JPH073073Y2 - 筒型マウント装置 - Google Patents
筒型マウント装置Info
- Publication number
- JPH073073Y2 JPH073073Y2 JP1990015142U JP1514290U JPH073073Y2 JP H073073 Y2 JPH073073 Y2 JP H073073Y2 JP 1990015142 U JP1990015142 U JP 1990015142U JP 1514290 U JP1514290 U JP 1514290U JP H073073 Y2 JPH073073 Y2 JP H073073Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral surface
- metal fitting
- fitting
- tubular metal
- inner peripheral
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Description
【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、自動車用エンジンマウント等として好適に用
いられる筒型マウント装置に係り、特に過大な振動荷重
入力時における被連結体の相対的変位量を規制するスト
ッパ機構を備えた筒型マウント装置に関するものであ
る。
いられる筒型マウント装置に係り、特に過大な振動荷重
入力時における被連結体の相対的変位量を規制するスト
ッパ機構を備えた筒型マウント装置に関するものであ
る。
(背景技術) 従来から、振動伝達系を構成する部材間に介装されて、
それら両部材を連結する防振連結体の一種として、径方
向に所定距離を隔てて配された内筒金具と外筒金具と
を、それらの間に介装されたゴム弾性体にて連結せし
め、主としてそれら内外筒金具間の所定径方向に入力さ
れる振動を防振するようにした、所謂筒型マウント装置
が知られており、例えば、自動車用エンジンマウントや
サスペンション・ブッシュ等として好適に用いられてき
ている。
それら両部材を連結する防振連結体の一種として、径方
向に所定距離を隔てて配された内筒金具と外筒金具と
を、それらの間に介装されたゴム弾性体にて連結せし
め、主としてそれら内外筒金具間の所定径方向に入力さ
れる振動を防振するようにした、所謂筒型マウント装置
が知られており、例えば、自動車用エンジンマウントや
サスペンション・ブッシュ等として好適に用いられてき
ている。
ところで、このような筒型マウント装置であって、その
装着時に、被支持体の重量や被連結体間の伝達トルク等
によって、主たる振動入力方向に初期荷重(プレロー
ド)が及ぼされる場合には、ゴム弾性体の耐久性を確保
するために、かかる初期荷重によってゴム弾性体に引張
変形が惹起される側の内外筒金具間に、軸方向に貫通し
て周方向略半周に亘って延びる空所を形成することによ
り、該ゴム弾性体における引張応力の発生を緩和乃至は
防止することが望ましい。
装着時に、被支持体の重量や被連結体間の伝達トルク等
によって、主たる振動入力方向に初期荷重(プレロー
ド)が及ぼされる場合には、ゴム弾性体の耐久性を確保
するために、かかる初期荷重によってゴム弾性体に引張
変形が惹起される側の内外筒金具間に、軸方向に貫通し
て周方向略半周に亘って延びる空所を形成することによ
り、該ゴム弾性体における引張応力の発生を緩和乃至は
防止することが望ましい。
ところが、自動車用エンジンマウントの如く、特に大き
な初期荷重が入力される場合には、その装着時に、該初
期荷重によるゴム弾性体の変形によって、内筒金具が外
筒金具に対して空所とは反対側の径方向に大きく変位せ
しめられ、かかる空所の内部寸法が増大することとなる
ために、そのような装着状態下、過大な振動荷重の入力
時における、内筒金具の外筒金具に対する、該空所側へ
の径方向(初期荷重の作用方向とは反対向きのリバウン
ド方向)の相対的変位量の規制が難しいという問題があ
った。
な初期荷重が入力される場合には、その装着時に、該初
期荷重によるゴム弾性体の変形によって、内筒金具が外
筒金具に対して空所とは反対側の径方向に大きく変位せ
しめられ、かかる空所の内部寸法が増大することとなる
ために、そのような装着状態下、過大な振動荷重の入力
時における、内筒金具の外筒金具に対する、該空所側へ
の径方向(初期荷重の作用方向とは反対向きのリバウン
ド方向)の相対的変位量の規制が難しいという問題があ
った。
そこで、本願出願人は、先に、特願平1−4207号におい
て、前記空所内に、ゴム弾性体から成る該空所の内周面
形状に略対応した板状のストッパ部材を挿入配置せし
め、該空所の内筒金具側内周面に接する状態で、内筒金
具側に支持せしめることにより、該ストッパ部材におけ
る空所の外筒金具側内周面に対する当接によって、上述
の如き、内筒金具の外筒金具に対するリバウンド方向へ
の相対的変位量を規制するようにしたストッパ機構を提
案した。即ち、このようなストッパ機構によれば、マウ
ント装着時に及ぼされる初期荷重による空所の内部寸法
の増大量を考慮して、マウント非装着時における空所の
内部寸法よりも所定寸法大きな肉厚を有するストッパ部
材を、該空所内に嵌め込んで装着せしめることにより、
マウント装着時における内外筒金具のリバウンド方向へ
の相対的変位量の規制が有利に為され得ることとなるの
である。
て、前記空所内に、ゴム弾性体から成る該空所の内周面
形状に略対応した板状のストッパ部材を挿入配置せし
め、該空所の内筒金具側内周面に接する状態で、内筒金
具側に支持せしめることにより、該ストッパ部材におけ
る空所の外筒金具側内周面に対する当接によって、上述
の如き、内筒金具の外筒金具に対するリバウンド方向へ
の相対的変位量を規制するようにしたストッパ機構を提
案した。即ち、このようなストッパ機構によれば、マウ
ント装着時に及ぼされる初期荷重による空所の内部寸法
の増大量を考慮して、マウント非装着時における空所の
内部寸法よりも所定寸法大きな肉厚を有するストッパ部
材を、該空所内に嵌め込んで装着せしめることにより、
マウント装着時における内外筒金具のリバウンド方向へ
の相対的変位量の規制が有利に為され得ることとなるの
である。
しかしながら、本願考案者らの更なる検討の結果、かか
る構造のストッパ機構にあっては、ストッパ部材の空所
内面への当接時、特に振動入力方向がマウント軸方向に
傾斜している場合に、摺接音のような異音が生じ易く、
自動車用エンジンマウントとして用いた場合、車両の乗
り心地が害される恐れがあることが、明らかとなったの
である。なお、このような異音の発生は、ストッパ部材
が内筒金具側に完全に固着されていない構造等に起因す
るものと考えられる。
る構造のストッパ機構にあっては、ストッパ部材の空所
内面への当接時、特に振動入力方向がマウント軸方向に
傾斜している場合に、摺接音のような異音が生じ易く、
自動車用エンジンマウントとして用いた場合、車両の乗
り心地が害される恐れがあることが、明らかとなったの
である。なお、このような異音の発生は、ストッパ部材
が内筒金具側に完全に固着されていない構造等に起因す
るものと考えられる。
さらに、前記特願平1−4207号においては、かかるスト
ッパ機構を流体入りの筒型マウント装置に対して適用し
たものが示されているが、そのように、ゴム弾性体の外
周面に金属スリーブを加硫接着せしめ、該金属スリーブ
を外筒金具に圧入することにより、かかるゴム弾性体を
外筒金具に取り付けるようにし、そして、内筒金具と前
記外筒金具との間における前記空所とは径方向反対側に
位置する部分において、かかる金属スリーブを貫通して
外周面に開口するポケット部を設け、該ポケット部の開
口を外筒金具にて覆蓋することにより、該ポケット部内
に、壁部の一部が前記ゴム弾性体にて構成されて振動入
力時に内圧変動が生ぜしめられる、内部に所定の非圧縮
性流体が封入されてなる受圧室を画成する一方、内筒金
具と外筒金具との間における前記空所が位置する部分に
おいて、かかる金属スリーブを径方向内方に凹陥せしめ
て、該金属スリーブの凹陥部の内周面により、前記スト
ッパ部材が当接せしめられる空所の外筒金具側内周面を
構成すると共に、該金属スリーブの凹陥部と外筒金具と
の間に、少なくとも一部が可撓性膜にて構成されて容積
変化が許容された、内部に所定の非圧縮性流体が封入さ
れてなる平衡室を画成せしめ、更に、それら受圧室と平
衡室とを互いに連通して、それら両室間での流体の流動
を許容するオリフィス通路を設けてなる構造のものにあ
っては、ストッパ部材が金属面に対して当接されること
となるために、異音の発生がより大きな問題となるので
ある。
ッパ機構を流体入りの筒型マウント装置に対して適用し
たものが示されているが、そのように、ゴム弾性体の外
周面に金属スリーブを加硫接着せしめ、該金属スリーブ
を外筒金具に圧入することにより、かかるゴム弾性体を
外筒金具に取り付けるようにし、そして、内筒金具と前
記外筒金具との間における前記空所とは径方向反対側に
位置する部分において、かかる金属スリーブを貫通して
外周面に開口するポケット部を設け、該ポケット部の開
口を外筒金具にて覆蓋することにより、該ポケット部内
に、壁部の一部が前記ゴム弾性体にて構成されて振動入
力時に内圧変動が生ぜしめられる、内部に所定の非圧縮
性流体が封入されてなる受圧室を画成する一方、内筒金
具と外筒金具との間における前記空所が位置する部分に
おいて、かかる金属スリーブを径方向内方に凹陥せしめ
て、該金属スリーブの凹陥部の内周面により、前記スト
ッパ部材が当接せしめられる空所の外筒金具側内周面を
構成すると共に、該金属スリーブの凹陥部と外筒金具と
の間に、少なくとも一部が可撓性膜にて構成されて容積
変化が許容された、内部に所定の非圧縮性流体が封入さ
れてなる平衡室を画成せしめ、更に、それら受圧室と平
衡室とを互いに連通して、それら両室間での流体の流動
を許容するオリフィス通路を設けてなる構造のものにあ
っては、ストッパ部材が金属面に対して当接されること
となるために、異音の発生がより大きな問題となるので
ある。
(解決課題) ここにおいて、本考案は、上述の如き事情を背景として
為されたものであって、その解決課題とするところは、
内外筒金具間に設けられた空所内にストッパ部材を挿入
配置せしめてなる、上述の如きストッパ機構を備え、特
にかかるストッパ機構による変位規制時における異音の
発生が、効果的に軽減乃至は防止され得る筒型マウント
装置を提供することを、その目的とするものである。
為されたものであって、その解決課題とするところは、
内外筒金具間に設けられた空所内にストッパ部材を挿入
配置せしめてなる、上述の如きストッパ機構を備え、特
にかかるストッパ機構による変位規制時における異音の
発生が、効果的に軽減乃至は防止され得る筒型マウント
装置を提供することを、その目的とするものである。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本考案にあって
は、互いに径方向に所定距離を隔てて同心的に若しくは
偏心して配された内筒金具と外筒金具とを、それらの間
に介装されたゴム弾性体にて連結すると共に、該内筒金
具と該外筒金具との間に、軸方向に貫通して周方向略半
周に亘って延びる空所を設けてなる筒型マウント装置に
おいて、 かかる空所内に、該空所の内周面形状に略対応した形状
の、ゴム弾性体から成るストッパ部材を挿入配置せしめ
て、該空所の内筒金具側内周面に接するように、前記内
筒金具側に支持せしめることにより、該ストッパ部材に
おける前記空所の外筒金具側内周面に対する当接によっ
て、前記内筒金具と前記外筒金具との径方向における相
対的変位量を規制せしめるようにする一方、該ストッパ
部材と該空所の内周面との接触面のうち、少なくとも該
ストッパ部材と前記空所の外筒金具側内周面との当接面
における少なくとも何れか一方の面に、シボ状の凹凸を
付したことを、その特徴とするものである。
は、互いに径方向に所定距離を隔てて同心的に若しくは
偏心して配された内筒金具と外筒金具とを、それらの間
に介装されたゴム弾性体にて連結すると共に、該内筒金
具と該外筒金具との間に、軸方向に貫通して周方向略半
周に亘って延びる空所を設けてなる筒型マウント装置に
おいて、 かかる空所内に、該空所の内周面形状に略対応した形状
の、ゴム弾性体から成るストッパ部材を挿入配置せしめ
て、該空所の内筒金具側内周面に接するように、前記内
筒金具側に支持せしめることにより、該ストッパ部材に
おける前記空所の外筒金具側内周面に対する当接によっ
て、前記内筒金具と前記外筒金具との径方向における相
対的変位量を規制せしめるようにする一方、該ストッパ
部材と該空所の内周面との接触面のうち、少なくとも該
ストッパ部材と前記空所の外筒金具側内周面との当接面
における少なくとも何れか一方の面に、シボ状の凹凸を
付したことを、その特徴とするものである。
また、本考案にあっては、そのような筒型マウント装置
において、前記ストッパ部材と前記空所の内周面とにお
ける前記シボ状の凹凸が付された接触面に対して、潤滑
剤が塗布されてなるものをも、その特徴とするものであ
る。
において、前記ストッパ部材と前記空所の内周面とにお
ける前記シボ状の凹凸が付された接触面に対して、潤滑
剤が塗布されてなるものをも、その特徴とするものであ
る。
更にまた、本考案にあっては、前記ゴム弾性体の外周面
に金属スリーブを加硫接着せしめて、該金属スリーブを
前記外筒金具に圧入することにより、かかるゴム弾性体
を該外筒金具に取り付けるように構成し、前記内筒金具
と前記外筒金具との間における前記空所とは径方向反対
側に位置する部分において、かかる金属スリーブを貫通
して外周面に開口するポケット部を設け、該ポケット部
の開口を前記外筒金具にて覆蓋することにより、壁部の
一部が前記ゴム弾性体にて構成されて振動入力時に内圧
変動が生ぜしめられる、内部に所定の非圧縮性流体が封
入されてなる受圧室を形成する一方、前記内筒金具と前
記外筒金具との間における前記空所が位置する部分にお
いて、かかる金属スリーブを径方向内方に凹陥せしめ
て、該金属スリーブの凹陥部の内周面により、前記スト
ッパ部材が当接せしめられる前記空所の外筒金具側内周
面を構成すると共に、該金属スリーブの凹陥部と前記外
筒金具との間に、少なくとも一部が可撓性膜にて構成さ
れて容積変化が許容される、内部に所定の非圧縮性流体
が封入されてなる平衡室を画成せしめ、更に、前記受圧
室と前記平衡室とを互いに連通して、それら両室間での
流体の流動を許容するオリフィス通路を設けた、所謂流
体入りの筒型マウント装置をも、その特徴とするもので
ある。
に金属スリーブを加硫接着せしめて、該金属スリーブを
前記外筒金具に圧入することにより、かかるゴム弾性体
を該外筒金具に取り付けるように構成し、前記内筒金具
と前記外筒金具との間における前記空所とは径方向反対
側に位置する部分において、かかる金属スリーブを貫通
して外周面に開口するポケット部を設け、該ポケット部
の開口を前記外筒金具にて覆蓋することにより、壁部の
一部が前記ゴム弾性体にて構成されて振動入力時に内圧
変動が生ぜしめられる、内部に所定の非圧縮性流体が封
入されてなる受圧室を形成する一方、前記内筒金具と前
記外筒金具との間における前記空所が位置する部分にお
いて、かかる金属スリーブを径方向内方に凹陥せしめ
て、該金属スリーブの凹陥部の内周面により、前記スト
ッパ部材が当接せしめられる前記空所の外筒金具側内周
面を構成すると共に、該金属スリーブの凹陥部と前記外
筒金具との間に、少なくとも一部が可撓性膜にて構成さ
れて容積変化が許容される、内部に所定の非圧縮性流体
が封入されてなる平衡室を画成せしめ、更に、前記受圧
室と前記平衡室とを互いに連通して、それら両室間での
流体の流動を許容するオリフィス通路を設けた、所謂流
体入りの筒型マウント装置をも、その特徴とするもので
ある。
(作用・効果) すなわち、かくの如き本考案に従う構造とされた筒型マ
ウント装置にあっては、空所内に挿入配置されたストッ
パ部材における該空所の外筒金具側内周面に対する当接
によって発揮される、前述の如きストッパ機能を何等阻
害することなく、かかるストッパ部材と空所の内周面と
の当接面に施されたシボ状の凹凸によって、該当接面に
おける摩擦抵抗が有利に軽減され得るのであり、それに
よって変位規制時における異音の発生が極めて有効に軽
減乃至は防止され得ることとなるのである。
ウント装置にあっては、空所内に挿入配置されたストッ
パ部材における該空所の外筒金具側内周面に対する当接
によって発揮される、前述の如きストッパ機能を何等阻
害することなく、かかるストッパ部材と空所の内周面と
の当接面に施されたシボ状の凹凸によって、該当接面に
おける摩擦抵抗が有利に軽減され得るのであり、それに
よって変位規制時における異音の発生が極めて有効に軽
減乃至は防止され得ることとなるのである。
また、このようなシボ状の凹凸が施された当接面に対し
て潤滑剤を塗布せしめることにより、かかる当接面にお
ける摩擦抵抗がより効果的に軽減され得、変位規制時に
おける異音の発生の軽減乃至は防止が、一層有効に達成
され得るのである。
て潤滑剤を塗布せしめることにより、かかる当接面にお
ける摩擦抵抗がより効果的に軽減され得、変位規制時に
おける異音の発生の軽減乃至は防止が、一層有効に達成
され得るのである。
更にまた、ストッパ部材が当接される空所の内周面が金
属面とされた流体封入式の筒型マウント装置において
も、本考案に従い、それらの当接面にシボ状の凹凸を施
すことにより、変位規制時における異音の発生が有効に
軽減乃至は防止され得るのである。
属面とされた流体封入式の筒型マウント装置において
も、本考案に従い、それらの当接面にシボ状の凹凸を施
すことにより、変位規制時における異音の発生が有効に
軽減乃至は防止され得るのである。
(実施例) 以下、本考案を更に具体的に明らかにするために、本考
案の実施例について、図面を参照しつつ、詳細に説明す
ることとする。
案の実施例について、図面を参照しつつ、詳細に説明す
ることとする。
先ず、第1図及び第2図には、本考案を自動車用エンジ
ンマウントに対して適用したものの一具体例が示されて
いる。これらの図において、10及び12は、それぞれ、内
筒金具および外筒金具であって、マウント径方向に所定
距離だけ偏心して配置されており、それらの間に介装さ
れたゴム弾性体14によって、互いに弾性的に連結されて
いる。そして、かかるエンジンマウントにあっては、内
筒金具10および外筒金具12において、車体側およびエン
ジンを含むパワーユニット側の各一方に取り付けられ
て、パワーユニットを車体に対して防振支持せしめるよ
うになっており、また、かかる取付状態においては、パ
ワーユニットの重量が、初期荷重として、それら両金具
10、12の偏心方向に及ぼされ、ゴム弾性体14が弾性変形
せしめられることによって、それら両金具10、12が、略
同心的に位置せしめられることとなるのである(第10図
参照)。また、そのような装着状態下、かかるエンジン
マウントには、内筒金具10と外筒金具12との偏心方向
(第10図中、上下方向)に対して、防振を目的とする振
動が入力せしめられることとなる。
ンマウントに対して適用したものの一具体例が示されて
いる。これらの図において、10及び12は、それぞれ、内
筒金具および外筒金具であって、マウント径方向に所定
距離だけ偏心して配置されており、それらの間に介装さ
れたゴム弾性体14によって、互いに弾性的に連結されて
いる。そして、かかるエンジンマウントにあっては、内
筒金具10および外筒金具12において、車体側およびエン
ジンを含むパワーユニット側の各一方に取り付けられ
て、パワーユニットを車体に対して防振支持せしめるよ
うになっており、また、かかる取付状態においては、パ
ワーユニットの重量が、初期荷重として、それら両金具
10、12の偏心方向に及ぼされ、ゴム弾性体14が弾性変形
せしめられることによって、それら両金具10、12が、略
同心的に位置せしめられることとなるのである(第10図
参照)。また、そのような装着状態下、かかるエンジン
マウントには、内筒金具10と外筒金具12との偏心方向
(第10図中、上下方向)に対して、防振を目的とする振
動が入力せしめられることとなる。
より詳細には、前記内筒金具10は、軸方向両端部分に比
して軸方向中央部分が大径化された、全体として厚肉の
段付円筒形状をもって形成されている。また、該内筒金
具10の径方向外側には、全体として略薄肉円筒形状を呈
する金属スリーブ16が、径方向に所定距離を隔てて且つ
所定寸法だけ偏心して配されている。そして、第3図及
び第4図に示されている如く、これら内筒金具10と金属
スリーブ16との間に、前記ゴム弾性体14が介装されてお
り、該内筒金具10の外周面と金属スリーブ16の内周面と
に、それぞれ加硫接着された一体加硫成形品18として形
成されている。
して軸方向中央部分が大径化された、全体として厚肉の
段付円筒形状をもって形成されている。また、該内筒金
具10の径方向外側には、全体として略薄肉円筒形状を呈
する金属スリーブ16が、径方向に所定距離を隔てて且つ
所定寸法だけ偏心して配されている。そして、第3図及
び第4図に示されている如く、これら内筒金具10と金属
スリーブ16との間に、前記ゴム弾性体14が介装されてお
り、該内筒金具10の外周面と金属スリーブ16の内周面と
に、それぞれ加硫接着された一体加硫成形品18として形
成されている。
また、かかる一体加硫成形品18には、内筒金具10と金属
スリーブ16との偏心方向における離間距離の小なる側に
おいて、金属スリーブ16の内周面に沿って周方向に略半
周に亘って延びる、略円弧状断面をもって軸方向に貫通
する空所20が形成されている。そして、それによってゴ
ム弾性体14は、実質的に、内筒金具10と外筒金具12との
偏心方向における離間距離が大なる側においてのみ、そ
れら両金具10、12を弾性的に連結するようにして介在せ
しめられるようになっており、前述の如き、装着状態下
に及ぼされるパワーユニットの負荷重量による、ゴム弾
性体14の変形時における引張応力の発生が可及的に軽減
され得るようになっている。
スリーブ16との偏心方向における離間距離の小なる側に
おいて、金属スリーブ16の内周面に沿って周方向に略半
周に亘って延びる、略円弧状断面をもって軸方向に貫通
する空所20が形成されている。そして、それによってゴ
ム弾性体14は、実質的に、内筒金具10と外筒金具12との
偏心方向における離間距離が大なる側においてのみ、そ
れら両金具10、12を弾性的に連結するようにして介在せ
しめられるようになっており、前述の如き、装着状態下
に及ぼされるパワーユニットの負荷重量による、ゴム弾
性体14の変形時における引張応力の発生が可及的に軽減
され得るようになっている。
さらに、ゴム弾性体14には、前記空所20に対して内筒金
具10を挟んで径方向に対向する位置において、金属スリ
ーブ16を貫通して外周面上に開口する凹所状形態をもっ
て、ポケット部22が形成されている。即ち、金属スリー
ブ16には、内筒金具10に対する偏心方向における離間距
離が大なる側に位置せしめられる部位に、窓部24が設け
られており、そしてこの窓部24を通じて、ポケット部22
が、外周面に開口せしめらているのである。
具10を挟んで径方向に対向する位置において、金属スリ
ーブ16を貫通して外周面上に開口する凹所状形態をもっ
て、ポケット部22が形成されている。即ち、金属スリー
ブ16には、内筒金具10に対する偏心方向における離間距
離が大なる側に位置せしめられる部位に、窓部24が設け
られており、そしてこの窓部24を通じて、ポケット部22
が、外周面に開口せしめらているのである。
また一方、前記金属スリーブ16にあっては、その軸方向
中央部分が所定幅に亘って小径化されて小径部26とされ
ている。そして、特に、該小径部26における、内筒金具
10と金属スリーブ16との偏心方向における離間距離が小
なる側に位置する部分が、更に径方向内方に凹陥せしめ
られて、前記空所20内に入り込まされることによって、
そこに、外周面に開口する凹所28が形成されていると共
に、かかる凹所28の周方向両端部を接続するように、小
径部26を底部として周方向に延びる周溝30が形成されて
いる。
中央部分が所定幅に亘って小径化されて小径部26とされ
ている。そして、特に、該小径部26における、内筒金具
10と金属スリーブ16との偏心方向における離間距離が小
なる側に位置する部分が、更に径方向内方に凹陥せしめ
られて、前記空所20内に入り込まされることによって、
そこに、外周面に開口する凹所28が形成されていると共
に、かかる凹所28の周方向両端部を接続するように、小
径部26を底部として周方向に延びる周溝30が形成されて
いる。
さらに、このような構造とされた一体加硫成形品18に
は、第5図に示されているように、その空所20の内部に
対して、ゴム材料によって別途形成された、該空所20の
内周面形状に略対応した湾曲板形状を呈するストッパゴ
ム32が、軸方向一方の側から挿入されて配されており、
その長手方向一端側に一体的に設けられた円環状の取付
部34において、内筒金具10の軸方向端部に外嵌固定さ
れ、必要に応じて接着されることによって、空所20の内
筒金具側内周面36に接する状態で、かかる内筒金具10側
に支持せしめられている。
は、第5図に示されているように、その空所20の内部に
対して、ゴム材料によって別途形成された、該空所20の
内周面形状に略対応した湾曲板形状を呈するストッパゴ
ム32が、軸方向一方の側から挿入されて配されており、
その長手方向一端側に一体的に設けられた円環状の取付
部34において、内筒金具10の軸方向端部に外嵌固定さ
れ、必要に応じて接着されることによって、空所20の内
筒金具側内周面36に接する状態で、かかる内筒金具10側
に支持せしめられている。
また、かかるストッパゴム32は、図からも明らかなよう
に、一体加硫成形品18における空所20のマウント径方向
の内周面間寸法よりも大きな厚さをもって形成されてお
り、そのために、該ストッパゴム32の空所20内への挿入
によって、ゴム弾性体14が変形せしめられ、内筒金具10
が外筒金具12に対して、それら両金具10、12の偏心方向
における離間距離が大なる側に所定量だけ変位せしめら
れることとなる。そして、マウントの装着時にエンジン
ユニット重量が及ぼされて、内筒金具10が外筒金具12に
対して、偏心方向における離間距離が大なる側に、更に
変位せしめられることによって、かかるストッパゴム32
と空所20の外筒金具側内周面38とが、振動入力方向に所
定距離を隔てて対向位置せしめられるようになっている
のであり(第10図参照)、以て該ストッパゴム32におけ
る空所20の外筒金具側内周面38に対する当接によって、
内筒金具10と外筒金具12とのリバウンド方向における相
対的変位量が、所定量に規制され得ることとなるのであ
る。なお、ここにおいて、本実施例では、ストッパゴム
32が当接される空所20の外筒金具側内周面38が、金属ス
リーブ16における凹所28の底壁部を形成する小径部26の
内周面によって構成されている。
に、一体加硫成形品18における空所20のマウント径方向
の内周面間寸法よりも大きな厚さをもって形成されてお
り、そのために、該ストッパゴム32の空所20内への挿入
によって、ゴム弾性体14が変形せしめられ、内筒金具10
が外筒金具12に対して、それら両金具10、12の偏心方向
における離間距離が大なる側に所定量だけ変位せしめら
れることとなる。そして、マウントの装着時にエンジン
ユニット重量が及ぼされて、内筒金具10が外筒金具12に
対して、偏心方向における離間距離が大なる側に、更に
変位せしめられることによって、かかるストッパゴム32
と空所20の外筒金具側内周面38とが、振動入力方向に所
定距離を隔てて対向位置せしめられるようになっている
のであり(第10図参照)、以て該ストッパゴム32におけ
る空所20の外筒金具側内周面38に対する当接によって、
内筒金具10と外筒金具12とのリバウンド方向における相
対的変位量が、所定量に規制され得ることとなるのであ
る。なお、ここにおいて、本実施例では、ストッパゴム
32が当接される空所20の外筒金具側内周面38が、金属ス
リーブ16における凹所28の底壁部を形成する小径部26の
内周面によって構成されている。
さらに、このストッパゴム32にあっては、上記空所20の
内筒金具側内周面36に対する接触面および外筒金具側内
周面38に対する当接面を含む、その板状部の全外周面に
対して、シボ状の凹凸が付されている。なお、かかるス
トッパゴム32の外周面におけるシボ状凹凸の形成は、該
ストッパゴム32の成形型に梨地加工を施す等の、公知の
各種の手法によって為されることとなる。また、かかる
シボ状凹凸の具体的形態は、何等限定されるものではな
いが、目的とする異音の防止効果を有利に得るために
は、その凹凸差が0.05〜0.5mm程度、好ましくは0.1〜0.
3mm程度となるように設定されることとなる。
内筒金具側内周面36に対する接触面および外筒金具側内
周面38に対する当接面を含む、その板状部の全外周面に
対して、シボ状の凹凸が付されている。なお、かかるス
トッパゴム32の外周面におけるシボ状凹凸の形成は、該
ストッパゴム32の成形型に梨地加工を施す等の、公知の
各種の手法によって為されることとなる。また、かかる
シボ状凹凸の具体的形態は、何等限定されるものではな
いが、目的とする異音の防止効果を有利に得るために
は、その凹凸差が0.05〜0.5mm程度、好ましくは0.1〜0.
3mm程度となるように設定されることとなる。
また、そのようなシボ状凹凸が付されたストッパゴム32
の外周面には、更に、その板状部の全外周面に亘って、
シリコーンオイルやシリコーングリース等の潤滑剤が塗
布せしめられている。なお、かかる潤滑剤の塗布は、例
えば、ストッパゴム32の一体加硫成形品18に対する組付
け前に、該ストッパゴム32を潤滑剤中に浸漬することに
よって、或いは該ストッパゴム32の外周面に対して潤滑
剤をハケ塗りしたり、吹き付けたりすること等によっ
て、為されることとなる。尤も、かかる潤滑剤は、スト
ッパゴム32の外周面と共に、或いはそれに代えて、該ス
トッパゴム32が接触せしめられる空所20の内周面に対し
て塗布せしめるようにしても良い。
の外周面には、更に、その板状部の全外周面に亘って、
シリコーンオイルやシリコーングリース等の潤滑剤が塗
布せしめられている。なお、かかる潤滑剤の塗布は、例
えば、ストッパゴム32の一体加硫成形品18に対する組付
け前に、該ストッパゴム32を潤滑剤中に浸漬することに
よって、或いは該ストッパゴム32の外周面に対して潤滑
剤をハケ塗りしたり、吹き付けたりすること等によっ
て、為されることとなる。尤も、かかる潤滑剤は、スト
ッパゴム32の外周面と共に、或いはそれに代えて、該ス
トッパゴム32が接触せしめられる空所20の内周面に対し
て塗布せしめるようにしても良い。
また、前記一体加硫成形品18には、その金属スリーブ16
における周溝30内に対して、それぞれ略半円筒形状を呈
する第一及び第二のオリフィス金具40、42が、それぞ
れ、内筒金具10と金属スリーブ16との偏心方向両側から
嵌入されて円筒状に組み付けられており、更に、その外
周面上に、前記外筒金具12が外嵌、固定されている。
における周溝30内に対して、それぞれ略半円筒形状を呈
する第一及び第二のオリフィス金具40、42が、それぞ
れ、内筒金具10と金属スリーブ16との偏心方向両側から
嵌入されて円筒状に組み付けられており、更に、その外
周面上に、前記外筒金具12が外嵌、固定されている。
かかる第一のオリフィス金具40にあっては、第6図及び
第7図に示されている如く、その外周面において、略中
央部から渦巻状に拡がり、その内側端部が、連通孔44を
通じて、内周面側に開口せしめられる一方、その外側端
部が、周方向一端側に開口せしめられてなる凹溝46を有
している。
第7図に示されている如く、その外周面において、略中
央部から渦巻状に拡がり、その内側端部が、連通孔44を
通じて、内周面側に開口せしめられる一方、その外側端
部が、周方向一端側に開口せしめられてなる凹溝46を有
している。
また一方、第二のオリフィス金具42にあっては、第8図
及び第9図に示されている如く、周方向両端部に切欠部
48、48を、また中央部分に切欠窓50、50を、それぞれ有
しており、更にかかる切欠窓50、50をそれぞれ内側から
閉塞するようにして、弾性変形の容易な可撓性膜として
のダイヤフラム52が一体的に加硫接着せしめられてい
る。
及び第9図に示されている如く、周方向両端部に切欠部
48、48を、また中央部分に切欠窓50、50を、それぞれ有
しており、更にかかる切欠窓50、50をそれぞれ内側から
閉塞するようにして、弾性変形の容易な可撓性膜として
のダイヤフラム52が一体的に加硫接着せしめられてい
る。
そして、かかる第一のオリフィス金具40によって、前記
一体加硫成形品18に設けられたポケット部22の開口が覆
蓋されているのであり、それによって該ポケット部22の
内部において、壁部の一部がゴム弾性体14にて構成され
て、内外筒金具10、12間への振動入力時に、該ゴム弾性
体14の弾性変形に基づいて内圧変動が惹起される受圧室
54が形成されているのである。
一体加硫成形品18に設けられたポケット部22の開口が覆
蓋されているのであり、それによって該ポケット部22の
内部において、壁部の一部がゴム弾性体14にて構成され
て、内外筒金具10、12間への振動入力時に、該ゴム弾性
体14の弾性変形に基づいて内圧変動が惹起される受圧室
54が形成されているのである。
また一方、前記第二のオリフィス金具42によって、前記
一体加硫成形品18に設けられた凹所28の開口が覆蓋され
ているのであり、それによって該凹所28の内部に、ダイ
ヤフラム52の弾性変形に基づいて容積変化が許容される
平衡室56が形成されているのである。なお、かかる平衡
室56を画成するダイヤフラム52と外筒金具12との間に
は、それぞれ、該ダイヤフラム52の変形を許容する空間
58が形成されていると共に、それらの空間58、58は、そ
れぞれ、外筒金具12に設けられた貫通孔60を通じて、外
部空間に連通されている。
一体加硫成形品18に設けられた凹所28の開口が覆蓋され
ているのであり、それによって該凹所28の内部に、ダイ
ヤフラム52の弾性変形に基づいて容積変化が許容される
平衡室56が形成されているのである。なお、かかる平衡
室56を画成するダイヤフラム52と外筒金具12との間に
は、それぞれ、該ダイヤフラム52の変形を許容する空間
58が形成されていると共に、それらの空間58、58は、そ
れぞれ、外筒金具12に設けられた貫通孔60を通じて、外
部空間に連通されている。
また、前記外筒金具12の内周面には、略全面に亘って薄
肉のシールゴム層66が一体的に設けられており、該外筒
金具12が金属スリーブ16に対して外嵌されることによ
り、かかるシールゴム層66が、それら外筒金具12と金属
スリーブ16との嵌着面間で挟圧せしめられて、前記受圧
室54および平衡室56内が液密に封止されている。そし
て、これら受圧室54および平衡室56内には、それぞれ、
水やアルキレングリコール、ポリアルキレングリコー
ル、シリコーン油等の所定の非圧縮性流体が封入されて
いるのである。
肉のシールゴム層66が一体的に設けられており、該外筒
金具12が金属スリーブ16に対して外嵌されることによ
り、かかるシールゴム層66が、それら外筒金具12と金属
スリーブ16との嵌着面間で挟圧せしめられて、前記受圧
室54および平衡室56内が液密に封止されている。そし
て、これら受圧室54および平衡室56内には、それぞれ、
水やアルキレングリコール、ポリアルキレングリコー
ル、シリコーン油等の所定の非圧縮性流体が封入されて
いるのである。
更にまた、かかる外筒金具12の金属スリーブ16に対する
外嵌によって、前記第一のオリフィス金具40の凹溝46お
よび前記第二のオリフィス金具42の切欠部48における外
周面側の開口がそれぞれ覆蓋されており、以てかかる凹
溝46の内部に、切欠部48内を通じて、前記受圧室54と平
衡室56とを相互に連通せしめ、それら両室54、56間での
流体の流動を許容するオリフィス通路62が形成されてい
るのである。なお、本実施例においては、かかるオリフ
ィス通路62が、渦巻状形態にて延びる長い流路長さをも
って形成されていることにより、その内部を流動せしめ
られる流体の共振作用に基づいて、シェイクやバウンス
等に相当する低周波振動に対して、優れた減衰効果が発
揮され得るようにチューニングされている。
外嵌によって、前記第一のオリフィス金具40の凹溝46お
よび前記第二のオリフィス金具42の切欠部48における外
周面側の開口がそれぞれ覆蓋されており、以てかかる凹
溝46の内部に、切欠部48内を通じて、前記受圧室54と平
衡室56とを相互に連通せしめ、それら両室54、56間での
流体の流動を許容するオリフィス通路62が形成されてい
るのである。なお、本実施例においては、かかるオリフ
ィス通路62が、渦巻状形態にて延びる長い流路長さをも
って形成されていることにより、その内部を流動せしめ
られる流体の共振作用に基づいて、シェイクやバウンス
等に相当する低周波振動に対して、優れた減衰効果が発
揮され得るようにチューニングされている。
さらに、前記受圧室54の内部には、該受圧室54の内周面
形状に略対応し、且つ該受圧室54の内周面よりも一回り
小さな外周面形状を有する、硬質材料にて形成された可
動ブロック64が、自由に移動可能に収容配置せしめられ
ている。そして、この可動ブロック64の配設により、受
圧室54内が狭窄せしめられ、以て該可動ブロック64の周
囲において、振動入力時におけるゴム弾性体14の変形お
よび該可動ブロック64の変位に基づいて流体の流動が生
ぜしめられるようになっているのである。なお、本実施
例においては、かかる受圧室54内に形成された狭窄部を
流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、エンジン
振動等の高周波振動に対して、優れた振動絶縁効果が発
揮され得るように、かかる受圧室54内に形成される狭窄
部の大きさ、換言すれば可動ブロック64の形状が、チュ
ーニングされている。
形状に略対応し、且つ該受圧室54の内周面よりも一回り
小さな外周面形状を有する、硬質材料にて形成された可
動ブロック64が、自由に移動可能に収容配置せしめられ
ている。そして、この可動ブロック64の配設により、受
圧室54内が狭窄せしめられ、以て該可動ブロック64の周
囲において、振動入力時におけるゴム弾性体14の変形お
よび該可動ブロック64の変位に基づいて流体の流動が生
ぜしめられるようになっているのである。なお、本実施
例においては、かかる受圧室54内に形成された狭窄部を
流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、エンジン
振動等の高周波振動に対して、優れた振動絶縁効果が発
揮され得るように、かかる受圧室54内に形成される狭窄
部の大きさ、換言すれば可動ブロック64の形状が、チュ
ーニングされている。
そして、このような構造とされたエンジンマウントにあ
っては、前述の如く、その内筒金具10が車体側に、外筒
金具12がパワーユニット側に、それぞれ取り付けられる
ことにより、車体とパワーユニットとの間に介装せしめ
られ、また、かかる装着状態下においては、第10図に示
されている如く、内外筒金具10、12間に及ぼされるパワ
ーユニット重量(初期荷重)によって、それら内外筒金
具10、12が、略同心的に位置せしめられることとなるの
である。
っては、前述の如く、その内筒金具10が車体側に、外筒
金具12がパワーユニット側に、それぞれ取り付けられる
ことにより、車体とパワーユニットとの間に介装せしめ
られ、また、かかる装着状態下においては、第10図に示
されている如く、内外筒金具10、12間に及ぼされるパワ
ーユニット重量(初期荷重)によって、それら内外筒金
具10、12が、略同心的に位置せしめられることとなるの
である。
また、かかる装着状態下、該エンジンマウントに対し
て、エンジンシェイクやバウンス等低周波振動が入力さ
れると、受圧室54内に惹起される内圧変動に伴い、該受
圧室54と平衡室56との間で、オリフィス通路62を通じて
の流体の流動が生ぜしめられることとなり、以てこのオ
リフィス通路62内を流動せしめられる流体の共振作用に
基づいて、高減衰効果が発揮され得ることとなるのであ
り、一方、該オリフィス通路62を通じての流体の流動抵
抗が著しく増大する程の、エンジン二次振動等の高周波
振動が入力された際には、受圧室54内において、可動ブ
ロック64の回りに形成された狭窄部内に流体の流動が生
ぜしめられることとなり、以てこの受圧室54内を流動せ
しめられる流体の共振作用に基づいて、低動ばね化が図
られ、優れた振動絶縁効果が発揮され得ることとなるの
である。
て、エンジンシェイクやバウンス等低周波振動が入力さ
れると、受圧室54内に惹起される内圧変動に伴い、該受
圧室54と平衡室56との間で、オリフィス通路62を通じて
の流体の流動が生ぜしめられることとなり、以てこのオ
リフィス通路62内を流動せしめられる流体の共振作用に
基づいて、高減衰効果が発揮され得ることとなるのであ
り、一方、該オリフィス通路62を通じての流体の流動抵
抗が著しく増大する程の、エンジン二次振動等の高周波
振動が入力された際には、受圧室54内において、可動ブ
ロック64の回りに形成された狭窄部内に流体の流動が生
ぜしめられることとなり、以てこの受圧室54内を流動せ
しめられる流体の共振作用に基づいて、低動ばね化が図
られ、優れた振動絶縁効果が発揮され得ることとなるの
である。
そしてまた、かかるエンジンマウントにおいては、その
装着時にエンジンユニット重量が及ぼされることによっ
て内外筒金具10、12が略同心的に位置せしめられた状態
下、空所20内に挿入されて内筒金具10側に支持せしめら
れたストッパゴム32が、該空所20の外筒金具側内周面38
に対して、主たる振動入力方向に所定距離を隔てて対向
位置せしめられるのであり、そしてかかるストッパゴム
32の外筒金具側内周面38に対する当接によって、過大な
振動荷重入力時における、内筒金具10の外筒金具12に対
する空所20側(リバウンド方向)への相対的な変位量
が、有効に規制され得るのである。
装着時にエンジンユニット重量が及ぼされることによっ
て内外筒金具10、12が略同心的に位置せしめられた状態
下、空所20内に挿入されて内筒金具10側に支持せしめら
れたストッパゴム32が、該空所20の外筒金具側内周面38
に対して、主たる振動入力方向に所定距離を隔てて対向
位置せしめられるのであり、そしてかかるストッパゴム
32の外筒金具側内周面38に対する当接によって、過大な
振動荷重入力時における、内筒金具10の外筒金具12に対
する空所20側(リバウンド方向)への相対的な変位量
が、有効に規制され得るのである。
更にまた、そこにおいて、かかるストッパゴム32の外周
面には、シボ状の凹凸が付されていることにより、該ス
トッパゴム32と外筒金具側内周面38との当接面間におけ
る摩擦係数が大幅に低減せしめられているのであり、そ
れによって、それらストッパゴム32と外筒金具側内周面
との当接時における異音(摺接音)の発生が、極めて効
果的に緩和乃至は防止され得ることとなるのである。
面には、シボ状の凹凸が付されていることにより、該ス
トッパゴム32と外筒金具側内周面38との当接面間におけ
る摩擦係数が大幅に低減せしめられているのであり、そ
れによって、それらストッパゴム32と外筒金具側内周面
との当接時における異音(摺接音)の発生が、極めて効
果的に緩和乃至は防止され得ることとなるのである。
なお、特に本実施例においては、該ストッパゴム32にお
けるシボ状の凹凸が付された外周面に対して、シリコー
ンオイル等の潤滑剤が塗布されていることから、外筒金
具側内周面38との当接面間における摩擦係数の低減が、
より有効に図られ得るのであり、それによってより優れ
た異音の防止効果が発揮され得るのである。なお、かか
るストッパゴム32の外周面に塗布された潤滑剤は、シボ
状凹凸の凹部内に入り込むことによって、該ストッパゴ
ム32の外周面に貯溜せしめられることとなり、それによ
って目的とする異音の低減効果が、長期間に亘って有利
に維持され得るといった利点をも有しているのである。
けるシボ状の凹凸が付された外周面に対して、シリコー
ンオイル等の潤滑剤が塗布されていることから、外筒金
具側内周面38との当接面間における摩擦係数の低減が、
より有効に図られ得るのであり、それによってより優れ
た異音の防止効果が発揮され得るのである。なお、かか
るストッパゴム32の外周面に塗布された潤滑剤は、シボ
状凹凸の凹部内に入り込むことによって、該ストッパゴ
ム32の外周面に貯溜せしめられることとなり、それによ
って目的とする異音の低減効果が、長期間に亘って有利
に維持され得るといった利点をも有しているのである。
また、それに加えて、本実施例においては、ストッパゴ
ム32の全外周面にシボ状の凹凸が付されていることか
ら、該ストッパゴム32の外筒金具側内周面38に対する当
接時に、該ストッパゴム32と内筒金具側内周面36との間
にズレが惹起された場合でも、かかるズレに起因する異
音の発生が有利に防止され得るのであり、それによっ
て、より一層優れた異音の防止効果が奏され得るのであ
る。
ム32の全外周面にシボ状の凹凸が付されていることか
ら、該ストッパゴム32の外筒金具側内周面38に対する当
接時に、該ストッパゴム32と内筒金具側内周面36との間
にズレが惹起された場合でも、かかるズレに起因する異
音の発生が有利に防止され得るのであり、それによっ
て、より一層優れた異音の防止効果が奏され得るのであ
る。
以上、本考案の一実施例について詳述してきたが、これ
は文字通りの例示であって、本考案は、かかる具体例に
のみ限定して解釈されるものではない。
は文字通りの例示であって、本考案は、かかる具体例に
のみ限定して解釈されるものではない。
例えば、前記実施例においては、本考案を流体入りの筒
型マウント装置に対して適用したものの一具体例を示し
たが、かかるマウント装置の具体的構造、即ちオリフィ
ス通路の具体的形態や平衡室の具体的構造、或いは受圧
室内への可動ブロックの配設の有無などは、マウント装
置に要求される防振特性等に応じて決定されるべきもの
であって、本実施例のものに限定されるものでは決して
ない。
型マウント装置に対して適用したものの一具体例を示し
たが、かかるマウント装置の具体的構造、即ちオリフィ
ス通路の具体的形態や平衡室の具体的構造、或いは受圧
室内への可動ブロックの配設の有無などは、マウント装
置に要求される防振特性等に応じて決定されるべきもの
であって、本実施例のものに限定されるものでは決して
ない。
また、本考案は、例示の如き流体入りの筒型マウント装
置の他、内部に流体が封入されていない、所謂ソリッド
タイプの筒型マウント装置に対しても、有効に適用され
得るものである。
置の他、内部に流体が封入されていない、所謂ソリッド
タイプの筒型マウント装置に対しても、有効に適用され
得るものである。
更にまた、ストッパ部材の内筒金具側への支持構造も、
実施例構造のものに限定されるものではなく、例えば、
該ストッパ部材の長手方向両端部を内筒金具側に係止す
ることによって支持せしめたり、或いは該ストッパ部材
の長手方向端部を内筒金具側に接着せしめることによっ
て支持せしめたりすることも可能である。
実施例構造のものに限定されるものではなく、例えば、
該ストッパ部材の長手方向両端部を内筒金具側に係止す
ることによって支持せしめたり、或いは該ストッパ部材
の長手方向端部を内筒金具側に接着せしめることによっ
て支持せしめたりすることも可能である。
さらに、前記実施例では、ストッパ部材の全外周面に対
してシボ状の凹凸が付されていたが、該ストッパ部材の
外筒金具側内周面に対する当接面側にだけ、そのような
シボ状の凹凸を付することによっても、或る程度の異音
発生防止効果が奏され得るのであり、それによって本考
案の目的は達成され得ることとなる。
してシボ状の凹凸が付されていたが、該ストッパ部材の
外筒金具側内周面に対する当接面側にだけ、そのような
シボ状の凹凸を付することによっても、或る程度の異音
発生防止効果が奏され得るのであり、それによって本考
案の目的は達成され得ることとなる。
また、そのようなシボ状の凹凸を、ストッパ部材の外周
面と共に、或いはそれに代えて、該ストッパ部材が当接
せしめられる空所の内周面に施すようにしても良い。
面と共に、或いはそれに代えて、該ストッパ部材が当接
せしめられる空所の内周面に施すようにしても良い。
更にまた、そのようなシボ状の凹凸が付されたストッパ
部材の外周面や空所の内周面に対する潤滑剤の塗布は、
必ずしも必要ではなく、潤滑剤を全く塗布しない場合で
も、変位規制時における異音の軽減乃至は防止という本
考案の目的は、有効に達成され得るものである。
部材の外周面や空所の内周面に対する潤滑剤の塗布は、
必ずしも必要ではなく、潤滑剤を全く塗布しない場合で
も、変位規制時における異音の軽減乃至は防止という本
考案の目的は、有効に達成され得るものである。
加えて、前記実施例においては、本考案を自動車用エン
ジンマウントに対して適用したものの一具体例を示した
が、本考案は、その他、自動車用デフマウントやボデー
マウント、サスペンション・ブッシュ等、更には自動車
以外の各種装置における筒型マウント装置に対して、何
れも有利に適用され得るものであることは、勿論であ
る。
ジンマウントに対して適用したものの一具体例を示した
が、本考案は、その他、自動車用デフマウントやボデー
マウント、サスペンション・ブッシュ等、更には自動車
以外の各種装置における筒型マウント装置に対して、何
れも有利に適用され得るものであることは、勿論であ
る。
ぞの他、一々列挙はしないが、本考案は、当業者の知識
に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様
において実施され得るものであり、また、そのような実
施態様が、本考案の主旨を逸脱しない限り、何れも、本
考案の範囲内に含まれるものであることは、言うまでも
ないところである。
に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様
において実施され得るものであり、また、そのような実
施態様が、本考案の主旨を逸脱しない限り、何れも、本
考案の範囲内に含まれるものであることは、言うまでも
ないところである。
第1図は、本考案を自動車用エンジンマウントに対して
適用したものの一具体例を示す横断面図であり、第2図
は、第1図におけるII−II断面図である。また、第3図
は、第1図に示されているエンジンマウントを構成する
一体加硫成形品を示す横断面図であり、第4図は、第3
図におけるIV−IV断面図である。更にまた、第5図は、
第4図に示されている一体加硫成形品に対してストッパ
ゴムを装着せしめた状態を示す、第4図に対応する縦断
面図である。また、第6図は、第1図に示されているエ
ンジンマウントを構成する第一のオリフィス金具を示す
断面図であり、第7図は、第6図における平面図であ
る。更にまた、第8図は、第1図に示されているエンジ
ンマウントを構成する第二のオリフィス金具を示す断面
図であり、第9図は、第8図における底面図である。ま
た、第10図は、第1図に示されているエンジンマウント
の車両への装着状態を示す。第1図に対応する横断面図
である。 10:内筒金具、12:外筒金具 14:ゴム弾性体、16:金属スリーブ 18:一体加硫成形品、20:空所 22:ポケット部、24:窓部 32:ストッパゴム、34:取付部 36:内筒金具側内周面 38:外筒金具側外周面、52:ダイヤフラム 54:受圧室、56:平衡室 62:オリフィス通路
適用したものの一具体例を示す横断面図であり、第2図
は、第1図におけるII−II断面図である。また、第3図
は、第1図に示されているエンジンマウントを構成する
一体加硫成形品を示す横断面図であり、第4図は、第3
図におけるIV−IV断面図である。更にまた、第5図は、
第4図に示されている一体加硫成形品に対してストッパ
ゴムを装着せしめた状態を示す、第4図に対応する縦断
面図である。また、第6図は、第1図に示されているエ
ンジンマウントを構成する第一のオリフィス金具を示す
断面図であり、第7図は、第6図における平面図であ
る。更にまた、第8図は、第1図に示されているエンジ
ンマウントを構成する第二のオリフィス金具を示す断面
図であり、第9図は、第8図における底面図である。ま
た、第10図は、第1図に示されているエンジンマウント
の車両への装着状態を示す。第1図に対応する横断面図
である。 10:内筒金具、12:外筒金具 14:ゴム弾性体、16:金属スリーブ 18:一体加硫成形品、20:空所 22:ポケット部、24:窓部 32:ストッパゴム、34:取付部 36:内筒金具側内周面 38:外筒金具側外周面、52:ダイヤフラム 54:受圧室、56:平衡室 62:オリフィス通路
Claims (3)
- 【請求項1】互いに径方向に所定距離を隔てて同心的に
若しくは偏心して配された内筒金具と外筒金具とを、そ
れらの間に介装されたゴム弾性体にて連結すると共に、
該内筒金具と該外筒金具との間に、軸方向に貫通して周
方向略半周に亘って延びる空所を設けてなる筒型マウン
ト装置において、 かかる空所内に、該空所の内周面形状に略対応した形状
の、ゴム弾性体から成るストッパ部材を挿入配置せしめ
て、該空所の内筒金具側内周面に接するように、前記内
筒金具側に支持せしめることにより、該ストッパ部材に
おける前記空所の外筒金具側内周面に対する当接によっ
て、前記内筒金具と前記外筒金具との径方向における相
対的変位量を規制せしめるようにする一方、該ストッパ
部材と該空所の内周面との接触面のうち、少なくとも該
ストッパ部材と前記空所の外筒金具側内周面との当接面
における少なくとも何れか一方の面に、シボ状の凹凸を
付したことを特徴とする筒型マウント装置。 - 【請求項2】前記ストッパ部材と前記空所の内周面とに
おける前記シボ状の凹凸が付された接触面に対して、潤
滑剤が塗布せしめられている請求項(1)記載の筒型マ
ウント装置。 - 【請求項3】前記ゴム弾性体の外周面に金属スリーブを
加硫接着せしめて、該金属スリーブを前記外筒金具に圧
入することにより、かかるゴム弾性体を該外筒金具に取
り付けるように構成し、前記内筒金具と前記外筒金具と
の間における前記空所とは径方向反対側に位置する部分
において、かかる金属スリーブを貫通して外周面に開口
するポケット部を設け、該ポケット部の開口を前記外筒
金具にて覆蓋することにより、壁部の一部が前記ゴム弾
性体にて構成されて振動入力時に内圧変動が生ぜしめら
れる、内部に所定の非圧縮性流体が封入されてなる受圧
室を形成する一方、前記内筒金具と前記外筒金具との間
における前記空所が位置する部分において、かかる金属
スリーブを径方向内方に凹陥せしめて、該金属スリーブ
の凹陥部の内周面により、前記ストッパ部材が当接せし
められる前記空所の外筒金具側内周面を構成すると共
に、該金属スリーブの凹陥部と前記外筒金具との間に、
少なくとも一部が可撓性膜にて構成されて容積変化が許
容される、内部に所定の非圧縮性流体が封入されてなる
平衡室を画成せしめ、更に、前記受圧室と前記平衡室と
を互いに連通して、それら両室間での流体の流動を許容
するオリフィス通路を設けた請求項(1)又は(2)に
記載の筒型マウント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990015142U JPH073073Y2 (ja) | 1990-02-17 | 1990-02-17 | 筒型マウント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990015142U JPH073073Y2 (ja) | 1990-02-17 | 1990-02-17 | 筒型マウント装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03105743U JPH03105743U (ja) | 1991-11-01 |
JPH073073Y2 true JPH073073Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31518459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990015142U Expired - Lifetime JPH073073Y2 (ja) | 1990-02-17 | 1990-02-17 | 筒型マウント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073073Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5565560B2 (ja) * | 2010-02-09 | 2014-08-06 | Nok株式会社 | バンプストッパ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0193640A (ja) * | 1987-10-05 | 1989-04-12 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式円筒型マウント装置 |
JPH01116329A (ja) * | 1987-10-28 | 1989-05-09 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
JPH01126453A (ja) * | 1987-11-06 | 1989-05-18 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式円筒型マウント装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62102044U (ja) * | 1985-12-17 | 1987-06-29 |
-
1990
- 1990-02-17 JP JP1990015142U patent/JPH073073Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0193640A (ja) * | 1987-10-05 | 1989-04-12 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式円筒型マウント装置 |
JPH01116329A (ja) * | 1987-10-28 | 1989-05-09 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
JPH01126453A (ja) * | 1987-11-06 | 1989-05-18 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式円筒型マウント装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03105743U (ja) | 1991-11-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |