JPH0737731U - 車両用汚染検出装置におけるセンサ配置構造 - Google Patents
車両用汚染検出装置におけるセンサ配置構造Info
- Publication number
- JPH0737731U JPH0737731U JP7336693U JP7336693U JPH0737731U JP H0737731 U JPH0737731 U JP H0737731U JP 7336693 U JP7336693 U JP 7336693U JP 7336693 U JP7336693 U JP 7336693U JP H0737731 U JPH0737731 U JP H0737731U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- odor
- air
- sensor
- detection device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡素な構造で複数の臭気の検出を可能とする
車両用汚染検出装置におけるセンサ配置構造を提供す
る。 【構成】 アスピレータ1は、車室内の空気を吸入する
導入部2を有すると共に、車両用空調装置のヒーターケ
ース6に連通する分岐部5aを有し、導入部1から吸入
された空気と分岐部5aを通りヒーターケース6から導
入された空気とが、分岐部5bから延設部4aへ至る間
に混合され、下流側に配置された臭気センサ9を通過す
るようになっており、臭気センサ9により通過空気の臭
気が監視できるようになっている。
車両用汚染検出装置におけるセンサ配置構造を提供す
る。 【構成】 アスピレータ1は、車室内の空気を吸入する
導入部2を有すると共に、車両用空調装置のヒーターケ
ース6に連通する分岐部5aを有し、導入部1から吸入
された空気と分岐部5aを通りヒーターケース6から導
入された空気とが、分岐部5bから延設部4aへ至る間
に混合され、下流側に配置された臭気センサ9を通過す
るようになっており、臭気センサ9により通過空気の臭
気が監視できるようになっている。
Description
【0001】
本考案は、車両用汚染検出装置に係り、特に、車両用汚染検出装置におけるセ ンサ配置構造の簡素化に関する。
【0002】
車両内の空気清浄を行うために、車両の内外の臭気を検出し、その検出結果に 応じて、据置タイプの空気清浄器を作動させたり、車両用空調装置のインテーク ダンパを切り換える等の制御は、従来から行われているところである。 ところで、かかる空調制御において、臭気を検出するためのセンサの配置場所 が重要となるが、検出しようとする臭気の種類に対応して個別に設置されるのが 通常であった。
【0003】 すなわち、例えば、車室内のタバコ等の臭気を対象とするものにあって、その 臭気を検出するセンサは、例えば、車室内の天井や、また据置空気洗浄器を使用 する場合にはそのリヤーパーセルや、さらには空調装置の主通路内等に配設され るのが一般的である。また、例えば、車外におけるガソリンやディーゼルの排気 ガスを対象とするものにあって、その臭気を検出するセンサは、空調装置の外気 取込口やラジエータの前方の位置等に配設されるのが一般的である(例えば、特 開昭60−100750号公報等参照)。
【0004】
しかしながら、上述した従来例においては、臭気の種類に応じてセンサを設け ることを基本とするものであるので、複数の臭気に対する空気清浄を行う場合に は、臭気の種類に対応してセンサが必要となり、高価な装置となるばかりか、個 々のセンサ毎に適切な設置場所を確保することが必要となり、そのための、構造 が複雑となる等の問題があった。
【0005】 本考案は、上記実情に鑑みてなされたもので、簡素な構造で複数の臭気の検出 を可能とする車両用汚染検出装置におけるセンサ配置構造を提供するものである 。
【0006】
本考案に係る車両用汚染検出装置におけるセンサ配置構造は、車室内の空気を 吸入し、車室外に排気するように構成されたアスピレータであって、流路途中に 車両用空調装置の主流路に連通する分岐部を有するアスピレータの前記分岐部よ り下流側の部位に、異なる臭気の検出が可能な臭気センサを配置してなるもので ある。
【0007】
車両用空調装置の主流路に連通する分岐部が設けられたアスピレータの下流部 であって、分岐部より下流側の部位においては、車室内の空気と、車両用空調装 置の空気との混合空気が流れ、臭気センサはこの流れの中に晒されることとなる 。したがって、車両用空調装置がいわゆる内気循環モードにある場合、臭気セン サは車室内の空気にのみ晒されるので、車室内空気に含まれる特定の臭気の検出 が可能となる一方、車両用空調装置がいわゆる外気導入モードにある場合、臭気 センサは外気に晒されることとなるので、外気に含まれる特定の臭気の検出が可 能となるものである。
【0008】
以下、図1を参照しつつ本考案に係る車両用汚染検出装置のセンサ配置構造に ついて説明する。尚、以下に説明する部材、配置等は本考案を限定するものでは なく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0009】 先ず、本考案に係る車両用汚染検出装置のセンサ配置構造は、車両用空調装置 の一部をなすアスピレータの構造を利用したもので、図1にはその構造が示され ている。 図1において、アスピレータ1の導入部2は、その開口部2aが通常、インス ツルメントパネル(図示せず)に開口するように取り付けられているもので、こ の導入部2の内部には温度センサ及びアスピレーターファン(いずれも図示せず )が収納されている。そして、ソケット3を介して外部からアスピレーターファ ンに電源が供給されることにより、アスピレーターファンが動作して開口部2a から車室内の空気が吸引され、温度センサにより車室内空気の温度が検出される ようになっているものである。
【0010】 このアスピレータ1の導入部2の後端側には、アスピレーターダクト4の一端 側が接続されており、導入部2から導入された車室内空気が導かれるようになっ ている。また、アスピレーターダクト4の他端部は、二股に分岐されており、一 方の分岐部5aは、ヒーターケース6に穿設された接続孔に勘合してヒーターケ ース6内へ連通している。また、他方の分岐部5bは、筒状に形成された延設部 4aが接続され、この延設部4aの開口部7aが車外又はエンジンルーム内へ臨 む位置に開口するように配設されている。
【0011】 上述したアスピレーターダクト4の二股に分岐する部位の内部においては、ガ イド片8a,8bが設けられている。すなわち、このガイド片8a,8bは、ア スピレーターダクト4が二股に分岐する直前の部位から突出形成されており、他 方の分岐部5b側へ延設されている。この内、一方のガイド片8bは、一方の分 岐部5aが分岐する部位における開口部7bを横切るようにして他方の分岐部5 b側へ延びており、これによって一方の分岐部5aから流入した空気(図1にお いて実線矢印参照)が、他方の分岐部5bを介して延設部4aへ導かれるように なっている。
【0012】 ヒーターケース6は、車両用空調装置(図示せず)に用いられるヒータコア( 図示せず)が収納されているもので、このヒーターケース6は、車両用空調装置 の図示しない主流路に連通しているので、一方の分岐部5aには、ヒーターケー ス6を介して、車両用空調装置がいわゆる外気導入モードにある場合には、車外 の空気が、車両用空調装置がいわゆる内気循環モードにある場合は、車室内空気 が、それぞれ導入されて他方の分岐部5bへ流入するようになっている。
【0013】 他方の分岐部5bに続く延設部4aの適宜な部位には、臭気センサ9が設けら れている。 この臭気センサ9は、例えば、複数の感ガス特性を異にする金属酸化物半導体 から構成された臭気識別センサである。 具体的には、SnO2及びZnOの燒結体センサと薄膜状センサを用い、窒素系 臭気、硫化水素系臭気、炭化水素系臭気、アルコール系臭気(揮発性臭気)等に 対して感度の高いセンサを一体化させ、識別機能を高めたものを使用する。
【0014】 本実施例の臭気センサ9は、ディーゼル排ガス、ガソリン排ガス、タバコ臭気 及び芳香剤の臭気の四種類を検出可能としているものである。 識別方法は、上記4種類(ディーゼル排ガス、ガソリン排ガス、タバコ臭気及 び芳香剤の臭気)の基本臭に対する各センサの特性を記憶させ、未知の臭気の測 定値が、その基本臭に近いか否かを判断させることによって識別するようにする 。 尚、この臭気センサ9の出力端は、図示されない車両用汚染検出装置に接続さ れており、その検出信号は車両用汚染検出装置の動作に供されるようになってい る。
【0015】 上記構成において、先ず、前提として車両用空調装置がいわゆる内気循環モー ドで動作している場合、図示しない操作スイッチによりアスピレーターファンを 動作させると、導入部2から車室内の空気が吸引され、アスピレーターダクト4 を介して、他方の分岐部5bへ導かれる(図1白抜き矢印参照)。一方、ヒータ ーケース6を介して一方の分岐部5aへも車室内空気が導入される(図1実線矢 印参照)。 その結果、臭気センサ9は、二つの分岐部5a,5bから流出した車室内空気 に晒されることとなる。したがって、臭気センサ9からは、例えば、車室内の空 気にタバコ臭が含まれている場合には、そのタバコ臭を検出したことに対応する 検出信号が、また、車室内の空気に芳香剤の臭気が含まれていれば、その芳香剤 を検出したことに対応する検出信号が、それぞれ出力されることとなる。
【0016】 一方、車両用空調装置がいわゆる外気導入モードにある場合、導入部2から車 室内の空気が吸引されて他方の分岐部5bを通って延設部4aへ、また、ヒータ ーケース6からは、外気が一方の分岐部5aを通って延設部4aへ、それぞれ導 入されて、臭気センサ9はこれら分岐部5a,5bからの空気が混合された気体 の流れに晒されることとなる。 したがって、ディーセル又はエンジンの排気が外気に含まれていれば、臭気セ ンサ9によって検出され、臭気センサ9からは、所定の検出信号が出力されるこ ととなる。
【0017】 このように、1個の臭気センサ9から、検出臭気に対応した信号が出力される ので、この検出信号に基づいて適切な空調制御を行わせることができることとな る。すなわち、臭気センサ9によりタバコ臭気が検出された場合には、車室内に 設置された空気清浄器を作動させる、または空気清浄器の作動と同時に車両用空 調装置のインテークドアが内気循環位置にある場合には、外気導入に切り換える 等の制御を車両用汚染検出装置を介して行わせることができる。 また、臭気センサ9によりディーゼル又はガソリン臭気が検出された場合には 、車両用汚染検出装置から車両用空調装置に制御信号を出力し、インテークドア を内気循環位置とする等の制御を実行することが可能となる。
【0018】 本実施例においては、臭気センサ9によりディーゼル臭気、ガソリン臭気、タ バコ臭気及び芳香剤の臭気を、それぞれ検出できるものとしたが、これらは、あ くまでも一例であって、これら臭気に限定される必要はなく、他の臭気を検出対 象とし、その臭気に応じた空調制御を行わしめるようにしてもよいことは勿論で ある。 また、本実施例における臭気センサ9は、いわゆる複合センサで、複数の臭気 の検出が可能なものとしたが、単一臭気の検出を目的とした単一センサであって もよい。
【0019】
以上、説明したように、本考案によれば、複数箇所にセンサを設置することな く、しかも1つのセンサによって車室内と車外との両方の空気を監視できるよう な構成とすることにより、一ヶ所に一つの臭気センサを設置すればよいので、従 来と異なり、車室内空気のモニタを行う専用のセンサや、車両用空調装置がオー トダンパを有する場合に排気ガスを検出するためのセンサ等の複数のセンサを必 要とすることがなく、各センサ毎に適切な取り付け箇所を設ける必要もなくなる ので、低コスト化が図れ、また、省スペースにより簡素な構造となるという効果 を奏するものである。
【図1】 本考案に係る車両用汚染検出装置におけるセ
ンサ配置構造の一実施例を示す一部断面図を含む構成図
である。
ンサ配置構造の一実施例を示す一部断面図を含む構成図
である。
1…アスピレータ、 2…導入部、 4…アスピレータ
ーダクト、 4a…延設部、 5a…一方の分岐部、
5b…他方の分岐部、 8a,8b…ガイド片、9…臭
気センサ
ーダクト、 4a…延設部、 5a…一方の分岐部、
5b…他方の分岐部、 8a,8b…ガイド片、9…臭
気センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 臭気センサの検出結果に応じて空調制御
を行う車両用汚染検出装置におけるセンサ配置構造にお
いて、車室内の空気を吸入し、車室外に排気するように
構成されたアスピレータであって、流路途中に車両用空
調装置の主流路に連通する分岐部を有するアスピレータ
の前記分岐部より下流側の部位に、異なる臭気の検出が
可能な臭気センサを配置してなることを特徴とする車両
用汚染検出装置におけるセンサ配置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073366U JP2590579Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 車両用汚染検出装置におけるセンサ配置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073366U JP2590579Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 車両用汚染検出装置におけるセンサ配置構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737731U true JPH0737731U (ja) | 1995-07-11 |
JP2590579Y2 JP2590579Y2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=13516114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073366U Expired - Lifetime JP2590579Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 車両用汚染検出装置におけるセンサ配置構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590579Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11321289A (ja) * | 1998-05-08 | 1999-11-24 | Zexel:Kk | 自動車用空調装置 |
WO2019082395A1 (ja) * | 2017-10-27 | 2019-05-02 | 三菱電機株式会社 | 空調システム |
EP3486100A4 (en) * | 2016-07-12 | 2019-10-30 | Denso Corporation | DUST MEASURING SYSTEM FOR VEHICLES AND AIR CONDITIONING FOR VEHICLES |
JPWO2021166393A1 (ja) * | 2020-02-19 | 2021-08-26 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102383336B1 (ko) * | 2016-12-01 | 2022-04-05 | 현대자동차주식회사 | 자동차 미세먼지센서의 수분 유입 방지 장치 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP1993073366U patent/JP2590579Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11321289A (ja) * | 1998-05-08 | 1999-11-24 | Zexel:Kk | 自動車用空調装置 |
EP3486100A4 (en) * | 2016-07-12 | 2019-10-30 | Denso Corporation | DUST MEASURING SYSTEM FOR VEHICLES AND AIR CONDITIONING FOR VEHICLES |
WO2019082395A1 (ja) * | 2017-10-27 | 2019-05-02 | 三菱電機株式会社 | 空調システム |
JPWO2019082395A1 (ja) * | 2017-10-27 | 2020-02-27 | 三菱電機株式会社 | 空調システム |
US11648818B2 (en) | 2017-10-27 | 2023-05-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Air-conditioning system |
JPWO2021166393A1 (ja) * | 2020-02-19 | 2021-08-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2590579Y2 (ja) | 1999-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100203370B1 (ko) | 배출가스계측장치 | |
JP5242580B2 (ja) | 吸込み式漏れ検出器 | |
US4134289A (en) | Gas sampling system having a flow indicator | |
US20160052363A1 (en) | Method for Controlling a Ventilation/Air-Conditioning System of a Vehicle, and Vehicle Having Such a Ventilation/Air-Conditioning System | |
JPH05221231A (ja) | 特に自動車における内部室の通風制御装置 | |
US4604873A (en) | Air conditioning unit for automobiles | |
JPH0737731U (ja) | 車両用汚染検出装置におけるセンサ配置構造 | |
EP1138929A3 (en) | Dust sensing assembly air intake system | |
EP3486100B1 (en) | Dust measuring system for vehicles and air-conditioning apparatus for vehicles | |
JPH11125115A (ja) | 内燃機関における二次空気ポンプの機能性を検査する方法および装置 | |
JP2910680B2 (ja) | 排ガス計測装置 | |
CN110290954A (zh) | 车辆用空调装置 | |
JPH0712394A (ja) | 外気温度センサの取付方法 | |
KR20070098887A (ko) | 차량의 공기 안내 부재를 제어하기 위한 장치 | |
JP2985741B2 (ja) | 排ガス計測装置 | |
JPH0678013U (ja) | 空気循環方法 | |
JPS58152619A (ja) | 車輛用空気調和装置 | |
DE602004030643D1 (de) | Belüftungseinrichtung für ein Fahrzeug | |
JPH11201877A (ja) | 二輪自動車の排ガス採取用アダプタ | |
CN210460870U (zh) | 一种曲轴箱通风系统在线诊断装置 | |
JP2011168150A (ja) | 車用空調装置 | |
JP4150986B2 (ja) | 一体型センサ | |
KR200358426Y1 (ko) | 자동차용 공조장치 | |
CA1106207A (en) | Flow indicator for gas sampling system | |
JPH0134882Y2 (ja) |