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JPH0737090U - 物干し竿支持具 - Google Patents

物干し竿支持具

Info

Publication number
JPH0737090U
JPH0737090U JP067422U JP6742293U JPH0737090U JP H0737090 U JPH0737090 U JP H0737090U JP 067422 U JP067422 U JP 067422U JP 6742293 U JP6742293 U JP 6742293U JP H0737090 U JPH0737090 U JP H0737090U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanging member
veranda
clothesline
rod
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP067422U
Other languages
English (en)
Inventor
千寿夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altech Corp
Original Assignee
Altech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Altech Corp filed Critical Altech Corp
Priority to JP067422U priority Critical patent/JPH0737090U/ja
Publication of JPH0737090U publication Critical patent/JPH0737090U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベランダの外側より下方から吹上げるような
突風が生じても物干し竿が干し物と共にベランダの柵部
材の手摺や仕切り壁を越えて落下することを防止し得る
物干し竿支持具を提供する。 【構成】 竿掛け材21を上下動可能に収納する収納筒
体28の頂部に、この収納筒体28から上方に引出した
竿掛け材21をベランダの内側Aに向けて所要の角度に
傾斜保持する保持具30を取付けると共に、収納筒体2
8をベランダの柵部材49の内側Aに固定し、前記保持
具30に竿掛け材21が傾斜保持された際に該竿掛け材
21の下側に位置する部分に、竿掛け材21の長手方向
下方にずらして物干し竿27を固定するよう形成した物
干し竿27固定用の凹み26a,26b,26cを適宜
間隔で設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マンションやアパート等の中高層住宅において突風により洗濯物等 の干し物と共に物干し竿が階下や地上に落下して物を壊したり通りがかりの人を 傷つけたりすることを防止し得る物干し竿支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、マンションやアパート等のベランダの天井に突出して設けられた物干し 用ロープや物干し竿を支持固定するためのJ形状或いはW形状の金具等の突出物 を排除して、ベランダの空間の有効利用を図るために、ベランダの柵や仕切り壁 の内側に固定した収納体にその長手方向に設けた開口部から、該収納体の上端に 枢着した竿掛け材を、この枢着部を支点として竿掛け材を上方に回動して収納体 から引出し所要角度に固定し、この引出し固定した竿掛け材の上面部に設けた物 干し竿固定用の凹みに物干し竿を固定するようにした物干し竿支持具が考えられ ている。
【0003】 以下、具体的に図13〜図15を用いて説明する。
【0004】 図中1は、上から見てコの字状の、即ち長手方向に亘って開口部を設けた収納 体であってその反開口部側の面がベランダの仕切り部(柵部材や仕切り壁)に向 くようにして、ベランダの、頂部に手摺3を備えた柵部材2の内側Aに立設され ており、開口部を有する保持具4が、その開口部の向きを収納体1の開口部の向 きに合せて該収納体1の頂面に溶接或いは接着剤により一体に取付けられている と共に、保持具4の反開口部側の面には、ボルト孔6を有するフランジ5が一体 に設けられていて該フランジ5と固定板7とにより柵部材2を挟んだ状態でボル ト孔6を通したボルト8により保持具4がベランダの柵部材2に固定されている 。
【0005】 又、9は竿掛け材にして保持具4に一端がピン10枢着されており、竿掛け材 9の一側面(収納体1から引出してベランダの内側に傾斜せしめた際に上側に位 置する面)に物干し竿12の固定用の凹み11が長手方向に複数(3個)所要間 隔で設けられていると共に、竿掛け材9の取出しに邪魔にならない収納体1の個 所、例えば下端部分に物干し竿12の収納具13が取付けられている。
【0006】 更に、前記保持具4の対向する開口端部分には、所要角度(竿掛け材9の傾斜 角度)で固定用の切欠部14,14が設けられていて、該切欠部14,14に差 し込み掛け渡して竿掛け材9を所要角度で下から支持するための固定棒15が保 持具4の一側面に紐やチェーン等を介し取付けられている。
【0007】 尚、図示してないが前記物干し竿支持具と同一の物干し竿支持具が所要間隔あ けて立設されベランダの柵部材に支持されていて、物干し竿の両端が水平に保持 されるようになっている。
【0008】 保持具4に吊り下げられた状態で収納体1に収納されている竿掛け材9を、収 納体1から取出して所要角度に固定することについて述べる。
【0009】 先ず図13の破線で示す如く保持具4に吊り下げられ収納体1に収納されてい る竿掛け材9をピン10を支点として上方に回動して図13の仮想線で示す如く 収納体1から取出し、更に上方に回動し竿掛け材9の下面が図13の一点鎖線で 示す如く保持具4の切欠部14,14より上に位置したら回動を停止して固定棒 15を切欠部14,14に差し込み掛け渡して竿掛け材9を下から支持して所要 角度に固定する。
【0010】 前記のようにして他の竿掛け材支持具においても竿掛け材を収納体から取出し 所要角度に固定し、物干し竿の両端を水平に支持せしめる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上述の物干し竿支持具には、以下のような問題があった。
【0012】 即ち、所要角度に支持固定した竿掛け材9の上面側に物干し竿12の固定用の 凹み11を設けているので、ベランダの柵部材2の外側Bより下方から吹上げる ような突風が生じると、洗濯物等の干し物が帆船の帆のように突風を受け止める ことになる。これにより竿掛け材9が上方へ回動する力を受けて上方に浮き上が ると同時に、物干し竿12が干し物と共に竿掛け材9の凹み11の縁に沿い図1 3の矢印x方向に移動し該凹み11から舞上がり階下若しくは地上にベランダの 柵部材2の手摺3や仕切り壁を越えて落下し、階下のベランダの柵部材周辺に置 いた盆栽等を引っ掛けて壊したり地上の通りがかりの人を傷つけたりすることが 生じて不具合であった。
【0013】 本考案は、上述の実情に鑑み、ベランダの外側より下方から吹上げるような突 風が生じても物干し竿が干し物と共に竿掛け材の凹みから舞上がりベランダの柵 部材の手摺や仕切り壁を越えて落下することを防止して階下の盆栽等や地上の通 りがかりの人に被害を与えることをなくし得ると共に、万一竿掛け材の凹みから 物干し竿が外れてもベランダ上に落下するようにした物干し竿支持具を提供する ことを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は、竿掛け材を長手方向移動可能に収納する収納筒体と、該収納筒体の 頂部に設けられ収納筒体から引出した竿掛け材を所要の角度に傾斜保持する保持 具とを備え、該保持具に前記竿掛け材を傾斜保持した際に該竿掛け材の下側に位 置する部分に、竿掛け材の長手方向にずらして物干し竿を固定するよう形成した 物干し竿固定用の凹みを適数設けてなることを特徴とする物干し竿支持具、にか かるものである。
【0015】
【作用】
所要角度に支持固定した際に竿掛け材の下側に位置する部分に、竿掛け材の長 手方向下方にずらして物干し竿を固定するよう形成した物干し竿固定用の凹みを 設けているので、ベランダの外側より下方から吹上げる突風が物干し竿や干し物 に作用しても物干し竿固定用の凹みにより物干し竿や干し物の舞上がりが阻止さ れ、又、突風により物干し竿や干し物が物干し竿固定用の凹みの縁に沿って移動 して物干し竿固定用の凹みから外れたとしてもベランダ上面に落下することにな り、階下のベランダに設置した物や地上の通りがかりの人に被害を与えることは ない。
【0016】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ本考案の実施例を説明する。
【0017】 図1〜図7は、本考案の一実施例を示すものである。
【0018】 又、図中、21は所要長さの竿掛け材であり、該竿掛け材21の一端(上端) には鍔材23を介し球形の摘み22が設けられており、竿掛け材21の他端(下 端)の一側(ベランダの内側Aを向いている側)には円盤状のガイド用突起24 が厚み方向に突出して設けられていると共に、竿掛け材21の他端の他側(ベラ ンダの外側Bを向いている側)には所要の傾斜角(竿掛け材21の固定傾斜角に 等しい或いは略等しい傾斜角)の切欠面25が設けられており、更にガイド用突 起24が設けられている側の端面部分には長手方向に所要間隔で複数(図では3 個)物干し竿27の固定用の凹み26a,26b,26cがその物干し竿27の 固定部(物干し竿27を包囲して固定する部分)をガイド用突起24側に長手方 向下方に食い込ませた状態で夫々設けられていて、物干し竿27が凹み26a, 26b,26cに下側から入れ竿掛け材21の長手方向下方にずらして固定され るようになっている。
【0019】 前記竿掛け材21は、図2及び図3に示す如くガイド用突起24と凹み26c との中間の部分から鍔材23の取付け端に亘り肉薄になっていてこの肉薄部分が 縁取りされていると共に、凹み26cの長手方向両側の肉薄部分、凹み26bと 26aとの間の肉薄部分は厚み方向に夫々刳抜かれていて、肉薄部分と刳抜き部 による軽重量化及び縁取りによる補強がなされている。
【0020】 28は竿掛け材21を長手方向に摺動可能に収納する水平断面長方形状の収納 筒体にしてベランダの内側Aには物干し竿27を収納する収納具29が取付けら れていると共に、収納筒体28の頂部には、竿掛け材21を所要の角度で傾斜保 持する保持具30が上下方向に重なった状態で溶接或いは接着剤により一体に取 付けられている。この保持具30は図4〜図6に示すように竿掛け材21を傾斜 保持するための、同一形状の保持部材31A,31Aが組合わさった構造の保持 部31と、該保持部31の下面に一体に連なって取付けられており、且つ収納筒 体28の頂部に外嵌固定するようになっている筒状の嵌着部32と、からなって いて、保持部31の各保持部材31A,31Aの後側の面(ベランダの外側Bを 向いている面)及び前側の面(ベランダの内側Aを向いている面)の各合せ面に は、ボルト孔33,34が夫々設けられていて図5に示す如く対応してボルト3 5,36により組立てられるようになっており、保持部31の中央部並びに嵌着 部32の天井部には、ガイド用突起24を設けない竿掛け材21の部分は通過さ せるがガイド用突起24の部分は通過させない広さの通路37,38が、上下方 向に連続して形成されている。尚、前記保持具30の保持部31を保持部材31 A,31Aを組合わせる二つ割れ構造ではなく、保持部31を筒状に一体成形し て形成してもよい。
【0021】 保持具30の保持部31の頂部における通路37の開口部は、前記鍔材23を 水平にして載置し得る広さとなっている。
【0022】 保持部31の前側の合せ面(ベランダの内側A側の合せ面)には、図6に示す 如く通路37の上部前側の部分の間口を広げた状態で後側の面(ベランダの外側 Bを向いている面)に向けて下方に適宜傾斜して(この傾斜角は竿掛け材21の 固定傾斜角、例えば45度に合せて)傾斜面39が形成されていると共に、嵌着 部32及び前記保持部31の対向する内面(前後側ではない面の内面)には竿掛 け材21のガイド用突起24を係合して上下方向に案内する垂直ガイド溝40, 41が連通して設けられており、垂直ガイド溝40の頂部は、図6に示す如く傾 斜面39の延長ラインより上にガイド用突起24が係合して位置するように適宜 突出して曲面形成されており、更に垂直ガイド溝40の頂部に連通して傾斜ガイ ド溝42が、嵌着部32及び前記保持部31の対向する内面に(前後側ではない 面の内面に)保持部31の後側の面に(ベランダの外側Bに)向かって傾斜面3 9の傾斜角と等しい傾斜角で形成されている。
【0023】 前記傾斜ガイド溝42の下端は、図6に示す如く垂直ガイド溝40より保持部 31の後側に(ベランダの外側Bに向けて)食い込んでいてガイド用突起24と 円滑に係合するよう曲面形成されている。
【0024】 保持具30の保持部31に形成した傾斜面39及び傾斜ガイド溝42に沿って 竿掛け材21をスライド下降せしめて傾斜ガイド溝42の下端にガイド用突起2 4を係合位置せしめた際に、図6の仮想線で示す如くガイド用突起24が垂直ガ イド溝40より後側に(ベランダの外側B側に)ずれた位置にあると共に、切欠 面25が保持部31の保持部材31Aの内壁に当接し得るようになっていて(切 欠面25の傾斜角βが傾斜面39の傾斜角αに等しいか略等しくなっていて)、 斯かる状態と相俟って傾斜面39に下方から支持されていて、竿掛け材21の上 下方向の回動が阻止されると共に、竿掛け材21の両側から保持部31により挾 持されているので竿掛け材21の水平方向のブレが阻止されるようになっている 。
【0025】 前記嵌着部32の後側の面(ベランダの外側Bに面する面)にはフランジ43 が一体に形成されており、このフランジ43に設けられたボルト孔44を利用し てベランダの柵部材や仕切り壁に保持具30を固定し得るようになっている。
【0026】 45は固定キャップにして図7に示す如く収納筒体28に外嵌し該収納筒体2 8の下端を位置固定するものであって、脚部を有すると共に下面に水抜き穴46 を有し且つ一側面(ベランダの外側B側の面)にはフランジ47が一体に形成さ れたものであり、このフランジ47に設けられたボルト孔48を利用してベラン ダの柵部材や仕切り壁に固定キャップ45を固定し得るようになっている。
【0027】 次に、作動について説明する。
【0028】 保持具30を上端にして収納筒体28を、図1に示す如く頂部に手摺50を備 えたベランダの柵部材49の内側Aに、保持具30の保持部31に形成した傾斜 面39の開口部がベランダの内側Aを向くように立て、保持具30の嵌着部32 のフランジ43に対応して柵部材49の外側Bに配した固定板51と、フランジ 43とを柵部材49を挟んでボルト52を締付けると共に、固定キャップ45の フランジ47に対応して柵部材49の外側Bに配した固定板53と、フランジ4 7とを柵部材49を挟んでボルト54を締付けることにより、収納筒体28を柵 部材49に組付け固定する。このようにして2個の収納筒体28を適宜離してベ ランダの柵部材49に組付け固定する。
【0029】 2個の収納筒体28,28のベランダの柵部材49への組付け固定時にあって は、図1に示す如く各収納筒体28,28に、竿掛け材21は、鍔材23を介し 保持具30の保持部31の上縁に吊り下げられた状態で収納されている。
【0030】 次いで前記の如く収納筒体28に収納されている竿掛け材21を、摘み22を 掴んで図1の一点鎖線で示す如く引き上げていくと、図6の一点鎖線で示す如く ガイド用突起24が垂直ガイド溝41,40に沿い上昇し垂直ガイド溝40の上 端で係止する。
【0031】 前記の如くガイド用突起24を垂直ガイド溝40の上端に係止した状態で、竿 掛け材21を、下向きに回動してその凹み26a,26b,26c側の面を保持 具30の傾斜面39に当接せしめる。この状態で竿掛け材21を傾斜面39及び 傾斜ガイド溝42に沿い柵部材49側に移動して、傾斜ガイド溝42の下端にガ イド用突起24を係合する。このガイド用突起24の傾斜ガイド溝42の下端と の係合に伴い、竿掛け材21の切欠面25が、保持具30の保持部31に設けた 通路37のベランダの柵部材49側の内壁に当接した状態になる。即ち、竿掛け 材21は図1及び図6の仮想線で示す状態になる。
