JPH07262361A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents
画像処理方法及び装置Info
- Publication number
- JPH07262361A JPH07262361A JP6051712A JP5171294A JPH07262361A JP H07262361 A JPH07262361 A JP H07262361A JP 6051712 A JP6051712 A JP 6051712A JP 5171294 A JP5171294 A JP 5171294A JP H07262361 A JPH07262361 A JP H07262361A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- contour
- image
- resolution
- image processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims abstract description 164
- 238000000034 method Methods 0.000 title abstract description 104
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 64
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 41
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 31
- 238000009499 grossing Methods 0.000 claims description 29
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 28
- 230000006837 decompression Effects 0.000 claims description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims description 7
- 238000012886 linear function Methods 0.000 claims 1
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 abstract description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 abstract 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 40
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 32
- 230000008569 process Effects 0.000 description 31
- 230000006870 function Effects 0.000 description 14
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 7
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 5
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 5
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 2
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 241000255925 Diptera Species 0.000 description 1
- 241000282414 Homo sapiens Species 0.000 description 1
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T3/00—Geometric image transformations in the plane of the image
- G06T3/40—Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
- G06T3/4007—Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低解像度の画像情報を輪郭や画質を劣化させ
ることなく、高解像度の画像情報に変換できる画像処理
方法及び装置を提供する。 【構成】 低解像度の画像情報101が画像分割部10
2でR,G,Bプレーン103〜105に分割され、輪
郭抽出部106で各プレーンを参照して輪郭情報107
が作成され、パターンマッチング処理部108で輪郭情
報107を参照しながらR,G,B各プレーンをパター
ンマッチング法で解像度変換処理し、また補間処理部1
09で輪郭部分と判断されなかった画素が補間処理さ
れ、パターンマッチング処理部108と補間処理部10
9で作成された高解像度のR,G,B各プレーン110
〜112が画像結合部113で結合され、高解像度の画
像情報114が作成される。
ることなく、高解像度の画像情報に変換できる画像処理
方法及び装置を提供する。 【構成】 低解像度の画像情報101が画像分割部10
2でR,G,Bプレーン103〜105に分割され、輪
郭抽出部106で各プレーンを参照して輪郭情報107
が作成され、パターンマッチング処理部108で輪郭情
報107を参照しながらR,G,B各プレーンをパター
ンマッチング法で解像度変換処理し、また補間処理部1
09で輪郭部分と判断されなかった画素が補間処理さ
れ、パターンマッチング処理部108と補間処理部10
9で作成された高解像度のR,G,B各プレーン110
〜112が画像結合部113で結合され、高解像度の画
像情報114が作成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば低解像度の画像
情報を高解像度の画像情報に解像度変換する画像処理方
法及び装置に関する。
情報を高解像度の画像情報に解像度変換する画像処理方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力された低解像の画像情報
を高解像の画像情報に解像度変換する方法として、様々
な方法が提案されている。提案されている従来方法は、
対象となる画像の種類(例えば、各画素ごとに階調情報
を持つ多値画像、疑似中間調により2値化された2値画
像、固定閾値により2値化された2値画像、文字画像
等)によってその変換処理方法が異なっている。本発明
は、各画素ごとに階調情報を持つ自然画像等の多値画像
を主に対象としているが、従来は大まかに分けて、内挿
方法を用いるか、輪郭情報等をベクトル処理する方法が
用いられている。
を高解像の画像情報に解像度変換する方法として、様々
な方法が提案されている。提案されている従来方法は、
対象となる画像の種類(例えば、各画素ごとに階調情報
を持つ多値画像、疑似中間調により2値化された2値画
像、固定閾値により2値化された2値画像、文字画像
等)によってその変換処理方法が異なっている。本発明
は、各画素ごとに階調情報を持つ自然画像等の多値画像
を主に対象としているが、従来は大まかに分けて、内挿
方法を用いるか、輪郭情報等をベクトル処理する方法が
用いられている。
【0003】従来の内挿方法は、図30に示すように、
内挿点に最も近い同じ画素値を配列する最近接内挿方法
や、図31に示すように、内挿点を囲む4点(4点の画
素値をA,B,C,Dとする)の距離により、以下の演
算によって画素値Eを決定する共1次内挿法等が一般的
に用いられている。
内挿点に最も近い同じ画素値を配列する最近接内挿方法
や、図31に示すように、内挿点を囲む4点(4点の画
素値をA,B,C,Dとする)の距離により、以下の演
算によって画素値Eを決定する共1次内挿法等が一般的
に用いられている。
【0004】E=(1−i)(1−j)A+i・(1−
j)B+j・(1−i)C+ijD 但し、画素間距離を1とした場合に、Aから横方向に
i、縦方向にjの距離があるとする(i≦1,j≦
1)。
j)B+j・(1−i)C+ijD 但し、画素間距離を1とした場合に、Aから横方向に
i、縦方向にjの距離があるとする(i≦1,j≦
1)。
【0005】また、輪郭部分を抽出し、コントロールを
行う点を決めた後にスプライン処理を用い、解像度変換
を行う方法には、階調値分割法と、ビットプレーン分割
法の2通りの方法がある。
行う点を決めた後にスプライン処理を用い、解像度変換
を行う方法には、階調値分割法と、ビットプレーン分割
法の2通りの方法がある。
【0006】図32に示すような階調値分割法は、多値
の画像情報を、幾つか、予め決めておいた階調値若しく
は画像情報から推定された階調値を用い、それぞれの階
調値毎に複数の画像情報に分割を行い、それぞれの画像
情報毎に輪郭部分を抽出し、スプライン処理を行い、拡
大若しくは縮小変倍処理を行った後に1つの画像情報に
結合を行い、高解像度の出力画像を得るものである。
の画像情報を、幾つか、予め決めておいた階調値若しく
は画像情報から推定された階調値を用い、それぞれの階
調値毎に複数の画像情報に分割を行い、それぞれの画像
情報毎に輪郭部分を抽出し、スプライン処理を行い、拡
大若しくは縮小変倍処理を行った後に1つの画像情報に
結合を行い、高解像度の出力画像を得るものである。
【0007】図33に示すようなビットプレーン分割法
は、フルカラーならばR,G,Bの各々のプレーンを、
8ビットによって表現を行っているが、その各色毎のビ
ット毎(3×8=24枚)の画像情報を作成し、その画
像情報の輪郭部分を抽出し、拡大若しくは縮小変倍処理
を行った後に各ビット、各色毎の画像情報を合成するこ
とによって高解像度の画像情報を作成するものである。
は、フルカラーならばR,G,Bの各々のプレーンを、
8ビットによって表現を行っているが、その各色毎のビ
ット毎(3×8=24枚)の画像情報を作成し、その画
像情報の輪郭部分を抽出し、拡大若しくは縮小変倍処理
を行った後に各ビット、各色毎の画像情報を合成するこ
とによって高解像度の画像情報を作成するものである。
【0008】また、解像度変換処理と、画像情報を符号
化して圧縮伸長を行う方式の両方を行う場合について
は、単純に、画像符号化方式と、解像度変換処理を個別
に行う方式と、階調数を低減させる圧縮処理中に解像度
変換処理を組み入れた方式とがある。
化して圧縮伸長を行う方式の両方を行う場合について
は、単純に、画像符号化方式と、解像度変換処理を個別
に行う方式と、階調数を低減させる圧縮処理中に解像度
変換処理を組み入れた方式とがある。
【0009】図34に示すような一般的に用いられてい
る画像符号化方式と解像度変換処理を個別に行う方式
は、符号化方式に関しては色々な方式が提案されている
中で、本発明で対象としている画像が各画素毎に階調情
報を持つ自然画像等の多値画像の場合、ISO(Interna
tional Organization for Standardizatio) と合同機関
のJPEG(Joint Photographic Experts Group)から勧
告されている国際標準化案のJPEG方式を用い、まず
最初に原画像に対して符号化を行い、情報量を低減させ
て記録装置等に保存を行う。ここで述べられているJP
EG方式のDCT(Discrete Cosine Transform) は、圧
縮時に入力画像を8×8画素のブロックに分割を行い、
各ブロックを2次元DCT変換する。変換されたDCT
係数を量子化テーブルを用いて係数位置毎に異なるステ
ップサイズで線型量子化し、量子化されたDCT係数を
ハフマン符号化や算術符号化等エントロピー符号化を行
う。復号時に圧縮データに対してエントロピー符号化を
行い、逆量子化を行った後、IDCTが行われ、画像が
