JPH0731139U - 破砕機 - Google Patents
破砕機Info
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- JPH0731139U JPH0731139U JP6011193U JP6011193U JPH0731139U JP H0731139 U JPH0731139 U JP H0731139U JP 6011193 U JP6011193 U JP 6011193U JP 6011193 U JP6011193 U JP 6011193U JP H0731139 U JPH0731139 U JP H0731139U
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- Japan
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- rotary drum
- teeth
- crushing
- carrier
- tooth
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- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 破砕機に設けられている破砕歯の耐久性、破
砕力の向上を図る。 【構成】 基端に据付台42aを一体成形した担体42
と、この担体42に嵌着される歯部43とにより主歯4
1を構成する。前記担体42には貫通孔42bを貫通
し、前記主歯43にはその貫通孔42bと対応する小孔
43aを形成する。そして、連通する貫通孔42bと小
孔43aにピン44を差し込んで、歯部43を着脱自在
に支持する。
砕力の向上を図る。 【構成】 基端に据付台42aを一体成形した担体42
と、この担体42に嵌着される歯部43とにより主歯4
1を構成する。前記担体42には貫通孔42bを貫通
し、前記主歯43にはその貫通孔42bと対応する小孔
43aを形成する。そして、連通する貫通孔42bと小
孔43aにピン44を差し込んで、歯部43を着脱自在
に支持する。
Description
【0001】
本考案は、コンクリートや舗装用アスファルトなどの廃材を破砕する破砕機に 関する。
【0002】
土木・建築用の資材として、コンクリートやアスファルトが多用されているが 、改修や取り壊し工事に伴い、それら資材が廃材として多量に排出されている。
【0003】 なお、これらの廃材は、所要の大きさに破砕され埋立用の土砂などとして再利 用されている。
【0004】 従来、その廃材を破砕する装置として、周面に複数の破砕歯が突設された一対 の回転ドラムをホッパの下側に形成した破砕室に配設し、その回転ドラムに減速 機構を介してモータの動力を伝達するようにしたものが知られている。
【0005】
しかしながら、上記従来の破砕機によれば、破砕時の圧力によって破砕歯が折 れ曲がったり、破断してしまったりすることが多く、その修復に時間と労力を多 分に要するという欠点があった。
【0006】 特に、主要となる一部の破砕歯、即ち主歯には非常に大きな荷重が加わるので 、その損傷、劣化は特に著しく、そのため破砕処理に及ぼす影響が非常に大きか った。
【0007】 また、従来の破砕機によれば、破砕処理時に廃材が回転ドラムの周面上を滑っ て滞留してしまうことがあった。
【0008】 一方、前記破砕歯が備えられた回転ドラムは、破砕時の圧力によって軸線方向 に摺動してしまい、そのためモータの動力が伝達される支軸の一端に固着された スプロケットが、その支軸を支持するすべり軸受と接触し、大きな摩擦音を生ず るという欠点があった。
【0009】
本考案は、周面に複数の破砕歯が突設された一対の回転ドラムをホッパの下側 に形成した破砕室に配設し、その回転ドラムに減速機構を介してモータの動力を 伝達し、この回転ドラムによって前記ホッパから投入される廃材を破砕する破砕 機に於いて、前記破砕歯は、回転ドラムに固設される担体の基端に据付台を一体 成型し、この担体に歯部を着脱自在に嵌着して成る主歯と、金属板の表面に歯形 を形成した小歯とを備えていることを特徴とする破砕機を提供することにより、 上記課題を達成するものである。
【0010】 また、前記破砕機に於いて、回転ドラムの支軸はすべり軸受で回転自在に支持 され、且つその支軸の一端にはスラスト玉軸受を介してベアリングカバーが固着 され、他端にはスラスト玉軸受を介してスプロケットが固着されていることを特 徴とする破砕機を提供することにより、上記課題を達成するものである。
【0011】
本考案の破砕機によれば、破砕歯としての主歯、補助歯、小歯が回転ドラムの 回転に伴って、ホッパから投入された廃材を破砕する。
【0012】 このとき、主歯、補助歯、小歯には、衝撃荷重、曲げ荷重、摩擦力が作用する こととなる。
【0013】 ところで上記主歯にあって、歯部を保持する担体の基端に形成された据付台は 、担体の強度を上げ、且つ回転ドラムに対しての形状変化を緩和するように作用 して、応力集中による担体の変形や破断を防止する。
【0014】 また、上記小歯は、回転ドラムの周面の摩耗を防止するとともに、その表面に 形成された歯形によって廃材を咬み砕く。
【0015】 また、回転ドラムの支軸の両端に設けられたスラスト玉軸受は、回転ドラムの 軸線方向への移動を規制し、且つそれによって生ずる回転、非回転部の接触によ る摩擦音を防止する。
【0016】
以下、本考案の破砕機について説明すれば、図1がその破砕機を示す正面図で 、図中の符号10は装置本体である。
【0017】 この本体10は、鋼板や山形鋼などを結合せしめて成る枠体であり、その最上 段にはホッパ11が、このホッパ11の下側には破砕室12がそれぞれ設けられ 、更に破砕室12の下側には機台13が設けられている。
