JPH0736905A - テキスト音声変換装置 - Google Patents
テキスト音声変換装置Info
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- JPH0736905A JPH0736905A JP5176488A JP17648893A JPH0736905A JP H0736905 A JPH0736905 A JP H0736905A JP 5176488 A JP5176488 A JP 5176488A JP 17648893 A JP17648893 A JP 17648893A JP H0736905 A JPH0736905 A JP H0736905A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 少ない通信量で、入力文章の読みとアクセン
トを正しく付与し、正しい音声に変換するテキスト音声
変換装置を提供する。 【構成】 文章分析に用いる単語辞書125中の単語を
選択する為の優先順位或はユーザ辞書情報の一方或は双
方を変更する辞書内容入力部115を有するテキスト音
声変換装置において、辞書内容入力手段115を文章を
入力する文章入力部105と別個に設けたものである。
トを正しく付与し、正しい音声に変換するテキスト音声
変換装置を提供する。 【構成】 文章分析に用いる単語辞書125中の単語を
選択する為の優先順位或はユーザ辞書情報の一方或は双
方を変更する辞書内容入力部115を有するテキスト音
声変換装置において、辞書内容入力手段115を文章を
入力する文章入力部105と別個に設けたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文章の入力手段の通
信速度が低速でも文章の途中の任意の場所で辞書情報を
高速に変更することができ、入力文章の読みとアクセン
トを正しく付与することのできるテキスト音声変換装置
に関する。
信速度が低速でも文章の途中の任意の場所で辞書情報を
高速に変更することができ、入力文章の読みとアクセン
トを正しく付与することのできるテキスト音声変換装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテキスト音声変換装置は、入力さ
れた複数の文を含む文章(以下、入力文章と称する)を
解析し、テキスト音声変換装置固有の辞書(以下、単語
辞書と称する)を用いて、読みやアクセントを付与し音
声に変換していた。以下、従来のテキスト音声変換装置
を図2を用いて説明する。
れた複数の文を含む文章(以下、入力文章と称する)を
解析し、テキスト音声変換装置固有の辞書(以下、単語
辞書と称する)を用いて、読みやアクセントを付与し音
声に変換していた。以下、従来のテキスト音声変換装置
を図2を用いて説明する。
【0003】図2において、200は文章・辞書変更内
容入力部であり、音声に変換すべき入力文章と単語辞書
の中のユーザ辞書領域に対して変更するユーザ辞書情報
を入力し、単語辞書の内容を変更する機能を持つ。
容入力部であり、音声に変換すべき入力文章と単語辞書
の中のユーザ辞書領域に対して変更するユーザ辞書情報
を入力し、単語辞書の内容を変更する機能を持つ。
【0004】220は単語辞書部であり、入力文章を音
声に変換する際に形態素解析を実行し、入力文章に読み
とアクセントを付加する為の辞書情報を格納しておく為
のものである。尚、単語辞書220の内容は固定辞書領
域とユーザ辞書領域に分かれており、ユーザ辞書領域や
単語使用の優先順位については、文章・辞書変更内容入
力部200によって変更が可能になる構成とするのが普
通である。
声に変換する際に形態素解析を実行し、入力文章に読み
とアクセントを付加する為の辞書情報を格納しておく為
のものである。尚、単語辞書220の内容は固定辞書領
域とユーザ辞書領域に分かれており、ユーザ辞書領域や
単語使用の優先順位については、文章・辞書変更内容入
力部200によって変更が可能になる構成とするのが普
通である。
【0005】230は形態素解析部であり、単語辞書2
20の解析情報をもとにして入力文章を解析して単語に
分割し、さらに読み情報によって読みとアクセントを正
しく付加する機能を持つ。
20の解析情報をもとにして入力文章を解析して単語に
分割し、さらに読み情報によって読みとアクセントを正
しく付加する機能を持つ。
【0006】240は合成パラメータ生成部であり、形
態素解析部230が出力した読みとアクセントに基づい
て後述の音声素片記憶部250の中に格納された音声素
片の選択を行い、基本周波数、パワー、継続時間等を設
定する機能を持つ。
態素解析部230が出力した読みとアクセントに基づい
て後述の音声素片記憶部250の中に格納された音声素
片の選択を行い、基本周波数、パワー、継続時間等を設
定する機能を持つ。
【0007】250は音声素片記憶部であり、母音につ
いてはその1周期分の波形データを音声素片として記憶
すると共に、子音については母音−子音−母音の組み合
わせられた波形データを音声素片として記憶し、後述の
波形生成部260の指定に応じた波形データを供給する
機能を持つ。
いてはその1周期分の波形データを音声素片として記憶
すると共に、子音については母音−子音−母音の組み合
わせられた波形データを音声素片として記憶し、後述の
波形生成部260の指定に応じた波形データを供給する
機能を持つ。
【0008】260は波形生成部であり、合成パラメー
タ生成部240が選択した音声素片の波形データを音声
素片記憶部250から読みだし、合成パラメータ生成部
240によって設定された基本周波数、パワー、継続時
間で音声波形を生成する機能を持つ。
タ生成部240が選択した音声素片の波形データを音声
素片記憶部250から読みだし、合成パラメータ生成部
240によって設定された基本周波数、パワー、継続時
間で音声波形を生成する機能を持つ。
【0009】270は、合成音声を出力するスピーカで
ある。
ある。
【0010】次に、図3により従来の単語辞書の構成に
ついて説明する。単語辞書350の内容は、単語の表記
や品詞や活用形や使用優先順位等の、文を解析する為に
必要な情報(以下、解析情報300と称する)と、単語
の読みやアクセントや使用音声素片の指定など、各単語
を音声に変換して出力するために必要な情報(以下、読
み情報310と称する)の2つの情報(以下、辞書情報
320と称する)を含む。
ついて説明する。単語辞書350の内容は、単語の表記
や品詞や活用形や使用優先順位等の、文を解析する為に
必要な情報(以下、解析情報300と称する)と、単語
の読みやアクセントや使用音声素片の指定など、各単語
を音声に変換して出力するために必要な情報(以下、読
み情報310と称する)の2つの情報(以下、辞書情報
320と称する)を含む。
【0011】このようなテキスト音声変換装置では、一
般的には使用されない特殊な用語や名称等の単語(以
下、ユーザ単語と称する)については、予め使用者がユ
ーザ単語に関する辞書情報(以下、ユーザ辞書情報と称
する)を単語辞書に追加しておき、この追加ずみの単語
辞書を用いてテキスト音声変換装置を動作させていた。
般的には使用されない特殊な用語や名称等の単語(以
下、ユーザ単語と称する)については、予め使用者がユ
ーザ単語に関する辞書情報(以下、ユーザ辞書情報と称
する)を単語辞書に追加しておき、この追加ずみの単語
辞書を用いてテキスト音声変換装置を動作させていた。
【0012】従って、単語辞書の構成としては、一般的
な単語に関する辞書情報を予め格納した領域(以下、固
定辞書領域340と称する)と、ユーザによって変更が
可能な領域(以下、ユーザ辞書領域330と称する)を
もつのが普通である。図3に於ける太線はユーザが書き
換え可能な領域を示している。
な単語に関する辞書情報を予め格納した領域(以下、固
定辞書領域340と称する)と、ユーザによって変更が
可能な領域(以下、ユーザ辞書領域330と称する)を
もつのが普通である。図3に於ける太線はユーザが書き
換え可能な領域を示している。
【0013】次に、図4を用いて従来のテキスト音声変
換装置の動作の手順について説明する。図4において、
Sに続く番号は処理の順序を示す番号である。処理が開
始される(ステップS400)と、ステップS410で
は装置の初期化を行う。ステップS420では外部装置
280(図2参照)から、句点や改行等の文の終端を表
す記号(以下、文終端記号と称する)までの入力を行
う。ステップS430では入力した文字列がユーザ辞書
情報や単語の使用優先順位の書き換えの為のコマンド
(以下、辞書変更コマンドと称する)か否かを判定す
る。もし当該コマンドが辞書変更コマンドであれば、ス
テップS440でユーザ辞書情報や単語の使用優先順位
を外部装置から文章・辞書変更内容入力部200を介し
て入力する。また、当該コマンドが辞書変更コマンドで
なければ、ステップS450で文字列を入力文としてテ
キスト音声変換を行う。ステップS440或いはステッ
プS450の処理が終了したらステップS420に戻
る。
換装置の動作の手順について説明する。図4において、
Sに続く番号は処理の順序を示す番号である。処理が開
始される(ステップS400)と、ステップS410で
は装置の初期化を行う。ステップS420では外部装置
280(図2参照)から、句点や改行等の文の終端を表
す記号(以下、文終端記号と称する)までの入力を行
う。ステップS430では入力した文字列がユーザ辞書
情報や単語の使用優先順位の書き換えの為のコマンド
(以下、辞書変更コマンドと称する)か否かを判定す
る。もし当該コマンドが辞書変更コマンドであれば、ス
テップS440でユーザ辞書情報や単語の使用優先順位
を外部装置から文章・辞書変更内容入力部200を介し
て入力する。また、当該コマンドが辞書変更コマンドで
なければ、ステップS450で文字列を入力文としてテ
キスト音声変換を行う。ステップS440或いはステッ
プS450の処理が終了したらステップS420に戻
る。
【0014】次に、従来の技術に於ける外部装置280
の処理手順について図5を用いて説明する。ステップS
500で処理を開始すると、ステップS510でテキス
ト音声変換装置の動作の設定(例えば、男性音、女性音
の選択や発声速度の指定等)を行う。ステップS520
ではユーザ辞書や単語の使用優先順位の内容を変更する
必要が有るか否かを判定する。ユーザ辞書や単語の使用
優先順位の内容を変更する必要がなければ、ステップS
530でテキスト音声変換する文を定め、ステップS5
40でテキスト音声変換装置に文を送る。また、ユーザ
辞書や単語の使用優先順位の内容を変更する必要がある
場合には、ステップS550で辞書変更コマンドをテキ
スト音声変換装置に送り、ステップS560でユーザ辞
書情報や単語の使用優先順位をテキスト音声変換装置に
送る処理を行う。ステップS540或いはS560の処
理が終了したらステップS520に戻る。
の処理手順について図5を用いて説明する。ステップS
500で処理を開始すると、ステップS510でテキス
ト音声変換装置の動作の設定(例えば、男性音、女性音
の選択や発声速度の指定等)を行う。ステップS520
ではユーザ辞書や単語の使用優先順位の内容を変更する
必要が有るか否かを判定する。ユーザ辞書や単語の使用
優先順位の内容を変更する必要がなければ、ステップS
530でテキスト音声変換する文を定め、ステップS5
40でテキスト音声変換装置に文を送る。また、ユーザ
辞書や単語の使用優先順位の内容を変更する必要がある
場合には、ステップS550で辞書変更コマンドをテキ
スト音声変換装置に送り、ステップS560でユーザ辞
書情報や単語の使用優先順位をテキスト音声変換装置に
送る処理を行う。ステップS540或いはS560の処
理が終了したらステップS520に戻る。
【0015】ここで例えば次のような文章を読み上げる
場合を考える。 第1文:家中が混乱していた。 第2文:このとき家中氏は帰宅の途中であった。 このとき、「家中」”いえじゅう”(以下、「」は文字
列を表し、””は読みを表すこととする)という通常の
単語が既に単語辞書の中に存在するものと仮定すると、
第1文はこの単語辞書のままでも正常に読み上げる。し
かし、この単語辞書のままでは、第2文でも”いえじゅ
う”と、誤った読みを付与してしまう。従って、従来の
テキスト音声変換装置では、第1文と第2文との間に、
新たに「家中」”いえなか”という特別な単語に関する
辞書情報をユーザ辞書として追加し、ユーザ辞書情報を
優先的に用いることで正しく読み上げさせていた。ま
た、第1文の入力と第2文の入力との間で文章の入力手
段と同じ手段でユーザ辞書情報を入力・変更していた。
場合を考える。 第1文:家中が混乱していた。 第2文:このとき家中氏は帰宅の途中であった。 このとき、「家中」”いえじゅう”(以下、「」は文字
列を表し、””は読みを表すこととする)という通常の
単語が既に単語辞書の中に存在するものと仮定すると、
第1文はこの単語辞書のままでも正常に読み上げる。し
かし、この単語辞書のままでは、第2文でも”いえじゅ
う”と、誤った読みを付与してしまう。従って、従来の
テキスト音声変換装置では、第1文と第2文との間に、
新たに「家中」”いえなか”という特別な単語に関する
辞書情報をユーザ辞書として追加し、ユーザ辞書情報を
優先的に用いることで正しく読み上げさせていた。ま
た、第1文の入力と第2文の入力との間で文章の入力手
段と同じ手段でユーザ辞書情報を入力・変更していた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テキスト音声変換装置では、文章の入力手段と同じ手段
でユーザ辞書情報を入力・変更していた為、高速に通信
を行える入力手段が必要となり、音声生成の為の通信容
量が小さいというテキスト音声変換の利点を生かすこと
ができなかった。また、文と文との間で辞書変更のため
の通信が行われる為、文と文との間の無音の時間が長く
なり、読み上げが不自然になるという欠点があった。例
えば、次のような文章、『(第1文)家中が混乱してい
た。”無音”(第2文)このとき家中氏は帰宅の途中で
あった。』を音声合成する場合には、第1文と第2文と
の間の無音の時間が不必要に長くなるという欠点があっ
た。
テキスト音声変換装置では、文章の入力手段と同じ手段
でユーザ辞書情報を入力・変更していた為、高速に通信
を行える入力手段が必要となり、音声生成の為の通信容
量が小さいというテキスト音声変換の利点を生かすこと
ができなかった。また、文と文との間で辞書変更のため
の通信が行われる為、文と文との間の無音の時間が長く
なり、読み上げが不自然になるという欠点があった。例
えば、次のような文章、『(第1文)家中が混乱してい
た。”無音”(第2文)このとき家中氏は帰宅の途中で
あった。』を音声合成する場合には、第1文と第2文と
の間の無音の時間が不必要に長くなるという欠点があっ
た。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するために、文章分析に用いる単語辞書中の単語を
選択する為の優先順位或はユーザ辞書情報の一方或は双
方を変更する変更手段を有するテキスト音声変換装置に
おいて、前記変更手段を文章を入力する手段と別個に設
けたことを特徴とする。
解決するために、文章分析に用いる単語辞書中の単語を
選択する為の優先順位或はユーザ辞書情報の一方或は双
方を変更する変更手段を有するテキスト音声変換装置に
おいて、前記変更手段を文章を入力する手段と別個に設
けたことを特徴とする。
【0018】
【作用】この発明によれば、文章の入力手段と辞書変更
内容の入力手段とを別に設けることによって、文章の入
力手段の通信速度が低速でも文章の途中の任意の場所で
辞書情報を高速に変更することができるため、常に正確
な読みを付与することができる。また、文と文との間の
無音の時間が不自然に長くなるというようなことはな
い。例えば、前述の例文の場合、下記のように{・}の
位置でユーザ辞書情報や固定辞書情報中の使用優先順位
を高速に変更し、文の解析を行うことによって、正しい
読みとアクセントが付与された音声が自然な文の区切り
で音声合成される。『(第1文)家中が混乱していた。
{・}(第2文)このとき家中氏は帰宅の途中であっ
た。』
内容の入力手段とを別に設けることによって、文章の入
力手段の通信速度が低速でも文章の途中の任意の場所で
辞書情報を高速に変更することができるため、常に正確
な読みを付与することができる。また、文と文との間の
無音の時間が不自然に長くなるというようなことはな
い。例えば、前述の例文の場合、下記のように{・}の
位置でユーザ辞書情報や固定辞書情報中の使用優先順位
を高速に変更し、文の解析を行うことによって、正しい
読みとアクセントが付与された音声が自然な文の区切り
で音声合成される。『(第1文)家中が混乱していた。
{・}(第2文)このとき家中氏は帰宅の途中であっ
た。』
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1、図6及
び表1を用いて詳細に説明する。図1の185は外部装
置であり、テキスト音声変換装置を使用目的に応じて制
御するものである。
び表1を用いて詳細に説明する。図1の185は外部装
置であり、テキスト音声変換装置を使用目的に応じて制
御するものである。
【0020】195は外部単語辞書であり、予め外部装
置が使用する単語のうち、テキスト音声変換装置の固定
辞書領域によって正しく読み上げることのできない単語
の情報を蓄える機能を持つ。本実施例では固定ディスク
補助記憶装置を用いる。
置が使用する単語のうち、テキスト音声変換装置の固定
辞書領域によって正しく読み上げることのできない単語
の情報を蓄える機能を持つ。本実施例では固定ディスク
補助記憶装置を用いる。
【0021】105は文章入力部であり、音声に変換す
べき入力文章を入力する機能を持つ。
べき入力文章を入力する機能を持つ。
【0022】115は辞書変更内容入力部であり、単語
辞書の中のユーザ辞書領域に対して変更するユーザ辞書
情報を入力し、単語辞書の内容を変更する機能を持つ。
更に、辞書変更内容入力部115は単語辞書の中の固定
辞書領域に対して変更する単語と使用優先順位とを入力
し、その単語の使用優先順位を変更する機能を持つ。
辞書の中のユーザ辞書領域に対して変更するユーザ辞書
情報を入力し、単語辞書の内容を変更する機能を持つ。
更に、辞書変更内容入力部115は単語辞書の中の固定
辞書領域に対して変更する単語と使用優先順位とを入力
し、その単語の使用優先順位を変更する機能を持つ。
【0023】125は単語辞書部であり、入力文章を音
声に変換する際に形態素解析を実行し、入力文章に読み
とアクセントを付加する為の辞書情報を格納しておくも
のである。尚、単語辞書125の内容は固定辞書領域と
ユーザ辞書領域に分かれており、ユーザ辞書領域につい
ては辞書変更内容入力部115によって変更が可能にな
る構成とする。また、固定辞書領域における単語の使用
優先順位についても変更が可能になる構成とする。
声に変換する際に形態素解析を実行し、入力文章に読み
とアクセントを付加する為の辞書情報を格納しておくも
のである。尚、単語辞書125の内容は固定辞書領域と
ユーザ辞書領域に分かれており、ユーザ辞書領域につい
ては辞書変更内容入力部115によって変更が可能にな
る構成とする。また、固定辞書領域における単語の使用
優先順位についても変更が可能になる構成とする。
【0024】135は形態素解析部であり、単語辞書1
25の解析情報をもとにして入力文章を解析して単語に
分割し、更に読み情報によって読みとアクセントを正し
く付加する機能を持つ。
25の解析情報をもとにして入力文章を解析して単語に
分割し、更に読み情報によって読みとアクセントを正し
く付加する機能を持つ。
【0025】145は合成パラメータ生成部であり、形
態素解析部135が出力した読みとアクセントに基づい
て後述の音声素片記憶部155の中に格納された音声素
片の選択を行い、基本周波数、パワー、継続時間等を設
定する機能を持つ。
態素解析部135が出力した読みとアクセントに基づい
て後述の音声素片記憶部155の中に格納された音声素
片の選択を行い、基本周波数、パワー、継続時間等を設
定する機能を持つ。
【0026】155は音声素片記憶部であり、母音につ
いてはその1周期分の波形データを音声素片として記憶
すると共に、子音については母音−子音−母音の組み合
わせられた波形データを音声素片として記憶し、後述の
波形生成部165の指定に応じた波形データを供給する
機能を持つ。
いてはその1周期分の波形データを音声素片として記憶
すると共に、子音については母音−子音−母音の組み合
わせられた波形データを音声素片として記憶し、後述の
波形生成部165の指定に応じた波形データを供給する
機能を持つ。
【0027】165は波形生成部であり、合成パラメー
タ生成部145が選択した音声素片の波形データを音声
素片記憶部155から読み出し、合成パラメータ生成部
145によって設定された基本周波数、パワー、継続時
間で音声波形を生成する機能を持つ。
タ生成部145が選択した音声素片の波形データを音声
素片記憶部155から読み出し、合成パラメータ生成部
145によって設定された基本周波数、パワー、継続時
間で音声波形を生成する機能を持つ。
【0028】175は合成音声を出力するスピーカであ
る。
る。
【0029】次に図6及び図3により、本実施例のテキ
スト音声変換装置におけるテキスト音声変換処理の処理
手順について説明する。処理が開始されると(ステップ
S605)、ステップS615では装置内部の初期化を
行う。ステップS625では、外部装置から文終端記号
又は辞書変更コマンドまでの文字列の入力を行う。ステ
ップS655では、辞書変更コマンドを除く文字列を入
力文章としてテキスト音声変換を行う。ステップS63
5では、文字列が辞書変更コマンドで終了したか否かの
判断を行い、辞書変更コマンドで終了していなければ、
ステップS625に戻り次の文字列の入力を行う。辞書
変更コマンドで終了している場合にはステップS645
で辞書変更内容入力部115を通じて図3のユーザ辞書
情報や使用優先順位の変更内容を外部装置から入力して
単語辞書を更新する。これにより、図3に於ける太線内
の情報を速やかに更新することができる。更新終了後は
ステップS625に戻る。
スト音声変換装置におけるテキスト音声変換処理の処理
手順について説明する。処理が開始されると(ステップ
S605)、ステップS615では装置内部の初期化を
行う。ステップS625では、外部装置から文終端記号
又は辞書変更コマンドまでの文字列の入力を行う。ステ
ップS655では、辞書変更コマンドを除く文字列を入
力文章としてテキスト音声変換を行う。ステップS63
5では、文字列が辞書変更コマンドで終了したか否かの
判断を行い、辞書変更コマンドで終了していなければ、
ステップS625に戻り次の文字列の入力を行う。辞書
変更コマンドで終了している場合にはステップS645
で辞書変更内容入力部115を通じて図3のユーザ辞書
情報や使用優先順位の変更内容を外部装置から入力して
単語辞書を更新する。これにより、図3に於ける太線内
の情報を速やかに更新することができる。更新終了後は
ステップS625に戻る。
【0030】表1は、本実施例における前記第1文と第
2文の文例に対する入力文の一例(辞書変更コマンドを
含む)と、このときに辞書変更内容入力部115が入力
する辞書変更内容の一例を示したものである。
2文の文例に対する入力文の一例(辞書変更コマンドを
含む)と、このときに辞書変更内容入力部115が入力
する辞書変更内容の一例を示したものである。
【0031】
【表1】
【0032】辞書変更コマンドの前までのテキスト音声
変換は固定辞書領域の情報によって読み上げられ、第1
文中の「家中」という表記の単語は”いえじゅう”と読
み上げられる。次に、辞書変更コマンドによって、ユー
ザ辞書領域に外部単語辞書の中のienaka.dic
というファイルの内容をユーザ辞書領域に追加するため
の指定がある。即ち、外部辞書である補助記憶装置の中
には、予め「家中(いえなか)」という固有名詞の単語
に対する解析情報と読み情報がienaka.dicと
いうファイルとして蓄えられている。
変換は固定辞書領域の情報によって読み上げられ、第1
文中の「家中」という表記の単語は”いえじゅう”と読
み上げられる。次に、辞書変更コマンドによって、ユー
ザ辞書領域に外部単語辞書の中のienaka.dic
というファイルの内容をユーザ辞書領域に追加するため
の指定がある。即ち、外部辞書である補助記憶装置の中
には、予め「家中(いえなか)」という固有名詞の単語
に対する解析情報と読み情報がienaka.dicと
いうファイルとして蓄えられている。
【0033】辞書変更内容入力部115はこのファイル
を高速で読み出しユーザ辞書領域を更新する。このた
め、第2文中の第2の「家中」という表記の単語は”い
えなか”と読み上げられ、この辞書変更コマンドによっ
て、2つの文中の単語「家中」が正しく読み上げられ
る。ここで、2つの文間の辞書変更コマンドの情報量は
非常に小さいため、文章の入力手段の通信速度は低速で
もよく、文と文との間の無音の時間に与える影響は小さ
い。
を高速で読み出しユーザ辞書領域を更新する。このた
め、第2文中の第2の「家中」という表記の単語は”い
えなか”と読み上げられ、この辞書変更コマンドによっ
て、2つの文中の単語「家中」が正しく読み上げられ
る。ここで、2つの文間の辞書変更コマンドの情報量は
非常に小さいため、文章の入力手段の通信速度は低速で
もよく、文と文との間の無音の時間に与える影響は小さ
い。
【0034】このように、文章の入力手段と辞書変更内
容の入力手段とを別に設けることによって、文章の入力
手段の通信速度が低速でも文章の途中の任意の場所で辞
書情報を高速に変更することができ、正しい音声に変換
されるようになる。また、文と文との間の無音の時間が
不自然に長くなるというようなことはない。尚、本実施
例に於いては、外部辞書として補助記憶装置を用いた
が、他の記憶装置や通信手段を用いてもよい。
容の入力手段とを別に設けることによって、文章の入力
手段の通信速度が低速でも文章の途中の任意の場所で辞
書情報を高速に変更することができ、正しい音声に変換
されるようになる。また、文と文との間の無音の時間が
不自然に長くなるというようなことはない。尚、本実施
例に於いては、外部辞書として補助記憶装置を用いた
が、他の記憶装置や通信手段を用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、入力する文章の中にわずかな情報を付加し、少な
い通信量を保ったままで、常に入力文章の読みとアクセ
ントが正しく付与され、正しい音声に変換されるように
なる。また、文と文との間の無音の時間が不自然に長く
なるようなことはない。
れば、入力する文章の中にわずかな情報を付加し、少な
い通信量を保ったままで、常に入力文章の読みとアクセ
ントが正しく付与され、正しい音声に変換されるように
なる。また、文と文との間の無音の時間が不自然に長く
なるようなことはない。
【図1】実施例に於けるテキスト音声変換装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】従来のテキスト音声変換装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】単語辞書の構成図である。
【図4】従来のテキスト音声変換装置におけるテキスト
音声変処理の手順を示す図である。
音声変処理の手順を示す図である。
【図5】従来のテキスト音声変換装置における外部装置
の処理手順を示す図である。
の処理手順を示す図である。
【図6】実施例のテキスト音声変換装置におけるテキス
ト音声変換処理の処理手順を示す図である。
ト音声変換処理の処理手順を示す図である。
105 文章入力部 115 辞書変更内容入力部 125 単語辞書 135 形態素解析部 145 合成パラメータ生成部 155 音声素片記憶部 165 波形生成部 175 スピーカ 185 外部装置 195 外部単語辞書
Claims (1)
- 【請求項1】 文章分析に用いる単語辞書中の単語を選
択する為の優先順位或はユーザ辞書情報の一方或は双方
を変更する変更手段を有するテキスト音声変換装置にお
いて、 前記変更手段を文章を入力する手段と別個に設けたこと
を特徴とするテキスト音声変換。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5176488A JPH0736905A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | テキスト音声変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5176488A JPH0736905A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | テキスト音声変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736905A true JPH0736905A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16014548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5176488A Pending JPH0736905A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | テキスト音声変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736905A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005352327A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Brother Ind Ltd | 音声合成装置及び音声合成プログラム |
US7606418B2 (en) | 2003-06-23 | 2009-10-20 | Keiko Mizoo | Writing analytic apparatus and writing analytic program |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP5176488A patent/JPH0736905A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7606418B2 (en) | 2003-06-23 | 2009-10-20 | Keiko Mizoo | Writing analytic apparatus and writing analytic program |
JP2005352327A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Brother Ind Ltd | 音声合成装置及び音声合成プログラム |
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