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JPH07298436A - ホットハンド - Google Patents

ホットハンド

Info

Publication number
JPH07298436A
JPH07298436A JP8947594A JP8947594A JPH07298436A JP H07298436 A JPH07298436 A JP H07298436A JP 8947594 A JP8947594 A JP 8947594A JP 8947594 A JP8947594 A JP 8947594A JP H07298436 A JPH07298436 A JP H07298436A
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JP
Japan
Prior art keywords
handle
gripping tool
operating
way clutch
lever
Prior art date
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Granted
Application number
JP8947594A
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English (en)
Other versions
JP3435212B2 (ja
Inventor
Masaru Teramura
勝 寺村
Teruo Hata
輝夫 秦
Yasuharu Nagaki
康晴 永木
Tamotsu Iwama
保 岩間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Nagaki Seiki Co Ltd
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Nagaki Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chubu Electric Power Co Inc, Nagaki Seiki Co Ltd filed Critical Chubu Electric Power Co Inc
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Publication of JPH07298436A publication Critical patent/JPH07298436A/ja
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  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の形状・大きさの作業対象物を安定して
把持し続け得るように、把持具を無段階の開き角度でロ
ックでき、構造簡単で、軽量で、使い易いホットハンド
の提供。 【構成】 作業対象物を把持する把持具3、4と、先端
に固定した把持具3を作業位置に位置決めする絶縁性の
主操作棒1と、先端に接続した把持具4を開閉操作する
絶縁性の補助操作棒2と、補助操作棒2の基端に回動可
能に接続し梃子の作用で補助操作棒2をその長さ方向に
往復移動させて保持具4を操作するハンドル8と、ハン
ドル8の梃子の支点位置に取付けたころを使用するベア
リング状のワンウェイクラッチ29を軸支する操作用回
動軸20と、操作用回動軸20の回動を任意の位置で固
定・開放する係止機構(図示せず)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配電線工事に使用する
工具に関し、特に、配電線の活線工事において作業者の
手の代わりに作業するホットハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工事による停電を避けるために、
配電線の活線工事が増加し、活線工事用の種々の工具が
開発されている。以前は、梯子車に乗っての活線工事
で、絶縁手袋を着用して直接の手作業で活線工事を行っ
ていたが、最近になって、感電事故防止のために、先端
に手元で操作できるロック付き把持具を取り付けた活線
工事用の工具(以下、ホットハンドと称す。)が使用さ
れ始めた。
【0003】例えば、配電線に引下げ線を接続する活線
工事の際に、配電線の絶縁被覆を剥ぎ取る作業、配電線
の銅線に引下げ線の銅線を接続するコネクタを取り付け
る作業、引下げ線の銅線を前記コネクタに取り付ける作
業、引下げ線の接続部に絶縁カバーを取り付ける作業、
バインダやテープを巻く作業等をホットハンドを使用し
て行っている。
【0004】作業対象物を把持して作業するホットハン
ドの基本的構成は、作業対象物を把持する固定把持具お
よび回動把持具と、先端に固定した固定把持具を作業位
置に位置決めする絶縁性の主操作棒と、先端に回動可能
に接続した回動保持具を開閉操作する絶縁性の補助操作
棒と、作業者が前記補助操作棒を手元で操作する操作機
構とからなる。
【0005】固定把持具および回動把持具や操作機構に
は、適応する作業に合わせて、種々のものが使用されて
いるが、最も重要な部分は、回動把持具が作業対象物を
把持し続けるように操作機構をロックするロック機構
で、必要条件は、ロック状態で各種形状・大きさの作業
対象物を確実に把持できるように、把持具を、無段階の
開き角度でロックできるということであるが、従来技術
では未だ達成されていない。
【0006】従来のホットハンドにおいて、作業対象物
を把持し続けるようにするロック機構には、種々な形態
があるが、基本的には、ハンドルによるラチェット操作
がベースになっている。
【0007】ハンドルによるラチェット操作のロック機
構を使用する従来例のホットハンドの操作機構を図6に
基づいて説明する。
【0008】図6に示す従来例の操作機構において、絶
縁性の主操作棒1の先端には図示していない把持具が固
定され、絶縁性の補助操作棒2の先端が、前記図示して
いない把持具に接続されており、図6に示す操作機構に
よって、前記補助操作棒2を長さ方向に往復移動させ
て、前記把持具を操作する。
【0009】図6に示す操作金具40は、主操作棒1の
作業者の手元側に取付けられている。この操作金具10
には、固定軸41が設けられ、この固定軸41には、補
助操作棒2を操作するための、操作ハンドル42と操作
レバー43とが回動可能に軸支されている。
【0010】操作レバー43の先端には、前記補助操作
棒2の基端が回動可能に接続され、前記操作金具10と
操作レバー43間を接続するレバースプリング45が、
操作レバー43を開く方向に付勢して、作業者が操作ハ
ンドル42から手を離している場合には、前記補助操作
棒2を押して図示していない把持具を開くようにしてい
る。そして、操作レバー43の基端には、ラチェット機
構の歯車46が設けられている。
【0011】操作ハンドル42は、梃子の作用をするよ
うに、その中間部の支点位置を、回動可能に、前記固定
軸41に軸支されている。前記操作金具10と操作ハン
ドル42の一端間を接続するハンドルスプリング44
が、作業者が操作ハンドル42から手を離している場合
には、操作ハンドル42を開く方向に付勢している。上
記に述べたレバースプリング45の作用と、このハンド
ルスプリング44の作用とによって、操作レバー43と
操作ハンドル42とが共に開く位置にくる。そして、こ
の位置では、操作ハンドル42に設けられたラチェット
機構の送り爪47が、前記の操作レバー43の基端のラ
チェット機構の歯車46に噛み合うようになる。従っ
て、この状態で、操作ハンドル42を閉じる方向に操作
すると、前記送り爪47が前記歯車46に噛み合い、操
作ハンドル42と操作レバー43とは一体になって閉じ
る方向に回動し、前記補助操作棒2を作業者の手元側に
引っ張り、図示していない把持具を閉じるように操作す
る。
【0012】上記の構造では、作業者が、操作ハンドル
42から手を離すと、把持具の把持力が無くなってしま
うので、作業対象物を把持して作業するには、作業者
は、操作ハンドル42を握り続けながら作業する必要が
ある。しかし、操作ハンドル42を握り続けながら作業
することは極めて困難なので、前記操作金具10には、
把持具が作業対象物を把持した状態でロックできるロッ
ク機構が付いている。
【0013】次に、そのロック機構を説明する。
【0014】蝶ボルト50を回すと、下方向に付勢され
ているロックレバー49が係止ピン48を押し上げて、
係止ピン49に、前記ラチェット機構の歯車46を係止
させる。この場合、係止ピン49の先端は、山型になっ
ており、前記ラチェット機構の歯車46の谷に噛み合う
が、係止ピン49を前記ラチェット機構の歯車46に押
し付ける力は、係止ピン49内に設けられたスプリング
の力であり上下方向に動く余裕があるるので、作業者が
前記操作ハンドル42を握って前記送り爪47を介して
前記ラチェット機構の歯車46に加える回転力によっ
て、係止ピン49が歯車46の動きで浮き上がった状態
になり、前記操作ハンドル42と操作レバー43とは一
体になって閉じる方向に回動する。
【0015】この状態で、作業者が前記操作ハンドル4
2から手を離すと、係止ピン49が歯車46を係止し、
前記操作ハンドル42と操作レバー43とは一体になっ
てその位置にロックされ、ロックレバー49を操作し
て、係止ピン49の係止を外すまで、把持具も作業対象
物を把持する状態を維持する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ホット
ハンドの操作機構の必要条件は、ロック機構が、把持具
を、無段階の開き角度でロックできるということと、把
持具が充分な把持力を持っているということとである。
【0017】しかし、ラチェット機構を使用する従来の
ロック機構の構成では、係止ピン49の係止は無段階係
止ではなく、歯車46の歯のピッチ間隔による段階的係
止しかできないという問題点と、操作ハンドル42で締
めつけてもラチェット機構の遊び分だけ締めつけが戻っ
て緩んでしまうという問題点とがある。
【0018】ラチェット機構の遊び分だけ緩んでしまう
という問題点は、把持具に接続した補助操作棒に、把持
具を閉じる方向に付勢する付勢手段を設けることで比較
的に簡単に解決できるが、ラチェット機構による段階的
係止の問題点を解決するのは極めて困難で、従来技術で
は達成できていない。
【0019】先ず、ラチェット機構の歯車46には、強
度が必要なので、歯車46のピッチ間隔を小さできる限
界があり、ハンドル42をロックする段階は、3〜4段
階が限界である。これでは、種々の形状・大きさの作業
対象物を安定して把持し続けることができない。
【0020】この状態の従来技術で、種々の形状・大き
さの作業対象物を安定して把持し続けるようにするに
は、図6には示さなかったが、作業対象物の形状・大き
さが変わる都度、補助操作棒2の長さを調節したり、把
持具の開き角度を伝動歯車の噛み合わせ位置を変えて調
整する機構を取り付ける必要がある。しかし、これら
は、構造複雑で高価になるだけではなく、操作が煩雑
で、重くて実用性が無い。
【0021】本発明は、上記の問題点を解決し、種々の
形状・大きさの作業対象物を安定して把持し続け得るよ
うに、把持具を無段階の開き角度でロックでき、構造簡
単で、軽量で、使い易いホットハンドを提供することを
課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のホットハンド
は、上記の課題を解決するために、作業対象物を把持す
る把持具と、先端に固定した前記把持具を作業位置に位
置決めする絶縁性の主操作棒と、先端に接続した前記把
持具を開閉操作する絶縁性の補助操作棒と、前記補助操
作棒の基端に回動可能に接続し梃子の作用で前記補助操
作棒をその長さ方向に往復移動させて前記保持具を操作
するハンドルと、前記ハンドルの梃子の支点位置に取付
けたころを使用するベアリング状のワンウェイクラッチ
と、前記ワンウェイクラッチを軸支する操作用回動軸
と、前記操作用回動軸の回動を固定・開放する係止機構
とを有することを特徴とする。
【0023】又、本発明のホットハンドは、上記の課題
を解決するために、把持具に接続した補助操作棒に、把
持具を閉じる方向に付勢する付勢手段を設けることが好
適である。
【0024】
【作用】ころを使用するベアリング状のワンウェイクラ
ッチは、一般的には、通常のベアリングと組み合わせて
使用するもので、通常のベアリングによって軸支されて
いる回転軸に取付け、ワンウェイクラッチの外輪の一方
向の回転だけを前記回転軸に伝え、前記外輪の反対方向
の回転を空転させるものである。
【0025】ワンウェイクラッチの原理を図4、図5に
基づいて説明する。図4、図5は、ワンウェイクラッチ
の両側に配置されている別の通常のベアリングに軸支さ
れている回転軸にワンウェイクラッチを取付けた状態を
示す。そして、ばねの図は図案化されていて、実際は、
ばねはころの両サイドを保持し、ころが自由に回転する
構造になっている。
【0026】図4に示すワンウェイクラッチのかみ合い
時において、外輪が矢印の時計回りの方向に回転しよう
とすると、回転軸は外輪に対して相対的に反時計回りの
方向に回転しようとすることになる。この場合、ころ
は、回転軸から受ける回転作用とばねのスプリング作用
とで、図4に示すように、外輪のカム面とのかみ合い位
置に進み、外輪のカム面と回転軸面との間でくさび作用
を発揮し、回転軸を時計方向に回転する。
【0027】図5に示すワンウェイクラッチの空転時に
おいて、外輪が矢印の反時計回りの方向に回転しようと
すると、回転軸は外輪に対して相対的に時計回りの方向
に回転することになる。この場合、ころは、回転軸から
受ける回転作用で、図5に示すように、外輪のカム面と
のかみ合い位置から離れ、ばねで位置が確保され、空転
し、外輪も回転軸に対して空転し、外輪の回転は回転軸
に伝わらない。 本発明のホットハンドのロック機構で
は、上記のころを使用するベアリング状のワンウェイク
ラッチを、上記の図4、図5の回転軸に相当する操作用
回動軸を回動可能にセットしたり、係止状態にセットし
たりして使用している。 即ち、回動可能にセットした
場合には、ワンウェイクラッチは作用せずハンドルは自
由に回動し、係止状態にセットした場合には、ワンウェ
イクラッチが作用し、ハンドルは、閉じる方向にのみ回
動可能で、開く方向には回動不可能になるという特殊な
使用方法で、前記のハンドルのロック機構を構成してい
る。
【0028】又、ハンドルの操作角度は大きくても90
°以下であるので、ワンウェイクラッチの一般的な使用
方法では必要とするワンウェイクラッチの両側に配する
通常のベアリングを必要としない。
【0029】即ち、本発明のホットハンドでは、把持具
を開け閉めして作業する場合には、係止機構を働かせな
いで使用し、ロック機構が作用せず、操作用回動軸が自
由に回動する状態で、ハンドルを操作する。この場合に
は、ワンウェイクラッチは操作に関係なくなり、ハンド
ルは自由に回動し、ハンドルの操作量が、梃子の作用
で、補助操作棒の長さ方向の移動量に変化し、補助操作
棒の移動量に応じて把持具が開閉する。即ち、ハンドル
の操作量で直接的に把持具の開閉を操作できる。
【0030】又、作業対象物を把持したままで作業する
場合には、係止機構を働かせて使用し、操作用回動軸が
固定されロック機構が作用する状態で、ハンドルを操作
する。この場合には、ワンウェイクラッチが作用し、ハ
ンドルは閉める方向には回動するが、開く方向には回動
しなくなる。従って、本発明のホットハンドでは、作業
対象物の形状・大きさの如何にかかわらず、作業者が、
ハンドルを閉め、作業対象物を適正な力で把持したと判
断した時点で、ハンドルから手を離せば、その状態で、
そのままハンドルをロックでき、極めて作業性が良い。
【0031】又、本発明のホットハンドでは、把持具に
接続した補助操作棒に、把持具を閉じる方向に付勢する
付勢手段を設けることによって、前記のワンウェイクラ
ッチの説明における、ころの空転位置から、くさび作用
位置への移動分に相当する遊びによる、把持力の緩みを
吸収できる。
【0032】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図5に基づいて説明
する。
【0033】本実施例の側面図である図1において、本
実施例は、作業対象物を把持する固定把持具3および回
動把持具4と、先端に固定した前記固定把持具3を作業
位置に位置決めする絶縁性の主操作棒1と、先端に回動
可能に接続した前記回動保持具4を操作して作業する絶
縁性の補助操作棒2とを有する。主操作棒1と補助操作
棒2とは、FRP製のパイプに、降雨中の作業で雨によ
る沿面放電や漏電を避けるために、前記パイプの中空部
にゴム栓を入れ、前記パイプの外周に雨切り15を取り
付け、漏電防止用の絶縁テープやテフロンテープを巻く
ことがあり、主操作棒1の手元端部にはグリップ部13
を設けている。
【0034】作業者が前記グリップ部を持って前記補助
操作棒2を手元側に引っ張るように操作するために、操
作用のハンドル8を有する操作金具10が前記グリップ
部13に取り付けられている。この操作金具10は、次
のロック機構を備えている。
【0035】即ち、このロック機構は、図2、図3に示
すように、前記補助操作棒2の基端に回動可能に接続し
梃子の作用で前記補助操作棒2をその長さ方向に往復移
動させて前記回動把持具4を操作するハンドル8と、前
記ハンドルの梃子の支点位置に取付けたころを使用する
ベアリング状のワンウェイクラッチ29と、前記ワンウ
ェイクラッチ29を軸支する操作用回動軸20と、前記
操作用回動軸20の回動を任意の位置で固定・開放する
係止機構21〜28とを備えている。 又、前記操作金
具10には、その把持具側に、ABS樹脂製の安全限界
鍔9が設けられている。
【0036】前記の操作用回動軸20の係止機構21〜
28は、前記操作用回動軸20に固定した係止歯車21
と、前記係止歯車21を係止する係止ピン22と、前記
係止ピン22を前記係止歯車21の方向に付勢する係止
スプリング23と、前記係止ピン22のピン28を押し
上げて前記係止ピン22の係止を解除する係止解除レバ
ー24と、前記係止解除レバー24を回動可能に支持す
るレバー支持軸25と、前記係止解除レバー24を係止
解除位置に保持又は開放する係止解除つまみ26と、前
記係止解除つまみ26を回動可能に支持するつまみ支持
軸27とを備えている。
【0037】前記のころを使用したワンウェイクラッチ
29の構成と動作とは、作用の欄で、図4、図5に基づ
いて説明したとおりである。
【0038】ワンウェイクラッチ29は、上記の特徴を
有するが、このワンウェイクラッチ29をホットハンド
に使用するには、作用の欄で説明したように、通常のワ
ンウェイクラッチの使用方法とは異なる構成で使用す
る。
【0039】具体的には、ハンドル8の中間部の梃子の
支点位置にワンウェイクラッチ29を、ハンドル8を閉
める方向に操作する場合にはワンウェイクラッチ29が
空転するように、ハンドル8を開ける方向に操作する場
合にはワンウェイクラッチ29がハンドル8をロックす
るように取り付ける。そして、このワンウェイクラッチ
29を、係止機構を有する操作用回動軸20に軸支さ
せ、ハンドル8が、この操作用回動軸20を支点にして
梃子の作用で前記補助操作棒2を操作するようにする。
【0040】前記主操作棒1の先端に固定された前記固
定把持具3の基部に設けられた第1回動軸3aに、前記
可動把持具4が回動可能に軸支され、前記可動把持具4
の操作端には第2回動軸4aが設けられ、この第2回動
軸4aには第1接続金具5の一端がが回動可能に軸支さ
れ、第1接続金具5の他端が前記補助操作棒2の先端に
固定されている。この補助操作棒2の基端には第2接続
金具6が取り付けられ、この第2接続金具6は第1スプ
リング11を介して第3接続金具7に接続し、この第3
接続金具7は、前記ハンドル8の被操作側8bに回動可
能に接続されている。
【0041】従って、前記係止機構を開放位置にセット
し前記ロック機構を開放した場合には、操作用回動軸2
0が自由に回動するので、ワンウェイクラッチ29の作
用はハンドル8の操作には無関係になり、前記ハンドル
8は自由に回動し、作業者が、前記ハンドル8の操作側
8aを開閉操作すると、この開閉操作が、前記第1スプ
リング11を介して前記補助操作棒2に伝わり、前記補
助操作棒2が前記回動保持具4を操作するので、前記回
動保持具4は、前記ハンドル8の操作側8aの開閉操作
に応じて開閉して作業対象物を取り扱って作業する。
尚、図1に示す第2スプリング12が、前記ハンドル8
を開く方向に付勢しているので、作業者が、前記ハンド
ル8を操作しないときには、前記ハンドル8は開状態に
なり、それに伴って、前記回動保持具4も開状態にな
る。尚、前記第1スプリング11は、ハンドル8を操作
する場合に、前記回動保持具4を閉じる側に付勢し、柔
軟性がある把持を実現する。
【0042】又、前記係止機構を係止位置にセットし前
記ロック機構が作用するようにした場合には、操作用回
動軸20が係止されるので、ワンウェイクラッチ29の
作用で、前記ハンドル8は閉じる方向、即ち、前記補助
操作棒2を手元側に引っ張る方向にしか回動せず、且
つ、作用の欄で説明したように、無段階で任意の位置に
ハンドル8をロックできるので、作業者が、前記ハンド
ル8の操作側8aを閉じる方向に操作すると、前記ハン
ドル8は、作業者が閉じる方向に操作した位置に停止
し、前記回動保持具4は前記補助操作棒2を介して、前
記ハンドル8の操作側8aの閉じ位置に応じた位置でロ
ックされた状態になる。この際、作用の欄で述べたよう
に、作業対象物の形状・大きさの如何にかかわらず、作
業者がハンドル8を閉め作業対象物を作業に適した力で
把持出来たと作業者が判断した状態で、ハンドル8から
手を離せば、その状態で、そのままハンドル8をロック
できる。且つ、前記第1スプリング11が前記回動保持
具4を閉じる方向に付勢しているので、ワンウェイクラ
ッチ29の多少の遊びによって、作業者が前記ハンドル
8によって加えた把持具の把持力が緩むことがなく、把
持具は、作業対象物をその把持力で弾力性良く把持し続
け、作業者は作業性よく、作業対象物を取り扱って作業
することができる。
【0043】尚、主操作棒や補助操作棒や操作機構やロ
ック機構や係止機構や付勢手段の形状は、目的に合わせ
て自由に設計できる。
【0044】
【発明の効果】本発明のホットハンドは、係止・開放で
きる操作用回動軸とワンウェイクラッチとハンドルとを
組み合わせて構成するロック機構を操作機構に使用する
ことにより、従来技術では得られなかった、把持具が無
段階の把持角度でロックできるという機能が得られ、し
かも、構造簡単で、安価で、軽量で、使い易いという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホットハンドの実施例の側面図であ
る。
【図2】本発明のホットハンドの操作機構の構成を示す
一部断面の正面図である。
【図3】本発明のホットハンドの操作機構の構成を示す
一部断面の側面図である。
【図4】ワンウェイクラッチのかみ合い動作を示す図で
ある。
【図5】ワンウェイクラッチの空転動作を示す図であ
る。
【図6】従来例のホットハンドの操作機構の構成を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 主操作棒 2 補助操作棒 3 固定把持具 4 回動把持具 8 ハンドル 8a 操作側 8b 被操作側 10 操作金具 11 付勢手段 13 グリップ部 20 操作用回動軸 24 係止解除レバー 29 ワンウェイクラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永木 康晴 大阪府大東市太子田3丁目4番31号 株式 会社永木精機内 (72)発明者 岩間 保 大阪府大東市太子田3丁目4番31号 株式 会社永木精機内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業対象物を把持する把持具と、先端に
    固定した前記把持具を作業位置に位置決めする絶縁性の
    主操作棒と、先端に接続した前記把持具を開閉操作する
    絶縁性の補助操作棒と、前記補助操作棒の基端に回動可
    能に接続し梃子の作用で前記補助操作棒をその長さ方向
    に往復移動させて前記保持具を操作するハンドルと、前
    記ハンドルの梃子の支点位置に取付けたころを使用する
    ベアリング状のワンウェイクラッチと、前記ワンウェイ
    クラッチを軸支する操作用回動軸と、前記操作用回動軸
    の回動を固定・開放する係止機構とを有することを特徴
    とするホットハンド。
  2. 【請求項2】 把持具に接続した補助操作棒に、把持具
    を閉じる方向に付勢する付勢手段を設けた請求項1に記
    載のホットハンド。
JP8947594A 1994-04-27 1994-04-27 ホットハンド Expired - Lifetime JP3435212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8947594A JP3435212B2 (ja) 1994-04-27 1994-04-27 ホットハンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8947594A JP3435212B2 (ja) 1994-04-27 1994-04-27 ホットハンド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07298436A true JPH07298436A (ja) 1995-11-10
JP3435212B2 JP3435212B2 (ja) 2003-08-11

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ID=13971760

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JP8947594A Expired - Lifetime JP3435212B2 (ja) 1994-04-27 1994-04-27 ホットハンド

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Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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