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JPH07242642A - 抗高コレステロール血症テトラゾール化合物のアミノ酸塩および製造法 - Google Patents

抗高コレステロール血症テトラゾール化合物のアミノ酸塩および製造法

Info

Publication number
JPH07242642A
JPH07242642A JP6308916A JP30891694A JPH07242642A JP H07242642 A JPH07242642 A JP H07242642A JP 6308916 A JP6308916 A JP 6308916A JP 30891694 A JP30891694 A JP 30891694A JP H07242642 A JPH07242642 A JP H07242642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
formula
alkyl
hydrogen
methyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6308916A
Other languages
English (en)
Inventor
John K Thottathil
ジョン・ケイ・ソッタシル
Yadagiri Pendri
ヤダギリ・ペンドリ
Wen-Sen Li
ウェン−セン・リー
John J Venit
ジョン・ジェイ・ベニット
San Kiang
サン・キアング
Robert Waltermire
ロバート・ウォルターマイアー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bristol Myers Squibb Co
Original Assignee
Bristol Myers Squibb Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bristol Myers Squibb Co filed Critical Bristol Myers Squibb Co
Publication of JPH07242642A publication Critical patent/JPH07242642A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D257/00Heterocyclic compounds containing rings having four nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D257/02Heterocyclic compounds containing rings having four nitrogen atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • C07D257/04Five-membered rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/06Antihyperlipidemics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D405/00Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom
    • C07D405/02Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings
    • C07D405/06Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、HMG−CoAリダクターゼの抑
制剤であって、高コレステロール血症、高リポタンパク
血症、アテローム硬化症の治療に有用な、化合物を提供
する。 【構成】 式(I)で示される化合物あるいは式(II)
で示される化合物およびその製造法。 〔式中、tetは1H−テトラゾール−5−イル、1−
(C〜Cアルキル)−テトラゾール−5−イル、1
−{(2−メトキシ−エトキシ)メチル}−テトラゾー
ル−5−イルであり;R,Rは水素、ハロゲン、C
〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、CFであ
り;R,R,R,Rは水素、ハロゲン、C
アルキル、C〜Cアルコキシであり;Rはア
ミノ酸である〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗高コレステロール血
症テトラゾール化合物のアミノ酸塩および製造法に関す
る。
【0002】
【発明の構成と効果】本発明は、式、
【化25】 (式中、R1およびR4はそれぞれ独立して、水素、ハロ
ゲン、C14アルキル、C14アルコキシまたはトリフ
ルオロメチル;R2,R3,R5およびR6はそれぞれ独立し
て、水素、ハロゲン、C14アルキルまたはC14アル
コキシ;R7はアミノ酸; およびtetは
【化26】 、ここでR8は水素、C14アルキル、C14アルコキ
シアルキルまたは(2−メトキシ−エトキシ)メチルであ
る)で示される化合物(I)であるアミノ酸塩、たとえば
L−アルギニンまたはリシン塩を提供する。また本発明
は、式、
【化27】 で示されるラクトン化合物の新規製造法も提供する。さ
らにまた本発明は、式、
【化28】 (式中、Xは好ましくは0.45〜0.65である)で示
される、結晶水和物の化合物(III)も提供する。
【0003】さらに本発明は、式、
【化29】 で示される化合物(IV)の連続的製造法を提供し、該製
造法は、(a)式:
【化30】 の化合物(V)、ブロム化剤および遊離ラジカル開始剤を
ハロゲン化炭化水素溶剤に有する溶液を約30〜35℃
の温度に加熱し、次いで(b)該加熱溶液をUVまた可視
光線に露光することから成る。式IおよびIIの化合物
は、酵素3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリル補酵素
A(HMG−CoA)リダクターゼの有効な抑制剤であっ
て、高コレステロール血症、高リポタンパク血症および
アテローム硬化症の治療に有用である。式IIIおよび
IVの化合物は、化合物(I)および(II)の製造に有用
な中間体である。
【0004】このように本発明は、アミノ酸塩である化
合物(I)、化合物(III)、および化合物(I)、(II)
および(IV)の製造法を提供するものである。本発明に
係る化合物の説明に用いる各種語句の定義を、以下に列
挙する。なお、これらの定義は、他に特別な場合におい
て特に限定されない限り、本明細書を通じて、個別的に
あるいはより大なる基の一部として用いられる語句に適
用される。「C14アルキル」、「C16アルキル」および
「C14アルコキシ」とは、直鎖または分枝鎖のアルキル
もしくはアルコキシ基を指称し、たとえばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t
−ブチル、アミル、ヘキシル等が挙げられる。好ましく
は、これらの基は1〜4個の炭素原子を含有し、最も好
ましくは1または2個の炭素原子を含有する。「ハロゲ
ン」または「ハライド」とは、塩素、フッ素、臭素および
沃素を指称する。
【0005】式IおよびIIの化合物において、二重結
合の全ては、本明細書で用いたおよび特許請求の範囲中
の構造式で示されるように、トランス配置、すなわち
(E)にあることが意図される。本発明の化合物は1また
は2個の不斉炭素原子を有しうるので、本発明は、本明
細書に記載のおよび特許請求の範囲中の式IおよびII
の化合物の可能性のある全てのエナンチオマーおよびジ
アステレオマー体を包含する。2つの不斉中心を有する
化合物(I)および(II)は、RR, RS, SRおよびS
Sエナンチオマーで示される可能な4つの立体異性体を
生成しうる。これら4つの立体異性体は全て、本発明の
技術的範囲に属すると思われる。特別に、3および5位
にヒドロキシ基を持つ2つの不斉炭素原子を有する化合
物(I)は、(3R,5S), (3S,5R), (3R,5R)お
よび(3S,5S)立体異性体で示される4つの可能な立
体異性体を生成しうる。本明細書で使用および特許請求
の範囲中の、「(±)−エリトロ」とは、(3R,5S)およ
び(3S,5R)エナンチオマーの混合物を含むことを意
味し、「(±)−トレオ」とは、(3R,5R)および(3S,
5S)エナンチオマーの混合物を含むことを意味する。
たとえば(3R,5S)などの単一表示の使用は、原則と
して1つの立体異性体を含むことを意味する。またラク
トン化合物(II)も、4および6位に2つの不斉炭素原
子を有し、得られる4つの立体異性体は(4R,6S),
(4S,6R), (4R,6R)および(4S,6S)立体異性
体で表わすことができる。本明細書で使用および特許請
求の範囲中の、「トランス」ラクトンとは、(4R,6S)
および(4S,6R)エナンチオマーの混合物を含むこと
を意味するが、「シス」ラクトンとは、(4R,6R)およ
び(4S,6S)エナンチオマーの混合物を含むことを意
味する。たとえば(4R,6S)などの単一表示の使用
は、原則として1つの立体異性体を含むことを意味す
る。異性体混合物は、公知の方法に従って、たとえば分
別結晶法、吸着クロマトグラフィー法または他の適当な
分離法で、個々の異性体に分離することができる。
【0006】化合物(I)および(II)は、主に元素分析
によって確認されるように、変動量の溶媒を含有するよ
うなので、本発明において、化合物(I)および(II)の
溶媒化合物が含まれることが意図される。幾つかの場合
において、生成物が真の溶媒化合物であるように思われ
るが、他の場合では、生成物は単に外来溶媒を保有する
かあるいは溶媒化合物に幾つかの外来溶媒を加えた混合
物であるように思われる。好ましくは、溶媒は水で、最
も好ましくは1〜3モルの水である。なお、後記実施例
には分析上適切な場合の溶媒量が記載され、また融点は
他の特別な指示がなければ、溶媒和生成物の融点であ
る。化合物(III)は、主にカール・フィッシャー(Ka
rl Fischer)滴定および元素分析によって確認される
ように、結晶水和物であり、本発明において、この結晶
水和物形状の包含が意図される。たとえば、該化合物の
結晶体において、0.45〜0.65モルの水が認めら
れる。後記実施例には分析上適切な場合の水量が記載さ
れ、また融点は他に特別な指示がなければ、溶媒和生成
物の融点である。
【0007】化合物(I)および(II)において、好まし
くは、R1,R2,R3,R5およびR6はそれぞれ独立して、
水素、ハロゲン、C14アルキルまたはC14アルコキ
シである。より好ましくは、R1およびR4は共に水素
で、R2,R3,R5およびR6はそれぞれ独立して、水素、
フルオロ、クロロ、メチルまたはメトキシであり、最も
好ましくは、R1およびR4は共に水素で、R2,R3,R5
およびR6はそれぞれ独立して、水素、フルオロ、メチ
ルまたはメトキシである。好ましくは、tetは1H−テ
トラゾール−5−イルまたは1−置換−1H−テトラゾ
ール−5−イルである。より好ましくは、tetは1−メ
チル−1H−テトラゾール−5−イル、1−エチル−1
H−テトラゾール−5−イル、1−メチルエチル−1H
−テトラゾール−5−イルまたは1−(2−メトキシエ
トキシ)−メチル−1H−テトラゾール−5−イルで、
最も好ましいtetは1−メチル−1H−テトラゾール−
5−イルである。2つの不斉炭素原子がヒドロキシ基を
持つ化合物(I)において、エリトロ異性体が好ましく、
(3R,5S)異性体が最も好ましい。2つの不斉炭素原
子がラクトン環に存在する化合物(II)において、トラ
ンス異性体が好ましく、(4R,6S)異性体が最も好ま
しい。
【0008】本発明のアミノ酸塩(化合物(I))は、式:
【化31】 (式中、R1〜R6およびtetは前記と同意義である)の遊
離酸(VI)から、以下の手順によって製造される。すな
わち、有機溶媒(たとえば酢酸エチル、メチルt−ブチル
エーテルまたはジエチルエーテル)中の上記遊離酸(V
I)を、アルコール溶媒(たとえばエタノールまたはメタ
ノール)中のL−アルギニンまたはリシンおよび水(L−
アルギン塩の場合で約8〜16%水、リシン塩の場合で
約1.5〜6.5%水)のスラリーに加える。上記遊離
酸(VI)は、U.S.特許No.4897490(1990
年1月30日特許)の開示に従って製造しうる。
【0009】また本発明は、化合物(II)の新しい製造
法を包含する。この化合物(II)は、以下の手順によっ
て製造することができる。すなわち、式:
【化32】 の化合物(VII)を有機溶媒(たとえばテトラヒドロフ
ラン)中、縮合剤、たとえばKO−tAmもしくはKO−t
−Buまたは類する適当な塩基などの塩基の存在下、式:
【化33】 の化合物(VIII)と反応させて、式:
【化34】 の化合物(IX)を形成する。次いで、化合物(IX)をメ
タノールなどの溶媒中、塩酸などの酸と反応させて、
式:
【化35】 の化合物(X)に変換する。次に化合物(X)を塩基(たと
えば水酸化ナトリウムと反応させた後、酸(たとえば塩
酸)で酸性化して、遊離酸(VI)を形成する。次いでこ
の遊離酸(VI)を適当な溶媒(たとえば酢酸エチル)中、
シンコニジンアルカロイドと反応させて、式:
【化36】 の化合物(XI)を形成する。
【0010】次に式XIのシンコニジン塩を、カップリ
ング試薬または活性化剤、たとえば塩化ピバロイルまた
はDCCと反応させて、化合物(II)を形成する。式I
IIの化合物を、以下の手順で水和物として結晶化せし
める。すなわち、化合物(X)の溶媒(たとえばメタノー
ル)を、高沸点溶媒(たとえばメチルイソブチルケトン)
と交換した後、濃縮し、ヘプタンおよび水で希釈する。
混合物を冷却すると、結晶化が起る。さらに精製が望ま
れる場合、化合物(III)をイソプロパノール/水に溶
解し、ヘプタンで希釈した後、冷却で晶出させて再結晶
する。また式Iのアルギニンまたはリシン塩は、以下の
手順によっても製造しうる。すなわち、化合物(II)、
(III)または(X)を塩基(たとえば水酸化ナトリウム)
と反応させた後、たとえば塩酸で酸性化して、遊離酸
(VI)を形成し、次いで適当なアミノ酸、たとえばアル
ギニンまたはリシンと反応させる。
【0011】別法として、式Iのアルギニンまたはリシ
ン塩は、式XIのシンコニジン塩を塩酸などの酸と反応
させて、式VIの遊離酸を形成し、次いで適当なアミノ
酸、たとえばアルギニンまたはリシンと反応させること
によつても、製造することができる。式VIIおよびV
IIIの出発物質は、U.S.特許No.4897490
に開示されている。
【0012】さらに本発明は、式:
【化37】 の化合物(IV)の連続的製造法を包含し、該製造法は、
(a)式:
【化38】 の化合物(V)、ブロム化剤および遊離ラジカル開始剤を
ハロゲン化炭化水素溶剤に有する溶液を、約30〜35
℃の温度に加熱し、次いで(b)該加熱溶液をUVまたは
可視光線に露光することから成る。ブロム化剤の具体例
としては、N−ブロモスクシンイメート(NBS)および
1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインが含ま
れる。適当な遊離ラジカル開始剤は、パーカドックス
(Perkadox、登録商標)で商業上入手しうる、ジ(4−t
−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネートで
ある。ハロゲン化炭化水素溶剤の具体例としては、塩化
メチレン、クロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素
およびトルエンが含まれる。上記連続的製造法によっ
て、高収率のより安全な反応を可能にする。化合物(I
V)は、化合物(I)および(II)の製造に有用な中間体
である。化合物(IV)の他の製造法並びに化合物(IV)
の化合物(I)および(II)への変換方法は、U.S.特許
No.4897490に開示されている。薬理学的活性
な化合物(I)および(II)は、治療使用のため通常、必
要不可欠活性成分としてかかる化合物(I)、(II)の少
なくとも1種を、固体または液体の医薬的に許容しうる
担体および必要に応じて医薬的に許容しうるアジュバン
トおよび賦形剤と、標準および慣用技法により混合して
成る医薬組成物で投与される。
【0013】医薬組成物は、経口、非経口または肛門坐
剤で投与しうる。広範囲の種々の医薬剤形が使用されて
よい。すなわち、固体担体を用いる場合の製剤は、錠剤
に打錠したもの、粉末もしくはペレット形状で硬質ゼラ
チンに入れたもの、またはトローチもしくは口内錠の形
状のものであってよい。固体担体は、通常の賦形剤、た
とえば結合剤、フィラー、タブレット潤滑剤、崩壊剤、
湿潤剤等を含有してもよい。錠剤は、要すれば通常の方
法で被膜コーティングしてもよい。液体担体を用いる場
合の製剤は、シロップ、エマルジョン、ソフトゼラチン
カプセル、殺菌注射ビヒクル、水性もしくは非水性液体
懸濁液の形状であってよく、あるいは使用前に水または
他の適当なビヒクルにより元に戻る乾燥物であってもよ
い。液体製剤は、通常の添加剤、たとえば懸濁化剤、乳
化剤、非水性ビヒクル(食用油を含む)、保存剤、並びに
フレーバーおよび/または着色剤を含有してもよい。非
経口投与の場合、ビヒクルは一般に少なくとも大部分の
殺菌水を包含するが、食塩水、グルコース溶液などを用
いてもよい。また懸濁注射剤も使用でき、この場合、通
常の懸濁化剤が使用しうる。また非経口投与製剤に、通
常の保存剤、緩衝剤等を加えてもよい。医薬組成物は、
適当量の活性成分、すなわち、本発明に係る化合物(I)
および(II)を含有する所定製剤に適する通常の方法に
よって調製される。
【0014】化合物(I)および(II)の投与量は、患者
の体重や投与型式などの要因ばかりでなく、望まれるコ
レステロール生合成抑制の程度および使用される個々の
活性化合物の薬効に左右されるであろう。採用される個
々の投与量(および1日当りの投与回数)に関する決定
は、医者の自由裁量に属するもので、コレステロール生
合成の満足のいく抑制または低減に対する本発明の個々
の状況への用量滴定によって変化し、各経口投与量単位
は、活性成分を約0.01〜10mg/体重(kg)、最も好
ましくは約0.05〜2mg/体重(kg)の量で含有するだ
ろう。活性成分は、1日1回または2〜4回の等量分割
で投与することが好ましい。しかしながら、通常は少用
量が投与され、そして治療下の宿主にとって最適用量が
決定されるまで、投与量を徐々に増加する。
【0015】
【実施例】次に実施例を挙げて、本発明化合物の好まし
い具体例およびその製造法を説明し、これらの実施例は
限定よりはむしろ例示である。なお、特許請求の範囲に
記載される本発明の精神および技術的範囲に属する、他
の具体例が存在しうることを理解すべきである。
【0016】実施例1 [4R−[4a,6b(E)]]−6−[4,4−ビス(4−フルオ
ロフェニル)−3−(1−メチル−1H−テトラゾール−
5−イル)−1,3−ブタジエニル]−テトラヒドロ−4
−ヒドロキシ−2H−ピラン−2−オンの製造:−
【化39】 A.[[4R−[4a,6a(E)]]−6−[4,4−ビス(4−
フルオロフェニル)−3−(1−メチル−1H−テトラゾ
ール−5−イル)−1,3−ブタジエニル]−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキサン−4−酢酸1,1−ジメチルエ
チルエステル
【化40】 1.5−[1−(ブロモメチル)−2,2−ビス(4−フル
オロフェニル)−エテニル]−1−メチル−1H−テトラ
ゾール
【化41】
【0017】a.5−[2,2−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−1−メチルエテニル]−1−メチル−1H−テトラ
ゾール
【化42】 2Mリチウムジイソプロピルアミドの冷却(0〜10℃)
THF(270ml)溶液(117ml、234ミリモル)に、
93.6%純粋5−エチル−1−メチル−1H−テトラ
ゾール(26.7g、222.9ミリモル)のTHF(45m
l)溶液を、温度を0〜10℃の範囲に維持しながら加え
る。得られる溶液を0〜10℃で30分間攪拌し、これ
を、ビス(4−フルオロフェニル)メタノン(53.8g、
246.4ミリモル)の冷却(0〜10℃)THF(315m
l)溶液に、温度を0〜10℃の範囲に維持しながら加え
る。HPLCまたはGCにより反応が完了していると判
断されるまで、反応液を0〜10℃で攪拌する。縮合が
完了すると、反応混合物に温度を0〜10℃の範囲に維
持しながら飽和塩化アンモニウム溶液(100ml)を加え
て、反応を抑える。キシレン(475ml)を加え、混合物
を周囲温度まで加温し、各相を分離する。有機層を1N
−HCl(300ml×2)および水(200ml×2)で連続
して洗う。有機層を約750mlの容量まで濃縮し、ポッ
ト温度が138〜144℃の範囲になるまで、ポット容
量を720〜750mlの範囲に保持しながら、蒸留を続
ける。得られるキシレン溶液を30℃に冷却し、アンバ
ーライト(Amberlyst)15樹脂(7.3g)を加える。反応
フラスコに、ディーン−スターク(Dean−Stark)トラ
ップおよびコンデンサーを備える。キシレン溶液を加熱
還流し、GCにより脱水反応の完了が判断されるまで、
水をディーン−スタークトラップに集める。得られる混
合物をTHF(188ml)で希釈し、樹脂をフィルター上
に集め、濾液を220〜240ml容量に濃縮する。ポッ
ト温度が138〜144℃範囲になるまで、ポット容量
を220〜240mlに維持しながら、蒸留を続ける。溶
液を周囲温度まで冷却し、周囲温度で1時間保持し、次
いで0〜10℃に冷却する。生成スラリーを0〜10℃
で約1時間攪拌した後、生成物を濾過し、湿ったケーキ
を冷キシレン(95ml)で洗う。生成物を55〜60℃に
て一定重量まで減圧乾燥して、結晶性の標記a化合物(4
3g、62M%)を得る。
【0018】b.5−[1−(ブロモメチル)−2,2−ビ
ス(4−フルオロフェニル)−エテニル]−1−メチル−
1H−テトラゾール 500ml丸底フラスコの、5−[2,2−ビス(4−フル
オロフェニル)−1−メチルエテニル]−1−メチル−1
H−テトラゾール(標記a化合物)(48.86g、156.
4ミリモル)およびNBS(29.29g、164.6ミリ
モル)/塩化メチレン(275ml)の溶液を、水浴に入れ
る。反応混合物を磁気攪拌器で攪拌し、11インチの距
離から275ワットの太陽灯を照射する。浴および反応
混合物の温度を監視し、TLC分析で反応の進行を追跡
する。反応が終ると、蒸留水(125ml)を加え、反応混
合物を5分間激しく攪拌する。別途水(175ml)を加
え、混合し、各層を分離する。水性相を塩化メチレン
(40ml×3)で抽出する。有機相をコンバインし、飽和
塩化ナトリウム水溶液(300ml×2)で洗い、乾燥(無
水硫酸マグネシウム)し、濾過し、濃縮してベージュ色
固体(〜60g)を得る。この固体を沸とう酢酸エチル(1
45ml)に溶解し、沸とう温度を維持しながらヘプタン
(160ml)を加え、次いで混合物を取っておく。室温で
〜14時間静置後、冷室(5℃)に5時間入れておく。結
晶を濾別し、冷ヘプタン(50ml×3)で洗って、角形立
方晶(43.45g、収率71%)を得る。母液をヘプタン
洗液とコンバインし、濃縮する。ベージュ色固体(〜1
8g)を沸とう酢酸エチル(45ml)に溶解し、ヘプタン
(50ml)で希釈し、次いで溶液を室温にて15.5時間
別に取っておく。結晶を濾別し、冷ヘプタン(15ml×
2)で洗い、第2収得物(14.06g、収率23%)を得
る。
【0019】標記1化合物の5−[1−(ブロモメチル)
−2,2−ビス(4−フルオロフェニル)−エテニル]−1
−メチル−1H−テトラゾールの他の製造手順:− 5−[2,2−ビス(4−フルオロフェニル)−1−メチル
エテニル]−1−メチル−1H−テトラゾール(標記a化
合物)(400g、1.28モル)、1,3−ジブロモ−5,
5−ジメチルヒダントイン(230g、0.80モル)およ
びジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカー
ボネート(PERKADOX、登録商標)(6.4g、0.0
16モル)の塩化メチレン(8.0L)溶液を、熱交換器の
中へポンブ吸引して、溶液の温度を30〜35℃まで上
げる。次いで加温した反応溶液を、1200ワットのU
V灯を備えた光化学反応器に通す。反応溶液が光化学反
応器から出てくると、反応はほぼ98%完了し(反応液
流の工程内HPLC分析により判定)、該反応液を、水
(2.0L)に溶解した重亜硫酸ナトリウム(200g、1.
94モル)の攪拌溶液に加える。反応溶液の全てが熱交
換器および光化学反応器を通過し、重亜硫酸ナトリウム
溶液に入った後、攪拌を止め、重亜硫酸ナトリウム溶液
から塩化メチレン層を分離する。塩化メチレン層の一部
(0.45L)を、飽和重炭酸ナトリウム溶液(0.5L)で
洗った後、水(各0.45L)で3回洗う。湿潤塩化メチ
レン溶液を減圧下で濃縮し、酢酸エチルで置換する。得
られる酢酸エチル溶液を減圧下で100〜125mlまで
濃縮し、70℃に加温する。温度を70〜72℃付近に
維持しながら、ヘプタン(120〜140ml)をゆっくり
加える。添加終了後、攪拌した生成スラリーの温度を7
0〜72℃で30分間保持し、22〜30℃に冷却し、
60〜90分間攪拌し、次いで0〜5℃に冷却し、この
温度で60〜75分間保持する。生成スラリーを濾過
し、冷ヘプタン(25ml×3)で洗い、減圧乾燥して結晶
生成物(20.8g、78.5M%、投入量に対して修正)
を得る。好ましくは、減圧乾燥を省略してもよく、ヘプ
タン湿潤生成物を次工程に使用しうる。
【0020】2.[3,3−ビス(4−フルオロフェニル)
−2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−
2−プロペニル]−ホスホン酸ジメチルエステル
【化43】 トルエン(275ml)中の5−[1−(ブロモメチル)−2,
2−ビス(4−フルオロフェニル)エテニル]−1−メチ
ル−1H−テトラゾール(標記1化合物)(43.26g、
103.4ミリモル)の溶液を、沸とうさせる。この還流
溶液に、攪拌しながら、トルエン(35ml)中のトリメチ
ルホスファイト(13.4ml、14.11g、113.7ミ
リモル)の溶液を30分にわたって滴下する。反応はT
LC分析により、2時間以内で完了しているように思わ
れる。反応混合物を55℃に冷却し、トータル〜100
mlの溶液に部分濃縮する。溶液を沸とうさせ、全ての物
質を溶解せしめ、沸とう温度を維持しながら、1容量当
量のヘプタン(95ml)を加える。これを室温で65時間
別に取っておき、結晶を濾別し、冷ヘプタン(100ml
×2)で洗い、62℃で17時間減圧乾燥して、つやの
ある白色固体(41.49g、収率96%)を得る。 標記2化合物の[3,3−ビス(4−フルオロフェニル)−
2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−2
−プロペニル]−ホスホン酸ジメチルエステル製造の別
法 ヘプタン湿潤5−[1−(ブロモメチル)−2,2−ビス
(4−フルオロフェニル)−1−エテニル]−1−メチル
−1H−テトラゾール(標記1化合物)(88.5g、0.2
26モル)をトルエン(400ml)に懸濁し、混合物を大
気圧で濃縮して、約90mlの留出物を収集する。還流
下、該トルエン溶液にトリメチルホスファイト(29.3
ml、0.248モル)を30分にわたって加える。反応混
合物を、HPLC検定によって終了と思われるまで還流
維持する。反応混合物を大気圧で濃縮して、約90mlの
留出物を収集し、次いで70〜80℃に冷却する。得ら
れる生成溶液に、ヘプタン(400ml)を加え、その間温
度を70〜80℃に維持する。得られる結晶スラリーの
温度を0〜5℃に冷却し、生成物を濾過し、湿潤ケーキ
を冷ヘプタン(100ml)で洗い、45〜50℃で減圧乾
燥して白色結晶の、3,3−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イ
ル)−2−プロペニル]ホスホン酸ジメチルエステル(8
9.8g、94.5M%)を得る。
【0021】標記2化合物の[3,3−ビス(4−フルオ
ロフェニル)−2−(1−メチル−1H−テトラゾール−
5−イル)−2−プロペニル]ホスホン酸ジメチルエステ
ル製造の別法 ジメチルホスファイト(7.74g、70.3ミリモル)を
テトラヒドロフラン(50ml)に溶解し、−40〜−50
℃に冷却する。リチウム・ビス(トリメチルシリル)アミ
ド/THF(1.0M溶液、70.3ml、70.3ミリモ
ル)を、反応混合物の温度を−40〜−50℃に維持す
る速度で加え、15分間攪拌する。反応混合物の温度を
−75〜−78℃に下げ、5−[1−(ブロモメチル)−
