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JPH07261606A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH07261606A
JPH07261606A JP6048054A JP4805494A JPH07261606A JP H07261606 A JPH07261606 A JP H07261606A JP 6048054 A JP6048054 A JP 6048054A JP 4805494 A JP4805494 A JP 4805494A JP H07261606 A JPH07261606 A JP H07261606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
read
area
reading
exposing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6048054A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Umezawa
範幸 梅澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6048054A priority Critical patent/JPH07261606A/ja
Publication of JPH07261606A publication Critical patent/JPH07261606A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙サイズと本の見開き両ページの大きさと
が異なる場合でも、見開き両ページの画像を片ページず
つ別々の用紙に良好なレイアウトで形成し得る画像形成
装置を提供する。 【構成】 連写モードが設定されると、原稿台2に載置
される本Dの見開き両ページの領域が露光方向に沿って
検知される。この検知領域内の1ページ目領域の画像が
第1読取手段により露光して読取られ、同検知領域内の
2ページ目領域の画像が第2読取手段により露光して読
取られる。これら読取り画像が別々の用紙上に、各用紙
の両側に適当な大きさの余白を確保しつつ形成されるの
で、良好なレイアウトの画像を得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機などの画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置たとえば複写機は、原稿台
に載置される原稿の画像を露光走査(スキャン)して読
取り、その読取り画像を用紙上に形成する。この複写機
には、いわゆるページ連写モードを有するものがある。
このページ連写モードを設定すると、本の見開き両ペー
ジの画像を片ページずつ別々の用紙に自動的かつ連続し
てコピーすることができる。このページ連写の様子を図
7に示している。
【0003】図7において、91は透明のガラス板で造
られた原稿台で、隣接位置にインジケータ部92を付属
して備える。このインジケータ部92は、各種原稿サイ
ズに対応するスケール目盛りを上面に有する。原稿台9
1の下面側にキャリッジ93があり、そのキャリッジ9
3が原稿台91の長手方向に沿って動き、かつキャリッ
ジ93上の露光ランプ(図示しない)が動作することに
より、原稿台93に載置された原稿Dの画像が読取られ
る。
【0004】原稿Dが本の場合、ページ連写モード設定
され、本Dの見開き両ページが原稿台91に載置される
ことになる。この場合、あらかじめ指定される用紙サイ
ズに応じてキャリッジ93が原稿台91の任意の位置に
移動しており、そのキャリッジ93上の黄色の指示線9
3aに本Dの見開き両ページの境界位置(以下、ページ
境界位置と称す)が合わされる。
【0005】この状態でプリントキーがオンされると、
キャリッジ91がインジケータ部92の下のスキャンホ
ームポジションに移動し、そこからキャリッジ91がペ
ージ境界位置まで移動する。このとき、キャリッジ91
の露光ランプが発光し、本Dの1ページ目の画像が読取
られる。読取られた画像は一枚目の用紙P1 上に形成さ
れる。読取り画像には文字や絵などの有効画像V1 のほ
か余白が含まれており、そのうちの余白部分がマージン
Mとして用紙P1 の両側に確保される。
【0006】一枚目のコピーが終わると、キャリッジ9
1が今度はページ境界位置から原稿後端位置(指定用紙
サイズに応じて定まる)まで移動する。このとき、キャ
リッジ91の露光ランプが発光し、本Dの2ページ目の
