JPH07281080A - カメラ - Google Patents
カメラInfo
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- JPH07281080A JPH07281080A JP6842094A JP6842094A JPH07281080A JP H07281080 A JPH07281080 A JP H07281080A JP 6842094 A JP6842094 A JP 6842094A JP 6842094 A JP6842094 A JP 6842094A JP H07281080 A JPH07281080 A JP H07281080A
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- JP
- Japan
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- receiving element
- optical system
- light
- image
- monitoring
- Prior art date
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- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ファインダ用撮像素子を用いて高速、広範囲の
AFを実現するために、撮影用光学系によって被写体の
空中像を結像させ、それをモニタ用光学系と測距用光学
系とを用いて撮像素子上に導き位相差AFを行うことを
特徴とする。 【構成】第1、第2群ズームレンズ1、2及び絞り3を
介して入射された光束は、ハーフミラー4、フィールド
レンズ7及びミラー8を介して、撮像素子用結像レンズ
9と測距用レンズ10a、10bに導かれ、更に撮像素
子11に結像される。この撮像素子11の出力は位相差
演算回路13に供給され、更にレンズ制御回路15に供
給される。第1、第2群ズームレンズ1、2は、上記レ
ンズ制御回路15、ズームエンコーダ16、ズーム制御
回路17により移動量が制御される。また撮像素子11
の出力は、FM変調回路22等を介して信号処理回路2
3に供給され、LCDモニタ25上に撮像素子11の出
力が表示される。
AFを実現するために、撮影用光学系によって被写体の
空中像を結像させ、それをモニタ用光学系と測距用光学
系とを用いて撮像素子上に導き位相差AFを行うことを
特徴とする。 【構成】第1、第2群ズームレンズ1、2及び絞り3を
介して入射された光束は、ハーフミラー4、フィールド
レンズ7及びミラー8を介して、撮像素子用結像レンズ
9と測距用レンズ10a、10bに導かれ、更に撮像素
子11に結像される。この撮像素子11の出力は位相差
演算回路13に供給され、更にレンズ制御回路15に供
給される。第1、第2群ズームレンズ1、2は、上記レ
ンズ制御回路15、ズームエンコーダ16、ズーム制御
回路17により移動量が制御される。また撮像素子11
の出力は、FM変調回路22等を介して信号処理回路2
3に供給され、LCDモニタ25上に撮像素子11の出
力が表示される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子ビューファインダ
を有するカメラに於いて、撮像素子を用いた高速、広範
囲オートフォーカスの改善に関するものである。
を有するカメラに於いて、撮像素子を用いた高速、広範
囲オートフォーカスの改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラに使用されているオー
トフォーカス(AF)には、種々の技術が採用されてい
る。例えば、特開昭63−11906号公報には、撮影
レンズの射出瞳面の互いに異なる領域を通過する基準部
光束と参照部光束を、光電変換素子列で受光してAFを
行う技術が開示されている。ここでは、光電変換素子列
は、一方では光軸を挟んで水平に、他方では光軸を挟ま
ずに垂直に2箇所設けられた位相差方式のマルチAFを
実現している。
トフォーカス(AF)には、種々の技術が採用されてい
る。例えば、特開昭63−11906号公報には、撮影
レンズの射出瞳面の互いに異なる領域を通過する基準部
光束と参照部光束を、光電変換素子列で受光してAFを
行う技術が開示されている。ここでは、光電変換素子列
は、一方では光軸を挟んで水平に、他方では光軸を挟ま
ずに垂直に2箇所設けられた位相差方式のマルチAFを
実現している。
【0003】また、画像記録のための撮像素子から得ら
れる輝度信号の隣接する画素との差の和(いわゆるコン
トラスト信号)が最大となるポイントを、レンズを走査
させながら求める、いわゆる山登り方式と称される技術
がある。
れる輝度信号の隣接する画素との差の和(いわゆるコン
トラスト信号)が最大となるポイントを、レンズを走査
させながら求める、いわゆる山登り方式と称される技術
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記位
相差方式によるAFでは、AF専用に光電変換素子列を
必要としていた。したがって、カメラに於いては、装置
の大型化を招くという課題を有するものであった。
相差方式によるAFでは、AF専用に光電変換素子列を
必要としていた。したがって、カメラに於いては、装置
の大型化を招くという課題を有するものであった。
【0005】一方、上記山登り方式によるAFでは、A
F用に特別なセンサを必要としないものの、レンズを走
査してみないと何れの方向にレンズを移動させるべきか
判断することができないものであった。加えて、どの程
度デフォーカスしているか、定量値がわからないもので
あった。そのため、高速で広範囲のAFの実現を困難な
ものとしていた。
F用に特別なセンサを必要としないものの、レンズを走
査してみないと何れの方向にレンズを移動させるべきか
判断することができないものであった。加えて、どの程
度デフォーカスしているか、定量値がわからないもので
あった。そのため、高速で広範囲のAFの実現を困難な
ものとしていた。
【0006】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、AF専用に光電変換素子列を必要とせずに装置を大
型化することなく、且つ高速で広範囲のAFを容易に実
現することのできるカメラを提供することを目的とす
る。
で、AF専用に光電変換素子列を必要とせずに装置を大
型化することなく、且つ高速で広範囲のAFを容易に実
現することのできるカメラを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、フ
ィルム面上に被写体像を結像させる撮影光学系と、この
撮影光学系の撮影光束の一部を用いて上記被写体像をモ
ニタする電子ビューファインダ装置とを有するカメラに
於いて、上記電子ビューファインダ装置内に配置されて
いて、上記被写体像をモニタするモニタ用の受光素子領
域と被写体の距離を測定する測距用の受光素子領域とが
設けられた撮像手段と、上記撮影光束の一部をモニタ用
及び測距用の受光素子領域に分割する分割光学系と、上
記測距用の受光素子領域からの出力に基いて、上記撮影
光学系を所定の位置に駆動する駆動手段とを具備するこ
とを特徴とする。
ィルム面上に被写体像を結像させる撮影光学系と、この
撮影光学系の撮影光束の一部を用いて上記被写体像をモ
ニタする電子ビューファインダ装置とを有するカメラに
於いて、上記電子ビューファインダ装置内に配置されて
いて、上記被写体像をモニタするモニタ用の受光素子領
域と被写体の距離を測定する測距用の受光素子領域とが
設けられた撮像手段と、上記撮影光束の一部をモニタ用
及び測距用の受光素子領域に分割する分割光学系と、上
記測距用の受光素子領域からの出力に基いて、上記撮影
光学系を所定の位置に駆動する駆動手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0008】またこの発明は、フィルム面上に被写体像
を結像させる撮影光学系と、この撮影光学系の撮影光束
の一部を用いて上記被写体像をモニタする電子ビューフ
ァインダ装置とを有するカメラに於いて、上記電子ビュ
ーファインダ装置内に配置されていて、上記被写体像を
モニタするモニタ用の受光素子領域と被写体像の位相差
信号を出力する複数の測距用受光素子領域とが設けられ
た撮像手段と、上記撮影光束の一部を分割して上記モニ
タ用受光素子領域に入光させるモニタ用光学系と、上記
撮影光束の一部を分割して上記複数の測距用受光素子領
域に入光させる測距用光学系と、上記測距用の受光素子
領域からの位相差信号に基いて、デフォーカス量を演算
する演算手段と、この演算手段の出力に基いて、上記撮
影光学系を所定の位置に駆動する駆動手段とを具備する
ことを特徴とする。
を結像させる撮影光学系と、この撮影光学系の撮影光束
の一部を用いて上記被写体像をモニタする電子ビューフ
ァインダ装置とを有するカメラに於いて、上記電子ビュ
ーファインダ装置内に配置されていて、上記被写体像を
モニタするモニタ用の受光素子領域と被写体像の位相差
信号を出力する複数の測距用受光素子領域とが設けられ
た撮像手段と、上記撮影光束の一部を分割して上記モニ
タ用受光素子領域に入光させるモニタ用光学系と、上記
撮影光束の一部を分割して上記複数の測距用受光素子領
域に入光させる測距用光学系と、上記測距用の受光素子
領域からの位相差信号に基いて、デフォーカス量を演算
する演算手段と、この演算手段の出力に基いて、上記撮
影光学系を所定の位置に駆動する駆動手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明にあっては、フィルム面上に被写体像
を結像させる撮影光学系と、この撮影光学系の撮影光束
の一部を用いて上記被写体像をモニタする電子ビューフ
ァインダ装置とを有するカメラに於いて、上記電子ビュ
ーファインダ装置内に撮像手段が配置されていて、上記
被写体像をモニタするモニタ用の受光素子領域と被写体
の距離を測定する測距用の受光素子領域とが設けられて
いる。上記撮影光束の一部は、分割光学系によってモニ
タ用及び測距用の受光素子領域に分割される。また、上
記測距用の受光素子領域からの出力に基いて、上記撮影
光学系が駆動手段で所定の位置に駆動される。
を結像させる撮影光学系と、この撮影光学系の撮影光束
の一部を用いて上記被写体像をモニタする電子ビューフ
ァインダ装置とを有するカメラに於いて、上記電子ビュ
ーファインダ装置内に撮像手段が配置されていて、上記
被写体像をモニタするモニタ用の受光素子領域と被写体
の距離を測定する測距用の受光素子領域とが設けられて
いる。上記撮影光束の一部は、分割光学系によってモニ
タ用及び測距用の受光素子領域に分割される。また、上
記測距用の受光素子領域からの出力に基いて、上記撮影
光学系が駆動手段で所定の位置に駆動される。
【0010】またこの発明にあっては、フィルム面上に
被写体像を結像させる撮影光学系とこの撮影光学系の撮
影光束の一部を用いて上記被写体像をモニタする電子ビ
ューファインダ装置とを有するカメラに於いて、上記電
子ビューファインダ装置内に撮像手段が配置されてい
る。そして、この撮像手段に、上記被写体像をモニタす
るモニタ用の受光素子領域と、被写体像の位相差信号を
出力する複数の測距用受光素子領域とが設けられてい
る。上記撮影光束の一部は、分割されてモニタ用光学系
により上記モニタ用受光素子領域に入光されると共に、
測距用光学系によって上記複数の測距用受光素子領域に
入光される。演算手段では、上記測距用の受光素子領域
からの位相差信号に基いて、デフォーカス量が演算され
る。すると、この演算手段の出力に基いて、駆動手段に
よって上記撮影光学系が所定の位置に駆動される。
被写体像を結像させる撮影光学系とこの撮影光学系の撮
影光束の一部を用いて上記被写体像をモニタする電子ビ
ューファインダ装置とを有するカメラに於いて、上記電
子ビューファインダ装置内に撮像手段が配置されてい
る。そして、この撮像手段に、上記被写体像をモニタす
るモニタ用の受光素子領域と、被写体像の位相差信号を
出力する複数の測距用受光素子領域とが設けられてい
る。上記撮影光束の一部は、分割されてモニタ用光学系
により上記モニタ用受光素子領域に入光されると共に、
測距用光学系によって上記複数の測距用受光素子領域に
入光される。演算手段では、上記測距用の受光素子領域
からの位相差信号に基いて、デフォーカス量が演算され
る。すると、この演算手段の出力に基いて、駆動手段に
よって上記撮影光学系が所定の位置に駆動される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1は、この発明のカメラに係る第1の実施例
のブロック構成図である。同図に於いて、第1群ズーム
レンズ1と第2群ズームレンズ2は、絞り3を挟んで配
置されている。このカメラは、上記第1群及び第2群ズ
ームレンズ1及び2による正(凸)負(凹)の群から成
っており、2群ズームレンズを構成している。これら第
1群及び第2群ズームレンズ1及び2を移動させること
で、焦点距離が変化し、第1群ズームレンズ1を繰出す
ことによりピント調節を行が行われる。
明する。図1は、この発明のカメラに係る第1の実施例
のブロック構成図である。同図に於いて、第1群ズーム
レンズ1と第2群ズームレンズ2は、絞り3を挟んで配
置されている。このカメラは、上記第1群及び第2群ズ
ームレンズ1及び2による正(凸)負(凹)の群から成
っており、2群ズームレンズを構成している。これら第
1群及び第2群ズームレンズ1及び2を移動させること
で、焦点距離が変化し、第1群ズームレンズ1を繰出す
ことによりピント調節を行が行われる。
【0012】第2群ズームレンズ2の絞り3と反対側に
は、ハーフミラー4及びフォーカルプレーン方式のシャ
ッタ5が配置され、更に光束の入射方向に対してシャッ
タ5の後方にフィルム6が配置される。上記ハーフミラ
ー4は、第2群ズームレンズ2とシャッタ5の間に、光
軸に対して45°の角度を有して配置されるもので、入
射光束のうち約半分を上方に反射する。
は、ハーフミラー4及びフォーカルプレーン方式のシャ
ッタ5が配置され、更に光束の入射方向に対してシャッ
タ5の後方にフィルム6が配置される。上記ハーフミラ
ー4は、第2群ズームレンズ2とシャッタ5の間に、光
軸に対して45°の角度を有して配置されるもので、入
射光束のうち約半分を上方に反射する。
【0013】上記ハーフミラー4の上方には、フィール
ドレンズ7及び反射率ほぼ100%で光軸に対して45
°の角度を有したミラー8が配置されている。上記フィ
ールドレンズ7は、フィルム面と共役な位置に配置され
る。
ドレンズ7及び反射率ほぼ100%で光軸に対して45
°の角度を有したミラー8が配置されている。上記フィ
ールドレンズ7は、フィルム面と共役な位置に配置され
る。
【0014】上記ミラー8により入射光束が反射される
方向には、撮像素子用結像レンズ9と、この結像レンズ
9の両側に配置された測距用レンズ10a及び10bを
介して、多数の受光素子から成る撮像素子11が設けら
れている。この撮像素子11は、後述するモニタ25に
被写体像を表示するため、及び測距動作を行うためのも
のである。
方向には、撮像素子用結像レンズ9と、この結像レンズ
9の両側に配置された測距用レンズ10a及び10bを
介して、多数の受光素子から成る撮像素子11が設けら
れている。この撮像素子11は、後述するモニタ25に
被写体像を表示するため、及び測距動作を行うためのも
のである。
【0015】プリアンプ12は、撮像素子11の測距用
受光素子列から出力される信号を増幅するためのもので
あり、その出力を位相差演算回路13に供給する。位相
差演算回路13では、2つの測距用受光素子列から送出
された出力から位相差が演算されて、デフォーカス量が
検出される。この位相差演算回路13には、被写体像の
うち何れの領域を測距するかを選択し、その選択された
領域を測距するのに必要な受光素子列を指定するAF領
域指定回路14からの出力も供給される。
受光素子列から出力される信号を増幅するためのもので
あり、その出力を位相差演算回路13に供給する。位相
差演算回路13では、2つの測距用受光素子列から送出
された出力から位相差が演算されて、デフォーカス量が
検出される。この位相差演算回路13には、被写体像の
うち何れの領域を測距するかを選択し、その選択された
領域を測距するのに必要な受光素子列を指定するAF領
域指定回路14からの出力も供給される。
【0016】上記第1群ズームレンズ1は、レンズ制御
回路15により、デフォーカス量に基いて駆動される。
そして、この第1群ズームレンズ1の駆動に伴って、レ
ンズ位置エンコーダがパルスを発生し、どれだけ第1群
ズームレンズ1が移動したかをレンズ制御回路15にフ
ィードバックする。また、このレンズ制御回路15に
は、撮影レンズ(第1群及び第2群ズームレンズ1及び
2)の焦点距離を変えるズーム制御回路17と、現在の
焦点距離を認識するためのズームエンコーダ18からの
出力が供給される。同じデフォーカス量でも、焦点距離
によってレンズの繰出し量が異なる。
回路15により、デフォーカス量に基いて駆動される。
そして、この第1群ズームレンズ1の駆動に伴って、レ
ンズ位置エンコーダがパルスを発生し、どれだけ第1群
ズームレンズ1が移動したかをレンズ制御回路15にフ
ィードバックする。また、このレンズ制御回路15に
は、撮影レンズ(第1群及び第2群ズームレンズ1及び
2)の焦点距離を変えるズーム制御回路17と、現在の
焦点距離を認識するためのズームエンコーダ18からの
出力が供給される。同じデフォーカス量でも、焦点距離
によってレンズの繰出し量が異なる。
【0017】上記撮像素子11の受光素子列のうち、撮
像用(モニタ用)受光素子の出力はプリアンプ19に供
給される。そして、プリアンプ19の出力は、分離され
て輝度信号処理回路20及び色信号処理回路21で処理
され、FM変調回路22で合成される。このFM変調回
路22の出力は、信号合成回路23でスーパーインポー
ズ情報の信号と合成されてモニタ駆動回路24へ伝送さ
れ、LCDモニタ25に表示される 上記FM変調回路22の出力はまた、A/D変換回路2
6を介して固体メモリ27に供給されて記憶される。そ
して、この固体メモリ17の内容は、D/A変換回路2
8を介して信号合成回路23に送出される。
像用(モニタ用)受光素子の出力はプリアンプ19に供
給される。そして、プリアンプ19の出力は、分離され
て輝度信号処理回路20及び色信号処理回路21で処理
され、FM変調回路22で合成される。このFM変調回
路22の出力は、信号合成回路23でスーパーインポー
ズ情報の信号と合成されてモニタ駆動回路24へ伝送さ
れ、LCDモニタ25に表示される 上記FM変調回路22の出力はまた、A/D変換回路2
6を介して固体メモリ27に供給されて記憶される。そ
して、この固体メモリ17の内容は、D/A変換回路2
8を介して信号合成回路23に送出される。
【0018】また、上記輝度信号処理回路20からの輝
度信号出力は輝度演算回路29にも供給され、ここで被
写体の輝度が演算される。この輝度演算回路29には、
測光領域を選択してその選択された領域を測光するのに
必要な受光素子を指定する測光領域指定回路30からの
出力が供給される。そして、AE演算回路31に輝度演
算回路29で得られた被写体輝度とフィルム感度読取回
路32からの出力が供給され、絞りとシャッタスピード
の値が決定される。
度信号出力は輝度演算回路29にも供給され、ここで被
写体の輝度が演算される。この輝度演算回路29には、
測光領域を選択してその選択された領域を測光するのに
必要な受光素子を指定する測光領域指定回路30からの
出力が供給される。そして、AE演算回路31に輝度演
算回路29で得られた被写体輝度とフィルム感度読取回
路32からの出力が供給され、絞りとシャッタスピード
の値が決定される。
【0019】上記AE演算回路31の出力は、絞り制御
回路33及びシャッタ制御回路34に供給されて、それ
ぞれ絞り3及びシャッタ5の動作が制御される。また、
フィルム給送回路36はフィルム6を巻上げるものであ
り、磁気記録回路37はフィルム6の画面外に設けられ
た磁気記録層(図示せず)にフィルム巻上げ中に必要情
報を記録するものである。
回路33及びシャッタ制御回路34に供給されて、それ
ぞれ絞り3及びシャッタ5の動作が制御される。また、
フィルム給送回路36はフィルム6を巻上げるものであ
り、磁気記録回路37はフィルム6の画面外に設けられ
た磁気記録層(図示せず)にフィルム巻上げ中に必要情
報を記録するものである。
【0020】制御回路38は、全体システムを制御する
ものである。この制御回路38にはファーストレリーズ
スイッチ(1RSW;半押し状態)、セカンドレリーズ
スイッチ(2RSW;押切り状態)から成るレリーズ入
力部39と、望遠側スイッチ(TSW)、広角側スイッ
チ(WSW)から成るズーム入力部40と、LCDモニ
タ25を見ながら測距する領域を選択するAF領域入力
部41と、同じく測光領域を選択する測光領域入力部4
2の出力が、それぞれ供給されるようになっている。
ものである。この制御回路38にはファーストレリーズ
スイッチ(1RSW;半押し状態)、セカンドレリーズ
スイッチ(2RSW;押切り状態)から成るレリーズ入
力部39と、望遠側スイッチ(TSW)、広角側スイッ
チ(WSW)から成るズーム入力部40と、LCDモニ
タ25を見ながら測距する領域を選択するAF領域入力
部41と、同じく測光領域を選択する測光領域入力部4
2の出力が、それぞれ供給されるようになっている。
【0021】図2は、位相差方式のAFの原理を示した
ものである。公知の通り、フィルム面と共役な位置の後
方に2つの測距用レンズ10a及び10bが配置され、
更にその後方に受光素子11が配置されている。測距用
レンズ10a、10bから受光素子11までの距離を
f、2つのレンズ10a、10bの平行光軸間隔(基線
長)をS、受光素子11上の2つの被写体像間隔をxと
すると、結像ポイントまでの距離Lは、 L=Sf/(x−S) …(1) で求められる。図2(a)に示されるベストピント状態
に比べて、同図(b)に示される前ピン状態ではxが小
さくなる。一方、同図(c)に示される後ピン状態で
は、ベストピント状態に比べてxが大きくなる。
ものである。公知の通り、フィルム面と共役な位置の後
方に2つの測距用レンズ10a及び10bが配置され、
更にその後方に受光素子11が配置されている。測距用
レンズ10a、10bから受光素子11までの距離を
f、2つのレンズ10a、10bの平行光軸間隔(基線
長)をS、受光素子11上の2つの被写体像間隔をxと
すると、結像ポイントまでの距離Lは、 L=Sf/(x−S) …(1) で求められる。図2(a)に示されるベストピント状態
に比べて、同図(b)に示される前ピン状態ではxが小
さくなる。一方、同図(c)に示される後ピン状態で
は、ベストピント状態に比べてxが大きくなる。
【0022】測距用レンズ10a、10bから共役面ま
での距離をL0 とすると、 L−L0 =(Sf/(x−S))−L0 …(2) を求めて、その値と符号によってレンズを制御すればピ
ントが合う。
での距離をL0 とすると、 L−L0 =(Sf/(x−S))−L0 …(2) を求めて、その値と符号によってレンズを制御すればピ
ントが合う。
【0023】次に、図1の測距装置の撮影光学系につい
て説明する。図3は撮影光学系の機構的なレイアウトを
示す図、図4は合焦時の光線図である。尚、図4では説
明を簡単化するために、図3に於けるハーフミラー4と
ミラー8を省略し、また撮影レンズも1枚の凸レンズ
(第1群ズームレンズ)1のみで表現している。
て説明する。図3は撮影光学系の機構的なレイアウトを
示す図、図4は合焦時の光線図である。尚、図4では説
明を簡単化するために、図3に於けるハーフミラー4と
ミラー8を省略し、また撮影レンズも1枚の凸レンズ
(第1群ズームレンズ)1のみで表現している。
【0024】被写体から発せられた光線にフィルムと共
役な位置に結像する空中像を更にもう1度結像レンズ9
で結像させる場合、再結像レンズ径を非常に大きくしな
いと光線がけられるため、通常結像点近傍にフィールド
レンズ7が配置される。これによって、光線はほとんど
けられることなく撮像素子用結像レンズ9に入射され撮
像素子11の撮像用受光素子列111 に結像される。
役な位置に結像する空中像を更にもう1度結像レンズ9
で結像させる場合、再結像レンズ径を非常に大きくしな
いと光線がけられるため、通常結像点近傍にフィールド
レンズ7が配置される。これによって、光線はほとんど
けられることなく撮像素子用結像レンズ9に入射され撮
像素子11の撮像用受光素子列111 に結像される。
【0025】測距用レンズ10a、10bの入射光束
は、撮影レンズ1の周辺を通過したものが入射され、撮
像素子11上の測距用受光素子列11a、11b近傍で
結像される。
は、撮影レンズ1の周辺を通過したものが入射され、撮
像素子11上の測距用受光素子列11a、11b近傍で
結像される。
【0026】次に、図5のフローチャートを参照して、
この測距装置の動作について説明する。電源がオンされ
ると、図6に示されるような撮像素子11上のモニタ用
受光素子列111 の出力がプリアンプ19で増幅され
(ステップS1)、輝度信号処理回路20及び色信号処
理回路21を介してFM変調回路22で合成される。そ
の後、モニタ25上にAF領域・測光領域をスーパーイ
ンポーズするために、信号処理回路23でFM変調回路
出力とスーパーインポーズ情報が合成された信号がモニ
タ駆動回路24へ供給されて、モニタ25上に表示され
る(ステップS2)ここで、AF領域・測光領域を変更
したい場合(ステップS3)は、AF領域入力部41、
測光領域入力部42を使用して変更する(ステップS
4)。このようにすると、LCDモニタ25上のスーパ
ーインポーズも連動して変化する(ステップS5)。
この測距装置の動作について説明する。電源がオンされ
ると、図6に示されるような撮像素子11上のモニタ用
受光素子列111 の出力がプリアンプ19で増幅され
(ステップS1)、輝度信号処理回路20及び色信号処
理回路21を介してFM変調回路22で合成される。そ
の後、モニタ25上にAF領域・測光領域をスーパーイ
ンポーズするために、信号処理回路23でFM変調回路
出力とスーパーインポーズ情報が合成された信号がモニ
タ駆動回路24へ供給されて、モニタ25上に表示され
る(ステップS2)ここで、AF領域・測光領域を変更
したい場合(ステップS3)は、AF領域入力部41、
測光領域入力部42を使用して変更する(ステップS
4)。このようにすると、LCDモニタ25上のスーパ
ーインポーズも連動して変化する(ステップS5)。
【0027】図7乃至図9は、AFフレーム表示を変化
させた場合のLCDモニタ25上のスーパーインポーズ
表示の様子と使用する測距用受光素子列の関係を示した
もので、それぞれ(a)は撮像素子11を表した図、
(b)はLCDモニタ25を表した図である。また、図
7はAF領域をスポットAFとした例、図8はAF領域
を横長AFとした例、そして図9はAF領域をエリアA
Fとした例を示した図である。
させた場合のLCDモニタ25上のスーパーインポーズ
表示の様子と使用する測距用受光素子列の関係を示した
もので、それぞれ(a)は撮像素子11を表した図、
(b)はLCDモニタ25を表した図である。また、図
7はAF領域をスポットAFとした例、図8はAF領域
を横長AFとした例、そして図9はAF領域をエリアA
Fとした例を示した図である。
【0028】AF領域・測光領域が表示されると、次に
図示されないレリーズ釦が半押し(1RSWオン)され
たか否かが判定される(ステップS6)。レリーズ釦が
半押しされると、AFの位相差演算が実施され、デフォ
ーカス量(図2に於けるL−L0 )が検出される(ステ
ップS7)。これは、撮像素子11上の測距用受光素子
列11a、11bの出力がプリアンプ12で増幅され、
位相差演算回路13で実行される。この際、受光素子列
のうち何処を使用するかは、AF領域指定回路14から
指示される。
図示されないレリーズ釦が半押し(1RSWオン)され
たか否かが判定される(ステップS6)。レリーズ釦が
半押しされると、AFの位相差演算が実施され、デフォ
ーカス量(図2に於けるL−L0 )が検出される(ステ
ップS7)。これは、撮像素子11上の測距用受光素子
列11a、11bの出力がプリアンプ12で増幅され、
位相差演算回路13で実行される。この際、受光素子列
のうち何処を使用するかは、AF領域指定回路14から
指示される。
【0029】得られたデフォーカス量とズームエンコー
ダ18の出力に応じて、レンズ制御回路15がどれだけ
レンズを駆動するかが決定される(ステップS8、S
9)。これにより、レンズ位置エンコーダ18の出力を
みながら撮影レンズが所定位置まで駆動される(ステッ
プS10)。そして、レンズ駆動後、再度デフォーカス
量が検出され、所定量以下になると合焦表示が行われる
(ステップS11)。
ダ18の出力に応じて、レンズ制御回路15がどれだけ
レンズを駆動するかが決定される(ステップS8、S
9)。これにより、レンズ位置エンコーダ18の出力を
みながら撮影レンズが所定位置まで駆動される(ステッ
プS10)。そして、レンズ駆動後、再度デフォーカス
量が検出され、所定量以下になると合焦表示が行われる
(ステップS11)。
【0030】次に、露出演算が行われる(ステップS1
2)。これは、モニタ用受光素子列の輝度信号出力のう
ち、測光領域指定回路30で指定された領域の信号の
み、輝度演算回路29で各素子からの出力の平均値が算
出される。この出力についてはAE演算回路31でプロ
グラム線図に基いて、絞り値(Av)とシャッタスピー
ド(Tv)が決定される(ステップS13)。
2)。これは、モニタ用受光素子列の輝度信号出力のう
ち、測光領域指定回路30で指定された領域の信号の
み、輝度演算回路29で各素子からの出力の平均値が算
出される。この出力についてはAE演算回路31でプロ
グラム線図に基いて、絞り値(Av)とシャッタスピー
ド(Tv)が決定される(ステップS13)。
【0031】ここで、レリーズ釦が押し込まれる(2R
SWオン)と(ステップS14)、決定されたAv値に
基いて絞り制御回路33により絞り制御が行われ(ステ
ップS15)、シャッタ制御回路35によりシャッタ5
が駆動される(ステップS16)。このシャッタ駆動信
号に同期して、画像信号がA/D変換回路26でデジタ
ル化され、メモリ27にフィルムに露光された被写体像
と同じものが記録される(ステップS17)。
SWオン)と(ステップS14)、決定されたAv値に
基いて絞り制御回路33により絞り制御が行われ(ステ
ップS15)、シャッタ制御回路35によりシャッタ5
が駆動される(ステップS16)。このシャッタ駆動信
号に同期して、画像信号がA/D変換回路26でデジタ
ル化され、メモリ27にフィルムに露光された被写体像
と同じものが記録される(ステップS17)。
【0032】撮影が終了すると、フィルム6が1駒巻上
げられ(ステップS18)、必要な情報が磁気記録層に
記録される(ステップS19)。図10は、位相差方式
AFに関する演算の原理を示した図である。
げられ(ステップS18)、必要な情報が磁気記録層に
記録される(ステップS19)。図10は、位相差方式
AFに関する演算の原理を示した図である。
【0033】図10(a)に示される撮像素子上の測距
用受光素子列11a、11bには、図2の被写体像から
の光束が入射する。受光素子列上の被写体像の間隔を求
めるために、素子列11aの出力を受光素子1画素分ず
つシフトしてゆき、その時の各画素間の差の絶対値の和
を求める式でいうと、
用受光素子列11a、11bには、図2の被写体像から
の光束が入射する。受光素子列上の被写体像の間隔を求
めるために、素子列11aの出力を受光素子1画素分ず
つシフトしてゆき、その時の各画素間の差の絶対値の和
を求める式でいうと、
【0034】
【数1】 で表され、ΔVj 中で最も小さい値となる時のj個分受
光素子列11aの出力をシフトすると、受光素子列11
b(j=j0 )に一致することがわかる。
光素子列11aの出力をシフトすると、受光素子列11
b(j=j0 )に一致することがわかる。
【0035】したがって、受光素子列の各画素のピッチ
をPとすると、 x−S=P×j0 …(4) L=S・f/(x−S)=S×f/(P×j0 ) …(5) を求めることで、測距用レンズ10a、10bの主点か
ら結像ポイントまでの距離を求めることができる。L>
L0 ならば前ピン状態であり、L<L0 ならば後ピン状
態である。
をPとすると、 x−S=P×j0 …(4) L=S・f/(x−S)=S×f/(P×j0 ) …(5) を求めることで、測距用レンズ10a、10bの主点か
ら結像ポイントまでの距離を求めることができる。L>
L0 ならば前ピン状態であり、L<L0 ならば後ピン状
態である。
【0036】図11は、第原理に沿ってLを求めてフォ
ーカシングするための動作を説明するフローチャートで
ある。先ず、AF領域指定回路14によって、使用され
る受光素子列が指定される(ステップS21)(図10
(a)に於いて1〜n番目)。次に、それらの受光素子
出力(図10(b)参照)がシリアル転送で出力され
(ステップS22)、それぞれA/D変換された(ステ
ップS23)後、記憶される(ステップS24。
ーカシングするための動作を説明するフローチャートで
ある。先ず、AF領域指定回路14によって、使用され
る受光素子列が指定される(ステップS21)(図10
(a)に於いて1〜n番目)。次に、それらの受光素子
出力(図10(b)参照)がシリアル転送で出力され
(ステップS22)、それぞれA/D変換された(ステ
ップS23)後、記憶される(ステップS24。
【0037】転送が終了すると(ステップS25)、上
記(3)式の演算が行われる。すなわち、受光素子のア
ドレス及び撮影レンズの繰出し量が初期設定される(ス
テップS26〜S28)。そして、上記(3)に基いて
上記受光素子のi方向についてn番目まで演算され(ス
テップS29〜S31)、その値がΔVj とされる(ス
テップS32)。同様に、j方向についてn番目まで演
算される(ステップS33、S34)。
記(3)式の演算が行われる。すなわち、受光素子のア
ドレス及び撮影レンズの繰出し量が初期設定される(ス
テップS26〜S28)。そして、上記(3)に基いて
上記受光素子のi方向についてn番目まで演算され(ス
テップS29〜S31)、その値がΔVj とされる(ス
テップS32)。同様に、j方向についてn番目まで演
算される(ステップS33、S34)。
【0038】そして、その演算された中から最もΔVj
が小さくなる時のシフト量j0 が求められる(ステップ
S35〜S40)。こうして、図10(c)に示される
ようなj0 が求められると、上記(5)式に従ってLが
求められ、更にL0 を引いて得られた値をβ2 で割る
(ステップS41)。
が小さくなる時のシフト量j0 が求められる(ステップ
S35〜S40)。こうして、図10(c)に示される
ようなj0 が求められると、上記(5)式に従ってLが
求められ、更にL0 を引いて得られた値をβ2 で割る
(ステップS41)。
【0039】
【数2】 ここで、β2 はその時の焦点距離によって決定される縦
倍率を表している。
倍率を表している。
【0040】つまり、フォース調整群である第1群ズー
ムレンズ1を1mm移動させると、フィルム6面で像は
光軸方向にβ2 mm移動する。ここで、Yが所定値Δよ
り小さい場合には(ステップS42)、フィルム6面の
ピントはほぼ合っているので第1群ズームレンズ1は移
動されない。
ムレンズ1を1mm移動させると、フィルム6面で像は
光軸方向にβ2 mm移動する。ここで、Yが所定値Δよ
り小さい場合には(ステップS42)、フィルム6面の
ピントはほぼ合っているので第1群ズームレンズ1は移
動されない。
【0041】そして、上記(6)式が正の符号を有する
ならば(ステップS43)、前ピン状態であるから、図
示されないモータを逆転させて第1群ズームレンズ1が
Yだけ繰出される(ステップS44)。一方、上記
(6)式が負の符号を有するならば、後ピン状態なの
で、上記モータが正転されてYだけ繰出される(ステッ
プS45)。
ならば(ステップS43)、前ピン状態であるから、図
示されないモータを逆転させて第1群ズームレンズ1が
Yだけ繰出される(ステップS44)。一方、上記
(6)式が負の符号を有するならば、後ピン状態なの
で、上記モータが正転されてYだけ繰出される(ステッ
プS45)。
【0042】図7に示されるように、スポットAFの場
合は1回のAF動作だけでよいが、図8、図9に示され
るように、複数のポイントを測距する場合には、上述し
た動作をその測距ポイントの数だけ繰返し、その複数の
測距結果の平均を取ったり、最も後ピン(被写体距離が
最も近い)状態のデータを採用したりする。
合は1回のAF動作だけでよいが、図8、図9に示され
るように、複数のポイントを測距する場合には、上述し
た動作をその測距ポイントの数だけ繰返し、その複数の
測距結果の平均を取ったり、最も後ピン(被写体距離が
最も近い)状態のデータを採用したりする。
【0043】図12は、撮像素子11上のモニタ用受光
素子列111 や測距用受光素子列11a、11bの転送
の様子を示す公知のインタライン転送方式を示したもの
である。
素子列111 や測距用受光素子列11a、11bの転送
の様子を示す公知のインタライン転送方式を示したもの
である。
【0044】図12に於いて、各受光素子43の横に
は、垂直転送シフトレジスタ44が配置されており、そ
の一番下には水平アナログシフトレジスタ45が配置さ
れている。各受光素子43の出力は、所定の積分時間が
経過した後、一斉に垂直転送シフトレジスタ44に移さ
れ、転送パルスによって垂直転送と水平転送が組合わさ
れて、出力端46から出力される。この出力端46は、
モニタ用受光素子列111 と測距用受光素子列11a、
11bで別々に設けられている。
は、垂直転送シフトレジスタ44が配置されており、そ
の一番下には水平アナログシフトレジスタ45が配置さ
れている。各受光素子43の出力は、所定の積分時間が
経過した後、一斉に垂直転送シフトレジスタ44に移さ
れ、転送パルスによって垂直転送と水平転送が組合わさ
れて、出力端46から出力される。この出力端46は、
モニタ用受光素子列111 と測距用受光素子列11a、
11bで別々に設けられている。
【0045】図13は、この発明の第2の実施例で、L
CDモニタ25上のスーパーインポーズ表示の様子と使
用する測距用受光素子列の関係を示した図である。上述
した第1の実施例では、測距用レンズ10a、10bは
水平方向に配置されていたため、例えマルチ測距を行う
場合でも、図8、図9に示されるように、受光素子列の
走査方向は常に水平であった。したがって、例えば縦縞
の被写体は測距可能であるが、横縞の被写体は苦手とし
ている。
CDモニタ25上のスーパーインポーズ表示の様子と使
用する測距用受光素子列の関係を示した図である。上述
した第1の実施例では、測距用レンズ10a、10bは
水平方向に配置されていたため、例えマルチ測距を行う
場合でも、図8、図9に示されるように、受光素子列の
走査方向は常に水平であった。したがって、例えば縦縞
の被写体は測距可能であるが、横縞の被写体は苦手とし
ている。
【0046】この第2の実施例では、測距用レンズ10
c、10dと受光素子列11c、11dを縦方向にも2
個配置し、縦方向にも走査することによって、横方向の
受光素子列でうまく測距できない時にも縦方向受光素子
列を使用することでカバーするようにしている。
c、10dと受光素子列11c、11dを縦方向にも2
個配置し、縦方向にも走査することによって、横方向の
受光素子列でうまく測距できない時にも縦方向受光素子
列を使用することでカバーするようにしている。
【0047】尚、この第2の実施例に於ける詳細な動作
説明は、上述した第1の実施例と同様であるので、ここ
では省略する。図14は、この発明の第3の実施例を示
すもので、撮影光学系に於ける合焦時の光線図である。
説明は、上述した第1の実施例と同様であるので、ここ
では省略する。図14は、この発明の第3の実施例を示
すもので、撮影光学系に於ける合焦時の光線図である。
【0048】上述した第1の実施例では、測距用受光素
子列11a、11bはモニタ用受光素子列111 の両側
に配置されていたが、この第3の実施例では測距用受光
素子列11a、11bは2つともモニタ用受光素子列1
11 の一方の側に配置される このように配置することにより、第1の実施例では結像
ポイント付近にフィールドレンズ7を配置し、更にもう
1度結像レンズ9で撮像素子11上に再結像させて撮像
素子11までの光路長が長く必要であったが、第3の実
施例ではそれを短くすることができる。
子列11a、11bはモニタ用受光素子列111 の両側
に配置されていたが、この第3の実施例では測距用受光
素子列11a、11bは2つともモニタ用受光素子列1
11 の一方の側に配置される このように配置することにより、第1の実施例では結像
ポイント付近にフィールドレンズ7を配置し、更にもう
1度結像レンズ9で撮像素子11上に再結像させて撮像
素子11までの光路長が長く必要であったが、第3の実
施例ではそれを短くすることができる。
【0049】すなわち、撮影レンズ1を通過して光束
は、ハーフミラー4で上方向にほぼ半分反射される。そ
の後、縮小光学系47の挿入によってフィルム面に対す
る主点の位置に対して更に主点が撮像素子11側に移動
する。このため、撮像素子11のモニタ用受光素子列1
11 の位置にフィルム面と共役でありながら、画面サイ
ズはフィルム面サイズより小さくなる。
は、ハーフミラー4で上方向にほぼ半分反射される。そ
の後、縮小光学系47の挿入によってフィルム面に対す
る主点の位置に対して更に主点が撮像素子11側に移動
する。このため、撮像素子11のモニタ用受光素子列1
11 の位置にフィルム面と共役でありながら、画面サイ
ズはフィルム面サイズより小さくなる。
【0050】縮小光学系47の後方には、もう1つのハ
ーフミラー48とミラー49が配置される。これらのミ
ラーにより、光束の一部が測距用受光素子列11a、1
1bに導かれる上述した第1の実施例と同様に、受光素
子列11a、11bの像間距離xを求めることによっ
て、測距を行うことが可能になる。
ーフミラー48とミラー49が配置される。これらのミ
ラーにより、光束の一部が測距用受光素子列11a、1
1bに導かれる上述した第1の実施例と同様に、受光素
子列11a、11bの像間距離xを求めることによっ
て、測距を行うことが可能になる。
【0051】但し、第1の実施例では、測距用レンズ1
0a、10bから結像面までの距離Lを求めると、撮影
レンズ1の駆動量は(L−L0 )/β2 であったのに対
し、この第3の実施例では縮小光学系47によって像が
縮小化されているので、その倍率をβ′(<1)とする
と、撮影レンズ1の駆動量は(L−L0 )/(β2 ×
β′)となる。
0a、10bから結像面までの距離Lを求めると、撮影
レンズ1の駆動量は(L−L0 )/β2 であったのに対
し、この第3の実施例では縮小光学系47によって像が
縮小化されているので、その倍率をβ′(<1)とする
と、撮影レンズ1の駆動量は(L−L0 )/(β2 ×
β′)となる。
【0052】図15(a)、(b)及び(c)は、それ
ぞれ上述した第3の実施例に於けるベストピント状態、
前ピン状態、後ピン状態の様子を示したものである。但
し、同図に於いては、簡略化のため、ハーフミラー4と
縮小光学系47は省略してある。
ぞれ上述した第3の実施例に於けるベストピント状態、
前ピン状態、後ピン状態の様子を示したものである。但
し、同図に於いては、簡略化のため、ハーフミラー4と
縮小光学系47は省略してある。
【0053】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成が得られる。 (1)フィルム面上に被写体像を結像させる撮影光学系
と、この撮影光学系の撮影光束の一部を用いて上記被写
体像をモニタする電子ビューファインダ装置とを有する
カメラに於いて、上記電子ビューファインダ装置内に配
置されていて、上記被写体像をモニタするモニタ用の受
光素子領域と被写体像の位相差信号を出力する複数の測
距用受光素子領域とが設けられた撮像手段と、上記撮影
光束の一部を分割して上記モニタ用受光素子領域に入光
させるモニタ用光学系と、上記撮影光束の一部を分割し
て上記複数の測距用受光素子領域に入光させる測距用光
学系と、上記撮影光学系を所定の位置に駆動する駆動手
段と、上記モニタ用受光素子領域からの出力に基いて上
記被写体像をモニタ可能にすると共に、上記測距用の受
光素子領域からの位相差信号に基いて上記駆動手段を制
御する制御手段とを具備することを特徴とするカメラ。
下の如き構成が得られる。 (1)フィルム面上に被写体像を結像させる撮影光学系
と、この撮影光学系の撮影光束の一部を用いて上記被写
体像をモニタする電子ビューファインダ装置とを有する
カメラに於いて、上記電子ビューファインダ装置内に配
置されていて、上記被写体像をモニタするモニタ用の受
光素子領域と被写体像の位相差信号を出力する複数の測
距用受光素子領域とが設けられた撮像手段と、上記撮影
光束の一部を分割して上記モニタ用受光素子領域に入光
させるモニタ用光学系と、上記撮影光束の一部を分割し
て上記複数の測距用受光素子領域に入光させる測距用光
学系と、上記撮影光学系を所定の位置に駆動する駆動手
段と、上記モニタ用受光素子領域からの出力に基いて上
記被写体像をモニタ可能にすると共に、上記測距用の受
光素子領域からの位相差信号に基いて上記駆動手段を制
御する制御手段とを具備することを特徴とするカメラ。
【0054】(2)上記複数の測距用受光素子領域は、
上記モニタ用の受光素子領域の両側に設けられており、
上記測距用光学系は該両側に設けられた測距用受光素子
領域に上記撮影光束の一部を分割するように設けられて
いることを特徴とする上記(1)に記載のカメラ。
上記モニタ用の受光素子領域の両側に設けられており、
上記測距用光学系は該両側に設けられた測距用受光素子
領域に上記撮影光束の一部を分割するように設けられて
いることを特徴とする上記(1)に記載のカメラ。
【0055】(3)上記複数の測距用受光素子領域は、
上記モニタ用の受光素子領域の周りにほぼ90度おきに
配置されており、上記測距用光学系は該ほぼ90度おき
に配置された測距用受光素子領域に上記撮影光束の一部
を分割することを特徴とする上記(1)に記載のカメ
ラ。
上記モニタ用の受光素子領域の周りにほぼ90度おきに
配置されており、上記測距用光学系は該ほぼ90度おき
に配置された測距用受光素子領域に上記撮影光束の一部
を分割することを特徴とする上記(1)に記載のカメ
ラ。
【0056】(4)フィルム面上に被写体像を結像させ
る撮影光学系と、この撮影光学系の撮影光束の一部を用
いて上記被写体像をモニタする電子ビューファインダ装
置とを有するカメラに於いて、上記電子ビューファイン
ダ装置内に配置されていて、上記被写体像をモニタする
モニタ用の受光素子領域と該モニタ用の受光素子領域の
両側に設けられた被写体像の位相差信号を出力する測距
用受光素子領域とが設けられた撮像手段と、上記撮影光
束がフィルムに結像する位置と共役な位置に設けられた
フィールドレンズと、このフィールドレンズによって集
光された光束の一部を分割して上記モニタ用受光素子領
域に入光させるモニタ用光学系と、上記フィールドレン
ズによって集光された光束の一部を分割して上記2つの
測距用受光素子領域に入光させる測距用光学系と、上記
撮影光学系を所定の位置に駆動する駆動手段と、上記モ
ニタ用受光素子領域からの出力に基いて上記被写体像を
モニタ可能にすると共に、上記測距用の受光素子領域か
らの位相差信号に基いて上記駆動手段を制御する制御手
段とを具備することを特徴とするカメラ。
る撮影光学系と、この撮影光学系の撮影光束の一部を用
いて上記被写体像をモニタする電子ビューファインダ装
置とを有するカメラに於いて、上記電子ビューファイン
ダ装置内に配置されていて、上記被写体像をモニタする
モニタ用の受光素子領域と該モニタ用の受光素子領域の
両側に設けられた被写体像の位相差信号を出力する測距
用受光素子領域とが設けられた撮像手段と、上記撮影光
束がフィルムに結像する位置と共役な位置に設けられた
フィールドレンズと、このフィールドレンズによって集
光された光束の一部を分割して上記モニタ用受光素子領
域に入光させるモニタ用光学系と、上記フィールドレン
ズによって集光された光束の一部を分割して上記2つの
測距用受光素子領域に入光させる測距用光学系と、上記
撮影光学系を所定の位置に駆動する駆動手段と、上記モ
ニタ用受光素子領域からの出力に基いて上記被写体像を
モニタ可能にすると共に、上記測距用の受光素子領域か
らの位相差信号に基いて上記駆動手段を制御する制御手
段とを具備することを特徴とするカメラ。
【0057】(5)フィルム面上に被写体像を結像させ
る撮影光学系と、この撮影光学系の撮影光束の一部を用
いて上記被写体像をモニタする電子ビューファインダ装
置とを有するカメラに於いて、上記電子ビューファイン
ダ装置内に配置されていて、上記被写体像をモニタする
モニタ用の受光素子領域と被写体の距離を測定する複数
の測距用の受光素子領域とが設けられた撮像手段と、上
記撮影光束の一部をモニタ用及び測距用の受光素子領域
に分割する分割光学系と、モニタ画面内に表示された被
写体像の測距領域を選択する測距領域選択手段とこの測
距領域選択手段によって選択された領域に対応する上記
測距用受光素子の測距用受光素子出力に基いて、上記撮
影光学系の駆動量を演算する駆動量演算手段と、この駆
動量演算手段の出力に基いて、上記撮影光学系を所定の
位置に駆動する駆動手段とを具備することを特徴とする
カメラ。
る撮影光学系と、この撮影光学系の撮影光束の一部を用
いて上記被写体像をモニタする電子ビューファインダ装
置とを有するカメラに於いて、上記電子ビューファイン
ダ装置内に配置されていて、上記被写体像をモニタする
モニタ用の受光素子領域と被写体の距離を測定する複数
の測距用の受光素子領域とが設けられた撮像手段と、上
記撮影光束の一部をモニタ用及び測距用の受光素子領域
に分割する分割光学系と、モニタ画面内に表示された被
写体像の測距領域を選択する測距領域選択手段とこの測
距領域選択手段によって選択された領域に対応する上記
測距用受光素子の測距用受光素子出力に基いて、上記撮
影光学系の駆動量を演算する駆動量演算手段と、この駆
動量演算手段の出力に基いて、上記撮影光学系を所定の
位置に駆動する駆動手段とを具備することを特徴とする
カメラ。
【0058】(6)フィルム面上に被写体像を結像させ
る撮影光学系と、この撮影光学系の撮影光束の一部を用
いて上記被写体像をモニタする電子ビューファインダ装
置とを有するカメラに於いて、上記電子ビューファイン
ダ装置内に配置されていて、上記被写体像をモニタする
モニタ用の受光素子領域と被写体の距離を測定する複数
の測距用受光素子領域とが設けられた撮像手段と、上記
撮影光束の一部をモニタ用受光素子領域に結像させるモ
ニタ用光学系と、上記モニタ用光学系の光束の一部を分
割し、該分割光を上記複数の測距用受光素子領域に結像
させる測距用光学系と、上記測距用受光素子領域からの
出力に基いて、上記撮影光学系の駆動量を演算する駆動
量演算手段と、この駆動量演算手段の出力に基いて、上
記撮影光学系を所定の位置に駆動する駆動手段とを具備
することを特徴とするカメラ。
る撮影光学系と、この撮影光学系の撮影光束の一部を用
いて上記被写体像をモニタする電子ビューファインダ装
置とを有するカメラに於いて、上記電子ビューファイン
ダ装置内に配置されていて、上記被写体像をモニタする
モニタ用の受光素子領域と被写体の距離を測定する複数
の測距用受光素子領域とが設けられた撮像手段と、上記
撮影光束の一部をモニタ用受光素子領域に結像させるモ
ニタ用光学系と、上記モニタ用光学系の光束の一部を分
割し、該分割光を上記複数の測距用受光素子領域に結像
させる測距用光学系と、上記測距用受光素子領域からの
出力に基いて、上記撮影光学系の駆動量を演算する駆動
量演算手段と、この駆動量演算手段の出力に基いて、上
記撮影光学系を所定の位置に駆動する駆動手段とを具備
することを特徴とするカメラ。
【0059】(7)上記撮影光学系は、モニタ用受光素
子領域と測距用受光素子領域とに分割する半透過ミラー
と、この半透過ミラーによって分割された光束を上記モ
ニタ用受光素子上の被写体像と共役な位置よりも上記測
距用受光素子領域側の光路側に結像する位置に配置され
た分割ミラーと、上記分割された該光束を上記複数の測
距用受光素子に結像させる結像手段とから成ることを特
徴とする上記(6)に記載のカメラ。
子領域と測距用受光素子領域とに分割する半透過ミラー
と、この半透過ミラーによって分割された光束を上記モ
ニタ用受光素子上の被写体像と共役な位置よりも上記測
距用受光素子領域側の光路側に結像する位置に配置され
た分割ミラーと、上記分割された該光束を上記複数の測
距用受光素子に結像させる結像手段とから成ることを特
徴とする上記(6)に記載のカメラ。
【0060】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、電子ビ
ューファインダ装置を有するカメラに於いて、ファイン
ダ用撮像素子を改良することによって位相差AFを実現
でき、AF専用に光電変換素子列を必要とせずに装置を
大型化することなく、且つ高速で広範囲のAFを容易に
実現することができる。
ューファインダ装置を有するカメラに於いて、ファイン
ダ用撮像素子を改良することによって位相差AFを実現
でき、AF専用に光電変換素子列を必要とせずに装置を
大型化することなく、且つ高速で広範囲のAFを容易に
実現することができる。
【図1】この発明のカメラに係る第1の実施例を示すブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図2】位相差方式のAFの原理を示した図である。
【図3】撮影光学系の機構的なレイアウトを示す図であ
る。
る。
【図4】撮影光学系の合焦時の光線図である。
【図5】図1の測距装置の動作を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図6】図1の撮像素子の詳細を示した図である。
【図7】AFフレーム表示を変化させた場合のLCDモ
ニタ25上のスーパーインポーズ表示の様子と使用する
測距用受光素子列の関係を示したもので、AF領域をス
ポットAFとした例を示した図である。
ニタ25上のスーパーインポーズ表示の様子と使用する
測距用受光素子列の関係を示したもので、AF領域をス
ポットAFとした例を示した図である。
【図8】AFフレーム表示を変化させた場合のLCDモ
ニタ25上のスーパーインポーズ表示の様子と使用する
測距用受光素子列の関係を示したもので、AF領域を横
長AFとした例を示した図である。
ニタ25上のスーパーインポーズ表示の様子と使用する
測距用受光素子列の関係を示したもので、AF領域を横
長AFとした例を示した図である。
【図9】AFフレーム表示を変化させた場合のLCDモ
ニタ25上のスーパーインポーズ表示の様子と使用する
測距用受光素子列の関係を示したもので、AF領域をエ
リアAFとした例を示した図である。
ニタ25上のスーパーインポーズ表示の様子と使用する
測距用受光素子列の関係を示したもので、AF領域をエ
リアAFとした例を示した図である。
【図10】位相差方式AFに関する演算の原理を示した
図である。
図である。
【図11】位相差方式AFに関する演算の原理に沿って
Lを求めてフォーカシングするための動作を説明するフ
ローチャートである。
Lを求めてフォーカシングするための動作を説明するフ
ローチャートである。
【図12】撮像素子11上のモニタ用受光素子列111
や測距用受光素子列11a、11bの転送の様子を示す
公知のインタライン転送方式を示した図である。
や測距用受光素子列11a、11bの転送の様子を示す
公知のインタライン転送方式を示した図である。
【図13】この発明の第2の実施例で、LCDモニタ2
5上のスーパーインポーズ表示の様子と使用する測距用
受光素子列の関係を示した図である。
5上のスーパーインポーズ表示の様子と使用する測距用
受光素子列の関係を示した図である。
【図14】この発明の第3の実施例を示すもので、撮影
光学系に於ける合焦時の光線図である。
光学系に於ける合焦時の光線図である。
【図15】(a)、(b)及び(c)は、それぞれ第3
の実施例に於けるベストピント状態、前ピン状態、後ピ
ン状態の様子を示した図である。
の実施例に於けるベストピント状態、前ピン状態、後ピ
ン状態の様子を示した図である。
1…第1群ズームレンズ(撮影レンズ)、2…第2群ズ
ームレンズ、3…絞り、4…ハーフミラー、5…シャッ
タ、6…フィルム、7…フィールドレンズ、8…ミラ
ー、9…撮像素子用結像レンズ、10a、10b…測距
用レンズ、11…撮像素子(受光素子)、12、19…
プリアンプ、13…位相差演算回路、14…AF領域指
定回路、15…レンズ制御回路、17…ズーム制御回
路、18…ズームエンコーダ、20…輝度信号処理回
路、21…色信号処理回路、22…FM変調回路、23
…信号合成回路、24…モニタ駆動回路、25…LCD
モニタ、26…A/D変換回路、27…固体メモリ、2
8…D/A変換回路、29…輝度演算回路、30…測光
領域指定回路、31…AE演算回路、32…フィルム感
度読取回路、33…絞り制御回路、35…シャッタ制御
回路、36…フィルム給送回路、37…磁気記録回路、
38…制御回路、39…レリーズ入力部、40…ズーム
入力部、41…AF領域入力部、42…測光領域入力
部。
ームレンズ、3…絞り、4…ハーフミラー、5…シャッ
タ、6…フィルム、7…フィールドレンズ、8…ミラ
ー、9…撮像素子用結像レンズ、10a、10b…測距
用レンズ、11…撮像素子(受光素子)、12、19…
プリアンプ、13…位相差演算回路、14…AF領域指
定回路、15…レンズ制御回路、17…ズーム制御回
路、18…ズームエンコーダ、20…輝度信号処理回
路、21…色信号処理回路、22…FM変調回路、23
…信号合成回路、24…モニタ駆動回路、25…LCD
モニタ、26…A/D変換回路、27…固体メモリ、2
8…D/A変換回路、29…輝度演算回路、30…測光
領域指定回路、31…AE演算回路、32…フィルム感
度読取回路、33…絞り制御回路、35…シャッタ制御
回路、36…フィルム給送回路、37…磁気記録回路、
38…制御回路、39…レリーズ入力部、40…ズーム
入力部、41…AF領域入力部、42…測光領域入力
部。
Claims (3)
- 【請求項1】 フィルム面上に被写体像を結像させる撮
影光学系と、この撮影光学系の撮影光束の一部を用いて
上記被写体像をモニタする電子ビューファインダ装置と
を有するカメラに於いて、 上記電子ビューファインダ装置内に配置されていて、上
記被写体像をモニタするモニタ用の受光素子領域と被写
体の距離を測定する測距用の受光素子領域とが設けられ
た撮像手段と、 上記撮影光束の一部をモニタ用及び測距用の受光素子領
域に分割する分割光学系と、 上記測距用の受光素子領域からの出力に基いて、上記撮
影光学系を所定の位置に駆動する駆動手段とを具備する
ことを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 上記測距用の受光素子領域は、上記モニ
タ用の受光素子領域の回りに少なくとも2つ設けられて
おり、 上記分割光学系は、モニタ用の受光素子領域に被写体像
を結像させるモニタ用光学系と、上記少なくとも2つの
測距用の受光素子領域に対応して各々設けられた測距用
光学系とから成ることを特徴とする請求項1に記載のカ
メラ。 - 【請求項3】 フィルム面上に被写体像を結像させる撮
影光学系と、この撮影光学系の撮影光束の一部を用いて
上記被写体像をモニタする電子ビューファインダ装置と
を有するカメラに於いて、 上記電子ビューファインダ装置内に配置されていて、上
記被写体像をモニタするモニタ用の受光素子領域と被写
体像の位相差信号を出力する複数の測距用受光素子領域
とが設けられた撮像手段と、 上記撮影光束の一部を分割して上記モニタ用受光素子領
域に入光させるモニタ用光学系と、 上記撮影光束の一部を分割して上記複数の測距用受光素
子領域に入光させる測距用光学系と、 上記測距用の受光素子領域からの位相差信号に基いて、
デフォーカス量を演算する演算手段と、 この演算手段の出力に基いて、上記撮影光学系を所定の
位置に駆動する駆動手段とを具備することを特徴とする
カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6842094A JPH07281080A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6842094A JPH07281080A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07281080A true JPH07281080A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13373181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6842094A Pending JPH07281080A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07281080A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6477327B1 (en) | 1999-05-06 | 2002-11-05 | Olympus Optical Co., Ltd. | Camera having image pick-up device |
US6816199B1 (en) | 1999-05-26 | 2004-11-09 | Olympus Corporation | Focus detecting device |
US6897899B1 (en) | 1999-05-10 | 2005-05-24 | Olympus Optical Co., Ltd. | Electronic image pickup apparatus |
JP2007079057A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Canon Inc | 合焦結像光学系 |
JP2010014788A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Nikon Corp | 撮像素子、撮像装置 |
JP2011090222A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Sony Corp | 合焦装置、合焦方法、合焦プログラム及び顕微鏡 |
WO2014125863A1 (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-21 | オリンパス株式会社 | 撮像装置 |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP6842094A patent/JPH07281080A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9207444B2 (en) | 2009-10-23 | 2015-12-08 | Sony Corporation | Focusing device, focusing method, focusing program and microscope |
WO2014125863A1 (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-21 | オリンパス株式会社 | 撮像装置 |
US9386207B2 (en) | 2013-02-14 | 2016-07-05 | Olympus Corporation | Image-capturing apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031007 |