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JPH07336761A - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

Info

Publication number
JPH07336761A
JPH07336761A JP6127467A JP12746794A JPH07336761A JP H07336761 A JPH07336761 A JP H07336761A JP 6127467 A JP6127467 A JP 6127467A JP 12746794 A JP12746794 A JP 12746794A JP H07336761 A JPH07336761 A JP H07336761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
destination
call
state
message
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6127467A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiaki Okano
道商 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6127467A priority Critical patent/JPH07336761A/ja
Publication of JPH07336761A publication Critical patent/JPH07336761A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 着信応答不可能な移動局に対する着信呼が発
生した場合に、この着信呼の発生を上記移動局が着信可
能状態に復帰した後にその使用者が認識できるようにす
る。 【構成】 圏外に出て着信不可能な状態になっている移
動局MS11に対し固定電話機TEL1から着信呼が発
生すると、移動通信制御装置40が移動局位置情報テー
ブルに当該移動局MS11に対応付けて上記固定電話機
TEL1の発信端末番号を記憶する。そして、その後上
記移動局MS11が圏内に戻って通信可能な状態に復帰
すると、この移動局MS11に対し上記発信端末番号を
含めた「呼設定」メッセージを送出して、この発信端末
番号を移動局MS11のLCDに表示するようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車・携帯電話シス
テムやコードレス電話システム等の移動通信システムに
係わり、特に移動局に対する着信通知機能を改良したシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車・携帯電話システム等の移
動通信システムは、網の整備の進展や移動電話機の小形
軽量化および低価格化により手軽に利用できる環境が整
いつつあり、今後急速に普及する兆しが見え始めてい
る。移動通信システムを使用すると、いつでもどこでも
利用者の端末から発信できるだけでなく、外出先などの
任意の場所で着信を受けることができ大変便利である。
【0003】移動通信システムを構成する場合に、基地
局のアンテナから強力な電波を広範囲に送信すること
は、電波の有効利用の面から得策ではない。そこで、一
般にはサービスエリアをセルと呼ばれる例えば直径数k
m程度の小ゾーンに分割して、これらの無線ゾーンにそ
れぞれ基地局を配置し、これらの基地局と移動局との間
で数百mW〜数Wの電波を送信することにより通信を行
なうセルラ方式が採用されている。このセルラ方式の最
大の利点は、共通の無線周波数を隣接しない複数の無線
ゾーンで繰り返し使用できる点であり、これにより大ゾ
ーン方式に比べて多くの移動局を収容することができ
る。
【0004】一方、この様なセルラ方式を実現するため
には、移動局がある無線ゾーンから他の無線ゾーンに移
動した場合に、これを追跡して着信を行なう機能が必要
であり、そのために位置登録手順が規定されている。こ
の位置登録手順は、各移動局の存在位置を移動網の網制
御装置が各無線ゾーンごとに登録し管理するもので、例
えば各基地局から周期的に送信される報知情報を移動局
で受信し、この受信した報知情報に含まれるエリアコー
ドがそれまでのエリアコードと異なっていた場合に、移
動局から基地局へ移動局番号を含む位置登録要求を送信
して移動網の網制御装置にこの移動局の位置情報を登録
するものである。移動網は、この位置登録情報を利用す
ることにより各移動局が存在する無線ゾーンを特定して
着信通知を行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の従
来の移動通信システムには、次のような解決すべき課題
があった。すなわち、移動局がシステムのサービスエリ
ア外に出ていたり、また移動局の電源が投入されていな
いと、この移動局の位置は移動通信網において正しく管
理されないことがある。この場合、当該移動局に対し着
信呼が発生すると、移動通信網はこの移動局に対し旧い
位置登録情報に基づいて着信通知を行ない、移動局から
所定時間内に着信応答が返送されないと、着信不可能と
判断して着信呼を解放してしまう。
【0006】このため、発信元の端末の使用者は、相手
の移動局がいつ通信可能な状態に復帰するかを知る術が
ないため、その後時間をおいて何度も繰り返し発信し直
す手間を強いられることになり、操作が非常に面倒だっ
た。また、着信先移動局の使用者にとっても、自身がサ
ービスエリア外に存在している期間や電源をオフしてい
る期間に着信があったことを、自身の移動局が通信可能
な状態に復帰した後も知ることができないため、緊急連
絡等に対する対応が全く行なえないかまたは遅くなると
いう不具合を生じ極めて好ましくなかった。
【0007】さらに、上記したように着信不応答の移動
局に対し発信元の端末が何度も繰り返し発信し直すと、
移動通信網ではその都度通話に至らない無駄な着信呼処
理をいだずらに繰返すことになり、網の処理効率上好ま
しくなかった。また、上記した無駄な着信呼のためにそ
の都度無線チャネルが専有されることになるため、無線
チャネルの利用効率の上でも好ましくなかった。
【0008】そこで、本発明の第1の目的は、着信応答
不可能な移動局に対する着信呼が発生した場合に、この
着信呼の発生を上記移動局が着信可能状態に復帰した後
にその使用者が認識できるようにし、これにより着信呼
に対する適切な対応を可能にする移動通信システムを提
供することにある。
【0009】また本発明の第2の目的は、着信先の移動
局が着信不応答だった場合に、この着信先の移動局が着
信可能な状態に復帰した後にその旨を発信元の端末の使
用者が認識できるようにし、これにより無駄な発信操作
が行なわれないようにして、使用者の操作性の向上と、
交換制御の処理負担の軽減および無線チャネルの利用率
の向上とを図ることができる移動通信システムを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために第1の発明は、移動局に対し着信通知を行なう
際に、第1の状態判定手段により当該着信先の移動局が
通信可能な状態になっているか否かを判定し、着信先の
移動局が通信不可能と判定された場合に、当該着信先の
移動局の識別情報を記憶手段に記憶する。そして、この
状態で上記着信先の移動局が通信可能な状態に復旧した
か否かを第2の状態判定手段により判定し、着信先の移
動局が通信可能な状態に復旧したと判定された場合に、
上記記憶手段に記憶された識別番号に基づいて当該着信
先の移動局に対し発信が発生した旨の情報を通知するよ
うにしたものである。
【0011】また第1の発明は、第1の状態判定手段お
よび第2の状態判定手段による判定を、無線ゾーンに対
する移動局の存在位置を管理する移動局位置登録情報を
検索することにより行なうことを特徴としている。
【0012】さらに第1の発明は、上記第1および第2
の状態判定手段と、記憶手段と、通知制御手段とに加え
て、応答監視手段と、接続制御手段とを備えている。そ
して、発信が発生した旨の情報の通知後に当該着信先の
移動局から所定の応答を監視し、これにより着信先の移
動局が所定の応答を行なったことが検出された場合に、
接続制御手段により当該着信先の移動局と発信元の端末
との間を接続するための処理を行なうことを特徴として
いる。
【0013】一方、上記第2の目的を達成するために第
2の発明は、移動局に対し着信通知を行なう際に、第1
の状態判定手段により当該着信先の移動局が通信可能な
状態になっているか否かを判定し、着信先の移動局が通
信不可能と判定された場合に、当該着信先の移動局の識
別情報および発信元の端末の識別情報を相互に対応付け
て記憶手段に記憶する。そして、この状態で上記着信先
の移動局が通信可能な状態に復旧したか否かを第2の状
態判定手段により判定し、着信先の移動局が通信可能な
状態に復旧したと判定された場合に、上記記憶手段に記
憶された発信元の端末の識別番号に基づいて、当該発信
元の端末に対し上記着信先の移動局が通信可能状態に復
旧した旨の情報を通知するようにしたものである。
【0014】また第2の発明は、着信先の移動局が通信
不可能と判定された場合に、発信元の端末から送られ
る、着信先の移動局が通信可能状態に復旧した旨の通知
を希望するか否かを表わす情報を記憶手段に記憶してお
き、この記憶手段に上記通知を希望しないことを表わす
情報が記憶されている場合には、着信先の移動局が通信
可能状態に復旧しても、発信元の端末に対し着信先の移
動局が通信可能状態に復旧した旨の通知を行なわないよ
うにすることを特徴としている。
【0015】さらに第2の発明は、識別情報が記憶され
た着信先移動局が通信可能な状態に復旧する前に、上記
識別情報の記憶期間が予め設定した期間を越えた場合に
は、当該識別情報の記憶を消去することを特徴としてい
る。
【0016】さらに第2の発明は、上記第1および第2
の状態判定手段と、記憶手段と、通知制御手段とに加え
て、応答監視手段と、接続制御手段とを備えている。そ
して、着信先の移動局が通信可能状態に復旧した旨の情
報を発信元の端末に通知した後に、当該発信元の端末か
らの所定の応答を上記応答監視手段により監視し、これ
により発信元の端末が所定の応答を行なったことが検出
された場合に、上記接続制御手段により、当該発信元の
端末と上記着信先の移動局との間を接続するための処理
を行なうようにしたことを特徴としている。
【0017】
【作用】この結果第1の発明によれば、着信先の移動局
が例えばサービスエリア外に出ていたり電源を投入して
いないために着信不応答になると、この着信先の移動局
の識別情報が記憶される。そして、この着信先の移動局
が、その後例えばサービスエリア内に戻るかまたは電源
を投入することにより着信応答が可能な状態に復帰する
と、この着信先の移動局に対し、着信不応答期間中に着
信呼が発生した旨が通知される。このため、着信先の移
動局の使用者は、この通知により着信不応答期間中に着
信呼が発生したことを知ることができ、これを受けて例
えば発信元の端末の使用者に対し即時連絡をとるといっ
た適切な対応を行なうことが可能となる。
【0018】また第1の発明では、着信先の移動局が着
信応答可能な状態にあるか否かの判定および着信応答可
能な状態に復帰したか否かの判定を、移動局の位置を管
理する移動局位置登録情報を検索することにより行なっ
ている。すなわち、着信処理のために管理されている既
存の位置登録情報を利用することにより、移動局が着信
不応答状態か否かの判定を行なっている。このため、そ
の都度移動局に対し報知信号を送信してその応答を確か
めることにより着信不応答か否かを判定するといった処
理を新たに行なう必要がなく、これにより移動通信網の
網制御装置の処理負担を軽減することができる。
【0019】さらに第1の発明では、通信可能状態に復
旧した着信先の移動局に対し、着信不応答期間中に着信
呼が発生した旨を通知した後に、この移動局から所定の
応答が到来すると、当該移動局と発信元の端末との間が
移動交換網によって自動的に接続される。このため、着
信先の移動局の使用者は、通知を受けたのち別途発信元
の端末に対する発信操作を行なう必要がなくなり、これ
により操作性は向上され大変便利となる。
【0020】一方第2の発明によれば、着信先の移動局
が例えばサービスエリア外に出ていたり電源を投入して
いないために着信不応答になると、この着信先の移動局
の識別情報が発信元の端末の識別情報とともに記憶され
る。そして、この着信先の移動局が、その後例えばサー
ビスエリア内に戻るかまたは電源を投入することにより
着信応答が可能な状態に復旧すると、上記発信元の端末
に対し、着信先の移動局が通信可能な状態に復旧した旨
が通知される。
【0021】したがって、着信先の移動局が着信不応答
だった場合、発信元の端末の使用者は上記通知をただ待
っていればよいことになる。このため、発信元の端末か
ら何度も繰り返し発信する必要はなくなり、これにより
使用者の手間は大幅に軽減され操作性は向上される。ま
た、上記繰り返し発信が行なわれなくなることから、移
動通信網では通話に至らない無駄な着信呼処理が行なわ
れなくなり、これにより移動通信網のトラヒックは低減
される。また、上記した無駄な着信呼のためにその都度
無線チャネルが専有されることもなくなるので、無線チ
ャネルの有効利用率の向上を図ることも可能となる。
【0022】また第2の発明によれば、発信元の端末か
ら通知を希望しないことを表わす情報が送られた場合に
は、着信先の移動局が通信可能状態に復旧しても、発信
元の端末に対しその旨の情報は通知されない。このた
め、発信元の端末の使用者は、発信がそれほど重要でな
い場合には、通知を希望しないことを表わす情報を交換
網へ送出して登録しておくことにより、着信先の移動局
が通信可能状態に復旧するごとにその旨の通知を受けな
くて済む。
【0023】さらに第2の発明によれば、識別情報が記
憶された着信先移動局が通信可能な状態に復旧する前
に、上記識別情報の記憶期間が予め設定した期間を越え
た場合には、当該識別情報の記憶が消去される。このた
め、旧くなった着信呼の記憶情報がいつまでも残ってし
まう不具合は解消される。
【0024】さらに第2の発明では、着信先の移動局が
通信可能状態に復旧した旨の情報を発信元の端末に通知
した後に、当該発信元の端末から所定の応答が到来する
と、当該発信元の端末と上記着信先の移動局との間が移
動通信網によって自動的に接続される。このため、発信
元の端末の使用者は、着信先の移動局が通信可能状態に
復旧した旨の情報を受けた後、別途この移動局に対する
発信操作を行なう必要がなくなり、これにより操作性は
向上される。
【0025】
【実施例】
(第1の実施例)図1は、この第1の実施例に係わる移
動通信システムの概略構成図である。このシステムは、
サービス総合ディジタル網(ISDN)を基にした固定
通信網の接続交換機能を利用して、併せて移動通信サー
ビスを提供するように構成したものである。
【0026】ISDN網NWは交換機10が中核をなし
ており、この交換機10には固定端末用の複数の回線イ
ンタフェース回路11〜1nと、移動端末用の複数の回
線インタフェース回路21〜2mと、移動通信制御装置
用の回線インタフェース回路30とがそれぞれ接続され
ている。このうち固定端末用の各回線インタフェース回
路11〜1nには、それぞれ有線回線を介して固定電話
機TEL1〜TELnが接続されている。回線インタフ
ェース回路11〜1nでは、固定電話機TEL1〜TE
Lnとの間で発着信および情報の送受信のための種々イ
ンタフェース動作が行なわれる。
【0027】上記各回線インタフェース回路11〜1
n,21〜2m,30の通信インタフェース方式として
は、例えばISDN基本インタフェースが適用される。
ISDN基本インタフェースは、TTC((財)電信電
話技術委員会)標準JT−G961の規定に従い、2線
のメタリックケーブルを用いてピンポン伝送を行なうも
ので、その伝送路フォーマットは上りおよび下りとも、
64kbpsの伝送容量を有する二つの情報チャネルB
1,B2と、16kbpsの伝送容量を有する信号チャ
ネルDとを多重化(2B+D)したものとなっている。
【0028】このうちDチャネルは、端末の発着呼に際
し、TTC標準JT−Q921,JT−Q931で規定
された呼制御信号手順を交換機10と端末との間で実行
することにより、通信に使用する情報チャネルB1,B
2を割り当てるために使用される。この呼制御手順によ
り情報通信に移行した端末間では、交換機10により割
り当てられた情報チャネルB1,B2上で、音声やデー
タなどの任意の端末間情報を転送する。
【0029】図3は、上記したDチャネル上で行なわれ
る標準的な呼制御信号手順のシーケンスを示したもので
ある。同図において、いま例えば固定端末TEL2にお
いて固定端末TEL1へ発信するための操作が行なわれ
たとする。そうすると、発信端末TEL2から交換機1
0に対し「呼設定」メッセージが送られる。この「呼設
定」メッセージには、図4に示すごとく伝達能力、着番
号および発番号などの発信に必要な各種情報要素が含ま
れる。この「呼設定」メッセージを受け取ると交換機1
0は、情報通信に使用するBチャネルを挿入した「呼設
定受付」メッセージを発信端末TEL2に対し返送し、
かつ上記「呼設定」メッセージに含まれた着番号に対応
する回線への着信接続処理を開始する。
【0030】すなわち、先ず着番号に対応して選択され
た回線の着信端末TEL1に対し、交換機10から「呼
設定」メッセージが送られる。この「呼設定」メッセー
ジを受信した着信端末TEL1は、伝達能力が自己の通
信機能と一致するか否かを判定する。そして、例えば発
信端末および着信端末とも音声通信機能を有しているこ
とが判明すると、通信機能が一致すると着信を受け付け
たことを示す「呼設定受付」メッセージおよび「呼出」
メッセージを交換機10へ返送する。また、このとき着
信端末TEL1では、鳴音が発生されて着信呼出しの発
生が使用者に報知される。
【0031】上記「呼設定受付」メッセージおよび「呼
出」メッセージが着信端末TEL1から返送されると、
交換機10は発信端末TEL2に対し「呼出」信号を送
出する。そして、この状態で着信端末TEL1がオフフ
ックして着信応答し、これにより着信端末TEL1から
「応答」メッセージが送信されると、この「応答」メッ
セージは交換機10を介して発信端末TEL2へ転送さ
れる。かくして発信端末TEL2と着信端末TEL1と
の間には情報チャネルBによる通信リンクが形成され、
以後両端末間TEL2,TEL1ではこの通信リンクを
介して音声データの伝送が可能となる。
【0032】通信が終了し、発信端末TEL2が「切
断」信号を送信すると、交換機10から発信端末TEL
2へ「解放」信号が送られ、この「解放」信号を受けて
発信端末TEL2は使用中の情報チャネルBを解放する
とともに、「解放完了」信号を交換機10へ返送して待
受状態に復帰する。これに対し着信端末TEL1は、交
換機10から「切断」メッセージを受け取ると、使用中
の情報チャネルBを解放するとともに「交換機10へ
「解放」メッセージを返送し、以後交換機10から「解
放完了」メッセージを受け取ると、待受状態に復帰す
る。
【0033】一方、移動通信サービスに係わる部分は次
のように構成される。すなわち、交換機10に接続され
た移動端末用の複数の回線インタフェース回路21〜2
mには、それぞれ基地局BS1〜BSmが接続される。
これらの基地局BS1〜BSmは、移動通信サービスを
提供するエリア内に適当な間隔で配設され、各々が固有
の無線ゾーンZ1〜Zmを形成する。例えば、(財)電
波システム開発センター(RCR)において制定された
「ディジタル自動車電話システム」に関する規格、RC
RSTD−27に準拠する場合、つまり800MHzの
無線周波数帯で無線チャネル間隔が50KHzに設定さ
れ、TDMA(Time Division Multipriex)方式により
移動局との間で通信を行なう場合には、移動局の送信出
力は30mW〜3.0Wに設定されるため、一つの無線
ゾーンZ1〜Zmの大きさは通し距離で数Km四方をカ
バーするように形成される。各移動局MSは、上記各無
線ゾーンZ1〜Zmのうちいずれかの無線ゾーン内に在
圏することにより通信が可能となる。
【0034】また、上記各基地局BS1〜BSmと、そ
の無線ゾーンZ1〜Zm内に在圏する各移動局MS11
〜MS14,MS21〜MS24,MS31〜MS34
との間の無線アクセス方式にはTDMA方式が使用さ
れ、基地局BSと移動局MSとの間では、報知チャネル
(BCCH)と、共通制御チャネル(CCCH)と、情
報チャネル(TCH)とが多重化されて伝送される。
【0035】報知チャネルは、基地局BSが移動局MS
に対し在圏エリア情報などを報知するために使用され
る。すなわち、各基地局BS1〜BSmには各々固有の
エリア番号が予め付されており、各基地局BS1〜BS
mは例えば図5に示すごとく自己の無線ゾーンZ1〜Z
mのエリア番号情報要素を含む報知情報メッセージを作
成し、この報知情報メッセージを報知チャネルを使用し
て周期的に各移動局MSへ送信する。共通制御チャネル
は、発着信に係わる呼制御情報を転送するために使用さ
れる。情報チャネルは、音声やデータなどの移動局間情
報を転送するために使用される。
【0036】ところで、本実施例のシステムでは、交換
機10として固定網交換機が使用されているため、移動
通信サービスを実行するために移動通信制御装置40が
別に設けられている。図2はその概略構成を示す回路ブ
ロック図である。
【0037】移動通信制御装置40は、装置全体のシス
テム制御を行なうマイクロコンピュータ(CPU)41
を中核として備え、このCPU41に対しシステムバス
を介してROM42と、移動局位置情報テーブル43
と、ISDNインタフェース回路44と、保守端末イン
タフェース回路45とがそれぞれ接続されている。
【0038】ROM42には、上記CPU41が実行す
るプログラムおよびその実行に必要な制御データが格納
されている。ISDNインタフェース回路44は、移動
通信制御装置40と上記ISDN交換機10との間を有
線回線を介して接続するためのインタフェース機能を有
している。保守端末インタフェース回路45には、例え
ばパーソナルコンピュータからなる保守端末50が接続
される。この保守端末50は、移動通信サービスに加入
した各移動局の加入者番号などの登録を行なったり、移
動通信制御装置40を介してシステムの稼働状況を監視
するために使用される。移動局位置情報テーブル43に
は、移動通信サービスに加入した各移動局MSがどの無
線ゾーンZ1〜Zmに在圏しているかを表わす位置情報
が記憶される。
【0039】CPU41は、その基本的な制御機能とし
て、交換機10を介して各移動局MSの発着信を制御す
る機能と、保守端末50から入力された移動局の加入者
番号を移動局位置情報テーブル43に登録し管理する機
能と、交換機10を介して接続された各基地局BS1〜
BSmとの間で移動局の位置登録手順を制御し、これに
より移動局位置情報テーブル43に記憶されている位置
情報を更新する機能とを備えている。
【0040】図7は上記位置登録手順の一例を示すシー
ケンス図である。各移動局MSは、電源投入後の待受状
態において、基地局BSから報知チャネルBCCHによ
り周期的に送信される「報知情報」メッセージ(例えば
図5)を受信し、この「報知情報」メッセージを受信す
るごとに、このメッセージに挿入されているエリア番号
を前回受信したエリア番号と比較する。そして、両エリ
ア番号が異なる場合には、自局が新たな無線ゾーンに移
動したものと判断して、例えば図6に示すように自局の
端末番号要素を含む「位置登録要求」メッセージを作成
し、このメッセージを共通制御チャネルCCCHを介し
て新ゾーンの基地局BSへ送信する。
【0041】この「位置登録要求」メッセージは、基地
局BSで受信されるとDチャネルに乗せ変えられて交換
機10へ転送される。交換機10は、位置登録手順に関
連する信号メッセージを受信すると、当該信号メッセー
ジをDチャネルを使用して回線インタフェース回路30
を介して移動通信制御装置40へ転送する。
【0042】移動通信制御装置40は、「位置登録要
求」メッセージが到来すると、このメッセージに含まれ
る移動局の加入者番号(移動局番号)を、移動局位置情
報テーブル43の該当領域に記憶する。そして、「位置
登録受付」メッセージを生成し、このメッセージをDチ
ャネルを使用して該当する基地局BSへ転送する。この
「位置登録受付」メッセージを受け取った基地局BS
は、この「位置登録受付」メッセージを、共通制御チャ
ネルCCCHを介して登録要求元の移動局MSへ通知す
る。
【0043】以下同様に、システム内の無線ゾーンZ1
〜Zm内に存在するすべての移動局MSの位置情報が移
動通信制御装置40内の移動局位置情報テーブル43に
記憶される。また、この位置情報の登録後に移動局MS
が他の無線ゾーンに移動した場合には、基地局BSから
「報知情報」メッセージが到来した時点で上記した位置
登録手順が行なわれ、これにより移動局位置情報テーブ
ル43の該当する移動局の位置情報が更新される。図8
は、このようにして各移動局MSの位置情報が登録され
た移動局位置情報テーブル43の構成の一例を示すもの
である。
【0044】ところで、本実施例の移動通信制御装置4
0は、上記した移動局MSの発着信に伴う通常の制御手
段や、位置登録制御手段等に加えて、圏外時の着信通知
サービスを実行するための制御手段を新たに備えてい
る。
【0045】この圏外着信通知制御手段は、移動局MS
に対する着信が発生した場合に、この着信先の移動局M
Sが着信応答可能な状態か否かを移動局位置情報テーブ
ル43の位置登録内容を基に判定し、位置登録がなされ
ていない場合には着信応答不可能と判定して、上記着信
先の移動局MSの加入者番号に対応付けて発信端末番号
を記憶する。そして、この状態で上記着信先の移動局M
Sが着信応答可能な状態に復帰すると、この着信先の移
動局MSに対し発信端末番号を通知する制御を行なうも
のである。
【0046】次に、以上のように構成されたシステムの
移動局MSに対する種々着信動作シーケンスを説明す
る。 (1) 固定電話機からの発信を移動局で着信する場合(図
9参照) いま例えば無線ゾーンZ1に在圏している移動局MS1
1が時刻t1において電源を投入したとする。この状態
で基地局BS1から報知チャネルBCCHを介して「報
知情報」メッセージが到来すると、移動局MS11はこ
の「報知情報」メッセージに従って位置登録手順を実行
する。この位置登録手順のシーケンスは図7に示した通
りであり、これにより移動通信制御装置40の移動局位
置情報テーブル43には当該移動局MS11がエリア番
号001の無線ゾーンZ1に在圏している旨が記憶され
る。この位置登録手順が終了すると移動局MS11は待
受状態に移行する。
【0047】さて、時点t2において、固定電話機TE
L1において上記移動局MS11に対する発信が行なわ
れ、これにより固定電話機TEL1から交換機10へ発
信を要求する呼番号#1の「呼設定」メッセージが送ら
れたとする。そうすると交換機10は、当該固定電話機
TEL1へ「呼設定受付」メッセージを返送する。ま
た、それとともに交換機10は、上記「呼設定」メッセ
ージに含まれる着番号が固定電話機宛てのものか移動局
宛てのものかを判定し、いまは移動局宛てのものである
ため、当該呼を呼番号#2の「呼設定」メッセージに置
き換えて移動通信制御装置40に通知する。
【0048】移動通信制御装置40は、この通知を受け
ると呼番号#2の「呼設定受付」メッセージを交換機1
0へ返送した後、上記「呼設定」メッセージに含まれる
着番号を基に移動局位置情報テーブル43を検索して、
当該着番号に対応する移動局MS11の在圏ゾーンを探
す。そして、この移動局MS11の在圏ゾーンZ1が判
明すると、このゾーンZ1に対応する基地局BS1に対
し、呼番号#3の発信を要求するための「呼設定」メッ
セージを交換機10へ送信する。この「呼設定」メッセ
ージは交換機10から基地局BS1へ転送される。基地
局BS1は、上記「呼設定」メッセージを受信すると、
この「呼設定」メッセージを無線ゾーンZ1内の各移動
局へ向け送信する。
【0049】移動局MS11は、待受状態において基地
局BS1からの自局宛ての「呼設定」メッセージの到来
を監視しており、この状態で自局宛ての「呼設定」メッ
セージが受信されると、呼番号#3の「呼設定受付」メ
ッセージを基地局BS1および交換機10をそれぞれ介
して移動通信制御装置40へ返送する。そして、以後移
動局MS11、交換機10、移動通信制御装置40およ
び発信元の固定電話機TEL1の間では、「呼出」メッ
セージおよび「応答」メッセージの授受が適宜行なわ
れ、これらのメッセージの授受が終了すると発信元の固
定電話機TEL1と着信先の移動局MS11との間には
通話リンクが形成されて、以後通話が可能となる。
【0050】すなわち、固定電話機TEL1と移動局M
S11との間に通話リンクが形成されるまでには、呼番
号#1による固定電話機TEL1と交換機10との間の
リンクと、呼番号#2による交換機10と移動通信装置
40との間のリンクと、呼番号#3による移動通信装置
40と基地局BS1との間のリンクとからなる、3つの
呼制御リンクが存在することになる。これら3つの呼制
御リンクは、交換機10では単に3つの固定網端末間の
発信および着信の呼制御が行なわれているに過ぎず、移
動通信サービスに係わる制御は移動通信制御装置40お
よび基地局BSにより行なわれる。
【0051】(2) 圏外状態の移動局に対し、固定電話機
からの着信が発生した場合(図10参照) 待受状態において移動局MS11が、時刻t2に位置登
録先の基地局BS1の無線ゾーンZ1からシステムのサ
ービスエリア外へ移動したとする。そして、この状態で
時刻t3において発信端末TEL1から上記移動局MS
11宛ての「呼設定」メッセージが送られたとする。
【0052】この場合、交換機10および移動通信制御
装置40は、先に図9で述べた着信シーケンスと同じシ
ーケンスに従って、着信先の移動局MS11が位置登録
されている無線ゾーンZ1を移動局位置情報テーブル4
3から検索し、この無線ゾーンZ1に対応する基地局B
S1を介して着信先の移動局MS11へ向けて「呼設
定」メッセージを送信する。
【0053】ところが、いま無線ゾーンZ1内に移動局
MS11は存在しないため、移動局MS11からは「呼
設定受付」メッセージが返送されない。交換機10は、
上記「呼設定」メッセージの送出後、所定時間内に「呼
設定受付」メッセージの返送を確認できないと、「呼設
定受付」メッセージを再度送出する。そして、この「呼
設定受付」メッセージの再送出に対しても「呼設定受
付」メッセージの返送がなされないと、交換機10は図
10に示すごとく、理由表示=無応答とした呼番号#3
の「解放完了」メッセージを移動通信制御装置40へ転
送する。この「解放完了」メッセージを受信すると移動
通信制御装置40は、理由表示=無応答を理由表示=圏
外に書き替え、この書き替え後のメッセージを呼番号#
2の「解放完了」メッセージとして交換機10へ返送す
る。この「解放完了」メッセージを受け取ると交換機1
0は、呼番号#1の「解放完了」メッセージを作成して
これを発信端末TEL1へ送出する。
【0054】また上記「解放完了」メッセージを受信す
ると移動通信制御装置40は、着信先の移動局MS11
が圏外へ移動したものと判断し、移動局位置情報テーブ
ル43の圏外時着信発信端末番号欄に発信端末TEL1
の加入者番号を記憶する。そして、以後上記移動局MS
11宛ての「呼設定」メッセージが到来した場合には、
当該移動局MS11へ「呼設定」メッセージを送出せず
に、そのまま発信端末TEL1へ交換機10を介して
「解放完了」メッセージを返送する。
【0055】(3) 圏外にいた移動局が圏内に復帰した場
合(図11参照) ところで、上記のようにシステムのサービスエリア外に
いた移動局MS11が、時刻t1において例えば基地局
BS1の無線ゾーンZm内に戻ったとする。そうする
と、先ず当該移動局MS11と移動通信制御装置40と
の間では上記新無線ゾーンZmの基地局BSmおよび交
換機10を介して位置登録手順が実行される。
【0056】すなわち、移動局MS11は、基地局BS
mから報知チャネルBCCHにより周期的に送信される
「報知情報」メッセージを受信すると、このメッセージ
に挿入されているエリア番号を前回受信したエリア番号
と比較する。そして、両エリア番号が異なる場合には、
自局が新たな無線ゾーンに移動したものと判断して、例
えば図6に示したように自局の端末番号要素を含む「位
置登録要求」メッセージを作成し、このメッセージを共
通制御チャネルCCCHを介して新ゾーンの基地局BS
mへ送信する。
【0057】この「位置登録要求」メッセージは、基地
局BSmで受信されるとDチャネルに乗せ変えられて交
換機10へ転送される。交換機10は、位置登録手順に
関連する信号メッセージを受信すると、当該信号メッセ
ージをDチャネルを使用して回線インタフェース回路3
0を介して移動通信制御装置40へ転送する。
【0058】移動通信制御装置40は、「位置登録要
求」メッセージが到来すると、このメッセージに含まれ
る移動局MS11の加入者番号(移動局番号)を、移動
局位置情報テーブル43の該当領域に記憶する。そし
て、「位置登録受付」メッセージを生成し、このメッセ
ージをDチャネルを使用して該当する基地局BSmへ転
送する。この「位置登録受付」メッセージを受け取った
基地局BSmは、この「位置登録受付」メッセージを、
共通制御チャネルCCCHを介して登録要求元の移動局
MS11へ通知する。かくして、移動局位置情報テーブ
ル43における移動局MS11の登録位置が更新され
る。
【0059】さて、そうして移動局MS11の登録位置
の更新が完了すると、移動通信制御装置40は移動局位
置情報テーブル43を検索し、これにより当該移動局M
S11が圏外にいる状態で着信呼が発生したか否かを判
定する。そして、ここでは移動局位置情報テーブル43
の圏外時着信発信端末番号欄に、上記移動局MS11に
対応付けて発信端末TEL1の加入者番号が記憶されて
いるので、この発信端末番号を含む「呼設定」メッセー
ジを作成して、この「呼設定」メッセージを交換機10
を介して基地局BSmへ送出する。上記発信端末番号は
例えばユーザ・ユーザ情報領域に挿入される。基地局B
Smはこの「呼設定」メッセージを無線ゾーンZm内の
移動局へ向けて送信する。
【0060】移動局MS11では、上記自局宛ての「呼
設定」メッセージが受信されると、この「呼設定」メッ
セージに含まれている発信端末番号が例えば液晶表示器
(LCD)に表示される。したがって、移動局MS11
の使用者は、このLCDに表示された発信端末番号を見
ることにより、自身が圏外に移動している状態で発信端
末TEL1から着信呼が発生したことを認識することが
できる。
【0061】なお、上記発信端末番号を、圏外期間中に
着信呼が発生した旨のガイダンスメッセージとともに、
音声合成技術等を用いて受話器から拡声出力するように
構成してもよい。
【0062】また、上記発信端末番号の通知を受けた状
態で、移動局MS11の使用者が所定の操作、例えばオ
フフック操作を行なうと、移動局MS11から基地局B
Smへ「呼設定受付け」メッセージが送信され、このメ
ッセージは基地局BSmから交換機10を介して移動通
信制御装置40に転送される。この「呼設定受付け」メ
ッセージが到来すると移動通信制御装置40は、発信端
末TEL1に対する着信呼を生起し、その「呼設定」メ
ッセージを交換機10へ送信する。この「呼設定」メッ
セージは交換機10から基地局BSmへ転送され、さら
にこの基地局BSmから無線ゾーンZm内の各移動局へ
向け送信される。
【0063】自局宛ての「呼設定」メッセージが受信さ
れると、移動局MS11は「呼設定受付」メッセージを
基地局BSmおよび交換機10を介して移動通信制御装
置40へ返送する。そして、以後移動局MS11、交換
機10、移動通信制御装置40および発信元の固定電話
機TEL1との間では、「呼出」メッセージおよび「応
答」メッセージの授受が適宜行なわれ、これらのメッセ
ージの授受が終了すると移動局MS11と発信端末TE
L1との間には通話リンクが形成され、以後通話が可能
となる。
【0064】すなわち、発信端末番号が通知された状態
で移動局MS11がオフフックするだけで、移動通信制
御装置40から発信端末TEL1が自動的に呼出され
る。そして、この呼出しに対し発信端末TEL1が応答
すると、上記移動局MS11と発信端末TEL1との間
には通話リンクが形成され、両者は以後通話が可能にな
る。
【0065】このように本実施例では、圏外に出て着信
不可能な状態になっている移動局MSに対し着信呼が発
生すると、移動通信制御装置40が移動局位置情報テー
ブル43に当該移動局MSに対応付けて発信端末番号を
記憶する。そして、その後上記移動局MSが圏内に戻っ
て通信可能な状態に復帰すると、この移動局MSに対し
上記発信端末番号を含めた「呼設定」メッセージを送出
して、この発信端末番号を移動局MSのLCDに表示す
るようにしている。
【0066】したがって本実施例によれば、通信可能状
態に復帰したときに移動局MSの使用者は、上記発信端
末番号の通知により着信不応答期間中に発信端末TEL
1から着信呼が発生したことを知ることができ、これを
受けて例えば発信端末TEL1の使用者に対し即時連絡
をとるといった適切な対応を行なうことが可能となる。
【0067】また、移動局MSの圏外判定および圏外か
ら圏内への復帰の判定を、既存の移動局位置情報テーブ
ル43の登録情報を基に行なっているので、上記各判定
のための手順を新たに設ける必要がなく、これにより判
定手順の簡単化を図ることができる。
【0068】さらに本実施例では、上記発信端末番号の
通知を受けた時点で移動局MS11の使用者がオフフッ
クして応答すると、移動通信制御装置40において発信
端末TEL1に対する着信呼が自動的に生起されて、発
信端末TEL1が呼び出される。したがって、移動局M
S11の使用者は、発信端末番号の通知を受けた後、発
信端末TEL1に対するダイヤル発信操作を行なうこと
なく、ただオフフック操作を行なうだけで、発信端末T
EL1との間で通話が可能となる。このため、移動局M
Sの使用者の手間は大幅に軽減され、これにより操作性
を高めることができる。
【0069】(第2の実施例)本実施例は、移動局MS
が圏内に復帰したときに、この移動局MSが圏外にいる
状態でこの移動局MSに対し発信を行なった固定電話機
TEL1に対し、当該移動局MSの加入者番号を通知
し、この通知に対し固定電話機TEL1がオフフックし
て応答すると、上記移動局MSを呼び出して上記固定電
話機TEL1との間に通話リンクを形成するようにした
ものである。
【0070】図12は、本実施例における動作シーケン
スを示す図である。同図において、圏外状態の移動局M
S11に対する固定電話機TEL1からの発信が移動局
の無応答により解放されるまでの動作シーケンスは、前
記第1の実施例において図10に示した動作シーケンス
と同様である。すなわち、「解放完了」メッセージが到
来したときに移動通信制御装置40は、移動局位置情報
テーブル43の圏外時着信発信端末番号欄に当該移動局
MS11に対応付けて発信端末番号を記憶する。
【0071】さて、この状態で移動局MS11が時刻t
1において例えば基地局BS1の無線ゾーンZm内に戻
ったとする。そうすると、先ず当該移動局MS11と移
動通信制御装置40との間では、上記新無線ゾーンZm
の基地局BSmおよび交換機10を介して位置登録手順
が実行される。この位置登録手順も、前記第1の実施例
において図11に述べた手順と同様である。
【0072】上記位置登録手順により移動局MS11の
登録位置の更新が完了すると、移動通信制御装置40は
移動局位置情報テーブル43を検索し、これにより当該
移動局MS11が圏外にいる状態で着信呼が発生したか
否かを判定する。そして、ここでは移動局位置情報テー
ブル43の圏外時着信発信端末番号欄に、上記移動局M
S11に対応付けて固定電話機TEL1の加入者番号が
記憶されているので、この発信端末番号に対応する固定
電話機TEL1に向け「呼設定」メッセージを送出す
る。この「呼設定」メッセージには、そのユーザ・ユー
ザ情報領域に移動局MS11の加入者番号が挿入され
る。
【0073】移動局MS11では、上記自局宛ての「呼
設定」メッセージが受信されると、この「呼設定」メッ
セージのユーザ・ユーザ情報領域に含まれている移動局
MS11の加入者番号が抽出されて例えば液晶表示器
(LCD)に表示される。したがって、固定電話機TE
L1の使用者は、このLCDに表示された移動局MS1
1の加入者番号を見ることにより、先に発信した相手の
移動局MS11が通信可能になったことを認識すること
ができる。
【0074】なお、上記移動局MS11の加入者番号
を、当該移動局MS11が通信可能になった旨のガイダ
ンスメッセージとともに、音声合成技術等を用いて受話
器から拡声出力するように構成してもよい。
【0075】また、上記移動局MS11の加入者番号の
通知を受けた状態で、固定電話機TEL1の使用者が所
定の操作、例えばオフフック操作を行なうと、図12に
示すごとく固定電話機TEL1から呼出要求を含む「付
加情報」メッセージが送出され、このメッセージは交換
機10を介して移動通信制御装置40に送られる。この
「付加情報」メッセージを受け取ると移動通信制御装置
40は、「呼設定」メッセージを作成してこのメッセー
ジを交換機10および基地局BSmを介して該当する移
動局MS11へ送る。
【0076】移動局MS11は、待受状態において基地
局BSmからの自局宛ての「呼設定」メッセージの到来
を監視しており、この状態で自局宛ての「呼設定」メッ
セージが受信されると、「呼設定受付」メッセージを基
地局BSmおよび交換機10を介して移動通信制御装置
40へ返送する。そして、以後移動局MS11、交換機
10、移動通信制御装置40および発信元の固定電話機
TEL1の間では、「呼出」メッセージおよび「応答」
メッセージの授受が適宜行なわれ、これらのメッセージ
の授受が終了すると発信元の固定電話機TEL1と着信
先の移動局MS11との間には通話リンクが形成され
て、以後通話が可能となる。
【0077】すなわち、移動局MS11の加入者番号が
通知されたときに固定電話機TEL1がオフフックする
だけで、移動通信制御装置40により着信先の移動局M
S11に対する着信呼出しが自動的に行なわれる。そし
て、この着信呼出しに対し移動局MS11が応答する
と、この移動局MS11と固定電話機TEL1との間に
は通話リンクが形成され、両者は以後通話が可能にな
る。
【0078】このように本実施例では、圏外に出て着信
不可能な状態になっている移動局MS11に対し固定電
話機TEL1から着信呼が発生すると、移動通信制御装
置40が移動局位置情報テーブル43に当該移動局MS
に対応付けて当該固定電話機TEL1の端末番号を記憶
する。そして、その後上記移動局MS11が圏内に戻っ
て通信可能な状態に復帰すると、上記発信元の固定電話
機TEL1に対し移動局MS11の加入者番号を含めた
「呼設定」メッセージを送出して、この移動局MS11
の加入者番号を固定電話機TEL1のLCDに表示する
ようにしている。
【0079】したがって本実施例によれば、着信先の移
動局MS11が通信可能状態に復帰したときに、発信元
の固定電話機TEL1の使用者は、上記移動局MS11
の加入者番号の通知により、着信先の移動局MS11が
着信応答可能な状態になったことを知ることができる。
このため、着信先の移動局MS11が着信不応答だった
場合に、発信元の固定電話機TEL1の使用者は上記通
知をただ待っていればよいことになる。このため、発信
元の固定電話機TEL1から何度も繰り返し発信する必
要はなくなり、これにより発信元の固定電話機TEL1
の使用者の手間は大幅に軽減され操作性は向上される。
【0080】また、上記繰り返し発信が行なわれなくな
ることから、交換機10および移動通信制御装置40で
は実質的に通話に至らない無駄な着信呼処理が行なわれ
なくなり、これにより網のトラヒックを低下させること
ができる。さらに、上記した無駄な着信呼のためにその
都度無線チャネルが専有される不具合もなくなるので、
基地局BSが保有する限られた無線チャネルの有効利用
率の向上を図ることもできる。
【0081】さらに本実施例では、上記移動局MS11
の加入者番号の通知を受けた時点で、固定電話機TEL
1の使用者が例えばオフフックして応答すると、移動通
信制御装置40において発信端末TEL1に対する着信
呼が自動的に生起されて、発信端末TEL1が呼び出さ
れる。したがって、固定電話機TEL1の使用者は、着
信先の移動局MS11の加入者番号の通知を受けた後、
発信端末TEL1に対するダイヤル発信操作を何ら行な
うことなく、ただオフフック操作を行なうだけで、移動
局MS11との間が接続されて通話が可能となる。この
ため、固定電話機TEL1の使用者の手間は大幅に軽減
され、これにより操作性を高めることができる。
【0082】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば上記各実施例では、着信応答不可
能な移動局MSに対する着信呼が発生するごとに、その
発信元の端末番号を無条件に移動局位置情報テーブル4
3に記憶するようにした。しかし、発信端末番号を必ず
しも記憶しないように構成してもよい。すなわち、発信
端末へ「解放完了」メッセージを送信した後に、この発
信端末から、移動局MSの着信可能状態復帰通知を必要
としない旨の指示を受信した場合には、この発信端末の
番号の記憶を省略する。
【0083】このようにすると、例えばそれほど重要で
ない発信の場合には、着信可能状態復帰後の通知が行な
われないようにすることができる。このため、通知を受
ける側の煩わしさを軽減し、さらには上記通知のための
手順を省略して移動通信制御装置40等の処理負担を軽
減することができる。
【0084】また前記各実施例では、移動局MSが着信
応答可能な状態に復帰した時点で、当該移動局MSまた
は発信元の固定電話機TELに対し無条件で通知を行な
うようにした。しかし、例えば通知を行なう前に発信端
末番号の記憶期間が予め設定した時間を越えた場合に
は、この発信端末番号の記憶を消去するようにしてもよ
い。このようにすると、旧くなった着信呼の記憶情報が
いつまでも残ってしまう不具合が解消される。
【0085】さらに前記各実施例では、発信端末番号ま
たは移動局番号のみを通知するようにしたが、これらの
番号に代えるかまたは加えて発信端末者名あるいは移動
局名を通知するようにしても良く、さらには着信呼の発
生日時や伝言メッセージを記憶しておいてこれらを通知
するようにしても良い。
【0086】また前記各実施例では、固定電話機から移
動局に対する着信呼が発生した場合を例にとって説明し
たが、移動局から移動局へ着信呼が発生した場合にも本
発明を同様に適用することができる。
【0087】さらに前記各実施例では、移動局が着信応
答可能状態に復帰した場合に、その旨を着信先の移動局
または発信元の固定電話機のいずれか一方に通知するよ
うにしたが、着信先の移動局または発信元の固定電話機
の両方に通知するようにしても良い。
【0088】また前記実施例では、ISDN網NWとは
別に移動通信制御装置40を設け、この移動通信制御装
置40により移動端末に係わる種々通信制御を行なうよ
うにしたが、移動通信制御装置の機能をISDN網内の
制御装置に持たせ、この制御装置により固定端末に係わ
る制御と移動端末に係わる制御とをそれぞれ実行するよ
うに構成しても良い。
【0089】その他、システムの種類や構成、移動通信
制御装置の構成および機能、各種動作シーケンス等につ
いても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できる。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したように本願の第1の発明
は、移動局に対し着信通知を行なう際に、第1の状態判
定手段により当該着信先の移動局が通信可能な状態にな
っているか否かを判定し、着信先の移動局が通信不可能
と判定された場合に、当該着信先の移動局の識別情報を
記憶手段に記憶し、この状態で上記着信先の移動局が通
信可能な状態に復旧したか否かを第2の状態判定手段に
より判定し、着信先の移動局が通信可能な状態に復旧し
たと判定された場合に、上記記憶手段に記憶された識別
番号に基づいて当該着信先の移動局に対し発信が発生し
た旨の情報を通知するようにしている。
【0091】したがって本発明によれば、着信応答不可
能な移動局に対する着信呼が発生した場合に、この着信
呼の発生を上記移動局が着信可能状態に復帰した後にそ
の使用者が認識できるようにし、これにより着信呼に対
する適切な対応を可能にする移動通信システムを提供す
ることができる。
【0092】一方第2の発明は、移動局に対し着信通知
を行なう際に、第1の状態判定手段により当該着信先の
移動局が通信可能な状態になっているか否かを判定し、
着信先の移動局が通信不可能と判定された場合に、当該
着信先の移動局の識別情報および発信元の端末の識別情
報を相互に対応付けて記憶手段に記憶し、この状態で上
記着信先の移動局が通信可能な状態に復旧したか否かを
第2の状態判定手段により判定し、着信先の移動局が通
信可能な状態に復旧したと判定された場合に、上記記憶
手段に記憶された発信元の端末の識別番号に基づいて、
当該発信元の端末に対し上記着信先の移動局が通信可能
状態に復旧した旨の情報を通知するようにしている。
【0093】したがって本発明によれば、着信先の移動
局が着信不応答だった場合に、この着信先の移動局が着
信可能な状態に復帰した後にその旨を発信元の端末の使
用者が認識できるようにし、これにより無駄な発信操作
が行なわれないようにして、使用者の操作性の向上と、
交換制御の処理負担の軽減および無線チャネルの利用率
の向上とを図ることができる移動通信システムを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる移動通信システ
ムの概略構成図。
【図2】図1に示したシステムの移動通信制御装置の構
成を示す回路ブロック図。
【図3】ISDNのDチャネル上で行なわれる標準的な
呼制御信号手順のシーケンスを示す図。
【図4】ISDNにおいて使用される「呼設定」メッセ
ージの構成の一例を示す図。
【図5】ISDNにおいて使用される「報知情報」メッ
セージの構成の一例を示す図。
【図6】ISDNにおいて使用される「位置登録要求」
メッセージの構成の一例を示す図。
【図7】図1に示したシステムにおける位置登録手順の
一例を示すシーケンス図。
【図8】図2に示した移動通信制御装置における移動局
位置情報テーブルの構成の一例を示す図。
【図9】図1に示したシステムにおいて固定電話機から
の発信を移動局で着信する場合の動作シーケンスを示す
図。
【図10】図1に示したシステムにおいて圏外状態の移
動局に対し固定電話機からの着信が発生した場合の動作
シーケンスを示す図。
【図11】図1に示したシステムにおいて圏外にいた移
動局が圏内に復帰した場合の動作シーケンスを示す図。
【図12】本発明の第2の実施例に係わるシステムにお
いて圏外にいた移動局が圏内に復帰した場合の動作シー
ケンスを示す図。
【符号の説明】
NW…ISDN網 TEL1〜TELn…固定電話機 BS1〜BSm…基地局 Z1〜Zm…無線ゾーン MS11〜MSm4…移動局 10…交換機 11〜1n…固定端末用の回線インタフェース回路 21〜2m…移動端末用の回線インタフェース回路 30…移動通信制御装置用の回線インタフェース回路 40…移動通信制御装置 41…マイクロコンピュータ(CPU) 42…ROM 43…移動局位置情報テーブル 44…ISDNインタフェース回路 45…保守端末インタフェース回路 50…保守端末

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局と、これらの基地局が形成
    する無線ゾーン内で上記基地局に無線回線を介して接続
    される移動局と、この移動局を含む複数の端末間を交換
    接続する交換網とを備えた移動通信システムにおいて、 前記移動局に対し着信通知を行なう際に、当該着信先の
    移動局が通信可能な状態になっているか否かを判定する
    ための第1の状態判定手段と、 この第1の状態判定手段により着信先の移動局が通信不
    可能と判定された場合に、当該着信先の移動局の識別情
    報を記憶するための記憶手段と、 この記憶手段に識別情報が記憶された着信先の移動局が
    通信可能な状態に復旧したか否かを判定するための第2
    の状態判定手段と、 この第2の状態判定手段により前記着信先の移動局が通
    信可能な状態に復旧したと判定された場合に、前記記憶
    手段に記憶された識別番号に基づいて当該着信先の移動
    局に対し発信が発生した旨の情報を通知するための通知
    制御手段とを具備したことを特徴とする移動通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 第1の状態判定手段および第2の状態判
    定手段は、無線ゾーンに対する移動局の存在位置を管理
    するための移動局位置登録情報を検索し、この移動局位
    置登録情報に着信先の移動局が位置登録されているか否
    かを判定することにより、着信先の移動局が通信可能な
    状態になったか否かを判定することを特徴とする請求項
    1に記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 通知制御手段が、発信が発生した旨の情
    報を通知した後に、当該着信先の移動局からの所定の応
    答を監視するための応答監視手段と、 この応答監視手段により着信先の移動局が所定の応答を
    行なったことが検出された場合に、当該着信先の移動局
    と発信元の端末との間を接続するための処理を行なう接
    続制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の移動通信システム。
  4. 【請求項4】 複数の基地局と、これらの基地局が形成
    する無線ゾーン内で上記基地局に無線回線を介して接続
    される移動局と、この移動局を含む複数の端末間を交換
    接続する交換網とを備えた移動通信システムにおいて、 前記移動局に対し着信通知を行なう際に、当該着信先の
    移動局が通信可能な状態になっているか否かを判定する
    ための第1の状態判定手段と、 この第1の状態判定手段により着信先の移動局が通信不
    可能と判定された場合に、当該着信先の移動局の識別情
    報および発信元の端末の識別情報を相互に対応付けて記
    憶するための記憶手段と、 この記憶手段に識別情報が記憶された着信先の移動局が
    通信可能な状態に復旧したか否かを判定するための第2
    の状態判定手段と、 この第2の状態判定手段により前記着信先の移動局が通
    信可能な状態に復旧したと判定された場合に、前記記憶
    手段に記憶された発信元の端末の識別番号に基づいて、
    当該発信元の端末に対し前記着信先の移動局が通信可能
    状態に復旧した旨の情報を通知するための通知制御手段
    とを具備したことを特徴とする移動通信システム。
  5. 【請求項5】 記憶手段は、着信先の移動局が通信不可
    能と判定された場合に、発信元の端末から送られる、着
    信先の移動局が通信可能状態に復旧した旨の通知を希望
    するか否かを表わす情報を記憶し、 通知制御手段は、前記記憶手段に前記通知を希望しない
    ことを表わす情報が記憶されている場合には、着信先の
    移動局が通信可能状態に復旧しても、発信元の端末に対
    し着信先の移動局が通信可能状態に復旧した旨の通知を
    行なわないことを特徴とする請求項4に記載の移動通信
    システム。
  6. 【請求項6】 記憶手段は、識別情報の記憶期間を判定
    する手段を有し、識別情報が記憶された着信先の移動局
    が通信可能な状態に復旧する前に、上記識別情報の記憶
    期間が予め設定した期間を越えた場合には、当該識別情
    報の記憶を消去することを特徴とする請求項4に記載の
    移動通信システム。
  7. 【請求項7】 通知制御手段が、着信先の移動局が通信
    可能状態に復旧した旨の情報を発信元の端末に通知した
    後に、当該発信元の端末からの所定の応答を監視するた
    めの応答監視手段と、 この応答監視手段により発信元の端末が所定の応答を行
    なったことが検出された場合に、当該発信元の端末と前
    記着信先の移動局との間を接続するための処理を行なう
    接続制御手段とを備えたことを特徴とする請求項4に記
    載の移動通信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030039771A (ko) * 2001-11-14 2003-05-22 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기의 착신통화 정보 서비스 방법
US6671508B1 (en) 1999-03-31 2003-12-30 Fujitsu Limited Communication control method, status notification method and mobile communication terminal using same
KR20040005555A (ko) * 2002-07-08 2004-01-16 주식회사 엘지텔레콤 이동통신시스템에서 발신정보 제공방법 및 시스템

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