JPH07315341A - 充填包装機におけるシール装置 - Google Patents
充填包装機におけるシール装置Info
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- JPH07315341A JPH07315341A JP6132637A JP13263794A JPH07315341A JP H07315341 A JPH07315341 A JP H07315341A JP 6132637 A JP6132637 A JP 6132637A JP 13263794 A JP13263794 A JP 13263794A JP H07315341 A JPH07315341 A JP H07315341A
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- sealing
- filling
- sealing device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 充填包装のための幅方向シールが、低コスト
の機構により高い加圧力で実施できるようにする。 【構成】 筒状に成形された包装体に対し、その幅方向
のヒートシールを行なうヒータ11と、これを受け止め
る受圧部12とを包装体の前後に配置し、かつ前後動杆
13、14に沿って移動可能に取り付ける。さらに、ヒ
ータ11の移動線上に設けた回転軸21…によって回転
するクランク部材22…に連結杆31…の一端を連結し
かつ連結杆31…の他の一端は各前後動杆13、14に
連結し、連結杆31端がヒータ11の移動線とほぼ一直
線状に重なったときに前記ヒータ11が作動するように
する。
の機構により高い加圧力で実施できるようにする。 【構成】 筒状に成形された包装体に対し、その幅方向
のヒートシールを行なうヒータ11と、これを受け止め
る受圧部12とを包装体の前後に配置し、かつ前後動杆
13、14に沿って移動可能に取り付ける。さらに、ヒ
ータ11の移動線上に設けた回転軸21…によって回転
するクランク部材22…に連結杆31…の一端を連結し
かつ連結杆31…の他の一端は各前後動杆13、14に
連結し、連結杆31端がヒータ11の移動線とほぼ一直
線状に重なったときに前記ヒータ11が作動するように
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムを送り方向左
右の縁で接合して筒状の包装体を形成し、筒状包装体の
送り方向に所要の間隔を設けて幅方向のシールを行う
際、2箇所のシールのシール部間に被包装物を充填する
ためのシール装置に関するものである。
右の縁で接合して筒状の包装体を形成し、筒状包装体の
送り方向に所要の間隔を設けて幅方向のシールを行う
際、2箇所のシールのシール部間に被包装物を充填する
ためのシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】充填包装機はフィルムロールから引き出
したフィルムを送る過程において左右の縁をヒートシー
ルして筒状の中間包装体を作り、その後底シールを行な
うとともに内部に充填される物を充填し、次のシールに
より一つの充填の密封と、次の充填の底シールを行なう
ことができる包装機であり、例えば実公平5−7121
号や特開平4−339786号などに示された技術が提
案されている。上記の充填包装機は例えば糸こんにゃく
など固型分と液体分が混じりあった商品、ペースト状乃
至は練り製品、或いは液体などを充填するために使用さ
れており、内部に気泡が残らない特徴により用途も次第
に伸びている。
したフィルムを送る過程において左右の縁をヒートシー
ルして筒状の中間包装体を作り、その後底シールを行な
うとともに内部に充填される物を充填し、次のシールに
より一つの充填の密封と、次の充填の底シールを行なう
ことができる包装機であり、例えば実公平5−7121
号や特開平4−339786号などに示された技術が提
案されている。上記の充填包装機は例えば糸こんにゃく
など固型分と液体分が混じりあった商品、ペースト状乃
至は練り製品、或いは液体などを充填するために使用さ
れており、内部に気泡が残らない特徴により用途も次第
に伸びている。
【0003】ところで従来の充填包装機の場合、被包装
物を充填した筒状の中間包装体を幅方向へヒートシール
するために、ヒータとそれを受け止める部材をカムを用
いた往復運動機構により接近離開させる構成を有してい
る。しかしカムを用いた往復運動機構は構造が複雑であ
り、そのためコスト上昇を来たしており、高い圧力を得
るのが難しいという問題があった。
物を充填した筒状の中間包装体を幅方向へヒートシール
するために、ヒータとそれを受け止める部材をカムを用
いた往復運動機構により接近離開させる構成を有してい
る。しかしカムを用いた往復運動機構は構造が複雑であ
り、そのためコスト上昇を来たしており、高い圧力を得
るのが難しいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたもので、その課題は充填包装の幅方向シール
について比較的単純な構造により低コスト化を実現し、
かつまたヒートシールを高い加圧力で行なえるようにす
ることである。
みなされたもので、その課題は充填包装の幅方向シール
について比較的単純な構造により低コスト化を実現し、
かつまたヒートシールを高い加圧力で行なえるようにす
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、筒状包装体に対して幅方向のヒートシールを
行なうヒータ11と、ヒータ11の加圧力を受け止める
受圧部12とを筒状包装体の前後に配置するとともに、
ヒータ11と受圧部12との間に筒状包装体を通すため
に接近、離間方向へ移動可能な前後動杆13、14にヒ
ータ11と受圧部12とを夫々取り付け、ヒータ11の
移動線上に設けた回転軸21…によって回転するクラン
ク部材26…に連結杆31…の一端を連結しかつ連結杆
31…の他の一端は各前後動杆13、14に連結し、連
結杆31端がヒータ11の移動線とほぼ一直線状に重な
ったときに前記ヒータ11作動させるという手段を講じ
たものである。
本発明は、筒状包装体に対して幅方向のヒートシールを
行なうヒータ11と、ヒータ11の加圧力を受け止める
受圧部12とを筒状包装体の前後に配置するとともに、
ヒータ11と受圧部12との間に筒状包装体を通すため
に接近、離間方向へ移動可能な前後動杆13、14にヒ
ータ11と受圧部12とを夫々取り付け、ヒータ11の
移動線上に設けた回転軸21…によって回転するクラン
ク部材26…に連結杆31…の一端を連結しかつ連結杆
31…の他の一端は各前後動杆13、14に連結し、連
結杆31端がヒータ11の移動線とほぼ一直線状に重な
ったときに前記ヒータ11作動させるという手段を講じ
たものである。
【0006】
【実施例】本発明に係る充填包装機は、本体Bの背面上
部にセットされたフィルムロールRからフィルムPを引
き出し、本体正面最上部に設けられた、服の襟型を有す
る誘導手段40の折曲縁41により筒状に下方へほぼ反
転させると同時に、折曲縁41の下に連続して設けられ
た中央の誘導筒42へ通し、送り方向左右の縁部を本体
正面で曲げ合わせ、誘導筒下部に設けた背シール手段4
3により筒状の包装体P′を成形したのち、本体正面下
部に設けた横幅方向にヒートシールして充填状の包装体
を形成するものである(図1、図2参照)。
部にセットされたフィルムロールRからフィルムPを引
き出し、本体正面最上部に設けられた、服の襟型を有す
る誘導手段40の折曲縁41により筒状に下方へほぼ反
転させると同時に、折曲縁41の下に連続して設けられ
た中央の誘導筒42へ通し、送り方向左右の縁部を本体
正面で曲げ合わせ、誘導筒下部に設けた背シール手段4
3により筒状の包装体P′を成形したのち、本体正面下
部に設けた横幅方向にヒートシールして充填状の包装体
を形成するものである(図1、図2参照)。
【0007】充填される内容物は本発明に係るシール装
置によりヒートシールされた、上下2箇所の横シールの
間にて充填用パイプ44を通して供給される。このため
充填用パイプ44の下端は44b誘導手段40及び背シ
ール手段20を通り越してシール装置10の近くまで伸
びており、フィルムP及び筒状包装体P′はこの充填用
パイプ44を中心としてそれを囲んだ状態で移動して行
く。このような充填包装機において、フィルムPは引張