2,2−ビス(4−フルオロフェニル)−1−メチル−エ
テニル]−1−メチル−1H−テトラゾール(標記1化合
物)(25.0g、63.9ミリモル)のTHF(100ml)溶
液を、温度を−78〜−70℃に維持しながら加える。
添加終了後、−78〜−70℃にてHPLCで反応が完
了と思われるまで反応液を攪拌する。反応液を−10℃
まで加温せしめ、次いで水(75ml)の添加で反応を抑え
る。THFを留去し、酢酸エチル(250ml)を加え、多
量の有機層を少量の水性相から分離する。多量の有機層
を水(50ml)で洗い、分離する。多量の酢酸エチル溶液
を大気圧で晶出容量(50〜60ml)まで濃縮する。酢酸
エチル溶液を70〜80℃で保持し、その間ヘプタン
(120〜140ml)を加えて、結晶化を開始する。生成
スラリーを周囲温度までゆっくりと冷却せしめ、1時間
保持し、次いで0〜5℃に冷却する。減圧濾過で単離
し、ヘプタン(50ml)で洗い、45〜50℃で減圧乾燥
して、白色結晶の3,3−ビス(4−フルオロフェニル)
−2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−
2−プロペニル]ホスホン酸ジメチルエステル(23.5
g、88.0M%)を得る。
【0022】3.(4R−シス)−6−ホルミル−2,2
−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−酢酸1,1−ジ
メチルエチルエステル
【化44】 塩化メチレン(500ml)中の塩化オキサリル(21.0m
l、0.24モル)の磁気攪拌均質溶液にアルゴン下、塩
化メチレン(150ml)中のジメチルスルホキシド(34.
0ml、0.48モル)の溶液を−73〜−63℃にて、6
0分にわたり加える。添加後、反応混合物を−60℃で
10分間攪拌する。反応混合物に、塩化メチレン(15
0ml)中の(4R−シス)−6−ヒドロキシメチル−2,2
−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−酢酸1,1−ジ
メチルエチルエステル(50.0g、0.19モル)の均質
溶液を−65〜−55℃で60分にわたって滴下する。
得られる乳白色均質混合物を、−60〜−50℃でさら
に15分間攪拌する。次いでトリエチルアミン(135m
l)を−60℃にて30分で滴下する。−60〜−63℃
で60分の攪拌後、乳白色濃厚均質混合物を、激しく攪
拌しながら、氷水(960ml)およびヘキサン(720ml)
の混合物に注いで、反応を抑える。混合物を15分間攪
拌し、各層を分離し、水性層をヘキサン(700ml×1)
で抽出する。有機相をコンバインし、冷5%モノ塩基性
リン酸ナトリウム[pH〜4.3、700ml×3]、塩水で
洗い、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧濃縮
する。さらに室温にて高減圧(〜0.2mmHg)下で乾燥し
て、44.8gの粗アルデヒドを淡黄色ワックス状固体で
得る(収率90%)、これをそのまま精製せずに、次反応
に用いる。m.p.56〜58℃、TLC:Rf=0.42[シ
リカゲル、i−PrOH/ヘキサン=15:85、PMA
可視化]
【0023】標記3化合物の(4R−シス)−6−ホルミ
ル−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−酢酸
1,1−ジメチルエチルエステル製造の別法 ジクロロメタン(100ml)中の塩化オキサリル(4.4m
l、50.0ミリモル)の溶液にアルゴン雰囲気下−70
℃にて、ジクロロメタン(7ml)中のジメチルスルホキシ
ド(7.1ml、100.0ミリモル)の溶液を約30分にわ
たって滴下する。この滴下中、内部温度は決して−55
℃を越えることはない。得られる溶液を−60〜−70
℃でさらに5分間攪拌する。アルコールの(4R−シス)
−6−ヒドロキシメチル−2,2−ジメチル−1,3−ジ
オキソラン−4−酢酸1,1−ジメチルエチルエステル
(10.0g、38.5ミリモル)のジクロロメタン(30m
l)溶液を、約20分にわたってゆっくりと滴下する(滴
下中、内部温度を−50℃以下に保持)。この滴下後、
溶液を−55〜−65℃でさらに15分間攪拌する。次
いでトリエチルアミン(26.8ml、192.3ミリモル)
をゆっくり加えて、明白色の均質混合物を形成せしめ
る。−60〜−70℃で45分の攪拌後、反応液を−4
0℃まで徐々に加温する(加温時間約30分)。これを−
40℃でさらに15分間攪拌する。反応液を氷水(20
0ml)およびヘキサン(150ml)の混合物に、激しく攪
拌しながらゆっくり注ぐ。15分の攪拌後、水性層を分
離し、ヘキサン(60ml)で抽出する。有機相をコンバイ
ンし、5%モノ塩基性リン酸ナトリウム水溶液(pH=
4.3、168ml×3)、塩水(120ml×1)で洗い、無
水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧(約1mm
Hg)下で濃縮乾固して、9.2gの白色ワックス状固体を
得る(収率93%)。
【0024】標記3化合物の(4R−シス)−6−ホルミ
ル−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−酢酸
1,1−ジメチルエチルエステル製造の別法 ジメチルスルホキシド(DMSO、34ml、480.8ミ
リモル)を塩化メチレン(50ml)に溶解し、アルゴン下
−70〜−76℃に冷却する。この透明溶液に塩化オキ
サリル(21.8ml、250ミリモル)を、温度を−70
〜−76℃に維持しながら滴下する。反応混合物を30
〜45分間攪拌後、該−70〜−76℃の反応混合物
に、(4R−シス)−6−ヒドロキシメチル−2,2−ジ
メチル−1,3−ジオキソラン−4−酢酸1,1−ジメチ
ルエチルエステル(50.0g、192.3ミリモル)の塩
化メチレン(150ml)溶液を滴下する。反応混合物を1
時間攪拌後、トリエチルアミン(134ml、961.5ミ
リモル)を、反応混合物を−70〜−76℃に維持しな
がら加える。工程内のGC分析で反応完了が判別される
まで、反応液を攪拌する。20%モノ塩基性リン酸ナト
リウム水溶液(50ml、pH4.3)を−70〜−20℃で
加えた後、水(500ml)およびヘプタン(1000ml)を
−20〜25℃で加えて、反応を抑える。二相混合物を
15分間攪拌し、有機相を分離し、10%モノ塩基性リ
ン酸ナトリウム水溶液(1000ml×3、pH4.3)で洗
う。有機相を水(1000ml)で洗い、該有機相を減圧下
30〜45℃で約500mlに濃縮する。ポット容量を4
50〜500mlに維持しながら蒸留を続け、生成溶液の
水分量を0.04%以下とする。溶液中の生成物量を測
定し、次いで溶液中の生成物濃度が約100mg/mlとな
るように溶液容量を調整する。ヘプタンで希釈して、4
6.3gの(4R−シス)−6−ホルミル−2,2−ジメチ
ル−1,3−ジオキソラン−4−酢酸1,1−ジメチルエ
チルエステルを含有する溶液(93M%、溶液濃度=1
05mg/ml)を得る。
【0025】4.[[4R−[4a,6a(E)]]−6−[4,4
−ビス(4−フルオロフェニル)−3−(1−メチル−1
H−テトラゾール−5−イル)−1,3−ブタジエニル]
−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4−酢酸1,
1−ジメチルエチルエステル 乾燥テトラヒドロフラン(200mlおよび100ml、K
F=0.019V%に)で予めリンスし、窒素雰囲気下に
維持し、かつ機械式攪拌器、内部サーモカップル、クラ
イゼン(Claisen)アダプターおよび滴下漏斗を備えた2
L三ツ口モルトン(Morton)フラスコに、40.21gの
標記2化合物(95.67ミリモル)およびテトラヒドロ
フラン(345ml)を充填する。滴下漏斗に、標記3化合
物(23.31g、93.25mg/mlのポテンシーに基づき
添加、90.25ミリモル)およびテトラヒドロフラン
(233ml)を含有するヘプタン溶液(250ml)を入れ
る。フラスコを−53℃に冷却し、KOtBu(100.5
ml、1.0Mテトラヒドロフラン溶液、100.5ミリモ
ル)を注射器で10分にわたって加え、その間−46℃
以下の内部温度に維持する。反応混合物を10分にわた
り、次いでゆっくりと20分にわたって−51℃に冷却
せしめる。Tmax=−43℃にて、テトラヒドロフラン
/ヘプタン中の標記3化合物を加える(滴下漏斗を20m
lテトラヒドロフランでリンス)。TRxn=5分のTLC
(ヘキサン/酢酸エチル=1:1)により、反応完了が認
められる[PMAチヤー(char)で標記3化合物は全く可
視できず]。TRxn=15分で、25%塩化アンモニウム
水溶液(116ml)を急速に加えて反応を抑える。反応を
抑えた後、冷却浴を取除き、これ以上窒素雰囲気を維持
せず、水(466ml)およびヘプタン(41ml)を加える。
反応液を13℃に加温せしめ、各相を分離する。有機相
を水(291ml×2)で洗う。有機相を回転蒸発で油状物
に減量し、メタノール(300ml)を加え、溶液を回転蒸
発で黄色泡状物に濃縮する。泡状物をメタノール(45
0ml)に溶解し、得られる溶液を窒素下で12時間磁気
攪拌する。得られる沈殿物を、ハイフロ(hyflo)パッド
(4.25×1cm)による減圧濾過およびメタノール(80
ml)リンスによって除去する。得られる透明黄色溶液
は、HPLCにより標記化合物(47.83g、96M%)
を含有する。
【0026】標記A化合物の[[4R−[4a,6a(E)]]−
6−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−(1−
メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−1,3−ブタ
ジエニル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4
−酢酸1,1−ジメチルエチルエステル製造の別法 テトラヒドロフラン(450ml)中のホスホネートの、
[3,3−ビス(4−フルオロフェニル)−2−(1−メチ
ル−1H−テトラゾール−5−イル)−2−プロペニル]
−ホスホン酸ジメチルエステル(標記2化合物)(57.7
5g、137.50ミリモル)の磁気攪拌溶液にアルゴン
下、K−t−アミレート/トルエン溶液(72.67ml、
1.806M、131.25ミリモル)を30分にわたっ
て滴下する。滴下中、内部温度を〜−50℃に維持す
る。得られるオレンジ色溶液を−50℃でさらに1時間
攪拌する。かかる反応混合物に〜−50℃で、テトラヒ
ドロフラン(100ml)中の(4R−シス)−6−ホルミル
−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−酢酸
1,1−ジメチルエチルエステル(標記3化合物)(32.
25g、125ミリモル)の溶液を30分にわたって滴下
する。滴下後、−50℃で30分間攪拌する。反応混合
物に、飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)をゆっく
りと加える。各層を分離し、水性層を酢酸エチル(30
0ml)で抽出する。コンバインした有機層を半飽和塩水
(250ml)、塩水(100ml)で洗い、無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、濾過し、減圧濃縮してアセトニドの標記
化合物を非晶質固体で得る。この生成物をそのまま精製
せずに、次工程に用いる。TLC:Rf=0.33(E−オ
レフィン)[シリカゲル、i−PrOH/ヘキサン=1:
9、2回溶離、UVおよびPMAで可視化]
【0027】B.(3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−
フルオロフェニル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−
メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナ
ジエン酸1,1−ジメチルエチルエステル
【化45】 メタノール(350ml)中のアセトニドの[[4R−[4a,
6a(E)]]−6−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)
−3−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−
1,3−ブタジエニル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオ
キサン−4−酢酸1,1−ジメチルエチルエステル(標記
A化合物)(73g)の冷却(0℃)および磁気攪拌溶液に、
水性1N塩酸(62.5ml、62.5ミリモル)を10分に
わたりゆっくりと加える。室温で3時間攪拌後、反応混
合物を0℃に冷却し、1N水酸化ナトリウム(65ml)で
pH〜6.8に中和する。減圧下回転エバポレータにて室
温で、反応混合物から約150mlのメタノールを除去す
る。得られる残渣は、標記化合物を含有する。
【0028】標記B化合物の(3R,5S,6E)−9,9
−ビス(4−フルオロフェニル)−3,5−ジヒドロキシ
−8−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−
6,8−ノナジエン酸1,1−ジメチルエチルエステル製
造の別法 [[4R−[4a,6a(E)]]−6−[4,4−ビス(4−フル
オロフェニル)−3−(1−メチル−1H−テトラゾール
−5−イル)−1,3−ブタジエニル]−2,2−ジメチル
−1,3−ジオキサン−4−酢酸1,1−ジメチルエチル
エステル(標記A化合物)(46.9g、84.9ミリモル)
の冷却(0〜10℃)メタノール溶液(650ml)を、0〜
10℃にて2.4M−HCl(67.3ml、161.5ミリ
モル)で処理する。HPLCにより反応完了が判明する
まで、反応混合物を5〜15℃で真空蒸留して、アセト
ンを除去する。反応中、メタノールを加えて一定容量を
維持する。酸性メタノール/水反応混合物を、1.0N
−NaOH(150ml)で約pH4に、次いで0.1N−Na
OH(200ml)でpH7.0〜8.0に中和する。MIB
K(500ml)を加え、溶液を400mlに減圧濃縮する。
さらにMIBK(200ml)を加え、溶液を500〜65
0mlに減圧濃縮し、生成物多量溶液のトータル量を70
0mlに調整する。得られる二相溶液の各層を分離し、M
IBK層を水(200ml)で洗う。多量MIBK相を〜2
00mlの容量に減圧濃縮し、次いで溶液が1V%のK
Fを有するまで、新鮮なMIBKを加えて容量を約
00mlに維持しながら、真空蒸留を続ける。得られる溶
液のHPLC分析に続いて、約1.0V%のKFを持つ
トータル容量360mlに、MIBKで容量調整し、次い
で仕上げ(polish)濾過を行う。溶液を45〜60℃に加
熱し、n−ヘプタン(1300ml)を加え、その間温度を
45〜60℃に維持する。(3R,5S,6E)−9,9−
ビス(4−フルオロフェニル)−3,5−ジヒドロキシ−
8−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−
6,8−ノナジエン酸1,1−ジメチルエチルエステルを
播種して、結晶化を開始し、スラリーを2〜3時間にわ
たり、室温までゆっくりと冷却せしめる。得られる結晶
スラリーを0〜5℃で濾過する。湿潤ケーキをn−ヘプ
タン/MIBK(9:1)(200ml)で洗い、次いでフィ
ルターで30〜90分間乾燥する。風乾した粗生成物を
淡黄色結晶水和物(38.4g、80.4M%)で得る。こ
の風乾粗生成物を2−プロパノール(250ml)に溶解
し、得られる溶液を仕上濾過する。フィルターを2−プ
ロパノール(30ml)でリンスし、コンバインした濾液の
水分量を約0.8V%水に調整する。加温溶液(35〜5
0℃)の粗生成物2−プロパノール溶液に、ヘプタン(3
100ml)を加える。結晶化混合物を約50℃に加熱
後、32〜36℃に冷却し、種結晶を加え、1時間攪拌
する。得られるスラリーを2〜3時間にわたり0〜5℃
に冷却し、同温度で1時間攪拌する。生成スラリーを濾
過し、湿潤ケーキをn−ヘプタン/2−プロパノール(1
5:1)(150ml×2)で洗い、35〜40℃で減圧乾燥
する。標記化合物を淡黄色結晶水和物で得る(35.1
g、73.5M%)。
【0029】C.(3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−
フルオロフェニル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−
メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナ
ジエン酸
【化46】 標記B化合物をメタノール(430ml)で希釈し、0℃に
冷却し、10分にわたって1N水酸化ナトリウム(12
5ml、125ミリモル)で処理する。反応混合物を室温
で一夜(〜12時間)激しく撹拌し、次いで減圧下40℃
にて回転エバポレータで濃縮して油状残渣とする。これ
を水(500ml)で希釈し、冷却し(0℃)、激しく攪拌し
ながら、1N塩酸(100ml)でpH〜6.25に注意深く
酸性化し、酢酸エチル(400ml×3)で抽出する。コン
バインした有機層を水(中性まで)、塩水(100ml)で洗
い、乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、減圧下回転エバ
ポレータで濃縮して、粗酸の標記化合物を定量収量(5
6.36g)で得、これをそのまま次工程に用いる。TL
C:Rf=0.52[シリカゲル、メタノール/塩化メチレ
ン=3:7、PMAおよびUV可視化]
【0030】D.(3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−
フルオロフェニル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−
メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナ
ジエン酸・シンコニジン(1:1)塩
【化47】 標記C化合物の洗浄メチルイソブチルケトン溶液を68
℃に加熱して、全ての固体を完全に溶解せしめ、これに
シンコニジン(11.69g、39.71ミリモル、0.9
95当量)を加える。次いでヘプタン(83ml)を加え、
結晶化を開始する。濃厚懸濁液を60℃に冷却し、約1
時間保持する。懸濁液を徐々に10℃まで冷却し、1時
間保持する。懸濁した固体を濾過で単離し、冷50%ヘ
プタン/メチルイソブチルケトン(30ml×2)で洗い、
60〜65℃で減圧乾燥して、標記化合物(24.55g)
を結晶白色固体で得る。
【0031】E.[4R−[4a,6b(E)]]−6−[4,4
−ビス(4−フルオロフェニル)−3−(1−メチル−1
H−テトラゾール−5−イル)−1,3−ブタジエニル]
−テトラヒドロ−4−ヒドロキシ−2H−ピラン−2−
オン 塩化メチレン(900ml)中の標記D化合物(50g、6
6.83ミリモル)およびピリジン(16ml、3.0当量、
200.5ミリモル)の透明溶液に−24℃で、激しく攪
拌しながら、塩化トリメチルアセチル(9.88ml、1.
2当量、80.2ミリモル)を6分にわたって滴下する。
滴下中、内部温度を−24〜−21℃に維持する。次い
で反応液を−18〜−15℃で2.5時間攪拌する。こ
れを−22℃に再冷却する。このやや濁った溶液に、ト
リエチルアミン(20.49ml、147.0ミリモル)を加
え、得られる均質溶液を、pH7緩衝溶液(Na2HP
4、200ml)に注ぐ。水性層を分離し、塩化メチレン
(60ml×2)で抽出する。コンバインした有機層を10
%NaH2PO4(pH4.5、100ml)で洗う。重要なエ
マルジョンが現われる。エマルジョンに1N塩酸(40
0ml)を加えて、破壊する。得られる水性層を分離し、
塩化メチレン(100ml×2)で抽出する。コンバインし
た有機層を10%NaH2PO4(pH4.5、100ml×
3)、塩水(100ml×2)で洗い、硫酸マグネシウム上
で乾燥し、濾過し、濃縮して粗ラクトン(34g)を得
る。粗ラクトンを酢酸エチル(100ml)に溶解し、室温
で1時間、次いで4℃で16時間取っておく。固体を濾
別し、50%酢酸エチル/ヘキサン(200ml)、ヘキサ
ン(100ml)で洗い、減圧(1mmHg)乾燥して、標記化
合物(25g、84%)を得る。
【0032】標記E化合物の[4R−[4a,6b(E)]]−
6−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−(1−
メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−1,3−ブタ
ジエニル]−テトラヒドロ−4−ヒドロキシ−2H−ピ
ラン−2−オン製造の別法 標記D化合物[4.83gの(3R,5S,6E)−9,9−ビ
ス(4−フルオロフェニル)−3,5−ジヒドロキシ−8
−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−6,
8−ノナジエン酸を含有する標記D化合物8.84g、1
0.59ミリモル]を、酢酸エチル(106ml)およびピリ
ジン(2.57ml、31.77ミリモル)に懸濁する。得ら
れる懸濁液を−20〜−26℃に冷却し、塩化ピバロイ
ルをゆっくりと加え、その間、温度を上記範囲に維持す
る。反応混合物を−20〜−26℃で攪拌後、懸濁液は
溶解し、シンコニジン塩酸が沈殿し始める。反応混合物
を2.5時間にわたり20−25℃に加温し、TLC(酢
酸エチル/メタノール/酢酸=95:5:2、可視化UV
光)またはHPLCで反応完了が判明するまで攪拌す
る。反応混合物を濾過し、沈殿物を酢酸エチル(20ml
×2)で洗い、コンバインした濾液に水(20ml)を加え
る。二相混合物のpHを、1N−HCl(35.1ml)の添
加で1.9に調整し、各相を分離し、酢酸エチル層に水
(20ml)を加える。二相混合物のpHを、0.2N−HC
l(2.7ml)の添加で1.9に調整し、各相を分離し、酢
酸エチル層に水(20ml)を加える。二相混合物のpH
を、飽和重炭酸ナトリウム溶液(15ml)の添加で6.8
に調整し、10分間攪拌し(pHが7.3〜7.9に増大す
る)、各相を分離し、酢酸エチル層に水(20ml)を加え
る。二相混合物のpHを、飽和重炭酸ナトリウム溶液
(2.8ml)の添加で6.8に調整し、10分間攪拌し(pH
が7.3〜7.9に増大する)、各相を分離する。酢酸エ
チル層を飽和塩化ナトリウム溶液(20ml)で洗い、酢酸
エチル溶液の水分量が<0.07%になるまで、減圧濃
縮する。溶液容量が29.6mlになるまで濃縮を続け、
アセトン(10.6ml)を加える。得られる混合物を35
〜45℃で仕上げ濾過し、フィルターを酢酸エチル/ア
セトン(2:1、〜16ml)で洗う。コンバインした濾液
を43〜49℃に加温し、コンバインした濾液に晶出が
開始するまで、ヘプタン(45ml)を加える。得られる生
成スラリーを43〜49℃で1時間攪拌し、次いで2時
間にわたり5〜11℃に冷却する。スラリーを5〜11
℃で30分間攪拌し、濾過する。湿潤ケーキを冷(〜1
0℃)酢酸エチル/ヘプタン(1:1、14ml)で洗い、3
0〜40℃で一定重量まで減圧乾燥して、標記化合物を
白色結晶で得る(4.05g、87.7M%)。
【0033】実施例2 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸の製
造:−
【化48】 機械式攪拌器および滴下漏斗を備えた1L丸底フラスコ
において、[4R−[4a,6b(E)]]−6−[4,4−ビス
(4−フルオロフェニル)−3−(1−メチル−1H−テ
トラゾール−5−イル)−1,3−ブタジエニル]−テト
ラヒドロ−4−ヒドロキシ−2H−ピラン−2−オン
(実施例1の標記化合物)(15g、34.2ミリモル)を、
水(150ml)およびメタノール(20ml)にスラリー化す
る。混合物を24℃で5分間攪拌した後、1.0N水酸
化ナトリウム溶液(34.2ml)を滴下する。周囲温度で
3時間攪拌すると、透明溶液が生成する。該溶液をTL
CおよびHPLCで検定し、混合物に濃塩酸を滴下して
見掛pHを3.0に調整する。pH4.2以下に酸性化する
と、白色沈殿物が形成し、メチル−t−ブチルエーテル
(MTBE、50ml)を加えて溶解する。混合物を15分
間攪拌し、分液漏斗へ移す。各層を分離し、水性相をM
TBE(250ml)で抽出する。コンバインした有機相を
無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、濾過ケーキを
MTBEで洗い、濾液を濃縮して、標記化合物を油状物
で得る。
【0034】実施例3 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸の製
造:−
【化49】 機械式攪拌器、サーモメータおよび滴下漏斗を備えた1
L丸底フラスコにおいて、[4R−[4a,6b(E)]]−6
−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−(1−メ
チル−1H−テトラゾール−5−イル)−1,3−ブタジ
エニル]−テトラヒドロ−4−ヒドロキシ−2H−ピラ
ン−2−オン(実施例1の標記化合物)(30g、68.4
ミリモル)を、水(300ml)およびエタノール(100m
l)にスラリー化する。混合物を24℃で5分間攪拌した
後、攪拌しながら、10N水酸化ナトリウム溶液(13.
6ml)を滴下する。周囲温度で3時間攪拌すると、透明
溶液が生成する。溶液をTLCおよびHPLCで検定
し、混合物に濃塩酸を滴下して、見掛pHを2.25に調
整する。pH4.2以下に酸性化すると、白色沈殿物が形
成し、メチル−t−ブチルエーテル(MTBE、300m
l)を加えて溶解する。混合物を15分間攪拌し、別途5
00mlのMTBEと共に分液漏斗へ移す。各層を分離
し、水性層をMTBE(500ml)で抽出する。コンバイ
ンした有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過
し、濾過ケーキをMTBEで洗い、濾液を濃縮乾固す
る。白色残渣(泡状物)を結晶化皿へ移し、周囲温度で1
2時間減圧乾燥して、標記化合物を白色固体で得る(3
1.0g、99M%)。
【0035】実施例4 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸の製
造:−
【化50】 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸・シン
コニジン(1:1)塩(実施例1の標記D化合物)(8.00
g、9.14ミリモル)を、酢酸エチル(32ml)および水
(32ml)に懸濁する。二相混合物のpHを、1N塩酸(1
6ml)の添加で2.9±0.1に調整する。各層を少なく
とも30分間分離せしめる。上部多量酢酸エチル相に水
(32ml)を加え、二相混合物のpHを、1N塩酸(0.9m
l)の添加で2.9±0.1に調整する。多量有機物質を塩
化ナトリウム水溶液(15ml)で洗い、酢酸エチル(5〜
7ml)を用いて、移送容器をリンスし、これを多量酢酸
エチル溶液に加える。多量酢酸エチル溶液は、〜9.1
4ミリモルの標記化合物を含有する。
【0036】実施例5 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸の製
造:−
【化51】 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸1,1
−ジメチルエチルエステル(実施例1の標記B化合物)
(20.46g、39.92ミリモル)をメタノール中に含
有する、少し濃縮した反応混合物を21℃に冷却し、温
度を30℃以下に保持しながら、10N水酸化ナトリウ
ム(3.992ml、1.0当量)を加える。該10N水酸化
ナトリウムの添加の2時間後、工程内のHPLC検定を
行って、反応の完了を確認する。水(160ml)を加え、
内部温度を35℃以下に保持しながら、ロータバップ(r
otavap)にてメタノールを除去する(167mlの留出物を
収集)。標記化合物のナトリウム塩含有の多量水溶液
を、メチル−t−ブチルエーテル(1回当り45ml)で5
回洗う。メチルイソブチルケトン(135ml)を加え、二
相混合物のpHを、1N塩酸(41.0ml、42.09g)の
添加で2.90に下げる。かかる水性物をメチルイソブ
チルケトン(135ml)で抽出する。コンバインした有機
相を水(1回当り45ml)で2回、そして飽和塩化ナトリ
ウム(1回当り45ml)で2回洗い、標記化合物を得る
(〜21.0g)。
【0037】実施例5の標記化合物の(3R,5S,6E)
−9,9−ビス(4−フルオロフェニル)−3,5−ジヒド
ロキシ−8−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−
イル)−6,8−ノナジエン酸製造の別法 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸1,1
−ジメチルエチルエステル(実施例1の無水標記B化合
物9.61g含有の水和物10.0g、18.75ミリモル)
を、THF(20ml)に溶解し、1N−NaOH(19ml)
を加える。得られる溶液を18〜25℃にて、工程内H
PLC分析で反応完了が判明されるまで攪拌する。TH
Fを20〜35℃(ポット温度)で、減圧除去し、得られ
る水溶液を、溶液容量が60mlになるまで水で希釈す
る。粗多量水溶液をメチル−t−ブチルエーテル(25ml
×3)で洗う。水性層のpHを、1N−HCl(1.5ml)の
添加で6.5〜8.5に下げる。酢酸エチル(40ml)を加
え、二相混合物のpHを、1N−HCl(18.9ml)の添
加で2.8〜3.0に下げる。各相を分離し、生成物多量
酢酸エチル層を5%塩化ナトリウム水溶液(20ml)で洗
い、各相を分離して標記化合物を得る(18.75ミリモ
ル)。
【0038】実施例6 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸・(L)
−アルギニン(1:1)塩の製造:−
【化52】 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸(実施
例2,3,4または5の標記化合物)(15.5g、33.9
ミリモル)のエタノール溶液(150ml)に、激しく攪拌
しながら、L−アルギニン(5.95g、34ミリモル)を
5分にわたり少量づつ加える。混合物を40〜50℃に
加熱し、攪拌下水(10ml)を30分にわたって加え、無
色溶液を得る。該溶液を45〜50℃にてMTBE(2
00ml)で1時間にわたり滴下処理し、攪拌下結晶スラ
リーを周囲温度まで冷却する。スラリーを氷水浴で0〜
5℃に30分にわたって冷却し、30分間保持する。次
いで、減圧濾過し、検定する。濾過ケーキをMTBE
(100ml)で洗い、5分間風乾する。濾過ケーキを壊わ
し、38℃で14時間減圧乾燥して、標記化合物を白色
結晶で得る(17.6g、81.6M%)。
【0039】実施例7 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸・(L)
−アルギニン(1:1)塩の製造:−
【化53】 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸(実施
例2,3,4または5の標記化合物)(9.13g、20ミリ
モル)のエタノール溶液(250ml)に、激しく攪拌しな
がら、L−アルギニン(3.48g、20ミリモル)を5分
にわたり少量づつ加える。混合物を40〜50℃に加熱
し、攪拌下水(5ml)を加えて、無色溶液を得る。該溶液
を40〜50℃にて1.5時間にわたりMTBE(125
0ml)で滴下処理し、結晶スラリーを攪拌しながら周囲
温度に冷却する。スラリーを氷/水浴で30分にわたっ
て0〜5℃に冷却し、1時間保持する。次いで減圧濾過
し(ウォットマン(Whatman)#1)、検定する。濾過ケー
キをMTBE(100ml)で洗い、5分にわたって風乾す
る。濾過ケーキを壊わし、35℃で12時間減圧乾燥し
て、標記化合物を白色結晶で得る(11g、88M%)。
【0040】実施例8 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸・(L)
−アルギニン(1:1)塩の製造:−
【化54】 (L)−アルギニン(3.27g、18.75ミリモル)をエ
タノール(20〜22ml)にスラリー化し、該(L)−アル
ギニンスラリーに、(3R,5S,6E)−9,9−ビス(4
−フルオロフェニル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1
−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−6,8−ノ
ナジエン酸(18.75ミリモル)の酢酸エチル溶液を加
える。添加フラスコを酢酸エチル(20〜30ml)および
エタノール(10ml)でリンスし、両リンス液を結晶化混
合物に加える。結晶化混合物を50〜60℃に加熱し、
水(7ml)を加えて固体を溶解する。酢酸エチル(100m
l)を加えて、結晶化を開始し、その間、結晶化混合物の
温度を40〜50℃に下げる。結晶化が始った後、生成
スラリーを40〜50℃で少なくとも1時間攪拌し、次
いで約1.5時間にわたって8〜15℃に冷却する。ス
ラリーを8〜15℃で少なくとも30分間攪拌し、フィ
ルター上に生成物を収集する。湿潤ケーキを冷(8〜1
5℃)10v/v%の190プルーフエタノール/酢酸エ
チル(20〜25ml)で洗い、生成物を35〜45℃にて
一定重量まで減圧乾燥して、標記化合物を白色板状晶で
得る(11.34g、91.4M%)。
【0041】実施例9 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸・2,
6−ジアミノ−ヘキサン酸・(L)−リシン(1:1)塩の
製造:−
【化55】 (3R,5S,6E)−9,9−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロキシ−8−(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)−6,8−ノナジエン酸(実施
例2,3,4または5の標記化合物)(9.13g、20ミリ
モル)のエタノール溶液(250ml)に、激しく攪拌しな
がら、L−リシン(2.92g、20ミリモルを5分にわ
たり少量づつ加える。混合物を40〜50℃に加熱し、
攪拌下水(4ml)を15分にわたり加えて、無色溶液を得
る。該溶液を40〜50℃にて1時間にわたりMTBE
(750ml)で滴下処理し、結晶スラリーを攪拌下周囲温
度まで冷却する。スラリーを氷水浴で30分にわたり0
〜5℃に冷却し、1時間保持する。次いで減圧濾過し、
検定する。濾過ケーキをMTBE(100ml)で洗い、5
分間風乾する。濾過ケーキを壊わし、35℃で12時間
減圧乾燥して、標記化合物を白色結晶で得る(7.5g、
62M%)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/41 AED C12N 9/99 (C07D 405/06 257:00 309:00) C07M 9:00 (72)発明者 ヤダギリ・ペンドリ アメリカ合衆国07747ニュージャージー州 マタワン、ウィンストン・ドライブ108番 (72)発明者 ウェン−セン・リー アメリカ合衆国07746ニュージャージー州 マールボロ、ホリー・ヒル・ロード3番 (72)発明者 ジョン・ジェイ・ベニット アメリカ合衆国08816ニュージャージー州 イースト・ブランズウィック、ウィント ン・ロード22番 (72)発明者 サン・キアング アメリカ合衆国07940ニュージャージー州 マディソン、ロングビュー・アベニュー13 番 (72)発明者 ロバート・ウォルターマイアー アメリカ合衆国19803デラウェア州ウィル ミントン、ヒルサイド・ブールバード1103 番

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式、 【化1】 (式中、R1およびR4はそれぞれ独立して、水素、ハロ
    ゲン、C14アルキル、C14アルコキシまたはトリフ
    ルオロメチル;R2,R3,R5およびR6はそれぞれ独立し
    て、水素、ハロゲン、C14アルキルまたはC14アル
    コキシ;R7はアミノ酸; およびtetは 【化2】 、ここでR8は水素、C14アルキル、C14アルコキ
    シアルキルまたは(2−メトキシ−エトキシ)メチルであ
    る)で示される化合物。
  2. 【請求項2】 R1,R2,R3,R4,R5およびR6がそれぞ
    れ独立して、水素、ハロゲン、C14アルキルまたはC
    14アルコキシである請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R1およびR4が共に水素で、R2,R3,R
    5およびR6がそれぞれ独立して、水素、フルオロ、クロ
    ロ、メチルまたはメトキシである請求項1に記載の化合
    物。
  4. 【請求項4】 tetが1H−テトラゾール−5−イルま
    たは1−置換−1H−テトラゾール−5−イルである請
    求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 tetが1H−テトラゾール−5−イルま
    たは1−置換−1H−テトラゾール−5−イルである請
    求項2に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 tetが1−メチル−1H−テトラゾール
    −5−イル、1−エチル−1H−テトラゾール−5−イ
    ル、1−メチルエチル−1H−テトラゾール−5−イル
    または1−(2−メトキシエトキシ)−メチル−1H−テ
    トラゾール−5−イルである請求項1に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 tetが1−メチル−1H−テトラゾール
    −5−イルである請求項1に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 tetが1−メチル−1H−テトラゾール
    −5−イルである請求項5に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 アミノ酸がL−アルギニンである請求項
    1に記載の化合物。
  10. 【請求項10】 アミノ酸がL−アルギニンである請求
    項8に記載の化合物。
  11. 【請求項11】 アミノ酸がリシンである請求項1に記
    載の化合物。
  12. 【請求項12】 アミノ酸がリシンである請求項8に記
    載の化合物。
  13. 【請求項13】 式、 【化3】 (式中、R1およびR4がそれぞれ独立して、水素、ハロ
    ゲン、C14アルキル、C14アルコキシまたはトリフ
    ルオロメチル;R2,R3,R5およびR6がそれぞれ独立し
    て、水素、ハロゲン、C14アルキルまたはC14アル
    コキシ; およびtetが 【化4】 、ここでR8は水素、C14アルキル、C14アルコキ
    シアルキルまたは(2−メトキシ−エトキシ)メチルであ
    る)で示される化合物(II)の製造法であって、 (a)式: 【化5】 の化合物(VII)を縮合剤の存在下、式: 【化6】 の化合物(VIII)と反応させて、式: 【化7】 の化合物(IX)を形成し、 (b)該化合物(IX)を酸と反応させて、式: 【化8】 の化合物(X)を形成し、 (c)該化合物(X)を塩基と反応させた後、酸と反応させ
    て、式: 【化9】 の化合物(VI)を形成し、 (d)該化合物(VI)をシンコニジンと反応させて、式: 【化10】 の化合物(XI)を形成し、次いで (e)該化合物(XI)をカップリング試薬または活性化剤
    と反応させて、化合物(II)を形成することを特徴とす
    る化合物(II)の製造法。
  14. 【請求項14】 縮合剤がKO−tAmまたはKO−t−
    Buである請求項13に記載の製造法。
  15. 【請求項15】 カップリング試薬が塩化ピバロイルま
    たはDCCである請求項13に記載の製造法。
  16. 【請求項16】 式、 【化11】 (式中、R1およびR4はそれぞれ独立して、水素、ハロ
    ゲン、C14アルキル、C14アルコキシまたはトリフ
    ルオロメチル;R2,R3,R5およびR6はそれぞれ独立し
    て、水素、ハロゲン、C14アルキルまたはC14アル
    コキシ; およびXは約0.45〜0.65である)で示
    される化合物。
  17. 【請求項17】 式、 【化12】 (式中、R1およびR4はそれぞれ独立して、水素、ハロ
    ゲン、C14アルキル、C14アルコキシまたはトリフ
    ルオロメチル;R2,R3,R5およびR6はそれぞれ独立し
    て、水素、ハロゲン、C14アルキルまたはC14アル
    コキシ; およびtetは 【化13】 、ここでR8は水素、C14アルキル、C14アルコキ
    シアルキルまたは(2−メトキシ−エトキシ)メチルであ
    る)で示される化合物(IX)の製造法であって、 式: 【化14】 の化合物(VII)を有機溶媒中縮合剤の存在下、式: 【化15】 の化合物(VIII)と反応させることを特徴とする化合
    物(IX)の製造法。
  18. 【請求項18】 式、 【化16】 (式中、R1およびR4はそれぞれ独立して、水素、ハロ
    ゲン、C14アルキル、C14アルコキシまたはトリフ
    ルオロメチル;R2,R3,R5およびR6はそれぞれ独立し
    て、水素、ハロゲン、C14アルキルまたはC14アル
    コキシ; およびtetは 【化17】 、ここでR8は水素、C14アルキル、C14アルコキ
    シアルキルまたは(2−メトキシ−エトキシ)メチルであ
    る)で示される化合物(XI)の製造法であって、 式: 【化18】 の化合物(IX)を酸と反応させた後、塩基、次いで酸と
    反応させ、次いで生成物をシンコニジンと反応させるこ
    とを特徴とする化合物(XI)の製造法。
  19. 【請求項19】 式、 【化19】 (式中、R1およびR4はそれぞれ独立して、水素、ハロ
    ゲン、C14アルキル、C14アルコキシまたはトリフ
    ルオロメチル;R2,R3,R5およびR6はそれぞれ独立し
    て、水素、ハロゲン、C14アルキルまたはC14アル
    コキシ; およびtetは 【化20】 、ここでR8は水素、C14アルキル、C14アルコキ
    シアルキルまたは(2−メトキシ−エトキシ)メチルであ
    る)で示される化合物(II)の製造法であって、 式: 【化21】 の化合物(XI)を、カップリング試薬または活性化剤と
    反応させることを特徴とする化合物(II)の製造法。
  20. 【請求項20】 式、 【化22】 (式中、R1およびR4はそれぞれ独立して、水素、ハロ
    ゲン、C14アルキル、C14アルコキシまたはトリフ
    ルオロメチル;R2,R3,R5およびR6はそれぞれ独立し
    て、水素、ハロゲン、C14アルキルまたはC14アル
    コキシ; およびtetは 【化23】 、ここでR8は水素、C14アルキル、C14アルコキ
    シアルキルまたは(2−メトキシ−エトキシ)メチルであ
    る)で示される化合物(IV)の連続的製造法であって、 式: 【化24】 の化合物(V)、ブロム化剤、遊離ラジカル開始剤およ
    びハロゲン化炭化水素溶剤からなる加熱溶液の連続流
    を、UVまたは可視光線に露光することを特徴とする化
    合物(IV)の連続的製造法。
  21. 【請求項21】 ブロム化剤が1,3−ジブロモ−5,5
    −ジメチルヒダントインである請求項20に記載の製造
    法。
  22. 【請求項22】 遊離ラジカル開始剤がジ(4−t−ブチ
    ルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネートである請
    求項20に記載の製造法。
  23. 【請求項23】 ハロゲン化炭化水素溶剤が塩化メチレ
    ンである請求項20に記載の製造法。
  24. 【請求項24】 加熱溶液の温度が約30〜35℃であ
    る請求項20に記載の製造法。
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