JPH0739257U - 永久磁石回転子 - Google Patents
永久磁石回転子Info
- Publication number
- JPH0739257U JPH0739257U JP7393393U JP7393393U JPH0739257U JP H0739257 U JPH0739257 U JP H0739257U JP 7393393 U JP7393393 U JP 7393393U JP 7393393 U JP7393393 U JP 7393393U JP H0739257 U JPH0739257 U JP H0739257U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnets
- permanent magnet
- rotating shaft
- magnet rotor
- epoxy resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 回転軸の外周方向に複数個の永久磁石を有す
る永久磁石回転子において、回転軸の外周に軸周り方向
に空隙をおいて複数個配置した永久磁石と、前記空隙間
にあってガラス繊維もしくは高分子繊維の基材にエポキ
シ樹脂を含浸させた半硬化状の板状物とを設けてある。 【効果】 回転軸の外周に複数の永久磁石を配置した隣
接する永久磁石の隙間にエポキシ樹脂を含む板状物を介
在させて永久磁石相互間を接着固定するので、接着強度
は従来の永久磁石回転子に比べ大幅に向上する。したが
って、運転時の高温での高速回転においても永久磁石の
剥離が生じることのない優れた永久磁石回転子を得るこ
とが出来る。
る永久磁石回転子において、回転軸の外周に軸周り方向
に空隙をおいて複数個配置した永久磁石と、前記空隙間
にあってガラス繊維もしくは高分子繊維の基材にエポキ
シ樹脂を含浸させた半硬化状の板状物とを設けてある。 【効果】 回転軸の外周に複数の永久磁石を配置した隣
接する永久磁石の隙間にエポキシ樹脂を含む板状物を介
在させて永久磁石相互間を接着固定するので、接着強度
は従来の永久磁石回転子に比べ大幅に向上する。したが
って、運転時の高温での高速回転においても永久磁石の
剥離が生じることのない優れた永久磁石回転子を得るこ
とが出来る。
Description
【0001】
本案は、回転軸の外周に永久磁石を配置してなる永久磁石回転子に関する。
【0002】
従来の回転軸の外周に複数の永久磁石を配置する永久磁石回転子は、図2に示 すように回転軸1の外周に突起3を有する鉄板を積層したヨーク2を設け、ヨー ク外周面に接着剤4を塗布して永久磁石5の内周面を接着し、前記永久磁石の最 外周にガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させた半硬化状のテープまたはシート 材を2〜3回巻回した後、これ等を所定の温度に加熱し、接着剤4および半硬化 状のテープまたはシート材6を硬化させて回転軸に永久磁石を固定していた。
【0003】
ところが、従来のものは回転軸のヨーク外周に永久磁石の内周面を接着剤で固 定しており、運転時の巻線等から発熱により接着剤の接着力が低下する。このた め、高速回転の運転が行われると永久磁石に遠心力が加わり、永久磁石がヨーク から剥離するような不具合があった。 本案は、高速回転しても回転軸のヨークから永久磁石が剥離することなく強固 に固定することを目的とする。
【0004】
本案は、回転軸の外周に複数個の永久磁石を有する永久磁石回転子において、 回転軸の外周に軸周り方向に空隙をおいて複数個配置した永久磁石と、前記空隙 間にあってガラス繊維もしくは高分子繊維の基材にエポキシ樹脂を含浸させた半 硬化状の板状物とを設けたものである。
【0005】
したがって、回転軸の外周に取付けられた永久磁石は回転軸の外周面と永久磁 石内周面および隣接する永久磁石相互間にはさまれたガラス繊維あるいは、ポリ エステル繊維を基材とするシート材に含浸されたエポキシ樹脂を含浸させた半硬 化状の板状物により接着固定される。
【0006】
本考案を図1に示す実施例について説明する。 図1は本考案の実施例を示す断面図である。図2と同一のものには同一の符号 を付して詳細な説明を省略する。永久磁石回転子は回転軸1の外周に突起3を有 する鉄板を積層してなるヨーク2を設け、突起3、3間にあってヨーク外周面に 永久磁石4の内周面を接着剤で固定してある。前記永久磁石4の隣接する隙間に はその間隙に等しい厚さのガラスクロスにビスフェノールA型エポキシ樹脂と、 酸無水硬化剤とを配合したエポキシ樹脂を含浸させ、予め所定の温度と時間で加 熱し半硬化状態にした板状物7をはさみ、さらに前記永久磁石4の外周に厚さ0 .13mmのガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させ半硬化状態としたシート材 6を2回半巻きしたのち、所定の温度と時間で加熱硬化させた。図1の実施例で は回転軸の外周にヨークを取付けて永久磁石を固定したが、回転軸の外周に永久 磁石を直接固定してもよい。
【0007】
以上述べたように、本案は回転軸の外周に複数の永久磁石を配置した隣接する 永久磁石の隙間にエポキシ樹脂を含む板状物を介在させて永久磁石相互間を接着 固定するので、接着強度は従来の永久磁石回転子に比べ大幅に向上する。したが って、運転時の高温での高速回転においても永久磁石の剥離が生じることのない 優れた永久磁石回転子を得ることが出来る。
【図1】本考案の実施例を示す永久磁石回転子の断面
図。
図。
【図2】従来例を示す永久磁石回転子の断面図。
1 回転軸 2 ヨーク 3 突起 4 接着剤 5 永久磁石 6 テープ 7 板状物
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸の外周に複数個の永久磁石を有す
る永久磁石回転子において、回転軸の外周に軸周り方向
に空隙をおいて複数個配置した永久磁石と、前記空隙間
にあってガラス繊維もしくは高分子繊維の基材にエポキ
シ樹脂を含浸させた半硬化状の板状物とを設けたことを
特徴とする永久磁石回転子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7393393U JPH0739257U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 永久磁石回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7393393U JPH0739257U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 永久磁石回転子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739257U true JPH0739257U (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=13532432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7393393U Pending JPH0739257U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 永久磁石回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739257U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015100202A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 日本電産サンキョー株式会社 | ロータ、モータ、およびロータの製造方法 |
JP2016134931A (ja) * | 2015-01-15 | 2016-07-25 | 東芝産業機器システム株式会社 | 回転電機、及び回転子 |
CN115189496A (zh) * | 2022-09-08 | 2022-10-14 | 北京伯肯当代氢燃料电池实验室有限公司 | 一种超高速转子及超高速氢气循环泵 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP7393393U patent/JPH0739257U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015100202A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 日本電産サンキョー株式会社 | ロータ、モータ、およびロータの製造方法 |
JP2016134931A (ja) * | 2015-01-15 | 2016-07-25 | 東芝産業機器システム株式会社 | 回転電機、及び回転子 |
CN115189496A (zh) * | 2022-09-08 | 2022-10-14 | 北京伯肯当代氢燃料电池实验室有限公司 | 一种超高速转子及超高速氢气循环泵 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN113196618B (zh) | 层叠铁芯及旋转电机 | |
CN113243073B (zh) | 层叠铁芯及旋转电机 | |
CN103312065B (zh) | 具有永磁激励的转子,具有转子的电机和转子制造方法 | |
CN113196616B (zh) | 层叠铁芯及旋转电机 | |
JPS63501120A (ja) | 永久磁石回転子組立体 | |
JP2002078257A (ja) | モーター及びそのローター | |
US6963151B2 (en) | Composite lamina arrangement for canning of motors | |
JP3638695B2 (ja) | 永久磁石回転子 | |
JPH0739257U (ja) | 永久磁石回転子 | |
JP2002191144A (ja) | 永久磁石ロータ及びその製造方法 | |
JPS611246A (ja) | 永久磁石回転子 | |
JPH06253522A (ja) | 磁気ディスク駆動装置 | |
JPH0526922Y2 (ja) | ||
JPS62262643A (ja) | 永久磁石形回転子の製造方法 | |
JPH07170699A (ja) | ステータコアの製造方法 | |
JPS58195457A (ja) | スロツトレス偏平形回転電機の電機子製造方法 | |
JPS6223261Y2 (ja) | ||
JP7299527B2 (ja) | コアブロック、積層コアおよび回転電機、並びにコアブロックの製造方法 | |
US20230275480A1 (en) | Rotor for rotating electric machine and method of manufacturing rotor | |
JPH01231644A (ja) | 表面にマグネットを有するロータの構造 | |
JPH069462Y2 (ja) | 電磁誘導電器の巻線 | |
JPS6074956A (ja) | 永久磁石同期モ−タ | |
JPS62193523A (ja) | 突極形回転子 | |
KR0127098Y1 (ko) | 영구자석형 동기모터의 회전자 | |
JPS58130737A (ja) | 回転電機 |