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JPH0742324Y2 - プラスチックの成形品 - Google Patents

プラスチックの成形品

Info

Publication number
JPH0742324Y2
JPH0742324Y2 JP10616489U JP10616489U JPH0742324Y2 JP H0742324 Y2 JPH0742324 Y2 JP H0742324Y2 JP 10616489 U JP10616489 U JP 10616489U JP 10616489 U JP10616489 U JP 10616489U JP H0742324 Y2 JPH0742324 Y2 JP H0742324Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
molded product
molded
width direction
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10616489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0345709U (ja
Inventor
高橋  宏
剛 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP10616489U priority Critical patent/JPH0742324Y2/ja
Publication of JPH0345709U publication Critical patent/JPH0345709U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0742324Y2 publication Critical patent/JPH0742324Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、テープの端末を内部に埋めて成形したプラ
スチックの成形品に関する。
[従来の技術] 従来、この種のプラスチックの成形品としては、成形品
のテープの厚み方向の対向両面に、テープの表裏面に臨
み、テープの長さ方向に細長く延び、格子状に略平行に
並んだ複数の窓部を、テープの表裏面において互いに背
向させて形成し、これらの窓部を通して成形時にテープ
を表裏面から挟持するようにしていた(例えば実開昭57
−45315号公報、実開昭62−24721号公報、実開昭63−99
507号公報)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来の成形品では、その窓部の形成領域を、テ
ープより一回り小さく設定していたゝめ、成形時に、金
型中に充填する溶融樹脂の圧力によりテープの周囲が金
型中でバタ付いたり、捲れ上ったりして、成形不良が発
生することがあった。
そこで、本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、窓部の形成領域を改善することで、成形時に発生す
るテープの周囲の金型中でバタ付きを未然に防止しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するためのものであり、以下
にその内容を図面に示した実施例を用いて説明する。
請求項1に記載の成形品は、テープ(1)の先端部を、
窓部(3a〜3g)の長さ(l)内に位置させると共に、テ
ープの幅方向の両側端部を、テープの幅方向両側に位置
する最外方の2つ窓部(3a,3g)の幅(w)内に位置さ
せたことを特徴とする。
請求項2に記載の成形品は、その成形品が、先端が斜め
に傾斜した差込片(2)であることを特徴とする。
請求項3に記載の成形品は、その成形品が、バックル
(12)であることを特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の成形品によれば、成形時に窓部(3a〜
3g)を通して、テープ(1)の先端部とその幅方向の両
端部を夫々挟持することができる。
請求項2に記載の成形品によれば、先端が斜めに傾斜し
ているので、ベルト通し(図示せず)等に差込み易い。
請求項3に記載の成形品によれば、バックル(12)とし
て使用できる。
[実施例] 以下に本考案を図面に示した実施例に基づき説明する。
第1〜5図は、本考案の第1実施例を示すもので、同図
中、1はテープ、2はテープ1の端末を内部に埋めて成
形したプラスチックの成形品としての差込片を示す。
上記テープ1は、第1,2図に示すように、繊維を織った
り編んだりして帯状に形成したものであって、ある程度
長いまゝ製造し、使用長に合せて短く切断して使用し、
こゝでは端面を約30度の角度で斜めに切落す。
前記差込片2は、テープ1より厚肉で、斜めに切落した
テープ1の端末を包含すような一回り大きい略々平行四
辺形を成す。差込片2のテープ1の厚み方向の対向両面
には、テープ1の表裏面に臨み、テープ1の長さ方向に
細長く延び、格子状に略平行に等間隔に並んだ複数、7
個の窓部3a〜3gを、テープ1の表裏面において互いに背
向させて形成する。そして、各窓部3a〜3gの最先端を、
テープ1の斜めに切落した傾斜端面Aに揃えると共に、
テープ1の幅方向両側に位置する最外方の2つ窓部3a,3
gの外側面を、テープ1の幅方向の両側端B,Cに揃える。
つぎに、上記した構成を有する差込片2の成形用金型に
ついて説明すると、この金型には、第3〜5図に示すよ
うに、二面割りの射出成形用金型を使用し、両金型4,5
の各分割面4′,5′には、差込片2を二つ割りにした二
片の形状に対応する凹状のキャビティ6,7を刻設する。
こゝでは、差込片2の厚み方向の長さの途中を横切る横
断面をパーティションラインとして設定する。
上記各キャビティ6,7の内部には、差込片2の窓部3a〜3
gの位置に対応させて、キャビティ6,7の底から略方形に
隆起した複数条の隆起部8a〜8g,9a〜9gを形成する。
又、一方の金型5の分割面5′には、一端がキャビティ
7の後面に、他端が金型5の外面に開放したテープ挿入
用の浅い幅広の挿入溝10を刻設すると共に、一端がキャ
ビティ7の側面に、他端が金型5の外面に開放した細長
いゲート11を刻設する。このように、一方の金型5の挿
入溝10にはテープ1を挿入するため、そのキャビティ7
の深さは他方の金型4のキャビティ6より、テープ1の
厚み分だけ深く設定する。一方の金型5の隆起部9a〜9g
は、キャビティ7の深さがテープ1の厚み分だけ深いこ
とから、その分割面5′からテープ1の厚み分だけ低く
設定し、他方の金型4の隆起部8a〜8gは、分割面4′に
ほゞ等しい高さに設定する。
つぎに、上記金型4,5を使用してテープ1の斜めに切落
した端末に差込片2を成形するには、次のように行う。
まず、成形機(図示せず)に金型4,5を装着した上、両
金型4,5を開いた状態で、一方の金型5の挿入溝10にテ
ープ1を合せて挿入し、テープ1の端末は挿入溝10から
キャビティ7内に差込む。テープ1の斜めに切落した傾
斜端面Aは、キャビティ7内に隆起する各隆起部9a〜9g
の先端面に揃え、テープ1の幅方向の両側端B,Cは、テ
ープ1の幅方向両側に位置する最外方の2つ隆起部9a,9
gの外側面に揃えて挿入する。
そして、テープ1の位置を保った状態で、両金型4,5を
型締めした後、ゲート11の開放端から溶融樹脂を充填す
る。
両金型4,5を型締めした際に、相対向する隆起部8a〜8g,
9a〜9gによりテープ1が表裏面から挟持され、テープ1
は、キャビティ7の高さのほゞ中央に保持される。そし
て、テープ1の先端部は、各隆起部8a〜8g,9a〜9gの先
端部分により保持され、又、テープ1の幅方向の両端部
は、テープ1の幅方向両側に位置する最外方の2つ隆起
部8aと9a、8gと9gにより保持される。このため、溶融樹
脂が高圧で充填されても、テープ1が両キャビティ7内
で一方に片寄ったり、テープ1の先端部や幅方向の両端
部が捲れ上ることがなく、テープ1の周囲に溶融樹脂が
適切に回込む。
そして、冷却後、型開きを行い、成形品をキャビティ6,
7から突き出すことで、テープ1の端末に差込片2が一
体的に形成される。
尚、図面に示した金型4,5には、キャビティ6,7を一組し
か刻設したなかったが、キャビティ6,7を複数組刻設し
ておき、一回の成形により複数の差込片2ができるよう
にするとよい。又、溶融樹脂に顔料を混入し、テープ1
の色にマッチした色の差込片2を成形することにより、
装飾効果の高い製品を提供することができる。
第6,7図は、本考案に係る成形品の他の実施例を示すも
ので、本実施例では、二本のテープ1,1aを長さ調節可能
に連結できるバックル12の一端部にテープ1の端末を内
部に埋めた状態で一体的に成形する。
上記バックル12の窓部3a〜3gの構造、並びにテープ1の
端末の成形位置については、第6図に示すとおりであ
り、先に説明した実施例と異る点としては、テープ1の
幅方向の両側端B,Cを、テープ1の幅方向両側に位置す
る最外方の2つ窓部3a,3gの幅wのほゞ中央に位置させ
ている。又、バックル12には、第7図に矢印で示したよ
うに、他方のテープ1aを通し、バックル12が成形されて
いるテープ1に対し、他方のテープ1aを長さ調節可能に
連結できる。
尚、金型の構造や成形手順については、先の実施例のも
のに準ずるものであり、説明を省略する。
以上説明したように、本考案の目的は、テープ1の先端
面Aや幅方向の両側端B,Cが成形中にバタ付くのを防止
するのが目的であるので、テープ1の先端面Aは、成形
品の窓部3a〜3gの長さl内に位置させておけばよく、テ
ープ1の幅方向の両側端B,Cは、テープ1の幅方向両側
に位置する最外方の2つ窓部3a,3gの幅w内に位置させ
ておけばよい。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
請求項1に記載の成形品によれば、成形時の金型中での
テープの先端部やテープの幅方向の両側端部のバタ付き
を未然に防止することができるので、成形不良を著しく
低減できる。
請求項2に記載の成形品によれば、差込み易い差込片を
提供することができる。
請求項3に記載の成形品によれば、バックルとして使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は差込片の
平面図、第2図は同斜視図、第3図は金型の横断面図、
第4図は同上のVI−VI線に沿う断面図、第5図は同上の
V−V線に沿う断面図、第6図は本考案の他の実施例の
バックルの平面図、第7図は同上の使用状態を示す斜視
図である。 1…テープ、2…差込片、3a〜3g…その窓部、12…バッ
クル。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープの端末を内部に埋めて成形したプラ
    スチックの成形品であって、該成形品には、テープの厚
    み方向の対向両面に、テープの表裏面に臨み、テープの
    長さ方向に細長く延び、格子状に略平行に並んだ複数の
    窓部を、テープの表裏面において互いに背向させて形成
    し、これらの窓部を通して成形時にテープを表裏面から
    挟持するようにしたプラスチックの成形品において、 上記テープの先端部を、前記窓部の長さ内に位置させる
    と共に、テープの幅方向の両側端部を、テープの幅方向
    両側に位置する最外方の2つ窓部の幅内に位置させたこ
    とを特徴とするプラスチックの成形品。
  2. 【請求項2】成形品が、先端が斜めに傾斜した差込片で
    あることを特徴とする請求項(1)に記載のプラスチッ
    クの成形品。
  3. 【請求項3】成形品が、バックルであることを特徴とす
    る請求項(1)に記載のプラスチックの成形品。
JP10616489U 1989-09-12 1989-09-12 プラスチックの成形品 Expired - Lifetime JPH0742324Y2 (ja)

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JPH0345709U JPH0345709U (ja) 1991-04-26
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