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JPH0738334Y2 - 吸遮音板 - Google Patents

吸遮音板

Info

Publication number
JPH0738334Y2
JPH0738334Y2 JP1990065824U JP6582490U JPH0738334Y2 JP H0738334 Y2 JPH0738334 Y2 JP H0738334Y2 JP 1990065824 U JP1990065824 U JP 1990065824U JP 6582490 U JP6582490 U JP 6582490U JP H0738334 Y2 JPH0738334 Y2 JP H0738334Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
sound absorbing
ceramic plate
plate
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990065824U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0426208U (ja
Inventor
誠宏 安田
弘 松藤
實成 後藤
Original Assignee
川鉄建材工業株式会社
川鉄テクノリサーチ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 川鉄建材工業株式会社, 川鉄テクノリサーチ株式会社 filed Critical 川鉄建材工業株式会社
Priority to JP1990065824U priority Critical patent/JPH0738334Y2/ja
Publication of JPH0426208U publication Critical patent/JPH0426208U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0738334Y2 publication Critical patent/JPH0738334Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は吸遮音板に係り、詳しくは、道路や建物の屋外
に立設される吸遮音フェンスに多数個が上下に組み込ま
れるセラミック板を用いた吸遮音板に関するものであ
る。〔従来の技術〕 従来、吸遮音フェンスに組み込まれる第20図に示すよう
な左右へ延びる吸遮音板30は、薄鋼板で長手方向へ延び
る断面がコ字状に形成された枠体31と、音源側の孔あき
板32とで、箱体をなしている。その音源側31aには、グ
ラスウールの吸音体33が入れられ、厚さ0.5mm前後のア
ルミニウム合金の孔あき板32で覆われている。そして、
騒音が受音側へ透過しないようにするために、空気層34
を隔てた枠体31の背面31bが遮音板として機能するよう
にしている。このような吸遮音板30の幾つかが積み重ね
られて吸遮音フェンスが形成されるが、個々の吸遮音板
30において、騒音はグラスウールの吸音体33と空気層34
とで減衰される。これに類似した構造が、例えば実開昭
51−141007号公報に記載されている。
第21図はセラミック板を用いた吸遮音板35の例である。
音源側36aが開放された枠体36の開放面に、連続細孔を
有するセラミック板37が嵌め込まれ、その背後に確保さ
れた空気層38を隔てた背面36bが遮音板となっている。
上記と同様に積み重ねられて吸遮音フェンスとされ、セ
ラミック板37の連続細孔を通過する際に減衰した騒音が
空気層38でさらに減衰されるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述のグラスウールは吸水性が高く、一度水
を吸うと吸音効果が激減する。したがって、通常はグラ
スウールがフッ化ビニールの保護袋39(第20図参照)な
どに入られている。しかし、この保護袋39に疵がついた
り経年変化で著しく劣化すると、グラスウールが、雨水
吸って吸音効果を著しく低下させる問題がある。そのた
めに、吸遮音フェンスの排ガスによる汚れを落とすため
の水洗も不可能となる。
また、グラスウールは有機系の結合剤を使用した吸音体
としているが、その結合剤は耐熱性や耐候性に欠けるた
め、グラスウールの保形が維持されなくなることもあ
る。
一方、上記のグラスウールの前面はアルミニウム板で覆
われており、セラミック板は枠体に嵌め込まれ、吸遮音
板として一体化されている。したがって、グラスウール
が吸水したり劣化する一方、アルミニウム板が破損した
場合や、セラミック板が割れたり欠けたりした場合など
では、その設置現場で交換することが不可能であり、吸
遮音板を吸遮音フェンスの設置現場から回収して補修し
なければならず、保守に極めて手間を要する問題もあ
る。
また、アルミニウム板は、設置環境に適合した豊かな着
色やデザインを施すことが容易でなく、道路に無骨なイ
メージを残すことになる。さらに、上記したセラミック
板は連続細孔を有するものの、グラスウールに比べ、広
周波数帯域における吸音率が低いという難点もある。
本考案は上記の問題に鑑みなされたもので、その目的
は、耐熱性や耐候性を有しかつ吸水性の極めて低いセラ
ミック板を用いて、グラスウールと同様の吸音効果を発
揮されることができるようにすること、環境に適合した
美麗化を図るために着色性やデザイン性を向上できるこ
と、吸遮音板を吸遮音フェンスの設置現場から回収する
ことなく、その一部のセラミック板を交換する場合でも
手間がかからず、かつ、洗浄が容易となること、を実現
した吸遮音板を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、受音側面に吸音板材が配置され、その背後に
箱状空間を形成する枠体を備えた吸遮音板に適用され
る。
その特徴とするところは、第1図ないし第3図を参照し
て、断面がコ字状に形成されて左右に延びる箱状枠体2
の開放面2aの側と背面2bの側との中間位置に、その箱状
枠体2の天井面2cおよび底面2dから対向するよう箱状空
間に向けて突出する略U字状に曲げ加工した係止体8,8
が左右方向へ延びるように成形され、両係止体8,8の受
音側面に当接して背後側の上下端が位置規制されるよう
に内部セラミック板5が配設され、その内部セラミック
板5と箱状枠体2の背面2bとの間に背後空間10が確保さ
れる。内部セラミック板5の前面には中間空間11を隔て
て外部セラミック板4が、箱状枠体2の開放面2aに配置
され、箱状枠体2の開放面2aにおける天井面縁部と外部
セラミック板4の受音側上縁部、および箱状枠体2の開
放面2aにおける底面縁部と外部セラミック板4の受音側
下縁部が、L字状の前面押さえ用取付部材6,7によって
固定される。そして、背後空間10と中間空間11とを側面
から閉止する側板3,3が箱状枠体2に嵌め込まれ、リベ
ット15(第6図参照)によって両者が一体固定されてい
ることである。
なお、外部セラミック板4に、中部空間11に連なる複数
の吸音孔19(第10図参照)を設けておくとよい。
さらに、内部セラミック板5と係止体8A,8Bとの間に緩
衝部材12(第15図参照)を介在させ、または、内部セラ
ミック板5と外部セラミック板4との間にあって、それ
ぞれの上縁部および下縁部に緩衝部材13(第3図参照)
を介在させておくこともできる。
〔作用〕
箱状枠体2の音源側の外部セラミック板4に、道路から
の騒音が当たると、連続細孔で吸音され、リベット止め
された側板3,3により密閉した中部空間11でも減衰され
る。その中で騒音はさらに内部セラミック板5の連続細
孔により吸音され、より一層減衰される。
セラミック板4,5は耐熱性,耐候性に優れ、その劣化は
少なく、また吸水性が少なく吸音効果が低減することも
ないし、洗浄することもできる。セラミックは焼成物で
あり、その焼成の際もしくは爾後的に色を施すことも容
易である。
開放面2aの取付部材6,7を外せばセラミック板4,5の交換
は簡単であり、設置現場での補修作業も容易となる。
外部セラミック板4に吸音孔19が設けられていれば、騒
音の取り込み量が増大し、吸音効果は増強される。
内部セラミック板5と係止体8A,8Bとの間や、内部セラ
ミック板5と外部セラミック板4との間に緩衝部材12,1
3を介在させておけば、セラミック板4,5が衝撃を受けて
欠けるようなことが少なくなる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、箱状枠体内の二枚のセラミック板と、