復元される。その復元処理を画像情報を出力する際に行
い、その後に解像度変換処理を行って高解像度の画像情
報を作成する。
る画像符号化方式と解像度変換処理を個別に行う方式
は、符号化方式に関しては色々な方式が提案されている
中で、本発明で対象としている画像が各画素毎に階調情
報を持つ自然画像等の多値画像の場合、ISO(Interna
tional Organization for Standardizatio) と合同機関
のJPEG(Joint Photographic Experts Group)から勧
告されている国際標準化案のJPEG方式を用い、まず
最初に原画像に対して符号化を行い、情報量を低減させ
て記録装置等に保存を行う。ここで述べられているJP
EG方式のDCT(Discrete Cosine Transform) は、圧
縮時に入力画像を8×8画素のブロックに分割を行い、
各ブロックを2次元DCT変換する。変換されたDCT
係数を量子化テーブルを用いて係数位置毎に異なるステ
ップサイズで線型量子化し、量子化されたDCT係数を
ハフマン符号化や算術符号化等エントロピー符号化を行
う。復号時に圧縮データに対してエントロピー符号化を
行い、逆量子化を行った後、IDCTが行われ、画像が
復元される。その復元処理を画像情報を出力する際に行
い、その後に解像度変換処理を行って高解像度の画像情
報を作成する。
【0010】また、図35に示すような階調数を低減さ
せる圧縮処理中に解像度変換処理を組み入れた方式で
は、符号化方式として、特開昭62−100077号公報、特開
昭63−306769号公報、特開平 1−188166号公報、及び
“ハードコピー装置における画像圧縮方式の評価”(画
像電子学会研究会予行 91-04-01 P1〜P6)、“濃淡画像
の拡張形差分適応ブロック符号化方式”(電子情報通信
学会論文誌B-I Vol.J73-B-I No,4 pp.337-346 1990年 4
月)等で述べられている、GBTC(Genwralized Block
truncation Coding) 方式、DABC方式などを用い
る。
せる圧縮処理中に解像度変換処理を組み入れた方式で
は、符号化方式として、特開昭62−100077号公報、特開
昭63−306769号公報、特開平 1−188166号公報、及び
“ハードコピー装置における画像圧縮方式の評価”(画
像電子学会研究会予行 91-04-01 P1〜P6)、“濃淡画像
の拡張形差分適応ブロック符号化方式”(電子情報通信
学会論文誌B-I Vol.J73-B-I No,4 pp.337-346 1990年 4
月)等で述べられている、GBTC(Genwralized Block
truncation Coding) 方式、DABC方式などを用い
る。
【0011】ここで述べられているGBTC方式は、図
36に示すように、入力された画像を4×4画素毎のブ
ロックに分割を行い、各ブロック内の画素値Xij(i,j
=1〜4)をブロック内平均値LA,階調幅指標LD,
最大値Lmax 、最小値Lmin毎の量子化値φij(i,j =
1〜4)、復号化値Yijとすると、まず符号化は、 P1=(Lmax +3Lmin )/4 P2=(3Lmax +Lmin )/4 Q1=(Xij≦P1)の平均値 Q4=(Xij>P2)の平均値 LA=(Q1+Q4)/2 LD=Q4−Q1 L1=LA−LD/4 L2=LA+LD/4 for(i=1;i≦4;i++){ for(j=1;i≦4;j++){ if(Xij≦L1) {φij=01(2進数)} else if(Xij≦LA) {φij=10(2進数)} else if(Xij≦L2) {φij=10(2進数)} else {φij=11(2進数)} } } で求められ、LD,LA及びφijを記録することによ
り、情報量を3/8にすることができる。
36に示すように、入力された画像を4×4画素毎のブ
ロックに分割を行い、各ブロック内の画素値Xij(i,j
=1〜4)をブロック内平均値LA,階調幅指標LD,
最大値Lmax 、最小値Lmin毎の量子化値φij(i,j =
1〜4)、復号化値Yijとすると、まず符号化は、 P1=(Lmax +3Lmin )/4 P2=(3Lmax +Lmin )/4 Q1=(Xij≦P1)の平均値 Q4=(Xij>P2)の平均値 LA=(Q1+Q4)/2 LD=Q4−Q1 L1=LA−LD/4 L2=LA+LD/4 for(i=1;i≦4;i++){ for(j=1;i≦4;j++){ if(Xij≦L1) {φij=01(2進数)} else if(Xij≦LA) {φij=10(2進数)} else if(Xij≦L2) {φij=10(2進数)} else {φij=11(2進数)} } } で求められ、LD,LA及びφijを記録することによ
り、情報量を3/8にすることができる。
【0012】この処理によって得られた情報は4値化さ
れているので、それぞれの値毎に、輪郭情報を抽出しベ
クトル化処理や、パターンマッチング処理等の解像度変
換処理を行うことによって高解像度の画像情報の符号化
された情報を作成することができる。
れているので、それぞれの値毎に、輪郭情報を抽出しベ
クトル化処理や、パターンマッチング処理等の解像度変
換処理を行うことによって高解像度の画像情報の符号化
された情報を作成することができる。
【0013】その後の復号化は、 for(i=1;i≦4;i++){ for(j=1;j≦4;j++){ if(φij=01) Yij=LA−LD/2 else if(φij=00) Yij=LA−LD/6 else if(φij=10) Yij=LA+LD/6 else Yij=LA+LD/2 } } とすることにより求めることができる。これにより、高
解像度の画像情報を作成することができる。
解像度の画像情報を作成することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、以下に述べるような欠点があった。
来例では、以下に述べるような欠点があった。
【0015】まず、内挿点に最も近い同じ画素値を配列
する最近内挿方法は、構成が簡単であるという利点はあ
るが、拡大するブロック毎に画素値が決定されるため、
視覚的にブロックが目立ってしまい画質的に劣悪であ
る。
する最近内挿方法は、構成が簡単であるという利点はあ
るが、拡大するブロック毎に画素値が決定されるため、
視覚的にブロックが目立ってしまい画質的に劣悪であ
る。
【0016】次に、内挿点を囲む4点の距離によって計
算される共1次内挿方法は、自然画像の拡大には一般的
に良く用いられている方法である。しかし、この方法で
は、平均化され、スムージングのかかった画質になる
が、エッジ部やシャープな画質が要求される部分には、
ぼけた画質になってしまう。さらに、地図等をスキャン
した画像や文字部を含む自然画像のような場合には、補
間によるぼけのために、大切な情報が受け手に伝わらな
いこともある。
算される共1次内挿方法は、自然画像の拡大には一般的
に良く用いられている方法である。しかし、この方法で
は、平均化され、スムージングのかかった画質になる
が、エッジ部やシャープな画質が要求される部分には、
ぼけた画質になってしまう。さらに、地図等をスキャン
した画像や文字部を含む自然画像のような場合には、補
間によるぼけのために、大切な情報が受け手に伝わらな
いこともある。
【0017】また、決められている閾値や、画像を参照
することによって求められた閾値を用い、幾つかの階調
毎の複数の2値情報を作成し、輪郭情報を抽出し、ベク
トル処理を行う処理では、少ない階調数で処理を行った
場合、自然画像など非人工的な画像では適度な自然ノイ
ズが削除されてしまうため、この処理は適しておらず、
出力画像がメリハリのないのっぺりとした画像になって
しまう。また、画質が劣化しない程度に階調数を増やし
て処理を行った場合、処理を行う画像が増え、処理が重
くなってしまうという問題がある。
することによって求められた閾値を用い、幾つかの階調
毎の複数の2値情報を作成し、輪郭情報を抽出し、ベク
トル処理を行う処理では、少ない階調数で処理を行った
場合、自然画像など非人工的な画像では適度な自然ノイ
ズが削除されてしまうため、この処理は適しておらず、
出力画像がメリハリのないのっぺりとした画像になって
しまう。また、画質が劣化しない程度に階調数を増やし
て処理を行った場合、処理を行う画像が増え、処理が重
くなってしまうという問題がある。
【0018】更に、ビットプレーン毎に分割された2値
画像の輪郭情報を抽出し、ベクトル処理を行う方法で
は、上位ビットの画像に関しては相関のある情報が2値
化されるため、輪郭情報をベクトル化することには適し
ているのであるが、下位ビットに関しては相関のない情
報が2値化されるため、無駄な処理が行われてしまい、
間違った判定を起こしやすくなり、出力画像が劣化して
しまう部分がある。
画像の輪郭情報を抽出し、ベクトル処理を行う方法で
は、上位ビットの画像に関しては相関のある情報が2値
化されるため、輪郭情報をベクトル化することには適し
ているのであるが、下位ビットに関しては相関のない情
報が2値化されるため、無駄な処理が行われてしまい、
間違った判定を起こしやすくなり、出力画像が劣化して
しまう部分がある。
【0019】次に、解像度変換処理と画像符号化処理の
両方を行う場合についてであるが、画像符号化方式と解
像度変換処理とを個別に行う方式で一般的に用いられて
いるJPEG方式においては、自然画中に文字や線画等
が混在していた場合、画質が劣化してしまう、高解像画
像のエッジ部においてモスキートノイズが発生するとい
う問題が発生する。そのため、圧縮・伸長した後の画像
情報は既に原画像よりも劣化しており、この画像を元に
して解像度の画像情報を作成するのは、非常に困難であ
り、ミスが発生してしまう可能性がある。
両方を行う場合についてであるが、画像符号化方式と解
像度変換処理とを個別に行う方式で一般的に用いられて
いるJPEG方式においては、自然画中に文字や線画等
が混在していた場合、画質が劣化してしまう、高解像画
像のエッジ部においてモスキートノイズが発生するとい
う問題が発生する。そのため、圧縮・伸長した後の画像
情報は既に原画像よりも劣化しており、この画像を元に
して解像度の画像情報を作成するのは、非常に困難であ
り、ミスが発生してしまう可能性がある。
【0020】また、階調数を低減させることによって圧
縮を行う処理中に解像度変換処理を行う方式について
は、圧縮によって階調数が低減しているため、高解像度
の画像情報は、低解像度の画像情報よりも階調数が少な
くなってしまう。
縮を行う処理中に解像度変換処理を行う方式について
は、圧縮によって階調数が低減しているため、高解像度
の画像情報は、低解像度の画像情報よりも階調数が少な
くなってしまう。
【0021】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたもので、低解像度の画像情報を画質を劣化させるこ
となく、高解像度の画像情報に変換できる画像処理方法
及び装置を提供することを目的とする。
れたもので、低解像度の画像情報を画質を劣化させるこ
となく、高解像度の画像情報に変換できる画像処理方法
及び装置を提供することを目的とする。
【0022】また、本発明の他の目的は、解像度変換と
画像圧縮とを結び付けることにより、解像度の異なる機
種間通信の転送時間を短縮し、出力装置の画質を向上さ
せた画像処理方法及び装置を提供することである。
画像圧縮とを結び付けることにより、解像度の異なる機
種間通信の転送時間を短縮し、出力装置の画質を向上さ
せた画像処理方法及び装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
に、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
【0024】即ち、低解像度の画像情報を高解像度の画
像情報に解像度変換する画像処理装置であって、画像情
報において注目画素とその周辺画素より輪郭部分を抽出
して輪郭情報を生成する輪郭抽出手段と、前記輪郭抽出
手段により生成された輪郭情報を参照して前記輪郭部分
の解像度変換を行う第1の解像度変換手段と、前記画像
情報の輪郭部分以外若しくは画像情報全体の解像度変換
を行う第2の解像度変換手段とを備える。
像情報に解像度変換する画像処理装置であって、画像情
報において注目画素とその周辺画素より輪郭部分を抽出
して輪郭情報を生成する輪郭抽出手段と、前記輪郭抽出
手段により生成された輪郭情報を参照して前記輪郭部分
の解像度変換を行う第1の解像度変換手段と、前記画像
情報の輪郭部分以外若しくは画像情報全体の解像度変換
を行う第2の解像度変換手段とを備える。
【0025】
【作用】かかる構成において、低解像度の画像情報の注
目画素とその周辺画素より輪郭部分を抽出して輪郭情報
を生成し、生成された輪郭情報を参照して輪郭部分に第
1の解像度変換を行い、輪郭部分以外若しくは画像情報
全体に第2の解像度変換を行って高解像度の画像情報に
変換するように動作する。
目画素とその周辺画素より輪郭部分を抽出して輪郭情報
を生成し、生成された輪郭情報を参照して輪郭部分に第
1の解像度変換を行い、輪郭部分以外若しくは画像情報
全体に第2の解像度変換を行って高解像度の画像情報に
変換するように動作する。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明に係る好適
な一実施例を詳細に説明する。
な一実施例を詳細に説明する。
【0027】尚、本発明の画像処理装置は、主としてカ
ラープリンタ等の画像出力装置内部に具備することが効
果的であるが、画像出力装置以外の画像処理装置や、ホ
ストコンピュータ内のアプリケーションソフトとして内
蔵することも可能である。
ラープリンタ等の画像出力装置内部に具備することが効
果的であるが、画像出力装置以外の画像処理装置や、ホ
ストコンピュータ内のアプリケーションソフトとして内
蔵することも可能である。
【0028】<第1の実施例>図1は、第1の実施例に
おける全体構成を示す図である。図中、101は入力さ
れる低解像度の画像情報で、102は入力された画像を
或る色空間で幾つかのプレーンに分割を行う画像分割部
で、103〜105はそれぞれの色空間で分割された画
像プレーンである。106は注目画素とその周辺画素の
平均値との差を用いて輪郭部分を推定し、輪郭情報を作
成する輪郭抽出部で、107は輪郭抽出部106によっ
て抽出された輪郭情報で、108は輪郭情報を参照して
各プレーンをパターンマッチング法によって解像度変換
を行うパターンマッチング処理部で、109は画像情報
の内、輪郭以外の部分に関して補間処理によって解像度
変換を行う補間処理部である。110〜112はパター
ンマッチング処理部108と補間処理部109によって
解像度変換された高解像度の各プレーンの画像情報であ
る。113は高解像度の各プレーン110〜112を結
合する画像結合部である。そして、114は高解像度の
画像情報である。
おける全体構成を示す図である。図中、101は入力さ
れる低解像度の画像情報で、102は入力された画像を
或る色空間で幾つかのプレーンに分割を行う画像分割部
で、103〜105はそれぞれの色空間で分割された画
像プレーンである。106は注目画素とその周辺画素の
平均値との差を用いて輪郭部分を推定し、輪郭情報を作
成する輪郭抽出部で、107は輪郭抽出部106によっ
て抽出された輪郭情報で、108は輪郭情報を参照して
各プレーンをパターンマッチング法によって解像度変換
を行うパターンマッチング処理部で、109は画像情報
の内、輪郭以外の部分に関して補間処理によって解像度
変換を行う補間処理部である。110〜112はパター
ンマッチング処理部108と補間処理部109によって
解像度変換された高解像度の各プレーンの画像情報であ
る。113は高解像度の各プレーン110〜112を結
合する画像結合部である。そして、114は高解像度の
画像情報である。
【0029】かかる構成において、まず低解像度の画像
101が入力されると、画像分割部102にて或る色空
間でプレーン毎に分割を行い、R,G,Bプレーン10
3〜105が作成される。今回は例として、R,G,B
色空間を用いて説明を行っているが、Y(輝度),U,
V(色差)色空間や、L,a,b色空間やG,R,B色
空間であってもよいことはもちろんである。
101が入力されると、画像分割部102にて或る色空
間でプレーン毎に分割を行い、R,G,Bプレーン10
3〜105が作成される。今回は例として、R,G,B
色空間を用いて説明を行っているが、Y(輝度),U,
V(色差)色空間や、L,a,b色空間やG,R,B色
空間であってもよいことはもちろんである。
【0030】ここで分割された3つのプレーンを参照し
ながら輪郭抽出部106が輪郭情報107を作成する。
この輪郭抽出部106は、図13に示すようなラプラシ
アンオペレータを用いることにより、注目画素とその周
辺画素の平均値の差を求め、ある決められた閾値或いは
周辺画素との決められた演算によって求められる閾値を
用いることにより輪郭部分を抽出するものである。この
輪郭部分の情報を2値の輪郭情報107として出力を行
う。
ながら輪郭抽出部106が輪郭情報107を作成する。
この輪郭抽出部106は、図13に示すようなラプラシ
アンオペレータを用いることにより、注目画素とその周
辺画素の平均値の差を求め、ある決められた閾値或いは
周辺画素との決められた演算によって求められる閾値を
用いることにより輪郭部分を抽出するものである。この
輪郭部分の情報を2値の輪郭情報107として出力を行
う。
【0031】次に、パターンマッチング処理部108で
は、輪郭情報107を参照しながらR,G,B各プレー
ンをパターンマッチング法で解像度変換処理を行う。
は、輪郭情報107を参照しながらR,G,B各プレー
ンをパターンマッチング法で解像度変換処理を行う。
【0032】ここで用いられているパターンマッチング
法は、もし2値の輪郭情報107が図14に示す140
1のようなパターンだった場合、1402のように補間
処理を行うことが決められていれば、R,G,B各プレ
ーンにおいて1403に示すa,b,cの位置の階調値
を1404に示すa,b,cの位置に補間を行う方法で
ある。これにより、通常、2値でしか行えないパターン
マッチング法を用いて多値の画像の解像度変換を行うこ
とができる。
法は、もし2値の輪郭情報107が図14に示す140
1のようなパターンだった場合、1402のように補間
処理を行うことが決められていれば、R,G,B各プレ
ーンにおいて1403に示すa,b,cの位置の階調値
を1404に示すa,b,cの位置に補間を行う方法で
ある。これにより、通常、2値でしか行えないパターン
マッチング法を用いて多値の画像の解像度変換を行うこ
とができる。
【0033】また補間処理部109では、輪郭抽出部1
06で輪郭部分と判断されなかった画素について、図1
5に示すような、処理の簡単な0次補間や1次補間等の
補間処理を行う。
06で輪郭部分と判断されなかった画素について、図1
5に示すような、処理の簡単な0次補間や1次補間等の
補間処理を行う。
【0034】以上の処理後、パターンマッチング処理部
108で作成された高解像度の輪郭部分と、補間処理部
109で作成された高解像度の輪郭以外の部分とを合成
して高解像度のR,G,B各プレーン110〜112が
作成される。この高解像度のR,G,B各プレーン11
0〜112を画像結合部113で結合し、高解像度の画
像情報114が作成される。
108で作成された高解像度の輪郭部分と、補間処理部
109で作成された高解像度の輪郭以外の部分とを合成
して高解像度のR,G,B各プレーン110〜112が
作成される。この高解像度のR,G,B各プレーン11
0〜112を画像結合部113で結合し、高解像度の画
像情報114が作成される。
【0035】もちろん、入力される画像情報が既にR,
G,Bなり他の色空間の各プレーンの状態で入力される
場合には、上述の101,102,113,114での
処理を行わないことは自明である。
G,Bなり他の色空間の各プレーンの状態で入力される
場合には、上述の101,102,113,114での
処理を行わないことは自明である。
【0036】また、R,G,Bの3つのプレーンを一度
に、参照とパターンマッチング処理を同時に行えない場
合には、一度、3つのプレーンを順番に参照を行い、そ
の後にパターンマッチング処理を行えば良い。
に、参照とパターンマッチング処理を同時に行えない場
合には、一度、3つのプレーンを順番に参照を行い、そ
の後にパターンマッチング処理を行えば良い。
【0037】<第2の実施例>図2は、第2の実施例に
おける全体構成を示す図である。図中、201は低解像
度の画像情報で、202は画像分割部で、203〜20
5は画像プレーンで、206は注目画素の近接画素と比
較を行って輪郭部分を推定し、輪郭情報を作成する輪郭
抽出部で、207は輪郭情報で、208はパターンマッ
チング処理で、209は補間処理部で、210〜212
は高解像度の画像プレーンで、213は画像結合部で、
214は高解像度の画像情報である。
おける全体構成を示す図である。図中、201は低解像
度の画像情報で、202は画像分割部で、203〜20
5は画像プレーンで、206は注目画素の近接画素と比
較を行って輪郭部分を推定し、輪郭情報を作成する輪郭
抽出部で、207は輪郭情報で、208はパターンマッ
チング処理で、209は補間処理部で、210〜212
は高解像度の画像プレーンで、213は画像結合部で、
214は高解像度の画像情報である。
【0038】次に、第1の実施例との違いについて述べ
る。
る。
【0039】第2の実施例における輪郭抽出部206
は、図16に示すように、注目画素に対して上下左右4
方向の4画素を順番に比較を行い、或る一定の閾値以上
だった場合、その注目画素は輪郭部分であると推定す
る。
は、図16に示すように、注目画素に対して上下左右4
方向の4画素を順番に比較を行い、或る一定の閾値以上
だった場合、その注目画素は輪郭部分であると推定す
る。
【0040】このように、第2の実施例によれば、或る
画素が一定の閾値以上であったとき、そこで処理を終え
ることができ、単に比較処理を行っているだけであるた
め、処理の高速化が可能となる。
画素が一定の閾値以上であったとき、そこで処理を終え
ることができ、単に比較処理を行っているだけであるた
め、処理の高速化が可能となる。
【0041】<第3の実施例>図3は、第3の実施例に
おける全体構成を示す図である。図中、301は低解像
度の画像情報で、302は画像分割部で、303〜30
5は画像プレーンで、306は輪郭抽出部で、307は
輪郭情報で、308はパターンマッチング処理部で、3
09は補間処理部で、310〜312は高解像度の画像
プレーンで、313は画像結合部で、314は高解像度
の画像情報である。
おける全体構成を示す図である。図中、301は低解像
度の画像情報で、302は画像分割部で、303〜30
5は画像プレーンで、306は輪郭抽出部で、307は
輪郭情報で、308はパターンマッチング処理部で、3
09は補間処理部で、310〜312は高解像度の画像
プレーンで、313は画像結合部で、314は高解像度
の画像情報である。
【0042】この実施例では、R,G,Bの3つのプレ
ーン303〜305で、個別に輪郭抽出を行い、輪郭情
報307を作成する。この方式を取ることによって、同
時に3つのプレーンを参照してパターンマッチング処理
を行う事ができない装置や、パターンマッチング処理を
行う前に、一旦、画像全体の輪郭情報を作成しておくな
どの処理を行えない装置に対しても本発明を使用できる
ようになる。
ーン303〜305で、個別に輪郭抽出を行い、輪郭情
報307を作成する。この方式を取ることによって、同
時に3つのプレーンを参照してパターンマッチング処理
を行う事ができない装置や、パターンマッチング処理を
行う前に、一旦、画像全体の輪郭情報を作成しておくな
どの処理を行えない装置に対しても本発明を使用できる
ようになる。
【0043】<第4の実施例>図4は、第4の実施例に
おける全体構成を示す図である。図中、401は低解像
度の画像情報で、402は画像分割部で、403〜40
5は画像プレーンで、406は補間処理部で、407〜
409は補間された画像プレーンで、410は輪郭抽出
部で、411は輪郭情報で、412はパターンマッチン
グ処理部で、413〜415は高解像度の画像プレーン
で、416は画像結合部で、417は高解像度の画像情
報である。
おける全体構成を示す図である。図中、401は低解像
度の画像情報で、402は画像分割部で、403〜40
5は画像プレーンで、406は補間処理部で、407〜
409は補間された画像プレーンで、410は輪郭抽出
部で、411は輪郭情報で、412はパターンマッチン
グ処理部で、413〜415は高解像度の画像プレーン
で、416は画像結合部で、417は高解像度の画像情
報である。
【0044】この実施例では、R,G,Bの3つのプレ
ーン403〜405を、最初に補間を行なった後に、補
間された3つのプレーン407〜409に対して輪郭を
抽出しパターンマッチング処理を行う。このパターンマ
ッチング処理は、図17乃至図20に示すようなパター
ンを用いている。そのため、今までの実施例で用いてき
たパターンと異なり、画素を削減する場合、その場合、
図21に示す方法を用いれば良い。つまり、図21に示
す2101のパターンが2102のようになる場合、
R,G,B各プレーンは2103のa,b,c,d,e
の位置にある画素の階調値を2104のa,b,c,
d,eの画素に複写を行えば良い。
ーン403〜405を、最初に補間を行なった後に、補
間された3つのプレーン407〜409に対して輪郭を
抽出しパターンマッチング処理を行う。このパターンマ
ッチング処理は、図17乃至図20に示すようなパター
ンを用いている。そのため、今までの実施例で用いてき
たパターンと異なり、画素を削減する場合、その場合、
図21に示す方法を用いれば良い。つまり、図21に示
す2101のパターンが2102のようになる場合、
R,G,B各プレーンは2103のa,b,c,d,e
の位置にある画素の階調値を2104のa,b,c,
d,eの画素に複写を行えば良い。
【0045】このように、第4の実施例によれば、従来
用いられていた補間処理部を変更することなく使用する
ことが可能となり、コストの削減が可能となる。
用いられていた補間処理部を変更することなく使用する
ことが可能となり、コストの削減が可能となる。
【0046】また、解像度変換を行う補間処理装置と、
スムージング処理を行う装置を分離したことにより、補
間処理のみを行う事や、スムージング処理のみを行うこ
とが可能となる。
スムージング処理を行う装置を分離したことにより、補
間処理のみを行う事や、スムージング処理のみを行うこ
とが可能となる。
【0047】<第5の実施例>図5は、第5の実施例に
おける全体構成を示す図である。図中、501〜503
は或る色空間で分離されている画像プレーンで、504
は色変換処理部で、505〜507は異なる色空間に分
離された画像プレーンで、508は輪郭抽出部で、50
9は輪郭情報で、510はパターンマッチング処理部
で、511は補間処理部で、512〜514は高解像度
になった各プレーンの画像情報で、515〜517は入
力された色空間に変換された高解像度の画像情報であ
る。
おける全体構成を示す図である。図中、501〜503
は或る色空間で分離されている画像プレーンで、504
は色変換処理部で、505〜507は異なる色空間に分
離された画像プレーンで、508は輪郭抽出部で、50
9は輪郭情報で、510はパターンマッチング処理部
で、511は補間処理部で、512〜514は高解像度
になった各プレーンの画像情報で、515〜517は入
力された色空間に変換された高解像度の画像情報であ
る。
【0048】この実施例では、まず入力された画像情報
が或る色空間であった場合、色変換処理部504によっ
て内部で処理を行いやすい色空間に変換を行う。例えば
入力されたR(レッド),G(グリーン),B(ブル
ー)の信号から、他の色空間、例えばY(輝度),U,
V(色差)の空間に変換する。この変換処理は演算によ
るものでも良いし、ROM(リードオンリーメモリ)を
利用したLUT(ルックアップテーブル)でも良い。要
は入力色空間よりも、より冗長度を減らした色空間、特
に、輝度,色差に分離した色空間への変換が好ましい。
が或る色空間であった場合、色変換処理部504によっ
て内部で処理を行いやすい色空間に変換を行う。例えば
入力されたR(レッド),G(グリーン),B(ブル
ー)の信号から、他の色空間、例えばY(輝度),U,
V(色差)の空間に変換する。この変換処理は演算によ
るものでも良いし、ROM(リードオンリーメモリ)を
利用したLUT(ルックアップテーブル)でも良い。要
は入力色空間よりも、より冗長度を減らした色空間、特
に、輝度,色差に分離した色空間への変換が好ましい。
【0049】次に、変換した色空間の内、最も視覚的に
影響の大きい色成分、例えば輝度,色差に分解した場合
にはY(輝度)プレーンのみで輪郭抽出部508で輪郭
情報509を作成し、その輪郭情報509を元に、パタ
ーンマッチング処理部510で、Y(輝度)プレーンと
U,V(色差)プレーンに対してパターンマッチング処
理を行い、高解像度のY,U,Vプレーン512〜51
4が作成される。最後に色変換処理部504で、入力し
た色空間への変換、例えばY,U,Vプレーン512〜
514よりR,G,Bプレーン515〜517へ変換す
る。
影響の大きい色成分、例えば輝度,色差に分解した場合
にはY(輝度)プレーンのみで輪郭抽出部508で輪郭
情報509を作成し、その輪郭情報509を元に、パタ
ーンマッチング処理部510で、Y(輝度)プレーンと
U,V(色差)プレーンに対してパターンマッチング処
理を行い、高解像度のY,U,Vプレーン512〜51
4が作成される。最後に色変換処理部504で、入力し
た色空間への変換、例えばY,U,Vプレーン512〜
514よりR,G,Bプレーン515〜517へ変換す
る。
【0050】このように、第6の実施例によれば、いま
まで3つのプレーンについて参照を行って輪郭情報を作
成していたのが、1つのプレーンのみ参照を行えば良い
事になり、処理時間の短縮が行える。
まで3つのプレーンについて参照を行って輪郭情報を作
成していたのが、1つのプレーンのみ参照を行えば良い
事になり、処理時間の短縮が行える。
【0051】[実施例6]図6は、第6の実施例におけ
る全体構成を示す図である。図中、601は低解像度の
画像情報で、602は画像分割部で、603〜605は
画像プレーンで、606は輪郭抽出部で、607は輪郭
情報で、608は直線ベクトル処理部で、609は補間
処理部で、610〜612は高解像度の画像プレーン
で、613は画像結合部で、614は高解像度の画像情
報である。
る全体構成を示す図である。図中、601は低解像度の
画像情報で、602は画像分割部で、603〜605は
画像プレーンで、606は輪郭抽出部で、607は輪郭
情報で、608は直線ベクトル処理部で、609は補間
処理部で、610〜612は高解像度の画像プレーン
で、613は画像結合部で、614は高解像度の画像情
報である。
【0052】次に、第6の実施例による輪郭抽出部60
6について説明を行う。
6について説明を行う。
【0053】もし、図22に示す左側のような形が輪郭
抽出部606に入力されたとする。その時、輪郭抽出部
606は縦横3倍に拡大を行う。ここで、3倍に拡大を
行う理由は、1ドット×1ドットの点の輪郭情報を得る
のに必要な最低の倍率であるためであり、別に何倍に拡
大してもよく、もちろん、拡大を行わなくてもよい。次
に、図23に示すように、注目画素に対して上下左右の
4方向の値が全て一致した場合、注目画素を取り除くと
いう(4方向一致)方法を用い、図24に示すようにエ
ッジ部分の抽出を行う。ここで、4方向一致を用いたの
は、場合分けのパターンを減らすためであり、別に8方
向一致や、ラプラシアン・オペレータを用いるなど他の
方法であってもよい。その後、出力解像度に合わせた変
倍処理を行う。上述の方法で作成された輪郭情報607
が図24に示す図である。
抽出部606に入力されたとする。その時、輪郭抽出部
606は縦横3倍に拡大を行う。ここで、3倍に拡大を
行う理由は、1ドット×1ドットの点の輪郭情報を得る
のに必要な最低の倍率であるためであり、別に何倍に拡
大してもよく、もちろん、拡大を行わなくてもよい。次
に、図23に示すように、注目画素に対して上下左右の
4方向の値が全て一致した場合、注目画素を取り除くと
いう(4方向一致)方法を用い、図24に示すようにエ
ッジ部分の抽出を行う。ここで、4方向一致を用いたの
は、場合分けのパターンを減らすためであり、別に8方
向一致や、ラプラシアン・オペレータを用いるなど他の
方法であってもよい。その後、出力解像度に合わせた変
倍処理を行う。上述の方法で作成された輪郭情報607
が図24に示す図である。
【0054】そして、輪郭抽出部606で作成された輪
郭情報607は直線ベクトル処理部608に入力され
る。ここで直線ベクトル処理部608について説明を行
う。
郭情報607は直線ベクトル処理部608に入力され
る。ここで直線ベクトル処理部608について説明を行
う。
【0055】図25は、直線ベクトル処理部608の構
成を示す図である。図中、2501は輪郭情報で、25
02はコントロールポイント設定部で、2503は直線
ベクトル設定部で、2504は描画部で、2505は各
プレーンの画像情報で、2506は高解像度の各プレー
ンの画像情報である。
成を示す図である。図中、2501は輪郭情報で、25
02はコントロールポイント設定部で、2503は直線
ベクトル設定部で、2504は描画部で、2505は各
プレーンの画像情報で、2506は高解像度の各プレー
ンの画像情報である。
【0056】次に、直線ベクトル処理部608に入力さ
れた図24に示す輪郭情報2501を参照してコントロ
ールポイント設定部2502にてスプライン処理を行う
のに必要とされるコントロールポイントの設定を行う。
ここでコントロールポイントの設定の仕方を説明する。
れた図24に示す輪郭情報2501を参照してコントロ
ールポイント設定部2502にてスプライン処理を行う
のに必要とされるコントロールポイントの設定を行う。
ここでコントロールポイントの設定の仕方を説明する。
【0057】コントロールポイント設定部2502は、
図24に示す輪郭情報2501より、図26に示す3つ
のパターンに分けて設定を行う。
図24に示す輪郭情報2501より、図26に示す3つ
のパターンに分けて設定を行う。
【0058】図26に示す2601が折り返し部と判断
され、2602が角部と判断され、2603のような部
分をその他の部分と判断する。この3つの場合分けを行
い、図24にコントロールポイントを設定したものが図
27に示す図である。図27に示す白丸の部分がコント
ロールポイントとされた所である。次に直線ベクトル設
定部2503にて、代表点を直線ベクトルで結ぶ。上述
の処理を施したものが図28に示す図である。次に、描
画部2506にて直線ベクトル設定部2503より入力
された輪郭線を描画する。これにより、図29に示すよ
うな高解像度の滑らかな画像が作成される。この時、各
プレーンの画像情報2505を取り込み、輪郭情報25
01と、今作成された高解像度の滑らかな画像とを比較
し、輪郭部分と見なされた画素の内、移動が行なわれた
画素を判定し、同じ移動を各プレーンの画像情報に行
う。これにより、高解像度になった各プレーンの画像情
報が作成される。
され、2602が角部と判断され、2603のような部
分をその他の部分と判断する。この3つの場合分けを行
い、図24にコントロールポイントを設定したものが図
27に示す図である。図27に示す白丸の部分がコント
ロールポイントとされた所である。次に直線ベクトル設
定部2503にて、代表点を直線ベクトルで結ぶ。上述
の処理を施したものが図28に示す図である。次に、描
画部2506にて直線ベクトル設定部2503より入力
された輪郭線を描画する。これにより、図29に示すよ
うな高解像度の滑らかな画像が作成される。この時、各
プレーンの画像情報2505を取り込み、輪郭情報25
01と、今作成された高解像度の滑らかな画像とを比較
し、輪郭部分と見なされた画素の内、移動が行なわれた
画素を判定し、同じ移動を各プレーンの画像情報に行
う。これにより、高解像度になった各プレーンの画像情
報が作成される。
【0059】通常、パターンマッチングを用いた時に
は、出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意し
ておかなければならなかったのであるが、この実施例の
方法を用いることにより、任意の解像度に任意の倍率に
解像度変換が可能となる。
は、出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意し
ておかなければならなかったのであるが、この実施例の
方法を用いることにより、任意の解像度に任意の倍率に
解像度変換が可能となる。
【0060】第6の実施例では、輪郭抽出部606にお
いて、輪郭部分を推定する機能だけ持たせ、輪郭部分の
画素についての情報を、輪郭情報607とし、直線ベク
トル処理部608において、輪郭部分の画素についての
情報である、輪郭情報607よりコントロールポイント
を設定し、直線ベクトルを生成し、スムージング処理を
行っているが、本発明はこれだけに限らず、例えば輪郭
抽出部606にコントロールポイントを設定する機能を
移し、コントロールポイントの情報を輪郭情報607と
することにより、情報量を低減させることも可能であ
る。
いて、輪郭部分を推定する機能だけ持たせ、輪郭部分の
画素についての情報を、輪郭情報607とし、直線ベク
トル処理部608において、輪郭部分の画素についての
情報である、輪郭情報607よりコントロールポイント
を設定し、直線ベクトルを生成し、スムージング処理を
行っているが、本発明はこれだけに限らず、例えば輪郭
抽出部606にコントロールポイントを設定する機能を
移し、コントロールポイントの情報を輪郭情報607と
することにより、情報量を低減させることも可能であ
る。
【0061】また同様に、輪郭抽出部606に直線ベク
トルを生成する機能まで移し、直線ベクトルを表記して
いる数式等の形で輪郭情報607を作ることも可能で、
これにより、更に情報量を低減させることも可能であ
る。
トルを生成する機能まで移し、直線ベクトルを表記して
いる数式等の形で輪郭情報607を作ることも可能で、
これにより、更に情報量を低減させることも可能であ
る。
【0062】<第7の実施例>図7は、第7の実施例に
おける全体構成を示す図である。図中、701は低解像
度の画像情報で、702は画像分割部で、703〜70
5は画像プレーンで、706は輪郭抽出部で、707は
輪郭情報で、708は高次曲線処理部で、709は補間
処理部で、710〜712は高解像度の画像プレーン
で、713は画像結合部で、714は高解像度の画像情
報である。
おける全体構成を示す図である。図中、701は低解像
度の画像情報で、702は画像分割部で、703〜70
5は画像プレーンで、706は輪郭抽出部で、707は
輪郭情報で、708は高次曲線処理部で、709は補間
処理部で、710〜712は高解像度の画像プレーン
で、713は画像結合部で、714は高解像度の画像情
報である。
【0063】第6の実施例では、直線ベクトルを使用し
ていたが、この実施例では2次のBスプラインや、3次
のベジェ曲線等の高次のスプライン関数を用いて輪郭部
分を表現する方法である。通常、パターンマッチングを
用いたときには出力する解像度に最適化を行ったパター
ンを用意しておかなければならなかったのであるが、こ
の実施例の方法を用いることにより、任意の解像度に任
意の倍率に解像度変換が可能となる。また、直線ベクト
ルを用いたときよりも、コントロールポイント部分が滑
らかになり、全体的により滑らかに表現することが可能
となる。
ていたが、この実施例では2次のBスプラインや、3次
のベジェ曲線等の高次のスプライン関数を用いて輪郭部
分を表現する方法である。通常、パターンマッチングを
用いたときには出力する解像度に最適化を行ったパター
ンを用意しておかなければならなかったのであるが、こ
の実施例の方法を用いることにより、任意の解像度に任
意の倍率に解像度変換が可能となる。また、直線ベクト
ルを用いたときよりも、コントロールポイント部分が滑
らかになり、全体的により滑らかに表現することが可能
となる。
【0064】第7の実施例では、輪郭抽出部706にお
いて、輪郭部分を推定する機能だけ持たせ、輪郭部分の
画素についての情報を、輪郭情報707とし、高次曲線
処理部708において、輪郭部分の画素についての情報
である、輪郭情報707よりコントロールポイントを設
定し、高次曲線を生成し、スムージング処理を行ってい
るが、本発明はこれだけに限らず、例えば輪郭抽出部7
06にコントロールポイントを設定する機能を移し、コ
ントロールポイントの情報を輪郭情報707とすること
により、情報量を低減させることも可能である。
いて、輪郭部分を推定する機能だけ持たせ、輪郭部分の
画素についての情報を、輪郭情報707とし、高次曲線
処理部708において、輪郭部分の画素についての情報
である、輪郭情報707よりコントロールポイントを設
定し、高次曲線を生成し、スムージング処理を行ってい
るが、本発明はこれだけに限らず、例えば輪郭抽出部7
06にコントロールポイントを設定する機能を移し、コ
ントロールポイントの情報を輪郭情報707とすること
により、情報量を低減させることも可能である。
【0065】また同様に、輪郭抽出部706に高次曲線
を生成する機能まで移し、高次曲線を表記している数式
等の形で輪郭情報707を作ることも可能で、これによ
り、更に情報量を低減させることも可能である。
を生成する機能まで移し、高次曲線を表記している数式
等の形で輪郭情報707を作ることも可能で、これによ
り、更に情報量を低減させることも可能である。
【0066】<第8の実施例>図8は、第8の実施例に
おける全体構成を示す図である。図中、801は低解像
度の画像情報で、802は画像分割部で、803〜80
5は画像プレーンで、806は輪郭抽出部で、807は
輪郭情報で、808は補間処理部で、809はスプライ
ン処理で、810〜812は高解像度の画像プレーン
で、813は画像結合部で、814は高解像度の画像情
報である。
おける全体構成を示す図である。図中、801は低解像
度の画像情報で、802は画像分割部で、803〜80
5は画像プレーンで、806は輪郭抽出部で、807は
輪郭情報で、808は補間処理部で、809はスプライ
ン処理で、810〜812は高解像度の画像プレーン
で、813は画像結合部で、814は高解像度の画像情
報である。
【0067】この実施例では、R,G,Bの3つのプレ
ーン803〜805で、個別に輪郭抽出を行い、輪郭情
報807を作成する。この方式を取ることによって、同
時に3つのプレーンを参照しスプライン処理を行う事が
できない装置や、スプライン処理を行う前に、一旦、画
像全体の輪郭情報を作成しておくなどの処理を行えない
装置に対しても本発明を使用できるようになる。
ーン803〜805で、個別に輪郭抽出を行い、輪郭情
報807を作成する。この方式を取ることによって、同
時に3つのプレーンを参照しスプライン処理を行う事が
できない装置や、スプライン処理を行う前に、一旦、画
像全体の輪郭情報を作成しておくなどの処理を行えない
装置に対しても本発明を使用できるようになる。
【0068】通常、パターンマッチングを用いたときに
は出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意して
おかなければならなかったのであるが、この実施例の方
式を用いることにより、任意の解像度に任意の倍率に解
像度変換が可能となる。また、スプラインとして直線ベ
クトルでなく、高次の曲線を用いることにより、さら
に、コントロールポイント部分で滑らかになり、全体的
にも、より滑らかに表現することが可能となる。
は出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意して
おかなければならなかったのであるが、この実施例の方
式を用いることにより、任意の解像度に任意の倍率に解
像度変換が可能となる。また、スプラインとして直線ベ
クトルでなく、高次の曲線を用いることにより、さら
に、コントロールポイント部分で滑らかになり、全体的
にも、より滑らかに表現することが可能となる。
【0069】第8の実施例では、輪郭抽出部806にお
いて、輪郭部分を推定する機能だけ持たせ、輪郭部分の
画素についての情報を輪郭情報807とし、スプライン
処理部809において、輪郭部分の画素についての情報
である、輪郭情報807よりコントロールポイントを設
定し、スプラインを生成し、スムージング処理を行って
いるが、本発明はこれだけに限らず、例えば輪郭抽出部
806にコントロールポイントを設定する機能を移し、
コントロールポイントの情報を輪郭情報807とするこ
とにより、情報量を低減させることも可能である。
いて、輪郭部分を推定する機能だけ持たせ、輪郭部分の
画素についての情報を輪郭情報807とし、スプライン
処理部809において、輪郭部分の画素についての情報
である、輪郭情報807よりコントロールポイントを設
定し、スプラインを生成し、スムージング処理を行って
いるが、本発明はこれだけに限らず、例えば輪郭抽出部
806にコントロールポイントを設定する機能を移し、
コントロールポイントの情報を輪郭情報807とするこ
とにより、情報量を低減させることも可能である。
【0070】また同様に、輪郭抽出部806にスプライ
ンを生成する機能まで移し、スプラインを表記している
数式等の形で輪郭情報807を作ることも可能で、これ
により、更に情報量を低減させることも可能である。
ンを生成する機能まで移し、スプラインを表記している
数式等の形で輪郭情報807を作ることも可能で、これ
により、更に情報量を低減させることも可能である。
【0071】<第9の実施例>図9は、第9の実施例に
おける全体構成を示す図である。図中、901は低解像
度の画像情報で、902は画像分割部で、903〜90
5は画像プレーンで、906は輪郭抽出部で、907は
輪郭情報で、908はスムージング処理部で、909は
補間処理部で、910〜912は高解像度の画像プレー
ンで、913は画像結合部で、914は高解像度の画像
情報で、915は圧縮処理部で、916は圧縮画像で、
917は伸長処理部で、918〜920は一度圧縮され
伸長された画像プレーンである。
おける全体構成を示す図である。図中、901は低解像
度の画像情報で、902は画像分割部で、903〜90
5は画像プレーンで、906は輪郭抽出部で、907は
輪郭情報で、908はスムージング処理部で、909は
補間処理部で、910〜912は高解像度の画像プレー
ンで、913は画像結合部で、914は高解像度の画像
情報で、915は圧縮処理部で、916は圧縮画像で、
917は伸長処理部で、918〜920は一度圧縮され
伸長された画像プレーンである。
【0072】この実施例では、低解像度の画像情報90
1を圧縮処理部915によって圧縮を行い、圧縮画像9
16を生成する。その後、圧縮画像916を伸長処理装
置917で画像情報に伸長を行い、画像分割部902に
よってR,G,Bプレーンに分割が行われ、補間処理部
909によって出力解像度の画像情報に解像度変換を行
う。その後、各プレーン毎に高解像度の画像を合成し9
10〜912、3つのプレーンを画像結合部913によ
って結合を行い、高解像度の画像情報914を作成す
る。
1を圧縮処理部915によって圧縮を行い、圧縮画像9
16を生成する。その後、圧縮画像916を伸長処理装
置917で画像情報に伸長を行い、画像分割部902に
よってR,G,Bプレーンに分割が行われ、補間処理部
909によって出力解像度の画像情報に解像度変換を行
う。その後、各プレーン毎に高解像度の画像を合成し9
10〜912、3つのプレーンを画像結合部913によ
って結合を行い、高解像度の画像情報914を作成す
る。
【0073】今まで、画像情報を圧縮して保存を行った
後に解像度変換を行う場合、一旦圧縮された後に伸長さ
れた画像情報を元にして解像度変換を行っていた。ここ
で、不可逆圧縮を用いて圧縮を行った場合、画像情報の
情報量が減ってしまい、元の画像よりも劣化が起こって
しまう。例えば、JPEG方式を用いた場合、高周波成
分を削除してしまっているため、圧縮した後、伸長を行
った画像情報はエッジ部分が鈍ってしまっており、本発
明のように、エッジ部分にスムージング処理を行う解像
度変換等において、エッジ部分の推定が困難になった
り、あまり奇麗なスムージング処理を行うことができな
かった。
後に解像度変換を行う場合、一旦圧縮された後に伸長さ
れた画像情報を元にして解像度変換を行っていた。ここ
で、不可逆圧縮を用いて圧縮を行った場合、画像情報の
情報量が減ってしまい、元の画像よりも劣化が起こって
しまう。例えば、JPEG方式を用いた場合、高周波成
分を削除してしまっているため、圧縮した後、伸長を行
った画像情報はエッジ部分が鈍ってしまっており、本発
明のように、エッジ部分にスムージング処理を行う解像
度変換等において、エッジ部分の推定が困難になった
り、あまり奇麗なスムージング処理を行うことができな
かった。
【0074】しかし、第9の実施例のように、圧縮前に
エッジ部分に関する情報を抽出し、保存を行っておくこ
とにより、エッジ部分の情報に関しては、原画像と同じ
情報を用いることができるので、エッジ部分の推測が困
難になることもなく、美しいスムージング処理をかける
ことができる。
エッジ部分に関する情報を抽出し、保存を行っておくこ
とにより、エッジ部分の情報に関しては、原画像と同じ
情報を用いることができるので、エッジ部分の推測が困
難になることもなく、美しいスムージング処理をかける
ことができる。
【0075】また、スムージング処理においてパターン
マッチング処理を用いることも可能であるが、スプライ
ン処理を用いることにより、パターンマッチング処理の
ために出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意
しておく必要がなく、任意の解像度に任意の倍率に解像
度変換が可能となる。
マッチング処理を用いることも可能であるが、スプライ
ン処理を用いることにより、パターンマッチング処理の
ために出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意
しておく必要がなく、任意の解像度に任意の倍率に解像
度変換が可能となる。
【0076】更に、スプラインとして直線ベクトルでな
く、高次の曲線を用いることにより、全体的により滑ら
かに表現することも可能となる。
く、高次の曲線を用いることにより、全体的により滑ら
かに表現することも可能となる。
【0077】第9の実施例でも、輪郭抽出部906にス
ムージング処理部908の機能を移すことにより、輪郭
情報907を輪郭部分の画素についての情報、コントロ
ールポイントの情報スプラインを表記している数式等に
変えることにより、より一層輪郭情報907の情報量を
低減させることも可能である。
ムージング処理部908の機能を移すことにより、輪郭
情報907を輪郭部分の画素についての情報、コントロ
ールポイントの情報スプラインを表記している数式等に
変えることにより、より一層輪郭情報907の情報量を
低減させることも可能である。
【0078】もちろん、第5の実施例のように、この装
置に、色変換処理装置を用いて、R,G,B色空間を
Y,U,V色空間などに変換を行い、輝度などの最も視
覚的に影響の大きい色成分の輪郭情報を利用して他のプ
レーンも処理を行ってしまい、最後に元の色空間に戻し
てしまってもかまわない。
置に、色変換処理装置を用いて、R,G,B色空間を
Y,U,V色空間などに変換を行い、輝度などの最も視
覚的に影響の大きい色成分の輪郭情報を利用して他のプ
レーンも処理を行ってしまい、最後に元の色空間に戻し
てしまってもかまわない。
【0079】<第10の実施例>図10は、第10の実
施例における全体構成を示す図である。図中、1001
は低解像度の画像情報で、1002は画像分割部で、1
003〜1005は画像プレーンで、1006は輪郭抽
出部で、1007は輪郭情報で、1008は補間処理部
で、1009はスムージング処理部で、1010〜10
12は高解像度の画像プレーンで、1013は画像結合
部で、1014は高解像度の画像情報で、1015は圧
縮処理部で、1016は圧縮画像で、1017は伸長処
理部で、1018〜1020は一度圧縮され伸長された
画像プレーンである。
施例における全体構成を示す図である。図中、1001
は低解像度の画像情報で、1002は画像分割部で、1
003〜1005は画像プレーンで、1006は輪郭抽
出部で、1007は輪郭情報で、1008は補間処理部
で、1009はスムージング処理部で、1010〜10
12は高解像度の画像プレーンで、1013は画像結合
部で、1014は高解像度の画像情報で、1015は圧
縮処理部で、1016は圧縮画像で、1017は伸長処
理部で、1018〜1020は一度圧縮され伸長された
画像プレーンである。
【0080】この実施例では、第3の実施例のように
R,G,Bの3つのプレーン1003〜1005で、個
別に輪郭抽出を行い、輪郭情報1007を作成する。こ
の方式を取ることにより、同時に3つのプレーンを参照
しスムージング処理を行う事ができない装置や、スムー
ジング処理を行う前に、一旦画像全体の輪郭情報を作成
しておくなどの処理を行えない装置に対しても使用でき
るようになる。
R,G,Bの3つのプレーン1003〜1005で、個
別に輪郭抽出を行い、輪郭情報1007を作成する。こ
の方式を取ることにより、同時に3つのプレーンを参照
しスムージング処理を行う事ができない装置や、スムー
ジング処理を行う前に、一旦画像全体の輪郭情報を作成
しておくなどの処理を行えない装置に対しても使用でき
るようになる。
【0081】その上、第9の実施例と同様に、圧縮前に
エッジ部分に関する情報を抽出し、保存を行っておくこ
とにより、エッジ部分の情報に関しては、原画像と同じ
情報を用いることができるので、エッジ部分の推測が困
難になることもなく、美しいスムージング処理をかける
ことができる。
エッジ部分に関する情報を抽出し、保存を行っておくこ
とにより、エッジ部分の情報に関しては、原画像と同じ
情報を用いることができるので、エッジ部分の推測が困
難になることもなく、美しいスムージング処理をかける
ことができる。
【0082】また、スムージング処理においてパターン
マッチング処理を用いることも可能であるが、スプライ
ン処理を用いることにより、パターンマッチング処理の
ために出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意
しておく必要がなく、任意の解像度に任意の倍率に解像
度変換が可能となる。
マッチング処理を用いることも可能であるが、スプライ
ン処理を用いることにより、パターンマッチング処理の
ために出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意
しておく必要がなく、任意の解像度に任意の倍率に解像
度変換が可能となる。
【0083】更に、スプラインとして直線ベクトルでな
く、高次の曲線を用いることにより、全体的により滑ら
かに表現することも可能となる。
く、高次の曲線を用いることにより、全体的により滑ら
かに表現することも可能となる。
【0084】第10の実施例でも、輪郭抽出部1006
にスムージング処理部1009の機能を移すことによ
り、輪郭情報1007を輪郭部分の画素についての情
報、コントロールポイントの情報スプラインを表記して
いる数式等に変えることにより、より一層、輪郭情報1
007の情報量を低減させることも可能である。
にスムージング処理部1009の機能を移すことによ
り、輪郭情報1007を輪郭部分の画素についての情
報、コントロールポイントの情報スプラインを表記して
いる数式等に変えることにより、より一層、輪郭情報1
007の情報量を低減させることも可能である。
【0085】もちろん、第5の実施例のように、この装
置に、色変換処理装置を用いて、R,G,B色空間を
Y,U,V色空間などに変換を行い、輝度などの最も視
覚的に影響の大きい色成分の輪郭情報を利用して他のプ
レーンも処理を行ってしまい、最後に元の色空間に戻し
てしまってもかまわない。
置に、色変換処理装置を用いて、R,G,B色空間を
Y,U,V色空間などに変換を行い、輝度などの最も視
覚的に影響の大きい色成分の輪郭情報を利用して他のプ
レーンも処理を行ってしまい、最後に元の色空間に戻し
てしまってもかまわない。
【0086】<第11の実施例>図11は、第11の実
施例における全体構成を示す図である。図中、1101
は低解像度の画像情報で、1102は画像分割部で、1
103〜1105は画像プレーンで、1106は輪郭抽
出部で、1107は輪郭情報で、1108はスムージン
グ処理部で、1109は補間処理部で、1110〜11
12は高解像度の画像プレーンで、1113は画像結合
部で、1114は高解像度の画像情報で、1115は圧
縮処理部で、1116は圧縮画像で、1117は伸長処
理部で、1118〜1120は一度圧縮された画像プレ
ーンで、1121は圧縮処理部で、1122は圧縮され
た輪郭情報で、1123は伸長処理部である。
施例における全体構成を示す図である。図中、1101
は低解像度の画像情報で、1102は画像分割部で、1
103〜1105は画像プレーンで、1106は輪郭抽
出部で、1107は輪郭情報で、1108はスムージン
グ処理部で、1109は補間処理部で、1110〜11
12は高解像度の画像プレーンで、1113は画像結合
部で、1114は高解像度の画像情報で、1115は圧
縮処理部で、1116は圧縮画像で、1117は伸長処
理部で、1118〜1120は一度圧縮された画像プレ
ーンで、1121は圧縮処理部で、1122は圧縮され
た輪郭情報で、1123は伸長処理部である。
【0087】この実施例では、輪郭情報を作成した後、
可逆圧縮により輪郭情報を圧縮して保存を行い、出力時
に伸長処理を行う。このことにより、第9の実施例より
保存を行うときに情報量を低減することができ、記録装
置のコストを安くすることができる。
可逆圧縮により輪郭情報を圧縮して保存を行い、出力時
に伸長処理を行う。このことにより、第9の実施例より
保存を行うときに情報量を低減することができ、記録装
置のコストを安くすることができる。
【0088】また、第9の実施例と同様に、圧縮前にエ
ッジ部分に関する情報を抽出し、保存を行っておくこと
により、エッジ部分の情報に関しては、原画像と同じ情
報を用いることができるので、エッジ部分の推測が困難
になることもなく、美しいスムージング処理をかけるこ
とができる。
ッジ部分に関する情報を抽出し、保存を行っておくこと
により、エッジ部分の情報に関しては、原画像と同じ情
報を用いることができるので、エッジ部分の推測が困難
になることもなく、美しいスムージング処理をかけるこ
とができる。
【0089】また、スムージング処理においてパターン
マッチング処理を用いることも可能であるが、スプライ
ン処理を用いることにより、パターンマッチング処理の
ために出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意
しておく必要がなく、任意の解像度に任意の倍率に解像
度変換が可能となる。
マッチング処理を用いることも可能であるが、スプライ
ン処理を用いることにより、パターンマッチング処理の
ために出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意
しておく必要がなく、任意の解像度に任意の倍率に解像
度変換が可能となる。
【0090】更に、スプラインとして直線ベクトルでな
く、高次の曲線を用いることにより、全体的により滑ら
かに表現することも可能となる。
く、高次の曲線を用いることにより、全体的により滑ら
かに表現することも可能となる。
【0091】第11の実施例でも、輪郭抽出部1106
にスムージング処理部1108の機能を移すことによ
り、輪郭情報1107を輪郭部分の画素についての情
報、コントロールポイントの情報スプラインを表記して
いる数式等に変えることにより、より一層、輪郭情報1
107の情報量を低減させることも可能である。
にスムージング処理部1108の機能を移すことによ
り、輪郭情報1107を輪郭部分の画素についての情
報、コントロールポイントの情報スプラインを表記して
いる数式等に変えることにより、より一層、輪郭情報1
107の情報量を低減させることも可能である。
【0092】もちろん、第5の実施例のように、この装
置に、色変換処理装置を用いて、R,G,B色空間を
Y,U,V色空間などに変換を行い、輝度などの最も視
覚的に影響の大きい色成分の輪郭情報を利用して他のプ
レーンも処理を行ってしまい、最後に元の色空間に戻し
てしまってもかまわない。
置に、色変換処理装置を用いて、R,G,B色空間を
Y,U,V色空間などに変換を行い、輝度などの最も視
覚的に影響の大きい色成分の輪郭情報を利用して他のプ
レーンも処理を行ってしまい、最後に元の色空間に戻し
てしまってもかまわない。
【0093】<第12の実施例>図12は、第12の実
施例における全体構成を示す図である。図中、1201
は低解像度の画像情報で、1202は画像分割部で、1
203〜1205は画像プレーンで、1206は輪郭抽
出部、1207は輪郭情報で、1208は補間処理部
で、1209はスムージング処理部で、1210〜12
12は高解像度の画像プレーンで、1213は画像結合
部で、1214は高解像度の画像情報で、1215は圧
縮処理部で、1216は圧縮画像で、1217は伸長処
理部で、1218〜1220は一度圧縮され伸長された
画像プレーンで、1221は圧縮処理部で、1222は
圧縮された輪郭情報で、1223は伸長処理部である。
施例における全体構成を示す図である。図中、1201
は低解像度の画像情報で、1202は画像分割部で、1
203〜1205は画像プレーンで、1206は輪郭抽
出部、1207は輪郭情報で、1208は補間処理部
で、1209はスムージング処理部で、1210〜12
12は高解像度の画像プレーンで、1213は画像結合
部で、1214は高解像度の画像情報で、1215は圧
縮処理部で、1216は圧縮画像で、1217は伸長処
理部で、1218〜1220は一度圧縮され伸長された
画像プレーンで、1221は圧縮処理部で、1222は
圧縮された輪郭情報で、1223は伸長処理部である。
【0094】この実施例では、第10の実施例のよう
に、R,G,Bの3つのプレーン1203〜1205
で、個別に輪郭抽出を行い、輪郭情報1207を作成す
る。この方式を取ることにより、同時に3つのプレーン
を参照しスムージング処理を行う事ができない装置や、
スムージング処理を行う前に、一旦、画像全体の輪郭情
報を作成しておくなどの処理を行えない装置に対しても
使用できるようになる。
に、R,G,Bの3つのプレーン1203〜1205
で、個別に輪郭抽出を行い、輪郭情報1207を作成す
る。この方式を取ることにより、同時に3つのプレーン
を参照しスムージング処理を行う事ができない装置や、
スムージング処理を行う前に、一旦、画像全体の輪郭情
報を作成しておくなどの処理を行えない装置に対しても
使用できるようになる。
【0095】また、第11の実施例のように、輪郭情報
を作成した後、可逆圧縮により輪郭情報を圧縮して保存
を行い、出力時に伸長処理を行う。このことにより、第
10の実施例より保存を行うときに情報量を削減するこ
とができ、記録装置のコストを安くすることができる。
を作成した後、可逆圧縮により輪郭情報を圧縮して保存
を行い、出力時に伸長処理を行う。このことにより、第
10の実施例より保存を行うときに情報量を削減するこ
とができ、記録装置のコストを安くすることができる。
【0096】その上、第10の実施例と同様に、圧縮前
にエッジ部分に関する情報を抽出し、保存を行っておく
ことにより、エッジ部分の情報に関しては、原画像と同
じ情報を用いることができるので、エッジ部分の推測が
困難になることもなく、美しいスムージング処理をかけ
ることができる。
にエッジ部分に関する情報を抽出し、保存を行っておく
ことにより、エッジ部分の情報に関しては、原画像と同
じ情報を用いることができるので、エッジ部分の推測が
困難になることもなく、美しいスムージング処理をかけ
ることができる。
【0097】また、スムージング処理においてパターン
マッチング処理を用いることも可能であるが、スプライ
ン処理を用いることにより、パターンマッチング処理の
ために出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意
しておく必要がなく、任意の解像度に任意の倍率に解像
度変換が可能となる。
マッチング処理を用いることも可能であるが、スプライ
ン処理を用いることにより、パターンマッチング処理の
ために出力する解像度に最適化を行ったパターンを用意
しておく必要がなく、任意の解像度に任意の倍率に解像
度変換が可能となる。
【0098】更に、スプラインとして直線ベクトルでな
く、高次の曲線を用いることにより、全体的により滑ら
かに表現することが可能となる。
く、高次の曲線を用いることにより、全体的により滑ら
かに表現することが可能となる。
【0099】第12の実施例でも、輪郭抽出部1206
にスムージング処理部1209の機能を移すことによ
り、輪郭情報1207を輪郭部分の画素についての情
報、コントロールポイントの情報スプラインを表記して
いる数式等に変えることにより、より一層、輪郭情報1
207の情報量を低減させることも可能である。
にスムージング処理部1209の機能を移すことによ
り、輪郭情報1207を輪郭部分の画素についての情
報、コントロールポイントの情報スプラインを表記して
いる数式等に変えることにより、より一層、輪郭情報1
207の情報量を低減させることも可能である。
【0100】もちろん、第5の実施例のように、この装
置に、色変換処理装置を用いて、R,G,B色空間を
Y,U,V色空間などに変換を行い、輝度などの最も視
覚的に影響の大きい色成分の輪郭情報を利用して他のプ
レーンも処理を行ってしまい、最後に元の色空間に戻し
てしまってもかまわない。
置に、色変換処理装置を用いて、R,G,B色空間を
Y,U,V色空間などに変換を行い、輝度などの最も視
覚的に影響の大きい色成分の輪郭情報を利用して他のプ
レーンも処理を行ってしまい、最後に元の色空間に戻し
てしまってもかまわない。
【0101】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、システム或いは装置にプログラムを
供給することによって達成される場合にも適用できるこ
とは言うまでもない。
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、システム或いは装置にプログラムを
供給することによって達成される場合にも適用できるこ
とは言うまでもない。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
人間にとって、解像度が低いためにジャギーになってい
ると判断してしまう部分についてだけスムージング処理
を行い、それ以外の部分を単純な解像度変換を用いるこ
とにより、低解像度の多値及びカラー画像情報をエッジ
部や画質を低下することなしに、高解像度の画像情報に
変換することができる。
人間にとって、解像度が低いためにジャギーになってい
ると判断してしまう部分についてだけスムージング処理
を行い、それ以外の部分を単純な解像度変換を用いるこ
とにより、低解像度の多値及びカラー画像情報をエッジ
部や画質を低下することなしに、高解像度の画像情報に
変換することができる。
【0103】また、解像度変換と画像圧縮を結び付ける
ことにより、解像度の異なる機種間通信において、転送
時間を短縮し、容易に出力装置の最高の画質を得ること
が可能となり、また保存を行う場合、画質の劣化を最小
にすることも可能となる。
ことにより、解像度の異なる機種間通信において、転送
時間を短縮し、容易に出力装置の最高の画質を得ること
が可能となり、また保存を行う場合、画質の劣化を最小
にすることも可能となる。
【図1】第1の実施例におけるカラー解像度変換システ
ムの全体図である。
ムの全体図である。
【図2】第2の実施例におけるカラー解像度変換システ
ムの全体図である。
ムの全体図である。
【図3】第3の実施例におけるカラー解像度変換システ
ムの全体図である。
ムの全体図である。
【図4】第4の実施例におけるカラー解像度変換システ
ムの全体図である。
ムの全体図である。
【図5】第5の実施例におけるカラー解像度変換システ
ムの全体図である。
ムの全体図である。
【図6】第6の実施例におけるカラー解像度変換システ
ムの全体図である。
ムの全体図である。
【図7】第7の実施例におけるカラー解像度変換システ
ムの全体図である。
ムの全体図である。
【図8】第8の実施例におけるカラー解像度変換システ
ムの全体図である。
ムの全体図である。
【図9】第9の実施例におけるカラー解像度変換システ
ムの全体図である。
ムの全体図である。
【図10】第10の実施例におけるカラー解像度変換シ
ステムの全体図である。
ステムの全体図である。
【図11】第11の実施例におけるカラー解像度変換シ
ステムの全体図である。
ステムの全体図である。
【図12】第12の実施例におけるカラー解像度変換シ
ステムの全体図である。
ステムの全体図である。
【図13】実施例におけるラプラシアンオペレータを示
す図である。
す図である。
【図14】実施例における描画処理法について示す図で
ある。
ある。
【図15】実施例における線型補間について示す図であ
る。
る。
【図16】実施例における輪郭抽出法を示す図である。
【図17】実施例におけるパターンマッチング法で使用
するパターンを示す図である。
するパターンを示す図である。
【図18】実施例におけるパターンマッチング法で使用
するパターンを示す図である。
するパターンを示す図である。
【図19】実施例におけるパターンマッチング法で使用
するパターンを示す図である。
するパターンを示す図である。
【図20】実施例におけるパターンマッチング法で使用
するパターンを示す図である。
するパターンを示す図である。
【図21】実施例における描画処理法について示す図で
ある。
ある。
【図22】実施例における輪郭抽出法及び直線ベクトル
描画法を示す図である。
描画法を示す図である。
【図23】実施例における輪郭抽出法及び直線ベクトル
描画法を示す図である。
描画法を示す図である。
【図24】実施例における輪郭抽出法及び直線ベクトル
描画法を示す図である。
描画法を示す図である。
【図25】実施例における直線ベクトル処理部について
示す図である。
示す図である。
【図26】実施例における輪郭抽出法及び直線ベクトル
描画法を示す図である。
描画法を示す図である。
【図27】実施例における輪郭抽出法及び直線ベクトル
描画法を示す図である。
描画法を示す図である。
【図28】実施例における輪郭抽出法及び直線ベクトル
描画法を示す図である。
描画法を示す図である。
【図29】実施例における輪郭抽出法及び直線ベクトル
描画法を示す図である。
描画法を示す図である。
【図30】従来の技術における最近接内挿法を示す図で
ある。
ある。
【図31】従来の技術における共1次内挿法を示す図で
ある。
ある。
【図32】従来の技術における階調値分割法を示す図で
ある。
ある。
【図33】従来の技術におけるビットプレーン分割法を
示す図である。
示す図である。
【図34】従来の技術における画像符号化方式と解像度
変換処理を個別に行う方法を示す図である。
変換処理を個別に行う方法を示す図である。
【図35】従来の技術における階調数を低減させる圧縮
処理中に解像度変換を組み入れた方法を示す図である。
処理中に解像度変換を組み入れた方法を示す図である。
【図36】従来の技術における階調数を低減させる圧縮
処理中に解像度変換を組み入れた方法の説明で用いられ
ている図である。
処理中に解像度変換を組み入れた方法の説明で用いられ
ている図である。
101 低解像度の画像情報 102 画像分割部 103 Rプレーン 104 Gプレーン 105 Bプレーン 106 ラプラシアンオペレータを用いた輪郭抽出装置 107 輪郭情報 108 パターンマッチング処理部 109 補間処理部 110 処理されたRプレーン 111 処理されたGプレーン 112 処理されたBプレーン 113 画像結合部 114 高解像度の画像情報 206 近接画素との差分で求める輪郭抽出部 504 色変換装置 608 直線ベクトル処理部 708 高次曲線処理部 915 圧縮処理部 916 圧縮画像 917 伸長処理部 1121 輪郭情報圧縮処理部 1122 圧縮された輪郭情報部 1123 輪郭情報伸長処理部 2502 コントロールポイント設定部 2503 直線ベクトル設定部 2504 描画部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 B
Claims (14)
- 【請求項1】 低解像度の画像情報を高解像度の画像情
報に解像度変換する画像処理装置であって、 画像情報において注目画素とその周辺画素より輪郭部分
を抽出して輪郭情報を生成する輪郭抽出手段と、 前記輪郭抽出手段により生成された輪郭情報を参照して
前記輪郭部分の解像度変換を行う第1の解像度変換手段
と、 前記画像情報の輪郭部分以外若しくは画像情報全体の解
像度変換を行う第2の解像度変換手段とを備えることを
特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記輪郭抽出手段は、前記注目画素とそ
の周辺画素の平均値とのレベル差から輪郭情報を作成す
ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記輪郭抽出手段は、前記注目画素とそ
の周辺の個々の画素とのレベル差から輪郭情報を作成す
ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 更に、入力された色空間を他の色空間に
変換する色空間変換手段を備えることを特徴とする請求
項1記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記入力された色空間において、2つ以
上のプレーンを参照して輪郭情報を作成することを特徴
とする請求項4記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記入力された色空間において、プレー
ンごとに輪郭情報を作成することを特徴とする請求項4
記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記画像情報に解像度変換処理を行った
後に輪郭部分に対してスムージング処理を行うことを特
徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項8】 前記輪郭情報は、輪郭部分の画素位置に
関する情報であることを特徴とする請求項1記載の画像
処理装置。 - 【請求項9】 前記輪郭情報は、輪郭部分をスプライン
表現する際に使用する制御を行う位置に関する情報であ
ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項10】 前記輪郭情報は、輪郭を表す1次関数
群によって記述されていることを特徴とする請求項1記
載の画像処理装置。 - 【請求項11】 前記輪郭情報は、輪郭を表す2次以上
の曲線関数群によって記述されていることを特徴とする
請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項12】 更に、前記輪郭情報を抽出した後に画
像を圧縮する圧縮手段と、画像を伸長する伸長手段とを
備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項13】 更に、前記輪郭情報を圧縮する圧縮手
段と、輪郭情報を伸長する伸長手段とを備えることを特
徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項14】 低解像度の画像情報を高解像度の画像
情報に解像度変換する画像処理方法であって、 画像情報において注目画素とその周辺画素より輪郭部分
を抽出して輪郭情報を生成し、 生成された輪郭情報を参照して前記輪郭部分に第1の解
像度変換を行い、 前記画像情報の輪郭部分以外若しくは画像情報全体に第
2の解像度変換を行うことを特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6051712A JPH07262361A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 画像処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6051712A JPH07262361A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 画像処理方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07262361A true JPH07262361A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12894514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6051712A Withdrawn JPH07262361A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 画像処理方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07262361A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1180743A1 (en) * | 2000-04-24 | 2002-02-20 | Seiko Epson Corporation | Apparatus and method for image data interpolation |
US7583859B2 (en) | 1999-05-06 | 2009-09-01 | Ricoh Company, Ltd. | Method, computer readable medium and apparatus for converting color image resolution |
JP2011028364A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Omron Corp | 画像処理装置および画像処理方法 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP6051712A patent/JPH07262361A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7583859B2 (en) | 1999-05-06 | 2009-09-01 | Ricoh Company, Ltd. | Method, computer readable medium and apparatus for converting color image resolution |
EP1180743A1 (en) * | 2000-04-24 | 2002-02-20 | Seiko Epson Corporation | Apparatus and method for image data interpolation |
JP2011028364A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Omron Corp | 画像処理装置および画像処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1347411B1 (en) | Fractal image enlargement | |
US8218908B2 (en) | Mixed content image compression with two edge data representations | |
US6275620B2 (en) | Method and apparatus for pre-processing mixed raster content planes to improve the quality of a decompressed image and increase document compression ratios | |
EP0650287B1 (en) | Image processing method and apparatus | |
US6334001B2 (en) | Iterative smoothing technique for pre-processing mixed raster content planes to improve the quality of a decompressed image and increase document compression ratios | |
US6897977B1 (en) | Lossy method for compressing pictures and video | |
JP4902569B2 (ja) | 画像符号化装置及びその制御方法 | |
JP3634410B2 (ja) | 画像処理システムおよび画像処理装置とその方法 | |
JP3195142B2 (ja) | 画像処理方法及び装置 | |
US6738169B1 (en) | Image processing apparatus and method | |
JPH11150660A (ja) | 情報圧縮方法、圧縮装置、情報処理方法、情報処理装置、及び、記録媒体 | |
US7006695B2 (en) | Image compression/decompression system employing pixel thinning-out and interpolation scheme | |
JP2008527809A (ja) | 画像圧縮および伸張加速化のためのプロセス | |
JPH07262361A (ja) | 画像処理方法及び装置 | |
JP2002077657A (ja) | 画像処理装置及び方法、並びに記憶媒体 | |
JP2003087558A (ja) | 画像処理装置および方法 | |
JPH07334648A (ja) | 画像処理方法及びその装置 | |
JP3722169B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP3647071B2 (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
Cheng et al. | Rate-distortion-based segmentation for MRC compression | |
JP4328727B2 (ja) | 画像圧縮伸張法、画像圧縮装置及び画像伸張装置 | |
JP2809552B2 (ja) | 画像符号化処理方法および画像復号化処理方法 | |
JPH1098620A (ja) | 画像処理装置 | |
JP4047207B2 (ja) | 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム | |
JPH07129760A (ja) | 画像処理方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |