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JPH07274570A - スイッチドレラクタンスモ−タの制御装置 - Google Patents

スイッチドレラクタンスモ−タの制御装置

Info

Publication number
JPH07274570A
JPH07274570A JP6062280A JP6228094A JPH07274570A JP H07274570 A JPH07274570 A JP H07274570A JP 6062280 A JP6062280 A JP 6062280A JP 6228094 A JP6228094 A JP 6228094A JP H07274570 A JPH07274570 A JP H07274570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
motor
deviation
current
energization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6062280A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Iwasaki
崎 新一郎 岩
Masanori Sugiyama
山 昌 典 杉
Chiaki Umemura
村 千 明 梅
Naoyoshi Takahashi
橋 尚 良 高
Akiyoshi Okawa
川 明 美 大
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP6062280A priority Critical patent/JPH07274570A/ja
Priority to US08/411,974 priority patent/US5532567A/en
Publication of JPH07274570A publication Critical patent/JPH07274570A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/08Reluctance motors
    • H02P25/092Converters specially adapted for controlling reluctance motors
    • H02P25/0925Converters specially adapted for controlling reluctance motors wherein the converter comprises only one switch per phase

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 SRモ−タの駆動時に共振によって騒音レベ
ルのピ−ク値が増大するのを抑制する。 【構成】 駆動効率が最大になる励磁切換位置と、実際
に励磁を切換える位置との間に故意に偏差を設ける。こ
の偏差s1,s2,s3・・・を、乱数によって生成
し、発生する振動の周波数を変動させる。周波数の変動
によって共振が防止される。駆動効率が低下するのを避
けるために偏差の大きさは、許容シフト角度以内にす
る。この許容シフト角度は、マップを参照してその時の
トルクと回転数により決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチドレラクタン
スモ−タの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチドレラクタンスモ−タ(以下、
SRモ−タと言う)は、一般に極部が外側に突出する形
で構成された回転子と、極部が内側に突出する形で構成
された固定子とを備えており、回転子は単に鉄板を積層
して構成した鉄心であり、固定子は極毎に集中巻された
コイルを備えている。このSRモ−タは、固定子の各極
が電磁石として動作し、回転子の各極部を固定子の磁力
で吸引することによって回転子が回転する。従って、回
転子の各極の回転位置に応じて、固定子の各極に巻回さ
れたコイルの通電状態を順次に切換えることによって、
回転子を希望する方向に回転させることができる。
【0003】この種のSRモ−タに関する従来技術は、
例えば、特開平1−298940号公報に開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】SRモ−タは、構造が
簡単で、機械的に頑丈であり、高温下での動作も可能で
ある等々の長所を有しているが、ほとんど実用的に利用
されていないのが実情である。その原因の1つは、回転
時に発生する騒音が大きいことである。
【0005】SRモ−タにおいては、回転子の各極が特
定の回転位置にある時に、固定子各極に対する通電のオ
ン/オフを切換えるので、その切換時に、回転子に加わ
る磁気吸引力の大きさが急激に変化する。そのため、回
転子及び固定子には、比較的大きな機械振動が発生す
る。この振動によって騒音が生じる。
【0006】このような騒音を実用レベルまで低減する
ためには、SRモ−タを構成する固定子,回転子,軸受
部などの剛性を、通常の電気モ−タに比べてはるかに高
くしなければならず、SRモ−タ自体のコストの増大は
避けられない。
【0007】従って本発明は、大幅なコストの増大を伴
うことなく、SRモ−タの回転時に生じる騒音を抑制す
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、回転子(R)の回転位置を検出する手
段(1d)を含み、回転子の各極部が特定の回転位置に
ある時に回転子駆動用電気コイル(1a,1b,1c)
の通電のオン/オフを切換える、スイッチドレラクタン
スモ−タの制御装置において:回転子駆動用電気コイル
の通電のオン/オフを切換える位置と前記特定の回転位
置との間に偏差をもたせるとともに、該偏差の大きさを
周期的に変更する、位置変更手段(11,6B);を設
ける。
【0009】また、請求項2の発明では、前記位置変更
手段は、前記特定の回転位置と、回転子駆動用電気コイ
ルの通電のオン/オフを切換える位置との偏差を、予め
定めた偏差限界値の範囲内で決定する乱数発生手段(6
9,6A);を含む。
【0010】また、請求項3の発明では、前記回転子の
回転速度を検出する速度検出手段(1e)を含み、前記
位置変更手段は、前記偏差限界値を速度検出手段が検出
した回転子の回転速度に基づいて決定する手段(13
b,69)を含む。
【0011】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0012】
【作用】例えば、図3に示すように、回転子(R)が4
つの極Ra,Rb,Rc,Rdを有し、固定子(S)が
6つの極Sa,Sb,Sc,Sd,Se,Sfを有する
SRモ−タの場合には、回転子の位置が30度回転する
毎に、回転子駆動用電気コイル(1a,1b,1c)の
通電のオン/オフを切換えることにより、最も効果良く
それを駆動することができる。例えば、図3の最上部に
示す状態からその中央部に示す状態に移行するまでの間
は第1相のコイル(Sa,Sdに巻いたコイル)のみを
励磁し、図3の中央部に示す状態からその最下部に示す
状態に移行するまでの間は第2相のコイル(Sb,Se
に巻いたコイル)のみを励磁し、図3の最下部に示す状
態からその最上部に示す状態に移行するまでの間は第3
相のコイル(Sc,Sfに巻いたコイル)のみを励磁
し、更にこのような励磁の切換えを繰り返すことによっ
て、時計回り方向の駆動力を発生することができる。
【0013】ところが、上記のように予め定めた特定の
位置でコイルの励磁の切換えを実施すると、励磁の切換
えに同期して、周期が一定の連続的な機械振動が、回転
子及び固定子の各部に生じる。この振動は周期が一定で
あるため、SRモ−タを構成する回転子等の各部材の固
有振動周波数と、励磁切換により生じる機械振動の周波
数とが一致すると、共振が生じ、非常に大きな騒音が発
生する。
【0014】SRモ−タの回転数(rpm)と騒音レベ
ルとの関係を実測した結果を図11に示すが、これを参
照すると、2100,2600,3300[rpm]の
各回転数の近傍で非常に大きな騒音が生じていることが
分かる。騒音のピ−クが現われる回転数をω[rpm]
とすると、図3のSRモ−タの場合、30度毎の励磁切
換えによって生じる機械振動の周波数fは、次式で表わ
される。
【0015】
【数1】(ω/60)×(360/30)=f この式から求められる周波数fは、SRモ−タの実際の
固有振動周波数(共振周波数)fcと一致することが確
認されている。
【0016】従って、電気コイルの励磁切換えによって
生じる機械振動の周波数fを、SRモ−タの固有振動周
波数fcからずらすようにすれば、騒音レベルを抑える
ことが可能である。しかしながら、例えば電気自動車の
駆動源としてSRモ−タを用いる場合には、周波数fc
の振動が発生する回転数[rpm]も使用せざるを得な
い。
【0017】そこで本発明では、電気コイルの通電のオ
ン/オフを切換える位置と前記特定の回転位置との間に
偏差をもたせるとともに、該偏差の大きさを周期的に変
更するように制御する。このようにすれば、一定の回転
数でSRモ−タを駆動する場合であっても、コイルの励
磁切換えのタイミングが前記偏差によって周期的に変動
するので、SRモ−タに生じる機械振動の周波数も常に
変動する。従って、一時的には周波数fcと一致する機
械振動成分が発生することもあるが、その振動成分は継
続しない。これによって、共振が生じなくなるので、騒
音のピ−クレベルが抑制される。
【0018】請求項2の発明では、前記特定の回転位置
と、回転子駆動用電気コイルの通電のオン/オフを切換
える位置との偏差を、乱数発生手段(69,6A)が、
予め定めた偏差限界値の範囲内で決定する。乱数で偏差
を決定することにより、偏差の大きさを確実に変動させ
ることができる。また、前記偏差がある程度が大きくな
ると、効率が低下するため駆動トルクが小さくなるが、
予め定めた偏差限界値の範囲内で偏差を決定することに
より、効率の低下を抑制しうる。
【0019】請求項3の発明では、前記偏差限界値が、
速度検出手段の検出した回転子の回転速度に基づいて決
定される。前記偏差の大きさに対する駆動効率の低下率
やその許容量は、モ−タの回転速度や目標駆動トルクに
応じて変化するので、回転速度及び目標駆動トルクに応
じて偏差限界値を変更することにより、駆動トルクの低
下を許容値以内に抑え、同時に騒音レベルを充分に下げ
ることが可能になる。
【0020】
【実施例】実施例の装置の構成を図1に示す。図1に示
す装置は、電気自動車の駆動ユニットの主要部分を構成
している。この例では、駆動源として1個のSRモ−タ
1が備わっおり、このSRモ−タ1はコントロ−ラEC
Uによって制御される。コントロ−ラECUは、シフト
レバ−,ブレ−キスイッチ,アクセルスイッチ,及びア
クセル開度センサから入力される情報に基づいて、SR
モ−タ1の駆動を制御する。電源はバッテリ−から供給
される。
【0021】SRモ−タ1の基本的な構成とその駆動原
理を図3に示す。図3に示すSRモ−タ1は、固定子S
とその内空間に回動自在に支持された回転子Rとで構成
されている。回転子Rは、多数枚の薄い鉄板を積層して
構成してあり、外周の互いに90度ずつずれた位置に、
外側に向かって突出した4つの極部Ra,Rb,Rc及
びRdが形成されている。固定子Sも多数枚の薄い鉄板
を積層して構成してあり、内周の互いに60度ずつずれ
た位置に、内側に向かって突出した6つの極部Sa,S
b,Sc,Sd,Se及びSfが形成されている。図3
では一部分だけが示されているが、固定子Sの極部S
a,Sb,Sc,Sd,Se及びSfには、電気コイル
CLがそれぞれ巻回されている。
【0022】ここで、固定子Sの極部Sa,Sdに巻回
したコイルCLを第1相、固定子Sの極部Sb,Seに
巻回したコイルCLを第2相、固定子Sの極部Sc,S
fに巻回したコイルを第3相と定義すると、回転子Rの
極の位置に応じて、図3に示すように、第1相−第2相
−第3相のコイルCLに順次に通電することにより、時
計回りに連続的に回転子Rを回転駆動することができ
る。即ち、固定子Sの通電した極部が電磁石を構成する
ので、その電磁石に近い位置にある回転子Rの極部が電
磁石に吸引されて回転移動する。回転を継続するために
は、回転子Rの回転移動に伴なってコイルの通電を切換
える必要がある。実際には、このSRモ−タ1の場合、
回転子Rが30度回転する毎に、通電するコイルを第1
相−第2相−第3相と切換えればよい。
【0023】再び図1を参照して説明を続ける。SRモ
−タ1には、それを駆動するための3相のコイル1a,
1b,1c,回転子Rの回転位置(角度)を検出する角
度センサ1d,及び回転速度を検出する速度センサ1e
が備わっている。3相のコイル1a,1b及び1cは、
それぞれ、コントロ−ラECU内部のドライバ18,1
9及び1Aと接続されており、コイル1aとドライバ1
8とを接続する信号線,コイル1bとドライバ19とを
接続する信号線,及びコイル1cとドライバ1Aとを接
続する信号線には、それぞれ、電流センサ2,3及び4
が設置されている。これらの電流センサ2,3及び4
は、それぞれ、コイル1a,1b及び1cに実際に流れ
る電流に比例する電圧を電流信号S6として出力する。
【0024】コントロ−ラECUの内部には、CPU
(マイクロコンピュ−タ)11,入力インタ−フェ−ス
12,電流マップメモリ13a,シフトマップメモリ1
3b,電源回路14,電流波形生成回路15,比較回路
16,出力判定回路17,ドライバ18,19及び1A
が備わっている。このコントロ−ラECUは、シフトレ
バ−,ブレ−キスイッチ,アクセルスイッチ,及びアク
セル開度センサから入力される情報に基づいて、SRモ
−タ1の駆動速度及び駆動トルクを逐次計算し、その計
算の結果に基づいて、SRモ−タ1のコイル1a,1b
及び1cの各々に流す電流を制御する。
【0025】図1の回路の主要部分の具体的な構成を図
2に示す。図2は、SRモ−タ1のコイル1aの通電を
制御する回路のみを示しており、実際には他のコイル1
b及び1cの通電を制御する同様の回路がそれぞれ含ま
れている。
【0026】図2を参照すると、コイル1aの一端は、
スイッチングトランジスタ(IGBT)18aを介して
電源の高電位ライン18eと接続され、コイル1aの他
端は、スイッチングトランジスタ(IGBT)18bを
介して電源の低電位ライン18fと接続されている。ま
た、トランジスタ18aのエミッタと低電位ライン18
fとの間にはダイオ−ド18cが接続され、トランジス
タ18dのエミッタと高電位ライン18eとの間にはダ
イオ−ド18dが接続されている。従って、トランジス
タ18a及び18bの両方をオン(導通状態)にすれ
ば、電源ライン18e,18fとコイル1aとの間に電
流が流れ、いずれか一方、又は両方をオフ(非導通状
態)にすれば、コイル1aの通電を停止することができ
る。
【0027】出力判定回路17には、2つのアンドゲ−
ト17a,17bが備わっている。アンドゲ−ト17a
の出力端子はトランジスタ18bのゲ−ト端子と接続さ
れており、アンドゲ−ト17bの出力端子はトランジス
タ18aのゲ−ト端子と接続されている。アンドゲ−ト
17aの入力端子には信号S72とS5が入力され、ア
ンドゲ−ト17bの入力端子には、信号S71,S72
及びS5が入力される。信号S71及びS72は、それ
ぞれ、比較回路16のアナログ比較器16a及び16b
が出力する2値信号である。また信号S5は、電流波形
生成回路15が出力する2値信号である。
【0028】比較回路16は2つのアナログ比較器16
a及び16bを備えている。アナログ比較器16aは、
電流波形生成回路15が出力する第1の基準電圧Vr1
と電流センサ2が検出した電流に対応する信号S6の電
圧とを比較した結果を2値信号S71として出力し、ア
ナログ比較器16bは、電流波形生成回路15が出力す
る第2の基準電圧Vr2と電流センサ2が検出した電流
に対応する信号S6の電圧とを比較した結果を2値信号
S72として出力する。この実施例では、常にVr1<
Vr2の関係が成立する。
【0029】信号S5が高レベルHであると、信号S6
の電圧Vs6と基準電圧Vr1及びVr2の大小関係に
応じて、次に示すように、ドライバ18のトランジスタ
18a,18bの状態が3種類のいずれかに設定され
る。即ち、Vs6<Vr1の時には信号S71,S72
が共に高レベルHになるので、アンドゲ−ト17a及び
17bの出力が高レベルHになり、トランジスタ18
a,18bは共にオンになる。Vr2<Vs6の時には
信号S71,S72が共に低レベルLになるので、アン
ドゲ−ト17a及び17bの出力が低レベルLになり、
トランジスタ18a,18bは共にオフになる。Vr1
<Vs6<Vr2の時には、信号S71が低レベルLに
なり、信号S72が高レベルHになるので、アンドゲ−
ト17aの出力が高レベルHになり、アンドゲ−ト17
bの出力が低レベルLになり、トランジスタ18aがオ
フし、トランジスタ18bはオンする。
【0030】つまり、トランジスタ18a,18bが共
にオンする状態と、共にオフする状態と、一方がオンし
て他方がオフする状態とが存在し、いずれの状態になる
かは、Vs6のレベルが、Vr1より小,Vr1とVr
2との間,Vr2より大の3種類の領域のいずれである
かによって定まる。
【0031】信号S5が低レベルLである時には、比較
回路16が出力する信号S71,S72の状態とは無関
係に、常にアンドゲ−ト17a,17bの出力が共に低
レベルLになり、トランジスタ18a,18bは共にオ
フになる。
【0032】トランジスタ18a,18bを共にオンし
た時にコイル1aに流れる電流の立上り特性(上昇の速
さ)は、回路の時定数によって定まり、制御により変え
ることはできない。しかし、電流を遮断する時には、ト
ランジスタ18a,18bを共にオフする場合と、トラ
ンジスタ18aをオフに切換えてトランジスタ18bは
オンのままとする場合とで、電流の立下り特性(下降の
速さ)が変わるので、それを切換えて電流の立下りの速
さを調整することができる。即ち、トランジスタ18
a,18bを共にオフする場合には電流の変化が速く、
トランジスタ18aをオフに切換えてトランジスタ18
bはオンのままとする場合には電流の変化は遅い。
【0033】電流の目標値(Vr1,Vr2)にほとん
ど変化がない時には、電流の立下り速度が遅い場合で
も、基準のレベル(Vr1)と実際に流れる電流のレベ
ル(Vs6)との偏差が増大することはないので、常に
Vs6<Vr2の状態が維持される。従ってこの時に
は、電流の変動幅が小さい。また、通電するコイルの相
を切換える時のように、電流の目標値(Vr1,Vr
2)が変更される時には、電流の立下り速度が遅いと、
Vs6>Vr2になる。この場合、2つのトランジスタ
18a,18bが共にオフするので、電流の立下り速度
が上がり、電流は目標値(Vr1,Vr2)に追従して
すばやく変化する。目標値の変化がなくなれば、基準電
圧Vr1と電流レベルVs6との偏差が小さくなるの
で、再び電流の立下り速度が遅くなる。
【0034】これによって、目標値の変化に対する電流
の追従遅れが防止できるだけでなく、目標値の変化が小
さい時には、電流の変化速度が遅いため、振動及び騒音
の発生が抑制される。
【0035】ところで、図2に示す比較回路16が出力
する信号S71,S72によって電流の立下り速度を切
換える場合には、それを切換えるタイミングとして最適
な時点よりも実際の切換えが多少遅れる傾向がある。即
ち、目標値が急激に低下する時点で、電流の立下りを速
くするのが理想的であるが、実際に電流の偏差が大きく
ならないと信号S72がLにならないので、時間的に遅
れが生じる。このため、目標値が非常に速く変化する場
合、信号S71,S72による変化速度の自動切換だけ
では、目標値に対する電流の追従性が不足する可能性が
ある。
【0036】そこでこの実施例では、信号S5を制御す
ることにより、電流(Vs6)の大きさとは無関係に、
電流の立下り速度を速くすることができる。即ち、信号
S5を低レベルLにすると、信号S71,S72とは無
関係に、トランジスタ18a,18bが同時にオフする
ので、電流の立下り速度が速くなる。
【0037】図2を参照すると、電流波形生成回路15
は、2種類の基準電圧Vr1,Vr2と2値信号S5を
出力する。基準電圧Vr1,Vr2及び2値信号S5
は、それぞれ、メモリ(RAM)15b,15a及び1
5cに記憶された情報に基づいて生成される。メモリ1
5b,15a及び15cは、各々のアドレスにそれぞれ
8ビット,8ビット及び1ビットのデ−タを保持してい
る。メモリ15aから読み出される8ビットデ−タは、
D/A変換器15eでアナログ電圧に変換され、増幅器
15gを通って基準電圧Vr2になる。同様に、メモリ
15bから読み出される8ビットデ−タは、D/A変換
器15fでアナログ電圧に変換され、増幅器15hを通
って基準電圧Vr1になる。また、増幅器15g,15
hの入力には、CPU11が出力するアナログ信号S1
のレベルが加算される。信号S1のレベルを調整するこ
とにより、基準電圧Vr1,Vr2を微調整することが
できる。また、メモリ15cが出力する1ビットデ−タ
は、アンドゲ−ト15iを通って信号S5になる。アン
ドゲ−ト15iの一方の入力端子には、CPU11が出
力する2値信号(スタ−ト/ストップ信号)S3が印加
される。SRモ−タ1を駆動している時には、常時信号
S3が高レベルHになるので、メモリ15cの出力信号
がそのまま2値信号S5になる。
【0038】メモリ15a,15b及び15cは、それ
ぞれ多数のアドレスを有しており、各々のアドレスは、
回転子Rの回転位置(角度)の各々(1度単位)に対応
付けられている。アドレスデコ−ダ15dは、角度セン
サ1dによって検出された回転子の回転位置の信号S9
から、アドレス情報を生成する。このアドレス情報が、
3組のメモリ15a,15b及び15cのアドレス入力
端子に同時に入力される。従って、SRモ−タ1が回転
する時には、メモリ15a,15b及び15cは、各々
回転子の回転位置に応じたアドレスに保持されたデ−タ
を順次に出力する。従って、基準電圧Vr1,Vr2及
び2値信号S5の状態は、回転位置毎に変化しうる。
【0039】実際には、図4に示すような波形の電流を
3相のコイルに流すために、メモリ15a及び15bに
は、それぞれ図8に示すような通電マップの情報が保持
される。即ち、回転位置(この例では0.5度毎)の各
々に対応付けたアドレスに、その位置で設定すべき電流
の目標値が保持される。メモリ15a及び15bの情報
は、それぞれ基準電圧Vr2及びVr1に対応している
ので、Vr2>Vr1の関係を満たすのように、メモリ
15aの内容とメモリ15bの内容とは少し異なってい
る。前述のように、コイル1aに流れる電流のレベル
は、基準電圧Vr1に追従するように変化するので、コ
イル1aに流したい電流の波形を基準電圧Vr1,Vr
2としてメモリ15b及び15aに登録しておくことに
より、図4に示すように電流を流すことができる。
【0040】この実施例では、3相のコイル1a,1b
及び1cに対する通電/非通電を、図4に示すように回
転子が30度回転する毎に切換える必要があるが、図4
に示すような波形をメモリ15b及び15aに登録して
おくことにより、30度毎の通電/非通電の切換えも信
号S71,S72によって自動的に実施される。即ち、
各コイルの通電/非通電の切換えをCPU11が実施す
る必要はない。
【0041】また、メモリ15cについては、大部分の
アドレスに信号S5の高レベルHに対応する「1」の情
報が保持されているが、電流の目標値(Vr1,Vr
2)が急激に低下する角度に対応するアドレスには、信
号S5の低レベルLに対応する「0」の情報(強制遮断
情報)が保持されている。即ち、電流の目標値(Vr
1,Vr2)の波形の立下り開始時点のように、その下
降の傾きが急俊であり、電流の変化速度を速くした方が
良いことが予め予想される回転位置では、信号S72に
よる自動切換えを待つことなく、メモリ15cに記憶し
た情報によって信号S5を低レベルLに切換え、強制的
に電流変化速度を速くする。これにより、電流変化速度
の切換えに時間遅れが生じるのを避けることができ、目
標値に対する電流の追従性が更に改善される。
【0042】メモリ15a,15b及び15cは、書き
込みと読み出しが可能であり、書き込みと読み出しを同
時に実施しうる。メモリ15a,15b及び15cは、
信号線S2を介してCPU11と接続されており、CP
U11は、必要に応じてメモリ15a,15b及び15
cの内容を更新する。
【0043】CPU11の動作の概略を図6に示す。図
6を参照してCPU11の動作を説明する。電源がオン
すると、ステップ61で初期化を実行する。即ち、CP
U11の内部メモリの初期化および内部タイマ,割込等
のモ−ドセットを実施した後、システムの診断を実施
し、異常がなければ次の処理に進む。
【0044】ステップ62では、入力インタ−フェ−ス
12を介して、シフトレバ−,ブレ−キスイッチ,アク
セルスイッチ,アクセル開度センサのそれぞれが出力す
る信号の状態を読取り、その状態のデ−タを内部メモリ
に保存する。ステップ62で検出した状態に何らかの変
化があった場合には、ステップ63からステップ64に
進む。変化がない時には、ステップ63からステップ6
5に進む。
【0045】ステップ64では、ステップ62で検出し
た各種状態に基づいて、SRモ−タ1の駆動トルクの目
標値を決定する。例えば、アクセル開度センサによって
検出されたアクセル開度が増大した時には、駆動トルク
の目標値も増大する。また、ここで目標トルクの変化を
示すトルク変更フラグをセットする。
【0046】ステップ65では、SRモ−タ1の回転速
度を検出する。この実施例では、SRモ−タ1の駆動軸
に連結された速度センサ1eが、駆動軸の回転速度に応
じて周期が変化するパルス信号を出力する。CPU11
は、速度センサ1eが出力する信号のパルス周期を測定
し、この周期に基づいてSRモ−タ1の回転速度を検出
する。検出した回転速度のデ−タは内部メモリに保存す
る。
【0047】SRモ−タ1の回転速度に変化がある時に
は、ステップ66からステップ68に進み、回転速度に
変化がなければステップ67に進む。ステップ67で
は、トルク変更フラグの状態を調べ、フラグがセットさ
れている時、即ち目標トルクの変化がある時には、ステ
ップ68に進み、トルクに変化がない時にはステップ6
2に戻る。
【0048】ステップ68では、電流マップメモリ13
aからデ−タを入力し、次のステップ69では、シフト
マップメモリ13bからデ−タを入力する。この実施例
では、電流マップメモリ13a及びシフトマップメモリ
13bは、予め様々なデ−タを登録した読み出し専用メ
モリ(ROM)で構成してあり、電流マップメモリ13
a及びシフトマップメモリ13bには、図7に示すよう
なデ−タが保持されている。
【0049】即ち、電流マップメモリ13aには、様々
な目標トルクと様々な回転数(モ−タの回転速度)のそ
れぞれに対応付けられた多数のデ−タCnm(n:トル
クに対応する列の数値,m:回転数に対応する行の数
値)が保持されており、デ−タCnmの1組には、通電
オン角度,通電オフ角度,及び電流目標値が含まれてい
る。例えば、トルクが20[N・m]で回転数が500
[rpm]の時のデ−タC34の内容は、52.5度,
82.5度及び200[A]である。即ち、0〜90度
の回転位置の範囲内において、特定のコイルに52.5
〜82.5度の範囲で200Aの電流を流し、0〜5
2.5度の範囲及び82.5〜90度の範囲では電流を
遮断することを意味する。ステップ68では、その時の
トルクと回転数に応じて選択した、Cmnの1組のデ−
タを入力する。
【0050】シフトマップメモリ13bには、様々な目
標トルクと様々な回転数(モ−タの回転速度)のそれぞ
れに対応付けられた多数のデ−タDnm(n:トルクに
対応する列の数値,m:回転数に対応する行の数値)が
保持されており、デ−タDnmの1つには、許容シフト
角度のデ−タが保持されている。例えば、トルクが20
[N・m]で回転数が500[rpm]の時のデ−タD
34の許容シフト角度は5度である。このDnmの1つ
のデ−タがステップ69でシフトマップメモリ13bか
らCPU11に入力される。
【0051】次のステップ6Aでは、公知の乱数発生ア
ルゴリズムに基づいて乱数を発生し、角度シフト量を決
定する。但し、乱数の値は、前のステップ69でシフト
マップメモリ13bから入力した許容シフト角度以内に
制限する。この角度シフト量は、各コイルの通電開始角
度及び通電終了角度の基準値に対する実際の通電開始角
度及び通電終了角度の偏差を意味する。
【0052】SRモ−タを駆動する場合、通常、その時
の動作条件において最も効率良く回転子が回転するよう
に、特定の回転位置で電気コイルの励磁を切り換える。
例えば、図3において、最上部に示す状態を0度、中央
に示す状態を30度、最下部に示す状態を60度とすれ
ば、図4に示すように、0度,30度,60度,90
度,・・・の特定の回転位置で各コイルに対する通電の
オン/オフを切換えることによって、回転子を連続的に
回転させることができる。この実施例においては、この
特定の回転位置に対応する情報が、電流マップメモリ1
3aに保持されており、ステップ68で入力される。
【0053】例えば、駆動トルクが20[N・m]で回
転数[rpm]が500の時のデ−タC34において
は、特定の回転位置を示す通電オン角度が52.5度、
通電オフ角度が82.5度に定めてあるので、第1相の
コイルに対しては52.5〜82.5度の範囲を通電オ
ン状態、0〜52.5度及び82.5〜90度の範囲を
通電オフ状態にし、第2相及び第3相のコイルに対して
は、第1相に対してそれぞれ通電範囲を30度及び60
度ずらして励磁を切換えれば、最も高い効率でモ−タを
駆動することができる。
【0054】しかし、上記のように一定の角度(この例
では30度)毎に規則的に励磁を切換えると、その励磁
の切換えによって、切換え周期に対応する機械振動がS
