JPH0730758A - 画像形成装置における原稿画像の下地濃度レベル検出装置 - Google Patents
画像形成装置における原稿画像の下地濃度レベル検出装置Info
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- JPH0730758A JPH0730758A JP5195640A JP19564093A JPH0730758A JP H0730758 A JPH0730758 A JP H0730758A JP 5195640 A JP5195640 A JP 5195640A JP 19564093 A JP19564093 A JP 19564093A JP H0730758 A JPH0730758 A JP H0730758A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像形成装置において、原稿画像の下地濃度
の検出のサンプリングポイントをランダムに決定し、適
切な下地濃度を決定する。 【構成】 ラインセンサから構成される画像読取部11
からの画像デ−タは、サンプリングポイント制御部12
から出力される制御信号によりサンプリングされて下地
検出部13に入力され、画像濃度の分布を計算し、下地
濃度レベルを決定する。サンプリングポイント制御部1
2は、乱数デ−タが格納された乱数デ−タメモリと複数
組の走査ライン上のサンプリングポイントを指定するサ
ンプリングポイントデ−タメモリを備え、乱数により走
査ライン上のサンプリングポイントデ−タの1組みを指
定して、画像デ−タからサンプリングポイントに対応す
る画像デ−タのみを下地濃度検出サンプルとして指定す
る。
の検出のサンプリングポイントをランダムに決定し、適
切な下地濃度を決定する。 【構成】 ラインセンサから構成される画像読取部11
からの画像デ−タは、サンプリングポイント制御部12
から出力される制御信号によりサンプリングされて下地
検出部13に入力され、画像濃度の分布を計算し、下地
濃度レベルを決定する。サンプリングポイント制御部1
2は、乱数デ−タが格納された乱数デ−タメモリと複数
組の走査ライン上のサンプリングポイントを指定するサ
ンプリングポイントデ−タメモリを備え、乱数により走
査ライン上のサンプリングポイントデ−タの1組みを指
定して、画像デ−タからサンプリングポイントに対応す
る画像デ−タのみを下地濃度検出サンプルとして指定す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像形成装置に関する
もので、特に読み取つた画像デ−タに基づき原稿画像の
下地濃度レベルを検出する装置に関する。
もので、特に読み取つた画像デ−タに基づき原稿画像の
下地濃度レベルを検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD等の受光素子で構成されるライン
センサにより原稿画像を読み取り、得られた画像デ−タ
信号に基づいてレ−ザビ−ムを変調して感光体ドラム上
に画像の潜像を形成し、これをトナ−で現像して記録紙
に転写する画像形成装置は既に広く利用されている。
センサにより原稿画像を読み取り、得られた画像デ−タ
信号に基づいてレ−ザビ−ムを変調して感光体ドラム上
に画像の潜像を形成し、これをトナ−で現像して記録紙
に転写する画像形成装置は既に広く利用されている。
【0003】この種の画像形成装置において、原稿画像
の下地濃度レベルを正確に知ることは、鮮明なコントラ
ストの画像を形成する上で重要な要素である。このた
め、原稿画像をラインセンサにより走査して、原稿画像
を構成する各画素単位毎に画像デ−タ(反射光量を示す
デ−タ)を読み取る時、所定個数の画像デ−タをサンプ
リングし、サンプル画像デ−タに基づいて原稿画像の濃
度分布を求め、その濃度分布から原稿画像の下地濃度レ
ベルを決定する方法が知られている。
の下地濃度レベルを正確に知ることは、鮮明なコントラ
ストの画像を形成する上で重要な要素である。このた
め、原稿画像をラインセンサにより走査して、原稿画像
を構成する各画素単位毎に画像デ−タ(反射光量を示す
デ−タ)を読み取る時、所定個数の画像デ−タをサンプ
リングし、サンプル画像デ−タに基づいて原稿画像の濃
度分布を求め、その濃度分布から原稿画像の下地濃度レ
ベルを決定する方法が知られている。
【0004】図10は、原稿画像の下地濃度レベルの決
定方法を示すものである。まず、サンプリングされた画
像デ−タについて、同じ反射率を示すサンプルの個数を
計算してヒストグラムを作成する。次に、そのヒストグ
ラムにおいて濃度Aのサンプルが最大個数max(a) を
示すとすれば、反射率の値の小さい側で最大個数の半分
の個数max(a) /2を示す濃度Bを得、濃度Bから所
定のオフセツト量fを差し引いた値Cを原稿画像の下地
濃度レベルCとして決定する。オフセツト量fを差し引
くのは、下地濃度レベルとして濃度Bを採用すると、形
成された画像にかぶりが生じるおそれがあるからであ
る。
定方法を示すものである。まず、サンプリングされた画
像デ−タについて、同じ反射率を示すサンプルの個数を
計算してヒストグラムを作成する。次に、そのヒストグ
ラムにおいて濃度Aのサンプルが最大個数max(a) を
示すとすれば、反射率の値の小さい側で最大個数の半分
の個数max(a) /2を示す濃度Bを得、濃度Bから所
定のオフセツト量fを差し引いた値Cを原稿画像の下地
濃度レベルCとして決定する。オフセツト量fを差し引
くのは、下地濃度レベルとして濃度Bを採用すると、形
成された画像にかぶりが生じるおそれがあるからであ
る。
【0005】このようにして、原稿画像の下地濃度レベ
ルが決定された後は、下地濃度レベル以下の画像デ−タ
を強制的に0レベルに設定(消去)することにより、コ
ントラストの良い画像を形成することができる。
ルが決定された後は、下地濃度レベル以下の画像デ−タ
を強制的に0レベルに設定(消去)することにより、コ
ントラストの良い画像を形成することができる。
【0006】なお、ここでサンプリングした画像デ−タ
に基づいて下地濃度レベルを決定しているのは、画像デ
−タ全数に基づいて下地濃度レベルを決定すれば正確な
レベルを決定することができるにしても、これでは処理
に長時間を要し、効率的でないためである。
に基づいて下地濃度レベルを決定しているのは、画像デ
−タ全数に基づいて下地濃度レベルを決定すれば正確な
レベルを決定することができるにしても、これでは処理
に長時間を要し、効率的でないためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した原稿画像の下
地濃度レベルの決定に採用されている画像デ−タのサン
プリング方法としては、原稿画像を走査する走査ライン
上で予め複数のサンプリングポイントを固定的に定めて
おく第1の方法と、走査ライン上のサンプリングポイン
トを順次ずらして所定数のサンプリングを行う第2の方
法とが知られている。
地濃度レベルの決定に採用されている画像デ−タのサン
プリング方法としては、原稿画像を走査する走査ライン
上で予め複数のサンプリングポイントを固定的に定めて
おく第1の方法と、走査ライン上のサンプリングポイン
トを順次ずらして所定数のサンプリングを行う第2の方
法とが知られている。
【0008】しかしながら、このようなサンプリングに
より画像デ−タの濃度分布を求めるときは、原稿画像の
性質とサンプリングポイントとの関係により、正確な原
稿画像の濃度分布を求めることができない場合がある。
図11は、同じ原稿画像Gの濃度分布が、サンプリング
の方法の相違により異なることを示している。
より画像デ−タの濃度分布を求めるときは、原稿画像の
性質とサンプリングポイントとの関係により、正確な原
稿画像の濃度分布を求めることができない場合がある。
図11は、同じ原稿画像Gの濃度分布が、サンプリング
の方法の相違により異なることを示している。
【0009】即ち、図11の(a)は原稿画像Gを示
し、gは画像濃度の高い部分を示している。また、図1
1の(b)は原稿画像Gの全画像デ−タから算出された
実際の濃度分布を示す。
し、gは画像濃度の高い部分を示している。また、図1
1の(b)は原稿画像Gの全画像デ−タから算出された
実際の濃度分布を示す。
【0010】図11の(c)は前記したサンプリングポ
イントを固定的に定めておく第1の方法におけるサンプ
リングポイントPの配置の一例で、図11の(d)は第
1の方法で得られた画像デ−タから算出された濃度分布
を示す。
イントを固定的に定めておく第1の方法におけるサンプ
リングポイントPの配置の一例で、図11の(d)は第
1の方法で得られた画像デ−タから算出された濃度分布
を示す。
【0011】また、図11の(e)は前記したサンプリ
ングポイントを順次ずらして所定数のサンプリングを行
う第2の方法におけるサンプリングポイントPの配置の
一例で、図11の(f)は第2の方法で得られた画像デ
−タから算出された濃度分布を示すものである。
ングポイントを順次ずらして所定数のサンプリングを行
う第2の方法におけるサンプリングポイントPの配置の
一例で、図11の(f)は第2の方法で得られた画像デ
−タから算出された濃度分布を示すものである。
【0012】上記した例では、第1或いは第2の方法と
もサンプリングポイントPが濃度の高い画像部分gに集
中しているため、算出された濃度分布は濃度の高い黒色
方向に片寄り、原稿画像全体を読み取つて得られた実際
の濃度分布と大きく相違していることが分かる。
もサンプリングポイントPが濃度の高い画像部分gに集
中しているため、算出された濃度分布は濃度の高い黒色
方向に片寄り、原稿画像全体を読み取つて得られた実際
の濃度分布と大きく相違していることが分かる。
【0013】このように、特定方向を向いた多数の画像
が主要画像であるものや、一定の周期で繰り返される画
像が主要画像であるものなど、規則性のある原稿画像で
は、前記した第1のサンプリング方法、或いは第2のサ
ンプリング方法によつてはサンプリングポイントPが濃
度の高い画像部分に集中する可能性が高く、正確な原稿
画像の下地濃度レベルを決定することができない場合が
あつた。
が主要画像であるものや、一定の周期で繰り返される画
像が主要画像であるものなど、規則性のある原稿画像で
は、前記した第1のサンプリング方法、或いは第2のサ
ンプリング方法によつてはサンプリングポイントPが濃
度の高い画像部分に集中する可能性が高く、正確な原稿
画像の下地濃度レベルを決定することができない場合が
あつた。
【0014】この対策としては、サンプリングポイント
を増加することが1つの解決手段であるが、サンプリン
グポイントを増加することは、サンプリングポイントを
指定するメモリ容量の増加や、サンプルデ−タを一時記
憶するメモリ容量の増加を必要とするばかりでなく、処
理デ−タの増加に伴う処理時間の増大など、装置のコス
トを増加させる結果となり好ましいものではない。この
発明は上記課題を解決することを目的とするものであ
る。
を増加することが1つの解決手段であるが、サンプリン
グポイントを増加することは、サンプリングポイントを
指定するメモリ容量の増加や、サンプルデ−タを一時記
憶するメモリ容量の増加を必要とするばかりでなく、処
理デ−タの増加に伴う処理時間の増大など、装置のコス
トを増加させる結果となり好ましいものではない。この
発明は上記課題を解決することを目的とするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、原稿を走査して画像デ−タを出力する画
像読取手段と、該画像読取手段で読取られた画像デ−タ
に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を
備えた画像形成装置において、画像読取手段の走査面に
対応して、画像デ−タのサンプル抽出点をランダムに設
定するサンプリングポイント設定手段と、前記設定手段
により設定されたサンプリングポイントに対応する画像
デ−タを抽出するサンプル画像デ−タ抽出手段と、抽出
されたサンプル画像デ−タに基づいて所定の下地濃度レ
ベルを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする。
決するもので、原稿を走査して画像デ−タを出力する画
像読取手段と、該画像読取手段で読取られた画像デ−タ
に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を
備えた画像形成装置において、画像読取手段の走査面に
対応して、画像デ−タのサンプル抽出点をランダムに設
定するサンプリングポイント設定手段と、前記設定手段
により設定されたサンプリングポイントに対応する画像
デ−タを抽出するサンプル画像デ−タ抽出手段と、抽出
されたサンプル画像デ−タに基づいて所定の下地濃度レ
ベルを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】そして、前記サンプリングポイント設定手
段は、画像読取手段の主走査方向の走査ライン上の位置
に対応してランダムに設定された複数のサンプリングポ
イント情報に基づいてサンプリングポイントを設定す
る。この場合、前記ランダムに設定されたサンプリング
ポイント情報を複数組み設け、複数組みのサンプリング
ポイント情報から、特定の組みのサンプリングポイント
情報をランダムに選択することによりサンプリングポイ
ントを設定するようにするとよい。
段は、画像読取手段の主走査方向の走査ライン上の位置
に対応してランダムに設定された複数のサンプリングポ
イント情報に基づいてサンプリングポイントを設定す
る。この場合、前記ランダムに設定されたサンプリング
ポイント情報を複数組み設け、複数組みのサンプリング
ポイント情報から、特定の組みのサンプリングポイント
情報をランダムに選択することによりサンプリングポイ
ントを設定するようにするとよい。
【0017】
【作用】サンプリングポイント設定手段により、画像読
取手段の走査面に対応して画像デ−タのサンプル抽出点
をランダムに設定し、設定されたサンプリングポイント
に対応する画像デ−タを抽出し、抽出された画像デ−タ
に基づいて所定の下地濃度レベルを演算するから、規則
性のある原稿画像に対しても、適切な原稿画像の下地濃
度レベルを決定することができる。
取手段の走査面に対応して画像デ−タのサンプル抽出点
をランダムに設定し、設定されたサンプリングポイント
に対応する画像デ−タを抽出し、抽出された画像デ−タ
に基づいて所定の下地濃度レベルを演算するから、規則
性のある原稿画像に対しても、適切な原稿画像の下地濃
度レベルを決定することができる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
図1はこの発明を適用した画像形成装置の制御回路のブ
ロツク図である。図1において、11は画像読取部、1
2はサンプリングポイント制御部、13は下地検出部、
14は画像メモリ、15は画像処理部、16はプリンタ
部を示す。
図1はこの発明を適用した画像形成装置の制御回路のブ
ロツク図である。図1において、11は画像読取部、1
2はサンプリングポイント制御部、13は下地検出部、
14は画像メモリ、15は画像処理部、16はプリンタ
部を示す。
【0019】画像読取部11は、主走査方向に長く延び
た照明ランプと主走査方向に配置されたCCDラインセ
ンサから構成され、照明ランプで照射された原稿画像
は、CCDラインセンサにより1走査ラインづつ読み取
られ、画像デ−タ信号に変換されて出力される。副走査
方向の走査は画像読取部11或いは原稿を副走査方向に
移動して実行される。その構成と読取動作は公知のもの
と変わらないので、詳細な説明は省略する。
た照明ランプと主走査方向に配置されたCCDラインセ
ンサから構成され、照明ランプで照射された原稿画像
は、CCDラインセンサにより1走査ラインづつ読み取
られ、画像デ−タ信号に変換されて出力される。副走査
方向の走査は画像読取部11或いは原稿を副走査方向に
移動して実行される。その構成と読取動作は公知のもの
と変わらないので、詳細な説明は省略する。
【0020】下地濃度検出モ−ドが設定されているとき
は、画像読取部11から出力された画像デ−タは、後で
詳細に説明するサンプリングポイント制御部12から出
力される制御信号によりサンプリングされ、下地検出部
13に入力される。下地検出部13は、画像読取部11
から出力されたサンプル画像デ−タに基づいて画像濃度
の分布を計算し、算出した画像濃度の分布から下地濃度
レベルを決定する。下地検出部13の処理動作について
は、後で詳しく説明する。
は、画像読取部11から出力された画像デ−タは、後で
詳細に説明するサンプリングポイント制御部12から出
力される制御信号によりサンプリングされ、下地検出部
13に入力される。下地検出部13は、画像読取部11
から出力されたサンプル画像デ−タに基づいて画像濃度
の分布を計算し、算出した画像濃度の分布から下地濃度
レベルを決定する。下地検出部13の処理動作について
は、後で詳しく説明する。
【0021】一方、画像形成動作モ−ドは下地濃度検出
モ−ドが実行された後、設定されるもので、このモ−ド
が設定されているときは、画像読取部11から出力され
た画像デ−タは画像メモリ14に格納される。画像処理
部15においては、先の下地濃度検出モ−ドにおいて下
地検出部13から出力された下地濃度レベルを示す信号
を、画像メモリ14に格納された画像デ−タと比較し、
画像デ−タのうち下地濃度レベル以下の画像デ−タを強
制的に消去して画像下地を白色にするなどの画像処理を
行つた後、処理した画像デ−タをプリンタ部16に出力
し、適切なコントラストの画像を形成する。
モ−ドが実行された後、設定されるもので、このモ−ド
が設定されているときは、画像読取部11から出力され
た画像デ−タは画像メモリ14に格納される。画像処理
部15においては、先の下地濃度検出モ−ドにおいて下
地検出部13から出力された下地濃度レベルを示す信号
を、画像メモリ14に格納された画像デ−タと比較し、
画像デ−タのうち下地濃度レベル以下の画像デ−タを強
制的に消去して画像下地を白色にするなどの画像処理を
行つた後、処理した画像デ−タをプリンタ部16に出力
し、適切なコントラストの画像を形成する。
【0022】図2は、図1におけるサンプリングポイン
ト制御部12の回路構成を示すブロツク図で、サンプリ
ングポイント制御部12は、CPU121と乱数デ−タ
メモリ122、サンプリングポイントデ−タメモリ12
3から構成される。乱数デ−タメモリ122、サンプリ
ングポイントデ−タメモリ123からのデ−タの読み出
し、及びサンプリングポイントデ−タに基づくサンプル
画像デ−タの抽出処理はCPU121により実行され
る。
ト制御部12の回路構成を示すブロツク図で、サンプリ
ングポイント制御部12は、CPU121と乱数デ−タ
メモリ122、サンプリングポイントデ−タメモリ12
3から構成される。乱数デ−タメモリ122、サンプリ
ングポイントデ−タメモリ123からのデ−タの読み出
し、及びサンプリングポイントデ−タに基づくサンプル
画像デ−タの抽出処理はCPU121により実行され
る。
【0023】図3は、乱数デ−タメモリ122の構成の
一例を示すもので、規則性のない乱数デ−タmが格納さ
れている。デ−タmは先頭アドレスから1つづつ順次読
み出され、最終アドレスに達すると先頭アドレスに復帰
して読み出される。
一例を示すもので、規則性のない乱数デ−タmが格納さ
れている。デ−タmは先頭アドレスから1つづつ順次読
み出され、最終アドレスに達すると先頭アドレスに復帰
して読み出される。
【0024】図4は、サンプリングポイントデ−タメモ
リ123の構成の一例を示すものである。サンプリング
ポイントデ−タは複数組みが設けられており、各組は識
別番号Nにより識別される。また、各組の走査ライン上
のサンプリングポイントを指定するデ−タnは走査ライ
ン上の位置に相当するものであり、デ−タnはランダム
に決定されている。また、この実施例では、各組のサン
プリングポイントの個数は全て同じ個数である。
リ123の構成の一例を示すものである。サンプリング
ポイントデ−タは複数組みが設けられており、各組は識
別番号Nにより識別される。また、各組の走査ライン上
のサンプリングポイントを指定するデ−タnは走査ライ
ン上の位置に相当するものであり、デ−タnはランダム
に決定されている。また、この実施例では、各組のサン
プリングポイントの個数は全て同じ個数である。
【0025】1つの走査ラインのサンプリングポイント
は、乱数デ−タメモリ122から読み出された数mに対
応する識別番号Nで識別される1組みのサンプリングポ
イントデ−タnで指定される。即ち、乱数により指定さ
れた識別番号Nが0であれば、サンプリングポイント
は、1、3、7、11、13、19−−−99、と指定
されることになる。
は、乱数デ−タメモリ122から読み出された数mに対
応する識別番号Nで識別される1組みのサンプリングポ
イントデ−タnで指定される。即ち、乱数により指定さ
れた識別番号Nが0であれば、サンプリングポイント
は、1、3、7、11、13、19−−−99、と指定
されることになる。
【0026】以上述べたとおり、予め設定されている複
数組みのサンプリングポイントデ−タから特定の組みの
デ−タの指定が乱数により指定され、各組のサンプリン
グポイントデ−タもランダムに決定されているので、サ
ンプリングポイントは全く規則性を持つことなく指定す
ることができる。
数組みのサンプリングポイントデ−タから特定の組みの
デ−タの指定が乱数により指定され、各組のサンプリン
グポイントデ−タもランダムに決定されているので、サ
ンプリングポイントは全く規則性を持つことなく指定す
ることができる。
【0027】図5は、上記の方法で指定されたサンプリ
ングポイントの配置の一例を示したもので、図11の
(c)や(e)と比較すると明らかなように、サンプリ
ングポイントPがランダムに配置されていることが分か
る。
ングポイントの配置の一例を示したもので、図11の
(c)や(e)と比較すると明らかなように、サンプリ
ングポイントPがランダムに配置されていることが分か
る。
【0028】図6は、下地濃度検出モ−ドが設定されて
いるとき、サンプリングポイント制御部12のCPU1
21により実行されるサンプル画像デ−タの抽出処理を
示すフロ−チヤ−トである。
いるとき、サンプリングポイント制御部12のCPU1
21により実行されるサンプル画像デ−タの抽出処理を
示すフロ−チヤ−トである。
【0029】まず、1本の走査ライン毎に乱数デ−タメ
モリ122から1つの乱数mを抽出し(ステツプP
1)、次にサンプリングポイントデ−タメモリ123か
ら、抽出された乱数mに対応する識別番号Nを持つ1組
のサンプリングポイントデ−タを読み出す(ステツプP
2)。画像読取部11で読み取られた画像デ−タからサ
ンプリングポイントデ−タに該当する位置のサンプル画
像デ−タのみを抽出し、一時記憶メモリに格納する(ス
テツプP3)。
モリ122から1つの乱数mを抽出し(ステツプP
1)、次にサンプリングポイントデ−タメモリ123か
ら、抽出された乱数mに対応する識別番号Nを持つ1組
のサンプリングポイントデ−タを読み出す(ステツプP
2)。画像読取部11で読み取られた画像デ−タからサ
ンプリングポイントデ−タに該当する位置のサンプル画
像デ−タのみを抽出し、一時記憶メモリに格納する(ス
テツプP3)。
【0030】抽出されたサンプル画像デ−タの総数を計
数し(ステツプP4)、所定数に達したか否かを判定し
(ステツプP5)、所定数に達しないときはステツプP
1に戻り、所定数に達するまで上記処理を繰り返す。サ
ンプル画像デ−タの総数が所定数に達した場合は、以下
説明する下地濃度レベルの算出処理に移る。
数し(ステツプP4)、所定数に達したか否かを判定し
(ステツプP5)、所定数に達しないときはステツプP
1に戻り、所定数に達するまで上記処理を繰り返す。サ
ンプル画像デ−タの総数が所定数に達した場合は、以下
説明する下地濃度レベルの算出処理に移る。
【0031】図7は、下地検出部13のCPUにより実
行される下地濃度レベルの算出処理を示すフロ−チヤ−
トである。まず、先の図6のフロ−チヤ−トのステツプ
P3で転送され、一時記憶メモリに格納されたサンプル
画像デ−タを読み出す(ステツプP11)。次に、読み
出されたサンプル画像デ−タを、同じ濃度(反射率)を
示す画像デ−タ毎に仕分け、その個数を計算する(ステ
ツプP12)。
行される下地濃度レベルの算出処理を示すフロ−チヤ−
トである。まず、先の図6のフロ−チヤ−トのステツプ
P3で転送され、一時記憶メモリに格納されたサンプル
画像デ−タを読み出す(ステツプP11)。次に、読み
出されたサンプル画像デ−タを、同じ濃度(反射率)を
示す画像デ−タ毎に仕分け、その個数を計算する(ステ
ツプP12)。
【0032】全走査ラインの全てのサンプル画像デ−タ
についての処理の終了を判定し(ステツプP13)、処
理が終了していない場合はステツプP11に戻り、処理
が終了した場合は、ステツプP14に移る。
についての処理の終了を判定し(ステツプP13)、処
理が終了していない場合はステツプP11に戻り、処理
が終了した場合は、ステツプP14に移る。
【0033】ステツプP14では下地濃度レベルの算出
を行う。まず、同じ濃度を示す画像デ−タ毎に集計され
たサンプルの個数のうち、最大個数max(a) を示す画
像デ−タの濃度を濃度Aと識別し、濃度の濃い(反射率
の小さい)側で最大個数の半分の個数max(a) /2を
示す画像デ−タの濃度を濃度Bと識別し、濃度Bから所
定のオフセツト量fを差し引いた値Cを原稿画像の下地
濃度レベルCとして決定する。先に説明したとおり、オ
フセツト量fを差し引くのは、下地濃度レベルとして濃
度Bを採用すると形成された画像にかぶりが生じるおそ
れがあるからである。
を行う。まず、同じ濃度を示す画像デ−タ毎に集計され
たサンプルの個数のうち、最大個数max(a) を示す画
像デ−タの濃度を濃度Aと識別し、濃度の濃い(反射率
の小さい)側で最大個数の半分の個数max(a) /2を
示す画像デ−タの濃度を濃度Bと識別し、濃度Bから所
定のオフセツト量fを差し引いた値Cを原稿画像の下地
濃度レベルCとして決定する。先に説明したとおり、オ
フセツト量fを差し引くのは、下地濃度レベルとして濃
度Bを採用すると形成された画像にかぶりが生じるおそ
れがあるからである。
【0034】図8は、サンプリングポイントデ−タメモ
リ123の構成の第2実施例である。第2実施例でも、
サンプリングポイントデ−タは複数組みが設けられてお
り、各組は識別番号Nにより識別され、各組の走査ライ
ン上のサンプリングポイントを指定するデ−タnは走査
ライン上の位置に相当する点は第1実施例のものと変ら
ないが、第2実施例では各組のデ−タn(位置)のほ
か、その個数もランダムに決定されている点で、第1実
施例のものよりも更にサンプリングポイントをランダム
に抽出することができる。
リ123の構成の第2実施例である。第2実施例でも、
サンプリングポイントデ−タは複数組みが設けられてお
り、各組は識別番号Nにより識別され、各組の走査ライ
ン上のサンプリングポイントを指定するデ−タnは走査
ライン上の位置に相当する点は第1実施例のものと変ら
ないが、第2実施例では各組のデ−タn(位置)のほ
か、その個数もランダムに決定されている点で、第1実
施例のものよりも更にサンプリングポイントをランダム
に抽出することができる。
【0035】図9は、上記した第2実施例のサンプリン
グポイントの配置の一例を示したもので、図11の
(c)や(e)と比較すると明らかなように、サンプリ
ングポイントがランダムに配置されていることが分か
る。
グポイントの配置の一例を示したもので、図11の
(c)や(e)と比較すると明らかなように、サンプリ
ングポイントがランダムに配置されていることが分か
る。
【0036】以上、この発明の実施例では、サンプリン
グポイントは1走査ライン毎にランダムに配置している
が、複数の走査ライン毎にランダムに配置するようにし
てもよい。
グポイントは1走査ライン毎にランダムに配置している
が、複数の走査ライン毎にランダムに配置するようにし
てもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、原稿画像の下地濃度レベル決定のために画像デ−タ
のサンプルを抽出するとき、原稿画像面から全くランダ
ムにサンプルを抽出することができるようにしたから、
規則性のある原稿画像に対しても、サンプリングポイン
トを増加することなしに、適切な原稿画像の下地濃度レ
ベルを決定することができる。
ば、原稿画像の下地濃度レベル決定のために画像デ−タ
のサンプルを抽出するとき、原稿画像面から全くランダ
ムにサンプルを抽出することができるようにしたから、
規則性のある原稿画像に対しても、サンプリングポイン
トを増加することなしに、適切な原稿画像の下地濃度レ
ベルを決定することができる。
【0038】そして、サンプリングポイントを増加させ
ないので、サンプリングポイント指定メモリの容量の増
加や、サンプルデ−タを一時記憶するメモリの容量の増
加など、装置のコストを増加させることもない。
ないので、サンプリングポイント指定メモリの容量の増
加や、サンプルデ−タを一時記憶するメモリの容量の増
加など、装置のコストを増加させることもない。
【0039】また、画像デ−タのサンプルを抽出すると
き、原稿画像面からランダムにサンプルを抽出するた
め、抽出するサンプル数を減らしても適切な原稿画像の
下地濃度レベルを決定することができ、迅速な下地濃度
レベルの決定が可能となる。
き、原稿画像面からランダムにサンプルを抽出するた
め、抽出するサンプル数を減らしても適切な原稿画像の
下地濃度レベルを決定することができ、迅速な下地濃度
レベルの決定が可能となる。
【図1】この発明を適用した画像形成装置の制御回路の
ブロツク図。
ブロツク図。
【図2】サンプリングポイント制御部の回路構成を示す
ブロツク図。
ブロツク図。
【図3】乱数デ−タメモリの構成の一例を示す図。
【図4】サンプリングポイントデ−タメモリの構成の一
例を示す図。
例を示す図。
【図5】サンプリングポイントの配置の一例を示す図。
【図6】サンプル画像デ−タの抽出処理を示すフロ−チ
ヤ−ト。
ヤ−ト。
【図7】下地濃度レベルの算出処理を示すフロ−チヤ−
ト。
ト。
【図8】サンプリングポイントデ−タメモリの構成の第
2実施例を示す図。
2実施例を示す図。
【図9】第2実施例のサンプリングポイントの配置の一
例を示す図。
例を示す図。
【図10】原稿画像の下地濃度レベルの決定方法を説明
する図。
する図。
【図11】サンプリング方法の相違による原稿画像の濃
度分布の相違を説明する図。
度分布の相違を説明する図。
11 画像読取部 12 サンプリングポイント制御部 13 下地検出部 14 画像メモリ 15 画像処理部 16 プリンタ部 121 CPU 122 乱数デ−タメモリ 123 サンプリングポイントデ−タメモリ
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿を走査して画像デ−タを出力する画
像読取手段と、該画像読取手段で読取られた画像デ−タ
に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を
備えた画像形成装置において、 画像読取手段の走査面に対応して、画像デ−タのサンプ
ル抽出点をランダムに設定するサンプリングポイント設
定手段と、 前記設定手段により設定されたサンプリングポイントに
対応する画像デ−タを抽出するサンプル画像デ−タ抽出
手段と、 抽出されたサンプル画像デ−タに基づいて所定の下地濃
度レベルを演算する演算手段とを備えたことを特徴とす
る画像形成装置における原稿画像の下地濃度レベル検出
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置における原
稿画像の下地濃度レベル検出装置において、前記サンプ
リングポイント設定手段は、画像読取手段の主走査方向
の走査ライン上の位置に対応してランダムに設定された
複数のサンプリングポイント情報に基づいて、サンプリ
ングポイントを設定することを特徴とする画像形成装置
における原稿画像の下地濃度レベル検出装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置における原
稿画像の下地濃度レベル検出装置において、前記サンプ
リングポイント設定手段は、画像読取手段の主走査方向
の走査ライン上の位置に対応してランダムに設定された
複数組みのサンプリングポイント情報から、特定の組み
のサンプリングポイント情報をランダムに選択すること
によりサンプリングポイントを設定することを特徴とす
る画像形成装置における原稿画像の下地濃度レベル検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5195640A JPH0730758A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 画像形成装置における原稿画像の下地濃度レベル検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5195640A JPH0730758A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 画像形成装置における原稿画像の下地濃度レベル検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730758A true JPH0730758A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=16344535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5195640A Pending JPH0730758A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 画像形成装置における原稿画像の下地濃度レベル検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730758A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002072770A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-12 | Canon Inc | 画像形成装置および方法 |
US7172260B2 (en) | 2002-03-04 | 2007-02-06 | Seiko Epson Corporation | Liquid spraying method, liquid spraying system, and liquid spraying execute program |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP5195640A patent/JPH0730758A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002072770A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-12 | Canon Inc | 画像形成装置および方法 |
US7172260B2 (en) | 2002-03-04 | 2007-02-06 | Seiko Epson Corporation | Liquid spraying method, liquid spraying system, and liquid spraying execute program |
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