JPH0727609Y2 - 可変抵抗器 - Google Patents
可変抵抗器Info
- Publication number
- JPH0727609Y2 JPH0727609Y2 JP1989077630U JP7763089U JPH0727609Y2 JP H0727609 Y2 JPH0727609 Y2 JP H0727609Y2 JP 1989077630 U JP1989077630 U JP 1989077630U JP 7763089 U JP7763089 U JP 7763089U JP H0727609 Y2 JPH0727609 Y2 JP H0727609Y2
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- JP
- Japan
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- terminal
- case
- storage space
- variable resistor
- cavity
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01C—RESISTORS
- H01C1/00—Details
- H01C1/01—Mounting; Supporting
- H01C1/012—Mounting; Supporting the base extending along and imparting rigidity or reinforcement to the resistive element
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Adjustable Resistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のスロットルセンサ等として使用され
る可変抵抗器に係り、特に、その可変抵抗器に備えられ
る抵抗基板に関する。
る可変抵抗器に係り、特に、その可変抵抗器に備えられ
る抵抗基板に関する。
第5図〜第9図は従来例の説明図で、第5図は可変抵抗
器の断面図、第6図は同分解斜視図、第7図はカバーの
一部を切欠いた平面図、第8図は抵抗基板を取り去った
状態の平面図、第9図は抵抗基板の断面図である。
器の断面図、第6図は同分解斜視図、第7図はカバーの
一部を切欠いた平面図、第8図は抵抗基板を取り去った
状態の平面図、第9図は抵抗基板の断面図である。
これらの図において、1は絶縁物より成るケーシング
で、可変抵抗器のケース2とターミナルケース3より成
り、第7,8図に示すように、可変抵抗器のケース2は、
内部に収納空間を有する円筒部4と、該円筒部4の一部
から下方に延びる縦方向の側壁5,5と、該側壁5,5を横方
向に連結する横方向の側壁6とより成る。7は前記円筒
部4の内部に回転可能に装着された操作軸で、前記ケー
ス2と該操作軸7との間に自動復帰用ばね8が設けられ
ている。9は操作軸7に固定された摺動子受で、摺動子
10が固定されている。11は前記円筒部4の開口端に取付
けられた抵抗基板で、該抵抗基板11は表面に抵抗体15が
形成された円板部12を有し、該円板部12の一部に直線状
の切欠き13が設けられている。前記抵抗体15には端子14
が接続されており、第9図に示すように、該端子14の基
部は円板部12に埋設されている。また、端子14は円板部
12の切欠き13から外方に導出しており、この導出部の先
方には半円筒状に湾曲した膨出部16が形成され、その先
端にターミナルケース3に植設されたターミナル17と接
続する接続部18が設けられている。
で、可変抵抗器のケース2とターミナルケース3より成
り、第7,8図に示すように、可変抵抗器のケース2は、
内部に収納空間を有する円筒部4と、該円筒部4の一部
から下方に延びる縦方向の側壁5,5と、該側壁5,5を横方
向に連結する横方向の側壁6とより成る。7は前記円筒
部4の内部に回転可能に装着された操作軸で、前記ケー
ス2と該操作軸7との間に自動復帰用ばね8が設けられ
ている。9は操作軸7に固定された摺動子受で、摺動子
10が固定されている。11は前記円筒部4の開口端に取付
けられた抵抗基板で、該抵抗基板11は表面に抵抗体15が
形成された円板部12を有し、該円板部12の一部に直線状
の切欠き13が設けられている。前記抵抗体15には端子14
が接続されており、第9図に示すように、該端子14の基
部は円板部12に埋設されている。また、端子14は円板部
12の切欠き13から外方に導出しており、この導出部の先
方には半円筒状に湾曲した膨出部16が形成され、その先
端にターミナルケース3に植設されたターミナル17と接
続する接続部18が設けられている。
前記ケース2の円筒部4の内周には鍔部19が設けられ、
また、縦方向の側壁5,5間には円筒部4の延長上に摺動
子受9の回転を案内する円弧状の鍔部20が設けられてお
り、これら両鍔部19,20はケース2内の同一高さにあ
り、全体として円環状に形成されている。
また、縦方向の側壁5,5間には円筒部4の延長上に摺動
子受9の回転を案内する円弧状の鍔部20が設けられてお
り、これら両鍔部19,20はケース2内の同一高さにあ
り、全体として円環状に形成されている。
前記した抵抗基板11をケース2に取付けるには、抵抗基
板11の円板部12をケース2の円筒部4の内周の鍔部19上
に載置し、第7図に示すように、抵抗基板11の両側に形
成された凹部21に円筒部4の内周の突起22を嵌合して回
転しないように取付けられる。取付後は、端子14の先端
の接続部18がターミナル17の先端に半田23にて固定され
る。24は抵抗基板11の上面においてケース2の円筒部4
内に嵌合されるカバーで、該カバー24と円筒部4との間
には樹脂25が充填され、可変抵抗器内は密封されてい
る。なお、第6図において26はワッシャー、27はシー
ル、28はウエーブワッシャーである。
板11の円板部12をケース2の円筒部4の内周の鍔部19上
に載置し、第7図に示すように、抵抗基板11の両側に形
成された凹部21に円筒部4の内周の突起22を嵌合して回
転しないように取付けられる。取付後は、端子14の先端
の接続部18がターミナル17の先端に半田23にて固定され
る。24は抵抗基板11の上面においてケース2の円筒部4
内に嵌合されるカバーで、該カバー24と円筒部4との間
には樹脂25が充填され、可変抵抗器内は密封されてい
る。なお、第6図において26はワッシャー、27はシー
ル、28はウエーブワッシャーである。
上記の如く構成された可変抵抗器において、操作軸7を
回転すると、復帰用ばね8は圧縮され、摺動子受9に固
定された摺動子10は抵抗基板11に形成された抵抗体15上
を摺動し、抵抗値の調整が行われる。また、操作軸7の
回転力を取り去ると、該操作軸7は復帰用ばね8の復元
力によって元の未作動状態に復帰するようになってい
る。
回転すると、復帰用ばね8は圧縮され、摺動子受9に固
定された摺動子10は抵抗基板11に形成された抵抗体15上
を摺動し、抵抗値の調整が行われる。また、操作軸7の
回転力を取り去ると、該操作軸7は復帰用ばね8の復元
力によって元の未作動状態に復帰するようになってい
る。
なお、この可変抵抗器は温度変化の大きな場所に設置さ
れることがあるが、端子14の途中に半円筒状に湾曲した
膨出部16が設けてあるため、該膨出部16が温度変化に対
応して膨張または収縮することにより、接続部18とター
ミナル17を接続する半田23に大きなストレスがかからな
いようになっている。
れることがあるが、端子14の途中に半円筒状に湾曲した
膨出部16が設けてあるため、該膨出部16が温度変化に対
応して膨張または収縮することにより、接続部18とター
ミナル17を接続する半田23に大きなストレスがかからな
いようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、上記した従来の可変抵抗器では、抵抗基板11
の円板部12の一部に直線状の切欠き13を設け、この切欠
き13から端子14が外方へ突出しているため、抵抗基板11
の切欠き13とケース2の円弧状の鍔部20との間に平面視
三日月状の空隙29が形成されることになる。そのため、
端子14の接続部18とターミナル17とを半田付けする際
に、半田23のくずの一部が前記空隙29を通ってケース2
の円筒部4内に侵入し、摺動子10や抵抗基板11上の抵抗
体15等に付着して動作不良を起こすという問題があっ
た。
の円板部12の一部に直線状の切欠き13を設け、この切欠
き13から端子14が外方へ突出しているため、抵抗基板11
の切欠き13とケース2の円弧状の鍔部20との間に平面視
三日月状の空隙29が形成されることになる。そのため、
端子14の接続部18とターミナル17とを半田付けする際
に、半田23のくずの一部が前記空隙29を通ってケース2
の円筒部4内に侵入し、摺動子10や抵抗基板11上の抵抗
体15等に付着して動作不良を起こすという問題があっ
た。
なお、この場合の解決策として、抵抗基板11に切欠き13
から外方へ延びる延長部(図示せず)を一体形成し、こ
の延長部を鍔部20に当接させて前記空隙29を塞ぐことが
考えられる。しかしながら、単に延長部を形成しただけ
では、端子14をこの延長部の端面から導出させ、その先
方に膨出部16を形成する必要があるため、延長部の長さ
相当分だけケース2を大きくしなければならず、可変抵
抗器が大型化するという別の問題が発生する。
から外方へ延びる延長部(図示せず)を一体形成し、こ
の延長部を鍔部20に当接させて前記空隙29を塞ぐことが
考えられる。しかしながら、単に延長部を形成しただけ
では、端子14をこの延長部の端面から導出させ、その先
方に膨出部16を形成する必要があるため、延長部の長さ
相当分だけケース2を大きくしなければならず、可変抵
抗器が大型化するという別の問題が発生する。
本考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、ケースの大きさはそのままに
して、端子とターミナルを半田付けする際の半田くずが
摺動子等に付着するのを防止出来る可変抵抗器を提供す
ることにある。
ものであり、その目的は、ケースの大きさはそのままに
して、端子とターミナルを半田付けする際の半田くずが
摺動子等に付着するのを防止出来る可変抵抗器を提供す
ることにある。
上記目的を達成するために、本考案は、収納空間を有す
るケースにターミナルが設けられ、前記収納空間の内部
に摺動子を有する摺動子受が回転可能に保持されると共
に、該収納空間の開口端に抵抗基板が取付けられ、該抵
抗基板から導出する端子の先端を前記ターミナルに半田
付けした可変抵抗器において、前記抵抗基板は、表面に
抵抗体が形成された円板部と、該円板部の円周の一部か
ら突出する矩形状の張出し部とから成り、該張出し部に
は前記円板部との間に段差を設けて低部を形成し、該低
部の端部には前記張出し部をその板厚方向に貫通する空
洞を形成すると共に、該空洞を横切って幅方向に延びる
断面半円状の突条を形成し、前記端子は、前記円板部に
埋設された基部と、該円板部から前記低部の表面に沿っ
て延びる導出部とから成り、該導出部には前記突条の表
面形状に沿って湾曲する半円筒状の膨出部を形成すると
共に、該膨出部にて前記空洞の開口端を閉塞し、前記抵
抗基板を前記ケースに取付けた際、前記収納空間の周囲
に形成した環状の鍔部を前記張出し部に当接せしめたこ
とを特徴とするものである。
るケースにターミナルが設けられ、前記収納空間の内部
に摺動子を有する摺動子受が回転可能に保持されると共
に、該収納空間の開口端に抵抗基板が取付けられ、該抵
抗基板から導出する端子の先端を前記ターミナルに半田
付けした可変抵抗器において、前記抵抗基板は、表面に
抵抗体が形成された円板部と、該円板部の円周の一部か
ら突出する矩形状の張出し部とから成り、該張出し部に
は前記円板部との間に段差を設けて低部を形成し、該低
部の端部には前記張出し部をその板厚方向に貫通する空
洞を形成すると共に、該空洞を横切って幅方向に延びる
断面半円状の突条を形成し、前記端子は、前記円板部に
埋設された基部と、該円板部から前記低部の表面に沿っ
て延びる導出部とから成り、該導出部には前記突条の表
面形状に沿って湾曲する半円筒状の膨出部を形成すると
共に、該膨出部にて前記空洞の開口端を閉塞し、前記抵
抗基板を前記ケースに取付けた際、前記収納空間の周囲
に形成した環状の鍔部を前記張出し部に当接せしめたこ
とを特徴とするものである。
抵抗基板の張出し部はケースに設けられた環状の鍔部と
当接しており、ケースの収納空間の内部に通ずる空隙が
抵抗基板によって閉塞されるので、端子の先端とターミ
ナルを半田付けした際、半田くずの一部が摺動子等に付
着するのを防止出来る。
当接しており、ケースの収納空間の内部に通ずる空隙が
抵抗基板によって閉塞されるので、端子の先端とターミ
ナルを半田付けした際、半田くずの一部が摺動子等に付
着するのを防止出来る。
また、端子は張出し部の低部表面に沿って導出してお
り、その導出部に膨出部が形成されているので、抵抗基
板に張出し部を設けたにも拘らず、端子の先端の接続部
の位置は従来と変らず、可変抵抗器のケースが大型化す
るのを防止出来る。
り、その導出部に膨出部が形成されているので、抵抗基
板に張出し部を設けたにも拘らず、端子の先端の接続部
の位置は従来と変らず、可変抵抗器のケースが大型化す
るのを防止出来る。
しかも、前記端子の膨出部は、張出し部に設けられた突
条の表面形状に沿って湾曲し、該突条を貫通する空洞の
開口端を閉いでいるので、半田くずが空洞を通って収納
空間の内部に侵入することはなく、周囲の温度変化によ
る膨張,収縮にも十分対応出来る。
条の表面形状に沿って湾曲し、該突条を貫通する空洞の
開口端を閉いでいるので、半田くずが空洞を通って収納
空間の内部に侵入することはなく、周囲の温度変化によ
る膨張,収縮にも十分対応出来る。
以下に、本考案の実施例を添付の図面に基づき説明す
る。
る。
第1図〜第4図は本考案の実施例の説明図で、第1図は
可変抵抗器の断面図、第2図はカバーの一部を切欠いた
状態の平面図、第3図は抵抗基板を取り去った状態の平
面図、第4図は抵抗基板の一部を破断して示す斜視図で
ある。
可変抵抗器の断面図、第2図はカバーの一部を切欠いた
状態の平面図、第3図は抵抗基板を取り去った状態の平
面図、第4図は抵抗基板の一部を破断して示す斜視図で
ある。
なお、第5図〜第9図に示した従来例と同一部分には同
一符号を付して重複する説明は省略する。
一符号を付して重複する説明は省略する。
本実施例に係る可変抵抗器が前述した従来例と相違する
点は、抵抗基板11の具体的な構造にあり、以下にこの点
について詳述する。
点は、抵抗基板11の具体的な構造にあり、以下にこの点
について詳述する。
本実施例の抵抗基板11は、表面に抵抗体15が形成された
円板部12と、該円板部12の円周の一部に設けた矩形状の
張出し部30とから成る。第4図に示すように、前記張出
し部30には、円板部12との間に段差を設けて低部31が形
成されており、該低部31の先端部には断面半円状の突条
32が形成されている。この突条32は端子14と交差する幅
方向に延びており、その一部に板厚方向に貫通する空洞
33が穿設されている。また、抵抗体15と接続する端子14
の基部は前記円板部12に埋設されているが、該端子14は
円板部12から前記低部31の表面に沿って導出され、その
導出部の先方に前記突条32の表面形状にならって半円筒
状に湾曲した膨出部16が形成されている。この膨出部16
は前記空洞33の一方の開口端を塞いでおり、前記突条32
の表面と膨出部16とによって半円柱状の連続的な曲面が
形成されている。さらに、端子14の先端にターミナル17
と接続する接続部18が形成されている。
円板部12と、該円板部12の円周の一部に設けた矩形状の
張出し部30とから成る。第4図に示すように、前記張出
し部30には、円板部12との間に段差を設けて低部31が形
成されており、該低部31の先端部には断面半円状の突条
32が形成されている。この突条32は端子14と交差する幅
方向に延びており、その一部に板厚方向に貫通する空洞
33が穿設されている。また、抵抗体15と接続する端子14
の基部は前記円板部12に埋設されているが、該端子14は
円板部12から前記低部31の表面に沿って導出され、その
導出部の先方に前記突条32の表面形状にならって半円筒
状に湾曲した膨出部16が形成されている。この膨出部16
は前記空洞33の一方の開口端を塞いでおり、前記突条32
の表面と膨出部16とによって半円柱状の連続的な曲面が
形成されている。さらに、端子14の先端にターミナル17
と接続する接続部18が形成されている。
上記の如き抵抗基板11をケース2に取付けるには、抵抗
基板11の円板部12をケース2の円筒部4の内周の鍔部19
上に載置し、第2図に示すように、抵抗基板11の両側に
形成された凹部21に円筒部4の内周の突部22を嵌合して
回転しないように取付けられる。その際、第1図に示す
ように、張出し部30の表面をケース2に設けた鍔部20の
全長に渉って当接させ、ケース2の両鍔部19,20によっ
て形成される円形の開口を抵抗基板11の円板部12と張出
し部30とで塞ぐようになっている。そして、抵抗基板11
をケース2に取付けた後に、端子14の先端の接続部18が
ターミナル17の先端に半田23にて固定される。
基板11の円板部12をケース2の円筒部4の内周の鍔部19
上に載置し、第2図に示すように、抵抗基板11の両側に
形成された凹部21に円筒部4の内周の突部22を嵌合して
回転しないように取付けられる。その際、第1図に示す
ように、張出し部30の表面をケース2に設けた鍔部20の
全長に渉って当接させ、ケース2の両鍔部19,20によっ
て形成される円形の開口を抵抗基板11の円板部12と張出
し部30とで塞ぐようになっている。そして、抵抗基板11
をケース2に取付けた後に、端子14の先端の接続部18が
ターミナル17の先端に半田23にて固定される。
本考案の上記実施例によれば、抵抗基板11の円板部12は
ケース2の円筒部4の内周の鍔部19上にあり、張出し部
30は縦方向の両側壁5,5間に形成された鍔部20に当接し
ているため、ケース2の収納空間の内部に配置された摺
動子受9や摺動子10等は抵抗基板11にて閉塞される。こ
のため、端子14の先端の接続部18をターミナル17に半田
付けする際に、半田23のくずが両鍔部19,20と抵抗基板1
1との間から収納空間の内部へ侵入することはなく、半
田23のくずが摺動子10等に付着することによって生じる
動作不良を未然に防止出来る。。
ケース2の円筒部4の内周の鍔部19上にあり、張出し部
30は縦方向の両側壁5,5間に形成された鍔部20に当接し
ているため、ケース2の収納空間の内部に配置された摺
動子受9や摺動子10等は抵抗基板11にて閉塞される。こ
のため、端子14の先端の接続部18をターミナル17に半田
付けする際に、半田23のくずが両鍔部19,20と抵抗基板1
1との間から収納空間の内部へ侵入することはなく、半
田23のくずが摺動子10等に付着することによって生じる
動作不良を未然に防止出来る。。
また、抵抗基板11の張出し部30に断面半円状の突条32と
該突条32を貫通する空洞33とを設け、この空洞33の開口
端を端子14の膨出部16によって塞ぐようにしたため、半
田12のくずが空洞33から収納空間の内部へ侵入するのを
防止した上で、端子14を温度変化に対応させることが出
来る。すなわち、周囲の温度変化によって端子14に膨張
あるいは収縮する力が作用した場合、これらの力は端子
14の膨出部16が空洞33の軸線上で膨張,収縮することで
吸収されるため、接続部18とターミナル17とを接続する
半田23に作用するストレスを低減出来る。
該突条32を貫通する空洞33とを設け、この空洞33の開口
端を端子14の膨出部16によって塞ぐようにしたため、半
田12のくずが空洞33から収納空間の内部へ侵入するのを
防止した上で、端子14を温度変化に対応させることが出
来る。すなわち、周囲の温度変化によって端子14に膨張
あるいは収縮する力が作用した場合、これらの力は端子
14の膨出部16が空洞33の軸線上で膨張,収縮することで
吸収されるため、接続部18とターミナル17とを接続する
半田23に作用するストレスを低減出来る。
しかも、端子14の膨出部16は抵抗基板11の張出し部30上
に位置しているため、端子14の接続部18の位置は、張出
し部30を形成したにも拘らず前述した従来例の場合とほ
ぼ同じとなり、従って可変抵抗器のケース2の大きさも
変ることはない。
に位置しているため、端子14の接続部18の位置は、張出
し部30を形成したにも拘らず前述した従来例の場合とほ
ぼ同じとなり、従って可変抵抗器のケース2の大きさも
変ることはない。
以上説明したように、本考案によれば、端子の先端をタ
ーミナルに半田付けする際に、半田のくずがケースの収
納空間内に侵入して摺動子等に付着するのを防止出来る
のみならず、温度変化による端子の膨張、収縮に十分対
応することが出来、しかもケースが大型化するのを防止
出来る等の種々の効果を奏する。
ーミナルに半田付けする際に、半田のくずがケースの収
納空間内に侵入して摺動子等に付着するのを防止出来る
のみならず、温度変化による端子の膨張、収縮に十分対
応することが出来、しかもケースが大型化するのを防止
出来る等の種々の効果を奏する。
第1図〜第4図は本考案の実施例の説明図で、第1図は
可変抵抗器の断面図、第2図はカバーの一部を切欠いた
状態の平面図、第3図は抵抗基板を取り去った状態の平
面図、第4図は抵抗基板の一部を破断して示す斜視図、
第5図〜第9図は従来例の説明図で、第5図は可変抵抗
器の断面図、第6図は同分解斜視図、第7図はカバーの
一部を切欠いた平面図、第8図は抵抗基板を取り去った
状態の平面図、第9図は抵抗基板の断面図である。 11……抵抗基板、12……円板部、14……端子、16……膨
出部、17……ターミナル、18……接続部、20……鍔部、
23……半田、30……張出し部、31……低部、32……突
条、33……空洞。
可変抵抗器の断面図、第2図はカバーの一部を切欠いた
状態の平面図、第3図は抵抗基板を取り去った状態の平
面図、第4図は抵抗基板の一部を破断して示す斜視図、
第5図〜第9図は従来例の説明図で、第5図は可変抵抗
器の断面図、第6図は同分解斜視図、第7図はカバーの
一部を切欠いた平面図、第8図は抵抗基板を取り去った
状態の平面図、第9図は抵抗基板の断面図である。 11……抵抗基板、12……円板部、14……端子、16……膨
出部、17……ターミナル、18……接続部、20……鍔部、
23……半田、30……張出し部、31……低部、32……突
条、33……空洞。
Claims (1)
- 【請求項1】収納空間を有するケースにターミナルが設
けられ、前記収納空間の内部に摺動子を有する摺動子受
が回転可能に保持されると共に、該収納空間の開口端に
抵抗基板が取付けられ、該抵抗基板から導出する端子の
先端を前記ターミナルに半田付けした可変抵抗器におい
て、 前記抵抗基板は、表面に抵抗体が形成された円板部と、
該円板部の円周の一部から突出する矩形状の張出し部と
から成り、該張出し部には前記円板部との間に段差を設
けて低部を形成し、該低部の端部には前記張出し部をそ
の板厚方向に貫通する空洞を形成すると共に、該空洞を
横切って幅方向に延びる断面半円状の突条を形成し、 前記端子は、前記円板部に埋設された基部と、該円板部
から前記低部の表面に沿って延びる導出部とから成り、
該導出部には前記突条の表面形状に沿って湾曲する半円
筒状の膨出部を形成すると共に、該膨出部にて前記空洞
の開口端を閉塞し、 前記抵抗基板を前記ケースに取付けた際、前記収納空間
の周囲に形成した環状の鍔部を前記張出し部に当接せし
めたことを特徴とする可変抵抗器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989077630U JPH0727609Y2 (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 可変抵抗器 |
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