JPH07269974A - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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- JPH07269974A JPH07269974A JP8589494A JP8589494A JPH07269974A JP H07269974 A JPH07269974 A JP H07269974A JP 8589494 A JP8589494 A JP 8589494A JP 8589494 A JP8589494 A JP 8589494A JP H07269974 A JPH07269974 A JP H07269974A
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- Japan
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- refrigerant
- outdoor
- heat exchanger
- unit
- outdoor heat
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2313/00—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
- F25B2313/025—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple outdoor units
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/07—Details of compressors or related parts
- F25B2400/075—Details of compressors or related parts with parallel compressors
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 暖房運転時においても停止中の室外熱交換器
内に残留する冷媒を効率よく回収することのできる冷媒
回収手段を備える空気調和装置を提供する。 【構成】 マルチ形空気調和装置において、運転中の室
外ユニット11 内を循環する高圧冷媒を停止中の室外ユ
ニット12 の室外熱交換器142 に送り込み、この高圧
冷媒の送り込みにより停止中の室外熱交換器142 から
押出される冷媒をバランス管51を通じて運転中の室外
ユニット11 内に回収する冷媒回収手段を備えたもので
あり、これによれば、冷媒を高圧冷媒で押し出すので、
暖房運転時のように冷媒圧力が低い場合でも冷媒回収が
可能になる。
内に残留する冷媒を効率よく回収することのできる冷媒
回収手段を備える空気調和装置を提供する。 【構成】 マルチ形空気調和装置において、運転中の室
外ユニット11 内を循環する高圧冷媒を停止中の室外ユ
ニット12 の室外熱交換器142 に送り込み、この高圧
冷媒の送り込みにより停止中の室外熱交換器142 から
押出される冷媒をバランス管51を通じて運転中の室外
ユニット11 内に回収する冷媒回収手段を備えたもので
あり、これによれば、冷媒を高圧冷媒で押し出すので、
暖房運転時のように冷媒圧力が低い場合でも冷媒回収が
可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内ユニットから延び
るユニット間配管に、室外ユニットを複数台並列につな
いだ空気調和装置に関する。
るユニット間配管に、室外ユニットを複数台並列につな
いだ空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数台の室内ユニットを並列に
配置すると共に、各室内ユニットにつながれるユニット
間配管に対し、圧縮機、及び室外熱交換器等を内蔵する
複数台の室外ユニットを並列に接続してなるビル用のマ
ルチ形空気調和装置は知られている(例えば、特開平2
−85656号公報参照)。この種のマルチ形空気調和
装置は、装置の大容量システム化が図れるという利点が
ある。