【0032】 従って垂直ガイド溝40の上端並びに傾斜ガイド溝42の下端の周面は、ガイ ド用突起24の周面に合せて曲面形成してあるので、上下方向の回動及び係合が 円滑に行われると共に、竿掛け材21が図6の仮想線の状態にあって保持具30 の保持部31に両側から保持されしかも竿掛け材21の切欠面25が通路37に 当接した状態にあるので、竿掛け材21の上下方向の回動及び水平方向のブレが 確実に阻止されることになり、竿掛け材21が確実且つ簡単に保持具30に傾斜 固定されることになる。
【0033】 しかる後に収納具29から物干し竿27を取出して物干し竿27の固定用の凹 み26a,26b,26cに入れて掛け渡しこの掛け渡した物干し竿27に干し 物を掛けて乾燥や虫干しを行う。
【0034】 干し物の乾燥や虫干し時に、ベランダの外側Bより下方から吹上げるような突 風が生じても、竿掛け材21は上下方向及び水平方向に移動が生じることがない と共に、物干し竿27の固定用の凹み26a,26b,26cは下向きに開口し 且つこの開口より竿掛け材21の長手方向下方にずらして物干し竿27を固定し 得るようになっているので、突風による物干し竿27の舞上がりを阻止でき、万 一、物干し竿27がこれら凹み26a,26b,26cの縁に沿い矢印y方向に 移動して凹み26a,26b,26cから外れたとしても、ベランダの床に物干 し竿27及び干し物が共に落下することになる。
【0035】 従って物干し竿27及び干し物が階下若しくは地上にベランダの柵部材49の 手摺50や仕切り壁を越えて落下し、階下のベランダの柵部材の頂部並びにその 近辺に置いた盆栽等を壊したり地上の通りがかりの人を傷つけたりすることがな く好都合である。
【0036】 干し物の乾燥や虫干し作業終了後は干し物を室内に取込む。その後に物干し竿 27をその収納具29に収納してから、摘み22を掴んで竿掛け材21を保持具 30の傾斜ガイド溝42及び傾斜面39に沿い斜め上方に保持具30から引出し てガイド用突起24を垂直ガイド溝40の上端と係合せしめる。この係合状態で 竿掛け材21を上方に回動して図1及び図6の一点鎖線で示す如く垂直状態にし てから、ガイド用突起24を垂直ガイド溝40,41に嵌装した状態で竿掛け材 21を下降し収納筒体28に収納する。この際に竿掛け材21の下端は肉厚とな っているので、重りとして作用し図1に示す如く各収納筒体28,28に、竿掛 け材21は、鍔材23を介し保持具30の保持部31の上縁に確実に吊り下げら れた状態を維持して収納筒体28に収納されることになる。
【0037】 竿掛け材21には薄肉部分や刳抜き部分を形成して軽量化を図っているので、 竿掛け材21の引出し及び収納を手軽に行うことができる。又、摘み22を球形 としているので、手のひら全体で掴むことになり竿掛け材21の上下動及び上下 方向の回動を確実に行うことができる。
【0038】 干し物の乾燥や虫干し作業を行わない時は、前記のように竿掛け材21を収納 筒体28に収納した状態にしておくので、ベランダのスペースの有効利用を図り 得られると共に、建築物の美観を損うことはなく、しかもベランダの柵部材49 の内側Aに収納筒体28が位置していて外部からは柵部材49に遮られて視界に 入らず建築物の美観の面から一層効果的である。
【0039】 又、所要の厚みを有し且つ隙間のない仕切り壁で外部空間から仕切るようにし たベランダにおいても、ベランダの内側に配置した収納筒体28の上端に外嵌せ る保持具30の嵌着部32に形成したフランジ43のボルト孔44から、仕切り 壁の中空部分を避けて心材部分を選んでボルトを仕切り壁に捩じ込むと共に、収 納筒体28の下端に外嵌せる固定キャップ45に形成したフランジ47のボルト 孔48から、仕切り壁の中空部分を避けて心材部分を選んでボルトを仕切り壁に 捩じ込むことにより収納筒体28をベランダに確実に取付けることができしかも 建築物の美観を損うこともなく、従って柵部材49或いは仕切り壁を用いて仕切 るようにしたいずれのベランダにも採用できて好都合である。又、ベランダの内 側Aに配置した収納筒体28の上端に外嵌せる保持具30の嵌着部32に形成し たフランジ43のボルト孔44から、仕切り壁の中空部分を避けて心材部分を選 んでボルトを仕切り壁に捩じ込むだけでも収納筒体28をベランダに取付けるこ とができる。
【0040】 更に、前記摘み22を球状ではなくリング状にしてもよく、この場合もリング の中空部に指を挿入し摘みを掴むことにより確実に竿掛け材21の上下動及び上 下方向の回動を行うことができる。
【0041】 更に又、降雨等により収納筒体28内に水が流れ込んでも固定キャップ45の 水抜き穴46から外部に水が排出されることになって好都合である。
【0042】 図8〜図12に示すものは、本考案の他の実施例である。
【0043】 図中55は竿掛け材にして前記竿掛け材21とは下端の形状が異なるものであ って竿掛け材21と同様に形成した肉薄部分は厚み方向に刳抜かれていると共に 周囲は縁取りされており、この刳抜き部分と薄肉部分による軽重量化及び縁取り による補強がなされており、その下端は厚み方向に見て半円形状にしてこの半円 の中心部分に厚み方向に突出して円盤状のガイド用突起56が設けられているも のである。
【0044】 図中57は収納筒体28の上端に一端が内嵌されている保持具にして、その後 側の面(ベランダの柵部材49に面する部分)には、図11及び図12に示す如 くボルト孔59付きフランジ58が一体に形成されている。
【0045】 前記保持具57には、ガイド用突起56を設けない竿掛け材55の部分を通過 させるがガイド用突起56の部分は通過させない広さの通路60が上下方向に貫 通して設けられていると共に、この通路60の上端開口部には、図8及び図9に 示す如く間口を広げるように前側に(ベランダの内側Aに)向けて傾斜面61が その傾斜角度を竿掛け材55の固定傾斜角度(例えば45度)に合せて設けられ ており、通路60の対向する内面に(前後側ではない面の内面に)前記ガイド用 突起56と係合してガイドする垂直ガイド溝62が設けられていて、この垂直ガ イド溝62の上端は、図8及び図9に示す如くガイド用突起56に合せて曲面形 成されていて、ガイド用突起56が垂直ガイド溝62の上端部分に係合した状態 で傾斜面61に沿わせて竿掛け材55を傾斜させ得るようになっている。
【0046】 更に、竿掛け材55の下端部分には位置固定用穴63が厚み方向に設けられて いると共に、前記保持具57には、竿掛け材55を上方に引出してガイド用突起 56を垂直ガイド溝62の上端に係止した状態で傾斜面61に沿わせて竿掛け材 55を傾斜させた際に位置固定用穴63に挿入するストッパーピン65を備えた ストッパー機構64が取付けられている。
【0047】 ストッパー機構64は、図12に示す如くストッパーピン65と、該ストッパ ーピン65を通路60内に出入自在に支持する支持部66と、ストッパーピン6 5に固着され通路60への所要の突出状態を維持固定するための固定材67と、 該固定材67と支持部66の反通路60側の内壁面との間に配され常にストッパ ーピン65に対し通路60に突出する方向に力を加えているスプリング68と、 からなっており、しかも竿掛け材55が、図8及び図9に示す如く保持具57に 吊り下げられて収納筒体28に収納されている際にはこの竿掛け材55の固定用 の凹み26a内にストッパーピン65の通路60への突出先端が位置するように なっている。
【0048】 69は収納筒体28の下端内側に配設された支持台にして水抜き穴70が設け られており、該支持台69には所要形状(図では球形)のゴム等の弾力体71が 載置固定されていて該弾力体71により竿掛け材55の落下衝突時の保持具57 に対する衝撃力を吸収してソフトに竿掛け材55の鍔材23が保持具57の上縁 部に載置し得るようになっている。
【0049】 尚、図8〜図12中において、図1〜図7と同一符号で示すものは同一物を示 す。
【0050】 収納筒体28のベランダの柵部材49への組付け固定の過程は前記実施例と同 様にして行うので説明を省略する。
【0051】 収納筒体28のベランダの柵部材49への組付け固定時にあっては、図8及び 図9に示す如く収納筒体28の頂部に嵌装した保持具57の上縁部分に鍔材23 を介し吊り下げ保持された状態で、竿掛け材55が収納筒体28に収納されてい る。
【0052】 次いで前記の如く収納筒体28に収納されている竿掛け材55を、摘み22を 掴んで上方にガイド用突起56が垂直ガイド溝62の上端に係止するまで引上げ (図8の一点鎖線の状態)、垂直ガイド溝62の上端部分におけるガイド用突起 56との係合部を中心として竿掛け材55を下向きに回動して傾斜面61に凹み 26a,26b,26c側の面を載置せしめる(図8の仮想線の状態)。
【0053】 竿掛け材55の引上時及び下向きの回動時にあっては、ストッパー機構64の ストッパーピン65の通路60への突出端をスプリング68の力に抗し通路60 から引っ込めておき、即ちストッパーピン65を保持具57から引出し、竿掛け 材55の引上げ及び下向きの回動の作業に支障を来さないようにしておく。
【0054】 次いで前記の如くガイド用突起56が垂直ガイド溝62の上端に係合した状態 で竿掛け材55を傾斜面61に沿って傾斜せしめてから、ストッパーピン65の 拘束を解き自由にする。そうするとスプリング68の力により通路60内にスト ッパーピン65の先端が突出して竿掛け材55に形成した位置固定用穴63に挿 入することになり、従って傾斜面61に載置された状態で竿掛け材55がしっか りと傾斜固定されることになる。
【0055】 しかる後に収納具29から物干し竿27を取出しこの物干し竿27の固定用の 凹み26a,26b,26cに入れて掛け渡しこの掛け渡した物干し竿27に干 し物を掛けて乾燥や虫干しを行う。
【0056】 干し物の乾燥や虫干し時に、ベランダの外側Bより下方から吹上げるような突 風が生じても、竿掛け材55は上下方向及び水平方向に移動が生じることがない と共に、物干し竿27の固定用の凹み26a,26b,26cは下向きに開口し 且つこの開口より竿掛け材55の長手方向下方にずらして物干し竿27を固定し 得るようになっているので、突風による物干し竿27の舞上がりを阻止でき、万 一、物干し竿27がこれら凹み26a,26b,26cの縁に沿い図8の矢印z で示す如く移動して外れたとしても、ベランダの床に物干し竿27及び干し物が 共に落下することになる。
【0057】 従って物干し竿27及び干し物が階下若しくは地上にベランダの柵部材49の 手摺50や仕切り壁を越えて落下し、階下のベランダの柵部材頂部及びその近辺 に置いた盆栽等を壊したり地上の通りがかりの人を傷つけたりすることがなく好 都合である。
【0058】 干し物の乾燥や虫干し作業終了後に干し物を室内に取込む。その後に物干し竿 27をその収納具29に収納してからストッパー機構64のストッパーピン65 をスプリング68の力に抗し外側に引出して竿掛け材55に形成した位置固定用 穴63から取り出した状態にし、垂直ガイド溝62の上端におけるガイド用突起 56との係合部を中心として竿掛け材55を上方に回動して図8の一点鎖線で示 す如く垂直状態にする。
【0059】 しかる後に竿掛け材55を下降せしめて収納筒体28に収納する。この際に弾 力体71が収納筒体28の下端内に配設されているので、下降時に竿掛け材55 の下端が弾力体71内に食い込みその下降衝撃力が吸収され、鍔材23と保持具 57との衝撃力を大幅に弱められて打撃音並びに打撃による傷つき防止を行い得 られて好都合である。
【0060】 竿掛け材55の収納筒体28への収納作業終了後、ストッパー機構64のスト ッパーピン65をフリーの状態にする。そうするとストッパーピン65の先端は スプリング68の力により通路60内に突出して竿掛け材55の凹み26a内に 位置することになる。従ってストッパーピン65の通路60内への突出端が竿掛 け材55に当たり傷つけることがない。
【0061】 干し物の乾燥や虫干し作業を行わない時は、前記のように竿掛け材55を収納 筒体28に収納した状態にしておくので、ベランダのスペースの有効利用を図り 得られると共に、建築物の美観を損うことはなく、しかもベランダの柵部材49 の内側Aに収納筒体28が位置していて外部からは柵部材49に遮られて視界に 入らず建築物の美観の面から一層効果的である。
【0062】 又、所要の厚みを有し且つ隙間のない仕切り壁で外部空間から仕切るようにし たベランダにおいても、ベランダの内側Aに配置した収納筒体28の上端に内嵌 せる保持具57に形成したフランジ58のボルト孔59から、仕切り壁の中空部 分を避けて心材部分を選んでボルトを仕切り壁に捩じ込むことにより収納筒体2 8を確実に仕切り壁に取付けることができしかも建築物の美観を損うこともなく 、従って柵部材49或いは仕切り壁を用いて仕切るようにしたいずれのベランダ にも採用できて好都合である。
【0063】 尚、本考案は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、例えば収納筒体 や保持具を金属製或いは合成樹脂製にすること、図1〜図7に示す実施例におい て図8に示す実施例の如く弾力体を設置すること等は任意であり、その他、本考 案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0064】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の物干し竿支持具によれば、掛け渡した物干し竿 に干し物を掛けて乾燥や虫干し作業を行っている際に、下方から吹上げるような 突風が生じても、物干し竿及び干し物が階下若しくは地上にベランダの柵部材の 手摺や仕切り壁を越えて落下し、階下のベランダの柵部分に置いた盆栽等を壊し たり地上の通りがかりの人を傷つけたりすることがない、という優れた効果を奏 し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の物干し竿支持具の一実施例を示す側面
図にして竿掛け材を引出して傾斜固定する状態を示す図
である。
【図2】図1に示す本考案の物干し竿支持具に使用する
竿掛け材を示す拡大側面図である。
【図3】図2のIII−III方向矢視図である。
【図4】図1に示す本考案の物干し竿支持具に使用して
いる保持具を示す拡大正面図である。
【図5】図4に示す保持具の平面図である。
【図6】図4のVI−VI方向矢視図である。
【図7】図1に示す本考案の物干し竿支持具に使用して
いる固定キャップを示す斜視図である。
【図8】本考案の物干し竿支持具の他の実施例を示す側
面図にして竿掛け材を引出して傾斜固定する状態を示す
図である。
【図9】図8に示す本考案の物干し竿支持具における竿
掛け材の収納部分を縦断して表した側面図である。
【図10】図9のX方向矢視図である。
【図11】図10のXI方向矢視図である。
【図12】図8に示す本考案の物干し竿支持具における
ストッパー機構の構造を示す水平断面図である。
【図13】従来考えられている物干し竿支持具を示す側
面図にして竿掛け材を引出して傾斜固定する状態を示す
図である。
【図14】図13のXIV方向矢視図である。
【図15】図13のXV方向矢視図である。
【符号の説明】
21 竿掛け材 24 ガイド用突起 25 切欠面 26a,26b,26c 物干し竿の固定用の凹み 27 物干し竿 28 収納筒体 30 保持具 31 保持部 32 嵌着部 37,38 通路 39 傾斜面 40,41 垂直ガイド溝 42 傾斜ガイド溝 49 ベランダの柵部材 55 竿掛け材 56 ガイド用突起 57 保持具 60 通路 61 傾斜面 62 垂直ガイド溝 63 位置固定用穴 64 ストッパー機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竿掛け材を長手方向移動可能に収納する
    収納筒体と、該収納筒体の頂部に設けられ収納筒体から
    引出した竿掛け材を所要の角度に傾斜保持する保持具と
    を備え、該保持具に前記竿掛け材を傾斜保持した際に該
    竿掛け材の下側に位置する部分に、竿掛け材の長手方向
    下方にずらして物干し竿を固定するよう形成した物干し
    竿固定用の凹みを適数設けてなることを特徴とする物干
    し竿支持具。
JP067422U 1993-12-17 1993-12-17 物干し竿支持具 Pending JPH0737090U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012045171A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Sekisui Jushi Co Ltd 竿受け具
JP2018121755A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 三協立山株式会社 竿掛け

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