Rモ−タ1の各部に生じ、回転数が一定である場合には
振動の周波数が一定になるので、振動の周波数がSRモ
−タの固有振動周波数(共振周波数)と一致する場合
に、共振が生じ非常に大きな騒音が生じる。
【0055】そこでこの実施例においては、図9に示す
ように、電流マップメモリ13aから入力したデ−タに
よって定まる波形(上側)に対して、励磁切換え位置を
故意にずらしたデ−タを保持する通電マップ(下側の波
形に対応)を作成し、この通電マップに基づいて、各電
気コイルの励磁を切換えるように制御している。この通
電マップは、図2に示す電流波形生成回路のメモリ15
a,15b,15c上に作成される。
【0056】電流マップメモリ13aのデ−タの励磁切
換え位置(特定の回転位置)に対する通電マップの励磁
切換え位置の偏差量s1,s2,s3,s4,・・・
(360度分)が、図6のステップ6Aで決定される。
これらの偏差量s1,s2,s3,s4,・・・、即ち
角度シフト量は、乱数発生アルゴリズムによって生成さ
れるため、互いに異なるランダムな値である。従って、
通電マップに基づいて各電気コイルの励磁を切換えるこ
とによって、SRモ−タ1を一定の回転数(回転速度)
で駆動する場合であっても、モ−タ各部に生じる機械振
動の周期には確実にばらつき(変動)が生じる。即ち、
機械振動の周波数が、SRモ−タの固有振動周波数(共
振周波数)と一致する状態が発生したとしても、それは
一時的であるため、共振が生じることはなく、従って騒
音レベルのピ−ク値を下げることができる。
【0057】また、ステップ6Aで生成する角度シフト
量は、ステップ69で入力した許容シフト角度の範囲内
に制限されているため、通電マップの波形と電流マップ
の波形との励磁切換え位置が相対的に大きくずれること
はない。通電マップの波形と電流マップの波形との励磁
切換え位置が相対的に大きくずれると、回転子の目標駆
動方向に対する回転力に対して大きな制動力が加わるた
め、駆動効率が著しく低下し、付勢エネルギ−量に比べ
て駆動トルクが低下したり、電流の立ち上がり量が低下
して、駆動トルクが低下する。しかしこの実施例では、
角度シフト量を許容シフト角度の範囲内に制限している
ため、駆動効率の低下を最小限に抑えることができる。
【0058】また、角度シフト量が小さすぎると、発生
する機械振動の変動幅が小さくなるため、共振を防止す
る効果が小さくなるが、この実施例では、シフトマップ
メモリのデ−タ(図7参照)に基づいて、その時のトル
クと回転数から最適な許容シフト量を決定するので、駆
動効率が大幅に低下しない範囲内で、角度シフト量を充
分に大きくすることができる。これにより、機械振動の
変動幅が大きくなり、効果的に共振を防止しうる。
【0059】図6のステップ6Bでは、ステップ68で
入力したデ−タ及びステップ6Aで生成した角度シフト
量に基づいて、図8及び図9に示すような通電マップの
デ−タを生成し、この最新の通電マップによって、図2
に示す電流波形生成回路のメモリ15a,15b,15
cのデ−タを更新(書き替え)する。勿論、図2に示す
1相分のメモリ15a,15b,15cに通電マップを
書込むだけでなく、3相全てのメモリについて、それぞ
れ通電マップを作成し、そのデ−タを各々のメモリに書
き込む。この実施例では、図8に示すように、通電マッ
プにロ−タ角度の0.5度毎に各相の電流値が登録され
ている。前述のように、メモリ15a,15b,15c
のデ−タに基づいて電気コイル1aに流れる電流が制御
されるので、CPU11がメモリ(3相分の15a,1
5b,15c)に通電マップを書き込むだけで、それに
従うように、各コイルの励磁切り換えが、ハ−ドウェア
回路により自動的に実施される。
【0060】CPU11は、上述のステップ62〜6B
の処理を繰り返し実行する。そして、検出したSRモ−
タの回転速度及びトルクが一定の場合には、ステップ6
6−67−62を通るが、回転速度が変化した場合、又
はトルクが変化した場合には、ステップ68−69−6
A−6Bを実行するので、メモリ15a,15b,15
c上の通電マップが更新される。
【0061】なお、図9に示す例では、作成する通電マ
ップにおいて、角度シフト量s1,s2,s3,s4,
・・・を3相の全てに共通とし、オン/オフの切換り位
置が相間で互いに同期するように制御しているが、例え
ば図10に示すように、相毎に独立した角度シフト量を
定めてもよい。
【0062】また、上記実施例においては、電流波形生
成回路のメモリ15a,15b,15cに、1回転分
(360度)の通電マップを保持するように構成した
が、複数回転分の通電マップを作成し、各々の回転サイ
クルで角度シフト量が互いに異なるように通電マップを
作成してもよい。その場合には、アドレスデコ−ダ15
dに回転数を計数するカウンタを設け、15dが生成す
るアドレスの値を、カウンタの計数値に応じて切換える
ように構成を変更する必要がある。
【0063】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、一定の
回転数でS/Rモ−タを駆動する場合であっても、コイ
ルの励磁切換えのタイミングが故意に生成した偏差(角
度シフト量)によって周期的に変動するので、S/Rモ
−タに生じる機械振動の周波数も常に変動する。従っ
て、機械振動の周波数がS/Rモ−タの固有振動周波数
と一致する状態が一時的にしか生じないので、共振の発
生が防止され、騒音レベルのピ−ク値が下がる。
【0064】請求項2の発明では、特定の回転位置と、
回転子駆動用電気コイルの通電のオン/オフを切換える
位置との偏差を、乱数発生手段(69,6A)が、予め
定めた偏差限界値の範囲内で決定する。乱数で偏差を決
定することにより、偏差の大きさを確実に変動させるこ
とができる。また、前記偏差がある程度が大きくなる
と、効率が低下するため駆動トルクが小さくなるが、予
め定めた偏差限界値の範囲内で偏差を決定することによ
り、効率の低下を抑制しうる。
【0065】請求項3の発明では、前記偏差限界値が、
速度検出手段の検出した回転子の回転速度に基づいて決
定される。前記偏差の大きさに対する駆動効率の低下率
やその許容量は、モ−タの回転速度や目標駆動トルクに
応じて変化するので、回転速度に応じて偏差限界値を変
更することにより、駆動トルクの低下を許容値以内に抑
え、同時に騒音レベルを充分に下げることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 図1の主要部分の具体的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 実施例で用いたSRモ−タの基本的な内部構
造と動作を示す正面図である。
【図4】 実施例のSRモ−タを駆動する場合の励磁電
流指示の波形例を示すタイムチャ−トである。
【図5】 SRモ−タに流す励磁電流波形の駆動条件に
応じた変化を示すタイムチャ−トである。
【図6】 CPU11の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図7】 電流マップメモリ及びシフトマップメモリの
内容を示すマップである。
【図8】 通電マップメモリの内容を示すマップであ
る。
【図9】 実施例の電流マップと通電マップの波形を示
すタイムチャ−トである。
【図10】 変形例の電流マップと通電マップの波形を
示すタイムチャ−トである。
【図11】 従来の制御で駆動した時のSRモ−タの騒
音レベルを示すグラフである。
【符号の説明】
1:SRモ−タ 1a,1b,1c,
CL:コイル 1d:角度センサ 1e:速度センサ 2,3,4:電流センサ 11:CPU 12:入力インタ−
フェ−ス 13a:電流マップメモリ 13b:シフトマッ
プメモリ 14:電源回路 15:電流波形生成
回路 15a,15b,15c:メモリ 15d:アドレスデ
コ−ダ 15e,15f:D/A変換器 15g,15h:増
幅器 16:比較回路 16a,16b:ア
ナログ比較器 17:出力判定回路 18,19,1A 18a,18b:トランジスタ(IGBT) 18c,18d:ダイオ−ド 18e,18f:電
源ライン Vr1,Vr2:基準電圧 R:回転子 S:固定子 Ra〜Rd,Sa〜
Sf:極部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高 橋 尚 良 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 大 川 明 美 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子の回転位置を検出する手段を含
    み、回転子の各極部が特定の回転位置にある時に回転子
    駆動用電気コイルの通電のオン/オフを切換える、スイ
    ッチドレラクタンスモ−タの制御装置において:回転子
    駆動用電気コイルの通電のオン/オフを切換える位置と
    前記特定の回転位置との間に偏差をもたせるとともに、
    該偏差の大きさを周期的に変更する、位置変更手段;を
    設けたことを特徴とする、スイッチドレラクタンスモ−
    タの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記位置変更手段は、前記特定の回転位
    置と、回転子駆動用電気コイルの通電のオン/オフを切
    換える位置との偏差を、予め定めた偏差限界値の範囲内
    で決定する乱数発生手段;を含む、前記請求項1記載の
    スイッチドレラクタンスモ−タの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記回転子の回転速度を検出する速度検
    出手段を含み、前記位置変更手段は、前記偏差限界値を
    速度検出手段が検出した回転子の回転速度に基づいて決
    定する手段を含む、前記請求項2記載のスイッチドレラ
    クタンスモ−タの制御装置。
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