【0018】 そして、前記ホッパ11にコンクリートなどの廃材を投入すると、これが破砕 室12に落下して破砕され、その後、機台13に形成されたシュート14から破 砕された廃材が本体10の外部に排出されるようになっている。
【0019】 即ち、前記破砕室12には、破線で示す如く一対の回転ドラム20,20が一 定の間隔を開けて配設されており、投入された廃材は、この回転ドラム20,2 0の間隙を通過する際に破砕されるのである。
【0020】 なお、その回転ドラム20,20は、図中に示す矢印の方向に通常それぞれ回 転するのであり、その動力源としてはモータM,Mを用いている。
【0021】 この図で明らかなように、そのモータM,Mは機台13の両端にそれぞれ配置 してあり、その動力を減速機構を介して回転ドラム20,20に伝達するように している。
【0022】 その減速機構は、モータM,Mの駆動軸に取り付けられたスプロケット31, 31と、前記モータM,Mを載置している減速機G,Gの入力側に取り付けられ たスプロケット32,32と、その出力側に取り付けられたスプロケット33, 33と、回転ドラム20,20の支軸に取り付けられたスプロケット34,34 と、前記スプロケット31,32を連係するチェーン35,35、並びに前記ス プロケット33,34を連係するチェーン36,36とにより構成され、前記モ ータM,Mの回転速度を1/10程度に減速できるようになっている。
【0023】 次に、図2は同破砕機を示す平面図で、図中の符号37,38はチェーンカバ ーである。
【0024】 この図で明らかなように、前記回転ドラム20,20は、双方のモータM,M によって別々に駆動されるのであり、そのための減速機構は相互に逆側となる位 置に設けられている。
【0025】 一方、図中の符号11a,11aはホッパ11に投入された廃材を回転ドラム 20,20の間隙に導くための傾斜板であり、また符号40,40は回転ドラム 20,20に突設された破砕歯である。
【0026】 図3で明らかにしているように、その破砕歯40は、複数の主歯41,・・・ 、補助歯45,・・・、及び小歯47,・・・から成り、特に主歯41と補助歯 45とは回転ドラム20の軸線方向に対し傾斜する状態に配列されていて、廃材 を順々に破砕できるようになっている。
【0027】 なお、前記補助歯45は、鋳造、鍛造、或いは切削加工によって得られる角柱 状の金属を回転ドラム20に溶接した従来通りの構成とされている。
【0028】 ところで、前記回転ドラム20は、その支軸21を破砕室12の隔壁12a, 12aに固着したすべり軸受51,52で支持されている。
【0029】 また、その支軸21の一端にはカラー53と、前記すべり軸受51、並びにス ラスト玉軸受54を介し、ベアリングカバー55が固着されているとともに、他 端にはカラー56と、前記すべり軸受52、並びにカラー57、スラスト玉軸受 58を介し、前記スプロケット34とプレート57が固着されている。
【0030】 従って、破砕時の圧力による回転ドラム20の軸線方向への移動は規制され、 且つスラスト玉軸受53がすべり軸受51とベアリングカバー54の接触を、ス ラスト玉軸受56がスプロケット34とカラー55の接触を阻止するので、摩擦 音の防止が図られる。
【0031】 また、破砕室12の隔壁12aと回転ドラム20との間には,サイドプレート 60,60を介装せしめているので、この部分に廃材が咬み込むことはない。
【0032】 次に、図4には上述の主歯41を示し、(a)はその側面図、(b)は平面図 、(c)は(b)におけるX−X′線断面図である。
【0033】 この図で明らかにしているように、主歯41は担体42に歯部43を嵌着して 成り、相互の連結手段としてピン44を用いている。
【0034】 前記担体42は、鋳鉄や超硬合金などから成り、その基端には前記回転ドラム 20の曲率に合わせて湾曲している据付台42aが一体的に突出成形されている とともに、そのほぼ中央には貫通孔42bが貫通されている。
【0035】 なお、この担体42は据付台42aを回転ドラム20に溶接することによって 固定され、先端の鋭角部42cが回転ドラム20の回転方向を向くようになって いる。
【0036】 一方、前記歯部43は、鋳鉄や超硬合金などから成り、その内部は前記担体4 2に被せられるように中空状とされているとともに、その側面には前記担体42 の貫通孔42bと対応する位置に小孔43aが形成されている。
【0037】 そして、連通する貫通孔42bと小孔43aに前記ピン44が差し込まれ、担 体42に被せられた歯部43を着脱自在に支持するようになっている。
【0038】 なお、そのピン44には、ゴム管などから成るシール材Rが装着されていて、 ピン44の脱落を防止できるようになっている。
【0039】 このシール材Rは、図示する如く、中央に膨出部rが形成されており、この膨 出部rがピン44に形成された環状溝44aと、貫通孔42bに形成された環状 溝42b′とに密着するようになっている。
【0040】 従って、ピン44の端面に工具をあてがって、これを打ち抜くことにより、歯 部43を取り外すことができるので、その歯部43が摩耗した際の交換を容易に 成し得る。
【0041】 次に、図5は上述の小歯47を示し、(a)はその側面図、(b)は平面図で ある。
【0042】 この小歯47は、炭素鋼や超硬合金などの金属板を前記回転ドラム20の曲率 に合わせて湾曲せしめることにより成り、特にその表面には山部48aと谷部4 8bを有する歯形48が形成されている。
【0043】 なお、この小歯47は、回転ドラム20の周面に溶接され、歯形48で廃材の 破砕を行うとともに、回転ドラム20の周面の摩耗を防止するのである。
【0044】
本考案の破砕機は、上記の如く構成されているため、以下に記すような効果を 奏する。
【0045】 (1)本考案によれば、破砕歯としての主歯において、回転ドラムに固着され る担体の基端に据付台を一体成形したことにより、この担体における基端の強度 が向上し、且つ回転ドラムに対しての急激な形状変化が緩和されるので、集中応 力による担体の変形、破断が防止され、主歯の耐久性が向上するという優れた効 果を奏する。
【0046】 (2)また、破砕歯としての小歯において、その表面に歯形を形成したことに より、この小歯が廃材を咬み込むようになるので、廃材が回転ドラムの周面上に 滞留することが防止され、且つ破砕力が向上するという優れた効果を奏する。
【0047】 (3)また、回転ドラムの支軸の両端にスラスト玉軸受を設けたことにより、 回転、非回転部の接触が防止されるので、破砕時における摩擦音の発生を防止で きるという優れた効果を奏する。
【図1】破砕機を示す側面図
【図2】同破砕機を示す平面図
【図3】同破砕機における回転ドラムを示す側面図
【図4】(a)は回転ドラムに突設される主歯を示す側
面図、(b)は同主歯を示す平面図、(c)は(b)に
おけるX−X′線断面図
面図、(b)は同主歯を示す平面図、(c)は(b)に
おけるX−X′線断面図
【図5】(a)は回転ドラムに突設される小歯を示す側
面図、(b)は同小歯を示す平面図
面図、(b)は同小歯を示す平面図
M モータ 10 本体 11 ホッパ 12 破砕室 20 回転ドラム 40 破砕歯 41 主歯 42 担体 42a 据付台 43 歯部 45 補助歯 47 小歯 48 歯形 48a 山部 48b 谷部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B02C 18/24 8720−4D
Claims (2)
- 【請求項1】 周面に複数の破砕歯が突設された一対の
回転ドラムをホッパの下側に形成した破砕室に配設し、
その回転ドラムに減速機構を介してモータの動力を伝達
し、この回転ドラムによって前記ホッパから投入される
廃材を破砕する破砕機に於いて、前記破砕歯は、回転ド
ラムに固設される担体の基端に据付台を一体成形し、こ
の担体に歯部を着脱自在に嵌着して成る主歯と、金属板
の表面に歯形を形成した小歯とを備えていることを特徴
とする破砕機。 - 【請求項2】 回転ドラムの支軸はすべり軸受で回転自
在に支持され、且つその支軸の一端にはスラスト玉軸受
を介してベアリングカバーが固着され、他端にはスラス
ト玉軸受を介してスプロケットが固着されていることを
特徴とする請求項1記載の破砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060111U JP2604340Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060111U JP2604340Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 破砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731139U true JPH0731139U (ja) | 1995-06-13 |
JP2604340Y2 JP2604340Y2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=13132681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993060111U Expired - Fee Related JP2604340Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 破砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604340Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100417554B1 (ko) * | 2000-05-29 | 2004-02-05 | 가부시기가이샤 나까야마 뎃코우쇼 | 로울 크러셔 |
JP2012061430A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Matsui Mfg Co | 多軸粉砕機 |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP1993060111U patent/JP2604340Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100417554B1 (ko) * | 2000-05-29 | 2004-02-05 | 가부시기가이샤 나까야마 뎃코우쇼 | 로울 크러셔 |
JP2012061430A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Matsui Mfg Co | 多軸粉砕機 |
CN102397808A (zh) * | 2010-09-16 | 2012-04-04 | 株式会社松井制作所 | 多轴粉碎机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2604340Y2 (ja) | 2000-05-08 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |