JPH0739136A - 電子機器用電源装置 - Google Patents
電子機器用電源装置Info
- Publication number
- JPH0739136A JPH0739136A JP17773893A JP17773893A JPH0739136A JP H0739136 A JPH0739136 A JP H0739136A JP 17773893 A JP17773893 A JP 17773893A JP 17773893 A JP17773893 A JP 17773893A JP H0739136 A JPH0739136 A JP H0739136A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- fuse
- rectifying
- power supply
- surge voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Breakers (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Rectifiers (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スイッチングレギュレータ方式の電源装置
の、コモンモード,ノーマルモードの内外来サージ電圧
耐量を改善する。 【構成】 交流入力端(L,N)に接続された過電流保護用
フューズ(F1)と、該フュ−ズを介した交流入力を整流平
滑する整流平滑回路(D)と、整流平滑された非安定直流
を安定化直流出力に変換するDC−DCコンバータと、
交流入力端と整流平滑回路(D)の間に配置されたサージ
電圧吸収回路を含むノイズフィルタ回路(2)と、を備え
た電子機器用電源装置において、サ−ジ電圧吸収回路
は、過電流保護用フューズ(F1)が接続されたラインに一
端が電気的に連続であって他端がフレームグランド(FG)
に電気的に連続な、放電電極からなる定電圧素子(A1)と
酸化金属バリスタ(B2)との直列回路、を含む。
の、コモンモード,ノーマルモードの内外来サージ電圧
耐量を改善する。 【構成】 交流入力端(L,N)に接続された過電流保護用
フューズ(F1)と、該フュ−ズを介した交流入力を整流平
滑する整流平滑回路(D)と、整流平滑された非安定直流
を安定化直流出力に変換するDC−DCコンバータと、
交流入力端と整流平滑回路(D)の間に配置されたサージ
電圧吸収回路を含むノイズフィルタ回路(2)と、を備え
た電子機器用電源装置において、サ−ジ電圧吸収回路
は、過電流保護用フューズ(F1)が接続されたラインに一
端が電気的に連続であって他端がフレームグランド(FG)
に電気的に連続な、放電電極からなる定電圧素子(A1)と
酸化金属バリスタ(B2)との直列回路、を含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OA機器等の電子機器
に用いる、交流を直流に変換する電源装置に関し、特
に、該電源装置より給電を受ける電気回路の、内外来サ
ージ電圧による破壊を防止するためのサージ電圧吸収回
路に関する。
に用いる、交流を直流に変換する電源装置に関し、特
に、該電源装置より給電を受ける電気回路の、内外来サ
ージ電圧による破壊を防止するためのサージ電圧吸収回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なサージ電圧吸収回路は、実開昭
63−198384号公報の図1中に示されるように、
交流入力端間や交流入力端と接地間にバリスタを入れた
ものである。
63−198384号公報の図1中に示されるように、
交流入力端間や交流入力端と接地間にバリスタを入れた
ものである。
【0003】この種のサ−ジ電圧吸収回路を、図9に示
す従来例を参照して説明する。なお、説明の都合上、ホ
ットラインHをラインL、バリスタZNR1をB1とし
て説明する。OA機器等の電子機器の電源は、小型化,
軽量化,高効率化等の要求に従がいスイッチングレギュ
レータ方式を採用している。スイッチングレギュレータ
は、従来方式のドロッパータイプに比べて、コンバータ
用トランスT1が高周波(50KHz〜200KHz)で駆動するこ
と、制御が断続であるために損失が少ないこと等で小型
化,軽量化高効率化が可能となり最近のOA機器等の電
子機器の電源はそのほとんどがスイッチングレギュレー
タ方式を採用している。
す従来例を参照して説明する。なお、説明の都合上、ホ
ットラインHをラインL、バリスタZNR1をB1とし
て説明する。OA機器等の電子機器の電源は、小型化,
軽量化,高効率化等の要求に従がいスイッチングレギュ
レータ方式を採用している。スイッチングレギュレータ
は、従来方式のドロッパータイプに比べて、コンバータ
用トランスT1が高周波(50KHz〜200KHz)で駆動するこ
と、制御が断続であるために損失が少ないこと等で小型
化,軽量化高効率化が可能となり最近のOA機器等の電
子機器の電源はそのほとんどがスイッチングレギュレー
タ方式を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなスイッチングレギュレータにおいても、以下のよう
な問題がある。たとえば、落雷による誘導サージ電圧の
侵入,工作機械,エアコン等パワーの大きな電子機器の
オン,オフによるサージ電圧の侵入等がある。これらの
サージ電圧が交流入力ラインL/ニュートラルN間、ラ
インL/フレームグランドFG(接地)間、ニュートラ
ルN/フレームグランドFG間に侵入した場合、このサ
ージ電圧は場合によっては10KVに達することもあ
り、これによりスイッチングトランジスタ等の半導体素
子が破壊される危険性がある。
うなスイッチングレギュレータにおいても、以下のよう
な問題がある。たとえば、落雷による誘導サージ電圧の
侵入,工作機械,エアコン等パワーの大きな電子機器の
オン,オフによるサージ電圧の侵入等がある。これらの
サージ電圧が交流入力ラインL/ニュートラルN間、ラ
インL/フレームグランドFG(接地)間、ニュートラ
ルN/フレームグランドFG間に侵入した場合、このサ
ージ電圧は場合によっては10KVに達することもあ
り、これによりスイッチングトランジスタ等の半導体素
子が破壊される危険性がある。
【0005】また、スイッチングレギュレータ自身がノ
イズを発生する。ノイズを発生するスイッチング素子近
傍にスナバー回路(D1,R1,C5)を設けて低減し
ているものの、交流入力端から電源外部へ流出するノイ
ズを抑えるために交流入力部でのノイズ低減も必要であ
る。これらを低減するために、交流入力部にノイズフィ
ルタ(アクロスザラインコンデンサC1,コモンモード
チョークコイルL1,ラインバイパスコンデンサC2,
C3や、交流入力L/N間に配置された酸化金属バリス
タB1)を設けて、流出入ノイズやサージ電圧を吸収し
低減している。このように配置されたノイズフィルタ
は、スイッチング電源から外部へ流出する伝導ノイズ
(雑音端子電圧)や放射ノイズ(電界,磁界)およびサ
ージ電圧を抑制するばかりでなく、外部からのノイズや
サージ電圧の侵入に対しても電子機器を保護する役目を
持っている。交流入力端子に接続されたラインL/N間
に侵入したノーマルモードのサージ電圧のエネルギー
は、これらノイズフィルタ要素の各素子や、特に、双方
向性素子である酸化金属バリスタB1のバリスタ電圧で
クランプされ、それ以上のサージ電圧のエネルギーはバ
リスタ内部で大半は吸収される。交流入力ラインL/フ
レームグランドFG間、交流入力ニュートラルN/フレ
ームグランドFG間に侵入するコモンモードのサージ電
圧に対しては、ノイズフィルタ部のラインバイパスコン
デンサC2,C3及びこれらと並列となるよう配置され
た酸化金属バリスタZNR2,ZNR3に、サ−ジ電圧
吸収効果が期待されている。しかしながらこれらの素子
(ラインバイパスコンデンサC2,C3,酸化亜鉛バリ
スタZNR2,ZNR3)はリーク電流が大きく、リー
ク電流の規格オーバーやこれによる感電の危険性が高い
等の不具合を生じることもある。そのうえ、酸化金属バ
リスタZNR2,ZNR3の耐量をこえる内外来サージ
電圧エネルギーが印加された場合、酸化金属バリスタは
ショートモードで故障するので、図9に示す従来例の場
合においては、電源回路の故障のみならず一次ラインの
地絡となり、火災,感電の危険等、該電源回路を内蔵す
る電子機器の安全性、信頼性上大きな問題であった。
イズを発生する。ノイズを発生するスイッチング素子近
傍にスナバー回路(D1,R1,C5)を設けて低減し
ているものの、交流入力端から電源外部へ流出するノイ
ズを抑えるために交流入力部でのノイズ低減も必要であ
る。これらを低減するために、交流入力部にノイズフィ
ルタ(アクロスザラインコンデンサC1,コモンモード
チョークコイルL1,ラインバイパスコンデンサC2,
C3や、交流入力L/N間に配置された酸化金属バリス
タB1)を設けて、流出入ノイズやサージ電圧を吸収し
低減している。このように配置されたノイズフィルタ
は、スイッチング電源から外部へ流出する伝導ノイズ
(雑音端子電圧)や放射ノイズ(電界,磁界)およびサ
ージ電圧を抑制するばかりでなく、外部からのノイズや
サージ電圧の侵入に対しても電子機器を保護する役目を
持っている。交流入力端子に接続されたラインL/N間
に侵入したノーマルモードのサージ電圧のエネルギー
は、これらノイズフィルタ要素の各素子や、特に、双方
向性素子である酸化金属バリスタB1のバリスタ電圧で
クランプされ、それ以上のサージ電圧のエネルギーはバ
リスタ内部で大半は吸収される。交流入力ラインL/フ
レームグランドFG間、交流入力ニュートラルN/フレ
ームグランドFG間に侵入するコモンモードのサージ電
圧に対しては、ノイズフィルタ部のラインバイパスコン
デンサC2,C3及びこれらと並列となるよう配置され
た酸化金属バリスタZNR2,ZNR3に、サ−ジ電圧
吸収効果が期待されている。しかしながらこれらの素子
