JPH07298079A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents
画像処理装置及び方法Info
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- JPH07298079A JPH07298079A JP6089656A JP8965694A JPH07298079A JP H07298079 A JPH07298079 A JP H07298079A JP 6089656 A JP6089656 A JP 6089656A JP 8965694 A JP8965694 A JP 8965694A JP H07298079 A JPH07298079 A JP H07298079A
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- color
- color component
- component
- image
- image processing
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- Processing Or Creating Images (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドット非混色手法を用いて画像を形成する画
像処理装置において少なくとも2色で形成される画像デ
ータを出力する場合、色成分が連続的に変化するような
画像においても各色成分どうしの境界部分を目立たせる
ことなく、自然な境界部を持つ良好な画像を得ることが
可能となる。 【構成】 除算器502の一方端子に赤イメージ信号及
び黒イメージ信号の加算が、他方端子に黒イメージ信号
が入力され、赤イメージ信号値と黒イメージ信号値との
和に対する黒イメージ信号値の比Aが、比較処理装置5
03に入力される。そして、乱数発生装置504で0≦
B≦1である乱数値Bを発生させ、比較処理装置503
に入力する。比較処理装置503では、A≧Bの関係が
成り立つときには黒イメージ信号を出力し、A<Bの関
係が成り立つときには赤イメージ信号を出力するよう
に、後段の出力信号切換装置505に制御信号を出力す
る。
像処理装置において少なくとも2色で形成される画像デ
ータを出力する場合、色成分が連続的に変化するような
画像においても各色成分どうしの境界部分を目立たせる
ことなく、自然な境界部を持つ良好な画像を得ることが
可能となる。 【構成】 除算器502の一方端子に赤イメージ信号及
び黒イメージ信号の加算が、他方端子に黒イメージ信号
が入力され、赤イメージ信号値と黒イメージ信号値との
和に対する黒イメージ信号値の比Aが、比較処理装置5
03に入力される。そして、乱数発生装置504で0≦
B≦1である乱数値Bを発生させ、比較処理装置503
に入力する。比較処理装置503では、A≧Bの関係が
成り立つときには黒イメージ信号を出力し、A<Bの関
係が成り立つときには赤イメージ信号を出力するよう
に、後段の出力信号切換装置505に制御信号を出力す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置及び方法、
特に2色以上のカラー画像を処理する画像処理装置及び
方法に関する。
特に2色以上のカラー画像を処理する画像処理装置及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル複写機等の画像処理
装置においては、カラー原稿をカラーCCD等の光電変
換素子により読み取り、原稿上の色情報から領域等を識
別し、識別された領域を例えば赤と黒等、異なる色で画
像形成を行う画像処理装置が提案されている。
装置においては、カラー原稿をカラーCCD等の光電変
換素子により読み取り、原稿上の色情報から領域等を識
別し、識別された領域を例えば赤と黒等、異なる色で画
像形成を行う画像処理装置が提案されている。
【0003】さらに、読み取ったカラー画像信号から、
例えば赤成分と黒成分とを分離し、赤成分を赤色で、黒
成分を黒色で画像形成するといったように、カラー画像
原稿を異なる2色で再生するようにした画像処理装置が
提案されている。中でも、1ドットの中に複数のトナー
色を重ねない、いわゆるドット非混色手法を用いた場
合、2色のうちの1色を選択する方法として、第1色成
分と第2色成分の信号値の大きいものを選択する方法
や、信号値の差が所定の値以内の時には所定の色を選択
する方法等が用いられていた。
例えば赤成分と黒成分とを分離し、赤成分を赤色で、黒
成分を黒色で画像形成するといったように、カラー画像
原稿を異なる2色で再生するようにした画像処理装置が
提案されている。中でも、1ドットの中に複数のトナー
色を重ねない、いわゆるドット非混色手法を用いた場
合、2色のうちの1色を選択する方法として、第1色成
分と第2色成分の信号値の大きいものを選択する方法
や、信号値の差が所定の値以内の時には所定の色を選択
する方法等が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の画像処理装置においては、色成分が第1色成分か
ら第2色成分へと連続的に変化する画像を処理する場合
には、第1色と第2色との境界部分が目立ってしまい、
見栄えの悪い画像が形成されてしまうという問題があっ
た。
来例の画像処理装置においては、色成分が第1色成分か
ら第2色成分へと連続的に変化する画像を処理する場合
には、第1色と第2色との境界部分が目立ってしまい、
見栄えの悪い画像が形成されてしまうという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するために成されたものであり、上述した課題を解
決するために、以下に示す構成を備える。
解決するために成されたものであり、上述した課題を解
決するために、以下に示す構成を備える。
【0006】即ち、カラー画像情報を画素毎に入力する
画像入力手段と、前記画像入力手段により入力された画
像情報を構成する各画素を複数の色成分に分離する色成
分分離手段と、前記色成分分離手段により分離された複
数の色成分のうち1成分を所定の基準に基づいて選択す
る色成分選択手段と、前記色成分選択手段により選択さ
れた色成分を出力する画像出力手段とを有し、前記色成
分選択手段における基準が可変であることを特徴とす
る。
画像入力手段と、前記画像入力手段により入力された画
像情報を構成する各画素を複数の色成分に分離する色成
分分離手段と、前記色成分分離手段により分離された複
数の色成分のうち1成分を所定の基準に基づいて選択す
る色成分選択手段と、前記色成分選択手段により選択さ
れた色成分を出力する画像出力手段とを有し、前記色成
分選択手段における基準が可変であることを特徴とす
る。
【0007】更に、前記色成分選択手段は閾値を乱数に
より可変とし、前記色成分分離手段は各画素を2つの色
成分に分離することを特徴とする。
より可変とし、前記色成分分離手段は各画素を2つの色
成分に分離することを特徴とする。
【0008】例えば、前記色成分分離手段は各画素を赤
成分と黒成分とに分離することを特徴とする。
成分と黒成分とに分離することを特徴とする。
【0009】また、所定の色成分が前記色成分分離手段
により分離された所定数の色成分の信号値の総和に占め
る割合を求める色成分比算出手段を有し、前記色成分選
択手段は前記色成分比算出手段により算出された所定の
色成分の割合を参照して出力する1成分を選択すること
を特徴とする。
により分離された所定数の色成分の信号値の総和に占め
る割合を求める色成分比算出手段を有し、前記色成分選
択手段は前記色成分比算出手段により算出された所定の
色成分の割合を参照して出力する1成分を選択すること
を特徴とする。
【0010】例えば、前記色成分比算出手段は黒成分が
前記色成分分離手段により分離された所定数の色成分の
信号値の総和に占める割合を求めることを特徴とする。
前記色成分分離手段により分離された所定数の色成分の
信号値の総和に占める割合を求めることを特徴とする。
【0011】更に、前記色分離手段により分離された所
定数の色成分のうち前記色成分選択手段により選択され
なかった色成分を未出力の周辺画素に拡散する画素拡散
手段を有し、前記色成分選択手段は前記画素拡散手段に
より拡散された各色成分から閾値を参照して出力する1
成分を選択することを特徴とする。
定数の色成分のうち前記色成分選択手段により選択され
なかった色成分を未出力の周辺画素に拡散する画素拡散
手段を有し、前記色成分選択手段は前記画素拡散手段に
より拡散された各色成分から閾値を参照して出力する1
成分を選択することを特徴とする。
【0012】
【作用】以上の構成により、ドット非混色手法を用いて
画像を形成する画像処理装置に対して少なくとも2色で
形成される画像データを出力する場合、色成分が連続的
に変化するような画像においても各色成分どうしの境界
部分を目立たせることなく、自然な境界部を持つ良好な
画像を得ることが可能となるという特有の作用効果があ
る。
画像を形成する画像処理装置に対して少なくとも2色で
形成される画像データを出力する場合、色成分が連続的
に変化するような画像においても各色成分どうしの境界
部分を目立たせることなく、自然な境界部を持つ良好な
画像を得ることが可能となるという特有の作用効果があ
る。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
【0014】<実施例1>図1は本実施例における画像
処理装置の断面図である。以下、図1を参照して本実施
例の画像処理装置の動作について、説明する。
処理装置の断面図である。以下、図1を参照して本実施
例の画像処理装置の動作について、説明する。
【0015】図1において、100は画像処理装置本
体、180は原稿の自動給紙を行なう循環式自動原稿送
り装置(以下、「RDF」と記す)、190は仕分け装
置即ちソータであり、これらRDF180とソータ19
0は画像処理装置100に対して任意に組合せて使用で
きるようになっている。
体、180は原稿の自動給紙を行なう循環式自動原稿送
り装置(以下、「RDF」と記す)、190は仕分け装
置即ちソータであり、これらRDF180とソータ19
0は画像処理装置100に対して任意に組合せて使用で
きるようになっている。
【0016】図1において、101は原稿載置台として
の原稿台ガラスで、102は原稿照明ランプ103、走
査ミラー104等で構成されるスキャナで、不図示のモ
ータによりスキャナが所定方向に往復走査されて原稿の
反射光を走査ミラー104〜106を介してレンズ10
8を透過してCCDセンサ109に結像する。
の原稿台ガラスで、102は原稿照明ランプ103、走
査ミラー104等で構成されるスキャナで、不図示のモ
ータによりスキャナが所定方向に往復走査されて原稿の
反射光を走査ミラー104〜106を介してレンズ10
8を透過してCCDセンサ109に結像する。
【0017】120はレーザ、ポリゴンスキャナ等で構
成された露光制御部で、イメージセンサ部109で電気
信号に変換され後述する所定の画像処理が行なわれた画
像信号に基づいて変調されたレーザ光128、129を
感光体ドラム110、111に照射する。
成された露光制御部で、イメージセンサ部109で電気
信号に変換され後述する所定の画像処理が行なわれた画
像信号に基づいて変調されたレーザ光128、129を
感光体ドラム110、111に照射する。
【0018】感光体ドラム110の周りには1次帯電器
112、黒現像器121、転写帯電器118、クリーニ
ング装置116、前露光ランプ114が装備されてい
る。また、感光体ドラム111の周りには1次帯電器1
13、赤現像器122、青現像器123、緑現像器12
4、転写帯電器119、クリーニング装置117、前露
光ランプ115が装備されており、現像器122〜12
4は不図示の現像器切り換え装置により、何れか一方が
感光体ドラム111に近接配置され、残りが退避配置さ
れる。これら感光ドラム110等により黒画像形成部1
26が、また、感光体ドラム111等により色画像形成
部127が構成される。
112、黒現像器121、転写帯電器118、クリーニ
ング装置116、前露光ランプ114が装備されてい
る。また、感光体ドラム111の周りには1次帯電器1
13、赤現像器122、青現像器123、緑現像器12
4、転写帯電器119、クリーニング装置117、前露
光ランプ115が装備されており、現像器122〜12
4は不図示の現像器切り換え装置により、何れか一方が
感光体ドラム111に近接配置され、残りが退避配置さ
れる。これら感光ドラム110等により黒画像形成部1
26が、また、感光体ドラム111等により色画像形成
部127が構成される。
【0019】黒画像形成部126において、感光体ドラ
ム110は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に
回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯
電された後、露光制御部120からのレーザ光128が
照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110
上に形成された静電潜像は、黒現像器121により現像
されてトナー像として可視化される。一方、上段カセッ
ト131あるいは下段カセット132からピックアップ
ローラ133、134により給紙された転写紙は、給紙
ローラ135、136により本体に送られ、レジストロ
ーラ137により転写ベルトに給送され、可視化された
トナー像が転写帯電器118により転写紙に転写され
る。転写後の感光体ドラムは、クリーナー装置116に
より残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により
残留電荷が消去される。
ム110は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に
回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯
電された後、露光制御部120からのレーザ光128が
照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110
上に形成された静電潜像は、黒現像器121により現像
されてトナー像として可視化される。一方、上段カセッ
ト131あるいは下段カセット132からピックアップ
ローラ133、134により給紙された転写紙は、給紙
ローラ135、136により本体に送られ、レジストロ
ーラ137により転写ベルトに給送され、可視化された
トナー像が転写帯電器118により転写紙に転写され
る。転写後の感光体ドラムは、クリーナー装置116に
より残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により
残留電荷が消去される。
【0020】同様の動作により、色画像形成部127に
おいて、所望の現像器によって可視像化されたトナー像
が転写紙に転写される。
おいて、所望の現像器によって可視像化されたトナー像
が転写紙に転写される。
【0021】転写後の転写紙は転写ベルト130から分
離され、後述する定着前帯電器139、140によりト
ナー画像が再帯電され定着器141に送られ加圧、加熱
により定着され、排出ローラ142により画像処理装置
本体100の外に排出される。
離され、後述する定着前帯電器139、140によりト
ナー画像が再帯電され定着器141に送られ加圧、加熱
により定着され、排出ローラ142により画像処理装置
本体100の外に排出される。
【0022】138はレジストローラから送られた転写
紙を転写ベルト130に吸着させる吸着帯電器であり、
165は転写ベルト130の回転に用いられると同時に
吸着帯電器138と対になって転写ベルト130に転写
紙を吸着帯電させる転写ベルトローラである。
紙を転写ベルト130に吸着させる吸着帯電器であり、
165は転写ベルト130の回転に用いられると同時に
吸着帯電器138と対になって転写ベルト130に転写
紙を吸着帯電させる転写ベルトローラである。
【0023】143は転写紙を転写ベルト130から分
離しやすくするための除電帯電器であり、144は転写
紙が転写ベルト130から分離する際の剥離放電による
画像乱れを防止する剥離帯電器であり、139、140
は分離後の転写紙のトナーの吸着力を補い、画像乱れを
防止する定着前帯電器であり、145、146は転写ベ
ルト130を除電し、転写ベルト130を静電的に初期
化するための転写ベルト除電帯電器であり、147は転
写ベルト130の汚れを除去するベルトクリーナであ
る。
離しやすくするための除電帯電器であり、144は転写
紙が転写ベルト130から分離する際の剥離放電による
画像乱れを防止する剥離帯電器であり、139、140
は分離後の転写紙のトナーの吸着力を補い、画像乱れを
防止する定着前帯電器であり、145、146は転写ベ
ルト130を除電し、転写ベルト130を静電的に初期
化するための転写ベルト除電帯電器であり、147は転
写ベルト130の汚れを除去するベルトクリーナであ
る。
【0024】148は転写ベルト130上に給紙された
転写部材の先端を検知する紙センサであり、紙送り方向
(副走査方向)の同期信号として用いられる。
転写部材の先端を検知する紙センサであり、紙送り方向
(副走査方向)の同期信号として用いられる。
【0025】本体100には、例えば4000枚の転写
紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ
150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が
常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。ま
た、100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153
が装備されている。
紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ
150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が
常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。ま
た、100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153
が装備されている。
【0026】さらに、図1において154は排紙フラッ
パであり、排出ローラ142から送り出された転写紙
の、両面記録(両面複写)ないし多重記録(多重複写)
及びソータ190への排出のための経路を切り換える。
また、155は転写紙を反転させる反転パス、158は
下搬送パスであり、排出ローラ142から送り出された
転写紙は反転パス155を介して裏返され、下搬送パス
158を介して再給紙トレイ156に導かれる。
パであり、排出ローラ142から送り出された転写紙
の、両面記録(両面複写)ないし多重記録(多重複写)
及びソータ190への排出のための経路を切り換える。
また、155は転写紙を反転させる反転パス、158は
下搬送パスであり、排出ローラ142から送り出された
転写紙は反転パス155を介して裏返され、下搬送パス
158を介して再給紙トレイ156に導かれる。
【0027】また、157は両面記録と多重記録の経路
を切り換える多重フラッパであり、これを左方向に倒す
ことにより転写紙を反転パス155を介さず直接下搬送
パス158に導く。159は経路160を通じて転写紙
を感光体ドラム110側に給紙する給紙ローラである。
161は排出ローラであり、排紙フラッパ154の近傍
に配置されて、この排紙フラッパ154により排出側に
切り換えられて転写紙を機外(ソータ190)に排出す
る。
を切り換える多重フラッパであり、これを左方向に倒す
ことにより転写紙を反転パス155を介さず直接下搬送
パス158に導く。159は経路160を通じて転写紙
を感光体ドラム110側に給紙する給紙ローラである。
161は排出ローラであり、排紙フラッパ154の近傍
に配置されて、この排紙フラッパ154により排出側に
切り換えられて転写紙を機外(ソータ190)に排出す
る。
【0028】両面記録時には、排紙フラッパ154を上
方に上げて、多重フラッパ157を図中右方向へ倒すこ
とにより、複写済みの転写紙を搬送パス155、158
を介して再給紙トレイ156に裏返しに格納する。ま
た、多重記録時には、排紙フラッパ154を上方に上げ
て、多重フラッパ157を図中左方向へ倒すことによ
り、複写済みの転写紙を搬送パス158を介して再給紙
トレイ156に格納する。そして、両面記録及び多重記
録共に再給紙トレイ156に格納されている転写紙が、
下から1枚づつ給紙ローラ159により経路160を介
して本体のレジストローラ137に導かれる。
方に上げて、多重フラッパ157を図中右方向へ倒すこ
とにより、複写済みの転写紙を搬送パス155、158
を介して再給紙トレイ156に裏返しに格納する。ま
た、多重記録時には、排紙フラッパ154を上方に上げ
て、多重フラッパ157を図中左方向へ倒すことによ
り、複写済みの転写紙を搬送パス158を介して再給紙
トレイ156に格納する。そして、両面記録及び多重記
録共に再給紙トレイ156に格納されている転写紙が、
下から1枚づつ給紙ローラ159により経路160を介
して本体のレジストローラ137に導かれる。
【0029】一方、転写紙をそのまま排出するには、排
紙フラッパ154を下方に下げれば良い。また、転写紙
を反転させて排出するには、排紙フラッパ154を上方
へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、複写済み
の転写紙を搬送パス155へ搬送し、転写紙の後端が第
1の送りローラ162を通過した後に反転ローラ163
によって第2の送りローラ164側へ搬送し、排出ロー
ラ161によって、裏返された転写紙がソータ190へ
排出される。
紙フラッパ154を下方に下げれば良い。また、転写紙
を反転させて排出するには、排紙フラッパ154を上方
へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、複写済み
の転写紙を搬送パス155へ搬送し、転写紙の後端が第
1の送りローラ162を通過した後に反転ローラ163
によって第2の送りローラ164側へ搬送し、排出ロー
ラ161によって、裏返された転写紙がソータ190へ
排出される。
【0030】次に、上述した本実施例の画像処理装置に
おける信号の流れを、図2のブロック図に模式的に示
す。
おける信号の流れを、図2のブロック図に模式的に示
す。
【0031】図2において、原稿200の画像情報は画
像読み取り部201で読み取られる。画像読み取り部2
01は、CCDセンサ109、アナログ信号処理部20
2等により構成される。レンズ108を介してCCDセ
ンサ109に結像された原稿200の画像情報は、CC
Dセンサ109によりR(レッド)、G(グリーン)、
B(ブルー)、のアナログ電気信号に変換される。変換
された画像情報は、アナログ信号処理部202に入力さ
れR、G、B、の各色毎にサンプル&ホールド、ダーク
レベルの補正等が行なわれた後に、アナログ・デジタル
変換(A/D変換)され、デジタル化されたR,G,B
のフルカラー信号はつぎに画像処理部203に入力され
る。
像読み取り部201で読み取られる。画像読み取り部2
01は、CCDセンサ109、アナログ信号処理部20
2等により構成される。レンズ108を介してCCDセ
ンサ109に結像された原稿200の画像情報は、CC
Dセンサ109によりR(レッド)、G(グリーン)、
B(ブルー)、のアナログ電気信号に変換される。変換
された画像情報は、アナログ信号処理部202に入力さ
れR、G、B、の各色毎にサンプル&ホールド、ダーク
レベルの補正等が行なわれた後に、アナログ・デジタル
変換(A/D変換)され、デジタル化されたR,G,B
のフルカラー信号はつぎに画像処理部203に入力され
る。
【0032】画像処理部203では、シェーディング補
正、色補正、γ補正等の読み取り系で必要な補正処理
や、スムージング補正、エッジ強調、その他の後述する
本実施例における特有の処理、加工等が行なわれ、黒及
び赤(色)データとして、プリンタ部204に出力され
る。
正、色補正、γ補正等の読み取り系で必要な補正処理
や、スムージング補正、エッジ強調、その他の後述する
本実施例における特有の処理、加工等が行なわれ、黒及
び赤(色)データとして、プリンタ部204に出力され
る。
【0033】プリンタ部204は、上述した図1におい
て説明した様に、レーザ等からなる露光制御部120、
画像形成部126、127、転写紙の搬送制御部等によ
り構成され、入力された画像信号により転写紙上に画像
を記録する。
て説明した様に、レーザ等からなる露光制御部120、
画像形成部126、127、転写紙の搬送制御部等によ
り構成され、入力された画像信号により転写紙上に画像
を記録する。
【0034】また、CPU部205は、CPU206、
ROM207、RAM208等により構成され、画像読
み取り部201、画像処理部203、プリンタ部204
等を制御し、本画像処理装置を統括的に制御する。
ROM207、RAM208等により構成され、画像読
み取り部201、画像処理部203、プリンタ部204
等を制御し、本画像処理装置を統括的に制御する。
【0035】次に、上述した画像処理部203について
図3を参照して詳細に説明する。
図3を参照して詳細に説明する。
【0036】図3は、画像処理部203の詳細構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【0037】図2のアナログ信号処理部202より出力
されたR,G,Bのデジタル画像信号は、画像処理部2
03においてまず図3に示すシェーディング補正回路部
301に入力される。シェーディング補正部301では
原稿を読み取るCCDセンサ109のばらつき及び原稿
照明用のランプ103の配光特性の補正を行なってい
る。
されたR,G,Bのデジタル画像信号は、画像処理部2
03においてまず図3に示すシェーディング補正回路部
301に入力される。シェーディング補正部301では
原稿を読み取るCCDセンサ109のばらつき及び原稿
照明用のランプ103の配光特性の補正を行なってい
る。
【0038】シェーディング補正回路部301で補正演
算されたR,G,Bの画像信号は、次に階調補正部30
2に入力されて、輝度信号から濃度信号に変換するため
に対数変換され、それぞれその補正信号であるC(シア
ン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の濃度画像デー
タが作成される。
算されたR,G,Bの画像信号は、次に階調補正部30
2に入力されて、輝度信号から濃度信号に変換するため
に対数変換され、それぞれその補正信号であるC(シア
ン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の濃度画像デー
タが作成される。
【0039】そして、C,M,Yの濃度信号に変換され
た画像信号は2色分離回路部303に入力される。2色
分離回路部303では、C,M,Yの濃度信号より、プ
リンタ部のトナー色である赤、及び黒の画像データを作
成する。2色分離回路部303について、図4を参照し
て詳細に説明する。
た画像信号は2色分離回路部303に入力される。2色
分離回路部303では、C,M,Yの濃度信号より、プ
リンタ部のトナー色である赤、及び黒の画像データを作
成する。2色分離回路部303について、図4を参照し
て詳細に説明する。
【0040】図4は、2色分離回路部303の詳細構成
を示す図である。
を示す図である。
【0041】2色分離回路部303に入力されたY,
M,Cの濃度信号は、最小値検出部401に入力され
る。最小値検出部401では、Y,M,Cの信号値のう
ち最小である値、即ち最も濃度の濃い信号を検出する。
検出された最小値信号Min(YMC)は減算器40
2、403、404において、入力されたY,M,Cの
各濃度信号から減算される。以上説明した処理は、一般
的にカラースキャナ等で行なわれている公知の下色除去
処理(UCR)と同様である。
M,Cの濃度信号は、最小値検出部401に入力され
る。最小値検出部401では、Y,M,Cの信号値のう
ち最小である値、即ち最も濃度の濃い信号を検出する。
検出された最小値信号Min(YMC)は減算器40
2、403、404において、入力されたY,M,Cの
各濃度信号から減算される。以上説明した処理は、一般
的にカラースキャナ等で行なわれている公知の下色除去
処理(UCR)と同様である。
【0042】本実施例においては、上述した減算器40
2,403,404からの出力信号及び最小値検出部4
01からの出力信号Min(YMC)を用いて、赤、及
び黒の画像信号を生成する。以下、まず赤の画像信号
(赤イメージ信号)の生成について説明する。
2,403,404からの出力信号及び最小値検出部4
01からの出力信号Min(YMC)を用いて、赤、及
び黒の画像信号を生成する。以下、まず赤の画像信号
(赤イメージ信号)の生成について説明する。
【0043】減算器402、403、404で減算され
た各Y,M,Cの濃度信号は、乗算器405、406、
407において予め設定された係数11、係数12、係
数13と乗算される。各乗算結果は次に加算器410に
おいて加算され、赤イメージ信号として出力される。
た各Y,M,Cの濃度信号は、乗算器405、406、
407において予め設定された係数11、係数12、係
数13と乗算される。各乗算結果は次に加算器410に
おいて加算され、赤イメージ信号として出力される。
【0044】次に、黒の画像信号(黒イメージ信号)の
生成について説明する。
生成について説明する。
【0045】減算器404においてシアン(C)データ
よりMin(YMC)を減算して得られた信号は、乗算
器408にも入力される。また、Min(YMC)は乗
算器409にも入力される。各乗算器408、409に
入力された各信号は、予め設定された係数21、係数2
2と乗算され、各乗算結果は次に加算器411において
加算され、黒イメージ信号として出力される。
よりMin(YMC)を減算して得られた信号は、乗算
器408にも入力される。また、Min(YMC)は乗
算器409にも入力される。各乗算器408、409に
入力された各信号は、予め設定された係数21、係数2
2と乗算され、各乗算結果は次に加算器411において
加算され、黒イメージ信号として出力される。
【0046】即ち、上述したように2色分離回路部30
3においては、以下の式(1),式(2)で示される演
算が行なわれている。
3においては、以下の式(1),式(2)で示される演
算が行なわれている。
【0047】 赤イメージ = 係数11×(Y―Min(YMC)) + 係数12×(M―Min(YMC)) + 係数13×(C―Min(YMC)) …(1) 黒イメージ = 係数21×(C―Min(YMC)) + 係数22×Min(YMC) …(2) 以上説明したようにして2色分離回路部303において
生成、出力された赤イメージ信号及び黒イメージ信号
は、次に本実施例の特徴である図3に示す2色データ処
理部304に入力される。
生成、出力された赤イメージ信号及び黒イメージ信号
は、次に本実施例の特徴である図3に示す2色データ処
理部304に入力される。
【0048】次に、2色データ処理部304の詳細構成
を図5のブロック図に示す。
を図5のブロック図に示す。
【0049】図5において501は加算器、502除算
器、503は比較処理部、504は乱数発生部、505
は出力信号切換装置である。
器、503は比較処理部、504は乱数発生部、505
は出力信号切換装置である。
【0050】図3の2色分離回路部303から入力され
た赤イメージ信号及び黒イメージ信号は、加算器501
に入力されて加算され、その加算信号は除算器502の
一方端子に入力される。また、除算器502の他方端子
には黒イメージ信号が入力され、上述した加算器501
からの出力信号で除算される。その除算結果Aは、即
ち、赤イメージ信号値と黒イメージ信号値との和に対す
る黒イメージ信号値の比となる。よって、信号比Aは0
≦A≦1の範囲を取りうる。そして、信号比Aは比較処
理部503に入力される。
た赤イメージ信号及び黒イメージ信号は、加算器501
に入力されて加算され、その加算信号は除算器502の
一方端子に入力される。また、除算器502の他方端子
には黒イメージ信号が入力され、上述した加算器501
からの出力信号で除算される。その除算結果Aは、即
ち、赤イメージ信号値と黒イメージ信号値との和に対す
る黒イメージ信号値の比となる。よって、信号比Aは0
≦A≦1の範囲を取りうる。そして、信号比Aは比較処
理部503に入力される。
【0051】次に、乱数発生部504で乱数値Bを発生
させ、比較処理部503に入力する。ここで、乱数値B
は0≦B≦1の範囲である。そして、比較処理部503
において信号比Aと乱数値Bの値の大小を比較する。比
較処理部503では、A≧Bの関係が成り立つときには
黒イメージ信号を出力し、A<Bの関係が成り立つとき
には赤イメージ信号を出力するように、後段の出力信号
切換装置505に制御信号を出力する。出力信号切替部
505には赤イメージ信号及び黒イメージ信号も入力さ
れており、比較処理部503からの制御信号に従ってど
ちらか1色の信号値を選択し、出力する。
させ、比較処理部503に入力する。ここで、乱数値B
は0≦B≦1の範囲である。そして、比較処理部503
において信号比Aと乱数値Bの値の大小を比較する。比
較処理部503では、A≧Bの関係が成り立つときには
黒イメージ信号を出力し、A<Bの関係が成り立つとき
には赤イメージ信号を出力するように、後段の出力信号
切換装置505に制御信号を出力する。出力信号切替部
505には赤イメージ信号及び黒イメージ信号も入力さ
れており、比較処理部503からの制御信号に従ってど
ちらか1色の信号値を選択し、出力する。
【0052】以上説明したようにして、図3に示す2色
データ処理部304からは赤イメージ信号と黒イメージ
信号とがそれぞれ独立にプリンタ部204へ出力され
る。
データ処理部304からは赤イメージ信号と黒イメージ
信号とがそれぞれ独立にプリンタ部204へ出力され
る。
【0053】図3において、2色データ処理部から出力
された黒イメージ信号は、バッファメモリ305にいっ
たん格納されることにより、所定時間の遅延が行なわれ
る。これは、赤イメージ信号及び黒イメージ信号により
露光制御部120において色画像形成部127と墨画像
形成部126とにそれぞれ画像を形成する際の、それぞ
れの感光体111と110との物理的な位置のずれを補
正するためのものである。黒イメージデータは、バッフ
ァメモリ305で所定時間遅延された後、プリンタ部2
04に出力される。
された黒イメージ信号は、バッファメモリ305にいっ
たん格納されることにより、所定時間の遅延が行なわれ
る。これは、赤イメージ信号及び黒イメージ信号により
露光制御部120において色画像形成部127と墨画像
形成部126とにそれぞれ画像を形成する際の、それぞ
れの感光体111と110との物理的な位置のずれを補
正するためのものである。黒イメージデータは、バッフ
ァメモリ305で所定時間遅延された後、プリンタ部2
04に出力される。
【0054】以上説明したようにして、本実施例におい
てはフルカラーの原稿画像データ信号を赤データ信号と
黒データ信号とに分離する際に、乱数を用いて各画素毎
に異なる閾値を決定するために、例えば赤から黒へ連続
的に色調が変化している場合においても、各色の境界部
分が目立つことなく、自然に再現できる。
てはフルカラーの原稿画像データ信号を赤データ信号と
黒データ信号とに分離する際に、乱数を用いて各画素毎
に異なる閾値を決定するために、例えば赤から黒へ連続
的に色調が変化している場合においても、各色の境界部
分が目立つことなく、自然に再現できる。
【0055】<第2実施例>次に、本発明に係る第2実
施例について説明を行う。
施例について説明を行う。
【0056】第2実施例における画像処理装置の構成は
上述した第1実施例に示す図1及び図2〜4と同様であ
るため、説明を省略する。
上述した第1実施例に示す図1及び図2〜4と同様であ
るため、説明を省略する。
【0057】第2実施例においては、図3に示す2色デ
ータ処理部304における処理及び構成が、上述した第
1実施例と異なり、いわゆる誤差拡散法を応用して、色
データ選択の閾値を設定する。
ータ処理部304における処理及び構成が、上述した第
1実施例と異なり、いわゆる誤差拡散法を応用して、色
データ選択の閾値を設定する。
【0058】以下、第2実施例における2色データ処理
部304の詳細構成を図6に示し、説明する。
部304の詳細構成を図6に示し、説明する。
【0059】図6において、601は出力色として選択
されない画素成分を誤差成分として近傍の画素に拡散す
るための拡散回路部、602は加算器、603は除算
器、604は乱数発生部、605は比較処理部、606
は出力信号切換装置である。
されない画素成分を誤差成分として近傍の画素に拡散す
るための拡散回路部、602は加算器、603は除算
器、604は乱数発生部、605は比較処理部、606
は出力信号切換装置である。
【0060】図3の2色分離回路部303から入力され
た赤イメージ信号及び黒イメージ信号は、まず拡散回路
部601で後述する誤差拡散処理を施された後に加算器
602に入力されて加算され、その加算信号は除算器6
03の一方端子に入力される。また、除算器603の他
方端子には黒イメージ信号が入力され、上述した加算器
501からの出力信号で除算される。その除算結果A
は、即ち、赤イメージ信号値と黒イメージ信号値との和
に対する黒イメージ信号値の比となる。よって、信号比
Aは0≦A≦1の範囲を取りうる。そして、信号比Aは
比較処理部605に入力される。
た赤イメージ信号及び黒イメージ信号は、まず拡散回路
部601で後述する誤差拡散処理を施された後に加算器
602に入力されて加算され、その加算信号は除算器6
03の一方端子に入力される。また、除算器603の他
方端子には黒イメージ信号が入力され、上述した加算器
501からの出力信号で除算される。その除算結果A
は、即ち、赤イメージ信号値と黒イメージ信号値との和
に対する黒イメージ信号値の比となる。よって、信号比
Aは0≦A≦1の範囲を取りうる。そして、信号比Aは
比較処理部605に入力される。
【0061】次に、乱数発生部604で乱数値Bを発生
させ、比較処理部605に入力する。ここで、乱数値B
は0≦B≦1の範囲である。そして、比較処理部605
において信号比Aと乱数値Bの値の大小を比較する。比
較処理部605では、A≧Bの関係が成り立つときには
黒イメージ信号を出力し、A<Bの関係が成り立つとき
には赤イメージ信号を出力するように、後段の出力信号
切換装置606に制御信号を出力する。出力信号切替部
606には赤イメージ信号及び黒イメージ信号も入力さ
れており、比較処理部605からの制御信号に従って、
どちらか1色の信号値を選択し、出力する。
させ、比較処理部605に入力する。ここで、乱数値B
は0≦B≦1の範囲である。そして、比較処理部605
において信号比Aと乱数値Bの値の大小を比較する。比
較処理部605では、A≧Bの関係が成り立つときには
黒イメージ信号を出力し、A<Bの関係が成り立つとき
には赤イメージ信号を出力するように、後段の出力信号
切換装置606に制御信号を出力する。出力信号切替部
606には赤イメージ信号及び黒イメージ信号も入力さ
れており、比較処理部605からの制御信号に従って、
どちらか1色の信号値を選択し、出力する。
【0062】ここで、上述したような処理により例えば
赤イメージ信号が出力信号切替部606において選択さ
れ、プリンタ部204に出力された場合、一方、出力信
号切替部606において選択されなかった黒イメージデ
ータ信号は、非出力信号として拡散回路部601に入力
される。そして、拡散回路部601において非出力信号
値は、公知の誤差拡散法により未だ打たれていない近傍
画素に拡散される。以降、上述した処理を繰り返す。
赤イメージ信号が出力信号切替部606において選択さ
れ、プリンタ部204に出力された場合、一方、出力信
号切替部606において選択されなかった黒イメージデ
ータ信号は、非出力信号として拡散回路部601に入力
される。そして、拡散回路部601において非出力信号
値は、公知の誤差拡散法により未だ打たれていない近傍
画素に拡散される。以降、上述した処理を繰り返す。
【0063】以上説明したように第2実施例によれば、
上述した第1実施例と同様の効果に加えて、非出力信号
を近傍画素に誤差拡散することにより、非出力信号をも
考慮した更に滑らかな境界部分が得られる。
上述した第1実施例と同様の効果に加えて、非出力信号
を近傍画素に誤差拡散することにより、非出力信号をも
考慮した更に滑らかな境界部分が得られる。
【0064】尚、本実施例においては、赤と黒の2色の
データに対して、2色の信号値の和と1色の信号値の比
の確率で出力色を選択する例について説明を行ったが、
本発明はこの限りではなく、例えば3色以上のデータに
対しても、容易に拡張可能である。また、もちろん赤と
黒の2色に限るものではない。また、本実施例の画像処
理装置としてはレーザビームプリンタに限らず、熱エネ
ルギーによる膜沸騰を利用して液滴を吐出するタイプの
ヘッドを用いたいわゆるバブルジェット方式のプリンタ
であってもよい。
データに対して、2色の信号値の和と1色の信号値の比
の確率で出力色を選択する例について説明を行ったが、
本発明はこの限りではなく、例えば3色以上のデータに
対しても、容易に拡張可能である。また、もちろん赤と
黒の2色に限るものではない。また、本実施例の画像処
理装置としてはレーザビームプリンタに限らず、熱エネ
ルギーによる膜沸騰を利用して液滴を吐出するタイプの
ヘッドを用いたいわゆるバブルジェット方式のプリンタ
であってもよい。
【0065】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ド
ット非混色手法を用いて画像を形成する画像処理装置に
対して少なくとも2色で形成される画像データを出力す
る場合、色成分が連続的に変化するような画像において
も各色成分どうしの境界部分を目立たせることなく、自
然な境界部を持つ良好な画像を得ることが可能となる。
ット非混色手法を用いて画像を形成する画像処理装置に
対して少なくとも2色で形成される画像データを出力す
る場合、色成分が連続的に変化するような画像において
も各色成分どうしの境界部分を目立たせることなく、自
然な境界部を持つ良好な画像を得ることが可能となる。
【0067】
【図1】本発明に係る一実施例における画像処理装置の
断面図である。
断面図である。
【図2】本実施例における画像処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】本実施例における画像処理部の詳細構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】本実施例における2色分離回路部の詳細構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】本実施例における2色データ処理部の詳細構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る第2実施例における2色データ処
理部の詳細構成を示すブロック図である。
理部の詳細構成を示すブロック図である。
201 画像読み取り部 203 画像処理部 204 プリンタ部 205 CPU部 301 シェーディング補正回路部 302 階調補正部 303 2色分離回路部 304 2色データ処理部 305 バッファメモリ 503 比較処理部 504 乱数発生部 505 出力信号切替部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/66 310 H04N 1/46 Z
Claims (14)
- 【請求項1】 カラー画像情報を画素毎に入力する画像
入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像情報を構成する
各画素を複数の色成分に分離する色成分分離手段と、 前記色成分分離手段により分離された複数の色成分のう
ち1成分を所定の基準に基づいて選択する色成分選択手
段と、 前記色成分選択手段により選択された色成分を出力する
画像出力手段とを有し、 前記色成分選択手段における基準が可変であることを特
徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記色成分選択手段は閾値を乱数により
可変とすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
置。 - 【請求項3】 前記色成分分離手段は各画素を2つの色
成分に分離することを特徴とする請求項1記載の画像処
理装置。 - 【請求項4】 前記色成分分離手段は各画素を赤成分と
黒成分とに分離することを特徴とする請求項1記載の画
像処理装置。 - 【請求項5】 所定の色成分が前記色成分分離手段によ
り分離された所定数の色成分の信号値の総和に占める割
合を求める色成分比算出手段を有し、 前記色成分選択手段は前記色成分比算出手段により算出
された所定の色成分の割合を参照して出力する1成分を
選択することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
置。 - 【請求項6】 前記色成分比算出手段は黒成分が前記色
成分分離手段により分離された所定数の色成分の信号値
の総和に占める割合を求めることを特徴とする請求項5
記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記色成分分離手段により分離された所
定数の色成分のうち前記色成分選択手段により選択され
なかった色成分を未出力の周辺画素に拡散する画素拡散
手段を有し、 前記色成分選択手段は前記画素拡散手段により拡散され
た各色成分から閾値を参照して出力する1成分を選択す
ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の
画像処理装置。 - 【請求項8】 カラー画像情報を画素毎に入力する画像
入力工程と、 前記画像入力工程により入力された画像情報を構成する
各画素を複数の色成分に分離する色成分分離工程と、 前記色成分分離工程により分離された複数の色成分のう
ち1成分を所定の基準に基づいて選択する色成分選択工
程と、 前記色成分選択工程により選択された色成分を出力する
画像出力工程とを有し、 前記色成分選択工程における基準が可変であることを特
徴とする画像処理方法。 - 【請求項9】 前記色成分選択工程は閾値を乱数により
可変とすることを特徴とする請求項8記載の画像処理方
法。 - 【請求項10】 前記色成分分離工程は各画素を2つの
色成分に分離することを特徴とする請求項8記載の画像
処理方法。 - 【請求項11】 前記色成分分離工程は各画素を赤成分
と黒成分とに分離することを特徴とする請求項8記載の
画像処理方法。 - 【請求項12】 所定の色成分が前記色成分分離工程に
より分離された所定数の色成分の信号値の総和に占める
割合を求める色成分比算出工程を有し、 前記色成分選択工程は前記色成分比算出工程により算出
された所定の色成分の割合を参照して出力する1成分を
選択することを特徴とする請求項8記載の画像処理方
法。 - 【請求項13】 前記色成分比算出工程は黒成分が前記
色成分分離工程により分離された所定数の色成分の信号
値の総和に占める割合を求めることを特徴とする請求項
12記載の画像処理方法。 - 【請求項14】 前記色成分分離工程により分離された
所定数の色成分のうち前記色成分選択工程により選択さ
れなかった色成分を未出力の周辺画素に拡散する画素拡
散工程を有し、 前記色成分選択工程は前記画素拡散工程により拡散され
た各色成分から閾値を参照して出力する1成分を選択す
ることを特徴とする請求項8乃至13のいずれかに記載
の画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6089656A JPH07298079A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 画像処理装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6089656A JPH07298079A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 画像処理装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07298079A true JPH07298079A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=13976806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6089656A Withdrawn JPH07298079A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 画像処理装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07298079A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007129748A (ja) * | 2006-12-18 | 2007-05-24 | Seiko Epson Corp | 画像表示制御方法、画像表示制御装置および画像表示制御プログラム |
US7724205B2 (en) | 2003-12-10 | 2010-05-25 | Seiko Epson Corporation | Image display control method, apparatus for controlling image display, and program for controlling image display |
CN102164217A (zh) * | 2010-02-10 | 2011-08-24 | 夏普株式会社 | 图像处理装置、图像形成装置及图像处理方法 |
JP2013197878A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP6089656A patent/JPH07298079A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7724205B2 (en) | 2003-12-10 | 2010-05-25 | Seiko Epson Corporation | Image display control method, apparatus for controlling image display, and program for controlling image display |
JP2007129748A (ja) * | 2006-12-18 | 2007-05-24 | Seiko Epson Corp | 画像表示制御方法、画像表示制御装置および画像表示制御プログラム |
CN102164217A (zh) * | 2010-02-10 | 2011-08-24 | 夏普株式会社 | 图像处理装置、图像形成装置及图像处理方法 |
JP2011166539A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Sharp Corp | 画像処理装置、画像形成装置、および画像処理方法 |
JP2013197878A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010703 |