画像が読取られる。読取られた画像は二枚目の用紙P2
上に形成される。読取り画像には文字や絵などの有効画
像V2 のほかに余白が含まれており、そのうちの余白部
分がマージンMとして用紙P2 の両側に確保される。こ
こまでの例は、指定用紙サイズがたとえばA4、本Dの
見開き両ページのサイズが同じA4の場合である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】用紙サイズと本Dの大
きさとが異なる状態でページ連写が行なわれることがあ
る。たとえば、指定用紙サイズがA4、本Dの見開き両
ページのサイズがB5の場合がある。このページ連写の
様子を図8に示している。
【0008】すなわち、キャリッジ93がA4サイズ用
の位置にあって、そのキャリッジ93上の指示線93a
に本Dのページ境界位置が合わされる。この状態でプリ
ントキーがオンされると、キャリッジ91がインジケー
タ部92の下のスキャンホームポジションに移動し、そ
こからキャリッジ91がページ境界位置まで移動する。
このとき、キャリッジ91の露光ランプが発光し、本D
の1ページ目の画像が読取られる。読取られた画像は一
枚目の用紙P1 上に形成される。
【0009】一枚目のコピーが終わると、キャリッジ9
1が今度はページ境界位置から原稿後端位置(指定用紙
サイズに応じて定まる)まで移動する。このとき、キャ
リッジ91の露光ランプが発光し、本Dの2ページ目の
画像が読取られる。読取られた画像は二枚目の用紙P2
上に形成される。
【0010】このようなページ連写では、次の不具合が
ある。まず、1ページ目の読取り画像には、文字や絵な
どの有効画像V1 およびその周囲の余白のほかに、非原
稿領域の不要な画像が含まれる。この非原稿領域の画像
は読取り期間の前期に対応しており、それがそのまま大
きなマージンMとなって用紙P1 の左側に存し、有効画
像V1 は用紙P1 の右側に大きく寄った状態となる。
【0011】一方の2ページ目の読取り画像にも、文字
や絵などの有効画像V2 およびその周囲の余白のほか
に、非原稿領域の不要な画像が含まれる。この非原稿領
域の画像は読取り期間の後期に対応しており、それがそ
のまま大きなマージンMとなって用紙P2 の右側に存
し、有効画像V2 は用紙P2 の左側に大きく寄った状態
となる。
【0012】この発明は上記の事情を考慮したもので、
用紙サイズと原稿である本の見開き両ページの大きさと
が異なる場合でも、見開き両ページの画像を片ページず
つ別々の用紙に良好なレイアウトで形成し得る画像形成
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明の画像形成装
置は、連写モードを設定する手段と、連写モードの設定
時、原稿台に載置される原稿の領域を検知する検知手段
と、この検知手段の検知領域内の所定の第1領域を露光
して画像を読取る第1読取手段と、上記検知手段の検知
領域内の所定の上記第1領域とは別異の第2領域を露光
して画像を読取る第2読取手段と、これら第1読取手段
および第2読取手段の読取り画像を別々の用紙上にそれ
ぞれ形成する画像形成手段とを備える。
【0014】第2の発明の画像形成装置は、連写モード
を設定する手段と、連写モードの設定時、原稿台に載置
される原稿の領域を露光方向に沿って検知する検知手段
と、この検知手段の検知領域内の前半分の領域を露光し
て画像を読取る第1読取手段と、上記検知手段の検知領
域内の後半分の領域を露光して画像を読取る第2読取手
段と、これら第1読取手段および第2読取手段の読取り
画像を別々の用紙上にそれぞれ形成する画像形成手段と
を備える。
【0015】第3の発明の画像形成装置は、連写モード
を設定する手段と、連写モードの設定時、原稿台に載置
される原稿の領域を露光方向に沿って検知する検知手段
と、この検知手段の検知領域内の前半分の領域を露光し
て画像を読取る第1読取手段と、上記検知手段の検知領
域内の後半分の領域を露光して画像を読取る第2読取手
段と、これら第1読取手段および第2読取手段の読取り
画像を別々の用紙上にそれぞれ余白を確保しつつ形成す
る画像形成手段と、各用紙の両側に確保される余白の大
きさを設定する設定手段とを備える。
【0016】第4の発明の画像形成装置は、本の見開き
両ページを片ページずつ連写するための連写モードを設
定する手段と、連写モードの設定時、原稿台に載置され
る本の見開き両ページの領域を露光方向に沿って検知す
る検知手段と、この検知手段の検知領域内の1ページ目
領域を露光して画像を読取る第1読取手段と、上記検知
手段の検知領域内の2ページ目領域を露光して画像を読
取る第2読取手段と、これら第1読取手段および第2読
取手段の読取り画像を別々の用紙上にそれぞれ余白を確
保しつつ形成する画像形成手段と、各用紙の両側に確保
される余白の大きさを設定する設定手段とを備える。
【0017】
【作用】第1の発明の画像形成装置では、連写モードの
設定時、原稿台に載置される原稿の領域が検知される。
この検知領域内の所定の第1領域の画像が第1読取手段
により露光して読取られ、同検知領域内の所定の上記第
1領域とは別異の第2領域の画像が第2読取手段により
露光して読取られる。これら第1読取手段および第2読
取手段の読取り画像が別々の用紙上にそれぞれ形成され
る。
【0018】第2の発明の画像形成装置では、連写モー
ドの設定時、原稿台上に載置される原稿の領域が露光方
向に沿って検知される。この検知領域内の前半分の領域
の画像が第1読取手段により露光して読取られ、同検知
領域内の後半分の領域の画像が第2読取手段により露光
して読取られる。これら第1読取手段および第2読取手
段の読取り画像が別々の用紙上にそれぞれ形成される。
【0019】第3の発明の画像形成装置では、連写モー
ドの設定時、原稿台上に載置される原稿の領域が露光方
向に沿って検知される。この検知領域内の前半分の領域
の画像が第1読取手段により露光して読取られ、同検知
領域内の後半分の領域の画像が第2読取手段により露光
して読取られる。これら第1読取手段および第2読取手
段の読取り画像が別々の用紙上にそれぞれ余白を確保し
つつ形成される。各用紙の両側に確保される余白の大き
さは、設定手段により任意に設定される。
【0020】第4の発明の画像形成装置では、本の見開
き両ページを片ページずつ連写するための連写モードが
あり、それが設定されると、原稿台に載置される本の見
開き両ページの領域が露光方向に沿って検知される。こ
の検知領域内の1ページ目領域の画像が第1読取手段に
より露光して読取られ、同検知領域内の2ページ目領域
の画像が第2読取手段により露光して読取られる。これ
ら第1読取手段および第2読取手段の読取り画像が別々
の用紙上にそれぞれ余白を確保しつつ形成される。各用
紙の両側に確保される余白の大きさは、設定手段により
任意に設定される。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図3は画像形成装置たとえば複写機の
内部構成を示しており、本体1の上部に原稿台2を有
し、その原稿台2と対応する位置に原稿カバー4を有し
ている。
【0022】原稿台2は、図4に示すように、隣接位置
にインジケータ部3を付属して備える。このインジケー
タ部3は、各種原稿サイズに対応するスケール目盛りを
上面に有し、かつ原稿セットが容易となるよう原稿台2
の面に対して段差をもっている。原稿カバー4は、伸縮
式のヒンジ5を介して本体1に取付けられ、原稿台2に
載置される原稿Dの厚さに応じて上下方向に位置を変え
ることができる。
【0023】本体1内の略中央部に、感光体ドラム20
が回転自在に設けられる。この感光体ドラム20の周囲
に、帯電チャージャ21、露光部22a、現像器23、
転写チャージャ25、剥離チャージャ26、クリーナ2
7、除電器28が順次に配設される。
【0024】本体1内の上部に、露光系22が設けられ
る。この露光系22は、露光ランプ61、第1ないし第
3の反射ミラー62a,62b,62c、変倍用レンズ
ブロック63、第4ないし第6の反射ミラー62d,6
2e,62fによって構成される。
【0025】露光ランプ61は原稿台2に沿って往復動
が自在なキャリッジ60に設けられており、そのキャリ
ッジ60の図示右方向への往動と露光ランプ61の発光
とにより、原稿台2の全面にわたる露光走査が行なわれ
る。この露光走査により原稿D上の画像に対応する反射
光像が得られ、それが上記各反射ミラーおよび変倍用レ
ンズブロック63によって上記露光部22aに投影され
る。
【0026】キャリッジ60に原稿センサ64および原
稿サイズセンサ65が設けられる。原稿センサ64は、
原稿台2に向かって発光する発光部と、原稿台2側から
の反射光を受光する受光部を有し、原稿台2上の原稿D
の有無を光学的に検知する。原稿サイズセンサ65は、
露光ランプ61の発光に基づく原稿台2側からの反射光
を捕らえることにより、露光走査の方向における原稿D
の先端位置および後端位置を検知する。
【0027】本体1内の底部に、給紙カセット10が設
けられる。また、本体1の横部に給紙カセット11が装
着される。この給紙カセット10および給紙カセット1
1には互いに異なるサイズの用紙Pが多数枚収容されて
おり、後述する制御部100の指令に応じて、どちらか
一方のカセットの用紙Pが一枚ずつ取出される。この取
出し用として、ピックアップローラ37a,37bが設
けられている。取出された用紙Pは、分離器38a,3
8bによってそれぞれの給紙カセットから分離され、レ
ジストローラ32に送られてそこで感光体ドラム20の
回転を待つことになる。
【0028】帯電チャージャ21は、後述の高圧電源部
107から供給される高電圧を感光体ドラム20に印加
し、感光体ドラム20の表面に静電荷を帯電させる。こ
の帯電と、感光体ドラム20に対する露光系22からの
結像により、感光体ドラム20上に静電潜像が形成され
る。
【0029】感光体ドラム20上の静電潜像は現像器2
3で現像剤を受けることにより顕像化され、転写チャー
ジャ25へ移行する。この転写チャージャ25には感光
体ドラム20の回転と同期してレジストローラ32から
用紙Pが送られ、その用紙Pに感光体ドラム20上の顕
像が転写される。こうして画像が転写された用紙Pは剥
離チャージャ26で感光体ドラム20から剥離され、搬
送ベルト36によって定着ローラ33に送られる。そし
て、定着の済んだ用紙Pは排紙ローラ34によって排紙
トレイ9に排出される。なお、転写後、感光体ドラム2
0はクリーナ27および除電器28を経て次のコピーに
備える。
【0030】一方、制御回路の要部を図5に示す。80
は複写機全体を制御する制御部である。この制御部80
に、複写機構部81、原稿サイズセンサ64、原稿セン
サ65、および操作パネル82が接続される。原稿セン
サ65は、サイズセンサとしても兼用される。
【0031】複写機構部81は、コピー動作に関わる本
体1内の各種機器を駆動する。操作パネル82は、コピ
ーモードやコピー枚数を設定するための各種キー、およ
び表示部を有する。とくに、本の見開き両ページを片ペ
ージずつ連写する場合に用いる連写モードを設定するた
めのページ連写キー83、および余白の大きさを設定す
るための余白設定キー84を有する。
【0032】そして、制御部80は、通常のコピー制御
の機能手段のほかに、ページ連写制御用に次の機能手段
を備える。 [1]ページ連写モードの設定時、原稿台2に対する原
稿(本の見開き両ページ)Dのセットが原稿センサ65
で検知されると、キャリッジ60の往動による露光走査
を一度行ない、原稿サイズセンサ64,65の出力から
原稿(本の見開き両ページ)Dの領域(露光の方向に沿
う先端位置および後端位置)を検知する検知手段。
【0033】[2]検知手段の検知領域内の前半分の第
1領域(1ページ目)を露光して画像を読取る第1読取
手段。 [3]検知手段の検知領域内の後半分の第2領域(2ペ
ージ目)を露光して画像を読取る第2読取手段。
【0034】[4]第1読取手段および第2読取手段の
読取り画像を別々の用紙上にそれぞれ余白を確保しつつ
形成する画像形成手段。 [5]各用紙の両側に確保する余白の大きさを余白設定
キー84の操作に応じて設定する設定手段。
【0035】つぎに、上記の構成の作用を図1、図2、
および図6を参照して説明する。本の見開き両ページを
コピーする場合、ページ連写キー83をオンしてページ
連写モードを設定し、図1に示すように原稿台2の適当
な位置に本Dを見開いた状態で載置する。本Dを載置す
る位置は、本Dが原稿センサ65上に載置されていれ
ば、どこでもよい。また、本Dの辺が原稿台2の周縁や
インジケータ部3とほぼ平行になるように置けばよい。
【0036】図1の例は、指定用紙サイズがたとえばA
4、本Dの見開き両ページの大きさがB5の場合であ
る。原稿台2に本Dがセットされると、それが原稿セン
サ65によって検知される(ステップ101 )。このと
き、ページ連写モードが設定されていれば(ステップ10
2 のYES )、キャリッジ60がインジケータ部3の下の
スキャンホームポジションからキャリッジ60の往動に
よる原稿走査(スキャン)が一度行なわれる(ステップ
103 )。そして、この走査に基づく原稿サイズセンサ6
4,65の出力信号(サイズ検知信号)から、本Dの見
開き両ページの領域が露光方向に沿って検知される(ス
テップ104 )。
【0037】すなわち、露光方向において、本Dの先端
位置(サイズ検知信号が論理“0”から論理“1”に立
上がる点)がインジケータ部3からの長さL1 として検
知され、後端位置(サイズ検知信号が論理“1”から論
理“0”に立下がる点)がインジケータ部3からの長さ
3 として検知される。長さL1 ,L3 は、スキャンホ
ームポジションからのスキャン時間tによって捕らえる
ことができる。
【0038】本Dの先端位置L1 および後端位置L3
検知されると、下式により、本Dの見開き両ページの境
界位置(以下、ページ境界位置と称す)L2 が求められ
る(ステップ105 )。
【0039】L2 =(L3 −L1 )/2 この状態で操作パネル82のプリントキーがオンされる
と(ステップ106 のYES )、キャリッジ60が先端位置
1 に移動する(ステップ107 )。そして、露光ランプ
61が発光しながらキャリッジ60が先端位置L1 から
ページ境界位置L2 まで移動し、本Dの1ページ目の画
像が読取られる(ステップ108 )。読取られた画像は、
A4サイズの一枚目の用紙P1 上に形成される(ステッ
プ109)。
【0040】この一枚目のコピーに際し、感光体ドラム
20に対する用紙P1 の供給タイミングが、余白を考慮
した最適なタイミングに設定される。すなわち、1ペー
ジ目からの読取り画像には、文字や絵などの有効画像V
1 のほか、その有効画像V1の周囲の余白が含まれてい
る。また、実際の画像形成に際しては、用紙P1 のサイ
ズ(A4)と本Dの見開き両ページの大きさ(B5)と
の差に相当する大きさの余白が生じる。これら余白を合
わせたものがマージンMとして用紙P1 の左右両側にそ
れぞれ確保される。
【0041】マージンMは、操作パネル82における余
白設定キー84の操作によって任意に設定可能であり、
図1のように左右両側で均等に設定できることはもちろ
ん、左側のマージンMを右側のマージンMよりも大きく
してそこを綴じ代として使うことができる。したがっ
て、有効画像V1 のサイズと用紙P1 のサイズとの兼ね
合いをうまく考慮した、良好なレイアウトのコピー画像
が得られる。
【0042】一枚目のコピーが終わると、キャリッジ6
0がページ境界位置L2 に移動する(ステップ110 )。
そして、露光ランプ61が発光しながらキャリッジ60
がページ境界位置L2 から後端位置L3 まで移動し、本
Dの2ページ目の画像が読取られる(ステップ111 )。
読取られた画像は、A4サイズの二枚目の用紙P2 上に
形成される(ステップ112 )。
【0043】この二枚目のコピーに際しても、一枚目と
同じく、感光体ドラム20に対する用紙P2 の供給タイ
ミングが、余白を考慮した最適なタイミングに設定され
る。すなわち、余白設定キー84の操作に応じて、用紙
2 の左右両側に任意の大きさの余白が確保され、2ペ
ージ目の有効画像V2 のサイズと用紙P2 のサイズとの
兼ね合いをうまく考慮した、良好なレイアウトのコピー
画像が得られる。
【0044】一方、指定用紙サイズがA4、本Dの見開
き両ページの大きさが同じA4の場合には、図2に示す
ように、インジケータ部3の位置がそのまま本Dの先端
位置となる。つまり、L1 =零である。この場合も、ペ
ージ境界位置L2 が求められて、上記同様のページ連写
が行なわれる。
【0045】このように、本Dの見開き両ページの領域
を検知し、その検知領域内の画像のみ読取ってページ連
写する構成であるから、指定用紙サイズと本Dの見開き
両ページの大きさとが異なる場合でも、従来のように非
原稿領域の不要な画像をコピーしてしまうことはなく、
1ページ目および2ページ目の画像を用紙P1 ,P2
良好なレイアウトをもってコピーすることができる。
【0046】とくに、原稿台2に対する本Dの載置位置
については、キャリッジ60の指示線に合わせる必要な
く、指定用紙サイズに対応する領域内であればどこでも
よいので、載置位置に気を遣うことがなくなり、コピー
作業の能率向上が図れる。
【0047】また、原稿サイズセンサ64,65はペー
ジ連写だけでなくもともと通常のコピーにも使用するも
のであるから、本Dの領域検知だけのために特別のセン
サを用意する必要はなく、コストの上昇を避けることが
できる。
【0048】なお、上記実施例では、原稿Dが本の場合
を例に説明したが、原稿Dの種類に限定はなく、たとえ
ばノートでもよい。その他、この発明は上記実施例に限
定されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形
実施可能である。
【0049】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、原
稿台に載置される原稿の領域を検知し、この検知領域内
の所定の第1領域の画像を第1読取手段により露光して
読取り、同検知領域内の所定の上記第1領域とは別異の
第2領域の画像を第2読取手段により露光して読取り、
これら第1読取手段および第2読取手段の読取り画像を
別々の用紙上にそれぞれ形成する構成としたので、用紙
サイズと原稿である本の見開き両ページの大きさとが異
なる場合でも、本の見開き両ページの画像を片ページず
つ別々の用紙に良好なレイアウトで形成し得る画像形成
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるB5サイズ原稿の
領域検知動作および画像作成状態を示す図。
【図2】この発明の一実施例におけるA4サイズ原稿の
領域検知動作および画像作成状態を示す図。
【図3】同実施例の内部構成を示す断面図。
【図4】同実施例における原稿台と露光手段との関係を
示す斜視図。
【図5】同実施例における制御回路の要部のブロック
図。
【図6】同実施例の作用を説明するためのフローチャー
ト。
【図7】従来におけるA4サイズ原稿の領域検知動作お
よび画像作成状態を示す図。
【図8】従来におけるB5サイズ原稿の領域検知動作お
よび画像作成状態を示す図。
【符号の説明】
1…本体、2…原稿台、D…原稿(本)、V1 ,V2
有効画像、P1 ,P2…用紙、60…キャリッジ、61
…露光ランプ、64…原稿サイズセンサ、65…原稿セ
ンサ、80…制御部、82…操作パネル、ページ連写キ
ー83、余白設定キー84。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/107

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台に載置される原稿の画像を露光し
    て読取り、この読取り画像を用紙上に形成する画像形成
    装置において、 連写モードを設定する手段と、 上記連写モードの設定時、上記原稿台に載置される原稿
    の領域を検知する検知手段と、 この検知手段の検知領域内の所定の第1領域を露光して
    画像を読取る第1読取手段と、 上記検知手段の検知領域内の所定の上記第1領域とは別
    異の第2領域を露光して画像を読取る第2読取手段と、 これら第1読取手段および第2読取手段の読取り画像を
    別々の用紙上にそれぞれ形成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿台に載置される原稿の画像を露光し
    て読取り、この読取り画像を用紙上に形成する画像形成
    装置において、 連写モードを設定する手段と、 上記連写モードの設定時、上記原稿台に載置される原稿
    の領域を上記露光の方向に沿って検知する検知手段と、 この検知手段の検知領域内の前半分の領域を露光して画
    像を読取る第1読取手段と、 上記検知手段の検知領域内の後半分の領域を露光して画
    像を読取る第2読取手段と、 これら第1読取手段および第2読取手段の読取り画像を
    別々の用紙上にそれぞれ形成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿台に載置される原稿の画像を露光し
    て読取り、この読取り画像を用紙上に形成する画像形成
    装置において、 連写モードを設定する手段と、 上記連写モードの設定時、上記原稿台に載置される原稿
    の領域を上記露光の方向に沿って検知する検知手段と、 この検知手段の検知領域内の前半分の領域を露光して画
    像を読取る第1読取手段と、 上記検知手段の検知領域内の後半分の領域を露光して画
    像を読取る第2読取手段と、 これら第1読取手段および第2読取手段の読取り画像を
    別々の用紙上にそれぞれ余白を確保しつつ形成する画像
    形成手段と、 上記各用紙の両側に確保される余白の大きさを設定する
    設定手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿台に載置される原稿の画像を露光し
    て読取り、この読取り画像を用紙上に形成する画像形成
    装置において、 本の見開き両ページを片ページずつ連写するための連写
    モードを設定する手段と、 上記連写モードの設定時、上記原稿台に載置される本の
    見開き両ページの領域を上記露光の方向に沿って検知す
    る検知手段と、 この検知手段の検知領域内の1ページ目領域を露光して
    画像を読取る第1読取手段と、 上記検知手段の検知領域内の2ページ目領域を露光して
    画像を読取る第2読取手段と、 これら第1読取手段および第2読取手段の読取り画像を
    別々の用紙上にそれぞれ余白を確保しつつ形成する画像
    形成手段と、 上記各用紙の両側に確保される余白の大きさを設定する
    設定手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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