(ラインバイパスコンデンサC2,C3,酸化亜鉛バリ
スタZNR2,ZNR3)はリーク電流が大きく、リー
ク電流の規格オーバーやこれによる感電の危険性が高い
等の不具合を生じることもある。そのうえ、酸化金属バ
リスタZNR2,ZNR3の耐量をこえる内外来サージ
電圧エネルギーが印加された場合、酸化金属バリスタは
ショートモードで故障するので、図9に示す従来例の場
合においては、電源回路の故障のみならず一次ラインの
地絡となり、火災,感電の危険等、該電源回路を内蔵す
る電子機器の安全性、信頼性上大きな問題であった。
【0006】本発明の目的は、落雷等による内外来サー
ジ電圧の侵入があっても、半導体等の損傷もなくて、安
全性,信頼性の高いOA機器等電子機器用の電源装置を
提供しようとするものである。より具体的には、スイッ
チングレギュレータ方式の電源装置の、コモンモード,
ノーマルモードの内外来サージ電圧耐量を改善すること
を目的とする。
ジ電圧の侵入があっても、半導体等の損傷もなくて、安
全性,信頼性の高いOA機器等電子機器用の電源装置を
提供しようとするものである。より具体的には、スイッ
チングレギュレータ方式の電源装置の、コモンモード,
ノーマルモードの内外来サージ電圧耐量を改善すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施態様は、
交流入力端(L,N)に接続された過電流保護用フューズ
(F1)と、該フュ−ズ(F1)を介した交流入力を整流平滑す
る整流平滑回路(D)と、整流平滑された非安定直流を安
定化直流出力に変換するDC−DCコンバータと、前記
交流入力端(L,N)と前記整流平滑回路(D)の間に配置され
たサージ電圧吸収回路を含むノイズフィルタ回路(2)
と、を備えた電子機器用電源装置において、前記サ−ジ
電圧吸収回路は、前記過電流保護用フューズ(F1)が接続
されたラインに一端が電気的に連続であって他端がフレ
ームグランド(FG)に電気的に連続な、放電電極からなる
定電圧素子(A1)と酸化金属バリスタ(B2)との直列回路、
を含むことを特徴とする。カッコ内の記号は、図面に示
す実施例の対応要素に付したものである。
交流入力端(L,N)に接続された過電流保護用フューズ
(F1)と、該フュ−ズ(F1)を介した交流入力を整流平滑す
る整流平滑回路(D)と、整流平滑された非安定直流を安
定化直流出力に変換するDC−DCコンバータと、前記
交流入力端(L,N)と前記整流平滑回路(D)の間に配置され
たサージ電圧吸収回路を含むノイズフィルタ回路(2)
と、を備えた電子機器用電源装置において、前記サ−ジ
電圧吸収回路は、前記過電流保護用フューズ(F1)が接続
されたラインに一端が電気的に連続であって他端がフレ
ームグランド(FG)に電気的に連続な、放電電極からなる
定電圧素子(A1)と酸化金属バリスタ(B2)との直列回路、
を含むことを特徴とする。カッコ内の記号は、図面に示
す実施例の対応要素に付したものである。
【0008】
【作用】交流入力端子の1つL/フレームグランドFG
間、あるいは交流入力端子のもう1つN/フレームグラ
ンドFG間にコモンモードのサージ電圧が侵入すると、
ラインL/定電圧素子(A1)と酸化金属バリスタ(B2)との
直列回路/フレームグランドFGという経路でサージエ
ネルギーは吸収される。交流入力端のもう1つNからの
サージ電圧侵入に対しては、例えば従来にも備わってい
る酸化金属バリスタ(B1)を介してまずは交流入力端N
からLにサ−ジ電圧が通流しそして、定電圧素子(A1)と
酸化金属バリスタ(B2)との直列回路でサージエネルギー
が吸収される。例えば定電圧素子(A1)は、放電電圧が20
00Vから4000Vのものを、酸化金属バリスタ(B2)は、10
Vから500Vくらいのものとする。従来例でも説明した
ように酸化金属バリスタはそのほとんどがショートモー
ドでの破損である。直列回路の酸化金属バリスタ(B2)
は、低電圧で導通するので、コモンモードのサージのそ
の大半を定電圧素子(A1)が吸収する。したがって酸化金
属バリスタ(B2)の負但は軽く破損の可能性は皆無であ
る。またこの酸化金属バリスタ(B2)はサージ電圧が吸収
された後の定電圧素子(A1)による続流を短時間で遮断す
るので、過大なサージ電圧のみを効率よく確実に、しか
も安全に吸収する。
間、あるいは交流入力端子のもう1つN/フレームグラ
ンドFG間にコモンモードのサージ電圧が侵入すると、
ラインL/定電圧素子(A1)と酸化金属バリスタ(B2)との
直列回路/フレームグランドFGという経路でサージエ
ネルギーは吸収される。交流入力端のもう1つNからの
サージ電圧侵入に対しては、例えば従来にも備わってい
る酸化金属バリスタ(B1)を介してまずは交流入力端N
からLにサ−ジ電圧が通流しそして、定電圧素子(A1)と
酸化金属バリスタ(B2)との直列回路でサージエネルギー
が吸収される。例えば定電圧素子(A1)は、放電電圧が20
00Vから4000Vのものを、酸化金属バリスタ(B2)は、10
Vから500Vくらいのものとする。従来例でも説明した
ように酸化金属バリスタはそのほとんどがショートモー
ドでの破損である。直列回路の酸化金属バリスタ(B2)
は、低電圧で導通するので、コモンモードのサージのそ
の大半を定電圧素子(A1)が吸収する。したがって酸化金
属バリスタ(B2)の負但は軽く破損の可能性は皆無であ
る。またこの酸化金属バリスタ(B2)はサージ電圧が吸収
された後の定電圧素子(A1)による続流を短時間で遮断す
るので、過大なサージ電圧のみを効率よく確実に、しか
も安全に吸収する。
【0009】したがって、交流入力端子(L)/フレーム
グランドFG間及び交流入力端子(N)/フレームグラン
ドFG間に加わるコモンモードの内外来サージ電圧に対
して、そのサージ耐量が大きく向上する。
グランドFG間及び交流入力端子(N)/フレームグラン
ドFG間に加わるコモンモードの内外来サージ電圧に対
して、そのサージ耐量が大きく向上する。
【0010】本発明の他の目的および特徴ならびに他の
実施態様は、図面を参照した以下の実施例の説明より明
らかになろう。
実施態様は、図面を参照した以下の実施例の説明より明
らかになろう。
【0011】
【実施例】(実施例1)図1に本発明の第1実施例を示
す。図1に示す回路において、従来例と同一又は対応の
要素には同一の符号を付した。図1において、OA機器
等電子機器用のスイッチングレギュレータ方式の電源装
置は、入力部1とノイズフィルタ部2と整流平滑部3と
コンバータ部4とで構成され、入力された交流電圧は整
流平滑部3で整流および平滑化されコンバータ部4で変
換されて安定化された直流出力Voutを出力する。安定
化された直流出力Voutは、OA機器等電子機器の制御
用電源や駆動用電源として使われる。スイッチングレギ
ュレータの詳細動作については、一般的なので省略す
る。
す。図1に示す回路において、従来例と同一又は対応の
要素には同一の符号を付した。図1において、OA機器
等電子機器用のスイッチングレギュレータ方式の電源装
置は、入力部1とノイズフィルタ部2と整流平滑部3と
コンバータ部4とで構成され、入力された交流電圧は整
流平滑部3で整流および平滑化されコンバータ部4で変
換されて安定化された直流出力Voutを出力する。安定
化された直流出力Voutは、OA機器等電子機器の制御
用電源や駆動用電源として使われる。スイッチングレギ
ュレータの詳細動作については、一般的なので省略す
る。
【0012】入力部1では、一対の交流入力端の1つに
接続したラインLに過電流保護用フューズF1が配置さ
れている。そのフューズF1の後と、フレームグラウン
ドFGとの間に、ガスチュ−ブアレスタA1と酸化金属
バリスタB2との直列回路が配置されている。すなわち
ガスチュ−ブアレスタA1の一端がフューズF1が接続さ
れたラインに接続され、アレスタA1の他端にバリスタ
B2の一端が接続され、バリスタB2の他端がフレ−ム
グラウンドFGに接続されている。交流入力端のそれぞ
れに接続したラインLおよびニュ−トラルNの間には、
従来と同様に、ノーマルモードサージ電圧吸収用とし
て、酸化金属バリスタB1が配置されている。このバリ
スタB1の導通電圧(バリスタ電圧)は、交流入力電圧
に応じて200Vから500Vくらいのものが使用される。そ
の後にノーマルモードノイズ低減用として、ラインLと
ニュートラルN間にアクロスザラインコンデンサC1が
配置されている。その後にノーマルモードノイズ低減用
として、ラインLとニュートラルN間にコモンモードチ
ョークコイルL1が、またラインLとフレームグラウド
FG間及びニュートラルNとフレームグラウドFG間に
ラインバイパスコンデンサC2,C3がそれぞれ配置さ
れている。ノイズフィルタ部2を通過した交流入力は、
ダイオードブリッジDにて整流されコンデンサC4にて
平滑化されて非安定直流電圧となる。この非安定直流電
圧が、コンバータ部4のDC−DCコンバータにて安定
化されて直流電圧Voutとなり、出力される。安定化さ
れた直流出力Voutは電子機器の制御用電源や駆動用電
源として使われる。
接続したラインLに過電流保護用フューズF1が配置さ
れている。そのフューズF1の後と、フレームグラウン
ドFGとの間に、ガスチュ−ブアレスタA1と酸化金属
バリスタB2との直列回路が配置されている。すなわち
ガスチュ−ブアレスタA1の一端がフューズF1が接続さ
れたラインに接続され、アレスタA1の他端にバリスタ
B2の一端が接続され、バリスタB2の他端がフレ−ム
グラウンドFGに接続されている。交流入力端のそれぞ
れに接続したラインLおよびニュ−トラルNの間には、
従来と同様に、ノーマルモードサージ電圧吸収用とし
て、酸化金属バリスタB1が配置されている。このバリ
スタB1の導通電圧(バリスタ電圧)は、交流入力電圧
に応じて200Vから500Vくらいのものが使用される。そ
の後にノーマルモードノイズ低減用として、ラインLと
ニュートラルN間にアクロスザラインコンデンサC1が
配置されている。その後にノーマルモードノイズ低減用
として、ラインLとニュートラルN間にコモンモードチ
ョークコイルL1が、またラインLとフレームグラウド
FG間及びニュートラルNとフレームグラウドFG間に
ラインバイパスコンデンサC2,C3がそれぞれ配置さ
れている。ノイズフィルタ部2を通過した交流入力は、
ダイオードブリッジDにて整流されコンデンサC4にて
平滑化されて非安定直流電圧となる。この非安定直流電
圧が、コンバータ部4のDC−DCコンバータにて安定
化されて直流電圧Voutとなり、出力される。安定化さ
れた直流出力Voutは電子機器の制御用電源や駆動用電
源として使われる。
【0013】ラインLとニュートラルN間にノーマルモ
ードのサージ電圧が侵入してきた場合、定電圧素子とし
てサージ応答特性の優れた酸化金属バリスタB1のバリ
スタ電圧でクランプされ、それ以上のサージエネルギー
は酸化金属バリスタB1内部で吸収される。侵入したサ
ージエネルギーが極めて大きく、酸化金属バリスタB1
のサージ耐量を越えるようなサージエネルギーが侵入し
た場合、酸化金属バリスタB1がショートモードでの破
壊となり、入力部1のフューズF1が切れて電子機器等
のシステムのダウンとなる場合もある。電力中央研究所
によれば、避雷器に於ける放電電流は、ほとんど200A
以下であり、200Aを越すものは5%と報告されてい
る。具体的には、放電電流200Aに対して安全係数を5
〜6倍とってサージ電流耐量1000A,1250Aのものから
酸化金属バリスタを選定すればエネルギー耐量も十分で
あり、酸化金属バリスタB1のショートモード破壊に伴
うシステムのダウンは皆無とする事ができる。特に高信
頼度を要求される場合は上記、安全係数をさらに上げて
酸化金属バリスタB1を選定すれば信頼度を向上するこ
とができる。具体的には酸化金属バリスタB1のサージ
耐量(サージ電流耐量、エネルギー耐量)を大きく選ぶ
ことで危険性は回避できて、信頼度が向上する。
ードのサージ電圧が侵入してきた場合、定電圧素子とし
てサージ応答特性の優れた酸化金属バリスタB1のバリ
スタ電圧でクランプされ、それ以上のサージエネルギー
は酸化金属バリスタB1内部で吸収される。侵入したサ
ージエネルギーが極めて大きく、酸化金属バリスタB1
のサージ耐量を越えるようなサージエネルギーが侵入し
た場合、酸化金属バリスタB1がショートモードでの破
壊となり、入力部1のフューズF1が切れて電子機器等
のシステムのダウンとなる場合もある。電力中央研究所
によれば、避雷器に於ける放電電流は、ほとんど200A
以下であり、200Aを越すものは5%と報告されてい
る。具体的には、放電電流200Aに対して安全係数を5
〜6倍とってサージ電流耐量1000A,1250Aのものから
酸化金属バリスタを選定すればエネルギー耐量も十分で
あり、酸化金属バリスタB1のショートモード破壊に伴
うシステムのダウンは皆無とする事ができる。特に高信
頼度を要求される場合は上記、安全係数をさらに上げて
酸化金属バリスタB1を選定すれば信頼度を向上するこ
とができる。具体的には酸化金属バリスタB1のサージ
耐量(サージ電流耐量、エネルギー耐量)を大きく選ぶ
ことで危険性は回避できて、信頼度が向上する。
【0014】次に本発明による改善部分を説明する。ガ
スチュ−ブアレスタA1は放電電圧が2000Vから4000V
のものを、酸化金属バリスタB2はバリスタ電圧が10V
から500Vくらいのものを用いる。交流入力ラインL/
フレームグランドFG間、あるいは、ニュートラルN/
フレームグランドFG間に、コモンモードのサージ電圧
が侵入した場合について説明する。まず、交流入力ライ
ンLからのサージ電圧侵入時、ラインL/ガスチュ−ブ
アレスタA1と酸化金属バリスタB2の直列回路/フレー
ムグランドFGという経路で、サージエネルギーがガス
チュ−ブアレスタA1と酸化金属バリスタB2で吸収され
る。次に、交流入力ニュートラルNからのサージ電圧侵
入に対しては、ラインLとニュートラルN間に配置され
た酸化金属バリスタB1が導通し、これによりサ−ジ電
圧がラインLに至り、そして、ラインL/ガスチュ−ブ
アレスタA1と酸化金属バリスタB2の直列回路/フレー
ムグランドFGという経路で、サージエネルギーがガス
チュ−ブアレスタA1と酸化金属バリスタB2で吸収され
る。
スチュ−ブアレスタA1は放電電圧が2000Vから4000V
のものを、酸化金属バリスタB2はバリスタ電圧が10V
から500Vくらいのものを用いる。交流入力ラインL/
フレームグランドFG間、あるいは、ニュートラルN/
フレームグランドFG間に、コモンモードのサージ電圧
が侵入した場合について説明する。まず、交流入力ライ
ンLからのサージ電圧侵入時、ラインL/ガスチュ−ブ
アレスタA1と酸化金属バリスタB2の直列回路/フレー
ムグランドFGという経路で、サージエネルギーがガス
チュ−ブアレスタA1と酸化金属バリスタB2で吸収され
る。次に、交流入力ニュートラルNからのサージ電圧侵
入に対しては、ラインLとニュートラルN間に配置され
た酸化金属バリスタB1が導通し、これによりサ−ジ電
圧がラインLに至り、そして、ラインL/ガスチュ−ブ
アレスタA1と酸化金属バリスタB2の直列回路/フレー
ムグランドFGという経路で、サージエネルギーがガス
チュ−ブアレスタA1と酸化金属バリスタB2で吸収され
る。
【0015】従来例でも説明したように酸化金属バリス
タB1はそのほとんどがショートモードでの破損であ
る。ところが、本発明で用いた酸化金属バリスタB2の
場合は、ガスチュ−ブアレスタA1との電圧比からコモ
ンモードのサージの大半をガスチュ−ブアレスタA1が
吸収するので、酸化金属バリスタB2の負但は軽くその
破損の可能性は皆無である。またこの酸化金属バリスタ
B2はサージ電圧が吸収された後の、ガスチュ−ブアレ
スタA1の放電による続流を短時間に防止するので、ガ
スチュ−ブアレスタA1と酸化金属バリスタB2の直列回
路が、過大なサージ電圧を確実にしかも効率よく安全に
吸収する。
タB1はそのほとんどがショートモードでの破損であ
る。ところが、本発明で用いた酸化金属バリスタB2の
場合は、ガスチュ−ブアレスタA1との電圧比からコモ
ンモードのサージの大半をガスチュ−ブアレスタA1が
吸収するので、酸化金属バリスタB2の負但は軽くその
破損の可能性は皆無である。またこの酸化金属バリスタ
B2はサージ電圧が吸収された後の、ガスチュ−ブアレ
スタA1の放電による続流を短時間に防止するので、ガ
スチュ−ブアレスタA1と酸化金属バリスタB2の直列回
路が、過大なサージ電圧を確実にしかも効率よく安全に
吸収する。
【0016】第1実施例によれば、交流入力ラインL/
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対する、サージ耐量が大きく向上す
る。
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対する、サージ耐量が大きく向上す
る。
【0017】(実施例2)図2に第2実施例を示す。図
1に示す第1実施例との違いは、交流入力ラインL/フ
レームグランドFG間に配置された第2の定電圧素子で
ある酸化金属バリスタB2(図1)を定インピーダンス
素子である抵抗R1(図2)で構成したことである。そ
の他の回路構成は図1に示す第1実施例と同一である。
全体回路機能、動作は同じなので、それらの説明は省略
する。
1に示す第1実施例との違いは、交流入力ラインL/フ
レームグランドFG間に配置された第2の定電圧素子で
ある酸化金属バリスタB2(図1)を定インピーダンス
素子である抵抗R1(図2)で構成したことである。そ
の他の回路構成は図1に示す第1実施例と同一である。
全体回路機能、動作は同じなので、それらの説明は省略
する。
【0018】図1の入力部1のラインLに配置された過
電流保護用フューズF1の後と、フレームグランドFG
との間に、ガスチュ−ブアレスタA2と定インピーダン
ス素子である抵抗R1との直列回路が配置されている。
ガスチュ−ブアレスタA2は放電電圧が2000Vから
4000Vのものを、抵抗R1は1Ωから10Ωくらい
電力では1から10Wのものを用いる。
電流保護用フューズF1の後と、フレームグランドFG
との間に、ガスチュ−ブアレスタA2と定インピーダン
ス素子である抵抗R1との直列回路が配置されている。
ガスチュ−ブアレスタA2は放電電圧が2000Vから
4000Vのものを、抵抗R1は1Ωから10Ωくらい
電力では1から10Wのものを用いる。
【0019】交流入力ラインL/フレームグランドFG
間、あるいは、ニュートラルN/フレームグランドFG
間にコモンモードのサージ電圧が侵入した場合について
説明する。まず、交流入力ラインLからのサージ電圧侵
入時、ラインL/ガスチュ−ブアレスタA2と抵抗R1と
の直列回路/フレームグランドFGという経路でサージ
エネルギーは、ガスチュ−ブアレスタA2と抵抗R1との
直列回路で吸収される。また、交流入力ニュートラルN
からのサージ電圧侵入時には、ラインLとニュートラル
N間に配置された酸化金属バリスタB1が導通してライ
ンLにサ−ジ電圧が加わり、そしてラインL/ガスチュ
−ブアレスタA2と抵抗R1との直列回路/フレームグラ
ンドFGという経路でサージエネルギーは、ガスチュ−
ブアレスタA2と抵抗R1との直列回路で吸収される。
間、あるいは、ニュートラルN/フレームグランドFG
間にコモンモードのサージ電圧が侵入した場合について
説明する。まず、交流入力ラインLからのサージ電圧侵
入時、ラインL/ガスチュ−ブアレスタA2と抵抗R1と
の直列回路/フレームグランドFGという経路でサージ
エネルギーは、ガスチュ−ブアレスタA2と抵抗R1との
直列回路で吸収される。また、交流入力ニュートラルN
からのサージ電圧侵入時には、ラインLとニュートラル
N間に配置された酸化金属バリスタB1が導通してライ
ンLにサ−ジ電圧が加わり、そしてラインL/ガスチュ
−ブアレスタA2と抵抗R1との直列回路/フレームグラ
ンドFGという経路でサージエネルギーは、ガスチュ−
ブアレスタA2と抵抗R1との直列回路で吸収される。
【0020】抵抗R1は抵抗値が低く、コモンモードの
サージのその大半をガスチュ−ブアレスタA2が吸収す
るので抵抗R1のエネルギ消費負担は軽く破損の可能性
は皆無である。さらに安全性を高めるには、R1には温
度フューズ内臓タイプの抵抗を使用しても良い。また抵
抗R1は、サージ電圧が吸収された後のガスチュ−ブア
レスタA2の放電による続流を短時間に抑制するので、
ガスチュ−ブアレスタA2と抵抗R1との直列回路は、過
大なサージ電圧を確実にかつ効率よく安全に吸収する。
サージのその大半をガスチュ−ブアレスタA2が吸収す
るので抵抗R1のエネルギ消費負担は軽く破損の可能性
は皆無である。さらに安全性を高めるには、R1には温
度フューズ内臓タイプの抵抗を使用しても良い。また抵
抗R1は、サージ電圧が吸収された後のガスチュ−ブア
レスタA2の放電による続流を短時間に抑制するので、
ガスチュ−ブアレスタA2と抵抗R1との直列回路は、過
大なサージ電圧を確実にかつ効率よく安全に吸収する。
【0021】第2実施例によっても、交流入力ラインL
/フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN
/フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの
内外来サージ電圧に対する、サージ耐量が大きく向上す
る。
/フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN
/フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの
内外来サージ電圧に対する、サージ耐量が大きく向上す
る。
【0022】(実施例3)図3に第3実施例を示す。図
1に示す第1実施例との違いは、ノイズフィルタ部2の
なかのコモンモードサージ電圧吸収回路の部品構成と配
置のみである。その他の回路構成は図1に示す第1実施
例と同一である。全体回路機能、動作は同じなので説明
は省略する。
1に示す第1実施例との違いは、ノイズフィルタ部2の
なかのコモンモードサージ電圧吸収回路の部品構成と配
置のみである。その他の回路構成は図1に示す第1実施
例と同一である。全体回路機能、動作は同じなので説明
は省略する。
【0023】図3の入力部1のラインLに配置された過
電流保護用フューズF1の後と、ニュートラルNとの間
に、ガスチュ−ブアレスタA3とガスチュ−ブアレスタ
A4の直列回路が配置され、アレスタA3とA4の接続点
とフレームグランドFGとの間に、酸化金属バリスタB
3が配置されている。ガスチュ−ブアレスタA3およびA
4はそれぞれ2000Vから4000Vのものを、酸化
金属バリスタB3はバリスタ電圧が10Vから500V
くらいのものを用いる。
電流保護用フューズF1の後と、ニュートラルNとの間
に、ガスチュ−ブアレスタA3とガスチュ−ブアレスタ
A4の直列回路が配置され、アレスタA3とA4の接続点
とフレームグランドFGとの間に、酸化金属バリスタB
3が配置されている。ガスチュ−ブアレスタA3およびA
4はそれぞれ2000Vから4000Vのものを、酸化
金属バリスタB3はバリスタ電圧が10Vから500V
くらいのものを用いる。
【0024】交流入力ラインL/フレームグランドFG
間、あるいはニュートラルN/フレームグランドFG間
にコモンモードのサージ電圧が侵入した場合について説
明する。まず、交流入力ラインLからのサージ電圧侵入
時、ラインL/ガスチュ−ブアレスタA3/酸化金属バ
リスタB3/フレームグランドFGという経路で、ガス
チュ−ブアレスタA3と酸化金属バリスタB3との直列回
路でサージエネルギーは吸収される。また、交流入力ニ
ュートラルNからのサージ電圧侵入時には、ニュ−トラ
ルN/ガスチュ−ブアレスタA4/酸化金属バリスタB3
/フレームグランドFGという経路で、ガスチュ−ブア
レスタA4と酸化金属バリスタB3との直列回路でサージ
エネルギーは吸収される。
間、あるいはニュートラルN/フレームグランドFG間
にコモンモードのサージ電圧が侵入した場合について説
明する。まず、交流入力ラインLからのサージ電圧侵入
時、ラインL/ガスチュ−ブアレスタA3/酸化金属バ
リスタB3/フレームグランドFGという経路で、ガス
チュ−ブアレスタA3と酸化金属バリスタB3との直列回
路でサージエネルギーは吸収される。また、交流入力ニ
ュートラルNからのサージ電圧侵入時には、ニュ−トラ
ルN/ガスチュ−ブアレスタA4/酸化金属バリスタB3
/フレームグランドFGという経路で、ガスチュ−ブア
レスタA4と酸化金属バリスタB3との直列回路でサージ
エネルギーは吸収される。
【0025】従来例でも説明したように酸化金属バリス
タB1はそのほとんどがショートモードでの破損であ
る。ところが酸化金属バリスタB3の場合は、ガスチュ
−ブアレスタA3,A4との電圧比から、コモンモードの
サージの大半がガスチュ−ブアレスタA3又はA4で吸収
されるので、酸化金属バリスタB3の負担は軽くその破
損の可能性は皆無である。また、酸化金属バリスタB3
はサージ電圧が吸収された後の、ガスチュ−ブアレスタ
A3又はA4の放電による続流を短時間に遮断するので、
ガスチュ−ブアレスタA3又はA4と酸化金属バリスタB
3との直列回路は、過大なサージ電圧を確実に、しかも
効率よく安全に吸収する。
タB1はそのほとんどがショートモードでの破損であ
る。ところが酸化金属バリスタB3の場合は、ガスチュ
−ブアレスタA3,A4との電圧比から、コモンモードの
サージの大半がガスチュ−ブアレスタA3又はA4で吸収
されるので、酸化金属バリスタB3の負担は軽くその破
損の可能性は皆無である。また、酸化金属バリスタB3
はサージ電圧が吸収された後の、ガスチュ−ブアレスタ
A3又はA4の放電による続流を短時間に遮断するので、
ガスチュ−ブアレスタA3又はA4と酸化金属バリスタB
3との直列回路は、過大なサージ電圧を確実に、しかも
効率よく安全に吸収する。
【0026】また、ガスチュ−ブアレスタA3とA4が、
ラインLとニュートラルN間に直列に配置されているの
で、アレスタA3とA4との直列回路でもサージエネルギ
ーが吸収され、ラインLとニュートラルN間に配置され
た酸化金属バリスタB1の負担が軽減され、ノーマルモ
ードのサージ電圧吸収に対しても効果が大きく、サージ
耐量が向上する。
ラインLとニュートラルN間に直列に配置されているの
で、アレスタA3とA4との直列回路でもサージエネルギ
ーが吸収され、ラインLとニュートラルN間に配置され
た酸化金属バリスタB1の負担が軽減され、ノーマルモ
ードのサージ電圧吸収に対しても効果が大きく、サージ
耐量が向上する。
【0027】第3実施例によれば、交流入力ラインL/
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対するサージ耐量が大きく向上し、ま
た、交流入力ラインL/ニュ−トラルN間に印加された
ノーマルモードのサージ電圧に対するサージ耐量が向上
する。
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対するサージ耐量が大きく向上し、ま
た、交流入力ラインL/ニュ−トラルN間に印加された
ノーマルモードのサージ電圧に対するサージ耐量が向上
する。
【0028】(実施例4)図4に第4実施例を示す。図
1に示す第1実施例との違いは、ノイズフィルタ部2の
なかのコモンモードサージ電圧吸収回路の部品構成およ
び配置のみである。この第4実施例の特徴は、ガスチュ
−ブアレスタA5と酸化金属バリスタB4との直列回路を
ラインL/フレームグランドFG間に配置し、しかも同
様なガスチュ−ブアレスタA6と酸化金属バリスタB5と
の直列回路をニュ−トラルN/フレームグランドFG間
に配置したことにある。その他の回路構成は図1に示す
第1実施例と同一である。全体回路機能および動作は同
じなので説明は省略する。
1に示す第1実施例との違いは、ノイズフィルタ部2の
なかのコモンモードサージ電圧吸収回路の部品構成およ
び配置のみである。この第4実施例の特徴は、ガスチュ
−ブアレスタA5と酸化金属バリスタB4との直列回路を
ラインL/フレームグランドFG間に配置し、しかも同
様なガスチュ−ブアレスタA6と酸化金属バリスタB5と
の直列回路をニュ−トラルN/フレームグランドFG間
に配置したことにある。その他の回路構成は図1に示す
第1実施例と同一である。全体回路機能および動作は同
じなので説明は省略する。
【0029】図4において、ガスチュ−ブアレスタA5
およびA6はそれぞれ、放電電圧が2000Vから40
00Vのもの、酸化金属バリスタB4およびB5はバリス
タ電圧が10Vから500Vくらいのものである。交流
入力ラインL/フレームグランドFG間、及びニュート
ラルN/フレームグランドFG間にコモンモードのサー
ジ電圧が侵入した場合について説明する。まず、交流入
力ラインLからのサージ電圧侵入時、ラインL/ガスチ
ュ−ブアレスタA5と酸化金属バリスタB4との直列回路
/フレームグランドFG、という経路で、ガスチュ−ブ
アレスタA5と酸化金属バリスタB4との直列回路によ
り、サージエネルギーは吸収される。また、交流入力ニ
ュートラルNからのサージ電圧侵入時には、ニュ−トラ
ルN/ガスチュ−ブアレスタA6と酸化金属バリスタB5
との直列回路/フレームグランドFGという経路で、ガ
スチュ−ブアレスタA6と酸化金属バリスタB5との直列
回路により、サージエネルギーは吸収される。
およびA6はそれぞれ、放電電圧が2000Vから40
00Vのもの、酸化金属バリスタB4およびB5はバリス
タ電圧が10Vから500Vくらいのものである。交流
入力ラインL/フレームグランドFG間、及びニュート
ラルN/フレームグランドFG間にコモンモードのサー
ジ電圧が侵入した場合について説明する。まず、交流入
力ラインLからのサージ電圧侵入時、ラインL/ガスチ
