JPH07334930A - 再生装置 - Google Patents
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- JPH07334930A JPH07334930A JP12893994A JP12893994A JPH07334930A JP H07334930 A JPH07334930 A JP H07334930A JP 12893994 A JP12893994 A JP 12893994A JP 12893994 A JP12893994 A JP 12893994A JP H07334930 A JPH07334930 A JP H07334930A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディジタル信号を記録再生する磁気記録再生
装置に関し、特に、記録信号としてインターリーブドN
RZIを用い、再生時、クロック周期T時間の遅延線を
用いたデコーダ回路でPR(1,0,−1)に変換す
る、再生装置に関するものである。 【構成】 本再生装置は、タイミング再生クロックを発
生するのに、デコーダ回路6でPR(1,0,−1)に
変換する前の再生信号を用いて、検波回路4,スライサ
回路5,パルスエッジ検出回路7およびPC13,LP
F14,VCO15からなるPLLにより再生クロック
を発生させるため、記録データパターンの偏りに影響さ
れず、正確な再生クロックを発生する事が可能である。
また、デコーダ回路6の遅延線と、パルスエッジ検出回
路7の遅延線を共用しているため、回路の小型化が可能
であり、同時に回路S/Nの劣化を防ぐ事ができる。
装置に関し、特に、記録信号としてインターリーブドN
RZIを用い、再生時、クロック周期T時間の遅延線を
用いたデコーダ回路でPR(1,0,−1)に変換す
る、再生装置に関するものである。 【構成】 本再生装置は、タイミング再生クロックを発
生するのに、デコーダ回路6でPR(1,0,−1)に
変換する前の再生信号を用いて、検波回路4,スライサ
回路5,パルスエッジ検出回路7およびPC13,LP
F14,VCO15からなるPLLにより再生クロック
を発生させるため、記録データパターンの偏りに影響さ
れず、正確な再生クロックを発生する事が可能である。
また、デコーダ回路6の遅延線と、パルスエッジ検出回
路7の遅延線を共用しているため、回路の小型化が可能
であり、同時に回路S/Nの劣化を防ぐ事ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号、音声信号を
ディジタル信号に変換して、記録再生するディジタル磁
気記録再生装置に関する。
ディジタル信号に変換して、記録再生するディジタル磁
気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル磁気記録再生装置で
は、ディジタル信号を磁気記録媒体に磁気ヘッドを介し
て記録し、再生時、アナログ再生信号(以下、単に再生
信号とする。)を磁気記録媒体から磁気ヘッドを介して
再生するが、この際、記録密度を向上させ再生誤り率の
低減を図るために、様々な変調・復調方式が考案されて
いる。
は、ディジタル信号を磁気記録媒体に磁気ヘッドを介し
て記録し、再生時、アナログ再生信号(以下、単に再生
信号とする。)を磁気記録媒体から磁気ヘッドを介して
再生するが、この際、記録密度を向上させ再生誤り率の
低減を図るために、様々な変調・復調方式が考案されて
いる。
【0003】中でも近年、高密度ディジタル記録を達成
するため、隣接トラックから再生されるクロストーク信
号妨害を受けにくい、インターリーブドNRZI符号
(以下、I−NRZIと称す。)が注目をあつめてい
る。
するため、隣接トラックから再生されるクロストーク信
号妨害を受けにくい、インターリーブドNRZI符号
(以下、I−NRZIと称す。)が注目をあつめてい
る。
【0004】I−NRZIの場合、再生アンプの出力
を、同期クロックの周期、T時間の遅延線を用いた波形
変換回路(以下、デコーダ回路と称す。)でパーシャル
レスポンス波形(以下、PR(1,0,−1)と称
す。)に変換する。さらに、このPR(1,0,−1)
からビット再生用の同期クロックを発生し、再生データ
を検出する(例えば、H.Kobayashi D.T.Tang 「Appli
cation of Partial-response Channel Cording to
Magnetic Recording Systems」IBM J.RES.DEVELO
P JULY 1970 に示されている。)。
を、同期クロックの周期、T時間の遅延線を用いた波形
変換回路(以下、デコーダ回路と称す。)でパーシャル
レスポンス波形(以下、PR(1,0,−1)と称
す。)に変換する。さらに、このPR(1,0,−1)
からビット再生用の同期クロックを発生し、再生データ
を検出する(例えば、H.Kobayashi D.T.Tang 「Appli
cation of Partial-response Channel Cording to
Magnetic Recording Systems」IBM J.RES.DEVELO
P JULY 1970 に示されている。)。
【0005】ここでは、PR(1,0,−1)を前提と
した再生装置の従来例を図3に従って説明する。
した再生装置の従来例を図3に従って説明する。
【0006】磁気記録媒体31から再生された信号は、
磁気ヘッド32を介して再生アンプ33に出力され、一
定の振幅まで増幅されてデコーダ回路34に入力する。
デコーダ回路34では、再生信号をPR(1,0,−
1)に変換するために、遅延線35でクロック周期T時
間だけ遅延した信号と、再生アンプ33出力とを加算器
36で加算する。次に、デコーダ回路34の出力を検波
回路37で検波しスライサ回路38に入力する。
磁気ヘッド32を介して再生アンプ33に出力され、一
定の振幅まで増幅されてデコーダ回路34に入力する。
デコーダ回路34では、再生信号をPR(1,0,−
1)に変換するために、遅延線35でクロック周期T時
間だけ遅延した信号と、再生アンプ33出力とを加算器
36で加算する。次に、デコーダ回路34の出力を検波
回路37で検波しスライサ回路38に入力する。
【0007】ここでデコーダ回路34と検波回路37の
動作について、図4を使って説明する。図4にはデコー
ダ回路34で変換された再生信号と、この信号を検波し
て得られる検波回路37の出力を示しており、(a)は
磁気記録媒体に記録するディジタル信号を、(b)はこ
の時の再生アンプ33の出力を示す。(b)がデコーダ
回路34に入力すると遅延線35でクロック周期T時間
だけ遅れて(c)の波形となり、更に加算器36で
(b)と加算されて(d)の波形として出力される。こ
のとき(d)の波形のピーク値をホールドすると(e)
の波形が得られ、これが検波波形となる。
動作について、図4を使って説明する。図4にはデコー
ダ回路34で変換された再生信号と、この信号を検波し
て得られる検波回路37の出力を示しており、(a)は
磁気記録媒体に記録するディジタル信号を、(b)はこ
の時の再生アンプ33の出力を示す。(b)がデコーダ
回路34に入力すると遅延線35でクロック周期T時間
だけ遅れて(c)の波形となり、更に加算器36で
(b)と加算されて(d)の波形として出力される。こ
のとき(d)の波形のピーク値をホールドすると(e)
の波形が得られ、これが検波波形となる。
【0008】次に、スライサ回路38では検波回路37
の出力を元に比較基準レベルを決定し、デコーダ回路3
4の出力信号と比較して、2値のデジタル信号を出力す
る。
の出力を元に比較基準レベルを決定し、デコーダ回路3
4の出力信号と比較して、2値のデジタル信号を出力す
る。
【0009】パルスエッジ検出回路39は、遅延線40
と排他的論理和回路(以下、EX−OR回路と称す。)
41で構成され、この内遅延線40はスライサ回路38
から出力されたデジタル信号をクロック周期Tの半分の
時間(T/2)だけ遅延する。また、EX−OR回路4
1では遅延線40の出力とスライサ回路38の出力との
EX−ORを行い、位相比較回路42(以下、PCと称
す。)に出力する。PC42では電圧制御発振回路44
(以下、VCOと称す。)から出力されるクロックと位
相比較を行い、ローパスフィルタ43(以下、LPFと
称す。)で高域成分を除去し、その後VCO44でLP
F43の出力信号に応じたクロックを発生する(特願平
4−221054号「タイミング再生装置とオートスラ
イサ装置」)。
と排他的論理和回路(以下、EX−OR回路と称す。)
41で構成され、この内遅延線40はスライサ回路38
から出力されたデジタル信号をクロック周期Tの半分の
時間(T/2)だけ遅延する。また、EX−OR回路4
1では遅延線40の出力とスライサ回路38の出力との
EX−ORを行い、位相比較回路42(以下、PCと称
す。)に出力する。PC42では電圧制御発振回路44
(以下、VCOと称す。)から出力されるクロックと位
相比較を行い、ローパスフィルタ43(以下、LPFと
称す。)で高域成分を除去し、その後VCO44でLP
F43の出力信号に応じたクロックを発生する(特願平
4−221054号「タイミング再生装置とオートスラ
イサ装置」)。
【0010】最後に再生データ検出回路45において、
VCO44の出力クロックと、デコーダ回路34の出力
信号とで、再生データの検出を行う。
VCO44の出力クロックと、デコーダ回路34の出力
信号とで、再生データの検出を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の、デコーダ回路
34の出力を検波回路37で検波して、スライサ回路3
8の比較基準レベルを決定する回路構成では、データパ
ターンによって検波出力が変動し、比較基準レベルを決
定できない場合がある。
34の出力を検波回路37で検波して、スライサ回路3
8の比較基準レベルを決定する回路構成では、データパ
ターンによって検波出力が変動し、比較基準レベルを決
定できない場合がある。
【0012】即ち、図4を見ると、記録信号(a)のデ
ータパターンによって波形(d)のピーク値が変化して
いるため、この波形が検波回路37で検波されると、ピ
ーク値の変化に従って波形(e)のように変動してしま
う。
ータパターンによって波形(d)のピーク値が変化して
いるため、この波形が検波回路37で検波されると、ピ
ーク値の変化に従って波形(e)のように変動してしま
う。
【0013】つまり、データパターンの偏りによって検
波出力が変動するため、仮にある特定のデータパターン
における検波出力を元に、スライサ回路38の比較基準
レベルを決めたとしても、記録データパターンはランダ
ムに存在するため、この値が常に最適値になる事はあり
得ない。従って、検波出力から比較基準レベルの最適値
を決定するのは非常に難しく、ずれたレベルで比較して
しまう問題が生じる。こうなると再生クロックのエッジ
位相がばらつき、正規のビット同期以外の点で再生デー
タ検出を行ってしまい、再生誤り率の低下を引き起こ
す。
波出力が変動するため、仮にある特定のデータパターン
における検波出力を元に、スライサ回路38の比較基準
レベルを決めたとしても、記録データパターンはランダ
ムに存在するため、この値が常に最適値になる事はあり
得ない。従って、検波出力から比較基準レベルの最適値
を決定するのは非常に難しく、ずれたレベルで比較して
しまう問題が生じる。こうなると再生クロックのエッジ
位相がばらつき、正規のビット同期以外の点で再生デー
タ検出を行ってしまい、再生誤り率の低下を引き起こ
す。
【0014】また元来、アナログ信号を高精度に遅延す
るにはかなり大きな回路を必要とし、コストアップの要
因となる。しかも遅延線は通常、遅延量に応じて回路規
模が大きくなると同時に、遅延量が増えれば増えるほど
回路S/Nの劣化を招く。従って、図3のようにデコー
ダ回路34でクロック周期T遅延し、更にパルスエッジ
検出回路39でT/2遅延する構成では、回路規模が非
常に大きくなってコストアップとなる上、S/Nが劣化
を引き起こし再生誤り率を低下させる。
るにはかなり大きな回路を必要とし、コストアップの要
因となる。しかも遅延線は通常、遅延量に応じて回路規
模が大きくなると同時に、遅延量が増えれば増えるほど
回路S/Nの劣化を招く。従って、図3のようにデコー
ダ回路34でクロック周期T遅延し、更にパルスエッジ
検出回路39でT/2遅延する構成では、回路規模が非
常に大きくなってコストアップとなる上、S/Nが劣化
を引き起こし再生誤り率を低下させる。
【0015】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、PR(1,0,−1)を前提にして、前述したデー
タパターンの偏りによって検波出力が変動し、比較基準
レベルを正確に決定できないと言うような事がなく、ま
た回路の小型化を図ると同時にS/N劣化が生じない再
生装置を提供する事を目的としている。
で、PR(1,0,−1)を前提にして、前述したデー
タパターンの偏りによって検波出力が変動し、比較基準
レベルを正確に決定できないと言うような事がなく、ま
た回路の小型化を図ると同時にS/N劣化が生じない再
生装置を提供する事を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の再生装置は上記
目的を達成するために、映像信号、音声信号をディジタ
ル信号に変換して記録再生するディジタル磁気記録再生
装置であって、磁気記録媒体から再生された信号を一定
の振幅まで増幅する再生増幅手段と、前記再生増幅手段
の出力をパーシャルレスポンス波形に変換する波形変換
手段と、前記再生増幅手段の出力波形を検波する検波手
段と、前記検波手段の出力を元に比較基準レベルを決定
し、このレベルと前記再生増幅手段の出力とを比較する
第1の比較手段と、前記第1の比較手段出力からパルス
のエッジ成分を検出するパルスエッジ検出手段と、前記
パルスエッジ検出手段から位相誤差を検出する位相比較
手段と、前記位相比較手段の出力から不要成分を除去す
るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に
従って、同期クロックを発生するクロック発生手段と、
前記波形変換手段の出力と前記クロック発生手段の出力
から、再生データを検出する再生データ検出手段とを備
えたものである。
目的を達成するために、映像信号、音声信号をディジタ
ル信号に変換して記録再生するディジタル磁気記録再生
装置であって、磁気記録媒体から再生された信号を一定
の振幅まで増幅する再生増幅手段と、前記再生増幅手段
の出力をパーシャルレスポンス波形に変換する波形変換
手段と、前記再生増幅手段の出力波形を検波する検波手
段と、前記検波手段の出力を元に比較基準レベルを決定
し、このレベルと前記再生増幅手段の出力とを比較する
第1の比較手段と、前記第1の比較手段出力からパルス
のエッジ成分を検出するパルスエッジ検出手段と、前記
パルスエッジ検出手段から位相誤差を検出する位相比較
手段と、前記位相比較手段の出力から不要成分を除去す
るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に
従って、同期クロックを発生するクロック発生手段と、
前記波形変換手段の出力と前記クロック発生手段の出力
から、再生データを検出する再生データ検出手段とを備
えたものである。
【0017】
【作用】本発明の再生装置は、再生信号のデータパター
ンの偏りに影響されずに、最適な比較基準レベルを決定
出来るため、従来例のように比較基準レベルがずれて、
再生誤り率の低下を生じる事がない。また、PR(1,
0,−1)のデコーダの遅延線と、クロック成分検出回
路の遅延線を共用できるため、回路の小型化が可能であ
り、同時に回路S/Nの劣化を防ぐ事ができる。
ンの偏りに影響されずに、最適な比較基準レベルを決定
出来るため、従来例のように比較基準レベルがずれて、
再生誤り率の低下を生じる事がない。また、PR(1,
0,−1)のデコーダの遅延線と、クロック成分検出回
路の遅延線を共用できるため、回路の小型化が可能であ
り、同時に回路S/Nの劣化を防ぐ事ができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の再生装置の実施例について、
図面を参照しながら説明する。
図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は本発明の再生装置の要部ブロック図
である。磁気記録媒体1には、映像信号、および、音声
信号がディジタル信号に変換され、I−NRZIで記録
されている。磁気記録媒体1から磁気ヘッド2を介して
再生された再生信号は、再生アンプ3に入力され、ここ
で一定のレベルまで振幅を増幅される。
である。磁気記録媒体1には、映像信号、および、音声
信号がディジタル信号に変換され、I−NRZIで記録
されている。磁気記録媒体1から磁気ヘッド2を介して
再生された再生信号は、再生アンプ3に入力され、ここ
で一定のレベルまで振幅を増幅される。
【0020】次に、再生アンプ3の出力は検波回路4で
検波されスライサ回路5に入力する。スライサ回路5で
は、検波回路4の出力を元に比較基準レベルを決定し、
再生アンプ3の出力と比較して、2値のデジタル信号を
出力する。
検波されスライサ回路5に入力する。スライサ回路5で
は、検波回路4の出力を元に比較基準レベルを決定し、
再生アンプ3の出力と比較して、2値のデジタル信号を
出力する。
【0021】ここで、図2を使って検波回路4の波形に
ついて説明する。(a)は磁気記録媒体1に記録するデ
ィジタル信号を、(b)はこの時の再生アンプ3の出力
波形を示しているが、記録波形が(a)のように変化し
ても波形(b)のピーク値はほとんど一定である。従っ
て、検波回路4の出力(c)もほとんど変化せず、スラ
イサ回路5には一定の検波出力を供給できる。
ついて説明する。(a)は磁気記録媒体1に記録するデ
ィジタル信号を、(b)はこの時の再生アンプ3の出力
波形を示しているが、記録波形が(a)のように変化し
ても波形(b)のピーク値はほとんど一定である。従っ
て、検波回路4の出力(c)もほとんど変化せず、スラ
イサ回路5には一定の検波出力を供給できる。
【0022】すなわち、どのようなデータパターンであ
っても検波出力は変化しないため、これを元にスライサ
回路5の比較基準レベルを簡単に決定できる。つまり、
ランダムの記録データパターンに対しても、常にこの比
較基準レベルが最適値となり、ずれたレベルで比較して
しまう事はない。
っても検波出力は変化しないため、これを元にスライサ
回路5の比較基準レベルを簡単に決定できる。つまり、
ランダムの記録データパターンに対しても、常にこの比
較基準レベルが最適値となり、ずれたレベルで比較して
しまう事はない。
【0023】従って、再生クロックのエッジ位相がばら
つき、正規のビット同期以外の点で再生データ検出を行
って、再生誤り率の低下を引き起こすような問題は発生
しない。
つき、正規のビット同期以外の点で再生データ検出を行
って、再生誤り率の低下を引き起こすような問題は発生
しない。
【0024】次に、図1に戻って、パルスエッジ検出回
路7は、遅延線8とスライサ回路11及びEX−OR回
路12で構成され、この内遅延線8は再生アンプ3から
出力された再生信号をクロック周期Tの半分の時間(T
/2)だけ遅延し、さらにスライサ回路11で2値のデ
ィジタル信号に変換する。また、EX−OR回路12で
はスライサ回路5の出力とスライサ回路11の出力との
EX−ORを行い、VCO15から出力されるクロック
と位相比較できる波形を検出する。
路7は、遅延線8とスライサ回路11及びEX−OR回
路12で構成され、この内遅延線8は再生アンプ3から
出力された再生信号をクロック周期Tの半分の時間(T
/2)だけ遅延し、さらにスライサ回路11で2値のデ
ィジタル信号に変換する。また、EX−OR回路12で
はスライサ回路5の出力とスライサ回路11の出力との
EX−ORを行い、VCO15から出力されるクロック
と位相比較できる波形を検出する。
【0025】次に、PC13では、EX−OR回路12
の出力とVCO15の出力との位相比較を行い、位相差
に応じた誤差信号をLPF14へ出力する。更に、LP
F14で高域周波数の不要成分を分離した後、VCO1
5でLPF14の出力に従ったクロックを発生する。
の出力とVCO15の出力との位相比較を行い、位相差
に応じた誤差信号をLPF14へ出力する。更に、LP
F14で高域周波数の不要成分を分離した後、VCO1
5でLPF14の出力に従ったクロックを発生する。
【0026】デコーダ回路6はT/2時間の遅延線8,
9で構成され、2つの遅延線の合計遅延量T時間(クロ
ック周期)だけ遅らせた再生信号を、加算器10で再生
アンプ3の出力と加算する事で、PR(1,0,−1)
に変換する。
9で構成され、2つの遅延線の合計遅延量T時間(クロ
ック周期)だけ遅らせた再生信号を、加算器10で再生
アンプ3の出力と加算する事で、PR(1,0,−1)
に変換する。
【0027】この場合、遅延線8はパルスエッジ検出回
路7と共用されているが、本来それぞれT,T/2時間
必要だったデコーダ回路とパルスエッジ回路の遅延量
を、遅延線8を共用する事で、遅延線8,9の合計遅延
量T時間だけで済ましているため、従来例と比べてT/
2時間だけ遅延量が少なくなっている。すなわち、アナ
ログ遅延線の回路規模はスライサ回路と比べて格段に大
きいため、パルスエッジ検出回路7にスライサ回路11
を追加しても全体の回路規模は縮小され、また余計な遅
延線を通過しないので回路S/Nの低下を招かない。
路7と共用されているが、本来それぞれT,T/2時間
必要だったデコーダ回路とパルスエッジ回路の遅延量
を、遅延線8を共用する事で、遅延線8,9の合計遅延
量T時間だけで済ましているため、従来例と比べてT/
2時間だけ遅延量が少なくなっている。すなわち、アナ
ログ遅延線の回路規模はスライサ回路と比べて格段に大
きいため、パルスエッジ検出回路7にスライサ回路11
を追加しても全体の回路規模は縮小され、また余計な遅
延線を通過しないので回路S/Nの低下を招かない。
【0028】最後に再生データ検出回路16は、位相同
期しているVCO15の出力のクロックと、デコーダ回
路6の出力信号から、再生データの検出を行う。
期しているVCO15の出力のクロックと、デコーダ回
路6の出力信号から、再生データの検出を行う。
【0029】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明の再生装
置によれば、再生信号のデータパターンの偏りに影響さ
れずに、最適な比較基準レベルを決定できるため、従来
例のように比較基準レベルがずれて、再生誤り率の低下
を引き起こすような問題は発生しない。
置によれば、再生信号のデータパターンの偏りに影響さ
れずに、最適な比較基準レベルを決定できるため、従来
例のように比較基準レベルがずれて、再生誤り率の低下
を引き起こすような問題は発生しない。
【0030】また、PR(1,0,−1)のデコーダ回
路の遅延線と、クロック成分検出回路の遅延線を共用で
きるため、回路の小型化が可能であり、同時に回路S/
Nの劣化を防ぐ事ができる。
路の遅延線と、クロック成分検出回路の遅延線を共用で
きるため、回路の小型化が可能であり、同時に回路S/
Nの劣化を防ぐ事ができる。
【図1】本発明の実施例における再生装置の構成を示す
要部ブロック図
要部ブロック図
【図2】同実施例における再生装置のタイミングを示す
波形図
波形図
【図3】従来の再生装置の構成を示す要部ブロック図
【図4】従来の再生装置のタイミングを示す波形図
3 再生アンプ 4 検波回路 5,11 スライサ回路 6 デコーダ回路 7 パルスエッジ検出回路 8,9 遅延線 10 加算器 12 EX−OR回路 13 位相比較回路 14 ローパスフィルタ 15 電圧制御発振回路 16 再生データ検出回路
Claims (2)
- 【請求項1】 映像信号、音声信号をディジタル信号に
変換して、記録再生するディジタル磁気記録再生装置で
あって、 磁気記録媒体から再生された信号を一定の振幅まで増幅
する再生増幅手段と、 前記再生増幅手段の出力をパーシャルレスポンス波形に
変換する波形変換手段と、 前記再生増幅手段の出力波形を検波する検波手段と、 前記検波手段の出力を元に比較基準レベルを決定し、こ
のレベルと前記再生増幅手段の出力とを比較する第1の
比較手段と、 前記第1の比較手段出力からパルスのエッジ成分を検出
するパルスエッジ検出手段と、 前記パルスエッジ検出手段から位相誤差を検出する位相
比較手段と、 前記位相比較手段の出力から不要成分を除去するローパ
スフィルタと、 前記ローパスフィルタの出力に従って、同期クロックを
発生するクロック発生手段と、 前記波形変換手段の出力と前記クロック発生手段の出力
から、再生データを検出する再生データ検出手段と、 から構成されたことを特徴とする再生装置。 - 【請求項2】 波形変換手段は、同期クロックの半周期
の時間、再生増幅手段の出力を遅らせる第1の遅延手段
と、前記第1の遅延手段の出力を更に同期クロックの半
周期の時間遅らせる第2の遅延手段と、前記第2の遅延
手段の出力を前記再生増幅手段の出力と加算する加算手
段とで構成され、 パルスエッジ検出手段は、前記第1の遅延手段の出力を
基準レベルと比較する第2の比較手段と、第1の比較手
段の出力と前記第2の比較手段の出力との排他的論理和
を取る演算手段と、で構成されたことを特徴とする請求
項1記載の再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12893994A JPH07334930A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12893994A JPH07334930A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07334930A true JPH07334930A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14997149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12893994A Pending JPH07334930A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07334930A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR980011294A (ko) * | 1996-07-27 | 1998-04-30 | 구자홍 | 디지탈 데이타 복원장치 |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP12893994A patent/JPH07334930A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR980011294A (ko) * | 1996-07-27 | 1998-04-30 | 구자홍 | 디지탈 데이타 복원장치 |
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