その間の中部空間および背後空間でもって、グラスウー
ルを採用した場合とほぼ同様に広い周波数域で吸音効果
を発揮させることができる。内部セラミック板は箱状枠
体の内部に形成された係止体に規制され、外部セラミッ
ク板は取付部材で取り付けられることから、破損した外
部セラミック板の交換作業が、取付部材を外すだけで設
置現場において容易に行うことができる。セラミック板
は耐熱性や耐候性を備えると共に吸水性がなく、グラス
ウールの場合のような吸音の機能低下や劣化も少なく、
水洗が可能で長期の使用に耐える吸遮音フェンスを構成
させることができる。
セラミック板の表面は、種々の色彩が出る釉薬を塗布し
て焼成したり種々の色彩塗料を塗布することで、豊かな
着色を施せ、設置場所の環境に適合した着色やデザイン
で周辺とのマッチングや美麗化を図ることができる。
なお、外部セラミック板に多数の吸音孔が開口されてい
ると、箱状枠体内への騒音の取り込みが極めて著しく、
吸遮音効果をより一層あげることができる。
また、内部セラミック板と係止体との間や、内部セラミ
ック板と外部セラミック板との間に緩衝部材が介在され
ていると、欠けやすいセラミックの保護が図られる。
〔実施例〕
以下に、本考案のその実施例を示す図面に基づいて、詳
細に説明する。
第1図および第2図は本考案の吸遮音板の一実施例にお
ける正面図および側面図で、吸遮音板1は、箱状枠体2
と側板3、第3図に示す二枚のセラミック板4,5および
取付部材6,7とよりなる。
箱状枠体2は断面がコ字状に形成されて左右へ延び、箱
状枠体2の開放面2aと背面2bとの中間位置には、天井面
2cおよび底面2dから内方に対向した突出部8,8が、後述
する係止体として機能するように、天井面2cや底面2dの
一部を略U字状に曲げるようにして成形され、それらが
箱状枠体2の一方端2e(第1図参照)から他方端2fまで
左右に延びている。
上記箱状枠体2の側部における背面2bには、第4図に示
すような側板3を取り付けるための複数のリベット孔9a
(第5図参照)が穿設され、その天井面2cや底面2dの前
方にも同様のリベット孔9b,9cが設けられている。そし
て、箱状枠体2の開放面2aに取り付けられる外部セラミ
ック板4を固定する取付部材7(第6図参照)のための
ビス孔2gが底面2dに設けられる。
内部セラミック板5は、第3図に示すように、その背後
側の上端5a,下端5bが対向する係止体8A,8Bの受音側面に
当接して位置規制され、緩衝部材13,13を挟んで外部セ
ラミック板4が配置されている。したがって、遮音板と
しての箱状枠体2の背面2bと内部セラミック板5との間
に背後空間10が形成され、また、内部セラミック板5と
外部セラミック板4との間に中部空間11が確保され、側
板3A,3B(第1図参照)が、第6図に示すように取り付
けられると、両空間10,11はほぼ密閉状態とされる。
第6図に示すように、箱状枠体2の開放面2aにおける天
井縁部と外部セラミック板4の受音側の上縁部、および
箱状枠体2の底面縁部と外部セラミック板4の下縁部と
はビス14a,14bで固定されるL字状の前面押さえ用取付
部材6,7によって押さえられ、外部セラミック板4が簡
単に外れないようになっている。しかし、そのビス14a,
14bを外して取付部材6,7を除けば、両セラミック板4,5
は容易に交換することができる。なお、第1図および第
6図に示すように、上部の取付部材6のビス14aは、セ
ラミック板4,5の間で左右方向にある間隔をおいて配置
されて上下面で箱状枠体2にリベット止めされた縦棧
(いわゆる方立)21に、外部セラミック板4の半円切欠
き4a(第5図参照)を通して噛み込むようになってい
る。また、下部の取付部材7のビス14bには、底面2dと
縦棧21の下面に噛み込むようになっている。ちなみに、
緩衝部材13は縦棧21のところで途切れており(第5図参
照)、図示しないビスなどで固定される。
側板3は、第4図に示すように、箱状枠体2と同様の薄
鋼板であり、側方へ延びる背後のフランジ3a,上記した
係止体8Aを挿入する切欠き3gを挟んだ二つのフランジ3
b,3c,下部の係止体8Bのための切欠き3hを挟んだ二つの
フランジ3d,3e、および、上記フランジ3a〜3eとは反対
の方向へ折り曲げられた前面フランジ3fが形成されてい
る。フランジ3a,3c,3eには前記したリベツト孔9a〜9cに
対応したリベツト孔9d〜9fが設けられ、側板3は箱状枠
体2に嵌まり込むようにして取り付けられる。なお、第
6図に示すように、フランジ3fは前記した取付部材6,7
の端部に重なるようにして、受音側に位置される。
このようにしているのは、ビス14a,14bにより取付部材
6,7を固定したとき、取付部材6,7の端部が受音側へ反る
のを防止するためである。ちなみに、本例では、フラン
ジ3fが取付体6,7を覆っている箇所でビスなどを使用し
ておらず、後述するごとく、吸遮音板をH形断面の柱の
凹みに嵌め込む際(第7図参照)、そのビスの頭が邪魔
になるのを避けるための配慮がなされている。
ところで、両セラミック板4,5は、高温焼成された無機
質材で、多数の極めて微小な連続細孔を有し、耐熱性お
よび耐候性に優れると共に良好な排水性を備えている。
したがって、風雨に曝されたり水洗されても吸音や遮音
効果の低下が極めて少なく、かつ、乾きやすくて吸遮音
効果の回復が急速である。また、焼成の際に種々な色彩
の釉薬を塗布して美麗な色合いを出したり、外部塗装に
よって、設置場所の環境に適合した色を施すことができ
る。
第7図は吸遮音板1を積み重ねた吸遮音フェンス16の設
置例で、第8図および第9図のように左右に長い吸遮音
板1の繋ぎ部分がH形断面の柱17の凹みに入れられてい
る。なお、外部セラミック板4は箱状枠体2とほぼ同じ
長さとされているが、第10図のように、それが短いもの
である場合には、一つの箱状枠体2の中に複数のセラミ
ック板4A,4C,4Bを一列に並べて配置しておけばよい。第
10図や第11図のように、外部セラミック板4に多数の吸
音孔19,19が千鳥状もしくは格子状に配置され、それを
吸遮音フェンス16(第12図参照)に組み込んでおくと、
騒音の取り込み量が極めて多くなり、吸音効果が向上す
る。
第7図において、道路18で発生した騒音は、外部セラミ
ック板4で道路外に出ないように遮断されると共に、そ
の連続細孔から中部空間11に取り込まれる。そこで減衰
された音はさらに内部セラミック板5で遮音および吸音
され、背後空間10でより一層減衰される。
本発明の吸遮音板構造を用いて、JIS A 1409に規定され
ている残響室法吸音率の測定を行った。
その吸音効果は、第13図中の○印にみられるように、25
0Hz〜4KHzの周波数域で公的な規定(図中の△印)400Hz
での吸音率70%をクリアし、1KHzの吸音率は80%以上確
保できる。一方、1KHz〜4KHzの帯域では、公的規格に従
う厚み50mmのグラスウールに45mm幅の背後空間を確保し
た▲印の場合の吸遮率よりも優れていることも判る。
ここで、吸遮音板の組立て要領と、外部セラミック板4
の取り外しについて説明する。まず、箱状枠体2に内部
セラミック板5を入れて係止体8,8に当てた状態とし、
縦棧21を箱状枠体2にリベット止めする。縦棧21と同じ
厚みの緩衝部材13を内部セラミック板5の前面の上下に
入れて箱状枠体2に固定する。外部セラミック板4を緩
衝部材13と縦棧21とに接触するようにして開放面2aを覆
うように嵌める。取付部材6,7をビス14a,14bを用いて固
定し、側板3A,3Bを箱状枠体2にリベット止めする。
外部セラミック版4が破損するなどして交換したい場合
は、ビス14a,14bを抜いて取付部材6,7を外す。フランジ
3fが取付部材6,7の両端を覆っているが、第6図に示す
ように、取付部材6,7は側板3A,3B間の距離よりも短くさ
れている。取付部材7を例にして述べると、第14図
(a)のように、左右のフランジ3f,3fにより端部が覆
われている状態で、ビス14bの外された取付部材7を、
第14図(b)のように、一方端2eへ寄せる(図中の左側
の破線ハッチング参照)。吸遮音板1は第7図のように
上下にほとんど隙間なく重ねられるが、第2図に示すよ
うに、箱状枠体2の底面2dの後下面2d1が前下面2d2
り下げられており、取付部材7の下面7aの厚み分の隙間
が前下面2d2に確保されていることから、取付部材7を
寄せることに支障はない。取付部材7の他端は、第14図
(b)のように、他方端2fのフランジ3fより外れる(図
中の右側の破線ハッチング参照)。その他端を手前へ引
き出しかつ他方端2f方向へ移動させれば一方端2eのフラ
ンジ3fからも外れ、外部セラミック位置4を開放面2aか
ら取り出すことができる。同様にして、取付部材6も取
り外される。なお、箱状枠体2の天井面2c(第2図参
照)の後上面2c1が前上面2c2より上げられており、取付
部材6の上面6aの厚み分の隙間が前上面2c2に確保され
ていることから、取付部材6を寄せたり、前方に引き出
すことに支障はない。
外部セラミック板4も、第14図(a)のように、側板3
A,3B間の距離よりも短くされているので、第14図(b)
のようにずらせて(図中の左側の点々参照)、外部セラ
ミック板4の他端を他方端2fのフランジ3fから外す(図
中の右側の点々参照)。取付部材6,7と同様の要領で行
えば、外部セラミック板4を開放面2aから取り出すこと
ができる。なお、第10図のように外部セラミック板4A,4
C,4Bといったように三つ並べられている場合も、それぞ
れのセラミック板4の四角の四分円切欠き4bのうち縦棧
21の上部に対応して設けられた位置におけるそれぞれの
ビス14aや、下方からねじ込まれているビス14bを抜い
て、取付部材6,7を外した後、いずれか一つの外部セラ
ミック板例えば4Aを一方へ寄せれば端部にない外部セラ
ミック板4Cを直ちに取り外すことができ、その後に端部
の外部セラミック板4A,4Bをフランジ3fからずらせて取
り出せばよい。外部セラミック板4が二枚採用されてい
る場合も、ほぼ同様の手順に従えばよい。
以上は第3図などに示した断面構造の場合であるが、第
15図ないし第18図のように、内部セラミック板5と係止
体8との間に緩衝部材12,12を介在させておくと、欠け
やすいセラミック板の保護を図ることができる。内部セ
ラミック板5と外部セラミック板4との間の緩衝部材を
介在させない場合には、第16図や第17図のように、中部
空間11を確保するための突起4m,4n,5m,5nをそれぞれ外
部セラミック板4および内部セラミック板5の上下部に
形成しておけばよい。なお、そのような突起4m,4n,5m,5
nが設けられている場合でも、外部セラミック板4に半
円切欠きや四分円切欠きを設けておけば(第1図および
第10図参照)、縦棧21を箱状枠体2に取り付ける空間が
確保され、外部セラミック板4を取付部材6で押さえて
ビス14aによる固定が可能となる。また、内部セラミッ
ク板5の取付位置を規制する係止体を第18図や第19図の
ようなL字形部材20を用いて形成させ、それを箱状枠体
2内に溶接するなどして取り付けておくこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の吸遮音板の一実施例における正面外形
概略図、第2図は第1図の側面拡大図、第3図は第1図
のIII−III線矢視拡大断面図、第4図は側板の斜視図、
第5図は箱状枠体にセラミック板を装着した状態の側端
部分の斜視図、第6図は吸遮音板の側端部における斜視
図、第7図は吸遮音フェンスの設置状態斜視図、第8図
は吸遮音板の概略平面図、第9図は吸遮音板の概略底面
図、第10図は短い外部セラミック板に吸音孔が設けられ
た吸遮音板の概略正面図、第11図は第10図のXI−XI矢視
拡大断面図、第12図は吸音孔を有する吸遮音板を取り付
けた吸遮音フェンスの設置図、第13図は本考案の吸遮音
板とグラスウールを使用した吸遮音板とにおける残響室
法吸音率を比較したグラフ、第14図(a),(b)は取
付部材と外部セラミック板を箱状枠体から外すときの要
領説明図、第15図ないし第19図は異なる例の断面図、第
20図はグラスウールが用いられている従来の吸遮音板の
部分斜視図、第21図は一枚のセラミック板が用いられて
いる従来の吸遮音板の部分斜視図である。 1……吸遮音板、2……箱状枠体、2a……開放面、2b…
…背面、2c……天井面、2d……底面、3,3A,3B……側
板、4,4A,4B……外部セラミック板、5……内部セラミ
ック板、6,7……取付部材、8,8A,8B……係止体、10……
背後空間、11……中間空間、12,13……緩衝部材、15…
…リベット、19……吸音孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 後藤 實成 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社内 (56)参考文献 実開 昭51−141007(JP,U) 実開 昭60−120011(JP,U)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受音側面に吸音板材が配置され、その背後
    に箱状空間を形成する枠体を備えた吸遮音板において、 断面がコ字状に形成されて左右に延びる箱状枠体の開放
    面側と背面側との中間位置に、その箱状枠体の天井面お
    よび底面から対向するよう前記箱状空間に向けて突出す
    る略U字状に曲げ加工した係止体が左右方向へ延びるよ
    うに成形され、 上記両係止体の受音側面に当接して背後側の上下端が位
    置規制されるように内部セラミック板が配設され、該内
    部セラミック板と前記箱状枠体の背面との間に背後空間
    が確保され、 上記内部セラミック板の前面には中部空間を隔てて外部
    セラミック板が、前記箱状枠体の開放面に配置され、 前記箱状枠体の開放面における天井面縁部と外部セラミ
    ック板の受音側上縁部、および箱状枠体の開放面におけ
    る底面縁部と外部セラミック板の受音側下縁部が、L字
    状の前面押さえ用取付部材によって固定され、 上記背後空間と中部空間とを側面から閉止する側板が前
    記箱状枠体に嵌め込まれ、リベットによって両者が一体
    固定されていることを特徴とする吸遮音板。
  2. 【請求項2】前記外部セラミック板には、前記中部空間
    に連なる複数の吸音孔が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の吸遮音板。
  3. 【請求項3】前記内部セラミック板と前記係止体との間
    に緩衝部材が介在されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の吸遮音板。
  4. 【請求項4】前記内部セラミック板と外部セラミック板
    との間にあって、それぞれの上縁部および下縁部に緩衝
    部材が介在されていることを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれかに記載の吸遮音板。
JP1990065824U 1990-06-20 1990-06-20 吸遮音板 Expired - Lifetime JPH0738334Y2 (ja)

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JP1990065824U JPH0738334Y2 (ja) 1990-06-20 1990-06-20 吸遮音板

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JP1990065824U JPH0738334Y2 (ja) 1990-06-20 1990-06-20 吸遮音板

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JPH0426208U JPH0426208U (ja) 1992-03-02
JPH0738334Y2 true JPH0738334Y2 (ja) 1995-08-30

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ID=31598005

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990065824U Expired - Lifetime JPH0738334Y2 (ja) 1990-06-20 1990-06-20 吸遮音板

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347292Y2 (ja) * 1975-05-07 1978-11-13
JPS60120011U (ja) * 1984-01-18 1985-08-13 日本道路公団 吸音型防音壁

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