JPH0724230U - イカのロースター - Google Patents
イカのロースターInfo
- Publication number
- JPH0724230U JPH0724230U JP032703U JP3270393U JPH0724230U JP H0724230 U JPH0724230 U JP H0724230U JP 032703 U JP032703 U JP 032703U JP 3270393 U JP3270393 U JP 3270393U JP H0724230 U JPH0724230 U JP H0724230U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- squid
- conveyor mechanism
- roaster
- plate
- feed space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬入されるイカを適度な焼き具合で確実に搬
出する焼き効率が高効率なイカのロースターを提供す
る。 【構成】 前後一対の無端線条11、11に亘って焼板21を
並設状で且つ隣設状に多数架設してコンベア機構1を形
成し、且つ該コンベア機構1を上下に近接状に配設する
と共に各々逆方向に回転させて上下コンベア機構1、1
間にイカ100 を圧迫しながら搬送する送り空間4を形成
し、該上下のコンベア機構内空間2、2にバーナー手段
3、3を配設して送り空間4に臨むコンベア機構1、1
の搬送面部分を加熱するイカのロースターにおいて、前
記各焼板21を、鋳物板部21aと、その鋳物板部21aに交
換可能に取付られ表面にフッソ樹脂加工を施した金属製
平板21bとで構成する。
出する焼き効率が高効率なイカのロースターを提供す
る。 【構成】 前後一対の無端線条11、11に亘って焼板21を
並設状で且つ隣設状に多数架設してコンベア機構1を形
成し、且つ該コンベア機構1を上下に近接状に配設する
と共に各々逆方向に回転させて上下コンベア機構1、1
間にイカ100 を圧迫しながら搬送する送り空間4を形成
し、該上下のコンベア機構内空間2、2にバーナー手段
3、3を配設して送り空間4に臨むコンベア機構1、1
の搬送面部分を加熱するイカのロースターにおいて、前
記各焼板21を、鋳物板部21aと、その鋳物板部21aに交
換可能に取付られ表面にフッソ樹脂加工を施した金属製
平板21bとで構成する。
Description
【0001】
本考案はイカのロースターに関するものである。
【0002】
所謂焼きイカと呼称されるその製造は種々あるが、一般的にはイカをツボ抜き したり開きにした後、煮熟すると共に剥皮装置で皮を剥ぎ、水荒い水切りした後 調味つけし、その後ロースターで焼かれる。焼かれたイカは冷風で冷却した後、 上下一対の圧延ローラで圧延され伸展され、その後選別、制菌、包装等の工程を 経て製品となり保存される。 従来、上記製造工程過程で使用されるロースターは前後一対のチェーンに亘っ て鋳物製焼板を並設状に多数架設してコンベア機構を形成し、且つ該コンベア機 構を上下に近接状に配設して両コンベア機構間をイカを圧迫しながら搬送する送 り空間とすると共に上下のコンベア機構内空間にバーナー手段を備え、該バーナ ー手段で上記送り空間に臨むコンベア機構を加熱する構成にして、調味つけされ たイカを上下の鋳物製焼板で圧迫しながら焼いて搬出する構成になっている。
【0003】
ところで、調味したイカを鋳物製焼板、所謂鉄板で焼く場合には必然的に焦げ 付きが発生し、この焦げ付きが発生すると、イカが下流の工程へと速やかに搬出 されずにコンベア機構上を周回して焼き過ぎを発生させたり、逐次搬入されるイ カを妨害して満足する焼き具合にできない等、品質上に大きな問題を惹き起こす 。ことに焦げ付きの度合いが大きくなるキシロースやグルコース等の焼き色剤が 調味付け時に添加された場合には焦げ付きがより顕著化し、歩留まりが大幅に低 下し、一方では作業人員を増やして監視を強化して対処しなれけばならず、人件 費の高騰を招いてしまう。
【0004】 本考案は、上記従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、搬入 されるイカを適度な焼き具合で確実に搬出する焼き効率が高効率なイカのロース ターを提供することにある。
【0005】
上記目的を達成するために講じた技術的手段は前後一対の無端線条に亘って焼 板を並設状で且つ隣設状に多数架設してコンベア機構を形成し、且つ該コンベア 機構を上下に近接状に配設すると共に各々逆方向に回転させて上下コンベア機構 間にイカを圧迫しながら搬送する送り空間を形成し、該上下のコンベア機構内空 間にバーナー手段を配設して送り空間に臨むコンベア機構の搬送面部分を加熱す るイカのロースターにおいて、前記各焼板を、鋳物板部と、その鋳物板部に交換 可能に取付られ表面にフッソ樹脂加工を施した金属製平板とで構成したことを要 旨とする。
【0006】
上記技術的手段によれば、イカの上下の圧迫加熱面を構成する各焼板表面の塗 膜(フッソ樹脂の塗膜)がイカの焦げ付きを防止する。また、その塗膜(フッソ 樹脂の塗膜)に所期の焦げ付き防止機能が無くなる等所望時に所定厚の塗膜(フ ッソ樹脂の塗膜)と交換する。
【0007】
本考案は以上のように構成したので、搬入されたイカを上下から圧迫しながら も焼板に焦げ付かせることなく適度な焼き具合にして確実に搬出することができ る焼き効率が高効率なイカのロースターを提供することができる。 しかも、フッソ樹脂の塗膜が経年使用で薄膜化したり、傷付いたりして所期の 焦げ付き防止作用を発揮できなくった際に所定の焦げ付き防止作用を発揮する所 定厚のフッソ樹脂の塗膜と速やかに交換でき、永続的にイカの焦げ付きを防止す る上で非常に有効であり、しかも焼板全体を交換するものではないため、低廉下 で対処できる。
【0008】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図2は本実施例イカのロースターを示している。
【0009】 本実施例のロースターAは図示するように、上下関係をもって接近状に設置し た一対のコンベア機構1、1と、そのコンベア機構の1、1のコンベア機構内空 間2、2内に配設したバーナー手段3、3とで構成され、各々逆方向に回転する 両コンベア機構1、1間の送り空間4で圧迫しながらイカ100 を、上記送り空間 4に臨むコンベア機構1、1の搬送面部分で加熱して搬出する基本態様になって いる。
【0010】 上記コンベア機構1は前後一対の無端線条(本実施例ではチェーン)11、11に 亘って焼板21…を並設状で且つ隣設状に多数架設して形成され、バーナー手段3 、3で加熱された焼板21…で前記送り空間4内の調味つけされたイカ100 を焼き あげ且つ下流の工程である冷却工程へ搬出する機能がある。
【0011】 前記焼板21…は前後一対の無端線条11、11に亘る程度の長さを有する細長矩形 状を呈する鋳物板部21a…と、その鋳物板部21a…に交換可能に取付られ表面に フッソ樹脂加工を施した同一平面形状を呈する金属製平板21b…とで構成してあ る。
【0012】 上記金属製平板21b…は本実施例ではステンレス製であり、片面をフッソ樹脂 加工して焦げ付き防止用の所定厚の塗膜21b’…を成膜してなり、その塗膜21b ’部分を表面にして各鋳物板部21a…に積層状で且つ着脱可能に取り付けられて いる。
【0013】 金属製平板21b…を着脱可能に取り付ける手段はネジ止め、ボルト止め等の任 意の構造を採用する。一例としては金属製平板21bの裏側にナット部材(図示せ ず)を貼着やインサートによって固定しておき、鋳物板部21a裏側から貫通する ボルト(図示せず)をナット部材(図示せず)の螺子孔(図示せず)に螺着して 金属製平板21bを鋳物板部21aに取り付けることが提案できる。
【0014】 次に、本実施例イカのロースタAの作用を簡単に説明する。 上下のコンベア機構1、1の送り空間4内に搬入された調味済みのイカ100 は 逆方向に回転する搬送面、即ち送り空間4に臨む焼板21群で圧迫されながら下流 へと搬送される。送り空間4に臨む各焼板21はバーナー手段3、3で加熱される ため、鋳物板部21a、金属製平板21bを介してその熱がイカ100 に速やか伝達さ れ、送り空間4を通過した時点で適度な焼き具合にして搬出する。 焼きあげ時にはイカ100 は上下面共にフッソ樹脂からなる塗膜21b’…に接触 することから圧迫されながらも焦げ付くことはない。 仮に焦げ付き防止機能が永続的使用によって低下した場合には対象となってい る鋳物板部21aから金属製平板21bを外して所定厚の塗膜21b’を成膜した新し い金属製平板21bと交換すれば良い。
【0015】 尚、鋳物板部21aに直接フッソ樹脂加工を施さなかった理由は、鋳物板部21a の表面に塗膜(フッソ樹脂の塗膜)が成膜されると、平面平滑度が悪い鋳物板部 21aの影響を受けて塗膜21b’(フッソ樹脂の塗膜)の平面平滑度も悪くなって しまい、圧迫力にバラツキを発生させて焼き具合に微妙な食い違いを及ぼすから である。 また本考案はフッソ樹脂加工を施す金属製平板21bとしてステンレス製以外の ものを包含する。鋳物板部21aの熱を伝達でき、バーナー手段3の加熱量、送り 空間4の搬送時間等を参酌した上で送り空間4通過時に所定の焼き具合にできる ものではあれは、その条件に適合する所望の熱伝導率を有する材質のもので適宜 選択使用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例イカのロースタの斜視図で概略的に示
し、且つ上位のコンベア機構を2点鎖線で示す。
し、且つ上位のコンベア機構を2点鎖線で示す。
【図2】要部の拡大断面図。
A :ロースター 1 :コンベア機
構 11 :無端線条 100 :イカ 3 :バーナー手段 4 :送り空間 21 :焼板 21a:鋳物板部 21b:金属製平板 21b’:塗膜(フ
ッソ樹脂の塗膜) 2 :コンベア機構内空間
構 11 :無端線条 100 :イカ 3 :バーナー手段 4 :送り空間 21 :焼板 21a:鋳物板部 21b:金属製平板 21b’:塗膜(フ
ッソ樹脂の塗膜) 2 :コンベア機構内空間
Claims (1)
- 【請求項1】 前後一対の無端線条に亘って焼板を並設
状で且つ隣設状に多数架設してコンベア機構を形成し、
且つ該コンベア機構を上下に近接状に配設すると共に各
々逆方向に回転させて上下コンベア機構間にイカを圧迫
しながら搬送する送り空間を形成し、該上下のコンベア
機構内空間にバーナー手段を配設して送り空間に臨むコ
ンベア機構の搬送面部分を加熱するイカのロースターに
おいて、前記各焼板を、鋳物板部と、その鋳物板部に交
換可能に取付られ表面にフッソ樹脂加工を施した金属製
平板とで構成したことを特徴とするイカのロースター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032703U JP2504269Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | イカのロ―スタ― |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032703U JP2504269Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | イカのロ―スタ― |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724230U true JPH0724230U (ja) | 1995-05-09 |
JP2504269Y2 JP2504269Y2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=12366215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993032703U Expired - Lifetime JP2504269Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | イカのロ―スタ― |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504269Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5660A (en) * | 1979-06-11 | 1981-01-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Cassette loading unit |
JPS6435626A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-06 | Fujitsu Ltd | Word retrieving system |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP1993032703U patent/JP2504269Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5660A (en) * | 1979-06-11 | 1981-01-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Cassette loading unit |
JPS6435626A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-06 | Fujitsu Ltd | Word retrieving system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2504269Y2 (ja) | 1996-07-10 |
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Legal Events
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