JPH07280281A - 加熱調理器および加熱調理器の調理方法 - Google Patents
加熱調理器および加熱調理器の調理方法Info
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- JPH07280281A JPH07280281A JP7334294A JP7334294A JPH07280281A JP H07280281 A JPH07280281 A JP H07280281A JP 7334294 A JP7334294 A JP 7334294A JP 7334294 A JP7334294 A JP 7334294A JP H07280281 A JPH07280281 A JP H07280281A
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- heated
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- container
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- Electric Stoves And Ranges (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、被加熱物の最適な加熱時間を決定
すると共に、被加熱物の両面を効率良く均一に焼き上げ
る加熱調理器および加熱調理器の調理方法を実現するこ
とを目的とするものである。 【構成】 この発明は、加熱調理器において、被加熱物
の加熱時間を決定する加熱時間決定手段を設け、この加
熱時間決定手段で決定する加熱時間を加熱制御手段によ
り、検知手段の検知情報に基づき制御する加熱調理器を
構成したものである。また、加熱調理器の調理方法にお
いて、加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程と、予
熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保温する
保温工程と、保温工程で保温された加熱容器に載せられ
た被加熱物を加熱する加熱工程により被加熱物を調理す
る加熱調理器の調理方法を採用したものである。
すると共に、被加熱物の両面を効率良く均一に焼き上げ
る加熱調理器および加熱調理器の調理方法を実現するこ
とを目的とするものである。 【構成】 この発明は、加熱調理器において、被加熱物
の加熱時間を決定する加熱時間決定手段を設け、この加
熱時間決定手段で決定する加熱時間を加熱制御手段によ
り、検知手段の検知情報に基づき制御する加熱調理器を
構成したものである。また、加熱調理器の調理方法にお
いて、加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程と、予
熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保温する
保温工程と、保温工程で保温された加熱容器に載せられ
た被加熱物を加熱する加熱工程により被加熱物を調理す
る加熱調理器の調理方法を採用したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加熱調理器および加
熱調理器の調理方法に関し、特に被加熱物を加熱する制
御に関するものである。
熱調理器の調理方法に関し、特に被加熱物を加熱する制
御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の加熱調理器の構成図、図1
0はそのフローチャートで、実公平5−27833号公
報に記載された装置が示されている。図9と10におい
て、1は加熱調理器の本体、2は加熱庫、3はマグネト
ロン(高周波加熱装置)、4は上ヒータ、5は下ヒー
タ、6はトースト調理する時にパンを載せる金網、7は
金網6を載せる上段の棚、8はオーブン加熱時に角皿
(図示せず)を載せる下段の棚、9は加熱庫2の温度を
検知する温度センサー、10は操作部、11は制御部
(マイクロコンピュータ…マイコン)である。
0はそのフローチャートで、実公平5−27833号公
報に記載された装置が示されている。図9と10におい
て、1は加熱調理器の本体、2は加熱庫、3はマグネト
ロン(高周波加熱装置)、4は上ヒータ、5は下ヒー
タ、6はトースト調理する時にパンを載せる金網、7は
金網6を載せる上段の棚、8はオーブン加熱時に角皿
(図示せず)を載せる下段の棚、9は加熱庫2の温度を
検知する温度センサー、10は操作部、11は制御部
(マイクロコンピュータ…マイコン)である。
【0003】このような構成の従来の調理動作を、フロ
ーチャートに従って説明する。金網6の上にパンを載
せ、操作部10で“トースト”を選択する(ステップS
1)。次に、パンの焼き上げ状態の指定を、“強め”
“弱め”“標準”で設定する(ステップS2)。スター
トキーが受け付けられると(ステップS3)、温度セン
サー9で加熱庫2の初期温度t0 を検知し(ステップS
4)、上ヒータ4と下ヒータ5への通電を開始する(ス
テップS5)。一定のTc 時間経過後(ステップS
6)、加熱庫2の温度t1 を温度センサー9で検知する
(ステップS7)。検知温度t0 とt1 の温度偏差t1
−t0 に基づいて、加熱時間Tを決定する(ステップS
8)。決定した加熱時間Tが経過すると(ステップS
9)、上ヒータ4と下ヒータ5の通電が停止する(ステ
ップS10)。
ーチャートに従って説明する。金網6の上にパンを載
せ、操作部10で“トースト”を選択する(ステップS
1)。次に、パンの焼き上げ状態の指定を、“強め”
“弱め”“標準”で設定する(ステップS2)。スター
トキーが受け付けられると(ステップS3)、温度セン
サー9で加熱庫2の初期温度t0 を検知し(ステップS
4)、上ヒータ4と下ヒータ5への通電を開始する(ス
テップS5)。一定のTc 時間経過後(ステップS
6)、加熱庫2の温度t1 を温度センサー9で検知する
(ステップS7)。検知温度t0 とt1 の温度偏差t1
−t0 に基づいて、加熱時間Tを決定する(ステップS
8)。決定した加熱時間Tが経過すると(ステップS
9)、上ヒータ4と下ヒータ5の通電が停止する(ステ
ップS10)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、理想的なパン
の焼き上げ状態では、パンの内部は温度が高く(80℃
以上)水分を十分に含み両面はきつね色で乾燥してい
る。このため、パンを焼く加熱時間が長い場合は、水分
が蒸発してパン全体が乾燥して焼き上り状態が理想的に
ならないことになる。これに対して、上記従来のような
高周波加熱とヒータ加熱の両機能を備えた加熱調理器で
は、加熱庫が大きく作られて熱容量も大きくなる。した
がって、パンを焼く加熱時間が長くなって、おいしいパ
ンが焼き上がらないことが多い。また、パンを最初に焼
くときと継続して焼いた場合は、加熱庫の初期温度t0
が常温から200℃程度の広い範囲に亘るので、初期温
度で決定した加熱時間Tが信頼性に欠けることになる。
の焼き上げ状態では、パンの内部は温度が高く(80℃
以上)水分を十分に含み両面はきつね色で乾燥してい
る。このため、パンを焼く加熱時間が長い場合は、水分
が蒸発してパン全体が乾燥して焼き上り状態が理想的に
ならないことになる。これに対して、上記従来のような
高周波加熱とヒータ加熱の両機能を備えた加熱調理器で
は、加熱庫が大きく作られて熱容量も大きくなる。した
がって、パンを焼く加熱時間が長くなって、おいしいパ
ンが焼き上がらないことが多い。また、パンを最初に焼
くときと継続して焼いた場合は、加熱庫の初期温度t0
が常温から200℃程度の広い範囲に亘るので、初期温
度で決定した加熱時間Tが信頼性に欠けることになる。
【0005】一方、従来のオーブントースタでパンの両
面を均一に焼き上げるために、パンを載せる加熱容器と
加熱庫を予熱してからパンを焼き上げる方式のものもあ
る。しかしながら、予熱用とパン焼用の加熱に上下のヒ
ータを単純にON・OFFさせるだけの加熱動作である
ために、パンの両面を均一に効率良く焼き上げることが
できない等の問題点があった。
面を均一に焼き上げるために、パンを載せる加熱容器と
加熱庫を予熱してからパンを焼き上げる方式のものもあ
る。しかしながら、予熱用とパン焼用の加熱に上下のヒ
ータを単純にON・OFFさせるだけの加熱動作である
ために、パンの両面を均一に効率良く焼き上げることが
できない等の問題点があった。
【0006】この発明では、このような従来の問題点を
解消するためになされたもので、被加熱物の最適な加熱
時間を決定すると共に、被加熱物の両面を効率良く均一
に焼き上げる加熱調理器を得ることを目的とするもので
ある。
解消するためになされたもので、被加熱物の最適な加熱
時間を決定すると共に、被加熱物の両面を効率良く均一
に焼き上げる加熱調理器を得ることを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、加熱庫と、
この加熱庫内を加熱する加熱手段と、加熱庫内に収納さ
れる加熱容器と、加熱庫内の温度を検知する検知手段
と、加熱庫内を予熱制御する制御手段を備えた加熱調理
器において、被加熱物の加熱時間を決定する加熱時間決
定手段を設け、この加熱時間決定手段で決定する加熱時
間を加熱制御手段により、検知手段の検知情報に基づき
制御する加熱調理器を構成したものである。
この加熱庫内を加熱する加熱手段と、加熱庫内に収納さ
れる加熱容器と、加熱庫内の温度を検知する検知手段
と、加熱庫内を予熱制御する制御手段を備えた加熱調理
器において、被加熱物の加熱時間を決定する加熱時間決
定手段を設け、この加熱時間決定手段で決定する加熱時
間を加熱制御手段により、検知手段の検知情報に基づき
制御する加熱調理器を構成したものである。
【0008】また、この発明は、被加熱物を入れる加熱
庫と、加熱庫の上部および下部に設けられた上部加熱手
段および下部加熱手段と、加熱庫内に配置されて被加熱
物を載せる加熱容器と、加熱庫内の温度を検出する温度
検出手段と、上部加熱手段および下部加熱手段の加熱を
制御する制御部とを備えた加熱調理器において、加熱庫
と加熱容器を予め加熱する予熱工程と、予熱工程で予熱
された加熱庫と加熱容器の温度を保温する保温工程と、
保温工程で保温された加熱容器に載せられた被加熱物を
加熱する加熱工程とを設け、加熱工程における加熱時間
を被加熱物の加熱開始から一定時間後の温度検出手段の
検出情報に基づいて算出する加熱時間算出手段とを設け
た加熱調理器を構成したものである。また、加熱工程と
保温工程および予熱工程における加熱を上部加熱手段と
下部加熱手段を交互に切換え加熱する加熱切換手段を設
けた加熱調理器を構成したものである。
庫と、加熱庫の上部および下部に設けられた上部加熱手
段および下部加熱手段と、加熱庫内に配置されて被加熱
物を載せる加熱容器と、加熱庫内の温度を検出する温度
検出手段と、上部加熱手段および下部加熱手段の加熱を
制御する制御部とを備えた加熱調理器において、加熱庫
と加熱容器を予め加熱する予熱工程と、予熱工程で予熱
された加熱庫と加熱容器の温度を保温する保温工程と、
保温工程で保温された加熱容器に載せられた被加熱物を
加熱する加熱工程とを設け、加熱工程における加熱時間
を被加熱物の加熱開始から一定時間後の温度検出手段の
検出情報に基づいて算出する加熱時間算出手段とを設け
た加熱調理器を構成したものである。また、加熱工程と
保温工程および予熱工程における加熱を上部加熱手段と
下部加熱手段を交互に切換え加熱する加熱切換手段を設
けた加熱調理器を構成したものである。
【0009】また、この発明は、加熱庫の上部と下部に
設けられた加熱手段により加熱庫内の棚上の加熱容器に
載置された被加熱物を加熱し、温度検出手段により加熱
庫の温度を検出して、制御手段により加熱手段の加熱時
間を制御して被加熱物を調理する加熱調理器の調理方法
において、加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程
と、予熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保
温する保温工程と、保温工程で保温された加熱容器に載
せられた被加熱物を加熱する加熱工程により被加熱物を
調理する加熱調理器の調理方法を採用したものである。
設けられた加熱手段により加熱庫内の棚上の加熱容器に
載置された被加熱物を加熱し、温度検出手段により加熱
庫の温度を検出して、制御手段により加熱手段の加熱時
間を制御して被加熱物を調理する加熱調理器の調理方法
において、加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程
と、予熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保
温する保温工程と、保温工程で保温された加熱容器に載
せられた被加熱物を加熱する加熱工程により被加熱物を
調理する加熱調理器の調理方法を採用したものである。
【0010】また、この発明は、加熱庫の上部と下部に
設けられた加熱手段により加熱庫内の棚上の加熱容器に
載置された被加熱物を加熱し、温度検出手段により加熱
庫の温度を検出して、制御手段により加熱手段の加熱時
間を制御して被加熱物を調理する加熱調理器の調理方法
において、加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程
と、予熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保
温する保温工程と、保温工程で保温された加熱容器に載
せられた被加熱物を加熱する加熱工程とを設け、加熱工
程における加熱時間を被加熱物の加熱開始から一定時間
後の温度検出手段の検出情報に基づいて算出する加熱時
間算出手段により算出して被加熱物を調理する加熱調理
器の調理方法を採用したものである。また、制御手段に
より上部の加熱手段と下部の加熱手段を交互に切換える
と共に、上部の加熱手段の加熱時間を下部の加熱手段の
加熱時間より長く制御して被加熱物を加熱して調理する
加熱調理器の調理方法を採用したものである。
設けられた加熱手段により加熱庫内の棚上の加熱容器に
載置された被加熱物を加熱し、温度検出手段により加熱
庫の温度を検出して、制御手段により加熱手段の加熱時
間を制御して被加熱物を調理する加熱調理器の調理方法
において、加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程
と、予熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保
温する保温工程と、保温工程で保温された加熱容器に載
せられた被加熱物を加熱する加熱工程とを設け、加熱工
程における加熱時間を被加熱物の加熱開始から一定時間
後の温度検出手段の検出情報に基づいて算出する加熱時
間算出手段により算出して被加熱物を調理する加熱調理
器の調理方法を採用したものである。また、制御手段に
より上部の加熱手段と下部の加熱手段を交互に切換える
と共に、上部の加熱手段の加熱時間を下部の加熱手段の
加熱時間より長く制御して被加熱物を加熱して調理する
加熱調理器の調理方法を採用したものである。
【0011】また、この発明は、加熱庫の上下に設けら
れた上ヒータと下ヒータにより加熱庫内の棚上の加熱容
器に載置されたパンを加熱し、排気ダクトに取付けられ
た温度センサにより加熱庫の温度を検出して、制御部に
より前記上ヒータと下ヒータの加熱時間を制御してトー
スト調理する加熱調理器の調理方法において、加熱室と
加熱容器を予め加熱する予熱工程と、予熱工程で予熱さ
れた加熱室と加熱容器の温度を保温する保温工程と、保
温工程で保温された加熱容器に載せられたパンを加熱す
る加熱工程によりトースト調理をする加熱調理器の調理
方法を採用したものである。また、制御部により上ヒー
タと下ヒータを交互に切換えると共に、上ヒータの加熱
時間を下ヒータの加熱時間より長く制御してトースト調
理をする加熱調理器の調理方法を採用したものである。
また、制御部により加熱庫の保温工程終了時の温度を2
40℃に制御すると共に、加熱工程の加熱時間を2分に
制御してトースト調理をする加熱調理器の調理方法を採
用したものである。また、制御部により加熱工程におけ
る加熱開始から温度センサの検出温度が一定温度に達す
るまでの時間Tx を含む下記(1) の一次式を用いて加熱
時間Tc を算出し、算出した加熱時間Tc 加熱してトー
スト調理をする加熱調理器の調理方法を採用したもので
ある。 記 Tc =a×Tx +b …(1) ただし、a,bは定数
れた上ヒータと下ヒータにより加熱庫内の棚上の加熱容
器に載置されたパンを加熱し、排気ダクトに取付けられ
た温度センサにより加熱庫の温度を検出して、制御部に
より前記上ヒータと下ヒータの加熱時間を制御してトー
スト調理する加熱調理器の調理方法において、加熱室と
加熱容器を予め加熱する予熱工程と、予熱工程で予熱さ
れた加熱室と加熱容器の温度を保温する保温工程と、保
温工程で保温された加熱容器に載せられたパンを加熱す
る加熱工程によりトースト調理をする加熱調理器の調理
方法を採用したものである。また、制御部により上ヒー
タと下ヒータを交互に切換えると共に、上ヒータの加熱
時間を下ヒータの加熱時間より長く制御してトースト調
理をする加熱調理器の調理方法を採用したものである。
また、制御部により加熱庫の保温工程終了時の温度を2
40℃に制御すると共に、加熱工程の加熱時間を2分に
制御してトースト調理をする加熱調理器の調理方法を採
用したものである。また、制御部により加熱工程におけ
る加熱開始から温度センサの検出温度が一定温度に達す
るまでの時間Tx を含む下記(1) の一次式を用いて加熱
時間Tc を算出し、算出した加熱時間Tc 加熱してトー
スト調理をする加熱調理器の調理方法を採用したもので
ある。 記 Tc =a×Tx +b …(1) ただし、a,bは定数
【0012】
【作用】この発明においては、加熱時間決定手段が被加
熱物の最適な加熱時間を決定する。また、加熱制御手段
1と加熱制御手段2が加熱の対照となるものによって、
加熱方法を変更する。また、加熱切換え手段が細い制御
を可能にする。
熱物の最適な加熱時間を決定する。また、加熱制御手段
1と加熱制御手段2が加熱の対照となるものによって、
加熱方法を変更する。また、加熱切換え手段が細い制御
を可能にする。
【0013】
実施例1 図1はこの発明の実施例1の加熱庫の構成を示す透視
図、図2は本体の斜視図である。図1と2において、1
は加熱調理機の本体、2は本体1内に設けられ前面に開
口部を備えた加熱庫である。12は本体1にヒンジで支
持されたドアで、加熱庫2の開口部を開閉する。11は
操作部で、ドア12に隣接して設けられている。13は
加熱容器、14は加熱容器13に載せられたパンであ
る。3はマグネトロンからなる高周波加熱装置で、本体
1と加熱庫2の間に配置されてレンジ加熱時に加熱庫2
内に高周波を投射して被加熱物を加熱する。4は上ヒー
タ、5は下ヒータで加熱庫2の上下壁外に密接して取付
けられ、トーストやグリル或いはオーブン調理のときに
被加熱物を加熱する。この実施例の上ヒータ4と下ヒー
タ5の出力は、ほぼ同じで1300W程度のものが使用
されている。
図、図2は本体の斜視図である。図1と2において、1
は加熱調理機の本体、2は本体1内に設けられ前面に開
口部を備えた加熱庫である。12は本体1にヒンジで支
持されたドアで、加熱庫2の開口部を開閉する。11は
操作部で、ドア12に隣接して設けられている。13は
加熱容器、14は加熱容器13に載せられたパンであ
る。3はマグネトロンからなる高周波加熱装置で、本体
1と加熱庫2の間に配置されてレンジ加熱時に加熱庫2
内に高周波を投射して被加熱物を加熱する。4は上ヒー
タ、5は下ヒータで加熱庫2の上下壁外に密接して取付
けられ、トーストやグリル或いはオーブン調理のときに
被加熱物を加熱する。この実施例の上ヒータ4と下ヒー
タ5の出力は、ほぼ同じで1300W程度のものが使用
されている。
【0014】7はトーストとグリルの調理のときに加熱
容器13を載せる上段の棚で、加熱庫2の高さに対して
l1 <l2 の位置に設けられている。8はオーブン加熱
時に加熱容器13を載せる下段の棚で、加熱庫2の高さ
に対してl3 >l4 の高さに設けられている。15は被
加熱物の加熱時に被加熱物から出る水蒸気や煙を加熱庫
2の外部へ逃がす排気ダクト、9は排気ダクス15に取
付けられた温度センサーで加熱庫2の温度を検知する。
16はトーストキーで、パン14をトースト調理をする
ときに使用する。17はスタートキーで、押すと加熱動
作がスタートする。18は取消しキーで、加熱の動作を
取消すことができる。19は表示部で、加熱の時間や温
度等を表示する。トーストキー16とスタートキー17
と取消しキー18及び表示部19は、いずれも操作部1
1に設けられている。
容器13を載せる上段の棚で、加熱庫2の高さに対して
l1 <l2 の位置に設けられている。8はオーブン加熱
時に加熱容器13を載せる下段の棚で、加熱庫2の高さ
に対してl3 >l4 の高さに設けられている。15は被
加熱物の加熱時に被加熱物から出る水蒸気や煙を加熱庫
2の外部へ逃がす排気ダクト、9は排気ダクス15に取
付けられた温度センサーで加熱庫2の温度を検知する。
16はトーストキーで、パン14をトースト調理をする
ときに使用する。17はスタートキーで、押すと加熱動
作がスタートする。18は取消しキーで、加熱の動作を
取消すことができる。19は表示部で、加熱の時間や温
度等を表示する。トーストキー16とスタートキー17
と取消しキー18及び表示部19は、いずれも操作部1
1に設けられている。
【0015】図3は本発明の実施例による回路図であ
る。図3において、20は電源プラグ、21はヒュー
ズ、22a,22bはドアスイッチである。ドアスイッ
チ22a,22bはドア12を閉じると閉路し開くとと
開路して、共に機械的には独立して設けられている。2
3はモニタースイッチで、ドア12が閉じると開路し、
開くと閉路する。モニタースイッチドア23はドア12
が開いたときにドアスイッチ22a,22bが故障して
閉路したままになった場合は、電源プラグ20から供給
される電源を短絡してヒューズ21を溶断させる安全装
置である。
る。図3において、20は電源プラグ、21はヒュー
ズ、22a,22bはドアスイッチである。ドアスイッ
チ22a,22bはドア12を閉じると閉路し開くとと
開路して、共に機械的には独立して設けられている。2
3はモニタースイッチで、ドア12が閉じると開路し、
開くと閉路する。モニタースイッチドア23はドア12
が開いたときにドアスイッチ22a,22bが故障して
閉路したままになった場合は、電源プラグ20から供給
される電源を短絡してヒューズ21を溶断させる安全装
置である。
【0016】24はレンジリレーの接点で、高周波加熱
装置1に電力を供給するときに閉路する。25は上ヒー
タリレーの接点で、上ヒータ4に電力を供給するときに
閉路する。26は下ヒータリレーの接点で、下ヒータ5
に電力を供給するときに閉路する。27は電源回路で、
リレー等の制御を行う電子部品を動作させるための電源
を作る回路である。11はマイコン、28はレンジリレ
ーの電磁コイルである。電磁コイル28はマイコン11
からの信号が入力されると励磁電流が流れて、レンジリ
レーの接点24を閉じて高周波加熱装置1に電力が供給
される。
装置1に電力を供給するときに閉路する。25は上ヒー
タリレーの接点で、上ヒータ4に電力を供給するときに
閉路する。26は下ヒータリレーの接点で、下ヒータ5
に電力を供給するときに閉路する。27は電源回路で、
リレー等の制御を行う電子部品を動作させるための電源
を作る回路である。11はマイコン、28はレンジリレ
ーの電磁コイルである。電磁コイル28はマイコン11
からの信号が入力されると励磁電流が流れて、レンジリ
レーの接点24を閉じて高周波加熱装置1に電力が供給
される。
【0017】29は上ヒータリレーの電磁コイルで、マ
イコン11から信号が出力されると電圧が印加される。
そして、上ヒータリレーの接点を閉じて、上ヒータ4に
電力が供給される。30は下ヒータリレーの電磁コイル
で、マイコン11の出力信号で電圧が印加されて下ヒー
タリレーの接続を閉じて下ヒータ5に電力が供給される
ようになっている。
イコン11から信号が出力されると電圧が印加される。
そして、上ヒータリレーの接点を閉じて、上ヒータ4に
電力が供給される。30は下ヒータリレーの電磁コイル
で、マイコン11の出力信号で電圧が印加されて下ヒー
タリレーの接続を閉じて下ヒータ5に電力が供給される
ようになっている。
【0018】次に、上記のような構成の本発明実施例の
動作を、図4と図5及び図6に従って説明する。先ず、
ドア12を開けて加熱容器13を上段の棚7に載置し、
ドア12を閉める。トーストキー16が入力されると
(ステップS11)、マイコン11の信号が下ヒータリ
レーの電磁コイル30に出力され、下ヒータリレーの接
点26が閉成される。そして、下ヒータ5に電力が供給
されて、加熱容器13の予熱が開始される(ステップ1
2)。
動作を、図4と図5及び図6に従って説明する。先ず、
ドア12を開けて加熱容器13を上段の棚7に載置し、
ドア12を閉める。トーストキー16が入力されると
(ステップS11)、マイコン11の信号が下ヒータリ
レーの電磁コイル30に出力され、下ヒータリレーの接
点26が閉成される。そして、下ヒータ5に電力が供給
されて、加熱容器13の予熱が開始される(ステップ1
2)。
【0019】下ヒータ5に電力が供給されて11秒経過
すると、マイコン11により下ヒータ5の通電が停止さ
れる。同時に、上ヒータリレーの電磁コイル29に信号
が出力されて、リレー接点25が閉路されて上ヒータ4
に電力が供給される。更に、上ヒータ4に電力が供給さ
れてから19秒経つと、マイコン11により電力の供給
が上ヒータ4から再び下ヒータ5に切換えられる。この
ような上ヒータ4と下ヒータ5の19秒と11秒間の電
力の交互的な供給が、一連の動作として繰り返えされる
(以下、“ヒータON1”)。
すると、マイコン11により下ヒータ5の通電が停止さ
れる。同時に、上ヒータリレーの電磁コイル29に信号
が出力されて、リレー接点25が閉路されて上ヒータ4
に電力が供給される。更に、上ヒータ4に電力が供給さ
れてから19秒経つと、マイコン11により電力の供給
が上ヒータ4から再び下ヒータ5に切換えられる。この
ような上ヒータ4と下ヒータ5の19秒と11秒間の電
力の交互的な供給が、一連の動作として繰り返えされる
(以下、“ヒータON1”)。
【0020】一般に、加熱庫2内は対流作用により熱が
上昇するので、加熱容器13を上ヒータ4と下ヒータ5
で加熱するときは下ヒータ5の方が加熱効率が高くな
る。実施例では上記のように上ヒータ4と下ヒータ5の
予熱動作の電力供給時間が、下ヒータ5が11秒で上ヒ
ータ4がそれより長い19秒に設定されている。このよ
うに、下ヒータ5の電力供給時間を上ヒータ4の電力供
給より短い時間にすることにより、加熱容器13が上と
下から効率よく均一に加熱される。
上昇するので、加熱容器13を上ヒータ4と下ヒータ5
で加熱するときは下ヒータ5の方が加熱効率が高くな
る。実施例では上記のように上ヒータ4と下ヒータ5の
予熱動作の電力供給時間が、下ヒータ5が11秒で上ヒ
ータ4がそれより長い19秒に設定されている。このよ
うに、下ヒータ5の電力供給時間を上ヒータ4の電力供
給より短い時間にすることにより、加熱容器13が上と
下から効率よく均一に加熱される。
【0021】予熱が開始すると、温度センサー9は加熱
庫2の温度tが240℃以上かどうかを検知する(ステ
ップS13)。ステップS13でYESの場合、予熱を
終了し、保温が開始される(ステップS14)。このよ
うな保温動作により予熱終了後に引き続いて次の動作が
行なわれない場合でも、加熱庫2と加熱容器13が予熱
終了時と同じ状態に維持される。保温が開始して温度セ
ンサー9の加熱庫2の検知温度tが235℃のときに上
記の“ヒータON1”の動作が開始され、加熱庫2の温
度t=240℃を検知したときにヒータ4,5をOFF
にする一連の動作が繰り返えされる。
庫2の温度tが240℃以上かどうかを検知する(ステ
ップS13)。ステップS13でYESの場合、予熱を
終了し、保温が開始される(ステップS14)。このよ
うな保温動作により予熱終了後に引き続いて次の動作が
行なわれない場合でも、加熱庫2と加熱容器13が予熱
終了時と同じ状態に維持される。保温が開始して温度セ
ンサー9の加熱庫2の検知温度tが235℃のときに上
記の“ヒータON1”の動作が開始され、加熱庫2の温
度t=240℃を検知したときにヒータ4,5をOFF
にする一連の動作が繰り返えされる。
【0022】次に、加熱容器13の上にパン14が載せ
られて、ドア12が閉じられる。このとき、マイコン1
1がドア12の閉状態を判断(ステップS17)し、ス
テップS17がYESの場合にスタートキー17の入力
を持つ。スタートキー17の入力があると(ステップS
18)、下ヒータ5がONされて加熱を開始する(ステ
ップS19)。加熱時の上,下ヒータ4,5の電力供給
時間は21秒と9秒で、この電力供給の一連の動作
(“ヒータON2”)が繰り返えされる。
られて、ドア12が閉じられる。このとき、マイコン1
1がドア12の閉状態を判断(ステップS17)し、ス
テップS17がYESの場合にスタートキー17の入力
を持つ。スタートキー17の入力があると(ステップS
18)、下ヒータ5がONされて加熱を開始する(ステ
ップS19)。加熱時の上,下ヒータ4,5の電力供給
時間は21秒と9秒で、この電力供給の一連の動作
(“ヒータON2”)が繰り返えされる。
【0023】加熱のための上,下ヒータ4,5の電力供
給をそれぞれ21秒間と9秒間の繰り返し動作にした理
由は、パン14が既に予熱で熱くなった加熱容器13の
上に載せられているので、パン14と加熱容器13が接
している下面側は焦げ付きが始められている。加熱中
は、加熱容器13からパン14に奪われた熱を補うため
だけに下ヒータ5をONし、上ヒータ4はパン14の上
面を焦がすためにONさせるようになっている。
給をそれぞれ21秒間と9秒間の繰り返し動作にした理
由は、パン14が既に予熱で熱くなった加熱容器13の
上に載せられているので、パン14と加熱容器13が接
している下面側は焦げ付きが始められている。加熱中
は、加熱容器13からパン14に奪われた熱を補うため
だけに下ヒータ5をONし、上ヒータ4はパン14の上
面を焦がすためにONさせるようになっている。
【0024】この実施例では、パン14の両面を均一に
焦がすのに、上ヒータ4と下ヒータ5の電力供給を下ヒ
ータ9秒の通電後に上ヒータ21秒の通電が繰り返えさ
れている。また、焦げ過ぎを防止するために加熱工程で
も保温と同様に、温度センサー9が加熱庫2の温度tが
240℃を検知したときに上,下ヒータ4,5をOFF
する。また、加熱庫2の温度t=235℃を検知したと
きに、ヒータをONさせる前記の“ヒータON2”の繰
り返し動作が行われる。
焦がすのに、上ヒータ4と下ヒータ5の電力供給を下ヒ
ータ9秒の通電後に上ヒータ21秒の通電が繰り返えさ
れている。また、焦げ過ぎを防止するために加熱工程で
も保温と同様に、温度センサー9が加熱庫2の温度tが
240℃を検知したときに上,下ヒータ4,5をOFF
する。また、加熱庫2の温度t=235℃を検知したと
きに、ヒータをONさせる前記の“ヒータON2”の繰
り返し動作が行われる。
【0025】この場合、パン14の加熱が開始される
と、ドア12を開けていた時間やパン14の枚数と大き
さおよび温度或いは電源電圧及び周囲温度等の各条件に
よって、加熱庫2の温度tが一定の温度(230℃)に
達するまでの時間Tx が大きく相違する。例えば、温度
が20℃で4枚切りの4枚のパン14の加熱を、電源電
圧が100V、周囲温度が20℃のときにドア開から1
0秒経過して開始した場合が図5の実線の51で示され
ている。
と、ドア12を開けていた時間やパン14の枚数と大き
さおよび温度或いは電源電圧及び周囲温度等の各条件に
よって、加熱庫2の温度tが一定の温度(230℃)に
達するまでの時間Tx が大きく相違する。例えば、温度
が20℃で4枚切りの4枚のパン14の加熱を、電源電
圧が100V、周囲温度が20℃のときにドア開から1
0秒経過して開始した場合が図5の実線の51で示され
ている。
【0026】一方、パンの枚数、大きさ、温度、電源電
圧、周囲温度が同じ条件のときでも、ドア開から加熱開
始まで15秒経過して開始した場合には点線の52のよ
うになる。また、パンの大きさ、温度、電源電圧、周囲
温度、ドア開から加熱開始までの時間が全て同じでも、
パンの枚数を1枚にした場合は2点鎖線の53のように
なり、各Tx の関係はT2 <T1 <T3 となる。当然の
ことではあるが、Txが長ければ、加熱時間も長くする
必要がある。この実施例ではTx と加熱時間Tc の関係
はTc =a×Tx +bという一次関数で求めることがで
きた。
圧、周囲温度が同じ条件のときでも、ドア開から加熱開
始まで15秒経過して開始した場合には点線の52のよ
うになる。また、パンの大きさ、温度、電源電圧、周囲
温度、ドア開から加熱開始までの時間が全て同じでも、
パンの枚数を1枚にした場合は2点鎖線の53のように
なり、各Tx の関係はT2 <T1 <T3 となる。当然の
ことではあるが、Txが長ければ、加熱時間も長くする
必要がある。この実施例ではTx と加熱時間Tc の関係
はTc =a×Tx +bという一次関数で求めることがで
きた。
【0027】次に、加熱の動作について説明する。加熱
を開始するとマイコン11が、Tx を求めるためにTx
計測タイマーのカウントを開始する(ステップS2
0)。温度センサー9は、加熱庫2の温度tが230℃
以上かどうかを検知している(ステップS21)。ステ
ップ21でYESの場合は、Tx 計測タイマーのカウン
トを終了し(ステップS22)、マイコン11がTx を
算出する(ステップS23)。算出したTx をTx =T
1 とすると、マイコン11が一次式Tc =a×T1 +b
で加熱時間Tc を演算し(ステップS24)、残りの加
熱時間Tc −T1 を表示部19に表示する。そして、残
り加熱時間Tc がカウント・ダウンされて、Tc −T1
=0になると(ステップS25)、ヒータをOFFにし
て加熱を終了させる(ステップS26)。
を開始するとマイコン11が、Tx を求めるためにTx
計測タイマーのカウントを開始する(ステップS2
0)。温度センサー9は、加熱庫2の温度tが230℃
以上かどうかを検知している(ステップS21)。ステ
ップ21でYESの場合は、Tx 計測タイマーのカウン
トを終了し(ステップS22)、マイコン11がTx を
算出する(ステップS23)。算出したTx をTx =T
1 とすると、マイコン11が一次式Tc =a×T1 +b
で加熱時間Tc を演算し(ステップS24)、残りの加
熱時間Tc −T1 を表示部19に表示する。そして、残
り加熱時間Tc がカウント・ダウンされて、Tc −T1
=0になると(ステップS25)、ヒータをOFFにし
て加熱を終了させる(ステップS26)。
【0028】この実施例では予熱終了時の加熱庫2の温
度tを240℃としたが、その理由は次の通りである。
予熱終了時の加熱庫2の温度t0 とパン14を載せる加
熱容器13の上表面温度t1 には、図7のような関係が
ある。図示のように、上,下ヒータ4,5で直接加熱さ
れる加熱容器13の温度t1 は、排気ダクト15に取付
けられた温度センサ9の検出する加熱庫2の検出温度t
0 よりほぼ20℃高く保持されている。また、庫外に置
かれたパン14を加熱容器13に1枚載せて加熱を開始
する時の加熱容器13の上表面温度t2 は、ドア12の
開閉とヒータ4,5のOFF動作等によってt1 より約
50℃低下する。したがって、加熱を開始する時の加熱
容器13の上表面温度t2 は、t0 −t2 =20−50
=30で予熱終了時の加熱庫2の温度t0 より30℃だ
け低い温度になる。
度tを240℃としたが、その理由は次の通りである。
予熱終了時の加熱庫2の温度t0 とパン14を載せる加
熱容器13の上表面温度t1 には、図7のような関係が
ある。図示のように、上,下ヒータ4,5で直接加熱さ
れる加熱容器13の温度t1 は、排気ダクト15に取付
けられた温度センサ9の検出する加熱庫2の検出温度t
0 よりほぼ20℃高く保持されている。また、庫外に置
かれたパン14を加熱容器13に1枚載せて加熱を開始
する時の加熱容器13の上表面温度t2 は、ドア12の
開閉とヒータ4,5のOFF動作等によってt1 より約
50℃低下する。したがって、加熱を開始する時の加熱
容器13の上表面温度t2 は、t0 −t2 =20−50
=30で予熱終了時の加熱庫2の温度t0 より30℃だ
け低い温度になる。
【0029】本願の発明者達による実験・研究を重ねた
結果、本発明の実施例の加熱調理器では加熱開始時の加
熱容器13の温度t2 が210℃のときにおいて、パン
の枚数は1枚、大きさは4枚切り、温度は20℃、電源
電圧は100V、周囲温度は20℃で加熱時間Tc =2
分でほぼ前述したような理想的なトーストを焼き上げる
ことができた。このときの、加熱始めの加熱容器13の
上表面温度t2 と加熱時間Tc との関係が、図8に示さ
れている。即ち、上記の条件下における理想的な加熱時
間の2分は、予熱終了時の加熱庫2の温度t0 =240
℃に対応している。この結果、予熱終了時の加熱庫2の
温度tが、t=240℃に設定されたものである。
結果、本発明の実施例の加熱調理器では加熱開始時の加
熱容器13の温度t2 が210℃のときにおいて、パン
の枚数は1枚、大きさは4枚切り、温度は20℃、電源
電圧は100V、周囲温度は20℃で加熱時間Tc =2
分でほぼ前述したような理想的なトーストを焼き上げる
ことができた。このときの、加熱始めの加熱容器13の
上表面温度t2 と加熱時間Tc との関係が、図8に示さ
れている。即ち、上記の条件下における理想的な加熱時
間の2分は、予熱終了時の加熱庫2の温度t0 =240
℃に対応している。この結果、予熱終了時の加熱庫2の
温度tが、t=240℃に設定されたものである。
【0030】本発明のこのような調理動作によって、内
部温度が高くしかも十分な水分を含んでいて両面が同じ
状態のきつね色で理想的に焼き上げられたパンを調理で
きることが確認された。さらに、パンの枚数、大きさ、
温度、電源電圧、周囲温度を変化させて実験した結果、
予熱終了時の加熱庫2の温度t0 は、上記と同様、24
0℃で最適な加熱時間Tc があることが判った。また、
予熱終了時の加熱庫2の温度t0 と加熱時間Tc の関係
は、加熱庫2の大きさ、上ヒータ4、下ヒータ5の出力
等で変化することも明らかにされた。
部温度が高くしかも十分な水分を含んでいて両面が同じ
状態のきつね色で理想的に焼き上げられたパンを調理で
きることが確認された。さらに、パンの枚数、大きさ、
温度、電源電圧、周囲温度を変化させて実験した結果、
予熱終了時の加熱庫2の温度t0 は、上記と同様、24
0℃で最適な加熱時間Tc があることが判った。また、
予熱終了時の加熱庫2の温度t0 と加熱時間Tc の関係
は、加熱庫2の大きさ、上ヒータ4、下ヒータ5の出力
等で変化することも明らかにされた。
【0031】なお、上述の実施例ではパンを調理した場
合について説明したが、ピザやパイ等の両面を焦がす調
理についても本発明を適用することができる。
合について説明したが、ピザやパイ等の両面を焦がす調
理についても本発明を適用することができる。
【0032】
【発明の効果】この発明は、加熱庫と、この加熱庫内を
加熱する加熱手段と、加熱庫内に収納される加熱容器
と、加熱庫内の温度を検知する検知手段と、加熱庫内を
予熱制御する制御手段を備えた加熱調理器において、被
加熱物の加熱時間を決定する加熱時間決定手段を設け、
この加熱時間決定手段で決定する加熱時間を加熱制御手
段により、検知手段の検知情報に基づき制御する加熱調
理器を構成した。この結果、調理精度の高い加熱調理器
を実現することができる。
加熱する加熱手段と、加熱庫内に収納される加熱容器
と、加熱庫内の温度を検知する検知手段と、加熱庫内を
予熱制御する制御手段を備えた加熱調理器において、被
加熱物の加熱時間を決定する加熱時間決定手段を設け、
この加熱時間決定手段で決定する加熱時間を加熱制御手
段により、検知手段の検知情報に基づき制御する加熱調
理器を構成した。この結果、調理精度の高い加熱調理器
を実現することができる。
【0033】また、この発明は、被加熱物を入れる加熱
庫と、加熱庫の上部および下部に設けられた上部加熱手
段および下部加熱手段と、加熱庫内に配置されて被加熱
物を載せる加熱容器と、加熱庫内の温度を検出する温度
検出手段と、上部加熱手段および下部加熱手段の加熱を
制御する制御部とを備えた加熱調理器において、加熱庫
と加熱容器を予め加熱する予熱工程と、予熱工程で予熱
された加熱庫と加熱容器の温度を保温する保温工程と、
保温工程で保温された加熱容器に載せられた被加熱物を
加熱する加熱工程とを設け、加熱工程における加熱時間
を被加熱物の加熱開始から一定時間後の温度検出手段の
検出情報に基づいて算出する加熱時間算出手段とを設け
た加熱調理器を構成した。また、加熱工程と保温工程お
よび予熱工程における加熱を上部加熱手段と下部加熱手
段を交互に切換え加熱する加熱切換手段を設けた加熱調
理器を構成した。この結果、調理精度が高く、調理時間
や消費電力にムダの無いトースト調理やグリル調理ので
きる加熱調理器を実現することができる。
庫と、加熱庫の上部および下部に設けられた上部加熱手
段および下部加熱手段と、加熱庫内に配置されて被加熱
物を載せる加熱容器と、加熱庫内の温度を検出する温度
検出手段と、上部加熱手段および下部加熱手段の加熱を
制御する制御部とを備えた加熱調理器において、加熱庫
と加熱容器を予め加熱する予熱工程と、予熱工程で予熱
された加熱庫と加熱容器の温度を保温する保温工程と、
保温工程で保温された加熱容器に載せられた被加熱物を
加熱する加熱工程とを設け、加熱工程における加熱時間
を被加熱物の加熱開始から一定時間後の温度検出手段の
検出情報に基づいて算出する加熱時間算出手段とを設け
た加熱調理器を構成した。また、加熱工程と保温工程お
よび予熱工程における加熱を上部加熱手段と下部加熱手
段を交互に切換え加熱する加熱切換手段を設けた加熱調
理器を構成した。この結果、調理精度が高く、調理時間
や消費電力にムダの無いトースト調理やグリル調理ので
きる加熱調理器を実現することができる。
【0034】また、この発明は、加熱庫の上部と下部に
設けられた加熱手段により加熱庫内の棚上の加熱容器に
載置された被加熱物を加熱し、温度検出手段により加熱
庫の温度を検出して、制御手段により加熱手段の加熱時
間を制御して被加熱物を調理する加熱調理器の調理方法
において、加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程
と、予熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保
温する保温工程と、保温工程で保温された加熱容器に載
せられた被加熱物を加熱する加熱工程により被加熱物を
調理する加熱調理器の調理方法を採用した。この結果、
調理精度が高く、調理時間や消費電力にムダの無いトー
ストやグリルの調理方法を実現することができる。
設けられた加熱手段により加熱庫内の棚上の加熱容器に
載置された被加熱物を加熱し、温度検出手段により加熱
庫の温度を検出して、制御手段により加熱手段の加熱時
間を制御して被加熱物を調理する加熱調理器の調理方法
において、加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程
と、予熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保
温する保温工程と、保温工程で保温された加熱容器に載
せられた被加熱物を加熱する加熱工程により被加熱物を
調理する加熱調理器の調理方法を採用した。この結果、
調理精度が高く、調理時間や消費電力にムダの無いトー
ストやグリルの調理方法を実現することができる。
【0035】また、この発明は、加熱庫の上部と下部に
設けられた加熱手段により加熱庫内の棚上の加熱容器に
載置された被加熱物を加熱し、温度検出手段により加熱
庫の温度を検出して、制御手段により加熱手段の加熱時
間を制御して被加熱物を調理する加熱調理器の調理方法
において、加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程
と、予熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保
温する保温工程と、保温工程で保温された加熱容器に載
せられた被加熱物を加熱する加熱工程とを設け、加熱工
程における加熱時間を被加熱物の加熱開始から一定時間
後の温度検出手段の検出情報に基づいて算出する加熱時
間算出手段により算出して被加熱物を調理する加熱調理
器の調理方法を採用した。また、制御手段により上部の
加熱手段と下部の加熱手段を交互に切換えると共に、上
部の加熱手段の加熱時間を下部の加熱手段の加熱時間よ
り長く制御して被加熱物を加熱して調理する加熱調理器
の調理方法を採用した。この結果、効率が良く、裏表が
同じような焼き上がりで、内部が熱く十分な水分を含ん
でいて軟らかく焼き上げられた美味しいトーストやグリ
ルの調理方法を実現することができる。
設けられた加熱手段により加熱庫内の棚上の加熱容器に
載置された被加熱物を加熱し、温度検出手段により加熱
庫の温度を検出して、制御手段により加熱手段の加熱時
間を制御して被加熱物を調理する加熱調理器の調理方法
において、加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程
と、予熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保
温する保温工程と、保温工程で保温された加熱容器に載
せられた被加熱物を加熱する加熱工程とを設け、加熱工
程における加熱時間を被加熱物の加熱開始から一定時間
後の温度検出手段の検出情報に基づいて算出する加熱時
間算出手段により算出して被加熱物を調理する加熱調理
器の調理方法を採用した。また、制御手段により上部の
加熱手段と下部の加熱手段を交互に切換えると共に、上
部の加熱手段の加熱時間を下部の加熱手段の加熱時間よ
り長く制御して被加熱物を加熱して調理する加熱調理器
の調理方法を採用した。この結果、効率が良く、裏表が
同じような焼き上がりで、内部が熱く十分な水分を含ん
でいて軟らかく焼き上げられた美味しいトーストやグリ
ルの調理方法を実現することができる。
【0036】また、この発明は、加熱庫の上下に設けら
れた上ヒータと下ヒータにより加熱庫内の棚上の加熱容
器に載置されたパンを加熱し、排気ダクトに取付けられ
た温度センサにより加熱庫の温度を検出して、制御部に
より前記上ヒータと下ヒータの加熱時間を制御してトー
スト調理する加熱調理器の調理方法において、加熱室と
加熱容器を予め加熱する予熱工程と、予熱工程で予熱さ
れた加熱室と加熱容器の温度を保温する保温工程と、保
温工程で保温された加熱容器に載せられたパンを加熱す
る加熱工程によりトースト調理をする加熱調理器の調理
方法を採用した。また、制御部により上ヒータと下ヒー
タを交互に切換えると共に、上ヒータの加熱時間を下ヒ
ータの加熱時間より長く制御してトースト調理をする加
熱調理器の調理方法を採用した。また、制御部により加
熱庫の保温工程終了時の温度を240℃に制御すると共
に、加熱工程の加熱時間を2分に制御してトースト調理
をする加熱調理器の調理方法を採用した。また、制御部
により加熱工程における加熱開始から温度センサの検出
温度が一定温度に達するまでの時間Tx を含む下記(1)
の一次式を用いて加熱時間Tc を算出し、算出した加熱
時間Tc 加熱してトースト調理をする加熱調理器の調理
方法を採用した。 記 Tc =a×Tx +b …(1) ただし、a,bは定数 この結果、効率が良く、パンの裏表が同じような“きつ
ね色”にこんがり焼けて、内部が熱く十分な水分を含ん
でいて軟らかく焼き上げられた美味しいトーストの調理
方法を実現することができる。
れた上ヒータと下ヒータにより加熱庫内の棚上の加熱容
器に載置されたパンを加熱し、排気ダクトに取付けられ
た温度センサにより加熱庫の温度を検出して、制御部に
より前記上ヒータと下ヒータの加熱時間を制御してトー
スト調理する加熱調理器の調理方法において、加熱室と
加熱容器を予め加熱する予熱工程と、予熱工程で予熱さ
れた加熱室と加熱容器の温度を保温する保温工程と、保
温工程で保温された加熱容器に載せられたパンを加熱す
る加熱工程によりトースト調理をする加熱調理器の調理
方法を採用した。また、制御部により上ヒータと下ヒー
タを交互に切換えると共に、上ヒータの加熱時間を下ヒ
ータの加熱時間より長く制御してトースト調理をする加
熱調理器の調理方法を採用した。また、制御部により加
熱庫の保温工程終了時の温度を240℃に制御すると共
に、加熱工程の加熱時間を2分に制御してトースト調理
をする加熱調理器の調理方法を採用した。また、制御部
により加熱工程における加熱開始から温度センサの検出
温度が一定温度に達するまでの時間Tx を含む下記(1)
の一次式を用いて加熱時間Tc を算出し、算出した加熱
時間Tc 加熱してトースト調理をする加熱調理器の調理
方法を採用した。 記 Tc =a×Tx +b …(1) ただし、a,bは定数 この結果、効率が良く、パンの裏表が同じような“きつ
ね色”にこんがり焼けて、内部が熱く十分な水分を含ん
でいて軟らかく焼き上げられた美味しいトーストの調理
方法を実現することができる。
【0037】よって、本発明によれば、被加熱物の最適
な加熱時間を決定すると共に、被加熱物の両面を効率好
く均一に焼き上げることのできる加熱調理器および加熱
調理器の調理方法を提供することができる。
な加熱時間を決定すると共に、被加熱物の両面を効率好
く均一に焼き上げることのできる加熱調理器および加熱
調理器の調理方法を提供することができる。
【図1】 この発明の実施例による加熱庫の構成を示す
透視図である。
透視図である。
【図2】 この発明の実施例による加熱調理機の本体の
斜視図である。
斜視図である。
【図3】 この発明の実施例による回路図である。
【図4】 この発明の実施例による動作説明図である。
【図5】 この発明の実施例による図4の1部の拡大図
である。
である。
【図6】 この発明の実施例の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】 この発明の実施例によるt0 とt1 の関係を
示す特性図である。
示す特性図である。
【図8】 この発明の実施例によるt2 とTc の関係を
示す特性図である。
示す特性図である。
【図9】 従来の加熱調理器の構成説明図である。
【図10】 従来の動作を示すフローチャートである。
1 本体、2 加熱庫、3 マグネトロン、4 上ヒー
タ(上部加熱手段)、5 下ヒータ(下部加熱手段)、
7 上段の棚、9 温度センサー(温度検出手段)、1
1 マイコン(制御部)、13 加熱容器、14 パン
(被加熱物)、16 トーストキー、17 スタートキ
ー。
タ(上部加熱手段)、5 下ヒータ(下部加熱手段)、
7 上段の棚、9 温度センサー(温度検出手段)、1
1 マイコン(制御部)、13 加熱容器、14 パン
(被加熱物)、16 トーストキー、17 スタートキ
ー。
Claims (10)
- 【請求項1】 加熱庫と、この加熱庫内を加熱する加熱
手段と、前記加熱庫内に収納される加熱容器と、前記加
熱庫内の温度を検知する検知手段と、前記加熱庫内を予
熱制御する制御手段を備えた加熱調理器において、 前記被加熱物の加熱時間を決定する加熱時間決定手段を
設け、この加熱時間決定手段で決定する加熱時間を前記
加熱制御手段により、前記検知手段の検知情報に基づき
制御することを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項2】 被加熱物を入れる加熱庫と、該加熱庫の
上部および下部に設けられた上部加熱手段および下部加
熱手段と、前記加熱庫内に配置されて被加熱物を載せる
加熱容器と、前記加熱庫内の温度を検出する温度検出手
段と、前記上部加熱手段および下部加熱手段の加熱を制
御する制御部とを備えた加熱調理器において、 前記加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程と、該予
熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保温する
保温工程と、該保温工程で保温された加熱容器に載せら
れた被加熱物を加熱する加熱工程とを設け、該加熱工程
における加熱時間を被加熱物の加熱開始から一定時間後
の前記温度検出手段の検出情報に基づいて算出する加熱
時間算出手段とを設けたことを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項3】 前記加熱工程と保温工程および予熱工程
における加熱を前記上部加熱手段と下部加熱手段を交互
に切換え加熱する加熱切換手段を設けたことを特徴とす
る請求項2記載の加熱調理器。 - 【請求項4】 加熱庫の上部と下部に設けられた加熱手
段により加熱庫内の棚上の加熱容器に載置された被加熱
物を加熱し、温度検出手段により加熱庫の温度を検出し
て、制御手段により加熱手段の加熱時間を制御して被加
熱物を調理する加熱調理器の調理方法において、 前記加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程と、該予
熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保温する
保温工程と、該保温工程で保温された加熱容器に載せら
れた被加熱物を加熱する加熱工程により前記被加熱物を
調理することを特徴とする加熱調理器の調理方法。 - 【請求項5】 加熱庫の上部と下部に設けられた加熱手
段により加熱庫内の棚上の加熱容器に載置された被加熱
物を加熱し、温度検出手段により加熱庫の温度を検出し
て、制御手段により加熱手段の加熱時間を制御して被加
熱物を調理する加熱調理器の調理方法において、 前記加熱庫と加熱容器を予め加熱する予熱工程と、該予
熱工程で予熱された加熱庫と加熱容器の温度を保温する
保温工程と、該保温工程で保温された加熱容器に載せら
れた被加熱物を加熱する加熱工程とを設け、該加熱工程
における加熱時間を被加熱物の加熱開始から一定時間後
の前記温度検出手段の検出情報に基づいて算出する加熱
時間算出手段により算出して前記被加熱物を調理するこ
とを特徴とする加熱調理器の調理方法。 - 【請求項6】 前記制御手段により上部の加熱手段と下
部の加熱手段を交互に切換えると共に、上部の加熱手段
の加熱時間を下部の加熱手段の加熱時間より長く制御し
て前記被加熱物を加熱して調理することを特徴とする請
求項5記載の加熱調理器の調理方法。 - 【請求項7】 加熱庫の上下に設けられた上ヒータと下
ヒータにより加熱庫内の棚上の加熱容器に載置されたパ
ンを加熱し、排気ダクトに取付けられた温度センサによ
り加熱庫の温度を検出して、制御部により前記上ヒータ
と下ヒータの加熱時間を制御してトースト調理する加熱
調理器の調理方法において、 前記加熱室と加熱容器を予め加熱する予熱工程と、該予
熱工程で予熱された加熱室と加熱容器の温度を保温する
保温工程と、該保温工程で保温された加熱容器に載せら
れたパンを加熱する加熱工程によりトースト調理をする
ことを特徴とする加熱調理器の調理方法。 - 【請求項8】 前記制御部により上ヒータと下ヒータを
交互に切換えると共に、上ヒータの加熱時間を下ヒータ
の加熱時間より長く制御してトースト調理をすることを
特徴とする請求項7記載の加熱調理器の調理方法。 - 【請求項9】 前記制御部により加熱庫の保温工程終了
時の温度を240℃に制御すると共に、前記加熱工程の
加熱時間を2分に制御してトースト調理をすることを特
徴とする請求項7記載の加熱調理器の調理方法。 - 【請求項10】 前記制御部により加熱工程における加
熱開始から温度センサの検出温度が一定温度に達するま
での時間Tx を含む下記(1) の一次式を用いて加熱時間
Tc を算出し、該算出した加熱時間Tc 加熱してトース
ト調理をすることを特徴とする請求項7記載の加熱調理
器の調理方法。 記 Tc =a×Tx +b …(1) ただし、a,bは定数
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7334294A JPH07280281A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 加熱調理器および加熱調理器の調理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7334294A JPH07280281A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 加熱調理器および加熱調理器の調理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07280281A true JPH07280281A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13515397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7334294A Pending JPH07280281A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 加熱調理器および加熱調理器の調理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07280281A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011191031A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
JP2014014714A (ja) * | 2007-09-07 | 2014-01-30 | Burger King Corp | 自動焼き機、食品の群を自動で焼く方法および自動焼きシステム |
CN104955178A (zh) * | 2015-05-12 | 2015-09-30 | 孙昊 | 加热方法及加热器 |
US11578873B2 (en) | 2021-03-29 | 2023-02-14 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Oven appliance and method for preheating high-heat cooking surface |
US12111061B2 (en) | 2022-02-28 | 2024-10-08 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Oven appliances and methods for displaying pre-cooking progress |
US12117180B2 (en) | 2021-09-23 | 2024-10-15 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Oven appliance having a modular trim assembly for collecting debris |
-
1994
- 1994-04-12 JP JP7334294A patent/JPH07280281A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104955178B (zh) * | 2015-05-12 | 2016-08-24 | 孙昊 | 加热方法及加热器 |
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US12111061B2 (en) | 2022-02-28 | 2024-10-08 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Oven appliances and methods for displaying pre-cooking progress |
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