JPH07330963A - 結晶性ポリオレフィン組成物 - Google Patents
結晶性ポリオレフィン組成物Info
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- JPH07330963A JPH07330963A JP17594694A JP17594694A JPH07330963A JP H07330963 A JPH07330963 A JP H07330963A JP 17594694 A JP17594694 A JP 17594694A JP 17594694 A JP17594694 A JP 17594694A JP H07330963 A JPH07330963 A JP H07330963A
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Abstract
剛性および耐熱剛性、または引張伸度に優れた結晶性
ポリオレフィン組成物を提供する。 【構成】 触媒残渣としてハロゲン化マグネシウム化
合物を含有する結晶性ポリオレフィン100重量部に、特
定の環状リン化合物(以下、化合物Aという。)0.001
〜1重量部およびハロゲン捕捉剤0.001〜1重量部を含
有した結晶性ポリオレフィン組成物。結晶性ポリオレ
フィン100重量部に、化合物A0.001〜1重量部および特
定のナトリウム塩0.001〜1重量部を含有した結晶性ポ
リオレフィン組成物。特定のアイソタクチックペンタ
ッド分率を有する結晶性プロピレン重合体100重量部
に、化合物A0.001〜1重量部、特定のマグネシウム化
合物0.001〜1重量部および特定のフルオロフォスファ
イト化合物0.001〜1重量部を含有した結晶性ポリオレ
フィン組成物。
Description
び耐熱剛性、または引張伸度に優れた成形品が得られ
る結晶性ポリオレフィン組成物に関する。さらに詳しく
は、触媒残渣としてハロゲン化マグネシウム化合物を
含有する結晶性ポリオレフィン、特定の環状リン化合物
およびハロゲン捕捉剤のそれぞれ特定量からなる透明性
に優れた成形品が得られる結晶性ポリオレフィン組成
物、結晶性ポリオレフィン、特定の環状リン化合物お
よび特定のナトリウム塩のそれぞれ特定量からなる剛性
および耐熱剛性に優れた成形品が得られる結晶性ポリオ
レフィン組成物、または特定のアイソタクチックペン
タッド分率を有する結晶性プロピレン単独重合体もしく
は結晶性エチレン-プロピレンブロック共重合体、特定
構造を有する環状リン化合物、特定のマグネシウム化合
物および特定構造を有するフルオロフォスファイト系化
合物のそれぞれ特定量からなる引張伸度に優れた成形品
が得られる結晶性ポリオレフィン組成物に関する。
価でかつ優れた機械的性質を有するので、射出成形品、
中空成形品、フィルム、シ−ト、繊維など各種の成形品
の製造に用いられている。しかしながら、結晶性ポリオ
レフィンは優れた機械的性質を有する反面、該結晶性ポ
リオレフィンの高結晶性に起因して透明性が劣ることか
ら、その使用用途に制限を受けるといった欠点がある。
また、各種の具体的用途によっては、機械的性質が充分
とはいえない場合があり、その具体的用途の拡大に制限
を受けるという問題がある。とりわけ剛性および耐熱剛
性などの剛性面(以下、剛性面とは剛性および耐熱剛性
を意味する。)に関しては、ポリスチレン、ABS樹
脂、ポリエチレンテレフタレートおよびポリブチレンテ
レフタレートなどのポリエステルなどにくらべて劣るこ
とから、結晶性ポリオレフィンの使用上、具体的用途に
制限を受ける場合があるという欠点がある。
の透明性もしくは剛性面を改善する目的で、各種の造核
剤が用いられている。また、結晶性プロピレン重合体の
剛性面を向上させる目的で、本願と同一出願人の出願に
かかわる特開昭58−104905号公報、特開昭58−104906号
公報、特開昭58−104907号公報および特開昭59−22913
号公報の各公報において特定のアイソタクチックペンタ
ッド分率を有する結晶性プロピレン単独重合体が提案さ
れている。一方、結晶性プロピレン重合体の具体的用途
によっては、耐衝撃性が充分とはいえない場合があり、
機械的衝撃を受ける成形品、もしくは低温で使用される
成形品には使用されにくいといった欠点がある。一般に
プラスチック材料の剛性面と耐衝撃性とは非両立的関係
にあり、前者と後者を同時に改善し向上させることはき
わめて困難な場合が多い。結晶性プロピレン重合体の具
体的用途ひいては需要拡大のためには、前述の耐衝撃性
のみならず剛性面を今一段と向上させることが要望され
る。これらの物性を改善することにより、他の汎用樹脂
たとえばハイインパクトポリスチレン(HIPS)樹脂
もしくはABS樹脂が使用されている用途分野において
結晶性プロピレン重合体を使用することが可能となる。
結晶性プロピレン重合体の耐衝撃性の向上に関しては、
いくつかの提案がなされている。とりわけプロピレンを
エチレンとブロック共重合させる方法がよく知られてい
る。得られた結晶性エチレン-プロピレンブロック共重
合体は結晶性プロピレン単独重合体にくらべて低温耐衝
撃性は著しく向上する反面、剛性面は低下するといった
欠点がある。このため、結晶性エチレン-プロピレンブ
ロック共重合体の剛性面を向上する目的で、本願と同一
出願人の出願にかかわる特開昭58−201816号公報におい
て特定のアイソタクチックペンタッド分率を有する結晶
性エチレン-プロピレンブロック共重合体が提案されて
いる。
ロピレン系重合体に水と多環アリーレンホスファイト系
加工安定剤とを共存させて、ベント式押出機を用い、揮
発分を除去しながら押出す色相の改善されたポリプロピ
レン系重合体組成物の製造方法が記載されている。ま
た、該公報にはポリオレフィン製造において通常用いら
れる熱安定剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、静電防止剤
を併用し得ることが記載されている。また、特開平5−
78527号公報にはアルキリデン-ビス(置換アリール)ア
シッドフォスファイトを含有する安定化されたポリオレ
フィンに通常の添加剤、例えば紫外線吸収剤および光保
護剤、金属失活剤、他のフォスファイト、過酸化物分解
剤、造核剤、可塑剤、潤滑剤、乳化剤、充填剤、カーボ
ンブラック、カオリン、タルク、ガラス繊維、顔料、光
学的艶出し剤、耐焔剤、帯電防止剤、および他の酸化防
止剤を含んでいることができると記載されている。さら
に、特開平6−41159号公報には有機ポリマー類用安定
剤、例えばポリカーボネート類用安定剤として有用性を
示すアルキリデン-ビス(アルキルアリール)アシッド
フォスファイトを包含する広範な有機燐化合物に金属の
カルボン酸塩、酸化物および炭酸塩から選択される酸捕
捉剤を添加する有機燐化合物の安定化方法が記載されて
いる。
て、ハロゲン含有マグネシウム化合物を触媒担体とする
と、触媒の主成分である遷移金属(たとえば、チタン)
当たりのポリマー収量が無担体の触媒(たとえば、四塩
化チタンを金属アルミニウムで還元し、さらに粉砕によ
り活性化した三塩化チタン−塩化アルミニウム混合物と
ジエチルアルミニウムモノクロライドとを組み合わせた
系)を使用した場合にくらべて数百倍から数千倍も高
く、しかも生成ポリマーの結晶性も高いため、触媒の除
去(脱灰)や無定形ポリマーの抽出(脱APO)工程の
不要な、新しい世代の触媒として脚光を浴びつつある。
このような新しい型の触媒の代表的な例としては、特開
昭47−9342号公報および特開昭50−126590号公報が挙げ
られる。しかしながら、このような担持型触媒は、触媒
の主成分である遷移金属当たりのポリマー収量は高いも
のの遷移金属担持濃度が低いことに相当して触媒担体当
たりのポリマー収量が低く、従って無脱灰の結晶性ポリ
オレフィンには残留触媒担体による悪影響が出る。すな
わち、触媒担体に担持された遷移金属成分の量は固体触
媒成分当たり1%以下から高々10%(重量)であるた
め、触媒担体(マグネシウム化合物)当たりのポリマー
収量は数千〜数万程度にしかならず、そのため脱灰処理
を行わない場合には残存マグネシウム化合物(通常はハ
ロゲン化マグネシウム化合物)によって製品ポリマーの
品質低下を招くおそれがある。とりわけ、結晶性ポリオ
レフィン中に触媒残渣としてハロゲン化マグネシウム化
合物が残存すると、結晶性ポリオレフィンを溶融加工す
る際、ハロゲン化マグネシウム化合物(たとえば、塩化
マグネシウム)が熱分解しハロゲン化水素などの酸性物
質を発生し、製品ポリマーの熱安定性、臭気、色相、腐
食性、耐候性などが悪くなる傾向がある。
触媒残渣としてハロゲン化マグネシウム化合物が残存す
る結晶性ポリオレフィンおよび造核剤としてアルキリデ
ン-ビス(置換アリール)アシッドフォスファイトから
なる組成物から得られる成形品の透明性はほとんど改善
されないという欠点がある。前記特開平4−89838号公
報にはポリプロピレン系重合体に水と多環アリーレンホ
スファイト系加工安定剤とを共存させて押出すことが記
載されている。しかしながら、該公報には多環アリーレ
ンホスファイト系加工安定剤は水を同伴することによ
り、一部は加水分解され有効濃度が低下することが記載
されているものの、多環アリーレンホスファイト系加工
安定剤から生成する加水分解物の明確な化学組成の記載
はなく、また該加水分解物として多環アリーレンアシッ
ドフォスファイトと熱安定剤としてアミノトリアジン系
化合物もしくはヒドロキシルアミン、スリップ剤として
脂肪酸金属塩、脂肪族リン酸金属塩もしくは脂肪族アミ
ドまたは静電防止剤として脂肪族アミンもしくは脂肪族
アミドとを併用し、ポリプロピレン系重合体として触媒
残渣のハロゲン化マグネシウム化合物を含有するポリプ
ロピレン系重合体を用いた組成物から得られる成形品の
透明性を改善させることは、なんら記載も示唆もない。
また、前記特開平5−78527号公報にはアルキリデン-ビ
ス(アルキルアリール)アシッドフォスファイトと光保
護剤としてヒンダートアミン系化合物、金属失活剤とし
てアミノトリアジン系化合物、造核剤として脂肪族ポリ
カルボン酸金属塩、脂環族カルボン酸金属塩、芳香族カ
ルボン酸金属塩もしくは芳香族リン酸金属塩、潤滑剤と
して脂肪酸金属塩、脂肪族リン酸金属塩もしくは脂肪族
アミド、充填剤として金属酸化物、金属水酸化物もしく
は炭酸金属塩、耐焔剤として金属水酸化物、帯電防止剤
として脂肪族アミンもしくは脂肪族アミドまたは他の酸
化防止剤としてヒドロキシルアミンとを併用し、ポリオ
レフィンとして触媒残渣のハロゲン化マグネシウム化合
物を含有する結晶性ポリオレフィンを用いた組成物から
得られる成形品の透明性を改善させることは、なんら記
載も示唆もない。さらに、前記特開平6−41159号公報
には有機ポリマー類として唯一ポリカーボネート類に有
機燐化合物を使用することが記載されているものの、有
機燐化合物としてアルキリデン-ビス(アルキルアリー
ル)アシッドフォスファイトと金属のカルボン酸塩、酸
化物および炭酸塩から選択される酸捕捉剤とを併用し、
有機ポリマー類として触媒残渣のハロゲン化マグネシウ
ム化合物を含有する結晶性ポリオレフィンを用いた組成
物から得られる成形品の透明性を改善させることは、な
んら記載も示唆もない。
各種造核剤を配合した組成物から得られる成形品の剛性
面は、ある程度改善はされるもののいまだ充分満足でき
るものではない。前記特開平4−89838号公報にはポリ
プロピレン系重合体に水と多環アリーレンホスファイト
系加工安定剤とを共存させて押出すことが記載されてい
る。しかしながら、該公報には多環アリーレンホスファ
イト系加工安定剤は水を同伴することにより、一部は加
水分解され有効濃度が低下することが記載されているも
のの、多環アリーレンホスファイト系加工安定剤から生
成する加水分解物の明確な化学組成の記載はなく、また
該加水分解物と特定のナトリウム塩とを併用したポリプ
ロピレン系重合体組成物から得られる成形品の剛性面を
改善させることは、なんら記載も示唆もない。また、前
記特開平5−78527号公報にはアルキリデン-ビス(アル
キルアリール)アシッドフォスファイトと潤滑剤として
特定のナトリウム塩とを併用した結晶性ポリオレフィン
組成物から得られる成形品の剛性面を改善させること
は、なんら記載も示唆もない。さらに、前記特開平6−
41159号公報には有機ポリマー類として唯一ポリカーボ
ネート類に有機燐化合物を使用することが記載されてい
るものの、有機燐化合物としてアルキリデン-ビス(ア
ルキルアリール)アシッドフォスファイトと酸捕捉剤と
して特定のナトリウム塩とを併用した結晶性ポリオレフ
ィン組成物から得られる成形品の剛性面を改善させるこ
とは、なんら記載も示唆もない。
昭58−104906号公報、特開昭58−104907号公報および特
開昭59−22913号公報の各公報に提案された特定のアイ
ソタクチックペンタッド分率を有する結晶性プロピレン
単独重合体または前記特開昭58−201816号公報に提案さ
れた特定のアイソタクチックペンタッド分率を有する結
晶性エチレン-プロピレンブロック共重合体は、剛性面
はかなり改善されるものの引張伸度が著しく低下してし
まうといった欠点がある。前記特開平4−89838号公報
にはポリプロピレン系重合体に水と多環アリーレンホス
ファイト系加工安定剤とを共存させて押出すことが記載
されている。しかしながら、該公報には多環アリーレン
ホスファイト系加工安定剤は水を同伴することにより、
一部は加水分解され有効濃度が低下することが記載され
ているものの、多環アリーレンホスファイト系加工安定
剤から生成する加水分解物の明確な化学組成の記載はな
く、また該加水分解物として多環アリーレンアシッドフ
ォスファイトとスリップ剤として脂肪酸マグネシウムも
しくは脂肪族リン酸マグネシウムおよび熱安定剤として
フルオロフォスファイト系化合物とを併用し、ポリプロ
ピレン系重合体として特定のアイソタクチックペンタッ
ド分率を有するポリプロピレン系重合体を用いた組成物
から得られる成形品の引張伸度を改善させることは、な
んら記載も示唆もない。また、前記特開平5−78527号
公報にはアルキリデン-ビス(アルキルアリール)アシ
ッドフォスファイトと他のフォスファイトとしてアルキ
リデン-ビス(置換アリール)フルオロフォスファイト
ならびに潤滑剤として脂肪酸マグネシウムおよび脂肪族
リン酸マグネシウム、充填剤として酸化マグネシウム、
水酸化マグネシウムおよび炭酸マグネシウムから選択さ
れるマグネシウム化合物とを併用し、ポリオレフィンと
して特定のアイソタクチックペンタッド分率を有する結
晶性プロピレン重合体を用いた組成物から得られる成形
品の引張伸度を改善させることは、なんら記載も示唆も
ない。さらに、前記特開平6−41159号公報には有機ポ
リマー類として唯一ポリカーボネート類に有機燐化合物
を使用することが記載されているものの、有機燐化合物
としてアルキリデン-ビス(アルキルアリール)アシッ
ドフォスファイトおよびアルキリデン-ビス(アルキル
アリール)フルオロフォスファイトと酸捕捉剤としてマ
グネシウムのカルボン酸塩、酸化物および炭酸塩から選
択されるマグネシウム化合物とを併用し、有機ポリマー
類として特定のアイソタクチックペンタッド分率を有す
る結晶性プロピレン重合体を用いた組成物から得られる
成形品の引張伸度を改善させることは、なんら記載も示
唆もない。
マグネシウム化合物が残存する結晶性ポリオレフィンお
よび造核剤としてアルキリデン-ビス(置換アリール)
アシッドフォスファイトからなる組成物に関する上述の
問題点を解決した組成物すなわち透明性の改善された結
晶性ポリオレフィン組成物、結晶性ポリオレフィン組
成物に関する上述の問題点すなわち剛性面の改善された
成形品を与える結晶性ポリオレフィン組成物、または
特定のアイソタクチックペンタッド分率を有する結晶性
プロピレン重合体に関する上述の問題点すなわち引張伸
度の改善された成形品を与える結晶性ポリオレフィン組
成物を得るべく鋭意研究した。その結果、本発明者は
触媒残渣としてハロゲン化マグネシウム化合物を含有す
る結晶性ポリオレフィン、特定の環状リン化合物および
ハロゲン捕捉剤のそれぞれ特定量からなる結晶性ポリオ
レフィン組成物が、透明性を改善した成形品を与える組
成物であること(本願第1発明)、結晶性ポリオレフ
ィン、特定の環状リン化合物および特定のナトリウム塩
のそれぞれ特定量からなる結晶性ポリオレフィン組成物
が、剛性面を改善した成形品を与える組成物であること
(本願第2発明)、または特定のアイソタクチックペ
ンタッド分率を有する結晶性プロピレン単独重合体もし
くは結晶性エチレン-プロピレンブロック共重合体、特
定構造を有する環状リン化合物、特定のマグネシウム化
合物および特定構造を有するフルオロフォスファイト系
化合物のそれぞれ特定量からなる結晶性ポリオレフィン
組成物が引張伸度を改善した成形品を与える組成物であ
ること(本願第3発明)を見い出し、この知見に基づき
本発明を完成した。以上の記述から明らかなように、本
発明の目的は成形品としたときの該成形品の透明性、
剛性面、または引張伸度が改善された結晶性ポリオ
レフィン組成物を提供することである。
する。 (1)触媒残渣としてハロゲン化マグネシウム化合物を含
有する結晶性ポリオレフィン100重量部に、下記化5で
示される環状リン化合物(以下、化合物Aという)0.00
1〜1重量部およびハロゲン捕捉剤(以下、化合物Bと
いう。)0.001〜1重量部を含有した結晶性ポリオレフ
ィン組成物。
を、Ar1およびAr2はアルキルアリーレン基、シクロア
ルキルアリーレン基、アリールアリーレン基もしくはア
ラールキルアリーレン基をそれぞれ示す) (2)化合物Bが、脂肪酸金属塩、アルカノイル乳酸金属
塩、脂肪族ヒドロキシ酸金属塩、ハイドロタルサイト
類、リチウムアルミニウム複合水酸化物塩、金属酸化
物、金属水酸化物、炭酸金属塩、脂肪族リン酸金属塩、
エポキシ化合物、脂肪族アミン、脂肪族アミド、ヒンダ
ートアミン系化合物、アミノトリアジン系化合物または
これらの2種以上の混合物である前記第1項記載の結晶
性ポリオレフィン組成物。 (3)結晶性ポリオレフィン100重量部に、化合物A0.001
〜1重量部および下記〜から選ばれた1種または2
種以上の化合物(以下、化合物Cという)0.001〜1重
量部を含有した結晶性ポリオレフィン組成物。 脂肪族モノカルボン酸ナトリウム 炭素数2〜6の脂肪族ヒドロキシ酸ナトリウム アルカノイル乳酸ナトリウム
とメルトフローレート(MFR:230℃における荷重21.
18Nを加えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)との関
係が1.00≧P≧0.015 logMFR+0.955である結晶性プ
ロピレン単独重合体100重量部に、化合物A0.001〜1重
量部、下記〜から選ばれた1種または2種以上のマ
グネシウム化合物(以下、化合物Dという)0.001〜1
重量部および下記化8で示さフルオロフォスファイト系
化合物(以下、化合物Eという)0.001〜1重量部を含
有した結晶性ポリオレフィン組成物。 脂肪酸マグネシウム 脂肪族リン酸マグネシウム 酸化マグネシウム 水酸化マグネシウム 炭酸マグネシウム 下記化6で示される環状リン化合物のマグネシウム塩 下記化7で示されるマグネシウムフォスフィネート系
化合物
リーレン基、シクロアルキルアリーレン基、アリールア
リーレン基もしくはアラールキルアリーレン基を、R2
は直接結合、炭素数1〜4のアルキリデン基もしくは硫
黄原子を、Ar7およびAr8はアルキルアリーレン基もし
くはシクロアルキルアリーレン基をそれぞれ示す) (5)結晶性プロピレン単独重合体のアイソタクチックペ
ンタッド分率(P)とメルトフローレート(MFR)との関
係が1.00≧P≧0.015 logMFR+0.955である第1段階
重合体が全重合体量の70〜95重量%であり、ついで全重
合体量の30〜5重量%のエチレンもしくはエチレンとプ
ロピレンを1段階以上で重合させてなりエチレン含有量
が全重合体量の3〜20重量%である結晶性エチレン-プ
ロピレンブロック共重合体100重量部に、化合物A0.001
〜1重量部、化合物D0.001〜1重量部および化合物E
0.001〜1重量部を含有した結晶性ポリオレフィン組成
物。
ンは、触媒残渣のハロゲン化マグネシウム化合物を含有
するものであり、たとえばハロゲン含有マグネシウム化
合物を触媒担体とするチーグラー型コンプレックス触媒
の存在下で重合して得られる結晶性ポリオレフィンであ
って、いまだ触媒残留物除去工程を経ていないか、また
は不完全な触媒残留物除去工程を経て得られる結晶性ポ
リオレフィンである。以下、具体的に説明する。ハロゲ
ン含有マグネシウム化合物を触媒担体とするチーグラー
型コンプレックス触媒とは、チーグラー型コンプレック
ス触媒、すなわち周期律表第4〜第8族遷移金属化合物
と周期律表第1〜第3族金属の有機金属化合物との組み
合わせにより生成するコンプレックス触媒において、前
者の遷移金属化合物がハロゲン含有マグネシウム化合物
上に担持されているものである。ここで「触媒担体とす
る」もしくは「担持する」ということは、遷移金属化合
物がハロゲン含有マグネシウム化合物上に単に物理的に
載っている場合だけでなく両者が物理的、物理化学的も
しくは化学的な相互作用または結合をなしている場合を
も包含するものであり、またハロゲン含有マグネシウム
化合物がなんらかの触媒作用をしている場合を排除する
ものではない。
れる遷移金属の代表的なものとしては、チタンおよびバ
ナジウムなどを例示することができる。これらは最高原
子価または還元された状態で使用され、ハロゲン化物、
オキシハロゲン化物、アルコキシド、アルコキシハロゲ
ン化物など、個々の金属にとって触媒性能上最も好まし
い化合物の形として使用することができる。これらの遷
移金属化合物としては、四塩化チタン、三塩化チタン、
二塩化チタン、テトラブトキシチタン、トリブトキシチ
タンモノクロライド、ジブトキシチタンジクロライド、
四塩化バナジウム、バナジウムオキシモノクロライド、
三塩化バナジウムなどを例示でき、これらの単独使用は
もちろんのこと2種以上を組み合わせて使用することも
できる。有機金属化合物の代表的なものとしては、アル
キルアルミニウム化合物、特にトリアルキルアルミニウ
ム、ジアルキルアルミニウムモノハライド、アルキルア
ルミニウムジハライド、アルキルアルミニウムセスキハ
ライド、ジアルキルアルミニウムモノハイドライド、ア
ルキルアルミニウムジハイドライド(これらの化合物に
おいてアルキル基はC1〜C8程度、ハロゲンは塩素、臭
素、ヨウ素が好ましい)などを例示することができる。
具体的には、たとえばトリメチルアルミニウム、トリエ
チルアルミニウム、トリ-n-プロピルアルミニウム、ト
リ-i-プロピルアルミニウム、トリ-n-ブチルアルミニウ
ム、トリ-i-ブチルアルミニウム、トリ-n-ヘキシルアル
ミニウム、トリ-n-オクチルアルミニウム、トリ-2-エチ
ルヘキシルアルミニウム、ジエチルアルミニウムモノク
ロライド、ジエチルアルミニウムモノアイオダイド、エ
チルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニウムセ
スキクロライド、ジエチルアルミニウムモノハイドライ
ドなどを例示することができる。
ネシウム化合物としては、ジハロゲン化マグネシウム、
オキシマグネシウムハロゲニド、オキシマグネシウムハ
ロゲニドをアルキルアルミニウムジハロゲニド(たとえ
ばエチルアルミニウムジクロライド)で処理してその一
部がジハロゲン化マグネシウムに変質したもの、ジハロ
ゲン化マグネシウムを各種の電子供与体化合物で処理し
て錯体化したものなどを例示することができる。他方、
触媒担体としてハロゲンを含有しないマグネシウム化合
物(たとえば水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム)
を使用し、有機金属化合物としてハロゲンを含有するも
のを使用して得られる結晶性ポリオレフィンにおいて、
触媒残渣としてハロゲン化マグネシウム化合物を含有す
るものも本願第1発明の結晶性ポリオレフィンに包含さ
れ、上述の本願第1発明の効果が得られる。遷移金属触
媒成分をハロゲン含有マグネシウム化合物担体上に担持
するには、両者をボールミルなどの粉砕装置により共粉
砕する方法、前者が液状の状態のとき(それ自身が液
状、もしくは溶媒たとえば炭化水素、ハロゲン化炭化水
素などによる溶液として)に後者を分散させる方法、も
しくは両者を適当な共通溶媒に溶解する方法、その他既
知ないし利用可能な任意の方法で実施することができ
る。触媒性能向上の目的で、各種の電子供与性化合物を
触媒製造の任意の段階で任意の触媒成分と任意の方法で
組み合わせることもできる。代表的な例としては、(1)
特開昭48−16986号公報に示されるように、N,N,N',
N'-テトラメチルエチレンジアミンを四塩化チタンと反
応させて1:1の分子化合物を予め調製して、これを無
水塩化マグネシウムと共にミル中で粉砕したもの(A)と
トリエチルアルミニウムと安息香酸エチルとを予め反応
させて得られる生成物(B)とを組み合わせてプロピレン
重合用触媒を得る方法、(2)特開昭50−126590号公報に
示されるように、無水塩化マグネシウムと安息香酸エチ
ルをボールミル中で共粉砕し、次いでこの粉砕生成物を
四塩化チタン中に懸濁させて四塩化チタンを塩化マグネ
シウム上に担持させ、これをヘキサンで処理して非担持
四塩化チタンを洗い去って固体触媒成分を調製し、これ
をトリエチルアルミニウムと組み合わせてプロピレン重
合用触媒を得る方法、その他がある。
ンの重合方法は、任意であって溶剤中での懸濁重合、液
化モノマー中での懸濁重合、モノマーがガス状で存在す
る条件下で希釈を使用しないで行う気相重合法、その他
がある。本願第1発明でいう「触媒残留物除去工程」と
は、重合により得られた結晶性ポリオレフィン中に含ま
れる触媒残渣を積極的に除去するために、アルコール類
や水のように触媒と反応してこれを不活性化もしくは可
溶化する化合物でこの結晶性ポリオレフィンを処理し、
次いで濾過、乾燥、遠心分離などの物理的手段によって
不活性化ないし可溶化触媒を除去する工程を意味する。
従って、懸濁重合の際の分散媒(溶剤または液化モノマ
ー)から生成ポリマーを分離する段階は、分散媒溶存触
媒の除去が行われるかも知れないとしても本願第1発明
でいう触媒残留物除去工程には該当しない。また、重合
後に触媒を不活性化するために生成ポリマーにエーテ
ル、アルコール、ケトン、エステル、水などの触媒毒を
少量添加したり、分散媒を除去するため生成ポリマー懸
濁液を水蒸気やチッ素などのガスで処理する工程も本願
第1発明でいう触媒残留物除去工程には該当しない。
ンとしては、触媒残渣のハロゲン化マグネシウム化合物
を含有する結晶性ポリオレフィンであって、エチレン、
プロピレン、ブテン-1、ペンテン-1、4-メチル-ペンテ
ン-1、ヘキセン-1、オクテン-1などのα-オレフィンの
結晶性単独重合体、これら2種以上のα-オレフィンの
結晶性もしくは低結晶性ランダム共重合体または結晶性
ブロック共重合体、上述のα-オレフィンと酢酸ビニル
もしくはアクリル酸エステルとの共重合体、該共重合体
のケン化物、これらα-オレフィンと不飽和シラン化合
物との共重合体、これらα-オレフィンと不飽和カルボ
ン酸もしくはその無水物との共重合体、該共重合体と金
属イオン化合物との反応生成物、上述のα-オレフィン
の結晶性単独重合体、結晶性もしくは低結晶性ランダム
共重合体または結晶性ブロック共重合体を不飽和カルボ
ン酸もしくはその誘導体で変性した変性ポリオレフィ
ン、上述のα-オレフィンの結晶性単独重合体、結晶性
もしくは低結晶性ランダム共重合体または結晶性ブロッ
ク共重合体を不飽和シラン化合物で変性したシラン変性
ポリオレフィンなどを例示することができ、これら結晶
性ポリオレフィンの単独使用はもちろんのこと、2種以
上の結晶性ポリオレフィンを混合して用いることもでき
る。
シウム化合物を含有する結晶性ポリオレフィンに各種合
成ゴム(たとえば非晶性エチレン-プロピレンランダム
共重合体、非晶性エチレン-プロピレン-非共役ジエン3
元共重合体、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリク
ロロプレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレ
ン、フッ素ゴム、スチレン-ブタジエン系ゴム、アクリ
ロニトリル-ブタジエン系ゴム、スチレン-ブタジエン-
スチレンブロック共重合体、スチレン-イソプレン-スチ
レンブロック共重合体、スチレン-エチレン-ブチレン-
スチレンブロック共重合体、スチレン-プロピレン-ブチ
レン-スチレンブロック共重合体、エチレン-エチレン-
ブチレン-エチレンブロック共重合体、エチレン-プロピ
レン-ブチレン-エチレンブロック共重合体など)または
熱可塑性合成樹脂(たとえばアタクチックポリスチレ
ン、シンジオタクチックポリスチレン、スチレン-アク
リロニトリル共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン-
スチレン共重合体、ポリアミド、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、フッ素樹脂、石油
樹脂(たとえばC5系石油樹脂、水添C5系石油樹脂、C
9系石油樹脂、水添C9系石油樹脂、C5-C9共重合石油
樹脂、水添C5-C9共重合石油樹脂、酸変性C9系石油樹
脂など)、DCPD樹脂(たとえばシクロペンタジエン
系石油樹脂、水添シクロペンタジエン系石油樹脂、シク
ロペンタジエン-C5共重合石油樹脂、水添シクロペンタ
ジエン-C5共重合石油樹脂、シクロペンタジエン-C9共
重合石油樹脂、水添シクロペンタジエン-C9共重合石油
樹脂、シクロペンタジエン-C5-C9共重合石油樹脂、水
添シクロペンタジエン-C5-C9共重合石油樹脂などの軟
化点80〜200℃のDCPD樹脂)などを混合して用いる
こともできる。触媒残渣のハロゲン化マグネシウム化合
物を含有する結晶性プロピレン単独重合体、プロピレン
成分を70重量%以上含有する結晶性プロピレン共重合体
であって、結晶性エチレン-プロピレンランダム共重合
体、結晶性プロピレン-ブテン-1ランダム共重合体、結
晶性エチレン-プロピレン-ブテン-1 3元共重合体、結
晶性プロピレン-ヘキセン-ブテン-1 3元共重合体およ
びこれらの2種以上の混合物が特に好ましく用いられ
る。
ンは、エチレン、プロピレン、ブテン-1、ペンテン-1、
4-メチル-ペンテン-1、ヘキセン-1、オクテン-1などの
α-オレフィンの結晶性単独重合体、これら2種以上の
α-オレフィンの結晶性もしくは低結晶性ランダム共重
合体または結晶性ブロック共重合体、上述のα-オレフ
ィンと酢酸ビニルもしくはアクリル酸エステルとの共重
合体、該共重合体のケン化物、これらα-オレフィンと
不飽和シラン化合物との共重合体、これらα-オレフィ
ンと不飽和カルボン酸もしくはその無水物との共重合
体、該共重合体と金属イオン化合物との反応生成物、上
述のα-オレフィンの結晶性単独重合体、結晶性もしく
は低結晶性ランダム共重合体または結晶性ブロック共重
合体を不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で変性した
変性ポリオレフィン、上述のα-オレフィンの結晶性単
独重合体、結晶性もしくは低結晶性ランダム共重合体ま
たは結晶性ブロック共重合体を不飽和シラン化合物で変
性したシラン変性ポリオレフィンなどを例示することが
でき、これら結晶性ポリオレフィンの単独使用はもちろ
んのこと、2種以上の結晶性ポリオレフィンを混合して
用いることもできる。
合成ゴム(たとえば非晶性エチレン-プロピレンランダ
ム共重合体、非晶性エチレン-プロピレン-非共役ジエン
3元共重合体、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリ
クロロプレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピ
レン、フッ素ゴム、スチレン-ブタジエン系ゴム、アク
リロニトリル-ブタジエン系ゴム、スチレン-ブタジエン
-スチレンブロック共重合体、スチレン-イソプレン-ス
チレンブロック共重合体、スチレン-エチレン-ブチレン
-スチレンブロック共重合体、スチレン-プロピレン-ブ
チレン-スチレンブロック共重合体、エチレン-エチレン
-ブチレン-エチレンブロック共重合体、エチレン-プロ
ピレン-ブチレン-エチレンブロック共重合体など)また
は熱可塑性合成樹脂(たとえばアタクチックポリスチレ
ン、シンジオタクチックポリスチレン、スチレン-アク
リロニトリル共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン-
スチレン共重合体、ポリアミド、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、フッ素樹脂、石油
樹脂(たとえばC5系石油樹脂、水添C5系石油樹脂、C
9系石油樹脂、水添C9系石油樹脂、C5-C9共重合石油
樹脂、水添C5-C9共重合石油樹脂、酸変性C9系石油樹
脂など)、DCPD樹脂(たとえばシクロペンタジエン
系石油樹脂、水添シクロペンタジエン系石油樹脂、シク
ロペンタジエン-C5共重合石油樹脂、水添シクロペンタ
ジエン-C5共重合石油樹脂、シクロペンタジエン-C9共
重合石油樹脂、水添シクロペンタジエン-C9共重合石油
樹脂、シクロペンタジエン-C5-C9共重合石油樹脂、水
添シクロペンタジエン-C5-C9共重合石油樹脂などの軟
化点80〜200℃のDCPD樹脂)などを混合して用いる
こともできる。結晶性プロピレン単独重合体、プロピレ
ン成分を70重量%以上含有する結晶性プロピレン共重合
体であって、結晶性エチレン-プロピレンランダム共重
合体、結晶性エチレン-プロピレンブロック共重合体、
結晶性プロピレン-ブテン-1ランダム共重合体、結晶性
エチレン-プロピレン-ブテン-1 3元共重合体、結晶性
プロピレン-ヘキセン-ブテン-1 3元共重合体およびこ
れらの2種以上の混合物が特に好ましく用いられる。
独重合体は、アイソタクチックペンタッド分率(P)とメ
ルトフローレート(MFR)との関係が1.00≧P≧0.015
logMFR+0.955を満足する結晶性プロピレン単独重合
体(以下、HCPP(H)と略記する)である。このよう
なHCPP(H)は、たとえば本願と同一出願人の出願に
かかわる特開昭58−104907号公報に記載された製造方法
によって製造することができる。すなわち、有機アルミ
ニウム化合物(i)(たとえばトリエチルアルミニウム、
ジエチルアルミニウムモノクロライドなど)もしくは有
機アルミニウム化合物(i)と電子供与体(たとえばジイ
ソアミルエーテル、エチレングリコールモノメチルエー
テルなど)との反応生成物(v)を四塩化チタンと反応さ
せて得られる固体生成物(ii)に、さらに電子供与体と電
子受容体(たとえば無水塩化アルミニウム、四塩化チタ
ン、四塩化バナジウムなど)とを反応させて得られる固
体生成物(iii)を有機アルミニウム化合物(i)および芳香
族カルボン酸エステル(iv)(たとえば安息香酸エチル、
p-トルイル酸メチル、p-トルイル酸エチル、p-トルイル
酸-2-エチルヘキシルなど)と組合せ、該芳香族カルボ
ン酸エステル(iv)と該固体生成物(iii)のモル比率iv/i
ii=0.1〜10.0とした触媒(以下、触媒(MC)と略記す
る)の存在下にプロピレンを1段階以上で重合させるこ
とによって得ることができる。また、ハロゲン化マグネ
シウムに担持されたハロゲン化チタン触媒成分と有機ア
ルミニウム触媒成分を含む高活性触媒組成物に電子供与
体触媒成分を組み合わせた高活性高立体規則性触媒組成
物(以下、触媒(HAC)と略記する。)の存在下にプロ
ピレンを1段階以上で重合させることによって得ること
(好ましくは無脱灰プロセス)もできる。
ン-プロピレンブロック共重合体は、結晶性プロピレン
単独重合体のアイソタクチックペンタッド分率(P)とメ
ルトフローレート(MFR)との関係が1.00≧P≧0.015
logMFR+0.955である第1段階重合体が全重合体量の
70〜95重量%であり、ついで全重合体量の30〜5重量%
のエチレンもしくはエチレンとプロピレンを1段階以上
で重合させてなりエチレン含有量が全重合体量の3〜20
重量%である結晶性エチレン-プロピレンブロック共重
合体(以下、HCPP(B)と略記する)である。HCP
P(B)は、第1段階目の重合においては、全重合体量
(ただし、重合溶媒に対して可溶性の重合体を除く)の
70〜95重量%のプロピレンを重合させる。ついで第2段
階目以降においてはエチレンもしくはエチレンとプロピ
レンを1段階以上で重合させる。この第2段階目以降に
おいて前述の全重合体量の30〜5重量%のエチレンもし
くはエチレンとプロピレンを1段階以上で重合させる。
ただし、最終的に得られた重合体(ただし、重合溶媒に
溶出した可溶性の重合体を除く)中のエチレン含有量は
全重合体量の3〜20重量%の範囲内になければならな
い。従って、第1段階目でプロピレンのみを全重合体量
の70重量%重合させた場合には、第2段階目でブロック
共重合されるエチレン量は20重量%以下に限定されるか
ら、その場合は残余の10〜27重量%についてはプロピレ
ンまたはプロピレンとエチレンを除く他のα-オレフィ
ンをブロック共重合させなければならない。しかしなが
ら第1段階目でプロピレンを80重量%重合させた場合に
は、第2段階目でエチレンのみを20重量%重合すること
ができる。以上のように、エチレンを重合させることが
できる段階の限定と全重合体中のエチレン含有量の限定
の範囲内であれば、第2段階目においてエチレンを単独
でまたはエチレンとプロピレンもしくは他のα-オレフ
ィンとを混合して1段階または多段階でブロック共重合
を行うことができる。このようなHCPP(B)は、たと
えば本願と同一出願人の出願にかかわる特開昭58−2018
16号公報に記載された製造方法によって製造することが
できる。すなわち、触媒(MC)の存在下に全重合体量の
70〜95重量%のプロピレンを重合させ、ついで全重合体
量の30〜5重量%のエチレンもしくはエチレンとプロピ
レンを1段階以上で重合させてエチレン含有量を3〜20
重量%となるように共重合させることによって得ること
ができる。また、触媒(HAC)の存在下に全重合体量の
70〜95重量%のプロピレンを重合させ、ついで全重合体
量の30〜5重量%のエチレンもしくはエチレンとプロピ
レンを1段階以上で重合させてエチレン含有量を3〜20
重量%となるように共重合させること(好ましくは無脱
灰プロセス)によって得ることもできる。上述の1段階
とは、これらの単量体の連続的なもしくは1時的な供給
の1区分を意味する。
(P)とは、マクロモレキュールズ、6巻、6号、11月〜
12月、925〜926頁(1973年)[Macromolecules,Vol.
6,No.6,November−December,925−926(197
3)]に発表されている方法、すなわち13C-NMRを使
用して測定されるプロピレン系重合体分子鎖中のペンタ
ッド単位でのアイソタクチック分率である。言いかえる
と該分率は、プロピレンモノマー単位が5個連続してア
イソタクチック結合したプロピレンモノマー単位の分率
を意味する。上述の13C-NMRを使用した測定におけ
るスペクトルのピークの帰属の決定は、マクロモレキュ
ールズ、8巻、5号、9月〜10月、687〜689頁(1975
年)[Macromolecules,Vol.8,No.5,September
−October,687−689(1975)]に基づいて行う。ちな
みに後述の実施例における13C-NMRによる測定には
FT-NMRの270MHzの装置を用い、27,000回の積算
測定により、シグナル検出限界をアイソタクチックペン
タッド分率で0.001にまで向上させて行った。上記HC
PP(H)およびHCPP(B)におけるアイソタクチック
ペンタッド分率(P)とメルトフローレート(MFR)との
関係式の要件は、一般にMFRの低い結晶性プロピレン
単独重合体の前記分率Pは低下するので、使用すべき結
晶性プロピレン単独重合体として、そのMFRに対応し
たPの下限値を限定することを構成要件としたものであ
る。そして該Pは分率であるから1.00が上限となり、M
FRは通常0.05〜100g/10分である。また、MFRはJ
IS K 7210に準拠し、230℃、荷重21.18Nで測定し、
エチレン含有量は赤外線吸収スペクトル法で測定する。
またはHCPP(B)は、本願第3発明の効果を損なわな
い範囲で、HCPP(H)またはHCPP(B)の範囲外の
アイソタクチックペンタッド分率(P)を有する通常の結
晶性プロピレン系重合体すなわち結晶性プロピレン単独
重合体、プロピレン成分を70重量%以上含有するプロピ
レンとエチレン、ブテン-1、ペンテン-1、4-メチル-ペ
ンテン-1、ヘキセン-1、オクテン-1などのα-オレフィ
ンの1種または2種以上との低結晶性ないし結晶性ラン
ダム共重合体もしくは結晶性ブロック共重合体、プロピ
レンと酢酸ビニルもしくはアクリル酸エステルとの共重
合体もしくは該共重合体のケン化物、プロピレンと不飽
和シラン化合物との共重合体、プロピレンと不飽和カル
ボン酸もしくはその無水物との共重合体もしくは該共重
合体と金属イオン化合物との反応生成物など、または結
晶性プロピレン系重合体を不飽和カルボン酸もしくはそ
の誘導体で変性した変性プロピレン系重合体、結晶性プ
ロピレン系重合体を不飽和シラン化合物で変性したシラ
ン変性プロピレン系重合体などを混合して用いることも
でき、また、各種合成ゴム(たとえばエチレン-プロピ
レン共重合体ゴム、エチレン-プロピレン-非共役ジエン
共重合体ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリ
クロロプレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピ
レン、スチレン-ブタジエン系ゴム、アクリロニトリル-
ブタジエン系ゴム、スチレン-ブタジエン-スチレンブロ
ック共重合体、スチレン-イソプレン-スチレンブロック
共重合体、スチレン-エチレン-ブチレン-スチレンブロ
ック共重合体、スチレン-プロピレン-ブチレン-スチレ
ンブロック共重合体、エチレン-エチレン-ブチレン-エ
チレンブロック共重合体、エチレン-プロピレン-ブチレ
ン-エチレンブロック共重合体など)
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポ
リエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、超高分子量ポリエチレン、非晶性エチレン-環状ア
ルケン共重合体(たとえば、非晶性エチレン-テトラシ
クロドデセン共重合体)、ポリブテン、ポリ-4-メチル
ペンテン-1の如き結晶性プロピレン系重合体を除くポリ
オレフィン、アタクチックポリスチレン、シンジオタク
チックポリスチレン、スチレン-アクリロニトリル共重
合体、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合
体、メタクリル-ブタジエン-スチレン共重合体、ポリア
ミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレン
ナフタレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、フ
ッ素樹脂、石油樹脂(たとえばC5系石油樹脂、水添C5
系石油樹脂、C9系石油樹脂、水添C9系石油樹脂、C5-
C9共重合石油樹脂、水添C5-C9共重合石油樹脂、酸変
性C9系石油樹脂など)、DCPD樹脂(たとえばシク
ロペンタジエン系石油樹脂、水添シクロペンタジエン系
石油樹脂、シクロペンタジエン-C5共重合石油樹脂、水
添シクロペンタジエン-C5共重合石油樹脂、シクロペン
タジエン-C9共重合石油樹脂、水添シクロペンタジエン
-C9共重合石油樹脂、シクロペンタジエン-C5-C9共重
合石油樹脂、水添シクロペンタジエン-C5-C9共重合石
油樹脂などの軟化点80〜200℃のDCPD樹脂)など)
を混合して用いることもできる。
2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)ア
シッドフォスファイト、2,2'-メチレン-ビス(4-エチル
-6-t-ブチルフェニル)アシッドフォスファイト、2,2'-
メチレン-ビス(4-メチル-6-ノニルフェニル)アシッド
フォスファイト、2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジノニルフ
ェニル)アシッドフォスファイト、2,2'-メチレン-ビス
(4-メチル-6-シクロヘキシルフェニル)アシッドフォ
スファイト、2,2'-メチレン-ビス{4-メチル-6-(1'-メ
チルシクロヘキシル)フェニル}アシッドフォスファイ
ト、2,2'-i-プロピリデン-ビス(4-ノニルフェニル)ア
シッドフォスファイト、2,2'-ブチリデン-ビス(4,6-ジ
メチルフェニル)アシッドフォスファイト、2,2'-メチ
レン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)アシッドフォス
ファイト、2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-アミルフェ
ニル)アシッドフォスファイト、2,2'-エチリデン-ビス
(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)アシッドフォスファ
イト、2,2'-エチリデン-ビス(4-エチル-6-t-ブチルフ
ェニル)アシッドフォスファイト、2,2'-エチリデン-ビ
ス(4-s-ブチル-6-t-ブチルフェニル)アシッドフォス
ファイト、2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフ
ェニル)アシッドフォスファイト、2,2'-エチリデン-ビ
ス(4,6-ジ-t-アミルフェニル)アシッドフォスファイ
ト、2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-オクチルフェ
ニル)アシッドフォスファイト、2,2'-メチレン-ビス
(4,6-ジフェニルフェニル)アシッドフォスファイト、
2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジベンジルフェニル)アシッ
ドフォスファイト、2,2'-エチリデン-ビス(4-メチル-6
-α-メチルベンジルフェニル)フルオロフォスファイ
ト、2,2'-i-プロピリデン-ビス(4,6-ジベンジルフェニ
ル)アシッドフォスファイト、2,2'-ブチリデン-ビス
{4-メチル-6-(1'-メチルシクロヘキシル)フェニル}
アシッドフォスファイトおよび2,2'-メチレン-ビス(4,
6-ジメチルフェニル)アシッドフォスファイトなどを例
示でき、特に2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフ
ェニル)アシッドフォスファイトが好ましい。これら化
合物Aは、たとえば三塩化リンと2,2'-アルキリデンビ
スフェノールを反応させたのち水を反応させ加水分解す
るか、または2,2'-アルキリデン-ビス(置換アリール)
フォスファイトを加水分解することによって得ることが
できる。これら化合物Aの単独使用はもちろんのこと2
種以上の化合物Aを併用することもできる。該化合物A
の含有割合は、触媒残渣としてハロゲン化マグネシウ
ム化合物を含有する結晶性ポリオレフィン、結晶性ポ
リオレフィン、またはHCPP(H)もしくはHCPP
(B)100重量部に対して0.001〜1重量部、好ましくは0.
01〜0.5重量部である。0.001重量部未満の含有割合では
透明性、剛性および耐熱剛性、または引張伸度の
改善効果が充分に発揮されず、また1重量部を超えても
構わないが、それ以上の透明性、剛性および耐熱剛
性、または引張伸度の改善効果が期待できず実際的で
ないばかりでなくまた不経済である。
肪酸金属塩(たとえば酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草
酸、α-メチル酪酸、ヘキサン酸、ソルビン酸、オクタ
ン酸、2-エチルヘキサン酸、ノナン酸、デカン酸、カプ
ロレイン酸、ウンデカン酸、ウンデシレン酸、ラウリン
酸、リンデル酸、ミリスチン酸、フィゼテリン酸、ミリ
ストレイン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ヒラ
ゴ酸、ステアリン酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エ
ライジン酸、アスクレピン酸、バクセン酸、リノール
酸、α-エレオステアリン酸、β-エレオステアリン酸、
プニカ酸、リノレン酸、γ-リノレン酸、モロクチ酸、
ステアリドン酸、ステアロール酸、アラキン酸、ガドレ
イン酸、ゴンドイン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、セト
レイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、イワシ酸、リグノ
セリン酸、セラコレイン酸、ニシン酸、セロチン酸、キ
シメン酸、モンタン酸、メリシン酸、ルメクエン酸など
の脂肪酸の金属塩)、アルカノイル乳酸金属塩(たとえ
ばドデカノイル乳酸、テトラデカノイル乳酸およびオク
タデカノイル乳酸などのアルカノイル乳酸の金属塩)、
脂肪族ヒドロキシ酸金属塩(たとえばグリコール酸、乳
酸、ヒドロアクリル酸、α-オキシ酪酸、タルトロン
酸、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、メソ酒石酸、ブ
ドウ酸、クエン酸、2-ヒドロキシテトラデカン酸、イプ
ロール酸、2-ヒドロキシヘキサデカン酸、ヤラピノール
酸、ユニペリン酸、アンブレットール酸、アリューリッ
ト酸、2-ヒドロキシオクタデカン酸、12-ヒドロキシオ
クタデカン酸、18-ヒドロキシオクタデカン酸、9,10-ジ
ヒドロキシオクタデカン酸、リシノール酸、カムロレン
酸、リカン酸、フェロン酸、セレブロン酸などの脂肪族
ヒドロキシ酸の金属塩)、脂環族カルボン酸金属塩(ナ
フテン酸金属塩)、芳香族カルボン酸金属塩(たとえば
安息香酸、p-t-ブチル安息香酸などの芳香族カルボン酸
の金属塩)、脂環族ヒドロキシ酸金属塩(ヒドロキシナ
フテン酸金属塩)、芳香族ヒドロキシ酸金属塩(たとえ
ばサリチル酸、m-ヒドロキシ安息香酸、p-ヒドロキシ安
息香酸、3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシ安息香酸などの
芳香族ヒドロキシ酸の金属塩)、アミノ酸金属塩、
ム・リチウム・ヒドロキシ・カーボネート・ハイドレー
トおよび塩基性アルミニウム・リチウム・ヒドロキシ・
サルフェート・ハイドレートなどのリチウムアルミニウ
ム複合水酸化物塩、金属酸化物、金属水酸化物、炭酸金
属塩、リン酸金属塩、脂肪族リン酸金属塩(たとえば
(モノ,ジミックスド)ヘキシルリン酸、(モノ,ジミ
ックスド)オクチルリン酸、(モノ,ジミックスド)2-
エチルヘキシルリン酸、(モノ,ジミックスド)デシル
リン酸、(モノ,ジミックスド)ラウリルリン酸、(モ
ノ,ジミックスド)ミリスチルリン酸、(モノ,ジミッ
クスド)パルミチルリン酸、(モノ,ジミックスド)ス
テアリルリン酸、(モノ,ジミックスド)オレイルリン
酸、(モノ,ジミックスド)リノールリン酸、(モノ,
ジミックスド)リノリルリン酸、(モノ,ジミックス
ド)ドコシルリン酸、(モノ,ジミックスド)エルシル
リン酸、(モノ,ジミックスド)テトラコシルリン酸、
(モノ,ジミックスド)ヘキサコシルリン酸、(モノ,
ジミックスド)オクタコシルリン酸塩などの脂肪族リン
酸の金属塩)、芳香族リン酸金属塩(たとえばビス(p-
t-ブチルフェニル)リン酸、モノ(p-t-ブチルフェニ
ル)リン酸、2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフ
ェニル)リン酸、2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-アミ
ルフェニル)リン酸、2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t
-ブチルフェニル)リン酸、2,2'-エチリデン-ビス(4,6
-ジ-t-アミルフェニル)リン酸などの芳香族リン酸の金
属塩)、三塩基性硫酸鉛、ヒドラゾン、アルケン、環状
エステル、有機金属化合物、ベンズヒドロール、エポキ
シ化合物(たとえばエピクロルヒドリンとビスフェノー
ルAとの縮合物、2-メチルエピクロルヒドリンとビスフ
ェノールAとの縮合物、トリグリシジルイソシアヌレー
ト、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ
化ヒマシ油など)、ヒドロキシルアミン、
ラウリルアミン、ミリスチルアミン、パルミチルアミ
ン、ステアリルアミン、オレイルアミン、ココアミン、
タロウアミン、ソイアミン、N,N-ジココアミン、N,
N-ジタロウアミン、N,N-ジソイアミン、N-ラウリル
-N,N-ジメチルアミン、N-ミリスチル-N,N-ジメチ
ルアミン、N-パルミチル-N,N-ジメチルアミン、N-
ステアリル-N,N-ジメチルアミン、N-ココ-N,N-ジ
メチルアミン、N-タロウ-N,N-ジメチルアミン、N-
ソイ-N,N-ジメチルアミン、N-メチル-N,N-ジタロ
ウアミン、N-メチル-N,N-ジココアミン、N-オレイ
ル-1,3-ジアミノプロパン、N-タロウ-1,3-ジアミノプ
ロパン、ヘキサメチレンジアミン、N-ラウリル-N,N,
N-トリメチルアンモニウムクロライド、N-パルミチル
-N,N,N-トリメチルアンモニウムクロライド、N-ス
テアリル-N,N,N-トリメチルアンモニウムクロライ
ド、N-ドコシル-N,N,N-トリメチルアンモニウムク
ロライド、N-ココ-N,N,N-トリメチルアンモニウム
クロライド、N-タロウ-N,N,N-トリメチルアンモニ
ウムクロライド、N-ソイ-N,N,N-トリメチルアンモ
ニウムクロライド、N,N,N-トリエチル-N-ベンジル
アンモニウムクロライド、N-ラウリル-N,N-ジメチル
-N-ベンジルアンモニウムクロライド、N-ミリスチル-
N,N-ジメチル-N-ベンジルアンモニウムクロライド、
N-ステアリル-N,N-ジメチル-N-ベンジルアンモニウ
ムクロライド、N-ココ-N,N-ジメチル-N-ベンジルア
ンモニウムクロライド、N,N-ジオレイル-N,N-ジメ
チルアンモニウムクロライド、N,N-ジココ-N,N-ジ
メチルアンモニウムクロライド、N,N-ジタロウ-N,N
-ジメチルアンモニウムクロライド、N,N-ジソイ-N,
N-ジメチルアンモニウムクロライド、N,N-ビス(2-
ヒドロキシエチル)-N-ラウリル-N-メチルアンモニウ
ムクロライド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-N-
ステアリル-N-メチルアンモニウムクロライド、N,N-
ビス(2-ヒドロキシエチル)-N-オレイル-N-メチルア
ンモニウムクロライド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチ
ル)-N-ココ-N-メチルアンモニウムクロライド、N,
N-ビス(ポリオキシエチレン)-N-ラウリル-N-メチ
ルアンモニウムクロライド、N,N-ビス(ポリオキシエ
チレン)-N-ステアリル-N-メチルアンモニウムクロラ
イド、N,N-ビス(ポリオキシエチレン)-N-オレイル
-N-メチルアンモニウムクロライド、N,N-ビス(ポリ
オキシエチレン)-N-ココ-N-メチルアンモニウムクロ
ライド、
ルアミノベタイン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)
トリデシルアミノベタイン、N,N-ビス(2-ヒドロキシ
エチル)ミリスチルアミノベタイン、N,N-ビス(2-ヒ
ドロキシエチル)ペンタデシルアミノベタイン、N,N-
ビス(2-ヒドロキシエチル)パルミチルアミノベタイ
ン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ステアリルアミ
ノベタイン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)オレイ
ルアミノベタイン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)
ドコシルアミノベタイン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエ
チル)オクタコシルアミノベタイン、N,N-ビス(2-ヒ
ドロキシエチル)ココアミノベタイン、N,N-ビス(2-
ヒドロキシエチル)タロウアミノベタイン、ヘキサメチ
レンテトラミン、トリエタノールアミン、トリイソプロ
パノールアミン、N-(2-ヒドロキシエチル)ラウリル
アミン、N-(2-ヒドロキシエチル)トリデシルアミ
ン、N-(2-ヒドロキシエチル)ミリスチルアミン、N-
(2-ヒドロキシエチル)ペンタデシルアミン、N-(2-
ヒドロキシエチル)パルミチルアミン、N-(2-ヒドロ
キシエチル)ステアリルアミン、N-(2-ヒドロキシエ
チル)オレイルアミン、N-(2-ヒドロキシエチル)ド
コシルアミン、N-(2-ヒドロキシエチル)オクタコシ
ルアミン、N-(2-ヒドロキシエチル)ココアミン、N-
(2-ヒドロキシエチル)タロウアミン、N-メチル-N-
(2-ヒドロキシエチル)ラウリルアミン、N-メチル-N
-(2-ヒドロキシエチル)トリデシルアミン、N-メチル
-N-(2-ヒドロキシエチル)ミリスチルアミン、N-メ
チル-N-(2-ヒドロキシエチル)ペンタデシルアミン、
N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)パルミチルアミ
ン、N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)ステアリル
アミン、N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)オレイ
ルアミン、N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)ドコ
シルアミン、N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)オ
クタコシルアミン、N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチ
ル)ココアミン、N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチ
ル)タロウアミン、
ルアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)トリデシ
ルアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ミリスチ
ルアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ペンタデ
シルアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)パルミ
チルアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ステア
リルアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)オレイ
ルアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ドコシル
アミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)オクタコシ
ルアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ココアミ
ン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)タロウアミンな
どのN,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)脂肪族アミン、
該N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)脂肪族アミンとラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、ベヘン酸、エルカ酸などの脂肪酸との
モノもしくはジエステル、ポリオキシエチレンラウリル
アミノエーテル、ポリオキシエチレンステアリルアミノ
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルアミノエーテ
ル、ポリオキシエチレンココアミノエーテル、ポリオキ
シエチレンタロウアミノエーテル、N,N,N',N'-テト
ラ(2-ヒドロキシエチル)-1,3-ジアミノプロパン、N,
N,N',N'-テトラ(2-ヒドロキシエチル)-1,6-ジアミ
ノヘキサン、N-ラウリル-N,N',N'-トリス(2-ヒド
ロキシエチル)-1,3-ジアミノプロパン、N-ステアリル
-N,N',N'-トリス(2-ヒドロキシエチル)-1,3-ジア
ミノプロパン、N-ココ-N,N',N'-トリス(2-ヒドロ
キシエチル)-1,3-ジアミノプロパン、N-タロウ-N,
N',N'-トリス(2-ヒドロキシエチル)-1,3-ジアミノ
プロパン、N,N-ジココ-N',N'-ビス(2-ヒドロキシ
エチル)-1,3-ジアミノプロパン、N,N-ジタロウ-N',
N'-ビス(2-ヒドロキシエチル)-1,3-ジアミノプロパ
ン、N-ココ-N,N',N'-トリス(2-ヒドロキシエチ
ル)-1,6-ジアミノヘキサン、N-タロウ-N,N',N'-ト
リス(2-ヒドロキシエチル)-1,6-ジアミノヘキサン、
N,N-ジココ-N',N'-ビス(2-ヒドロキシエチル)-1,
6-ジアミノヘキサンおよびN,N-ジタロウ-N',N'-ビ
ス(2-ヒドロキシエチル)-1,6-ジアミノヘキサンな
ど)、
ド、ステアリン酸アミド、エルカ酸アミド、ベヘン酸ア
ミド、モンタン酸アミド、N-ステアリルステアリン酸
アミド、N-オレイルオレイン酸アミド、N-ステアリル
オレイン酸アミド、N-オレイルステアリン酸アミド、
N-ステアリルエルカ酸アミド、N-オレイルパルミチン
酸アミド、N,N'-メチレン-ビス-ラウリン酸アミド、
N,N'-メチレン-ビス-ミリスチン酸アミド、N,N'-メ
チレン-ビス-パルミチン酸アミド、N,N'-メチレン-ビ
ス-パルミトレイン酸アミド、N,N'-メチレン-ビス-ス
テアロアミド、N,N'-メチレン-ビス-12-ヒドロキシス
テアリン酸アミド、N,N'-メチレン-ビス-オレイン酸
アミド、N,N'-メチレン-ビス-ベヘン酸アミド、N,
N'-メチレン-ビス-エルカ酸アミド、N,N'-メチレン-
ビス-モンタン酸アミド、N,N'-エチレン-ビス-ラウリ
ン酸アミド、N,N'-エチレン-ビス-ミリスチン酸アミ
ド、N,N'-エチレン-ビス-パルミチン酸アミド、N,
N'-エチレン-ビス-パルミトレイン酸アミド、N,N'-
エチレン-ビス-ステアロアミド、N,N'-エチレン-ビス
-12-ヒドロキシステアリン酸アミド、N,N'-エチレン-
ビス-オレイン酸アミド、N,N'-エチレン-ビス-ベヘン
酸アミド、N,N'-エチレン-ビス-エルカ酸アミド、N,
N'-エチレン-ビス-モンタン酸アミド、N,N'-ヘキサ
メチレン-ビス-ステアロアミド、N,N'-ヘキサメチレ
ン-ビス-オレイン酸アミド、N,N'-ヘキサメチレン-ビ
ス-ベヘン酸アミド、N,N'-ジステアリルシュウ酸アミ
ド、N,N'-ジオレイルシュウ酸アミド、N,N'-ジステ
アリルコハク酸アミド、N,N'-ジオレイルコハク酸ア
ミド、N,N'-ジステアリルアジピン酸アミド、N,N'-
ジオレイルアジピン酸アミド、N,N'-ジステアリルセ
バシン酸アミド、N,N'-ジオレイルセバシン酸アミ
ド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ラウリルアミ
ド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)トリデシルアミ
ド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ミリスチルアミ
ド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ペンタデシルア
ミド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)パルミチルア
ミド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ステアリルア
ミド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)オレイルアミ
ド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ドコシルアミ
ド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)オクタコシルア
ミド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ココアミド、
N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)タロウアミド、ポリ
オキシエチレンラウリルアミドエーテル、ポリオキシエ
チレンステアリルアミドエーテル、ポリオキシエチレン
オレイルアミドエーテル、ポリオキシエチレンココアミ
ドエーテル、ポリオキシエチレンタロウアミドエーテル
など)、
ドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン、1-アリル-
4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン、1-ベ
ンジル-4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジ
ン、1-(4-t-ブチル-2-ブテニル)-4-ヒドロキシ-2,2,6,
6-テトラメチルピペリジン、4-ステアロイルオキシ-2,
2,6,6-テトラメチルピペリジン、4-メタクリロイルオキ
シ-1,2,2,6,6-ペンタメチルピペリジン、1-ベンジル-2,
2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジルマレート、ビス(2,
2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)サクシネート、ビ
ス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)サクシネ
ート、ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)ア
ジペート、ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジ
ル)セバケート、ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペ
リジル)フマレート、ビス(1,2,3,6-テトラメチル-2,6
-ジエチル-4-ピペリジル)セバケート、ビス(1-アリル
-2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)フタレート、ビ
ス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)セバケー
ト、1,1'-(1,2-エタンジイル)ビス(3,3,5,5-テトラ
メチルピペラジノン)、2-メチル-2-(2,2,6,6-テトラ
メチル-4-ピペリジル)イミノ-N-(2,2,6,6-テトラメ
チル-4-ピペリジル)プロピオンアミド、2-メチル-2-
(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)イミノ-N-
(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)プロピオン
アミド、1-プロパギル-4-β-シアノエチルオキシ-2,2,
6,6-テトラメチルピペリジン、1-アセチル-2,2,6,6-テ
トラメチル-4-ピペリジル-アセテート、トリメリット酸
-トリス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)エステ
ル、1-アクリロイル-4-ベンジルオキシ-2,2,6,6-テトラ
メチルピペリジン、ビス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-
ピペリジル)ジブチルマロネート、ビス(1,2,2,6,6-ペ
ンタメチル-4-ピペリジル)ジベンジル-マロネート、ビ
ス(1,2,3,6-テトラメチル-2,6-ジエチル-4-ピペリジ
ル)ジベンジル-マロネート、ビス(1,2,2,6,6-ペンタ
メチル-4-ピペリジル)-2-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロ
キシベンジル)-2-n-ブチルマロネート、
ル)-1,5-ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン-3,3-ジカ
ルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピ
ペリジル)-1,5-ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン-3,3
-ジカルボキシレート、ビス(1-アセチル-2,2,6,6-テト
ラメチル-4-ピペリジル)-1,5-ジオキサスピロ[5.5]
ウンデカン-3,3-ジカルボキシレート、1,3-ビス[2,2'-
[ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)-1,3-ジ
オキサシクロヘキサン-5,5-ジカルボキシレート]]、
ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)-2-[1-メ
チルエチル]-1,3-ジオキサシクロヘキサン-5,5-ジカル
ボキシレート]]、1,2-ビス[2,2'-[ビス(2,2,6,6-
テトラメチル-4-ピペリジル)-2-メチル-1,3-ジオキサ
シクロヘキサン-5,5-ジカルボキシレート]]、ビス
(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)-2-[2-(3,5-
ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)]エチル-2-メチ
ル-1,3-ジオキサシクロヘキサン-5,5-ジカルボキシレー
ト、ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)-1,5-
ジオキサスピロ[5.11]ヘプタデカン-3,3-ジカルボキ
シレート、ヘキサン-1',6'-ビス-4-カルバモイルオキシ
-1-n-ブチル-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン)、トル
エン-2',4'-ビス(4-カルバモイルオキシ-1-n-ブチル-
2,2,6,6-テトラメチルピペリジン)、ジメチル-ビス
(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-4-オキシ)-シラ
ン、フェニル-トリス(2,2,6,6-テトラメチルピペリジ
ン-4-オキシ)-シラン、トリス(1-プロピル-2,2,6,6-
テトラメチル-4-ピペリジル)-フォスファイト、トリス
(1-プロピル-2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)-
フォスフェート、フェニル-[ビス(1,2,2,6,6-ペンタ
メチル-4-ピペリジル)]-フォスフォネート、テトラキ
ス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)1,2,3,4-ブ
タンテトラカルボキシレート、テトラキス(1,2,2,6,6-
ペンタメチル-4-ピペリジル)1,2,3,4-ブタンテトラカ
ルボキシレート、テトラキス(2,2,6,6-テトラメチル-4
-ピペリジル)1,2,3,4-ブタンテトラカルボンアミド、
テトラキス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)
1,2,3,4-ブタンテトラカルボンアミド、
チル-8,8,10,10-テトラメチル-1,5-ジオキサスピロ[5.
5]-3-ウンデシルメトキシ)-s-トリアジン、2-ジブチ
ルアミノ-4,6-ビス(9-アザ-3-エチル-8,8,9,10,10-ペ
ンタメチル-1,5-ジオキサスピロ[5.5]-3-ウンデシル
メトキシ)-s-トリアジン、テトラキス(9-アザ-3-エチ
ル-8,8,10,10-テトラメチル-1,5-ジオキサスピロ[5.
5]-3-ウンデシルメチル)-1,2,3,4-ブタンテトラカル
ボキシレート、テトラキス(9-アザ-3-エチル-8,8,9,1
0,10-ペンタメチル-1,5-ジオキサスピロ[5.5]-3-ウン
デシルメチル)-1,2,3,4-ブタンテトラカルボキシレー
ト、トリデシル・トリス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピ
ペリジル)1,2,3,4-ブタンテトラカルボキシレート、ト
リデシル・トリス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリ
ジル)1,2,3,4-ブタンテトラカルボキシレート、ジ(ト
リデシル)・ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジ
ル)1,2,3,4-ブタンテトラカルボキシレート、ジ(トリ
デシル)・ビス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジ
ル)1,2,3,4-ブタンテトラカルボキシレート、2,2,4,4-
テトラメチル-7-オキサ-3,20-ジアザジスピロ[5,1,11,
2]ヘンエイコサン-21-オン、3,9-ビス[1,1-ジメチル-
2-{トリス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジルオキ
シカルボニル)ブチルカルボニルオキシ}エチル]-2,
4,8,10-テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、3,9-ビ
ス[1,1-ジメチル-2-{トリス(1,2,2,6,6-ペンタメチ
ル-4-ピペリジルオキシカルボニル)ブチルカルボニル
オキシ}エチル]-2,4,8,10-テトラオキサスピロ[5.
5]ウンデカン、ポリ(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリ
ジルアクリレート)、ポリ(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4
-ピペリジルアクリレート)、ポリ(2,2,6,6-テトラメ
チル-4-ピペリジルメタクリレート)、ポリ(1,2,2,6,6
-ペンタメチル-4-ピペリジルメタクリレート)、ポリ
[[ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イタ
コネート][ビニルブチルエーテル]]、ポリ[[ビス
(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)イタコネー
ト][ビニルブチルエーテル]]、ポリ[[ビス(2,2,
6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イタコネート][ビ
ニルオクチルエーテル]]、ポリ[[ビス(1,2,2,6,6-
ペンタメチル-4-ピペリジル)イタコネート][ビニル
オクチルエーテル]]、ジメチルサクシネート-2-(4-
ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジル)エタノ
ール縮合物、
メチル-4-ピペリジル)イミノ]]、ポリ[エチレン
[(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ]ヘ
キサメチレン[(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジ
ル)イミノ]]、ポリ[[1,3,5-トリアジン-2,4-ジイ
ル][(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミ
ノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペ
リジル)イミノ]]、ポリ[[6-(ジエチルイミノ)-
1,3,5-トリアジン-2,4-ジイル][(2,2,6,6-テトラメ
チル-4-ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,
6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ]]、ポリ
[[6-[(2-エチルヘキシル)イミノ]-1,3,5-トリア
ジン-2,4-ジイル][(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリ
ジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6-テトラメチ
ル-4-ピペリジル)イミノ]]、ポリ[[6-[(1,1,3,3
-テトラメチルブチル)イミノ]-1,3,5-トリアジン-2,4
-ジイル][(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イ
ミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピ
ペリジル)イミノ]]、ポリ[[6-(シクロヘキシルイ
ミノ)-1,3,5-トリアジン-2,4-ジイル][(2,2,6,6-テ
トラメチル-4-ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン
[(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミ
ノ]]、ポリ[[6-モルフォリノ-1,3,5-トリアジン-2,
4-ジイル][(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)
イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6-テトラメチル-4-
ピペリジル)イミノ]]、ポリ[[6-(ブトキシイミ
ノ)-1,3,5-トリアジン-2,4-ジイル][(2,2,6,6-テト
ラメチル-4-ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン
[(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミ
ノ]]、ポリ[[6-[(1,1,3,3-テトラメチルブチル)
オキシ]-1,3,5-トリアジン-2,4-ジイル][(2,2,6,6-
テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン
[(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミ
ノ]]、ポリ[オキシ[6-[(1-ピペリジル)-1,3,5-
トリアジン-2,4-ジイルオキシ-1,2-エタンジイル]
[(2,2,6,6-テトラメチル-3-オキソ-1,4-ピペリジル)
-1,2-エタンジイル][(3,3,5,5-テトラメチル-2-オキ
ソ-1,4-ピペリジル)-1,2-エタンジイル]]、ポリ[オ
キシ[6-[(1,1,3,3-テトラメチルブチル)イミノ]-
1,3,5-トリアジン-2,4-ジイルオキシ-1,2-エタンジイ
ル][(2,2,6,6-テトラメチル-3-オキソ-1,4-ピペリジ
ル)-1,2-エタンジイル][(3,3,5,5-テトラメチル-2-
オキソ-1,4-ピペリジル)-1,2-エタンジイル]]、ポリ
[[6-[(エチルアセチル)イミノ]-1,3,5-トリアジ
ン-2,4-ジイル][(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジ
ル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6-テトラメチル
-4-ピペリジル)イミノ]]、ポリ[[6-[(2,2,6,6-
テトラメチル-4-ピペリジル)ブチルイミノ]-1,3,5-ト
リアジン-2,4-ジイル][(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピ
ペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6-テトラ
メチル-4-ピペリジル)イミノ]]、
N-(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)アミノ)-
1,3,5-トリアジン-2-イル}アミノ]ウンデカン、1,6,1
1-トリス[{4,6-ビス(N-ブチル-N-(1,2,2,6,6-ペ
ンタメチル-4-ピペリジル)アミノ)-1,3,5-トリアジン
-2-イル}アミノ]ウンデカン、1,6,11-トリス[{4,6-
ビス(N-オクチル-N-(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペ
リジル)アミノ)-1,3,5-トリアジン-2-イル}アミノ]
ウンデカン、1,6,11-トリス[{4,6-ビス(N-オクチル
-N-(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)アミ
ノ)-1,3,5-トリアジン-2-イル}アミノ]ウンデカン、
1,5,8,12-テトラキス[4,6-ビス(N-(2,2,6,6-テトラ
メチル-4-ピペリジル)-ブチルアミノ)-1,3,5-トリア
ジン-2-イル]-1,5,8,12-テトラアザドデカン、1,5,8,1
2-テトラキス[4,6-ビス(N-(1,2,2,6,6-ペンタメチ
ル-4-ピペリジル)-ブチルアミノ)-1,3,5-トリアジン-
2-イル]-1,5,8,12-テトラアザドデカンなど)、
6-トリアミノ-1,3,5-トリアジン、2,4-ジアミノ-6-メチ
ル-1,3,5-トリアジン、2,4-ジアミノ-6-フェニル-1,3,5
-トリアジン、1,4-ビス(3,5-ジアミノ-2,4,6-トリアジ
ニル)ブタン、3,9-ビス[2-(3,5-ジアミノ-2,4,6-ト
リアザフェニル)エチル]-2,4,8,10-テトラオキサスピ
ロ[5.5]ウンデカンなど)などを例示できる。また、
金属としてはリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネ
シウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛
もしくはアルミニウムなどを例示でき、上述の金属塩と
しては正塩はもちろんのこと、各種の塩基性塩を包含す
る。特に脂肪酸金属塩、アルカノイル乳酸金属塩、脂肪
族ヒドロキシ酸金属塩、ハイドロタルサイト類、リチウ
ムアルミニウム複合水酸化物塩、金属酸化物、金属水酸
化物、炭酸金属塩、脂肪族リン酸金属塩、エポキシ化合
物、脂肪族アミン、脂肪族アミド、ヒンダートアミン系
化合物、アミノトリアジン系化合物およびこれらの2種
以上の混合物が好ましい。これら化合物Bの単独使用は
もちろんのこと、2種以上の化合物Bを併用することも
できる。該化合物Bの含有割合は、触媒残渣としてハ
ロゲン化マグネシウム化合物を含有する結晶性ポリオレ
フィン100重量部に対して0.001〜1重量部、好ましくは
0.01〜0.5重量部である。0.001重量部未満の含有割合で
は透明性の改善効果が充分に発揮されず、また1重量
部を超えても構わないが、それ以上の透明性の改善効
果が期待できず実際的でないばかりでなくまた不経済で
ある。
ナトリウム、プロピオン酸ナトリウム、酪酸ナトリウ
ム、吉草酸ナトリウム、α-メチル酪酸ナトリウム、ヘ
キサン酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、オクタン
酸ナトリウム、2-エチルヘキサン酸ナトリウム、ノナン
酸ナトリウム、デカン酸ナトリウム、カプロレイン酸ナ
トリウム、ウンデカン酸ナトリウム、ウンデシレン酸ナ
トリウム、ラウリン酸ナトリウム、リンデル酸ナトリウ
ム、ミリスチン酸ナトリウム、フィゼテリン酸ナトリウ
ム、ミリストレイン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリ
ウム、パルミトレイン酸ナトリウム、ヒラゴ酸ナトリウ
ム、ステアリン酸ナトリウム、ペトロセリン酸ナトリウ
ム、オレイン酸ナトリウム、エライジン酸ナトリウム、
アスクレピン酸ナトリウム、バクセン酸ナトリウム、リ
ノール酸ナトリウム、α-エレオステアリン酸ナトリウ
ム、β-エレオステアリン酸ナトリウム、プニカ酸ナト
リウム、リノレン酸ナトリウム、γ-リノレン酸ナトリ
ウム、モロクチ酸ナトリウム、ステアリドン酸ナトリウ
ム、ステアロール酸ナトリウム、アラキン酸ナトリウ
ム、ガドレイン酸ナトリウム、ゴンドイン酸ナトリウ
ム、アラキドン酸ナトリウム、ベヘン酸ナトリウム、セ
トレイン酸ナトリウム、エルカ酸ナトリウム、ブラシジ
ン酸ナトリウム、イワシ酸ナトリウム、リグノセリン酸
ナトリウム、セラコレイン酸ナトリウム、ニシン酸ナト
リウム、セロチン酸ナトリウム、キシメン酸ナトリウ
ム、モンタン酸ナトリウム、メリシン酸ナトリウム、ル
メクエン酸ナトリウム、
イプロール酸ナトリウム、2-ヒドロキシヘキサデカン酸
ナトリウム、ヤラピノール酸ナトリウム、ユニペリン酸
ナトリウム、アンブレットール酸ナトリウム、アリュー
リット酸ナトリウム、2-ヒドロキシオクタデカン酸ナト
リウム、12-ヒドロキシオクタデカン酸ナトリウム、18-
ヒドロキシオクタデカン酸ナトリウム、9,10-ジヒドロ
キシオクタデカン酸ナトリウム、リシノール酸ナトリウ
ム、カムロレン酸ナトリウム、リカン酸ナトリウム、フ
ェロン酸ナトリウム、セレブロン酸ナトリウム、
ム、ヒドロアクリル酸ナトリウム、α-オキシ酪酸ナト
リウム、タルトロン酸ナトリウム、グリセリン酸ナトリ
ウム、リンゴ酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、メソ酒
石酸ナトリウム、ブドウ酸ナトリウム、クエン酸ナトリ
ウム、ドデカノイル乳酸ナトリウム、テトラデカノイル
乳酸ナトリウムおよびオクタデカノイル乳酸ナトリウム
などを例示でき、
これら化合物Cの単独使用はもちろんのこと、2種以上
の化合物Cを併用することもできる。該化合物Cの含有
割合は、結晶性ポリオレフィン100重量部に対して0.0
01〜1重量部、好ましくは0.01〜0.5重量部である。0.0
01重量部未満の含有割合では剛性面の改善効果が充分
に発揮されず、また1重量部を超えても構わないが、そ
れ以上の剛性面の改善効果が期待できず実際的でない
ばかりでなくまた不経済である。
酸マグネシウム、プロピオン酸マグネシウム、n-酪酸マ
グネシウム、i-酪酸マグネシウム、n-吉草酸マグネシウ
ム、i-吉草酸マグネシウム、n-ヘキサン酸マグネシウ
ム、n-オクタン酸マグネシウム、2-エチルヘキサン酸マ
グネシウム、デカン酸マグネシウム、ラウリン酸マグネ
シウム、ミリスチン酸マグネシウム、ミリストレイン酸
マグネシウム、パルミチン酸マグネシウム、パルミトレ
イン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、オレ
イン酸マグネシウム、リノール酸マグネシウム、リノレ
ン酸マグネシウム、アラキン酸マグネシウム、ベヘン酸
マグネシウム、エルカ酸マグネシウム、リグノセリン酸
マグネシウム、セロチン酸マグネシウム、モンタン酸マ
グネシウム、メリシン酸マグネシウム、12-ヒドロキシ
オクタデカン酸マグネシウム、リシノール酸マグネシウ
ム、セレブロン酸マグネシウム、(モノ,ジミックス
ド)ヘキシルリン酸マグネシウム、(モノ,ジミックス
ド)オクチルリン酸マグネシウム、(モノ,ジミックス
ド)2-エチルヘキシルリン酸マグネシウム、(モノ,ジ
ミックスド)デシルリン酸マグネシウム、(モノ,ジミ
ックスド)ラウリルリン酸マグネシウム、(モノ,ジミ
ックスド)ミリスチルリン酸マグネシウム、(モノ,ジ
ミックスド)パルミチルリン酸マグネシウム、(モノ,
ジミックスド)ステアリルリン酸マグネシウム、(モ
ノ,ジミックスド)オレイルリン酸マグネシウム、(モ
ノ,ジミックスド)リノールリン酸マグネシウム、(モ
ノ,ジミックスド)リノリルリン酸マグネシウム、(モ
ノ,ジミックスド)ドコシルリン酸マグネシウム、(モ
ノ,ジミックスド)エルシルリン酸マグネシウム、(モ
ノ,ジミックスド)テトラコシルリン酸マグネシウム、
(モノ,ジミックスド)ヘキサコシルリン酸マグネシウ
ム、(モノ,ジミックスド)オクタコシルリン酸マグネ
シウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸
マグネシウム、
0-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、1-メチル
-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスフ
ァフェナンスレン-10-オキサイド、2-メチル-10-ヒドロ
キシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナン
スレン-10-オキサイド、6-メチル-10-ヒドロキシ-9,10-
ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-
オキサイド、7-メチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9
-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイ
ド、8-メチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-
10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジ
メチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フ
ォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2,6,8-トリメ
チル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォ
スファフェナンスレン-10-オキサイド、2-エチル-10-ヒ
ドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェ
ナンスレン-10-オキサイド、6-エチル-10-ヒドロキシ-
9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン
-10-オキサイド、8-エチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒド
ロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサ
イド、6,8-ジエチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-
オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、
2,6,8-トリエチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オ
キサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2-
i-プロピル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10
-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-i-プロ
ピル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォ
スファフェナンスレン-10-オキサイド、8-i-プロピル-1
0-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファ
フェナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジ-i-プロピル-10
-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフ
ェナンスレン-10-オキサイド、2,6,8-トリ-i-プロピル-
10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファ
フェナンスレン-10-オキサイド、
-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイ
ド、6-s-ブチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキ
サ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、8-s-
ブチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フ
ォスファフェナンスレン-10-オキサイド、1,8-ジ-s-ブ
チル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォ
スファフェナンスレン-10-オキサイド、2,6,8-トリ-s-
ブチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フ
ォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2-t-ブチル-1
0-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファ
フェナンスレン-10-オキサイド、6-t-ブチル-10-ヒドロ
キシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナン
スレン-10-オキサイド、8-t-ブチル-10-ヒドロキシ-9,1
0-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10
-オキサイド、1,6-ジ-t-ブチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジ
ヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オ
キサイド、2,6-ジ-t-ブチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒ
ドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキ
サイド、2,7-ジ-t-ブチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒド
ロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサ
イド、2,8-ジ-t-ブチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-
9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイ
ド、6,8-ジ-t-ブチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-
オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、
2,6,8-トリ-t-ブチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-
オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、
2-t-アミル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10
-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-t-アミ
ル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォス
ファフェナンスレン-10-オキサイド、8-t-アミル-10-ヒ
ドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェ
ナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジ-t-アミル-10-ヒド
ロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナ
ンスレン-10-オキサイド、
-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-
オキサイド、2-t-オクチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒド
ロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサ
イド、6-t-オクチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-
オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、
8-t-オクチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-
10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジ-
t-オクチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10
-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2,6,8-ト
リ-t-オクチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ
-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2-シク
ロヘキシル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10
-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-シクロ
ヘキシル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-
フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、8-シクロヘ
キシル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フ
ォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジ-シク
ロヘキシル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10
-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2,6,8-ト
リ-シクロヘキシル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オ
キサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-
フェニル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-
フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2-ベンジル
-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスフ
ァフェナンスレン-10-オキサイド、6-ベンジル-10-ヒド
ロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナ
ンスレン-10-オキサイド、8-ベンジル-10-ヒドロキシ-
9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン
-10-オキサイド、6,8-ジ-ベンジル-10-ヒドロキシ-9,10
-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-
オキサイド、2,6,8-トリ-ベンジル-10-ヒドロキシ-9,10
-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-
オキサイド、2-(α-メチルベンジル)-10-ヒドロキシ-
9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン
-10-オキサイド、
9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン
-10-オキサイド、8-(α-メチルベンジル)-10-ヒドロ
キシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナン
スレン-10-オキサイド、6,8-ジ(α-メチルベンジル)-
10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファ
フェナンスレン-10-オキサイド、2,6,8-トリ(α-メチ
ルベンジル)-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-
10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2,6-ジ
(α,α-ジメチルベンジル)-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒ
ドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキ
サイド、6-t-ブチル-8-メチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジ
ヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オ
キサイド、6-ベンジル-8-メチル-10-ヒドロキシ-9,10-
ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-
オキサイド、6-シクロヘキシル-8-t-ブチル-10-ヒドロ
キシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナン
スレン-10-オキサイド、6-ベンジル-8-t-ブチル-10-ヒ
ドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェ
ナンスレン-10-オキサイド、6-(α-メチルベンジル)-
8-t-ブチル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10
-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-t-ブチ
ル-8-シクロヘキシル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-
オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、
6-ベンジル-8-シクロヘキシル-10-ヒドロキシ-9,10-ジ
ヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オ
キサイド、6-t-ブチル-8-ベンジル-10-ヒドロキシ-9,10
-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-
オキサイド、6-シクロヘキシル-8-ベンジル-10-ヒドロ
キシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナン
スレン-10-オキサイド、2,6-ジ-t-ブチル-8-ベンジル-1
0-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファ
フェナンスレン-10-オキサイドおよび2,6-ジシクロヘキ
シル-8-ベンジル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキ
サ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイドなどの
環状リン化合物のマグネシム塩、
ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(5-メチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフ
ィネート)、マグネシウム-ビス(6-メチル-1'-ヒドロ
キシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシ
ウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-メチル-2,2'-ビフェニレ
ンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロ
キシ-5'-メチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-6'-メチル-
2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-
ビス(1'-ヒドロキシ-4',6'-ジメチル-2,2'-ビフェニレ
ンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(5,4',6'-
トリメチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフ
ィネート)、マグネシウム-ビス(5-エチル-1'-ヒドロ
キシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシ
ウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-エチル-2,2'-ビフェニレ
ンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロ
キシ-6'-エチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4',6'-ジエ
チル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシ
ウム-ビス(5,4',6'-トリエチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-
ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(5-i-プロピル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォ
スフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-
4'-i-プロピル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-6'-i-プロピ
ル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウ
ム-ビス(1'-ヒドロキシ-4',6'-ジ-i-プロピル-2,2'-ビ
フェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(5,4',6'-トリ-i-プロピル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフ
ェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(5-s
-ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィ
ネート)、
ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネ
シウム-ビス(1'-ヒドロキシ-6'-s-ブチル-2,2'-ビフェ
ニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(6,6'-
ジ-s-ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォス
フィネート)、マグネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-s-ブ
チル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(5-t-ブチル-1'-ヒドロキシ-
2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-
ビス(1'-ヒドロキシ-4'-t-ブチル-2,2'-ビフェニレン
フォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキ
シ-6'-t-ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(5,6'-ジ-t-ブチル-1'-ヒド
ロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネ
シウム-ビス(5,4'-ジ-t-ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-
ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(5,5'-ジ-t-ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレン
フォスフィネート)、マグネシウム-ビス(6,4'-ジ-t-
ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4',6'-ジ-
t-ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグ
ネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-t-ブチル-1'-ヒドロキシ
-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム
-ビス(5-t-アミル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレン
フォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキ
シ-4'-t-アミル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-6'-t-アミル
-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム
-ビス(1'-ヒドロキシ-4',6'-ジ-t-アミル-2,2'-ビフェ
ニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(5,4',
6'-トリ-t-アミル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフ
ォスフィネート)、
ドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグ
ネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-t-オクチル-2,2'-ビ
フェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(1'-ヒドロキシ-6'-t-オクチル-2,2'-ビフェニレンフ
ォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ
-4',6'-ジ-t-オクチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート)、マグネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-t-オクチル
-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(5-シクロヘキシル-1'-ヒド
ロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネ
シウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-シクロヘキシル-2,2'-
ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(1'-ヒドロキシ-6'-シクロヘキシル-2,2'-ビフェニレ
ンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロ
キシ-4',6'-ジ-シクロヘキシル-2,2'-ビフェニレンフォ
スフィネート)、マグネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-シ
クロヘキシル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォス
フィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-
フェニル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグ
ネシウム-ビス(5-ベンジル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフ
ェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-
ヒドロキシ-4'-ベンジル-2,2'-ビフェニレンフォスフィ
ネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-6'-ベン
ジル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシ
ウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4',6'-ジ-ベンジル-2,2'-ビ
フェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(5,4',6'-トリ-ベンジル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェ
ニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス[5-
(α-メチルベンジル)-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニ
レンフォスフィネート]、マグネシウム-ビス[1'-ヒド
ロキシ-4'-(α-メチルベンジル)-2,2'-ビフェニレン
フォスフィネート]、
(α-メチルベンジル)-2,2'-ビフェニレンフォスフィ
ネート]、マグネシウム-ビス[1'-ヒドロキシ-4',6'-
ジ(α-メチルベンジル)-2,2'-ビフェニレンフォスフ
ィネート]、マグネシウム-ビス[5,4',6'-トリ(α-メ
チルベンジル)-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォ
スフィネート]、マグネシウム-ビス[5,4'-ジ(α,α-
ジメチルベンジル)-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレン
フォスフィネート]、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキ
シ-4'-t-ブチル-6'-メチル-2,2'-ビフェニレンフォスフ
ィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-ベ
ンジル-6'-メチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-シクロヘ
キシル-6'-t-ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-ベンジル
-6'-t-ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、
マグネシウム-ビス[1'-ヒドロキシ-4'-(α-メチルベ
ンジル)-6'-t-ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート]、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-t-ブチ
ル-6'-シクロヘキシル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-ベンジ
ル-6'-シクロヘキシル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-t-ブチ
ル-6'-ベンジル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-シクロヘ
キシル-6'-ベンジル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(5,4'-ジ-t-ブチル-6'-ベン
ジル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)およびマグネシウム-ビス(5,4'-ジシクロヘキシル
-6'-ベンジル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォス
フィネート)などを例示でき、
ウリン酸マグネシウム、ミリスチン酸マグネシウム、パ
ルミチン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、
オレイン酸マグネシウム、ベヘン酸マグネシウム、エル
カ酸マグネシウム、モンタン酸マグネシウム、12-ヒド
ロキシオクタデカン酸マグネシウム、(モノ,ジミック
スド)ステアリルリン酸マグネシウム、酸化マグネシウ
ム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、10-ヒド
ロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナ
ンスレン-10-オキサイドのマグネシウム塩およびマグネ
シウム-ビス(1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォス
フィネート)が好ましい。これら化合物Dの単独使用は
もちろんのこと、2種以上の化合物Dを併用することも
できる。該化合物Dの含有割合は、HCPP(H)もし
くはHCPP(B)100重量部に対して0.001〜1重量部、
好ましくは0.01〜0.5重量部である。0.001重量部未満の
含有割合では引張伸度の改善効果が充分に発揮され
ず、また酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムおよび
炭酸マグネシウムを除く化合物Dは1重量部を超えても
構わないが、それ以上の引張伸度の改善効果が期待で
きず実際的でないばかりでなくまた不経済であり、酸化
マグネシウム、水酸化マグネシウムおよび炭酸マグネシ
ウムについては1重量部を超えると引張伸度の改善効
果は達成されない。
2'-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フルオロフォスフ
ァイト、2,2'-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)フ
ルオロフォスファイト、2,2'-ビス(4-t-アミル-6-メチ
ルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2'-ビス(4-s
-エイコシルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2'-
メチレン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)フルオ
ロフォスファイト、2,2'-メチレン-ビス(4-エチル-6-t
-ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2'-メチ
レン-ビス(4-メチル-6-ノニルフェニル)フルオロフォ
スファイト、2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジノニルフェニ
ル)フルオロフォスファイト、2,2'-メチレン-ビス(4-
メチル-6-シクロヘキシルフェニル)フルオロフォスフ
ァイト、2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-(1'-メチル
シクロヘキシル)フェニル)フルオロフォスファイト、
2,2'-i-プロピリデン-ビス(4-ノニルフェニル)フルオ
ロフォスファイト、2,2'-ブチリデン-ビス(4,6-ジメチ
ルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2'-メチレン-
ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フルオロフォスファ
イト、2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-アミルフェニ
ル)フルオロフォスファイト、2,2'-エチリデン-ビス
(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)フルオロフォスファ
イト、2,2'-エチリデン-ビス(4-エチル-6-t-ブチルフ
ェニル)フルオロフォスファイト、2,2'-エチリデン-ビ
ス(4-s-ブチル-6-t-ブチルフェニル)フルオロフォス
ファイト、2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフ
ェニル)フルオロフォスファイト、2,2'-エチリデン-ビ
ス(4,6-ジ-t-アミルフェニル)フルオロフォスファイ
ト、2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-オクチルフェ
ニル)フルオロフォスファイト、2,2'-ブチリデン-ビス
(4-メチル-6-(1'-メチルシクロヘキシル)フェニル)
フルオロフォスファイト、2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ
メチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2'-チオ-
ビス(4-t-オクチルフェニル)フルオロフォスファイ
ト、2,2'-チオ-ビス(4,6-ジ-s-アミルフェニル)フル
オロフォスファイト、2,2'-チオ-ビス(4,6-ジ-i-オク
チルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2'-チオ-ビ
ス(5-t-ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,
2'-チオ-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)フルオ
ロフォスファイト、2,2'-チオ-ビス(4-メチル-6-α-メ
チルベンジルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2'
-チオ-ビス(3-メチル-4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フル
オロフォスファイトおよび2,2'-チオ-ビス(4-t-アミル
フェニル)フルオロフォスファイトなどを例示でき、
ル)フルオロフォスファイト、2,2'-メチレン-ビス(4-
メチル-6-t-ブチルフェニル)フルオロフォスファイ
ト、2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)
フルオロフォスファイト、2,2'-エチリデン-ビス(4-メ
チル-6-t-ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、
2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フ
ルオロフォスファイトおよび2,2'-チオ-ビス(4-メチル
-6-t-ブチルフェニル)フルオロフォスファイトが好ま
しい。これら化合物Eの単独使用はもちろんのこと2種
以上の化合物Eを併用することもできる。該化合物Eの
含有割合は、HCPP(H)もしくはHCPP(B)100
重量部に対して0.001〜1重量部、好ましくは0.01〜0.5
重量部である。0.001重量部未満の含有割合では引張
伸度の改善効果が充分に発揮されず、また1重量部を超
えても構わないが、それ以上の引張伸度の改善効果が
期待できず実際的でないばかりでなくまた不経済であ
る。
晶性ポリオレフィンに添加される各種の添加剤たとえば
フェノール系、チオエーテル系、リン系(ただし、化合
物Aを除く)などの酸化防止剤、光安定剤(ただし、化
合物Bを除く)、重金属不活性化剤(銅害防止剤;ただ
し、化合物Bを除く)、透明化剤(ただし、化合物Aお
よび化合物Bを除く)、造核剤(ただし、化合物Aおよ
び化合物Bを除く)、滑剤(ただし、化合物Bを除
く)、帯電防止剤(ただし、化合物Bを除く)、防曇
剤、アンチブロッキング剤、無滴剤、過酸化物の如きラ
ジカル発生剤、難燃剤(ただし、化合物Bを除く)、難
燃助剤、顔料、有機系や無機系の抗菌剤、無機充填剤
(たとえばタルク、マイカ、クレー、ウォラストナイ
ト、ゼオライト、カオリン、ベントナイト、パーライ
ト、ケイソウ土、アスベスト、二酸化ケイ素、二酸化チ
タン、硫化亜鉛、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、ケ
イ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ガラス繊維、チ
タン酸カリウム、炭素繊維、カーボンブラック、グラフ
ァイトおよび金属繊維など)、カップリング剤(たとえ
ばシラン系、チタネート系、ボロン系、アルミネート
系、ジルコアルミネート系など)の如き表面処理剤で表
面処理された前記無機充填剤または有機充填剤(たとえ
ば木粉、パルプ、故紙、合成繊維、天然繊維など)を本
発明の目的を損なわない範囲で併用することができる。
晶性ポリオレフィンに添加される各種の添加剤たとえば
フェノール系、チオエーテル系、リン系(ただし、化合
物Aを除く)などの酸化防止剤、光安定剤、重金属不活
性化剤(銅害防止剤)、透明化剤(ただし、化合物Aを
除く)、造核剤(ただし、化合物Aを除く)、滑剤、帯
電防止剤、防曇剤、アンチブロッキング剤、無滴剤、過
酸化物の如きラジカル発生剤、難燃剤、難燃助剤、顔
料、ハロゲン捕捉剤(ただし、化合物Cを除く)、金属
石ケン類などの分散剤もしくは中和剤(ただし、化合物
Cを除く)、有機系や無機系の抗菌剤、無機充填剤(た
とえばタルク、マイカ、クレー、ウォラストナイト、ゼ
オライト、カオリン、ベントナイト、パーライト、ケイ
ソウ土、アスベスト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ハイド
ロタルサイト、塩基性アルミニウム・リチウム・ヒドロ
キシ・カーボネート・ハイドレート、二酸化ケイ素、二
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化カルシ
ウム、硫化亜鉛、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、ケ
イ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ガラス繊維、チ
タン酸カリウム、炭素繊維、カーボンブラック、グラフ
ァイトおよび金属繊維など)、カップリング剤(たとえ
ばシラン系、チタネート系、ボロン系、アルミネート
系、ジルコアルミネート系など)の如き表面処理剤で表
面処理された前記無機充填剤または有機充填剤(たとえ
ば木粉、パルプ、故紙、合成繊維、天然繊維など)を本
発明の目的を損なわない範囲で併用することができる。
晶性プロピレン重合体に添加される各種の添加剤たとえ
ばフェノール系、チオエーテル系、リン系などの酸化防
止剤(ただし、化合物Aおよび化合物Eを除く)、光安
定剤、重金属不活性化剤(銅害防止剤)、透明化剤、β
晶造核剤、滑剤(ただし、化合物Dを除く)、帯電防止
剤、防曇剤、アンチブロッキング剤、無滴剤、難燃剤
(ただし、化合物Dを除く)、難燃助剤、顔料、ハロゲ
ン捕捉剤(ただし、化合物Dを除く)、金属石ケン類な
どの分散剤もしくは中和剤(ただし、化合物Dを除
く)、有機系や無機系の抗菌剤、無機充填剤(たとえば
タルク、マイカ、クレー、ウォラストナイト、ゼオライ
ト、カオリン、ベントナイト、パーライト、ケイソウ
土、アスベスト、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、ハイドロタルサイト、塩基性アルミニウム・リチウ
ム・ヒドロキシ・カーボネート・ハイドレート、二酸化
ケイ素、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化カルシウム、硫
化亜鉛、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、ケイ酸カル
シウム、ケイ酸アルミニウム、ガラス繊維、チタン酸カ
リウム、炭素繊維、カーボンブラック、グラファイトお
よび金属繊維など)、カップリング剤(たとえばシラン
系、チタネート系、ボロン系、アルミネート系、ジルコ
アルミネート系など)の如き表面処理剤で表面処理され
た前記無機充填剤または有機充填剤(たとえば木粉、パ
ルプ、故紙、合成繊維、天然繊維など)を本発明の目的
を損なわない範囲で併用することができる。
残渣としてハロゲン化マグネシウム化合物を含有する結
晶性ポリオレフィンに前記の化合物Aおよび化合物Bな
らびに通常結晶性ポリオレフィンに添加される前述の各
種添加剤のそれぞれ所定量を、本願第2発明の組成物
は、たとえば結晶性ポリオレフィンに前記の化合物A
および化合物Cならびに通常結晶性ポリオレフィンに添
加される前述の各種添加剤のそれぞれ所定量を、また本
願第3発明の組成物は、たとえばHCPP(H)もしく
はHCPP(B)に前記の化合物A、化合物Dおよび化合
物Eならびに通常結晶性プロピレン重合体に添加される
前述の各種添加剤のそれぞれ所定量を、通常の混合装置
たとえばヘンシェルミキサー(商品名)、スーパーミキ
サー、リボンブレンダー、バンバリミキサーなどを用い
て混合し、通常の単軸押出機、2軸押出機、ブラベンダ
ーまたはロールなどで、溶融混練温度150℃〜300℃、好
ましくは180℃〜270℃で溶融混練ペレタイズすることに
より得ることができる。得られた組成物は射出成形法、
押出成形法、ブロー成形法などの各種成形法により目的
とする成形品の製造に供される。
施される用途、たとえば、医療用途もしくは食品包装用
途などの放射線による滅菌を施される用途または塗装
性、印刷性などの表面特性の改善のために、成形後、低
温プラズマ処理、コロナ放電処理などが施される用途な
どにも用いることができる。
具体的に説明するが、本発明はこれによって限定される
ものではない。なお、実施例および比較例で用いた評価
方法は次の方法によった。 1)透明性:得られたペレットを用いて長さ50mm、巾25
mm、厚み1mmの試験片を射出成形法により作成し、該試
験片を用いてヘイズを測定(ASTM D-1003-61に準
拠)することにより評価した。高透明性の材料とはヘイ
ズ値が小さいものをいう。 2)剛性:曲げ試験により評価した。すなわち得られた
ペレットを用いて長さ100mm、巾10mm、厚み4mmの試験
片を射出成形法により作成し、該試験片を用いて曲げ弾
性率を測定(JIS K 7203に準拠)することにより剛
性を評価した。高剛性の材料とは曲げ弾性率の大きなも
のをいう。 3)耐熱剛性:荷重たわみ温度試験により評価した。す
なわち得られたペレットを用いて長さ130mm、巾13mm、
厚み6.5mmの試験片を射出成形法により作成し、該試験
片を用いて熱変形温度を測定(JIS K 7207に準拠;
0.451MPa)することにより耐熱剛性を評価した。高耐熱
剛性の材料とは熱変形温度の高いものをいう。 4)耐衝撃性:アイゾット衝撃試験により評価した。す
なわち得られたペレットを用いて長さ63.5mm、巾13mm、
厚み3.5mmの試験片(ノッチ有り)を射出成形法により
作成し、該試験片を用いて23℃におけるアイゾット衝撃
強度を測定(JIS K 7110に準拠)することにより耐
衝撃性を評価した。耐衝撃性の優れた材料とはアイゾッ
ト衝撃強度の大きいものをいう。 5)引張伸度:引張試験により評価した。すなわち得ら
れたペレットを用いて長さ175mm、巾10mm、厚み3.3mmの
JIS1号試験片を射出成形法により作成し、該試験片
を用いて引張伸度を測定(JIS K 7113に準拠)評価
した。引張伸度の優れた材料とは引張伸度の大きいもの
をいう。
例22〜51で用いるHCPP(H)の製造方法) (1)触媒の調製 n-ヘキサン600ml、ジエチルアルミニウムモノクロライ
ド(DEAC)0.50モル、ジイソアミルエーテル1.20モル
を25℃で1分間で混合し5分間同温度で反応させて反応
生成液(v)(ジイソアミルエーテル/DEACのモル比
2.4)を得た。窒素置換された反応器に四塩化チタン4.0
モルを入れ、35℃に加熱し、これに上記反応生成液(v)
の全量を180分間で滴下したのち、同温度に30分間保
ち、75℃に昇温してさらに1時間反応させ、室温(20℃)
まで冷却し上澄液を除き、n-ヘキサン4,000mlを加えて
デカンテーションで上澄液を除く操作を4回繰り返し
て、固体生成物(ii)190gを得た。この固体生成物(ii)の
全量をn-ヘキサン3,000ml中に懸濁させた状態で、20℃
でジイソアミルエーテル160gと四塩化チタン350gとを室
温にて約1分間で加え65℃で1時間反応させた。反応終
了後、室温まで冷却し、上澄液をデカンテーションによ
って除いたのち、4,000mlのn-ヘキサンを加え10分間攪
拌し、静置して上澄液を除く操作を5回繰り返したの
ち、減圧下で乾燥させ固体生成物(iii)を得た。 (2)予備活性化触媒の調製 内容積20 lの傾斜羽根付きステンレス製反応器を窒素ガ
スで置換したのち、n-ヘキサン15 l、ジエチルアルミニ
ウムモノクロライド42g、固体生成物(iii)30gを室温で
加えたのち、水素15Nlを入れ、プロピレン分圧0.588MPa
で5分間反応させ、未反応プロピレン、水素およびn-ヘ
キサンを減圧で除去し、予備活性化触媒(vi)を粉粒体で
得た(固体生成物(iii)1g当りプロピレン82.0g反
応)。
付きステンレス製重合器内に乾燥したn-ヘキサン100 l
ついでジエチルアルミニウムモノクロライド10g、前記
予備活性化触媒(vi)10gおよびp-トルイル酸メチル11.0g
を仕込み、さらに水素を製造例1は100Nl、製造例2は2
00Nlおよび製造例3は410Nlそれぞれ添加した。ついで
器内の温度を70℃に昇温後、該器内にプロピレンを供給
し、器内の圧力を1.079MPaに昇圧した。そして温度を70
℃、圧力を1.079MPaに維持しながら4時間重合を継続
後、メタノールを25 l供給し、温度を80℃に昇温した。
30分後、さらに20重量%の水酸化ナトリウム水溶液を10
0g加え20分間攪拌し、純水50 lを加えたのち、残存プロ
ピレンを排出した。水層を抜き出したのち、さらに50 l
の純水を加え10分間攪拌水洗し、水層を抜き出し、さら
にHCPP(H)−n-ヘキサンスラリーを抜き出し、スラ
リーを濾過し、該濾過物を乾燥して白色のHCPP(H)
粉末を得た。得られたHCPP(H)は前述のメルトフロ
ーレート(MFR)およびアイソタクチックペンタッド分
率(P)を求めるのに供した。これらの分析結果を表1に
示した。なお、製造例1〜3で得られたHCPP(H)
を、以下それぞれHCPP(H)−[1]、HCPP(H)−
[2]およびHCPP(H)−[3]と略記する。
例52〜81で用いるHCPP(B)の製造例) (1)触媒の調製 n-ヘキサン600ml、ジエチルアルミニウムモノクロライ
ド(DEAC)0.50モル、ジイソアミルエーテル1.20モル
を25℃で1分間で混合し5分間同温度で反応させて反応
生成液(v)(ジイソアミルエーテル/DEACのモル比
2.4)を得た。窒素置換された反応器に四塩化チタン4.0
モルを入れ、35℃に加熱し、これに上記反応生成液(v)
の全量を180分間で滴下したのち、同温度に30分間保
ち、75℃に昇温してさらに1時間反応させ、室温(20℃)
まで冷却し上澄液を除き、n-ヘキサン4,000mlを加えて
デカンテーションで上澄液を除く操作を4回繰り返し
て、固体生成物(ii)190gを得た。この固体生成物(ii)の
全量をn-ヘキサン3,000ml中に懸濁させた状態で、20℃
でジイソアミルエーテル160gと四塩化チタン350gとを室
温にて約1分間で加え65℃で1時間反応させた。反応終
了後、室温まで冷却し、上澄液をデカンテーションによ
って除いたのち、4,000mlのn-ヘキサンを加え10分間攪
拌し、静置して上澄液を除く操作を5回繰り返したの
ち、減圧下で乾燥させ固体生成物(iii)を得た。 (2)予備活性化触媒の調製 内容積20 lの傾斜羽根付きステンレス製反応器を窒素ガ
スで置換したのち、n-ヘキサン15 l、ジエチルアルミニ
ウムモノクロライド42g、固体生成物(iii)30gを室温で
加えたのち、水素15Nlを入れ、プロピレン分圧0.588MPa
で5分間反応させ、未反応プロピレン、水素およびn-ヘ
キサンを減圧で除去し、予備活性化触媒(vi)を粉粒体で
得た(固体生成物(iii)1g当りプロピレン82.0g反
応)。
付きステンレス製重合器内に乾燥したn-ヘキサン250 l
ついでジエチルアルミニウムモノクロライド10g、前記
予備活性化触媒(vi)10gおよびp-トルイル酸メチル11.0g
を仕込み、さらに水素を気相ガス中の濃度で製造例4は
6モル%、製造例5は8モル%および製造例6は10モル
%をそれぞれ保つように添加した。ついで器内の温度を
70℃に昇温後、該器内にプロピレンを供給し、器内の圧
力を1.079MPaに昇圧した。そして温度を70℃、圧力を1.
079MPaに維持しながら4時間重合を継続後、プロピレン
の供給を停止し、未反応のプロピレンを放出し、重合器
内のスラリーの一部を採取して濾過、洗浄および乾燥し
て白色のHCPP(H)粉末を得た。得られたHCPP
(H)は前述のメルトフローレート(MFR)およびアイソ
タクチックペンタッド分率(P)を求めるのに供した。こ
れらの分析結果を表2に示した。未反応のプロピレンを
放出後、重合器内を温度60℃、圧力0.108MPaに保ち、第
2段階目の重合原料としてエチレンの供給比率が製造例
4〜6は33重量%とそれぞれなるように維持し、エチレ
ンの全供給量が製造例4は2.4kg、製造例5は5.4kgおよ
び製造例6は8.8kgとそれぞれなるようにエチレンとプ
ロピレンを2時間連続的に供給した。2時間重合後、エ
チレンおよびプロピレンの供給を停止し、未反応のエチ
レンおよびプロピレンを放出した。ついで重合器内にメ
タノールを25 l供給し、温度を75℃に昇温した。30分
後、さらに20重量%の水酸化ナトリウム水溶液を100g加
え20分間攪拌し、純水100 lを加えたのち、残存プロピ
レンを排出した。水層を抜き出したのち、さらに100 l
の純水を加え10分間攪拌水洗し、水層を抜き出し、さら
にHCPP(B)−n-ヘキサンスラリーを抜き出し、スラ
リーを濾過し、該濾過物を乾燥して白色のHCPP(B)
粉末を得た。得られたHCPP(B)は前述のメルトフロ
ーレート(MFR)および各エチレン含有量を求めるのに
供した。これらの分析結果を表2に示した。なお、製造
例4〜6で得られたHCPP(B)を、以下それぞれHC
PP(B)−[1]、HCPP(B)−[2]およびHCPP
(B)−[3]と略記する。
されていない粉末状結晶性プロピレン単独重合体(塩化
マグネシウム含有量40ppm)100重量部に、化合物Aとし
て2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニ
ル)アシッドフォスファイト、2,2'-メチレン-ビス(4,
6-ジ-t-ブチルフェニル)アシッドフォスファイトもし
くは2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジノニルフェニル)アシ
ッドフォスファイト、化合物Bとして酢酸リチウム、ス
テアリン酸カルシウム、モンタン酸亜鉛、オクタデカノ
イル乳酸カルシウム、塩基性12-ヒドロキシオクタデカ
ン酸マグネシウム、グリコール酸リチウム、乳酸カルシ
ウム、酒石酸亜鉛、クエン酸ナトリウム、塩基性マグネ
シウム・アルミニウム・ヒドロキシ・カーボネート・ハ
イドレートもしくは塩基性アルミニウム・リチウム・ヒ
ドロキシ・カーボネート・ハイドレートおよび他の添加
剤のそれぞれ所定量を後述の表3に記載した含有割合で
ヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合
したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練
処理してペレット化した。また比較例1〜2としてMF
Rが6.0g/10分の安定化されていない粉末状結晶性プロ
ピレン単独重合体(塩化マグネシウム含有量40ppm)100
重量部に後述の表3に記載の添加剤のそれぞれ所定量を
配合し、実施例1〜17に準拠して溶融混練処理してペレ
ットを得た。透明性の評価に用いる試験片は、得られた
ペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形に
より調製した。得られた試験片を用いて前記の試験方法
により透明性の評価を行った。これらの結果を表3に示
した。
されていない粉末状結晶性エチレン-プロピレンランダ
ム共重合体(エチレン含有量4.0重量%、塩化マグネシ
ウム含有量54ppm)100重量部に、化合物Aとして2,2'-
エチリデン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)アシ
ッドフォスファイト、2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t
-ブチルフェニル)アシッドフォスファイトもしくは2,
2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-アミルフェニル)アシ
ッドフォスファイト、化合物Bとして酸化亜鉛、水酸化
マグネシウム、炭酸カルシウム、(モノ,ジミックス
ド)ステアリルリン酸カルシウム、(モノ,ジミックス
ド)ステアリルリン酸亜鉛、ナトリウム-2,2'-メチレン
-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、エ
ポキシ化大豆油、ヘキサメチレンテトラミン、トリイソ
プロパノールアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチ
ル)ココアミンもしくはN,N-ビス(2-ヒドロキシエチ
ル)タロウアミンおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を
後述の表4に記載した配合割合でヘンシェルミキサー
(商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mm
の2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレット化
した。また比較例3〜4としてMFRが7.0g/10分の安
定化されていない粉末状結晶性エチレン-プロピレンラ
ンダム共重合体(エチレン含有量4.0重量%、塩化マグ
ネシウム含有量54ppm)100重量部に後述の表4に記載の
添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例18〜34に準拠
して溶融混練処理してペレットを得た。透明性の評価に
用いる試験片は、得られたペレットを樹脂温度250℃、
金型温度50℃で射出成形により調製した。得られた試験
片を用いて前記の試験方法により透明性の評価を行っ
た。これらの結果を表4に示した。
されていない粉末状結晶性プロピレン単独重合体(塩化
マグネシウム含有量15ppm)15重量%、MFR7.0g/10
分の安定化されていない粉末状結晶性エチレン-プロピ
レン-ブテン-1 3元共重合体(エチレン含有量4.0重量
%、ブテン-1含有量4.5重量%、塩化マグネシウム含有
量95ppm)80重量%およびMI(190℃における荷重21.1
8Nを加えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)5.0g/1
0分の安定化されていない粉末状チーグラー・ナッタ系
高密度エチレン-プロピレン共重合体(密度0.950g/c
m3、メチル分岐3.0個/1000炭素、塩化マグネシウム含
有量20ppm)5重量%とからなる合計100重量部に、化合
物Aとして2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジフェニルフェニ
ル)アシッドフォスファイト、2,2'-i-プロピリデン-ビ
ス(4,6-ジベンジルフェニル)アシッドフォスファイト
もしくは2,2'-ブチリデン-ビス(4-メチル-6-(1'-メチ
ルシクロヘキシル)フェニル)アシッドフォスファイ
ト、化合物Bとしてオクタデカン酸2-[(2-ヒドロキシ
エチル)オクタデシルアミノ]エチルエステル(オクタ
デシルイミノ)ジエチレンジステアレート、オレイン酸
アミド、エルカ酸アミド、N,N'-エチレン-ビス-ステ
アロアミド、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ココア
ミド、2,4,6-トリアミノ-1,3,5-トリアジン、ビス(2,
2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケート、ポリ
[[6-[(1,1,3,3-テトラメチルブチル)イミノ]-1,
3,5-トリアジン-2,4-ジイル][(2,2,6,6-テトラメチ
ル-4-ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6
-テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ]]、ポリ[[6-
モルフォリノ-1,3,5-トリアジン-2,4-ジイル][(2,2,
6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ]ヘキサメチ
レン[(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミ
ノ]]もしくは1,5,8,12-テトラキス[4,6-ビス(N-
(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)-ブチルアミ
ノ)-1,3,5-トリアジン-2-イル]-1,5,8,12-テトラアザ
ドデカンおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の表
5に記載した配合割合でヘンシェルミキサー(商品名)
に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mmの2軸押出
機で200℃にて溶融混練処理してペレット化した。また
比較例5〜6としてMFRが6.0g/10分の安定化されて
いない粉末状結晶性プロピレン単独重合体(塩化マグネ
シウム含有量15ppm)15重量%、MFRが7.0g/10分の
安定化されていない粉末状結晶性エチレン-プロピレン-
ブテン-1 3元共重合体(エチレン含有量4.0重量%、ブ
テン-1含有量4.5重量%、塩化マグネシウム含有量95pp
m)80重量%およびMIが5.0g/10分の安定化されてい
ない粉末状チーグラー・ナッタ系高密度エチレン-プロ
ピレン共重合体(密度0.950g/cm3、メチル分岐3.0個/
1000炭素、塩化マグネシウム含有量20ppm)5重量%と
からなる合計100重量部に後述の表5に記載の添加剤の
それぞれ所定量を配合し、実施例35〜51に準拠して溶融
混練処理してペレットを得た。透明性の評価に用いる試
験片は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度5
0℃で射出成形により調製した。得られた試験片を用い
て前記の試験方法により透明性の評価を行った。これら
の結果を表5に示した。
されていない粉末状結晶性プロピレン単独重合体100重
量部に、化合物Aとして2,2'-メチレン-ビス(4-メチル
-6-t-ブチルフェニル)アシッドフォスファイト、2,2'-
メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)アシッドフ
ォスファイトもしくは2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジノニ
ルフェニル)アシッドフォスファイト、化合物Cとして
酢酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウムもしくはモン
タン酸ナトリウムおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を
後述の表6に記載した含有割合でヘンシェルミキサー
(商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mm
の2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレット化
した。また比較例7〜11としてMFRが6.0g/10分の安
定化されていない粉末状結晶性プロピレン単独重合体10
0重量部に後述の表6に記載の添加剤のそれぞれ所定量
を配合し、実施例52〜60に準拠して溶融混練処理してペ
レットを得た。剛性および耐熱剛性の評価に用いる試験
片は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50
℃で射出成形により調製した。得られた試験片を用いて
前記の試験方法により剛性および耐熱剛性の評価を行っ
た。これらの結果を表6に示した。
されていない粉末状結晶性エチレン-プロピレンブロッ
ク共重合体(エチレン含有量8.5重量%)100重量部に、
化合物Aとして2,2'-エチリデン-ビス(4-メチル-6-t-
ブチルフェニル)アシッドフォスファイト、2,2'-エチ
リデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)アシッドフォ
スファイトもしくは2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-
アミルフェニル)アシッドフォスファイト、化合物Cと
して12-ヒドロキシオクタデカン酸ナトリウム、グリコ
ール酸ナトリウムもしくは乳酸ナトリウムおよび他の添
加剤のそれぞれ所定量を後述の表7に記載した含有割合
でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混
合したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混
練処理してペレット化した。また比較例12〜16としてM
FRが4.0g/10分の安定化されていない粉末状結晶性エ
チレン-プロピレンブロック共重合体(エチレン含有量
8.5重量%)100重量部に後述の表7に記載の添加剤のそ
れぞれ所定量を配合し、実施例61〜69に準拠して溶融混
練処理してペレットを得た。剛性、耐熱剛性および耐衝
撃性の評価に用いる試験片は、得られたペレットを樹脂
温度250℃、金型温度50℃で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、耐
熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果を
表7に示した。
されていない粉末状結晶性エチレン-プロピレンランダ
ム共重合体(エチレン含有量2.5重量%)90重量%およ
びMI15.0g/10分の安定化されていない粉末状チーグ
ラー・ナッタ系高密度エチレン単独重合体10重量%とか
らなる合計100重量部に、化合物Aとして2,2'-メチレン
-ビス(4,6-ジフェニルフェニル)アシッドフォスファ
イト、2,2'-i-プロピリデン-ビス(4,6-ジベンジルフェ
ニル)アシッドフォスファイトもしくは2,2'-ブチリデ
ン-ビス(4-メチル-6-(1'-メチルシクロヘキシル)フ
ェニル)アシッドフォスファイト、化合物Cとして酒石
酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムもしくはオクタデカ
ノイル乳酸ナトリウムおよび他の添加剤のそれぞれ所定
量を後述の表8に記載した含有割合でヘンシェルミキサ
ー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30
mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレット
化した。また比較例17〜21としてMFRが7.0g/10分の
安定化されていない粉末状結晶性エチレン-プロピレン
ランダム共重合体(エチレン含有量2.5重量%)90重量
%およびMIが15.0g/10分の安定化されていない粉末
状チーグラー・ナッタ系高密度エチレン単独重合体10重
量%とからなる合計100重量部に後述の表8に記載の添
加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例70〜78に準拠し
て溶融混練処理してペレットを得た。剛性および耐熱剛
性の評価に用いる試験片は、得られたペレットを樹脂温
度250℃、金型温度50℃で射出成形により調製した。得
られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性および
耐熱剛性の評価を行った。これらの結果を表8に示し
た。
R2.5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(H)
−[1]100重量部に、化合物Aとして2,2'-メチレン-ビ
ス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)アシッドフォスフ
ァイト、2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニ
ル)アシッドフォスファイトもしくは2,2'-メチレン-ビ
ス(4,6-ジノニルフェニル)アシッドフォスファイト、
化合物Dとして酢酸マグネシウム、(モノ,ジミックス
ド)2-エチルヘキシルリン酸マグネシウム、酸化マグネ
シウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、10-
ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフ
ェナンスレン-10-オキサイドのマグネシウム塩もしくは
マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレン
フォスフィネート)、化合物Eとして2,2'-ビス(4,6-
ジ-t-ブチルフェニル)フルオロフォスファイトもしく
は2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニ
ル)フルオロフォスファイトおよび他の添加剤のそれぞ
れ所定量を後述の表9に記載した含有割合でヘンシェル
ミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、
口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペ
レット化した。また比較例22〜31としてMFRが2.5g/
10分の安定化されていない粉末状HCPP(H)−[1]10
0重量部に後述の表9に記載の添加剤のそれぞれ所定量
を配合し、実施例79〜87に準拠して溶融混練処理してペ
レットを得た。引張伸度の評価に用いる試験片は、得ら
れたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成
形により調製した。得られた試験片を用いて前記の試験
方法により引張伸度の評価を行った。これらの結果を表
9に示した。
R10.6g/10分の安定化されていない粉末状HCPP
(H)−[2]100重量部に、化合物Aとして2,2'-エチリデ
ン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)アシッドフォ
スファイト、2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチル
フェニル)アシッドフォスファイトもしくは2,2'-エチ
リデン-ビス(4,6-ジ-t-アミルフェニル)アシッドフォ
スファイト、化合物Dとしてステアリン酸マグネシウ
ム、(モノ,ジミックスド)ステアリルリン酸マグネシ
ウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マ
グネシウム、2,6,8-トリ-t-ブチル-10-ヒドロキシ-9,10
-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-
オキサイドのマグネシウム塩もしくはマグネシウム-ビ
ス(5,4',6'-トリ-t-ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフ
ェニレンフォスフィネート)、化合物Eとして2,2'-メ
チレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フルオロフォ
スファイトもしくは2,2'-エチリデン-ビス(4-メチル-6
-t-ブチルフェニル)フルオロフォスファイトおよび他
の添加剤のそれぞれ所定量を後述の表10に記載した含有
割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪
拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶
融混練処理してペレット化した。また比較例32〜41とし
てMFRが10.6g/10分の安定化されていない粉末状H
CPP(H)−[2]100重量部に後述の表10に記載の添加
剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例88〜96に準拠して
溶融混練処理してペレットを得た。引張伸度の評価に用
いる試験片は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金
型温度50℃で射出成形により調製した。得られた試験片
を用いて前記の試験方法により引張伸度の評価を行っ
た。これらの結果を表10に示した。
R34.0g/10分の安定化されていない粉末状HCPP
(H)−[3]100重量部に、化合物Aとして2,2'-メチレン
-ビス(4,6-ジフェニルフェニル)アシッドフォスファ
イト、2,2'-i-プロピリデン-ビス(4,6-ジベンジルフェ
ニル)アシッドフォスファイトもしくは2,2'-ブチリデ
ン-ビス(4-メチル-6-(1'-メチルシクロヘキシル)フ
ェニル)アシッドフォスファイト、化合物Dとしてオレ
イン酸マグネシウム、(モノ,ジミックスド)ステアリ
ルリン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグ
ネシウム、炭酸マグネシウム、2-シクロヘキシル-10-ヒ
ドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェ
ナンスレン-10-オキサイドのマグネシウム塩もしくはマ
グネシウム-ビス(5-シクロヘキシル-1'-ヒドロキシ-2,
2'-ビフェニレンフォスフィネート)、化合物Eとして
2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フ
ルオロフォスファイトもしくは2,2'-チオ-ビス(4-メチ
ル-6-t-ブチルフェニル)フルオロフォスファイトおよ
び他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の表11に記載した
含有割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分
間攪拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃に
て溶融混練処理してペレット化した。また比較例42〜51
としてMFRが34.0g/10分の安定化されていない粉末
状HCPP(H)−[3]100重量部に後述の表11に記載の
添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例97〜105に準
拠して溶融混練処理してペレットを得た。引張伸度の評
価に用いる試験片は、得られたペレットを樹脂温度250
℃、金型温度50℃で射出成形により調製した。得られた
試験片を用いて前記の試験方法により引張伸度の評価を
行った。これらの結果を表11に示した。
R8.5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(B)
−[1](エチレン含有量4.2重量%)100重量部に、化合
物Aとして2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-ブチル
フェニル)アシッドフォスファイト、2,2'-メチレン-ビ
ス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)アシッドフォスファイ
トもしくは2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジノニルフェニ
ル)アシッドフォスファイト、化合物Dとしてベヘン酸
マグネシウム、(モノ,ジミックスド)ステアリルリン
酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ム、炭酸マグネシウム、6-フェニル-10-ヒドロキシ-9,1
0-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10
-オキサイドのマグネシウム塩もしくはマグネシウム-ビ
ス(1'-ヒドロキシ-4'-フェニル-2,2'-ビフェニレンフ
ォスフィネート)、化合物Eとして2,2'-ビス(4,6-ジ-
t-ブチルフェニル)フルオロフォスファイトもしくは2,
2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)フ
ルオロフォスファイトおよび他の添加剤のそれぞれ所定
量を後述の表12に記載した含有割合でヘンシェルミキサ
ー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30
mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレット
化した。また比較例52〜61としてMFRが8.5g/10分の
安定化されていない粉末状HCPP(B)−[1](エチレ
ン含有量4.2重量%)100重量部に後述の表12に記載の添
加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例106〜114に準拠
して溶融混練処理してペレットを得た。引張伸度の評価
に用いる試験片は、得られたペレットを樹脂温度250
℃、金型温度50℃で射出成形により調製した。得られた
試験片を用いて前記の試験方法により引張伸度の評価を
行った。これらの結果を表12に示した。
R9.0g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(B)
−[2](エチレン含有量8.5重量%)100重量部に、化合
物Aとして2,2'-エチリデン-ビス(4-メチル-6-t-ブチ
ルフェニル)アシッドフォスファイト、2,2'-エチリデ
ン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)アシッドフォスフ
ァイトもしくは2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-アミ
ルフェニル)アシッドフォスファイト、化合物Dとして
モンタン酸マグネシウム、(モノ,ジミックスド)ステ
アリルリン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化
マグネシウム、炭酸マグネシウム、2-ベンジル-10-ヒド
ロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナ
ンスレン-10-オキサイドのマグネシウム塩もしくはマグ
ネシウム-ビス(5-ベンジル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフ
ェニレンフォスフィネート)、化合物Eとして2,2'-メ
チレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フルオロフォ
スファイトもしくは2,2'-エチリデン-ビス(4-メチル-6
-t-ブチルフェニル)フルオロフォスファイトおよび他
の添加剤のそれぞれ所定量を後述の表13に記載した含有
割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪
拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶
融混練処理してペレット化した。また比較例62〜71とし
てMFRが9.0g/10分の安定化されていない粉末状HC
PP(B)−[2](エチレン含有量8.5重量%)100重量部
に後述の表13に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合
し、実施例115〜123に準拠して溶融混練処理してペレッ
トを得た。引張伸度の評価に用いる試験片は、得られた
ペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形に
より調製した。得られた試験片を用いて前記の試験方法
により引張伸度の評価を行った。これらの結果を表13に
示した。
R7.7g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(B)
−[3](エチレン含有量12.1重量%)100重量部に、化
合物Aとして2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジフェニルフェ
ニル)アシッドフォスファイト、2,2'-i-プロピリデン-
ビス(4,6-ジベンジルフェニル)アシッドフォスファイ
トもしくは2,2'-ブチリデン-ビス(4-メチル-6-(1'-メ
チルシクロヘキシル)フェニル)アシッドフォスファイ
ト、化合物Dとして12-ヒドロキシオクタデカン酸マグ
ネシウム、(モノ,ジミックスド)ステアリルリン酸マ
グネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、
炭酸マグネシウム、6-(α-メチルベンジル)-8-t-ブチ
ル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォス
ファフェナンスレン-10-オキサイドのマグネシウム塩も
しくはマグネシウム-ビス[1'-ヒドロキシ-4'-(α-メ
チルベンジル)-6'-t-ブチル-2,2'-ビフェニレンフォス
フィネート]、化合物Eとして2,2'-エチリデン-ビス
(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フルオロフォスファイト
もしくは2,2'-チオ-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニ
ル)フルオロフォスファイトおよび他の添加剤のそれぞ
れ所定量を後述の表14に記載した含有割合でヘンシェル
ミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、
口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペ
レット化した。また比較例72〜81としてMFRが7.7g/
10分の安定化されていない粉末状HCPP(B)−[3]
(エチレン含有量12.1重量%)100重量部に後述の表14
に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例124
〜132に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。引
張伸度の評価に用いる試験片は、得られたペレットを樹
脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形により調製し
た。得られた試験片を用いて前記の試験方法により引張
伸度の評価を行った。これらの結果を表14に示した。
合物および添加剤は下記の通りである。 化合物A[1]:2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-
ブチルフェニル)アシッドフォスファイト 化合物A[2]:2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチ
ルフェニル)アシッドフォスファイト 化合物A[3]:2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジノニルフ
ェニル)アシッドフォスファイト 化合物A[4]:2,2'-エチリデン-ビス(4-メチル-6-t
-ブチルフェニル)アシッドフォスファイト 化合物A[5]:2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブ
チルフェニル)アシッドフォスファイト 化合物A[6]:2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ア
ミルフェニル)アシッドフォスファイト 化合物A[7]:2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジフェニル
フェニル)アシッドフォスファイト 化合物A[8]:2,2'-i-プロピリデン-ビス(4,6-ジベ
ンジルフェニル)アシッドフォスファイト 化合物A[9]:2,2'-ブチリデン-ビス(4-メチル-6-
(1'-メチルシクロヘキシル)フェニル)アシッドフォ
スファイト
マグネシウム(0.44MgO・C17H34(OH)COOM
g1/2) 化合物B[6]:グリコール酸リチウム 化合物B[7]:乳酸カルシウム 化合物B[8]:酒石酸亜鉛 化合物B[9]:クエン酸ナトリウム 化合物B[10]:塩基性マグネシウム・アルミニウム・
ヒドロキシ・カーボネート・ハイドレート(Mg4.5Al2
(OH)13CO3・3.5H2O)[協和化学工業(株)製DHT
−4A] 化合物B[11]:塩基性アルミニウム・リチウム・ヒド
ロキシ・カーボネート・ハイドレート(Al4Li2(OH)
12CO3・1.6H2O) 化合物B[12]:酸化亜鉛 化合物B[13]:水酸化マグネシウム 化合物B[14]:炭酸カルシウム 化合物B[15]:(モノ,ジミックスド)ステアリルリ
ン酸カルシウム 化合物B[16]:(モノ,ジミックスド)ステアリルリ
ン酸亜鉛 化合物B[17]:ナトリウム-2,2'-メチレン-ビス(4,6
-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート 化合物B[18]:エポキシ化大豆油 化合物B[19]:ヘキサメチレンテトラミン 化合物B[20]:トリイソプロパノールアミン 化合物B[21]:N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)コ
コアミン 化合物B[22]:N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)タ
ロウアミン 化合物B[23]:オクタデカン酸2-[(2-ヒドロキシエ
チル)オクタデシルアミノ]エチルエステル 化合物B[24]:(オクタデシルイミノ)ジエチレンジ
ステアレート 化合物B[25]:オレイン酸アミド 化合物B[26]:エルカ酸アミド 化合物B[27]:N,N'-エチレン-ビス-ステアロアミ
ド 化合物B[28]:N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)コ
コアミド 化合物B[29]:2,4,6-トリアミノ-1,3,5-トリアジン 化合物B[30]:ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペ
リジル)セバケート 化合物B[31]:ポリ[[6-[(1,1,3,3-テトラメチル
ブチル)イミノ]-1,3,5-トリアジン-2,4-ジイル]
[(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ]ヘ
キサメチレン[(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジ
ル)イミノ]] 化合物B[32]:ポリ[[6-モルフォリノ-1,3,5-トリ
アジン-2,4-ジイル] [(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピ
ペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6-テトラ
メチル-4-ピペリジル)イミノ]] 化合物B[33]:1,5,8,12-テトラキス[4,6-ビス(N-
(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)-ブチルアミ
ノ)-1,3,5-トリアジン-2-イル]-1,5,8,12-テトラアザ
ドデカン
ウム 化合物C[5]:グリコール酸ナトリウム 化合物C[6]:乳酸ナトリウム 化合物C[7]:酒石酸ナトリウム 化合物C[8]:クエン酸ナトリウム 化合物C[9]:オクタデカノイル乳酸ナトリウム
シウム 化合物D[7]:(モノ,ジミックスド)2-エチルヘキ
シルリン酸マグネシウム 化合物D[8]:(モノ,ジミックスド)ステアリルリ
ン酸マグネシウム 化合物D[9]:酸化マグネシウム 化合物D[10]:水酸化マグネシウム 化合物D[11]:炭酸マグネシウム 化合物D[12]:10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキ
サ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイドのマグ
ネシウム塩 化合物D[13]:2,6,8-トリ-t-ブチル-10-ヒドロキシ-
9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン
-10-オキサイドのマグネシウム塩 化合物D[14]:2-シクロヘキシル-10-ヒドロキシ-9,1
0-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10
-オキサイドのマグネシウム塩 化合物D[15]:6-フェニル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒ
ドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキ
サイドのマグネシウム塩 化合物D[16]:2-ベンジル-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒ
ドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキ
サイドのマグネシウム塩 化合物D[17]:6-(α-メチルベンジル)-8-t-ブチル
-10-ヒドロキシ-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスフ
ァフェナンスレン-10-オキサイドのマグネシウム塩 化合物D[18]:マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-
2,2'-ビフェニレンフォスフィネート) 化合物D[19]:マグネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-t-
ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート) 化合物D[20]:マグネシウム-ビス(5-シクロヘキシ
ル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト) 化合物D[21]:マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-
4'-フェニル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート) 化合物D[22]:マグネシウム-ビス(5-ベンジル-1'-
ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート) 化合物D[23]:マグネシウム-ビス[1'-ヒドロキシ-
4'-(α-メチルベンジル)-6'-t-ブチル-2,2'-ビフェニ
レンフォスフィネート]
チルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物E[2]:2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-
ブチルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物E[3]:2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチ
ルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物E[4]:2,2'-エチリデン-ビス(4-メチル-6-t
-ブチルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物E[5]:2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブ
チルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物E[6]:2,2'-チオ-ビス(4-メチル-6-t-ブチ
ルフェニル)フルオロフォスファイト リチウム塩1:ステアリン酸リチウム リチウム塩2:塩基性アルミニウム・リチウム・ヒドロ
キシ・カーボネート・ハイドレート(Al4Li2(OH)12
CO3・1.6H2O)
チル-p-クレゾール フェノール系酸化防止剤2:テトラキス[メチレン-3-
(3',5'-ジ-t-ブチル-4'-ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン フェノール系酸化防止剤3:トリス(3,5-ジ-t-ブチル-
4-ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート フェノール系酸化防止剤4:1,3,5-トリメチル-2,4,6-
トリス(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)ベン
ゼン フェノール系酸化防止剤5:n-オクタデシル-β-(4'-
ヒドロキシ-3',5'-ジ-t-ブチルフェニル)プロピオネー
ト フェノール系酸化防止剤6:トリス(4-t-ブチル-3-ヒ
ドロキシ-2,6-ジメチルベンジル)イソシアヌレート リン系酸化防止剤1:ビス(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチル
フェニル)-ペンタエリスリトール-ジフォスファイト リン系酸化防止剤2:トリス(2,4-ジ-t-ブチルフェニ
ル)フォスファイト リン系酸化防止剤3:ビス(2,4-ジ-t-ブチルフェニ
ル)-ペンタエリスリトール-ジフォスファイト リン系酸化防止剤4:ビス[2,2'-エチリデン-ビス(4,
6-ジ-t-アミルフェニル)]-3,9-ビス(1,1-ジメチル-2
-ヒドロキシエチル)-2,4,8,10-テトラオキサスピロ
[5.5]ウンデカン-ジフォスファイト リン系酸化防止剤5:テトラキス(2,4-ジ-t-ブチルフ
ェニル)-4,4'-ビフェニレン-ジ-フォスフォナイト
性ポリオレフィンとして塩化マグネシウム含有量40ppm
の結晶性プロピレン単独重合体を用いた場合である。表
3からわかるように、実施例1〜17は本願第1発明にか
かわる化合物Aおよび化合物Bを含有するものであり、
実施例1〜17と比較例1(化合物Aおよび化合物Bを含
有しないもの)とをくらべてみると、実施例1〜17は透
明性が著しく優れていることがわかる。また、化合物A
を含有し化合物Bを含有しない比較例2と実施例1〜17
をくらべてみると、比較例2は比較例1とくらべても明
らかなように化合物A含有によって透明性は改善される
もののいまだ充分満足できるものではなく、化合物Aに
化合物Bを併用した実施例1〜17は透明性が著しく改善
されていることがわかる。従って、本願の第1の発明に
かかわる触媒残渣としてハロゲン化マグネシウム化合物
を含有する結晶性ポリオレフィン、化合物Aおよび化合
物Bの3成分の特定量の含有を同時に満たさない比較各
例は、本願第1発明の効果を奏さないことが明らかであ
る。すなわち、本願第1発明で得られる透明性は、触媒
残渣としてハロゲン化マグネシウム化合物を含有する結
晶性ポリオレフィンに化合物Aおよび化合物Bを含有さ
せたときにはじめてみられる特有の効果であるといえ
る。
て、それぞれ塩化マグネシウム含有量54ppmの結晶性エ
チレン-プロピレンランダム共重合体、塩化マグネシウ
ム含有量15ppmの結晶性プロピレン単独重合体、塩化マ
グネシウム含有量95ppmの結晶性エチレン-プロピレン-
ブテン-1 3元共重合体および塩化マグネシウム含有量2
0ppmのチーグラー・ナッタ系高密度エチレン-プロピレ
ン共重合体の混合物を用いたものであり、これらについ
ても上述と同様の効果が確認された。
性ポリオレフィンとして結晶性プロピレン単独重合体を
用いた場合である。表6からわかるように、実施例52〜
60は本願の第2の発明にかかわる化合物Aおよび化合物
Cを含有するものであり、実施例52〜60と比較例7(化
合物Aおよび化合物Bを含有しないもの)とをくらべて
みると、実施例52〜60は剛性面が著しく優れていること
がわかる。また、化合物Aのみを含有した比較例8と実
施例52〜60をくらべてみると、比較例8の剛性面の改善
効果は比較例7とくらべても明らかなようにある程度認
められるもののいまだ充分満足できるものではない。同
様に、化合物Bのみを含有した比較例9と実施例52〜60
をくらべてみると、比較例9の剛性面の改善効果はほと
んどないことがわかる。さらに、実施例52〜60において
化合物Bをリチウム塩1〜2に替えた比較例10〜11と実
施例52〜60をくらべてみると、比較例10〜11の剛性面の
改善効果は比較例8と同程度であり、化合物Aにリチウ
ム塩1〜2を併用してもほとんど剛性面の改善効果が認
められないことがわかる。従って、本願の第2の発明に
かかわる化合物Aおよび化合物Cの2成分の含有を同時
に満たさない比較各例は、本願の第2の発明の効果を奏
さないことが明らかである。すなわち、本願の第2の発
明で得られる剛性面は、結晶性ポリオレフィンに化合物
Aおよび化合物Cを含有したときにはじめてみられる特
有の効果であるといえる。
て、それぞれ結晶性エチレン-プロピレンブロック共重
合体、結晶性エチレン-プロピレンランダム共重合体お
よび高密度エチレン単独重合体の混合物を用いたもので
あり、これらについても上述と同様の効果が確認され
た。また、表7の本願第2発明の組成物である実施各例
において、化合物Aおよび化合物Cを含有することによ
って剛性面の向上に伴う耐衝撃性の低下がみられず、比
較各例とくらべても耐衝撃性は何ら遜色のないことが確
認された。
性プロピレン重合体としてHCPP(H)−[1]を用いた
場合である。表9からわかるように、実施例79〜87は本
願の第3の発明にかかわる化合物A、化合物Dおよび化
合物Eを含有したものであり、実施例79〜87と比較例22
(化合物A、化合物Dおよび化合物Eを含有しないも
の)とをくらべてみると、実施例79〜87は引張伸度が著
しく優れていることがわかる。化合物A、化合物Dもし
くは化合物Eをそれぞれ単独に含有した比較例23〜27と
実施例79〜87をくらべてみると、比較例23〜27の引張伸
度は比較例22と同程度でありほとんど改善されないこと
がわかる。また、化合物A、化合物Dないし化合物Eの
内の2成分をそれぞれ含有した比較例28〜30と実施例79
〜87をくらべてみると、比較例28〜30の引張伸度は比較
例22と同程度であり、本願の第3の発明にかかわる化合
物A、化合物Dないし化合物Eの内の2成分をそれぞれ
併用しても引張伸度はほとんど改善されないことがわか
る。さらに、実施例79〜87において化合物D[9]〜
[11]を本願第3発明の含有割合を超えて含有した比較
例31と実施例79〜87をくらべてみると、比較例31は化合
物A、化合物Dおよび化合物Eを含有しているにもかか
わらず引張伸度の改善効果はほとんど認められないこと
がわかる。従って、本願第3発明にかかわる化合物A、
化合物Dおよび化合物Eの3成分の特定量の含有を同時
に満たさない比較各例は、本願第3発明の効果を奏さな
いことが明らかである。すなわち、本願第3発明で得ら
れる引張伸度は、HCPP(H)に化合物A、化合物Dお
よび化合物Eをそれぞれ特定量含有したときにはじめて
みられる特有の効果であるといえる。
してそれぞれHCPP(H)−[2]、HCPP(H)−
[3]、HCPP(B)−[1]、HCPP(B)−[2]、HC
PP(B)−[3]を用いたものであり、これらについても
上述と同様の効果が確認された。
成物は、透明性が大幅に改善される。本願第2発明の組
成物は、(1)成形品としたときの該成形品の剛性面が著
しく優れている。(2)成形品の薄肉化を計ることができ
省資源に寄与するばかりでなく、成形時の冷却速度も早
くなるので単位時間当りの成形速度を早くすることがで
き生産性の向上にも寄与できる。本願第3発明の組成物
は、HCPP(H)またはHCPP(B)を用いて成形品と
したときの該成形品の引張伸度が著しく優れている。
Claims (5)
- 【請求項1】 触媒残渣としてハロゲン化マグネシウム
化合物を含有する結晶性ポリオレフィン100重量部に、
下記化1で示される環状リン化合物(以下、化合物Aと
いう)0.001〜1重量部およびハロゲン捕捉剤(以下、
化合物Bという)0.001〜1重量部を含有した結晶性ポ
リオレフィン組成物。 【化1】 (ただし、式中R1は炭素数1〜4のアルキリデン基
を、Ar1およびAr2はアルキルアリーレン基、シクロア
ルキルアリーレン基、アリールアリーレン基もしくはア
ラールキルアリーレン基をそれぞれ示す。) - 【請求項2】 化合物Bが、脂肪酸金属塩、アルカノイ
ル乳酸金属塩、脂肪族ヒドロキシ酸金属塩、ハイドロタ
ルサイト類、リチウムアルミニウム複合水酸化物塩、金
属酸化物、金属水酸化物、炭酸金属塩、脂肪族リン酸金
属塩、エポキシ化合物、脂肪族アミン、脂肪族アミド、
ヒンダートアミン系化合物、アミノトリアジン系化合物
またはこれらの2種以上の混合物である請求項1記載の
結晶性ポリオレフィン組成物。 - 【請求項3】 結晶性ポリオレフィン100重量部に、化
合物A0.001〜1重量部および下記〜から選ばれた
1種または2種以上の化合物(以下、化合物Cという)
0.001〜1重量部を含有した結晶性ポリオレフィン組成
物。 脂肪族モノカルボン酸ナトリウム 炭素数2〜6の脂肪族ヒドロキシ酸ナトリウム アルカノイル乳酸ナトリウム - 【請求項4】 アイソタクチックペンタッド分率(P)と
メルトフローレート(MFR:230℃における荷重21.18
Nを加えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)との関係
が1.00≧P≧0.015 logMFR+0.955である結晶性プロ
ピレン単独重合体100重量部に、化合物A0.001〜1重量
部、下記〜から選ばれた1種または2種以上のマグ
ネシウム化合物(以下、化合物Dという)0.001〜1重
量部および下記化4で示されるフルオロフォスファイト
系化合物(以下、化合物Eという)0.001〜1重量部を
含有した結晶性ポリオレフィン組成物。 脂肪酸マグネシウム 脂肪族リン酸マグネシウム 酸化マグネシウム 水酸化マグネシウム 炭酸マグネシウム 下記化2で示される環状リン化合物のマグネシウム塩 下記化3で示されるマグネシウムフォスフィネート系
化合物 【化2】 【化3】 【化4】 (ただし、式中Ar3〜Ar6はアリーレン基、アルキルア
リーレン基、シクロアルキルアリーレン基、アリールア
リーレン基もしくはアラールキルアリーレン基を、R2
は直接結合、炭素数1〜4のアルキリデン基もしくは硫
黄原子を、Ar7およびAr8はアルキルアリーレン基もし
くはシクロアルキルアリーレン基をそれぞれ示す。) - 【請求項5】 結晶性プロピレン単独重合体のアイソタ
クチックペンタッド分率(P)とメルトフローレート(M
FR)との関係が1.00≧P≧0.015 logMFR+0.955で
ある第1段階重合体が全重合体量の70〜95重量%であ
り、ついで全重合体量の30〜5重量%のエチレンもしく
はエチレンとプロピレンを1段階以上で重合させてなり
エチレン含有量が全重合体量の3〜20重量%である結晶
性エチレン-プロピレンブロック共重合体100重量部に、
化合物A0.001〜1重量部、化合物D0.001〜1重量部お
よび化合物E0.001〜1重量部を含有した結晶性ポリオ
レフィン組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17594694A JP3805388B2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-07-04 | 結晶性ポリオレフィン組成物 |
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JPH07330963A true JPH07330963A (ja) | 1995-12-19 |
JP3805388B2 JP3805388B2 (ja) | 2006-08-02 |
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- 1994-07-04 JP JP17594694A patent/JP3805388B2/ja not_active Expired - Fee Related
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