力を加えてもずれや変形が生じないように、筒状成形体
P′となったあとにフィルム送り装置45の回転ローラ
46、47…によりフィルムPを挾持することによって
送られる。
置によりヒートシールされた、上下2箇所の横シールの
間にて充填用パイプ44を通して供給される。このため
充填用パイプ44の下端は44b誘導手段40及び背シ
ール手段20を通り越してシール装置10の近くまで伸
びており、フィルムP及び筒状包装体P′はこの充填用
パイプ44を中心としてそれを囲んだ状態で移動して行
く。このような充填包装機において、フィルムPは引張
力を加えてもずれや変形が生じないように、筒状成形体
P′となったあとにフィルム送り装置45の回転ローラ
46、47…によりフィルムPを挾持することによって
送られる。
【0008】本発明に係るシール装置Aは、フィルム送
り装置45の下方の筒状包装体移動経路に位置し、筒状
包装体P′に対して幅方向に接触する横長のヒータ11
と、ヒータ11の加圧力を受け止める受圧部12とを有
し、ヒータ11は筒状包装体P′の例えば後側に、また
受圧部12は例えば前側にて、夫々前後動可能に配置さ
れる。ヒータ11へ達する前に筒状包装体は前後一対の
しごきローラ48、48により前後のフィルムを密着さ
せられるが、その時の筒状包装体の幅よりもやや長い寸
法にヒータ11及び受圧部12の長さを設定する。
り装置45の下方の筒状包装体移動経路に位置し、筒状
包装体P′に対して幅方向に接触する横長のヒータ11
と、ヒータ11の加圧力を受け止める受圧部12とを有
し、ヒータ11は筒状包装体P′の例えば後側に、また
受圧部12は例えば前側にて、夫々前後動可能に配置さ
れる。ヒータ11へ達する前に筒状包装体は前後一対の
しごきローラ48、48により前後のフィルムを密着さ
せられるが、その時の筒状包装体の幅よりもやや長い寸
法にヒータ11及び受圧部12の長さを設定する。
【0009】ヒータ11及び受圧部12に夫々前進、後
退動作をさせるために、左右一対の前後動杆13、14
が設けてあり、ヒータ11は両前後動杆13、14にま
たがってスライド可能に設けられたヒーター基盤15に
取り付けてある。また受圧部12は両前後動杆13、1
4をその前部にてスライド可能に軸受した軸受盤16に
取り付けてある。軸受盤16は充填包装機の本体Bに取
り付けてあり、前後動杆13、14を前端で結合した部
材17aと前記軸受盤16との間に介装したばね18に
よって、前後動杆13、14へ付勢されるようになって
いる。両前後動杆13、14の後端は後部支持枠19に
スライド可能に軸承され、それらを枠19の外部にて結
合した部材17bによって前進が阻止されている。
退動作をさせるために、左右一対の前後動杆13、14
が設けてあり、ヒータ11は両前後動杆13、14にま
たがってスライド可能に設けられたヒーター基盤15に
取り付けてある。また受圧部12は両前後動杆13、1
4をその前部にてスライド可能に軸受した軸受盤16に
取り付けてある。軸受盤16は充填包装機の本体Bに取
り付けてあり、前後動杆13、14を前端で結合した部
材17aと前記軸受盤16との間に介装したばね18に
よって、前後動杆13、14へ付勢されるようになって
いる。両前後動杆13、14の後端は後部支持枠19に
スライド可能に軸承され、それらを枠19の外部にて結
合した部材17bによって前進が阻止されている。
【0010】前記ヒータ11を前後させるために、ヒー
タ基盤15の背後にはクランクによる作動機構20があ
る。該クランク機構はヒータ11の移動線上に設けた回
転軸21によって回転するクランク部材22に連結杆2
3の一端を連結し、連結杆23の他の一端はヒータ基盤
15の背後に突出させた移動方向の杆状部材24に連結
した構成を有している。実施例ではクランク部材22を
歯車状の回転輪に形成してある。31、32は両連結杆
23、28の同期をとるギヤであり、モータ軸M1で駆
動される。また受圧部12の前進のために別の回転軸2
6によって回転する同様のクランク部材27が並設して
あり、そのクランク部材27に一端を連結した連結杆2
8の他一端は、前後動杆13、14の後端結合部材17
bに連結した構成を有する。
タ基盤15の背後にはクランクによる作動機構20があ
る。該クランク機構はヒータ11の移動線上に設けた回
転軸21によって回転するクランク部材22に連結杆2
3の一端を連結し、連結杆23の他の一端はヒータ基盤
15の背後に突出させた移動方向の杆状部材24に連結
した構成を有している。実施例ではクランク部材22を
歯車状の回転輪に形成してある。31、32は両連結杆
23、28の同期をとるギヤであり、モータ軸M1で駆
動される。また受圧部12の前進のために別の回転軸2
6によって回転する同様のクランク部材27が並設して
あり、そのクランク部材27に一端を連結した連結杆2
8の他一端は、前後動杆13、14の後端結合部材17
bに連結した構成を有する。
【0011】上記ヒータ用の2個の連結杆23、28が
一直線上に来たときに前後フィルムを密着させる加圧力
が得られるように設定されている。34、35は回転突
起で、前記回転軸21の延長上に設けてあり、近くに設
置された検出器36、37によってヒータ11と受圧部
12とが最も離れた位置及び最も接近した位置に来たこ
とを検出し、ヒータ11の作動タイミングを得る。両突
起34、35の位相は例えば180度に設定される。2
9a、29bは結合具を示す。
一直線上に来たときに前後フィルムを密着させる加圧力
が得られるように設定されている。34、35は回転突
起で、前記回転軸21の延長上に設けてあり、近くに設
置された検出器36、37によってヒータ11と受圧部
12とが最も離れた位置及び最も接近した位置に来たこ
とを検出し、ヒータ11の作動タイミングを得る。両突
起34、35の位相は例えば180度に設定される。2
9a、29bは結合具を示す。
【0012】ヒートシールされた相対的に下方のシール
部分は被包装物を充填する包装体の底となり、包装体の
上部はしごきロール48で気泡が排除されたのち包装体
内の被包装物上記シール機構においてシールされるが、
パックとして完成した包装体を1個ずつ切り離すために
カット装置Cが設けられる。カット装置はシール装置に
組み込むことも可能であるが本実施例においてはシール
装置Aの下方のそれとは別に設置している。
部分は被包装物を充填する包装体の底となり、包装体の
上部はしごきロール48で気泡が排除されたのち包装体
内の被包装物上記シール機構においてシールされるが、
パックとして完成した包装体を1個ずつ切り離すために
カット装置Cが設けられる。カット装置はシール装置に
組み込むことも可能であるが本実施例においてはシール
装置Aの下方のそれとは別に設置している。
【0013】例示のカット装置Cは包装体のシール部に
対して作動するもので、全体としてシール部の全幅をや
や越える長さを有する刃板51と、刃板51を突出させ
るための凹部52とを有し、刃板51は包装体シール部
の例えば前側に、凹部52は例えば後側に、夫々前後動
可能に配置される。
対して作動するもので、全体としてシール部の全幅をや
や越える長さを有する刃板51と、刃板51を突出させ
るための凹部52とを有し、刃板51は包装体シール部
の例えば前側に、凹部52は例えば後側に、夫々前後動
可能に配置される。
【0014】刃板51と凹部52を設けた部材を夫々前
進後退させるために、シール装置と同様に、左右一対の
下部前後動杆53、54が設けられ、凹部52は下部前
後動杆53、54にスライド可能も設けられた受け刃部
材55に取り付けてある。また刃板51は下部前後動杆
53、54の前部をスライド可能に軸承させた軸受盤5
6に取り付けてある。軸受盤56は本体Bに取り付けて
あり、下部前後動杆53、54の前端を結合した部材5
7aとの間にばね58を介装して下部前後動杆53、5
4を前方へ付勢している。下部前後動杆の後端は後部支
持枠19にスライド可能に軸承され、その外部にて後端
を結合した部材57aにより前進が阻止されている。
進後退させるために、シール装置と同様に、左右一対の
下部前後動杆53、54が設けられ、凹部52は下部前
後動杆53、54にスライド可能も設けられた受け刃部
材55に取り付けてある。また刃板51は下部前後動杆
53、54の前部をスライド可能に軸承させた軸受盤5
6に取り付けてある。軸受盤56は本体Bに取り付けて
あり、下部前後動杆53、54の前端を結合した部材5
7aとの間にばね58を介装して下部前後動杆53、5
4を前方へ付勢している。下部前後動杆の後端は後部支
持枠19にスライド可能に軸承され、その外部にて後端
を結合した部材57aにより前進が阻止されている。
【0015】前進受け刃部材55前後をさせるためにそ
の背後にはクランクによる作動機構60がある。該クラ
ンク機構は受け刃部材55の移動線上に設けた回転軸6
1によって回転するクランク部材62に連結杆63の一
端を連結し、連結杆63の他の一端は受け刃部材55の
背後に突出させた移動方向の杆状部材64に連結してあ
る。また、刃板51の前進のために別の回転軸66によ
って回転するクランク部材67が並設してあり、その部
材67に一端を連結した連結杆68の他の一端は下部前
後杆53、54の後端結合部材17bに連結した構成を
有する。
の背後にはクランクによる作動機構60がある。該クラ
ンク機構は受け刃部材55の移動線上に設けた回転軸6
1によって回転するクランク部材62に連結杆63の一
端を連結し、連結杆63の他の一端は受け刃部材55の
背後に突出させた移動方向の杆状部材64に連結してあ
る。また、刃板51の前進のために別の回転軸66によ
って回転するクランク部材67が並設してあり、その部
材67に一端を連結した連結杆68の他の一端は下部前
後杆53、54の後端結合部材17bに連結した構成を
有する。
【0016】上記切断用の2個の連結杆63、68は、
同期回転し、刃板51と凹部52とが接触したのち、さ
らに回転して連結杆63、68が一直線上に前後なる前
に一旦停止し、その後刃板51が前進して切断が行なわ
れるように設定されている。71、72は両連結杆6
3、68の同期をとるギヤであり、モータ軸M2で駆動
される。74、75は回転突起で、前記回転軸61の延
長上に設けてあり、近くに設置された検出器76、77
によって刃板51と凹部54とが最も離れた位置及び刃
板51と受け刃部材55の正面が接触する位置に来たこ
とを検出し刃板51の作動タイミングを得る。両突起7
4、75の位相は従って180度より少ない。その結果
切断前の接触で包装体のヒートシールの際の熱が奪われ
るので、シール部は冷却され、それに対する切断作業時
に樹脂の糸引きなどを起さない。69a、69bは結合
具を示す。
同期回転し、刃板51と凹部52とが接触したのち、さ
らに回転して連結杆63、68が一直線上に前後なる前
に一旦停止し、その後刃板51が前進して切断が行なわ
れるように設定されている。71、72は両連結杆6
3、68の同期をとるギヤであり、モータ軸M2で駆動
される。74、75は回転突起で、前記回転軸61の延
長上に設けてあり、近くに設置された検出器76、77
によって刃板51と凹部54とが最も離れた位置及び刃
板51と受け刃部材55の正面が接触する位置に来たこ
とを検出し刃板51の作動タイミングを得る。両突起7
4、75の位相は従って180度より少ない。その結果
切断前の接触で包装体のヒートシールの際の熱が奪われ
るので、シール部は冷却され、それに対する切断作業時
に樹脂の糸引きなどを起さない。69a、69bは結合
具を示す。
【0017】刃板51はその取付け基盤である軸受盤5
6に対して前進後退可能に構成されている。各刃板51
と軸受盤56とは揺動レバ78が連繋しており、そのレ
バ78の軸受盤56に対する軸止点79から半分程離れ
た箇所に支点80を設けている。この支点80は前端結
合部材57aに固定してあるので、結合部材57aが軸
受盤56に対して接近するとレバ78の先端が刃板51
をほぼ倍速で倍量に動きを拡大して押すので、刃板51
は速やかに切断作業を完了する。81は戻しばねを示
す。
6に対して前進後退可能に構成されている。各刃板51
と軸受盤56とは揺動レバ78が連繋しており、そのレ
バ78の軸受盤56に対する軸止点79から半分程離れ
た箇所に支点80を設けている。この支点80は前端結
合部材57aに固定してあるので、結合部材57aが軸
受盤56に対して接近するとレバ78の先端が刃板51
をほぼ倍速で倍量に動きを拡大して押すので、刃板51
は速やかに切断作業を完了する。81は戻しばねを示
す。
【0018】このような構成を有する本発明の充填包装
機におけるシール装置の場合、包装体の下部シールが完
了し、被包装物が充填され、しごきローラ48より上位
に設けられるセンサが満量を検知すると、しごきローラ
48が閉じてフィルムを密着させながら、包装体が下降
する。フィルムが密着した適当な箇所がシート装置まで
下降するとそれが検出され、シール装置Aが作動してヒ
ータ11と受圧部12とがクランク機構の強力な加圧力
で密着フィルムをヒートシールするので、フィルムがよ
く溶着したシールが行なわれる。
機におけるシール装置の場合、包装体の下部シールが完
了し、被包装物が充填され、しごきローラ48より上位
に設けられるセンサが満量を検知すると、しごきローラ
48が閉じてフィルムを密着させながら、包装体が下降
する。フィルムが密着した適当な箇所がシート装置まで
下降するとそれが検出され、シール装置Aが作動してヒ
ータ11と受圧部12とがクランク機構の強力な加圧力
で密着フィルムをヒートシールするので、フィルムがよ
く溶着したシールが行なわれる。
【0019】ヒートシールが完了すると包装体は一定寸
法下降し、シール部がカット装置Cへ達したことが検出
されることにより同装置Cが作動し、刃板51を設けた
冷却片51′と、凹部52を設けた冷却片52′とが接
触する(図6(b))。ここで接触が検出されると一旦
作動が停止し、シール部の熱が冷却されてその後再び動
作する刃板51によってヒートシールされた部分が一気
に押し切られるのは前述の通りである。以後同じ動作が
繰り返される。
法下降し、シール部がカット装置Cへ達したことが検出
されることにより同装置Cが作動し、刃板51を設けた
冷却片51′と、凹部52を設けた冷却片52′とが接
触する(図6(b))。ここで接触が検出されると一旦
作動が停止し、シール部の熱が冷却されてその後再び動
作する刃板51によってヒートシールされた部分が一気
に押し切られるのは前述の通りである。以後同じ動作が
繰り返される。
【0020】なお、カット装置Cをシール装置Aに一体
化することも本発明の目的の範囲内であるが、その場合
にはシール部に対する冷却は行なわず、したがってクラ
ンクのカット装置のタイミングも180度の位相で行な
われ、カット前に停止することはない。そのため作業速
度を向上させることは可能になる。
化することも本発明の目的の範囲内であるが、その場合
にはシール部に対する冷却は行なわず、したがってクラ
ンクのカット装置のタイミングも180度の位相で行な
われ、カット前に停止することはない。そのため作業速
度を向上させることは可能になる。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるからクランク機構という比較的簡潔な機構
によってシール装置の動作を行なうことができ、その結
果シール装置作動部のコストを低減することが可能とな
り、しかも大きな加圧力が得られるので、フィルムの密
着力が高まり、ヒートシールをより完全に行なうことが
できるという効果を奏する。
るものであるからクランク機構という比較的簡潔な機構
によってシール装置の動作を行なうことができ、その結
果シール装置作動部のコストを低減することが可能とな
り、しかも大きな加圧力が得られるので、フィルムの密
着力が高まり、ヒートシールをより完全に行なうことが
できるという効果を奏する。
【図1】本発明に係る充填包装機におけるシール装置の
1実施例を示す正面説明図。
1実施例を示す正面説明図。
【図2】同上の側面説明図。
【図3】同じく要部を拡大して示す側面図。
【図4】同じくシール装置部分の平面図。
【図5】同じくカット装置部分の平面図。
【図6】(a)カット装置作動直前の説明図。 (b)カット装置により冷却時の説明図。 (c)カット装置により切断時の説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】 フィルムを送り方向左右の縁で接合して
筒状の包装体を形成し、筒状包装体の送り方向に所要の
間隔を設けて幅方向のシールを行なう際、2箇所のシー
ル部間に被包装物を充填するためのシール装置であっ
て、前記幅方向のヒートシールを行なうヒータ11と、
ヒータ11の加圧力を受け止める受圧部12とを筒状包
装体の前後に配置するとともに、ヒータ11と受圧部1
2との間に筒状包装体を通すために接近、離間方向へ移
動可能な前後動杆13、14にヒータ11と受圧部12
とを夫々取り付け、ヒータ11の移動線上に設けた回転
軸21…によって回転するクランク部材22…に連結杆
31…の一端を連結しかつ連結杆31…の他の一端は各
前後動杆13、14に連結し、連結杆31端がヒータ1
1の移動線とほぼ一直線状に重なったときに前記ヒータ
11が作動するようにしたことを特徴とする充填包装機
におけるシール装置。 - 【請求項2】 ヒータ11の移動線上に互いに逆方向へ
回転する回転軸21、26が設けてあり、一方の回転軸
21に連結杆31を介して連結されたヒータ11が前進
後退動するのに同期して、受圧部12がヒータ11方向
へ前進後退するように他の一方の回転軸26と前後動杆
13、14とを連結杆28を介して連結し、前後動杆1
3、14の他端部に受圧部12を設けた構成を有する請
求項第1項記載の充填包装機におけるシール装置。 - 【請求項3】 ヒートシールされたシール部を切断し、
包装体を分離する刃板51と、包装体のシール部を越え
て突出する刃板51を受け入れる凹部52とを有するカ
ット装置をシール装置の下部に備えており、カット装置
はシール装置で加熱されたシール部を冷却するために、
刃板51による切断前にシール部に前後両面に接して熱
を奪う冷却片51′、52′を具備した構成を有する請
求項第1項記載の充填包装機におけるシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6132637A JP2646514B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 充填包装機におけるシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP6132637A JP2646514B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 充填包装機におけるシール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07315341A true JPH07315341A (ja) | 1995-12-05 |
JP2646514B2 JP2646514B2 (ja) | 1997-08-27 |
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ID=15085991
Family Applications (1)
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JP6132637A Expired - Fee Related JP2646514B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 充填包装機におけるシール装置 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001180621A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Tokyo Autom Mach Works Ltd | 縦形製袋充填包装機における横ヒートシーラの原点復帰制御装置及びその原点復帰制御方法 |
JP2009091002A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Daiken:Kk | 充填包装機における液排除シール装置 |
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CN103264795A (zh) * | 2013-04-19 | 2013-08-28 | 瑞安市诚达机械有限公司 | 带增压连杆结构模具 |
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1994
- 1994-05-23 JP JP6132637A patent/JP2646514B2/ja not_active Expired - Fee Related
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