JPH0727607A - アバランシェフォトダイオードのバイアス回路 - Google Patents
アバランシェフォトダイオードのバイアス回路Info
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- JPH0727607A JPH0727607A JP5170289A JP17028993A JPH0727607A JP H0727607 A JPH0727607 A JP H0727607A JP 5170289 A JP5170289 A JP 5170289A JP 17028993 A JP17028993 A JP 17028993A JP H0727607 A JPH0727607 A JP H0727607A
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- G05F—SYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
- G05F3/00—Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
- G05F3/02—Regulating voltage or current
- G05F3/08—Regulating voltage or current wherein the variable is dc
- G05F3/10—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
- G05F3/16—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
- G05F3/18—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using Zener diodes
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い増倍率にするとともに、温度に対して安
定が高い光検出を行い得るようにする。 【構成】 本発明のアバランシェフォトダイオードのバ
イアス回路は、アバランシェフォトダイオードに高増倍
率で駆動させるバイアス電圧を印加するためのバイアス
回路であって、アバランシェフォトダイオードと同等の
ブレークダウン電圧の温度特性を持つダイオード(例え
ば、アバランシェフォトダイオードと同等の構造のも
の)と、ダイオードのブレークダウン状態にするととも
にその状態での両端電圧との差を一定にした電圧をバイ
アス電圧としてアバランシェフォトダイオードに印加す
る手段とを有する。
定が高い光検出を行い得るようにする。 【構成】 本発明のアバランシェフォトダイオードのバ
イアス回路は、アバランシェフォトダイオードに高増倍
率で駆動させるバイアス電圧を印加するためのバイアス
回路であって、アバランシェフォトダイオードと同等の
ブレークダウン電圧の温度特性を持つダイオード(例え
ば、アバランシェフォトダイオードと同等の構造のも
の)と、ダイオードのブレークダウン状態にするととも
にその状態での両端電圧との差を一定にした電圧をバイ
アス電圧としてアバランシェフォトダイオードに印加す
る手段とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アバランシェフォトダ
イオードを高増倍率で駆動させるためのバイアス電圧の
印加方式に関する。
イオードを高増倍率で駆動させるためのバイアス電圧の
印加方式に関する。
【0002】
【従来の技術】アバランシェフォトダイオード(AP
D)は、アバランシェ増倍の利用によって高い感度と高
い応答速度とを持つ半導体光検出器であり、光通信の受
光用や高感度の光検出に用いられている。この素子も半
導体で構成されているので、温度によって特性の変化を
生じる、という半導体固有の問題がある。増倍率の変化
は、感度の変化をもたらし、検出出力に変動を生じるこ
とから、APDの増倍率の温度特性の改善のために、A
PDのバイアス電圧の制御方式には各種の方式が考案さ
れている。
D)は、アバランシェ増倍の利用によって高い感度と高
い応答速度とを持つ半導体光検出器であり、光通信の受
光用や高感度の光検出に用いられている。この素子も半
導体で構成されているので、温度によって特性の変化を
生じる、という半導体固有の問題がある。増倍率の変化
は、感度の変化をもたらし、検出出力に変動を生じるこ
とから、APDの増倍率の温度特性の改善のために、A
PDのバイアス電圧の制御方式には各種の方式が考案さ
れている。
【0003】その1つとして、例えば、「特開平2−0
44218」記載された方式がある(図11)。この回
路では、特性の似た2つのAPD16,11を用い、一
方のAPD16を遮光し、等価的な電流源(高圧電源1
2,抵抗13)にてブレークダウンさせている。そし
て、このAPD16の両端に生じるブレークダウン電圧
を分圧抵抗14,15で分圧し、他方の信号検出用AP
Dにバイアス電圧として印加している(符号7は負荷抵
抗)。遮光したAPDのブレークダウン電圧は温度によ
って変化することから、これを温度センサとして用いる
ことによって、信号検出用APDのバイアス電圧の補償
を行っている。所定の増倍率を得るためには、それに応
じた分圧比でブレークダウン電圧を分圧してバイアス電
圧とすればよいことから、構成が簡単である、という利
点がある。
44218」記載された方式がある(図11)。この回
路では、特性の似た2つのAPD16,11を用い、一
方のAPD16を遮光し、等価的な電流源(高圧電源1
2,抵抗13)にてブレークダウンさせている。そし
て、このAPD16の両端に生じるブレークダウン電圧
を分圧抵抗14,15で分圧し、他方の信号検出用AP
Dにバイアス電圧として印加している(符号7は負荷抵
抗)。遮光したAPDのブレークダウン電圧は温度によ
って変化することから、これを温度センサとして用いる
ことによって、信号検出用APDのバイアス電圧の補償
を行っている。所定の増倍率を得るためには、それに応
じた分圧比でブレークダウン電圧を分圧してバイアス電
圧とすればよいことから、構成が簡単である、という利
点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の回路では、ブレ
ークダウン電圧とある増倍率のバイアス電圧との関係
は、それらの比が温度にかかわらず一定であることをそ
の前提としている。しかし、この関係は、増倍率の低い
ところでは成り立っているが、増倍率の高いところでは
成り立っていないことが、本件発明者らの実験により判
明した。上述の回路にて、感度を上げようとして高い増
倍率で使用すると、温度により増倍率が変化してしまう
ため、高安定な光検出が困難であることが判明した。
ークダウン電圧とある増倍率のバイアス電圧との関係
は、それらの比が温度にかかわらず一定であることをそ
の前提としている。しかし、この関係は、増倍率の低い
ところでは成り立っているが、増倍率の高いところでは
成り立っていないことが、本件発明者らの実験により判
明した。上述の回路にて、感度を上げようとして高い増
倍率で使用すると、温度により増倍率が変化してしまう
ため、高安定な光検出が困難であることが判明した。
【0005】そこで、本発明は、高い増倍率にするとと
もに、温度に対して安定が高い光検出を行い得るアバラ
ンシェフォトダイオードのバイアス回路を提供すること
をその目的とする。
もに、温度に対して安定が高い光検出を行い得るアバラ
ンシェフォトダイオードのバイアス回路を提供すること
をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のアバランシェフォトダイオードのバイアス
回路は、アバランシェフォトダイオードに高増倍率で駆
動させるバイアス電圧を印加するためのバイアス回路で
あって、アバランシェフォトダイオードと同等のブレー
クダウン電圧の温度特性を持つダイオード(例えば、ア
バランシェフォトダイオードと同等の構造のもの)と、
ダイオードをブレークダウン状態にするとともにその状
態での両端電圧との差を一定にした電圧をバイアス電圧
としてアバランシェフォトダイオードに印加する手段と
を有する。
に、本発明のアバランシェフォトダイオードのバイアス
回路は、アバランシェフォトダイオードに高増倍率で駆
動させるバイアス電圧を印加するためのバイアス回路で
あって、アバランシェフォトダイオードと同等のブレー
クダウン電圧の温度特性を持つダイオード(例えば、ア
バランシェフォトダイオードと同等の構造のもの)と、
ダイオードをブレークダウン状態にするとともにその状
態での両端電圧との差を一定にした電圧をバイアス電圧
としてアバランシェフォトダイオードに印加する手段と
を有する。
【0007】
【作用】本発明のバイアス回路では、ブレークダウン状
態にしたダイオードのブレークダウン電圧の温度特性が
アバランシェフォトダイオードと同等であるので、温度
が変化しても、ブレークダウン電圧から一定の電圧差で
バイアス電圧がアバランシェフォトダイオードに印加さ
れる。
態にしたダイオードのブレークダウン電圧の温度特性が
アバランシェフォトダイオードと同等であるので、温度
が変化しても、ブレークダウン電圧から一定の電圧差で
バイアス電圧がアバランシェフォトダイオードに印加さ
れる。
【0008】ここで、アバランシェフォトダイオードを
高増倍率で駆動させた場合、その増倍率を示す電圧とブ
レークダウン電圧との関係は、必ずしも低増倍率の場合
のようにそれらの比が一定値となる関係ではなく、差が
一定値となる関係になることがある。このような場合で
は、バイアス電圧がブレークダウン電圧と一定の電圧差
となっているので、温度が変化しても、一定の高い増倍
率で光検出動作を行わせることができる。
高増倍率で駆動させた場合、その増倍率を示す電圧とブ
レークダウン電圧との関係は、必ずしも低増倍率の場合
のようにそれらの比が一定値となる関係ではなく、差が
一定値となる関係になることがある。このような場合で
は、バイアス電圧がブレークダウン電圧と一定の電圧差
となっているので、温度が変化しても、一定の高い増倍
率で光検出動作を行わせることができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
本発明のバイアス回路は、特性の似通った2つのAPD
を用い、一方を温度検出用とし、このAPDのブレーク
ダウン電圧から一定電圧を差し引いたものを、他方の光
信号検出用APDのバイアス電圧とした点に特徴があ
る。
本発明のバイアス回路は、特性の似通った2つのAPD
を用い、一方を温度検出用とし、このAPDのブレーク
ダウン電圧から一定電圧を差し引いたものを、他方の光
信号検出用APDのバイアス電圧とした点に特徴があ
る。
【0010】図1は、その最も基本的な構成の概念図を
示したものであり、遮光した温度検出用のアバランシェ
フォトダイオードAPD1を電源VH から一定の電流I
s 流すことによりブレークダウンさせ、その両端に生じ
るブレークダウン電圧を所定の電圧V2 (固定、可変、
半固定のいずれか)分だけ電圧降下させて信号検出用の
アバランシェフォトダイオードAPD2にバイアス電圧
として印加している。ここで、R1 は分流用の抵抗、R
L はAPD2の負荷抵抗である。また、APD1及びA
PD2を熱的に結合させており、同じ温度になるように
している。そして、バイアス電圧はAPD2が十分に大
きな増倍率となるような高い電圧として高感度の光検出
が行えるようにしている。
示したものであり、遮光した温度検出用のアバランシェ
フォトダイオードAPD1を電源VH から一定の電流I
s 流すことによりブレークダウンさせ、その両端に生じ
るブレークダウン電圧を所定の電圧V2 (固定、可変、
半固定のいずれか)分だけ電圧降下させて信号検出用の
アバランシェフォトダイオードAPD2にバイアス電圧
として印加している。ここで、R1 は分流用の抵抗、R
L はAPD2の負荷抵抗である。また、APD1及びA
PD2を熱的に結合させており、同じ温度になるように
している。そして、バイアス電圧はAPD2が十分に大
きな増倍率となるような高い電圧として高感度の光検出
が行えるようにしている。
【0011】この構成では、温度によるAPD1のブレ
ークダウン電圧と同じだけバイアス電圧が変化すること
によって、信号検出用のAPD2の増倍率の温度変化を
抑え、温度に対して安定な光検出を行えるようにしてい
る。これはつぎのような理由に基づく。
ークダウン電圧と同じだけバイアス電圧が変化すること
によって、信号検出用のAPD2の増倍率の温度変化を
抑え、温度に対して安定な光検出を行えるようにしてい
る。これはつぎのような理由に基づく。
【0012】図2は、APD1のブレークダウン電圧V
b1 ,APD2のブレークダウン電圧Vb2 ,APD2
の増倍率Mなどの温度係数の関係の実測例を示したもの
である。測定サンプルとして、APD1にはS2383
(浜松ホトニクス製)のうちVbが215Vのものを、
APD2には常温でのブレークダウン電圧Vb2 が22
0VのS2383を用いた。バイアス電圧を横軸に、温
度係数を縦軸にしており、各増倍率ごとに、−15℃〜
+55℃までの10℃刻みで、その増倍率となるバイア
ス電圧に対してそのバイアス電圧の温度係数をプロット
し、つないだものである。増倍率Mの測定光波長λを8
00nm、測定光量Pを1nWとした。なお、この図2
のグラフは、従来に例がないことから、本件発明者によ
り始めてなされたものと考えられる。
b1 ,APD2のブレークダウン電圧Vb2 ,APD2
の増倍率Mなどの温度係数の関係の実測例を示したもの
である。測定サンプルとして、APD1にはS2383
(浜松ホトニクス製)のうちVbが215Vのものを、
APD2には常温でのブレークダウン電圧Vb2 が22
0VのS2383を用いた。バイアス電圧を横軸に、温
度係数を縦軸にしており、各増倍率ごとに、−15℃〜
+55℃までの10℃刻みで、その増倍率となるバイア
ス電圧に対してそのバイアス電圧の温度係数をプロット
し、つないだものである。増倍率Mの測定光波長λを8
00nm、測定光量Pを1nWとした。なお、この図2
のグラフは、従来に例がないことから、本件発明者によ
り始めてなされたものと考えられる。
【0013】図2のグラフから、温度係数とバイアス電
圧との間にはある程度の相関があるものと考えられ、従
来の「ブレークダウン電圧とバイアス電圧との比が一
定」という考え方に相当するのは、温度係数もその比に
等しいものとするのであるから、原点を基準とした直線
で近似することに相当する。しかし、従来のように、ブ
レークダウン電圧を分圧抵抗で分圧し、バイアス電圧と
の比を一定とすると、増倍率Mが50以上の領域では現
実と大きく異なったものになる。特に、この領域では、
バイアス電圧の変化に対して増倍率Mの変化が大きくな
ることから、増倍率Mの誤差が大きいものとなって、温
度に対する感度の安定性が非常に悪くなる。
圧との間にはある程度の相関があるものと考えられ、従
来の「ブレークダウン電圧とバイアス電圧との比が一
定」という考え方に相当するのは、温度係数もその比に
等しいものとするのであるから、原点を基準とした直線
で近似することに相当する。しかし、従来のように、ブ
レークダウン電圧を分圧抵抗で分圧し、バイアス電圧と
の比を一定とすると、増倍率Mが50以上の領域では現
実と大きく異なったものになる。特に、この領域では、
バイアス電圧の変化に対して増倍率Mの変化が大きくな
ることから、増倍率Mの誤差が大きいものとなって、温
度に対する感度の安定性が非常に悪くなる。
【0014】これに対し、本発明のバイアス回路では、
APD2と特性の似通ったAPD1をブレークダウンさ
せ、そのブレークダウン電圧から一定の電圧差を設けた
バイアス電圧をAPD2に印加することにより、簡単な
構成でより良好な増倍率Mの安定化を達成できるのであ
る。図2のグラフから明らかなように、増倍率Mは温度
とともに変化するのであるが、増倍率Mが大きい場合、
各増倍率は同じような傾向を示し、横軸方向にシフトし
たような形になっている。このことから、ブレークダウ
ン電圧とバイアス電圧との間の電圧差を一定として近似
するほうが、比を一定とした従来の場合よりも、増倍率
Mの温度変化をより小さく抑えた優れた方法である。
APD2と特性の似通ったAPD1をブレークダウンさ
せ、そのブレークダウン電圧から一定の電圧差を設けた
バイアス電圧をAPD2に印加することにより、簡単な
構成でより良好な増倍率Mの安定化を達成できるのであ
る。図2のグラフから明らかなように、増倍率Mは温度
とともに変化するのであるが、増倍率Mが大きい場合、
各増倍率は同じような傾向を示し、横軸方向にシフトし
たような形になっている。このことから、ブレークダウ
ン電圧とバイアス電圧との間の電圧差を一定として近似
するほうが、比を一定とした従来の場合よりも、増倍率
Mの温度変化をより小さく抑えた優れた方法である。
【0015】図3は、APD1のブレークダウン電圧と
APD2のバイアス電圧との間の電圧差をツェナダイオ
ードZDで実現したものであり、定電流源Isは前述の
従来例同様、高圧電源,抵抗で構成される。この回路で
も、APD1とAPD2は熱的に結合しておりAPD1
を温度センサとして用い、APD1はブレークダウン状
態に保たれる。このAPD1のブレークダウン電圧に対
して一定のツェナ電圧Vzだけ電圧降下させたバイアス
電圧がAPD2に印加され、高い増倍率MでAPD2を
動作させる(なお、R21は分流用抵抗)。温度が変化し
た場合、APD1のブレークダウン電圧が変化し、それ
に伴ってAPD2に印加される電圧が変化するが、AP
D2の一定増倍率のバイアス電圧の温度係数はAPD1
のブレークダウン電圧の温度係数とほぼ等しく、APD
2の増倍率は高く、一定に保たれる。
APD2のバイアス電圧との間の電圧差をツェナダイオ
ードZDで実現したものであり、定電流源Isは前述の
従来例同様、高圧電源,抵抗で構成される。この回路で
も、APD1とAPD2は熱的に結合しておりAPD1
を温度センサとして用い、APD1はブレークダウン状
態に保たれる。このAPD1のブレークダウン電圧に対
して一定のツェナ電圧Vzだけ電圧降下させたバイアス
電圧がAPD2に印加され、高い増倍率MでAPD2を
動作させる(なお、R21は分流用抵抗)。温度が変化し
た場合、APD1のブレークダウン電圧が変化し、それ
に伴ってAPD2に印加される電圧が変化するが、AP
D2の一定増倍率のバイアス電圧の温度係数はAPD1
のブレークダウン電圧の温度係数とほぼ等しく、APD
2の増倍率は高く、一定に保たれる。
【0016】図4は、ブレークダウン電圧とバイアス電
圧の電圧差を調整可能にしたものである。上述と同様
に、電源VH 及び抵抗R31でAPD1をブレークダウン
状態とし、このカソード電圧をトランジスタTr31でバ
ッファしてAPD2のカソードに与えている。APD2
のアノードには定電圧回路120が接続されており、A
PD1をブレークダウン電圧と定電圧回路120の出力
電圧との差がバイアス電圧としてAPD2に印加され
る。
圧の電圧差を調整可能にしたものである。上述と同様
に、電源VH 及び抵抗R31でAPD1をブレークダウン
状態とし、このカソード電圧をトランジスタTr31でバ
ッファしてAPD2のカソードに与えている。APD2
のアノードには定電圧回路120が接続されており、A
PD1をブレークダウン電圧と定電圧回路120の出力
電圧との差がバイアス電圧としてAPD2に印加され
る。
【0017】定電圧回路120は、基準電圧源122か
らの基準電圧をボリュームVR31で分圧し、OPアンプ
Q31,トランジスタTr32で構成された増幅器からボ
リュームVR31で分圧した電圧をAPD2のアノードに
出力する回路である。この回路の出力電圧は、ボリュー
ムVR31で可変になっており、ボリュームVR31でAP
D2の増倍率Mの調整・設定が可能になっている。図で
は、トランジスタTr32にはAPD2のリーク電流がエ
ミッタ−コレクタ間に流れるようになっているが、リー
ク電流が非常に小さいと、良好な動作が望めないので、
この場合は、APD2に並列に分流用の抵抗をつないで
おくようにする。
らの基準電圧をボリュームVR31で分圧し、OPアンプ
Q31,トランジスタTr32で構成された増幅器からボ
リュームVR31で分圧した電圧をAPD2のアノードに
出力する回路である。この回路の出力電圧は、ボリュー
ムVR31で可変になっており、ボリュームVR31でAP
D2の増倍率Mの調整・設定が可能になっている。図で
は、トランジスタTr32にはAPD2のリーク電流がエ
ミッタ−コレクタ間に流れるようになっているが、リー
ク電流が非常に小さいと、良好な動作が望めないので、
この場合は、APD2に並列に分流用の抵抗をつないで
おくようにする。
【0018】図5〜8は、増倍率Mの温度変化につい
て、本発明の図4のバイアス回路(実線)と従来のもの
(点線)を比較して示したものであり、信号検出用のA
PDに図2の特性を持った同じものを用い、測定光波長
λを800nm、測定光量PをAPD2の出力電流10
nAとし、−20℃〜+60℃の温度範囲で測定を行っ
たものである。信号検出用のAPDのバイアス電圧を調
整し、図5は増倍率Mを25℃で20に設定したもの、
図6は増倍率Mを25℃で50に設定したもの、図7は
増倍率Mを25℃で100に設定したもの、図8は増倍
率Mを25℃で200に設定したものである。この結果
から明らかなように、本発明のバイアス回路の方が増倍
率Mの温度変化が非常に小さく抑えられており、ブレー
クダウン電圧とバイアス電圧との間の電圧差を一定とし
て近似するほうが、より優れた方法であることが明らか
である。
て、本発明の図4のバイアス回路(実線)と従来のもの
(点線)を比較して示したものであり、信号検出用のA
PDに図2の特性を持った同じものを用い、測定光波長
λを800nm、測定光量PをAPD2の出力電流10
nAとし、−20℃〜+60℃の温度範囲で測定を行っ
たものである。信号検出用のAPDのバイアス電圧を調
整し、図5は増倍率Mを25℃で20に設定したもの、
図6は増倍率Mを25℃で50に設定したもの、図7は
増倍率Mを25℃で100に設定したもの、図8は増倍
率Mを25℃で200に設定したものである。この結果
から明らかなように、本発明のバイアス回路の方が増倍
率Mの温度変化が非常に小さく抑えられており、ブレー
クダウン電圧とバイアス電圧との間の電圧差を一定とし
て近似するほうが、より優れた方法であることが明らか
である。
【0019】図9は、多数のAPDを同一増倍率で高安
定に動作させるようにした構成例を示したものである。
この構成では、電源VH 及び抵抗R31でAPD1をブレ
ークダウン状態とし、そのカソード電圧を利得1のバッ
ファアンプ140で増幅したのちAPD21 ,APD2
2 ,APD23 …に分配する。各APDに印加する電圧
は、各々のAPDで一定増倍率のバイアス電圧が異なる
ため、等価的な定電圧源V21 ,V22 ,V23 …(図
3と同様、高圧電源,抵抗で構成される)により個々に
電圧差が調整される。APD21 ,APD22 ,APD
23 …のアノードは、回路1301 ,1302 ,130
3 …のOPアンプの反転入力に接続されており、グラン
ドレベルに保たれる。各APDの出力電流は、RL1 ,
RL2 ,RL3 …との積で表される電圧で出力される。
このように、この回路でも、温度変化による増倍率の変
動が抑えられており、V21 ,V22 ,V23 …で増倍
率を設定するだけで、感度を調整し得る。
定に動作させるようにした構成例を示したものである。
この構成では、電源VH 及び抵抗R31でAPD1をブレ
ークダウン状態とし、そのカソード電圧を利得1のバッ
ファアンプ140で増幅したのちAPD21 ,APD2
2 ,APD23 …に分配する。各APDに印加する電圧
は、各々のAPDで一定増倍率のバイアス電圧が異なる
ため、等価的な定電圧源V21 ,V22 ,V23 …(図
3と同様、高圧電源,抵抗で構成される)により個々に
電圧差が調整される。APD21 ,APD22 ,APD
23 …のアノードは、回路1301 ,1302 ,130
3 …のOPアンプの反転入力に接続されており、グラン
ドレベルに保たれる。各APDの出力電流は、RL1 ,
RL2 ,RL3 …との積で表される電圧で出力される。
このように、この回路でも、温度変化による増倍率の変
動が抑えられており、V21 ,V22 ,V23 …で増倍
率を設定するだけで、感度を調整し得る。
【0020】図10は、複数のAPD21 ,APD
22 ,APD23 …に印加するバイアス電圧について、
図4と同様に、調節可能にしたもので、これらのアノー
ドにアンプ1321 ,1322 ,1323 …を接続した
ものである。電源VH 及び抵抗R31でAPD1をブレー
クダウン状態とし、このカソード電圧を直接APD
21 ,APD22 ,APD23 …のカソードに与えてい
る。一方、各APD21 ,APD22 ,APD23 …の
アノードには各アンプの反転入力が接続されており、非
反転入力の電位は、それぞれ可変抵抗器VR1 ,V
R2 ,VR3 …で調節することが可能になっている。O
Pアンプの反転入力と非反転入力の電位は等しくなるよ
うに動作することから、APD1をブレークダウン電圧
と可変抵抗器VR1 ,VR2 ,VR3 …で設定された電
圧との差がバイアス電圧としてAPD2に印加される。
22 ,APD23 …に印加するバイアス電圧について、
図4と同様に、調節可能にしたもので、これらのアノー
ドにアンプ1321 ,1322 ,1323 …を接続した
ものである。電源VH 及び抵抗R31でAPD1をブレー
クダウン状態とし、このカソード電圧を直接APD
21 ,APD22 ,APD23 …のカソードに与えてい
る。一方、各APD21 ,APD22 ,APD23 …の
アノードには各アンプの反転入力が接続されており、非
反転入力の電位は、それぞれ可変抵抗器VR1 ,V
R2 ,VR3 …で調節することが可能になっている。O
Pアンプの反転入力と非反転入力の電位は等しくなるよ
うに動作することから、APD1をブレークダウン電圧
と可変抵抗器VR1 ,VR2 ,VR3 …で設定された電
圧との差がバイアス電圧としてAPD2に印加される。
【0021】多数のAPD2を共通にAPD1に接続し
ていることから、同一のシリコン基板上に回路を形成し
やすいものになる。また、各APDに印加する電圧は、
各々のAPDにより一定増倍率のバイアス電圧が異なる
ため個々に電圧差を調整することを要するが、各APD
の温度係数はほぼ一定であり、各APDには個々一定の
電圧差を設定するのみで、即ち、非反転入力の可変抵抗
器で一定電圧差に調整するだけで、安定性の高くして多
数のAPDを動作させることができる。
ていることから、同一のシリコン基板上に回路を形成し
やすいものになる。また、各APDに印加する電圧は、
各々のAPDにより一定増倍率のバイアス電圧が異なる
ため個々に電圧差を調整することを要するが、各APD
の温度係数はほぼ一定であり、各APDには個々一定の
電圧差を設定するのみで、即ち、非反転入力の可変抵抗
器で一定電圧差に調整するだけで、安定性の高くして多
数のAPDを動作させることができる。
【0022】このように、本発明のバイアス回路は、増
倍率のみ設定するだけで、高安定な動作が可能となり、
個々の温度係数の調整が不要となる。また、ブレークダ
ウン電圧と一定電圧差で動作させる場合、高増倍率(>
100程度)域での安定性が優れ、300〜500倍の
増倍率設定での使用が容易になる。さらに、マルチ構成
においては、製品調整工程の大幅な省力化が可能とな
り、かつ、各画素管の増倍率の変動が抑えられて、微弱
光領域でのAPD応用が容易になる。
倍率のみ設定するだけで、高安定な動作が可能となり、
個々の温度係数の調整が不要となる。また、ブレークダ
ウン電圧と一定電圧差で動作させる場合、高増倍率(>
100程度)域での安定性が優れ、300〜500倍の
増倍率設定での使用が容易になる。さらに、マルチ構成
においては、製品調整工程の大幅な省力化が可能とな
り、かつ、各画素管の増倍率の変動が抑えられて、微弱
光領域でのAPD応用が容易になる。
【0023】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、バイアス電
圧がブレークダウン電圧と一定の電圧差となっているの
で、アバランシェフォトダイオードが高増倍率を示す電
圧とブレークダウン電圧との差が一定値になる場合、温
度が変化しても、一定の高い増倍率で動作させることが
できるため、簡単な構成で、高感度な、かつ温度に対し
て安定な光検出をアバランシェフォトダイオードをもち
いて行うことができる。
圧がブレークダウン電圧と一定の電圧差となっているの
で、アバランシェフォトダイオードが高増倍率を示す電
圧とブレークダウン電圧との差が一定値になる場合、温
度が変化しても、一定の高い増倍率で動作させることが
できるため、簡単な構成で、高感度な、かつ温度に対し
て安定な光検出をアバランシェフォトダイオードをもち
いて行うことができる。
【図1】本発明の最も基本的な構成の概念図。
【図2】APD1のブレークダウン電圧Vb1 ,APD
2のブレークダウン電圧Vb2,APD2の増倍率Mな
どの温度係数の関係の実測例を示した図。
2のブレークダウン電圧Vb2,APD2の増倍率Mな
どの温度係数の関係の実測例を示した図。
【図3】ツェナダイオードZDを用いて構成した例を示
す図。
す図。
【図4】ブレークダウン電圧とバイアス電圧の電圧差を
調整可能にして構成した例を示す図。
調整可能にして構成した例を示す図。
【図5】増倍率Mの温度変化について、本発明のバイア
ス回路(実線)と従来のもの(点線)を比較して示した
図(常温の増倍率20)。
ス回路(実線)と従来のもの(点線)を比較して示した
図(常温の増倍率20)。
【図6】増倍率Mの温度変化について、本発明のバイア
ス回路(実線)と従来のもの(点線)を比較して示した
図(常温の増倍率50)。
ス回路(実線)と従来のもの(点線)を比較して示した
図(常温の増倍率50)。
【図7】増倍率Mの温度変化について、本発明のバイア
ス回路(実線)と従来のもの(点線)を比較して示した
図(常温の増倍率100)。
ス回路(実線)と従来のもの(点線)を比較して示した
図(常温の増倍率100)。
【図8】増倍率Mの温度変化について、本発明のバイア
ス回路(実線)と従来のもの(点線)を比較して示した
図(常温の増倍率200)。
ス回路(実線)と従来のもの(点線)を比較して示した
図(常温の増倍率200)。
【図9】多数のAPDを同一増倍率で高安定に動作させ
るようにした構成例を示した図。
るようにした構成例を示した図。
【図10】調節可能にして多数のAPDを同一増倍率で
高安定に動作させるようにした構成例を示した図。
高安定に動作させるようにした構成例を示した図。
【図11】従来例の構成図。
APD1,APD2,APD21 ,APD22 ,APD
23 …アバランシェフォトダイオード、VH …電源、R
31…抵抗、ZD…ツェナダイオード、120…定電圧回
路、1321 ,1322 ,1323 …アンプ。
23 …アバランシェフォトダイオード、VH …電源、R
31…抵抗、ZD…ツェナダイオード、120…定電圧回
路、1321 ,1322 ,1323 …アンプ。
Claims (2)
- 【請求項1】 アバランシェフォトダイオードに高増倍
率で駆動させるバイアス電圧を印加するためのバイアス
回路であって、 前記アバランシェフォトダイオードと同等のブレークダ
ウン電圧の温度特性を持つダイオードと、 前記ダイオードをブレークダウン状態にするとともにそ
の状態での両端電圧との差を一定にした電圧を前記バイ
アス電圧として前記アバランシェフォトダイオードに印
加する手段とを有するアバランシェフォトダイオードの
バイアス回路。 - 【請求項2】 前記ダイオードは前記アバランシェフォ
トダイオードと同等の構造を有することを特徴とする請
求項1記載のアバランシェフォトダイオードのバイアス
回路。
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EP94305034A EP0633517B1 (en) | 1993-07-09 | 1994-07-08 | Bias circuit for avalanche photodiode |
US08/272,071 US5578815A (en) | 1993-07-09 | 1994-07-08 | Bias circuit for maintaining a constant potential difference between respective terminals of more than one avalanche photodiode |
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1994
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- 1994-07-08 EP EP94305034A patent/EP0633517B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-08 CA CA002127647A patent/CA2127647C/en not_active Expired - Fee Related
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