JPH0243521U (ja) | 1990-03-26 |
| JPH074333Y2 true JPH074333Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=31370645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988122581U Expired - Lifetime JPH074333Y2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | リニアガイド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074333Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0718448B2 (ja) * | 1991-09-19 | 1995-03-06 | テイエチケー株式会社 | リニアベアリング用スライダ及びその製造法 |
| JPH07265601A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-17 | Masao Kanai | 濃縮装置 |
| CN115614387B (zh) * | 2022-10-25 | 2023-07-18 | 惠州深科达智能装备有限公司 | 滑动体、直线导轨及滑动体的生产方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60263724A (ja) * | 1984-06-12 | 1985-12-27 | Nippon Seiko Kk | リニヤガイド装置 |
| JPH0348417Y2 (ja) * | 1985-07-24 | 1991-10-16 |
-
1988
- 1988-09-19 JP JP1988122581U patent/JPH074333Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0243521U (ja) | 1990-03-26 |
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