JPH07256091A - 放射性ヨウ素の固定化材料および固定化方法 - Google Patents
放射性ヨウ素の固定化材料および固定化方法Info
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Abstract
したヨウ素の固定化物を得る。 【構成】放射性ヨウ素の吸着性の高いセメント系の水硬
性固定化材料において、固定化材料は重量%で水硬性無
機化合物が50%から 100%で、残部がフライアッシュか
らなる。上記固定化材料と溶液中に含まれる放射性ヨウ
素とを接触させる。固液分離して放射性ヨウ素の吸着物
を取り出すと、ヨウ素の固定化物が得られる。
Description
再処理工場等の原子力施設から発生する放射性ヨウ素の
固定化材料および固定化方法に関する。
電所等から発生する揮発性の放射性ヨウ素は主に
131I、 129I等である。特に再処理工場から発生する
129Iは、発生量が多く、半減期も 1.7×107 年と非常
に長いことが知られている。
ス中および溶液中に存在する。オフガス中の放射能ヨウ
素の除去方法は、アルカリ洗浄法、活性炭もしくは銀添
着ゼオライト等の吸着剤による方法がある。
ガス状ヨウ素を通し、ヨウ化ナトリウムを生成すること
により、オフガス中の放射性ヨウ素を除去する方法であ
る。しかし、この方法による状態では長期的な貯蔵には
適しておらず、発生量も多くなることから、ヨウ化銅、
ヨウ化鉛の不溶性物にして分離することが試みなられて
いる。
剤は、ガス状ヨウ素を多孔質の構造中に吸着するか、ヨ
ウ化銀の不溶性物化合物にすることにより、オフガス中
のヨウ素を除去する方法である。
は、活性炭もしくは銀添着ゼオライト等の吸着剤、イオ
ン交換樹脂、金属(Ag,Hg,Cu,Pb等)を含む
難溶性のヨウ素化合物を生成する方法がある。銀添着ゼ
オライト等の吸着剤は、オフガス中の放射性ヨウ素の除
去方法と同じである。
い溶液中でI- ,IO3 - の形で存在している放射性ヨ
ウ素をイオン交換により除去する方法である。しかし、
イオン交換樹脂は有機物なので長期的な貯蔵に適してい
ないため、無機化合物にする必要がある。
るAg,Hg,Cu,Pb等を用い、溶解度の低いヨウ
素化合物を生成し除去する方法である。
ら放射性ヨウ素を除去した溶液、吸着剤およびヨウ素化
合物の状態では、物理的にも化学的いずれにおいても非
常に不安定で、長期的な貯蔵には不適当である。このた
め、安定な固化体を形成する必要がある。
ガラス固化、プラスチック固化、アスファルト固化、水
熱固化等がある。セメント固化は、水硬性無機化合物と
水とが水和反応により固化するもので、常温で用いられ
制御が容易である。
が低いガラスを溶融固化するものである。プラスチック
固化は、不飽和ポリエステルの重合反応により、固化体
を生成する。アスファルト固化は、溶融アスファルトを
冷却し固化体を生成する。
に水あるいはアルカリ溶液を少量加え混合し、圧力7M
Pa以上、温度 150℃以上の加圧加熱状態にすることに
より、固化体を生成する。
処分場構造物の材料は、セメント系の水硬性固化材料に
砂、砂利等を混合したモルタルおよびコンクリートが主
に用いられている。
と固化処理をトータル的に考えた固定化材料および固定
化方法は提案されていない。
ヨウ素、特に 129Iは半減期が非常に長く、人体に与え
る被ばく評価上からも重要核種になっているため、この
放射性ヨウ素を処理処分するには、長期的に安定した形
態で貯蔵ができる固定化材料および固定化方法が必要で
ある。
ら発生する廃棄物として、長期的な貯蔵に適している形
態は、難溶性の無機化合物である。しかし、この廃棄物
を従来の固化方法で処理する場合には以下の課題があ
る。
め、固化反応中に放射性ヨウ素が分離する心配がなく最
も有力な固化方法である。しかし、固化体が透水性で還
元性であるため、固化体中のヨウ素化合物が加水分解を
起こし放射性ヨウ素を溶出する可能性があり、セメント
系固定化材料は放射性ヨウ素に対する吸着性が低い。
自体が熱的耐久性に欠け、長期安定性が悪く、放射性ヨ
ウ素の閉じ込め性も低い。プラスチック固化は、常温で
の固化は可能であるが、固化時に酸化物を生成すること
による放射性ヨウ素の放出があり、また、プラスチック
固化体は、放射性ヨウ素の閉じ込め性が低い。
え、 500℃程度の高温にする必要があり、ヨウ素化合物
が加熱分解を起こし、放射性ヨウ素を分離してしまう恐
れがある。また、低融点ガラスは有害物質のAsを含む
ため、取扱いに難点がある。
定したものであるが、固化反応中のヨウ素化合物の変化
および、固化体中での放射性ヨウ素の形態が十分把握で
きていない。
所の構造材料にはセメント系固定化材料が使用されてい
るため、セメント固化と同様に放射性ヨウ素の閉じ込め
性が低い。
れたもので、セメント系固定化材料に対する放射性ヨウ
素の吸着性を大きく改善し、長期的に安定したヨウ素の
固定化物を得ることができる放射性ヨウ素の固定化材料
および固定化方法を提供することにある。
の水硬性固定化材料の構成は、重量%で、水硬性無機化
合物が50%から 100%、残部が高炉スラグとフライアッ
シュの混合物からなるか、または、水硬性無機化合物が
30%から50%、前記高炉スラグが( 175− 3.5×水硬性
無機化合物の重量%)重量%以上、残部がフライアッシ
ュからなることを特徴とする。
焼した際に発生する石炭灰であり、また高炉スラグは溶
鉱炉で副産される非金属の溶融鉱物である。
は、上記各固定化材料と溶液中の放射性ヨウ素とを接触
させて、溶液中の放射性ヨウ素を吸着除去することを特
徴とする。
物とアルミネート相鉱物との反応により生成するモノサ
ルフェート(3CaO・Al2 O3 ・CaI2 ・mH2
O(あるいは3CaO・Al2 O3 ・Ca(IO3 )2
・mH2 O))、トリサルフェート(3CaO・Al2
O3 ・3CaI2 ・nH2 O(あるいは3CaO・Al
2 O3 ・3Ca(IO3 )2 ・nH2 O))の吸着物に
固定化することを特徴とする。
り、放射性ヨウ素を長期的に安定な形態で貯蔵すること
ができる。すなわち、このセメント系固定化材料の水和
物、またはカルシウム化合物とアルミネート相鉱物の混
合物を、放射性ヨウ素の吸着剤に用いる。
化材料であるため、固化体中の廃棄物含有量を多くする
ことができ、吸着したヨウ素の浸出が少なく長期的に安
定な形態で貯蔵することができる。
(気体)をアルカリ性溶液中に吸収させるとヨウ素はI
- およびIO3 - として電離する。これをセメント水和
物あるいはカルシウム化合物とアルミネート相鉱物に接
触させる。次に固液分離し、ヨウ素の吸着物として取り
出し、固化処理を終了する。固液分離後の液相はアルカ
リ性溶液に戻す。
び固定化方法の実施例1〜7について図2から図5を参
照して説明する。
トランドセメントを用い、それにフライアッシュを合わ
せて 100重量(wt)%になるように原料を調合した。これ
らを均一に混合した後、水を添加しし、約5分間、ミキ
サーで混練した。
養生した。養生後、その水和物を42メッシュ以下に粉砕
した。次いで粉砕物を3g分取した。 125Iが185Bq/ml
の濃度で添加されている水溶液10ml中に分取した前記粉
砕物を添加し、10℃の恒温槽に7日間保持した。
メンブレンフィルターでろ過し、ろ液を液体シンチレー
ションカウンターで測定した。これらの測定結果から、
分配係数を以下の式により求めた。
く含まれていることになり、放射性ヨウ素の吸着性に優
れていることを図2により説明する。
ドセメント濃度重量wt%に対する分配係数の関係を従来
のセメントと比較して示している。図2から、ポルトラ
ンドセメントの濃度が50%以上で有れば、従来のセメン
ト系固定化材料に比べて1桁以上高い分配係数が得られ
ることがわかる。
トランドセメントを用い、それに高炉スラグとフライア
ッシュを合わせて100wt%になるように原料を調合した。
これらを均一に混合した後、水を添加し、約5分間、ミ
キサーで混練した。室温で相対湿度90%以上に保持して
28日間養生した。実施例1と同様に、その水和物 125I
に対する分配係数を測定した。
ンドセメント、高炉スラグ、フライアッシュ濃度wt%の
三成分系における分配係数の関係を示している。図3か
ら従来のセメント系固定化材料に比べて1桁以上高い分
配係数を示す領域は、斜線部分であることがわかる。
ラグ濃度(B)とフライアッシュ濃度(F)と関係であ
るため以下の式が成り立つ。
スラグとフライアッシュの合計が 100%であることから P+B+F=100 (1)と(2)式を解くと以下の式が得られる。 B= 175−3.5 ×P 上記の式が成り立つ、ポルトランドセメント濃度範囲は 30≦P≦50である。
メントが50%から 100%、残部が高炉スラグとフライア
ッシュの範囲と、ポルトランドセメントが30%から50
%、高炉スラグが( 175− 3.5×ポルトランドセメント
の重量%)%以上、残部らフライアッシュの範囲である
ことを示している。
トランドセメントを用い、これに水を添加し、約5分
間、ミキサーで混練した。室温で相対湿度90%以上に保
持して28日間養生した。養生後、そのポルトランドセメ
ント水和物を42メッシュ以下に粉砕した。
ヨウ化ナトリウム水溶液50mlに分取した粉砕物を添加
し、10℃の恒温層に7日間保持した。この水溶液を0.45
μmのポアサイズであるメンブレンフィルターでろ過
し、固相を真空乾燥した後、X線回析を行った。その結
果を図4に示す。
ることがわかる。このことから、ヨウ素はモノサルフェ
ートに吸着されていることを示している。なお、図4に
おいて(a)はヨウ素を吸着したポルトランドセメント
のX線回折で○印の部分が3CaAl2 O3 ・CaI2
・mH2 Oであり、(b)は純水に浸漬したポルトラン
ドセメントのX線回折で(a)との比較のために示して
いる。
にアルミン酸カルシウム、アルミン酸カルシウム水和
物、α−アルミナ等からなるアルミナセメントの水和物
とカルシウムサルホアルミネートを用い、カルシウム化
合物の種類を換えた放射性ヨウ素の分配係数を測定し
た。試験条件と分配係数結果を表1に示す。
を用い 125Iの放射能濃度は185Bq/mlに調整した。その
水溶液にアルミナセメントの水和物を42メッシュ以下に
粉砕したものを 2.7gとカルシウム化合物 0.3gを添加
し、実施例1と同様の操作を行い、浸漬後の化合物のヨ
ウ素に対する分配係数を求めた。
ネート相鉱物との反応物によるヨウ素の分配係数は、従
来のセメント系固定化材料より1桁以上高い値が得られ
ることがわかった。
物を42メッシュ以下に粉砕し、それを水酸化ナトリウム
溶液に浸漬させる。この溶液にヨウ素ガスを十分溶解さ
せ、ヨウ素を水和物中に除去させた。その結果、水和物
と溶液との比が1/10で、溶液中のヨウ素濃度が10-7mol/
l の場合、ヨウ素の除去率は99%以上であることがわか
った。
セメント固化を行った。吸着物にポルトランドセメント
水和物の粉砕したものを用い、セメント系の水硬性固定
化材料には高炉C種セメントを用いた。吸着物の添加率
を変えた場合の圧縮強度、比重を測定した。その結果を
表2に示す。
強度、比重に和影響がないことがわかる。また、吸着物
を90%以上添加した場合でも圧縮強度が29MPa程度で
比重が 1.9g/cm3 程度の固化体がえられることがわかっ
た。
水熱固化を行った。吸着物にポルトランドセメント水和
物の粉砕したものを用い、ケイ酸塩にホウケイ酸ガラス
を用いた。また、水熱反応時の圧力を飽和水蒸気以上と
し、反応時間を60分間で行い、反応温度の圧縮強度への
影響を調べた。
を示す。図中○は吸着物が10%含まれた場合、△は吸着
物が50%、□は吸着物のみである。図5から温度が高く
なるほど圧縮強度が高くなることがわかる。
とがわかった。また、吸着物のみの場合でも 150℃で圧
縮強度が30MPa程度得られることがわかった。これら
のことから、反応温度は 150から 300℃が適切であると
考えられる。
必要に応じて高炉スラグとフライアッシュとを配合して
固化することにより、特に放射性ヨウ素に対して吸着性
に富んだ放射性廃棄物の硬化物を容易に形成することが
できる。また、この硬化物を吸着剤とすることにより、
長期間にわたり安定した放射性ヨウ素の固定化物を形成
することができる。
するための一例を示す処理フロー図。
トとフライアッシュの配合条件に対する分配係数を示す
特性図。
ト−高炉スラグ−フライアッシュ三成分系での分配係数
図。
着したポルトランドセメントのX線回析チャート図、
(b)は純水に浸漬したポルトランドセメントのX線回
析チャート図。
る圧縮強度への影響を示す特性図。
Claims (13)
- 【請求項1】 放射性ヨウ素の吸着性の高いセメント系
の水硬性固定化材料において、重量%で、水硬性無機化
合物が50%から 100%、残部がフライアッシュからなる
ことを特徴とする放射性ヨウ素の固定化材料。 - 【請求項2】 放射性ヨウ素の吸着性の高いセメント系
の水硬性固定化材料において、重量%で、水硬性無機化
合物が50%から 100%、残部が高炉スラグとフライアッ
シュの混合物からなるか、または水硬性無機化合物が30
%から50%、前記高炉スラグが、 高炉スラグ≧ 175− 3.5×水硬性無機化合物の重量% の式で求められる重量%、残部がフライアッシュからな
ることを特徴とする放射性ヨウ素の固定化材料。 - 【請求項3】 重量%で、水硬性無機化合物が50%から
100%、残部がフライアッシュからなる固定化材料、ま
たは水硬性無機化合物が50%から 100%、残部が高炉ス
ラグとフライアッシュの混合物から固定化材料、あるい
は水硬性無機化合物が30%から50%、前記高炉スラグ
が、 高炉スラグ≧ 175− 3.5×水硬性無機化合物の重量% の式で求められる重量%、残部がフライアッシュからな
るセメント系の水硬性固定化材料の水和物を溶液中の放
射性ヨウ素と接触させることにより、前記溶液中の放射
性ヨウ素を吸着除去することを特徴とする放射性ヨウ素
の固定化方法。 - 【請求項4】 溶液中の放射性ヨウ素と、カルシウム化
合物とアルミネート相鉱物とを反応させたモノサルフェ
ート(3CaO・Al2 O3 ・CaI2 ・mH2 O、ま
たは3CaO・Al2 O3 ・Ca(IO3 )2 ・mH2
O)、トリサルフェート(3CaO・Al2 O3 ・3C
aI2 ・nH2 O、または3CaO・Al2 O3 ・3C
a(IO3 )2 ・nH2 O)の吸着物を形成することに
より放射性ヨウ素を固定化することを特徴とする放射性
ヨウ素の固定化方法。 - 【請求項5】 前記アルミネート相鉱物は、アルミン酸
カルシウム(CaO・Al2 O3 、CaO・2Al2 O
3 、3CaO・Al2 O3 、4CaO・Al2 O3 、C
aO・6Al2 O3 )、アルミン酸カルシウム水和物
(3CaO・Al2 O3 ・6H2 O、CaO・Al2 O
3 ・10H2 O、2CaO・Al2 O3 ・8H2 O、3C
aO・Al2 O3 ・12H2 O、4CaO・Al2 O3 ・
19H2 O、4CaO・Al2 O3 ・13H2 O)、α−ア
ルミナ(Al2 O3 )の少なくとも一種であることを特
徴とする請求項4記載の放射性ヨウ素の固定化方法。 - 【請求項6】 溶液中の放射性ヨウ素と、カルシウム化
合物とカルシウムサルホアルミネート(3CaO・3A
l2 O3 ・CaSO4 )を反応させることにより吸着物
を生成し、溶液中の放射性ヨウ素を除去することを特徴
とする請求項4記載の放射性ヨウ素の固定化方法。 - 【請求項7】 溶液中の放射性ヨウ素と、カルシウム化
合物とアルミナセメントまたはアルミナセメントの水和
物とを反応させることにより吸着物を生成し、前記溶液
中の放射性ヨウ素を除去することを特徴とする請求項4
記載の放射性ヨウ素の固定化方法。 - 【請求項8】 前記カルシウム化合物は、水酸化カルシ
ウム(Ca(OH)2 )、酸化カルシウム(CaO)、
炭酸カルシウム(CaCO3 )、硫酸カルシウム(Ca
SO4 )、亜硫酸カルシウム(CaSO3 )、硝酸カル
シウム(Ca(NO3 )2 から選択された少なくとも一
種からなることを特徴とする請求項4記載の放射性ヨウ
素の固定化方法。 - 【請求項9】 前記吸着物を溶液に浸漬し、その溶液に
ガス状ヨウ素を含んだガスを流すことにより、前記ガス
中のヨウ素を除去することを特徴とする請求項3ないし
請求項4記載の放射性ヨウ素の固定化方法。 - 【請求項10】 前記吸着物を固液分離し、液相は前段
の吸着工程に送り、固相は固化処理することを特徴とす
る請求項3ないし請求4記載の放射性ヨウ素の固定化方
法。 - 【請求項11】 前記吸着物をセメント系の水硬性固化
材料により安定な固化物とすることを特徴とする請求項
3ないし請求項4記載の放射性ヨウ素の固定化方法。 - 【請求項12】 前記吸着物を、温度は 150から 350
℃、圧力は飽和水蒸気圧以上で水熱反応を行い安定な固
化物とすることを特徴とする請求項3ないし請求項4記
載の放射性ヨウ素の固定化方法。 - 【請求項13】 前記吸着物にケイ酸塩およびアルカリ
溶液を混合し、 150から 350℃の温度でかつ飽和水蒸気
圧以上の圧力で水熱反応を行い安定な固化物とすること
を特徴とする請求項3ないし請求項4記載の放射性ヨウ
素の固定化方法。
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JP05181894A JP3393916B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 放射性ヨウ素の固定化方法 |
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