ュ−ブアレスタA5と酸化金属バリスタB4との直列回路
/フレームグランドFG、という経路で、ガスチュ−ブ
アレスタA5と酸化金属バリスタB4との直列回路によ
り、サージエネルギーは吸収される。また、交流入力ニ
ュートラルNからのサージ電圧侵入時には、ニュ−トラ
ルN/ガスチュ−ブアレスタA6と酸化金属バリスタB5
との直列回路/フレームグランドFGという経路で、ガ
スチュ−ブアレスタA6と酸化金属バリスタB5との直列
回路により、サージエネルギーは吸収される。
【0030】従来例でも説明したように酸化金属バリス
タB1はそのほとんどがショートモードでの破損であ
る。第4実施例で用いる酸化金属バリスタB4およびB5
の場合は、それとガスチュ−ブアレスタA5およびA6と
の電圧比から、コモンモードのサージの大半をガスチュ
−ブアレスタA5およびA6が吸収するので酸化金属バリ
スタB4およびB5の負担は軽く破損の可能性は皆無であ
る。また、酸化金属バリスタB4およびB5は、サージ電
圧が吸収された後の、ガスチュ−ブアレスタA5および
A6の放電による続流を短時間に防止するので、ガスチ
ュ−ブアレスタA5と酸化金属バリスタB4との直列回
路、および、ガスチュ−ブアレスタA6と酸化金属バリ
スタB5との直列回路のそれぞれが、過大なサージ電圧
を確実に、かつ効率よく安全に吸収する。
タB1はそのほとんどがショートモードでの破損であ
る。第4実施例で用いる酸化金属バリスタB4およびB5
の場合は、それとガスチュ−ブアレスタA5およびA6と
の電圧比から、コモンモードのサージの大半をガスチュ
−ブアレスタA5およびA6が吸収するので酸化金属バリ
スタB4およびB5の負担は軽く破損の可能性は皆無であ
る。また、酸化金属バリスタB4およびB5は、サージ電
圧が吸収された後の、ガスチュ−ブアレスタA5および
A6の放電による続流を短時間に防止するので、ガスチ
ュ−ブアレスタA5と酸化金属バリスタB4との直列回
路、および、ガスチュ−ブアレスタA6と酸化金属バリ
スタB5との直列回路のそれぞれが、過大なサージ電圧
を確実に、かつ効率よく安全に吸収する。
【0031】また、ガスチュ−ブアレスタA5,酸化金
属バリスタB4,ガスチュ−ブアレスタA6および酸化金
属バリスタB5が、ラインLとニュ−トラルNの間に直
列に接続されているので、ラインLとニュートラルN間
にサ−ジ電圧が加わった場合、これが、酸化金属バリス
タB1に加えて上記4者の直列回路によっても吸収され
る。したがってラインL/ニュートラルN間に加わるノ
ーマルモードのサージ電圧吸収に対しても効果があり、
サージ耐量が向上する。
属バリスタB4,ガスチュ−ブアレスタA6および酸化金
属バリスタB5が、ラインLとニュ−トラルNの間に直
列に接続されているので、ラインLとニュートラルN間
にサ−ジ電圧が加わった場合、これが、酸化金属バリス
タB1に加えて上記4者の直列回路によっても吸収され
る。したがってラインL/ニュートラルN間に加わるノ
ーマルモードのサージ電圧吸収に対しても効果があり、
サージ耐量が向上する。
【0032】第4実施例によれば、交流入力ラインL/
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対するサージ耐量が大きく向上し、ま
た、交流入力ラインL/ニュ−トラルN間に印加された
ノーマルモードのサージ電圧に対するサージ耐量が向上
する。
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対するサージ耐量が大きく向上し、ま
た、交流入力ラインL/ニュ−トラルN間に印加された
ノーマルモードのサージ電圧に対するサージ耐量が向上
する。
【0033】(実施例5)図5に第5実施例を示す。図
3に示す第3実施例との違いは、ノイズフィルタ部2の
なかのコモンモードサージ電圧吸収回路の酸化金属バリ
スタB3(図3)を低抵抗値の抵抗R2(図5)に置換し
た点にある。その他の回路構成は図3に示す第3実施例
と同一である。抵抗R1としては1Ωから10Ωくら
い、電力では1から10Wのものを用いる。交流入力ラ
インLからのサージ電圧侵入時、ラインL/ガスチュ−
ブアレスタA7と抵抗R2との直列回路/フレームグラン
ドFGという経路で、ガスチュ−ブアレスタA7と抵抗
R2との直列回路により、サージエネルギーは吸収され
る。交流入力ニュートラルNからのサージ電圧侵入時に
は、ニュ−トラルN/ガスチュ−ブアレスタA8と抵抗
R2との直列回路/フレームグランドFGという経路
で、ガスチュ−ブアレスタA8と抵抗R2との直列回路に
より、サージエネルギーは吸収される。
3に示す第3実施例との違いは、ノイズフィルタ部2の
なかのコモンモードサージ電圧吸収回路の酸化金属バリ
スタB3(図3)を低抵抗値の抵抗R2(図5)に置換し
た点にある。その他の回路構成は図3に示す第3実施例
と同一である。抵抗R1としては1Ωから10Ωくら
い、電力では1から10Wのものを用いる。交流入力ラ
インLからのサージ電圧侵入時、ラインL/ガスチュ−
ブアレスタA7と抵抗R2との直列回路/フレームグラン
ドFGという経路で、ガスチュ−ブアレスタA7と抵抗
R2との直列回路により、サージエネルギーは吸収され
る。交流入力ニュートラルNからのサージ電圧侵入時に
は、ニュ−トラルN/ガスチュ−ブアレスタA8と抵抗
R2との直列回路/フレームグランドFGという経路
で、ガスチュ−ブアレスタA8と抵抗R2との直列回路に
より、サージエネルギーは吸収される。
【0034】抵抗R2は抵抗値が低く、コモンモードの
サージの大半をガスチュ−ブアレスタA7又はA8で吸収
するので、抵抗R2の負担は軽く破損の可能性は皆無で
ある。さらに安全性を高めるには、図2に示す第2実施
例の抵抗R1と同様に、温度フューズ内臓タイプの抵抗
を使用しても良い。抵抗R2は、実質上ガスチュ−ブア
レスタA7又はA8がサージ電圧を吸収した後の、それら
の放電(続流)を短時間に遮断するのに寄与し、ガスチ
ュ−ブアレスタA7又はA8と抵抗R2との直列回路が、
過大なサージ電圧を確実に、かつ効率よく安全に吸収す
る。
サージの大半をガスチュ−ブアレスタA7又はA8で吸収
するので、抵抗R2の負担は軽く破損の可能性は皆無で
ある。さらに安全性を高めるには、図2に示す第2実施
例の抵抗R1と同様に、温度フューズ内臓タイプの抵抗
を使用しても良い。抵抗R2は、実質上ガスチュ−ブア
レスタA7又はA8がサージ電圧を吸収した後の、それら
の放電(続流)を短時間に遮断するのに寄与し、ガスチ
ュ−ブアレスタA7又はA8と抵抗R2との直列回路が、
過大なサージ電圧を確実に、かつ効率よく安全に吸収す
る。
【0035】また、ガスチュ−ブアレスタA7とA8が、
ラインLとニュートラルN間に直列に配置されているの
で、アレスタA7とA8との直列回路でもサージエネルギ
ーが吸収され、ラインLとニュートラルN間に配置され
た酸化金属バリスタB1の負担が軽減され、ノーマルモ
ードのサージ電圧吸収に対しても効果が大きく、サージ
耐量が向上する。
ラインLとニュートラルN間に直列に配置されているの
で、アレスタA7とA8との直列回路でもサージエネルギ
ーが吸収され、ラインLとニュートラルN間に配置され
た酸化金属バリスタB1の負担が軽減され、ノーマルモ
ードのサージ電圧吸収に対しても効果が大きく、サージ
耐量が向上する。
【0036】第5実施例によれば、交流入力ラインL/
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対するサージ耐量が大きく向上し、ま
た、交流入力ラインL/ニュ−トラルN間に印加された
ノーマルモードのサージ電圧に対するサージ耐量が向上
する。
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対するサージ耐量が大きく向上し、ま
た、交流入力ラインL/ニュ−トラルN間に印加された
ノーマルモードのサージ電圧に対するサージ耐量が向上
する。
【0037】(実施例6)図6に第6実施例を示す。図
4に示す第4実施例との違いは、ノイズフィルタ部2の
なかのコモンモードサージ電圧吸収回路の、酸化金属バ
リスタB4およびB5をそれぞれ、低抵抗値の抵抗R3お
よびR4に置換した点にある。その他の回路構成は図4
に示す第4実施例と同一である。抵抗R3,R4としては
1Ωから10Ωくらい、電力では1から10Wのものを
使用する。交流入力ラインLからのサージ電圧侵入時、
ラインL/ガスチュ−ブアレスタA9と抵抗R3との直列
回路/フレームグランドFGという経路で、ガスチュ−
ブアレスタA9と抵抗R3との直列回路が、サージエネル
ギーを吸収する。交流入力ニュートラルNからのサージ
電圧侵入時には、ニュ−トラルN/ガスチュ−ブアレス
タA10と抵抗R4との直列回路/フレームグランドFG
という経路で、ガスチュ−ブアレスタA10と抵抗R4と
の直列回路が、サージエネルギーを吸収する。
4に示す第4実施例との違いは、ノイズフィルタ部2の
なかのコモンモードサージ電圧吸収回路の、酸化金属バ
リスタB4およびB5をそれぞれ、低抵抗値の抵抗R3お
よびR4に置換した点にある。その他の回路構成は図4
に示す第4実施例と同一である。抵抗R3,R4としては
1Ωから10Ωくらい、電力では1から10Wのものを
使用する。交流入力ラインLからのサージ電圧侵入時、
ラインL/ガスチュ−ブアレスタA9と抵抗R3との直列
回路/フレームグランドFGという経路で、ガスチュ−
ブアレスタA9と抵抗R3との直列回路が、サージエネル
ギーを吸収する。交流入力ニュートラルNからのサージ
電圧侵入時には、ニュ−トラルN/ガスチュ−ブアレス
タA10と抵抗R4との直列回路/フレームグランドFG
という経路で、ガスチュ−ブアレスタA10と抵抗R4と
の直列回路が、サージエネルギーを吸収する。
【0038】抵抗R3およびR4は抵抗値が低く、コモン
モードのサージの大半をガスチュ−ブアレスタA9又は
A10で吸収するので、抵抗R3およびR4の負担は軽く破
損の可能性は皆無である。さらに安全性を高めるには、
図2に示す第2実施例の抵抗R1と同様に、温度フュー
ズ内臓タイプの抵抗を使用しても良い。抵抗R3および
R4、実質上ガスチュ−ブアレスタA9又はA10がサージ
電圧を吸収した後の、それらの放電(続流)を短時間に
遮断するのに寄与し、ガスチュ−ブアレスタA9および
A10のそれぞれと抵抗R3およびR4のそれぞれとの直列
回路のそれぞれが、過大なサージ電圧を確実に、かつ効
率よく安全に吸収する。
モードのサージの大半をガスチュ−ブアレスタA9又は
A10で吸収するので、抵抗R3およびR4の負担は軽く破
損の可能性は皆無である。さらに安全性を高めるには、
図2に示す第2実施例の抵抗R1と同様に、温度フュー
ズ内臓タイプの抵抗を使用しても良い。抵抗R3および
R4、実質上ガスチュ−ブアレスタA9又はA10がサージ
電圧を吸収した後の、それらの放電(続流)を短時間に
遮断するのに寄与し、ガスチュ−ブアレスタA9および
A10のそれぞれと抵抗R3およびR4のそれぞれとの直列
回路のそれぞれが、過大なサージ電圧を確実に、かつ効
率よく安全に吸収する。
【0039】また、ガスチュ−ブアレスタA9,抵抗
R3,ガスチュ−ブアレスタA10および抵抗R4が、ライ
ンLとニュートラルN間に直列に配置されているので、
これらの直列回路でもサージエネルギーが吸収され、ラ
インLとニュートラルN間に配置された酸化金属バリス
タB1の負担が軽減され、ノーマルモードのサージ電圧
吸収に対しても効果が大きく、サージ耐量が向上する。
R3,ガスチュ−ブアレスタA10および抵抗R4が、ライ
ンLとニュートラルN間に直列に配置されているので、
これらの直列回路でもサージエネルギーが吸収され、ラ
インLとニュートラルN間に配置された酸化金属バリス
タB1の負担が軽減され、ノーマルモードのサージ電圧
吸収に対しても効果が大きく、サージ耐量が向上する。
【0040】第6実施例によれば、交流入力ラインL/
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対するサージ耐量が大きく向上し、ま
た、交流入力ラインL/ニュ−トラルN間に印加された
ノーマルモードのサージ電圧に対するサージ耐量が向上
する。
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対するサージ耐量が大きく向上し、ま
た、交流入力ラインL/ニュ−トラルN間に印加された
ノーマルモードのサージ電圧に対するサージ耐量が向上
する。
【0041】(実施例7)図7に第7実施例を示す。図
3に示す第3実施例との違いは、ノイズフィルタ部2の
なかのコモンモードサージ電圧吸収回路のガスチュ−ブ
アレスタA3およびA4(図3)のそれぞれを酸化金属バ
リスタB6およびB7(図7)に置換し、かつ、酸化金属
バリスタB3(図3)をガスチュ−ブアレスタA11に置
換した点である。その他の回路構成は図3に示す第3実
施例と同一である。酸化金属バリスタB6およびB7は、
バリスタ電圧が100Vから300Vくらいのものであ
り、ガスチュ−ブアレスタA11は放電電圧が2000V
から4000Vのものである。交流入力ラインLからの
サージ電圧侵入時には、ラインL/酸化金属バリスタB
6とガスチュ−ブアレスタA11との直列回路/フレーム
グランドFGという経路で、酸化金属バリスタB6とガ
スチュ−ブアレスタA11との直列回路によりサージエネ
ルギーは吸収される。交流入力ニュートラルNからのサ
ージ電圧侵入時には、ニュ−トラルN/酸化金属バリス
タB7とガスチュ−ブアレスタA11との直列回路/フレ
ームグランドFGという経路で、酸化金属バリスタB7
とガスチュ−ブアレスタA11との直列回路によりサージ
エネルギーは吸収される。
3に示す第3実施例との違いは、ノイズフィルタ部2の
なかのコモンモードサージ電圧吸収回路のガスチュ−ブ
アレスタA3およびA4(図3)のそれぞれを酸化金属バ
リスタB6およびB7(図7)に置換し、かつ、酸化金属
バリスタB3(図3)をガスチュ−ブアレスタA11に置
換した点である。その他の回路構成は図3に示す第3実
施例と同一である。酸化金属バリスタB6およびB7は、
バリスタ電圧が100Vから300Vくらいのものであ
り、ガスチュ−ブアレスタA11は放電電圧が2000V
から4000Vのものである。交流入力ラインLからの
サージ電圧侵入時には、ラインL/酸化金属バリスタB
6とガスチュ−ブアレスタA11との直列回路/フレーム
グランドFGという経路で、酸化金属バリスタB6とガ
スチュ−ブアレスタA11との直列回路によりサージエネ
ルギーは吸収される。交流入力ニュートラルNからのサ
ージ電圧侵入時には、ニュ−トラルN/酸化金属バリス
タB7とガスチュ−ブアレスタA11との直列回路/フレ
ームグランドFGという経路で、酸化金属バリスタB7
とガスチュ−ブアレスタA11との直列回路によりサージ
エネルギーは吸収される。
【0042】酸化金属バリスタB6およびB7の導通電圧
は、ガスチュ−ブアレスタA11の放電電圧よりも大幅に
低いので、コモンモードのサージの大半をガスチュ−ブ
アレスタA11が吸収するので、酸化金属バリスタB6お
よびB7の負担は軽く破損の可能性は皆無である。
は、ガスチュ−ブアレスタA11の放電電圧よりも大幅に
低いので、コモンモードのサージの大半をガスチュ−ブ
アレスタA11が吸収するので、酸化金属バリスタB6お
よびB7の負担は軽く破損の可能性は皆無である。
【0043】またこれらの酸化金属バリスタB6および
B7は、ガスチュ−ブアレスタA11が放電しサージ電圧
を吸収した後の持続放電(続流)を短時間に遮断するの
で、酸化金属バリスタB6とガスチュ−ブアレスタA11
との直列回路ならびに酸化バリスタB7とガスチュ−ブ
アレスタA11との直列回路は、過大なサージ電圧を確実
にかつ効率よく安全に吸収する。
B7は、ガスチュ−ブアレスタA11が放電しサージ電圧
を吸収した後の持続放電(続流)を短時間に遮断するの
で、酸化金属バリスタB6とガスチュ−ブアレスタA11
との直列回路ならびに酸化バリスタB7とガスチュ−ブ
アレスタA11との直列回路は、過大なサージ電圧を確実
にかつ効率よく安全に吸収する。
【0044】また、酸化金属バリスタB6およびB7が、
ラインLとニュートラルN間に直列に配置されているの
で、これらの直列回路でもサージエネルギーが吸収さ
れ、ラインLとニュートラルN間に配置された酸化金属
バリスタB1の負担が軽減され、ノーマルモードのサー
ジ電圧吸収に対しても効果が大きく、サージ耐量が向上
する。
ラインLとニュートラルN間に直列に配置されているの
で、これらの直列回路でもサージエネルギーが吸収さ
れ、ラインLとニュートラルN間に配置された酸化金属
バリスタB1の負担が軽減され、ノーマルモードのサー
ジ電圧吸収に対しても効果が大きく、サージ耐量が向上
する。
【0045】第7実施例によれば、交流入力ラインL/
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対するサージ耐量が大きく向上し、ま
た、交流入力ラインL/ニュ−トラルN間に印加された
ノーマルモードのサージ電圧に対するサージ耐量が向上
する。
フレームグランドFG間及び交流入力ニュートラルN/
フレームグランドFG間に印加されたコモンモードの内
外来サージ電圧に対するサージ耐量が大きく向上し、ま
た、交流入力ラインL/ニュ−トラルN間に印加された
ノーマルモードのサージ電圧に対するサージ耐量が向上
する。
【0046】(実施例8:図3に示す第3実施例の変形
例)図8の(a)に、第8実施例の主要部を示す。この
第8実施例は、図3に示すガスチュ−ブアレスタA3お
よびA4に代えて、プリント配線板の導体パターンにて
形成した放電電極を、定電圧素子として用いたものであ
る。交流入力部1のラインLに過電流保護用ヒューズF
1を取り付けるためのパターン(F1部)があり、そのヒ
ューズの後とニュートラルNとの間に、図3に示すガス
チュ−ブアレスタA3およびA4に代えて、定電圧放電用
の、2対の放電電極(A3,A4部)が、プリント板上に
導体パターンにて形成されている。更に、放電電極(A
3,A4部)の接続点とフレームグランドFGとの間に、
酸化金属バリスタB3を接続するための導体パターンが
形成されている。2対の放電電極(A3,A4部)の電極
間ギャップとは同じであり、1.5mmから4mm
の範囲内である。この範囲内の特定値を選定する条件
は、所要サージ耐電圧,入力電圧および適用安全規格等
である。交流入力部1のラインL及びニュートラルNと
フレームグランドFG間の絶縁距離及びは、適用安
全規格および意図する安全性等により決める。ここで重
要なのは、電極間ギャップ,よりも、交流入力ライ
ンL,NとフレームグランドFGとの絶縁距離,を
0.5mmから2mm大きく設定することである。この
ような構成とすることで、回路要素が簡素化され、かつ
第3実施例で説明した効果をほとんどそこなうことなく
発揮できる。
例)図8の(a)に、第8実施例の主要部を示す。この
第8実施例は、図3に示すガスチュ−ブアレスタA3お
よびA4に代えて、プリント配線板の導体パターンにて
形成した放電電極を、定電圧素子として用いたものであ
る。交流入力部1のラインLに過電流保護用ヒューズF
1を取り付けるためのパターン(F1部)があり、そのヒ
ューズの後とニュートラルNとの間に、図3に示すガス
チュ−ブアレスタA3およびA4に代えて、定電圧放電用
の、2対の放電電極(A3,A4部)が、プリント板上に
導体パターンにて形成されている。更に、放電電極(A
3,A4部)の接続点とフレームグランドFGとの間に、
酸化金属バリスタB3を接続するための導体パターンが
形成されている。2対の放電電極(A3,A4部)の電極
間ギャップとは同じであり、1.5mmから4mm
の範囲内である。この範囲内の特定値を選定する条件
は、所要サージ耐電圧,入力電圧および適用安全規格等
である。交流入力部1のラインL及びニュートラルNと
フレームグランドFG間の絶縁距離及びは、適用安
全規格および意図する安全性等により決める。ここで重
要なのは、電極間ギャップ,よりも、交流入力ライ
ンL,NとフレームグランドFGとの絶縁距離,を
0.5mmから2mm大きく設定することである。この
ような構成とすることで、回路要素が簡素化され、かつ
第3実施例で説明した効果をほとんどそこなうことなく
発揮できる。
【0047】(実施例9:図7に示す第7実施例の変形
例)図8の(b)に、第9実施例の主要部を示す。この
第9実施例は、図7に示すガスチュ−ブアレスタA11に
代えて、プリント配線板の導体パターンにて形成した放
電電極を、定電圧素子として用いたものである。ここで
重要なのは、図8の(a)と同様に、ガスチュ−ブアレ
スタA11に代わる1対の放電電極(A11部)の電極間ギ
ャップよりも、交流入力ラインL,Nとフレームグラ
ンドFGとの絶縁距離,を0.5mmから2mm大
きく設定することである。電極間ギャップおよび絶縁
距離,等の条件は、図8の(a)に示すものの電極
間ギャップ,および絶縁距離,と同様である。
この第9実施例も、第7実施例を簡単に構成できその効
果も十分発揮する。
例)図8の(b)に、第9実施例の主要部を示す。この
第9実施例は、図7に示すガスチュ−ブアレスタA11に
代えて、プリント配線板の導体パターンにて形成した放
電電極を、定電圧素子として用いたものである。ここで
重要なのは、図8の(a)と同様に、ガスチュ−ブアレ
スタA11に代わる1対の放電電極(A11部)の電極間ギ
ャップよりも、交流入力ラインL,Nとフレームグラ
ンドFGとの絶縁距離,を0.5mmから2mm大
きく設定することである。電極間ギャップおよび絶縁
距離,等の条件は、図8の(a)に示すものの電極
間ギャップ,および絶縁距離,と同様である。
この第9実施例も、第7実施例を簡単に構成できその効
果も十分発揮する。
【0048】上述の第8および第9実施例に示した、ガ
スチュ−ブアレスタに代えて、プリント配線板の導体パ
ターンにて形成した放電電極を、定電圧素子として用い
る態様は、他の第1,第2,第4,第5および第6実施
例にも同様に適用できる。
スチュ−ブアレスタに代えて、プリント配線板の導体パ
ターンにて形成した放電電極を、定電圧素子として用い
る態様は、他の第1,第2,第4,第5および第6実施
例にも同様に適用できる。
【0049】
【発明の効果】本発明の電子機器用電源装置は、サージ
応答特性が良くサ−ジエネルギーの吸収も確実で、サー
ジ電圧吸収の信頼性が高い。
応答特性が良くサ−ジエネルギーの吸収も確実で、サー
ジ電圧吸収の信頼性が高い。
【図1】 本発明の第1実施例を示す電気回路図であ
る。
る。
【図2】 本発明の第2実施例を示す電気回路図であ
る。
る。
【図3】 本発明の第3実施例を示す電気回路図であ
る。
る。
【図4】 本発明の第4実施例を示す電気回路図であ
る。
る。
【図5】 本発明の第5実施例を示す電気回路図であ
る。
る。
【図6】 本発明の第6実施例を示す電気回路図であ
る。
る。
【図7】 本発明の第7実施例を示す電気回路図であ
る。
る。
【図8】 (a)は本発明の第8実施例で用いるプリン
ト回路基板の一部分の平面図、(b)は本発明の第9実
施例で用いるプリント回路基板の一部分の平面図であ
る。
ト回路基板の一部分の平面図、(b)は本発明の第9実
施例で用いるプリント回路基板の一部分の平面図であ
る。
【図9】 従来の電源装置の1つの構成を示す電気回路
図である。
図である。
A1〜A11:ガスチュ−ブアレスタ B1〜B7:酸化金属バリスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/06 A 9180−5H
Claims (9)
- 【請求項1】 交流入力端に接続された過電流保護用フ
ューズと、該フュ−ズを介した交流入力を整流平滑する
整流平滑回路と、整流平滑された非安定直流を安定化直
流出力に変換するDC−DCコンバータと、前記交流入
力端と前記整流平滑回路の間に配置されたサージ電圧吸
収回路を含むノイズフィルタ回路と、を備えた電子機器
用電源装置において、 前記サ−ジ電圧吸収回路は、前記過電流保護用フューズ
が接続されたラインに一端が電気的に連続であって他端
がフレームグランドに電気的に連続な、放電電極からな
る定電圧素子と酸化金属バリスタとの直列回路、を含む
ことを特徴とする電子機器用電源装置。 - 【請求項2】 交流入力端に接続された過電流保護用フ
ューズと、該フュ−ズを介した交流入力を整流平滑する
整流平滑回路と、整流平滑された非安定直流を安定化直
流出力に変換するDC−DCコンバータと、前記交流入
力端と前記整流平滑回路の間に配置されたサージ電圧吸
収回路を含むノイズフィルタ回路と、を備えた電子機器
用電源装置において、 前記サ−ジ電圧吸収回路は、前記過電流保護用フューズ
が接続されたラインに一端が電気的に連続であって他端
がフレームグランドに電気的に連続な、放電電極からな
る定電圧素子と抵抗との直列回路、を含むことを特徴と
する電子機器用電源装置。 - 【請求項3】 一対の交流入力端の1つに接続された過
電流保護用フューズと、該フュ−ズを介した交流入力を
整流平滑する整流平滑回路と、整流平滑された非安定直
流を安定化直流出力に変換するDC−DCコンバータ
と、前記交流入力端と前記整流平滑回路の間に配置され
たサージ電圧吸収回路を含むノイズフィルタ回路と、を
備えた電子機器用電源装置において、 前記サ−ジ電圧吸収回路は、前記過電流保護用フューズ
が接続されたラインに一端が電気的に連続であって他端
が前記一対の交流入力端のもう1つに電気的に連続な、
放電電極からなる2つの定電圧素子の直列回路、を含み
かつ、該2つの定電圧素子の接続部に一端が接続され他
端がフレームグランドに接続された酸化金属バリスタを
含むことを特徴とする電子機器用電源装置。 - 【請求項4】 一対の交流入力端の1つに接続された過
電流保護用フューズと、該フュ−ズを介した交流入力を
整流平滑する整流平滑回路と、整流平滑された非安定直
流を安定化直流出力に変換するDC−DCコンバータ
と、前記交流入力端と前記整流平滑回路の間に配置され
たサージ電圧吸収回路を含むノイズフィルタ回路と、を
備えた電子機器用電源装置において、 前記サ−ジ電圧吸収回路は、前記過電流保護用フューズ
が接続されたラインに一端が電気的に連続であって他端
がフレームグランドに電気的に連続な、放電電極からな
る定電圧素子と酸化金属バリスタとの直列回路、を含み
かつ、前記一対の交流入力端のもう1つに一端が電気的
に連続であって他端がフレームグランドに電気的に連続
な、放電電極からなる定電圧素子と酸化金属バリスタと
の直列回路、を含むことを特徴とする電子機器用電源装
置。 - 【請求項5】 一対の交流入力端の1つに接続された過
電流保護用フューズと、該フュ−ズを介した交流入力を
整流平滑する整流平滑回路と、整流平滑された非安定直
流を安定化直流出力に変換するDC−DCコンバータ
と、前記交流入力端と前記整流平滑回路の間に配置され
たサージ電圧吸収回路を含むノイズフィルタ回路と、を
備えた電子機器用電源装置において、 前記サ−ジ電圧吸収回路は、前記過電流保護用フューズ
が接続されたラインに一端が電気的に連続であって他端
が前記一対の交流入力端のもう1つに電気的に連続な、
放電電極からなる2つの定電圧素子の直列回路、を含み
かつ、該2つの定電圧素子の接続部に一端が電気的に連
続で他端がフレームグランドに電気的に連続な抵抗を含
むことを特徴とする電子機器用電源装置。 - 【請求項6】 一対の交流入力端の1つに接続された過
電流保護用フューズと、該フュ−ズを介した交流入力を
整流平滑する整流平滑回路と、整流平滑された非安定直
流を安定化直流出力に変換するDC−DCコンバータ
と、前記交流入力端と前記整流平滑回路の間に配置され
たサージ電圧吸収回路を含むノイズフィルタ回路と、を
備えた電子機器用電源装置において、 前記サ−ジ電圧吸収回路は、前記過電流保護用フューズ
が接続されたラインに一端が電気的に連続であって他端
がフレームグランドに電気的に連続な、放電電極からな
る定電圧素子と抵抗との直列回路、を含みかつ、前記一
対の交流入力端のもう1つに一端が電気的に連続であっ
て他端がフレームグランドに電気的に連続な、放電電極
からなる定電圧素子と抵抗との直列回路、を含むことを
特徴とする電子機器用電源装置。 - 【請求項7】 一対の交流入力端の1つに接続された過
電流保護用フューズと、該フュ−ズを介した交流入力を
整流平滑する整流平滑回路と、整流平滑された非安定直
流を安定化直流出力に変換するDC−DCコンバータ
と、前記交流入力端と前記整流平滑回路の間に配置され
たサージ電圧吸収回路を含むノイズフィルタ回路と、を
備えた電子機器用電源装置において、 前記サ−ジ電圧吸収回路は、前記過電流保護用フューズ
が接続されたラインに一端が電気的に連続であって他端
が前記一対の交流入力端のもう1つに電気的に連続な、
2つの抵抗の直列回路、を含みかつ、該2つ抵抗の接続
部に一端が接続され他端がフレームグランドに接続され
た、放電電極からなる定電圧素子を含むことを特徴とす
る電子機器用電源装置。 - 【請求項8】 放電電極からなる定電圧素子は、ガスチ
ューブアレスタである請求項1,請求項2,請求項3,
請求項4,請求項5,請求項6又は請求項7記載の電子
機器用電源装置。 - 【請求項9】 放電電極からなる定電圧素子は、プリン
ト配線板上にプリント導体パタ−ンで形成された、請求
項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求
項6又は請求項7記載の電子機器用電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17773893A JP3392915B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 電子機器用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17773893A JP3392915B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 電子機器用電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739136A true JPH0739136A (ja) | 1995-02-07 |
JP3392915B2 JP3392915B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=16036262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17773893A Expired - Fee Related JP3392915B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 電子機器用電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3392915B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1289108A2 (en) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | University Of Hong Kong | Apparatus for noise current reduction in power converters |
JP2006060917A (ja) * | 2004-08-19 | 2006-03-02 | Kyocera Mita Corp | スイッチング電源用のノイズフィルタ回路 |
WO2010046247A1 (de) * | 2008-10-22 | 2010-04-29 | Endress+Hauser Flowtec Ag | Schutzschaltung und messgerät mit einer solchen schutzschaltung |
CN102510042A (zh) * | 2011-11-04 | 2012-06-20 | 四川省电力公司内江电业局 | 采集终端电源保护装置 |
JP2012161204A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Canon Inc | 電源回路 |
JP2012210048A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Azbil Corp | 耐サージ電源装置 |
US8411396B2 (en) | 2009-11-09 | 2013-04-02 | International Business Machines Corporation | Preventing metal oxide varistor (MOV) from releasing smoke, smell, and/or sound |
JP2014527388A (ja) * | 2011-07-13 | 2014-10-09 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | サージ保護装置 |
CN105099165A (zh) * | 2014-05-19 | 2015-11-25 | 北京东土科技股份有限公司 | 一种高压电源的emc防护和滤波装置及方法 |
JP6252641B1 (ja) * | 2016-09-26 | 2017-12-27 | 三菱電機株式会社 | 電子装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107026429B (zh) * | 2016-01-29 | 2018-12-14 | 群光电能科技股份有限公司 | 过电压保护电路 |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP17773893A patent/JP3392915B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1289108A2 (en) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | University Of Hong Kong | Apparatus for noise current reduction in power converters |
EP1289108A3 (en) * | 2001-08-24 | 2005-06-15 | University Of Hong Kong | Apparatus for noise current reduction in power converters |
JP2006060917A (ja) * | 2004-08-19 | 2006-03-02 | Kyocera Mita Corp | スイッチング電源用のノイズフィルタ回路 |
WO2010046247A1 (de) * | 2008-10-22 | 2010-04-29 | Endress+Hauser Flowtec Ag | Schutzschaltung und messgerät mit einer solchen schutzschaltung |
US8411396B2 (en) | 2009-11-09 | 2013-04-02 | International Business Machines Corporation | Preventing metal oxide varistor (MOV) from releasing smoke, smell, and/or sound |
JP2012161204A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Canon Inc | 電源回路 |
JP2012210048A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Azbil Corp | 耐サージ電源装置 |
JP2014527388A (ja) * | 2011-07-13 | 2014-10-09 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | サージ保護装置 |
US9997909B2 (en) | 2011-07-13 | 2018-06-12 | Philips Lighting Holding B.V. | Surge protection device |
CN102510042A (zh) * | 2011-11-04 | 2012-06-20 | 四川省电力公司内江电业局 | 采集终端电源保护装置 |
CN105099165A (zh) * | 2014-05-19 | 2015-11-25 | 北京东土科技股份有限公司 | 一种高压电源的emc防护和滤波装置及方法 |
CN105099165B (zh) * | 2014-05-19 | 2017-12-19 | 北京东土科技股份有限公司 | 一种高压电源的emc防护和滤波装置及方法 |
JP6252641B1 (ja) * | 2016-09-26 | 2017-12-27 | 三菱電機株式会社 | 電子装置 |
WO2018056364A1 (ja) * | 2016-09-26 | 2018-03-29 | 三菱電機株式会社 | 電子装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3392915B2 (ja) | 2003-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4912589A (en) | Surge suppression on AC power lines | |
JP3392915B2 (ja) | 電子機器用電源装置 | |
JPH0923638A (ja) | 電源装置 | |
JPH0145814B2 (ja) | ||
JP2001148277A (ja) | 雷サージ電圧吸収回路を備えた電源回路 | |
JPH08140339A (ja) | スイッチングレギュレータ | |
JP3145163B2 (ja) | 交流入力の電源装置 | |
JP2006060917A (ja) | スイッチング電源用のノイズフィルタ回路 | |
JP3358645B2 (ja) | スイッチングレギュレータ | |
JPH05308721A (ja) | 直流電源装置 | |
JPH09172733A (ja) | サージ電圧吸収回路 | |
JPH05316647A (ja) | 直流電源装置 | |
JPH09285000A (ja) | スイッチングレギュレータ | |
JP3317386B2 (ja) | 電源用ctの二次電圧抑制回路 | |
JPH05316649A (ja) | 直流電源装置 | |
JP2018011439A (ja) | 電源装置 | |
JPH07231650A (ja) | 昇圧チョッパー回路 | |
JP2004236413A (ja) | スイッチング電源用のノイズフィルタ回路 | |
JPH05316648A (ja) | 直流電源装置 | |
JPH02179219A (ja) | 電源装置 | |
JPH06133535A (ja) | 電源装置 | |
JPH08294283A (ja) | 電源回路 | |
KR200371347Y1 (ko) | 주배선반용 통신회선 써지보호장치 | |
JPH0479769A (ja) | 倍電圧用平滑回路 | |
JPH05260736A (ja) | スイッチングレギュレータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |