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JPH07336630A - 動画または音声の記録再生装置およびこれを具備した映像表示システム - Google Patents

動画または音声の記録再生装置およびこれを具備した映像表示システム

Info

Publication number
JPH07336630A
JPH07336630A JP6129218A JP12921894A JPH07336630A JP H07336630 A JPH07336630 A JP H07336630A JP 6129218 A JP6129218 A JP 6129218A JP 12921894 A JP12921894 A JP 12921894A JP H07336630 A JPH07336630 A JP H07336630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
storage medium
reproduction
data
moving image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6129218A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokai Morino
東海 森野
Tomohisa Kohiyama
智久 小檜山
Takehiro Yamada
剛裕 山田
Toshinori Kajiura
敏範 梶浦
Katsuzo Sakai
勝三 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6129218A priority Critical patent/JPH07336630A/ja
Publication of JPH07336630A publication Critical patent/JPH07336630A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画を記録中に、現在から一定時間前までの
間の任意の位置から再生を可能とする、記録再生装置を
提供すること。 【構成】 動画,音声のデータを格納するランダムアク
セスが可能な蓄積メディア10と、動画・音声入力部1
1と、データ書込み制御部12と、データ読出し制御部
13と、動画・音声出力部14と、記録の開始や終了を
指示する記録指示部15と、再生の開始や終了を指示す
る再生指示部16と、記録開始時点から現時点までの間
の任意の位置を特定する再生位置制御部20と、蓄積メ
ディアに古いデータから順に上書きすることにより、一
定時間の動画または音声のデータを記録するオーバーラ
イト制御部21とを用いて、動画または音声を記録中に
再生することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画または音声の記録
再生装置およびこれを具備した映像表示システムに係
り、特に、動画または音声の記録中の再生に好適な、動
画または音声の記録再生装置と、この記録再生装置とテ
レビジョン受像機を含む映像表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動画や音声の記録再生装置で、記
録中に再生を行うときの動作について図2を用いて説明
する。まず、記録指示部15より、動画または音声の記
録を開始を指示する。つぎに、動画・音声入力部11に
記録開始情報が伝わり、NTSCなどの映像信号をA/
D変換器でディジタルデータに変換し、更に符号器を用
いて動画データを圧縮して、データ書込み制御部12に
圧縮データを転送して、蓄積メディア10に記録を開始
する。また、再生位置制御部20で記録された映像のど
の位置から再生するかを特定し、その結果を再生指示部
16に知らせる。再生指示部16から再生の開始指示が
出ると、蓄積メディア10からデータ読出し制御部13
で圧縮されたデータを読出し、動画・音声出力部14に
転送し、復号器により圧縮データを復号し、更にD/A
変換器でデータをアナログ信号に変換してディスプレイ
などに表示したり、スピーカーで音声の出力を開始す
る。
【0003】上記したシステムの例としては、例えば、
蓄積メディアに光磁気ディスクを用い、記録用と再生用
の2つの独立したヘッドを用いて、記録中に再生するこ
とを可能とした製品(ビデオディスクレコーダー)が知
られている。図2に示したようなシステムを用いれば、
スポーツ番組などで決定的な場面を見逃したり、もう一
度今の場面を再生(リプレイ)したいときに、録画を続
けたまま再生することが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したビデオディス
クレコーダーでは、記録する場合あらかじめ光磁気ディ
スクを消去しておく必要があり、映像が記録されている
ディスクに新たに映像を記録しようとすると、まず、そ
の内容を消去する必要がある。実際には、再生用ヘッド
が消去ヘッドを兼ねているので、消去ヘッド(再生ヘッ
ド)で消去した後から順次記録していくことになる。つ
まり、消去されてないディスクに新たに記録しながら再
生することに関しての考慮がなされていなかった。した
がって、このようなシステムでリプレイを可能とするに
は、ディスクが一杯になると新しい消去済みのディスク
と交換することが必要であった。
【0005】さて、テレビジョン放送やラジオ放送を受
信しているとき、現在の放送の少し前の放送を再度見た
り聞いたりしたい場合がある。このとき、視聴者はその
放送を記録したいわけではなく単に再度視聴したいだけ
の場合がほとんどである。このように、映像を全部記録
する必要がなく少し前の場面をリプレイしたいだけのと
きにも、上述の従来技術の場合すべての映像を記録しな
ければならず、消去済みのディスクを映像がすべて記録
できるだけの容量用意する必要がある。このような場合
を考えると、現在から一定時間前までのデータがあれば
十分であるので、映像をすべて記録するのは非常に無駄
である。
【0006】更に、ランダムアクセスが可能な蓄積メデ
ィアへの読出し時および書込み時にヘッドの移動を伴う
もの、例えば磁気ディスクを用いる場合には、次のよう
な問題も生じる。すなわち、記録中に再生をしようとす
ると、記録による蓄積メディアへの書込みアクセスと再
生による蓄積メディアからの読出しアクセスとが競合す
ることになる。つまり、同じ蓄積メディアに書込み要求
と読出し要求が同時に発生することがある。そうした場
合、書込みと読出しが交互に行われる。蓄積メディアに
おいて、書込む位置と読出し位置は物理的に異なるの
で、読出し動作,書込み動作毎にヘッドの移動が生じる
ことになり、書込みと読出しが交互に頻発すると、ヘッ
ド移動のオーバーヘッドが大きくなり、アクセス時間
が、連続のデータを書込んだり、読出したりする時より
長くなる。その結果、所定の時間内にデータを蓄積メデ
ィアに書込んだり、読出したりすることが不可能とな
り、記録するデータが途中で切れたり、再生が飛んだり
して、動画データや音声データとそれらの管理情報との
整合がとれなくなってしまう。
【0007】本発明の第1の目的は、蓄積メディアを交
換することなくエンドレスに動画を記録でき、かつ記録
中に現在から一定時間前までの間の任意の位置から再生
を可能とする記録再生装置を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、磁気ディスクや光
磁気ディスクなどの蓄積メディアに対して効率的なアク
セスを行うことにより、記録や再生に必要なデータを取
りこぼしなく蓄積メディアに書込み・読出しを行うこと
を可能とする動画または音声の記録再生装置を提供する
ことにある。
【0009】本発明の第3の目的は、記録中に再生(リ
プレイ)することが可能な動画の記録再生装置を具備す
ることにより、録画・録音を考慮することなく、簡単に
リプレイを可能とする映像表示システムを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明による動画または音声記録装置には、
以下のような手段を設ける。すなわち、少なくともラン
ダムアクセスが可能で書き込みが可能な蓄積メディア
と、動画または音声を入力する手段と、蓄積メディアに
データを書込む手段と、蓄積メディアからデータを読出
す手段と、動画または音声を出力する手段と、記録指示
手段と、再生指示手段と、記録開始時点から現時点まで
の間の任意の位置を特定する制御手段と、蓄積メディア
に古いデータから順に上書き(オーバーライト)するこ
とにより一定時間の動画または音声のデータを記録する
手段とを、動画または音声を記録中に、現在から一定時
間前までの間の任意の位置から再生を可能とするために
設けたものである。
【0011】上記第2の目的を達成するために、第1の
目的を達成するために設けた手段以外に、蓄積メディア
に対する書込みおよび読出しの要求を調停する制御手段
を、蓄積メディアに効率よくアクセスするために設けた
ものである。
【0012】上記第3の目的を達成するために、第1お
よび第2の目的を達成するために設けた手段以外に、テ
レビジョン受像機と、テレビ画面と再生画面を切替える
手段とを設け、表示手段(例えば、テレビジョン受像機
の表示画面)上で簡単にリプレイを可能とするようにし
たものである。
【0013】
【作用】一定時間の動画または音声のデータの記録しか
行わないので、データが増大することがなく、蓄積メデ
ィアを交換せずに動画または音声を記録中に、見逃した
場面や聞き逃したところや、もう一度みたい場面や聞き
たいところから再生(リプレイ)することができる。
【0014】蓄積メディアへの読み書きの要求を調停す
ることにより、蓄積メディアへの読出しと書込みが交互
に頻発することがなくなり、記録再生に必要なデータが
読み書きでき、記録するデータが途中で切れたり、再生
が飛んだりして、動画データや音声データとそれらの管
理情報との整合がとれなくなってしまうことがなくな
る。
【0015】テレビジョン受像機と、記録再生装置と、
テレビ画面と再生画面を切替える手段とを具備すること
により、記録開始などを意識せずに簡単にリプレイが可
能になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示した実施例によっ
て説明する。
【0017】図1は、本発明の1実施例に係る動画また
は音声の記録再生装置の概要を示すブロック図である。
図1において、10は蓄積メディア、11は動画・音声
入力部、12はデータ書込み制御部、13はデータ読出
し制御部、14は動画・音声出力部、15は記録指示
部、16は再生指示部、20は再生位置制御部、21は
オーバーライト制御部である。
【0018】以下、これらの符号を用いて動作の説明を
行う。動画・音声の入力部11では、動画や音声のデー
タを蓄積メディア10に書込むのに適したデータ形式に
変換する。なお、蓄積メディア10には、磁気ディスク
装置や光磁気ディスク装置、あるいは半導体記憶装置な
どが適応可能である。データ書込み制御部12では、動
画・音声入力部11で変換したデータを蓄積メディア1
0に書込む。オーバーライト制御部21では、データ書
込み制御部12に対して一定時間の動画または音声のデ
ータを蓄積メディア10に書込むための位置を指定す
る。
【0019】データ読出し制御部13では、蓄積メディ
ア10に格納してある動画・音声のデータを読出し、動
画・音声出力部14に転送する。動画・音声出力部14
では、動画・音声のデータを実際に表示したり、音声と
して出力したりする。
【0020】記録指示部15では、動画・音声入力部1
1およびデータ書込み制御部12に、記録の開始や終了
の情報を伝えたり、動画または音声が記録されている時
間を計る。同様に、再生指示装置16では、動画・音声
出力部14およびデータ読出し制御部13に、再生の開
始や終了の情報を伝えたり、再生の位置をカウントす
る。また、再生位置制御部20では、動画または音声を
記録中に、現在記録中の動画または音声を任意の位置か
ら再生するために、現時点から一定時間前までの任意の
位置を指定して、再生指示部16に伝え、再生を始める
指示を出す。
【0021】図3は、上述した図1の記録再生装置のシ
ステム構成(具体的構成)の1例を示している。図3に
おいて、1は中央処理装置(CPU)、2は主記憶、3
はキーボード、4はマウス、5はシステムバス、10は
蓄積メディア、11は動画・音声入力部、12はデータ
書込み制御部、13はデータ読出し制御部、14は動画
・音声出力部、15は記録指示部、16は再生指示部、
20は再生位置制御部、21はオーバーライト制御部で
ある。この図3のシステム構成は、動画・音声入力部1
1を、A/D変換器30,符号器31,符号器出力バッ
ファ32で構成し、動画・音声出力部14を、D/A変
換器33,復号器34,復号器入力バッファ35で構成
した例である。
【0022】図3に示す構成において、記録の開始は、
キーボード3やマウス4などの入力装置から記録の開始
を指示して、それを受けてCPU1から、システムバス
5を介して記録指示部15に対して記録の開始命令を発
行することで行う。それを受けて、A/D変換器30に
より、NTSC信号などの映像信号をディジタル信号に
変換し、符号器31で圧縮して、符号器出力バッファ3
2に書込む。データ書込み制御部12では、符号器出力
バッファ32から圧縮された動画データを読出し、オー
バーライト制御部21から蓄積メディア10への書込み
位置を得、順次システムバス5を介して蓄積メディア1
0に書込む。
【0023】また、記録中の動画の再生では、入力装置
から再生開始の指示があると、CPU1が、再生開始位
置の決定と開始命令を、システムバス5を介して再生位
置制御部20に対して発行する。それに受けて、再生位
置制御部20は、再生開始位置と再生開始を再生指示部
16に通知して、再生を始める。データ読出し制御部1
3では、指定された再生位置の圧縮された動画のデータ
を蓄積メディア10から読出し、復号器入力バッファ3
5に書込む。復号器34では、バッファ35からデータ
を読出し圧縮データを復号化して、D/A変換器33に
データを転送する。D/A変換器33では、ディジタル
データをアナログ信号に変換して、ディスプレイに表示
を行う。
【0024】また、ここでは、動画の記録再生について
述べたが、音声についても同様にして圧縮データの記録
再生を行うことができる。
【0025】次に、本発明の特徴であるオーバーライト
制御部21の1例を、図4,図5を用いて説明する。図
4はオーバーライト制御部21の構成の1例を示すブロ
ック図である。図4において、300は書込みポインタ
レジスタ、301はデータ領域最終レジスタ、302は
データ領域先頭レジスタ、303は書込みポインタイン
クリメント回路である。図5は、蓄積メディア10の上
のデータ構造の1例を示したものである。図5におい
て、65はデータ領域、66は書込みポインタ、67は
読出しポインタである。
【0026】まず、蓄積メディア10に一定時間の動画
または音声のデータが記録できる、図5に示すような連
続したデータ領域65を確保する。次に、確保したデー
タ領域65の先頭位置のポインタをデータ領域先頭レジ
スタ302に、データ領域65の最終位置のポインタを
データ領域最終レジスタ301に、それぞれ設定する。
次に、初期化要求を発行して、書込みポインタレジスタ
300をデータ領域先頭レジスタ302に格納された値
に初期化する。
【0027】データ書込み制御部12から書込み要求が
発行されると、書込みポインタインクリメント回路30
3で、書込みポインタレジスタ300の値を読み出して
出力するとともに、書込みポインタレジスタ300の値
をインクリメントして、次のデータ領域を指し示す値に
更新する。
【0028】この場合、書込みポインタレジスタ300
の値がデータ領域最終レジスタ301の値に等しけれ
ば、書込みポインタレジスタ300にデータ領域先頭レ
ジスタ302の値を設定する。このようにすることによ
り、一番古いデータを上書き(オーバーライト)して、
一定時間の動画または音声のデータを蓄積メディア10
に書込むことができる。つまり、意識的に記録を停止し
ない限りエンドスに記録ができ、現在から一定時間前ま
での動画または音声のデータを、蓄積メディアに10格
納することが可能となる。ここで述べた一定時間は、確
保したデータ領域の量および単位時間当たりの動画また
は音声のデータ量によって決定される。
【0029】次に、再生位置制御部20の具体例を図6
を用いて説明する。図6は再生位置制御部20の構成の
1例を示すブロック図である。図6において、201は
記録時間レジスタ、202は再生開始オフセットレジス
タ、203は比較回路、204は再生位置制限回路、2
05は再生開始位置レジスタ、240は再生命令制御回
路である。
【0030】まず、記録指示部15から記録開始の指示
があると、記録時間レジスタ201に記録された時間が
設定される。また、この記録時間レジスタ201は、記
録開始時には“0”で、その後時間経過とともに増えて
いき、ある時間を超えると一定の値が保持される。つま
り、一定時間(再生が可能な時間)が過ぎると、データ
書込み制御部12では、古いデータから順にオーバーラ
イトするので頭打ちになるわけである。
【0031】再生開始オフセットレジスタ202には、
再生位置を指定する現時点からの時間が設定される。比
較回路203では、記録時間レジスタ201に設定され
た値と再生開始オフセットレジスタ202に設定された
値との比較を行う。再生位置制限回路204では、比較
回路203の結果を受け取り、再生開始オフセットレジ
スタ202に設定された値が大きければ記録時間レジス
タ201の値を、逆に記録時間レジスタ201の値の方
が大きければ再生開始オフセットレジスタの値を、再生
開始位置レジスタ205に設定する。つまり、希望する
再生位置の値(再生開始オフセットレジスタの値)が、
再生可能であれば再生開始オフセットレジスタ202の
値をそのまま設定し、既にオーバーライトされて消えて
いるところを再生しようとしたときには不可能であるの
で、記録されている中で一番古い動画や音声データの再
生位置を設定する。
【0032】また、再生命令制御回路240は、記録時
間と再生位置、および再生モードを常に監視していて、
現在実行中の再生モード(通常再生,早送り再生,逆順
再生,逆順早送り再生,スロー再生など)が実行可能で
あるかどうかを判断して、再生指示部16へ再生命令を
伝える回路である。つまり、再生位置が一番古いデータ
になり、さらに逆順再生,逆順早送り再生,スロー再生
が続く場合、再生データが無く再生できないため、これ
らの命令を無効にする。また、再生位置が現在の時間と
同じになり、更に早送り再生などのように再生位置が現
在より未来になる命令を無効にする。このような回路を
付加することにより、再生データがないところを再生す
るような命令を発行することはなくなる。
【0033】次に、本発明の他の特徴であるアクセス制
御部を具備する記録再生装置について、図7および図8
を用いて説明する。図7は、本発明の他の実施例に係
る、アクセス制御部を具備する動画または音声の記録再
生装置のシステム構成図である。図7において、50は
アクセス制御部であり、その他の符号は図3のものと同
様である。
【0034】アクセス制御部50では、符号器出力バッ
ファ32と復号器入力バッファ35からそれぞれバッフ
ァの占有量の情報を受け取り、その情報をもとにして、
蓄積メディア10に対する書込みおよび読出しが交互に
頻発しないように、あるデータ量を連続して書込んだ
り、読出したりするように、データ書込み制御部12お
よびデータ読出し制御部13に、それぞれ書込み要求お
よび読出し要求を発行する。
【0035】図8はアクセス制御部50の構成の1例を
示すブロック図である。図8において、501は符号器
出力バッファ占有量レジスタ、502は復号器入力バッ
ファ占有量レジスタ、503は符号器出力バッファ下限
値レジスタ、504は符号器出力バッファ上限値レジス
タ、505は復号器入力バッファ下限値レジスタ、50
6は復号器入力バッファ上限値レジスタ、511,51
2,513,514は比較器、521は書込み要求生成
回路、522は読出し要求生成回路である。
【0036】書込み要求は次のように出力される。符号
器出力バッファ占有量レジスタ501には、符号器出力
バッファ32からバッファの占有量が入力される。符号
器出力バッファ上限値レジスタ504には、書込み要求
を出す時の値が設定され、符号器出力バッファ下限値レ
ジスタ503には、書込み要求を打ち切る時の値が設定
される。比較器511および比較器512では、それぞ
れ符号器出力バッファ占有量レジスタ501の値と符号
器出力バッファ下限値レジスタ503の値、および、符
号器出力バッファ占有量レジスタ501の値と符号器出
力バッファ上限値レジスタ504の値が比較され、等し
ければアクティブな信号が出力され、書込み要求生成回
路521に入力される。そして、書込み要求生成回路5
21では、比較器512の出力がアクティブなら書込み
要求の出力を開始する。また、比較器511の出力がア
クティブなら書込み要求の出力を打ち切る。
【0037】同様にして、読出し要求は次のように出力
される。復号器入力バッファ占有量レジスタ502に
は、復号器入力バッファ35からバッファの占有量が入
力される。復号器入力バッファ下限値レジスタ505に
は、読出し要求を出す時の値が設定され、復号器入力バ
ッファ上限値レジスタ506には、読出し要求を打ち切
る時の値が設定される。比較器513および比較器51
4では、それぞれ復号器入力バッファ占有量レジスタ5
02の値と復号器入力バッファ下限値レジスタ505の
値、および、復号器入力バッファ占有量レジスタ502
の値と復号器入力バッファ上限値レジスタ506の値が
比較され、等しければアクティブな信号が出力され、読
出し要求生成回路522に入力される。そして、読出し
要求生成回路522では、比較器513の出力がアクテ
ィブであり、かつ書込み要求が出ていないなら、読出し
要求の出力を開始する。また、比較器514の出力がア
クティブか、または書込み要求が出されたら、読出し要
求の出力を打ち切る。
【0038】この例では、書込み要求の方が優先されて
いるので、読出しは最大で、書込みが始まってから終わ
るまで間待たされることになる。そこで、復号器入力バ
ッファ下限値レジスタ505には、待たされる間に復号
器34に読込まれるより多い値を設定する必要がある。
このような制御をすることにより、読み書きをそれぞれ
連続して実行でき、読み書きのヘッドの移動を最小限に
押さえることができ、蓄積メディア10へのアクセスが
効果的に行える。
【0039】次に、上述した構成の記録再生装置を具備
した映像表示システムについて、図9および図10を用
いて説明する。図9は、本発明の1実施例に係る映像表
示システムの構成を示すブロック図である。図9におい
て、70はテレビジョン受像機、71は前記した実施例
で説明した記録再生装置、72は縮小回路、73はリプ
レイ制御部、74は縮小切替制御部、75は画像切替制
御部、76はリプレイ情報表示部、77は映像表示部、
78は縮小切替スイッチ、79は画像切替スイッチ、8
0は電源部である。また、図10は、映像表示部77の
表示画面例を示しており、図10において、91は現在
の画面、92はリプレイ画面である。
【0040】まず、図10の(b)の画面の場合を説明
する。テレビジョン受像機70から出た映像信号は、記
録再生装置71に入力され常に記録される。次に、リプ
レイ制御部73からリプレイの指示があると、記録再生
装置71では、現在の映像を記録しながら再生をはじめ
る。この場合、画面一杯にリプレイの画面が表示されて
いるので、縮小切替制御部74では、縮小切替スイッチ
78を記録再生装置71から直接映像を受け取る方に切
替える。画像切替制御部75では、画像切替スイッチ7
9を再生映像の方に切替える。そして、リプレイ情報表
示部76でリプレイの情報を画面に出して、映像表示部
77で映像を映し出す。このような操作をすることによ
り、リプレイ画面を呼び出すことができる。
【0041】次に、図10の(c)の画面のように、リ
プレイの画面を現在の画面の一部に重ねて出す場合につ
いて説明する。ここでは、再生の画面を小さくしなけれ
ばならないので、縮小切替制御部74では、縮小切替ス
イッチ78を縮小回路72からの縮小された映像を受け
取る方に切替える。画像切替制御部75では、通常、画
像切替スイッチ79をテレビジョン受像機70の映像の
方に切替えておき、走査線がリプレイ画面の場所のとこ
ろを走査している間は、再生映像の方に切替える。この
スイッチの切替えは非常に高速なものとなるが、当業者
であればこのような回路は容易に構成できる。このよう
にすれば、再生画面を現在の画面に重ねあわせることが
できる。このような画面構成にすれば、現在の画面も確
認でき、現在の画面で見たい場面があれば、すぐにリプ
レイの画面を消して見ることができる。
【0042】さらに、システムの電源部80を入れるこ
とを検知して、その信号を記録再生装置71に伝えて記
録を開始するようにし、電源を切ることを検知して記録
を終了するようにしておけば、テレビを見ている間いつ
でも、記録開始を意識することなくリプレイすることが
可能となる。
【0043】なお、映像表示部77は、テレビジョン受
像機の表示部とできることは当業者には自明で、テレビ
ジョン受像機に図9のようなシステムを組込むことで、
利便性の高い機能を具備したテレビジョン受像機を実現
できる。
【0044】次に、リプレイの位置を決定する方法につ
いて、図11,図12,図13および図14を用いて述
べる。図11は、本実施例の映像表示システムにおいて
用いられるリモコンの1例を示す図である。図11にお
いて、900はリモコン、901はリプレイ停止ボタ
ン、902はリプレイ開始ボタン、903はリプレイ一
時停止ボタン、904はリプレイ逆順早送り再生ボタ
ン、905はリプレイ早送り再生ボタン、906はリプ
レイ画面切替ボタン、907は早送りダイヤル、908
はこま送りダイヤルである。また、図12は、本実施例
の映像表示システムにおける映像表示部77の表示画面
例を示す図である。図12において、93はリプレイ位
置表示情報であり、その他の符号は図10と同様であ
る。
【0045】まず、リプレイ開始ボタン902を押すこ
とにより、図10の(b)や(c)のようなリプレイ画
面を出す。そして、図12のリプレイ位置表示情報93
でリプレイの位置を確認しながら、リプレイ逆順早送り
再生ボタン904,リプレイ早送り再生ボタン905,
早送りダイヤル907を操作することにより、リプレイ
の位置を決定してリプレイを行う。早送りダイヤル90
7は、左にまわすと逆順早送りし、右にまわすと早送り
をするダイヤルである。また、その回した角度により、
早送りの速度が変化する。リプレイ一時停止ボタン90
3やこま送りダイヤル908を操作して、見たいところ
を細かく見ることが可能である。こま送りダイヤル90
8は、左に回せば逆方向にこま送りをして、右にまわせ
ば順方向にこま送りをするダイヤルである。
【0046】リプレイ表示情報93では、図13のよう
にリプレイ可能な範囲やリプレイ位置を実時間で表示し
たり、図14のようにリプレイ可能な範囲やリプレイ位
置を現在からの時間で表示したりすることが考えられ
る。また、リプレイ画面切替ボタン906では、図10
の(b)と(c)のリプレイ表示のモードを切替える。
また、リプレイ停止ボタン901を押すことにより、リ
プレイを終了することができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、最小限の
蓄積メディアの容量でエンドレスに、動画または音声を
記録中に、現時点から一定時間前までの間の任意の位置
から再生することが可能となり、見逃してしまった場面
やもう一度見たい場面を見ることが可能となり、極めて
利便性が高く、また操作性もに優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る動画または音声の記録
再生装置の概要を示すブロック図である。
【図2】従来の動画または音声の記録再生装置の概要を
示すブロック図である。
【図3】図1の詳細の1例を示すシステム構成図であ
る。
【図4】図1または図3のオーバーライト制御部の1例
を示すブロック図である。
【図5】図1または図3の蓄積メディア上のデータ構造
の1例を示す説明図である。
【図6】図1または図3の再生位置制御部の1例を示す
ブロック図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る動画または音声の記
録再生装置のシステム構成図である。
【図8】図7のアクセス制御部の1例を示すブロック図
である。
【図9】本発明の1実施例に係る映像表示システムの構
成を示すブロック図である。
【図10】図9のシステムの映像表示部に表示される画
面の例を示す説明図である。
【図11】図9のシステムで用いられるリモコンの1例
を示す説明図である。
【図12】図9のシステムの映像表示部に表示される、
リプレイ位置表示情報を表示した画面の1例を示す説明
図である。
【図13】図12のリプレイ位置表示情報の第1の例を
示す説明図である。
【図14】図12のリプレイ位置表示情報の第2の例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU) 2 主記憶 3 キーボード 4 マウス 5 システムバス 10 蓄積メディア 11 動画・音声入力部 12 データ書込み制御部 13 データ読出し制御部 14 動画・音声出力部 15 記録指示部 16 再生指示部 20 再生位置制御部 21 オーバーライト制御部 30 A/D変換器 31 符号器 32 符号器出力バッファ 33 D/A変換器 34 復号器 35 復号器入力バッファ 40 ディスプレイ 50 アクセス制御部 65 データ領域 66 書込みポインタ 67 読出しポインタ 70 テレビジョン受像機 71 記録再生装置 72 縮小回路 73 リプレイ制御部 74 縮小切替制御部 75 画像切替制御部 76 リプレイ情報表示部 77 映像表示部 78 縮小切替スイッチ 79 画像切替スイッチ 80 電源部 91 現在の画面 92 リプレイ画面 93 リプレイ位置表示情報 201 記録時間レジスタ 202 再生開始オフセットレジスタ 203 比較回路 204 再生位置制限回路 205 再生開始位置レジスタ 240 再生命令制御回路 501 符号器出力バッファ占有量レジスタ 502 復号器入力バッファ占有量レジスタ 503 符号器出力バッファ下限値レジスタ 504 符号器出力バッファ上限値レジスタ 505 復号器入力バッファ下限値レジスタ 506 復号器入力バッファ上限値レジスタ 511,512,513,514 比較器 521 書込み要求生成回路 522 読出し要求生成回路 900 リモコン 901 リプレイ停止ボタン 902 リプレイ開始ボタン 903 リプレイ一時停止ボタン 904 リプレイ逆順早送り再生ボタン 905 リプレイ早送り再生ボタン 906 リプレイ画面切替ボタン 907 早送りダイヤル 908 こま送りダイヤル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶浦 敏範 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 酒井 勝三 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムアクセスが可能な蓄積メディア
    と、 動画または音声を入力する手段と、 前記蓄積メディアにデータを書込む手段と、 前記蓄積メディアからデータを読出す手段と、 動画または音声を出力する手段と、 記録の開始や終了を指示する記録指示手段と、 再生の開始や終了を指示する再生指示手段と、 前記蓄積メディアに記録されている動画または音声の任
    意の時間位置を特定する制御手段と、 前記蓄積メディアに古いデータから順に上書きすること
    により、一定時間の動画または音声のデータを記録する
    手段とを、具備したことを特徴とする動画または音声の
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記蓄積メディアに記録されている動画または音声の任
    意の時間位置を特定する前記制御手段において、再生不
    可能な位置からの再生を阻止する手段を具備したことを
    特徴とする動画または音声の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載において、 前記ランダムアクセスが可能な前記蓄積メディアとし
    て、書込み/読出し時にヘッドの移動を伴う蓄積メディ
    アを用い、前記蓄積メディアに対する書込みおよび読出
    しの要求を調停する制御手段と、前記蓄積メディアに対
    する書込みおよび読出しデータを一時的に格納する手段
    とを、具備したことを特徴とする動画または音声の記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】 テレビジョン受像機と、請求項1または
    2または3記載の前記記録再生装置と、テレビ画面と再
    生画面を切替える切替手段とを、具備したことを特徴と
    する映像表示システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載において、 電源が入ったことを検知して記録を開始させる手段と、
    電源が切れたことを検知して記録を終了させる手段と
    を、具備したことを特徴とする映像表示システム。
JP6129218A 1994-06-10 1994-06-10 動画または音声の記録再生装置およびこれを具備した映像表示システム Pending JPH07336630A (ja)

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