配置すると共に、各室内ユニットにつながれるユニット
間配管に対し、圧縮機、及び室外熱交換器等を内蔵する
複数台の室外ユニットを並列に接続してなるビル用のマ
ルチ形空気調和装置は知られている(例えば、特開平2
−85656号公報参照)。この種のマルチ形空気調和
装置は、装置の大容量システム化が図れるという利点が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マルチ形空気調和装置では、複数台の室外ユニットに対
して冷媒が並列的に流れるので、いずれかの室外ユニッ
トの運転が停止すると、その停止した室外ユニットの室
外熱交換器内に冷媒が残留(寝込み)し、その分だけシ
ステム全体としては冷媒不足になるという問題がある。
マルチ形空気調和装置では、複数台の室外ユニットに対
して冷媒が並列的に流れるので、いずれかの室外ユニッ
トの運転が停止すると、その停止した室外ユニットの室
外熱交換器内に冷媒が残留(寝込み)し、その分だけシ
ステム全体としては冷媒不足になるという問題がある。
【0004】これを解消するためには、停止中の室外ユ
ニットの室外熱交換器を開閉弁操作などにより、運転中
の室外ユニットの吸込み経路につなぎ、停止中の室外熱
交換器内に残留する冷媒を、運転中の室外ユニット側に
吸い出すようにして冷媒回収を行うことが考えられる。
ニットの室外熱交換器を開閉弁操作などにより、運転中
の室外ユニットの吸込み経路につなぎ、停止中の室外熱
交換器内に残留する冷媒を、運転中の室外ユニット側に
吸い出すようにして冷媒回収を行うことが考えられる。
【0005】しかしながら、この方法によると、外気温
度が比較的高い冷房運転時には、停止中の室外ユニット
内に残留する冷媒の圧力そのものが高い(約13kg/cm
2 )ので、効率よく冷媒を回収することができても、外
気温度が低い暖房運転時には冷媒の圧力が低く(約5kg
/cm2 )なるので、運転中の室外ユニットの圧縮機の吸
込み圧によっては吸い込むことができず、効率よく冷媒
を回収することができなくなるという問題がある。
度が比較的高い冷房運転時には、停止中の室外ユニット
内に残留する冷媒の圧力そのものが高い(約13kg/cm
2 )ので、効率よく冷媒を回収することができても、外
気温度が低い暖房運転時には冷媒の圧力が低く(約5kg
/cm2 )なるので、運転中の室外ユニットの圧縮機の吸
込み圧によっては吸い込むことができず、効率よく冷媒
を回収することができなくなるという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、冷房運転時においても停
止中の室外熱交換器内に残留する冷媒を効率よく回収す
ることのできる冷媒回収手段を備える空気調和装置を提
供することにある。
技術が有する問題点を解消し、冷房運転時においても停
止中の室外熱交換器内に残留する冷媒を効率よく回収す
ることのできる冷媒回収手段を備える空気調和装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、室外熱交換器と、圧縮機と、油分離
器とを有し、この油分離器により分離される潤滑油を戻
し管を介して前記圧縮機へ戻す室外ユニットを複数台備
え、これら室外ユニットを室内ユニットから延びるユニ
ット間配管に並列につなぐと共に、各室外ユニットの戻
し管どうしをバランス管でつないだ空気調和装置におい
て、運転中の室外ユニット内を循環する高圧冷媒を停止
中の室外ユニットの室外熱交換器に送り込み、この高圧
冷媒の送り込みにより押出される冷媒を前記バランス管
を通じて運転中の室外ユニット内に回収する冷媒回収手
段を備えたものである。
に、第1の発明は、室外熱交換器と、圧縮機と、油分離
器とを有し、この油分離器により分離される潤滑油を戻
し管を介して前記圧縮機へ戻す室外ユニットを複数台備
え、これら室外ユニットを室内ユニットから延びるユニ
ット間配管に並列につなぐと共に、各室外ユニットの戻
し管どうしをバランス管でつないだ空気調和装置におい
て、運転中の室外ユニット内を循環する高圧冷媒を停止
中の室外ユニットの室外熱交換器に送り込み、この高圧
冷媒の送り込みにより押出される冷媒を前記バランス管
を通じて運転中の室外ユニット内に回収する冷媒回収手
段を備えたものである。
【0008】第2の発明は、冷媒回収手段は、室外熱交
換器から押し出される冷媒を直接バランス管に送り込む
ためのバイパス経路を備えるものである。
換器から押し出される冷媒を直接バランス管に送り込む
ためのバイパス経路を備えるものである。
【0009】また、第3の発明は、冷媒回収手段は、室
外熱交換器から押し出される冷媒を四方弁、アキューム
レータを介してバランス管に送り込む経路を備えるもの
である。
外熱交換器から押し出される冷媒を四方弁、アキューム
レータを介してバランス管に送り込む経路を備えるもの
である。
【0010】
【作用】暖房運転時には、通常、外気温度が冷たいか
ら、停止した室外ユニット内の残留冷媒の圧力は約5kg
/cm2 程度と低い。そのために、かりに停止中の室外ユ
ニットの室外熱交換器を開閉弁操作などにより運転中の
室外ユニットの吸込み経路につなぎ、停止中の室外熱交
換器内に残留する冷媒を、運転中の室外ユニット側に吸
い出すようにして冷媒回収を行おうとしても、冷媒圧力
が低すぎて効果的な冷媒回収は行われない。ところが、
第1の発明によれば、停止中の室外熱交換器内に高圧冷
媒を導いて、この高圧冷媒により室外熱交換器内の残留
冷媒を押し出すので、運転中の室外ユニットの圧縮機に
効率よく吸込まれ、効果的な冷媒回収が行われる。ま
た、第2の発明によれば、室外熱交換器から押し出され
る寝込み冷媒を直接バランス管に送り込むためのバイパ
ス経路を備えるので、停止中の室外熱交換器内に残留す
る冷媒をほぼ確実に回収できる。第3の発明によれば、
余分なバイパス経路を設けることなく、従来の構造のま
ゝで、開閉弁の操作だけで寝込み冷媒を回収できる。
ら、停止した室外ユニット内の残留冷媒の圧力は約5kg
/cm2 程度と低い。そのために、かりに停止中の室外ユ
ニットの室外熱交換器を開閉弁操作などにより運転中の
室外ユニットの吸込み経路につなぎ、停止中の室外熱交
換器内に残留する冷媒を、運転中の室外ユニット側に吸
い出すようにして冷媒回収を行おうとしても、冷媒圧力
が低すぎて効果的な冷媒回収は行われない。ところが、
第1の発明によれば、停止中の室外熱交換器内に高圧冷
媒を導いて、この高圧冷媒により室外熱交換器内の残留
冷媒を押し出すので、運転中の室外ユニットの圧縮機に
効率よく吸込まれ、効果的な冷媒回収が行われる。ま
た、第2の発明によれば、室外熱交換器から押し出され
る寝込み冷媒を直接バランス管に送り込むためのバイパ
ス経路を備えるので、停止中の室外熱交換器内に残留す
る冷媒をほぼ確実に回収できる。第3の発明によれば、
余分なバイパス経路を設けることなく、従来の構造のま
ゝで、開閉弁の操作だけで寝込み冷媒を回収できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0012】図1において、11 ,12 は室外ユニット
を示し、3は室内ユニットを示している。室外ユニット
11 は、アキュームレータ101 と、圧縮機111 と、
油分離器121 と、四方弁131 と、室外熱交換器14
1 と、室外電動式膨脹弁151 と、冷媒調節器161 と
で構成されている。室外ユニット12 については以下の
構成を含めて、室外ユニット11 と略同一であるためそ
の説明は省略する。ただ、室外ユニット11 において
は、圧縮機111 は0〜5馬力まで能力が可変可能な能
力可変型圧縮機Aと5馬力の能力一定型圧縮機Bとから
構成されており、又室外熱交換器141 は2つのものを
並列につないで構成されている。これに対し室外ユニッ
ト12 においては、圧縮機112 は6馬力の能力一定型
圧縮機のみであり、室外熱交換器142 は1つである。
この相違によって、室外ユニット11 は10馬力の能力
可変型の室外ユニットとなり、室外ユニット12 は6馬
力の能力一定型の室外ユニットとなっている。
を示し、3は室内ユニットを示している。室外ユニット
11 は、アキュームレータ101 と、圧縮機111 と、
油分離器121 と、四方弁131 と、室外熱交換器14
1 と、室外電動式膨脹弁151 と、冷媒調節器161 と
で構成されている。室外ユニット12 については以下の
構成を含めて、室外ユニット11 と略同一であるためそ
の説明は省略する。ただ、室外ユニット11 において
は、圧縮機111 は0〜5馬力まで能力が可変可能な能
力可変型圧縮機Aと5馬力の能力一定型圧縮機Bとから
構成されており、又室外熱交換器141 は2つのものを
並列につないで構成されている。これに対し室外ユニッ
ト12 においては、圧縮機112 は6馬力の能力一定型
圧縮機のみであり、室外熱交換器142 は1つである。
この相違によって、室外ユニット11 は10馬力の能力
可変型の室外ユニットとなり、室外ユニット12 は6馬
力の能力一定型の室外ユニットとなっている。
【0013】油分離器121 は、圧縮機111 から吐出
される冷媒中の潤滑油を分離するものであり、ここで分
離された潤滑油は戻し管211 ,221 ,231 を通じ
て圧縮機111 に戻される。これらの戻し管には第1な
いし第3の開閉弁241 ,251 ,261 から構成され
る制御弁が設けられる。
される冷媒中の潤滑油を分離するものであり、ここで分
離された潤滑油は戻し管211 ,221 ,231 を通じ
て圧縮機111 に戻される。これらの戻し管には第1な
いし第3の開閉弁241 ,251 ,261 から構成され
る制御弁が設けられる。
【0014】室外ユニット11 ,12 の戻し管211 ,
212 どうしは、バランス管51によりつながれる。こ
のバランス管51は補助管521 を通じて、四方弁13
1 とチェッキ弁531 との間につながれ、この補助管5
21 には第4の開閉弁541が設けられている。
212 どうしは、バランス管51によりつながれる。こ
のバランス管51は補助管521 を通じて、四方弁13
1 とチェッキ弁531 との間につながれ、この補助管5
21 には第4の開閉弁541が設けられている。
【0015】また、四方弁131 とチェッキ弁531 の
間からは、除霜運転時にホットガスを流すための除霜用
補助管1001 が分岐し、この除霜用補助管100
1 は、除霜用開閉弁1011 を介して、室外熱交換器1
41 と室外電動式膨脹弁151 の間につながれている。
間からは、除霜運転時にホットガスを流すための除霜用
補助管1001 が分岐し、この除霜用補助管100
1 は、除霜用開閉弁1011 を介して、室外熱交換器1
41 と室外電動式膨脹弁151 の間につながれている。
【0016】しかして、第1の実施例としては、室外熱
交換器141 と四方弁131 の間から冷媒回収用バイパ
ス管2001 が分岐し、このバイパス管2001 は、冷
媒回収用開閉弁2011 を介して直接バランス管51に
つながれている。
交換器141 と四方弁131 の間から冷媒回収用バイパ
ス管2001 が分岐し、このバイパス管2001 は、冷
媒回収用開閉弁2011 を介して直接バランス管51に
つながれている。
【0017】S1 ,S2 は圧縮機111 ,112 の潤滑
油の量を検知するための潤滑油センサで、このセンサで
検出された値は図示しない制御器に入力され、この制御
器からの出力により、第1ないし第4開閉弁241 ,2
51 ,261 ,541 などの開閉動作が制御される。
油の量を検知するための潤滑油センサで、このセンサで
検出された値は図示しない制御器に入力され、この制御
器からの出力により、第1ないし第4開閉弁241 ,2
51 ,261 ,541 などの開閉動作が制御される。
【0018】室内ユニット3は、室内熱交換器34と、
室内電動式膨脹弁35(以下「室内メカ弁35」とい
う)とで構成される。この室内ユニット3からは、ガス
管5及び液管7からなるユニット間配管が延び出し、こ
のユニット間配管には、室外ユニット11 ,12 が並列
に接続される。
室内電動式膨脹弁35(以下「室内メカ弁35」とい
う)とで構成される。この室内ユニット3からは、ガス
管5及び液管7からなるユニット間配管が延び出し、こ
のユニット間配管には、室外ユニット11 ,12 が並列
に接続される。
【0019】次に、作用を説明する。
【0020】冷房運転時において、四方弁131 は実線
状態に設定され、冷媒は図1に矢印で示す方向に流れ
る。この場合には、室外ユニット11 ,12 はともに運
転され、室外電動式膨脹弁151 ,152 は略全開で、
室内メカ弁35は負荷に応じて開度調整される。室外熱
交換器141 ,142 は凝縮器として作用し、室内熱交
換器34は蒸発器として作用する。即ち、室内熱交換器
34からは冷風が送出され、冷房運転が行われる。
状態に設定され、冷媒は図1に矢印で示す方向に流れ
る。この場合には、室外ユニット11 ,12 はともに運
転され、室外電動式膨脹弁151 ,152 は略全開で、
室内メカ弁35は負荷に応じて開度調整される。室外熱
交換器141 ,142 は凝縮器として作用し、室内熱交
換器34は蒸発器として作用する。即ち、室内熱交換器
34からは冷風が送出され、冷房運転が行われる。
【0021】暖房運転時において、四方弁131 は破線
状態に設定され、冷媒は同図中で矢印と反対の方向に流
れる。この場合には、室外ユニット11 ,12 はともに
運転され、電動式膨脹弁151 ,152 、及び室内メカ
弁35は負荷に応じて開度調整される。室外熱交換器1
41 ,142 は蒸発器として作用し、室内熱交換器34
は凝縮機として作用する。即ち、室内熱交換器34から
は温風が送出され、暖房運転が行われる。
状態に設定され、冷媒は同図中で矢印と反対の方向に流
れる。この場合には、室外ユニット11 ,12 はともに
運転され、電動式膨脹弁151 ,152 、及び室内メカ
弁35は負荷に応じて開度調整される。室外熱交換器1
41 ,142 は蒸発器として作用し、室内熱交換器34
は凝縮機として作用する。即ち、室内熱交換器34から
は温風が送出され、暖房運転が行われる。
【0022】このような冷房並びに暖房運転時におい
て、空調負荷の変動によって複数の室外ユニット11 ,
12 の運転の発停が制御される。
て、空調負荷の変動によって複数の室外ユニット11 ,
12 の運転の発停が制御される。
【0023】すなわち、空調負荷が大きい時はいずれの
室外ユニット11 ,12 も運転され、それが小さい時に
は一方の室外ユニット11 のみ運転される。このような
運転によって空調負荷に見合った室外ユニットの運転馬
力が設定される。
室外ユニット11 ,12 も運転され、それが小さい時に
は一方の室外ユニット11 のみ運転される。このような
運転によって空調負荷に見合った室外ユニットの運転馬
力が設定される。
【0024】室外ユニットの運転馬力が設定され、例え
ば一方の室外ユニット12 の運転が停止されたとする
と、室外熱交換器142 に冷媒が寝込み、その分だけシ
ステム全体としての冷媒量が不足する。
ば一方の室外ユニット12 の運転が停止されたとする
と、室外熱交換器142 に冷媒が寝込み、その分だけシ
ステム全体としての冷媒量が不足する。
【0025】暖房運転時にこの冷媒不足が発生した時、
この実施例によれば、図2に示すように、除霜用開閉弁
1012 を開くと共に、冷媒回収用開閉弁2012 を開
く。除霜用開閉弁1012 を開くことにより、運転中の
室外ユニット11 から吐出された高圧冷媒(ホットガ
ス)は室内ユニット3へ流れるものの、一部の高圧冷媒
は停止中の室外ユニット12 の四方弁132 を介して室
外熱交換器142 に導かれ、その高圧冷媒は室外熱交換
器142 内の残留冷媒を押し出し、この押し出された残
留冷媒はバイパス管2002 を通って直接バランス管5
1に送り込まれる。そして、このバランス管51を通っ
て、矢印で示すように開閉弁231 ,251 を通って圧
縮機111 に吸い込まれ、これにより残留冷媒は回収さ
れる。
この実施例によれば、図2に示すように、除霜用開閉弁
1012 を開くと共に、冷媒回収用開閉弁2012 を開
く。除霜用開閉弁1012 を開くことにより、運転中の
室外ユニット11 から吐出された高圧冷媒(ホットガ
ス)は室内ユニット3へ流れるものの、一部の高圧冷媒
は停止中の室外ユニット12 の四方弁132 を介して室
外熱交換器142 に導かれ、その高圧冷媒は室外熱交換
器142 内の残留冷媒を押し出し、この押し出された残
留冷媒はバイパス管2002 を通って直接バランス管5
1に送り込まれる。そして、このバランス管51を通っ
て、矢印で示すように開閉弁231 ,251 を通って圧
縮機111 に吸い込まれ、これにより残留冷媒は回収さ
れる。
【0026】ただし、停止中の室外熱交換器142 にホ
ットガスを余り長時間送り込むと、逆に冷媒が寝込んで
しまうおそれがある。
ットガスを余り長時間送り込むと、逆に冷媒が寝込んで
しまうおそれがある。
【0027】これを解消するためには、冷媒回収用開閉
弁2012 は開いたまゝで、除霜用開閉弁1012 は1
0〜20秒間開いたら10分間程度は閉じてこの操作を
繰り返すことにより冷媒回収を行うことが望ましい。
弁2012 は開いたまゝで、除霜用開閉弁1012 は1
0〜20秒間開いたら10分間程度は閉じてこの操作を
繰り返すことにより冷媒回収を行うことが望ましい。
【0028】この暖房運転時には、通常、外気温度が冷
たいから、停止した室外ユニット1 2 内の残留冷媒の圧
力は約5kg/cm2 と低く、そのため、上記のように、室
外熱交換器142 内に高圧冷媒を導いて、室外熱交換器
142 内の残留冷媒を押し出さない限り、効果的な冷媒
回収は行われない。
たいから、停止した室外ユニット1 2 内の残留冷媒の圧
力は約5kg/cm2 と低く、そのため、上記のように、室
外熱交換器142 内に高圧冷媒を導いて、室外熱交換器
142 内の残留冷媒を押し出さない限り、効果的な冷媒
回収は行われない。
【0029】冷房運転時には外気が暖かいので、冷媒の
圧力は約13kg/cm2 と高い。この場合には、室外熱交
換器142 内に高圧冷媒を導かなくても、開閉弁操作に
より停止した室外ユニット12 の室外熱交換器142 を
運転中の室外ユニット11 の吸い込み系路につなぐだけ
で、冷媒の圧力差に従って、圧縮機111 に吸い込まれ
るので、これにより冷媒が回収される。
圧力は約13kg/cm2 と高い。この場合には、室外熱交
換器142 内に高圧冷媒を導かなくても、開閉弁操作に
より停止した室外ユニット12 の室外熱交換器142 を
運転中の室外ユニット11 の吸い込み系路につなぐだけ
で、冷媒の圧力差に従って、圧縮機111 に吸い込まれ
るので、これにより冷媒が回収される。
【0030】第1の実施例では、冷媒回収用バイパス管
2001 と開閉弁2011 を設けたが、第2の実施例と
して、これらを設けなくとも、暖房運転時の冷媒回収を
効果的に行うことができる。
2001 と開閉弁2011 を設けたが、第2の実施例と
して、これらを設けなくとも、暖房運転時の冷媒回収を
効果的に行うことができる。
【0031】第2の実施例によれば、暖房運転時の冷媒
回収操作として、図3に示すように、除霜用開閉弁10
12 を開くと共に、第1の開閉弁242 を開く操作が行
われる。これによれば、実線矢印で示すように、まず一
部の高圧冷媒が停止中の室外熱交換器142 に導かれ、
その高圧冷媒により残留冷媒が押し出され、この押し出
された残留冷媒は四方弁132 、アキュームレータ10
2 、更に第1の開閉弁242 を介してバランス管51に
導かれる。そして、このバランス管51を通って、矢印
で示すように開閉弁231 ,251 を通って圧縮機11
1 に吸い込まれ、これにより残留冷媒は回収される。
回収操作として、図3に示すように、除霜用開閉弁10
12 を開くと共に、第1の開閉弁242 を開く操作が行
われる。これによれば、実線矢印で示すように、まず一
部の高圧冷媒が停止中の室外熱交換器142 に導かれ、
その高圧冷媒により残留冷媒が押し出され、この押し出
された残留冷媒は四方弁132 、アキュームレータ10
2 、更に第1の開閉弁242 を介してバランス管51に
導かれる。そして、このバランス管51を通って、矢印
で示すように開閉弁231 ,251 を通って圧縮機11
1 に吸い込まれ、これにより残留冷媒は回収される。
【0032】この場合、残留冷媒は四方弁132 、アキ
ュームレータ102 を通ってから運転中の室外ユニット
11 の圧縮機111 に吸い込まれるので、長い冷媒管を
通ることになり、途中に冷媒が残留し易いが、第1の実
施例のように余分なバイパス管や開閉弁を設けなくても
よい等の効果が得られる。
ュームレータ102 を通ってから運転中の室外ユニット
11 の圧縮機111 に吸い込まれるので、長い冷媒管を
通ることになり、途中に冷媒が残留し易いが、第1の実
施例のように余分なバイパス管や開閉弁を設けなくても
よい等の効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、暖房運転時においても停止中の室外熱交換器
内に残留する冷媒を効率よく回収することができる。
によれば、暖房運転時においても停止中の室外熱交換器
内に残留する冷媒を効率よく回収することができる。
【図1】本発明による空気調和装置の一実施例を示す冷
媒回路図である。
媒回路図である。
【図2】冷房運転時の冷媒回収状態を示す冷媒回路図で
ある。
ある。
【図3】他の実施例を示す冷媒回路図である。
11 ,12 室外ユニット 111 ,112 圧縮機 121 ,122 油分離器 141 ,142 室外熱交換器 211 ,221 ,231 戻し管 241 ,251 ,261 第1ないし第3の開閉弁 51 バランス管 1001 ,1002 除霜用補助管 1011 ,1012 除霜用開閉弁 2001 ,2002 冷媒回収用バイパス管 2011 ,2012 冷媒回収用開閉弁
Claims (3)
- 【請求項1】 室外熱交換器と、圧縮機と、油分離器と
を有し、この油分離器により分離される潤滑油を戻し管
を介して前記圧縮機へ戻す室外ユニットを複数台備え、
これら室外ユニットを室内ユニットから延びるユニット
間配管に並列につなぐと共に、前記各室外ユニットの戻
し管どうしをバランス管でつないだ空気調和装置におい
て、運転中の室外ユニット内を循環する高圧冷媒を停止
中の室外ユニットの室外熱交換器に送り込み、この高圧
冷媒の送り込みにより押出される冷媒を前記バランス管
を通じて運転中の室外ユニット内に回収する冷媒回収手
段を備えたことを特徴とする空気調和装置。 - 【請求項2】 前記冷媒回収手段は、室外熱交換器から
押し出される冷媒を直接バランス管に送り込むためのバ
イパス経路を備えることを特徴とする請求項1記載の空
気調和装置。 - 【請求項3】 前記冷媒回収手段は、室外熱交換器から
押し出される冷媒を四方弁、アキュームレータを介して
バランス管に送り込む経路を備えることを特徴とする請
求項1記載の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8589494A JPH07269974A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8589494A JPH07269974A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07269974A true JPH07269974A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13871597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8589494A Pending JPH07269974A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07269974A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004353881A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
CN100354577C (zh) * | 2003-10-20 | 2007-12-12 | Lg电子株式会社 | 用于控制空调的系统及方法 |
JP2008249229A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Yanmar Co Ltd | 空調装置 |
EP2515053A3 (en) * | 2011-04-22 | 2017-05-31 | LG Electronics Inc. | Multi type air conditioner and operating method |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP8589494A patent/JPH07269974A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |